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おすすめのPCケース10選:目的別にいろいろとまとめてみた

「低予算なら」「超小型なら」「万人向けはコレ」という具合で、目的や用途に合わせた「おすすめなPCケース」を考える。本当は自分の気に入ったケースを使うのがベストだが、「多すぎて迷うから絞って欲しい」という需要に応じて、10個ほどまとめてみたよ。

(公開:2020/02/29 | 更新:2020/09/10)

おすすめなPCケース : 10選

chimolog【例】ちもろぐ専用PCケース
筐体の素材ケースのシャーシに使われている主な素材を記載します。
パネルPCケースのパネル(フタ)に使われている素材を記載する。
マザーボードATX / MicroATX / Mini-ITX対応しているマザーボードのフォームファクタをまとめる。記載が無いフォームファクタは対応していない、という意味です。
電源ユニットATX電源 / 奥行き220mmまで対応している電源ユニットの規格と、奥行きをまとめる。特殊な仕様の場合は、ここに補足を書き込みます。
グラフィックボード最大310mm搭載できるグラフィックボードの長さ(奥行き)を記載する。
CPUクーラー全高160mm搭載できるCPU空冷ファンの「全高」を記載する。170mmまで対応していれば、大抵の空冷ファンを使えます。
対応ラジエータートップ(天面)360mm / 280mm / 240mm / 140mm / 120mm対応しているラジエーターのファン口径を記載する。記載が無ければ使えないという意味なので注意。
フロント(前面)360mm / 240mm / 120mm同上。
リア(背面)120mm同上。
対応ケースファントップ(天面)120mm x3 / 140mm x2対応しているケースファンのファン口径と数を記載する。↑この記載の場合だと「120mmファンを最大3個、または、140mmファンを最大2個」搭載できるという意味。「5個」搭載できるわけではない。
フロント(前面)120mm x3同上。
リア(背面)120mm x1同上。
付属ケースファントップ(天面)120mm x1PCケースに付属する(搭載済み)のケースファンを記載する。細かいスペックはここに補足を入れてある。
フロント(前面)120mm x1同上。
リア(背面)120mm x1同上。
拡張スロット7PCケースの背面(リアパネル)側にある、拡張スロットの数を記載する。参考までに、キャプチャカードやLANカードは1スロット、ロープロ対応グラボは1スロット、普通のグラボは2~3スロット消費する。
ドライブベイ5.25インチベイ x2光学ドライブを搭載できるマウントベイです。
3.5インチベイ x2HDD(3.5インチ)を搭載できるマウントベイです。「内部」か「外部」かは特に記載しない。
2.5インチベイ x3SSDやHDD(2.5インチ)を搭載できるマウントベイです。「内部」か「外部」かは特に記載しない。
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • USB2.0 x2
  • マイク入力
  • ヘッドホン出力

フロントパネル(前面)のインターフェイス(IO)をまとめる。

サイズ横幅220 x 高さ493 x 奥行き464 mmPCケースの寸法を記載する。机の上に設置できるかどうかなど、事前にいろいろと調べておくと良いかも。
重量6.08 kgPCケース本体の重量です。遮音性と密閉性に優れ、工作精度が高いPCケースほど重たくなる傾向です。

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LANCOOL II : 実用主義のデザインと機能美

Lian Li LANCOOL IIをレビュー
Lian LiLANCOOL II
筐体の素材
  • スチール(0.8 mm厚のSGCC)
  • 強化ガラス(4.0 mm厚 / 両パネル)
パネル吸音材などは無し
マザーボードE-ATX / ATX / MicroATX / Mini-ITX※E-ATXは横幅280 mmまで
電源ユニットATX電源 / 奥行き210mmまで※3.5インチベイの位置調整でさらに余裕を取れます
グラフィックボード最大384 mm※フロントパネルのラジエーターとの干渉を含めず
CPUクーラー全高176 mm
対応ラジエータートップ(天面)240 mm
フロント(前面)360 / 280 / 240 mm
リア(背面)
対応ケースファントップ(天面)140 / 120 mm x3
フロント(前面)140 x2 / 120 mm x3
リア(背面)120 mm
ボトム(底面)120 mm x2
付属ケースファントップ(天面)120 mm
フロント(前面)120 mm
リア(背面)120 mm
電源トップ
防塵フィルタートップ / ボトム
拡張スロット7
ドライブベイ5.25インチベイ x0
3.5インチベイ x3
2.5インチベイx4
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • USB Type-C
  • 3.5 mmプラグ
サイズ横幅229 x 高さ494 x 奥行き478 mm
重量12.6 kg
保証3年間
「LANCOOL II」の良いところ
  • 利便性に優れた可動するギミック構造
  • 両開きの強化ガラス製サイドパネル
  • 厚み0.8 mmの頑丈なスチール製シャーシ
  • 水冷用ラジエーターの高い自由度
  • 配線を隠すためのケーブルカバー
  • 美しいフロントパネルのLEDライティング
  • 広々としたスペースで高い互換性を実現
  • 必要十分なインターフェイス類
  • マグネット式の洗える防塵フィルター
  • 通気性に優れたフロントパネル
  • ストレージは最大で7台まで対応
  • 魅力的なオプションアイテム(※別売)
  • ケースファンが3つ付属
  • カラーリングは2モデル用意(黒と白)
  • 内容に見合った価格設定
「LANCOOL II」の微妙なとこ
  • 単色LEDモードに「黄色」がない
  • 付属のケースファンはやや騒がしい
  • サイドパネルはフロントパネルを外さないと開けにくい
  • シュラウドパネルのファン取り付けは干渉に注意

LANCOOL IIは「デザインと機能性の両方をうまく両立した」PCケースです。

フロントパネルにLEDライティングが埋め込まれていて、単色・グラデーション・無点灯の合計14パターンから、ボタンひとつで切り替えができます。扱いやすく、LEDは美しいです。

素材は厚み0.8 mmのスチール製シャーシで構成され、安物PCケースにありがちな薄っぺらさは皆無です。指の関節で叩くとコンコンと硬い音が響きます。

厚み4.0 mmの強化ガラスパネルはPCケース内部がハッキリとよく見え、内部のLEDライティングも映えやすいです。1万円台のPCケースとしては、素材感は非常に良いです。

LANCOOL IIの特にスゴイところは、数々の「実用的な可動ギミック」の実装です。配線用のホールバーを回転させてE-ATXマザーボードに対応し、取り外しできるシュラウドパネルで、フロントパネルには最大110 mmのラジエーターを搭載できます。

他にも、裏配線をすっぽりと隠蔽する取り外し可能な2つのケーブルカバーや、ツールレスにPCケースを閉じられるマグネット式のサイドパネルと左右のシュラウドパネルなどなど。

とにかく実用性に優れた可動ギミックとケースデザインが大きな強みです。

Lian Li / 規格 : E-ATXまで / CPUクーラー : 176 mm / グラボ : 384 mm / 付属ファン : 3個(120 mm)
Lian Li / 規格 : E-ATXまで / CPUクーラー : 176 mm / グラボ : 384 mm / 付属ファン : 3個(120 mm)

Define 7 : 自由な拡張性がすごいPCケース

Define 7をレビュー(ストレージレイアウトに変形)
Fractal DesignDefine 7(Gray TG Light Tint)
筐体の素材
  • スチール(0.9~1.2 mm厚)
  • 強化ガラス(3.2 mm厚)
パネル吸音材を貼付け済み※強化ガラスパネルを除く
マザーボードE-ATX / ATX / MicroATX / Mini-ITX※E-ATXは横幅285 mmまで
電源ユニットATX電源 / 奥行き250 mmまで※3.5インチベイの位置調整でさらに余裕を取れます
グラフィックボード最大315~491 mm※フロントパネルのラジエーターとの干渉を含めず
CPUクーラー全高185 mm
対応ラジエータートップ(天面)最大420 mm※280 mm以上は5.25インチベイを失う
フロント(前面)最大360 mm※360 mm以上は5.25 / 3.5インチベイを失う
リア(背面)120 mm
対応ケースファントップ(天面)140 / 120 mm x3
フロント(前面)140 / 120 mm x3
リア(背面)140 / 120 mm
ボトム(底面)140 / 120 mm x2
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)140 mm x2
リア(背面)140 mm
電源トップ
防塵フィルタートップ / ボトム / フロント
拡張スロット7 + 2
ドライブベイ5.25インチベイ x1
3.5インチベイ x6
2.5インチベイx2
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • USB 2.0 x2
  • USB Type-C
  • 3.5 mmプラグ
サイズ横幅240 x 高さ474.2 x 奥行き546.8 mm
重量13.45 kg
保証3年間
「Define 7」の良いところ
  • 目的に応じて交換できるトップパネル
  • フレキシブルなギミック構造
  • 頑丈なスチール製シャーシ(厚み0.9~1.2 mm)
  • ツールレス機構の開閉しやすいサイドパネル
  • 水冷用ラジエーターの高い自由度
  • 裏配線が非常にまとめやすい設計
  • あらゆるパーツに適合する拡張性
  • 必要十分なインターフェイス類
  • 取り外し簡単で水洗いできる防塵フィルター
  • 防音シート付きのサイドパネル
  • ストレージは最大で7 + 2台まで対応
  • 5.25インチベイがある
  • 140 mmケースファンが3つ付属
  • 製品バリエーションが豊富(全9種類)
  • おしゃれなパッケージングデザイン
「Define 7」の微妙なとこ
  • ケースそのものにLED機能はない
  • オプションアイテムの入手性
  • ストレージレイアウトの変更がやや面倒

Define 7は、スウェーデンのハードウェアメーカー「Fractal Design(フラクタルデザイン)」が展開している、ハイエンドPCケース「Define」シリーズの最新モデルです。

シリーズ史上もっともフレキシブル(柔軟)な設計と機構を盛り込んだ、自由度に特化したDefineに仕上がっていて、ストレージを大量に搭載するクリエイティブPCから、本格水冷を使ったゲーミングPCまで。

あらゆる用途、目的に幅広く適合してしまう、自由度の高い可変ギミック構造が最大の魅力。もちろん、PCケースとしての基礎能力も極めて優秀です。

0.9~1.2 mm厚のスチール材でシャーシは構成され、本体重量は約13.5 kgにも達します。剛性は十分でしょう。取外し可能なパネルには産業用の吸音シートが貼り付けてあり、防音性にも力が入っています。

Define 7をレビュー(交換用トップパネル)

「通気デザイン」のトップパネルが付属し、防音性を捨てて冷却性能に特化することも可能など。ケースとして高い完成度を維持しつつ、多様なニーズに対応し切ってみせる「優れた変形型PCケース」です。

Define 7は本当にできることが多いので、事前にしっかりとマニュアルを読み込む必要はありますが、ほとんどの使い方に対応できるので万人におすすめできるPCケースなのは間違いありません。

Fractal Design / 規格 : E-ATXまで / CPUクーラー : 185 mm / グラボ : 491 mm / 付属ファン : 3個(140 mm)
Fractal Design / 規格 : E-ATXまで / CPUクーラー : 185 mm / グラボ : 491 mm / 付属ファン : 3個(140 mm)
やかもち
ガラスパネル版、通常パネル版、3つのカラーなど。バリエーションは全部で9種類あるのも大きなメリット。

Antec P101 Silent : 静音特化、気密性重視のケース

AntecP101 Silent
筐体の素材スチール(SECC)
パネルスチール製に吸音材を貼り付け済み
マザーボードE-ATX / ATX / MicroATX / Mini-ITX
電源ユニットATX電源 / 奥行き290mmまで
グラフィックボード最大450mm300mm以上は3.5インチベイを取り外す必要アリ
CPUクーラー全高180mm
対応ラジエータートップ(天面)※標準レイアウト
フロント(前面)360mm / 240mm / 120mm
リア(背面)140mm / 120mm
対応ケースファントップ(天面)
フロント(前面)140mm x2 / 120mm x3
リア(背面)140mm x1 / 120mm x1
ボトム(底面)
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)120mm x3
リア(背面)140mm x1
防塵フィルターサイドパネル / フロント底面 / リア底面に付属
拡張スロット7
ドライブベイ5.25インチベイ x1
3.5インチベイ x8
2.5インチベイx2
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • USB 2.0 x2
  • マイク入力
  • イヤホン出力
サイズ横幅305 x 高さ605 x 奥行き580 mm
重量11.8 kg
「Antec P101 Silent」の良いところ
  • 吸音材を多用した静音特化のパネル
  • まず不足しない拡張性
  • 気密性の優れた高い工作精度
  • 付属ファンをフル装備する
  • ケーブルマネージメント機構
「Antec P101 Silent」の微妙なとこ
  • トップ面にラジエーターやファンは設置不可
  • 条件付きの拡張性がある
  • ガラスパネル版は用意されていない

圧倒的「静音重視」なPCケースです。筐体そのものはスチール製。吸音材は左右パネルだけでなく、フロント側のフタも吸音材ですし、トップ側(天面)にも吸音材がびっしりと貼り付け済み。

そしてトップ側はケースファンを取り付けできず、完全に密閉されており、高い気密性を実現。ケース内を上下に隔てることで、電源ユニットの騒音を抑える狙いもあります。

メンテナンスホールや配線用スリットは存分に用意されているので、配線はしやすい。裏配線のスペースも余裕があって、3.5インチベイにストレージを設置する際は、L字型SATAケーブルがあればやりやすい構造。

ANTEC / 規格 : E-ATXまで / CPUクーラー : 180mm / グラボ : 450mm / 付属ファン : 3+1個(120+140mm)

弱点は条件付き拡張性くらいですね。

簡易水冷ユニットをフロント側に設置する場合は、ホースの取り回しの都合で5.25インチベイを失います。グラボは全長300 mm以上(補助ピンの位置によっては270 mmが限度)になると、3.5インチベイを一部失う必要があります。

なお、最近流行りのガラスパネルは用意されていない。マットブラックの1種類のみが展開されており、「デザインより静音性を取りたい」という人にベストマッチなPCケースです。

やかもち
静音性が良いのはもちろんだけど、内部がホワイト塗装なのが初心者にやさしい。パーツが見やすくて組みやすいんですよ。

Versa H26 : 低予算ゲーミングPCにベスト

ThermaltakeVersa H26
筐体の素材SPCC冷間圧延鋼板及び鋼帯
パネル右側はアクリルパネル採用
マザーボードATX / MicroATX / Mini-ITX
電源ユニットATX電源 / 奥行き220mmまで※3.5インチベイを維持するなら170mmが目安
グラフィックボード最大310mm
CPUクーラー全高160mm
対応ラジエータートップ(天面)360mm / 280mm / 240mm / 140mm / 120mm※240~280mmは5.25ベイを1つ喪失し、360mmは完全に喪失
フロント(前面)360mm / 240mm / 120mm※360mmは5.25ベイを喪失
リア(背面)120mm
対応ケースファントップ(天面)120mm x3 / 140mm x2
フロント(前面)120mm x3
リア(背面)120mm x1
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)120mm x1青色LED点灯 / 1000 rpm / 16dBA
リア(背面)120mm x11000 rpm / 16dBA
拡張スロット7
ドライブベイ5.25インチベイ x2
3.5インチベイ x2
2.5インチベイ x3
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • USB2.0 x2
  • マイク入力
  • ヘッドホン出力
サイズ横幅220 x 高さ493 x 奥行き464 mm
重量6.08 kg
「Versa H26」の良いところ
  • 圧倒的なコストパフォーマンス
  • 価格の割に、工作精度が良い
  • ミドルスペックまでなら十分な拡張性
  • 配線しやすいスリットが用意されている
「Versa H26」の微妙なとこ
  • 大型ラジエーターと5.25インチベイの干渉
  • 付属ケースファンは価格相応の品質
  • 電源ユニットと3.5インチベイの干渉
  • HDDの複数搭載には向かない

Thermaltake(サーマルテイク)が3000~4000円の低価格帯に、本気で殴り込みを掛けてきた「コスパお化けなPCケース」。それが「Versa H26」です。

標準的なATXマザーボードに対応し、グラフィックボードは最大310mmまで対応しているので、一応ハイエンドな構成も組むことが可能。マウントベイも2.5~5.25まで、すべて完備している。

ただし、対応しているCPUクーラーは最大160mmまでなので、大型空冷ファンの自由度は低い。簡易水冷ユニットは140mmまでなら問題ないが、240mm以上は5.25インチベイと干渉するので注意。

360mmラジエーターを使う場合は、5.25インチベイを取り外す必要がある。HDDを搭載できる3.5インチベイは、電源ユニットと同じ空間に位置するため、170mmを超える大型電源を使う場合は3.5インチベイと干渉します。

というわけで、Versa H26は大型なパーツを使おうとすると拡張性を失いやすいが、逆に言えば平均的なサイズのパーツを使うつもりなら問題なく組めるということです。

Thermaltake / 規格 : ATXまで / CPUクーラー : 160 mm / グラボ : 310 mm / 5.25ベイ : 2個 / 3.5ベイ : 2個 / 2.5ベイ : 3個 / 付属ファン : 2個(120 mm)

ストレージをそれほど搭載しない、低予算~ミドルスペックなゲーミングPCをコスパよく組むなら、非常におすすめなPCケースと言えます。価格の割に工作精度も高いので、初心者にもオススメできます。

Versa H26で実際に組んでみた記事はこちら。


Master Case MC500 : 万人向けのスタンダードモデル

Cooler MasterMaster Case MC500
筐体の素材スチール / プラスチック
パネル右側は強化ガラスパネル採用
マザーボードE-ATX / ATX / MicroATX / Mini-ITX※E-ATXは最大で12 x 10.7 inchまで
電源ユニットATX電源 / 奥行きの指定なし
グラフィックボード最大296mm ~ 412mm※3.5インチベイを失えば412mmまで対応
CPUクーラー全高190mm
対応ラジエータートップ(天面)240mm / 120mm※ラジエーターの長さ296mmまでなら、マウントベイを失わない
フロント(前面)360mm / 280mm / 240mm / 140mm / 120mm
※360mmはマウントベイを完全に喪失する
リア(背面)240mm / 120mm
対応ケースファントップ(天面)120mm x2
フロント(前面)120mm x3 / 140mm x3
リア(背面)120mm x1 / 140mm x1
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)140mm x11200 rpm
リア(背面)140mm x11200 rpm
防塵フィルタートップ / フロント / ボトムに付属
拡張スロット7
ドライブベイ5.25インチベイ x2
3.5インチベイ x2
2.5インチベイ x2
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • USB2.0 x2
  • マイク入力
  • ヘッドホン出力
サイズ横幅235x 高さ512 x 奥行き548 mm
重量11.3 kg
「Master Case MC500」の良いところ
  • スタイリッシュなデザイン
  • Cooler Master製の付属ケースファン
  • ミドルスペックまでなら十分過ぎる拡張性
  • 自由度の高いモジュラー式コンポーネント
  • 開けやすい強化ガラス製のパネル
「Master Case MC500」の微妙なとこ
  • 296 mm以上のグラボと3.5インチベイは不可
  • 品質相応の価格設定(妥当なコスパ)

「Master Case MC500」は初心者におすすめしやすい、スタンダードな拡張性と構造を持つPCケース。

モジュラー式のコンポーネントを採用しているのがMC500の特徴で、ケース内部を上下に仕切っている壁を取り外したり、マウントベイを取り外すことで、様座なパーツ構成に柔軟な対応が可能です。

ATXマザーボード、奥行き30cm弱のグラボ、標準的なATX電源ユニットなど。平均的なパーツで自作するなら、とても組みやすい。対応CPUファンは最大190mmなので、ほぼ全ての大型空冷を使えるのも嬉しいところ。

電源ユニットは奥行き指定が特に無いが、3.5インチベイを設置しない場合は最大で412mmまで対応。3.5インチベイを設置しても、296mmもの空間があるので、ATX規格の電源なら何でも使える。

注意点は簡易水冷ユニット。トップ側は最大240mmのラジエーターに対応しているが、ラジエーターの実寸奥行が296mmを超えていないか事前にチェックしておきたい。超えているなら5.25インチベイを喪失します。

フロント側は120mmまでならマウントベイはそのまま。240mmで3.5インチベイを喪失。360mmですべてのマウントベイを喪失します。

Cooler Master / 規格 : E-ATXまで / CPUクーラー : 190mm / グラボ : 296~412mm / 付属ファン : 2個(140mm)

SUGO 14 : 小型なのに拡張性がスゴイ

SilverStoneSUGO 14(SST-SG14B)
筐体の素材
  • スチール
  • プラスチック(フロントパネル)
パネル通気性の良いメッシュ構造※底面パネルを除く
マザーボードMini-ITX / Mini-DTX
電源ユニットATX電源 / 奥行き150 mmまで
グラフィックボード最大330 mm横幅は148 mmまで
CPUクーラー全高182 mm※ケースファンを含めない場合
対応ラジエーターサイド(側面)120 / 240 mm
フロント(前面)
リア(背面)120 mm
対応ケースファンサイド(側面)120 / 140 mm x2
フロント(前面)
リア(背面)120 / 140 mm
トップ(天面)120 mm
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)
リア(背面)120 mm
電源トップ
防塵フィルターサイド(右)/ サイド(左) / トップ※ボトム(底)は密閉パネル
拡張スロット3
ドライブベイ5.25インチベイ x1
3.5インチベイ x2
2.5インチベイx3
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • USB 2.0 x1
  • 3.5 mmプラグ
サイズ横幅247 x 高さ215 x 奥行き368.1 mm
重量4.89 kg
保証1年間
「SUGO 14」の良いところ
  • コンパクトなMini-ITXケース(容量19.6 L)
  • 4面すべて取り外し可能なパネル
  • スケルトン状態はとても作業しやすい
  • 頑丈なスチール製シャーシ
  • 全長33 cmの大型グラフィックボードに対応
  • 簡易水冷ユニットは240 mmまで
  • 大型空冷は高さ182 mmまで
  • 必要十分なインターフェイス類
  • パネルは防塵フィルター付き
  • ストレージは最大5台(2.5″ x3 / 3.5″ x2)
  • 5.25インチベイあり
  • 実売価格は約1.3万円
「SUGO 14」の微妙なとこ
  • USB Type-Cポート無し
  • 大型空冷レイアウトは熱がこもりやすい
  • 大型空冷は「横幅」に注意(150 mmまで)
  • 詰め込むと配線の難易度はやや高い
  • グラボの背面バックプレートは5 mmまで
  • 組み合わせによってクリアランスが大きく変化
  • マニュアルは付属しない(PDF版のみ)

「SUGO 14」は、SilverStoneが2020年9月に発売したMini-ITX(Mini-DTXも可)対応のコンパクトPCケースです。

容量19.6リットルのかなり小型なPCケースなのに、取り外して調整ができるフレキシブルなブラケットや、トレンドな大型パーツをきちんと意識して設計された内部デザインのおかげで「拡張性」が意外とスゴい。

SUGO 14に大型パーツを組み込んだイメージ↑です。高さ165 mmの大型空冷ファンと、全長30 cmのトリプルファングラボが、物理干渉せずにちゃんと収まります。

しかもサイドパネルは4面すべて取り外しできるから、意外と組み立てもラクだったり。小型ケースは難易度高いからあまりオススメしてないのですが、SUGO 14なら初自作でも割と行けると思います。

ただし、大型空冷(NH-D15やSilver Arrow Extremeなど)を使うと、ケースファンを1個も取り付けできないです。排熱がかなり悪化して温度がこもりやすいので、ハイエンドな構成で組むなら簡易水冷クーラーをおすすめします。

SilverStone / 規格 : Mini-ITX or Mini-DTX / CPUクーラー : 182 mm / グラボ : 330 mm / 付属ファン : 1個(120 mm)
Corsair / ソケット : LGA 115X・2011・Socket AM4 / ラジエーター : 240 mm / ファン : 120mm x2 / 備考:5年保証
やかもち
「コンパクト x ゲーミング」構成で自作PCするなら、SUGO 14がイチオシ。

Silencio S600 : 静音性能No.1のPCケース

Silencio S600:静音性能No.1のPCケース
CoolerMasterSilencio S600
筐体の素材
  • スチール
  • プラスチック
  • 遮音材
パネル
  • S600:スチール製
  • S600 TG:強化ガラス製
マザーボードATX / MicroATX / Mini-ITX
電源ユニットATX電源 / 奥行き180 mmまで
グラフィックボード最大398 mm
CPUクーラー
  • S600:全高167 mm
  • S600 TG:全高166 mm
対応ラジエータートップ(天面)120 / 240 mmマザーボードの高さ35 mmまで
フロント(前面)120 / 140 / 240 / 280 mm
リア(背面)120 mm
対応ケースファンサイド(側面)120 / 140 mm x2
フロント(前面)120 / 140 mm x2
リア(背面)120 mm
トップ(天面)120 / 140 mm x2
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)120 mm
リア(背面)120 mm
電源トップ
防塵フィルタートップ/ フロント / ボトム
拡張スロット7
ドライブベイ5.25インチベイ x1
3.5インチベイ x4
2.5インチベイx5
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • 3.5 mmプラグ
  • SDカードリーダー
サイズ横幅209 x 高さ470.5 x 奥行き478 mm
重量8.6 kg
保証2年間
「Silencio S600」の良いところ
  • 密閉タイプで「静音性能」が最大のメリット
  • 高品質な付属ケースファン(2個)
  • 工作精度の高いスチール製シャーシ
  • 大型グラフィックボードに対応(398 mm)
  • 簡易水冷ユニットは280 mmまで
  • 必要十分なインターフェイス類
  • 開閉式のフロントパネル
  • 遮音シート付きのサイドパネル
  • ストレージは最大9台(2.5″ x5 / 3.5″ x4)
  • 5.25インチベイあり
  • 強化ガラス版(TG)もあるよ
  • シンプルで洗練されたデザイン
  • 実売価格は約1.1万円
「Silencio S600」の微妙なとこ
  • 密閉タイプなので熱がこもりやすい
  • 大型空冷は高さ167 mmまで
  • 裏配線スペースはやや狭い
  • 強化ガラス版(TG)の静音性能はやや劣る

「Silencio S600」は、とにかく静音性能、PCケースの遮音性能を重視する人におすすめです。

通気性の悪い・・・いわゆる密閉タイプなPCケースで、スチール製サイドパネルに遮音シートをみっちりと貼り付けてます。遮音性能はマイナス6デジベル前後で、PCケースとしてトップクラスですが、熱も相応にこもりやすいです。

発熱が多いハイエンドな構成(例:i9 10900K + RTX 2080 Tiなど)だと相性が悪く、ミドルスペックでそこそこの性能に抑えた構成にしないと、せっかくの静音性をフル活用できません。

じゃあ具体的にどんな構成ならイイ感じなのか、↓こちらの自作プランを参考にしてみてください。

なお、Silencio S600はスチールパネル版と強化ガラス版(TGモデル)の2種類あります。見た目で選んでしまって良いですが、静音性能はスチールパネル版の方が優秀です。空冷の高さも1 mmだけスチールパネル版が高いです。

CoolerMaster / 規格 : ATXまで / CPUクーラー : 167 mm / グラボ : 398 mm / 付属ファン : 2個(120 mm)
CoolerMaster / 規格 : ATXまで / CPUクーラー : 166 mm / グラボ : 398 mm / 付属ファン : 2個(120 mm) / 備考:S600の強化ガラス版(TGモデル)
Noctua / ソケット:LGA 115X・2011・Socket AM4 / ファン : 140 mm x2 / 全高:165 mm / 備考:静音性は140サイズでトップ

NZXT H510 : コスパ良く洗練されたデザイン

NZXT H510:洗練されたデザインと機能性
NZXTH510
筐体の素材スチール(SECC)
パネル右側は強化ガラス製
マザーボードATX / MicroATX / Mini-ITX※ATXは305 x 245mmまで
電源ユニットATX電源 / 奥行きの指定なし※奥行き220mmまでは余裕がある
グラフィックボード最大381 mm
CPUクーラー全高165 mm
対応ラジエータートップ(天面)※標準レイアウト
フロント(前面)最大280 mm
リア(背面)120 mm
対応ケースファントップ(天面)120 / 140 mm x1
フロント(前面)120 / 140 mm x2
リア(背面)120 mm x1
ボトム(底面)
付属ケースファントップ(天面)120 mm x1
フロント(前面)
リア(背面)120 mm x1
防塵フィルターサイドパネル / フロント底面 / リア底面に付属
拡張スロット7
ドライブベイ5.25インチベイ x0
3.5インチベイ x2 + 1
2.5インチベイx2 + 1
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • マイク入力
  • イヤホン出力
サイズ横幅210 x 高さ460 x 奥行き428 mm
重量6.6 kg
保証2年
「NZXT H510」の良いところ
  • 審美的でNZXTの哲学を感じるデザイン性
  • ゲーミングPCを組むなら十分すぎる拡張性
  • グラフィックボードは全長381 mmまで
  • 280 mmラジエーター搭載可(フロントのみ)
  • ケースファン「Aer F120」が2つ付属
  • 魅せる簡易水冷「Kraken」シリーズと相性よし
  • 取り外しができる防塵フィルター
  • ケーブルマネージメント機構が便利
「NZXT H510」の微妙なとこ
  • 割と物理干渉が起きやすい内部スペース
  • 空冷クーラーは高さ165 mmまで
  • 専用ソフト「CAM」はやや使いにくい
  • ストレージの拡張性はイマイチ
  • 5.25インチベイ無し
  • 付属ケースファンは1200 rpm固定

「NZXT H510」は約8000~9000円の比較的に手頃なPCケースとしては、とても審美的で優れたデザイン性が最大のメリットです。

NZXT社はケース以外のパーツ、たとえば簡易水冷ユニットなども展開していて、適当に同社のシリーズ製品を組み合わせるだけでそれっぽいデザインにまとまります。「デザインに自信がない・・・」という人でも、簡単にイイ感じの自作PCが完成です。

流行りのゲーミングPCを自作する上で、H510の拡張性は十分です。グラフィックボードは全長381 mmまで、電源ユニットは最大220 mm(配線を考えると170 mmくらいが限度)、簡易水冷ユニットはフロント側に280 mmまで対応。

自作PC初心者でも美しい配線をしやすいよう、ケーブルマネージメント設計もしっかりと工夫されています。主要なPCパーツにアクセスしやすい位置に配線ホールが用意され、ケーブルをまとめやすい誘導ガイドも造形済みです。

NZXT / 規格 : ATXまで / CPUクーラー : 165 mm / グラボ : 381 mm / 付属ファン : 2個(120 mm)
NZXT / 規格 : ATXまで / CPUクーラー : 165 mm / グラボ : 381 mm / 付属ファン : 2個(120 mm)

通常モデルは約8000~9000円でコスパが良いです。

NZXT / 規格 : ATXまで / CPUクーラー : 165 mm / グラボ : 381 mm / 付属ファン : 4個(140 mm x3 + 120 mm)備考 : Smart Device V2 + LEDストリップ搭載

ELITEモデル(豪華版)は約1.6~2.1万円で価格が跳ね上がりますが、LED制御ができるコントローラが付属するし、付属のケースファンも140 mmが3つ + 120 mmの合計4つでめちゃくちゃ豪華な内容。

NZXT / ソケット : LGA 1200 | 115X | 2066 | Socket AM4 / ラジエーター : 280 mm / ファン : 140 mm x2 / 保証:6年 / 備考 : Asetek製ポンプ採用

手軽にオシャレデザインに仕上げるなら、NZXTの簡易水冷クーラー「Kraken X63」を。信頼性の高いAsetek社がOEM元(製造元)だから、性能はおおむね問題なし。


DeskMini A300 : 容量1.92Lの超小型ベアボーン

DeskMini A300 容量1.92Lの超小型ベアボーン
ASRockDeskMini A300
筐体の素材スチール(?)
パネルVESAスタンド対応
マザーボードMini-STXAMD A300マザーボードを搭載
電源ユニットACアダプター(120 W)
グラフィックボード不可
CPUクーラー全高46 mm
対応ラジエータートップ(天面)※標準レイアウト
フロント(前面)
リア(背面)
対応ケースファントップ(天面)
フロント(前面)
リア(背面)
ボトム(底面)
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)
リア(背面)
防塵フィルター不明
拡張スロット
ドライブベイ5.25インチベイ x0
3.5インチベイ x0
2.5インチベイx2
インターフェイス類
  • USB 3.1 Gen1 Type-C
  • USB 3.1 Gen1 Type-A
  • マイク入力
  • イヤホン出力
サイズ横幅88 x 高さ155 x 奥行き155 mm
重量
「DeskMini A300」の良いところ
  • 容量わずか1.92 Lの「手のひらサイズ」
  • Ryzen APUに対応(Zen+まで)
  • ストレージは最大4つ(2.5″ x2 + M.2 x2)
  • メッシュ加工のサイドパネル
  • VESAマウント対応で自由な設置方法
  • 3画面出力に対応(内2つは4K @60 Hz)
  • ライバルを圧倒するコストパフォーマンス
  • 組み立てはかんたん
「DeskMini A300」の微妙なとこ
  • Renoir APU(Zen2)は非サポート
  • 拡張性は限定的

超小型PCケースでおすすめ・・・は意外と少ない。そもそも小型ケースは組み立て難易度が高いから、あまりオススメできる製品が多くない。しかし、ベアボーンキット(マザーボード搭載済み)なら、組み立ては簡単です。

特にASRockのRyzen向けベアボーン「DeskMini A300」は傑作級。Zen+世代のRyzen APUをサポートし、DDR4-2933メモリ(OCで3200以上も可能)も使えます。

拡張性は当然ですが極めて限定的。と思いきや、マザーボードはM.2 SSDを最大2つまで、付属の変換コネクタを介して2.5インチストレージを最大2つまで接続できます。手のひらサイズで最大4台のストレージが使えるなら十分でしょう。

コネクタの内容も必要十分です。フロントパネルはUSB 3.0(Type-CとType-A)が1つずつ、イヤホンジャックは2つ。リアパネルには映像出力が3つあり、最大で3画面のマルチディスプレイ環境に対応します。

HDMIとDisplayPortは「4K @60 Hz」も出力できます。

手のひらサイズで超小型、だけど性能もパワフル。なら今のところコスパ的に見ても、DeskMini A300は突出した存在です。CPUやメモリ、ストレージをこみこみで約10万円あれば、かなりパワフルな超小型マシンを自作できます。

ASRock / チップセット : AMD A300 / フォーム : Mini STX / ソケット : Socket AM4 / 対応CPU : Ryzen APUのみ / 対応メモリ : DDR4 SO-DIMM / 電源 : 120 W(ACアダプター) / 備考 : ベアボーンです
AMD / コア : 4 / スレッド : 8 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 400~500 / 付属クーラー : Wraith Spire / 内蔵GPU : Radeon Vega 11
やかもち
DeskMini A300でミニパソコン組むなら「Ryzen 5 3400G」が適任です。

In Win Chopin : 最高に美しい超小型ケース

In WinChopin
筐体の素材スチール / アルミニウム合金
パネルアルミ製に吸音材を貼り付け済み
マザーボードMini-ITX
電源ユニットChopin専用電源を搭載済み※SFXよりも小さい特殊規格品 / 仕様は80+ Bronze認証の150W電源
グラフィックボード不可
CPUクーラー全高43mm
対応ラジエータートップ(天面)※標準レイアウト
フロント(前面)
リア(背面)
対応ケースファントップ(天面)
フロント(前面)
リア(背面)
ボトム(底面)
付属ケースファントップ(天面)
フロント(前面)
リア(背面)
防塵フィルター不明
拡張スロット
ドライブベイ5.25インチベイ x0
3.5インチベイ x0
2.5インチベイx2
インターフェイス類
  • USB 3.0 x2
  • マイク入力
  • イヤホン出力
サイズ横幅84 x 高さ275 x 奥行き217 mm
重量2.2 kg
「In Win Chopin」の良いところ
  • 超小型ケースの中では最高レベルのデザイン
  • 特殊規格の専用電源(150W)を搭載済み
  • トップ側とサイドパネルはメッシュ化で通気性良し
「In Win Chopin」の微妙なとこ
  • コスパは良いとは言えない
  • 絶望的な拡張性
  • 組み立て難度はやや高い

発熱が多くないCPUと、内蔵グラフィックス、2.5インチSSDだけで組むことが前提です。外付けグラボは使えないし、高さ43mm以上のCPUファンは使えないので高発熱CPUも避けたほうが良い。

  • Core i5 10400」あたりで、オフィス用途な超小型PC
  • Ryzen 5 3400G」あたりで、ライトゲーム向けの超小型PC

こういうのを組むなら、In Win Chopinはめちゃくちゃ楽しめるPCケースだと思います。

ケース自体の価格は約1.2万円なので、サイズの割には高価。しかし、使えるPCパーツも限定的になるので、パーツ全体でのコスパはそれなりに妥当なところに落ち着くでしょう。

何より、In Win Chopinに取って代わるケースは今のところ皆無ですから、単純な「高い安い」で評価できるモノでも無い。洗練された超小型PCを組むなら非常にオススメです。

In Win / 規格 : Mini-ITX / CPUクーラー : 43mm / グラボ : 不可 / 付属ファン : なし

なお、CPU付属クーラーで冷却性能が不安な場合は、Noctua製「NH-L9」シリーズがおすすめ。ファンを含めて、全高は37mmしか無いのでChopinに搭載可能です。

Noctua / ソケット : LGA 115X / ファン : 92mm(NF-A9x14 PWMが付属) / 全高 : 23~37mm
Noctua / ソケット : Socket AM4 / ファン : 92mm(NF-A9x14 PWMが付属) / 全高 : 23~37mm

「好きなケースを選ぶ」ことがベスト

PCケースは軽く100種類を超えるラインナップを存在するわけですが、なぜそんなに種類が多いのかと言えば「デザインの好みはあまりに多種多様」だからに尽きる。

もちろん、現実としては一部のPCケースに人気が集中する傾向があるが、レビュー記事の有無や評判によって左右されるのは仕方がないところですね。

それでも、自作PCを組むなら「デザインが気に入ったから、このケースを使いたい。」という考え方は大事だと思ってる。せっかく「自作」するのだから、多少はこだわっても良いと思う。

たとえば、ぼくが実際に組み立てたAMDerマシンも、今回の記事に掲載していないPCケースを普通に採用してたりする。「マウントベイ不要でイエローデザイン重視」で選んだ結果、このケースになったというだけです。

とりあえず今回の記事では、アッサリと10個に絞ってしまったが、この中に気に入ったケースが無ければ「Amazon – PCケースランキング」や「価格コム」でじっくりと探してみましょう

PC初心者さんは「使う予定のパーツが入るかどうか?」は、しっかりと確認してください。スペック表だけでなく、マニュアル(説明書)まで確認すると安全です。

以上「おすすめのPCケース10選:目的別にいろいろとまとめてみた」でした。

おすすめなPCパーツ解説記事

予算5~30万円で、自作PCの構成を10個ほどまとめた記事です。

実際に20枚以上のグラフィックボードを検証 & ベンチマークしてきた筆者が、おすすめできると判断したグラボを「7個」に絞って解説する記事です。

グラボも大好きですが、やはり自作PCの中心パーツとなる「CPU」も大好きで、よくベンチマークを回してます。↑の記事は、おすすめなCPUを順番に並べて解説してます。

SSDも参考にどうぞ。

「PCケース」の選び方について

PCケースの選び方について、スペックの読み方や選ぶ時のポイントなど。基本的なことは、こちらのガイド記事を参考にしてください。

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67 件のコメント

  • うーん、いろいろあるもんですね
    自分はまだ自作はしたことがありませんが、そこそこのデザインがあればいいと思う派なので、とりあえず大きくて、メンテしやすければいいのではと思ってしまいます
    ゲームをするときや、音楽を聞くときはたいていヘッドホンなどで耳を塞いでしまいますので‥

    • < とりあえず大きくて、メンテしやすければいいのではと思ってしまいます

      ぼくもそう思ってます。E-ATXに対応してるくらいのケースを買っておけば、後々困ることもあまり無いでしょうし。

  • 実際3.5インチベイはそこまで重要じゃないと思うのだが……最近は大容量HDDも安いから1個積めれば十分な気もするしSSDだって安くなってきてるからなぁ

    • 複数のHDDを搭載してRAIDを組むような使い方でも、外付けボックスやNASに入れたほうが利便性もあるし冗長性も得やすいから、そんなに必要ない。という感じは確かにする。

    • H500Pのデザイン、非常にスタイリッシュですよね~。手っ取り早く「光るゲーミングPC」を組むなら良いと思います。拡張性も大抵の人にとっては、十分な水準です。

  • つい先日、クーラーマスターCM 690 IIIで初めての自作PC組みました。とても扱いやすいケースなのでオススメです。それと自作するにあたって、このブログが大変参考になりました。この場を借りて主様に感謝申し上げます!

  • versa h26でこの空冷クーラーってはいりますかね?
    無理ならMC500を買おうとしているのですがhttps://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07CLTH5LT/ref=psdcmw_2151905051_t3_B07CPY316M

  • 設置場所にもよりますがThermaltakeのview37も開放感の高いケースとしてオススメしたいです
    天面にファンが置けないのが欠点になりますが…

  • 少し古いモデルですが、CorsairのObsidian 750D、見た目が最高に格好いい!
    デカいのでいろいろ詰め込みたいメインPCには最適でした

  • 以前教えていただいた、MasterCase H500Pを購入しました。
    他のPCケースについても分かりやすく為になる記事でした。

    完成したら、何かしらの方法でお伝えしたいのですが、ありがとうございました。

    • 倒産したばかりの米Caselabs社製BH8は恐らく一番良いものだろう。下層に電源・HDD・ODD、上層にマザーボード(E-ATX/SSI-EEBまで)、グラボ、CPUとクーラー(高さ190mm or 280mmラジェーター×2)。
      でもメーカーが既に倒産したので、購入は絶望的になるだろう。もし運が良ければ誰かがそれを譲ることになったら、値段も10万円程に近いので、恐らく誰にも買わないだろう。

    • SILVERSTONE SST-GD07B」はどうでしょう。最大でSSI-EEB、クーラーは138mmまで、グラボは345mmまで。電源ユニットは220mm、ベイは全部11スロット。なかなかの拡張性です。

      なお、デカイケースを横置きにしてしまうのも、一つの手だと思います。

      • 横用の箱ってちゃんとあるんだ、デザイン良いかも。
        ただ横用なのに電源が横向きになっちゃうは嫌だな、あと天板が透明になってくれれば光らせたり遊べそう。

          • 逆に横の方が長持ちするのか…相談ありがとうございます。

          • 電源ユニットが横向きになるのは、大した問題ではないかな…と。電源のファンが安物のスリーブベアリング軸だと、横置き(ファンが地面に対して垂直)の方が長持ちしやすいらしいです。

    • 個人的に前面ファンの掃除のしやすさや、そこのカスタム性さえあれば最高の凡庸性タワーだんだけど

  • JONSBO U4とNZXT Hシリーズのようなタイプでサイドがガラスではないケースってありますか?
    やっぱり割れた時が怖いのと別に中を見る気はないのですが、ガラスなしのケースは異様にベイなどで奥行きがあったりするのでコンパクトなケースがあったら教えて頂けるとありがたいです。(出来ればATXとMicroATX、Mini-ITXの3種類を知りたいです)

  • グラボの縦置きがしたくてP110 Luce使ってます
    デザインに特に特徴はないけどバランスが良くダサいなと思うポイントもなく気に入ってます。
    何よりAntecの安心感と1万円切ってるのは素晴らしい

  • この中にはないですけどDefine Cも割と好印象なんですよね。
    5インチベイは要らないし、3.5インチベイも大量に必要ないって状態で、315mmまでのグラボも対応できるので、

    あと、MasterCase MC500の重量はProduct Sheetを見る限り11.3kgですよ

    • そのケース結構良いですよね。

      最近「HDDたくさん入れるなら、デカイケースじゃなくてNASで良いのでは?」ということに気づき始め、メイン機をDefine Cで再構築する計画を建ててたところです。

      PS.「11.3 kg」追記しました。

  • NZXTのH500かH500iの購入を検討しています。
    H500iにはスマートデバイスが付属しているようなのですが、価格差に見合うメリットはありますでしょうか?

    • パソコンにLEDファンなど、光るパーツをたくさん載せてそれぞれを自由に制御するなら、NZXT純正コントローラは価値のある付属品だと思います。

      ファンやLED制御にこだわらないならH500(無印)で良いです。

  • 現在、cpu  i9 9900K
    マザボ ROG STRIX Z390-FGAMING
    グラボ ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING
    クーラー H150i PRO RGB CW-9060031-WW
       ケース CORSAIR Carbide Series SPEC-06 RGB
    を購入してアプライドさんのほうに組み立て依頼をもっていったところ
    ケースの大きさ的に組み立てれない事はないが、65~85度など、とても高い温度になるのではないか、夏は落ちる可能性すらあるのでは?出来ればケースは考え直したほうが良いとさえ言われました。

    フルタワーでデザインが好きなのが全くなく(できればメーカーを揃えたい)
    やっとの思いで探し出したケースだったのですが…
    rtx2080ti を使う限りはPCパーツの寿命などを考えようとするとフルタワーに近い大きさのものを選ぶしかなくなるのでしょうか…?

    • そのケースで組みたいなら、組んでいいと思いますよ。

      温度は夏場だと確かに心配かもしれませんが、気になる場合はクロックやコア電圧をちょっと落として熱を抑えて運用すればいいです。あとは、ケースファンをしっかり取り付けてエアフローを確保しましょう。ちなみに85℃程度の温度でCPUやグラボが壊れることはまずないです(※仮に故障しても保証があります)。

      • ケースファンを全て取り付けても話にならない。ぐらいの勢いで言われていたので不安になりコメントさせて頂いてました…
        もう一度前向きに検討し直してみます!

        今回の事でPC超初心者の僕などにとっては、PCケースの差による熱やパフォーマンスの違い、パーツ寿命の長さ などの記事があれば読みたいかなと感じました!(そもそもそんなもの気にするほどの事じゃないのかもしれませんが…

        迅速な返信に感謝しております。ありがとうございました><

        • 参考になってよかったです!

          < PCケースの差による熱やパフォーマンスの違い、パーツ寿命の長さ などの記事があれば読みたいかな

          エアフローの検証はちょっとやってみたいところですね。PCケースによっては空冷より簡易水冷の方が有利なのかどうか…とか。何かと気になる部分はあります。

  • Define R6を使いハイエンドPCを
    作ろうと思っていますが
    マザーボードがDefine R6に入るのかが
    分からないので教えてください
    マザーボードはMSI MEG Z390 GODLIKE E-ATX
    ゲーミングマザーボードです

    • マニュアルやスペック表を見たところ、MSI MEG Z390 GODLIKEは横幅が272mmです。Define R6はE-ATX対応で、最大285mmまで対応と書いてあるので、規格上は問題なしです。

  • MSI MEG Z390 GODLIKE E-ATX
    ゲーミングマザーボードが入る
    ケースで静音性が高く拡張性が
    高いものを教えてください

  • 初めて自作PCを組むにあたりこちらの記事を参考にさせていただき、Antec P101 Silentの購入を検討しています。
    ただ、設置スペースの関係でP101 Silentの縦置き設置は難しいため、横置きで設置できればと考えているのですが、PCを横置きにしても排熱や負荷等は問題無いのでしょうか?

    横置きの場合、パーツを組む際にも縦置きとは違って何か特殊な組み方をしなければいけないのか、それとも普通に組んでただ横に置くだけでも特に問題ないのか等、もし宜しければアドバイスをいただけたらとても嬉しいです。

    大まかな構成としてはマザーボードは「MSI MPG Z390 GAMING PLUS ATX」、CPUは「core i7 8700」で、CPUクーラーは「風魔 弐」、ビデオカードは「GTX 1660 Ti GAMING X 6G」を予定しております。

    • そのPCケースは側面に通気口もないですし、横置きにしてもエアフロー上の不都合などは無いです。パーツへの負荷も大差なく、CPUクーラーやグラボは垂直になるのでマザーボードへの負荷がやや低減します。

      > 普通に組んでただ横に置くだけでも特に問題ないのか

      普通に組んで、ただ横置きにするだけで大丈夫ですね。

  • コメントの送信後にこちらの画面に反映がされていなかったため、うまく送信できていなかったと思い、連投してしまっておりました…。
    大変お手数ですが、連投分は削除をしていただければと思います。申し訳ございません!

    • いえいえ、お気にせずに。

      あ、言い忘れていましたが、横置きにした時に「配線」がCPUクーラーやグラボのファンなど「可動部分」に当たっていないかだけは注意してください。

  • このサイトを見てAntec P101 Silentで初めてPCを組めたのですが、デスクトップPCはホコリが溜まりやすくこまめに内部を掃除しないと壊れると聞きました。こまめな掃除が苦手なので「東洋アルミ パッと貼るだけ! ホコリとりフィルター」を貼って内部にたまらないようにしようと思っているのですが大丈夫でしょうか?

    • こまめに掃除しなくても大丈夫です。1年に1回、大掃除のついでにエアダスターなどでホコリを飛ばしてやる程度の掃除でOKです。
      「ほこりフィルター」はある程度の効果はありますが、エアフローが若干悪化するデメリットもあります(※網戸を閉じると風が入りにくいのと同じ)。
      フィルター以外の対策では、机の上にパソコンを置くなど、床よりも高い位置に置く方法もあります。スペースに余裕があれば床ではなくデスクに置いておくと良いです。

      • 返信ありがとうございます。ホコリフィルターは使わずに年に一回の掃除にします。

  • スリムケースと言えばInWin Chopinの他にAntecのVSK2000-U3がありますが、
    そちらは推されていないようで…
    何か推せない欠点があるのでしょうか?

  • いつもこのブログを参考にさせていただいています。
    この記事を見ていて、近々Fractal designから出るmini-ITX用のera itxが気になっているのを思い出しました。
    デザインが秀逸ですが、窒息ケースなのでは?という噂がちらほら…
    実際のところをぜひ知りたいのですが、ちもろぐさんでは検証するご予定などはありますでしょうか?

  • Antec P5 とかどうでしょう

    でかいケース、光を見せるスケスケースに疲れた人には刺さると思う

  • 12年前にCooler Masterの初代COSMOSを3万円くらいで購入して使い続けています。
    当時はまだ物価が安かったのでいま同等品を探すと5万円は下らないでしょう。
    すごく高いけどすごく性能の良いケースはもう存在しないのでしょうか?
    良いケースは一生モノだと思っています。

  • YouTube で 「G5 MOD」と検索すると、PowerMac G5 のケースを改造して Windows 機にした動画があります。腕に自信があって、人と違うケースで組んでみたいという人にとっては参考になります。

  • InwinのChopin以外すべて黒…
    最近のPC業界では外装は黒じゃなければだめとかいう法律でもあるのだろうか?

  • やかもちさんおすすめのケースファン特集も見てみたいです…PCケース沼の次はケース内のエアフロー沼にはまっています…

  • Define7 発売日にすぐ買ったけど
    デメリットは高いくらいだとおもった

    構成するパーツが多いのはメリットにもデメリットにもなりえるけど
    フルタワーで組む人間なら殆どがメリットに感じるだろうし

    問題はAntecのP280が役目を終えてなお存在感を発揮しながら部屋の隅にいることなんだが処分するにも勿体ない、いいケースで困る

  • Cooler Master MasterBox NR200 Mini-ITX Case が気になります。まだ日本での情報が少ないですが 海外のユーザーが YouTube に動画を公開されています。

  • define7xlのソリッドパネルを使ってます
    裏配線のスペースが広い方なんでしょうけど、自分には配線チェックや整備が楽なケースじゃなかったです。
    メンテナンスがてら久しぶりに開くとサイドパネルの裏側の防音用の布地から密閉した車の中みたいな臭いがしますし。
    実はいらなかった防音シートに埃が絡みついて取れないのが一年経ってわかりましたよ。
    EATX対応の排熱効率の良い鉄板タイプの筐体が少ないので選択肢が無かったの仕方無いのですが、他のメーカーと同じく裏配線のスペースは足りないです。
    正直どこのメーカーでも厚み及び深さは5cm…いや10cm欲しいですね。
    ボードが大きくなれば配線の数も増えると思うのですが妙な所が省スペースです。
    今期の各PCケースはガラスか鉄板かの違いくらいで「魅力的な個性が無い」のが残念です。
    TTもCoolMもNZXTもソリッドかガラスか選べれば良いんですが…

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