【最新版】オススメなSSD「6選」:自作歴23台が解説する

SSDを選びたいけど…「種類が多すぎてどれを選べば良いのか分からない。」と感じているPC初心者向けに。自作歴が23台ほどある自作erの筆者が、人にオススメしても構わないと言えるSSDを用途やシーン別に5個ほどまとめます。性能や推奨する理由も詳しく解説するので、SSD選びの参考になれば幸いです。

Sponsored Link
更新履歴

  • 2018/05:記事を公開
  • 2018/08:期間限定で「Micron 1100 SSD」を追加
  • 2018/09:一部のSSDを差し替えました

SSDの基本

最初に、念のためSSDがHDDとどう違うのかについて「基本」を解説します。もし「SSDの基本くらい知ってるよ。」という方は、さっそく「おすすめのSSD6選」に飛んでそこから読んでOKです。

SSDのメリット:速い、小型、静音、耐久性

レコード盤のように「ガリガリ…」と動くHDD

HDDが回転するディスクにヘッダー(レコード盤の針のようなやつ)を使ってデータを読み書きするのに対して、SSDはNANDフラッシュメモリに電圧の強弱を利用してデータの読み書きを行う。

NANDフラッシュメモリ上に電圧の強弱で記録するSSD

物理的な設計が全く違うため、当然その性質にも大きな違いが出てくる。その最たるものが「読み書き速度」。HDDと比較してSSDは最大20倍も読み書き速度が高速です。

読み書き速度の違い(単位:MB/s)

  • HDD 5400rpm
    150
  • HDD 5400rpm
    150
  • HDD 7200rpm
    210
  • HDD 7200rpm
    210
  • SATA SSD
    540
  • SATA SSD
    520
  • NVMe SSD
    3200
  • NVMe SSD
    2100

読み込み速度書き込み速度

最近のHDDはキャッシュを備えるので、7200回転モデルだと意外と200 MB/sの速度が出るものの、やはりSSDには敵わない。普通のSATA SSDですら、読み書きともに500 MB/sを超えるのが当たり前。

より高速なインターフェイスで接続するNVMe SSDになると、軽く1000 MB/sを超えてトップクラスのSSDになると3000 MB/sを超えるモノまで存在する。

ランダムアクセス速度の違い(単位:MB/s)

  • HDD 5400rpm
    0.5
  • HDD 5400rpm
    2.1
  • HDD 7200rpm
    1.0
  • HDD 7200rpm
    1.3
  • SATA SSD
    41.5
  • SATA SSD
    43.0
  • NVMe SSD
    63.0
  • NVMe SSD
    129.0

そして「ランダムアクセス速度」が読み書きともに、HDDと比較にならないほど次元の違う速度を実現している。これが「Windowsの動作が体感でわかるほどキビキビしている。」と言われる原因です。

ランダムアクセス速度とは

ベンチマークでは「キューの深さを1の状態で、4KBサイズのファイルを読み書きした場合の転送速度」になる。何を意味しているのかというと、小さいサイズのファイルをどれだけ転送できるか…ということ。

Windowsの動作など、アプリケーションの動作は決まったサイズのファイルをやり取りするのではなく、大小様々なサイズのファイルを大量に連続で処理する内容が圧倒的に多い

HDDはやり取りをする毎に、ヘッダー(針)を移動させる必要があるのでとにかく遅い。SSDは一瞬で取り出せるので、圧倒的に速い。体感に与える影響が極めて大きい性能です。

小型 & 軽量

次のメリットが「小型」ということ。3.5インチHDDと、M.2規格のSSDを比較するとこの通り。NANDフラッシュを作る技術が向上することで、少ない面積に大容量のデータを書き込めるようになったため小型化が進んでいます。

重量もHDDが200g前後に対して、SSDは10g程度のモノも。圧倒的な小ささと軽さから、SSDは薄型ノートパソコンやタブレット端末でも多用されるようになってきた。

耐久性の高さ

SSDの寿命「書き込み上限」(TBW)

SSDは物理的に動く部品が一切無いので、非常に壊れにくい性質がある。そしてNANDフラッシュ本体には「書き込み上限」(TBW)というスペックがあり、TBWを使い切るまではSSDは正常に機能する※1。

大容量なSSDほどTBWが高い。250GB SSDなら「70 TBW」前後、500GB以上になると「150 TBW」超えのSSDが多い。一般的には、1日あたり5~8GB書き込むので、150 TBWを使い切るのに51年掛かる。

150 TBW(15万GB) / 8GB = 18650日(51.4年)

ただし、これは理論上の寿命で、実際にはNANDフラッシュ以外の部品が先の故障してしまうリスクを抱えている。とはいえ、多くのSSDはMTBF(平均故障時間)が150万時間※2とされているので相当に壊れにくい。

HDDを製造するのには高い工作精度が求められるのに対して、SSDは基盤にチップ(NANDフラッシュ、SSDコントローラ、DRAMキャッシュなど)を載せるだけで完成するため根本的に壊れにくい。

事実、HDDを製造しているのは大きく3社(WD、Seagate、HGST)に限られているのに、SSDを製造・販売しているメーカーはかなり多い。部品さえ揃えばカンタンに作れるから、多くのメーカーが参入しやすいのです。

自作歴21台のやかもち
HDDと違って作りやすいから、構造上の「堅牢性」が優れているんだよ。

※1:動かないわけではない。リードオンリーモードに切り替わるSSDもあるし、読み書き両方できてもデータ保持エラーが頻発するSSDもあります。

※2:確率的な話をすると、約2100台に1台は使用開始から1ヶ月で壊れることになる。しかし、メーカー側もSSDの寿命について「明確な解」を出せていないので、MTBFはあまりアテにならない可能性が高い。

SSDのデメリット:容量単価が高い、データの保持性

SSDは構造上「HDDをはるかに超える速度、圧倒的な小ささと軽さと静音性、そして壊れにくい」ことを解説してきた。しかし、完璧かのように思えたSSDにもデメリットはあります。

だいぶ安くなったけど、まだまだ容量単価が高い

HDDとSSDの価格差記事執筆時点のAmazon価格をまとめた
容量500GB1TB2TB4TB
HDD(データ用)5270

5270

6479

9050

HDD(サーバー用)9980

10460

16196

24552

SSD(MLC)28538

55292

102666

208841

SSD(TLC)9890

23799

49347

103800

SSD(QLC)12980

25480

50980

SSD(NVMe)19800

39800

79800

ここ5年でSSDの1GBあたりの単価は大幅に安価になり、システム用ドライブにSSDを使うのが常識というところまで来た。それでもデータ用HDDと比較すれば、2倍~40倍くらい高額です。

よってデータの保存用に使うなら依然としてHDDの方が有利。SSDはアプリケーションの動作を軽快にするためのストレージという側面がずっと強く、もっぱらデータ保存に使っているのはデータセンターを持つ企業が多い。

「データ保持エラー」の存在

近年のSSDはコントローラのECC機能(誤り検出訂正)がとても強力に進化してきたため、保存しているデータが壊れたり消失する事例はごくごく稀な現象になっている。

2010年頃は不良ブロックの無効化の際に、誤って正常なデータもろともデータを無効化してしまう問題が確認されていたが、それも今となっては全く見られない現象に。

では、どのような場合にデータ保持エラーが問題として起こりやすいかというと「書き込み上限に達しているSSDを、非給電状態で長期間放置する」に限られる

HDDは通電を行わず、クローゼットなどで放置していても中のデータが消えることはほぼ皆無。一方のSSDはJEDECの策定に基いて、上記に該当する場合の非給電状態のデータ保持期間を決めている

一般向けSSDの場合、TBWをほとんど使い切った寿命が近いSSDでも「非給電状態に30度、稼働時は40度ならデータは最低でも52週間は保持されなければならない」と策定されている。

ただ、このJEDECの規定は「壊れかけのSSDでも、これくらいはデータ保持するように作ろうね。」という指針です。…つまり新品のSSDならデータ保持エラーが問題になることは「まず無い。」ということ。

それでもNANDフラッシュにデータを記録するという性質上、どうしてもHDDと比較してデータを安全に保持するという観点では信頼性が若干落ちます。

絶対に消失したり、一部が損壊しては困る…という重要データはHDDに保存するようにしておきたい(可能ならRAID 1を。更に保守性を高めるならビットエラーの訂正を確実に実行できるRAID 6も検討…ですかね)

自作歴21台のやかもち
まぁ…普通に使っててデータがいきなり消える現象は「完全に過去のこと」。都市伝説級のレア度です。

2018年のおすすめのSSD「6選」

おすすめな「SSD」:6選

SSDの基本はだいたい解説し終えたので、次は肝心のおすすめSSDについて順番に紹介していきます。

どのような基準でおすすめのSSDを決めるかは悩ましいところでしたが、SSDに使われているNANDフラッシュ / コントローラ / DRAMキャッシュなど、各種コンポーネントが信用できるモノかどうかはもちろん。

ベンチマークテストに基づいたパフォーマンスの実測値も使って、おすすめSSDを決めることにした。メーカーの公称値(特にIOPSという指標は分かりにくい)ではなく、実際のパフォーマンスに基いて選ぶことで信頼性を高められると考えてます。

次に「なぜ、おすすめなのか?」をPC初心者にも分かりやすくするために、「このような用途には、このSSDが向いている」という指針を示します。1つ1つのSSDに詳しい解説もつけるので、かなり選びやすくなるはずだ。

では以下5つのおすすめSSDを、21台の自作歴がある自作erの筆者が解説していきます。

各項目をクリックすると、その項目までジャンプします。

1. 低予算で行くならベストなDREVO X1

低予算で行くならベストなSSD「Drevo X1」
スペックDREVO X1 SSD
容量120GB240GB480GB960GB
インターフェイスSATA 3.0 (6 Gbps)
フォームファクタ2.5 inch
コントローラSilicon Motion SM2256K
NANDSK Hynix TLC NAND
DRAMキャッシュNanya製 DDR3L 2GB
読み込みシーケンシャル速度最大550 MB/s
書き込みシーケンシャル速度最大400 MB/s最大470 MB/s
TBW書き込み上限推定75 TB推定150 TB
保証3年
価格目安2018/09時点 – Amazon販売停止5200円9000円19200円

「とにかく低予算でSSDがほしい。」「格安ゲーミングPCを組みたい。」「古い中古ノートPCをSSDに交換してリノベーションしたい。」といった需要に応えるのが格安SSDです。

基本的に格安SSDは積極的に人におすすめするモノではないが、実際に筆者が使って、安定動作していることが確認できた格安SSDがある。それが「DREVO X1」。

カタログスペックは公式サイトではなく、一部筆者が調べて確認した範囲で分かった情報も含めた。DREVO X1は、SSDコントローラにSilicon Motionの製品を採用しています。

Silicon Motionのコントローラは、割と低予算向けSSDで見かけるが、トランセンドといった大手も採用しているため一定の信頼性はある。NANDフラッシュは韓国のSK Hynix製です。

さすがに大手3社(Samsung / Intel / SanDisk)と比較すると技術力では劣っているが、低予算PCやリノベPCといったライトユースなら特に問題ない。ドスパラの低予算モデルでも、SK HynixのSSDはよく使われていますし。

そしてDRAMキャッシュ。この価格帯のSSDは、大抵はDRAMキャッシュ自体を載せないか、128MB~256MBといった少ない容量しか載せていない。しかしDrevo X1にはNanya製のDRAMが「2GB」入っているので、速度もそこそこ高速。

DREVO X1 120GB / ベンチマーク結果(筆者レビューより

  • Read Seq
    555.6
  • Write Seq
    470.3
  • 4K Read
    25.1
  • 4K Write
    110.0

読み込み速度書き込み速度

筆者が実際に「予算5万円の格安ゲーミングPC」にて採用した、DREVO X1(120GB)のベンチマーク結果はこの通り。安い割には、非常に速くて満足している。

信頼性についても、購入から1年ほど使っているが未だに安定動作しているので特に問題ない。

DREVO X1のメリット
  • とにかく安い
  • 3年保証
  • 公称値通りの読み書き速度
  • SSDの性能を十分に体感できる
  • 低予算としてはキャッシュが非常に多い
DREVO X1の弱点
  • TBWは公称値で示されていない
  • 120GBモデルの販売が止まっている

安さ重視で、目的が「格安ゲーミングPC」「リノベーションPC」なら、十分におすすめできるSSDです。TBWは不明だが、NANDがSK Hynix製なのである程度は推測できる。保証も3年あるので、それほど心配する必要はないだろう。

DREVO / 240GBモデル / 3年保証

唯一のデメリットは、1年前は売っていた「120GBモデル」が、現在は売っていないこと。ただ…120GBは実際に使ってみると、かなり少ない容量なので、どうせ買うなら240GB以上がおすすめです。

Silicon Power / 120GBモデル / 3年保証

120GB SSDが欲しいなら、Silicon Power S55をおすすめする。東芝製のNAND、Nanya製のDRAMキャッシュ(ただし256MB)を搭載する比較的信頼できる格安SSD。


2. 万人におすすめできる万能SSDCrucial MX500


スペックCrucial MX500Samsung 860 EVO
容量250 GB500 GB1 TB2 TB2TB
インターフェイスSATA 3.0 (6GBps)SATA 3.0 (6GBps)
フォームファクタ2.5 inch2.5 inch
コントローラSilicon Motion SM2258Samsung MJX
NANDMicron 64-Layer 256Gb TLC NANDSamsung 64-layer 3D TLC V-NAND
DRAMキャッシュLPDDR3LPDDR4
256MB512MB1GB2GB4 GB
読み込みシーケンシャル最大560 MB/s最大560 MB/s
書き込みシーケンシャル最大510 MB/s最大520 MB/s
読み込みRandom 4kB QD32最大95000 IOPS最大100000 IOPS
書き込みRandom 4kB QD32最大90000 IOPS最大90000 IOPS
TBW書き込み耐性100 TB180 TB360 TB700 TB1200 TB
保証5年5年
MSRP$ 67.99$ 99.99$ 199.99$ 429.99$ 649.99
価格目安2018/09時点 – Amazon7300円11000円21000円47500円49400円

米Micron社が製造する64層の3D TLC-NANDを採用するSSD。コントローラには多くのSSD(特にTrancend)で採用されている信頼性の高いSilicon Motion製が使われています。キャッシュはMicron製のDDR3規格が512MB。

MicronはNANDフラッシュの大手製造メーカーの一つで、DDR3 / DDR4メモリでもよく知られている。半導体大手のIntelと開発協力して、次世代のNANDである「3D-Xpoint」を生み出せるほど、高度な技術力を持つ。

そのMicronが作るSSD「Crucial」シリーズは、そこそこ手頃な価格でありながら優れた読み書き速度と、高い信頼性を両立する万能系SSD。「MX500」はその最新シリーズにあたります。

Crucial MX 500 500GB / ベンチマーク結果(筆者レビューより

  • Read Seq
    562.7
  • Write Seq
    511.0
  • 4K Read
    46.7
  • 4K Write
    130.6

読み込み速度書き込み速度

読み込み速度は562.7 MB/s、書き込みは511.0 MB/sで両方とも500 MB/sオーバー。SATA SSDとしてほぼ限界の速度に達している。ランダムアクセス速度も、先程の「DREVO X1」より20~80%も高速。

Crucial MX500のメリット
  • SATA SSDとしてトップクラスの読み書き速度
  • そこそこ高い信頼性と耐久性
  • 格安ではないが、それなりに手頃な価格
Crucial MX500の弱点
  • 同価格帯の860 EVOに書き込み耐性で劣る

他人に「おすすめのSSDは?」と聞かれて、躊躇なく「こだわりがないなら、MX500で良いんじゃない。」と軽く言える程度にはオススメできるSSDだ。

ゲーミングPC、イラストやAdobeソフトを使う用のPC、PlayStation 4 / Proなど据え置き機のSSD換装など。幅広い用途に対応できる万能系SSDですね。

以下追記

2018年6月に入って以降、ライバルの860 EVOの価格がCrucial MX500と同じレベルにまで値下がりました。よって、MX500は明確に書き込み耐性で劣っていると言える状態であり、もっと安くなければ選ぶ旨味が少ない。


3. 圧倒的な高耐久性Samsung 860 EVO

スペックSamsung 860 EVO
容量250 GB500 GB1 TB2 TB4 TB
インターフェイスSATA 3.0 (6GBps)
フォームファクタ2.5 inch / M.2 22802.5 inch
コントローラSamsung MJX
NANDSamsung 64-layer 3D TLC V-NAND
DRAMキャッシュLPDDR4
512 MB1 GB2 GB4 GB
読み込みシーケンシャル最大560 MB/s
書き込みシーケンシャル最大520 MB/s
書き込みSLCキャッシュ有効時最大300 MB/s最大500 MB/s
読み込みRandom 4kB QD32最大100000 IOPS
書き込みRandom 4kB QD32最大90000 IOPS
TBW書き込み耐性150 TB300 TB600 TB1200 TB2400 TB
保証5年
MSRP$ 94.99$ 169.99$ 329.99$ 649.99$ 1399.99
価格目安2018/07時点 – Amazon7900円9800円23800円49400円103800円

筆者がもっとも愛用しているSSDメーカーは「サムスン」(Samsung)です。サムスンを好んでいる理由は、一般ユーザー向けのSSDとして世界初の「3D NAND」(Samsungは3D-V NANDと呼びますが)を採用した製品を投入したから。

最近はCrucialもCFDも、3D NANDを採用したSSDを出していますが当時は革新的な存在でした。従来の2次元NANDの限界は、面積あたりの容量です。多くのメーカーが「微細化」によって容量アップを果たしている中。

サムスンは3次元構造のNANDを作ることで、過度な微細化をせずに大容量化に無理なく成功してみせた。無理なく大容量 & 高性能化を果たしているので、耐久性という面からも信頼がしやすい(無理をしてないから)。

「860 EVO」は、その3D-VNANDを採用するシリーズの最新作です。自社製のSSDコントローラ「MJX」を採用し、キャッシュにはDDR4規格の512MBを搭載する。DDR3より更に高速なDDR4のキャッシュを使っているあたりが痺れます。

NANDフラッシュはサムスン製の64層 3D-TLC NAND。ほぼすべてのコンポーネントをサムスン自身で開発製造し、SSDとしてまとめ上げているのが特徴的です。

Samsung 860 EVO 500GB / ベンチマーク結果

  • Read Seq
    562.7
  • Write Seq
    531.9
  • 4K Read
    45.8
  • 4K Write
    121.3

読み込み速度書き込み速度

では、性能をチェックする。読み込み速度は562.7 MB/s、書き込み速度は531.9 MB/sを記録した。キャッシュの高速化のおかげで、MX500を更に上回る書き込み速度を発揮している。

ランダムアクセス速度は若干MX500に劣っているが、SATA SSDとして十分に高速。性能的にはほぼ互角と言える。では860 EVOの何が強いのか、それは書き込み上限の高さです。

書き込み上限(TBW)250GB版500GB版1TB版
860 EVO150 TBW300 TBW600 TBW
MX500100 TBW180 TBW360 TBW

MX500の500GB版が「180 TBW」に対して、860 EVOの500GB版は「300 TBW」と66%も書き込み上限が多い。意図せずSSDに大量の書き込み※を行っていても、860 EVOの「300 TBW」を使い切るのは余裕で10年は掛かる。

※特にGoogle Chromeのキャッシュ書き込みは強烈です。ぼくはChromeに大量のタブを表示させて、24時間稼働しているが1日に54~60GBは書き込んでいる。TBWの少ないSSDだと不安です。

Samsung 860 EVOのメリット
  • SATA SSDとして最高レベルの速度
  • この価格帯のSSDで、最高の耐久性能
  • 格安ではないが、手頃な価格
Samsung 860 EVOの弱点
  • 特になし(2018/08時点、安くなってきたので)

読み書き速度は互角で書き込み上限がMX500より66%も多いのに、価格は5~8%の違いしかありません。「耐久性を重視したい」「少なくとも5年は使いたい」という想定でSSDを選ぶなら、860 EVOは非常におすすめ。

日本サムスン / 500GB / TBW : 300TB / 5年保証

「高耐久性」を目的にするなら500GB版がおすすめ。250GB版は半分の「150 TBW」になってしまいます(それでも250GB SSDとしては非常に優れた耐久性能なんですけどね)


4. コスパの良い超高速SSDSamsung 970 EVO

スペックSamsung 970 EVO
容量250GB500GB1TB2TB
インターフェイスPCIe 3.0 x4 / NVMe 1.3
フォームファクタM.2 2280
コントローラSamsung Phoenix Controller
NANDSamsung 64-layer 256Gb 3D TLC
DRAMキャッシュSamsung LPDDR4
512 MB1 GB2 GB
SLCキャッシュ最低 : 4GB最低 : 6GB
最大 : 9GB最大 : 18GB最大 : 36GB最大 : 72GB
読み込みシーケンシャル速度3400 MB/s3500 MB/s
書き込みSLCキャッシュ有効時1500 MB/s2300 MB/s2500 MB/s
書き込みキャッシュなし300 MB/s600 MB/s1200 MB/s1250 MB/s
TBW書き込み上限150 TB300 TB600 TB1200 TB
保証5年
価格目安2018/09時点 – Amazon11800円19800円39800円79800円

「Samsung 970 EVO」は、インターフェイスに普通のSSDでよく使われている「SATA」ではなく、次世代の接続方式である「NVM Express」(略:NVMe)を採用している超高速SSDです。

SATAの転送速度は約600 MB/sですが、NVMeの転送速度は約4000 MB/sにもなる。SATAの約7倍という圧倒的な速度を実現可能なインターフェイス、それが「NVMe」。

970 EVOはサムスンが一般ユーザー向けに販売するNVMe SSDで、他社の競合品と比較すると割とリーズナブルな価格を実現している。にもかかわらず、970 EVOの性能は現時点で最高水準に位置するのがスゴイところ。

Samsung 970 EVO / シーケンシャル速度(via)

  • 970 EVO 2TB
    3571.0
  • 970 EVO 2TB
    2416.0
  • 970 EVO 500GB
    3571.0
  • 970 EVO 500GB
    2462.0
  • 970 Pro 1TB
    3550.0
  • 970 Pro 1TB
    2730.0
  • WD Black
    3407.0
  • WD Black
    2855.9
  • SD Extreme Pro
    3476.6
  • SD Extreme Pro
    2857.5

読み込み速度書き込み速度

ライバルとして立ちはだかる「WD Black」や「Sandisk Extreme Pro M.2 NVMe」と性能比較すると、書き込み速度が若干遅く、読み込み速度では優位な傾向。

「最強」ではないが、十分に「トップクラス」の領域に入り込む優秀な性能です。価格の安さを考慮すれば、一般ユーザー向けのNVMe SSDとしては最も性能とコスパを両立できているSSDになる。

Samsung 970 EVOのメリット
  • NVMe SSDとして、トップクラスの速度
  • 860 EVOと同等の優れた耐久性能
  • トップクラスの性能で、価格はハイエンドSSDより安い
Samsung 970 EVOの弱点
  • 発熱は高め、NVMe SSD用のヒートシンクはあったほうが良い
  • ごく普通の使い方では、SATA SSDとの違いを体感するのは難しい

Samsung 970 EVOの最大の強みは、ハイエンドSSD(例:970 Proなど)に匹敵する性能を持ちながら、リーズナブルな価格を実現していること。耐久性能も一般的な用途なら十分すぎる水準。

「とにかく速くてそこそこ安価」なNVMe SSDを探しているなら、これほどピッタリなSSDは無い。ただし、970 EVOの性能は確かに圧倒的ですが、性能差を体感するのは難しいので要注意。

もちろん「3000 MB/s超えのSSDを組み込みたいだけなんだ!」という、ロマンな欲求を満たすことが目的なら止めはしない。ぼくも普通にそういうロマン欲求はあるし、予算に余裕があるなら970 EVO使いたいと思ってますし(オイ。

日本サムスン / 500GB / M.2 2280 / TBW : 300TB / 5年保証
日本サムスン / 500GB / M.2 2280 / TBW : 600TB / 5年保証

なお、保証期間は容量にかかわらず「5年」。TBWはSamsung 860 EVOと同じ水準なので、一般人の使い方(Windowsやゲーミング)ではそうそう簡単に使い切れない寿命を持つ。

長尾製作所 / SS-M2S-HS01 / M.2 2280向けヒートシンク

970 EVOにおすすめのヒートシンクはこちら。実際に使ったところ、ピーク時の温度が7℃も低下したため、コストパフォーマンスに優れるM.2ヒートシンクです。


5. プロのクリエイター向けSSDIntel Optane 900P

スペックIntel Optane 900p
容量280GB480GB
インターフェイスPCIe 3.0 x4
フォームファクタHHHL(拡張ボード型)
コントローラIntel SLL3D
NANDIntel 128Gb 3D-Xpoint
DRAMキャッシュなし
読み込みシーケンシャル速度2500 MB/s
書き込みシーケンシャル速度2000 MB/s
読み込みランダムアクセス550000 IOPS
書き込みランダムアクセス500000 IOPS
TBW5.11 PB8.76 PB
保証5年
価格目安2018/09時点 – Amazon47000円76000円

IntelとMicronが共同開発した次世代フラッシュメモリと呼ばれている「3D-Xpoint」を用いて作られた、初の一般向けSSDです。従来はもっぱらデータセンター向けに出荷されていた、エンタープライズ仕様のSSD。

既存のSSDと何が違うのかをアッサリとまとめると以下の通り。

  • 次元の違うランダムアクセス速度、特に読み込み速度がスゴイ
  • 理論上、寿命がないと言っても良いほどの「無尽蔵の書き込み上限」
  • DRAMキャッシュを必要としない

こんなところです。

耐久性能は既存のSSDだと2400 TBくらいが今の限界ですが、Optane 900pは280GB版が「5.11 PB」(5232 TB)、480GB版が「8.76 PB」(8970 TB)に達する。これは一個人が存命中に使い切るのはほぼ不可能と言える水準です。

Intel Optane 900P 480GB / ベンチマーク結果(via

  • Read Seq
    2715.0
  • Write Seq
    2271.0
  • 4K Read
    339.5
  • 4K Write
    314.8

読み込み速度書き込み速度

肝心の性能はこの通り。シーケンシャル速度は2200~2700 MB/sなので、Samsung 970 EVOなどTLC NANDを採用するNVMe SSDに劣っている。だがOptane 900pの強みは「ランダムアクセス速度」にある。

Intel Optane 900p / ランダム速度(4KiB Q1T1)

  • Optane 900p 480GB
    339.5
  • Optane 900p 480GB
    314.8
  • 970 EVO 2TB
    66.3
  • 970 EVO 2TB
    261.4
  • 970 Pro 1TB
    68.7
  • 970 Pro 1TB
    286.2

従来のSSDでは、どう頑張ってもランダム読み込み速度が全く伸びなかった。一方、3D-Xpointを採用するOptane 900pはその5倍に相当するスピードで読み出せるように進化しました。

書き込みは飛躍的に伸びていないものの、それでも他のNVMe SSDを圧倒することに変わりはない。

4K以上の動画編集、3DCGの製作、レンダリング、数千万~億画素レベルの写真現像など。ストレージと大小様々なデータを継続的にやり取りするような使い方において、Optane 900pのランダムアクセス速度が活躍する。

逆に言えば、そのようなプロレベルのハードな使い方をしない限り、Optane 900pの性能を完全に持て余すことになる。そして価格が非常に高いので、一般人が手を出すのは無理ではないが難しいだろう。

Optane SSD 900pのメリット
  • ランダムアクセス速度は「最速」(2018/5時点)
  • 次元の違う耐久性能
Optane SSD 900pの弱点
  • 拡張カード型なので、拡張性とスペースが必要
  • 容量単価はSSDの中でもぶっちぎりに高い
  • ほとんどのユーザーにとって必要性が低い

というわけで、Intel Optane 900pはプロのクリエイター向けSSDです。「ロマン欲求を満たしたい…」と思う一般ユーザーは、Samsung 970 EVOを選んだほうが良い。あまりにも容量単価が悪い。

Intel / 480GBモデル / 5年保証 / TBW : 8.76 PB

a. 高い信頼性と最安の容量単価を実現Micron 1100 SSD

比較Micron 1100 SSDCrucial MX300
容量1TB2TB2TB
フォームファクタ2.5 inch2.5 inch
インターフェイスSATA 6GbpsSATA 6Gbps
NANDフラッシュMicron 384Gb 32層 3D TLCMicron 384Gb 32層 3D TLC
コントローラMarvell 88SS1074Marvell 88SS1074
DRAMMicron LPDDR3Micron LPDDR3
読み込みシーケンシャル最大530 MB/s最大530 MB/s
書き込みシーケンシャル最大500 MB/s最大510 MB/s
読み込みRandom 4kB QD3292000 IOPS92000 IOPS
書き込みRandom 4kB QD3283000 IOPS83000 IOPS
TBW書き込み耐性400 TB400 TB
保証3年3年
価格目安19980円36980円46980円

期間限定で「+a」として、おすすめSSDに入れます。

米国Micronが製造・販売している「Crucial MX300」シリーズのOEM向けモデルある「Micron 1100 SSD」シリーズが、訳あって一般向け市場に大量に流れている。しかも投げ売り価格です

Amazonにて1TBモデルが19980円、2TBモデルは36980円で販売されている。スペックを見ての通り、シーケンシャルの書き込み速度がわずかに遅い以外は、完全に一致しています。

Micron 1100 SSD 2TB / ベンチマーク結果

  • Read Seq
    534.4
  • Write Seq
    520.7
  • 4K Read
    25.9
  • 4K Write
    132.6

読み込み速度書き込み速度

実質的にCrucial MX300と同じSSDで、違うのはパッケージングのみ。実際に筆者も2TBモデルを入手して実機レビューを行いましたが、特に問題はなく普通に使えた。今はポータブルSSDとして運用中。

Micron / バルクパッケージ / 1TBモデル / 3年保証
Micron / バルクパッケージ / 2TBモデル / 3年保証
Micron 1100のメリット
  • 中華製SSDですら勝てない、圧倒的なコスパ
  • Crucial MX300と同等の性能と信頼性
  • ゲームにこれほど適したSSDは現状無いかも
Micron 1100の弱点
  • 在庫処分で出回っているので、いつまで売ってるかは不明

Steamゲームをたくさん入れるなら、ベストなSSDです。おすすめはもちろん、GB単価がわずか18円の2TBモデル。記事執筆時点で、これほど安価なSSDは存在しません。

5つのSSDをまとめて比較する

ここまで、おすすめなSSDを5個。詳しく解説してきました。一旦ここで全てのSSDを、容量あたり単価 / 性能あたり単価 / 耐久あたり単価の3つの観点からまとめて比較してみようと思う。

容量単価:1GBあたりのコスト

容量あたり単価の比較 / 250GBモデル

  • Drevo X1
    21.7
  • Crucial MX500
    29.2
  • Samsung 860 EVO
    31.6
  • Samsung 970 EVO
    47.2
  • Intel Optane 900p
    167.1

240~280GBモデルの容量単価です。もっとも安価なSSDはやはり「DREVO X1」です。MX500と860 EVOは意外と拮抗しており、耐久性能のことを考えると総合的にコスパで勝るのは860 EVOになりますね。

容量あたり単価の比較 / 500GBモデル

  • Drevo X1
    19.0
  • Crucial MX500
    22.0
  • Samsung 860 EVO
    19.8
  • Samsung 970 EVO
    39.6
  • Intel Optane 900p
    162.9

480~512GBモデルの容量単価。依然として安価なのはDREVO X1ですが、Samsung 860 EVOもほぼ同じコストパフォーマンスを実現している。500GB前後のSSDをコスパで選ぶなら860 EVOでほぼ決まり。

容量あたり単価の比較 / 1TBモデル

  • Drevo X1
    20.1
  • Crucial MX500
    20.7
  • Samsung 860 EVO
    23.8
  • Samsung 970 EVO
    39.8
  • Intel Optane 900p

960~1024GBモデルの容量単価。3つのSATA SSDのコスパはおおむね拮抗。1TB以上の大容量モデルでは、格安SSDのそこまで優位なコスパを実現できていないことが、このグラフでよく分かります。

よって1TB前後のSSDを選ぶ場合、コスパ重視ならMX500で、耐久性能も重視するなら860 EVOになる。MX500と860 EVOの価格差は15%だが、TBWは860 EVOの方が66%高い。トータルで見ると860 EVOが有利です。

性能単価:1MB/sあたりのコスト

500GB前後のモデルで1MB/sあたりのコストを計算しています。

性能あたり単価の比較 / シーケンシャル速度

  • DREVO X1
    16.5
  • DREVO X1
    19.4
  • Crucial MX500
    19.5
  • Crucial MX500
    21.5
  • Samsung 860 EVO
    17.6
  • Samsung 860 EVO
    18.6
  • Samsung 970 EVO
    5.5
  • Samsung 970 EVO
    8.0
  • Intel Optane 900p
    28.0
  • Intel Optane 900p
    33.4

読み込み速度書き込み速度

シーケンシャル速度は、SATA SSDの中ではMX500がもっとも割高な選択肢になった。DREVO X1はなかなか頑張っているものの、860 EVOに大きく差をつけることはできていない。

性能あたり単価の比較 / ランダムアクセス速度

  • DREVO X1
    364.1
  • DREVO X1
    83.1
  • Crucial MX500
    235.5
  • Crucial MX500
    84.2
  • Samsung 860 EVO
    216.2
  • Samsung 860 EVO
    81.6
  • Samsung 970 EVO
    298.9
  • Samsung 970 EVO
    75.7
  • Intel Optane 900p
    223.6
  • Intel Optane 900p
    241.1

読み込み速度書き込み速度

ランダムアクセス速度でコスパを比較してみると、書き込み速度はどれも大差ない結果に。読み込み速度は格安SSDが苦戦し、普通のSATA SSDは概ね同じコスパになった。NVMe SSDは少々割高な様子。

Optane 900pはトップクラスのランダムアクセス速度を誇るが、残念ながらコスパでは今ひとつパッとしない。プロ向けのハイエンドSSDにコスパを求めるのは野暮な話ではあるが…。

耐久単価:1TBWあたりのコスト

1TBWあたりの単価比較 / 500GBモデル

  • DREVO X1
    60.9
  • Crucial MX500
    61.1
  • Samsung 860 EVO
    33.0
  • Samsung 970 EVO
    66.0
  • Intel Optane 900p
    8.5

耐久性能のコスパ(TBW 1TBあたりの価格)で比較すると、Optane 900pがトップに躍り出るが、もとの価格が高すぎるので除外。となると、やっぱりSamsung 860 EVOがトップクラスになる。

1TBWあたりの単価比較 / 1TBモデル

  • DREVO X1
    128.7
  • Crucial MX500
    57.5
  • Samsung 860 EVO
    39.7
  • Samsung 970 EVO
    66.3
  • Intel Optane 900p

1TBモデルで比較しても、傾向はほぼ同じ。やはり860 EVOが現状もっとも耐久性能あたりのコストパフォーマンスに優れるSSDです。

まとめ:結局どのSSDがベストなの?

ここまで、SSDの基本からオススメのSSDまで、詳しく解説できた。何十もあるSSDの中から、6個に厳選したので選ぶのは簡単になったはずだ。

初心者もち
いや…その実は、ベストSSDを教えてほしいな…と。5個でも迷うんです。

そうですね~。とりあえず厳選した5個の内、プロ向けのOptane 900Pと、ロマン砲の970 EVOは選択肢から外せると思います。ということは、残る3つのSATA SSDから1つ決めろということになる。

DREVO X1は安いですが、容量単価がそれほど安くないことや、耐久性能が非公開な点から「本命」とはいえない。DREVOも選択肢から外せそうだ。これで残るところ2つだけ。

残った2つの「MX500」と「860 EVO」は、性能面でほとんど差がなく、価格に関しても最近はほとんど差がない状態になっている。だが耐久性能は860 EVOの方がMX500より約7割も多い。

現時点のベストSSDは「860 EVO」

  • 同価格帯のSATA SSDと比較して60~100%多い「TBW」(耐久性)
  • SATA SSDとしてほぼ最高クラスの読み書き速度
  • NANDフラッシュ、キャッシュ、コントローラ、全て一貫して自社製
  • 5年保証

さらに言えば、筆者が自作してきたPCでは「750 EVO」「850 EVO」「960 EVO」「960 PRO」「860 EVO」を採用したことがあり、どれも安定稼働中。サムスンのSSDは信頼に足る製品です。

というわけで、「どれがベストSSDなの?」と聞かれれば、「Samsung 860 EVO」と答えておく。以上「【最新版】オススメなSSD「5選」:自作歴23台が解説する」でした。

他にも読む?「PCパーツのベスト記事」

Sponsored Link

25 件のコメント

  • CドライブにOSのみを入れるようにしてD以降にアプリやゲームを入れてOSクリーンインストールに備えようという運用を考えているのですが
    この場合どのSSDがおすすめでしょうか?容量は125GB台のものを想定しています

  • PlextorのM9Pe(Y)の比較検証して欲しいです。
    いつも通りの検証とM9Pe(Y)は拡張スロットを使うタイプなのでそれ以外との温度の変わり方を検証して欲しいです。

  • SSDに関しては東芝のものを使用したものはもう選択肢にも入らずサムスンかインテルの2択なのでしょうか。実際どのくらい技術力に差があるのかという点に関心があります。

    • 技術力の差がどれくらいあるのかは分かりにくいですが、今のところは競合3社(Intel / Micron / Samsung)に対して十分に優位とは言え無さそう。
      2018年には東芝がQLC NANDの製造に入る予定だったんですが、現状は米Micronが最初にQLC NANDのSSDを供給しそう…という噂情報も多く、新技術で市場をリードする場面が減っている印象が強いです。
      サムスンは世界で最初に「一般向け3D NAND SSD」を供給したし、インテルやマイクロンは世界で最初に「3D X-Point」を開発し、インテルは一般向けに3D X-PointのSSDを供給しています。

      ちなみにNANDの市場シェアはSandiskと僅差で2位。自社ブランドではなくOEM品にNANDを多く出荷しているので、シェア自体は依然として大きいですね(シェア1位はサムスン)。
      (市場シェアのリソース:https://www.statista.com/statistics/275886/market-share-held-by-leading-nand-flash-memory-manufacturers-worldwide/)

      • 丁寧にご返信頂きましてありがとうございます。
        なるほど、東芝のものも一定のシェアはあるみたいですね。東芝のホームページを見ても関連の取り引き業者を介す必要があるようで、個人で国内で正規品を手に入れるのは難しいなと感じていたので実際のところどのような状況か気になって質問させて頂きました。
        やはり記載の通りサムスンかインテルで検討してみようと思います。
        optaneも気にはなりますね、、今後の動向に期待したいところですね。

        とても参考になりました!ありがとうございます。

  • 初めまして、最近自作を検討し始めて情報収集をしています。
    ここの記事は解説にきちんと根拠があり、いつもとても参考にさせてもらっています。
    現在SSDを物色しているのですが、配線をなくしたいというほぼその理由だけでm.2のSDDを採用するのはありだと思いますか?SATAでもいいのですが、例えばWDのBlack(旧モデル)なんかは価格がほぼ拮抗しているのでどうせなら性能がいい方がよいのかななどと悩んでいます。アドバイスいただければ幸いです。

    • < 配線をなくしたいというほぼその理由だけでm.2のSDDを採用するのはありだと思いますか?

      アリだと思います。ただ、配線を省きたいだけなら、あえてPCIe接続のM.2 SSDを選ぶ必要は無いかと。WD BlackはPCIe接続なので、SATA SSDよりベンチマーク上のスピードは速いです。

      しかしランダムアクセス速度(4K Size / Q=1 / T=1)は目立って速いわけではないため、性能差を体感するのは難しいかと。その上「発熱しやすい」というデメリットを抱えているので、個人的には選ばないSSDですね。

      配線を省くという目的でM.2 SSDを選ぶなら、Crucial MX500のM.2版である「MX500 CT500MX500SSD4/JP」で問題ないと思います。容量単価はWD Blackより安く、耐久性能は12%高いです。

      SSD MX500 M.2版 WD Black
      NAND Micron製(自社) Sandisk製
      コントローラ Silicon Motion製 Marvell製
      接続 SATA PCIe 3.0 x4
      ファクタ M.2 2280 M.2 2280
      耐久性能
      500GB版 180 TBW 160 TBW
      250GB版 80 TBW 100 TBW
      読み書き速度
      Read Seq 550 MB/s前後 1900 MB/s前後
      Write Seq 470 MB/s前後 840 MB/s前後
      4K Read 45 MB/s前後 48 MB/s前後
      4K Write 120 MB/s前後 150 MB/s前後

      仕様と性能をざっくりとまとめておきました。

      • 返信ありがとうございます!
        つい先日、こちらのm.2版が発売されたのを知り注目していたのですが、こうして表で比較すると思った以上にSATAでも問題なさそうに見えますね。
        TBWが上なのは見落としていました…
        僕の目的(ネット閲覧、軽めのゲーム、プログラミングなど)からしてベンチマークを追い求める必要はないですし(ロマンではありますが)、これに決めようと思います。
        背中を押していただきありがとうございました!

    • SandiskのUltra 3Dのことでしょうか?

      SSD Sandisk Ultra 3D Crucial MX500
      容量 1000GB 1000GB
      コントローラ Marvell製
      88SS1074
      Silicon Motion製
      SM2258
      DRAM Micron製
      512MB
      Micron製
      512MB
      NAND SanDisk製
      64層 3D-TLC NAND
      Micron製
      64層 3D-TLC NAND
      Seq Read 550 MB/s 560 MB/s
      Seq Write 525 MB/s 510 MB/s
      TBW 400 TB 360 TB
      保証 3年 5年
      MSRP $ 309.99 $259.99
      国内アマゾン 27960円 27720円
      ※2018/06/22時点

      仕様の比較は以上の通り。
      コントローラはMarvell製で、DRAMキャッシュはMicron製。そしてNANDフラッシュはSandisk製。しっかりとしたコンポーネントが使われているので、信頼性・性能ともに十分にMX500と競合できるSSDだと思います。

      テスト内容 Sandisk Ultra 3D Crucial MX500
      混合ランダム速度 125.3 MB/s 153.9 MB/s
      混合シーケンシャル 340.7 MB/s 343.4 MB/s
      性能差 22.8%
      0.8%
      データ ANANDTECH Crucial MX500 Review

      ただ、ベンチマークを調べ漁ったところ、実際の性能は若干MX500が優秀です。どちらを選んでもいいと思いますが、価格が若干安いくらいなら…ぼくはMX500を選びますね。

  • 他所のサイトで知ったのですが
    http://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1069379187.html
    WD Blue 3D NAND SSDは、連続書き込みでキャッシュ容量を使い切っても、書き込み速度の低下が軽微だという検証結果がありました。
    また、Intelの545sも、キャッシュを使い切った後の、書き込み速度の低下が軽微だという情報もあります。
    以上、参考までに。

    • キャッシュが切れても速度を維持できるSSDは、基本的にNANDが積層構造(3D)になっているのが特徴ですね。

      • WD Blue:Sandisk製 64-Layer TLC-NAND
      • Samsung 860 EVO:Samsung製 64-Layer TLC-NAND
      • Intel 545s:Intel製 64-Layer TLC-NAND
      • Crucial MX500:Micron製 64-Layer TLC-NAND

      64層まで来ると非常に安定しやすい傾向。

      逆にプレーン(平面)なNANDはかなり落ちやすく、品質の悪いNANDだと1桁台に落ちることも…(Colorful製など)。

  • 自作PCでパーツを考えるときによくお世話になっています。
    現在PC.PS4に外部追加としてSSDを考えています。
    そこで外部SSD(HDD)をUSB接続した際に発生する接続ノイズ対策でおすすめのケーブル等のパーツはありますか_?

    SSD端末についてのコメントではなくてすみません

    • 「USB ノイズ対策」などで検索すれば色々と出てきますよ。
      オーディオ周りはあまり詳しくないので、詳しい人の書いたガイドの方が参考になるはず。

      • コメありがとうございます。
        オーディオノイズ対策ではなくて2.4ghz(Bluetooth,Wi-Fi)に干渉するノイズ対策をと考えていました
        もう少し自分でググってみます

  • 確か前に記事にしていた五万円PCでDrevo製のSSDを使っていらっしゃいましたがあれはどうでしょうか。

    • この記事を書いた当時(2018/5)では、Silicon Power S55の方が安かったので入れていません。
      でも今見てみると、もっと安くなっていたのでおすすめですね。入っているコンポーネント自体は、Drevo X1の方が若干良いモノですし。

  • Twitterの方で米尼からのグラボ個人輸入について試算されてますけど個人使用目的で購入する場合グラフィックボードは関税の対象外のはずです
    ただしSLI目的で複数枚購入したりすると税関でそうみなされない場合もあります

    • Amazon.comで高い買い物をすると、「念のため」という理由で先払いさせられる手数料(Import Fees Deposit)があるんですよね。
      自分で調べた限りでは、グラボが免税対象かどうかは分かりませんが、先払いした手数料の半分くらいは帰ってくることが多いようです。
      1万円を超える米尼輸入は今回が初なので、いくら返金されるかはまだ不明ですが…。

      • おいおい米尼は税で新しく25%?ぐらい付いてるぞ日本で黙ってask税払った方がいいと思うぞ

  • 速度とランダムアクセス速度の違いがいまいち分からないです
    そこらへんの詳細お願いします

  • SSDも安くなってきて買いやすくなったのでOSまるごとコピーの記事を作ってもらえませんか?
    わかりやすいちもろぐさんの記事で読みたいです

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。