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Apex Legendsの推奨スペックを検証 & 解説:意外と重たいよ

「Apex LegendsのためにゲーミングPCを買いたい」けれど、どれくらいのスペックがあればApexを快適にプレイできるか分からない・・・。というPC初心者向けに、実際にグラボとCPUを大量に使ってApexの推奨スペックを検証しました。

(公開:2020/06/17 | 更新:2023/11/19

やかもち
Apex Legendsの検証に28枚のグラフィックボード、17個のCPUを使いました・・・(疲れた~)

Apex Legendsの必要動作スペック

「Apex Legends」必要動作環境

まずはApex Legendsの公式サイトより、PC版の公式推奨スペックを確認します。

スペック必要動作環境推奨動作環境
OS
  • Windows 7
  • Windows 10
  • Windows 11
CPUCore i3 6300Core i5 3570T
AMD FX-4350
メモリ6 GB8 GB
グラボGeForce GT 640GeForce GTX 970
Radeon HD 7730Radeon R9 290
VRAM1 GB以上8 GB以上
ストレージ22 GB以上

公式スペックは基本的に控えめな内容になりがちで、Apex Legendsも例にもれず控えめな内容ですが、CPUの要求スペックが低いかわりにグラフィックボードの要件はやや高め。

推奨動作にはGTX 970やR9 290相当のグラボが必要と書いてあり、加えてVRAM(ビデオメモリ)は8 GBも欲しいと書いています。

メモリは少なくとも6 GB以上で、容量8 GBを推奨とのこと。CPUもメモリもそれほど必要ないみたいですが、グラボだけは若干スペックの要求が高いです。

やかもち
公式の推奨スペックは「60 fps」が前提です。60 fps超えのゲーミングモニターを使うつもりなら、必要なスペックは2倍以上に跳ね上がります。

推奨スペックを検証する前に

どのくらいApex Legendsが動いたら「推奨スペック」とみなすのか、合格ラインを先に決めておきましょう。

2023年時点で、144 Hz以上に対応するゲーミングモニターがかなり安くなりました。ゲーミングモニターを使ってApexをプレイするゲーマーが増えているため、平均144 fpsくらい欲しいです。

  • 200 fps超え:240 Hzゲーミングモニターを使うなら
  • 144 fps以上:144 Hzゲーミングモニターを使うなら
  • 100 fps以上:ゲーミングモニターで遊ぶなら欲しい
  • 60 fps以上:最低限欲しいフレームレート
  • 60 fps以下:ガタガタな動作で入力遅延もつらい

まとめるとこの通り。

少なくとも「100 fps以上」が最低ラインで、ゲーミングモニターの性能を100%活かすなら「144 fps以上」をおすすめします。

ベンチマーク環境とテスト方法

テスト環境
「ちもろぐ専用ベンチ機(2023)
スペックパーツの詳細
CPUCore i9 13900K
マザーボードASUS TUF GAMING
Z690-PLUS WIFI D4
メモリDDR4-3200 16GB x2使用モデル「Elite Plus UD-D4 3200」
グラボ全部で28枚
SSDNVMe 1TB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」
OSWindows 11 Pro(22H2)
ドライバNVIDIA 531.18 / Radeon 23.5.2

今回のApex Legendsベンチマーク検証では、ちもろぐ専用ベンチ機を使います。基本スペックは以上の通り。

CPUはゲーミング性能がトップクラスに高いCore i9 13900K(24コア)を使い、メモリはBTOパソコンで標準的な「DDR4-3200」を32 GB(16 GBを2枚)です。

Apex Legendsのインストール先はもちろんNVMe SSDです。

検証用に用意したグラボは、RTX 4090やRTX 4070 Tiなどハイエンドはもちろん、RX 7600やIntel Arc A770やRTX 3050などミドルクラス~エントリークラスまで幅広く取り揃えました。

検証で使用されたグラボは全部で28枚です。グラボごとにApex Legendsでどれくらいフレームレートを出せるか、総当たりで推奨スペックを調べる総力戦です。

テスト方法をいろいろと考え、最新のApexベンチマークは過去もっとも重量級な内容に更新します。

FPSゲームの検証データは軽すぎるよりも、重たい方が重視される傾向が強いと分かったため、高い負荷を安定してかけられる「射撃訓練場」を使います。

単にマップ内を走ってアルティメットアビリティ(ウルト)を撃つだけでは、実際のプレイよりかなり軽いです。バンガロールのスモークやテルミット爆弾、スコープを覗き込みながらエイム射撃するなど。

複数のアクションを同時に組み合わせて、実際のゲームプレイでも珍しい※高負荷を掛けています。

※実際のゲームプレイで測定したデータの平均を下回る(下位10%に分布)レベルの負荷を作りました。参考までに、もっとも重たい負荷はフライト時にマップ全景を眺める行為ですが、実際のゲームプレイは「陸に降りて行われる」ため今回のテストでは見送りました。

(クリックすると拡大します)

テストする設定は「低設定」「中設定」「最高設定」の3パターンです。低設定と最高設定でどれくらい画質が変わるのか?・・・は、以下の比較画像を参考にどうぞ。

キャラクターモデルの造形やディティール感には、意外と影響が出ないようです。

鉄格子や地面のテクスチャは露骨に省略されています。

スコープを覗き込んだときのディティール感はほとんど影響が無いです。

鉄格子のジャギー、樹木の細かさやシャドウの描写、練習用ボットのテクスチャ感は分かりやすく省略されています。

全体的に画質設定で影響が出るのはテクスチャやシャドウの細かい描写です。

エイム時に中央に表示されるエリアや、敵キャラクターのモデリング品質はそれほど省略されない傾向があり、グラフィック設定による競技性への影響を考えて実装されている印象です。

Apex Legendsの推奨グラフィックボード

フルHD(1920×1080)の場合

Apex Legendsのグラボ別フレームレート:フルHD(低設定)

平均フレームレート最低フレームレート1%

フルHD(1920×1080)の「低設定」はそこそこ軽い動作です。「RTX 3060 12GB」や「RX 6600」など、ミドルクラスのグラフィックボードで平均150 fps前後でプレイできます。

実際のゲームプレイだと平均200 fpsを超えるシーンもあり、コスパよくApexを快適にプレイするなら・・・とりあえず「RTX 3060 12GB」で良いでしょう。

Apex Legendsのグラボ別フレームレート:フルHD(中設定)

平均フレームレート最低フレームレート1%

「中設定」のフレームレートです。低設定より少しだけフレームレートが下がりますが、引き続き「RTX 3060 12GB」や「RX 6600」で不便なくプレイ可能です。

実際にプレイすると平均180 fpsを超える場面も多く、敵からテルミットやスモークを食らうと一時的に80 fps前後まで落ち込む程度です。基本的にフルHDの中設定は「RTX 3060 12GB」で問題なし。

Apex Legendsのグラボ別フレームレート:フルHD(最高設定)

平均フレームレート最低フレームレート1%

「最高設定」はテクスチャの描写がかなり細かくなり、エフェクト発生時の落ち込みが大きいです。落ち込みに引っ張られて平均フレームレートも大きく下がり、RTX 3060 12GBで平均144 fpsを維持できません。

よってApex LegendsをフルHDの最高設定でプレイするなら、「RTX 3060 Ti」や「RX 7600」をおすすめしたいです。もう少し予算に余裕があれば「RTX 4060 Ti」も候補でしょう。

やかもち
ApexのフルHDおすすめグラボまとめ:低~中設定ならRTX 3060、最高設定はRTX 3060 Tiですね。

WQHD(2560×1440)の場合

Apex Legendsのグラボ別フレームレート:WQHD(最高設定)

平均フレームレート最低フレームレート1%

Shroud氏をはじめ、一部のプロゲーマー界隈でも使用者が増えてきたWQHD(2560×1440)ですが、やはりフルHDより約1.7倍大きい分だけ処理も重たいです。

WQHDで平均144 fpsを出せるコスパが良いグラボは「RTX 4070」または「RTX 3080」に限られます。RTX 3080は旧世代でワットパフォーマンスがかなり悪いので、これから新品を買うなら「RTX 4070」の方がおすすめ※です。

※仮想通貨マイニングに使われていない、状態のいい中古品が6万円台ならRTX 3080も魅力的。状態のいい中古の入手難易度は非常に高いですが。

やかもち
ApexをWQHDでプレイするなら「RTX 4070」です。設定を少し調整して平均165 fps以上も狙えます。

4K(3840×2160)の場合

Apex Legendsのグラボ別フレームレート:4K(最高設定)

平均フレームレート最低フレームレート1%

ディティールが非常に細かく描写される4K解像度(3840×2160)で、わざわざApex Legendsをプレイする人はほとんどいないです。参考程度に見てください。

Apexの4Kで平均144 fpsを出せるグラボは「RX 7900 XTX」または「RTX 4090」です。

非常に重たい動作ですが、今回のベンチマークに使ったスモークとテルミット爆弾の影響が大きいです。実際に陸に降りてプレイすると、RTX 4080で平均185 fpsを記録します。

Apex Legendsのフレームレート:4K(最高設定)

RTX 4070 Tiでも平均150 fps前後を推移したため、Apexの4Kを快適に遊ぶなら「RTX 4070 Ti」以上で大丈夫です。Radeonに抵抗がないなら「RX 7900 XTX」も候補でしょう。

やかもち
実際に4Kでプレイするかどうかはともかく、Apexの4K解像度は「RTX 4070 Ti」で問題なかったです。

Apex Legendsの推奨グラボまとめ

解像度平均144 fpsで
プレイ可能
200 fps以上で
プレイ可能
フルHD(低設定)1920 x 1080RTX 3060 12GB
または RX 6600
RTX 4060 Ti
または RX 7600
フルHD(中設定)1920 x 1080
フルHD1920 x 1080RTX 3060 Ti
または RX 7600
RTX 4070
WQHD2560 x 1440RTX 4070RTX 4070 Ti
4K3840 x 2160RTX 4070 Ti
または RX 7900 XTX
RTX 4090
Apex Legendsグラボ別フレームレートまとめ
グラボフルHD1920 x 1080WQHD2560 x 14404K3840 x 2160
RTX 4090279.5 fps241.4 fps169.1 fps
RX 7900 XTX283.3 fps247.0 fps149.5 fps
RTX 4080245.4 fps199.5 fps127.4 fps
RTX 4070 Ti224.2 fps175.7 fps107.9 fps
RX 6800 XT224.4 fps170.4 fps98.7 fps
RTX 3090189.3 fps150.8 fps95.2 fps
RTX 4070198.8 fps154.1 fps94.9 fps
RTX 3080 10GB189.4 fps148.9 fps92.6 fps
RTX 2080 Ti163.1 fps127.7 fps80.5 fps
RTX 3070 Ti166.9 fps127.3 fps75.4 fps
RTX 3070161.3 fps123.6 fps73.4 fps
RTX 4060 Ti162.8 fps123.0 fps71.3 fps
RTX 3060 Ti145.8 fps110.2 fps63.7 fps
ARC A770134.9 fps106.6 fps63.0 fps
RTX 2070 Super132.9 fps99.6 fps59.9 fps
RX 7600147.9 fps104.8 fps57.2 fps
GTX 1080 Ti131.2 fps98.1 fps56.9 fps
RX 6600 XT138.3 fps98.4 fps53.0 fps
RTX 3060 12GB118.7 fps86.5 fps49.1 fps
RX 6600116.3 fps80.2 fps42.8 fps
RTX 2060101.9 fps75.0 fps42.5 fps
GTX 1660 Super89.4 fps63.7 fps35.2 fps
RTX 305079.5 fps60.1 fps33.8 fps
RX 6500 XT81.4 fps55.2 fps29.2 fps
GTX 1060 6GB65.2 fps45.1 fps24.2 fps
GTX 1650 G650.6 fps36.7 fps21.3 fps
GTX 1050 Ti40.0 fps26.7 fps14.1 fps
GT 103019.8 fps13.0 fps13.0 fps

総当たりベンチマークの結果わかった、Apex Legendsにおすすめなグラフィックボードを表にまとめました。

実際のゲームプレイより重たい傾向のある「射撃訓練場ベンチマーク」で、平均144 fps前後、平均200 fps以上を出せるグラボを表にまとめています。

もっともプレイヤー層が多いであろうフルHD(1920×1080)の場合、平均144 fpsなら「RTX 3060 Ti」や「RX 7600」、平均200 fps以上を狙うなら「RTX 4060 Ti」や「RTX 4070」が現時点でのおすすめグラボです。

Apex Legendsに必要なCPUは?

公式サイトいわく、Apex LegendsはそれほどCPUの性能を要求しない印象ですが、実際に検証してみないと分かりません。17個のCPUを使って、フレームレートが変化するか比較テストします。

なお、CPUボトルネックの各データは2023年4月に収録されました。

やかもち
CPUボトルネックが非常に出やすい「RTX 4080」を使って比較ベンチマークしました。

フルHD(1920×1080)の場合

Apex LegendsのCPU別フレームレート:CPUボトルネックを検証(フルHD)

平均フレームレート最低フレームレート1%

フルHD(1920×1080)のCPU別フレームレートです。ぼんやり・・・とCPUボトルネックの影響が確認できるものの、Core i5 12400FからCore i9 13900Kの間だと差がほぼ無いです。

Core i5 12400FとCore i9 13900Kを入れ替えて実際にApexをプレイして「体感できる性能差」を確認できるかチェックしましたが、性能差はわずかだったとだけコメントしておきます。

フレームレートを表示せず、他人にCPUをすり替えてもらうブラインドテストで差を見抜けるか?と聞かれると、まったく自信を持てないです。

価格がかなり安くなっている「Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)」や、「Core i5 13400(10コア16スレッド)」で十分です。

しかも上記のデータは「RTX 4080」を使って測定されています。性能がより低いRTX 4070やRX 7600だと、CPUボトルネックはさらに縮小してしまい、体感できるほどの性能差を得るのは困難になります。

Apex Legends「フルHD(最高画質)」
CPU平均fps最低fps(1%)
Core i9 13900K271.4 fps200.8 fps
Core i5 13600K271.1 fps203.0 fps
Core i7 12700K271.1 fps202.4 fps
Core i7 13700K270.9 fps201.0 fps
Core i7 13700270.2 fps198.1 fps
Core i5 13500270.2 fps198.7 fps
Core i5 12600K269.4 fps200.2 fps
Core i5 13400268.8 fps195.5 fps
Core i5 12400F268.2 fps202.4 fps
Ryzen 7 5800X262.2 fps198.1 fps
Ryzen 5 5600X258.6 fps192.3 fps
Ryzen 7 7700X257.6 fps199.8 fps
Ryzen 5 7600X255.5 fps189.0 fps
Ryzen 9 7950X254.7 fps189.0 fps
Core i5 11400251.5 fps185.9 fps
Core i3 12100248.7 fps179.6 fps
やかもち
Apex Legendsはかなり洗練された設計です。これほどCPU性能の影響を受けづらいFPSゲームは珍しいかも。

4K(3840×2160)の場合

Apex LegendsのCPU別フレームレート:CPUボトルネックを検証(4K)

平均フレームレート最低フレームレート1%

4K解像度(3840×2160)のCPU別フレームレートです。ベンチマークをよく見ている人なら知っていると思いますが、4KゲーミングでCPUボトルネックはほとんど発生しません。

今回のデータによると、Core i9 13900K(約8万円)とCore i3 12100(約1.3万円)で性能差はわずか7%です。8倍近いお金を払って1.07倍の性能を得られます。

間を取って「Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)」や、「Core i5 13400(10コア16スレッド)」で十分でしょう。Apex LegendsにCore i9やRyzen 9など、7~9万円もするハイエンドCPUは不要です。

むしろCPUをほどほどにして予算を浮かせて、より高性能なグラフィックボードに投資した方が確実に高いフレームレートを得られます。

Apex Legends
「4K(最高画質)」
CPU平均fps最低fps(1%)
Core i7 13700142.5 fps83.9 fps
Core i7 13700K142.4 fps86.0 fps
Core i5 13400141.9 fps84.0 fps
Core i9 13900K141.4 fps83.8 fps
Core i5 13600K141.4 fps85.8 fps
Core i5 12400F141.3 fps86.1 fps
Core i7 12700K141.1 fps85.8 fps
Core i5 12600K141.0 fps85.4 fps
Core i5 13500140.8 fps82.9 fps
Ryzen 7 5800X140.3 fps81.0 fps
Core i5 11400138.9 fps84.5 fps
Ryzen 5 5600X138.3 fps80.1 fps
Ryzen 5 7600X137.2 fps82.4 fps
Ryzen 9 7950X136.0 fps82.9 fps
Ryzen 7 7700X134.7 fps81.9 fps
Core i3 12100132.9 fps77.6 fps
やかもち
そもそもApexを4Kでプレイする人が極めてまれなので、4Kゲーミング時のCPUボトルネックを気にする必要はほぼ無いです。

Apex Legendsに最適なCPUまとめ

用途と目的最適なCPU
コスパ重視CPUは妥協、グラボに予算を
  • Core i5 13400
    (10コア16スレッド)
  • Ryzen 5 5600X
    (6コア12スレッド)
マルチタスク重視同時に複数のソフトを使う
  • Core i5 13400
    (10コア16スレッド)
  • Ryzen 7 5700X
    (8コア16スレッド)
ゲーム実況配信
  • Core i5 13600K
    (14コア20スレッド)
  • Core i7 13700
    (16コア24スレッド)

Apex Legends自体はCPUによるプラス効果が少ないです。

価格が安くなってきたRyzen 5やCore i5シリーズで十分ですし、マルチタスクを想定するなら8コアの割に価格が安い「Ryzen 7 5700X」や、10コア搭載の「Core i5 13400F」で問題ありません。

Apex Legendsに必要なメモリ

公式サイトいわく、Apex Legendsは8 GB以上のメモリ容量を推奨しています。

メモリの使用量は使っているグラフィックボードによって変化するため、グラフィックボードと解像度別にメインメモリの使用量をチェックします。

メモリは16 GBあれば十分です

Apex Legendsのメモリ使用量

GT 1030(VRAM:2 GB)、RTX 3050(VRAM:8 GB)、RTX 3060(VRAM:12 GB)でテストした結果です。

GT 1030のみVRAMからデータが溢れてメモリの使用量が増えていますが、RTX 3050とRTX 3060では平均8.9 GB前後で安定します。実際にプレイすると、あと1~2 GBほど増えます。

Apex Legendsをプレイするだけなら、容量16 GBのメモリで大丈夫です。

ただし、ブラウザ(ChromeでYoutubeなど)や通話ソフト(Discord)を同時に起動するなど。マルチタスクを想定すると・・・メモリ容量が16 GBだとややカツカツかも。

Chromeのタブを開いたまま片付けない人や、ゲーム配信や動画編集を想定している方はメモリ容量32 GBをおすすめします。

VRAM(ビデオメモリ)はどれくらい使う?

Apex LegendsのVRAM使用量

解像度が大きい(フルHD < WQHD < 4K)ほど、VRAMの使用量が増えます。

フルHD時で平均2.4 GB前後、WQHDで平均2.8 GB前後です。4Kだと一気に増えて5 GBで、実際にプレイするとさらに増えて平均7 GB前後でした。

といっても最近のグラフィックボードはミドルクラスですら容量8 GBのVRAMを搭載しています。ApexをフルHD~WQHDでプレイする場合、VRAM容量が問題になる可能性はほとんど無いでしょう。

Apex Legendsの推奨スペックまとめ

Apex Legendsの推奨スペックまとめ

グラボは「RTX 3060」「RTX 4070」でOK

解像度平均144 fpsで
プレイ可能
200 fps以上で
プレイ可能
フルHD(低設定)1920 x 1080RTX 3060 12GB
または RX 6600
RTX 4060 Ti
または RX 7600
フルHD(中設定)1920 x 1080
フルHD1920 x 1080RTX 3060 Ti
または RX 7600
RTX 4070
WQHD2560 x 1440RTX 4070RTX 4070 Ti
4K3840 x 2160RTX 4070 Ti
または RX 7900 XTX
RTX 4090

とりあえず迷ったら「RTX 3060 12GB」です。低~中設定で平均144 fpsを超え、実際のゲームプレイで平均200 fps近い性能も狙えます。

高画質でフルHDなら「RTX 3060 Ti」または「RX 7600」がおすすめ。特にRTX 3060 Tiは発売から時間が経過しており、価格がかなりこなれています。

フルHDで平均200 fps超え、WQHDで平均144 fps狙いの方は「RTX 4070」を推奨します。

CPUは「Ryzen 5」以上を推奨

用途と目的最適なCPU
コスパ重視CPUは妥協、グラボに予算を
  • Core i5 13400
    (10コア16スレッド)
  • Ryzen 5 5600X
    (6コア12スレッド)
マルチタスク重視同時に複数のソフトを使う
  • Core i5 13400
    (10コア16スレッド)
  • Ryzen 7 5700X
    (8コア16スレッド)
ゲーム実況配信
  • Core i5 13600K
    (14コア20スレッド)
  • Core i7 13700
    (16コア24スレッド)

Apex LegendsではCPU性能をそれほど要求しません。定番のミドルクラスCPU「Core i5 13400」や「Ryzen 5 5600X」で問題なく快適にプレイできます。

RTX 4070 Tiなど、ハイエンドなグラボと組み合わせて平均240 fpsを狙うなら「Core i7 13700」以上もアリですが、平均144 fps程度ならCore i5シリーズで問題ありません。

メモリは少なくとも16 GB以上

用途と目的メモリ容量
Apexをプレイ最低16 GB
同時にネット見る16 GB欲しい
ゲーム実況配信32 GB以上

WindowsとApex Legendsで、メモリを合計10~11 GBほど使います。最低でもメモリは16 GB必要です。

ゲームしながらDiscordでボイチャしたり、ゲーム配信をするなど。マルチタスクを想定するなら、なおさら16 GBあった方が安心です。

Apex LegendsにおすすめなゲーミングPC

【迷ったらこれ】LEVEL M7P5

知る人ぞ知る高コスパゲーミングPC「LEVEL∞」

パソコン工房「LEVEL∞」をレビュー(外観デザイン)
LEVEL-M7P5-R57X-SLX
2023年11月時点のスペック
CPURyzen 7 5700X
(8コア / 16スレッド)
CPUクーラー空冷式クーラー
マザーボードAMB B550チップセット
メモリ16 GB
(DDR4-3200 / 2枚組)
グラフィックボードRTX 3060 Ti
SSD500 GB(NVMe SSD)
HDD
電源ユニット700 W
(80 PLUS Bronze)
OSWindows 11 Home
納期2~7日
参考価格8000円引き(12/3まで)
154800 円(送料:無料)

最新価格をチェックする

Apex LegendsのゲーミングPC選びで迷ったら、LEVEL∞ M7P5」が今おすすめです。

CPUにRyzen 7 5700X(8コア16スレッド)、グラボにRTX 4060 Ti、メモリ容量16 GBを搭載します。Apex Legendsを低設定で平均210 fpsほど、最高画質で平均160 fps前後でプレイ可能です。

パソコン工房「LEVEL∞」をレビュー(マザーボードの拡張性)
  • メモリスロット:空き2本
  • M.2 SSD:あと1枚
  • 拡張カード:あと2枚
    (キャプチャボードやサウンドカードなど)
  • HDDやSSD:最大6台まで
    (ケースの都合でHDDは最大2台まで)

パーツの拡張性も十分です。あとから自分でメモリを増設したり、ストレージ(SSDやHDD)の容量を増やせます。

パソコン工房のPCケースはなるべく道具を使わずに取り外しができる、ツールレス設計を採用しているため、PC初心者でも直感的にパーツの増設がしやすい親切なデザインです。

↑LEVEL∞を買ってレビューしてみた記事はこちらからどうぞ。

やかもち
ApexをフルHDでコスパよくプレイしたいゲーマーにおすすめ。

【平均200 fps】LEVEL R779

RTX 4070搭載で平均200 fps超えを目指す

LEVEL-R779-A134F-TLSXB
2023年11月時点のスペック
CPUCore i5 13400F
(10コア / 16スレッド)
CPUクーラーIntel CPU付属クーラー
マザーボードIntel Z790チップセット
(2.5G LANポート搭載)
メモリ16 GB
(DDR5-4800 / 2枚組)
グラフィックボードRTX 4070 12 GB
SSD1 TB
(NVMe SSD)
HDD
無線LAN
電源ユニット700 W
(80 PLUS Bronze)
OSWindows 11 Home
納期最短2日
参考価格226700 円(送料:無料)
最新価格をチェックする

ApexをWQHDでプレイするならLEVEL R779がおすすめです。

CPUにCore i5 13400F(10コア16スレッド)、グラフィックボードにRTX 4070、容量16 GB(DDR5-4800)メモリを標準搭載します。容量1 TBのNVMe SSDも入ってます。

Apex LegendsのフルHDで平均200 fps超え、WQHDで平均144 fpsを目指したいコアなゲーマーに適したゲーミングPCです。

パソコン工房「LEVEL∞」をレビュー(外観デザイン)

PCケースは台湾In Winに作らせた、LEVEL∞オリジナルケースを採用。剛性がある金属製シャーシです。エアフロー(通気性)に優れたシンプルな内部構造に再設計して、冷却性能とメンテナンス性能を改善します。

流行りのツールレス設計
※クリックで画像拡大
パソコン工房「LEVEL∞」をレビュー(3.5インチマウントベイ)パソコン工房「LEVEL∞」をレビュー(フロントパネル)

標準で取り付け済みの防塵フィルター(ホコリ防止フィルター)は指でつまんで取り外しでき、メンテナンスが簡単です。ネジ類は握力さえあれば指で回せますし、ドライブベイもスライド式です。

道具をなるべく使わずにパーツの増設・交換ができる、昨今流行りのツールレス設計に仕上がっており、PC初心者でも使い勝手に優れます。

  • メモリスロット:空き2本
  • M.2 SSD:あと1枚
  • 拡張カード:あと3枚
    (キャプチャボードやサウンドカードなど)
  • HDDやSSD:最大4台まで
    (ケースの都合でHDDは最大2台まで)

Intel Z790チップセットを搭載し、パーツの拡張性も充実です。

LEVEL R779の標準マザーボードは一般的なLANポートの2.5倍の性能を持つ「2.5G LAN」も搭載します。最大2500 Mbpsの高速インターネット※に加え、FPSゲームで重要な遅延(レイテンシ)も減らす効果があります。

※2.5G LANの性能を実際のインターネットで活かすには、2G~10G光回線が必要。関西圏なら「eo光10G」、関東なら「光クロス」がおすすめ。


【平均300 fps】Legion Tower 5i Gen 8

RTX 4070 Ti搭載で平均300 fpsを目指す

Legion Tower 5i Gen 8をレビュー(外観デザイン)
Legion Tower 5i Gen 8
2023年11月時点のスペック
CPUCore i7 13700F
(16コア / 24スレッド)
CPUクーラー120 mm空冷式クーラー
マザーボードIntel B660チップセット
(2.5G LANポート搭載)
メモリ32 GB
(DDR5-5600 / 2枚組)
グラフィックボードRTX 4070 Ti 12 GB
SSD1 TB
(NVMe SSD)
HDD
無線LANWiFi 6E(最大2.4 Gbps)
電源ユニット850 W
(80 PLUS Gold)
OSWindows 11 Home
納期最短2~3週間
参考価格310464 円(送料:無料)
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Apex Legendsで平均300 fps(上限)を目指すならLegion Tower 5i Gen 8(RTX 4070 Ti)を推奨します。

標準スペックの価格は約35万円ですが、カスタマイズ画面でCPUをCore i7 13700F(16コア24スレッド)に変更すると約31万円です。

上記カスタマイズでグラフィックボードにRTX 4070 Ti、容量32 GB(DDR5-5600)メモリ、容量1 TBのNVMe SSD(高速SSD)を標準搭載します。

Apex LegendsのフルHDで平均300 fps上限を必要とする、ガチな競技ゲーマーに適したゲーミングPCです。

Legion Tower 5i Gen 8をレビュー(ケースを開けて中身を見る)

(RTX 3060モデルを撮影した写真)

Legionオリジナル設計の独自シャーシを採用。一方通行のエアフローが形成されやすい、シンプルな内部構造で必要十分な排熱性とすぐれた静音性を可能にしています。

ARGBライティング対応の120 mm空冷式CPUクーラーや、標準で3個(背面に1個 / 前面に2個)に120 mmケースファンを搭載。最近流行りの光るデザインに対応できます。

もちろんPCケースのボタンを押して光り方を調整したり、消灯も可能です。

Legion Tower 5i Gen 8をレビュー(マザーボードの拡張性)
  • メモリスロット:空き2本
  • M.2 SSD:あと1枚
  • 拡張カード:あと1枚
    (キャプチャボードやサウンドカードなど)
  • HDDやSSD:最大4台まで
    (ケースの都合でHDDは最大2台まで)

Intel B660チップセット搭載で、ゲーミング用途にほどよい拡張性を確保します。メモリスロットに2本空きがあり、あとから自分でメモリを増設可能です。

Lenovo製B660マザーボードは一般的なLANポートの2.5倍の性能を持つ「2.5G LAN」も搭載します。最大2500 Mbpsの高速インターネット※に加え、FPSゲームで重要な遅延(レイテンシ)が少ないです。

※2.5G LANの性能を実際のインターネットで活かすには、2G~10G光回線が必要。関西圏なら「eo光10G」、関東なら「光クロス」がおすすめ。

実際に↑Legion 5i Gen 8を買ってレビューしてみた記事はこちらからどうぞ。

やかもち
カスタマイズ画面でCPUをダウングレードするとコスパが化ける、隠れコスパゲーミングPCです。

以上「Apex Legendsの推奨スペックを検証 & 解説:意外と重たいよ」について、解説でした。

RTX 4000搭載のおすすめゲーミングPC【解説】

RTX 3000搭載のおすすめゲーミングPC【解説】

記事更新内容
  • 2020/06/17:Apex Legendsの推奨スペックをアップ
  • 2022/06/01:重量化したベンチマークで再テスト
  • 2023/06/11:さらに重量化した新ベンチマークで再テスト(UPDATE !!)

実際にゲーミングPCを使ってみた【レビュー】

実際にベンチマークしてみた【ゲーム別fps】

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12 件のコメント

  • 4060Tiがしれっと混じってて草
    何で4060Tiのレビューはないの?

    っていうか買ったんだ・・・初日にアキバで一台しか売れなかったそうだけどw

  • 遠くの敵も見つけやすいので私は4Kでプレイしてますけどね。いい加減4KでFPSをやる人なんていない!という固定概念は捨てた方がいいですよ

  • CPUは訓練場ではなくカジュアルとかランク行くと差が出ますよ
    といってもランダム性強すぎてベンチマーク結果取るの大変かもしれませんが

  • rtx4090なら4kでも画質最低なら240fpsかなり安定して出るから高解像度モニターが競技シーンで使われるようになるのもそんなに遠くない未来かも?

  • 現役ユーザーの視点から言わせていただくとこの検証かなり正確に実ゲームでのフレームレート値になっていて、今後GPUを買い替える場合にめちゃくちゃ参考になります。

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