2024年12月時点でおすすめな、予算15万円でゲーミングPCを自作するパーツ構成を解説します。
本記事で紹介したパーツ構成で丸コピして自作しても良し。心配な方はPCパーツショップの店員さんに、この記事を見せて相談しながら見積もりをするのもアリです。
(公開:2023/7/22 | 更新:2024/12/18)
【予算15万円】自作ゲーミングPCのおすすめ構成

予算15万円もあれば、割といい感じのゲーミングPCを自作できます。
基本的にゲーミングPCの場合、重視するべきはゲームの描画処理を担当する「グラフィックボード」です。次に「CPU」「メモリ」「SSD」とつづきます。
円安の影響でマザーボードや電源ユニットはやや控えめですが、予算10万円の自作PCプランより全体的に余裕があり満足度の高い性能に仕上がります。
というわけで、2024年12月時点で筆者やかもちがおすすめしたい予算15万円プランは以下の通り。
予算15万円で組むゲーミングPC 最終更新:2024年12月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
パーツ | 詳細 / スペック | 参考価格 | ||||
![]() | Ryzen 5 7600(6コア / 12スレッド) | 34000円 | ||||
![]() | PCCOOLER K4 (120mmファン / 対応TDP : 150W) | 2700円 | ||||
![]() | ASRock A620M-HDV/M.2+(MicroATX / Socket AM4) | 61800円 | ||||
![]() | DDR5-5600 16GB(DDR5-5600 / 8GB 2枚組) | 8900円 | ||||
![]() | RTX 4060 Ti(VRAM:GDDR6 8GB) | 12000円 | ||||
![]() | KIOXIA EXCERIA G2(NVMe SSD / 400 TBW) | 8980円 | ||||
![]() | なし | 0円 | ||||
![]() | なし | 0円 | ||||
![]() | CORSAIR CX550 2023(80+ Bronze認証 / 6年保証) | 6800円 | ||||
![]() | MAG FORGE 110RMicroATX対応 / 120mm x1付属 | 5400円 | ||||
![]() | ケース付属品背面に1個(120mm) | 0円 | ||||
![]() | Windows 11 Homeパッケージ版(USBメモリ付属) | 15000円 | ||||
![]() | 161580円 |
CPUにRyzen 5 7600(6コア12スレッド)、グラフィックボードにRTX 4060 Tiを組み合わせたコスパ重視ゲーミングPCです。

ざっくりとした目安は、Apex Legends(中設定)で平均200 fps超、タルコフ(最高設定)やモンハンワイルズ(中設定)で平均100 fps前後を狙えます。

ゲームに強いCPU「Ryzen 5 7600」
予算15万円の自作ゲーミングPCでおすすめのCPUが「Ryzen 5 7600」です。
本当は最新世代の「Ryzen 5 9600X」もいいけれど、5万円近い価格だと予算15万円に収まりません。だから、9600Xの次にゲーム性能が高く、3万円台で買えるRyzen 5 7600をチョイス。

モンハンワイルズでCPU性能を比較したグラフです。
旧世代のRyzen 7 5800XやCore i5 12400Fよりも安定してフレームレートが高いです。ざっくり2割くらいの性能アップに相当します。
もちろん、モンハンワイルズに限らずCPU依存度の高いゲームタイトルなら基本的にRyzen 5 7600が勝ちます。Apex Legendsやフォートナイト、タルコフなどもRyzen 5 7600が有利な傾向です。
これから予算15万円掛けてゲーミングPCを自作するのに「Ryzen 5 7600」がベターなCPUでしょう。

CPU性能もそこそこパワフルで、8コアあるRyzen 7 5700Xや10コアもあるCore i5 13400Fすら超えています。
凄いですよね・・・たった6コア12スレッドで、8コアや10コアCPUよりも高性能です。1コアあたりの性能(シングルスレッド性能)がとても優秀で、体感性能もRyzen 5 7600が上回ります。
Ryzen 5 7600は消費電力も省エネに抑えられていて、マザーボードへの負担が少ないです。低価格なマザーボードとCPUクーラーで問題なく運用でき、トータルコストを下げられる傾向も隠された利点です。


Ryzen 5 7600から内蔵グラフィックスを無効化した低価格モデルが「Ryzen 5 7500F」です。
中国市場限定で発売されたCPUですが、並行輸入品が日本国内(一部のショップ限定)で買えます。約2.6~2.9万円と手頃な価格だから、ゲーミングPC用途にすごくお得です。
並行輸入品でメーカー保証が1ヶ月しか無いから、あまりおすすめはしません。性能を維持したまま、予算をもっと抑えたい人に有力な候補になると思い、一応紹介しておきます。
CPUクーラーは安物で構わない

Ryzen 5 7600はCPUクーラー(Wraith Prism Cooler)が付属します。
わざわざ別売りのCPUクーラーを用意しなくても、付属品のCPUクーラーで普通に使えます。ただし、お世辞にも動作音(静音性)が良いと言えないです。
予算15万円もあるし、どうせなら2000~3000円台の安価なCPUクーラーを買ってもいいでしょう。いくつか筆者のおすすめ低コストCPUクーラーを紹介しておきます。
Ryzen 5 7600におすすめなCPUクーラー筆頭が「PCCOOLER K4」です。標準よりやや大型な130 mmファンを搭載したサイドフロー型モデルで、最大65 WのRyzen 5 7600を静かに冷やせます。
なお、Ryzen 5 7600を最大105 Wまで自動オーバークロックしても問題なく冷却可能です。
取り付けしやすいネジ止め方式の金具で、自作PC初心者も安心して取り組めます。とりあえず迷ったらK4で大丈夫。
さらなる冷却性能を求める方は「PA 120 SE」なども候補にどうぞ。Core i5 13600K(約180 W)ですら冷やせるパワフルな冷却性能が4000円の安さです。
Ryzen 5程度ならミドル帯のマザボで十分

Ryzen 7000対応マザーボード | ||
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チップセット | メリット | 弱点 |
X670E (X670) |
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|
B650E (B650) |
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A620 |
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|
AMD公式のスペックシート(https://www.amd.com/en/products/processors/chipsets/am5.html)より、分かりやすく日本語訳して表にまとめました。

AMDが公表している基本的な仕様表です。実際のマザーボードでは、メーカーが独自に拡張チップを追加するなど工夫をこらして、SATAポートやUSBポートの数が上記の表より多い場合があります。
Ryzen 7000シリーズに対応するマザーボードは「AMD 600番台」または「AMD 800番台」チップセットです。AMD X670E > X670 > B650E > B650 > A620の順番にグレードが高いです。
どのチップセットが良いかどうか、組み合わせるパーツの数で変わります。将来的にたくさんパーツを増設するなら、X670EやB650チップセットが適しているでしょう。
とりあえずゲーミングPCとして問題なく使えて、あとからメモリやSSDを増設できれば十分と考える一般的な用途だと、値段の安いB650やA620チップセットで問題なく使えます。
今回の予算15万円プランではゲーミング用途を最優先にしているので、A620チップセットを搭載する「A620M-HDV/M.2+」を選んでいます。
ASRock A620M-HDV/M.2+は、Ryzen 5 7600など省エネなCPUの運用に適した高コスパマザーボードです。
世の中にはローエンドチップセットの格安マザボを鼻で笑うPCマニアが見られますが、想定している用途に対して必要十分な性能を満たしてれば問題ありません。
今回は予算15万円でなるべく高性能(= 高フレームレート)を目指すわけですから、フレームレートへの寄与度が低いパーツは優先度を下げます。
記事を書いた時点(2024年12月)で、A620M-HDV/M.2+が予算的に選べる上限のマザーボードでした。もう少し予算を出せる場合は以下のマザーボードも選択肢です。
ASRock B650M PG Lightningは、Ryzen 5 7600やRyzen 7 7700の運用に適したコスパの良いマザーボードです。
最大2500 Mbpsでインターネットができ遅延も少なく、安定性に優れたRealtek製「2.5G LAN」を搭載します。4本のメモリスロット、3本のM.2スロット、最大4個のSATAポートで拡張性も申し分なし。
CPUに電力を供給するVRMフェーズ回路もRyzen 5~7に十分なスペックで、定格65 Wどころか最大170 Wまで耐えられる設計です。
ASRock B650M Pro RSは、PG Lightningの強化モデルです。
M.2スロットにヒートシンクが付属したり、VRMフェーズが若干パワーアップしています。ただRyzen 5 7600で使う場合、価格差(約2000~3000円)に見合うメリットがあるか微妙です。
ASRock B650 Pro RSは、B650M Pro RSの標準サイズ(ATX)版です。
4枚のメモリスロット、3枚のM.2スロット、最大4個のSATAポートなど。拡張性は似ています。LANポートも同じくRealtek製「2.5G LAN」を搭載。
サイズが縦に長くなった分、PCIeスロットが増え、録画配信用のキャプチャーボードなどを挿し込む余裕があります。背面のUSBポートも2個増えてます。
ちなみに、CPUに電力を供給するVRMフェーズ回路が意外と豪華です。Ryzen 9 7950X(最大170 W)すら余裕で扱えるVRMを備えていて、今回のプランで使うRyzen 5 7600にとって過剰なほど。
ASUS B650-PLUS WIFIも、B650 Pro RSと同じくらいバランスの良いスペックを備えたマザーボードです。
価格が約5000~6000円ほど高い代わりに、背面にUSB 20 Gbps(Type-C)ポートや、最大2.4 Gbpsでネットができる高性能な無線LAN「Wi-Fi 6」ポートを搭載します。
PCIeスロットも1本多めで、あとからキャプチャーボードやサウンドカード、USB拡張ボードを挿し込めます。LANポートはRealtek製「2.5G LAN」で問題なし。
4本のメモリスロット、3本のM.2スロット、最大4個のSATAポートで基本的なスペックもPro RS(ATX版)と同じです。
CPUに電力を供給するVRMフェーズ回路はPro RSの方がちょっと高級ですが、B650-PLUS WIFIもRyzen 9 7950X(最大170 W)を余裕で扱える性能です。
メモリは容量32 GB以上がおすすめですが

メモリ容量が多いほど、同時にたくさんのタスクを快適に動かせます。
逆にメモリ容量が不足すると、同時に動かせるソフトの数に限界がきたり、メモリをよく使うゲームで性能が大きく下がったりします。ではどれくらいの容量があればいいのか?
基本的に、メモリ容量は32 GB以上がおすすめです。
・・・と書いたものの、予算15万円くらいだとメモリ容量は16 GBが限界で、とても容量32 GBを入れる余裕が残っていません。
メモリ容量の選び方 | |
---|---|
16 GBでいい人 |
|
32 GBが必要な人 |
|
メモリ容量の選び方をざっくり分けると、高画質な3Dゲームをするかしないかです。
最新グラフィックスのAAAゲームを高画質でプレイするなら容量32 GBあると安心。最新のゲームでも、設定を妥協して調整できるなら容量16 GBでも構いません。
ちなみに、メモリの容量が不足すると「カクッ」とした動作(= フレームドロップ)が起きやすくなります。9割くらいのゲームは問題なく動きますが、メモリをよく消費するゲームが怪しいです。
たとえばタルコフやCall of Dutyなどをメインにする予定なら、予算を多少オーバーしてでも容量32 GBを選ぶ価値があります。

値段が高いわりに性能上のメリットが少なく、コストパフォーマンスが悪いのでおすすめしません。OC対応メモリにお金を掛ける前に、CPUやグラフィックボードにお金を掛けましょう。
OCメモリに投資するより、はるかに効率よく性能アップを狙えます。
CPUがCore i9 13900K(14900KやRyzen 7 7800X3D)などの最上位モデル、グラフィックボードも最上位のRTX 4090にしてから、ようやく値段のお高いOCメモリに手を出す価値があるかも・・・しれないです。

フレーム生成対応グラボ「RTX 4060 Ti」

予算15万円のゲーミングPC自作でおすすめなグラボは「RTX 4060 Ti」です。
旧世代のハイエンドモデル「RTX 3070」に迫るゲーム性能に、NVIDIA独自のフレーム生成機能「DLSS 3.0」を搭載します。フレーム生成に対応するゲームなら、RTX 3070を軽く超える性能です。

フレーム生成に対応する代表的なゲーム「モンハンワイルズ」の場合、フルHD(中設定)でRTX 4060 TiがRTX 3070どころかRTX 3080に匹敵するゲーム性能を発揮します。
- DLSSフレーム生成対応:RTX 3070以上の性能
- フレーム生成なし:RTX 3070並の性能
だいたいこんな感じのグラフィックスボードです。
ついでに消費電力の少なさもRTX 4060 Tiの隠れた利点。フレーム生成有効時、RTX 3080に迫る性能を半分以下の消費電力で出せています。
フレーム生成を使わない場合はRTX 3070相当の性能ですが、消費電力は約70~80 Wも減っていて、やはり省エネ性能の向上が凄まじいです。
グラフィックボードの消費電力が少ないため、結果的に電源ユニットの容量を抑えられるから、パーツ全体のコストを減らせます。
フルHD~WQHDゲームに強くても、4Kだと性能が悪くなる傾向があるものの、そもそも60番台のグラボに4Kゲーミングは負荷が重すぎてもとから厳しいです。

SSDは容量1 TB以上をおすすめ

これからゲーミングPCを自作するなら、SSDは容量1 TB以上をおすすめします。容量1 TB以上をおすすめする理由は主に2つです。
- 容量1 TBのコスパ(容量単価)がいい
- ゲームデータの容量が増え続けている
たとえば今回のパーツプランで選んだ「KIOXIA EXCERIA G2」だと、容量500 GBで約7000円、容量1 TBが約9000円で買えます。
容量1 TBの方がコスパ(容量単価)が約70%も高いです。マザーボードに挿し込めるSSDの数も上限があるため、ちまちまと小容量を足すより最初から大容量をドーンと入れたほうがラクです。
ゲームデータの容量も年々肥大化しているし、同じゲームでもアップデートの繰り返しで容量が増え続ける例もあります。容量1 TB以上を選んでおくと安心です。
筆者おすすめのSSDについては↑こちらの記事を参考にどうぞ。
電源ユニットは容量550~650 Wで十分

電源ユニットの容量は、パソコン全体の消費電力の約1.2~1.3倍くらいで十分です。たまに見かける「電源容量2倍論」はハッキリ言って過剰で予算の無駄使いに終わります。
今回の予算15万円プランだと・・・
使い方 | ゲーミング | 動画エンコード |
---|---|---|
CPU | 50 W | 80 W |
グラボ | 140 W | 50 W |
その他のパーツ | 40~50 W | |
合計 | 240 W | 180 W |
少し多めに見積もっても、せいぜい250 W程度に過ぎません。
想定300 Wに約1.2~1.3倍を掛けると容量300~325 Wを見込めますが、残念ながら容量500 W以下でコスパの良い電源ユニットがほとんど売っていないのが現実です。
結局、価格が安くて性能や品質の良い電源ユニットに絞ると、容量550~650 Wくらいから選ばざるをえないです。
今回の予算15万円プランなら「CORSAIR CX550 2023」をおすすめできます。値段が安い割に変換効率が高くて、動作音も比較的静かです。メーカー保証5年で安心感もあり。
規格があっていればPCケースは好みで

PCケースは自作パソコンの「顔」になる大事なパーツです。パーツの規格さえ合っていれば、見た目で選んでしまって大丈夫。
今回の予算15万円プランにちょうど良さそうなPCケースを、いくつか挙げておきます。
最近トレンドな、中身が透けて見えるサイドパネルが特徴のPCケースです。安くて拡張性に優れたケースデザインで、ローエンドからミドルクラスのスペックで組むなら問題なし。
ただし、PCケースとしてはどれも値段が非常に安いので、素材のチープさや工作精度(ネジ穴の頑丈さなど)の悪さは目をつむってください。
1万円台まで値段が上がると安っぽさがかなりマシになり、購入してよかったと思える満足感の高いPCケースが増えます。

特にPRIME AP201は目立ちすぎないオシャレなロゴの入れ方や、高級感のあるザラッとした粉体塗装、約57000個のメッシュ加工による抜群のエアフロー設計など。
個人的におすすめ度が高いPCケースです。

Windows 11は「パッケージ版」がいい理由

ライセンス | キーの場所 | 回数 |
---|---|---|
パッケージ版 | Microsoftアカウント | 制限なし (同時使用1台まで) |
DSP版 | マザーボード | 1回だけ |
OEM版 | 規約違反なので買わないように | |
VL版 |
パッケージ版ライセンスはMicrosoftアカウントと連携して、同時使用1台に限りライセンスを流用できます。新しいパソコンに引っ越してライセンスを引き継ぎ可能です。
一方、DSP版だとライセンスがマザーボードに紐づいてしまい、新しいパソコンに移行するときにライセンスの使いまわしができません。
つまり、パッケージ版は一度買ってしまえば長く使いまわせて、DSP版は1回ポッキリの使い切り版です。よほど値段が安くない限り、DSP版を選ぶ理由はありません。

2024年12月時点、パッケージ版が約15000円、DSP版が約9500円です。差額およそ5500円・・・、DSP版のコスパは絶望的に悪いです。

恐る恐る口コミを見ると、ライセンスが認証されない事例がかなり見つかります。マイクロソフトによると、初回なのに認証されないライセンスは非正規品です。
数千円も払って非正規品を引きたくなければ、Amazonで売っている法外に割高なDSP版を買わないように。あまりにも分が悪い賭けです(ライセンスで賭けをしたいなら海外の鍵屋でどうぞ)。
仮に運良く正規品のDSP版を引けたとしても、ライセンスがマザーボードに紐づいてしまって、新しい自作パソコンに移行するときにライセンスを使い回せません。
組み立てた自作パソコンと一生を添い遂げるつもりが無いなら、ぶなんにパッケージ版(正規品)を買っておきましょう。
ブラックフライデーで「Windows 11 Pro パッケージ版」が安い!
と思ったら出品者が怪しすぎるいつもの展開でした、口コミを見ると認証できないプロダクトキーに当たった人がいるので俗に言う非正規品です😡→ 正規品買うならMicrosoft公式ストアにしましょう pic.twitter.com/SVAogPPtnC
— やかもち@ちもろぐ (@Yacamochi_db) November 22, 2023
Amazonで定価より少し安く売っているパッケージ版があったら要注意です。使用済みで認証できないライセンスを売っている可能性が高く、いわゆる「非正規ライセンス」です。
Microsoft公式サイトでデジタルライセンスを購入するか、パッケージとMicrosoft公式USBメモリが記念に欲しい場合は「楽天市場ドスパラ店」から購入をおすすめします。

まとめ:予算15万はRyzen 5とRTX 4060 Ti
予算15万円で組むゲーミングPC 最終更新:2024年12月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
パーツ | 詳細 / スペック | 参考価格 | ||||
![]() | Ryzen 5 7600(6コア / 12スレッド) | 34000円 | ||||
![]() | PCCOOLER K4 (120mmファン / 対応TDP : 150W) | 2700円 | ||||
![]() | ASRock A620M-HDV/M.2+(MicroATX / Socket AM4) | 61800円 | ||||
![]() | DDR5-5600 16GB(DDR5-5600 / 8GB 2枚組) | 8900円 | ||||
![]() | RTX 4060 Ti(VRAM:GDDR6 8GB) | 12000円 | ||||
![]() | KIOXIA EXCERIA G2(NVMe SSD / 400 TBW) | 8980円 | ||||
![]() | なし | 0円 | ||||
![]() | なし | 0円 | ||||
![]() | CORSAIR CX550 2023(80+ Bronze認証 / 6年保証) | 6800円 | ||||
![]() | MAG FORGE 110RMicroATX対応 / 120mm x1付属 | 5400円 | ||||
![]() | ケース付属品背面に1個(120mm) | 0円 | ||||
![]() | Windows 11 Homeパッケージ版(USBメモリ付属) | 15000円 | ||||
![]() | 161580円 |
低コストな6コアCPUでトップクラスのゲーム性能を持つ「Ryze 5 7600」に、DLSSフレーム生成対応グラボ「RTX 4060 Ti」を組み合わせた構成例です。
円安の影響で思った以上に選べるPCパーツの制限が厳しかったですが、予算15万円にしてはバランスの良いゲーミングPCに仕上がりました。
正直なところ、予算15万円台で性能(フレームレート)を最優先するなら・・・これ以上のスペックを考えられなかったです。
Core i5 13400F(DDR4メモリ)の案や、Ryzen 7 5700X(DDR4メモリ)の例も作ったものの、実際のゲーム性能でRyzen 5 7600(DDR5メモリ)の案を超えられないです。
将来性の観点でも、比較的新しい設計を採用するRyzen 5 7600は魅力的なCPUで、旧設計のRyzenやIntel Coreより寿命が長そうだと判断しています。
もっと価格を安くするには?
(いつもどおり)今回の自作プランは筆者やかもちの好みが反映されています。あまり変なパーツを紹介しづらいので、安くても信頼性を重視したパーツが多めです。
信頼性より価格をもっと重視するのであれば、マザーボードの拡張性を捨てて、電源ユニットを玄人志向などの格安品に変更してもらって構いません。
- マザーボード:PRIME A620M-K-CSM(-2500円)
- 電源:KRPW-L5-500W/80+/REV2.0(-800円)
合計で約3300円のコストカットになり、必要な予算を15.9万円まで下げられます。「動作する」を目標としており、将来的な信頼性やアップグレードの余地を無視したカスタマイズです。
カスタマイズ性と信頼性は相応に落ちますが、問題なく動作はするでしょう(※あまりおすすめしない)。
グラボ「RTX 4070 12GB」で組むなら?

予算15万円で組むゲーミングPC 最終更新:2023年12月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
パーツ | 詳細 / スペック | 参考価格 | ||||
![]() | Core i3 12100F(4コア / 8スレッド) | 14400円 | ||||
![]() | CPU付属品「PCG2015C」(92mmファン / 対応TDP : 65W) | 0円 | ||||
![]() | ASRock H610M-HDV/M.2(MicroATX / LGA1700) | 11600円 | ||||
![]() | DDR4-3200 16GB(DDR4-3200 / 8GB 2枚組) | 4800円 | ||||
![]() | RTX 4070(VRAM:GDDR6 12GB) | 88000円 | ||||
![]() | WD Blue SN570 500GB(NVMe SSD / 300 TBW) | 4800円 | ||||
![]() | なし | 0円 | ||||
![]() | なし | 0円 | ||||
![]() | Thermaltake Smart 500W (80+ Standard認証 / 3年保証) | 5700円 | ||||
![]() | MAG FORGE 110RMicroATX対応 / 120mm x1付属 | 5400円 | ||||
![]() | ケース付属品背面に1個(120mm) | 0円 | ||||
![]() | Windows 11 Homeパッケージ版(USB メモリ付属) | 15000円 | ||||
![]() | 149700円 |
グラフィックボード以外のパーツを削れるだけ削って、なんとかRTX 4070を予算15万円以内に無理やり突っ込んだ(理論上は)可能な自作PCプランです。
Core i3 12100Fはシングルスレッド性能が高いため、4コアCPUとしてはゲーミング性能がかなり優秀です。しかし、RTX 4070はRTX 3080に近い性能を持っていて、Core i3でもボトルネックが発生します。
ハッキリ言ってアンバランスな構成でまったくおすすめできません。CPUをCore i5 13400Fか、可能ならRyzen 5 7600Xに変更したいです。

以上「【2024年12月】予算15万円のゲーミングPC自作プラン【おすすめパーツ構成】」でした。
【予算別】ゲーミングPC自作ガイド

【PCパーツ別】おすすめ解説ガイド
おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】
ちょっと出して12400FにしちゃえばBIOS更新で2023年モデルのCPUにまでアップグレードできるからある程度長い期間使い込むならそっちの方がいいような気がします。
これから出てくる5000番や6000番のGPUに交換したい、ってときにマザボごとCPUを交換しないとボトルネックが出るとなると洒落にならない出費になる気が……
実は・・・予算◯◯円系の記事って書いてる本人もちょっと葛藤があったります。
将来性を考えて構成を組むと+3~5万円の予算になりやすいのですが、今すぐ性能として見えてこない部分に予算を割ける人はあまり多くないようです。
あと、一度組んだら3~4年はそのままで行く人も割りと多い事情があり、結局3~4年も経過するとCPUやマザボ含めてまとめて更新するのかな・・・?と予想しています。
15万円というお題からは外れますが、4070にryzen 7 5700xだとボトルネックははどれくらいでしょうか?
想定用途がゲーム:AI = 7:3くらいなので、VRAMを確保しつつゲームも快適に動かしたい感じです
やや古いデータですが、RTX 4070相当のRTX 3080 10GBをフルHD環境で使った場合の平均性能が↑これです。ハイフレームレートにこだわりなければ全然使える性能だと思います。
AI用途が7割なら、なおさらRyzen 7 5700Xのコスパの良さが光りますね。
4060tiは一時期の3070tiみたいに不人気で値下がりするから結局コスパそこそこ良い、
BTOでも「セールの目玉」扱いされるポジションに収まりそうかな
性能的にはフルHDで人気作品144快適で競技ゲームなら240出せるしちょうどいいポジション
話がズレてしまいますが、VRMのフェーズ数ってどうやって決めるものなのでしょうか。
調べ方が悪いのかいまいち分からなくて、「このタイプのVRMなら何個で何W」といった基準(?)があれば教えて欲しいです。
VRMフェーズを一番かんたんに評価する方法は、メーカーの仕様表を見て、フェーズ数にアンペア数を掛け算して合計アンペア数を求める方法です。
【例】
マザボA:60 A対応Dr.MOSを8フェーズ → 合計480 A
マザボB:70 A対応Smart Power Stageを8フェーズ → 合計560 A
マザボC:50 A対応Dr.MOSを16フェーズ → 合計800A
この場合、VRMの性能はC > B > A >の順番に高性能を期待できます。
CPUに派手な負荷をかけ続けても、VRMの温度が上昇しづらく、サーマルスロットリングに陥らずにCPUの動作クロックを維持できる 可能性 が高いです。
ただし、Ryzen 7 5700Xなどは定格で76 W程度しか消費してくれないので、豪華なVRMフェーズはあまり意味がないです。76 Wなら合計200 Aもあれば十分。
逆に150 Wなら合計400 A以上、200 W超えは合計600 A前後は欲しいイメージ(※過去のマザボレビュー測定から求めたざっくりとした概算です)。
なお、メーカーの仕様表に「Dr.MOS」「Smart Power Stage(SPS)」や「60A」「50A」といった単語が見当たらない場合・・・その製品のVRMフェーズに期待は禁物です。CPUが定格設定で動く程度のVRMしか備わっておらず、オーバークロックの伸びしろはあまり無い場合が多いです。
4060Ti!?
いやいや、「今」買うなら5万円で買える3060Ti一択でしょ・・・
自分で「B」評価したのは一体何だったのよ
4060Tiのダメなところは結局フルHD弁慶ってところ
それなら3060Tiでいいでしょ
電源だって650wなら十分足りるし
車や家電と違って、大した価格差があるわけでもないのに型落ちを選ぶ人間が理解できないわ
たかが1万の差だぞ…
最新型買っといた方が気分もいいだろうに
GTX 1000番台からグラボを所有して比較している筆者から見て、RTX 4060 Tiは間違いないなく駄作ですが、完全新規ユーザーの方にとっては良いのでは?と思います(そこがまた微妙に革ジャンに対してムカつくところではありますが)。
もちろん、在庫処分セールなどで1~1.5万円程度の差額があるならRTX 3060 Tiあたりも魅力的だと思います。1万円以上の差額なら、電気代で元を取れるのも当分先になり、ワッパもあまり気にならないかと。
近年の電気代高騰を考えるとどちらでもいいのでは
3060tiとは70Wの差として一日2時間プレイすると考えて1年で約2000円浮きますし、数年使うと考えると更に差額が縮まります
dlss3やav1エンコードが使える点も明確なメリットですし
まぁ買い替え先としては4060tiがgmという意見は私も賛成です
やかもちさんにしては、「あれっ???」という構成でしたので…
Ryzen 5 5600
ProArtist BASIC5S
B550M PG Riptide
DDR4-3200 16GB×2
TUF-RTX3060TI-O8GD6X-GAMING
YMTC NAND爆速SSD 2TB
650W GOLD電源
Prime AP201
KAZE FLEX 120 PWM
Windows 11 Home DSP
最適なCPUとGPUのバランス、スッポン防止金具付きのCPUクーラーも使い、余裕で15万円未満の静音構成です。セール中を狙えばさらに安く組めます。メモリ・SSD・電源はお好みで安いモノを。ケースファンは背面に1つだけでもよし、追加してもよし。
PCゲーミングで強いニーズがあるタルコフ(Escape from Tarkov)を意識し過ぎたかなぁ・・・。用途がゲーミングPCだと、できるかぎりグラフィックボードに予算を全力したいのに加え、タルコフが妙にCPUを食ってくるせいで6コア12スレに不安があり、Ryzen 7 + RTX 4060 Tiを優先した感じです。
バランス型ならRyzen 5 + RTX 3060 Tiも案外アリなのかも?
今は5〜8万位で丁度いいスペックのグラボがないし15万の予算で最大限のpcを組もうとするとコスパが微妙になるのは仕方ない
低予算なら13万位で組むのがコスパ的には良さそう?
5700xって前に価格コムで見たとき22kくらいのあったと思ったのに
もうそんなに値上がりしたんか…今年の初売りセールのときは25kで速攻完売してたっけ。在庫が一通りはけたから値上がりしたのかな?
電気代って1か月100時間ぐらい遊ぶ割りとガチ目のゲーマー想定みたいだけど
1日1時間~2時間程度のゲーマーなら当然その半分以下の差だよね
更にいうと重めのゲームでフル稼働前提だし
小さいPCで組みたいとかマイニングやAIで稼働時間が長いって人はともかくゲーマーでグラボを電気代で選ぶ意味はあまりないんじゃないかな
10万円コースより選択肢も増えて面白いよね15万円
俺なら消去法で4060tiは真っ先に選択から外すかな
電源ユニットに余力がある
数年前の基準の古いパーツに高性能が欲しいシチュで負ける
値崩れしそうで後々損した気分になる
俺の使い方だと3070やラデの6800あたり選んだほうがいい
AIもできて熱や電源に余力があるのは魅力だけどいかんせん高すぎる
先週OS抜き8万で組んだけど
ソフマップで5600Xが1.9万+特定のマザボなら-6000円で合わせて2.7万
グラボA750で2.2万メモリ16GBで4000円
15万で組むなら4060Tiは悪くはないけど3060Tiでいいかになっちゃうな
個人的には5700Xコースをソフマップ5600Xコースで組んで浮いた1.5万ほどとちょっと足して4070で16万台かな
4060tiって最近のゲームだとWQHDは最高設定でちょっと厳しいラインになってきてるからね
バス幅とかvramもケチってるし、FHDなら3060ti、WQHD視野に入れるなら4070って感じの人が多そう
まあ全く売れてないから価格がもっと下がれば妥協案で検討してもいいかもしれないけど
4070も皮肉なことに人気なくて値下がりを受けてそこそこ売れるようになってるし
細かいですが5700XのデフォルトPPTは76Wで、65Wは公称TDPです…
PPTを65Wに制限する場合はBIOSから設定しないとダメですね
ついでにPPT76Wだとマジで76W前後しか消費しないので、CPU単体でピーク時100Wすら消費しないです
本項で実際に選択してないですしどれくらいの影響が出るのかもわかりませんが
A520マザーボードで4060TiはPCIeが3.0なので不都合が出ませんか?
RTX 4060 Ti程度の非力なGPU性能では、ほぼ無視できる性能差と思ってもらって大丈夫です。RTX 4090 24GBで試した限り、3%の性能差が出る場合があります。よってRTX 4060 Tiならほぼ無視できます。
4090と違って4060と4060TiはPCIe4.0のx8接続なんだそうです
懸念される事項としてPCIe3.0のx8接続では不足が発生するので
単純な比較より性能が下がると言われています
とはいえ4060Ti程度なら微々たる差なのかもしれません
FHDで繋ぎで使うなら5万代に突入しつつある4060ti 8GBアリかなって思うんだけど
傾向見てるとまだ値崩れ起こしそう
年末(ブラックフライデー)付近だと更に値下げしてて組みやすそうではあるかなぁ、知らんけどw
メモリーダダ余りで暴落してる状況なので自作勢には都合が良い時期ですな
メーカーは悲鳴あげてますが…
この記事と直接関係ないのですがRTX4090ってもう供給止まってるんですかね?
BTOが軒並み販売中止に…
これ、税抜で15万、ってこと?
毎回楽しい記事有難うございます。
予算20万、25万、30万、40万、50万位まで見てみたいです
よろしくお願いします
「5~6年ぶりに帰ってきた復帰勢」ですが、このゲーミング性能でシステム全体でピーク時でも300W超えないのはスゴイですね。
円安でなければもっと安い価格で組めるんでしょうが、まあ考えてもムダなので参考して組んでみたいと思います。
windows11homeをAmazonで購入してまさにこの注意書きまんま非正規品に引っ掛かりました
サポートに電話したら既に使われているコードだと
15000円だったのでおそらく正規品だろう面倒だし一括購入しちゃえでアウト
返品でお金は戻ってきましたけどいい勉強になりました…
いつも面白く役に立つ記事をありがとうございます。
最近、同じように予算約16万でマシンを組んだので興味深かったです。4.5万円で3060tiを購入できたので、それで組みましたが、やかもちさん的には4060tiの方がコスパは良さそうでしょうか。
CPUはRyzen 9 7900x です。
予算15万で15万を切る事なんてあるんだ…予算をあと2万追加出来るならグラボを4070に変えてもありですかね?
ケースはANTECのP20CEはどうでしょう。
corsair4000Dとそんなに変わらないかもしれないけどサイドパネルがスチールがいい人にはおすすめかもしれません。
fractalは高いんよ
gpuとマザーボードの値段が逆になってます。
4060Tiが12000円!?と思ったらマザボと値段が逆なだけだった
マザボの表記がAM4になってますー
予算15万で組む、なのに16万超えとる…
マザボの61800円は一桁間違えてる感じですかね?
もし将来CPUをアップグレードする予定があるなら、ZEN6もAM5対応の可能性が高いようなので、1万ぐらいのマザボを予算オーバーするけど購入検討してもいいかもしれないですね
マザボとグラボが逆なだけでした
そしてマザボ普通に1万するやつでしたね
どこでRTX4060Ti 12,000円で買えますか?
マザーとVGAの値段逆じゃね?
合計金額も違うのでは?
155580になるんだけど…。
予算15万だからギリセーフと言えなくもない…?
道理でマザーが高すぎると思った
この前のブラックフライデーで
ASRock B650M Pro RS
Ryzen 5 7600
CFD DDR5 4800 16GB*2
のセットで49800円だったから他この構成だったら15万切れそう。
やはり買い時か
何回も同じ記事を書き直しているからマザーボードの価格がおかしいミスが発生する
あとコメントも過去のコメントで埋もれていて見づらい記事も多い
毎回新しく書いた方がミスは減るはず
もしかして
>マザーボード ASRock A620M-HDV/M.2+
(MicroATX / Socket AM4)
61800円
グラフィックボード RTX 4060 Ti
(VRAM:GDDR6 8GB)
12000円
ここ値段逆になってます?(相場に疎くて的はずれなコメントだったらすみません)
4060Tiが12000えんで売っとるんならぼく買い占めます
早よ直しーや
今さえ良ければいいなら7600より5700X3Dもアリな気がする
今というか数年はもつだろうけど
2023年のコメントは4060Tiに風当たり強いけど、今はDLSS3.0使うゲームも出てたし、背伸びして4070にすると2万以上変わってくるしで選択としては悪くないように思う。予算制限してるならモニタもFHDになってくるだろうし。