外資系BTOメーカーHP(ヒューレット・パッカード)のゲーミングPC「OMEN by HP 45L(RTX 3090)」を自腹で買ったので、好き勝手に詳しくレビューします。
先に結論を言っておくと、ハイエンド構成のゲーミングPCで迷ったらとりあえず買っておいて損はないです。標準スペックがやたらと強力なうえに、明らかに安い価格で国内BTOメーカーを完全に打ち負かしています・・・。
(公開:2022/5/31 | 更新:2022/8/1)
「OMEN by HP 45L」仕様とスペック
![OMEN by HP 45L Desktopのラインナップ](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-spec.jpg)
OMEN by HP 45L | ||
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CPU | Core i7 12700K 12コア20スレッド | Core i9 12900K 16コア24スレッド |
クーラー | 水冷CPUクーラー 240 mmラジエーター搭載 | |
マザーボード | Intel Z690チップセット | |
メモリ | DDR4-3733 16GB x2(合計32GB) | |
グラボ | RTX 3080 Ti 12GB | RTX 3090 24GB |
SSD | 2 TB WD_Black SN850(最大7000 MB/s) | |
HDD | なし | |
電源 | 容量800 W 80 PLUS Gold | |
保証 | 1年間(引取修理保証) | |
価格 | 375100 円(送料:0円) | 438900 円(送料:0円) |
納期 | 1週間 |
「OMEN by HP 45L Desktop」は、HP(ヒューレット・パッカード)のミドルタワー型ゲーミングPCです。
ラインナップは約37万円の「Core i7 12700K + RTX 3080 Ti」と、約44万円の「Core i9 12900K + RTX 3090」の2種類だけ。価格だけを見ると高いように見えて、実はめちゃくちゃコスパが良いです。
国内BTOで有名なドスパラ(ガレリア)やG-Tune(マウス)だと、同じ値段を払っても1ランク下のスペックしか買えません。コスパで有名なLenovoですら、OMEN by HPの前では霞んで見えます。
豪華な標準スペックが大きな魅力
スペックの割に価格が安いゲーミングPCは、基本的にメモリやSSDの容量を少なくしたり、CPUクーラーを安物で済ませてしまう場合が多いです。
しかし、OMEN by HP 45Lでは価格が安いのに標準スペックも豪華なまま。
![OMEN 45Lは標準で240 mm水冷式クーラー搭載](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/omen-45l-de-spec-1.jpg)
240 mmサイズの水冷式CPUクーラーを標準装備し、発熱の多いCore i7(またはCore i9)をしっかり冷却します。メモリ容量は32 GB(16 GBの2枚組)で、メモリオーバークロックも対応。
![WD_BLACK SN850 2TB](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/omen-45l-de-spec-2.jpg)
体感動作やゲームのロード時間に大きく影響するSSDは「WD_BLACK SN850」を、ぜいたくに2 TBも搭載。ゲーム向けで最速クラスの高性能なSSDです。
もちろん無線LANも標準で対応済み(Intel AX201チップを搭載)。Wi-Fi 6(802.11 ax)方式で最大2.4 Gbpsの高速通信ができます。
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![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
OMEN by HP 45Lの梱包と付属品
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(梱包)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-1.jpg)
HP公式サイトで注文してから6日で届きました。外資系BTOメーカーの納期は在庫さえあればすぐに届きます。逆に在庫がいったん尽きると1~3ヶ月待ちが常態化します。
写真のとおり、デカい梱包で到着。高さが66 cm、横幅32 cm、奥行きが58 cmで合計156 cm(160サイズ)です。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(梱包)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-2.jpg)
パカッと開封すると、梱包材がぎっしりと詰まった常態です。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(梱包)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-3.jpg)
箱の側面に、デカい梱包の開け方が書いてあります。箱の中からパソコン本体を取り出すのではなく、箱をパソコンから取り外すようなイメージで開封する仕組みです。
購入者の腰をいたわる親切なパッケージでビックリです。今まで何十台とゲーミングPCを開封してきて、これほど親切な開封方法のパッケージは初めて。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(開封)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-4.jpg)
側面にある黒いプラスチック製のつまみを、つまみながら引っ張って取り外します。反対側も合わせて4つです。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(開封)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-5.jpg)
すると梱包がパソコン本体からすっぽりと抜き取れます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(開封)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-6.jpg)
あとは本体を保護するダンボール梱包を外して、キズから保護するポリ袋を剥がして開封完了です。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(付属品)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-7.jpg)
付属品は説明書と電源ケーブルのみ。余計なモノを付けず、コストカットしています。
OMEN by HP 45LのPCケースデザイン
デザインと実用性を両立したPCケース
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-8.jpg)
「おっ・・・重たい。撮影時はコピー用紙を下敷きにしよう。」
過去レビューしてきた「G-Tune」や「ガレリア」と比較して、OMEN by HP 45LのオリジナルPCケースはずっしりと重たいです。持ち運ぶときに腰を痛めないように注意してください。
重たい理由はケースに使われている素材にあります。透明部分はアクリルやプラスチックではなく、EMコーティングが施された強化ガラスパネルです。
フレームは分厚いスチール(金属)を惜しみなく使って、ケースの剛性や頑丈さを高めています。
サイドパネルは左側が厚み1.8 mmのスチール製、反対側は厚み4.2 mmの強化ガラス製です。どうりで異様にケースの重量が重たいわけです。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-19.jpg)
強化ガラスサイドパネルの左下に「45L」のロゴがデザインされています。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-11.jpg)
フロントパネル(前面)は左右と底に吸気用のスリットが空いています。若干スモークがかった強化ガラスで、内部がうっすらと見えるデザインです。
リアパネル(背面)には排気用の120 mmサイズケースファンが1つ取り付け済み。きちんとマットブラック調に塗装が施され、高級感と統一感のあるデザインにまとまっています。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-12.jpg)
トップ(天面)はハニカム構造のような穴あき設計を採用し、通気性を確保します。
標準スペックだと240 mmサイズのラジエーターが搭載されているため、ラジエーターから放出される熱気を塞がないように使ってください。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-13.jpg)
トップパネルは指でつまんで取り外しできます。プラスドライバーなど、道具がいらないツールレス設計です。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-14.jpg)
ケース底面には、電源ユニットやPCケース内部に冷気を取り込むための吸気口が空いています。ホコリが入り込まないように防塵フィルターも付いています。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-16.jpg)
もちろん、防塵フィルターはマグネット式でかんたんに取り外して水洗いできます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(外観デザイン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-15.jpg)
底面の前後2箇所に取り付けてある横長の「ゴム足」は、底面の高さを確保して外気を取り込みやすくする効果と、振動吸収(制振)の役割も果たします。
横長いゴムが付いているおかげで、滑り止め効果は強いです。ケース本体の非常に重たい重量も相まって、置いた場所にしっかりと鎮座します。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
OMEN by HP 45L専用ケースのデザインをまとめて掲載します。
ゲーミングPCのトレンドデザイン(RGBライティングや中身が見える透明デザイン)を抑えつつ、分厚いスチールと4.2 mm厚の強化ガラスを惜しみなく使ってケースの剛性を確保。
さらに、プラスドライバーなど道具を使わずにPCケースを開封できるツールレス設計も投入し、優れたデザイン性と扱いやすい実用性を両立した完成度の高いPCケースです。
HP独自の「CRYO CHAMBER」デザイン
昨今の高性能グラフィックボードは放熱量が非常に多いです。今回買ったRTX 3090モデルだと、グラフィックボードから発せられる熱は300 W台です。
PCケース内部に300 Wの熱源が同居していると、CPUを使っていなくても勝手にCPUの温度が上昇する巻き添え現象が起こります。
![HP CRYO CHAMBER](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-cryo-chumber.jpg)
「CRYO CHAMBER」デザインは、グラフィックボードの熱による巻き添えからCPUを守るために考え出された答えのひとつです。
かんたんに言うと、PCケースの空間を物理的に仕切って、グラフィックボードが発する熱気の影響をCPUが受けづらいように対策します。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
インターフェイスの内容
フロントパネル(前面) |
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トップパネルの前方にインターフェイスが配置されています。床置きが前提の位置です。デスク上に設置するとインターフェイスが見えません。
ポータブルSSDで使いやすいUSB 3.2 Gen1ポート(最大5 Gbps)が2つ、マウスやキーボード、オーディオインターフェイスの接続に便利なUSB 2.0が2つあります。
ヘッドセットやマイクをそのままつないで使える3.5 mmオーディオ端子も備えます。
リアパネル(背面) |
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リアパネル(背面)のインターフェイスはそこそこ充実の内容です。USB 3.2ポートが合計4ポート、USB 2.0が2ポートで合計6ポート。
マウスとキーボードはもちろん、ポータブルストレージやUSBタイプのキャプチャボードも使えます。
映像出力端子はHDMI 2.1(4K 144 Hz対応)が1つ、Display Port 1.4(4K 144 Hz対応)が3つです。「DELL G3223Q」や「MOBIUZ EX3210U」など、4K 144 Hzゲーミングモニターを問題なく使えます。
OMEN by HP 45Lのパーツ拡張性
ケースを開けて中身を見てみよう
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(ケースの開け方)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-25.jpg)
OMEN by HP 45Lのケースはボタンを押すだけで開けられます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(ケースの開け方)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-26.jpg)
開封ボタンをグッと押すと、サイドパネルが勝手にパタンと倒れて開封できます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(ケースを開けて中身を見る)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-27.jpg)
OMEN by HP 45LはミドルタワーサイズのPCケースで、見た目の割に内部スペースの広さが普通です。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(ケースを開けて中身を見る)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-28.jpg)
ドスパラのガレリアと同じく、余裕のある裏配線スペースが確保されています。電源ユニットのスペースも余裕があり、あとから大容量の電源に交換可能です。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(2.5インチマウントベイ)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-29.jpg)
裏配線スペースに、SATA SSDを取り付けできる「2.5インチベイ」トレイが2つあります。つまみを引っ張るとかんたんに取り外しできます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(3.5インチマウントベイ)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-30.jpg)
HDDを取り付け可能な「3.5インチマウントベイ」は2つあり、2.5インチベイと同じくこちらも指でつまむだけで取り出しできます。
OMEN by HP 45Lケースはとにかくツールレス設計にこだわっていて、ストレージ(SSDやHDD)の増設が非常にかんたんです。
マザーボードの拡張性 |
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マザーボードはMicro-ATX規格(中サイズ)です。M.2 SSDやキャプチャボードなどを増設できる拡張性はやや少なめに制限されます。
あとから増設できるパーツは・・・
- M.2 SSD:あと1個
- キャプチャボードやサウンドカードなど:あと1個
- HDDやSATA SSD:あと3個
以上となります。
少ないといえば少ないですが、最近はSSDとHDDの容量が大容量化しているため、追加できる台数が少なくとも20 TBくらいなら余裕で増設できます。
メモリスロットは4本あり
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(メモリスロット)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-32.jpg)
メモリを増設できるメモリスロットは4本あります。
最初から付いている2枚に加えて、あとから2枚足すだけでかんたんにメモリの容量を増やせます。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2019/02/mochi-face.png)
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(メモリの増設について)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-ram-expand-1.jpg)
実はOMEN by HP 45Lの標準メモリは、初期設定だとDDR4-3200(定格)で動作します。だからDDR4-3200(定格)に対応した普通のメモリを増設すれば問題なし。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(メモリの増設について)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-ram-expand-2.jpg)
実際に、Team製(台湾メーカー)のDDR4-3200定格対応メモリを32 GB増設しました。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(メモリの増設について)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-ram-expand-3.jpg)
特に不具合なく増設したメモリが認識され、容量は32 → 64 GBへ倍増。速度もDDR4-3200で動作しています。
定格対応のメモリを増設するとメモリオーバークロックモード(DDR4-3733)は使えなくなりますが、ゲーム用途だと問題があって逆に性能が下がるため、実用上の問題はまったく無いです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
ケースファンは標準で4つも取り付け済み
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(ケースファン)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-33.jpg)
PCケース内部のエアフローを作り出す「ケースファン」は標準で4つ付いています。リアパネルに120 mmサイズのファンが1つ取り付け済み。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(ケースファンの拡張性)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-37.jpg)
フロントパネルにRGBライティング対応の120 mmケースファンが3つ取り付けてあります。そこそこの送風量ですが、静音性はややイマイチ。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(フロントパネルの開け方)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-34.jpg)
ケースファンの交換をするには、フロントパネルを取り外す必要があります。フロントパネルの左右にあるボタンを上へ押し上げると・・・
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(フロントパネルの開け方)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-35.jpg)
パカッとフロントパネルが開きます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(フロントパネルの開け方)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-36.jpg)
ホコリの侵入を防ぐ防塵フィルターも引っ張るだけでかんたんに取り外し可能で、水洗いもできます。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
搭載パーツを詳しく見てみる
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(マザーボードのVRM)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-38.jpg)
マザーボードはHP独自設計のオリジナル品です。MicroATX規格(中サイズ)で、Intel Z690チップセットを搭載します。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(マザーボードのVRM)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-39.jpg)
CPUソケット周辺のVRM回路は価格なりに安い作りです。
24時間ずっと動画エンコードをするような過酷なワークロードだと不安が残る設計ですが、HP OMEN 45Lで想定されるゲームプレイなら必要十分な設計です。
ゲーム中のCPU使用率は動画エンコードと比較するとたかが知れてます。消費電力にしてせいぜい100 W程度に収まる場合が多く、数万円するマザーボードにありがちな豪華VRMは費用対効果が悪いだけです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2019/02/mochi-face.png)
最近のゲーム実況配信でよく使われている「OBS」は、グラフィックボードのエンコード機能(NVEncやVCE)に対応しています。CPUより圧倒的に高速なエンコードが可能で、CPUエンコードはあまり使われていません。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(CPUクーラー)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-40.jpg)
CPUクーラーはCooler Master製の240 mm水冷式クーラーを搭載。静圧にすぐれた渦巻き状の冷却ファンを2つ搭載しています。ちなみに単品だと2000円以上する高級なファンです。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(搭載グラフィックボード)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-41.jpg)
グラフィックボードは「RTX 3090 24GB」を搭載します。グラボ本体の重みでバックプレートやマザーボードが歪まないように、重量を支えるサポートステイを取り付け済みです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-50-1.jpg)
サポートステイの取り外しは「トルクスドライバー(T15規格)」が必要ですが、2本のネジをゆるめるとサポートステイを横にズラせます。
グラフィックボードを外すだけなら、サポートステイを横にズラせばOKです。
グラフィックボード本体はHP独自設計のオリジナル品です。RTX 3090の熱設計(350 W)に対応するため、ほぼ3スロットを占有する分厚いボード設計(実測で51 mm)に、トリプルファン仕様を採用します。
- 全長:284 mm(ブラケット含まず)
- 奥行:96 mm(PCIeスロット含まず)
- 厚み:51 mm(バックプレート含む)
- ファン口径:95 mm + 82 mm x2
定規で実測しました。RTX 3090の割には全長が300 mm未満に収まっている比較的コンパクトなボードです。
電源ユニットは「DPS-800AB-62」を搭載します。ロゴはCooler Master、貼ってあるシールはHPですが、製造元は台湾Delta Electronics(デルタ電子)です。
- DPS-800AB-62(80 PLUS認証レポート)
80 PLUS GOLD認証(90%以上の変換効率)を取得している高効率な電源ユニットです。
CPUやグラフィックボードに電力を供給する12Vレールの出力が合計726 Wあります。
Core i9 12900Kが最大250 W、RTX 3090が最大350 Wで合計600 Wほど。実際にCPUとグラボの両方をフルパワーで使うシーンはほとんど無いため、726 Wあれば十分に足ります。
水冷式クーラーの取り外しガイド
付属の240 mm水冷式クーラーを取り外す方法を紹介します。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(フロントパネルの開け方)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-36.jpg)
フロントパネルを外します。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(水冷クーラーの取り外し)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-47-1.jpg)
インターフェイスを固定しているネジ(2箇所)を外します。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(水冷クーラーの取り外し)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-48.jpg)
ネジを取ってインターフェイスのカバーを取り外します。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(水冷クーラーの取り外し)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-49.jpg)
「CRYO CHAMBER」を固定している6本のネジを取り外し、CRYO CHAMBER本体を引き上げます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(水冷クーラーの取り外し)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-50.jpg)
側面を固定している2本のネジを取り外して、ラジエーターを固定しているブラケットを引き上げます。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(水冷クーラーの取り外し)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-51.jpg)
そのままだと水冷式クーラーのホースがケースから取り外せないので、3本のネジで固定されているブラケットを取り外してください。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(水冷クーラーの取り外し)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-52.jpg)
ブラケットを取り外しました。
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(水冷クーラーの取り外し)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-53.jpg)
水冷ホースが横から抜けられるようになります。
あとは他の水冷式クーラー(OMEN 45Lは最大360 mmサイズのラジエーターを搭載可)に交換したり、水冷式をやめて空冷タイプのCPUクーラーに交換できます(空冷の場合は高さ170 mmまで)。
プリインソフト「OMEN Gaming Hub」
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-1.jpg)
「OMEN Gaming Hub」では、温度モニターやオーバークロック、LEDライティングの設定や電力モードの設定など。HP OMEN 45Lのハードウェア設定ができます。
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-2.jpg)
CPUのオーバークロックに対応します。
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-3.jpg)
クロック周波数とCPUの電圧をある程度設定できます。ただし、CPUのオーバークロックは故障の原因になりうるため、オーバークロックの知識が無い方は触らないほうが無難です。
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-4.jpg)
メモリのオーバークロックも対応します。初期設定だと「DDR4-3200(定格)」で動作し、メモリオーバークロックモードに切り替えると「DDR4-3733(OC)」で動作します。
しかし、DDR4-3733モードだと逆にゲーム性能が下がります。FF14ベンチマークのスコアだと約3%の下落です。
CPUのメモリオーバークロックには、Gear 1(1:1)とGear 2(1:2)モードの2種類あります※。DDR4-3600程度ならGear 1(1:1)で動きやすいですが、DDR4-3733だとGear 2(1:2)にダウンする傾向があります。
※設定値の「Mem Controller Freq」を見てください。DDR4-3733だと数値が半減(1596 → 931 MHz)しているのが見て取れるはずです。
せっかくメモリクロックが上昇しても、ギアが下がると実効性能が悪化し、結果的にゲーム性能がうまく伸びないです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-6.jpg)
LEDライティングの設定です。光らせる色や、点灯パターンの調整ができます。もちろん「消灯(LEDオフ)」も可能です。
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-7.jpg)
パフォーマンスコントロールでは、CPUの電力設定や、冷却ファンの回転モードを選べます。
おすすめの設定は「電源モード:最適」と「温度コントロール:標準」です。パフォーマンスだと温度が高すぎで、動作音も大きいです。
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-8.jpg)
電源オプションでは、申し訳程度の省エネ設定が用意されています。キーボードとマウスを操作していない状態が5分続くと、自動的にLEDライティングが消灯します。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
OMEN by HP 45Lのゲーム性能を検証
![OMEN by HP 45L Desktopのゲーミング性能を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-test.jpg)
自腹で購入した「OMEN by HP 45L(RTX 3090)」のゲーミング性能を実際にテストします。
ゲーミングモニターは「DELL G3223Q(4K 144 Hz)」、メモリは初期設定(DDR4-3200)で各種ベンチマークを行いました。
定番ベンチマークで性能チェック
定番ベンチマーク 「3DMark」 | ||
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設定 | スコア | 画像 |
FireStrike フルHDゲーミング向け | 46551 上位1% | ![]() |
TimeSpy かなり重たいゲーム向け | 18873 上位4% | ![]() |
Port Royal レイトレ対応ゲーム向け | 12670 上位21% | ![]() |
ゲーム性能をチェックする定番ベンチマークソフト「3DMark」でざっくり性能をスコア化します。
フルHDゲーム向けの「FireStrike」は約46500点で、フルHDゲーミングなら平均200 fps以上のハイフレームレートなプレイが可能です。
重量級ゲーム向けの「TimeSpy」は約18900点、100 fps超えのWQHDゲーミングも余裕あり。もちろん4Kゲーミングも設定しだいで60 fps以上が可能です。
レイトレの性能をはかる「Port Royal」は約12700点で非常に高いスコア。NVIDIA DLSS機能と併用するなら、4Kレイトレゲーミングも狙えます。
![OMEN by HP 45L Desktopのゲーミング性能を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-perf-g-1.jpg)
「FireStrike」のスコアで他のグラフィックボードを比較してみた。RTX 3090の性能はぶっちぎりでトップです。
VRベンチマーク 「VRMark」 | ||
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設定 | スコア | 画像 |
Orange Room ライトなVRゲーム向け | 16553 平均361 fps | ![]() |
Cyan Room 重量級のVRゲーム向け | 16999 平均371 fps | ![]() |
Blue Room 5K解像度VRゲーム向け | 5947 平均130 fps | ![]() |
VRゲームの性能をチェックする「VRMark」の結果です。
ライトなVRゲーム向けの「Orange Room」テストでは平均361 fpsを叩き出し、余裕の動作です。やや重たい「Cyan Room」テストも平均371 fpsで余裕あり。
5K解像度の「Blue Room」ですら平均130 fpsで安定の動作です。VRAM容量が24 GBもあれば、たいていのVRゲームを快適にプレイできます。
定番ベンチマーク 「FF14:暁月のフィナーレ」 | ||
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設定 | スコア | 画像 |
1920 x 1080 最高品質 | 31452 平均225 fps | ![]() |
3840 x 2160 最高品質 | 16538 平均111 fps | ![]() |
「FF14:暁月のフィナーレ」を最高品質でベンチマーク。フルHDは約31500点(平均225 fps)、4Kで約16500点(平均111 fps)で快適な動作です。
【フルHD~4K】実際にゲームを動かしてみる
Apex Legends 射撃訓練場でテスト | |
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![]() | |
フルHD(中設定) | 平均252 fps |
フルHD(最高設定) | 平均225 fps |
WQHD(最高設定) | 平均177 fps |
4K(最高設定) | 平均107 fps |
Apex Legendsは中設定で平均252 fps、最高設定で平均225 fpsです。WQHDでも平均177 fpsでまだまだ余裕あり。
フォートナイト クリエイティブ(重量級)でテスト | |
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![]() | |
フルHD(中設定) | 平均311 fps |
フルHD(最高設定) | 平均179 fps |
WQHD(最高設定) | 平均132 fps |
4K(最高設定) | 平均76 fps |
フォートナイトは中設定なら平均300 fps台に。最高設定で平均179 fpsです。WQHDだと132 fpsに下がり、4Kは平均76 fpsです。DLSSを使えば4Kで100 fpsも可能です。
Escape from Tarkov マップ「WOODS」でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均142 fps |
WQHD(最高設定) | 平均139 fps |
4K(最高設定) | 平均72 fps |
タルコフは最高設定で平均142 fps(上限)です。WQHDでも平均139 fpsでほぼ上限、4Kだと平均72 fpsでやや物足りない動作に。
VALORANT マップ「フラクチャー」でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均907 fps |
WQHD(最高設定) | 平均639 fps |
4K(最高設定) | 平均336 fps |
VALORANTOは最高設定で平均907 fps、余裕すぎる動作です。WQHD~4Kは平均300 fps以上をキープします。
Dead by Daylight マップ「バダム幼稚園II」でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均120 fps |
WQHD(最高設定) | 平均120 fps |
4K(最高設定) | 平均116 fps |
デドバはフルHD、WQHD、4Kすべてでほぼ上限(120 fps)に張り付いた状態です。
サイバーパンク2077 ベンチマークモードでテスト | |
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フルHD(最高設定) | 平均121 fps |
WQHD(最高設定) | 平均101 fps |
4K(最高設定) | 平均56 fps |
サイバーパンク2077(最高設定 + レイトレ:中 + DLSS:パフォーマンス)はフルHDで平均121 fps、WQHDで平均101 fpsでした。
4Kだと平均56 fpsでギリギリ。DLSSをウルトラパフォーマンスで妥協するか、レイトレの描写を一部削らないと60 fps以上のキープが難しいです。
Forza Horizon 5 ベンチマークモードでテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均120 fps |
WQHD(最高設定) | 平均106 fps |
4K(最高設定) | 平均81 fps |
Forza Horizon 5(エキストリーム設定 + レイトレ)はフルHDで平均120 fps、WQHDで平均106 fps、4Kで平均81 fpsとおおむね余裕のあるレイトレレーシングを楽しめます。
Microsoft Flight Simulator 2020 国会議事堂から成田空港でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均82 fps |
WQHD(最高設定) | 平均76 fps |
4K(最高設定) | 平均64 fps |
Flight Simulator 2020(ULTRA設定)は、フルHDで平均82 fps、WQHDで平均76 fps、4Kですら平均64 fpsで快適な大画面フライトでした。
ELDEN RING マップ「リムグレイブ」でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均60 fps |
WQHD(最高設定) | 平均60 fps |
4K(最高設定) | 平均60 fps |
PC版なのに60 fpsが上限のエルデンリング(最高設定)は、言うまでもなくフルHDから4Kまで、安定した60 fps前後をキープします。
モンスターハンターワールド マップ「古代樹の森」でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均184 fps |
WQHD(最高設定) | 平均132 fps |
4K(最高設定) | 平均76 fps |
モンスターハンターワールド(最高設定)はフルHDで平均184 fps、WQHDで平均132 fps、4Kで平均76 fpsでした。
NVIDIA DLSSを有効化すると4Kで100 fps以上が可能です。
原神(Genshin Impact) マップ「璃月」でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均60 fps |
WQHD(最高設定) | 平均60 fps |
4K(最高設定) | 平均60 fps |
原神(最高設定1.5)はフルHDから4Kまで、60 fps上限にほぼ張り付いた動作です。非公式のフレームレートアンロッカーを使うと4Kで120 fps張り付きも余裕です。
マインクラフト:RTX 「Neon District RTX」でテスト | |
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![]() | |
フルHD(最高設定) | 平均62 fps |
WQHD(最高設定) | 平均58 fps |
4K(最高設定) | 平均52 fps |
マインクラフト(Windows 10版 / レイトレ + DLSS / 描画距離16チャンク)は、フルHDで平均62 fps、WQHDで平均58 fpsでした。4Kだと平均52 fpsです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
OMEN by HP 45Lのクリエイティブ性能
レンダリング / 動画エンコード
![OMEN by HP 45L DesktopのCPU性能を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-perf-g-2.jpg)
CPUの定番ベンチマーク「Cinebench R23」の比較です。
OMEN by HP 45Lに入っている「Core i9 12900K」は一般向けCPUで最強クラスの性能を誇ります。
![OMEN by HP 45L DesktopのCPU性能を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-perf-g-3.jpg)
サクサクとした体感性能に影響が大きいシングルスレッド性能の比較です。「Core i9 12900K」のシングルスレッド性能はトップクラスです。
ベンチマーク | 結果 | 画像※クリックで画像拡大します |
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Cinebench R15シングルスレッド性能 | 279 cbとても速い | ![]() |
Cinebench R15マルチスレッド性能 | 3970 cbとても速い | |
Cinebench R23シングルスレッド性能 | 1913 cbとても速い | ![]() |
Cinebench R23マルチスレッド性能 | 26125 cbとても速い |
レンダリング系のベンチマーク結果まとめです。
![OMEN by HP 45L DesktopのCPU性能を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-perf-g-4.jpg)
動画エンコードは無料ソフト「Handbrake 1.42」を使って検証します。容量が約1 GBのフルHDアニメを「Fast 480p30(x264)」「Fast 1080p30(x264)」プリセットでエンコード。
Core i9 12900Kの動画エンコード性能は、Ryzen 9 5950Xと互角です。12コア24スレッドの割には性能が良いです(※5950Xは16コア32スレッド)。
ベンチマーク | 結果 | 画像※クリックで画像拡大します |
---|---|---|
Fast 480p30軽い動画エンコード | 平均242.02 fps | ![]() |
Fast 1080p30重たい動画エンコード | 平均143.65 fps | ![]() |
動画エンコードの結果まとめです。
オフィスワーク
Microsoft Officeのベンチマーク | |
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![]() | |
Edge | 13583 |
Word | 10775 |
Excel | 33556 |
PowerPoint | 15455 |
総合スコア | 16598 |
PCMark 10 Pro版を使って、オフィスワークの代表例「Microsoft Office」の処理速度をチェック。
HP OMEN 45Lの結果は「16598点」です。PCMark 10公式の目安である4500点を大幅に超えています。
PCMark 10 Video Conference(ビデオ会議) | |
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総合スコア | 80395000点以上ならOK |
ビデオチャットの快適度 | 29.9 /30.00 fps |
PCMark 10の「Video Conference(ビデオ会議)」モードを使って、ビデオチャットの快適さをテストしました。
結果は8039点で、5000点以上を余裕でクリア。複数人とビデオチャットを同時に行った場合の、映像のスムーズさ(フレームレート)はほぼ30 fpsで、上限の30 fpsに迫ります。ビデオ通話も余裕です。
写真編集
![ガレリアZGを実機レビュー(写真)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/05/Photoshoptest.jpg)
写真編集は「Photoshop CC」で処理速度をテスト。Puget Systems社が配布しているベンチマーク用のバッチファイルを使い、実際にPhotoshopを動かして性能をスコア化します。
Adobe Photoshop ベンチマーク | |
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総合スコア | 1396.6/1000 |
一般処理のスコア | 122.7 |
フィルタ系のスコア | 151.4 |
Photomergeのスコア | 105.1 |
GPUスコア | 134.7 |
HP OMEN 45(RTX 3090)のPhotoshopスコアは「1396.6点」です。1000点満点を軽く超えるスコアで、Photoshopの基本的なタスクをサクサクとこなせます。
ただし、扱う写真のサイズによってはメモリ容量が不足する場合があります。
ゲーム実況配信
ゲーム実況配信の定番ソフト「OBS Studio」を、グラフィックボードを使って快適に動くかどうかをチェックします。
OBSの録画配信は非常に負荷が重たいリアルタイムエンコードですが、グラボに搭載されているハードウェアエンコード機能を使うと、CPUにほとんど負荷をかけずに快適な録画と配信が可能です。
GeForce系のグラボは「NVEnc」、Radeon系だと「VCE」と呼ばれるハードウェアエンコード機能でリアルタイムなエンコードができます。
解像度はフルHD(1920 x 1080)、フレームレートは60 fps、ビットレートは9000 kbpsです。録画と配信どちらも同じ設定で、同時に実行します。
テストに使用するゲームは「Apex Legends(最高設定)」で、ゲーム側に144 fpsのフレームレート上限をかけています(※上限なしだとエンコードが安定しない場合があるため)。
OBSでゲーム配信と録画 | ||
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ドロップフレーム率 | 評価 | |
OMEN by HP 45L (60 fps制限) | 0 % | 快適 |
OMEN by HP 45L (144 fps制限) | 0 % | 快適 |
OMEN by HP 45L (無制限) | 0 % | 快適 |
HP OMEN 45L(RTX 3090 24GB)の配信性能は非常に快適です。
OBSでゲーム配信と録画 | |||
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フレームレート | 配信中 | 減少率 | |
OMEN by HP 45L (60 fps制限) | 60 fps | 60 fps | 0 % |
OMEN by HP 45L (144 fps制限) | 144 fps | 143 fps | -0.7 % |
OMEN by HP 45L (無制限) | 225 fps | 190 fps | -15.6 % |
配信中のフレームレートは無制限だと平均190 fpsまで下がります(約16%の低下)。ドロップフレーム率はほぼ0%で安定しています。
さすがRTX 3090 24GBです。平均200 fps近いフレームレートを出しながら、フルHD(60 fps)の録画と配信を同時にこなします。
OMEN by HP 45Lのストレージ性能
OMEN by HP 45Kに標準で入ってるストレージは「WD_BLACK SN850(レビュー記事)」の2 TBモデルです。Western Digitalのハイエンドゲーマー向けNVMe SSDです。
ベンチマークの結果は読み込みが約6700 MB/s、書き込みが約5000 MB/sで圧倒的。一般的なSATA SSDの10~14倍も高性能です。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-48-1.jpg)
ちなみに、SSDの取り付け位置を一番上のスロットに引っ越すと・・・
![OMEN by HP 45L Desktopをレビュー(SSDの詳細と性能)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-ssd-2.jpg)
さらにスピードアップします。一番上のM.2スロットがCPU直結レーン、初期位置のM.2スロットはチップセットを経由するため、性能が若干下がってしまいます。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
OMEN by HP 45Lの温度とエアフロー
![OMEN by HP 45L Desktopのエアフロー設計について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-air-flow.jpg)
OMEN by HP 45Kのエアフロー設計はシンプルです。フロントパネルの吸気用スリットと3つの120 mmケースファンで外気を取り込み、リアパネルのケースファンが熱気をケース外へ排出します。
CPUの熱は水冷式クーラーのホースを伝って、CRYO CHAMBERに取り付けられた240 mmラジエーターまで運んでから、ケース外から取り込んだ冷気で冷却します。
CRYO CHAMBERでケース内部の熱がラジエーターへと移りにくいように区切られているため、ゲームプレイ中にCPUの温度が勝手に上がり続ける症状を防ぐ狙いです。
![OMEN by HP 45L Desktopのエアフロー設計について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-perf-g-8.jpg)
実際に30分間ゲームを起動したまま放置しても、CPUの温度はほとんど変わらないです。グラフィックボードの温度は77~78℃で飽和しています。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
動作温度をチェック
CPU温度をテスト (気温:25.9℃) | |
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![]() | |
レンダリング中 (CR23ベンチマーク) | ゲームプレイ中 (FF14:暁月のフィナーレ) |
最大:96℃ 平均:86℃ | 最大:63℃ 平均:50℃ |
ベンチマーク中のCPU温度は平均86℃(最大96℃)で、ゲームプレイ中だと平均50℃(最大63℃)でした。
240 mmサイズの水冷式クーラーを持ってしても、定格(240 W近い)で動作するCore i9 12900Kを冷やし切るのは難しいです。
90℃近い温度が気になる方は、OMEN Gaming Hubから「電源モード:最適」に変更しましょう。
![OMEN by HP 45L DesktopのCPU温度](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-perf-g-10.jpg)
最適モードに切り替えると、CPUに負荷がかかり始めて約1分が経過したら自動的にCPUの消費電力に制限がかかります。
消費電力が下がると温度も下がり、パフォーマンスモードと比較してCPUの温度は平均86℃から平均68℃へ落ち着きます(18℃も下がった!)。
ベンチマークの点数はCore i7 12700K相当に下がりますが、ゲーム性能はほぼ変わらないので安心です。
グラフィックボードの温度をテスト (気温:25.9℃) |
---|
![]() |
ゲームプレイ中 (FF14:暁月のフィナーレ) |
最大:78℃ 平均:72℃ |
FF14ベンチマーク中のグラボの温度は平均72℃(最大78℃)です。長時間プレイしつづけると78℃前後に落ち着きます。
厚み51 mmの分厚いヒートシンクとトリプルファン設計のおかげで、消費電力300 W超えのRTX 3090をなんとか80℃以内に抑えられています。
静音性能を騒音計で検証
動作音(騒音)をテスト (本体から50 cmの距離で測定) | ||
---|---|---|
![]() | ||
シャットダウン (電源オフ時) | インターネット (Youtubeを表示) | ゲームプレイ中 (FF14:暁月ベンチ) |
31.2 dB | 38.4 dB | 46.0 dB |
校正済みのデジタル騒音メーターを使って「OMEN by HP 45L」の動作音(騒音レベル)を、シーン別に測定しました。それぞれの結果は中央値です。
動作音の比較(ゲーム中)
騒音値(dBA) | 評価 | 目安 |
---|---|---|
30 ~ 32.49 | 極めて静か | 耳を近づければ聞こえるレベル |
32.5 ~ 34.9 | 静か | ファンが回っているのが分かる |
35 ~ 39.9 | やや静か | 扇風機を「小」で回したくらい |
40 ~ 42.49 | 普通 | エアコンよりは静かな音 |
42.5 ~ 44.99 | やや騒音 | エアコンの動作音に近い |
45 ~ 50 | 騒がしい | 扇風機を「中~大」で回した音 |
50 ~ | うるさい・・・ | 換気扇を全力で回した音 |
オフィスソフトを使ったり、インターネットでYoutubeを見るくらいなら「やや静か」な動作音にとどまります。
ケースファンと電源ユニットのファンが常に一定水準で回っているので、何もしてない状態の動作音は少々大きいです。
ゲームプレイ中はケースファンの回転数がさらに上昇し、グラフィックボードのファンも全力で回転します。騒音値は46 dB前後に達し、ピーク時は48 dBまで上昇します。
45~50 dBは「騒がしい」に分類され、お世辞にも静かとはまったく言えない動作音です。
ひと手間かけて「静音化」してみよう
騒音の主な原因は300 Wオーバーの熱を出す「RTX 3090 24GB」と、微妙に回転しつづけているケースファンです。
よって、グラフィックボード本体の熱と動作音を設定で少し抑えて、ケースファンの回転数も控えめにすれば動作音を静かにできるはず。
![プリインソフト「OMEN Gaming Hub」について](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-gaming-hub-7.jpg)
OMEN Gaming Hubのパフォーマンスコントロールから、「電源モード:最適」「温度コントロール:標準」に切り替えます。
![OMEN by HP 45L Desktopの静音化設定](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-imgs-49-1.jpg)
- MSI Afterburner(公式サイト)
グラフィックボードの細かい設定ができるフリーソフト「MSI Afterburner」を使って、以下の設定をします。
- Power Limit:92%
- Temp Limit:変更しない
- Core Clock:変更しない
- Memory Clock:-250 MHz
Power Limit(電力制限)で消費電力に上限をつけて、熱が出づらいように調整します。RTX 3090の場合、24 GBもある大容量VRAMが意外と大きな熱源になっているため、メモリクロックも若干下げます。
自分が静かだと感じるまで、Fan Speed(ファン回転数)を下げてしまうのも手です。
ファン回転数を下げれば下げるほど、冷却性能も悪化してグラボの温度が上昇します。自分が許容できる温度と相談しながら、じわじわとファンの回転数を調整するといいでしょう。
動作音(騒音)をテスト (本体から50 cmの距離で測定) | ||
---|---|---|
![]() | ||
シャットダウン (電源オフ時) | インターネット (Youtubeを表示) | ゲームプレイ中 (FF14:暁月ベンチ) |
31.2 dB | 35.7 dB | 43.4 dB |
設定の結果、Youtubeやインターネット程度の軽い負荷だと、35 dBちょっとまで静かになりました。
ゲームプレイ中の騒音値は46.0 dBから43.4 dB(やや騒音)まで改善されました。なお、グラフィックボードの温度は最大75℃、平均68℃まで下がっています。
性能比較 | FF14ベンチマーク |
---|---|
初期設定 | ![]() |
静音設定 | ![]() |
設定後のゲーム性能はわずか2%しか変わらないです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
OMEN by HP 45Lのレビューまとめ
![OMEN by HP 45L Desktop(レビュー評価まとめ)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/05/hp-omen-45l-score.jpg)
- 親切なツールレス設計
- 必要十分な拡張性
- 冷却性能に問題なし
- 4Kで100 fps超えのゲームプレイ
- 写真編集や動画編集もOK
- 標準にしては豪華なパーツ
- パーツの増設・交換自体は保証に影響なし
- 「OMEN Gaming Hub」が便利
- 自由度の高いLEDライティング
- 驚異的なコストパフォーマンス
- 納期が速い(※在庫があれば)
- カスタマイズがほぼできない
(※自分でやる前提) - 初期設定だと動作音が大きい
- DDR4-3733の実用性が低い
Core i9 12900KとRTX 3090に、WD Black SN850(2 TB)や240 mm水冷式クーラーなど豪華な標準スペックを装備していながら、40万ちょっとは「破格の価格設定」です。
なにか致命的なワナがあるのでは無いかと思って買いましたが、実際は思っていた以上にマトモで満足度の高いゲーミングPCに仕上がっています。
特にPCケースは本当によく出来ています。爆熱なグラフィックボードから熱を受けないように、物理的に切り離した「CRYO CHAMBER」デザインは感心です。
可能なかぎりプラスドライバーなど、道具を使わずにパーツの増設ができるツールレス設計も評価が高いです。
ボタンを押すとパタンとケースが開き、SSDやHDDのトレイは指でつまんで引っ張るだけ。余裕のある裏配線スペースがあり、ケーブルの挿し込みもラクラク。PC初心者でも安心して使えます。
スペックの割に安すぎる価格と、お値段以上の優れたPCケースと標準パーツが付いてきます。ハッキリ言ってケチを付けるのは難しいです。
しいて言うなら、標準設定のつめの甘さでしょうか。とはいえ、ちょっと手間をかければ静音化はかんたんですし、大きな問題だとは思えません。
総合的に見て、最近レビューしたゲーミングPCの中で最高です。ハイエンドなゲーミングPCを買うなら、とりあえず「OMEN by HP 45L」を買っておけばOKです。
以上「HP OMEN 45L自腹レビュー:ハイスペゲーミングPC買うならコレで決まり」でした。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
HPのゲーミングPCを安く買う方法
ミドルクラス「OMEN 25L」のレビュー
RTX 3000搭載のおすすめゲーミングPC
以前レビューしていたZ490モデルはATXマザーボードで拡張性高かった
しかし今回のZ690モデルはMicroATXで拡張性が削られている
CPUも内蔵GPUがあるのにバックパネル側に映像出力が無い
変なところでちぐはぐしています
ちぐはく感があるのは事実ですが、OMEN 45Lは単品で揃えるより価格が安い”逆ざや”ですから、ある程度のコストカット施策は仕方がないと思います。
Intel 600マザーボードやAmpereチップの仕入れ値の上昇、急激な円安など、ひどい逆風が吹き荒れている環境でこのスペックと価格はやはり驚異的かと。
おっしゃられている通りmicroATXなのだけが気になりますねー。
売り切れてしまってますけど、ゲーミング用途なら下位モデルのほうがトラブル少なそう。
基本的にBTOメーカーの完成品は共通のパーツを使用するため、残念ながら下位モデルを選んでも・・・、Z690 Micro-ATXです。Reddit等で購入者の分解写真を確認する限り、OMEN 40LとOMEN 30LはMicroATXでした。
ご指摘ありがとうございます!
すみません自分の説明が足りていませんでした、下位というのは45Lのi7-12700K構成を指したつもりになっていました。
i9-12900Kのコスパが凄まじいので余裕があるならi9-12900Kのほう買いたいです・・・!
グラボのサポートステイですが、両側のネジを外せば真ん中のトルクスネジは緩めないでもそのままずらして外れる構造ですよ
ズラして取り出せるかギリギリな感じがしたのですが、あらためて確認します。
omen 45l 10%でググると 6/12 まで
10%引きが延長されたみたいです。
クーポンについてのコメントですが、公式ではなさそうな外部サイトのURLだったため一旦非公開としました。10%値引きクーポンを適用したい方は↓こちらから適用できます(日本HP様から提供された公式クーポンです)。![](https://ad.linksynergy.com/fs-bin/show?id=*/48Z*FaunQ&bids=252926.1670&type=3&subid=0)
OMEN 45L Desktop限定【10%割引クーポン】
※2022年6月12日まで有効です(配送料と消費税には適用されません)
現在記事にリンクされているものはHP公式のものですか?適応させようと思ってまして少し不安になりました
詳細なレビューお疲れ様です。
Escape from TarkovでのFPS検証についてですが、「Woods」よりも動作が重たいマップ「Light House」が新しく実装されているので、こちらでの検証結果があるとより参考になると思います。
他にも検証することがある中大変とは思いますが、よろしければ「Light House」での検証の検討のほど、よろしくお願いします。
おお、自分の知らない新情報ありがとうございます。
「WOODS」より重たいマップが実装ですか・・・、データを集められたらEFTの検証記事(https://chimolog.co/bto-eft-specs/)も更新しようと思います。
12900kが12c24tの記載になっていますが、16c24tではありませんか?
コメントありがとうございます。
12900Kは16コア/24スレッドですね。修正しました。
レビューお疲れ様です
トンデモ値引き具合に謎が多きPCでしたがかなりいい感じで購入候補に入れてもいいのかなと思います
10%引きでモニターセットでもモニター価格消えるのもかなりコスパがあり得ないー
RTX4000シリーズの発売が近いことを加味しても買うべき?
RTX 4000シリーズの性能と価格が分からないと正確な判断はできないですね。
個人的には、自分の中で想定している4000シリーズの国内売価から考えると、OMEN 45Lは「安い」と感じたので買ってみたわけです。
ちなみに4000シリーズが3000シリーズ発売時のような美味しい製品になるかは、下記の理由でちょっと望み薄・・・。
・Samsung 8nmと比較して、TSMC 5nmプロセスのコストが非常に重たい
・急激な円安(Ampere発売時から20円も円安)
・在庫に対するある意味保険として機能するASK税の存在
・MSRPが意味をなしていない(RTX 3080 Non-LHRは699ドルですが、現時点ですらLHR版が849ドルで売られている惨状)
・NVIDIAとしても、ライバルが弱いため極端な安売りをするメリットが皆無(ライバルには一部のゲームはともかく、現行のAmpereすら圧倒できる付加価値がない)
・EthereumのPOS移行が延期を繰り返している
せめて円相場が100円台なら希望が持てるのですが、現状は悲観的な材料が多いです。
詳細なレビューありがとうございました。
この記事を見て決心がつき、45LのRTX3090版を無事購入することができました。
(6/3現在既に在庫切れが始まっているようで、本当に買っておいてよかった…)
現在45Lが届くタイミングに合わせてゲーミングモニターの新調を考えているのですが、4kモニターかWQHDモニターかで悩んでおります。
プレイ予定のゲームとしてはサイバーパンク2077のような激重ゲームから、APEXのようなFPSが中心となる予定です。
FPSについて競技レベルを目指すのであればWQHDすら論外かと思いますが、プレイスタイルはカジュアルですので、FHD360Hzのような環境は不要です。
このような状況ですが、グラフィック重視のゲームを視野に入れつつそこそこのフレームレートを目指すという観点からWQHD(165Hz)がバランスがよいように見えるのですが、現行のハイエンドを購入しておいて4kの選択肢を外すのはどうなんだ…?と迷っている次第です。
アドバイスをいただけると幸いです。
FPSをプレイするなら4Kの必要性が若干薄れるため、バランスを取ってWQHDを選ぶのは全然アリだと思います。
・MAG274QRF-QD(IPS+QD / 165Hz)
https://chimolog.co/bto-gaming-monitor-mag274qrf-qd/
・DELL S2721DGF(NanoIPS / 165Hz)
https://chimolog.co/bto-gaming-monitor-s2721dgf/
・MOBIUZ EX2710R(VA / 165Hz)
https://chimolog.co/bto-gaming-monitor-ex2710r/
値段が割りと手頃で、性能の良い魅力的なWQHDモニターが多いです。
4Kモニターなら27インチを買って、FPSをプレイする時にあえてWQHDに落とすという方法もありますが、個人的に27インチに4Kは詰まり過ぎてて見づらいと感じるのであまりオススメできないです(※ドットピッチ感は個人差が大きい)。
丁寧に返信いただきありがとうございます!
MAG274QRF-QDとDELL S2721DGFについては私も候補筆頭として検討しております。
ドット詰まりや荒さの見え具合の観点から、4kを買うなら32インチ、WQHDなら27インチがやはり鉄板ということですね。
個人的には32インチへの憧れがありますが(机の広さ的には配置を工夫すれば距離が取れるため)、そうなると4kで検討せざるを得ないのが悩ましいところです…
今年の3月辺りにあったというG3223Q(32インチ)のトンデモセールのようなことがあれば迷わず選べるのですが、中々あそこまでのセールを待つのは希望が薄そう…
最終的にMAG274QRF-QDに落ち着きそうな気がしますw
いただいたアドバイスを元に後数日考えてみます。ありがとうございました。
SSDにヒートシンクは元々無いんでしょうか?
もともと付いてないです。ゲームする分には問題ないです。
連続して負荷をかける使い方だとサーマルスロットリングを起こすので、別売りのヒートシンクを付けるか、ケースファンでゆるっと風を当てると抑えられます。
https://chimolog.co/bto-ssd-wd-black-sn850/#i-7
(↑高負荷をかけて80秒でサーマルスロットリング発生)
自分もi7の方の45L購入したのですが私のPCではスリープにしようとしても強制的に解除されてしまうのですがi9の方でも同様ですかね?
いろいろ調べてみたのですがどうやらOMEN Gaming Hubが原因のようで一度アンインストールしたらスリープのような状態にはなるのですがなぜかケースファンなどは回りっぱなしで正直もうお手上げ状態です。
またm.2SSDの挿すスロットで速度が変わるようですが、体感できるほど差はありますか?
もし体感できるようでしたら自分も挿し替えようと思うのですが・・・
まだ納品前なのですが、OMEN 45L GT22-0993jpを購入しました。
購入までにこちらのレビューが決め手となりましたので大変感謝しております。
一点、ご教示頂きたいのですが、メモリを64GBに増設したいと考えております。PC納品前に増設分のメモリを用意しておきたいのですが、既設のメモリの型番等はわかりますでしょうか?
四枚刺しにした際に同一メモリにしたいと思っておりました。
宜しくお願いします。
詳細なレビューありがとうございます。
OMEN 45Lの3090/3080Tiはベンチ時など標準設定ではメモリ温度が100度を超える場合もありますが、サーマルパッド交換などの記事を作っていただけないでしょうか。
メモリが100度を超えたあたりからグラボのファンが全力で動作しているように思いますので、静音化にも繋がるのではと考えています。
レビューありがとうございます。
VALORANTの検証についてですが、自分のみ参加のカスタムモードと実際のマッチにおいてかなりFPSに差(3倍以上)が出るので、デスマッチでの検証が良いと思います。
デスマッチは途中抜けのペナルティも無いので、時間が無くとも簡単に検証でき尚且つ実際のマッチング中のFPS値と非常に近い結果を得られるのでオススメです。
検討よろしくお願いします。
khx3200c16d4/8gxってやつを2枚増設して、タスクマネージャーで見てみたら2400mhzだったんですけど、何がおかしいんですかね。どうすれば3200mhzになります?
このメモリはデフォルトでは2400なのでUEFIのメモリの項目にあるXMPプロファイル #1に変更しましょう.
お使いのメモリは1.2V定格2400を細かいOC設定を省けば1.35Vに昇圧して3200で動作させる製品
紹介されているW4U3200CM-16G,TPRD432G3200HC22DC01
はどちらも1.2Vで定格3200の製品です.
え!やってみたらビープ音なった
情弱で申し訳ないんですけど、起動時にESCAPE連打するとでるやつですかね。UEFIって。
なんか6月初頭から3万円くらい値上げしてる…?
詳細なレビューと検証ありがとうございます。
市販品のWD_Black製品だと専用ツールのWD_BLACK Dashboardで
ゲームモードのON/OFFでパフォーマンスの設定ができたと思うのですが、
本機に登載された製品だと、その項目が無い一般的なWD Dashboardの表示になってしまい、ゲームモードの切り替えが行えませんでした。
やはりBlackはBlackでも一部機能がオミットされたバルク品なのでしょうか…
いつもお世話になっております
電源ユニットのサイズは幅・高さ・奥行き
どのサイズまで設置可能でしょうか?
詳細なレビューありがとうございます。
OMEN45Lの購入にあたり、こちらの記事を参考にさせて頂きました。
1点、[メリットと強み]の部分で、
“パーツの増設・交換自体は保証に影響なし”と記載がありましたが、
HPのサポートに確認したところ、”メモリ等のパーツの増設は改造行為にあたり、いかなる保証も受けられない”との回答を受けました…
この辺はどちらが正しいのでしょうか…
同じようなことを思いHPのサポートセンターへ確認したところ
増設、交換はあくまでも保証の対象外、自己責任でという回答でした。
ただメモリーの増設などは外してしまえばわからないかと…(個人的な意見です)
詳細な記事を有難うございます。
底面の前側のスリットにフィルターがなく中途半端な印象を受けましたが、よく考えると、フロントファンの吸気が、HDDを冷やして、底面に抜ける排気口になっていそうですね。最近のボトムケース付きPCケースは、下まで吸気ファンがなくHDDに風が当たらないか、あたっても後ろが電源のプラグイン端子面に当たってしまい風が抜けない印象なので、HDDの冷却も考えられた素晴らしいケースだと思います。
PCIex1の空きスロットと記載されていますがx4ではないですか?
記事いつも参考になります。
私もOMEN45Lを使用していまして、記事にある同じメモリを増設しております。
BIOSをF30に更新してから、メモリが定格の3200ではなく
2933になってしまいました。
そちらでは、同様の問題は発生していないでしょうか?
パヨクは何処にでも湧くな
ん?どうしたアホウヨ?