SSDを選びたいけど…「種類が多すぎてどれを選べば良いのか分からない。」と感じているPC初心者向けに。自作歴が23台ほどある自作erの筆者が、人にオススメしても構わないと言えるSSDを用途やシーン別に5個ほどまとめます。性能や推奨する理由も詳しく解説するので、SSD選びの参考になれば幸いです。
- 2018/05:記事を公開
- 2018/08:期間限定で「Micron 1100 SSD」を追加
- 2018/09:一部のSSDを差し替えました
SSDの基本
最初に、念のためSSDがHDDとどう違うのかについて「基本」を解説します。もし「SSDの基本くらい知ってるよ。」という方は、さっそく「おすすめのSSD6選」に飛んでそこから読んでOKです。
SSDのメリット:速い、小型、静音、耐久性

レコード盤のように「ガリガリ…」と動くHDD
HDDが回転するディスクにヘッダー(レコード盤の針のようなやつ)を使ってデータを読み書きするのに対して、SSDはNANDフラッシュメモリに電圧の強弱を利用してデータの読み書きを行う。

NANDフラッシュメモリ上に電圧の強弱で記録するSSD
物理的な設計が全く違うため、当然その性質にも大きな違いが出てくる。その最たるものが「読み書き速度」。HDDと比較してSSDは最大20倍も読み書き速度が高速です。
読み書き速度の違い(単位:MB/s)
読み込み速度書き込み速度
最近のHDDはキャッシュを備えるので、7200回転モデルだと意外と200 MB/sの速度が出るものの、やはりSSDには敵わない。普通のSATA SSDですら、読み書きともに500 MB/sを超えるのが当たり前。
より高速なインターフェイスで接続するNVMe SSDになると、軽く1000 MB/sを超えてトップクラスのSSDになると3000 MB/sを超えるモノまで存在する。
ランダムアクセス速度の違い(単位:MB/s)
そして「ランダムアクセス速度」が読み書きともに、HDDと比較にならないほど次元の違う速度を実現している。これが「Windowsの動作が体感でわかるほどキビキビしている。」と言われる原因です。

ベンチマークでは「キューの深さを1の状態で、4KBサイズのファイルを読み書きした場合の転送速度」になる。何を意味しているのかというと、小さいサイズのファイルをどれだけ転送できるか…ということ。
Windowsの動作など、アプリケーションの動作は決まったサイズのファイルをやり取りするのではなく、大小様々なサイズのファイルを大量に連続で処理する内容が圧倒的に多い。
HDDはやり取りをする毎に、ヘッダー(針)を移動させる必要があるのでとにかく遅い。SSDは一瞬で取り出せるので、圧倒的に速い。体感に与える影響が極めて大きい性能です。
小型 & 軽量
次のメリットが「小型」ということ。3.5インチHDDと、M.2規格のSSDを比較するとこの通り。NANDフラッシュを作る技術が向上することで、少ない面積に大容量のデータを書き込めるようになったため小型化が進んでいます。
重量もHDDが200g前後に対して、SSDは10g程度のモノも。圧倒的な小ささと軽さから、SSDは薄型ノートパソコンやタブレット端末でも多用されるようになってきた。
耐久性の高さ

SSDは物理的に動く部品が一切無いので、非常に壊れにくい性質がある。そしてNANDフラッシュ本体には「書き込み上限」(TBW)というスペックがあり、TBWを使い切るまではSSDは正常に機能する※1。
大容量なSSDほどTBWが高い。250GB SSDなら「70 TBW」前後、500GB以上になると「150 TBW」超えのSSDが多い。一般的には、1日あたり5~8GB書き込むので、150 TBWを使い切るのに51年掛かる。
150 TBW(15万GB) / 8GB = 18650日(51.4年)
ただし、これは理論上の寿命で、実際にはNANDフラッシュ以外の部品が先の故障してしまうリスクを抱えている。とはいえ、多くのSSDはMTBF(平均故障時間)が150万時間※2とされているので相当に壊れにくい。
HDDを製造するのには高い工作精度が求められるのに対して、SSDは基盤にチップ(NANDフラッシュ、SSDコントローラ、DRAMキャッシュなど)を載せるだけで完成するため根本的に壊れにくい。
事実、HDDを製造しているのは大きく3社(WD、Seagate、HGST)に限られているのに、SSDを製造・販売しているメーカーはかなり多い。部品さえ揃えばカンタンに作れるから、多くのメーカーが参入しやすいのです。

※1:動かないわけではない。リードオンリーモードに切り替わるSSDもあるし、読み書き両方できてもデータ保持エラーが頻発するSSDもあります。
※2:確率的な話をすると、約2100台に1台は使用開始から1ヶ月で壊れることになる。しかし、メーカー側もSSDの寿命について「明確な解」を出せていないので、MTBFはあまりアテにならない可能性が高い。
SSDのデメリット:容量単価が高い、データの保持性
SSDは構造上「HDDをはるかに超える速度、圧倒的な小ささと軽さと静音性、そして壊れにくい」ことを解説してきた。しかし、完璧かのように思えたSSDにもデメリットはあります。
だいぶ安くなったけど、まだまだ容量単価が高い
HDDとSSDの価格差記事執筆時点のAmazon価格をまとめた | ||||
---|---|---|---|---|
容量 | 500GB | 1TB | 2TB | 4TB |
HDD(データ用) | 5270 | 5270 | 6479 | 9050 |
HDD(サーバー用) | 9980 | 10460 | 16196 | 24552 |
SSD(MLC) | 28538 | 55292 | 102666 | 208841 |
SSD(TLC) | 9890 | 23799 | 49347 | 103800 |
SSD(QLC) | 12980 | 25480 | 50980 | – |
SSD(NVMe) | 19800 | 39800 | 79800 | – |
ここ5年でSSDの1GBあたりの単価は大幅に安価になり、システム用ドライブにSSDを使うのが常識というところまで来た。それでもデータ用HDDと比較すれば、2倍~40倍くらい高額です。
よってデータの保存用に使うなら依然としてHDDの方が有利。SSDはアプリケーションの動作を軽快にするためのストレージという側面がずっと強く、もっぱらデータ保存に使っているのはデータセンターを持つ企業が多い。
「データ保持エラー」の存在
近年のSSDはコントローラのECC機能(誤り検出訂正)がとても強力に進化してきたため、保存しているデータが壊れたり消失する事例はごくごく稀な現象になっている。
2010年頃は不良ブロックの無効化の際に、誤って正常なデータもろともデータを無効化してしまう問題が確認されていたが、それも今となっては全く見られない現象に。
では、どのような場合にデータ保持エラーが問題として起こりやすいかというと「書き込み上限に達しているSSDを、非給電状態で長期間放置する」に限られる。
HDDは通電を行わず、クローゼットなどで放置していても中のデータが消えることはほぼ皆無。一方のSSDはJEDECの策定に基いて、上記に該当する場合の非給電状態のデータ保持期間を決めている。
一般向けSSDの場合、TBWをほとんど使い切った寿命が近いSSDでも「非給電状態に30度、稼働時は40度ならデータは最低でも52週間は保持されなければならない」と策定されている。
ただ、このJEDECの規定は「壊れかけのSSDでも、これくらいはデータ保持するように作ろうね。」という指針です。…つまり新品のSSDならデータ保持エラーが問題になることは「まず無い。」ということ。
それでもNANDフラッシュにデータを記録するという性質上、どうしてもHDDと比較してデータを安全に保持するという観点では信頼性が若干落ちます。
絶対に消失したり、一部が損壊しては困る…という重要データはHDDに保存するようにしておきたい(可能ならRAID 1を。更に保守性を高めるならビットエラーの訂正を確実に実行できるRAID 6も検討…ですかね)。

2018年のおすすめのSSD「6選」

SSDの基本はだいたい解説し終えたので、次は肝心のおすすめSSDについて順番に紹介していきます。
どのような基準でおすすめのSSDを決めるかは悩ましいところでしたが、SSDに使われているNANDフラッシュ / コントローラ / DRAMキャッシュなど、各種コンポーネントが信用できるモノかどうかはもちろん。
ベンチマークテストに基づいたパフォーマンスの実測値も使って、おすすめSSDを決めることにした。メーカーの公称値(特にIOPSという指標は分かりにくい)ではなく、実際のパフォーマンスに基いて選ぶことで信頼性を高められると考えてます。
次に「なぜ、おすすめなのか?」をPC初心者にも分かりやすくするために、「このような用途には、このSSDが向いている」という指針を示します。1つ1つのSSDに詳しい解説もつけるので、かなり選びやすくなるはずだ。
では以下5つのおすすめSSDを、21台の自作歴がある自作erの筆者が解説していきます。
- 1. 低予算で行くならベストSSD「DREVO X1」
- 2. 万人におすすめできる万能SSD「Crucial MX500」
- 3. 圧倒的な高耐久性「Samsung 860 EVO」
- 4. コスパの良い超高速SSD「Samsung 970 EVO」
- 5. プロのクリエイター向けSSD「Intel Optane 900p」
- +a. 高い信頼性と最安の容量単価を実現「Micron 1100 SSD」
低予算で行くならベストな DREVO X1

スペック | DREVO X1 SSD | |||
---|---|---|---|---|
容量 | 120GB | 240GB | 480GB | 960GB |
インターフェイス | SATA 3.0 (6 Gbps) | |||
フォームファクタ | 2.5 inch | |||
コントローラ | Silicon Motion SM2256K | |||
NAND | SK Hynix TLC NAND | |||
DRAMキャッシュ | Nanya製 DDR3L 2GB | |||
読み込みシーケンシャル速度 | 最大550 MB/s | |||
書き込みシーケンシャル速度 | 最大400 MB/s | 最大470 MB/s | ||
TBW書き込み上限 | 推定75 TB | 推定150 TB | ||
保証 | 3年 | |||
価格目安2018/09時点 – Amazon | 販売停止 | 5200円 | 9000円 | 19200円 |
「とにかく低予算でSSDがほしい。」「格安ゲーミングPCを組みたい。」「古い中古ノートPCをSSDに交換してリノベーションしたい。」といった需要に応えるのが格安SSDです。
基本的に格安SSDは積極的に人におすすめするモノではないが、実際に筆者が使って、安定動作していることが確認できた格安SSDがある。それが「DREVO X1」。
カタログスペックは公式サイトではなく、一部筆者が調べて確認した範囲で分かった情報も含めた。DREVO X1は、SSDコントローラにSilicon Motionの製品を採用しています。
Silicon Motionのコントローラは、割と低予算向けSSDで見かけるが、トランセンドといった大手も採用しているため一定の信頼性はある。NANDフラッシュは韓国のSK Hynix製です。
さすがに大手3社(Samsung / Intel / SanDisk)と比較すると技術力では劣っているが、低予算PCやリノベPCといったライトユースなら特に問題ない。ドスパラの低予算モデルでも、SK HynixのSSDはよく使われていますし。
そしてDRAMキャッシュ。この価格帯のSSDは、大抵はDRAMキャッシュ自体を載せないか、128MB~256MBといった少ない容量しか載せていない。しかしDrevo X1にはNanya製のDRAMが「2GB」入っているので、速度もそこそこ高速。
DREVO X1 120GB / ベンチマーク結果(筆者レビューより)
読み込み速度書き込み速度
筆者が実際に「予算5万円の格安ゲーミングPC」にて採用した、DREVO X1(120GB)のベンチマーク結果はこの通り。安い割には、非常に速くて満足している。
信頼性についても、購入から1年ほど使っているが未だに安定動作しているので特に問題ない。
DREVO X1のメリット- とにかく安い
- 3年保証
- 公称値通りの読み書き速度
- SSDの性能を十分に体感できる
- 低予算としてはキャッシュが非常に多い
- TBWは公称値で示されていない
- 120GBモデルの販売が止まっている
安さ重視で、目的が「格安ゲーミングPC」「リノベーションPC」なら、十分におすすめできるSSDです。TBWは不明だが、NANDがSK Hynix製なのである程度は推測できる。保証も3年あるので、それほど心配する必要はないだろう。
唯一のデメリットは、1年前は売っていた「120GBモデル」が、現在は売っていないこと。ただ…120GBは実際に使ってみると、かなり少ない容量なので、どうせ買うなら240GB以上がおすすめです。
120GB SSDが欲しいなら、Silicon Power S55をおすすめする。東芝製のNAND、Nanya製のDRAMキャッシュ(ただし256MB)を搭載する比較的信頼できる格安SSD。
万人におすすめできる万能SSD Crucial MX500
スペック | Crucial MX500 | Samsung 860 EVO | |||
---|---|---|---|---|---|
容量 | 250 GB | 500 GB | 1 TB | 2 TB | 2TB |
インターフェイス | SATA 3.0 (6GBps) | SATA 3.0 (6GBps) | |||
フォームファクタ | 2.5 inch | 2.5 inch | |||
コントローラ | Silicon Motion SM2258 | Samsung MJX | |||
NAND | Micron 64-Layer 256Gb TLC NAND | Samsung 64-layer 3D TLC V-NAND | |||
DRAMキャッシュ | LPDDR3 | LPDDR4 | |||
256MB | 512MB | 1GB | 2GB | 4 GB | |
読み込みシーケンシャル | 最大560 MB/s | 最大560 MB/s | |||
書き込みシーケンシャル | 最大510 MB/s | 最大520 MB/s | |||
読み込みRandom 4kB QD32 | 最大95000 IOPS | 最大100000 IOPS | |||
書き込みRandom 4kB QD32 | 最大90000 IOPS | 最大90000 IOPS | |||
TBW書き込み耐性 | 100 TB | 180 TB | 360 TB | 700 TB | 1200 TB |
保証 | 5年 | 5年 | |||
MSRP | $ 67.99 | $ 99.99 | $ 199.99 | $ 429.99 | $ 649.99 |
価格目安2018/09時点 – Amazon | 7300円 | 11000円 | 21000円 | 47500円 | 49400円 |
米Micron社が製造する64層の3D TLC-NANDを採用するSSD。コントローラには多くのSSD(特にTrancend)で採用されている信頼性の高いSilicon Motion製が使われています。キャッシュはMicron製のDDR3規格が512MB。
MicronはNANDフラッシュの大手製造メーカーの一つで、DDR3 / DDR4メモリでもよく知られている。半導体大手のIntelと開発協力して、次世代のNANDである「3D-Xpoint」を生み出せるほど、高度な技術力を持つ。
そのMicronが作るSSD「Crucial」シリーズは、そこそこ手頃な価格でありながら優れた読み書き速度と、高い信頼性を両立する万能系SSD。「MX500」はその最新シリーズにあたります。
Crucial MX 500 500GB / ベンチマーク結果(筆者レビューより)
読み込み速度書き込み速度
読み込み速度は562.7 MB/s、書き込みは511.0 MB/sで両方とも500 MB/sオーバー。SATA SSDとしてほぼ限界の速度に達している。ランダムアクセス速度も、先程の「DREVO X1」より20~80%も高速。
Crucial MX500のメリット- SATA SSDとしてトップクラスの読み書き速度
- そこそこ高い信頼性と耐久性
- 格安ではないが、それなりに手頃な価格
- 同価格帯の860 EVOに書き込み耐性で劣る
他人に「おすすめのSSDは?」と聞かれて、躊躇なく「こだわりがないなら、MX500で良いんじゃない。」と軽く言える程度にはオススメできるSSDだ。
ゲーミングPC、イラストやAdobeソフトを使う用のPC、PlayStation 4 / Proなど据え置き機のSSD換装など。幅広い用途に対応できる万能系SSDですね。
2018年6月に入って以降、ライバルの860 EVOの価格がCrucial MX500と同じレベルにまで値下がりました。よって、MX500は明確に書き込み耐性で劣っていると言える状態であり、もっと安くなければ選ぶ旨味が少ない。
圧倒的な高耐久性 Samsung 860 EVO

スペック | Samsung 860 EVO | ||||
---|---|---|---|---|---|
容量 | 250 GB | 500 GB | 1 TB | 2 TB | 4 TB |
インターフェイス | SATA 3.0 (6GBps) | ||||
フォームファクタ | 2.5 inch / M.2 2280 | 2.5 inch | |||
コントローラ | Samsung MJX | ||||
NAND | Samsung 64-layer 3D TLC V-NAND | ||||
DRAMキャッシュ | LPDDR4 | ||||
512 MB | 1 GB | 2 GB | 4 GB | ||
読み込みシーケンシャル | 最大560 MB/s | ||||
書き込みシーケンシャル | 最大520 MB/s | ||||
書き込みSLCキャッシュ有効時 | 最大300 MB/s | 最大500 MB/s | |||
読み込みRandom 4kB QD32 | 最大100000 IOPS | ||||
書き込みRandom 4kB QD32 | 最大90000 IOPS | ||||
TBW書き込み耐性 | 150 TB | 300 TB | 600 TB | 1200 TB | 2400 TB |
保証 | 5年 | ||||
MSRP | $ 94.99 | $ 169.99 | $ 329.99 | $ 649.99 | $ 1399.99 |
価格目安2018/07時点 – Amazon | 7900円 | 9800円 | 23800円 | 49400円 | 103800円 |
筆者がもっとも愛用しているSSDメーカーは「サムスン」(Samsung)です。サムスンを好んでいる理由は、一般ユーザー向けのSSDとして世界初の「3D NAND」(Samsungは3D-V NANDと呼びますが)を採用した製品を投入したから。
最近はCrucialもCFDも、3D NANDを採用したSSDを出していますが当時は革新的な存在でした。従来の2次元NANDの限界は、面積あたりの容量です。多くのメーカーが「微細化」によって容量アップを果たしている中。
サムスンは3次元構造のNANDを作ることで、過度な微細化をせずに大容量化に無理なく成功してみせた。無理なく大容量 & 高性能化を果たしているので、耐久性という面からも信頼がしやすい(無理をしてないから)。
「860 EVO」は、その3D-VNANDを採用するシリーズの最新作です。自社製のSSDコントローラ「MJX」を採用し、キャッシュにはDDR4規格の512MBを搭載する。DDR3より更に高速なDDR4のキャッシュを使っているあたりが痺れます。
NANDフラッシュはサムスン製の64層 3D-TLC NAND。ほぼすべてのコンポーネントをサムスン自身で開発製造し、SSDとしてまとめ上げているのが特徴的です。
Samsung 860 EVO 500GB / ベンチマーク結果
読み込み速度書き込み速度
では、性能をチェックする。読み込み速度は562.7 MB/s、書き込み速度は531.9 MB/sを記録した。キャッシュの高速化のおかげで、MX500を更に上回る書き込み速度を発揮している。
ランダムアクセス速度は若干MX500に劣っているが、SATA SSDとして十分に高速。性能的にはほぼ互角と言える。では860 EVOの何が強いのか、それは書き込み上限の高さです。
書き込み上限(TBW) | 250GB版 | 500GB版 | 1TB版 |
---|---|---|---|
860 EVO | 150 TBW | 300 TBW | 600 TBW |
MX500 | 100 TBW | 180 TBW | 360 TBW |
MX500の500GB版が「180 TBW」に対して、860 EVOの500GB版は「300 TBW」と66%も書き込み上限が多い。意図せずSSDに大量の書き込み※を行っていても、860 EVOの「300 TBW」を使い切るのは余裕で10年は掛かる。
※特にGoogle Chromeのキャッシュ書き込みは強烈です。ぼくはChromeに大量のタブを表示させて、24時間稼働しているが1日に54~60GBは書き込んでいる。TBWの少ないSSDだと不安です。
Samsung 860 EVOのメリット- SATA SSDとして最高レベルの速度
- この価格帯のSSDで、最高の耐久性能
- 格安ではないが、手頃な価格
- 特になし(2018/08時点、安くなってきたので)
読み書き速度は互角で書き込み上限がMX500より66%も多いのに、価格は5~8%の違いしかありません。「耐久性を重視したい」「少なくとも5年は使いたい」という想定でSSDを選ぶなら、860 EVOは非常におすすめ。
「高耐久性」を目的にするなら500GB版がおすすめ。250GB版は半分の「150 TBW」になってしまいます(それでも250GB SSDとしては非常に優れた耐久性能なんですけどね)。
コスパの良い超高速SSD Samsung 970 EVO

スペック | Samsung 970 EVO | |||
---|---|---|---|---|
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
インターフェイス | PCIe 3.0 x4 / NVMe 1.3 | |||
フォームファクタ | M.2 2280 | |||
コントローラ | Samsung Phoenix Controller | |||
NAND | Samsung 64-layer 256Gb 3D TLC | |||
DRAMキャッシュ | Samsung LPDDR4 | |||
512 MB | 1 GB | 2 GB | ||
SLCキャッシュ | 最低 : 4GB | 最低 : 6GB | ||
最大 : 9GB | 最大 : 18GB | 最大 : 36GB | 最大 : 72GB | |
読み込みシーケンシャル速度 | 3400 MB/s | 3500 MB/s | ||
書き込みSLCキャッシュ有効時 | 1500 MB/s | 2300 MB/s | 2500 MB/s | |
書き込みキャッシュなし | 300 MB/s | 600 MB/s | 1200 MB/s | 1250 MB/s |
TBW書き込み上限 | 150 TB | 300 TB | 600 TB | 1200 TB |
保証 | 5年 | |||
価格目安2018/09時点 – Amazon | 11800円 | 19800円 | 39800円 | 79800円 |
「Samsung 970 EVO」は、インターフェイスに普通のSSDでよく使われている「SATA」ではなく、次世代の接続方式である「NVM Express」(略:NVMe)を採用している超高速SSDです。
SATAの転送速度は約600 MB/sですが、NVMeの転送速度は約4000 MB/sにもなる。SATAの約7倍という圧倒的な速度を実現可能なインターフェイス、それが「NVMe」。
970 EVOはサムスンが一般ユーザー向けに販売するNVMe SSDで、他社の競合品と比較すると割とリーズナブルな価格を実現している。にもかかわらず、970 EVOの性能は現時点で最高水準に位置するのがスゴイところ。
Samsung 970 EVO / シーケンシャル速度(via)
読み込み速度書き込み速度
ライバルとして立ちはだかる「WD Black」や「Sandisk Extreme Pro M.2 NVMe」と性能比較すると、書き込み速度が若干遅く、読み込み速度では優位な傾向。
「最強」ではないが、十分に「トップクラス」の領域に入り込む優秀な性能です。価格の安さを考慮すれば、一般ユーザー向けのNVMe SSDとしては最も性能とコスパを両立できているSSDになる。
Samsung 970 EVOのメリット- NVMe SSDとして、トップクラスの速度
- 860 EVOと同等の優れた耐久性能
- トップクラスの性能で、価格はハイエンドSSDより安い
- 発熱は高め、NVMe SSD用のヒートシンクはあったほうが良い
- ごく普通の使い方では、SATA SSDとの違いを体感するのは難しい
Samsung 970 EVOの最大の強みは、ハイエンドSSD(例:970 Proなど)に匹敵する性能を持ちながら、リーズナブルな価格を実現していること。耐久性能も一般的な用途なら十分すぎる水準。
「とにかく速くてそこそこ安価」なNVMe SSDを探しているなら、これほどピッタリなSSDは無い。ただし、970 EVOの性能は確かに圧倒的ですが、性能差を体感するのは難しいので要注意。
もちろん「3000 MB/s超えのSSDを組み込みたいだけなんだ!」という、ロマンな欲求を満たすことが目的なら止めはしない。ぼくも普通にそういうロマン欲求はあるし、予算に余裕があるなら970 EVO使いたいと思ってますし(オイ。
なお、保証期間は容量にかかわらず「5年」。TBWはSamsung 860 EVOと同じ水準なので、一般人の使い方(Windowsやゲーミング)ではそうそう簡単に使い切れない寿命を持つ。
970 EVOにおすすめのヒートシンクはこちら。実際に使ったところ、ピーク時の温度が7℃も低下したため、コストパフォーマンスに優れるM.2ヒートシンクです。
プロのクリエイター向けSSD Intel Optane 900P

スペック | Intel Optane 900p | |
---|---|---|
容量 | 280GB | 480GB |
インターフェイス | PCIe 3.0 x4 | |
フォームファクタ | HHHL(拡張ボード型) | |
コントローラ | Intel SLL3D | |
NAND | Intel 128Gb 3D-Xpoint | |
DRAMキャッシュ | なし | |
読み込みシーケンシャル速度 | 2500 MB/s | |
書き込みシーケンシャル速度 | 2000 MB/s | |
読み込みランダムアクセス | 550000 IOPS | |
書き込みランダムアクセス | 500000 IOPS | |
TBW | 5.11 PB | 8.76 PB |
保証 | 5年 | |
価格目安2018/09時点 – Amazon | 47000円 | 76000円 |
IntelとMicronが共同開発した次世代フラッシュメモリと呼ばれている「3D-Xpoint」を用いて作られた、初の一般向けSSDです。従来はもっぱらデータセンター向けに出荷されていた、エンタープライズ仕様のSSD。
既存のSSDと何が違うのかをアッサリとまとめると以下の通り。
- 次元の違うランダムアクセス速度、特に読み込み速度がスゴイ
- 理論上、寿命がないと言っても良いほどの「無尽蔵の書き込み上限」
- DRAMキャッシュを必要としない
こんなところです。
耐久性能は既存のSSDだと2400 TBくらいが今の限界ですが、Optane 900pは280GB版が「5.11 PB」(5232 TB)、480GB版が「8.76 PB」(8970 TB)に達する。これは一個人が存命中に使い切るのはほぼ不可能と言える水準です。
Intel Optane 900P 480GB / ベンチマーク結果(via)
読み込み速度書き込み速度
肝心の性能はこの通り。シーケンシャル速度は2200~2700 MB/sなので、Samsung 970 EVOなどTLC NANDを採用するNVMe SSDに劣っている。だがOptane 900pの強みは「ランダムアクセス速度」にある。
Intel Optane 900p / ランダム速度(4KiB Q1T1)
従来のSSDでは、どう頑張ってもランダム読み込み速度が全く伸びなかった。一方、3D-Xpointを採用するOptane 900pはその5倍に相当するスピードで読み出せるように進化しました。
書き込みは飛躍的に伸びていないものの、それでも他のNVMe SSDを圧倒することに変わりはない。
4K以上の動画編集、3DCGの製作、レンダリング、数千万~億画素レベルの写真現像など。ストレージと大小様々なデータを継続的にやり取りするような使い方において、Optane 900pのランダムアクセス速度が活躍する。
逆に言えば、そのようなプロレベルのハードな使い方をしない限り、Optane 900pの性能を完全に持て余すことになる。そして価格が非常に高いので、一般人が手を出すのは無理ではないが難しいだろう。
Optane SSD 900pのメリット- ランダムアクセス速度は「最速」(2018/5時点)
- 次元の違う耐久性能
- 拡張カード型なので、拡張性とスペースが必要
- 容量単価はSSDの中でもぶっちぎりに高い
- ほとんどのユーザーにとって必要性が低い
というわけで、Intel Optane 900pはプロのクリエイター向けSSDです。「ロマン欲求を満たしたい…」と思う一般ユーザーは、Samsung 970 EVOを選んだほうが良い。あまりにも容量単価が悪い。
高い信頼性と最安の容量単価を実現 Micron 1100 SSD

比較 | Micron 1100 SSD | Crucial MX300 | |
---|---|---|---|
容量 | 1TB | 2TB | 2TB |
フォームファクタ | 2.5 inch | 2.5 inch | |
インターフェイス | SATA 6Gbps | SATA 6Gbps | |
NANDフラッシュ | Micron 384Gb 32層 3D TLC | Micron 384Gb 32層 3D TLC | |
コントローラ | Marvell 88SS1074 | Marvell 88SS1074 | |
DRAM | Micron LPDDR3 | Micron LPDDR3 | |
読み込みシーケンシャル | 最大530 MB/s | 最大530 MB/s | |
書き込みシーケンシャル | 最大500 MB/s | 最大510 MB/s | |
読み込みRandom 4kB QD32 | 92000 IOPS | 92000 IOPS | |
書き込みRandom 4kB QD32 | 83000 IOPS | 83000 IOPS | |
TBW書き込み耐性 | 400 TB | 400 TB | |
保証 | 3年 | 3年 | |
価格目安 | 19980円 | 36980円 | 46980円 |
期間限定で「+a」として、おすすめSSDに入れます。
米国Micronが製造・販売している「Crucial MX300」シリーズのOEM向けモデルある「Micron 1100 SSD」シリーズが、訳あって一般向け市場に大量に流れている。しかも投げ売り価格です。
Amazonにて1TBモデルが19980円、2TBモデルは36980円で販売されている。スペックを見ての通り、シーケンシャルの書き込み速度がわずかに遅い以外は、完全に一致しています。
Micron 1100 SSD 2TB / ベンチマーク結果
読み込み速度書き込み速度
実質的にCrucial MX300と同じSSDで、違うのはパッケージングのみ。実際に筆者も2TBモデルを入手して実機レビューを行いましたが、特に問題はなく普通に使えた。今はポータブルSSDとして運用中。
- 中華製SSDですら勝てない、圧倒的なコスパ
- Crucial MX300と同等の性能と信頼性
- ゲームにこれほど適したSSDは現状無いかも
- 在庫処分で出回っているので、いつまで売ってるかは不明
Steamゲームをたくさん入れるなら、ベストなSSDです。おすすめはもちろん、GB単価がわずか18円の2TBモデル。記事執筆時点で、これほど安価なSSDは存在しません。
5つのSSDをまとめて比較する
ここまで、おすすめなSSDを5個。詳しく解説してきました。一旦ここで全てのSSDを、容量あたり単価 / 性能あたり単価 / 耐久あたり単価の3つの観点からまとめて比較してみようと思う。
容量単価:1GBあたりのコスト
容量あたり単価の比較 / 250GBモデル
240~280GBモデルの容量単価です。もっとも安価なSSDはやはり「DREVO X1」です。MX500と860 EVOは意外と拮抗しており、耐久性能のことを考えると総合的にコスパで勝るのは860 EVOになりますね。
容量あたり単価の比較 / 500GBモデル
480~512GBモデルの容量単価。依然として安価なのはDREVO X1ですが、Samsung 860 EVOもほぼ同じコストパフォーマンスを実現している。500GB前後のSSDをコスパで選ぶなら860 EVOでほぼ決まり。
容量あたり単価の比較 / 1TBモデル
960~1024GBモデルの容量単価。3つのSATA SSDのコスパはおおむね拮抗。1TB以上の大容量モデルでは、格安SSDのそこまで優位なコスパを実現できていないことが、このグラフでよく分かります。
よって1TB前後のSSDを選ぶ場合、コスパ重視ならMX500で、耐久性能も重視するなら860 EVOになる。MX500と860 EVOの価格差は15%だが、TBWは860 EVOの方が66%高い。トータルで見ると860 EVOが有利です。
性能単価:1MB/sあたりのコスト
500GB前後のモデルで1MB/sあたりのコストを計算しています。
性能あたり単価の比較 / シーケンシャル速度
読み込み速度書き込み速度
シーケンシャル速度は、SATA SSDの中ではMX500がもっとも割高な選択肢になった。DREVO X1はなかなか頑張っているものの、860 EVOに大きく差をつけることはできていない。
性能あたり単価の比較 / ランダムアクセス速度
読み込み速度書き込み速度
ランダムアクセス速度でコスパを比較してみると、書き込み速度はどれも大差ない結果に。読み込み速度は格安SSDが苦戦し、普通のSATA SSDは概ね同じコスパになった。NVMe SSDは少々割高な様子。
Optane 900pはトップクラスのランダムアクセス速度を誇るが、残念ながらコスパでは今ひとつパッとしない。プロ向けのハイエンドSSDにコスパを求めるのは野暮な話ではあるが…。
耐久単価:1TBWあたりのコスト
1TBWあたりの単価比較 / 500GBモデル
耐久性能のコスパ(TBW 1TBあたりの価格)で比較すると、Optane 900pがトップに躍り出るが、もとの価格が高すぎるので除外。となると、やっぱりSamsung 860 EVOがトップクラスになる。
1TBWあたりの単価比較 / 1TBモデル
1TBモデルで比較しても、傾向はほぼ同じ。やはり860 EVOが現状もっとも耐久性能あたりのコストパフォーマンスに優れるSSDです。
まとめ:結局どのSSDがベストなの?
ここまで、SSDの基本からオススメのSSDまで、詳しく解説できた。何十もあるSSDの中から、6個に厳選したので選ぶのは簡単になったはずだ。

そうですね~。とりあえず厳選した5個の内、プロ向けのOptane 900Pと、ロマン砲の970 EVOは選択肢から外せると思います。ということは、残る3つのSATA SSDから1つ決めろということになる。
DREVO X1は安いですが、容量単価がそれほど安くないことや、耐久性能が非公開な点から「本命」とはいえない。DREVOも選択肢から外せそうだ。これで残るところ2つだけ。
残った2つの「MX500」と「860 EVO」は、性能面でほとんど差がなく、価格に関しても最近はほとんど差がない状態になっている。だが耐久性能は860 EVOの方がMX500より約7割も多い。
現時点のベストSSDは「860 EVO」
- 同価格帯のSATA SSDと比較して60~100%多い「TBW」(耐久性)
- SATA SSDとしてほぼ最高クラスの読み書き速度
- NANDフラッシュ、キャッシュ、コントローラ、全て一貫して自社製
- 5年保証
さらに言えば、筆者が自作してきたPCでは「750 EVO」「850 EVO」「960 EVO」「960 PRO」「860 EVO」を採用したことがあり、どれも安定稼働中。サムスンのSSDは信頼に足る製品です。
というわけで、「どれがベストSSDなの?」と聞かれれば、「Samsung 860 EVO」と答えておく。以上「【最新版】オススメなSSD「5選」:自作歴23台が解説する」でした。
他にも読む?「PCパーツのベスト記事」


グラボ、CPU、SSDときたら…
次はメモリとHDDとCPUクーラーですかね?
CドライブにOSのみを入れるようにしてD以降にアプリやゲームを入れてOSクリーンインストールに備えようという運用を考えているのですが
この場合どのSSDがおすすめでしょうか?容量は125GB台のものを想定しています
PlextorのM9Pe(Y)の比較検証して欲しいです。
いつも通りの検証とM9Pe(Y)は拡張スロットを使うタイプなのでそれ以外との温度の変わり方を検証して欲しいです。
SSDに関しては東芝のものを使用したものはもう選択肢にも入らずサムスンかインテルの2択なのでしょうか。実際どのくらい技術力に差があるのかという点に関心があります。
技術力の差がどれくらいあるのかは分かりにくいですが、今のところは競合3社(Intel / Micron / Samsung)に対して十分に優位とは言え無さそう。
2018年には東芝がQLC NANDの製造に入る予定だったんですが、現状は米Micronが最初にQLC NANDのSSDを供給しそう…という噂情報も多く、新技術で市場をリードする場面が減っている印象が強いです。
サムスンは世界で最初に「一般向け3D NAND SSD」を供給したし、インテルやマイクロンは世界で最初に「3D X-Point」を開発し、インテルは一般向けに3D X-PointのSSDを供給しています。
ちなみにNANDの市場シェアはSandiskと僅差で2位。自社ブランドではなくOEM品にNANDを多く出荷しているので、シェア自体は依然として大きいですね(シェア1位はサムスン)。
(市場シェアのリソース:https://www.statista.com/statistics/275886/market-share-held-by-leading-nand-flash-memory-manufacturers-worldwide/)
丁寧にご返信頂きましてありがとうございます。
なるほど、東芝のものも一定のシェアはあるみたいですね。東芝のホームページを見ても関連の取り引き業者を介す必要があるようで、個人で国内で正規品を手に入れるのは難しいなと感じていたので実際のところどのような状況か気になって質問させて頂きました。
やはり記載の通りサムスンかインテルで検討してみようと思います。
optaneも気にはなりますね、、今後の動向に期待したいところですね。
とても参考になりました!ありがとうございます。
初めまして、最近自作を検討し始めて情報収集をしています。
ここの記事は解説にきちんと根拠があり、いつもとても参考にさせてもらっています。
現在SSDを物色しているのですが、配線をなくしたいというほぼその理由だけでm.2のSDDを採用するのはありだと思いますか?SATAでもいいのですが、例えばWDのBlack(旧モデル)なんかは価格がほぼ拮抗しているのでどうせなら性能がいい方がよいのかななどと悩んでいます。アドバイスいただければ幸いです。
< 配線をなくしたいというほぼその理由だけでm.2のSDDを採用するのはありだと思いますか?
アリだと思います。ただ、配線を省きたいだけなら、あえてPCIe接続のM.2 SSDを選ぶ必要は無いかと。WD BlackはPCIe接続なので、SATA SSDよりベンチマーク上のスピードは速いです。
しかしランダムアクセス速度(4K Size / Q=1 / T=1)は目立って速いわけではないため、性能差を体感するのは難しいかと。その上「発熱しやすい」というデメリットを抱えているので、個人的には選ばないSSDですね。
配線を省くという目的でM.2 SSDを選ぶなら、Crucial MX500のM.2版である「MX500 CT500MX500SSD4/JP」で問題ないと思います。容量単価はWD Blackより安く、耐久性能は12%高いです。
仕様と性能をざっくりとまとめておきました。
返信ありがとうございます!
つい先日、こちらのm.2版が発売されたのを知り注目していたのですが、こうして表で比較すると思った以上にSATAでも問題なさそうに見えますね。
TBWが上なのは見落としていました…
僕の目的(ネット閲覧、軽めのゲーム、プログラミングなど)からしてベンチマークを追い求める必要はないですし(ロマンではありますが)、これに決めようと思います。
背中を押していただきありがとうございました!
SandiskのSSDはどうですか?
1TBのものはMX500より少し安いですが。
あと960GBと1TBだったらどっちの方がいいのですか?
SandiskのUltra 3Dのことでしょうか?
88SS1074
SM2258
512MB
512MB
64層 3D-TLC NAND
64層 3D-TLC NAND
仕様の比較は以上の通り。
コントローラはMarvell製で、DRAMキャッシュはMicron製。そしてNANDフラッシュはSandisk製。しっかりとしたコンポーネントが使われているので、信頼性・性能ともに十分にMX500と競合できるSSDだと思います。
ただ、ベンチマークを調べ漁ったところ、実際の性能は若干MX500が優秀です。どちらを選んでもいいと思いますが、価格が若干安いくらいなら…ぼくはMX500を選びますね。
ありがとうございます!
混合ランダム速度が27MB/s MX500が優秀なんですね。
他所のサイトで知ったのですが
http://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1069379187.html
WD Blue 3D NAND SSDは、連続書き込みでキャッシュ容量を使い切っても、書き込み速度の低下が軽微だという検証結果がありました。
また、Intelの545sも、キャッシュを使い切った後の、書き込み速度の低下が軽微だという情報もあります。
以上、参考までに。
キャッシュが切れても速度を維持できるSSDは、基本的にNANDが積層構造(3D)になっているのが特徴ですね。
64層まで来ると非常に安定しやすい傾向。
逆にプレーン(平面)なNANDはかなり落ちやすく、品質の悪いNANDだと1桁台に落ちることも…(Colorful製など)。
自作PCでパーツを考えるときによくお世話になっています。
現在PC.PS4に外部追加としてSSDを考えています。
そこで外部SSD(HDD)をUSB接続した際に発生する接続ノイズ対策でおすすめのケーブル等のパーツはありますか_?
SSD端末についてのコメントではなくてすみません
「USB ノイズ対策」などで検索すれば色々と出てきますよ。
オーディオ周りはあまり詳しくないので、詳しい人の書いたガイドの方が参考になるはず。
コメありがとうございます。
オーディオノイズ対策ではなくて2.4ghz(Bluetooth,Wi-Fi)に干渉するノイズ対策をと考えていました
もう少し自分でググってみます
SandiskのExtreme pro M.2が無い解散
確か前に記事にしていた五万円PCでDrevo製のSSDを使っていらっしゃいましたがあれはどうでしょうか。
この記事を書いた当時(2018/5)では、Silicon Power S55の方が安かったので入れていません。
でも今見てみると、もっと安くなっていたのでおすすめですね。入っているコンポーネント自体は、Drevo X1の方が若干良いモノですし。
Twitterの方で米尼からのグラボ個人輸入について試算されてますけど個人使用目的で購入する場合グラフィックボードは関税の対象外のはずです
ただしSLI目的で複数枚購入したりすると税関でそうみなされない場合もあります
Amazon.comで高い買い物をすると、「念のため」という理由で先払いさせられる手数料(Import Fees Deposit)があるんですよね。
自分で調べた限りでは、グラボが免税対象かどうかは分かりませんが、先払いした手数料の半分くらいは帰ってくることが多いようです。
1万円を超える米尼輸入は今回が初なので、いくら返金されるかはまだ不明ですが…。
おいおい米尼は税で新しく25%?ぐらい付いてるぞ日本で黙ってask税払った方がいいと思うぞ
速度とランダムアクセス速度の違いがいまいち分からないです
そこらへんの詳細お願いします
シーケンシャルリード、ライトの速度は大容量ファイルの読み込み、書き込みの速度の指標になり、ランダムリード、ライトは小さいファイルの読み込み、書き込みの速度の指標になったはず。
動画ファイルみたいな大きいのを扱うなら前者が重要。
ゲームみたいな細かいファイルを一気に扱うときは後者が重要。
主さんでなくて申し訳ない。
SSDも安くなってきて買いやすくなったのでOSまるごとコピーの記事を作ってもらえませんか?
わかりやすいちもろぐさんの記事で読みたいです
Drevo X1のDRAMは2GBもない。
……というより、他社製品と同様、最大容量モデルのみの数字と取り違えているのではないかと。
たとえば120GBはRAM 128MB搭載とAmazonの商品ページにも記載があります。
SanDiskのultra3DやX600もかなりおすすめですよ
「ごく普通の使い方では、NVMeとSATA SSDとの違いを体感するのは難しい」
と書かれていますが、OSの起動時間なども同じなんでしょうか?
また、この商品「http://urx.red/Nt5h」はm.2スロットがGPUの下に
ないことを前提にした場合ありだと思いますか?
OSの起動速度もそれほど変わらないですね。過去の経験では、NVMeにして半分になったとか。劇的に速くなったことは無かったです。
< m.2スロットがGPUの下にないことを前提にした場合ありだと思いますか? SSDヒートシンクは付けるだけで効果があるので、グラボの直下じゃなくても効果は得られますよ。その商品も、他の人のレビューを見る限りでは、効果はかなり大きいみたいですね。
販売停止と書いてあるDREVO X1 120GBですが現在Amazonで売ってますね。2789円とお安い。