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LG UltraGear 32GQ950-Bレビュー:4K160HzのNano IPS + ATW偏光板 + HDR 1000

Display HDR 1000対応の4Kゲーミングモニターで人気のある「32GQ950-B」を買ってみた。

4K解像度にほどよい32インチで、最大160 Hz対応です。ATW偏光板を使った改良型Nano IPSパネルで高画質が約束され、Display HDR 1000認証でHDR性能も期待できます。

価格は約12万円で決して安いとは言いづらいですが、価格に見合う価値があるかどうか?・・・詳しくテストします。

(公開:2023/5/30 | 更新:2023/5/30

LG UltraGear 32GQ950-Bの仕様とスペック

LG / サイズ : 32インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 160 Hz / パネル : Nano IPS / HDR:Display HDR 1000 / 保証 : 3年
LG UltraGear
32GQ950-B
パネルタイプ4K(3840×2160)で最大160 Hz
Nano IPSパネル(32インチ)
応答速度1 ms (G2G)
主な機能
ゲーミング向け
  • Black Stabilizer(暗所補正)
  • 十字線
調整機能
エルゴノミクス
高さ調整:110 mm
前後チルト:+15° ~ -5°
左右スイベル:-
ピボット:90°
VRR機能AMD FreeSync Premium ProG-SYNC互換も対応
参考価格
※2023/5時点
Amazon
Tsukumo(ツクモ)
 楽天市場
Yahooショッピング
LG UltraGear
32GQ950-B
画面サイズ32インチ
解像度3840 x 2160
パネルNano IPS
コントラスト比1000 : 1
リフレッシュレート160 HzHDMI 2.1 : ~144 Hz / DP 1.4 : ~160 Hz
応答速度1 ms (G2G)
光沢ノングレア
VESAマウント100 x 100 mm
エルゴノミクス
  • 高さ調整:110 mm
  • 前後チルト:+15° ~ -5°
  • 左右スイベル:-
  • ピボット:90°
主な機能
  • Black Stabilizer(暗所補正)
  • 十字線
同期技術AMD FreeSync Premium Pro
G-SYNC互換も対応
スピーカーなしイヤホン(3.5 mm)端子あり
主な付属品
  • DP 1.4ケーブル
  • USB Type-Cケーブル
  • 電源アダプタ(65 W)
  • 説明書
寸法719 x 491 x 278 mm
重量9.29 kg(パネルのみ)
11.61 kg(スタンド含む)
保証3年
やかもち
ひとこと解説:ATW偏光板で視野角を向上させた改良型Nano IPSを搭載する4K 160 Hzゲーミングモニターです。HDR 1000認証を取得しており、32インチのHDR 1000モニターとしては(ある意味)貴重です。

LG 32GQ950-Bの画質をレビュー

「LG 32GQ950-B」はLG純正のUltraGearシリーズです。LG Display自社製造の「Nano IPS」パネルを搭載し、IPSパネルでトップクラスの応答速度と量子ドットパネルに迫る広色域を持ち味とします。

IPSパネル界の上澄みに位置づけられる性能です。並のIPSパネルやVAパネルから乗り換えると、パッと見ですぐ分かるレベルで「高画質」だと体感できます。

これほどの高画質で不満を覚えてしまったなら、残る選択肢はQ-dot IPSパネルやQD-OLED(量子ドット有機EL)パネルに限られ、必要な予算が約1.4~1.5倍に拡大します。

Nano IPSの鮮やかな画質
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)
LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)
LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)
LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)
LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)
LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)LG 32GQ950-Bをレビュー(表示イメージ)

(sRGB:ΔE = 3.8 / 色温度:6650K / 輝度:349 cd/m²)

LG製Nano IPSパネルは液晶パネルオタクから定評のある広色域かつ高速IPSパネルです。とても鮮やかな発色、出荷設定の時点でまぁまぁ正確な色精度、ゲーミング用途に十分な明るさを備えます。

ただし、コントラスト比では最新世代のFast IPS(AU Optronics製)やIGZO IPS(シャープ製)に劣っており、暗いシーンで白浮きに気づきやすいです。実測値で850~950:1で、ベストケースだとFast IPSに1.5倍近い差をつけられています。

おすすめの調整(設定)

初期設定のままだと、色温度がやや寒色に偏っています。日本人の目にとって、寒色に偏る分には実用上の大きな問題はありません。

モニターの設定から色温度を「赤:49 / 緑:50 / 青:49」に微調整するだけで十分です。

  • 初期の色温度:6684K(やや寒色)
  • 修正後:6647K(やや寒色)

※パネルの個体差により、↑上記の設定が正しく機能するかどうか正確性を保証できません。あくまでも参考程度に。

モニター測定機材による評価

モニターの色を測定できる専用の機材「X-rite i1 Pro2(分光測色計)」を使って、「LG 32GQ950-B」の画質をチェックします。

色の正確さ
※クリックすると画像拡大
グレーの正確さカラーの正確さ
LG 32GQ950-Bをレビュー(色の正確さをチェック)LG 32GQ950-Bをレビュー(色の正確さをチェック)
初期設定のままsRGBモード
  • 明るさ:285.1 cd/m²
  • グレーの正確さ:ΔE = 1.49
  • 色の正確さ:ΔE = 3.83
  • ガンマ:2.05
  • 色温度:6684(やや寒色)
  • コントラスト比:952.6
  • 明るさ:129.5 cd/m²
  • グレーの正確さ:ΔE = 2.11
  • 色の正確さ:ΔE = 1.40
  • ガンマ:2.26
  • 色温度:6359(やや暖色)
  • コントラスト比:876.8

初期設定ではsRGBプロファイルに対して、やや色がズレています。広色域IPSパネルによくある現象で、一般人は気にする必要がほぼ無いです。

sRGBに合っていないと困る用途(例:カラーマネージメント非対応のイラストソフトなど)では、モニターの設定から「sRGBモード」に切り替えてください。

表示される色がsRGB領域に制限され、結果的にsRGBに対して正確な色が出ます。

LG 32GQ950-Bをレビュー(色の正確さとコントラスト比率の比較グラフ) LG 32GQ950-Bをレビュー(色の正確さとコントラスト比率の比較グラフ)

色域が狭いにも関わらず派手に色がズレているパターンを除き、基本的に広色域パネルの初期設定はsRGBに対して色が外側へズレる傾向があります。

sRGBの色精度が高い ≠ 主観的に見た高画質です。

LG 32GQ950-Bをレビュー(色の正確さとコントラスト比率の比較グラフ)

Nano IPSパネルのネイティブコントラスト比はやや低いです。Nano IPSは1000:1を超えず、Innolux AASやFast IPS(AUO AHVA)は1000:1を超える傾向があります。

画面の明るさ
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(画面の明るさ)
  • 最大輝度:367.6 cd/m²
  • 最低輝度:13.6 cd/m²
  • 30%で:124.2 cd/m²

100%時で367 cd/m²に達し、十分な明るさです。0%時だと13.6 cd/m²まで下がります。

目にやさしいらしい120 cd/m²前後は見つからず。30%で124 cd/m²で、29%だと115 cd/m²まで下がってしまいます。色温度の微調整で下げるしか無いようです。

色域カバー率
LG 32GQ950-Bをレビュー(色域をチェック)
規格CIE1931CIE1976
sRGBもっとも一般的な色域100%100%
DCI P3シネマ向けの色域98.4%99.1%
Adobe RGBクリエイター向けの色域88.4%93.6%
Rec.20204K HDR向けの色域72.4%76.4%

表示できる色の広さ(色域カバー率)はかなり広いです。

もっとも一般的な規格「sRGB」で100%をカバー。HDRコンテンツで重要なシネマ向けの規格「DCI P3」を99.1%カバーします。

印刷前提の写真編集で重視される「AdobeRGB」規格のカバー率は93.6%です。

均一性(色ムラ)
※クリックすると画像拡大
色ムラを測定色ムラを比較
LG 32GQ950-Bをレビュー(パネルの均一性)LG 32GQ950-Bをレビュー(パネルの均一性)
  • 最大:385.3 cd/m²
  • 最低:323.6 cd/m²
  • 平均値:4.11%

(参考写真:白100% / グレー50% / グレー5%

色ムラの程度は普通です。パネルの四隅に近いほど明るさが下がる「IPSグロー」が見られます。ほとんどのIPSパネルで共通の症状です。

ただ、パネルの下部が少しだけ明るめに表示される傾向は珍しいです。

視野角の広さ
※クリックすると画像拡大
横方向(水平)縦方向(垂直)
LG 32GQ950-Bをレビュー(視野角)LG 32GQ950-Bをレビュー(視野角)

LGいわく「ATW偏光板」技術を搭載し、斜め方向から見たときの視野角が改善されているとのこと。ですが、比較写真を見てどう思いますか?

写真で見ても、主観的に見ても、筆者には普通のIPSパネルと劇的な改善があるのかどうか判断できないです。

測色計を使って3色シグナルの強度をチェックすれば何かしら差を検出できると思いますが、体感できない程度の性能差なら正直・・・どうでも良いです。

結論、ATW偏光板に期待しすぎないように。一般的なIPSパネルと同じく視野角が広く、角度がズレても色はあまり変化しません。(参考:液晶パネルの違いを解説するよ)。

フリッカーフリーを検証
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(フリッカーフリー)
  • 明るさ100%:フリッカーフリー
  • 明るさ75%:フリッカーフリー
  • 明るさ50%:フリッカーフリー
  • 明るさ25%:2000 Hz
  • 明るさ0%:2000 Hz

「LG 32GQ950-B」は10万円超えのモニターにも関わらず、公式サイトでフリッカーフリーについて言及がありません。

実際に測定すると、LGがフリッカーフリーをアピールできない理由が明らかです。明るさ50%以上ならフリッカーフリーですが、25%以下で1000 Hz超えのフリッカーが検出されます。

幸い、1000 Hz超えなら実質フリッカーフリーです。300 Hzくらいだと敏感な人が気づくリスクがありますが、1000 Hz以上(実測値で2000 Hz)を肉眼で感知するのは極めて困難です。

【オタク向け】パネルの技術的な分析

ここは液晶パネルオタク向けの解説です。ほとんどの人は興味がないので、読み飛ばしてください。

ピクセル拡大図
(ピクセル配列:RGB)
LG 32GQ950-Bをレビュー(ピクセル画素の拡大図)
スペクトラム分析
(確定:KSF蛍光体)
LG 32GQ950-Bをレビュー(色のスペクトラム分析)
文字のドット感
(密度:139 ppi)
LG 32GQ950-Bをレビュー(文字の滑らかさ)

マクロレンズで拡大すると、LG製Nano IPSパネルは「RGB配列」と判明します。非常にありふれたRGB配列は、Windows環境でくっきりとした文字を表示するのに適しています。OLEDパネルで見られるテキストフリンジと無縁です。

ちなみに、同じRGB配列のFast IPS(AUO AHVA)パネルは「くの字」の向きが正反対です。Nano IPSが「>」で、Fast IPSは「<」と覚えておくと判別できます。

スペクトラム分析では、Nano IPSなどの広色域IPSパネルで典型的な「赤色が凹む」グラフです。KSF蛍光体タイプの広色域IPSパネルだと推測でき、必然的に量子ドット(Q-dot)非搭載です。


LG 32GQ950-Bのゲーム性能をレビュー

↑こちらの記事で紹介している方法で、LG 32GQ950-B「応答速度」を測定します。

公式サイトによると、メーカー公称値は1ミリ秒(オーバードライブ時は不明)です。本当かどうか、測定機材で徹底的に調べましょう。

120 Hz時の応答速度
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(120 Hz時の応答速度)
LG 32GQ950-Bをレビュー(120 Hz時の応答速度)
  • 平均:3.39 ミリ秒
  • 最速:2.46 ミリ秒
  • 最遅:4.96 ミリ秒
  • エラー:8.4%

120 Hz時(120 HzはPS5で重要)の応答速度です。30パターン測定で、平均3.39ミリ秒でした。

初期設定のオーバードライブは「Fast」に設定されています。オーバードライブが効いているおかげで応答速度が非常に速いですが、平均エラー率は8.4%です。

Nano IPSパネルの性質により、平均エラー率の割に「にじみ」や「逆残像」はほぼ目立ちません。そのままの設定で大丈夫でしょう。

160 Hz時の応答速度
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(160 Hz時の応答速度)
LG 32GQ950-Bをレビュー(160 Hz時の応答速度)
  • 平均:3.41 ミリ秒
  • 最速:1.70 ミリ秒
  • 最遅:5.21 ミリ秒
  • エラー:3.7%

160 Hz時の応答速度は平均3.41ミリ秒でした。120 Hz時とほぼ同じ応答速度のまま、平均エラー率が3.7%へ減っています。

たいていのオーバードライブ制御では、リフレッシュレートが高いほど効きが良いです。120 Hz時より160 Hz時の方がエラーを抑えながら高速応答を出しやすいです。

しかし、メーカー公称値の1ミリ秒を確認できません。オーバードライブ設定でどれくらい応答速度が改善されるか検証します。

オーバードライブ設定
160 Hz / 4段階をテストした結果
LG 32GQ950-Bをレビュー(オーバードライブ別の残像)
平均値4.78 ms4.03 ms3.43 ms2.30 ms
最速値2.44 ms2.42 ms1.70 ms1.22 ms
最遅値6.98 ms5.72 ms5.21 ms3.64 ms
平均エラー率0.0 %0.0 %3.7 %27.0 %

LG 32GQ950-Bのオーバードライブ機能は「オフ」「Normal」「Fast」「Faster」の4段階です。

Nano IPSパネルはもともと応答速度に優れた性質を持っているため、オーバードライブ制御によるエラー(にじみや逆残像)が目立ちにくいです。

さすがに「Faster」設定だと平均エラーが20%を超えてしまい、振り向きエイムなど素早い動きで逆残像に気づきます。

おすすめの設定は「Fast(初期設定)」です。

LG 32GQ950-Bをレビュー(応答速度を比較する)

他のゲーミングモニターと比較しましょう。

LG 32GQ950-Bと同じく、HDR 1000対応の32インチモデルだと「INNOCN 32M2V」が代表例です。HDR 600対応の32インチでは「DELL G3223Q」や「BenQ EX3210U」が目立ったライバル製品です。

これらライバル製品に共通する仕様が「Fast IPS」で、中身は台湾AU Optronicsが製造するAHVA(IPS)パネルです。Fast IPSパネルは応答速度の速さに定評があるものの、32インチ型は今のところ遅い傾向が見られます。

一方の32GQ950-BはLG Display製「Nano IPS」を採用し、32インチ型でも平均3ミリ秒台の驚異的な応答速度を記録します。「INNOCN 32M2V」のほぼ2倍近い応答速度です。

32インチのHDR 1000対応、かつ応答速度も重視する方なら32GQ950-Bが適任と評価できそうです。

やかもち
Nano IPSは32インチでも平均3ミリ秒台、凄まじい高速応答です。
【競技ゲーマー向け】入力遅延の測定結果

「入力遅延(Input Lag)」は、映像ソースやマウス・キーボードからの入力信号を、ゲーミングモニターが実際に認識するまでにかかる時間です。

一般人は気にする必要はありません。競技性が重視される格ゲーやFPSゲームをガチでプレイする、競技ゲーマーが気にするべき指標です。

LG 32GQ950-Bをレビュー(入力遅延)

「Raspberry Pi 4」を使ったカスタム入力遅延テスターで入力遅延を測定した結果、60 Hz時で4.2ミリ秒でした。120 Hz時で3.6ミリ秒です。

LG 32GQ950-Bをレビュー(入力遅延)

他のゲーミングモニターと比較します。ほとんどのゲーミングモニターは16ミリ秒を下回ります。入力遅延4.2ミリ秒は、まったく問題ありません。

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LG 32GQ950-Bの機能性をレビュー

エルゴノミクス(調整機能)
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LG 32GQ950-Bをレビュー(エルゴノミクスと調整機能)非対応
LG 32GQ950-Bをレビュー(エルゴノミクスと調整機能)LG 32GQ950-Bをレビュー(エルゴノミクスと調整機能)
  • 高さ調整:110 mm
  • 前後チルト:+15° ~ -5°
  • 左右スイベル:-
  • ピボット:90°

意外にも左右スイベル(首振り)に対応しませんが、32インチ型なら真正面に置くシーンが多そうです。実用上、高さ調整・前後チルト・ピボットの3種で十分なエルゴノミクスです。

VESAマウント
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LG 32GQ950-Bをレビュー(VESA)
  • 規格:100 mm x 100 mm
  • 重量:約9.29 kg

別売りモニターアームを取り付けるのに便利なVESAマウントは「100 x 100 mm」に対応します。パネル本体の重量は約9.3 kgで普通のモニターアームで持ち上げられます。

Amazonベーシック / 形式 : シングル画面用 / 耐荷重 : 11.3 kg / 機構 : スプリング式 / 備考 : OEMはエルゴトロン製
モニター設定画面(OSD)
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)
LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)
LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)
LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)
LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)LG 32GQ950-Bをレビュー(OSD設定画面)

モニター中央下部にある「5方向ボタン」でサクサクとOSD設定が進みます。一部の操作を除き、基本的にASUSやBenQ製ゲーミングモニターでよく見られる、ボタンを右に倒すと決定する仕様です。

OSDレイアウト自体はよくあるフォルダ階層型で、直感的に分かりやすく整理されています。さすが大手メーカー製らしく、OSDの操作感がとてもスムーズです。

【7個】ピクチャーモードを比較
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bのピクチャーモードを比較LG 32GQ950-Bのピクチャーモードを比較
LG 32GQ950-Bのピクチャーモードを比較LG 32GQ950-Bのピクチャーモードを比較
LG 32GQ950-Bのピクチャーモードを比較LG 32GQ950-Bのピクチャーモードを比較
LG 32GQ950-Bのピクチャーモードを比較
  • ゲーマー1(初期設定)
  • ゲーマー2
  • FPS
  • RTS
  • ブルーライト低減モード
  • HDR効果
  • 鮮やか
  • sRGB

32GQ950-Bは全8種のプロファイルに切り替え可能です。設定ごとに色温度やコントラスト感が変わります。基本的に好みにあったプロファイルを使ってもいいし、初期設定(ゲーマー1)を微調整して使うのもあり。

筆者の場合、ゲーマー1モードのまま色温度を「赤:49 / 緑:50 / 青:49」に調整して、明るさを96%(350 cd/m²前後)で使っています。

sRGBモードのみ、表示色域がsRGBに制限されるので注意が必要です。sRGBを必要とするクリエイター向けのプロファイルで、映像美を重視したい一般人にとっては痩せた色に見えるだけです。

LG 32GQ950-Bをレビュー(ブラックスタビライザーの効果)
LG 32GQ950-Bをレビュー(ブラックスタビライザーの効果)
LG 32GQ950-Bをレビュー(ブラックスタビライザーの効果)
LG 32GQ950-Bをレビュー(ブラックスタビライザーの効果)
LG 32GQ950-Bをレビュー(ブラックスタビライザーの効果)

暗い部分を見やすく補正する、暗所補正機能「ブラックスタビライザー」の効果です。最大100で1ずつ調整でき、設定値を上げるほど暗いシーンを明るくする補正がかかります。

各種インターフェイス
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(インターフェイス)
  1. USB Type-B
    (USBハブ用)
  2. HDMI 2.1
    (3840×2160 / 最大144 Hz)
  3. HDMI 2.1
    (3840×2160 / 最大144 Hz)
  4. DisplayPort 1.4
    (3840×2160 / 最大160 Hz)
  5. USB 3.2 Gen 1
    (Type-A / 最大5 Gbps)
  6. USB 3.2 Gen 1
    (Type-A / 最大5 Gbps)
  7. 電源コネクタ

やや充実したインターフェイスを備えます。付属品のUSB Type-Bケーブルで32GQ950-Bをパソコンを接続して、2個あるUSBハブ(最大5 Gbps)を利用できます。

HDMI 2.1は48 Gbps対応で最大144 Hzまで、Display Port 1.4で最大160 Hz(OC)に対応します。Display PortでAdaptive Sync(G-SYNC互換モード)も使用可能です。

モニター中央下部に、バーチャルサラウンド機能「DTS Headphone:X」に対応したヘッドホン端子(3.5 mm)があります。

PS5の対応状況
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(PS5の対応状況)
設定60 Hz120 Hz
フルHD1920 x 1080対応PS5 VRR:対応対応PS5 VRR:対応
WQHD2560 x 1440対応PS5 VRR:対応対応PS5 VRR:対応
4K3840 x 2160対応PS5 VRR:対応対応PS5 VRR:対応

HDMI 2.1でPS5につなぐと、フルHDから4K解像度まで最大120 Hzで使えます。HDMI 2.1で利用できる「PS5 VRR」も対応済みです。

VRR機能(可変リフレッシュレート)
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(リフレッシュレートの対応状況)
  • Adaptive Sync
  • AMD FreeSync Premium Pro
  • G-SYNC互換モード
    (Display Port 1.4で使用可能)

ゲーム側のフレームレートと、モニター側のリフレッシュレートを揃えてティアリング現象を防ぐ「VRR」機能は、定番のAdaptive SyncやG-SYNC互換モードに対応します。

OSD設定からAdaptive Syncを有効化して、Display Portで接続するとG-SYNC互換モードを有効化できます。動作範囲は48~160 Hzです。

対応リフレッシュレート
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(リフレッシュレートの対応状況)
  • HDMI 2.1
    (144 / 120 / 60 / 50 / 30 / 25 / 24 Hzなど)
  • Display Port 1.4
    (160 / 144 / 95 / 60 Hz)

32GQ950-Bが対応しているリフレッシュレートは以上のとおりです。HDMI 2.1だと幅広いリフレッシュレートに対応でき、映像コンテンツ側のフレームレートに一致させたい場合に便利です。


LG 32GQ950-BのHDR性能をレビュー

4K HDR対応のメディア「天気の子 4K Ultra Blu-ray」
新海誠 / 形式 : 4K Ultra HD Blu-ray / HDR : あり / ディスク : 5枚 / 備考 : 映像美すごすぎ

LG 32GQ950-Bで実際にHDRコンテンツをテストします。

テストに使ったHDRソースは、Youtubeで公開されている「Morocco 8K HDR」と、HDR対応の「天気の子(4K Ultra BD盤)」です。

HDRコンテンツの表示例※画像はクリックで拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)
LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)
LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)
LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)
LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)LG 32GQ950-Bをレビュー(HDRを試して比較写真)
HDR映像を収めた写真はSDRです。掲載した写真は参考程度に見てください。

Display HDR 1000認証を取っているだけあって、とても明るいHDR映像を表示できます。コントラスト感は普通のIPSパネルとほとんど差が分からないものの、明るい部分の明るさはHDR 400モニターとは一線を画すレベルです。

では、HDR 600と比較してどうなのかと言われると、どうも妙です。正直、Display HDR 600認証モニターと明るさに大きな差があるように見えません。HDR 1000らしい鋭い輝度が出るシーンもありますが、安定性に欠けています。

少なくとも、同じDisplay HDR 1000認証を取っている27M2Vや32M2Vほど衝撃的な映像美を得られないです。

やかもち
Display HDR 1000認証なのに、どうしてHDR 1000らしく見えないのか・・・?測定してチェックします。
VESA Display HDR
HDR性能のテスト結果
比較テスト対象
LG 32GQ950-B
VESA Display
HDR 1000
画面の明るさ
  • ピーク時
    1085 cd/m²
  • 全白フラッシュ
    1085 cd/m²
  • 全白持続
    590 cd/m²
  • ピーク時
    1000 cd/m² 以上
  • 全白フラッシュ
    1000 cd/m² 以上
  • 全白持続
    600 cd/m² 以上
黒色輝度0.18 cd/m²0.05 cd/m² 以下
コントラスト比5993 : 120000 : 1 以上
色域
  • sRGB:100%
  • DCI P3:99.1%
  • sRGB:99%以上
  • DCI P3:90%以上
色深度10 bit
DP 1.4で最大160 Hzまで
10 bit
ローカル調光エッジライト方式
32分割(16×2)の短冊タイプ
必要

「優れたHDR性能」を初心者さんに分かりやすく説明すると

  • 明るさ:明るいほど良い(超ハイエンド機なら1000 cd/m2超)
  • 黒色:無点灯に近いほど良い(0.1 cd/m2以下なら実用上は十分)
  • コントラスト比:高いほど良い(5000 : 1以上で実用上は十分)
  • 広色域:DCI P3が広いほど良い(DCI P3:90%以上は欲しい)

めちゃくちゃ明るくて、暗い部分はちゃんと真っ暗。さらに表示できる色も広い。これらの条件を満たしているなら「高性能なHDR」で、高性能なHDR性能を持つモニターは基本的にDisplay HDR規格を取得しています。

HDR 600以上なら、まずハズレなし。HDR 1000やHDR 1400を取得しているモニターは超ハイエンド機です。

なお、有機ELパネルは特性上、HDR性能を伸ばせないので注意してください(※有機ELは画面を明るくするほどパネルの故障率が上昇するため、画面が明るくなりすぎないように制御されています)

参考記事:HDR性能を示す「Display HDR」規格と仕組みを解説

LG 32GQ950-BがDisplay HDR 1000規格を満たせているかテストした結果、黒色輝度(コントラスト比)と全白持続輝度でわずかに基準値に届いていません。

・・・運悪くハズレ個体を引いた可能性がありそうです。

特に、輝度の持続性に相当な難があります。1000 cd/m²超えが出るのは測定を開始して2~3秒で、すぐに600 cd/m²前後まで下がります。30秒かけてゆっくり明るさが下がるので、普通に使っていると気づきにくいです※。

特定の条件でのみDisplay HDR 1000性能で、明るいシーンが多い一般的なゲーミングやコンテンツにおいて、LG 32GQ950-Bは実質的にDisplay HDR 600相当のモニターと評価するしかないでしょう。

※消費電力を表示できるコンセントにつなぐと分かりやすいです。一瞬だけ160 Wに達した後、ゆっくりと消費電力が下がります。

やかもち
Display HDR 1000認証のギリギリセーフなラインを攻めてます。
LG 32GQ950-Bをレビュー(HDR輝度とコントラストを比較する)

HDRモードで画面全体に白色を表示したときの明るさを、他のモニターと比較したグラフです。HDR 600認証のG3223QやEX270QMよりも暗いです。

LG 32GQ950-Bをレビュー(HDR輝度とコントラストを比較する)

HDR輝度の変化を比較したグラフです。LG 32GQ950-Bが1000 cd/m²を維持できる面積は9%までで、10%以上の面積で600 cd/m²まで輝度が下がります。

LG 32GQ950-Bをレビュー(HDR輝度とコントラストを比較する)

HDR時のコントラスト比(理論値)は5993:1です。全画面に黒を表示しても、なぜかローカル調光が完全に消灯しない挙動があり、理論値ですら伸びが悪いです。

HDRコントラスト比i1 Pro 2で測定した結果
全画面5993 : 1
10%枠846 : 1
3×3分割670 : 1
5×5分割834 : 1
7×7分割826 : 1

HDRコントラスト比を細かくテストした結果を掲載します。ワーストケースで670:1までコントラスト比が低下します。

PQ EOTFグラフ
(正しい明るさですか?)
LG 32GQ950-Bをレビュー(PQ EOTFと色精度)
Rec.2020 色精度
(正しい色ですか?)
LG 32GQ950-Bをレビュー(PQ EOTFと色精度)
RGBバランス
(色温度はD65ですか?)
LG 32GQ950-Bをレビュー(PQ EOTFと色精度)

正しい明るさを表示できるかをチェックする「EOTF」グラフは、暗い部分を除いて良好な追従を見せます。ほとんどの明るさで正しい明るさを表示できています。

HDR時の色精度(Rec.2020)も普通です。最大ΔE = 11.5、平均ΔE = 4.82です。

色温度は全体的に割りと合っています。低輝度のみ7500Kと寒色よりですが、18%グレーから100%ホワイトまで、Rec.2020規格で求められるD65(6500K)前後におおむね一致します。

【参考】HDRモード時の消費電力は?
HDRモード時の消費電力電力ロガーコンセントで測定
白枠面積消費電力
1 %134 W
2.5 %135 W
5 %140 W
10 %140 W
25 %150 W
50 %153 W
75 %159 W
100 %161 W
全白フラッシュ
(※持続時間は2~3秒)
161 W

電源コンセント経由でHDRモード時の消費電力を測定しました。ローカル調光の分割数が32(16×2)ゾーンと少ないため、白面積の広さにそれほど関係なく消費電力がかなり高いです。

幸い、明るい面積が10%を超えると輝度に制限(ABL:自動輝度制限)がかかり始め、平均85 W前後の消費電力に落ち着きます。逆に言うと、暗いシーンでごく一部だけが明るいシーンでは140 W前後に達します。


32ゾーン分割 vs 1152ゾーン分割はどう?

1152ゾーン分割FALD

筆者の手元にはちょうど「INNOCN 32M2V」があります。2304個のMini LEDによる1152ゾーン分割のフルアレイローカル調光を搭載した、本物のHDR 1000モニターです。

INNOCN / サイズ : 32インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 160 Hz / パネル : Q-dot IPS / HDR : DisplayHDR 1000 / スピーカー : 2 ch(5W x2) / 保証 : 1年

32GQ950-Bの32ゾーン分割のエッジライトローカル調光と比較して、どれほど性能差が生じてしまうのか、いくつか比較写真を撮ってみました。

言うまでもなく、低輝度域において32M2V(1152ゾーン分割)が圧倒的に優秀です。

32GQ950-Bのワーストコントラスト比が800:1程度に対して、32M2Vは5000:1前後を維持できるため、コントラスト比が露骨に目立つ低輝度域の再現性能は基本的に32M2Vの方が得意です。

次は4K HDRアニメ(ST2084 1000 nit)の「Sol Levante (2020)」を再生して、高輝度域の再現性能を検証します。

1枚目は問題なし(厳密に見るとピーク輝度が不足気味ですが)、2枚目は32GQ950-Bでやや白飛び気味です。黒い部分の締りも32M2Vが上手いです。

次はHDRゲーミング(原神をWindows 11 Auto HDRでプレイ)を使って、HDRゲーミング時の高輝度域を検証します。

あっ・・・32M2Vの方がそもそも「色」が段違いに良好です。筆者の記憶違いでなければ、Windows 11 Auto HDRが想定する色空間はたしかRec.2020で、モニター側の性能なんてお構いなし。

32M2VのRec.2020カバー率が85.9%に対して、32GQ950-Bだと76.4%に過ぎません。いくらNano IPSが広色域IPSパネルといっても、量子ドットフィルターを搭載したQ-dot Fast IPSを相手にするのはあまりにも分が悪すぎました。

明るさも著しい差が出ています。6枚目の写真で、奥に見えるピラミッドの白飛び具合が分かりやすいです。32M2Vの方がきちんとピラミッドを表示できます。

7~9枚目の写真も分かりやすいです。32GQ950-Bの方が全体的に画面が暗く、影になる部分のディティールが若干潰れてしまっています。10枚目も同じく、奥に見えるピラミッド入り口の暗部表現で32M2Vが有利です。

筆者の想定以上に分かりやすく性能差が出ていて、正直けっこう驚いています。Windows 11 Auto HDRの仕様上の問題もありますが、持続輝度の違いが主観的な再現性能に反映されています。

32M2Vは明るい面積が70%前後まで1000 cd/m²以上の驚異的な輝度を維持でき、32GQ950-Bは590 cd/m²程度です。表示できる明るさに400~600 cd/m²もの差があり、高輝度域の再現性能に大きな差が生じます。

結論:32M2Vの方が明るい部分で白飛びしづらく、暗い部分のディティールが潰れづらく、低輝度域のコントラスト比で圧倒します。Nano IPSもそろそろMini LED + 4桁FALDと量子ドット(Q-dot)フィルターを導入するべきでしょう。

ハイエンドHDRゲーミングモニター時代に追いつけるスペックじゃ無いです。

やかもち
「Windows 11 Auto HDR」だと持続輝度が高い32M2Vが有利ですね。ゲーム側でHDR輝度(MaxCLL等)を設定できるタイトルなら、白飛びをなんとかできるかも。

LG 32GQ950-Bの開封と組み立て

LG 32GQ950-Bをレビュー(開封)

ツルツルに塗装された、いかにもハイエンドな雰囲気を漂わせるパッケージで到着。サイズは104 x 17 x 55 cm(180サイズ)です。

LG 32GQ950-Bをレビュー(開封)

分厚い梱包材でぎっしり、安心できる梱包状態です。

付属品
LG 32GQ950-Bをレビュー(付属品)
  • Display Portケーブル
  • HDMIケーブル
  • USB Type-A to Type-Bケーブル
  • 電源ケーブル
  • 電源アダプタ(PSE取得済み)
  • 説明書

普通の付属品です。映像出力用のDisplay PortケーブルとHDMIケーブルが付属します。ACアダプタは最大210.6 W(19.5 V x 10.8 A)まで給電できます。

組み立て工程
※クリックすると画像拡大
LG 32GQ950-Bをレビュー(組み立て)LG 32GQ950-Bをレビュー(組み立て)
LG 32GQ950-Bをレビュー(組み立て)LG 32GQ950-Bをレビュー(組み立て)
  1. 付属のモニタースタンドとアームを用意
  2. モニターアームを挿し込む
  3. スタンドをはめ込み、ネジを固定
    (手回しネジでプラスドライバー不要)
  4. 組み立て完成(3分くらい)

最近のゲーミングモニターらしい、ツールレスフリーの組み立て工程です。スタンド部分の固定ネジに手回し用の取っ手が付いています。プラスドライバーは不要です。

まとめ:G3223Qの上位互換と考えるとしっくり来る

「LG 32GQ950-B」の微妙なとこ

  • パネルの均一性は普通
  • コントラスト比が平凡
  • 内蔵スピーカーなし
  • 初期設定の色温度がズレてる
    (かんたんに修正できます)
  • ゲーマー向け機能が少ない
  • 実質HDR 600相当の性能

「LG 32GQ950-B」の良いところ

  • 32インチで4K(ちょうどいい)
  • 最大160 Hzに対応
  • PS5で120 Hzに対応
  • PS5 VRRも対応
  • 応答速度が速い(IPSパネルで)
  • 広色域パネル(DCI P3で99%)
  • sRGBモードが正確(ΔE < 2.0)
  • 入力遅延が非常に少ない
  • USB 3.2 Gen 1ハブ機能
  • OSDソフト「On Screen Control」
  • 必要十分なエルゴノミクス(調整機能)
  • ハードウェアキャリブレーション対応
  • メーカー3年保証

「LG 32GQ950-B」はDisplay HDR 1000認証のゲーミングモニターですが、実際の性能を見る限りDisplay HDR 600相当に近いです。

実質HDR 600の4Kゲーミングモニターとして見ると、「DELL G3223Q」のちょうど上位互換に位置づけられます。G3223Qよりピーク輝度と表示色域が高く、応答速度も安定して3ミリ秒台です。

LG DisplayがG3223Qに対抗するために用意したライバル製品、と言われれば納得のクオリティだと(個人的に)思います。

LG / サイズ : 32インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 160 Hz / パネル : Nano IPS / HDR:Display HDR 1000 / 保証 : 3年

2023年5月時点、LG 32GQ950-Bの定価はおよそ12万円です。楽天市場やYahooショッピングでポイント還元を駆使して、実質10.6~10.8万円くらいなら狙えます。

LG 32GQ950-Bの代替案(他の選択肢)

32GQ950-Bの代替案は言うまでもなく「INNOCN 32M2Vです。在庫が不安定で入手困難ですが、手に入りさえすれば現時点で最高のHDRパフォーマンスを発揮します。

ただし、応答速度で32GQ950-Bに大きく劣っています32GQ950-Bが平均3.4ミリ秒で、32M2Vは平均6.7ミリ秒です。分かりやすく残像感が伸びてしまい、FPSゲームとの適性がイマイチ。

32M2VはとにかくHDR性能に特化した4Kゲーミングモニターであり、32GQ950-Bほど万能ではありません。汎用性を取るか、HDRを重視して他を捨てるか選択してください。

「応答速度も欲しい!」なら、32インチから27インチに妥協して「INNOCN 27M2V」が主な代替案に。32GQ950-Bと同じく平均3.4ミリ秒です。32M2Vに匹敵するトップクラスのHDR性能も付いてきます。

4Kでおすすめなゲーミングモニター

最新のおすすめ4Kゲーミングモニター解説は↑こちらのガイドを参考に。

4KでおすすめなゲーミングPC【解説】

おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】

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17 件のコメント

  • 初期にあった問題は解消されてるみたいですね
    ですが、あまりにもinnocnとTITAN ARMY が強すぎる
    27m2v欲が高まるだけでした
    m2uがpro版出したみたいなので、m2v proの発売に期待ですね

    画面の明るさのグラフちょっとまちがっちゃってますね
    40%のところに30%の数字載せてます

  • 大変参考になります
    27M2Vが全然買えないのでこっちはどうかなと思っていたところでした
    が、やはりM2Vが欲しくなる一方ですね

  • MiniLEDのローカルディミングはPC用途だとデメリットになることもあるのでバックライトに頼らないHDR1000にも一考あるかと思いましたが、こちらもこちらで微妙ですね…

    • 32GQ950-Bでローカル調光を入れたまま、デスクトップ画面でマウスカーソルを動かすとローカル調光の挙動がやっぱり気になります。
      SDR時でも高コントラスト比が必要であれば、OLED または QD-OLEDが無難です。ただ、OLEDはピクセル配列の関係でテキストフリンジがどうしても起こりうるため、これはこれでデスクワークとの相性が良くなかったり。

  • こんにちは、いつも参考になる記事をありがとうございます。BenQ MOBIUZ EX3210Uとの比較もお聞かせいただけると大変嬉しいです。

    • MOBIUZ EX3210Uは量子ドットフィルター搭載で色域が広いです。
      【Rec.2020カバー率】
      ・EX3210U:82.6%
      ・32GQ950-B:76.4%

      Rec.2020を想定している4K HDRゲーミングの再現性能なら、EX3210Uの方が優秀です。
      HDR時の輝度はおおむね同じです。明るい面積9%以下なら32GQ950-Bが格上ですが、(サイバーパンク2077を除き)明るい面積の方が実際のシーンで多く、体感的に大きな差は期待できないかと思います。

      MOBIUZ EX3210Uレビュー
      https://chimolog.co/bto-gaming-monitor-ex3210u/

  • こちらのモニター所有しているのですがSTEAMでゲームを起動すると最小化を繰り返すのですが何か設定などでご存じありましたら教えていただきたいです

  • アマゾンレビューで、HDMI切り替えが遅く、ソフトウェア切り替えも使用できないため本体ボタン操作が煩わしいとの記述がありましたが、ちもろぐ様の使用上において、HDMI切り替えは反応時間が何秒程度かかっていますでしょうか?
    御多忙の折恐れ入りますが、教えていただきたく、お願いいたします。

  • お疲れ様です。
    いつも参考にさせていただいてます。
    4060tiのレビューは16gb版が発売されてからでしょうか?
    いずれにせよ魅力が少ない商品なのであまり気乗りされないでしょうが首を長くしてお待ちしております。

    • RTX 4060 Tiは値下がりを待っています。前回のRTX 4070が買って1週間くらいで1万円近く値下がりしてしまってショックだったので、ならRTX 4060 TiとRX 7600も値下がりを待つかな~と。

      • 返信ありがとうございます。
        ちもろぐさんはCPU、グラボだけでなくSSD、マザボ、電源、モニターと自作PC関係のことは大体何でも分かるうえ、見やすくわかりやすいのでつい頼ってしまいます。

  • VRR保証とハードウェアキャリブレーションを取るか、miniLEDを取るか。悩ましい

  • 完全なるフリッカーフリーではなかったのですね。。
    今、使っているのですが、気持ち目が疲れやすい気がしていました。
    自分はかなり敏感な方なので、他の人には全く問題ないかもですが。
    海外のレビューサイトで、明るさ29~30%がフリッカーが出るかどうかの境目、
    みたいなことを見たのですが、そのあたりはお分かりになりますでしょうか?
    あと、フリッカーが出ないように明るくした上で、
    眩しくないようにコントラストを下げる(作業時)というのは効果的でしょうか?
    実質的には暗くなっているので、実際はフリッカーが生じているものでしょうか?
    色々聞いてしまい、申し訳ないですが、お分かりになる範囲でお答えいただければ幸いです。
    よろしくお願いいたします。

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