ゲーミングモニターを専用の機材を使って測定レビューする「ちもろぐ」的に、おすすめなゲーミングモニターを15個まとめて紹介です。性能だけでなく、用途や特徴も解説するので、人それぞれのニーズに合ったモニターを選びやすいガイドにしました。
(公開:2019/02/22 | 更新:2020/11/02)
- 1. BenQ GL2480(FHD / 75Hz)
- 2. Pixio PX247(FHD / 144Hz)
- 3. ASUS VG259Q(FHD / 144Hz)
- 4. BenQ XL2411K(FHD / 144Hz)
- 5. BenQ EX2780Q(WQHD / 144Hz)
- 6. HP OMEN 27i(WQHD / 165Hz)
- 7. DELL S2721DGF(WQHD / 165Hz)
- 8. ASUS VG279QM(FHD / 280Hz)
- 9. BenQ XL2546K(FHD / 240Hz)
- 10. ASUS PG259QN(FHD / 360Hz)
- 11. LG 34GN850-B(UWQHD / 144Hz)
- 12. BenQ EW3280U(4K / 60Hz)
- 13. LG 27GN950-B(4K / 144Hz)
- 14. LG C9 OLED 55″(4K / 120Hz)
- 15. LG CX OLED 48″(4K / 120Hz)
前提:ゲーミングモニターの選び方
おすすめゲーミングモニターの解説に入る前に、かんたんにゲーミングモニターの基本的なことについて説明します。
- リフレッシュレート(Hz)
- 応答速度(ms)
- 画面の解像度とサイズ(フルHDや24インチ)
- パネルの種類(TN / IPS / VA)
- ゲーマー向け機能
ゲーミングモニター選びで特に重視したいポイントは、以上の5つ。たったの5つです。
なお、スペックの読み方や選び方について、もっと詳しく知りたい方は「ゲーミングモニターの選び方を解説:おすすめな選び方とは?」をどうぞ。
「リフレッシュレート」は、1秒あたりの画面の更新回数です。144 Hzなら、1秒あたり144回、240 Hzなら1秒あたり240回です。リフレッシュレートが高ければ高いほど、モニターに映る映像はスムーズでヌルヌルとします。
さらに、リフレッシュレートが高いほど入力ラグ(入力遅れ、入力遅延など)は短縮され、他のゲーマーに対してより速く行動できます。ザックリ言うと、240 Hzは60 Hzより12.5 ミリ秒、144 Hzは60 Hzより9.7 ミリ秒もラグが少ないです。
ゲーミングPCでゲームをプレイするなら、最低でも144 Hz以上をおすすめします。
なお、PS4やSwitchなど家庭用ゲーム機は60 Hzまで対応。次世代ゲーム機(PS5 / Xbox Series X)は120 Hzまで対応(※4K120 HzはHDMI 2.1が必要)なので、ゲーム機用に144 Hz以上を選ぶ必要はありません。
「応答速度」は、モニターが1フレームを表示するのに掛かった時間です。1 msなら1枚の映像を表示するのに1 ミリ秒(1000分の1秒)かかる、という意味です。応答速度が速いほど、残像の少ないクリアでハッキリした映像を表示できます。

応答速度の違う3つのゲーミングモニターを使って、比較写真を撮りました。見て分かるとおり、応答速度が速いモニターほど、残像が少ないです。
応答速度が速いほど敵プレイヤーをハッキリと視認できるので、FPS / TPSゲームを有利にプレイするなら、応答速度はできれば「1 ミリ秒台」は欲しいところ。
読む:ゲーミングモニターの応答速度を計測する方法(ちもろぐ式)

「画面の解像度」は、何十種類もありますが、ゲーミングモニターで知っておきたいのは3つだけ。
- フルHD(1920 x 1080):もっとも一般的な解像度(シェア約65.5%)
- WQHD(2560 x 1440):フルHDの約1.8倍の解像度(シェア約6.9%)
- 4K(3840 x 2160):フルHDのなんと4倍の解像度(シェア約2.3%)
過半数のゲーマーがフルHDを使ってます。画面の解像度が大きいほど、ディティールの細かい精細な映像を得られますが、快適に動かすために高性能なパソコンも必要です。
よって、コスパ的にフルHDが最適解ですし、FPS / TPSゲームにおいて解像度の大きさはほとんど有利に働きません。むしろプロゲーマーの中には、負荷を軽くするためにあえてHD(1280 x 720)を使う人もいるほどです。
読む:フルHD / WQHD / 4K別にグラボの性能を解説

画面のサイズ(インチ)は、ゲーミングモニターを使う環境と、画面の解像度に合わせて選んでください。
画面サイズ | おすすめ解像度 | 使用環境 |
---|---|---|
21.5 インチ | フルHD | PCデスク |
24.5 インチ | ||
27.0 インチ | フルHD WQHD | |
31.5 インチ | WQHD 4K | |
43.0 インチ | 4K | PCデスク ソファー |
48.0 インチ | ソファー | |
55.0 インチ |
フルHDの場合、画面サイズは21.5~27インチが適正な範囲で、24インチ台が人気です。WQHDは27~32インチの範囲が適正で、27インチがちょうどよいディティール感(= 画素ピッチ)で人気を集めています。
4Kは31.5インチ以上がおすすめですが、PCデスクで使うなら32インチが限度とされています。個人的には、画素ピッチを考えると43インチまではOKという考えで、筆者本人は43インチの4Kモニターで今まさにブログを執筆中です。
48インチ以上はPCデスクで使うには画角が広すぎて端っこの方は歪んで見え、画素ピッチも粗っぽいので、2メートル以上の距離を取れる場合におすすめ。たとえば、ソファーで寝転んでごろごろとゲームをするなら、48インチ以上がちょうど良いです。

パネルの種類は、ゲーミングモニターでは「TN」「IPS」「VA」の3つが定番です。
読む:液晶パネルの違いまとめ:TN / VA / IPSのメリットと弱点
それぞれの特徴を、ザックリまとめて説明すると・・・↓
何のためにゲーミングモニターを買うのか?
目的によって人それぞれピッタリなパネルは違いますが、2020年時点ではパネルの技術がかなり進歩しており、予算3万円以上ならIPSパネルが万人向けです。
予算3万円以下は、FPSゲーム重視ならTNパネルが確実です。VAパネルは、HDR対応ゲームをリアルな画質でプレイしたい人向け。FPS / TPSゲームだと優位性はありません。
ゲーマー向け機能は、主にFPS / TPSゲームを有利にプレイするために開発された機能のこと。主に4つあります。
- 暗所補正機能:Black eQualizer / Shadow Boostなど暗いところを明るく見せる
- 彩度補正機能:Color Vibranceなど色を見分けやすく調整する
- 残像低減機能:DyAc / ELMB / ULMBなど黒フレーム挿入で残像をクリアに
- 適応垂直同期:G-SYNC / FreeSyncなどテアリングとスタッタリングを防ぐ
暗所補正、彩度補正、そして残像低減機能はメーカーのパネル制御技術の差がハッキリと出る部分です。
過去にちもろぐでレビューしてきたゲーミングモニターの中で、機材による測定と撮影で明らかに高性能だと判明したモニターは「BenQ Zowie XL」シリーズでした。
ライバル他社も似たような機能をいろいろと搭載していますが、まるでPhotoshopで加工したかのように効果が出るのは、BenQに限られます。↑に掲載した参考写真も、1~3枚目までBenQで撮影したモノです。
【2020年版】おすすめなゲーミングモニター:15選
1. BenQ GL2480
PS4やSwitchにおすすめなゲーミングモニター

BenQ GL2480 | |
---|---|
画面サイズ | 24インチ(1920 x 1080) |
リフレッシュレート | 60 ~ 75 Hz |
パネル | TN |
応答速度 | 平均4.24 ミリ秒最速:1.95 ms / 最悪:6.72 ms |
入力遅延 | 8.5 ミリ秒 |
色の正確さ | イマイチやや白っぽい |
エルゴノミクス |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年 |
参考価格 | 13980 円 |
BenQの格安ゲーミングモニター「GL2480」は、最大60 Hz対応のゲーム機(例:PS4 / PS4 Pro / Switch)用に、コスパよく高性能がほしいゲーマーにおすすめです。
低価格でも応答速度が速いTNパネルを採用し、筆者の測定テストでは応答速度は平均4.24 ミリ秒でした(60 Hz時)。最大60 Hzのゲーム機でFPSゲームをするなら、4 ミリ秒台は十分すぎるほど高性能。
ただし、TNパネルなので画面の色がやや白っぽく見えやすく、視野角が狭くちょっとの角度差で色が変わって見えます。TNパネルならでは、「格安だけど高速性能」の定番デメリットです。
- 値段は安いほうが良い
- FPSゲームをよくプレイする
- PS4やSwitchで使いたい
GL2480は、とにかく価格が安いくせに応答速度が速いのがメリットです。PS4 / PS4 Pro / Switchなど、リフレッシュレートが60 Hzのゲーム機で残像の少ない映像を出すなら、GL2480はかなりおすすめ。
一方、応答速度よりも映像の美しさを重視するなら、IPSパネルを使ったモニターの方が良いでしょう。詳しくは「PS4 / PS4 Proにおすすめなゲーミングモニター」を読んでください。
2. Pixio PX247
安くIPSの144 Hzモニターが欲しい人向け

Pixio PX247 | |
---|---|
画面サイズ | 23.8インチ(1920 x 1080) |
リフレッシュレート | 144 HzHDMI : ~120 Hz / DP : ~144 Hz |
パネル | IPS |
応答速度 | 平均4.8 ミリ秒最速:2.35 ms / 最悪:6.55 ms |
入力遅延 | 8.3 ミリ秒(60 Hz) |
色の正確さ | かなり正確万人向けのキレイな色 |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 2年 |
参考価格 | 20980 円 |
「Pixio PX247」は、わずか2万円台でリフレッシュレート144 Hz対応、しかもTNパネルではなくIPSパネルを採用します。2万円でIPS(144 Hz)ゲーミングモニターです。
あまり価格が安いので実際にレビューしたところ、応答速度は平均4.8 ミリ秒(144 Hz時)で低価格な割には、なかなか優秀。色も最初からキレイに合っていて、入力ラグも問題なし。
エルゴノミクスと機能性は値段なりに弱いですが、低予算でIPSパネルを使った144 Hzゲーミングモニターがほしい人にとって、とてもコストパフォーマンスの高いモニターです。
- モニターの性能が良ければOK
- 多ジャンルのゲームをプレイする
- コスパよく144 Hzが欲しい
144 Hzモニターの中で、コスパNo.1のゲーミングモニターです。マトモに正確な色、平均5 ミリ秒を下回るそこそこ速いパネル、2万円台で保証は2年付き。「値段」で選ぶならオススメします。
3. ASUS VG259Q
万人向けにおすすめなゲーミングモニター

ASUS TUF Gaming VG259Q | |
---|---|
画面サイズ | 24.5インチ(1920 x 1080) |
リフレッシュレート | 144 HzHDMI : ~144 Hz / DP : ~144 Hz |
パネル | IPS |
応答速度 | 平均4.9 ミリ秒Reddit 調べ |
入力遅延 | 10.5 ミリ秒(60 Hz) |
色の正確さ | そこそこ正確万人向けのキレイな色 |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年 |
参考価格 | 31700 円 |
ASUS「VG259Q」が、ある意味・・・今回の記事の主役級です。VG259Qは約3万円ちょっとの価格帯において、PCゲーマーから据え置きゲーマーまで、いろいろな用途でおすすめできるゲーミングモニターです。
リフレッシュレートは最大144 Hzに対応します。パネルはIPSを採用し、色は最初からそこそこ正確で美しく、応答速度もIPSパネルの割にはかなり速いほうです。表示できる色の広さは、一般ユーザーにとっては不足なし。
モニターの性能は文句なしに優秀です。加えて、エルゴノミクスは高さ / 上下 / 左右 / ピボットまでフル装備。ゲーマー機能は暗所補正の「Shadow Boost」、残像を低減する「ELMB(Extreme Low Motion Blur)」も搭載します。
- 「とりあえずコレ !!」な一台がほしい
- 幅広いジャンルのゲームをプレイする
- 単なる安さより満足度を重視したい
3万円くらいで買える144 Hzゲーミングモニターの中で、VG259Qはもっとも万人向けなヤツ。PCゲーマーはもちろん、次世代ゲーム機(Play Station 5)用にも、おすすめできるゲーミングモニタです。
読む:ASUS TUF Gaming VG259Qのレビュー
4. BenQ XL2411K
FPSゲームに特化したゲーミングモニター

BenQ Zowieは定番のゲーミングモニターですが、やはり外すことはできません。「XL2411K」は、Zowieシリーズで飛ぶように売れている人気モニター「XL2411P」の実質的な後継モデルです。
最新の高速TNパネルで応答速度はさらに縮小します。TNパネルの影響で画面はやや白っぽく見えますが、ゲームで有利になるためにユーザー側が色をいじくり倒す前提のモニターですから、大した問題ではありません。
BenQ独自のゲーマー機能は引き続きそのまま続投です。暗所を明るく補正する「Black eQualizer」と、色の鮮やかさを調整して色を見分けやすくする「Color Vibrance」に対応します。
そしてXL2411Kでは、今まで上位モデルだけに限定されていた「DyAc(Dynamic Accuracy)」についに対応。DyAcは残像をクリアにする機能で、今となってはそれほど珍しいモノではありませんが・・・

依然としてBenQの残像低減機能は、他社の追随をまったく許さない状況※です。DyAcモードを有効化しても画面の明るさがそれほど変化せず(他社は暗くなってしまう)、残像の消え方もトップクラス。
- FPSゲームで有利になりたい
- 画質よりも「敵の見つけやすさ」を重視
- 残像が少ないキレのある映像
競技性の強いFPS / TPSゲームで勝つためにモニターを選ぶなら、先に紹介したVG259QよりもXL2411Kを強く推します。
IPSパネルの技術が進歩したとはいえ、やはりTNパネルの高速応答は強いです。そこにBenQ独自の強力なゲーマー向け機能が加わると、さらに強力なのは言うまでもありません。

※実際に他社の残像低減機能を、くわしく測定して出した結論です。筆者の「感想」なんかではなく、「データ(事実)」にもとづいて書いてます。DyAcがトップクラスの残像低減機能です。

5. BenQ EX2780Q
万能タイプのWQHDゲーミングモニター

BenQ EX2780Q | |
---|---|
画面サイズ | 27インチ(2560 x 1440) |
リフレッシュレート | 144 HzHDMI 2.0 : ~144 Hz / DP 1.4 : ~144 Hz |
パネル | IPS |
応答速度 | 平均5.69 ミリ秒最速:2.72 ms / 最悪:9.27 ms |
入力遅延 | 8.6 ミリ秒 |
色の正確さ | やや正確鮮やかで美しい色合い |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | 内蔵(2.1チャンネル)内蔵スピーカーとしては「高音質」 |
保証 | 3年 |
参考価格 | 47800 円 |
「BenQ EX2780Q」は用途をあまり選ばない、万能タイプのWQHDゲーミングモニター(最大144 Hz)です。高品質なIPSパネルを採用し、娯楽向けに調整された美しい色設定と、ピーク輝度400超えのHDR映像がおもな魅力。
応答速度はWQHDのIPSモニターとしては普通レベルですが、全体的にバランスよくまとまっており、人を選ばない万人向けのWQHDゲーミングモニターといえます。
「DisplayHDR 400」認証を取得したマトモなHDRモニターで、アニメや映画などコンテンツの映像美はとても優秀。グラフィックが進化しつづける、最新のRPGやADVゲームとの相性もバッチリです。
実はBenQ独自のゲーマー機能「Black eQualizer」と「Color Vibrance」に対応しています。だからFPSゲームも有利にプレイ可能です。
- 「映像美」でモニターを選びたい
- ゲームもがっつりプレイしたい
- 内蔵スピーカーの音質も大事
内蔵スピーカーは2.1チャンネルシステム(ステレオ + サブウーファー)で、2000 ~ 3000円の外付けスピーカーにも負けないほど高音質です。
FPSゲーム、RPGゲーム(オフゲー)、アニメや映画まで幅広いジャンルで「EX2780Q」が1台あれば対応できます。高性能な内蔵スピーカーのおかげで、ゲーム機用にもオススメできる1台です。

6. HP OMEN 27i
コスパで選ぶWQHDゲーミングモニター

Omen by HP 27i | |
---|---|
画面サイズ | 27インチ(2560 x 1440) |
リフレッシュレート | 144 ~ 165 HzHDMI 2.0 : ~144 Hz / DP 1.2 : ~165 Hz |
パネル | IPS |
応答速度 | 平均4.9 ミリ秒最速:2.9 ms / 最悪:7.5 ms(RTINGS) |
入力遅延 | 7.9 ミリ秒 |
色の正確さ | イマイチやや暖色に偏った色合い |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 1年引取修理 / パーツ保証 |
参考価格 | 39800 円※HP Direct Plus直販サイト限定 |
「HP OMEN 27i」は、HP(ヒューレット・パッカード)がOMENブランドで販売しているゲーミングモニターです。
取り扱いがHP公式直販に限定されているため、あまり存在は知られていませんが、価格は39800円。WQHDで最大165 Hz、そこそこ速いIPSパネル、最低限のエルゴノミクスを装備して「39800円」です。
格安な代わりに、ゲーマー向け機能はFreeSync(G-SYNC互換)のみ。標準保証はゲーミングモニターとしては短い1年(+4950円で3年保証に変更可能)です。
やはり他社の同スペックモデルより明らかに価格設定が7000~10000円は安い分だけ、デメリットも目立つものの・・・コスパ重視でWQHDモニターを選ぶなら「HP OMEN 27i」は推奨できます。
1台限定なんてことはなく、特にこれといった購入制限もありません。ベゼル幅はわずか8 mm(0.8 cm)でかなり薄型、OMEN 27iを2~3台使って、高解像度なマルチディスプレイ環境を作りたい方にもオススメです。
- モニターの性能が良ければOK
- 多ジャンルのゲームをプレイする
- コスパよくWQHD(165 Hz)が欲しい
WQHDゲーミングモニターで特にコスパに優れた1台です。気の利いたゲーマー機能、フル装備のエルゴノミクス、標準3年保証はありません。必要最低限のコストで、あくまでもモニターとしての性能だけを提供する製品です。

7. DELL S2721DGF
高性能で保証も熱いWQHDの165Hzモニター

DELL S2721DGF | |
---|---|
画面サイズ | 27インチ(2560 x 1440) |
リフレッシュレート | 144 ~ 165 HzHDMI 2.0 : ~144 Hz / DP 1.4 : ~165 Hz |
パネル | Fast IPS |
応答速度 | 平均3.8 ミリ秒最速:3.1 ms / 最悪:4.7 ms(RTINGS) |
入力遅延 | 7.5 ミリ秒 |
色の正確さ | イマイチやや暖色に偏った色合い |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年3年間無輝点交換保証 |
参考価格 | 49800 円 |
シンプルに高性能で保証も手厚いWQHDゲーミングモニターが欲しい人に、米DELL「S2721DGF」がオススメです。
最大165 Hz対応、パネルは応答速度に優れるFast IPSを採用します。平均3.8 ミリ秒は、IPSパネルを使ったWQHDゲーミングモニターの中ではトップクラスの性能です。
エルゴノミクスは4つすべてを装備済み。ゲーマー向け機能はFreeSync Premium、またはG-SYNC互換モードに対応します。テアリングがほとんど見えない、スムーズで破綻のない映像を出力できます。
地味ながらHDRもサポート。メーカー独自のなんちゃってHDRではなく、きちんとVESA社から「Display HDR 400」を取得済み。HDR表示に必要な広い色域と、そこそこ明るい画面が保証されます。

ザックリとしたローカル調光なのでハロー現象は避けられない(via : RTINGS)
画面の明るさを確保するため、HDRモード時はローカル調光に対応。ただし、調光のゾーン数が少ないので、画面の一部だけが明るいシーンではハロー現象(ブルーミング)が発生します。
DELL S2721DGFは価格5万円の、比較的に普及帯のWQHDゲーミングモニターです。コスト増に直結する、大量の調光ゾーンの実装は無理があるようです。
- 高性能なWQHDモニターがほしい
- 充実のエルゴノミクス
- 3年間のドット抜け保証
S2721DGFは、3年間の無輝点交換保証つきです。ゲーム向けモニターとしてもっとも手厚い部類の保証内容ですので、「性能」だけでなく「保証」や「安心感」を求めるユーザーにおすすめ。


8. ASUS VG279QM
万人向けの超高速IPSゲーミングモニター
ASUS VG279QM | |
---|---|
画面サイズ | 27インチ(1920 x 1080) |
リフレッシュレート | 280 HzHDMI 2.0 : ~240 Hz / DP 1.2 : ~280 Hz |
パネル | Fast IPS |
応答速度 | 平均3.48 ミリ秒最速:2.42 ms / 最悪:4.80 ms |
入力遅延 | 33.4 ミリ秒(60 Hz) 2.3 ミリ秒(240 Hz) |
色の正確さ | かなり正確だいたい合ってる |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年 |
参考価格 | 49400 円 |
「VG279QM」は、最大リフレッシュレート280 Hz対応で、しかも色が正確で美しいIPSパネルを採用する万人向けゲーミングモニターです。
IPSパネルは応答速度が遅いとされますが、VG279QMに採用されたIPSパネルは台湾AU OptronicsのAHVAパネル。ちもろぐの測定では、IPSパネルで2番目に速い平均3.48 ミリ秒を叩き出します。
圧倒的スピードと、人を選ばない正確な色設定。加えて、残像感をクリアに除去する「ELMB Sync」や、暗いところを明るく補正する「Dynamic Shadow Boost」にも対応。
- 性能は欲しいが映像美も大事
- 280 Hzは気持ち的にうれしい
- FPSゲーム~いろいろな用途に対応
画質も欲しい、キレのある速い映像も欲しい。どっちも両立したい欲張りゲーマーに「VG279QM」はベストな240 Hz(280 Hz)モニターです。

読む:ASUS TUF Gaming VG279QMのレビュー
9. BenQ XL2546K
競技ゲーマーにおすすめな240 Hzモニター
BenQ Zowie XL2546K | |
---|---|
画面サイズ | 24.5インチ(1920 x 1080) |
リフレッシュレート | 240 HzHDMI 2.0 : ~240 Hz / DP 1.2 : ~240 Hz |
パネル | TN(AU Optronics製) |
応答速度 | 平均1.29 ミリ秒最速:0.50 ms / 最悪:2.01 ms |
入力遅延 | 8.7 ミリ秒(60 Hz) |
色の正確さ | そこそこ正確※標準モード時 |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年 |
参考価格 | 58560 円 |
Apex Legendsやシージで高ランク帯を目指す、ガチなゲーマーにおすすめのモニターが「XL2546K」です。
XL2546Kは、競技ゲーマー向けに開発されているBenQ Zowie XLシリーズの最新モデルで、圧倒的に速いTNパネルとBenQならではの強力なゲーマー機能を兼ね備えます。
対応リフレッシュレートは最大240 Hzで、残像感をほぼ完全に取り除く「DyAc+(Dynamic Accuracy Plus)」に対応。BenQのDyAc+は、他社の追随を許さない最強の残像低減機能です。

DyAc+モード時のクリアな映像は、誰が見ても体感できます。もちろん、DyAc+を使わなくても残像は非常に少なく、応答速度をちもろぐで実測すると平均1.29 ミリ秒、最速は0.5 ミリ秒に達します。
従来モデルのXL2546より大幅に応答速度は高速化し、OLEDテレビにも迫るほど突出した応答速度です。Apex Legendsやフォートナイトといった競技ゲームを有利にするなら、XL2546Kがベストです。
- 一番速いゲーミングモニターがほしい
- ゲームで勝つためのモニターがほしい
「DyAc+」以外のゲーム機能も強いです。色を鮮やかに補正して視認性を高める「Color Vibrance」、暗い部分を自然な明るさに調整する「Black eQualizer」に対応しています。

10. ROG Swift PG259QN
世界最速のIPSモニターが欲しい人に【360Hz】

ASUS ROG Swift 360Hz PG259QN | |
---|---|
画面サイズ | 24.5インチ(1920 x 1080) |
リフレッシュレート | 360 HzHDMI 2.0 : ~240 Hz / DP 1.4 : ~360 Hz |
パネル | Fast IPS |
応答速度 | 平均1.92 ミリ秒最速:1.04 ms / 最悪:3.48 ms |
入力遅延 | 1.75 ミリ秒(360 Hz) |
色の正確さ | 正確工場でキャリブレーション済み |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年 |
参考価格 | 85980 円 |
理論上、240 Hzより更にゼロラグに近いゲーミングを可能にする、360 Hz駆動のゲーミングモニターが登場。
それが「ROG Swift 360Hz PG259QN」です。台湾AU Optronics社の最新世代「AHVA(IPSパネル)」を採用して、最大360 Hzに対応、応答速度はちもろぐの実測で平均1.92 ミリ秒を叩き出します。

2020年時点、PG259QNは世界でもっとも残像が少ないキレのある映像を出力できる、唯一のIPSゲーミングモニターです。最速のIPSゲーミングモニターが欲しい人に、PG259QNを強くオススメします。
さらにG-SYNCプロセッサー搭載による完全な「G-SYNC」に対応。リフレッシュレート1 ~ 360 Hzすべての範囲で、テアリングとスタッタリングをほぼ完全に除去可能です。
- 最速のIPSゲーミングモニターがほしい
- 異次元の「360 Hz」を体験したい
- FPSゲーム~いろいろな用途に対応
ちなみに、PG259QNは工場出荷時にキャリブレーションが施され、何もしなくても色が非常に正確(ΔE > 1.5)。画面の明るさはピーク時に400 cd/㎡オーバー、コントラスト比は約1480に達します。
ゲームは圧倒的に強く、コンテンツにも強い、万能型ゲーミングモニターに仕上がっています。(お高い値段を除き・・・)誰にでもおすすめできる性能を持つモニターです。
読む:ASUS ROG Swift 360Hz PG259QNのレビュー


11. LG 34GN850-B
21:9ゲーミングに没頭したい人におすすめ

LG 34GN850-B | |
---|---|
画面サイズ | 34インチ(3440 x 1440) |
リフレッシュレート | 144 ~ 160 HzHDMI 2.0 : ~85 Hz / DP 1.4 : ~160 Hz |
パネル | Nano IPS |
応答速度 | 平均3.91 ミリ秒最速:2.43 ms / 最悪:5.03 ms(TechSpot) |
入力遅延 | 8.35 ミリ秒 |
色の正確さ | やや正確鮮やかで美しい色合い |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年 |
参考価格 | 117600 円 |
「LG 34GN850-B」は、広視野角「21 : 9」に対応したゲームに没頭したいゲーマーにイチオシのゲーミングモニターです。
解像度はとんでもなく横に広い3440 x 1440(UWQHD)を備え、リフレッシュレートは最大160 Hz(※HDMIは85 Hzまで)に対応します。パネルはLG自社製品の「Nano IPS」を採用して、UWQHDトップクラスの応答速度です。
モニター本体は湾曲しており、視野角の問題を物理的に解消します。中央から画面の端っこまで、どこを見ても自分の方にパネルが向いているため、面積が大きいだけの平面パネルより「没入感」を得やすいです。
一方で、湾曲によって抜群の没入感と安定した視野角を手に入れられる代わりに、汎用性(= 万能タイプ)は失われます。特にクリエイティブな用途と相性は悪いです。線が曲がって表示されるゆえ、平面に戻すと歪む可能性大。
少なくとも、ぼく自身は湾曲モニターでイラストを描くのは・・・慣れれば何とかなる予感はするけれど、慣れてしまうのも不安が残る印象でした。湾曲モニターはゲーム用に使うのが無難でしょう。
- 「21 : 9」ゲーミングにどっぷり浸かりたい
- 湾曲モニターで視野角の心配なし
- 高性能なUWQHDモニターがほしい
21 : 9ゲーミング用に、高性能な144 Hz以上のモニターが欲しいゲーマーにおすすめ。日本で買えるウルトラワイドゲーミングモニターの中で、34GN850-Bが一番コスパよく高性能です。
似たようなスペックだと、Dell AW3420DWやAcer X34Pがありますが価格が13~14万円とかなり割高な割に・・・リフレッシュレートは最大120 Hzにとどまっています。あえて選ぶ理由は薄いです。


12. BenQ EW3280U
4K HDRでリアルなゲーム体験におすすめ

BenQ EW3280U | |
---|---|
画面サイズ | 32インチ(3840 x 2160) |
リフレッシュレート | 60 HzHDMI 2.0 : ~60 Hz / DP 1.4 : ~60 Hz |
パネル | IPS |
応答速度 | 平均8.6 ミリ秒最速:3.55 ms / 最悪:15.05 ms |
入力遅延 | 8.3 ミリ秒 |
色の正確さ | やや正確鮮やかで美しい色合い |
エルゴノミクス |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | 内蔵(2.1チャンネル)内蔵スピーカーとしては「高音質」 |
保証 | 3年 |
参考価格 | 79800 円 |
4K HDR対応によるリアルな映像で、没入感ある高画質なゲームプレイをするなら「EW3280U」がおすすめ。
Display HDR 400認証を取得したマトモな4K HDRモニターです。安価な4Kモニターでありがちな、なんちゃってHDR対応とは、まさに別格の高画質を出力できます。
色は最初からとても美しく調整されていて、おそらく誰が見ても「高画質」「色が鮮やかでキレイ」と感じやすいです。クリエイティブ用途だと色はズレてますが、映画用やゲーム用に使う場合は気にしなくて大丈夫。
応答速度はIPSパネルとして普通で、入力ラグは体感できません。基本的な性能はOKですね。ただし、ゲーマー向け機能は特に無いので、FPSゲームをする人には向かないです。
4K Ultra HDR対応の高画質なアニメや映画の鑑賞、Death StrandingやThe Elder Scrolls VIのような、HDR対応コンテンツやゲームを高画質で楽しむならベストなモニターです。
- 4K HDR対応で映像美がすごい
- 32インチの大画面でゲームに没頭
- 内蔵スピーカーの音質も大事
内蔵スピーカーは「BenQ treVolo」を搭載します。2.1チャンネルのスピーカーシステムによって、内蔵タイプとは思えない臨場感のある音質です。2000~3000円の外付けスピーカーよりは、音質が良いです。
パソコン用としてはもちろん、PS4 ProやPS5などゲーム機用にもおすすめできます。
13. LG 27GN950-B
最高の4Kゲーミングに相性ぴったり !!

LG 27GN950-B | |
---|---|
画面サイズ | 27インチ(3840 x 2160) |
リフレッシュレート | 144 ~ 160 HzHDMI 2.0 : ~60 Hz / DP 1.4 : ~160 Hz |
パネル | Nano IPS |
応答速度 | 公称1 ミリ秒 |
入力遅延 | 不明まだ計測してません |
色の正確さ | 正確工場でキャリブレーション済み |
エルゴノミクス |
|
ゲームに強い |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | なしスピーカー端子あり |
保証 | 3年 |
参考価格 | 99720 円 |
4K(60 Hz)では物足りないマニアなゲーマーにおすすめが「LG 27GN950-B」です。
数ある4Kモニターの中でも非常に珍しい、4K解像度で最大144 Hz(OCモードで160 Hz)に対応します。ハイエンドグラボ「RTX 3080」や「RX 6800 XT」の性能を活かすために、適任なスペックです。
パネルはLG製「Nano IPS」を採用し、IPSパネルの4Kモニターで屈指の応答速度(公称値は1 ミリ秒)を実現します。加えて144 Hz駆動の効果で視覚的に残像を減らせるし、入力ラグも60 Hzより約60%もカットできます。
ダイレクトな操作感、ヌルヌルとした自然な4K映像体験において、LG 27GN950-Bの右に出る者はいないでしょう(※少なくとも日本国内だと同じ10万円台で皆無)。
しかも27GN950-Bの魅力は「速さ」だけ、ではありません。映像美も力が入ったモニターです。色設定はメーカーが工場にてキャリブレーション済みで、色の正確さはΔE > 2.0と驚くほど正確に調整されています。
リアルな映像体験をもたらすHDRも対応。VESA社の「Display HDR 600」認証を取得しており、最大600 cd/㎡を超えるピーク輝度と、DCI P3で97%以上をカバーする広大な色域で優れたHDR映像を出力できます。
- 4Kで144 Hzを体験したい
- 質の高い4K HDRゲームに没頭
- ハイエンドグラボの性能を活かしたい
コアゲーマーはもちろん、写真加工や動画編集を行うクリエイターにとっても魅力的な性能を兼ね備えた、多用途かつ高性能な4Kゲーミングモニターです。
なお、注意点がひとつあります。映像出力端子はHDMIだと最大60 Hzまで、Display Portで144~160 Hz対応です。つまり・・・HDMI 2.1を使用する次世代ゲーム機では60 Hzどまりです。
PS5やXbox Series Xで4K120 Hzを出したい人は、この次に紹介する「LG C9 OLED」「LG CX OLED」を検討してください。2020年時点で、HDMI 2.1を装備するゲーミングモニターは存在しません。
14. LG C9 OLED 55″
PS5で4K120 Hzにコスパ最高のOLED TV

LG C9 OLED型番:OLED55C9PJA | |
---|---|
画面サイズ | 55インチ(3840 x 2160) |
リフレッシュレート | 120 HzHDMI 2.1 : ~120 Hz |
パネル | OLED |
応答速度 | 平均0.25 ミリ秒最速:0.15 ms / 最悪:0.37 ms |
入力遅延 | 15.9 ミリ秒HDMI 2.1 VRR時(Rtings調べ) |
色の正確さ | かなり正確だいたい合ってる |
エルゴノミクス | – |
ゲームに強い |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | 内蔵(2.2チャンネル)非常にマトモな音質です |
保証 | 1年 |
参考価格 | 169800 円 |
「LG C9 OLED」はゲーミングモニターではなく、有機EL(OLED)パネルを使った4Kテレビです。なぜテレビが、ゲーミングモニターおすすめに登場するのか?
理由はシンプルで、次世代ゲーム機(PS5 / Xbox Series X)の4K120 Hz出力を使うためにはHDMI 2.1が必要ですが、残念ながらHDMI 2.1を搭載する4Kモニターがまだ1台も存在しないからです。
そこで有力候補に挙がったのが、筆者も愛用中の4Kテレビ「LG C9 OLED」というわけ。2019年発売のテレビにも関わらず、HDMI 2.1を装備し、VRR(可変リフレッシュレート)やALLM(自動低遅延モード)も対応します。
基本的な画質と性能はさすが有機EL(OLED)パネル。美しく調整された色設定、完璧な黒による無限のコントラスト比、TNパネルを遙かに上回る応答速度(筆者の実測で平均0.25 ミリ秒)などなど。圧巻の性能です。
HDRも対応しており、有機ELテレビとしてトップクラスのHDR性能を出せます。ただし、画面全体が真っ白なシーンでは画面の明るさが意図的に下げられる仕様※があります。幸い、部屋を暗くすれば気にならないレベルです。
※正式名称は「ABL(Auto Brightness Limiter)」です。有機ELパネルは画面全体が明るくなると故障しやすいので、故障を予防する目的で「ABL」が導入されています。設定で無効化はできません。
- PS5を「4K120 Hz」でプレイしたい
- 55インチの大画面で没入感がすごい
- ハイエンドグラボの性能を活かしたい
55インチの大画面は「没入感」がやっぱりスゴイですが、PCデスクで使うには不向きなので注意。リビングやソファーで2~3メートル程度の距離をとれる環境にオススメです。
なお、HDMI 2.1は次世代ゲーム機だけでなく、最新のグラボ「RTX 30シリーズ(RTX 3070 / 3080 / 3090)」も対応しています。PCゲームで大画面ゲーミング環境を構築したい人にも、LG C9 OLEDは選択肢です。

約16万円の「C9 OLED」と、約13万の「B9 OLED」のもっとも大きな違いは、初期設定時の色合いの美しさと正確さです。C9は最初から何もしなくていいほど、キレイに色が調整済み。一方、B9の色はやや暖色に歪んでいて、万人向けではありません。
調整すればC9と同レベルの色合いに改善はできますが、キャリブレーション機材などを使わず、人間の目で見ながら手動で調整するのはかなり苦労します。ホントに苦労するので、3万円程度の差額なら、キャリブレーション済みのC9を買ったほうが良いです。
15. LG CX OLED 48″
PS5で4K120 HzにイチオシのOLED TV

LG CX OLED型番:OLED 48CXPJA | |
---|---|
画面サイズ | 48インチ(3840 x 2160) |
リフレッシュレート | 120 HzHDMI 2.1 : ~120 Hz |
パネル | OLED |
応答速度 | 公称1 ミリ秒以下※OLEDパネルの応答速度はほぼ瞬時 |
入力遅延 | 11.1 ミリ秒HDMI 2.1 VRR時(Rtings調べ) |
色の正確さ | かなり正確だいたい合ってる |
エルゴノミクス | – |
ゲームに強い |
|
HDR対応 |
|
スピーカー | 内蔵(2.2チャンネル)非常にマトモな音質です |
保証 | 1年 |
参考価格 | 193800 円 |
LG C9 OLEDの後継モデル(2020年モデル)として、「LG CX OLED」が登場。
従来モデルは55インチが一番小さいサイズでしたが、今回のCXから日本の住宅事情にもマッチしていて、PCデスクでも比較的使いやすい48インチモデルがラインナップされています。

基本的な性能はC9 OLEDと大きく違いはありません。
キレイに調整済みの色の正確さ、ほぼ瞬時の応答速度、OLEDテレビで依然トップクラスのHDR性能(※ABLの仕様は変わらず)などなど。C9 OLEDに引き続き、ハイレベルな性能です。
では従来のC9 OLEDと何が違うのか。
- 48インチ版の登場
- 入力遅延がさらに短縮された
- 4K時のVRRが最大120 Hzに対応
- 2.2 ch内蔵スピーカーの音質アップ
ハッキリ分かる違いは以上の4つです。
HDMI 2.1に対応する次世代ゲーム機やグラフィックボードの登場に合わせて、仕様を少し改善しています。特に4K VRRの対応リフレッシュレートが40 ~ 60 Hzから120 Hzに改善された点は、ゲーマーにとって嬉しい知らせです。
なお、RTX 30シリーズを使うとG-SYNCが正しく機能しない不具合※が発見されていますが、LGはファームウェアの更新で修正する方針です。過去のLG OLEDシリーズもファームウェア更新で穴を埋めてきたので、ほとんどの問題は時間が解決してくれるでしょう。
※元ネタは米Forbesより「RTX 30でG-SYNCを使うと、高フレームレート時にスタッタリングが発生」するとのこと。LGは「ファームウェア更新で修正を約束する」と声明を出しています。
- 48インチで設置しやすい大きさ
- PS5を「4K120 Hz」でプレイしたい
- ハイエンドグラボの性能を活かしたい
4K120 HzのOLED TVをコストパフォーマンスで選ぶなら型落ちで値段が安くなった「LG C9 OLED」を、ゲーム向けに強化された性能を重視するなら最新の「LG CX OLED」を選んでください。

おすすめなゲーミングモニターをまとめ
おすすめゲーミングモニター | 性能 | 色 | 機能 | HDR | コスパ | |
---|---|---|---|---|---|---|
万人向け | Pixio PX247 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
ASUS VG259Q | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
BenQ EX2780Q | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
FPSゲームで勝つ | BenQ GL2480 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
BenQ XL2411K | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
BenQ XL2546K | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
ASUS VG279QM | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
ASUS PG259QN | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
WQHDゲーミング | HP OMEN 27i | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
DELL S2721DGF | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
ウルトラワイド | LG 34GN850-B | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
4Kゲーミング | BenQ EW3280U | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
LG 27GN950-B | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
4K120 Hz対応 | LG C9 OLED(55″) | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
LG CX OLED(48″) | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
目的別に、PS5におすすめなゲーミングモニターを表にまとめました。
万人向けにおすすめなモニターは「ASUS VG259Q」です。そこそこ速い応答速度、最初からキレイな色設定、各種ゲーマー向け機能など。ホントにバランスよくまとまったモニターです。
WQHD以上に興味がないのであれば、とりあえずVG259Qでほとんどのユーザーは満足できるはず。
FPS / TPSゲームをとにかく有利にプレイしたいコアゲーマーは「BenQ XL2411K」が強いです。とても高速なTNパネルを搭載し、他社の追随を許さない強力なゲーマー向け機能を搭載します。
Black eQaulizerもDyAcも他社にパクられてますが、肝心の性能はいまだにBenQがトップを独走中。なお、Color Vibranceに至っては同じ価格帯だと、まだパクられていません。

ゲーミングモニターのよくあるQ&A
パネルはTN / IPS / VA / OLEDのどれがいい?
あえてひとつ挙げるなら「IPS」パネルが良いです。それぞれのパネルの特徴を以下にまとめます。
パネルの種類 | メリット | デメリット | 相性の良い用途 |
---|---|---|---|
TNパネル |
|
|
|
VAパネル |
|
|
|
IPSパネル |
|
|
|
OLED |
|
|
|
IPSパネルは低価格で色が美しく、応答速度も技術の進歩で少しずつ高速化しています。Display HDR 400以上を取得した製品では画面の明るさ、表示できる色の広さもかなり良好で、万人向けの特性を持つパネルです。
TNパネルは視野角が狭い影響で、発色が全体的に白っぽくなりやすく、万人にはウケないパネルです。一方で、IPSパネルより遙かに速い応答速度から生み出される、残像感の少ないキレのある映像は、競技ゲーマーから支持されています。
VAパネルは、バックライトの光漏れをきちんと抑えて、深い黒色を出せるようにしたパネルです。高いコントラスト比が大きなメリットで、おもに映画やアニメの視聴と相性が良いです。
フルアレイローカル調光(FALD)や量子ドット(QLED)と組み合わせ、飛躍的にコントラスト比とピーク輝度を高めた製品も多く見られ、HDR性能を重視するとVAパネルに行き着くと思います。
そして最後に有機EL(OLED)パネルについて。OLEDはパネル本体が発光します。バックライトが不要になったので、TNパネルですら勝てない応答速度を実現し、ローカル調光を使わずに完璧な黒色を出力可能です。
ただしOLEDは既存のパネルを置き換える、最高のパネルではありません。仕組み上どうしても避けられない「焼付きリスク」と、パネルを保護するABLによって「全白シーンの輝度低下」がOLEDの大きなデメリット。
UIが固定表示されるゲームやWindowsとの相性は悪いです。HDRコンテンツを最高のクオリティで表示させたい、コアなコンテンツユーザーにとって、輝度低下があるOLEDは選択肢から外れるでしょう。
パネルの種類 | メリット | デメリット | 相性の良い用途 |
---|---|---|---|
Mini LED |
|
|
|
OLED |
|
|
|
「Mini LED(ミニLED)」は総合性能でOLEDパネルより高性能ですが、ゲーミングモニター向けではないです。普通のTNやIPSパネルと比較して応答速度が遅いですし、リフレッシュレートは最大120 Hzにとどまっています。
最高の映像体験、特にHDR性能を求めるコンテンツユーザーにとって、Mini LEDは現実的な値段で買える最良の選択肢です。でもゲーム目的だとミスマッチな性能が多く、普通のTNやIPSパネルで十分にニーズを満たせます。
低価格化、144 Hz以上の高リフレッシュレート化、そしてTNパネル並に速い1 ミリ秒台の応答速度。この3つを実現できたとき、Mini LEDをゲーミングモニターおすすめに掲載できると思います。
応答速度のメーカー公称値ってウソなの?

ゲーミングモニターのスペックでよくアピールされている「応答速度」ですが、残念ながらメーカー公称値はあまり信用しすぎない方が良いです。
パネルの製造メーカーから提供されたスペックをそのまま掲載しているか、特定の条件でしか測定できないベストな数値を掲載しているに過ぎません。
そもそも一般ユーザーが実際の応答速度を正確に確かめる方法は存在しないので、悪く言えばメーカーの「言ったもん勝ち」です。
読む:ゲーミングモニターの応答速度を客観的に計測する方法(ちもろぐ式)

ちもろぐが過去のレビューで行った測定では、ほとんどのゲーミングモニターが速くて2 ミリ秒前後、遅くて6~21 ミリ秒に収まります。有機ELテレビだと0.2 ミリ秒、最速のTNパネルでようやく1 ミリ秒台です。
つまり、極端な数字(例:0.2 ミリ秒や0.5 ミリ秒)をメーカー公称値としてスペック表に掲載しているゲーミングモニターの大部分は、信用できません。
専用の測定機材を使わず、人間の目を使って応答速度を確かめる方法があるので紹介します。

Web上でチェックできるUFO Testの「Ghosting」テストを表示します。左から右へと一定周期で流れるUFOを、目で追ってください。すると応答速度が遅いモニターほど、UFOが残像でびよ~んと伸びて見えるはずです。

デジカメでUFOを追尾撮影(スライダーショット)すると、応答速度違いをハッキリと撮影できます。
なお、同じ応答速度でも、
- IPSパネルの方が残像は伸びて見えやすい
- VAパネルはもっと伸びて見えやすい
- リフレッシュレートが高いほど残像は短くなる
上記のような特徴があります。
というわけで、比較写真のとおり応答速度が「1 ミリ秒台」ならUFOの残像はほとんど見えません。よって、残像が伸びて見えるなら少なくとも1 ミリ秒ではない・・・と判断ができます。
入力ラグはどれくらいが良いの?

安物のモニターでも入力遅延は意外とマトモ
16 ミリ秒以下なら問題ありません。↑の写真では8.6 ミリ秒なので、問題ないです。
16 ミリ秒をオーバーして、24 ミリ秒くらいになると、ゲームに慣れている人なら体感できます。32 ミリ秒を超えればほとんどの人が「画面の反応が遅いような?」と気づきます。
本記事で紹介した7つのゲーミングモニターは、すべて入力遅延が16 ミリ秒以下(9 ミリ秒前後)です。どれを選んでも、体感できるほどの入力遅延はないので安心して選んでください。

144 Hzや240 Hzは高性能なゲーミングPCが必要なの?
いくらモニター側のリフレッシュレートが高速でも、パソコン側が出せるフレームレート(fps)が不足すると、せっかくの高リフレッシュレートを活かせません。

たとえばApex Legendsの場合、フルHDで240 fps以上を出せるグラボは「RTX 3080」です。設定を「低」に落としても、少なくとも「RTX 2070 Super」以上はほしいところ。
安定して240 fps以上を出すためには、思っている以上にハイエンドなグラボが必要なので、PCスペックに自信がない場合はグラボのアップグレード。またはゲーミングPCの買い替えを検討してください。
参考になる記事を↓に置いておきます。
画面の大きさはどれくらいが良い?

画面の大きさ(インチ数)は、ゲーミングモニターを使う環境と、画面の解像度に合わせて選んでください。
画面サイズ | おすすめ解像度 | 使用環境 |
---|---|---|
21.5 インチ | フルHD | PCデスク |
24.5 インチ | ||
27.0 インチ | フルHD WQHD | |
31.5 インチ | WQHD 4K | |
43.0 インチ | 4K | PCデスク ソファー |
48.0 インチ | ソファー | |
55.0 インチ |
フルHDの場合、画面サイズは21.5~27インチが適正な範囲で、24インチ台が人気です。WQHDは27~32インチの範囲が適正で、27インチがちょうどよいディティール感(= 画素ピッチ)で人気を集めています。
4Kは31.5インチ以上がおすすめですが、PCデスクで使うなら32インチが限度とされています。個人的には、画素ピッチを考えると43インチまではOKという考えで、筆者本人は43インチの4Kモニターで今まさにブログを執筆中です。
48インチ以上はPCデスクで使うには画角が広すぎて端っこの方は歪んで見え、画素ピッチも粗っぽいので、2メートル以上の距離を取れる場合におすすめ。たとえば、ソファーで寝転んでごろごろとゲームをするなら、48インチ以上がちょうど良いです。
HDMIとDisplay Portどちらが良い?
「HDMIだと240 Hzを選べない」または「Display Portだと144 Hzまでだった」など、設定から240 Hzを選べない原因としてよく挙げられるのが「ケーブルの種類」です。
結論から言うと、どちらが良いというより、使っているモニター側が対応しているかどうかを確認するべき。

HDMI 1.4で「144 Hz」に対応しない製品もある
240 Hz対応モニターなのに、HDMI端子だと最大144 Hzまで・・・Display Portのみ240 Hz対応といったトンチンカンなゲーミングモニターは確かに存在します。
なお、使用するケーブルは基本的に付属品で大丈夫ですが、心配な人はついでに購入しておくと良いでしょう。万が一、付属品が不良だった場合の保険として安い投資です。
【ASUS / BenQ / LGなど】おすすめなメーカーはある?
ゲーミングモニターの性質上、メーカーでざっくりと決めるのはおすすめしません。
使われているパネルの種類や製造元メーカー、実際のパフォーマンス(応答速度や機能性など)で選んだ方が失敗しづらいです。有名なメーカーだからといって、実際に良いモノかどうかは製品次第なんです。
それでもおすすめなメーカーを知りたい人には、多少は信頼できるメーカーとブランドをいくつか紹介します。
- ASUS(エイスース):TUF GamingやROG Swiftブランド
- Acer(エイサー):NitroやPredatorブランド
- BenQ(ベンキュー):Zowie XLやMOBIUZ EXブランド
- LG:Nano IPS採用のUltraGearブランド
- DELL:3年間のドット抜け保証は高信頼
要するに、メーカーがお金をかけてマーケティングやブランディングに力を入れているブランドなら、ある程度の品質と信頼性が担保されています。

EIZOは製品の信頼性こそ高いです。10万円近い高価格なモデルはパネルの個体差が少ないように見えますし、保証はDELLを上回る「5年間のドット抜け保証」が付いています。
しかし、ゲーマー向けのモニターは値段の割にはスペックがイマイチな傾向が強く、2019年の「FORIS NOVA(OLED)」を最後にゲーマー向けの新製品が出ていません。少なくともゲーマー的に魅力的なEIZO製品は(今のところ)ないです。
モニター付属スピーカーの音質は良い?
PCゲーマーは、何かしらスピーカーやヘッドセットを使っているので、モニターの内蔵スピーカーの音質なんて気にしません。
問題はゲーム機でモニターを使おうと考えている、据え置きゲーマーですね。結論だけ言うと、モニター付属スピーカーの音質はかなり貧弱で、スカスカな音質です※。
ゲーム機ごとに解説を用意したので、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
読む:【PS4 / PS4 Pro】おすすめなヘッドセット、音質の改善方法
読む:【PS5】ヘッドセットを接続してTempest 3D オーディオを使う
※BenQ EX2780Qなど、内蔵スピーカーにこだわったモニターや、LG C9 OLEDのようにマトモなスピーカーを搭載するハイエンド4Kテレビは例外です。
「ちもろぐ厳選」は信用できるの?

まとめサイトによくある「メーカー公称値のスペックで選んで、とりあえずペタペタと列挙してみた。」だけの記事よりも、今回の記事の方が信頼性は高いと思います。
一応、普通のブロガーさんやまとめ系ライターさんよりモニターに関して知識があり、測定機材を使ってきちんと客観的なレビューを行っている「ちもろぐ」の方が、信用できるはず。

写真の左から順番に、
- モニターの「色」を測定する:分光測色計「X-rite i1 Pro 2」
- 光ディテクターの測定結果をデジタル化:USBオシロスコープ「PicoScope 5242A」
- モニターの「応答速度」を測定する:光ディテクター
- モニターの「入力遅延」を測定する:Input Lag Tester(フルHD@60 Hzのみ)
を使っています。リース落ちを狙ったりして、安く入手する努力はしていますが・・・それでも高いです。
ちもろぐでは総額50万円近い専用の機材を使って、客観的にモニターの性能を測定して数値化するレビューを行っています。実際に自分で試していないゲーミングモニターに関しては、信頼できる客観的なデータ※をもとに選定しています。
決してメーカーの公称値をそのまま信じて、オススメを決めることはないです。同じ1 ミリ秒でも、TNとIPSパネルで実際の応答速度はまったく違うように、あくまでも実測された測定値を重視して選んでます。

以上「【2020年】ゲーミングモニターおすすめ:15選【ちもろぐ厳選】」について、解説でした。
最後の一文見ると、ちもろくアンチってのは一定数居るんだなぁと感じてしまう…
記事とは関係ないんですが、dx11,12両方使えるゲームでのcpugpu使用率やフレームレートの差などを検証して欲しいです
使ってるグラフィックボードによって、DX11の方が良かったり、DX12が良かったりするので、かなり難しい検証ですね・・・。検証するタイトルを1~2本に絞ればできそうですが、11~12月はRyzen 5000(Zen3)やRX 6000(RDNA2)のレビューがあるので、年内の検証は期待薄だと思ってください。
いつも丁寧で客観的な検証・レビューお疲れ様です。自作PC歴3年ですが、このブログが一番分かりやすく参考になります。お金貰ってもいいくらいの内容なので、この先も読ませてください。
スピーカー「なし」が機種によってチェックだったりバツだったりでまちまちなんですが、どういう基準なんですかね?
ご指摘ありがとうございます。
ブログのCSS(デザイン表示)設定ミスです。今から修正します。
g34wqcはVAパネルだから、あまり評価できないのだろうか。
すみません・・・在庫切れだったので、てっきり終息したモニターなのかと勘違いしてました。よく調べると2020年9月発売のかなり新しい製品なんですね。
過去の価格を見ると5.8万円。UWQHD(3440 x 1440)で5.8万円はコスパは圧倒的に良さそうです。
ただ、VAパネルは応答速度が遅い傾向があるので、評価はプレイするゲームに依って分かれると思います。FPS / TPSゲームよりも、RPGやレーシング系のゲームなら相性良さそうです。
グリーンハウスの常に2万円切りしている144HzのADSパネルのモニターってどうなのか気になります。
「GH-ELCG238A-BK」のことでしょうか?
2万円台の144 Hz IPSならPixio PX247で良いのでは。と思ったけど、グリーンハウスさんの方はエルゴノミクスまでしっかり作り込んであって、さらにコスパ良さそうですね。
溜め込んでるレビューが一段落したら、試してみようと思います。
この記事をEIZOのFG2421で見てる俺氏、感情の置き場に困る模様。
まあEIZOはFORISブランド死んでるしガチゲーミングユーザーを追いかけることはしなくなってますしオススメにあがることがないのは納得です。
ただデータと実測を売りにしてるのに、ここだけ検証比較なしに「いらねぇ」と一言で切り捨ててるのは、売り文句に反して雑に言及してるなぁ感があります。
迷走状態というのもデータではなく主観で、実際企業やプロのクリエイトではEIZOモニタは一括発注かけられる程度の信頼性がありますので、迷走の定義が怪しくなります。ゲーミング用途としては、と修飾するなら通ると思いますが、そもそもゲーミング向けブランドをほぼクローズしているので迷走ではなく展開していない、の方が客観的に正しいでしょう。
信頼性について触れられていますが、EIZOの項目だけ急に数字ベースではなく感情ベースになり、なんのフォローもしていないのが公私でEIZOを使っている身としては無用な棘を出してどうなのだろう、とはなりました。「法人向けならともかく」など予防線を引くとか「性能がゲーミングの要件を満たさない」など事実ベースで止めておいてくれた方がスッキリしましたね…。個人ブログになにを言わんやと言われればそれまでですが。
それはそれとしてゲーミングモニターではないC9の遅延など正確に数字を引っ張ってもらえるのはいつも助かっています。有機ELは1F以上遅延するのでゲームに使うなという言説に困らされていましたが、CXの遅延速度は11ms程度になっていると知ることができ購入の候補に挙げることができました。ありがとうございます。
確かにEIZOさんは、商品のベクトルというか方向性がゲーマー向けからクリエイター向けに移行しているので、そのことについて記述するべきでしたね…
DELL以上に手厚い「5年間のドット抜け保証」や、高価格モデルの個体差の少なさ(Twitterで見てると色ムラの個体差は少ないように見える)は特筆すべき点ですが、でもどうしても外資メーカーと比較すると割高な印象が拭えないんですよね。
映像クリエイター向けだと、ASUSがMini LED(IPS + 1152ゾーンFALD)を推してきているので、いつまでも普通のIPSパネルでハイエンド商品を作ってると将来性が心配かなぁと思ったり。
こんにちはちもろぐさん、NHRです。
ハイエンド製品に関してはFORIS NOVAのカラー印刷式有機EL(JOLEDの技術ですが。)がありますので将来性に関してはそれなりにあると思います。
わざわざご返信いただきお手数おかけ致しました。長文になっていたので読みづらくて申し訳ないです…。
実際自分も個人ユースで現在のEIZOを選ぶのはあり得ないとは思います。業務用途でしたらクライアントと環境が合わせやすいとかもあり得るかもしれませんが…。そのうえで気になった点を、というか最早お気持ちを書かせて頂いておりました。失礼しました。
ASUSのProArtは個人でもHDR映像を楽しむのに良いような話も聞きますので、ASUSが産業向けに耐えうるかどうかでEIZOの進退が変わりそうですね…
モニターの話とは少しずれるけど、
Apex Legends射撃演習場で十分なFPS出ても、
人の多いところで撃ち合ったら全然FPS出ない。
レビュー信じて失敗したなんて書き込みもあった。
まあ実際のプレイに近い情報を出してくれたほうが助かるとはいえ、
正確にレビューしても受け手のリテラシーで、
いくらでも左右されるしアンチも生まれると思った。
Apex Legendsにリプレイモードかカスタムマッチが実装されれば・・・。
ダミー人形に向かってテルミットグレネード投げるのおすすめですよ
ある程度負荷がかかるので
10年くらい前まで、リアルでEIZO使ってた俺からひと言
全く以てその通り
当時と今じゃ評価する軸からして全然違うし、やかもちさんの興味外の事なら
そらぁ塩対応待ったなしですわ。こんなの誰だってそうなりますもん
文章の
決してメーカーの公称値をピュアに信じて、「オススメを決めることはです。」あくまでも実測された測定値を重視して選んでます。
「」のところ、誤字じゃないですかね?
ちなみにOLEDテレビは購入する場合ネットだけじゃなく、自分の家の近くの家電量販店の値段もチェックしたほうがいいです。家電量販店の場合テレビ下取りによる値引きなどが入ったりするので実はネットよりお得に買える可能性もあります。
僕は家の近くの某家電量販店で購入しましたが、下取り料なども込み込みの価格で16万5000円ほど(ポイント含めてとかじゃなく実際に支払った金額、前のテレビのリサイクル料も込み)で買えました。もちろん配送・設置もしてくれます。
LGのCX48とRTX3080を繋いで使ってます。
最新のドライバでゲームによってはGSYNC動いてます。
デビルメイクライ5が最高設定で4K120fpsでヌルヌル動くのが凄い….
ちなみに以前は100fps超えるとスタッターでした。
正直4Kは大画面テレビと繋がないとメリットが無い気がします。
PC用モニターであれば32インチで144Hzのものが出ないとなぁ….
LGが27インチ4Kで高リフレッシュレートのOLED出してくれればなぁ……
非常に参考になる記事で助かります。
この記事のおすすめモニターは全てやかもちさんが実機を触った結果,という理解でよろしいでしょうか?
リストにはありませんが、32UL750-Wはどうでしょう。
現在QHDのDell U2711を使っていて、そろそろ10年になるのでアップグレードをしたいと思いましたが、ここからだと4K一択ですし、G-sync CompatibleかつVAかIPSかの条件で探ってみたら、この製品だけが選択肢に残りました。
VAパネルで60hz、32インチでG-sync対応、値段は尼だと55000円だったのでメーカーがLGという点を考えるとコスパ的にはかなり優れているのかな、と思っています。FPSなどはほぼせず、主にRPGやシミュレーションなどが目的なので…(FPSはかじり程度ですが、オンラインFPSは全然しないので、そこまで入力ラグへのこだわりもなし…)
いつも記事拝見して応援してます!
これからも頑張ってください!
ほぼ終息しかけのASUS4kIPSは無かったか(20万だし)
また30万でしんさく出すのかなぁ
私はずっと三菱のDiamondCrysta(現在はIOデータのGigaCrysta)シリーズをディスプレイとして使っています。やかもちさんは一切言及されておられませんが、このシリーズのゲーミングディスプレイとしての性能は如何ほどのものなのでしょうか?
GIGABYTEやAORUSのモニターってどうなんでしょ?
湾曲+HDR対応でスペックもそこそこ高そうなのが購入しやすい値段で並んでて気になってます
機会があれば記事を見てみたいです
ASUS VG249Q1RはASUS VG259Qと比べてどこが違うのだろう。スタンドがチープなのと、サイズが微妙に小さいだけなら、1万円の差は大きいと感じる。
EX2510結構良さそうだけどVG259Qとどっちがいいのか…万人向けならスピーカー付いてる2510の方が推せそうだけど
amazon見てたら見つけた、LGの24GN600-Bっていうモニターはどうでしょう。
二万円でIPSの144Hzなので、pixioのよりもいいんじゃないかと思いました。