当ブログはWeb広告を導入しています(景表法による表示)

DELL SE2426HGレビュー:前代未聞「240 Hz」が1.3万円・・・【買ってみたら失敗】

DELL SE2426HG:レビューまとめ

画面サイズ:24インチ |
解像度:フルHD |
パネル:Fast IPS |
リフレッシュレート:240 Hz |
HDR:10 |
バックライト:シングル |
保証:3年

(公開:2026/3/26 | 更新:2026/3/26

「DELL SE2426HG」の微妙なとこ

  • 応答速度がやや遅い
    (240 Hzの要件を満たさない)
  • 平凡なコントラスト比
  • 視野角がやや狭い
  • パネルの均一性が悪い
  • 内蔵スピーカーなし
  • 最低限のエルゴノミクス機能
  • ゲーマー向け機能が少ない
  • sRGBモードが不正確
  • 初期設定の色温度がズレてる
    (かんたんに修正できます)
  • 貧弱な性能のHDRモード

「DELL SE2426HG」の良いところ

  • 24インチでフルHD(ちょうどいい)
  • 最大240 Hzに対応
  • PS5で120 Hz(VRR)対応
  • 入力遅延が非常に少ない
  • 扱いやすいOSD設定画面
  • メーカー3年保証
  • 価格がとても安い

江戸時代から使われている有名なことわざ「安物買いの銭失い」といえば、もっぱら中華製の格安ハードウェアに使われます。

しかし、今回Amazonでわずか1.3万円で買ってきた「DELL SE2426HG」は、超一流ブランドメーカーDELL製でありながら・・・ 安物買いの銭失いがぴったり似合うゲーミングモニターです。

低価格で高画質な中華モニターが当たり前になる中、SE2426HGは画質も性能も時代遅れ。「激安で240 Hz対応」が魅力だと喧伝されがちですが、肝心の応答速度が240 Hzを満たしてません。

IPSパネルの割に視野角が狭いせいで、画面の端っこが薄暗く見えやすく、シンプルに画質もイマイチ。HDRモードは対応してるだけで実質的に意味のない機能。

「sRGBモード」が備わっているものの、グレースケールが緑色に偏っていてWebクリエイターやオフィスワーク的な使い方とも相性があまり良くないです。

ただただキャッチーなセール価格だけが目立ったメリットで、価格が安い以外の利点がわずか。しいていえば「HDMI VRR」対応は嬉しいくらい。

PS5で120 Hz(VRR)対応、Nintendo Switch 2も120 Hz(HDR)に対応します。ゲーム機と互換性が高いモニターをとにかく安く買うなら、SE2426HGを検討する余地あり。

DELL / サイズ : 24インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 240 Hz / パネル : Fast IPS / 保証 : 3年
参考価格
※2026/3時点
Amazon

「DELL SE2426HG」の用途別【評価】

使い方評価※
FPSやeSports(競技ゲーミング)
最大240 Hz対応ですが、応答速度に問題があります。
ソロプレイゲーム(RPGなど)
色域が狭くて派手さに欠ける画質で、没入感のある体験は難しいです。
一般的なオフィスワーク
文字がそれなりにクッキリと見え、フリッカーフリーも対応。ただし、「sRGB」モードの精度が悪いです。
プロの写真編集・動画編集
プロの写真編集や動画編集に必要な色域が不足しています。「DCI-P3」「AdobeRGB」モードもなく、出荷時校正もありません。プロ用途に不適切です。
HDRコンテンツの再現性
最低グレードのDisplay HDR 400すら合格できない、あまりに貧弱なHDR性能です。根本的に性能が足りおらず、HDRコンテンツの再現性に乏しいです。

※用途別評価は「価格」を考慮しません。用途に対する性能や適性だけを評価します。

「DELL SE2426HG」レビューは以上です。

もっと詳しく測定データや比較データを見れば、他の代替案にするか、このままDELL SE2426HGで即決する かヒントになるかもしれません。

やかもち
本当は「B+」ランクに片足突っ込んでるけど、約1.3万円もの圧倒的な安さが考慮されて「A」に残りました。メーカー定価(約2万円)なら、特に買う理由は見当たりません。

DELL SE2426HG:画質レビュー

初期設定の画質とおすすめ設定

初期設定
(クリックで画像拡大)
手動で調整
(クリックで画像拡大)

左側が箱から出してばかりの初期設定です。

Amazonの口コミで黄ばみを訴える人をぽつぽつと見かけますが、実際には緑色に見えます

いつもどおり、6504Kに合わせたモニターを見ながら、キャリブレーター(測定機材)も使って調整した画質が右側です。緑っぽさを抑え、気持ちちょっとだけ寒色に寄せました。

手動でキャリブレーション(調整)する設定
  • モード:カラーのカスタマイズ
  • 明るさ:100
  • 色温度:ユーザー
  • 赤:97
  • 緑:92
  • 青:93

※画面の明るさは好みに合わせて調整してください。

マニュアル調整後
※クリックすると画像拡大
手動で調整後のガンマカーブ手動で調整後の色温度

手動調整後のガンマカーブとグレースケール(色温度)グラフです。

色温度は割と直せますが、ガンマカーブはお手上げです。暗部階調がどうしても高ガンマにずれる傾向が強く、画面が黒つぶれ気味。

基本的な「画質」を測定して比較

X-rite i1 Pro 2 + Calibrite Display Plus HL
X-rite / タイプ:分光測色計(分解能:3.3 nm) / 輝度:0.200~5000 cd/m²
calibrite / タイプ:比色計 / 輝度:0.002~10000 cd/m² / 備考:i1 Pro 2でMatrix補正済み

ちもろぐでは、2種類の測定機材を使って今回レビューする「DELL SE2426HG」の画質を深堀りします。

  1. 分光測色計:X-rite i1 Pro2
    (Spectrophotometer)
  2. 比色計:Calibrite Display Plus HL
    (Colorimeter)

分光測色計は、数値が書いてある正確な定規だとイメージしてください。単品でモニターの色や明るさを正確に測定できます。しかし、黒色の測定が不正確だったり、暗い色の測定がすごく遅いです。

だから比色計もセットで使います。比色計は単品だと誤差が大きく使いづらいですが、分光測色計を使って誤差を修正可能です。

Matrix補正と呼ばれる誤差修正を掛けたあとの比色計なら、分光測色計と大差ない精度を得つつ、もっと深い黒色の測定と暗い色の高速測光が可能です。

色の鮮やかさを比較
※クリックすると画像拡大
DCI P3色域
(カバー率で比較)
Rec.2020色域
(カバー率で比較)
DELL SE2426HGレビュー(DCI P3カバー率の比較)DELL SE2426HGレビュー(Rec.2020カバー率の比較)
色域カバー率(CIE1976)
DELL SE2426HGレビュー(色域カバー率)
規格CIE1931CIE1976
sRGBもっとも一般的な色域99.8%99.1%
DCI P3シネマ向けの色域82.2%89.6%
Adobe RGBクリエイター向けの色域78.4%89.3%
Rec.20204K HDR向けの色域59.2%66.1%

DELL SE2426HGで表示できる色の広さ(色域カバー率)を測定したxy色度図です。

もっとも一般的な規格「sRGB」で約100%をカバー。HDRコンテンツで重要なシネマ向けの規格「DCI P3」は約90%カバーします。

印刷前提の写真編集で重視される「AdobeRGB」規格のカバー率は約90%です。

過去の傾向からして、色の広さは量子ドット液晶 > タンデムOLED > 量子ドットVA = QD-OLED > 広色域な液晶 = OLED > 普通の高色域パネル > 平凡な液晶パネル > TNパネルの順に並びます。

「色域」は色の鮮やかさに深く関係する性能で、多くの一般人が「画質」だと感じ取っている重要なスペックです。

DELL SE2426HGはごく普通のFast IPSパネルを採用しており、色域も平凡です。

DCI P3色域とAdobeRGB色域どちらも90%すら超えず、体感できるほど色がくすんで見えます

一応、SDRコンテンツに十分な色域ですが、最近増えている広色域なIPSパネルと比較して鮮やかさが物足りないでしょう。

画質の向上に過度な期待は禁物です。

やかもち
画質に期待して買うなら、DCI P3:95%以上をおすすめします。
コントラスト比を比較
※クリックすると画像拡大
チェッカーパターン
(Inf : 1)
マダムヘルタ
(50000 : 1)
測定グラフ測定値
DELL SE2426HGレビュー(コントラスト比の比較)
  • コントラスト比:1352
    設定による変動幅:1000~

コントラスト比(実測)は1352:1です。

平均的なIPSパネル(1100:1)よりやや高いです。といっても体感できるほど黒が黒いわけでもなく、ふつうに白浮きが見えます。

暗い部屋でコントラスト比の高い映像を見ると、画面全体が白っぽく見え、コントラスト感を大きく損ないます。

色ムラ(輝度ムラ)
※クリックすると画像拡大

色が均一の静止画コンテンツを見ている時間が長いオフィスワークで、気にする人が多い「色ムラ」をチェック。

均一性(色ムラ)
※クリックすると画像拡大
色ムラを比較色ムラを測定
DELL SE2426HGレビュー(色ムラ)DELL SE2426HGレビュー(色ムラ)
  • 最大:301 cd/m²
  • 最低:231 cd/m²
  • 平均値:8.40%

色ムラ(輝度ムラ)の測定結果は平均値で8.4%です。

エッジライト型の液晶パネルによくある色ムラ具合で、最近トレンドな直下型Mini LED液晶と比較して、大きく劣ります

画面の中央のみ均一な表示ができ、パネルの四隅に近いほど薄暗く見える「IPSグロー」現象が顕著です。

動きが大きいゲームプレイや動画コンテンツならそこまで気にならないですが、オフィスワークなどで動きの少ないコンテンツを眺めていると、パネル四隅の暗さに気づきます。

色温度の分布は悪くないです。画面の上半分が緑色に偏りやすく、逆に下半分はクールな寒色に偏っています。

平均値が低くても、バラツキ(偏差)が大きい色温度です。

画面の明るさ
※クリックすると画像拡大
明るさ:0%明るさ:100%
測定グラフ測定値
DELL SE2426HGレビュー(画面の明るさ)
  • 最大輝度:308 cd/m²
  • 最低輝度:38 cd/m²
  • 34%で:120 cd/m²

画面の明るさは最大で約310 cd/m²まで上げられ、SDRコンテンツを見るのにとりあえず十分な明るさです。なお、24インチで300 cd/m²程度だと、筆者の目から見て暗く感じます。350~360 cd/m²は欲しいです。

最低輝度(0%設定)は約38 cd/m²まで下げられ、そこそこ画面を暗くできます。平均的なモニターが約40 cd/m²だから、わずかに平均を上回る性能です。

眼精疲労などが理由で、夜間に暗い画面を好む人にとって嬉しい仕様です。目にやさしいらしい120 cd/m²前後は設定値34%でほぼ一致します。

HDRモード時の画質を詳しく測定

Colorimetry Research CR-100
Colorimetry Research / タイプ:比色計 / 輝度:0.0007 ~ 5140 cd/m² / 備考:i1 Pro 2でProbe Matching補正済み

モニターの色と明るさを超高速かつ正確に測定できる機材「CR-100」を使って、「DELL SE2426HG」のHDR性能をテストします。

やかもち
SE2426HGが約70~80台も買えるくらい高価な超ハイエンド機材です。
HDRの明暗差を比較
※クリックすると画像拡大
HDRの明るさ
(全画面で比較)
HDRコントラスト比
(リアル値で比較)
DELL SE2426HGレビュー(HDRの明るさ)DELL SE2426HGレビュー(HDRのコントラスト比)

DELL SE2426HGはメーカー仕様表で「HDR10」対応をアピールします。Display HDR認証をアピールしないため、おそらく性能はおまけ程度。実際のHDR性能がどうなっているかチェックします。

HDRコントラスト比Colorimetry Research
CR-100で測定した結果
全画面1391 : 1
10%枠1391 : 1
3×3パッチ1391 : 1
5×5パッチ1391 : 1
7×7パッチ1391 : 1
9×9パッチ1391 : 1

テストパターン別にHDRコントラスト比を測定した結果、ワーストケースで1391 : 1でした。

表示される内容に関係なく、約1400:1前後のコントラスト比です。

HDRの明るさ精度
※クリックすると画像拡大
モード別に比較
(APL 25%で比較)
APL別に比較
(ベスト設定で比較)
DELL SE2426HGレビュー(PQ EOTF)DELL SE2426HGレビュー(PQ EOTF)

HDRモード時の明るさが正しいか、PQ EOTF追跡グラフで測定します。

DELL SE2426HGは非常に正確なPQ EOTFグラフです。

黒に近い階調はパネルの限界でまったく追従できないですが、中間階調からピーク輝度まで一貫してキレイに追従します。

やかもち
なお、HDRモード時は設定値が固定されます。3つのモードがありますが、どれを使ってもほぼ同じです。
HDRの持続性能
※クリックすると画像拡大
面積比と輝度
(APL別に比較)
経過時間と輝度
(APL別に比較)
DELL SE2426HGレビュー(APL別のHDR輝度)DELL SE2426HGレビュー(APL別のHDR持続輝度)

HDRの持続性能はDisplay HDR 400認証ラインにすら届かないです。面積に関係なく、300 cd/m²台がやっとです。

HDRの色精度
※クリックすると画像拡大
Rec.2020
(彩度ポイント)
D65
(グレースケール)
DELL SE2426HGレビュー(HDR時の色精度)DELL SE2426HGレビュー(HDR時の色精度)
DELL SE2426HGレビュー(HDR時の色精度)
  • Red ΔE:3.85(7.5)
  • Green ΔE:5.98(10.8)
  • Blue ΔE:3.10(5.0)
  • Yellow ΔE:5.27(9.5)
  • Cyan ΔE:6.15(10.0)
  • Magenta ΔE:3.95(7.2)
  • Rec.2020 ΔE:4.72(10.8)
    (vs Absolute Value)

HDR規格(Rec.2020色域)に対する色精度は平凡。最大ΔE = 10.8、平均ΔE = 4.72でした。

PQ EOTF追跡グラフが正確でも、Rec.2020色域の不足と、グレースケール(D65)が全体的に緑色に偏っているせいで色精度を落とします。

明るいシーンで比較
※クリックすると画像拡大
レビュー対象
(DELL SE2426HG)
比較:OLED
Sony INZONE M10S
DELL SE2426HGをレビュー(HDRを試して比較写真)HDRを試して比較写真
HDRを試して比較写真HDRを試して比較写真
比較:HDR 1000
Titan Army P275MV-A
比較:HDR 1400
TCL 32R84

HDRゲームの代表例「FF16」で、明るいHDRシーンを比較しました。

フェニックスが光り輝く当該シーンにて、SE2426HGは約310 cd/m²まで明るさが上昇し、フェニックスの姿がうっすらと白飛びします。

フェニックスの細かい階調表現(1600 cd/m²超)を描写するには、あまりにも輝度が低いです。

HDRゲームの明るさ測定
※クリックすると画像拡大
Final Fantasy XVI
(フェニックス戦)
Ghost of Yōtei
(羊蹄平)
DELL SE2426HGをレビュー(HDRを試して比較写真)DELL SE2426HGをレビュー(HDRを試して比較写真)
DELL SE2426HGレビュー(HDR時の色精度)DELL SE2426HGレビュー(HDR時の色精度)

HDRゲーム時の明るさを測定しました。

恐ろしく明るいフェニックス戦(FF16)でピーク時に310 cd/m²前後、まったく明るさが足りてません。

優れたHDR効果で知られるGhost of Yōteiでは、ピーク時に約310 cd/m²ほど。やはり、明るさが弱いです。

やかもち
鮮やかさ(彩度)もひどいです。
暗いシーンで比較
※クリックすると画像拡大
レビュー対象
(DELL SE2426HG)
比較:OLED
ASUS XG32UCWMG
DELL SE2426HG 比較写真(ローカル調光)HDRを試して比較写真
HDRを試して比較写真HDRを試して比較写真
比較:IPS + Mini LED
Titan Army P275MV-A
比較:IPS + Edge LED
(KTC H27P6)

DELL SE2426HGは、エッジライト型バックライトなため、コントラスト比をロクに稼げず白浮きが目立ちます。明るさも貧弱です。

VESA Display HDR
HDR性能のテスト結果
比較テスト対象
DELL SE2426HG
ターゲット規格
Display HDR 400
画面の明るさ
  • ピーク時
    307 cd/m²
  • 全白フラッシュ
    306 cd/m²
  • 全白持続
    306 cd/m²
  • ピーク時
    400 cd/m² 以上
  • 全白フラッシュ
    400 cd/m² 以上
  • 全白持続
    320 cd/m² 以上
黒色輝度
  • 0.22 cd/m²
  • 0.4 cd/m² 以下
コントラスト比
  • 1395:1
  • 1300 : 1 以上
色域
  • sRGB:99.8%
  • DCI P3:82.2%
  • sRGB:99%以上
  • DCI P3:90%以上
色深度
  • 10 bit
    (8 bit + FRC方式)
  • 10 bit
    (8 bit + FRC方式)
ローカル調光
  • エッジライト方式
    (シングルバックライト)
  • 主にエッジライト方式

最後に、VESA Display HDR認証を満たしているか測定チェック。

DELL SE2426HGは、Display HDR 400認証すらパスできない、必要最低限を下回る性能を確認できました。

パネルの反射加工と文字の見やすさ

パネルの反射加工
(クリックで画像拡大)
明るい部屋暗い部屋
パネルの反射加工パネルの反射加工
パネルの反射加工パネルの反射加工

DELL SE2426HGに施されたパネル表面加工をチェックします。

典型的なよくあるノングレア(マット)」加工です。

INNOCNやTITAN ARMYが使うノングレア加工よりも、ザラつき粒度が大きく透過度も悪いです。表面の反射に敏感な人は、画面の表面に油脂のような「にじみ」を感じ取るかもしれません。

ゲーム用途なら特に問題ないものの、テキストを凝視する使い方(オフィスワークなど)と相性は良くなさそうです。

テキストの視認性
(クリックで画像拡大)
文字のドット感
(密度:92 ppi)
実際の表示例
(距離:30 cm)
DELL SE2426HGレビュー(テキストのくっきり感)

文字のドット感(見やすさ)はそこそこ鮮明です。

テキスト表示に有利なRGB配列のIPSパネルに、100 ppi前後のスタンダードな画素密度を備えます。ただし、ここ最近主流になりつつあるWQHDモニターと比較して、つぶつぶ感が目立ちます。

パネルの物理的特性
(クリックで画像拡大)
ピクセル拡大図
(ピクセル配列:RGWB)
スペクトラム分析
(確定:W-OLED)
DELL SE2426HGレビュー(画素ドット)DELL SE2426HGレビュー(スペクトラム)

マクロレンズでパネルの表面を拡大した写真です。

PCモニター用途(Windows)に相性がいい、RGBストライプ配列の画素レイアウトです。ドットがボヤけて見えるのは、パネル表面のノングレア加工が原因です。

パネル技術をスペクトラム波長分析※で調べます。

三原色のうち、緑色が穏やかに立ち上がり、赤色に凹みが入る特徴的な波長パターンから「KSF蛍光体(KSF Phosphor)だと分かります。

今もっとも広く使われている、色域を拡張する技術です。しかし、DELL SE2426HGの場合、スペクトルのピーク波長がズレているため色域をあまり伸ばせません。

ついでにブルーライト含有量を調べたところ、約28%でした。モード:カラーのカスタマイズで利得(青色)をちょっと減らすだけで、TUV Rheinlandブルーライト認証に必要な25%未満を達成できます。

※ 分光測色計「X-rite i1 Pro 2」を使って、3.3 nm単位で波長を分析します。

パネルの視野角(見える範囲)チェック

視野角の広さ
※クリックすると画像拡大
縦方向(垂直)横方向(水平)
DELL SE2426HGレビュー(視野角)DELL SE2426HGレビュー(視野角)

一般的にIPSパネルは視野角が広いですが、安物のFast IPSパネルは角度によって暗く見えます。画面の端が薄暗く見えるのも、狭い視野角が原因のひとつです。

隣の席から覗き込んだり、リクライニングで傾けて見ると、画面が薄暗く見えます。

DELL SE2426HG:ゲーミング性能

ゲーム性能(応答速度)の測定と比較

↑こちらの記事で紹介している方法で、DELL SE2426HGの「応答速度」を測定します。

60 Hz時の応答速度
※クリックすると画像拡大
残像感
(UFO追尾ショット)
30パターン測定
(10~90%範囲を測定)
DELL SE2426HGレビュー(応答速度の比較)DELL SE2426HGレビュー(応答速度の比較)
  • 平均:6.21ミリ秒
  • 最速:3.04ミリ秒
  • 最遅:9.82ミリ秒
  • エラー:0.0%

60 Hz時の応答速度は平均6.21ミリ秒を記録します。

60 Hzに必要十分な応答速度を満たしますが、ホールドボケ現象(= 60 Hzそのもの)が原因で、残像感がそれほど減らないです。

60 Hzが重要な用途:Nintendo Switch、Play Station 4(PS4)など、最大60 Hz対応のゲーム機
120 Hz時の応答速度
※クリックすると画像拡大
残像感
(UFO追尾ショット)
30パターン測定
(10~90%範囲を測定)
DELL SE2426HGレビュー(応答速度の比較)DELL SE2426HGレビュー(応答速度の比較)
  • 平均:6.15ミリ秒
  • 最速:2.87ミリ秒
  • 最遅:9.09ミリ秒
  • エラー:0.0%

120 Hz時の応答速度は平均6.15ミリ秒を記録します。120 Hzに必要十分な応答速度(< 8.33 ms)をなんとか達成です。

残像感をかなり軽減できています。

120 Hzが重要な用途:Nintendo Switch 2、Play Station 5(PS5)など、最大120 Hz対応のゲーム機
240 Hz時の応答速度
※クリックすると画像拡大
残像感
(UFO追尾ショット)
30パターン測定
(10~90%範囲を測定)
DELL SE2426HGレビュー(応答速度の比較)DELL SE2426HGレビュー(応答速度の比較)
  • 平均:5.78ミリ秒
  • 最速:2.22ミリ秒
  • 最遅:9.29ミリ秒
  • エラー:0.0%

240 Hz時の応答速度は平均5.78ミリ秒を記録します。

240 Hzに必要十分な応答速度(< 4.17 ms)をまったく満たせず、残像感がまだ目立っています。

オーバードライブ機能を調整して、応答速度と残像感をさらに改善できないかチェックします。

OD機能の効果
※クリックすると画像拡大
応答速度の比較
平均値5.78 ms4.54 ms2.10 ms
最速値2.22 ms2.56 ms0.64 ms
最遅値9.29 ms7.13 ms3.46 ms
平均エラー率0.0 %1.2 %30.6 %
累積遷移
(変動電圧 x 時間)
14.5 mVs12.3 mVs11.5 mVs

DELL SE2426HGのオーバードライブ機能は、3段階(高速 / 超速 / 最速)から調整できます。

「最速」モードは効きすぎて平均エラー率が増えすぎます。「超速」モードがいい感じですが、効き目がやや足りなくて応答速度が240 Hzに達しませんでした。

消去法で、「超速」がおすすめOD設定です。

累積遷移:オーバードライブ時のエラー(オーバーシュート等)も含んだ、次世代の応答速度指標。
残像感を比較
※クリックすると画像拡大
レビュー対象
(DELL SE2426HG)
比較:OLED
ASUS PG27AQWP-W
残像感の比較写真残像感の比較写真
残像感の比較写真残像感の比較写真
比較:Fast IPS
GRAPHT GR2532DML
比較:Fast HVA
TCL 32R84

明瞭感(モーション性能)はそこそこ良好です。応答速度が間に合っていないのでディティール感が悪いものの、安い価格を考慮すれば許容できます。

ゲーム映像で比較※クリックすると画像拡大
VALORANT
タルコフ
Apex

ゲームプレイ録画から抽出したスクリーンショットを、毎秒1280ピクセルで動かして、追尾カメラで撮影した比較写真です。

同じリフレッシュレートでも、応答速度によって映像のキレ(明瞭感)がかなり違います。eSportsタイトルに使える性能ですが、過度な期待は持たないように。

応答速度を比較
※クリックするとグラフ拡大
60~90 Hz100~220 Hz240 Hz以上
DELL SE2426HGレビュー(60Hz 応答速度の比較)DELL SE2426HGレビュー(120Hz 応答速度の比較)DELL SE2426HGレビュー(240Hz~ 応答速度の比較)
  • 実績平均値:3.83ミリ秒
  • レビュー機:3.76ミリ秒

ちもろぐに記録した過去121件のデータから、DELL SE2426HGの応答速度(120 Hz)は平均的です。

  • 実績平均値:3.13ミリ秒
    (OLED込み:2.07ミリ秒)
  • レビュー機:4.54ミリ秒

240 Hz時の応答速度平均を大きく下回る成績です。

やかもち
240 Hzモニターなら、最低でも4.17ミリ秒を割って欲しいですね。実質220 Hz相当の性能です。

ゲーム性能(入力遅延)の測定と比較

入力遅延を比較
※クリックすると画像拡大
比較グラフ測定値
(クリック100回の平均値)
DELL SE2426HGレビュー(入力遅延の比較)
  • 240 Hz:
    2.5ミリ秒
  • 120 Hz:
    4.4ミリ秒
  • 60 Hz:
    8.6ミリ秒

DELL SE2426HGで、左クリック100回分の入力遅延を測定しました。

リフレッシュレート60 ~ 720 Hzまで、安定して目標の16ミリ秒を下回る良好な入力遅延です。ほとんどの人が入力遅延を体感できません

VRR(G-SYNC互換モード)の影響もなかったです。

2024年7月より「入力遅延(Input Lag)」の新しい測定機材を導入しました。

クリック遅延がわずか0.1ミリ秒しかないゲーミングマウス「Razer Deathadder V3」から左クリックの信号を送り、画面上に左クリックが実際に反映されるまでにかかった時間を測定します。

入力遅延の測定範囲
  1. マウスから左クリック
  2. CPUが信号を受信
  3. CPUからグラフィックボードへ命令
  4. グラフィックボードがフレームを描画
  5. ゲーミングモニターがフレーム描画の命令を受ける
  6. 実際にフレームを表示する(ここは応答速度の領域)

新しい機材は1~6の区間をそれぞれ別々に記録して、1~4区間を「システム処理遅延」、4~5区間を「モニターの表示遅延(入力遅延)」として出力可能です。

なお、5~6区間は「応答速度」に該当するから入力遅延に含めません。応答速度と入力遅延は似ているようでまったく別の概念です。

フリッカーフリー(画面のちらつき)を測定

フリッカーフリーを検証
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HGレビュー(フリッカーフリー)
  • 明るさ100%:0 Hz(フリッカーフリー)
  • 明るさ75%:0 Hz(フリッカーフリー)
  • 明るさ50%:0 Hz(フリッカーフリー)
  • 明るさ25%:0 Hz(フリッカーフリー)
  • 明るさ0%:0 Hz(フリッカーフリー)
フリッカーの基準結果
一般的な基準
0 Hz または 300 Hz以上
問題なし
(0 Hz)
TUV Rheinland認証
0 Hz または 3000 Hz以上
問題なし
(0 Hz)

実際にオシロスコープを使ってフリッカーの有無をテストした結果、明るさ0~100%までフリッカーが一切検出されません

「0 Hz」だから一般的な基準とTUV Rheinland基準どちらも合格できます。

VRRフリッカーを検証
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HGレビュー(VRRフリッカー)
  • VRR有効時:目視で確認
  • VRRなし:フリッカーフリー

VRR(G-SYNC互換モードなど)有効時に発生する「VRRフリッカー」もテストします。

DELL SE2426HGは、フレームレートが急激に乱高下したときに、やや明るいグレー階調で「ちらつき」が発生します。

目視でわずかに見える程度ですが、ちらつきに敏感な人なら気づく可能性があります。

対策はとても簡単です。VRRを使わない(固定リフレッシュレート)か、可能な限りPCスペックを強化したりグラフィック設定を妥協して240 fps前後を維持できるようにします。

フレームレートの乱高下を防ぎさえすれば、ちらつきは一切発生しないです。

VRRフリッカーをテスト

VRRフリッカー(VRR Flicker)は、画面が暗いシーンでフレームレートが激しく変動すると発生する確率が大幅に跳ね上がります。

ちもろぐでは、アクションRPG「鳴潮」にてフレームレートを10 fpsからモニター側の最大fpsまで動かします。

モニターの至近距離に設置された光学センサーを経由して、オシロスコープが明るさの変化をマイクロ秒(10万分の1秒)単位で記録する仕組みです。

記録されたグラフが乱高下していれば「VRRフリッカー」の検出に成功です。逆に、何もなく平坦で一直線なグラフが記録されればフリッカーは皆無と判断できます。

ゲーム機の対応状況(PS5とSwitch 2)

PS5の対応状況
DELL SE2426HGをレビュー(PS5の対応状況)
設定60 Hz120 Hz
フルHD1920 x 1080対応PS5 VRR:対応対応PS5 VRR:対応
WQHD2560 x 1440
4K3840 x 2160

PS5でフルHD(最大120 Hz)に対応します。

HDMI 2.1端子にHDMI VRR機能が搭載されているため、「PS5 VRR」もすべて対応可能です。なお、24 ~ 30 Hzは非対応で、最低50 Hzからサポートします。

初期設定の時点でFreeSync(HDMI VRR)が有効化済みです。
Switch 2の対応状況
DELL SE2426HGをレビュー(Nintendo Switch 2の対応状況)
設定60 Hz120 Hz
フルHD1920 x 1080対応HDR:対応対応HDR:対応
WQHD2560 x 1440
4K3840 x 2160Switch 2は非対応
「Nintendo Switch 2 のひみつ展」
※クリックすると画像拡大

有料ソフト「Nintendo Switch 2 のひみつ展」で実際に120 Hz + HDR(10 bit)信号を出力させて、モニターが暗転せずにゲーム画面を表示できるかをチェックします。

暗転しなければ問題なし、暗転して解像度が下がってしまったら互換性なし、と判断します。

任天堂 / 対応ハード:Nintendo Switch 2 / タイプ:オンラインコード版

Nintendo Switch 2(ドックモード)で、フルHD(最大120 Hz)対応します。HDR(10 bit)出力も問題なし

最大18 GbpsのHDMI 2.0ポートですが、フルHDでSwitch 2の互換性をクリアするのに十分です。

ゲーム機の120 Hz動作について

PS5 / PS5 Pro / Nintendo Switch 2など。120 Hz対応ゲーム機で、実際にゲーム側が120 Hz(120 fps)で動くかどうかは、もっぱらゲーム次第です。

ゲーム側が120 Hzをサポートしていなかったら意味がありません。プレイする予定のゲームが120 Hzに対応しているか、事前によく調べてください。

ゲーミングPCで使えるリフレッシュレート

ゲーミングPCの映像端子(HDMIやDisplay Port)にDELL SE2426HGを接続して、ディスプレイの詳細設定から使えるリフレッシュレート一覧をチェックします。

対応リフレッシュレート
※クリックすると画像拡大
HDMI 2.0
(14.40 Gbps)
Display Port 1.4
(25.92 Gbps)
対応リフレッシュレート対応リフレッシュレート
  • HDMI 2.0
    (240 / 165 / 120 / 60 / 50 Hz)
  • Display Port 1.4
    (240 / 165 / 120 / 60 / 50 Hz)

DELL SE2426HGがパソコンで対応しているリフレッシュレートは以上のとおりです。

HDMI 2.0で最大240 Hzまで、Display Port 1.4も最大240 Hzに対応します。

レトロなゲーム機で役に立ちそうな23.98 ~ 24 Hz範囲は非対応です。

圧縮転送「DSC」切り替え機能

DELL SE2426HGは、圧縮転送モード「DSC(Display Stream Compression」を明示的に切り替え不可能です。

DSC無効時
対応リフレッシュレート
端子SDR
(8 bit @ RGB)
HDR
(10 bit @ RGB)
HDMI 2.1
DP 2.1

CRU(Custom Resolution Utility)によるカスタム解像度や、NVIDIA DSR(DLDSR)を使いたいマニア志向のユーザーにとってやや不便な仕様です。

VRR機能(可変リフレッシュレート)
※クリックすると画像拡大
  • AMD FreeSync
  • G-SYNC互換モード
    (HDMIとDisplay Portで使用可能)

フレームレートとリフレッシュレートを一致させて「ティアリング」を防ぐ効果がある、VRR機能はHDMIとDisplay Portどちらも使用可能です。動作範囲は48~240 Hzです。

LFC(低フレームレート補正)対応ハードウェアの場合は、48 Hzを下回ってもVRRが機能します。

競技ゲーマー向け機能をチェック

  • 暗所補正
    暗い部分を明るく補正する機能
  • 鮮やかさ補正
    色の付いた部分を強調する機能
  • 残像軽減
    残像をクリアに除去する機能

DELL SE2426HGは、3つある主要な競技ゲーマー向け機能のうち1つだけ対応します。そのほか、クロスヘア(十字線)やフレームレートを表示する機能もあります。

機能チェック:暗所補正
「暗さスタビライザー」
※クリックすると画像拡大
Apex LegendsEscape from Tarkov

「暗さスタビライザー」モードは、暗い部分を見やすく視認性を向上するモードです。

  • Lv0(無効)
  • Lv1~Lv3

全4段階から調整できます。

Lv3モードで黒に近い階調と中間階調をいい感じに持ち上げてくれます。暗いゲームがそこそこ明るく見え、視認性が向上します。

もちろん、Zowie「Black eQualizer」やASUS「Shadow Boost AI」などと比較して、補正効果の絶対量は届かないです。

DELL SE2426HG:クリエイター適性

色精度を比較
※クリックすると画像拡大
グレーの精度
(dE2000で比較)
色の精度
(dE2000で比較)

DELL SE2426HGは初期設定の時点で、色もグレーも精度が合ってません。

幸い、色の精度を必要とするクリエイター用に、「sRGB」モードを実装済み。

キャリブレーションレポートこそ付属しませんが、DELLのモニターなら多少の期待は持てます。どれくらい色精度が高いか実際に測定します。

「sRGB」モードと色精度(dE2000)

sRGBモードの精度
※クリックすると画像拡大
テスト内容
(dE2000)
測定グラフ
色域制限
グレースケール
色(彩度ポイント)
ガンマカーブ

DELL SE2426HGの「sRGBモード」は基本的に使えないです。

せっかくsRGB色域にほぼぴったり一致する正確な色域制限を実装できているのに、色温度(グレースケール)は緑色が強すぎて派手にズレています。ガンマカーブ(sRGB Gamma 2.2 Relative)は見事です。

色の精度がΔE = 2.25で、グレーの精度はΔE = 5.34と・・・どちらも基準値(< 2.0)を超えています。

「DCI P3」と「AdobeRGB」は・・・?

DCI-P3モードの精度
※クリックすると画像拡大
テスト内容
(dE2000)
測定グラフ
色域制限
グレースケール
色(彩度ポイント)
ガンマカーブ

「DCI P3モード」モードは未実装です。

AdobeRGBモードの精度
※クリックすると画像拡大
テスト内容
(dE2000)
測定グラフ
色域制限
グレースケール
色(彩度ポイント)
ガンマカーブ

「AdobeRGB」モードは未実装です。

DELL SE2426HG:本体デザインと機能

パッケージ開封と組み立て工程

開封の儀
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HG レビュー(開封)DELL SE2426HG レビュー(開封)

簡素な段ボールに「DELL」のロゴが印刷されたシンプルなパッケージです。サイズは62 x 40 x 12 cm(140サイズ)です。

矢印マークを天井に向けてから開封して、梱包材まるごと全部引っ張り出します。

薄っぺらいけど剛性はそこそこある再生紙ベースの梱包材に、がっちり梱包されています。上の段に付属品、下の段にゲーミングモニター本体が収まってます。

組み立て工程
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HG レビュー(組み立て)DELL SE2426HG レビュー(組み立て)
DELL SE2426HG レビュー(組み立て)DELL SE2426HG レビュー(組み立て)
  1. 付属のモニタースタンドとアームを用意
  2. 本体にアームを挿し込み固定
  3. アームの底面にスタンドを合体
  4. 組み立て完成(2分くらい)

ゲーミングモニターで定番のドッキング方式です。プラスドライバーが不要なツールレス設計でかんたんに組み立てられます。

付属品をざっくり紹介

付属品
※クリックすると画像拡大
一覧ACアダプター
DELL SE2426HG レビュー(付属品)DELL SE2426HG レビュー(ACアダプター)
  • 電源ケーブル
  • HDMIケーブル
  • 規制ガイドライン
  • 説明書
  • 電源内蔵モデル
「付属品」についてメモ

必要最低限の付属品です。

外観デザインを写真でチェック

外観デザイン
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HG レビュー(デザイン 実物写真)DELL SE2426HG レビュー(デザイン 実物写真)
DELL SE2426HG レビュー(デザイン 実物写真)DELL SE2426HG レビュー(デザイン 実物写真)

DELL最安ライン「Gシリーズ」と同じデザインを踏襲します。何なら、Gシリーズよりもさらに意匠が簡略され、徹底したコストカットが反映されています。

付属のスタンドに配線を整理できる「ケーブルホール」が設けられています。

やかもち
同じ価格帯の中華モニターと大差ないデザインとビルドクオリティです。

エルゴノミクス機能とVESAマウント

エルゴノミクス(調整機能)
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HGレビュー(エルゴノミクス機能)DELL SE2426HGレビュー(エルゴノミクス機能)
  • 高さ調整:-
  • 前後チルト:5° ~ 20°
  • 左右スイベル:-
  • ピボット:-

DELL SE2426HGは最低限のエルゴノミクス機能を備えます。

前後チルトのみ対応。可動域はそこそこ広く、動きは硬いです。高さ調整、左右スイベルやピボット(横回転)は使えません。

柔軟に動かすなら別途モニターアームが必須です。

VESAマウント
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HGレビュー(VESAマウント)DELL SE2426HGレビュー(本体重量)
DELL SE2426HGレビュー(モニターアーム 付けてみた)
  • VESA規格:100 x 100 mm
  • パネル重量:2.76 kg
  • 付属ネジ:なし

別売りモニターアームを取り付けるのに便利なVESAマウントは「100 x 100 mm」に対応します。

パネル本体の重量は約2.76 kgで普通のモニターアームで持ち上げられます。なお、アームの固定に必要なネジが付属しないです。

モニターアーム側に付属するネジを使って、エルゴトロンLXを正常に取り付けられます

エルゴトロン / 耐荷重:11.3 kg / VESA:100x100 or 75x75 mm / M4スペーサー付属
iggy / サイズ:17~49インチ / 耐荷重:2~20 kg / 画面:シングル用 / 方式:ガススプリング式

対応インターフェイスをチェック

各種インターフェイス
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HGレビュー(インターフェイス)
  1. 電源ポート
  2. HDMI 2.1
    (1920×1080 / 最大240 Hz)
  3. HDMI 2.1
    (1920×1080 / 最大240 Hz)
  4. Display Port 1.4
    (1920×1080 / 最大240 Hz)
  5. ヘッドホン端子(3.5 mm)

映像端子は全部で3つあり、どれを使っても最大240 Hz(1920×1080)に対応します。

USBポートやUSBハブ機能は一切ありません。

「HDMI 2.1」

HDMI 2.1はTMDS方式(最大18 Gbps)で、HDMI VRR機能も備えた「実質HDMI 2.0だけどVRR対応」です。

モニターの設定画面(OSD)

モニター本体裏側にある「5方向ボタン」を使って、OSD設定をサクサク快適に操作できます。

モニター設定画面(OSD)
※クリックすると画像拡大
DELL SE2426HGレビュー(OSD設定画面)DELL SE2426HGレビュー(OSD設定画面)
DELL SE2426HGレビュー(OSD設定画面)DELL SE2426HGレビュー(OSD設定画面)
DELL SE2426HGレビュー(OSD設定画面)DELL SE2426HGレビュー(OSD設定画面)

項目ごとに分かりやすく整理されたフォルダ階層型のOSDレイアウトを採用。レスポンスも良好でかなり快適。

項目ごとのフォルダ分けも直感的で違和感なくまとめられ、大手メーカー製品らしい手際の良さが節々に垣間見えます。

5方向ボタンのおかげでストレスなく操作できます。右に倒して決定・進む、左に倒して戻る・キャンセル、上下で項目の調整ができます。

5方向ボタンの中央を押し込む操作がほとんどなく、レバーを左右に倒すだけで設定できる快適な操作性を実現しています。

  • ショートカットボタン(最大5個まで)
  • プリセットごとに調整(設定値の保存は微妙)

ショートカットボタンを最大5個まで登録できますが、単にOSDメニューに表示されるだけで、最短1回でアクセスできるボタンじゃないので使い勝手がイマイチです。

プリセットごとに好みの設定値を保存して、用途に使い分ける運用も一応できますが、プリセットごとに輝度やコントラストを共有しているので絶妙に使い分けが難しいです。

【おまけ】DELL SE2426HGの消費電力
消費電力
コンセントを経由して測定
表面温度
(サーモグラフィー)
SDRモード時消費電力
(平均値)
電力効率
(ワッパ)
最大輝度17.3 W17.8 cdm²/W
300 cd/m²17.1 W17.5 cdm²/W
120 cd/m²11.3 W10.6 cdm²/W
最低輝度9.1 W4.2 cdm²/W
HDRモード時消費電力
(平均値)
電力効率
(ワッパ)
ピーク輝度17.4 W17.6 cdm²/W
全白フラッシュ17.4 W17.6 cdm²/W
面積50%17.4 W17.6 cdm²/W
面積10%17.4 W17.6 cdm²/W

表面温度(サーモグラフィー)は、FF16(HDRモード)を約1時間ほど掛け続けてから撮影しました。

DELL SE2426HG:価格設定と代替案

DELL / サイズ : 24インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 240 Hz / パネル : Fast IPS / 保証 : 3年
参考価格
※2026/3時点
Amazon

2026年3月時点、DELL SE2426HG実売価格は約1.3~1.8万円です。

メーカー定価(約1.8万円~)なら買う価値はありません。セール特価(約1.3万円~)のみ、購入するか候補に入ってくる程度です。

240 Hz対応だけど応答速度が追いついてない

どちらかといえば・・・
HDMI VRR対応の最安モデルとして価値あり

やかもち
セール系インフルエンサーにつられて買ってしまったけど、ちょっと失敗した感・・・。

おすすめ代替案(他の選択肢)を紹介

Xiaomi / サイズ : 24インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 200 Hz / パネル : Fast IPS / 保証 : 1年

同じ価格帯(約1.3万円~)でもっとも魅力的な代替案が「Xiaomi G24i 2026」です。

最大リフレッシュレートが200 Hzに減っていますが、画質を示す色域がDCI P3:95%に跳ね上がり、明るさもパワフル(HDR 400)です。

TCL / サイズ : 25インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 300 Hz / パネル : Fast IPS(量子ドット) / HDR : DisplayHDR 600

予算に余裕があるなら「TCL 25G64」が特におすすめ。

フルHDモデルで極めてレア(ほぼ1台)な、量子ドット + 直下型Mini LED液晶を使ったユニークなゲーミングモニターです。「フルHDで画質に拘りたい」ニッチな需要に応えてくれます。

ASUS / サイズ : 24.5インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 200 Hz / パネル : Fast IPS / 保証 : 3年

PS5やSwitch 2に適したフルHDモニターならVG259Q3A(Q5A)」がおすすめ

PS5で120 Hz(VRR)対応、Switch 2で最大120 Hz(HDR)対応です。応答速度が3ミリ秒台に達するFast IPSパネルで競技性もそこそこ充実。

おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】

Sponsored Link

1 個のコメント

  • 今回の製品と全く関係ない話題で恐縮なんですがLGの32インチOLED4Kデュアルモードモニターがかなり安くなってるので質問させてください
    今LG公式とAmazonで32GX850A-Bが過去最安値の99800円、
    ツクモでそれの上位モデル相当の32GS95UE-Bが129980円になっています
    32GX850Aは165hz/330hz、スピーカーなし、背面RGBなし、グレア加工
    32GS95UEは240hz/480hz、背面RGBあり、ピクセルサウンドスピーカー、ノングレア
    となっていてその他の仕様はほぼ同等になります
    有識者の皆さんとしてはこの場合どちらを買うのがオススメでしょうか?
    5070tiと9800x3dのPCでkooruiの4Kデュアルモード160hz/320hzの27インチ量子ドットミニLEDモニターからの買い替えを検討しています

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です