【2020年版】おすすめな電源ユニット「10選」:データで客観的に解説

電源ユニットはパソコンの「心臓」だから、手抜きで選んではダメです。とアドバイスされたけど、種類が多くてどれが信頼できる電源ユニットなのか分からないよ。というPC初心者向けに、データに基づいておすすめな電源ユニットをまとめました。

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2020年のおすすめな電源ユニット【10選】

おすすめな電源ユニット【10選】

電源ユニットを選ぶときにもっとも大事なのは「パソコンの使い方」です。Officeソフトや事務用なのか、あるいはゲーミングPCやオーバークロック前提の構成なのか、用途によってベストな電源ユニットはガラッと変わります。

使い方・用途想定してるパソコンの使い方は?
  • Youtube見たりOfficeソフトを使う程度?
  • 最新の3Dゲームをプレイする予定?
  • 「静音性」を重視する?
  • 業務レベルの動画編集をする?
  • オーバークロックは趣味ですか?
予算・価格予算感はいくらくらいですか?
  • 電源1つに1万円はありえない
  • 1~2万円で長く使えるならOK
  • 信頼性と品質重視でコスパは無視

パソコンをどのように使うのか、具体的に決まっていない人は「ゲームをするか、しないのか?」で考えてください。ゲームをするなら、ほとんどの人はグラフィックボードを搭載するので消費電力は跳ね上がります。

逆にゲームをせず、Officeソフトを使ったりブラウザでネットをするくらいの事務的な使い方なら、消費電力は控えめになります。クリエイティブ用途の場合は、消費電力を問わず品質を重視したいです。

不安定な電源ユニットを使ってトラブルが起きたら、損失はかなり大きいはず。動画の編集中にパソコンが落ちたら目も当てられない悲惨な状況です。こまめに保存していれば別ですが、そうでなかったらやり直しでツライです。

電源ユニットの「容量」はどれくらい必要?

初心者もち
用途はだいたい決めたけど、実際にどれくらいの容量があればいいかわかんないです。

電源ユニットの容量は、パソコンの消費電力の約1.4~2.0倍にしておけば大丈夫です。たとえば消費電力が最大500 WのゲーミングPCなら、容量700 ~ 1000 Wの電源ユニットを選びます。

と言っても、消費電力は実際に計測しないと分かりません。だからこれから初めて自作PCを組むレベルの初心者にも分かりやすいように、以下に目安をまとめてみました。

用途おすすめな容量
事務用パソコン300 ~ 550 W
ゲーミングPC(低予算)550 ~ 650 W
ゲーミングPC(ミドル)650 ~ 750 W
ハイエンドゲーミングPC850 ~ 1200 W
クリエイターPC650 ~ 1200 W
ワークステーション1000 ~ 1600 W
オーバークロック(趣味)750 W ~ 1300 W
オーバークロック(ガチ)750 W ~ 2200 W
パーツごとの「消費電力」目安表
CPUピーク時グラボゲーミング時
Ryzen TR 3970X280 WRTX 2080 Ti290 W
Ryzen TR 3960X270 WRTX 2080 Super215 W
Ryzen 9 3950X145 WRTX 2080205 W
Ryzen 9 3900X155 WRTX 2070 Super200 W
Ryzen 7 3800X110 WRTX 2070185 W
Ryzen 7 3700X100 WRTX 2060 Super180 W
Ryzen 5 3600X80 WRTX 2060160 W
Ryzen 5 360070 WGTX 1660 Ti110 W
Ryzen 5 3400G100 WGTX 1660 Super110 W
Ryzen 3 3200G80 WGTX 1660100 W
Athlon 3000G50 WGTX 1650 Super100 W
Athlon 200G50 WGTX 165080 W
Core i9 10980XE160 WRX 5700 XT215 W
Core i9 9980XE180 WRX 5700150 W
Core i9 9900K145 WRX 5500 XT100 W
Core i7 9700K140 WRX 590190 W
Core i7 8700K120 WRX 580180 W
Core i5 9400F70 WRX 570120 W
Core i3 9100F50 WRX 56080 W
Pentium G540040 WRadeon VII300 W
ストレージピーク時RX Vega 64290 W
HDD12.5 WRX Vega 56260 W
SATA SSD4.5 WGTX 1080 Ti260 W
NVMe SSD8.5 WGTX 1080185 W
Optane SSD18.5 WGTX 1070 Ti160 W
DC向けSSD20.0 WGTX 1070150 W
メモリ動作時GTX 1060 6GB110 W
DDR4 8GB @1.20V3.0 WGTX 1060 3GB105 W
DDR4 8GB @1.35V3.4 WGTX 1050 Ti65 W
DDR3 8GB @1.35V4.2 WGTX 105060 W
DDR3 8GB @1.50V4.7 WGT 103030 W

パーツごとの消費電力をきちんと計算して容量を選びたい人向けに、それぞれのパーツのピーク時の消費電力をまとめておきます。

グラフィックボードが不要な事務用PCなら「450 W」もあれば十分。グラボ用のコネクタ本数など、思わぬところで拡張性が求められるゲーミングPCを前提にするなら「750 W」以上がオススメです。


自作歴27台のやかもち
では、以下より本題の「おすすめな電源ユニット:10選」まとめです。目的と予算に応じて、好きなのを選んでください。
  • 2018/07/14:記事公開
  • 2019/01/17:より信頼できるラインナップに内容を更新
  • 2020/01/23:客観的データに基づいて、おすすめ電源を更新

1. コスパ最強で高信頼「NeoECO Gold」

コスパ最強の高品質GOLD電源「Antec NeoECO Gold」
Antec NeoECO Gold NE750G
型番:NE750 GOLD
製造元Seasonic「Focus Gold」をベースに製造
容量750 W
効率認証
  • 80 PLUS GOLD
  • ETA-A
平均効率:88.301 %
静音認証LAMBDA-A-
フォームファクタATX(奥行140 mm)
ケーブルセミプラグイン式
+12V1系統 / 62 A / 最大744 W
PFCActive PFC(力率93 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : 実装サージ・突入電流保護
OCP : 実装過電流保護NLO : 実装無負荷運転保護
冷却ファン120 mm / スリーブベアリング
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : ケミコン(105℃)
ポリマー : ニチコン(FPCAP)
保証7年
参考価格9650

電源ユニットでおすすめNo.1は、2018年から変わらず「Antec NeoECO Gold NE750G」です。台湾の一流老舗メーカー「Seasonic」が製造を手掛ける高品質な電源ユニットが、たった1万円以下で購入できます。

「NE750G」の良いところ
  • 優れた信頼性と耐久性
  • コスパの良いSeasonic電源
  • 「80 PLUS GOLD」と「ETA-A」を取得
  • 最高効率は90%超え
  • セミプラグイン式で配線しやすい
  • 日本メーカー製のコンデンサを使用
  • 静音認証LAMBDA「A-」を取得
  • 奥行き140 mmでコンパクト
  • 7年保証

Seasonicの「Focus Gold」をベースに、若干のコストカットを加えたモデルです。基本的な仕様はFocus Goldとほぼ共通で、Seasonic製品ならでは圧倒的な信頼性と、高負荷耐性を実現します。

内部コンポーネントは、1次側と2次側の両方でケミコン製の定格105℃コンデンサを採用し、ポリマーコンデンサにはニチコン製のFPCAPシリーズを惜しみなく投入。NTCサーミスタもケチらずに搭載し、突入電流もかなり防ぎます。

効率認証は「80 PLUS GOLD」と「ETA-A」を取得。ピーク時の効率は90%を超え、平均では約88.3%の効率です。静音認証は「LAMBDA-A-」を取得していて、動作音は平均28.7 dBAでそこそこ静かです。

次はパフォーマンス(性能)について、他の750 W電源と負荷率別の+12V出力を比較してみましょう。

+12V出力の負荷率別まとめ(750 Wモデルで比較)

比較してハッキリと分かる傾向は、Seasonic製とそうでない電源ユニットの違いは、負荷率によって+12V出力が大幅に変化しないということです。使用状況を問わず、常に一貫した安定した電力供給を実現するのが、Seasonic電源の強さです。

CWT製のコルセア電源もなかなか健闘はしていますが、一貫性においてはAntec NE750G(Seasonic製)には勝てません。しかもRM750は約1.1万円、RM750xは約1.2万円も掛かります。

コルセア電源はAntec NE750Gよりも値段が2000~3000円も高いのに、実測値のパフォーマンスは明らかに劣っています。静音性はコルセア電源が圧倒的ですが、堅牢性(長期に渡って性能を維持できるか?)はAntec NE750Gが有利です。

まとめると、Antec NE750Gは電源ユニットとして重要な「堅牢性」や「長寿命」において、1万円以下で買える電源ユニットの中では間違いなくトップクラスの電源です。

コストパフォーマンスは言うまでもなく超優秀で、迷ったらとりあえず「Antec NeoECO Gold」シリーズから選んでおけば、まず間違いありません。

「NE750G」の微妙なとこ
  • 冷却ファンは「FDB」から「スリーブ軸」に変更
  • 高負荷時の動作音は大きい

若干のコストカットは冷却ファンです。オリジナルのFocus Goldでは、冷却ファンにFDB(静音性と耐久性に優れるファン)を採用しています。一方、NE750 GOLDでは価格を抑えるために、安価なスリーブ軸のファンに置き換えました。

スリーブ軸のファンはFDBと比較して、静音性も耐久性も劣る傾向があります。とはいえAntec NE750Gの保証年数は変わらず7年のままだし、静音性もそこそこ悪くないため、コスパを考えれば大した問題ではないです。

Antec / 容量 : 750 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 7年 / 備考 : Seasonic製
Antec / 容量 : 650 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 7年 / 備考 : Seasonic製
Antec / 容量 : 550 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 7年 / 備考 : Seasonic製

日本国内では、550 / 650 / 750 Wの3モデルが販売中。容量によって付属するコネクタの本数などが微妙に違うので、PCスペックの構成に合わせて必要な容量を選んでください。

NeoECO Goldシリーズは容量ごとの価格差がとても小さいため、おすすめは無難に750 Wモデルです。

自作歴27台のやかもち
なんていうか、NeoECO GOLDが強すぎて他の電源ユニットの魅力がかなり減ってるのは、地味に問題かも。

2019年6月頃にCooler Masterから発売された「V Gold」シリーズは、もしかするとAntec NeoECO Goldを超えられる可能性があります。

最新のV Goldシリーズは、市場シェア第1位の電源メーカー「Chicony」が製造を手掛けます。+12V出力のブレ幅はNeoECO GOLDにやや劣るものの、+12Vの下がりにくさとマージンの多さは注目に値します。価格がNeoECO GOLDと同じレベルに下がってきたら、割とコスパの良い電源です。


2. 省電力なPCには十分「Corsair CX450M」

省電力なパソコンには十分な性能「Corsair CX450M」
Corsair CX450M
型番:CP-9020101-JP
製造元CWT(Channel Well Technology)
容量450 W
効率認証
  • 80 PLUS BRONZE
  • ETA-A-
平均効率:85.032 %
静音認証LAMBDA-A-
フォームファクタATX(奥行140 mm)
ケーブルセミプラグイン式
+12V1系統 / 37.4 A / 最大448.8 W
PFCActive PFC(力率93 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : Xサージ・突入電流保護
OCP : X過電流保護NLO : X無負荷運転保護
冷却ファン120 mm / ライフルベアリング
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : SAMXON & Su’scon(105℃)
ポリマー : APAQ
保証5年
参考価格5340

5000円前後の格安な電源ユニットの多くは、ATNG、Andyson、Enhance、HEC、Solytechといったメーカーが製造元です。そんな中「Corsair CX450M」は5000円台の電源ユニットとしては珍しく「CWT」が製造を行っています。

CWT(Channel Well Technology)は、コルセアの上位モデル「RMx」や「HXi」シリーズを製造しているメーカーで、CX450Mは2013年頃に販売されていた「RM」シリーズをそのままベースにしたモデルです。

つまり、もともとはハイエンドモデル扱いだった電源ユニットが半額以下になって購入できるようになったのです。RMシリーズは少々ボッタクリ気味な電源ですが、半額ならコスパは合格ラインに到達します。

「CX450M」の良いところ
  • 安いけどCWT製の電源ユニット
  • 「80 PLUS BRONZE」と「ETA-A-」を取得
  • 最高効率はほぼ87%に近い
  • セミプラグイン式で配線しやすい
  • 日本メーカー製のコンデンサを使用(一部のみ)
  • 静音認証LAMBDA「A-」を取得
  • 奥行き140 mmでコンパクト
  • 意外にも5年保証

値段の割には良い内容です。格安モデルで玄人志向(ATNGやEnhance製)やThermaltake(HECやSirtec製)を選ぶよりも、明らかにCX450M(CWT製)の方がいくらか安全な選択肢です。

内部コンポーネントは、1次側のみ日本メーカー製(ケミコン)の定格105℃コンデンサを使い、他は台湾メーカー製(SAMXON、Su’scon、APAQ)を中心に採用してコストカットを行います。

効率認証は「80 PLUS BRONZE」と「ETA-A-」を取得。平均で約85%、ピーク時は約87%で80 PLUS SILVER認証に迫る効率を発揮します。冷却ファンは120 mmのスリーブ軸ですが、発熱は小さいので動作音は控えめです。

その証拠に、静音認証は「LAMBDA-A-」を取得しています。動作音は平均で26 dBA前後に収まる上に、ほとんどの人は低負荷で運用するため実際の動作音はもっと静かです。

+12V出力の負荷率別まとめ(450W級)

パソコンの安定性や、電源ユニットの長寿命に影響を与える+12V出力をデータでチェック。さすがにCWT製のローエンド電源なので大したパフォーマンスではないですね。

それでも5000円台の安価な電源ユニットにしては、意外と悪くない結果です。ほぼ同じ価格のMWE Bronzeは話にならない出力ですし、CX450Mをやや上回るMWE Gold 550は値段が高すぎる上に製造元が信用できないので、選択肢から外れます。

Seasonicが手掛けたPhanteks PH-P550Gは驚異的な+12V出力を発揮していますが、日本円に換算するとざっくり1.3~1.4万円クラスの電源です。価格比と製造元の信頼性を考えると、CX450Mはローエンド電源ではかなりマトモと評価できます。

あと1000円プラスできるなら、容量550 WモデルのCX550Mも選択肢です。+12V出力の垂れ方は大きいものの、マージンは他の電源より多めに取られているので期待値ベースの寿命は長く見積もることが可能です。

まとめると、5000円台としてはおおむねハイパフォーマンスな内容で満足度は高め。保証も5年あります。事務用パソコンやローエンドゲーミングPCなど、省エネなパソコンなら十分でしょう。

「CX450M」の微妙なとこ
  • 冷却ファンの耐久性がイマイチ
  • 冷却ファンは「ライフルベアリング」に変更済み
  • CWT製は品質のバラツキがやや大きめ
  • 負荷率が高いほど+12V出力が垂れる

コストカットしまくっているので、当然デメリットも目立ちます。そもそもCWT製の電源ユニットは、一流の老舗メーカーであるSeasonicやSuperFlowerと比較して、品質のバラツキがやや大きい傾向です。

ハズレを引く確率は高いため、なるべくハズレを引きたくない人には向かないです。

冷却ファンの耐久性にも疑問があります。ぼくはCX450Mを2年半ほど使っていましたが、ファンが爆音を撒き散らして昇天しました(※おそらく、ハズレ個体の部類だったんでしょう)。

追記です。冷却ファンはすでにスリーブベアリングの改善型である「ライフルベアリング」に変更されたそうです。現在の新品在庫なら、ファンの耐久性問題は大幅に解消されています。

Twitterで詳しい情報を教えていただきました(→ VPCF氏からのリプライ)。

複数のソースに目を通したところ、Corsairの中の人であるJonny氏が「Hong Huaはもうスリーブ軸のファンを製造していません。」と発言しており、必然的にライフルベアリングのファンが採用されているようです。ぼくもCX550Mを購入して確かめたいと思います。

負荷率が高いほど(= 消費電力が大きいほど)+12V出力が低下してしまうため、CX450MやCX550Mを全力で使うのは推奨しません。オーバークロックにも当然向かないです。

あくまでも省電力なパソコン向けの電源ユニットであって、最新の高性能グラフィックボードと6~8コアCPUをがっつり搭載したゲーミングPCに使うのは、オススメしません。何事も適材適所です。

Corsair / 容量 : 450 W / 効率 : 80+ Bronze(ETA-A-) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 5年 / 備考 : CWT製
Corsair / 容量 : 550 W / 効率 : 80+ Bronze(ETA-A-) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 5年 / 備考 : CWT製
自作歴27台のやかもち
ぼくが持ってる昇天したCX450Mは、ファンを交換したら普通に使えました。保証は無効になりますが、ファン交換で延命はできます。

3. 超花がついに日本上陸「LEADEX III GOLD」

超花がついに日本上陸 「SuperFlower LEADEX III GOLD」
SuperFlower LEADEX III GOLD 550W
型番:LEADEX  III GOLD 550W
製造元Super Flower
容量550 W
効率認証
  • 80 PLUS GOLD
  • ETA-A
平均効率:88.856 %
静音認証LAMBDA-A
フォームファクタATX(奥行160 mm)
ケーブルフルプラグイン式
+12V1系統 / 45.8 A / 最大549.6 W
PFCActive PFC(力率89 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : Xサージ・突入電流保護
OCP : 実装過電流保護NLO : X無負荷運転保護
冷却ファン130 mmFDB
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : ケミコン & ニチコン(105℃)
ポリマー : ニチコン & Teapo & JAMICON
保証5年
参考価格9980

日本国内ではSeasonic(略して紫蘇)の知名度は抜群ですが、Seasonicに並んで超高品質な電源ユニットを製造する「Super Flower(略して超花)」の方はイマイチどころか全く知られていません。

知名度の低さゆえ、過小評価されやすい傾向があります。説明すると、Super Flowerは海外ではEVGA電源のハイエンドモデルの製造元として知られ、容量1200 W以上の大容量モデルでは圧倒的な地位を築いています。

ライバルのSeasonicは1200 W以上のラインナップがあまり拡充していないため、大容量モデルの高堅牢で高信頼な電源ユニットとなると、実質的にSuper Flowerくらいしか選択肢がないのが現状です。

そんな高堅牢な電源を作るSuper Flower製のスタンダードモデル「LEADEX III GOLD」が、ようやく日本に上陸しました。発売から時間が経過し、価格もこなれてコスパもおおむね良好に。

「LEADEX III GOLD」の良いところ
  • Super Flower製の電源ユニット(純正モデル)
  • 550 ~ 850 Wまで4モデルを用意
  • 「80 PLUS GOLD」と「ETA-A」を取得
  • 最高効率は90%を軽々と上回る
  • 驚異的な+12V出力の負荷耐性
  • フルプラグイン式
  • 日本メーカー製のコンデンサを採用
  • 静音認証はLAMBDA「A」を取得(平均23 dBA)
  • 奥行き160 mmで互換性はまずまず
  • 2年減ったけど5年保証なら十分

Super Flower電源の目立ったメリットは、やはり+12V出力の負荷耐性です。並の電源ユニットなら、負荷率を上げるほど+12V出力が少しずつ低下(垂れる)する傾向は強いのですが、LEADEX III GOLDは驚くほど落ちません。

+12V出力の負荷率別まとめ(750 Wモデルで比較)

データで比較すると性能差が分かりやすいです。Toughpower Grand RGBやCorsair CX750Mなどは、負荷率の上昇に比例するように+12V出力が低下してしまいます。

Corsair RM750xは意外と耐えていますが、LEADEX III GOLDや先に紹介したAntec NE750 GOLDには届きません。しかもLEADEX III GOLDに至っては、負荷率70%以上では全く低下が見られない驚異的な安定性です。

うわさ通り、Super Flower電源は「超堅牢」です。予算に余裕があれば、Antec NeoECO Goldではなく、ぜひLEADEX III GOLDを選んでください。よほどの悪運に恵まれない限り、後悔はしないでしょう。

「LEADEX III GOLD」の微妙なとこ
  • 在庫状況はやや不安定
  • 7年保証のはずが5年保証にカット

製品として性能は文句なしです。あえてケチを付けるなら、7年あったはずの製品保証がディラックさんを通して入ってきた国内モデルでは「5年」に減ってるくらいです。

そう簡単に壊れるような電源ユニットではないので、なぜ保証を2年カットしたのかは謎ですが、コストカットにつながっているなら良しとします。

Super Flower / 容量 : 550 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正モデル
Super Flower / 容量 : 650 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正モデル
Super Flower / 容量 : 750 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正モデル
Super Flower / 容量 : 850 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正モデル
自作歴27台のやかもち
+12V出力のグラフを見た時「鳥肌」が立ちました。同価格帯の電源ユニットと比較して、明らかに傑出したパフォーマンスです。100%近い負荷率で運用しても安心です。

4. ARGBで光るし品質も凄い「LEADEX III GOLD ARGB」

ARGBで光るし品質も凄い 「SuperFlower LEADEX III GOLD ARGB」
SuperFlower LEADEX III GOLD ARGB 550W
型番:LEADEX  III GOLD ARGB 550W
製造元Super Flower
容量550 W
効率認証
  • 80 PLUS GOLD
  • ETA-A
平均効率:89.064 %
静音認証LAMBDA-A
フォームファクタATX(奥行160 mm)
ケーブルフルプラグイン式
+12V1系統 / 45.8 A / 最大549.6 W
PFCActive PFC(力率89 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : Xサージ・突入電流保護
OCP : 実装過電流保護NLO : X無負荷運転保護
冷却ファン130 mmFDB
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : ケミコン & ニチコン(105℃)
ポリマー : ニチコン & ケミコン & JAMICON
保証5年
参考価格9250

今までありそうでなかった「デザインと品質を両立した」電源ユニット。それが「LEADEX III GOLD ARGB」です。確かにデザインが白色でスタイリッシュな電源なら「Corsair RMx White」が有名でしょう。

しかし、ハッキリ言ってボッタクリもいいところです。CWT製造の750 Wモデルが約1.7万円は明らかに割高。対してLEADEX III GOLD ARGBは、750 Wモデルは約1.3~1.4万円で驚くほど良心的な価格。

品質に関しては1~2レベル格上、かつARGB対応で冷却ファンが光る、だけでなくケーブルの接続部までがARGBで光るすごい仕様です。デザインよし、クオリティよしな電源をお探しなら、現時点ではコレしかありません。

「LEADEX III GOLD ARGB」の良いところ
  • Super Flower製の電源ユニット(純正モデル)
  • 550 ~ 850 Wまで4モデルを用意
  • 「80 PLUS GOLD」と「ETA-A」を取得
  • 最高効率は90%後半に達します
  • 驚異的な+12V出力の負荷耐性
  • フルプラグイン式
  • 日本メーカー製のコンデンサを採用
  • 静音認証はLAMBDA「A」を取得(平均21 dBA)
  • 奥行き160 mmで互換性はまずまず
  • 主要4社のLEDライティング機能に対応
  • トレンドを意識した「ホワイト」なデザイン
  • 2年減ったけど5年保証なら十分
  • 光らないバージョンよりコスパが良い

内容は「LEADEX III GOLD」にLEDライティング機能が付いたバージョンです。普通に考えると、LEDライティング機能が付いた分だけ価格は上がりそうなところ、差額はほとんどありません。

冷却ファンは同じ130 mmサイズのFDBファンを採用しつつ、ARGBモデルでは更に静音性に優れたファンに置き換えられているのも見逃せません。平均ノイズは約23 → 約21 dBAへと減っています。とても静かです。

+12V出力の負荷率別まとめ(750 Wモデルで比較)

パフォーマンスもなぜか光らないバージョンより改善していて、10~110%負荷率すべてで安定した+12V出力を供給します。負荷率80%以上になると出力は逆に下がらなくなるため、100%近い負荷率でも安心して使えます。

やはりSuper Flowerの「LEADEX III GOLD」シリーズは、同じ価格帯の電源ユニットに対して明らかに性能が高いです。静音性も素晴らしく、堅牢性は文句なし。

ARGBモデルはファンとコネクタ接続部が光るデザインで、主要4社(ASRock / MSI / ASUS / GIGABYTE)のLEDライティング機能にも対応しています。デザインと性能を両立する究極の電源ユニットです。

同じホワイトデザインのライバル電源「Corsair RM750x(White)」は、少なくともLEADEX III GOLD ARGBと同じ値段に下げなければ、まったく勝負にならないですね。Super Flowerがあまりにも強すぎます。

「LEADEX III GOLD ARGB」の微妙なとこ
  • 在庫状況はやや不安定
  • 7年保証のはずが5年保証にカット

基本的な問題は、光らないバージョンとまったく同じ。在庫状況が不安定で価格変動が大きいです(0.9~1.3万円)。7年あるはずの保証も2年減って5年保証にカットされています。

Super Flower / 容量 : 550 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正 & ARGB対応モデル
Super Flower / 容量 : 650 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正 & ARGB対応モデル
Super Flower / 容量 : 750 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正 & ARGB対応モデル
Super Flower / 容量 : 850 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正 & ARGB対応モデル
SuperFlower LEADEX III GOLD ARGB(550W)の写真
自作歴27台のやかもち
比較的コスパの良い値段の「光る電源ユニット」として、デザインと品質ともに最強クラスの電源です。

5. 容量1000 Wの黄金電源「HCG1000 Extreme」

Antec HCG1000 Extreme
型番:HCG1000 EXTREME
製造元Seasonic「Focus Plus Gold」をベースに製造
容量1000 W
効率認証
  • 80 PLUS GOLD
  • ETA-A
平均効率:89.701 %
静音認証LAMBDA-A-
フォームファクタATX(奥行162 mm)
ケーブルフルプラグイン式
+12V1系統 / 83 A / 最大996 W
PFCActive PFC(力率89 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : 実装サージ・突入電流保護
OCP : 実装過電流保護NLO : 実装無負荷運転保護
冷却ファン135 mmFDB
コンデンサ1次側 : 日立(105℃)
2次側 : ケミコン & ニチコン(105℃)
ポリマー : ニチコン(FPCAP)
保証10年
参考価格20470

ハイエンドなゲーミングPCや、グラボを2枚以上搭載するような演算用ワークステーションでは、消費電力が跳ね上がって容量1000 W級が必要に。そして「HCG1000 Extreme」は1000 Wクラスでは特におすすめな逸品です。

1000 WクラスではCorsairやThermaltakeがいい感じの値段で出しているので、ついついそちらに目を奪われるかもしれませんが、あと2000~3000円足せばHCG1000 Extremeに届きます。

2万円前後の1000 W電源として、突出して優れたパフォーマンスを誇る製品です(※念のため補足すると、2.5万円以上ならもっと高品質な電源ユニットはあります)

「HCG1000 Extreme」の良いところ
  • Seasonic製の電源ユニット
  • 容量たっぷり1000 W
  • 「80 PLUS GOLD」と「ETA-A」を取得
  • 平均89.7%の優れた変換効率
  • ピーク効率は約91.5%に達します
  • 負荷率を問わず安定した+12V出力
  • フルプラグイン式
  • 日本メーカー製のコンデンサを採用
  • 静音認証はLAMBDA「A-」を取得(平均28 dBA)
  • 奥行き162 mmで互換性はまずまず
  • シックで控えめで印象的なゴールドデザイン
  • 10年保証

値段設定を5000円くらい間違えてるような、そんな気すら感じてしまうほどHCG1000 Extremeの性能特性は優秀です。順番に説明します。

ベースモデルはSeasonicの「Foucs Gold Plus」で、内部コンポーネントはほとんど同じです。1次側に日立製の定格105℃コンデンサ、2次側にケミコンおよびニチコン製の定格105℃コンデンサを、ポリマーコンデンサはニチコンのFPCAPシリーズを投入。

惜しみなくトップメーカーの部品を採用し、電源ユニットとしての質を高めています。冷却ファンは135 mmサイズのFDBファンで、優れた静音性と耐久性を実現。結果的に、HCG1000 Extremeの製品保証は「10年」になりました。

+12V出力の負荷率別まとめ(1000W級)

+12V出力の安定性は驚異的です。他のライバル電源は負荷率が上昇するほど+12Vが低下するのに対し、HCG1000 Extremeは逆に出力が上がっていきます。負荷率を問わず、抜群に安定した電力供給が可能です。

彩度が控えめで大人びた印象を与える審美的なゴールドデザインも(個人的には)良いと思います。2万円で買える1000 W電源の中では、あらゆる要素において別格の電源ユニットと断言できます。

「HCG1000 Extreme」の微妙なとこ
  • 特になし

製品としての弱点は見当たりません。そもそも、2万円前後でHCG1000 Extremeに対してマトモに対抗できる電源ユニットが他にないんですよ。デメリットは皆無ですね。

Antec / 容量 : 1000 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 135 mm(FDB) / 保証 : 10年 / 備考 : Seasonic製
Cooler Master / 容量 : 1000 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 135 mm(ダブルボール) / 保証 : 10年 / 備考 : Delta Electronics製
自作歴27台のやかもち
あと5000~7000円を追加で払える人は「V1000 Platinum」も候補ですが、HCG1000ほどの魅力は無いですね。

6. デザインも性能も最高峰「ROG Thor 1200W Platinum」

デザインも性能も最高峰 「ROG Thor 1200W Platinum」
ASUS ROG Thor 1200W Platinum
型番:ROG-THOR-1200P
製造元Seasonic「Prime Ultra Platinum」をベースに製造
容量1200 W
効率認証
  • 80 PLUS PLATINUM
  • ETA-A
平均効率:89.868 %
静音認証LAMBDA-A+
フォームファクタATX(奥行190 mm
ケーブルフルプラグイン式
+12V1系統 / 100 A / 最大1200 W
PFCActive PFC(力率89 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : 実装サージ・突入電流保護
OCP : 実装過電流保護NLO : 実装無負荷運転保護
冷却ファン135 mm / ダブルボールベアリング
コンデンサ1次側 : 日立(105℃)
2次側 : ルビコン & ケミコン(105℃)
ポリマー : ニチコン & ケミコン
保証10年
参考価格46290

1200 W電源で特におすすめだった(過去形)のは「V1200 Platinum」です。しかし、2019年5月ごろに新品在庫は消滅し、終息(販売終了)が確認されました。入手性が著しく悪化したため、代わりの1200 W電源が必要です。

と思って調査に調査を重ねたものの、困ったことにV1200 Platinumに代わるほどの性能を持った電源ユニットは2020年時点で存在しません。値段は跳ね上がりますが「ROG Thor 1200W Platinum」をおすすめ品にしました。

では、ROG Thor 1200W Platinumの凄さを順番に解説します。

「ROG Thor 1200W Platinum」の良いところ
  • Seasonic製の電源ユニット
  • 容量たっぷり1200 W
  • 「80 PLUS PLATINUM」と「ETA-A」を取得
  • 平均ほぼ90%の優れた変換効率
  • ピーク効率は約91.3%に達します
  • 負荷率を問わず安定した+12V出力
  • フルプラグイン式
  • 日本メーカー製のコンデンサを採用
  • 静音認証はLAMBDA「A+」を取得(平均16 dBA)
  • 負荷率90%までは「ほぼ無音」です
  • OLEDパネルを使用した近未来的なデザイン
  • 10年保証

ROG Thor Platinumシリーズは、Seasonicが製造を担当。ベースモデルは「Prime Ultra Platinum」で文句なしの品質がすでに保証されています。大型ヒートシンクの追加、OLEDパネルの搭載など、若干の仕様変更はありますが基本的には同じです。

内部コンポーネントは一級品揃いで、1次側は日立の定格105℃コンデンサ、2次側はルビコンやケミコンの定格105℃コンデンサ、ポリマーコンデンサも同様にニチコンやケミコン製を投入しています。

平均でほぼ90%に迫る圧倒的な変換効率を実現するため、発熱は大人しいです。冷却には135 mmの大口径FDBファンを使い、平均ノイズはわずか16 dBAで、負荷率90%まで「ほぼ無音」です。

Prime Ultra Platinumシリーズならでは驚異的な性能に加え、ASUS独自のデザインセンスで近未来的な外観に仕上がってます。OLEDパネルに実際の消費電力表示可能できるなど、電源ユニットにしてはギミックが豊富です。

+12V出力の負荷率別まとめ(1200W級)

ライバルの1200 ~ 1300 W電源と比較したデータも見ておきます。さすがに特性は極めて優秀で、すべての負荷率を通して安定した電力供給を実現しています。

依然としてV1200 Platinumの性能は目を見張るものがありますが、もう売ってない製品なので見なかったことにしましょう(※運良く新品が2.1~2.5万円くらいで売っていたら、買って損はしません)

「ROG Thor 1200W Platinum」の微妙なとこ
  • 値段がとても高い(※V1200の2倍以上)
  • 製品保証は12 → 10年に変更
  • 在庫状況がやや不安定
  • 「魅せる」ならPCケースを選ぶ
  • 奥行が190 mmもあるのでPCケースに注意

性能は文句なしに素晴らしいですが、価格設定はやはり高いです。Seasonicのベースモデルを買うのも手段として有用と考えたものの、なぜか日本国内だけでなく海外でもSeasonicの1200 W電源の在庫が消滅しています。

結局、+12V出力が安定した信頼に足る1200 W電源を入手するには、ROG Thor 1200W Platniumに頼るしかない状況です。

ASUS / 1200W / 80+ Platnium / 10年保証
自作歴27台のやかもち
それにしても、本来は為替や送料込みでも約2.7万円の電源が4万円後半とは…(呆れ)。ASUSへの信仰心が問われる電源です。

なので、比較的おすすめできるレベルの1200 W電源をいくつか紹介しておきます。

Phanteks / 容量 : 1200 W / 効率 : 80+ Platinum(ETA-A) / ファン : 135 mm(FDB) / 保証 : 12年 / 備考 : 中身はSeasonic PRIME Platinum

Phanteksから販売されている「REVOLT X PSU」。日本ではマイナーなメーカーの電源ユニットなので注目度も知名度も絶望的ですが、実はSeasonicが製造を手掛ける電源ユニットだったりします。

しかもベースモデルは超のつく一級品「PRIME Platinum 1200W」です。グラフにもオレンジ色の点線で掲載しているとおり、全負荷を通して微動だにしない、常識はずれな+12V出力を供給できます。

ではなぜROG Thorを先に紹介したかというと、REVOLT X PSU自体はレポートが提出されていないからです。おそらくPRIME Platinumと同様のパフォーマンスを期待できるはずですが、データが出ているROG Thorを優先しました。

Corsair / 容量 : 1200 W / 効率 : 80+ Platinum(ETA-A) / ファン : 140 mm(ダブルボール) / 保証 : 7年 / 備考 : Flextronics製

もう1つはCorsairブランドの「AX1200i」です。シンガポールのFlextronics(現Flex / 世界第2位の大手EMS)が製造を手掛けているデジタル電源で、アナログ設計にこだわるSuper Flowerとは対照的な設計思想が盛り込まれています。

デジタル制御によってSeasonicやSuper Flower製のフラグシップモデルもびっくりな+12V出力を誇りますが、Seasonicと比較して+12Vのマージンの少なさが気にかかります。仮想マルチレール仕様のせいで、OC耐性もやや不足です。

そこそこハイエンドなパーツを定格で運用するなら、十分にアリな電源ユニットです。逆にハイエンドなパーツをオーバークロック前提で運用するつもりなら、ROG Thorの方が安全です。


7. 怪物のような1600W電源「SuperNOVA 1600 T2」

怪物のような1600W電源 「SuperNOVA 1600 T2」
EVGA SuperNOVA 1600 T2
型番:220-T2-1600-X1
製造元Super Flower「Leadex Titanium 1600W」をベースに製造
容量1600 W
効率認証
  • 80 PLUS TITANIUM
  • ETA-A+
平均効率:94.030 %
静音認証LAMBDA-S++
フォームファクタATX(奥行225 mm
ケーブルフルプラグイン式
+12V1系統 / 133.3 A / 最大1600 W
PFCActive PFC(力率97 ~ 99.9%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : 実装サージ・突入電流保護
OCP : X過電流保護NLO : 実装無負荷運転保護
冷却ファン140 mmダブルボールベアリング
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : ケミコン(105℃)
ポリマー : ケミコン
保証10年
参考価格39800 61180 円

1200 W以上の超大容量モデルは、やはりSuper Flowerの独擅場です。Seasonicも一応は1600 Wモデルを準備中ですが、なかなか出てこないので当分の間はSuper Flowerが手掛けた「SuperNOVA 1600 T2」を、ベスト1600 W電源に挙げます。

他社の1500 ~ 1800 W電源と比較して、明らかに優れた安定した電力供給能力と堅牢性の高さが大きなメリット。電源としての性能は抜群に優秀なため、200 Vコンセントにつなげば最大2000 W近い電力供給すら可能に。

消費電力が1200 Wを軽々と突破するような超ハイエンドゲーミングPCや、高性能なワークステーションを組むならイチオシの電源です。

「SuperNOVA 1600 T2」の良いところ
  • Super Flower製のフラグシップモデル
  • 超大容量な1600 W
  • 「80 PLUS TITANIUM」と「ETA-A+」を取得
  • 平均94%もの驚異的な変換効率
  • ピーク効率は95%超え(※200V時)
  • 負荷率を問わず安定した+12V出力
  • フルプラグイン式
  • 日本メーカー製のコンデンサを採用
  • 静音認証はLAMBDA「S++」を取得
  • 負荷率7割くらいまで静か(1200 Wまで)
  • 性能を考えるとコスパは悪くない
  • 10年保証

Super Flowerのフラグシップモデル「Leadex Titanium 1600W」をベースモデルに、ほぼ同じ部品構成で製造されています。

1次側にケミコン製の定格105℃コンデンサ、2次側も同じくケミコン製の定格105℃コンデンサ、ポリマーコンデンサもやはりケミコン製を採用。日本メーカー製の高級部品を惜しみなく大量投入しています。

高品質なコンポーネントと、Super Flower独自の優れた回路設計技術が組み合わさって、1600 W電源としてほとんどのライバル電源を蹴落とす驚異的な出力安定性と変換効率を叩き出します。

200 Vコンセント使用時の変換効率は軽々と90%をオーバーし、平均値で約94%の効率です。変換効率は極めて高いゆえに、電源本体の発熱も非常に少なく済むため、ファンの動作音は負荷率70%までなら非常に静かです。

負荷率70%、つまり消費電力が1200 Wに達していても静音動作を維持できてしまいます。なお、冷却ファンは140 mmサイズのダブルボールベアリング軸を採用。熱に対する耐性を優先した結果のパーツ選定のようです。

+12V出力の負荷率別まとめ(1600W級)

データにもとづいて、ライバル電源との性能差もチェック。言うまでもなくSuperNOVA 1600 T2が圧倒的です。十分に余裕のある+12V出力を、10~110%すべての負荷率において維持しつづける驚異的な供給能力を誇ります。

次点はデジタル制御電源の最高峰「Corsair AX1600i」。新素材のGaN FETを自作PC向け電源で初めて採用した、先進的かつ意欲的な製品で、SeasonicやSuper Flowerも仰天する美しい出力を実現します。

しかし、AX1200iと同様に仮想マルチレールの影響で複数パーツの過剰なオーバークロックに対する耐性には疑問が残る上に、全負荷を通して安定しているように見える+12V出力にはマージンの少なさが目立ちます※。

使っているうちに電源ユニットが劣化して+12V出力が降下することを想定するなら、最初から余裕のある+12Vを叩き出せるSuperNOVA 1600 T2の方が長期間に渡って安定動作を維持できる可能性は高いです。

よって、超大容量電源ユニットでオススメしやすいのは「SuperNOVA 1600 T2」です。技術的な先進性はたしかにAX1600iに惹かれるところも否定できませんが、Super Flowerは長年地道に積み重ねた技術とノウハウをふんだんに使って、最強のアナログ電源を作り出しました。

1600 W級で迷ったら、とりあえずSuperNOVA 1600 T2を選んでおけば(よっぽどの悪運に恵まれない限りは)ハズレないでしょう。

※新品で+12Vスレッスレのデータもあったので、運悪く個体差で低い方を引いてしまうリスクも想定可能。お値段を考えると少し怖いですね。

「SuperNOVA 1600 T2」の微妙なとこ
  • 在庫状況がやや不安定(価格変動も大きい)
  • 並行輸入か個人輸入しか入手方法がない
  • 奥行が225 mmでとても巨大
  • 消費電力が1200 Wを超えるとファンがうるさい
  • 200 Vコンセント必須

EVGAの電源ユニットを引き受けている国内代理店が存在しないため、入手するにはアマゾンで売ってる並行輸入品を選ぶか、Amazon.comから自分で個人輸入するしかないです。

幸い、EVGAは世界のどこで購入しても製品保証をしてくれます(参考:EVGA’s Global Warranty)。国内代理店のケチった保証と比較すれば、とても良心的なサポート内容です。ただし海外製品なのでサポートには英語が必要。

あと念のために言っておきますが、1600 W級の電源ユニットをきちんと使うには200 Vコンセントも必須です。普通の100 Vコンセントでは最高性能を引き出せない上に※、高電流が流れて配線が燃える危険も伴います。

EVGA / 容量 : 1600 W / 効率 : 80+ Titanium(ETA-A+) / ファン : 140 mm(ダブルボール) / 保証 : 10年 / 備考 : Super Flower製
Corsair / 容量 : 1600 W / 効率 : 80+ Titanium(ETA-A+) / ファン : 140 mm(FDB) / 保証 : 10年 / 備考 : Flextronics製
自作歴27台のやかもち
OCを含む総合力で選ぶなら「1600 T2」を。そこまでヤバイ使い方をしないなら「AX1600i」でも良いかな。ただ、両者は値段がほぼ同じなんですよね。コスパはEVGAに軍配が上がります。

※普通のコンセントは100 V x 15 A対応で、100 V使用時は電源ユニットの変換効率が落ちるため、最大出力はせいぜい1300 W程度に制限されます。


8. 無音動作で最強の静音性「Nightjar NJ600」

無音動作で最強の静音性 「Nightjar NJ600」
Silver Stone Nightjar SST-NJ600
型番:SST-NJ600
製造元Seasonic「PRIME Titanium Fanless」をベースに製造
容量600 W
効率認証
  • 80 PLUS TITANIUM
  • ETA-A+
平均効率:92.462 %
静音認証LAMBDA-A++
フォームファクタATX(奥行170 mm)
ケーブルフルプラグイン式
+12V1系統 / 50 A / 最大600 W
PFCActive PFC(力率92 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : 実装サージ・突入電流保護
OCP : X過電流保護NLO : 実装無負荷運転保護
冷却ファン無し(パッシブ冷却)
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : ケミコン & ルビコン & ニチコン(105℃)
ポリマー : ケミコン
保証3年
参考価格29280 円

「静音性」にこだわりたいユーザーにおすすめな電源は、やはり冷却ファンが搭載されていないファンレス電源です。国内で販売されている比較的マトモそうなファンレス電源は、Silver Stoneの「NJ-450」と「NJ-600」の2つ。

NJ-450は容量450 Wのファンレス電源で製造元はEnhance、その割に価格は約25000円で強気なのが謎。一方、NJ-600はSeasonicが製造しています。価格は約29000円で4000円高いですが、容量単価は良いです。

そもそもEnhanceとSeasonicでは格が違いすぎるので、容量あたりのコスパ以上の価値を得られます。

「Nightjar NJ600」の良いところ
  • ベースはSeasonic製のフラグシップモデル
  • ファンレスとしては大容量な600 W
  • 「80 PLUS TITANIUM」と「ETA-A+」を取得
  • 平均92.5%の優れた変換効率
  • 静音認証はLAMBDA最高位「A++」を取得
  • すべての負荷率で「無音動作」
  • おおむね安定している+12V出力
  • フルプラグイン式
  • 驚くほど大人しい温度
  • 最高品質のファンレス電源
  • スッキリとしたホワイトデザイン

NJ600はSeasonic製のフラグシップモデル「Prime Titanium Fanless」がベースモデルです。目立った違いはオリジナルで黒色だった塗装が、Silver Stoneらしいスッキリとした白色に変更されている程度。

内部コンポーネントは基本的に同じで、Seasonicならではの高品質が保証されます。1次側はケミコン製の定格105℃コンデンサ、2次側もケミコンを始めとした日本メーカー製の105℃コンデンサで固め、ポリマーコンデンサもケミコン製です。

全負荷で90%を超え、平均で約92.5%の変換効率を実現し、電源ユニット本体の発熱を「ファンレス」でも大丈夫なレベルにまで抑え込みます。ファンが搭載されていないため、全負荷で「完全無音動作」を可能に。

+12V出力の負荷率別まとめ(ファンレス編)

動作不良の要因になりうる+12V出力も、さすがはSeasonic製。Enhanceが製造したNJ450と比較して、+12V出力の安定性とマージンはNJ600が圧倒的に有利です。

「Nightjar NJ600」の微妙なとこ
  • 価格は安いとは言えない
  • 保証が12年 → 3年にカット(え?)

NJ450と比較してコストパフォーマンスは優秀です。とはいえ、600 W電源に約3万円は安いとは言えないかと。絶対に「無音」が必要でないなら、セミファンレス電源の選択肢も残されています。

もうひとつの問題は、約3万円もかかる高額な電源ユニットなのに保証期間が「3年」しかないこと。ベースモデルは12年保証で、Silver Stone版になると一気に5年保証に減り、国内に入ってくると3年保証になってしまいました。

SilverStone / 容量 : 600 W / 効率 : 80+ Titanium(ETA-A+) / ファン : 無し / 保証 : 3年 / 備考 : Seasonic製
Seasonic / 容量 : 600 W / 効率 : 80+ Titanium(ETA-A+) / ファン : 無し / 保証 : 12年

保証目的ならSeasonic純正モデルを買うのもアリ。ただし、在庫が非常に不安定で信じられないほど割高になっているので注意です。


9. コンパクトな事務用パソコンに「ST30SF」

コンパクトな省電力マシンに 「SST-ST30SF」
Silver Stone SST-ST30SF
型番:SST-ST30SF
製造元Sirtec
容量300 W
効率認証
  • 80 PLUS BRONZE
  • ETA-S
平均効率:84.575 %
静音認証LAMBDA-A+
フォームファクタSFX(奥行100 mm)
ケーブル直出し式
+12V1系統 / 25 A / 最大300 W
PFCActive PFC(力率92 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : X加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : Xサージ・突入電流保護
OCP : 実装過電流保護NLO : X無負荷運転保護
冷却ファン92 mm / デューロベアリング
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : ケミコン(105℃) & Teapo(105℃)
ポリマー : Teapo
保証3年
参考価格5280 円

コンパクトなPCケースでも使える「SFX」規格の電源ユニットは、一般的な「ATX」規格の電源ユニットと比較して一気に選択肢が少なくなります。採算性の問題があるのか、SeasonicやSuper Flowerなどの一級メーカーはSFX電源をほぼ作ってないです。

だから期待できる信頼性や耐久性も、必然的にATX電源ユニットに対して不利になりますが、ニーズ自体は少なからずあるので目的別に2つおすすめな小型電源ユニットをまとめます。

1つ目はSilver Stoneの「SST-ST30SF」。容量300 W、80+ Bronzeを取得している、事務パソコン向けの電源ユニットです。価格は約5300円で、SFX電源としては非常にお手頃。その割に、性能特性は無難に良いので紹介します。

「ST30SF」の良いところ
  • 小型なSFX規格の電源ユニット
  • 「80 PLUS BRONZE」と「ETA-S」を取得
  • 変換効率は平均84.6%で悪くはない
  • 意外と静かな冷却ファン(平均16 dBA)
  • 静音認証はLAMBDA「A+」を取得
  • 変動幅が大きいがマージンは十分な+12V出力
  • 日本メーカー製コンデンサを一部採用
  • 低価格なSFX電源としては比較的マトモ
  • コストパフォーマンスは良し
  • 保証は「3年」だが価格を考えれば十分

ST30SFの魅力はとにかく安い割にはマトモなことです。製造元はThermaltakeのToughpowerシリーズで知られる「Sirtec」で、メーカーとしてのレベルは平均をやや下回ります。

それでもST30SFは相対的に見ると悪くないです。変換効率は平均で約84.6%と平凡な数値ですが、容量300 Wゆえに発熱は少ないため、静音性はとても優秀。負荷率60%までは、無音に近いくらいの動作音を維持します。

+12V出力の負荷率別まとめ(300~450 WのSFX電源)

パソコンの動作不良に影響を与える+12V出力は、10~110%すべての負荷率で12Vを大幅に超える出力です。値段が3倍くらい違う「SF450 Platnium」はさすがの安定性ですが、ST30SFは約5000円の電源です。

値段に対しては十分なパフォーマンスを発揮しているので、容量300 Wで事足りるような使い方なら十分でしょう。たとえば、Officeソフトやネットを使う事務用パソコンや、小規模の自作ファイルサーバーなら問題はありません。

「ST30SF」の微妙なとこ
  • ケーブルは「直出し式」
  • 品質にバラツキはあるかも

品質管理(QC)の差で、同じ製品でも性能が全然違う「個体差(品質のバラツキ)」が大きくなります。ST30SFを製造しているSirtecには、残念ながらSeasonicやSuper FlowerほどのQCをまったく期待できません。

でも正直な意見を言うと、5000円台の格安電源ユニットに一級品レベルのQCを求めるのは…お門違いです。幸い、保証は3年あるのでハズレ引いて昇天させても交換してもらえば済む話です。

SilverStone / 容量 : 300 W / 効率 : 80+ Bronze(ETA-S) / ファン : 92 mm(デューロ) / 保証 : 3年 / 備考 : SFX電源

10. 小型ゲーミングPCに相性よし「SF600 Platinum」

小型ゲーミングPCに相性よし 「SF600 Platinum」
Corsair SF600 Platinum
型番:CP-9020182-JP
製造元Great Wall
容量600 W
効率認証
  • 80 PLUS PLATINUM
  • ETA-A
平均効率:90.847 %
静音認証LAMBDA-A
フォームファクタSFX(奥行102 mm)
ケーブルフルプラグイン式
+12V1系統 / 50 A / 最大600 W
PFCActive PFC(力率97 ~ 99%)
保護回路OVP : 実装過電圧保護OTP : 実装加熱保護
UVP : 実装低電圧保護回路SCP : 実装短絡・ショート保護回路
OPP : 実装過電力保護回路SIP : 実装サージ・突入電流保護
OCP : 実装過電流保護NLO : 実装無負荷運転保護
冷却ファン92 mm / ライフルベアリング
コンデンサ1次側 : ケミコン(105℃)
2次側 : ケミコン & ルビコン(105℃)
ポリマー : ケミコン
保証7年
参考価格16360 円

小型ゲーミングPCは一種のロマンです。合理的に考えればゲーミングPCは大きいほど有利なので、積極的に小型ゲーミングPCはおすすめしません。もちろん「理にかなわないのは100も承知、でも組みたい !!」人なら全然OKです。

では、小型なゲーミングPCにオススメな電源ユニットとして「SF600 Platinum」を紹介します。

「SF600 Platinum」の良いところ
  • SFX電源としては大容量な600 W
  • 「80 PLUS PLATINUM」と「ETA-A」を取得
  • 平均90.8%の優れた変換効率
  • 静音認証はLAMBDA「A」を取得(平均23 dBA)
  • 負荷率70%までは非常に静かな動作
  • すべての負荷率で安定した+12V出力
  • フルプラグイン式
  • 日本メーカー製コンデンサを使用
  • 7年保証

SF600 PlatinumはGreat Wallが製造しています。あまり聞き慣れないメーカーだと感じる人も多いはずなので、とりあえず中身(コンポーネント)とパフォーマンスについて見ていきましょう。

1次側はケミコンの定格105℃コンデンサを、2次側はケミコンとルビコンの定格105℃コンデンサ、ポリマーコンデンサはケミコン品を採用。日本メーカー製の部品を惜しみなく使っていて中身は良好です。

変換効率は平均で90.8%を実現し、ピーク時には約91.9%に達します。効率が高く発熱が大人しいところを、92 mmサイズのライフルベアリングファンをゆるく回して冷却。動作音は負荷率70%までは極めて静かなままです。

+12V出力の負荷率別まとめ(600~750 WのSFX電源)

+12V出力の性能比較はこの通り。SF600 Platinumは他のSFX電源と比較して、別格のパフォーマンスを叩き出します。10~110%すべての負荷率でほとんど変動しない安定した出力を誇り、マージンも十分です。

消費電力の大きいゲーム目的で、小型なゲーミングPCを自作するならコレほど優れたSFX電源は他にありません。パフォーマンス的には、Silver Stoneの「SX700-PT」も候補ですが、値段がボッタクリ過ぎなのでメリットは少ないです。

「SF600 Platinum」の微妙なとこ
  • セミファンレスを無効化できない
  • 在庫状況が不安定
  • 価格変動が大きい(1.6~2.0万円)
  • 品質にバラツキあり

負荷率30%まで冷却ファンが動かないセミファンレス仕様です。温度管理が難しくなるので、ぼくとしてはファンの回転モードを切り替えられるボタンを付けてほしいですね。

在庫状況はあまり良好ではなく、価格変動が大きいです。品質管理(QC)もやはり一級メーカーには届かないため、同じSF600 Platinumでも+12V出力に大きな性能差が生じる可能性はあります。

グラフに記載したとおり、基本設計が似ているSF600(Gold)やSF750 Platinumとのあまりに大きすぎる性能差は気になります。SF600(Gold)に至っては、全負荷で12Vを割るほど品質が悪いです。

Great Wallの品質管理に期待はできなさそうですね。

Corsair / 容量 : 600 W / 効率 : 80+ Platinum(ETA-A) / ファン : 92 mm(ライフルベアリング) / 保証 : 7年 / 備考 : SFX電源
自作歴27台のやかもち
ちなみに、Great Wallは何気に市場シェア第5位の電源ユニットメーカーです。ぼくも最近知ったので驚きました。

おすすめな電源ユニットをまとめ

おすすめな「電源」まとめ効率出力静音QCコスパ
迷ったらコレAntec NeoECO Gold550 / 650 / 750 Wモデル
コスパ優秀
Corsair CX450M
LEADEX III GOLD550 / 650 / 750 / 850 Wモデル
光るし高性能LEADEX III GOLD ARGB550 / 650 / 750 / 850 Wモデル
ハイエンドゲーマーHCG1000 Extreme
ROG Thor 1200W Platinum
超大容量SuperNOVA 1600 T2
小型PC向けSST-ST30SF
Corsair PF600 Platinum
無音PCにはNightjar NJ600

目的別に、おすすめな電源ユニットを表にまとめました。

値段に対するトータルで見た性能は、2020年1月時点で「Antec NeoECO Gold」シリーズが間違いなく最高峰です。冷却ファンをFDBからスリーブ軸に変更するなど、コストカットの影響はたしかにありますが、異次元レベルのコスパの良さは変わりません。

迷ったらとりあえずAntec NeoECO Goldから、必要な容量を選べばOKです。

次におすすめは、ディラックさんが日本国内に入れてくれたSuper Flower純正モデル「LEADEX III GOLD」と「LEADEX III GOLD ARGB」の2つです。同価格帯で、この2つの電源ユニットに勝てる製品は未だ存在しません。

ARGBモデルはホワイト塗装でスッキリしていて、LEDライティングにも対応。LEDは消灯できるので、単なる白い電源が欲しいユーザーにもオススメです。ボッタクリのRMx(White)にもう出番はありません。

Super Flower / 容量 : 750 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正 & ARGB対応モデル
Antec / 容量 : 750 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 7年 / 備考 : Seasonic製

電源ユニットならではのよくあるQ&A

「この電源ユニットはどうなんですか?」について

本当にあるあるなのが上記のような質問です。念のため言っておきますが、ここで挙げた10個に入っていない、または候補として挙げられていない電源ユニットは「基本的におすすめしない」という意思表示です。

たとえば、450 W電源でおすすめに挙げているCorsair CX450Mに対して「玄人志向のN600Wはどうですか?」「サーマルテイクのGX1 RGB GOLDは?」と聞かれても、「CX450Mで良い。」としか言えません。

参考までにN600W/85+はATNG Power製で、認証レポートなどのデータはありません。サーマルテイクのGX1 RGB GOLDはHKCという怪しいメーカー製で、こちらも認証レポートは一切出ていません。

おすすめするに足るだけのデータがない以上、何も言えないです。

自作歴27台のやかもち
とは言ったものの、知ってる範囲でなら答えられるので、気になる人はコメント欄で気軽に聞いてね。クラマスの「MWE Goldってどうですか?」とか。

製品保証は長いほど長寿命も期待できる?

そうでもないです。

格安で10年保証な電源といえばApexgaming社の「AGシリーズ」を挙げられますが、製造はSolytech社です。+12V出力の低下はあまりにもひどく(0.2Vも落ちる)、劣化が早そうなので本当に10年に渡って良好な状況を保てる電源なのかどうか、疑問しかありません。

長期に渡って性能を維持できるかどうか。負荷別の+12V出力の変動幅と、+12Vのマージンが指標になります。SeasonicやSuper Flowerは非常に安定した出力を実現しているので、必然的に長く使える電源ユニットになりやすいです。

FlextronicsやCWTのハイエンドモデルはアタリ品なら異次元クラスの出力を提供しますが、QCが甘くて品質のバラツキが大きいため、期待値ベースではSeasonicやSuper Flowerほどの長期耐久性は望みにくいですね。

結論として、マトモなメーカーが製作している電源ユニットなら、製品保証はある程度「参考」にはなります。Solytechのような平均以下のメーカーがアピールする保証年数は…アテにしない方が良いでしょう。

大容量モデルを買った方が寿命は伸びる?

約1万円の550 W電源と850 W電源なら、850 Wを買った方が寿命を伸ばせるのか。残念ながら、先の製品保証のQ&Aとほぼ同じ回答です。

おそらく1万円前後で850 Wな電源は、サーマルテイクのToughpowerあたりでしょうか。Sirtec製の電源ユニットは品質のバラツキが大きく、アタリを引ければ悪くない性能特性を示しています。

ぼくは残念ながらToughpowerでハズレを引いており、750 Wモデルなのに350 Wを超えると高確率でパソコンが落ちてしまう、負荷耐性の欠片もない悲しい状況です(+12V出力が弱すぎ…)

長寿命に期待するなら、全負荷を通して+12V出力が安定していて、かつ十分なマージンがある電源ユニットを選んでください。必然的にSeasonicやSuper Flower、次点でDelta ElectronicsやChiconyといったOEM市場の覇権的メーカー※に行き着きます。

Flextronics(現Flex)やCWTは運が良ければすごく良い個体に会えると思いますが、くじ引きをするくらいなら最初から高品質なSuper FlowerやSeasonicを選んだ方が無難です。

※Delta Electronicsは市場シェア第2位、Chicony Electronicsは市場シェア第1位です(※2018年時点)。

初心者もち
じゃあ、容量足りてたら同じ値段で高品質なの買ったほうがいいんだね?
自作歴27台のやかもち
そういうことです。一般ユーザーなら、「Antec NeoECO Gold」や「LEADEX III GOLD」シリーズを買えば間違いないです。
Super Flower / 容量 : 750 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 130 mm(FDB) / 保証 : 5年 / 備考 : Super Flower純正 & ARGB対応モデル
Antec / 容量 : 750 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 7年 / 備考 : Seasonic製

詳細なデータが掲載された認証レポートを見たい

「Cybenetics Labs」社が、もっとも信頼できる認証レポートを公開しています。

約600点の電源ユニットについて、+12V出力やリプル電圧など具体的なデータが掲載されています。客観的なデータに基づいて、ブランドではなく製品の良し悪しで電源ユニットを選ぶなら、ぜひ目を通したいデータベースです。

ちなみに80 PLUSもデータベースを公開していますが、Cybenetics Labsと比較して大幅に甘い判定になっているので信頼性はイマイチ。

避けた方がいいメーカーやブランドはある?

あります、あります。

分かりやすい「動物電源」は減ったけれど、動物電源クラスなのにマトモな製品かのように見せる厄介なブランドが出てきているので、ここにまとめます。

  • Apexgaming(Solytech製)
  • GAMDIAS(Andyson製)
  • RAIDMAX(Andyson製)

最近なら、以上の3ブランドです。幸い、あまり売れていない様子なのでホッとしてます。

  • Antec NeoECO Classic(Andyson製)
  • Cooler Master MWE Gold(XinHuiYuan製)
  • Thermaltake GX1 RGB GOLD(HKC製)

以上の3モデルのように、比較的有名なブランドでも低価格モデルでは危うい製品もあるので注意してください。個人的に大好きなAntecさんが、初心者だましのような製品を出しているのは悲しいです。


SeasonicとSuper Flower
初心者もち
ふーむ。とりあえずSeasonicとSuper Flowerが最強ってことは分かりました。
自作歴27台のやかもち
性能だけを見れば、Great WallやFlexは意外と凄いですが、品質管理(QC)が甘くてバラツキが大きいのが怖いですからね。紫蘇か超花※がもっとも安全なのは間違いないです。

というわけで、以上「【2020年版】おすすめな電源ユニット「10選」:データで客観的に解説」でした。

「紫蘇」はSeasonic(=シーソニック)の略称、「超花」はSuper Flower(=すごい)の略称として、日本国内では使われています。

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100 件のコメント

  • やかもちさんあなたは神ですね。
    おそらく多くの自作派が悩むであろう電源をこんなにわかりやすく解説してくれるなんて……控えめに言って神です

  • 実際高負荷時にオシロスコープ使って電圧の安定性検証してるサイトないかな…80+認証だけじゃなんもわからん…理論的には熱発生が少なくっていうのはわかるが数パーセントの差がどの程度影響を与えてくるのか

    • 海外のTom’s Hardwareというサイトが、個人ではとても真似できない…大規模な設備を用いて電源ユニットの製品調査を行っています。
      オシロスコープを用いたリップル計測、ピーク負荷時の効率の変動、無響室での騒音調査など。
      …個人ではまず不可能な製品調査を行っているので、一度見てみる価値はあると思います。

      しかし、スポンサーのついていない電源ユニットに関しては全く調査していないのが欠点です。
      あとハイエンド電源が調査の中心で、ローエンド電源はまず調査されていません。

      < 80+認証だけじゃなんもわからん
      レベルの高い認証ほど、実現するために品質の高いコンポーネントを必要とするため、結果的にリップルは少なくなる傾向です。
      ただ、効率が良いのに安い電源は、効率への影響が少ないコンポーネント(=サーミスタ)を省いたりするため、突入電流が大きいケースは少なからずあります。

    • Primeは値段を考えると選定基準外だろうなぁとは思ったけど、予算をかけられるなら間違いなくオススメ電源ですね
      予算かけるといえば、ニプロンも定評はあるそうだけどアレはどうなんだろう、音はうるさいとよく聞きますが…

    • いつか誰かが、そこにツッコむと思ってました…w

      今回はそれぞれ容量別に、予算も考慮して選んでいるため850Wモデルで36000円、1000Wモデルで61000円もするSSR-TRは選定できませんでした。
      米尼から個人輸入すれば、おそらく1000Wモデルが35000円くらいになるのでしょうが、なるべく入手性の良いモノを選んでいるのでやはり厳しいです。

      1600Wのおすすめ電源も、もし仮にEVGAが国内展開していれば「AX1600iにするか、SuperNOVA 1600 T2にするか…」と、かなり悩むところでしたね。

  • スリッパ(2950xもしくは相当の後継機)とVega64の構成を作ろうと思うのですが、電源容量の選定に悩んでいます
    物自体はサーマルテイクのiRGBシリーズから選ぶのはきまっているのですが、1000wか1200wか…どうせ1200なら1250wの方がいいのでは…
    と決めかねています
    やかもちさんだったらどれにしますか?

    • 2950XはPBOを有効にすると、最大で330Wほど食います。Vega 64は最大で280W(スパイク含め330Wほど)。
      合計で610~660Wくらいになるので、1200~1250Wの方が余裕があっておすすめです。

      • お返事ありがとうございます
        やはり1200w級になりますか…ちなみにiRGBシリーズは1200wプラチナ2.5万と1250wチタン4万がありますが、やかもちさん的にはチタンの方はロマン枠でコスパ考えたらプラチナ一択って感じですかね?

        • 負荷率が50%前後なら、プラチナで良いと思います。
          チタニウムはロマンの領域というか、必要になる場合はあまり無いですね。
          市販の電源だと最大1600Wが限度ですが、50%負荷に収まりきらないようなモンスターマシンを組むならチタニウムで行く。という考えです。
          消費電力が1000Wを超えるようなマシン(例:i9 7980XE + 1080 Ti x2)なら、チタニウム電源を要検討と考えてます。

  • 逆に消費電力がそこまで高くないのに、大きい容量の電源ユニットを使うと
    PCの性能やパーツの寿命にとって悪影響なのでしょうか?

  • yacamochi様
    記事を大変興味深く拝見しました。
    Thermaltake Toughpower Grand RGB 850Wを購入してからこの記事を拝見し
    ました。電気回路には詳しくないので日常の感覚でものを言っていますが、
    突入電流が(90A前後)との事、90Aってとんでもなく大きいですよね。
    何回も何回もそんな電流が流れたら、内部の回路を破壊したりすることはないの
    でしょうか?
    サーバーなどは問題ないにしても、一般のデスクトップはどうなるのでしょうか?
    素人の考えで申し訳ないのですが・・・・

    • 電源ユニット本体の電源を「カチカチッ」と連打したり、パソコンをシャットダウンさせた直後に電源ボタンを押して起動させたりするような使い方だと…心配です。

      逆に言えば、そのような極端な使い方をしない限りは大丈夫です。耐久性の高いコンデンサを大量に使っていますし、「10年保証」も付いています。普通に使っていれば特に問題にはならない、という考えです。

      • yacamochi様
        お忙しい中、早速の返信ありがとうございます。(^^)
        そうしますと、再起動やスリープ開始、そして直ぐに復帰することもあまりよくないのですか?

        • 再起動やスリープは完全に電力供給を断つわけではないので、大丈夫です。

          電源を切ってから即再起動がややリスク有りです(※これは他の電源ユニットでも同様ですが…)。
          少なくとも15秒くらい待つのが安全。心配性な人は1分くらい待つこともあるそうです。

  • 「負荷率と効率」の画像で,横軸の数値が,0~1000になっていますが・・・
    0~100(%)なのでは!?

  • いつも参考になる記事をありがとうございます。
    最近、構成変更で狭小キューブケースでi7-6700にGTX1060という構成になりました。
    これにFSP製SFX450w80銅では心もとないですよね?
    600wに変更を検討していますので、SFX電源のおすすめ記事を楽しみにしています。

  • ふと疑問に思ったんですが、例えば2014年発売のシーソニック製電源と2018年発売のCWT製電源ではどちらの方が高品質なんでしょうか?
    4年も期間が開いてる分CWT製の方が使われてる技術力が高いとか、新しい方が最新マザボやCPUなどの新機能に対応してたり最適化されてたりするのでメリットが大きいとか、そういう訳だったりしないのでしょうか?
    電源に限らずメモリや他のパーツでも同じことは言えるのでしょうか?

    • 「どちらが高品質か?」と聞かれれば、シーソニック製ですね。長期運用でも出力が垂れにくく…、高負荷状態の運用でも耐え抜くという観点から見れば、4年前とはいえSeasonicに分があります。それに4年前の製品と言っても、V1200のOEM品は当時のSeasonic最上位グレード品でもあります。さすがに現在の最上位グレード「Seasonic PRIME Ultra」と比較すれば負けますが、現代でも十分Platinum-1200は高品質です。ぼく自身、マイニングリグで使ってますし(Sirtec製と比べて随分と安定してます)。

      じゃあCWTはダメなのか?…となると、それほど酷くはないです。平均以上のモノを作りますし、最近のCWT製品は新品状態のベンチマーク結果が優秀。問題は、新品状態の性能をいつまで維持できるのかが不明瞭ということ。だから、高い負荷率でぶん回すには向かないと思ってます。40~49%くらいで、ゆる~く使ってあげるなら、CWT製品も選択肢に入れます。

  • いつも大変参考になる記事をありがとうございます。
    最近、構成変更で狭小キューブケースにi7-6700にGTX1060になりました。
    これにFPS製SFX450W80銅では心もとないですよね?(熱的にも)
    600Wに変更も検討しています。
    SFX電源のおすすめ記事を楽しみにしています。

  • やかもちさん、貴方はさては神ですね?
    電源ユニットの選定は本当に大変なので非常に助かります。ここまで詳細に客観的根拠に基づいて選定してくれているサイトは日本に他にあるのだろうか…。何よりデザインもこちらが圧倒的に見やすいので尚更です。

    一点だけ、しょうもないことですがAU-650Xのスペック表で「フルプラグイン」が「セミプラグイン」になっているので報告しておきます。

  • ちょうど今日HCG750を買ってきました。
    AU-650Xと迷いましたが余裕のある容量と保証期間に惹かれました。
    でもAU-Xに750w版があったらそれを選んでたかもしれません笑
    情報ありがとうございました。

  • わかりやすいまとめ記事ありがとうございます!
    気になったのがAntecは保護回路がフル装備で、他メーカー(cyonicとか)はそうでもなく、SIPやOCPが省かれてる事が多いように見えます。
    電源選択の際に保護回路の有無はどの程度重視しますか?ご教示頂けるとありがたいです。

    • コストカットの関係で、優先順位の低い保護回路を省いています。OCPは、各レールに対して大きすぎる電流(例 : 最大40A対応の+12Vレールに、1.5倍に相当する60Aを要求されたなど)を検知すると自動的に電源を落とす仕組みですが、安価な電源を負荷率100%OVERで動かす人は極めて稀なので、あってもなくても別に困らないという認識。

      SIPは突入電流から電源ユニットを守る役割があるらしいのですが、本記事で紹介した「Cyonic AZ / AUx」「V1200」には「サーミスタ」という部品が搭載されています。サーミスタは突入電流をガッツリ遮断するための部品なので、サーミスタ搭載品であえてSIPを実装する必要性は薄く、コストカットで切り捨てても構わないという設計ですね。

      > 電源選択の際に保護回路の有無はどの程度重視しますか?

      フル装備ならラッキーくらいの認識で、実はあんまり気にしてないですね。

      公式サイトやスペック表に、どういう条件で保護回路が発動するのかどうかも記載されていないわけですから、気にしても仕方がないような。実際に使っていて世話になる保護回路…よく考えると、どれも今ひとつピンと来ません。落雷を想定して「OVP」が最低限あれば良い予感もしてます。OPPやOCPも、よほどピーキーなパーツ(R9 295×2やマイニング用ASICなど)を載せない限り、必要性がよく分かりません。

      そんなわけで、今は「気にしていない」です。普通のPCパーツを、それほど負荷も掛けず(=ゲーミングとか)に使っているなら、なおさら気にする必要が感じられないです。

      ※ちなみにSeasonicの上位品が保護回路をちゃんと載せてるのは、ハードな使い方(=負荷率90~100%で、24/7運用など)をするユーザーを想定してるからだと思います。一方で、SuperFlowerの1600~2000W品にOCPが乗ってないのは、130~170Aを大幅に超える大電流を、そうカンタンに流せるわけ無い…という想定ですね。

      • 詳しい説明ありがとうございます!保護回路の種類が少ない事が大きなデメリットにならないなら、SeasonicでプラグインでFDBファンでGOLD認証で5年保証のCyonic AU-450Xは凄まじいコスパですね。Antecも7年保証ですごいけど。

  • 現在Thermaltakeのスタンダード600w電源とRX570で運用しているのですが不味いでしょうか?安さに引かれこれを選んだのですが……

    • HEC製の電源ですね。CWTより確実に品質は落ちるけれど、低負荷で運用するなら問題ないですよ。使っている内に出力(+12V)が微妙に垂れていくと思いますが、低負荷ならおそらく保証期間内に壊れる確率は非常に低いでしょう。消費電力150~200Wくらいで運用してるなら、それほど心配は要りません。

  • NE550GとNE750Gはフルプラグインではなくセミプラグインではないでしょうか?

    いつもわかりやすい解説ありがとうございます。
    毎回記事を参考にさせていただいております

  • すみません、オーバークロックの場合、CPUの消費電力表の値に50%を足す(9900Kの場合233W足す50%)であっているのですか?それとも、TDPに50%を足す(9900Kの場合95W足す50%)のですか?

    • 消費電力を1.5倍です。最近のIntel CPUはTDPより高くなる傾向があるので、最大負荷時の消費電力を目安にした方が良いと思います。

          • どれくらいオーバークロックするか?
          • どこまで負荷をかけるのか?

          で全然違いますが、想定できるほぼ最大値を掲載しているので、TDPよりかなり大きくなります。新しいIntel CPUほどTDPから離れた消費電力になるので、余裕を持ちたいですね。

          • 今夏発売予定のRyzen3000シリーズですが、16コアが本当に出たら、消費電力はどのぐらいになるのでしょうか。CESでは8コアのデモしかやっていなかったので…
            9900Kと迷っているので、ぜひ知りたいです。
            繰り返しの質問ですみません…

  • RTX2080Ti の OC モデルはグラボだけの瞬間消費電力が 835W になっている報告 (ある Corsair Link 付き電源ユーザーからの報告) があるので、自作 PC に RTX2080Ti の OC モデルがいる場合、コスパによる電源選択は要検討。

  • 大変参考になります。
    動作音などに
    >負荷率55%から音が徐々に大きい
    などと具体的なパーセンテージを載せられていますが論拠は何でしょうか?

    • Cybeneticsの認証レポートや、そのレポートの元になっているレビュー掲載のデータです。40 dBAを超えだしたら、「1メートル離れていても、静かだけど聞こえる」くらいで、45 dBAになるとハッキリと聞こえる騒音になります(※同じdBAでも、個人差はあると思うので目安程度に)。

  • 9900k、rtx2080 sli で1200wか1600wにするかで悩んでます。
    ゲーミング用途で特にOCもしないなら1200wのプラチナで十分ですかね?
    1600wだとアイドル時に容量に対して消費電力が低くなりすぎて何かちょっと怖いです(後1600w値段高いしサイズでかすぎる...)

    • オーバークロックせず定格運用なら、1200W(Platinum)で足りますね。あと、SLIにしていても、グラボが2枚ともフル稼働しないことの方が多いので、割りと余裕があります。

      ぼくがRTX 2080 TiをSLIした時は、FF14実行時に600Wくらいしか使ってなかったです。

  • 上からで申し訳ないですが、やかもちさんがオススメするゲーム〇〇選や、低スペックで動く無料ゲームとか見てみたいです

    • その構成なら負荷率も50%に満たないため、悪くない電源ユニットです。AK750Wの製造元は「Enhance」で、安い割に頑丈という定評もあります。

  • 米尼やneweggのレビューでSeasonic PRIMEの電源が、買って数週間~数か月で故障・不具合に見舞われたという報告が結構上がっていました。
    今米尼でSeasonic PRIME 1300 Platinumが$249.86でお手頃価格なんですが敬遠した方がいいですかね?

    • ハズレ引いた時にレビューを書く人の方が多い傾向なので、何とも言えません。Neweggでコルセア電源やサーマルテイク電源のレビューを見てみると、やはり似た比率で「DOAだった(意味:新品だけどゴミだった)。」「発煙した。」「故障時にシステムを巻き込んだ。」「電圧降下が酷い。」などなど、もっと深刻で悪い報告が上がってます。

      > 敬遠した方がいいですかね?

      仮にハズレを引いても「保証」があるので、個人的には何とも思ってません。ただ、ここは人それぞれ考え方が違うので難しいところ。ぼくのように「ハズレ引いても保証で済ませればいいや。」と考える人もいれば、「可能な限り故障してほしくない。」と考える人もいます。自分の信条に従って選択すればいいかなと、ぼくは思います。

      • ご返信ありがとうございます
        >>ハズレ引いた時にレビューを書く人の方が多い傾向
        確かに!電源の恩恵って感じにくいけど不具合はすぐ印象に残りますからね。

        米尼なら30日以内の保証はあるけど、それ以降に故障したらメーカー保証受けられないんですよねえ。国内購入なら12年も保証が付くんですけどSeasonic PRIME Platinumの1300wって国内販売してないし...
        でも思い切って米尼で買ってみようと思います。3万円ぐらいならハズレてもいい勉強代?になるかも(他のパーツ巻き込んで故障はワラエナイ...)

  • 僕も今年中にパソコンを組むのでとても参考になります。
    質問なんですが、パソコンの構成が9900K、RTX2080ti、32gb(8g×4)、nvme SSD、SATASSD×2、Z390m/bなのですが、
    計算すると1080w程度になり、1200wのもの選べば良いんですが、使うケース(SL600M)が電源の設置が特殊みたいで、1000wまでのしか使えません。(延長コードで繋ぐため、発火する可能性がある)
    この時の電源ユニットの選び方はどうすればよろしいでしょうか?
    長文失礼しました。

  • 僕も今年中にパソコンを作る予定なので、この記事はとても参考なります。
    電源ユニットの選び方なんですが、9900K、2080tiで組むので、1200wの電源を使いたいと思ったのですが、使うケース(SL600M)が1000wまでのしか使われないです。(特殊な設置で延長コードで繋ぐため)
    この時の電源ユニットの選び方はどうしたらいいでしょうか?

    • PCケースは自作PCのモチベですから、そう簡単に変えられないですよね…。1000 Wまでしか使えないなら、1000 W電源で行くしか無いかと。9900K + RTX 2080 Tiなら、負荷率は大きくて65%までに収まると思うので、ここで紹介してる「Antec HCG1000 Extreme」や、コスパ気にしないなら「Seasonic PRIME Platinum 1000W」も良いと思います。

  • CoolerMaster V1200 Platinum が今2万円切って19,980円になってました
    どんどんコスパ上がってますねえ

  • いつも有用な情報ありがとうございます。去年の暮にPCを新調したのですが
    (9700k&GTX1080)電源は前のPCから流用していました。(オウルテックSS-660km)しかし6年半使用していたので動作に問題はなかったんですがこの記事を参考にHCG850 GOLDを購入しようとしたんですがHCG850 Extremeの方が安い価格で売られていたので Extremeを購入しました。こんなこともあるんですね。

  • こちらの記事でオススメのCyonic AU-450XとAntec NeoECO Gold NE550を検討していたら両方とも高騰中で現在1万弱…。ちもろぐ効果ですかね〜(笑)

    • Antec NeoECOがなぜ品薄なのかは謎ですが、Cyonicの方はもともと在庫が少なかった(というより、あまり売れてなかったので仕入れが少ない?)ため、多少は影響があったかもしれません(苦笑)

  • 「Cyonic AU-450X」がいいと思ったのですが
    想定電力がx2しても約300Wなので
    450だと負荷50%を下回るんですよね…
    やはりこの場合だとCyonic AU-450Xはやめておいたほうが良さそうでしょうか?
    また、もしそうでしたら300Wでおすすめの電源はありますか…?
    自作初心者でやかもちさんが頼みの綱です…
    どうかよろしくおねがいします!

    • AU-450xで良いと思います。50%負荷は効率的にはベストなところで、それより負荷が低いからと言って壊れやすいというわけではありません。
      それに、多めの電源容量があれば、後からパーツの追加をする場合もラクです。

  • 昨日の21時辺りからAntecのNeoECO Gold NE750がいきなり3000円弱下がって7999円・・・何があったのさ
    もちろん狙ってたのでありがたく買わせてもらいましたが
    CPU補助4+4ピンケーブルが2本欲しい関係上、玄人志向のKRPW-GK750W/90+と迷ってたんですが、こっちはこっちで逆に値上がりしていくし・・・

    ただ、NE650とNE550の方は価格が動かずそのままなので本当に謎です

  • ちょっと気になったのですが、CyonicのHPにアクセスできなくなってます。
    もしかして倒産したんでしょうか?

    • マスタードシード社のサイトは見れますが、公式サイトの方はドメイン失効してますね…。倒産したのはマスタードシードの方で、Cyonicでは無いはずですが。

  • 始めまして、今度7年ぶりにPCを組もうと思って参考にさせてもらっています。
    電源は650wで考えているのですがCyonic製品は殆ど在庫が無くどれを選ぶべきか迷っています。
    他の容量で選ばれているAntecやSeasonicの電源が無難でしょうか?

    • 長く使うつもりならAntec NE000 Goldシリーズが無難ですね。Cyonicは代理店が倒産してしまったせいで、全く流通していないですね…どこかが引き継いでくれると嬉しいのですが。

  • このたび 新規で 9900K+RADEON 7+メモリー64GB(16GB×4)+nvme SSD×2(1つはOptane 800p 58GB)、HDD×3+Z390で組もうと思って買い集めていました。
    今まで 自分の地元にあるエナマックスを盲目的に選んでいたんですけど。
    お店できいたとろこエナマックスもOEMで電源そのものを作ってないと聞き
    なら今回は別の会社かなといろいろ探してましたところ
    やかもちさんのレビューを参考に選んでいました。
    Seasonic の1000W がいいかなと思っていました。
    ただ国内ですとチタニウムで1000Wの発売がないんですよね
    個人輸入も考えましたが、こちらのサイトやお店、他サイトを参考に
    コルセアのAX1000を購入に踏み切って見ました。

    あとは別で2台のPCのケース引っ越しの際に電源を変えたいなと650~750Wと850~1000Wのゴールド電源(フルプラグ)を思案しています。ケースはFractal Design Define C と同社のR5 です。

    組む時しか調べない私にとっては やかもちさんのレビューは大変参考になりました。
    私的にはOEM先を調べれらる情報は目から鱗でした。
    本当にありがとうございました。

    • Cyonicはどうやらマスターシードがやってるブランドのようですね。マスターシードが破産して以降、なぜか海外の在庫も消滅してしまったため、(状況証拠的には)Cyonicブランドは終わってしまったと見て良いかも。というわけで、そろそろ更新しないとダメですね、この記事…。

  • やかもちさん、こんにちは。
    CORSAIRの電源、AX1600iについてお聞きしたいです。

    今はまた価格が5~6万円になってしまっていますが、
    少し前、Amazon.comにて38,000円(新品、輸入税・送料等込み)で
    販売されていたため反射的に購入してしまいました。
    もし価格が4万円以下だとしたら魅力的な電源となるでしょうか。
    それでもイマイチで他の電源に軍配が上がるのでしょうか。
    やかもちさんの見解をお教えいただければ幸いです。

    • AX1600iは最先端技術の塊みたいな電源ですから、普通に良品ですよ。窒化ガリウムFET採用でレイテンシが低く、変換効率がとても高い(=発熱が低い)のが強みです。6万円だったらSuperflower(EVGA 1600 P2など)を選びますが、3.8万円ならコスパは悪くないです。常時100%負荷のような使い方をしない限り、+12Vの降圧も数年は持ってくれるかと思います。

  • AURUM PT 1200W(PT-1200FM)が今年の5月から販売されてるのですがryzen9 3900x、RTX2080Tiのハイエンドpcに使用する場合、やかもちさん的な評価はどんなところでしょうか

    • 値段ほどの性能ではない…かな。最近発売の製品ならCooler Master V1000(またはV1300)の方が良いです。価格は若干割高なものの、DELTAが製造を担当しています。

      変換効率、リップル電圧幅、ファンの静音性。どれをとってもV1000が優秀です。

      • FSP Technology Inc. PT-1200FM(認証レポート)
      • Cooler Master V1300 Platinum(認証レポート)
  • CorsairのHXiシリーズはコスパいいんでしょうか…?近い値段で探すとSeasonic製のやつがあるのでどちらを買ったほうがいいかと迷っています(850Wで検討しています)

    • 比較対象はおそらく「Corsair HX850i」と「Seasonic SSR-850PX」ですよね。

      電源ユニットとしての品質だけに注目するなら、Seasonicの方が良いです。一方でHXiシリーズのメリットは、高度なモニター機能です。実際の消費電力をCorsair Linkという専用ソフトを使って見たり、記録したりできます。

      Corsair Linkを使った高度なモニター機能に必要性を感じなければ、Seasonic製の電源で良いと思います。

  • 3700x(自動OC)と2060super のゲーミングメイン・稀にエンコードの用途で
    Antec NeoECO Gold NE750Gを検討していたのですが、軒並み在庫切れに成ってしまったようです。問い合わせた所11月上旬入荷予定とのこと…

    最大でも14000円位予算なのですが、代案候補でおすすめなものを何か提案していただけないでしょうか。用途的には滅多にエンコードしないので、650Wでも良いかなーと考えています。サイズ順に
    850W帯:RM850 CP-9020196-JP(13103円~)
    750W帯:品薄で選択できず
    650W帯:RM650x CP-9020178-JP(11348円~)
    650W帯:SeasonicSSR-650FM(11641~)

    が候補になっています。他におすすめありましたら
    合わせて教えていただければとてもありがたいです。

    • 650W帯なら「Antec HCG650 Gold」、750W帯なら「FSP Hydro G 750W HG750」がオススメです。
      CorsairのRM / RMxシリーズは品質そのものは平均以上で悪くはないです。しかし、負荷率40%にならないと冷却ファンが回らない仕様なので、エアフローによっては安全な運用が難しいです。

      • 回答ありがとうございます。
        検討した結果、「Antec HCG650 Gold」が在庫あり、値段も圏内だったので
        こちらにしました。ありがとうございました。

  • 一番気になったCyonicの電源がもう手に入らなさそうなのが残念ですが、それは置いといて。
    Antec NEOEco GoldシリーズとSeasonic FOCUS Goldシリーズのコンポーネントは基本的に一緒で、ファンの軸受がFDBかどうかの違いがあるようですが、Antec HCG GoldシリーズとSeasonic FOCUS+ Goldシリーズにブランド以外の差はあるのでしょうか。
    品質に差がないのであれば、HCGを選ぶのですが…。

  • […] 【自作PC】電源ユニットの選び方を自作経験者がガチ解説する自作PCについて調べると「電源をケチるのはやめておきたい。」「電源ユニット選びは非常に重要。」というアドバイスが見つかる。ではどうやって電源ユニットを選べば良いのか。本記事では20台以上の自作歴がある筆者が、初心者にも分かりやすいように「電源ユニットの選び方」を大マジメに解説したい。chimolog.co おすすめの電源ユニット10選+α:低予算からハイエンドまで自作PCをやるな… […]

  • はじめまして!
    電源ユニットの購入についてお知恵をください。

    まだ手元には届いていないのですがHPで
    OMEN by HP Obelisk 875-0208jp
    というPCを購入しました。
    Ryzen7 3700X
    Radeon RX 5700
    メモリ 16*2 32G
    256G SSD
    2T HDD
    という構成ですが
    電源 内蔵500W ATX電源、80PLUS BRONZE 相当
    となっており、BTOなどや自作された方のPCを調べさせていただきましたら750w以上の電源ユニットを組まれておられる方が多いようです。
    私も電源ユニットは換えたいのですがどれを買えばよいかわからず…
    HPのサポートに連絡を入れたのですが「内蔵部品につきましては、弊社純正オプションのご用意がございません」「サードパーティ製部品の搭載可否につきまして、弊社では情報の持ち合わせがございませんので明確なご案内を致しかねます」と言われてしまいました。

    これなら使えるのではないか?という商品。できるだけ長く使えそうでコスパに優れるもの。を教えてほしいです。
    よろしくお願いします!

    • Maxtyanは個体差がけっこうあると聞いてます(当たればOC耐性は特に優秀)。なるべく高確率に良い個体を入手するなら、SeasonicかSuperFlower製の方が無難です。

  • 電源は死ぬと他のパーツも巻き添え食らうので怖いんですよね。
    きちんとしたメーカーでもハズレがありますし、私の初自作したPCも新品のSeaSonicの物だったのですが初期不良品を引いてしまったのか起動してすぐに煙上げたことありました。
    交換してもらった後のは問題なく動作しましたしパーツ破壊もなかったので良かったですがあれから中古電源と安い電源使うのは怖いですね。
    あと私が現在気に入っているAntecのHCG750 Goldがオススメされてなかったのがちょっとショックですw

    • HCG750 Goldは非常に良い電源ユニットです。+12Vが全然落ちないのでさすがにSeasonic品質ですが、今はLEADEX III GOLDがいい感じに値下がってて競合するので、同価格帯ではLEADEX III GOLD推しにしています。

      • 返信ありがとうございます。
        現在だと同価格帯でもっと良い物があったのですね。
        そう言われると納得しました。
        これからも大事に使っていきます。

  • 新年度が始まったばかりで2020年版は早すぎると思います。これから新しい情報が次々とでで来るだろうし・・・

    • 購入した時の値段によりますね。セミファンレス仕様なので静音性は超優秀ですが、+12V出力の偏差やリプル電圧の大きさは、値段に見合っていないと思います。
      2万円前半なら十分候補として強い電源で、3万円を超えているなら「AX1200i」や「Phanteks PH-P1200PS」を選んだ方が、性能あたりのコスパは高いです。

  • 電力のログが取れる電源でまともなものはありますか?
    Hx850i、Touchpower IRGB Plus 850W、E850くらいしか思いつかないんですが、選ぶならどの電源が良いでしょうか?

    • 予算によりますが、NZXT E850 > Tt iRGB Plus 850 >>> HX850iの順番におすすめです。E850はSeasonicが製造、iRGB PlusとHX850iはCWTが製造しています。
      コスパが良いのはiRGB Plusですね。ぼくもCPUやグラボの消費電力を計測する時は、iRGB Plusを2台使ってデュアル電源化しています(1200 + 850 W構成)。

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