PS4 / PS4 Proにおすすめなゲーミングモニター7選:そもそも意味はあるの?

PS4やPS4 Proでゲームをするために普通のテレビではなく、応答速度や入力ラグで有利なゲーミングモニターを使うのは、意外とアリです。本記事では初心者向けに分かりやすく、PS4やPS4 Proにおすすめなゲーミングモニターをまとめました。

PS4にゲーミングモニターを使う意味?

初心者もち
PS4ってフレームレート出ないからゲーミングモニター意味ない気がする。
PS4の最大フレームレートは60しかない

これはとてもまっとうな意見で、PS4とPS4 Proはごく一部のVRゲームを除いて、ほとんどすべてのゲームが30 fpsまたは60 fpsでしか動作しません。よって、60 fps以上の映像を出力できるゲーミングモニターを使っても、そこに映っている映像はしょせん60 fpsです。

だからPS4にゲーミングモニターを使う意味は無い。と考えるのはとても自然ですが、ゲーミングモニターの強みは高いリフレッシュレート(144~240 Hz)だけではありません。

応答速度が速い = 残像が少ない

応答速度で残像が違う

ゲーミングモニターは、安物のテレビやモニターと比較して「応答速度」が速いです。画像を見ての通り、同じリフレッシュレートのモニターでも、応答速度の速さによって「残像」の伸び方がまったく違います

画面の動きが速いゲームであればあるほど、残像の伸びは目立ってくるので、ゲーミングモニターの応答速度の速さはPS4でも十分にメリットがあります。

入力ラグが少ない = より速く行動できる

「入力ラグ(入力遅延)」は、画面への入力が実際に画面に表示されるのに掛かる時間のこと。↑の動画を見てくれれば、とても分かりやすいです。

ゲーマー向けに超ざっくりと説明するなら、コントローラの操作が実際に画面に反映されるのに掛かる時間、と思ってください。コントローラで射撃をして、実際に画面の中で射撃されるまでに、タイムラグが存在するのです。

ゲーミングモニターは入力ラグがとても少なく設計されているため、安物のテレビなどと比較して(理論上は)他のプレイヤーより速く行動できます。

自作歴27台のやかもち
PS4でフォートナイトやバトルフィールドのような、対人ゲームをプレイするならゲーミングモニターはおすすめです。

PS4におすすめなゲーミングモニター:7選

1. PS4用に最低限ほしい「Acer KG251QGbmiix」

1. PS4向けでコスパ最強 「Acer KG251QGbmmix」

画面サイズ:24.5インチ | 解像度:フルHD(1920 x 1080) | パネルタイプ:TN | リフレッシュレート:75 Hz | 可変機能:FreeSync | 価格目安:14000円前後 |

良いところ

  • 75 Hzのリフレッシュレート
  • かなり少ない入力ラグ
  • 応答速度も問題なし(残像が少ない)
  • 少なくとも90%超のsRGB色域カバー率
  • コストパフォーマンスがスゴイ

微妙なとこ

  • コントラストはイマイチ(黒が灰色に)
  • 狭い視野角(TNパネルなので)
  • おまけ程度のゲーマー向け機能
  • エルゴノミクスは上下チルトのみ
  • 色の正確さに欠ける

PS4で使うゲーミングモニターなら、最低限ほしいのが「KG251QGbmiix」です。約9000~10000円くらいの価格で売っている、いわゆるオフィス向けの60 Hzモニターを買うくらいなら、KG251QGbmiixを選ぶべき。

約1.4万円の安さで、リフレッシュレートは75 Hzまで対応しています。PS4用なら75 Hzもあれば十分。そして入力遅延は非常に少なく、体感するのはほぼ不可能なほどです。応答速度は75 Hzモニターとして十分な速さ。

驚くほどの低価格ながら、PS4ゲーマーに必要なスペックはとりあえず揃っているコスパ良しなモニターです。

ただし、安い分だけデメリットもあります。初期設定の時点では、色の正確さとコントラストはお世辞にも良いとは言えない状態です。パネルの品質が悪いわけではないので、調整さえすれば一定レベルまで改善は可能ですが、手間はかなりかかります。

機能性もかなり削られています。エルゴノミクスは上下チルトだけで、上下昇降や左右スイベル(首振り)は一切なし。ゲーマー向け機能はBenQレベルのモノを期待してはダメです。おまけ程度だと考えておきます。

あくまでも、とにかく安く「応答速度が速くて」「入力ラグが少ない」モニターが欲しい人向けのゲーミングモニターです。画面の美しさや機能性を求めるなら、もっとお金を積む必要がありますね。

Acer / サイズ : 24.5インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 75 Hz / パネル : TN
自作歴27台のやかもち
「安さ」を最優先する人におすすめなモニターです。

2. PS4向けでコスパ最強「ViewSonic XG2401」

2. PS4向けでコスパ最強 「ViewSonic XG2401」

画面サイズ:24インチ | 解像度:フルHD(1920 x 1080) | パネルタイプ:TN | リフレッシュレート:144 Hz | 可変機能:FreeSync | 価格目安:22000円前後 |

良いところ

  • 144 Hzモニターとしてかなり安い
  • 必要十分なエルゴノミクス
  • 極めて少ない入力ラグ
  • 応答速度が良い(残像が少ない)
  • 100%近いsRGB色域カバー率
  • 色は最初からそこそこ整キレイ

微妙なとこ

  • コントラストはイマイチ(黒が灰色に)
  • 狭い視野角(TNパネルなので)
  • 実用に耐えるゲーマー向け機能がない
  • ドスパラWeb限定

予算2万円くらいまで出せるなら、一気にマトモな性能のゲーミングモニターに手が届きます。ViewSonicはコストパフォーマンスに特化したゲーミングモニターを数多く販売しているメーカーです。

そんなViewSonicの「XG2401」は、わずか2.2万円という安さで最大144 Hzのリフレッシュレートに対応したモニターを販売しています。応答速度も非常に速く、ほとんどのシーンで残像を体感するのは不可能です。

表示できる色は幅広く(sRGBはほぼ100%をカバー)、色の正確さは最初から2万円台とは思えないほど調整されています。TNパネルゆえにコントラストや黒色の黒さは残念な仕上がりですが、値段の安さを考えれば十分でしょう。

エルゴノミクスは高さ調整(約12 cm)、左右スイベル(-45~45°)、上下チルト(-15~5°)に対応。角度調整はとても自由なモニターです。

なお、XG2401はドスパラWeb限定なので、購入する場合はドスパラWebからどうぞ。どうやら代理店のマージン(取り分)を抑えるために、取り扱っているショップをドスパラだけにしているようです。

買う側としては、普段使っている通販(Amazonなど)で買えないのは少し不便かもしれませんが、できる限り値段を抑えるための作戦だと考えてください。

ViewSonic / サイズ : 24インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : TN / 備考:ドスパラWeb限定
自作歴27台のやかもち
ViewSonicさん、2.2万円でよくこれだけ高性能なモニターを作ったな。PS4用の低予算モニターはコレ一択かも。

3. ゲーマー向けの機能が強すぎる「BenQ XL2411P」

3. ゲーマー向けの機能が優秀すぎる「BenQ XL2411P」

画面サイズ:24インチ | 解像度:フルHD(1920 x 1080) | パネルタイプ:TN | リフレッシュレート:144 Hz | 可変機能:なし | 価格目安:25000円前後 |

良いところ

  • 144 Hzのリフレッシュレート
  • sRGB色域は約95%をカバー
  • 極めて少ない入力ラグ
  • 応答速度が良い(残像が少ない)
  • ReShade的な機能「Color Vibrance」
  • 暗所を目立たせる「Black eQualizer」
  • 必要十分なエルゴノミクス
  • 2万円台でもっとも優れた機能性

微妙なとこ

  • 色の正確さは歪んでいます
  • コントラストがイマイチ(黒が灰色に)
  • 狭い視野角(TNパネルなので)

おそらく色のキレイさを求めてXL2411Pを選ぶと、あまりにも強調された画面の色合いに拍子抜けするはずです。しかし、BenQ XL2411Pは色の正確さを求めたゲーミングモニターではありません。

色の正確さなんて知ったことではない。ゲームで有利になれればOKで、色鮮やかさ正確性は最初から重視されていないのです。XL2411Pのゲーマー向け機能を使ってみれば「なるほど。」と理解できます。

「Color Vibrance」はReShade的な機能で、色の鮮やかさを強調するように変化させます。PUBGやレインボーシックスシージでColor Vibranceを使えば、マップによっては敵の視認性が飛躍的に改善する効果があります。

「Black eQualizer」は暗いところを明るく見せる機能です。普通の輝度調整とはまったく別物で、とにかく画面の中で暗いところをピンポイントに明るくしてくれます。特に屋内マップで驚くほど視認性を高める効果がありました。

つまり、BenQ独自のゲーマー向け機能を使った時点で、色の正確さはめちゃくちゃです。自分にとって有利な映像を出すことが最大の目的で、大多数の人間から見て色が正確かどうかは…ハッキリ言ってどうでもいいコンセプトのモニターです。

BenQ / サイズ : 24.5インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : TN / 備考:ゲーマー向け機能が強力

ゲーマーのためのゲーミングモニターであって、一般ユーザーやクリエイター向けのモニターではありません。もし、対人ゲーム(FPSやTPS)を中心にプレイしているなら、XL2411Pはベストなゲーミングモニターです。

自作歴27台のやかもち
ゲームで勝つためのモニターです。「色のキレイさ」を求めて買うとびっくりするので要注意。
色が正確じゃない = 品質が悪い?

誤解しないでほしいのが、色が正確ではないモニターは「低品質ではない」ということ。

BenQ XL2411Pはたしかに色がまったく正確ではないですが、X-rite社の「i1 Pro」などディスプレイキャリブレーション機材を使ってあげれば、きちんと正確な色に校正できます。


4. 色がキレイで性能も優秀「ASUS VG279Q」

4. 高性能なIPSで画質もキレイ「ASUS VG279Q」

画面サイズ:27インチ | 解像度:フルHD(1920 x 1080) | パネルタイプ:IPS | リフレッシュレート:144 Hz | 可変機能:FreeSync | 価格目安:35000円前後 |

良いところ

  • 極めて低い入力ラグ
  • 実用的な応答速度(残像少ない)
  • 100%近いsRGB色域カバー率
  • 最初から色がキレイに調整済み
  • 幅1cmのベゼルレスデザイン
  • IPSパネルで視野角が広い
  • 優れたエルゴノミクス
  • コストパフォーマンスも良し

微妙なとこ

  • 画素ピッチが少し粗い
  • コントラストはイマイチ(黒が灰色に)

「少し値段は高くてもいいから、色の美しさもほしい。」という人におすすめのモニターが、ASUSの「VG279Q」です。

安価なゲーミングモニターは、基本的にTNパネルを使ってます。安いけれど、とにかく応答速度に優れたパネルなので、低コストで高性能なモニターを作るならTNパネル一択なのが現状。

一方で、VG279QにはIPSパネルを使っています。値段は少し上がるかわりに、色は見違えるように美しいです。自然な鮮やかさはIPSパネルが得意としています。応答速度は遅くなりやすいですが、そこはASUSの技術力の見せ所。

3万円台の安価なIPSゲーミングモニターながら、VG279Qはほとんどのシーンで目視で見分けるのは非常に難しいレベルでしか、残像を出さないです。応答速度は遅いと10 ミリ秒を超えますが、ほとんどは数ミリ秒に収まります。

そしてVG279Qの特にスゴイところが、最初から色がかなりキレイに調整済みなこと。IPSパネルは色がキレイとよく言われていますが、意外と色がキレイに合っている(=校正されてる)モニターは少ないです。

VG279Qは3万円台でありながら、驚くほど初期設定の時点で色が合ってます。さすがにクリエイター向けのキャリブレ機能付きには届かないですが、値段を考えるとスゴイ。ゲームだけでなく、趣味レベルの写真編集にも使えます。

エルゴノミクスはトップクラス。高さ調整が13 cm、左右スイベルは-90~90°、上下チルトは-30~5°です。非常に柔軟なエルゴノミクスを搭載しており、画面の角度調整で不満を感じる人はほぼ皆無でしょう。

デメリットは一点のみ。フルHDなのに、画面サイズが27インチと大きいです。画素ピッチは明確にあらくなるので、画面に近すぎると映像のディティールを損ないます。画面から1mくらい距離をとるなら大丈夫です。

27インチが不要な人には、24インチ版の「VG259Q」をどうぞ。ほぼ同じ性能と機能性のまま、画面サイズだけ小さくなってます。

ASUS / サイズ : 27インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : IPS
ASUS / サイズ : 24.5インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : IPS / 同期 : G-SYNC Compatible & FreeSync / 機能 : ELMB
自作歴27台のやかもち
IPSパネル採用でそこそこ速くて色が美しいモニターなら、VG279Qはかなりコスパが良いモニターです。

5. PS4 Proで4Kゲーミングに「Dell U2718QM」

5. PS4 Proで4Kゲーミングに 「Dell U2718QM」

画面サイズ:27インチ | 解像度:4K(3840 x 2160) | パネルタイプ:IPS | リフレッシュレート:60 Hz | HDR機能:HDR10 | 可変機能:なし | 価格目安:54000円前後 |

良いところ

  • 4K(3840 x 2160)大画面
  • かなり低い入力ラグ
  • 十分に速い応答速度(残像少ない)
  • 約97%のsRGB色域カバー率
  • 色は最初からそこそこキレイ
  • わずか0.8 cmのベゼルレスデザイン
  • IPSパネルで視野角が広い
  • 必要十分なエルゴノミクス
  • HDR時の明るさはそれなりに
  • コストパフォーマンス良し
  • 3年間のドット抜け保証

微妙なとこ

  • おまけ程度のHDR性能
  • 黒色はやや白っぽい(IPSの性質)
  • 黒色のムラはイマイチ

4K解像度に対応したPS4 Proでゲームをプレイするなら「U2718QM」がおすすめ。5~6万円の安価な4Kモニターとしては、もっともPS4向けな性能を持ったモニターです。

IPSパネル採用で、最初からそこそこキレイな色合いを出せます。黒色はやや白っぽく、均一性(塗りムラ)もいまいちな傾向ですが、これはIPSパネルの性質上どうしようもないです。

入力ラグは体感するのが非常に難しいレベルで、コントローラの操作はすぐに反映されます。応答速度はおおむね数ミリ秒以下で、60 Hzのリフレッシュレートに対して十分速いため、残像はほとんど見えないでしょう。

U2718QMは「HDR10」に対応しているので、Horizon Zero DawnやFF15のようなHDR対応ゲームで、よりリアリティのある映像を出力することも可能です。ただし、肝心のHDR性能がイマイチなのであまり期待しないほうが良いかも。

まとめると、4K対応、IPSパネル、速い入力ラグと応答速度、そしてある程度は使えるHDR機能まで。5万円前半の4Kモニターとして、全体的によくまとまったゲーミングモニターです。

保証は3年。しかも1ドット抜けているだけでも保証の対象になっています。さすがモニター市場シェア世界最強のメーカー「DELL」というだけあって、保証は太っ腹な設定ですね。

Dell / サイズ : 27インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 60 Hz / パネル : IPS / 同期技術:なし / 保証:ドット抜け(3年間)
自作歴27台のやかもち
「PS4 Pro」向けのコスパの良い4Kモニターでは、今のところ「U2718QM」が最高。

6. 4K HDR対応で抜群の没入感を「LG 32UD99-W」

6. 4K HDR対応でPS4 Proにベスト 「LG 32UD99-W」

画面サイズ:31.5インチ | 解像度:4K(3840 x 2160) | パネルタイプ:IPS | リフレッシュレート:60 Hz | HDR機能:HDR10 | 可変機能:FreeSync | 価格目安:98000円前後 |

良いところ

  • 4K(3840 x 2160)大画面
  • かなり低い入力ラグ
  • 十分に速い応答速度(残像少ない)
  • ほぼ100%のsRGB色域カバー率
  • 色は最初からそこそこキレイ
  • わずか0.8 cmのベゼルレスデザイン
  • 比較的マトモなコントラスト
  • IPSパネルで視野角が広い
  • 必要最低限のエルゴノミクス
  • HDR時の明るさはそれなりに良い
  • 「Black Stabilizer」機能に対応

微妙なとこ

  • 頼りないモニタースタンド
  • 黒色はやや白っぽい
  • 黒色のムラはイマイチ

より没入感のあるゲーム体験を追求するコアゲーマーには、LGの「32UD99-W」がぴったりです。応答速度(残像)と入力ラグは、先に紹介したU2718QMとほとんど変わりません。

では約10万円の価値はどこに?それはより強化されたHDR機能や、優れた色再現性能、IPSパネルとしては比較的マトモなコントラストなど。値段が高いだけあって、映像の美しさには力が入っています。

画面サイズは31.5インチで、そこそこ大画面。1mくらいの距離でゲームをプレイするなら、ちょうど良い大きさですし、27インチより一回り大きいので没入感も得られやすいです。

おおむね、PS4 Proで4K HDRゲーミングをするのに最適なゲーミングモニターと言えます。決して安いとは言えないですが、IPSパネルの弱点を抑えつつ、優れた性能と映像美を両立した価格相応の4Kモニターです。

これ以上の映像美と性能を求めると10万円では済まなくなるので、PS4 Pro用のモニターに掛けられる現実的なコストを考えるなら、「32UD99-W」はPS4 Proで使う最高性能のゲーミングモニターでしょう。

LG / サイズ : 31.5インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 60 Hz / パネル : IPS / 同期技術:G-SYNC Compatible
Amazonベーシック / 形式 : シングル画面用 / 耐荷重 : 11.3 kg / 機構 : スプリング式

なお、付属のモニタースタンドはぐらぐらと揺れに弱くて頼りないので、どうせならモニターアームも同時に購入しておくと良し。Amazonベーシックのモニターアームなら、32UD99-Wを軽々と支えられます。


7. コスパ最強の4K有機ELテレビ「LG C9 OLED」

7. 4K有機ELで最高の性能で安い 「LG C9 OLED」

画面サイズ:55インチ | 解像度:4K(3840 x 2160) | パネルタイプ:OLED | リフレッシュレート:120 Hz | HDR機能:HDR10 | 可変機能:HDMI 2.1 VRR | 価格目安:190000円前後 |

良いところ

  • 120 Hzのリフレッシュレート
  • 55インチの大画面で得られる没入感
  • 4K有機ELテレビで最速の入力ラグ
  • 最強クラスの応答速度
  • いたって自然なフレーム補間機能
  • 最初からかなり整った色の設定
  • 優れた4Kアップコンバート機能
  • 最強クラスのコントラスト(黒で消灯)
  • HDR時の画面の明るさは十分
  • とても広い視野角
  • 内蔵スピーカーの性能は意外と良い
  • 異次元のコストパフォーマンス

微妙なとこ

  • 明るいシーンでHDRが効きづらい
  • 焼付きリスク(有機ELの欠点)
  • テレビなので電波受信します

4Kの有機ELパネルを使ったゲーミングモニターは、今のところDELL社の「Aliwnware AW5520QF」のみ。しかし価格は約40万円とあまりにも法外な高さが欠点です。

そこで注目したいのが、有機ELパネルを製造しているメーカーLG社が自ら販売している「LG C9 OLED」。スペックはAW5520QFと並びますが、価格は半額以下の18~19万円になります。コストパフォーマンスは圧倒的に優秀。

C9 OLEDはHDR10に対応しており、(有機ELテレビの中では)画面の明るさもかなり良好です。普通のLEDテレビと比較すると、画面の明るさの一貫性はずいぶんと劣ってしまいます※が、部屋を暗くすれば十分に美しいです。

※あらゆるシーンで高い輝度を維持できるかどうか。C9 OLEDは明るいシーンで、ABLによって輝度が低下します(ABLは有機ELパネルの故障を防ぐための予防的な機能です)。

有機ELパネルの性質上、応答速度(残像の少なさ)はハイエンドなゲーミングモニターと比較してもまったく劣らない性能です。いえ、劣らないどころか最高クラスに位置します。普通のLEDゲーミングモニターでは絶対に勝てないでしょう。

どれだけ速いモニターでもだいたい応答速度は4 ミリ秒くらいです。対してC9 OLEDは遅くても2 ミリ秒くらいで、最速値なら1 ミリ秒を下回ります。ほぼ瞬時といっていいレベルの応答速度を実現します。

テレビですが、性能はゲーミングモニター以上です。入力ラグはトップクラスのゲーミングモニターにはやや負けますが、テレビとしては最高クラス。体感するのはほぼ不可能です。

LG / サイズ : 55インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 120 Hz / パネル : OLED / 同期技術:HDMI 2.1 VRR
自作歴27台のやかもち
ぼくがPS4用に愛用してるモニターも「C9 OLED」です。映像はキレッキレで色も美しく、20万円以下では最高の性能だと思います。
4~5万円も安い「B9 OLED」の違いは?
LG / サイズ : 55インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 120 Hz / パネル : OLED / 同期技術:HDMI 2.1 VRR / 備考:キャリブレーションなし

約20万円の「C9 OLED」と、約15~16万の「B9 OLED」のもっとも大きな違いは、初期設定時の色合いの美しさと正確さです。C9は最初から何もしなくていいほど、キレイに色が調整済み。なのにB9は非常に色が歪んでいて、万人向けではありません。

調整すればC9と同レベルの色合いに改善はできますが、キャリブレーション機材などを使わず、人間の目で見ながら手動で調整するのは恐ろしく苦労します。ホントに苦労するので、4~5万円の差額を払ってキャリブレーション済みのC9を買ったほうが良いです。

ぼくも性能的にはB9とC9はほとんど変わらないと分かっていながら、キャリブレーションが面倒くさいのはイヤだからC9を買ったクチです。

PS4用におすすめなゲーミングモニターをまとめ

おすすめな「PS4向けモニター」まとめ性能機能HDRコスパ
迷ったらコレVG279Q
FPSゲームで勝つXL2411P
コスパ優秀XG2401
KG251QGbmiix
PS4 Proで4KならU2718QM
32UD99-W
有機ELならC9 OLED

目的別に、PS4 / PS4 Proにおすすめなゲーミングモニターを表にまとめました。

万人向けにおすすめなPS4用モニターは「VG279Q」です。3万円台という安さなのに、初期設定の時点で色がとてもキレイに合ってます。IPSパネルを採用していても、初期設定で色が合ってるモニターは意外と少ないんですよ。

VG279Qは、電源を入れてすぐに「あっ、色がキレイ。」と感じやすいモニターなので、誰にでも割とおすすめしやすいゲーミングモニターだと思ってます。迷ったらとりあえずVG279Qを選んでみてください。

ASUS / サイズ : 27インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : IPS

その次は「XL2411P」です。もし、PS4でフォートナイトやPUBG、Apex Legendsやレインボーシックスシージをプレイしているゲーマーなら。XL2411Pの強力なゲーマー機能が役立つはず。

特に暗いところだけを見えやすくする「Black eQualizer」と、色の鮮やかさを目立つように強調する「Color Vibrance」は、FPSゲーマーにとって非常に有用なゲーマー機能です。使えば色はめちゃくちゃですが、敵の見えやすさは改善します。

ゲームで勝つのが最大の目的なら、色がキレイなVG279Qではなく、敵を見やすくする機能がスゴイXL2411Pを選んでください。「なんだこの色は?」と最初は感じるでしょうが、対人ゲームでは間違いなく有利です。

BenQ / サイズ : 24.5インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : TN / 備考:ゲーマー向け機能が強力

PS4用のモニターでよくあるQ&A

対戦ゲームでは「TNパネル」が有利?

対戦ゲーム(FPSなど)を主にプレイするなら、TNパネルの方が有利になりやすいです。

パネルの種類メリットデメリット相性の良い用途
TNパネル
  • 価格が安い
  • 応答速度が速い
  • 普及率が高い
  • 視野角がせまい
  • コントラスト比が低い
  • 色ムラ(均一性)が悪い
  • ゲーミング
VAパネル
  • コントラスト比が高い
  • 視野角はTNより良い
  • 色ムラ(均一性)が良い
  • 応答速度が遅い
  • 普及率はイマイチ
  • 映像鑑賞
IPSパネル
  • 視野角がとても広い
  • 色がキレイな傾向
  • 普及率が高い
  • 価格がやや高い
  • 応答速度はやや遅い
  • 色ムラ(均一性)が悪い
  • イラスト
  • 写真編集
  • 映像鑑賞

TNパネル最大のメリットは、やはり応答速度の速さです。IPSパネルも技術進化のおかげで、体感では分からないほど応答速度が速くなりましたが、安定して応答速度が速いのがTNパネル。

IPSやVAパネルは、黒から中間色への立ち上がりが極端に遅いなど、パネルの性質上どうしてもTNパネルには追いつけない部分があります。IPSパネルで高速なモニターを求めると、少なくとも3万円以上は必要です。

ViewSonic / サイズ : 24インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : TN / 備考:ドスパラWeb限定

だから、低価格で応答速度が速いゲーミングモニターなら、TNパネルを選んだほうが確実です。おすすめに挙げた「ViewSonic XG2401」が良い例。

応答速度1 ミリ秒って本当なの?

応答速度1 ミリ秒って本当なの?

PS4向けのゲーミングモニターをアピールするために、「応答速度が0.7 ミリ秒です。」などと書いている製品がありますが、ハッキリ言って大ウソです。おそらく、メーカーにとって非常に有利な条件で計測してやっと出せる、ギリギリの最速値を掲載しているだけです。

実際の応答速度は、ほとんどのゲーミングモニターが速くて4 ミリ秒ほど、遅くて10~21 ミリ秒に収まります。有機ELテレビだと速くて0.1 ~ 0.2 ミリ秒、遅くても2 ミリ秒くらいです。

つまり「応答速度が0.7 ミリ秒です。」が本当なのは有機ELテレビだけです。普通のTNパネルとか、IPSパネルのモニターでは、まずありえません。

入力ラグはどれくらいが良いの?

入力遅延(ラグ)を計測する様子

安物のモニターでも入力遅延は意外とマトモ

16 ミリ秒以下なら問題ありません。↑の写真では8.6 ミリ秒なので、問題ないです。

16 ミリ秒をオーバーして、24 ミリ秒くらいになると、ゲームに慣れている人なら体感できます。32 ミリ秒を超えればほとんどの人が「画面の反応が遅いような?」と気づきます。

本記事で紹介した7つのゲーミングモニターは、すべて入力遅延が16 ミリ秒以下(9 ミリ秒前後)です。どれを選んでも、体感するような入力遅延はないので安心して選んでください。

画面の大きさはどれくらいが良い?

サイズcm換算縦の長さ推奨距離
21.5 inch54.6 cm26.8 cm80.3 cm
24.0 inch61.0 cm29.9 cm89.6 cm
27.0 inch68.6 cm33.6 cm100.8 cm
31.5 inch80.0 cm39.2 cm117.6 cm
43.0 inch109.2 cm53.5 cm160.6 cm
55.0 inch139.7 cm68.5 cm205.4 cm
65.0 inch165.1 cm80.9 cm242.7 cm

家電メーカーのSHARPいわく、画面の高さの約3倍くらいが画面とちょうど良い距離、らしいです(参考:液晶テレビはどのくらいの間を空けて見るのがいいですか?

個人的な体感でも、おおむね間違っていません。大きい画面ほど距離を取らないと目が疲れやすいし、小さい画面ほど近づかないと見えにくいです。つまり、PS4をどのような環境でプレイするのかによって、ぴったりな画面の大きさは変わってきます。

ゲームの種類プレイスタイルおすすめの画面サイズ
対人・FPSデスクトップで集中24インチ
パズル・音ゲー
RPG・オフゲー24~31.5インチ
ソファーでゆったり31.5~55インチ

デスクトップでPS4をプレイするなら、基本的には24インチを。大きくても32インチを限度にした方が良いでしょう。ソファーでゆったり寝転がりながらプレイするなら、43インチや55インチがおすすめです。

自作歴27台のやかもち
プレイスタイルに合わせて、ちょうどいい画面サイズを選ぶのが正解です。

モニター付属スピーカーの音質は良い?

普段から大型スピーカーでゲームをプレイしたり、音楽を聞いている筆者から言うと、モニター付属のスピーカーは百歩譲っても「音質良い。」とは言えないです。

モニター付属のスピーカーは「おまけ」だと考えてください。PS4で音質にこだわるなら、ゲーミングヘッドセットやスピーカーを使ったほうが、間違いなく幸せになれます。

初心者もち
PS4におすすめなヘッドセットは?

低価格なゲーミングヘッドセットなら、キングストンの「HyperX Cloud Alpha」がかなり良いです。定位が正確で、銃声の位置や方角が驚くほど分かります。FPSゲームならHyperX Cloud Alpha推しです。

Kingston / ハウジング:密閉型 / 接続:3.5 mmプラグ / 感度:98 dB / ドライバー:ダイナミック / マイク:付属

予算に余裕があるならSteelseriesの「Arctis Pro」が高性能でおすすめ。USB接続のポータブルDAC(DACはESS Sabre 9018を搭載)も付属しています。DACとセットだと考えれば、約3万円は妥当な価格設定ですね。

SteelSeries / ハウジング:密閉型 / 接続:USB または 3.5mm / 感度:102 dB(32Ω) / ドライバー:ダイナミック / マイク:付属 / 備考:GameDAC(ESS Sabre 9018搭載)が付属

映画、音楽、ゲームまで。幅広いジャンルでしっかりとした音質を出せるヘッドセットなら、「K701」が個人的なイチオシです。ヘッドホンアンプを間に入れないと音が貧相になりやすい弱点はあるけれど、そこさえ乗り越えればコスパ最強。

AKG / ハウジング:開放型 / 接続:3.5 mmプラグ / 感度:93 dB / ドライバー:ダイナミック / マイク:なし / 備考:アンプ推奨

ぼくはK701の性能をフル発揮させるため「iDSD micro Black Lebel」というポタアンを使ってます。しかし、お値段は約7万円で万人向けじゃないので、1万円で買える「Sabaj D3」を入門モデルとして紹介します。

Sabaj / DACチップ : CS4932 / パワー : 236 mW@32Ω / 入力 : SPDIF + USB / 出力 : RCA + 6.3 mm / フォーマット : 16~32bit(44.1~384 kHz) / 保証 : 新品交換または返品で対応

低価格なポータブルDACやアンプは、中華メーカー製がものすごく高コスパです。低予算で音質にこだわりたい人は、Sabaj、Topping、SMSLがおすすめ。日本メーカーならFX AUDIOもスゴイです。

自作歴27台のやかもち
「C9 OLED」のような、価格の高いテレビだと付属スピーカーも意外と音質いいです。しかし、ほとんどのモニターに付いてるスピーカーは「おまけ」レベル。

というわけで、以上「PS4 / PS4 Proにおすすめなゲーミングモニター7選:そもそも意味はあるの?」について、解説でした。


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14 件のコメント

    • そのとおりです。
      あと、144 Hzは今のPS4にとってはオーバースペックですが、Xbox One Xのように120 Hz対応のゲーム機もあります。2021年に出るらしいPS5も、120 Hz対応らしいですね。

    • 60hzモニターでゲーミング向けの機能を充実させたモデルがあまりないから仕方ないんじゃないですかね
      大は小を兼ねるとも言いますし

    • 入力ラグ、応答速度など。性能重視で選ぶと、結果的に144 Hzモニターが多くなってしまいました。
      PS4だけで使うなら144 Hzは宝の持ち腐れかもしれませんが、Xbox One XやPS5のように、120 Hz対応のゲーム機も出てくるので、将来的には無駄ではないです。

  • ゲーミングモニターは選択肢の幅が広くていいですよね
    私は仕事で使うのでゲーミング用とデザイン用とわけて使ってますがデュアルモニターが苦手な私にはふたつ置くのは邪魔なんですよね
    最低限のデザイン用途にも使えるゲームもできて目に優しいモニターが欲しいもんですよ

  • 重箱の隅を突くようで申し訳ないけど「KG251QGbmiix」の欄でところどころ表記が「KG251QGbmmix」になってるかも

  • >低価格なポータブルDACやアンプは、中華メーカー製がものすごく高コスパです。低予算で音質にこだわりたい人は、Sabaj、Topping、SMSLがおすすめ。日本メーカーならFX AUDIOもスゴイです。
    DAC やアンプの記事も読んでみたいです。 FX AUDIO って、よく聞くけど実際どうなのか?

  • 分かり易くまとめられていて、とても参考になりました。
    C9 OLEDよい・・・

    以前32UD99を使っていたものの、故障(ACアダプタの不良)して修理出して2か月待たされた経験があるのでLGは敬遠してしまいますが、コスパは非常に良いですね。

    故障時を考えるとDELLが手厚い印象なので、迷います。

  • 最近BenQから発売されたEX2780Qの内臓スピーカーがかなり良さげ…
    音質にこだわったモニターは絶滅状態でTVですらスピーカー買い足しが当たり前の時代。
    出来ればモニター内臓スピーカーの比較とかもして頂けるとありがたいのですが。

  • C9P良いですね、Rtingsによると初期設定がB9Pより優れていて、スタンドが金属でデザインが良いですね
    私はC7PをCalman5でキャリブレーションして使ってます
    ABLは部屋で私が使ってる明るさ100~120cd(SDR時)では働かないので気にならないですね

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