INNOCN 32M2Vレビュー:真のHDR 1000に対応する32インチの4Kゲーミングモニター

32インチで「真のHDR 1000」に対応した4K 144 Hzゲーミングモニターがなんと10万前半の価格帯に。・・・かつて30万円も必要だった性能が11万円ちょっとで買える時代が到来です。

もちろん筆者は発売当日に自腹で購入したので、詳しくレビューします。

やかもち
27M2V」の32インチ版が一足遅れて日本にやってきました。

(公開:2023/1/23| 更新:2023/1/23

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「INNOCN 32M2V」の仕様とスペック

INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)
INNOCN / サイズ : 32インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 160 Hz / パネル : Q-dot IPS / HDR : DisplayHDR 1000 / 同期技術 : FreeSync / スピーカー : 2 ch(5W x2) / 保証 : 1年
INNOCN(イノクン)
32M2V

画面サイズ32インチ
解像度3840 x 2160
パネルIPS
コントラスト比1000 : 1
リフレッシュレート144 HzHDMI 2.1 : ~144 Hz / DP 1.4 : ~144 Hz
応答速度1 ms (G2G)
光沢ノングレア
VESAマウント100 x 100 mm
エルゴノミクス
  • 高さ調整:82 mm
  • 前後チルト:+20° ~ -5°
  • 左右スイベル:25°
主な機能
  • 自動調光
  • Display HDR 1000
    (1152ゾーン分割のMini LEDフルアレイローカル調光)
同期技術AMD FreeSyncG-SYNC互換も対応
スピーカー2 ch(5W x2)イヤホン(3.5 mm)端子あり
主な付属品
  • DP 1.4ケーブル
  • HDMI 2.1ケーブル
  • USB Type-Bケーブル
  • USB Type-Cケーブル
  • 電源ケーブル
  • 電源アダプタ
  • 説明書
寸法726.8 x 553.3 x 276.5 mm
重量8.5 kg(スタンド含む)
保証1年
参考価格

「INNOCN 32M2V」は中国の大手ディスプレイメーカーINNOCN(イノクン)が販売している、32インチ型4K 144 Hzゲーミングモニターです。

競争が激化しつつある10万円台の4Kゲーミングモニターにおいて、突出して優れたハードウェアスペックを備えた、知る人ぞ知る高性能ゲーミングモニターがようやく日本に到来しました。

10万円台の4Kゲーミングモニターで、メーカー各社が強くアピールしているスペックが「HDR」「広色域」の2つです。この2つのスペックが同価格帯で突出して強いのが32M2Vです。

具体的にどれほど32M2Vが突出したスペックを持っているのか、32インチかつ国内で購入できる他製品との比較をまとめます。

モデルHDRローカル調光パネル参考価格
2023/01時点
INNOCN 32M2V
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 1000FALD(1152ゾーン)
Mini LED:2304個
Q-dot IPS11.6万円
ASUS PG32UQX
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 1400FALD(1152ゾーン)
Mini LED:不明
Q-dot IPS28.5万円
ASUS PG32UQXR
(32″ / 4K 160 Hz)
HDR 1000FALD(576ゾーン)
Mini LED:不明
Q-dot IPS不明
LG 32GQ950-B
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 1000エッジライトNano IPS11万円
Sony INZONE M9
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600FALD(96ゾーン)
Mini LED:不明
IPS14万円
MOBIUZ EX3210U
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS14.5万円
ASUS PG32UQ
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS13万円
ASUS XG32UQ
(32″ / 4K 160 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS13万円
MSI MPG321UR-QD
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS16万円
DELL G3223Q
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトIPS10.8万円

INNOCN 32M2Vの注目すべきポイントは、11万円台の価格でありながら、HDR 1000対応かつ1152ゾーン分割のフルアレイローカル調光を搭載している点です。

下の方にある4K HDRモニターの定番モデルを見てください。10~15万円近い価格を払っても、ついてくるのはHDR 600対応かつエッジライト方式(2桁台の分割数しかない)にとどまります。

競合製品より高い金額を支払っているのに、得られるハードウェアスペックの時点で大きな格差があるのが明らかです。

32M2Vが国内に投入される前なら、1152ゾーン分割のHDR 1000を買うには約30万円が必要(ASUS PG32UQX)でした。しかし、32M2Vはわずか11.6万円です。

もちろん、ASUS ROGブランドの方が圧倒的に知名度もブランド力もあるし、ちゃんとした公式Twitterや公式サイトがあってサポートも安心感があります。

加えて、ASUSやBenQのゲーミングモニターでは暗所補正や黒フレーム挿入による残像低減機能など。ゲーマー向け機能も充実しており、性能だけでなく機能性も高いコストをかけています。

逆に32M2Vを販売するINNOCNの知名度は・・・、言うまでもなく絶望的ですしゲーマー向け機能も皆無です。「4K HDRゲーミングモニターを買おう」となった時、INNOCNは選択肢にすら入らないでしょう。

ゲーマー向け機能は皆無に等しいですが、一応クリエイター向けをアピールしている製品だけあって、インターフェイスはそれなりに優秀です。

最大90 WのUSB給電に対応したUSB Type-Cポート(HDRモード時は65 W)、2つのUSB 3.0ハブ機能、帯域幅48 GbpsのフルスペックHDMI 2.1端子を2つ備えます。

やかもち
以前レビューした「27M2V」と同じく、パネル性能と価格の安さに全振りしたモニターです。では実際に見ていきましょう。

INNOCN 32M2Vを開封レビュー

開封と付属品のチェック

INNOCN 32M2Vをレビュー(開封)

32インチの割には大きなパッケージで到着。奥行き20 cm、高さ55 cm、幅106 cmの合計181 cmのパッケージです。

INNOCN 32M2Vをレビュー(開封)

開封しづらい引っ張り出すタイプの梱包です。中身は2段式で、1段目に付属品、2段目にパネル本体とモニターアームが入っています。

付属品を収納する型抜きされた分厚い発泡スチロール梱包や、パネル本体を保護するポリ袋など、かなり厳重な梱包状況で安心です。

v

付属品は必要十分な内容です。

  • USB 3.0 Type-Bケーブル
    (USBハブ機能を使うのに必要)
  • HDMI 2.1ケーブル
  • Display Port 1.4ケーブル
  • USB Type-Cケーブル

映像出力に使えるHDMI 2.1、DP 1.4、USB Type-Cケーブルが3本付属します。USB Type-Cケーブルは最大90 WのUSB給電や、DP-Altモードによる映像出力(最大4K 120 Hz)に対応。

INNOCN 32M2Vをレビュー(付属品)

INNOCN 32M2Vは電源内蔵型ではなく、外付けの電源アダプター(最大240 W)で電力を供給します。ごく一般的なミッキー穴の電源アダプターです。

PSE認証マークも取得済みです。

組み立てはシンプル

INNOCN 32M2Vをレビュー(組み立て)

INNOCN 32M2Vの組み立ては他のゲーミングモニターと同じく、シンプルで簡単なドッキング方式です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(組み立て)

モニター本体にスタンドを挿し込み、

INNOCN 32M2Vをレビュー(組み立て)

スタンドを取り付けて土台のネジを固定します。ネジに指で回せるフックが付いているので、プラスドライバーは不要です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(組み立て)

INNOCN 32M2Vの組み立てが完了。ツールレス(道具不要)なデザインのおかげで、組み立ては3分くらいで終わります。いつもどおり簡単です。

デザインと外観(写真)

クリックすると拡大します
INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)
INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)
INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)

以前レビューした27インチ版「27M2V」とほぼ同じデザインを流用しています。シルバー塗装のプラスチック外装と、ゲーミングを意識した若干ゴテゴテした特徴的なデザインです。

背面のLEDライティングは、OSD設定 > ゲーム設定 > アンビエント照明から設定できます。色の指定、点灯タイミングやパターンはもちろん、消灯も可能です。

別売りのモニターアームを固定するのに使う「VESAマウント」は、スタンダードな100 x 100 mm規格です。

重量は約8.5 kgですので、エルゴトロンOEMのAmazonベーシックモニターアームで軽々と持ち上げられます。

Amazonベーシック / 形式 : シングル画面用 / 耐荷重 : 11.3 kg / 機構 : スプリング式 / 備考 : OEMはエルゴトロン製
エルゴトロン / 耐荷重:15.9 kg / VESA:100x100 or 75x75 mm / M4スペーサー付属

エルゴトロン製のモニターアームだと、プレートが干渉して取り付けられないリスクがあるため、M4スペーサーを間に挟むかクイックリリースブラケットを使うと安全です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(インターフェイス)

パネルの表面加工は、目が疲れにくい「ノングレア」を採用。

INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)

ベゼル幅は9 mmと32インチとしてはスタンダードなベゼル幅です。モニターを横に並べるマルチディスプレイ環境で、問題なく使えるベゼル幅です。

インターフェイス類

INNOCN 32M2Vをレビュー(インターフェイス)

モニター本体の裏側から、各種インターフェイスにアクセスできます。

インターフェイスは全部で9個。

  1. USB 3.0(2個)
  2. USB Type-B(アップストリーム用)
  3. USB Type-C
    (最大90 WのUSB給電に対応)
  4. Display Port 1.4(4K@144 Hz)
  5. HDMI 2.1(4K@144 Hz)
  6. HDMI 2.1(4K@144 Hz)
  7. ヘッドホン端子(3.5 mm)
  8. 電源アダプター
  9. 電源ボタン

映像出力端子はHDMI 2.1(4K@144 Hz)が2つ、Display Port 1.4(4K@144 Hz)が1つです。

USB 3.0 Type-Aコネクタはマウスやキーボード、USB接続の外付けスピーカーを使えます。

INNOCN 32M2Vをレビュー(USB Type-C 90W)

32M2VのUSB Type-Cポートが対応しているUSB PD(Power Delivery)を確認すると、5つのプロファイルに対応しているようです。

  • 5.0 V @ 3.0A(15 W)
  • 9.0 V @ 3.0 A(27 W)
  • 12.0 V @ 3.0 A(36 W)
  • 15.0 V @ 3.0 A(45 W)
  • 20.0 V @ 4.5 A(90 W)

最大20.0V @ 4.5Aで、90 WのUSB給電に対応可能です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(USB Type-C 90W)
  • 5.0 V @ 3.0A(15 W)
  • 9.0 V @ 3.0 A(27 W)
  • 12.0 V @ 3.0 A(36 W)
  • 15.0 V @ 2.6 A(39 W)
  • 20.0 V @ 3.25 A(65 W)

ただし、HDRモード時は最大65 Wの給電能力に制限されます。

32M2VのHDMI 2.1ポートは最大48 Gbpsの転送レートに対応します。PS5で4K@120 Hz(HDR)や、HDMI VRRに対応可能です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(インターフェイス)

画面右側の下部にボタンが配置されています。

  1. 電源ボタン
  2. 入力切替(ショートカット #3)
  3. 音量(ショートカット #2)
  4. 輝度(ショートカット #1)
  5. OSD設定

以上です。

OSD設定に使うボタンは残念ながら、別々のボタンをポチポチと押す面倒なタイプです。できれば5方向ボタンが良かったですが、価格が安いので仕方ない部分かもしれません。

INNOCN 32M2Vをレビュー(インターフェイス)

画面右上にある丸いガラスは「輝度センサー」です。周囲の明るさをセンサーで検知して、自動で画面の明るさを調整する「自動調光」を行います(※出荷設定ではオフ)。

EIZO FlexScanやBenQ MOBIUZなど、一部のモニターで見られるスタンダードな輝度調整機能です。

エルゴノミクスをチェック

INNOCN 32M2Vをレビュー(エルゴノミクスと調整機能)

リフト(昇降機能)は8.2 cmです。下の方までグイグイと下げられるので、目がラクな見下ろす角度に調整できます。

INNOCN 32M2Vをレビュー(エルゴノミクスと調整機能)

左右スイベル(首振り)は25°対応で、左右あわせて50°の首振りが可能です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(エルゴノミクスと調整機能)

前後チルト(角度調整)は、上方向へ20°、下方向へ-5°まで対応。

  • チルト(前後):+20 ~ -5°
  • リフト(昇降):82 mm
  • スイベル(首振り):左右25°
  • ピボット(垂直):-
やかもち
ピボットがないですが、必要十分なエルゴノミクス(調整機能)です。

解像度とリフレッシュレート

INNOCN 32M2Vをレビュー(リフレッシュレートの対応状況)

HDMIまたはDisplayPortでパソコンに接続すると、3840 x 2160(4K)で最大144 Hzまで対応。HDMIとDPどちらを使っても、HDRモード時に色深度:10 bitで表示できます。

INNOCN 32M2Vをレビュー(リフレッシュレートの対応状況)

OSD設定からAdaptive-Syncを有効化すると、HDMIまたはDisplayPortで、AMD FreeSyncおよびG-SYNC互換モードに対応します。VRR動作範囲は48~144 Hzです。

INNOCN 32M2Vをレビュー(PS5の対応状況)

ゲーム機「PS5」ではフルHD ~ 4K@120 Hzを表示できます。HDRも対応します(※PS5側の仕様によりYUV422が上限)

PS5で32M2Vを使う設定について

PS5に32M2Vを出荷設定のまま接続すると、色味が微妙だったり、PS5 VRRを有効化できません。

まずはOSD設定 > Picture Settings > HDR > HDR Standardに変更します。

次にOSD設定 > Game Settings > Adaptive-Sync > Onに切り替えてください。

INNOCN 32M2Vの画質をテスト

INNOCN 32M2Vをレビュー(性能を検証)

INNOCN 32M2Vの画質を、専用の機材を使ってくわしくテストします。

色の見え方は個人差が大きいです。だから、ちもろぐのゲーミングモニターレビューでは、ちゃんとした機材で測定して客観的に性能をチェックしてます。

ピクセル拡大図
(ピクセル配列:RGB)
INNOCN 32M2Vをレビュー(ピクセル画素の拡大図)
スペクトラム分析
(確定:量子ドット)
INNOCN 32M2Vをレビュー(色のスペクトラム分析)

パネルタイプは「IPS」です。

スペクトラムグラフを見ると、青・緑・赤すべての色がするどく突き立っていて、互いにほとんど混色していない傾向がはっきりと見て取れます。3つの山がピンッと立っているスペクトラムは「量子ドット」特有の傾向です。

メーカーの仕様表に「AHVA」と記載されている通り、台湾AU Optronics(AUO)が製造する「AHVA(IPS)」パネルを搭載します。

一般公開されている情報にもとづくと、おそらくM320QAN02.xシリーズの可能性が高いです。Innoluxからもスペックが近いパネルが出ていますが、32M2Vとは若干仕様が合わないです。

やかもち
低コストで性能がいいAUO製AHVAパネルを使っている可能性が高いです。INNOCNだけでなく、ASUSやBenQなど定番メーカーでも頻繁に採用されている製造元です。

色の正確さとコントラスト比

モニターの性能でかなりの人が気にしているのが「パネルの発色」です。発色の良さは正しくは「色の正確さ」と呼ばれ、規格どおりの色が出ているかどうかを「色差(ΔE)」という単位で表現します。

ΔEが平均値で2.0以下なら「正確」です。

色の正確さ(発色の良さ)※クリックで画像拡大します
グレースケールカラー
INNOCN 32M2Vをレビュー(色の正確さをチェック)INNOCN 32M2Vをレビュー(色の正確さをチェック)
  • 初期設定:ΔE = 2.12(やや正確)
  • sRGB:ΔE = 1.04(正確)
  • 初期設定:ΔE = 5.99(ズレてる)
  • sRGB:ΔE = 1.06(正確)
コントラスト比ガンマ
  • 初期設定: 1550 : 1(やや高い)
  • sRGB:1611 : 1(やや高い)
  • 初期設定: 2.37
  • sRGB:2.27

IPSパネルの割にはコントラスト比が1500~1600:1と高いです。Nano IPSと比較してほぼ2倍、普通のAHVAパネルと比較しても1.2~1.3倍も高く、Nano IPS Blackまであと400~500で届きます。

ただし、体感できるかどうかは微妙なライン。そもそもNano IPS Blackパネルですら思ったほど黒くないし、1500程度に過度な期待をしないように。ほかと比べて高い程度です。

では、本題の初期設定の画質について。

以前レビューした27M2Uや27M2Vと同じく、32M2Vも初期設定だとやはり色が不正確です。全体的に鮮やかさが強く強調されていて、パッと見たときに映像美を感じやすいチューニングがされています。

しかし、鮮やかすぎてかえって色がキツく感じる場合もあります。特に赤色は量子ドットによる超広色域の影響で、人によっては目に刺さるかもしれません。

落ち着いた色合いにするなら、OSD設定からプロファイルを「sRGB」に切り替えて以下のマニュアル設定を試してみてください。

  • プロファイル:sRGBモード
  • 画面の明るさ:22
  • 色温度:ユーザー
  • 赤:46
  • 緑:47
  • 青:46

画面の明るさが人間の目に優しいとされる120 cd/m²前後に一致し、色温度がニュートラルな6500K前後に修正されます。

グレーの正確さはΔE = 1.04でほぼ正確に補正され、カラーの正確さもΔE = 1.06でほぼぴったり一致します。鮮やかさも全体的に落ち着き、良くも悪くもsRGB準拠のカラーです。

ただし、日本人の網膜は青白い色を「白」と感じやすい傾向があるため、上記の設定で白が尿液晶に見える場合は青色を1~2増やしてください。

初期設定とsRGBに校正した画像を比較

参考までに、初期設定と調整したsRGB D65の比較写真です。色域がsRGB:99%に制限され、結果的に初期設定よりも彩度が低い色褪せたような色合いに感じられます。

初期設定とsRGBモードの色域

sRGBモードを使うと色域が制限されるマトモな仕様

映像美を重視して32M2Vを購入するユーザーが多いはずなので、基本的に色域にリミッターがかかっていない初期設定のまま使ったほうが良いでしょう。

カラーマネジメント非対応のイラストソフト(例:SAI)でイラストを描くなど、sRGB:100%に制限する理由がない限り、わざわざsRGB領域に閉じこもる必要はありません。

量子ドット特有の鮮やかな画質※画像はクリックで拡大
INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)
INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)
INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)
INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)
INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)
INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)INNOCN 32M2Vをレビュー(表示イメージ)

(sRGB:ΔE = 6.0 / 色温度:6600K / 輝度:350 cd/m²)

やかもち
量子ドットの影響もあり、初期設定は本当に鮮やかで色の純度もすごいです。個人的には、地味な色合いのsRGB準拠より「映像美」を重視したいので、筆者は初期設定のまま色温度を48 / 48 / 52にして使っています。
INNOCN 32M2Vをレビュー(色の正確さとコントラスト比率の比較グラフ) INNOCN 32M2Vをレビュー(色の正確さとコントラスト比率の比較グラフ) INNOCN 32M2Vをレビュー(色の正確さとコントラスト比率の比較グラフ)

画面の明るさ(輝度)

INNOCN 32M2Vをレビュー(画面の明るさ・輝度)

初期設定のまま、OSDからモニターの明るさを10%ずつズラして画面の明るさ(輝度)を測定しました。

一番暗い状態(0%設定)で「15.4 cd/m2、最大設定(100%設定)で「451.6 cd/m2、カタログスペックの最大600 cd/m2(SDR輝度)に届いてないですがSDR領域では十分すぎる明るさです。

設定値20%で目にちょうど良いとされる「120 cd/m2です。

色域カバー率

色域カバー率
INNOCN 32M2Vをレビュー(色域をチェック)
規格CIE1931CIE1976
sRGBもっとも一般的な色域100%99.8%
DCI P3シネマ向けの色域99.1%99.1%
Adobe RGBクリエイター向けの色域98.9%98.2%

表示できる色の広さを「色域カバー率」と呼び、ゲーミングモニターの画質をあらわす指標として使われています。

INNOCN 32M2Vの色域カバー率は、もっとも一般的な規格「sRGB」で100%をカバー。HDRコンテンツで重要なシネマ向けの規格「DCI P3」を99.1%カバーします。

印刷前提の写真編集で重視される「AdobeRGB」規格のカバー率は98.9%です。

メーカー公称値のDCI P3:99%、AdobeRGB:99%、どちらもほぼ公称値通りの性能です。

やかもち
量子ドット(Q-Dot)技術のおかげで、有機ELパネルに匹敵する非常に広い色を表示できます。普通のゲーム(SDR)はまったく問題なく、HDRコンテンツの視聴も当然ながら対応できる色域の広さです。

パネルの均一性

「均一性」は要するに同じ色を表示したときの「色ムラ」の程度です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(パネルの均一性)

グレー(5%)の均一性は問題なし。パネルの四隅がわずかに明るいですが、実際の使用シーンでまったく目立たないです。

INNOCN 32M2Vをレビュー(パネルの均一性)

もっと明るいグレー(50%)の均一性も普通です。パネルの四隅に近いほど明るさが下がってしまう典型的な症状「IPSグロー」が出ています。

実際のシーンで気になるほどの色ムラではありません。単一色を表示したときだけ分かりやすいだけで、普通にゲームやアニメを見ている分にはまったく気にならないです。

やかもち
個体差によって程度に差はあるけれど、基本的にIPSパネルを使っている限り「IPSグロー」から逃れられません。32M2Vにかぎらず、大部分のIPSパネルモニターで共通の症状です。

IPSパネルで視野角は広い

INNOCN 32M2Vをレビュー(視野角)

IPSパネルは視野角が広いです。角度がズレても色はあまり変化しません。(参考:液晶パネルの違いを解説するよ)。

フリッカーフリーの動作検証

INNOCN 32M2Vをレビュー(フリッカーフリー)

画面の明るさを25%ずつ変更しながら、オシロスコープを使ってフリッカーの有無を測定したグラフです。

グラフを見ての通り、常に画面の明るさが激しく変動しています。明るさ100%時だと、およそ0.00125 ミリ秒の周期(80000 Hz)でフリッカーが発生し、明るさ0%時のみフリッカーがほぼ消滅します。

32M2Vはフリッカフリーについて特にアピールしていないため、問題ではないし、40000~80000 Hzのフリッカーを実際に体感するのは不可能です。

テュフラインランド(TÜV Rheinland)認証に合格できない「実質フリッカーフリー」と考えて差し支えないです。

やかもち
イマドキ「PWM調光方式」で画面の明るさを制御するのはちょっと時代遅れでは?・・・と思ったけど、DC調光方式より製造コストが安くすみます。

INNOCN 32M2Vの応答速度をテスト

↑こちらの記事で紹介している方法で、INNOCN 32M2Vの「応答速度」を測定します。

ゲーミングモニターの公称値はまったくアテにならないので、測定機材できちんと測らないと本当の応答速度は分かりません。

リフレッシュレートの動作チェック

応答速度の前に、リフレッシュレートがちゃんと出ているかどうか「UFO Test」を撮影してチェック。

INNOCN 32M2Vをレビュー(リフレッシュレートをチェック)

スライダーショット(追尾撮影)で残像を撮影します。リフレッシュレートが上がるにつれてUFOのりんかくがハッキリと映り、残像が減っているのが分かります。

INNOCN 32M2Vをレビュー(リフレッシュレートをチェック)

定点撮影も問題なし。リフレッシュレートが高いほど、UFOの数が増えています。

やかもち
120 Hzと144 Hzどちらも動作チェックOKです。次は応答速度の測定です。

120 Hz時の応答速度

「120 Hz」はPS5やXbox Series Xでゲームをする方に重要です。なぜなら、PS5 / Xbox Series Xは最大120 Hzまで対応で、144や240 Hzに対応していません。

リフレッシュレートを120 Hz、オーバードライブ「OD : Fast(初期設定)」に設定して、応答速度を計測します。

INNOCN 32M2Vをレビュー(120 Hz時の応答速度)
32M2Vの応答速度120 Hz / オーバードライブ:Fast
平均値7.10 ms
最速値4.49 ms
最遅値9.82 ms
明るく7.08 ms
暗く7.13 ms
応答速度050100150200255
06.64 ms7.31 ms6.22 ms5.63 ms9.45 ms
505.48 ms6.43 ms7.61 ms9.82 ms7.36 ms
1004.49 ms6.61 ms6.52 ms6.86 ms5.75 ms
1506.14 ms7.67 ms7.80 ms5.36 ms6.80 ms
2007.64 ms6.94 ms8.84 ms6.00 ms8.38 ms
2558.36 ms8.86 ms7.46 ms6.83 ms7.86 ms
エラー率050100150200255
00.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
500.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
1000.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
1500.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
2000.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
2550.0 %0.0 %0.0 %0.0 %16.0 %

INNOCN 32M2Vの120 Hz時の応答速度は平均「7.1ミリ秒」でした。

UFOの姿はぼんやりと見えますが、りんかく線のディティールは完全にぼやけており、目視で分かるレベルの残像感が出ています。

中国のコミュニティにて、27インチ版と比較して32インチ版は応答速度が遅いらしいと情報を得ていましたが、どうやら本当です。

144 Hz時の応答速度

リフレッシュレートを144 Hz、オーバードライブ「OD:Fast(初期設定)」で応答速度を計測します。

INNOCN 32M2Vをレビュー(144 Hz時の応答速度)
32M2Vの応答速度144 Hz / オーバードライブ:Fast
平均値7.48 ms
最速値4.49 ms
最遅値11.07 ms
明るく7.15 ms
暗く7.30 ms
応答速度050100150200255
06.84 ms9.20 ms9.01 ms5.65 ms6.63 ms
504.86 ms7.36 ms6.87 ms9.10 ms6.66 ms
1004.73 ms7.04 ms6.59 ms7.94 ms5.93 ms
1506.55 ms6.80 ms7.64 ms9.69 ms4.49 ms
2005.93 ms9.61 ms11.07 ms8.58 ms5.34 ms
2559.36 ms8.97 ms7.87 ms10.24 ms7.82 ms
エラー率050100150200255
00.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
500.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
1000.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
1500.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
2000.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %
2550.0 %0.0 %0.0 %0.0 %0.0 %

INNOCN 32M2Vの144 Hz時の応答速度は平均「7.48ミリ秒」でした。

120 Hz時より応答速度が0.4ミリ秒ほど遅くなりますが、144 Hzの効果でホールドボケが軽減されるため、結果的にUFOのりんかく線はクリアに見えます。

ちもろぐでレビューしてきた4Kゲーミングモニターの中で、もっとも応答速度が遅いです。7ミリ秒台だと、FPSやRTSゲームなど競技性を要求されるタイトルとの相性は悪いです。

逆に「原神」や「サイバーパンク2077」など、画質を重視するオフラインゲームであれば許容できるレベルです。

次は、オーバードライブを使ってどこまで応答速度が改善されるかチェックします。

オーバードライブのおすすめ設定

OD機能の効果144 Hz / 4段階をテストした結果
INNOCN 32M2Vをレビュー(オーバードライブ別の残像)
平均値8.29 ms7.77 ms7.48 ms6.71 ms
最速値3.98 ms3.81 ms4.49 ms4.36 ms
最遅値13.92 ms11.19 ms11.07 ms11.25 ms
明るく8.33 ms8.23 ms7.15 ms6.53 ms
暗く8.26 ms7.30 ms7.80 ms6.89 ms
平均エラー率0.0 %0.0 %0.0 %0.8 %

INNOCN 32M2Vのオーバードライブ機能は「オフ」「Normal」「Fast」「Ultrafast」の4段階です。

おすすめの設定は「Ultrafast」です。応答速度が6.7ミリ秒まで改善され、オーバーシュートなどエラーもほとんど発生しません。

欲を言えば、平均エラー率が5%前後に達してもいいので、平均で5ミリ秒台に突入できる味付けを用意してくれるとベストでしたね。32M2Vのオーバードライブは全体的にマイルドで保守的すぎます。

参考例として、平均エラー率25%のUFO画像を掲載します。画像を見ての通り、UFOのりんかくが「滲む」ように見えます。このにじみが「逆残像(英語ではCorona、artifactsなど)」と呼ばれる現象です。

本来、残像感を軽減するためのオーバードライブ機能なのに、エラーが発生すると逆に残像が発生します。パネル本体の品質、メーカーのパネル制御技術の実力差など。エラーが発生する原因はいろいろとあります。

応答速度の比較

ちもろぐで検証した他のゲーミングモニターとの比較をまとめます。比較できるデータはかなり増えていて、INNOCN 32M2Vの応答速度がどれくらいの位置づけなのかが、客観的に分かりやすいです。

INNOCN 32M2Vをレビュー(応答速度を比較する)

120~165 Hzのゲーミングモニターで比較しました(※グラフをクリックすると拡大します)。

INNOCN 32M2Vが記録した平均6.71ミリ秒は、過去レビューした4Kゲーミングモニターとしてはワースト1位の記録です。

価格的に競合する「G3223Q(レビュー)」は平均4.3ミリ秒、あと1~2万円高い「EX3210U(レビュー)」は平均5.7ミリ秒で32M2Vより1ミリ秒も速いです。

真のHDR 1000をとるか、応答速度をとって短冊方式のHDR 600で妥協するか。難しい選択を迫られますが、筆者なら真のHDR 1000をとります。

そもそも32インチでFPSゲームは若干向いていないです。応答速度が重視されるFPSゲームをプレイするなら、27インチで応答速度も速い「27M2V(レビュー)」や「VG28UQL1A(レビュー)」を選んだほうがいいでしょう。

やかもち
残念ながら事前情報どおり、32インチ版の応答速度はイマイチでした。もちろん個体差の可能性もありますが、筆者が購入した32M2Vは遅いです。

入力遅延をチェック

「Raspberry Pi 4」を使ったカスタム入力遅延テスターを使って、INNOCN 32M2Vの入力遅延をテストします。

INNOCN 32M2Vをレビュー(入力遅延)

60 Hz時の入力遅延が19.1ミリ秒で、目標の16ミリ秒をやや上回っています。120 Hz時の入力遅延は4.8ミリ秒で問題なし。

INNOCN 32M2Vをレビュー(入力遅延)

他のゲーミングモニターと比較します。ほとんどのゲーミングモニターは16 ミリ秒を下回ります。16 ミリ秒を超えるモニターはまれです。

INNOCN 32M2Vの60 Hz時の入力遅延は残念ながら16ミリ秒超えですが、120 Hz時は4.8ミリ秒でまったく問題なし。

やかもち
120 Hz以上で使う場合はまったく問題なし。16ミリ秒以下の入力遅延を「体感」するのは、ほぼ不可能です。
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INNOCN 32M2Vの機能性をチェック

OSD(On Screen Display)の内容

INNOCN 32M2Vをレビュー(インターフェイス)

OSD設定ボタンを使って、モニターの設定(On Screen Display)を変更できます。順番に紹介します。

INNOCN 32M2Vの「OSD」設定画面
※画像はクリックで拡大
INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)
INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)
INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)
INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)INNOCN 32M2Vをレビュー(OSD設定画面)

若干OSD設定のフォルダ階層が分かりづらいです。

「ピクチャ設定」に入っていそうな項目が「プロ」に入っていたり、「ローカルディミング」の設定がなぜか「ゲーム設定」に入っていたり・・・、項目のフォルダ分けが直感的に合ってない部分があります。

加えて、5方向ボタンが無いためOSDの操作がかなり面倒くさいです。反応も微妙に遅く、目的の項目にたどり着くのに時間がかかります。

最低でも5方向ボタンをつけるか、またはWindows上で設定できるソフトウェアを別途用意してほしいです。

ショートカットボタンは3つです。

「OSD設定」の下の方にある「ホットキー設定1~3」に、自分がよく使う設定を登録しておくと、ボタン1つですぐに登録した項目を呼び出せます。

初期設定では

  • ホットキー #1:輝度
  • ホットキー #2:音量
  • ホットキー #3:入力切替

が登録されています。

個人的には、まったく出番のない音量を「HDR」に置き換えると便利です。

やかもち
面倒くさいので、DDC/CI制御を経由して直接OSDを設定できるフリーソフト「ControlMyMonitor(NirSoft)」を使うとマシになるかも。

「ピクチャ設定」の違いをチェック

【7個】ピクチャ設定を比較※画像はクリックで拡大
INNOCN 32m2vをレビュー(ピクチャ設定の比較写真)INNOCN 32m2vをレビュー(ピクチャ設定の比較写真)
INNOCN 32m2vをレビュー(ピクチャ設定の比較写真)INNOCN 32m2vをレビュー(ピクチャ設定の比較写真)
INNOCN 32m2vをレビュー(ピクチャ設定の比較写真)INNOCN 32m2vをレビュー(ピクチャ設定の比較写真)
INNOCN 32m2vをレビュー(ピクチャ設定の比較写真)
  • 標準(初期設定)
  • sRGB
  • Adobe
  • DCI-P3
  • RPG / RTS
  • FPS
  • MOBA

ピクチャ設定から「標準」「sRGB」「Adobe」「DCI-P3」のプロファイルを切替可能です。初期設定はやや青みが強く、鮮やかさが強調された「標準」プロファイルが適用済み。

ゲーム設定では、基本の4プロファイルに対して好みに合わせて効果をあてられます。「RPG / RTS」「FPS」「MOBA」の3つ用意されています。

MMORPG「原神」で複数の組み合わせを試した中で、「sRGB」か「DCI P3」+「RPG / RTS」が鮮やかさがちょうど良く、色温度も比較的ナチュラル(6500K前後)に近いです。

ただ、sRGBモードを使うと若干色味が大人しくなってしまうため、個人的に好みな設定は以下の通り。

  • プロファイル:標準
  • 色温度:ユーザー
  • 赤:48
  • 緑:48
  • 青:52

量子ドット特有の鮮やかさを残したまま、色温度をわずかに寒色より(6600K前後)に調整しています。画面の明るさは好みでどうぞ。筆者は明るさ:60(350 cd/m²)を使っています。

INNOCN 32M2Vの「HDR」をテスト

実際にHDRコンテンツを見てみよう

4K HDR対応のメディア「天気の子 4K Ultra Blu-ray」
新海誠 / 形式 : 4K Ultra HD Blu-ray / HDR : あり / ディスク : 5枚 / 備考 : 映像美すごすぎ

「Morocco 8K HDR」と、4K HDR対応の「天気の子(4K Ultra BD)」にて、INNOCN 32M2VのHDR映像を見てみます。

HDRコンテンツの表示例※画像はクリックで拡大
INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)
INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)
INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)
INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)
INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)
INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)
INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)INNOCN 32M2Vをレビュー(HDRを試して比較写真)
HDR映像を収めた写真はSDRです。掲載した写真は参考程度に見てください。

27インチ版の「27M2V」と同じく、やはり1152分割のFALD方式を備えた真のHDR 1000が表示するHDR映像は圧倒的です。

普通のゲーミングモニターで表示するHDRだと、画面に映像が映っている感覚ですが、32M2Vで表示するHDRなら「そこにいるような感覚」を体感できます。

もちろん、表示するコンテンツの品質によって得られる効果は大きく変わりますが、Morocco 8K HDRやPeru 8Kは画面の向こうに別世界が広がっているような表示が可能です。

画面の大きさが32インチになったおかげで、27インチ版より没入感も得やすいです。

やかもち
過去のHDRモニターと比較すると、32M2V = 27M2V > HDR 1000 > HDR 600 True Black > HDR 600 >> HDR 400 True Black > HDR 400の順番です。

2304個のMini LEDを使った「1152ゾーン分割FALD」

1152ゾーン分割FALD

32M2Vは真のHDR 1000を表示するために、大きさが2~3桁ミクロンサイズしかない極小のMini LEDを2304個も使って、1152ゾーンに分割したフルアレイローカル調光方式に対応します。

画面の端っこから光が吹き出す「エッジライト方式」

現在10万円台のHDR 600 ~ HDR 1000対応ゲーミングモニターでは、基本的に「エッジライト方式」が使われていますが、見ての通り画面の端っこから光が吹き出す深刻なブルーミングに苦しみます。

エッジライト方式ではせいぜい8~32ゾーン程度しか分割されておらず、分解能が不足します。非常に高い輝度を低コストで実現できますが、明暗のメリハリ(コントラスト比)は低いまま。

FALD(フルアレイローカル調光)をイラストで解説

さらなるコントラスト比を得るために考案された方法が、32M2Vに実装されているような4桁ゾーンに分割したフルアレイローカル調光です。

明るい部分のMini LEDだけ点灯させ、黒い部分のMini LEDは消灯する仕組みで、擬似的に自発光型パネルのような挙動を行います。これが「フルアレイローカル調光(FALD)」方式です。

テストパターンでローカル調光の動作を確認すると、エッジライト方式とは比較にならないレベルで光漏れ(ハロー)を抑制できています。

四角形の周辺でわずかに光漏れが見られますが、実際のHDRコンテンツを見る分にはほとんど気にならないレベルです。

真っ暗な背景に点々と光が配置されるパターンだと、わずかな光漏れが見られます。正面から見るとそれほど気にならないですが、やはり1152分割でも限界があるシーンがあります。

ただし、真っ暗なコンテンツよりも画面全体の3~5割くらいを明るいシーンで占めるコンテンツのほうが多いです。実用上、1152分割のFALDで十分な効果を得られます。

他にも様々なHDRコンテンツをテストしました。

  • 「君の名は(4K Ultra BD)」
  • 「Sol Levante(ST2084 1000nit)」
  • 「ロボットカーニバル(4K Ultra BD)」
  • 「Avatar Way of Water 4K HDR Trailer(ST2048 4000nit)」
  • 「閃光のハサウェイ(4K Ultra BD)」
  • 「トップガン・マーヴェリック(4K Ultra BD)」
  • 「原神(Windows 11 Auto HDR)」
  • 「サイバーパンク2077(4K HDR)」

32M2Vクラスの性能になると、HDRソース側の良し悪しがハッキリと出ます。

ゲーム側のHDR設定:HDR10 PQ(1250 cd/m²)

ロボットカーニバル、Sol Levante、Avatar Way of Water、原神、サイバーパンク2077ではHDR 600と比較して体感できるほどの性能差があります。

一方で、閃光のハサウェイはHDR 600と大差ない印象です。画面が全体的に暗く、もっと光るべき部分も暗いまま。他のユーザーからも指摘があるとおり、閃光のハサウェイの4Kブルーレイは質が悪いです。

Windows 11 Auto HDRでHDR化(MaxCLL:1600 cd/m²)

Windows版の原神はHDRをサポートしないですが、Windows 11のAuto HDR(自動HDR化)を使えば、モニター側のEDIDから最大輝度(MaxCLL)を読み取って自動的にHDR化されます。

今回はEDIDに1600 cd/m²を設定して、原神をHDR化してプレイしました。結論、SDR版よりずっと現実感が強く、本当に原神の世界に入ったかのような錯覚に陥ります。

特にスメールの砂漠エリアはすばらしいです。実際に砂漠に来たらこんな感じなんだろう・・・を圧倒的な高輝度で再現します。太陽にカメラを向けると「目ッ・・・ガッ・・・!!」と本当に眩しいです。

やかもち
短冊方式のHDR 600と、1000ゾーン以上のFALDを備えた真のHDR 1000では別格の性能です。
HDRとVRRの同時使用について

Adaptive-Syncを有効化してG-SYNC互換モードを使った状態で、HDRモードを使うとバックライトの挙動が安定しません。具体的に言うと、画面がちらつきます。

比較的フリッカーに対して鈍感な筆者ですら、目視で見て明らかに分かるレベルです。

同様の問題はCooler Master GP27U(576ゾーンFALDを搭載したHDRモニター)でも発生するリスクがあり、こちらはメーカーがHDRとVRRの併用をロックして対処しています。つまり問題に蓋をしただけで解決していないです。

パネルに起因する不具合である可能性が高く、INNOCNがファームウェアのアップデートを通じて、HDRとVRRを併用したときのフリッカーを解消できるかどうかは不透明です。

追記:32M2Vを購入した方から、HDRとVRRを併用しても「ちらつき」が発生しないとの情報が。もしかして、筆者が購入した個体がハズレなだけ?・・・もう少し経過観察を見て、改善されれば追記します。

HDR性能の測定と比較

INNOCN 32M2VのHDR性能i1 Pro 2で測定した結果
全画面輝度690.5 cd/m2
ピーク輝度1239.7 cd/m2
黒色輝度0 cd/m2
コントラスト比1000000 : 1
DCI P3色域99.1 %
色深度10 bit(144 Hz)HDMI 2.1 or DP 1.4

「優れたHDR性能」を初心者さんに分かりやすく説明すると

  • 明るさ:明るいほど良い(超ハイエンド機なら1000 cd/m2超)
  • 黒色:無点灯に近いほど良い(0.1 cd/m2以下なら実用上は十分)
  • コントラスト比:高いほど良い(5000 : 1以上で実用上は十分)
  • 広色域:DCI P3が広いほど良い(DCI P3:90%以上は欲しい)

めちゃくちゃ明るくて、暗い部分はちゃんと真っ暗。さらに表示できる色も広い。これらの条件を満たしているなら「高性能なHDR」で、高性能なHDR性能を持つモニターは基本的にDisplay HDR規格を取得しています。

HDR 600以上なら、まずハズレなし。HDR 1000やHDR 1400を取得しているモニターは超ハイエンド機です。

なお、有機ELパネルは特性上、HDR性能を伸ばせないので注意してください(※有機ELは画面を明るくするほどパネルの故障率が上昇するため、画面が明るくなりすぎないように制御されています)

参考記事:HDR性能を示す「Display HDR」規格と仕組みを解説

INNOCN 32M2VのHDR性能をチェックしました。

ピーク輝度は約1240 cd/m²で非常に明るく、全画面輝度は2~3秒だけ1270 cd/m²に達したあと、690 cd/m²前後に下がります。

黒色は1152ゾーンのFALD方式のおかげで0 cd/m²を記録、バックライトが無点灯だから0 cd/m²で当然です。HDRコントラスト比は実質的に無限大です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(HDR輝度とコントラストを比較する)

HDRモードで画面全体に白色を表示したときの明るさを、他のモニターと比較したグラフです。

実際のHDRコンテンツで画面全体が真っ白になるシーンは極めて少ないため、実用上は700 cd/m²近くまで出ていれば特に問題ないでしょう。

  • ピーク輝度が1000 cd/m²以上
  • 全画面輝度は一瞬だけ1000 cd/m²以上
  • 全画面輝度で600 cd/m²を30分以上維持

Display HDR 1000認証で要求される輝度スペックは以上の通りです。32M2Vはピーク輝度・全画面フラッシュ輝度・持続輝度すべてクリアしており、HDR 1000認証に合格できる性能です。

INNOCN 32M2Vをレビュー(HDR輝度とコントラストを比較する)

HDR時のコントラスト比(理論値)は1000000:1です。実際の使用シーンによってコントラスト比は変動するものの、分解能の低いエッジライト方式より、はるかに安定して高いコントラスト比を維持できます。

HDRコントラスト比i1 Pro 2で測定した結果
全画面1000000 : 1
10%枠1000000 : 1
3×3分割1000000 : 1
5×5分割963300 : 1
7×7分割5976 : 1

参考程度に、筆者が新しく作成したテストパターンを使ってHDRコントラスト比を細かくテストした結果を掲載します。

INNOCN 32M2Vをレビュー(PQ EOTFとDCI P3トーンマッピング)

HDR輝度の変化もチェック。

1%時の輝度が600 cd/m²前後でイマイチ振るわないです。2.5%で800 cd/m²を超え、7.5~65%まで1000 cd/m²超えのとんでもない輝度を維持します。

75%から輝度がじわじわと下がり始め、100%時の輝度は690 cd/m²前後です。すべての領域で27M2VよりHDR輝度がやや高いです。

もちろん、OLEDゲーミングモニターと比較すると性能差は圧倒的。

LG OLEDと比較して50%時で約5倍、100%時で約4.6倍も明るいです。Samsung QD-OLEDと比較して50%時で約3.3倍、100%時で約1.8倍も明るいです。

HDRモード時の消費電力電力ロガーコンセントで測定
白枠面積消費電力
1 %32 W
2.5 %34 W
5 %37 W
10 %43 W
25 %60 W
50 %91 W
75 %94 W
100 %94 W
全白フラッシュ
(※持続時間は2~3秒)
149 W

HDRモード時の消費電力です。

筆者が買った32M2Vは、100 Wを超えないように制御されている印象を受けます。100 Wを超えると2~3秒で何らかのリミッターが働いて、100 W未満に下がります。

PQ EOTFグラフ
(正しい明るさですか?)
INNOCN 32M2Vをレビュー(PQ EOTFと色精度)
Rec.2020 色精度
(正しい色ですか?)
INNOCN 32M2Vをレビュー(PQ EOTFと色精度)
RGBバランス
(色温度はD65ですか?)
INNOCN 32M2Vをレビュー(PQ EOTFと色精度)

「EOTF」グラフは途中からキレイに追従できます。黒色から暗いグレーの部分は「無点灯」になってしまい、正しく表示できないようです(※i1 Pro 2の測定限界の可能性あり)

HDR時の色精度(Rec.2020)はそこそこ。最大ΔE = 18.4、平均ΔE = 6.57で若干ズレてますが、HDRを見ていて特に気にならなかったです。

色温度はやや青色が強めで、Rec.2020で求められるD65(6500K)から若干ズレています。

フリーソフト「DWM LUT」を使って、こちら↑のツイートにアップされている3D LUTプロファイルを適用すると、おそらく色温度が6450~6500Kに修正される可能性が高いです。

筆者の個体では平均的に見て、ほぼD65に修正されました。普通にHDRを見る分には十分な校正です。

もちろん、クリエイティブな用途(HDR動画の制作など)では、もっと厳密なキャリブレーションが必要だと思われます。

HDRモードの有効化について
  1. OSD設定 > Game Settings > Local Dimiingを有効化
  2. OSD設定 > Picture Settings > HDR > HDR Standardを有効化
  3. Windowsの設定からHDRを有効化

以上の手順をふまないと、正しくHDRが有効されないので注意してください。

一般的なゲーミングモニターであれば、HDR信号を受信するだけで自動的にHDRモードが有効化されますが、32M2Vは自動で正しくHDRが有効化されないです。

必ず手動でHDRにする必要があり、SDRとHDRを使い分ける人にとって相当に面倒くさい仕様です。

まとめ:32インチで最高の4K HDRモニター

INNOCN 32M2V(レビュー評価まとめ)

「INNOCN 32M2V」の微妙なとこ

  • パネルの均一性は普通
  • 完全なフリッカーフリーではない
  • ゲーマー向け機能が少ない
  • 応答速度がやや遅い
  • やや派手な色づくり(ΔEが6近い)
  • 内蔵スピーカーの音質は平凡
  • OSD設定が使いづらい
  • HDRの有効化がやや面倒
  • HDRとVRRを併用すると「ちらつく」
    (※個体差の可能性あり)
  • 1年保証

「INNOCN 32M2V」の良いところ

  • 32インチで4Kはちょうどいい
  • 4K@144 Hzに対応
  • PS5で120 Hzに対応
  • 量子ドットで超広色域(DCI P3で99%)
  • sRGBモードの色が正確(ΔE < 2.0)
  • 120 Hz以上の入力遅延はOK
  • Display HDR 1000対応
  • 本物のHDR(1152ゾーンFALD)
  • USB Type-Cで最大90 W給電
  • 充実のエルゴノミクス機能
  • 10万円台で最高のスペックと性能
  • コストパフォーマンスが高い

「27M2V」が万人向けにおすすめできる4Kゲーミングモニターなら、今回の「32M2V」はさらなる映像美と没入感を追求したい、画質重視のゲーマーに向けたモニターと評価できます。

32M2Vが27M2Vほど万人向けではない理由は2つあります。

1つ、応答速度が6.7ミリ秒と遅いです。2つ、HDRとVRRを併用するとバックライトの挙動が安定せずちらつきが発生します(※個体差の可能性あり)。

ちらつきはVRRとHDRを同時に使わなければ解消するため大した問題ではないですが、応答速度はどうしようもないです。6~7ミリ秒だとFPSゲームをプレイするのにやや不足です。

それでも同価格帯に対抗できるライバル製品が存在せず、依然として32インチの大画面でHDRゲーミングをプレイするなら32M2Vがベストな選択肢です。

モデルHDRローカル調光パネル参考価格
2023/01時点
INNOCN 32M2V
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 1000FALD(1152ゾーン)
Mini LED:2304個
Q-dot IPS11.6万円
ASUS PG32UQX
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 1400FALD(1152ゾーン)
Mini LED:不明
Q-dot IPS28.5万円
ASUS PG32UQXR
(32″ / 4K 160 Hz)
HDR 1000FALD(576ゾーン)
Mini LED:不明
Q-dot IPS不明
LG 32GQ950-B
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 1000エッジライトNano IPS11万円
Sony INZONE M9
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600FALD(96ゾーン)
Mini LED:不明
IPS14万円
MOBIUZ EX3210U
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS14.5万円
ASUS PG32UQ
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS13万円
ASUS XG32UQ
(32″ / 4K 160 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS13万円
MSI MPG321UR-QD
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトQ-dot IPS16万円
DELL G3223Q
(32″ / 4K 144 Hz)
HDR 600エッジライトIPS10.8万円

ASUSやBenQなど定番メーカーによくある使いやすいOSDや強力なゲーミング機能は付いてこないですが、現実的な価格で最高のHDRパフォーマンスを提供できる数少ないゲーミングモニターです。

INNOCN / サイズ : 32インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 160 Hz / パネル : Q-dot IPS / HDR : DisplayHDR 1000 / 同期技術 : FreeSync / スピーカー : 2 ch(5W x2) / 保証 : 1年

現状、1000ゾーン超えのFALDを備えるHDR 1000モニターは今回の「32M2V」と、27インチ版の「27M2V」の2台しか存在しません。

HDRコンテンツやHDRゲーミングを最高の画質で体験するなら、基本的に32M2Vか27M2Vのどちらかを選ぶしかないです。他の選択肢では物理的に無理があります。

以上「INNOCN 32M2Vレビュー:真のHDR 1000に対応する4Kゲーミングモニター」でした。

INNOCN 32M2Vをレビュー(外観デザイン)
やかもち
個人的な感想は「間違いなく買ってよかった」です。27M2Vの方が総合的に高性能ですが、やはり4K解像度には32インチがちょうどいいと感じます。
今後「32M2V」に競合する製品は出るのか?

残念ながら、ASUSやBenQなど定番メーカーから競合製品が出るかどうか、かなり不透明な状況です。今年はじめに開催されたCES 2023にて、32M2Vの競合になりうる製品が発表されていません。

一方で、中国メーカーからは32M2Vに競合する製品が発表されており、すでに中国で販売している製品もあります。

  • Skyworth F32D80U(未発売)
    (4K 144 Hz / HDR 1000 / 2304個のMini LEDで1152ゾーン)
  • KTC M32P10
    (4K 144 Hz / HDR 1000 / 4608個のMini LEDで1152ゾーン)
  • Titan Army P32A6V
    (4K 144 Hz / HDR 1000 / 2304個のMini LEDで1152ゾーン)

P32A6VはおそらくINNOCNがOEM供給をしており、見た目も性能も価格もほぼ32M2Vと同じです。KTC M32P10は約12万円(消費税と送料込)でJD.comにて販売中で、Innolux製の量子ドットIPSパネルを使っています。

中国の家電メーカーが送るSkyworth D80はまだ未発売で価格不明ですが、約13~14万円を見込んでいます。

どの製品も32M2Vに競合できる性能と価格を備えており、決して32M2Vが無茶な価格設定をしているわけではないようです。INNOCNだけが極端に安ければ無茶な価格だと分かりますが、KTCとTitan Armyが同じ価格帯で競争しています。

よって、パネル製造元(AUOまたはInnolux)の供給コストは十分に安くなっている可能性が高いです。

ASUSやBenQなどの定番メーカーが同じパネルを採用した製品を出すかどうかは、既存モデルの在庫が順調にさばけるかどうかに左右されそうです。あるいは価格を1段と引き上げて、上位モデルに追加する可能性も・・・。

やかもち
パネル製造元のAUO(AU Optronics)を傘下におさめているBenQに期待したいですね(圧)。

4K@160 HzでおすすめなゲーミングPC【解説】

 

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おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】

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22 件のコメント

  • キター!
    Amazonでは1月18日~19日で売り切れちゃって、あっさり品切れですね。今度はいつ入荷するんだろ。価格は維持されるのかな?その辺が気になる。

    これを機に、各社の価格破壊がつづくといいなあ。4K32インチの1152ゾーンFALDが10万円で届く時代が早く来ますように。

  • レビュー感謝
    ボタンぽちぽちをControlMyMonitorでどうにか出来るなら自分へのご褒美と知的好奇心でポチってみようかな

  • ハイエンドグラボでAAAタイトルプレーしているユーザーにはたまらんスペックですねぇ
    ただし、このメーカー初期不良率高めだから外れ引くと余計な手間が掛かることを覚悟して買いましょう(対応が良いので泣き寝入りってことは無い)

  • レビュー期待してました、ありがとうございます!!
    半年前にここのレビューを見てHDR400のゲーミングモニター買ったんですが、BenQあたりから10万円くらいで出たら買い換えようかな…

    • BenQだとおそらくMOBIUZ EXシリーズに搭載される可能性が高く、15万円を超えてくると思います。
      姉妹パネルの576ゾーン版でコストカットすれば、12~13万円で出せるかも。しかし、576ゾーン版ですら現状のEX3210Uと競合するので、製品ラインナップをどう整理するつもりなのか、BenQの今後の動きに注目ですね。

  • これって60fpsの時は応答速度19秒ってことですよね?PS5だと60fpsが基本だから結構キツくない…?

    • Death Stranding DCとHorizon Forbidden Westをプレイした感じ、普通に行けるかな。という感じでした。
      競技性が求められるフォートナイトやApexだと、16ミリ秒オーバーは不利な遅延ですね・・・。もっと120 fps対応タイトルが増えて欲しい、あるいはPS5側でリフレッシュレートを自由に設定できれば良いのですが(Sonyさん対応お願いします)。

  • 既出だったら恐縮ですが
    >ただし、HDRモード時は最大65 Wの給電能力に制限されます
    これのスクショはどんなアプリで取得されてるんでしょうか。
    自分が使ってるモニターを確認したく。

    • 対応USB PDを確認する方法はいわゆる「PDテスター」を使ってます。
      https://amzn.to/3RdFjA5
      ぼくが使っているのは↑こちらの旧モデル(販売終了済み)です。USB PDをチェックしたり、電子負荷と合わせて実際の充電スピードを記録したり、かなり便利です。ただ・・・、値段がちょっと高いのが難点です。

  • HDRの切り替えが面倒、G-Sync互換を使うとチラつく、は結構致命的ですね…遅延等も含め多少価格が上がっても他社から安定した製品が出るまで待った方がいいかも。
    あと原神はそろそろHDRにデフォルトで対応してほしいですね、Win11の自動HDRはSDRコンテンツの明るさ設定に影響される不具合があって使いにくいので(正直こっちもそろそろ直してほしい…)

    • 自分の個体ではVRRとHDR併用で目に見えるほどのフリッカーは出てないですね… 個体差かな

  • うおおおおめっちゃ欲しい。
    27インチ版が出てるの見てから、早く32インチ版出てくれと思ってたんだ。
    ぶっちゃけ競技FPSには32インチはデカすぎるから、4kでAAAのグラフィックを楽しみたい用としては今のところベストだなぁ。
    これ買うとグラボも欲しくなるし金が足りない……

  • BenQのMOBIUZに1000分割FALD出たら買いますね
    去年のTGSでは有機ELのモニターが発表されてますし主力製品は今年もその位の時期に発表でしょうか
    業界のトレンドに沿ったminiledの製品がBenQから出てきて欲しいですね

  • 微妙に使い勝手悪いところもあるけど使いこなせる環境ある人には良いものですね…
    原神はiOSだけの120fps・ps5版専用4kテクスチャ(pcだと4kでもジンのマントとか解像度低くてぼやけてる)を早くpcに実装するのとかホヨバの本気のpc専用グラフィック用意して欲しくなる

  • ちもろぐさんの主観でMAG274QRF-QDと比べて
    32M2Vや27M2Vの方が明らかに画質いいですかね?
    また予算が潤沢でも画質重視(2Dアニメ、3Dアニメ調ゲーム、MMD動画等)ならQD-OLEDよりもこちらの方が幸せになれそうですか?

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