2018年のおすすめCPUは?自作歴23台が10個厳選 & 解説する

2017年以降、CPUは2大メーカーである「Intel」と「AMD」の間で熾烈な競争が再び始まり、性能アップと共にラインナップも増えました。以前なら「i5とi7で悩むなぁ。」というレベル済んでいたけど、今は「Ryzenもあるし…」と、PC初心者にとっては選択肢が増えて選ぶ難易度が上がった。

そこで本記事では、実際にAMDもIntelのCPUも両方使ってきた経験があり、過去に20台以上の自作PCを組んできた経験のある筆者が「おすすめなCPU」について解説してみます。

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2018年の「おすすめCPU」を10個選びました

おすすめなCPUまとめ

よくあるまとめ系サイトだと、テキトーに順番ずつ並べるだけで終わってしまう(加えてインテル推しの傾向もある)。だから、本記事では「目的に合わせた最適なCPU」という観点から、おすすめなCPUをまとめていく。

  • ゲーミングには、このCPU
  • レンダリングなら、このCPU
  • 動画配信や実況には、このCPU

という具合です。

もちろん、「なぜその用途に対して、このCPUがおすすめなのか?」を、データに基づいて解説します。なるべく印象論は入れず、客観的な視点から選んでいるので信頼性は高めですよ。

初心者もち
初めてゲーミングPCを買おうと思って、CPUを初めて選びに来た初心者だけど、内容分かるかな?
自作歴23台のやかもち
大丈夫。そのパソコンで「何をしたいのか?」が決まっているなら問題なし。

では、以下より「おすすめCPU : 10選 & 解説」に入っていく。

ソケット:LGA 1151(v2)チップセット:Intel 300コア数:8スレッド数:8クロック周波数:3.6 ~ 4.6 GHzOC:可能キャッシュ:512 KB + 2 MB + 12 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2666 / x2PCIe:16レーン内蔵GPU:UHD Graphics 630TDP:95 W付属クーラー:なしMSRP:$ 385
スペック項目内容とポイント
ソケットCPUが対応しているマザーボード側の「ソケット」のこと。ソケットが違うと設置できないので注意したい。
チップセットCPUが対応しているチップセットのこと。チップセットが合わないと、CPUを使うことが出来ない。
コア数CPUのコア数のこと。多いほどマルチスレッド性能が高くなる。
スレッド数CPUが対応している処理スレッド数のこと。多いほどマルチスレッド性能が高くなる。
クロック周波数CPUの動作クロック周波数(定格時)。スペック欄では、最小値に「ベースクロック」、最大値に「全コア負荷時のブーストクロック」を記載しています。
OC手動オーバークロックに対応しているかどうか。
キャッシュCPUのキャッシュ容量のこと。スペック欄では、左から順に「L1キャッシュ」「L2キャッシュ」「L3キャッシュ」の容量を記載。
メモリ対応しているメモリーの規格と、最大容量、そして対応チャネル。
PCIeCPUが対応しているPCI Expressレーンの本数。超高速SSDやグラボをたくさん使うなら、多いほうが有利。
内蔵GPUCPUに内蔵されているグラフィックス用のチップ。基本的に、AMDの方が内蔵GPUは優秀です。
TDP平たく言えば「消費電力」を示すが、インテルの場合はCPUによって5割くらい乖離することもある。参考程度にしておこう。
付属クーラーCPUに付属している「CPUクーラー」のこと。オーバークロック対応CPUには、付属しないことが多い。
MSRPインテルの希望小売価格のこと。単位は米ドルです。
筆者のランク格付けについて

ベンチマーク、実際の処理性能、扱いやすさなど。客観的なデータに基づいた評価に加え、そのCPUのコスパと性能のバランスや、コンセプトに対する実現度など。やや筆者の主観も加えたランク付けです。


1. Core i7 9700K : 最高のゲーミングCPU

ソケット:LGA 1151(v2)チップセット:Intel 300コア数:8スレッド数:8クロック周波数:3.6 ~ 4.6 GHzOC:可能キャッシュ:512 KB + 2 MB + 12 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2666 / x2PCIe:16レーン内蔵GPU:UHD Graphics 630TDP:95 W付属クーラー:なしMSRP:$ 385
i7 9700Kのメリット
  • ほぼ最高のゲーミング性能
  • 優秀な1コアあたりの性能
  • オーバークロックしやすい
  • 冷えやすい仕様
i7 9700Kの弱点
  • ゲーム配信には性能が…
Intel / コア : 8 / スレッド : 8 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

ずば抜けてゲームに強い「i7 9700K」

ゲームにはグラフィックボードが一番大事ですが、その次にCPUも大事です。「データで分かる、ゲームをするのに最適なCPUを徹底解説」で解説している通り、せっかく良いグラボを用意しても、CPUがダメなら本来の性能が出てくれない。

この現象のことを「ボトルネック」と呼び、グラフィックボードの性能が良いほど発生しやすいです。実際、ライバルのRyzen 7と比較してみると、同じグラボでも約16%くらい性能が変わってしまいます。

i7 9700Kのゲーミング性能はトップクラス

なので、がっつりゲーミング目的でCPUを選ぶなら、Core i7 9700Kが最も適任なCPUです。特に、RTX 2070以上のハイエンドグラボと、144 Hz対応のゲーミングモニターを使う予定ならi7 9700KほどベストなCPUは無い。

逆にゲーミングモニターを使わない予定なら、あえてi7 9700Kを選ぶ必要は無かったり。普通のモニターは60 fps以上の映像に対応していないので、フレームレートが60 fps以上の領域で10~20%伸びても恩恵が無いからね。

「i7 9700K」はクリエイティブ用途に強い?

CPUi7 9700KRyzen 7 2700X解説
Cinebench R15シングルスレッド性能218 cb179 cbマルチスレッド性能が効きやすい「レンダリング」という分野では、概ねRyzen 7に劣る
Cinebench R15マルチスレッド性能1515 cb1809 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度305268
Handbrake x264動画エンコード(高速)194 fps166 fps動画エンコードは「AVX 2」という機能を使って高速化するが、RyzenのAVX 2はインテルより性能が低い(※Aviutlは例外です)
Handbrake x265動画エンコード(低速)196 fps153 fps
Photoshop CC一般処理の速度(相対値)110.6 %89.6 %Adobe系ソフトはインテルCPUに最適化されているため、Ryzenの性能を活かしきれない。
Photoshop CCGPU処理の速度(相対値)111.2 %93.2 %
Core i7 9700Kは「8コア / 8スレッド」のCPUで、定格だと最大4.6 GHzで動作するCPUです。極めて高いクロックで動作できる8コアCPUなので、当然ながらクリエイティブな用途でも、そこそこ強い

特にライバルのRyzenと比較して、シングルスレッド性能(1コアあたりの性能)がずば抜けて高速なため、Adobe系ソフトやOfficeソフトなど。多コアCPUに最適化されていないソフトで効率よく処理性能を発揮する。

そして意外かもしれないが、動画エンコードの速度も、今のところスペック的には優秀なはずのRyzen 7を上回る。

「i7 9700K」は万人向けのハイエンドCPU

Intel / コア : 8 / スレッド : 8 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

というわけで、i7 9700Kは「高クロックで8コアCPU」を武器に、ずば抜けて優秀なゲーミング性能とバランスの取れた高いクリエイティブ性能を兼ね備える「万人向けのハイエンドCPU」です。

それと従来のCore i7と違って、CPU内部の冷却材がソルダリングに置き換えられたため、より冷えやすくオーバークロックしやすい仕様にもなった。大型空冷ファンや簡易水冷を用意すれば、オーバークロックも容易に楽しめます。

TIM「ソルダリング」の図解

CPUの殻の中をイラスト化すると、こんな感じ。ヒートスプレッダがCPUの外壁で、中に「ダイ」と呼ばれるCPUのチップ本体が入っています。その「ダイ」と「外壁」の間に「冷却材」が挟まっている。

従来のCore i7は、冷却材に冷えにくいグリスが使われていた。最新の第9世代からは、更に高いクロックで動作させるために、冷却材がソルダリング(はんだ付け)に置き換えられ、定格でも4.6 GHzで動くように改善されています。

Core i7 9700Kのもっと詳しい解説 & レビューは以下よりどうぞ。

「i7 9700K」搭載のおすすめBTO

GALLERIA ZT

ドスパラ / CPU : Core i7 9700K / メモリ : DDR4-2666 8GB x2 / グラボ : RTX 2060 / SSD : 500GB

i7 9700Kはメインストリーム向けのCPUですので、多くのBTOメーカーが取り扱っています。コスパ重視で選ぶなら、ドスパラの「GALLERIA ZT」がオススメ。GTX 1660 Tiでバランスに優れたマシンです。


2. Core i5 8400 : i7の半額で同性能のコスパ最強CPU

ソケット:LGA 1151(v2)チップセット:Intel 300コア数:6スレッド数:6クロック周波数:2.8 ~ 3.8 GHzOC:不可キャッシュ:384 KB + 1.5 MB + 9 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2666 / x2PCIe:16レーン内蔵GPU:UHD Graphics 630TDP:95 W付属クーラー:PCG 2015C(65W対応)MSRP:$ 182
i5 8400のメリット
  • 至高のコスパ
  • 「i7 7700K」とほぼ同性能
  • 大人しい消費電力
  • 優れたゲーミング性能
i5 8400の弱点
  • ゲーム配信には厳しい
  • オーバークロックできない
評価「ランクS」のCPU
Intel / コア : 6 / スレッド : 6 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

半額でCore i7と同性能の驚異「i5 8400」

2017年に登場したCPUです。当時、Core i7はまだ4コアだったので、6コアになって登場した第8世代の「Core i5」は驚くべきCPUでした。その中でも182ドルに設定された「i5 8400」はコスパ最強のCPUです。

なぜなら、第7世代の最上位CPUである「i7 7700K」とほぼ同格の性能を持ち、ゲーミング性能もわずかに劣るレベルだったからです。つまり、Core i7の半額で同じ性能が得られるという、あまりにもぶっ飛んだコスパを持つCPU。

それが「i5 8400」です。

自作歴23台のやかもち
補足しておくと、「今」のCore i7と比較すると全然負けます。当時のCore i7と比較して、という話。
i5 8400はi7 7700Kと同格のゲーミング性能

データで比較するとこの通り。ほとんど同じと言って良いレベルのゲーミング性能を実現している。では、クリエイティブな性能はどうだろうか?…同価格帯のRyzen 5とも比較してみよう。

CPUi5 8400i7 7700KR5 2600Ryzen 5解説
Cinebench R15シングルスレッド性能174 cb194 cb161 cbマルチスレッド性能が効きやすい「レンダリング」という分野では同価格帯のRyzen 5に劣る。
Cinebench R15マルチスレッド性能963 cb956 cb1251 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度465453387
Handbrake x264動画エンコード(FHD低速)36.3 fps31.7 fps35.6 fps動画エンコードはコア数が多いほうが有利で、かつインテルの方が速い傾向。
Handbrake x265動画エンコード(4K低速)26.8 fps24.0 fps23.5 fps
Photoshop CC一般処理の速度(相対値)93.1 %87.5 %Adobe系ソフトはやはり、インテルの方が速く処理できる。(※Core i7 7700Kはデータが古すぎるので省略しました)
Photoshop CCフィルター処理の速度(相対値)94.1 %88.9 %

同価格帯のRyzen 5 2600 / 2600Xは、6コア12スレッドでCore i5の2倍のスレッド数を持つ。そのため、マルチスレッド性能が効きやすいレンダリングでは、Core i5は一歩劣る結果になりますね。

一方で、動画エンコードやAdobe系ソフトなどシンプルな処理では、やはりCore i5の方が優位な結果。コア数が4から6へ増えたことで、動画エンコードは従来のCore i7よりも高速化している。

「i5 8400」は万人向けのコスパ特化型CPU

Intel / コア : 6 / スレッド : 6 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

i5 8400はとにかくコストパフォーマンスが最高にいい。設定価格182ドルで、昔は380ドルもしていたCore i7並の性能が手に入る。動画配信や毎日エンコードをするような使い方でないなら、多くの人にとって満足できる性能です。

ゲーミング性能も優秀で、GTX 1080RTX 2070程度までなら、i5 8400で十分に間に合う。コスパ重視でゲーミングPCや、Adobe用PCを求めているなら非常にオススメです。筆者の評価はもちろん「Sランク」

Core i5 8400のもっと詳しい解説 & レビューは以下よりどうぞ。

「i5 8400」搭載のおすすめBTO

GALLERIA DT 1060

ドスパラ / CPU : Core i5 8500 / メモリ : DDR4-2666 4GB x2 / グラボ : GTX 1060 6GB / SSD : 250GB

i5 8400の後に、ちょっとだけ性能が高い「i5 8500」が登場して、一気にBTOに浸透しています。コスパ重視で選ぶ場合は、ぼくが実際にレビューを行っている「GALLERIA DT」をオススメしておく。王道スペックのゲーミングPCです。


3. Ryzen 7 2700X : CPUの「価格革命」第2弾

Ryzen 7 2700X BOX
ソケット:Socket AM4チップセット:AMD 300 / 400コア数:8スレッド数:16クロック周波数:3.7 ~ 4.25 GHzOC:可能キャッシュ:768 KB + 4 MB + 16 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2933 / x2PCIe:20レーン内蔵GPU:なしTDP:95 W付属クーラー:AMD Writh Prism(105W対応)MSRP:$ 329
Ryzen 7 2700Xのメリット
  • コスパ最強の8コアCPU
  • 突出したマルチスレッド性能
  • 比較的マトモな消費電力
Ryzen 7 2700Xの弱点
  • ゲーム配信がやや重たい
  • メモリークロックが必要
  • 汎用性はIntelに負ける
評価「ランクA+」のCPU
AMD / コア : 8 / スレッド : 16 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 300 or 400

インテルを焦らせた価格革命「Ryzen 7」

2017年に登場し、わずか3.8万円で購入できる「8コアCPU」として、自作PC市場はもちろんのことCPU業界をも震撼させた「AMD Ryzen」シリーズ。格安でマトモな8コアとして、第1世代はまたたく間に大人気CPUに上り詰める。

しかし、ゲーミング性能とシングルスレッド性能の低さが弱点だった。その後、2018年に第2世代のRyzen「Zen+」が登場。クロック周波数とレイテンシを改善することで、初代の弱点をやや緩和しました

ゲーミング性能を改善したRyzen 7 2700X

それでもまだ、ライバルのCore i7シリーズには若干劣るものの、普通のモニターでゲーミングする分には全く問題ないレベルまで改善しています。

4万円以下で最強のマルチスレッド性能ですが

CPURyzen 7 2700Xi7 9700Ki7 8700K解説
Cinebench R15シングルスレッド性能179 cb218 cb205 cb8コア16スレッドで、同価格帯のCore i7を圧倒するマルチスレッド性能を見せつける。
Cinebench R15マルチスレッド性能1809 cb1515 cb1428 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度268305317
Handbrake x264動画エンコード(高速)166 fps194 fps174 fpsしかし、動画エンコードではインテルに若干劣る。特に8コア化したi7 9700Kは強力。(※Aviutlは例外です)
Handbrake x265動画エンコード(低速)153 fps196 fps175 fps
Photoshop CC一般処理の速度(相対値)89.6 %110.6 %98.8 %Adobe系ソフトはインテルCPUに最適化されているため、Ryzenの性能を活かしきれない。
Photoshop CCGPU処理の速度(相対値)93.2 %111.2 %100.5 %

4万円以下のCPUとしては、Core i7で太刀打ちできないほどのマルチスレッド性能を持っている。ただ、課題としては、その強力なマルチスレッド性能を活かせる環境がインテルと比較して若干狭いということ。

コア数が効く(=物量が求められる作業内容)タスクにおいて、Ryzen 7 2700Xは最高のコストパフォーマンスを発揮するが、AVX 2を駆使する動画エンコードや最適化が乏しいAdobe系ソフトでは不利な立場にいる。

Aviutlの動画エンコードはちゃんと速度が出るので、Aviutlのエンコード専用機には向いています。が、Ryzen 7だとAviutlのプレビューに突っかかるような動作が出るため、編集には向いていない。

手軽に8コアを楽しめる「Ryzen 7 2700X」

AMD / コア : 8 / スレッド : 16 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 300 or 400

思った以上にソフト屋が最適化を進めないために、クリエイティブな用途では「レンダリング」が主戦場になっているのが惜しい。一方で、一般的な使い方やフルHDゲーミングには、何の問題もなく使えるレベルの仕上がりです。

インテルの8コアが4~7万円もすることを考えると、Ryzen 7 2700Xは手軽に8コアを体験できるコスパ特化型CPU。だから、

  • 「エンコードが最新のi7ほど速くなくて良い」
  • 「普通のモニターを使うからゲーミング性能は程々でOK」
  • 「8コア16スレッドが3.8万円?…安いな、すごい」

と感じる人にオススメです。実際、ぼくはリア友から依頼を受けてRyzen 7マシンを組んでいます。確かに粗探しをすれば見つかるけれど、値段を考えれば「余裕で満足」という評価でした。

Ryzen 7についてもっと詳しい解説に興味がある方は、以下の記事をおすすめする。

AMD Ryzenで自作PCに挑戦してみたい方は、こちらの記事を。初心者向けに徹底解説しているので、手順通りにやれば初心者でもそれほど難しくないと思いますよ。

「Ryzen 7」搭載のおすすめBTO

GALLERIA AT

ドスパラ / CPU : Ryzen 7 2700 / メモリ : DDR4-2666 4GB x2 / グラボ : GTX 1060 6GB / SSD : 500GB

おすすめは、ひとまず実機レビュー済みの「GALLERIA AT」を載せておきます。他のおすすめRyzen搭載BTOは以下の記事にて。


4. Core i9 9900K : コスパに優れたゲーム配信用CPU

Core i9 9900K BOX
ソケット:LGA 1151(v2)チップセット:Intel 300コア数:8スレッド数:16クロック周波数:3.6 ~ 4.7 GHzOC:可能キャッシュ:512 KB + 2 MB + 16 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2666 / x2PCIe:16レーン内蔵GPU:UHD Graphics 630TDP:95 W付属クーラー:なしMSRP:$ 499
i9 9900Kのメリット
  • 8コアCPUとして最強の性能
  • 最強のゲーミング性能
  • ゲーム配信に耐える
  • ソルダリング仕様(一応)
i9 9900Kの弱点
  • 高い消費電力と発熱
  • オーバークロックはやや難
  • 品薄で流通価格が高い
評価「ランクA+」のCPU
Intel / コア : 8 / スレッド : 16 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

性能的には「欠点のないRyzen 7」ですが

8コア16スレッドのRyzenを打ちのめすために、インテルも同じく8コア16スレッドを備える「i9 9900K」を投入。圧倒的なシングルスレッド性能を持つインテルの8コアCPUですから、当然ながら性能は凄まじい。

i9 9900Kは最強のゲーミングCPU

最強のシングルスレッド性能。最強のゲーミング性能。Ryzen 7すら超えるマルチスレッド性能。あらゆる用途で性能をフルに発揮できる優れた汎用性。などなど、性能という観点だけで見れば、まさに欠点のないRyzen 7と言っていい。

しかし、インテルの製造ラインが諸事情で供給力不足に陥っており、第9世代Coreの最上位である「i9 9900K」は特に品薄の状況。設定価格は499ドルで割といい値段なのですが、実際の流通価格は6~7万円にもなる。

8コアで最強のクリエイティブ性能

CPUi9 9900KRyzen 7 2700Xi7 9700K解説
Cinebench R15シングルスレッド性能217 cb179 cb218 cb8コア16スレッドとして最強のマルチスレッド性能を発揮。
Cinebench R15マルチスレッド性能2069 cb1809 cb1515 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度187268 秒305
Handbrake x264動画エンコード(高速)229 fps166 fps194 fps動画エンコードも抜群に速い。
Handbrake x265動画エンコード(低速)226 fps153 fps196 fps
Photoshop CC一般処理の速度(相対値)114.5 %89.6 %110.6 %Adobe系ソフトも最高パフォーマンス。
Photoshop CCGPU処理の速度(相対値)120.6 %93.2 %111.2 %

2016年末頃は、Core i7で1000 cb出たらスゴイ方だったのに、今やメインストリーム向けCPUで2000 cbを叩き出す世界に突入。AMDが価格革命を起こさなければ、インテルがこのようなCPUを出すことは無かったでしょうね。

さて、i9 9900Kのクリエイティブ性能はこの通り、ほぼ完璧です。Coreシリーズは誕生から約10年が経過しており、最適化もされ尽くしている。しかも、i9 9900Kは全コアが最大4.7 GHzで動作します。

強くて当たり前…という感じです。現行の8コア16スレッドのCPUとしては、紛れもなく「最強」に君臨している。

消費電力と「熱」に用心

8コアとして最強ではあるが、力技でゴリ押しして作ったCPUでもあるので、ゲーミングなら問題なくてもエンコードや配信になると「熱」が大きい

ガッツリ負荷を掛けてi9 9900Kをぶん回すつもりなら、ファンが2個付いている大型空冷か、ラジエーターが240mm以上の簡易水冷ユニットをおすすめする。普通のCPUクーラーでは、ゲーミングが限度です。

コルセア / サイズ : 280mm / ファン : 140mm x2 / 形式 : メンテナンス不要

簡易水冷ユニットなら、280mmラジエーター搭載の「H110i」がコスパ良好。

Noctua / サイズ : 高さ165mm / ファン : 140mm x2 / 形式 : 大型空冷

空冷ファンなら、Noctua製の「NH-D15」がベスト。ちなみに、下手に120mmや240mmの簡易水冷ユニットを買うくらいなら、NH-D15を買ったほうが良い。それくらいNH-D15はよく冷えるのです。

ゲーム配信にコスパ良好な「i9 9900K」

Core i9 9900Kが2個
Intel / コア : 8 / スレッド : 16 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

Ryzen 7と比較すると、どうしても値段の高さが目につくが、ゲーム実況配信用のCPUとして考えると悪くない。ぼくが以前検証した際に、OBS配信にはインテルの8コアが必要という結論を出しています。

そして検証当時の8コアは「i7 7820X」だったため、プラットフォームへの最低コストがそこそこ高いのが弱点でした。

プラットフォームの最低コスト
CPUi9 9900Ki7 7820X
$ 499$ 599
マザーボードIntel Z390Intel X299
$ 130~$ 239~
合計$ 629~$ 838~

希望小売価格で比較してみると、200ドルくらいの差があります。こうして見ると、一応インテルとしては過去もっとも安価な8コアCPUという立ち位置を実現している。

まぁ…残念ながらインテルCPU自体が品薄に陥る、という痛恨のミスを犯したので、日本円では数千円の差にしかならないのが痛いところです。

「i9 9900K」搭載のおすすめBTO

GALLERIA ZZ 9900K

ドスパラ / CPU : Core i9 9900K / メモリ : DDR4-2666 8GB x2 / グラボ : RTX 2080 Ti 11GB / SSD : 500GB

i9 9900K + RTX 2080 Ti搭載としては安価な「GALLERIA ZZ」。欠点としては、標準クーラーがi9 9900Kに対して、やや貧弱ということ。自分で簡易水冷ユニットを用意して交換するつもりで買うなら、コスパの良い買い物になりそうです。


5. Ryzen 3 2200G : ライトゲーマーに最高のAPU

Ryzen 3 2200G BOX
ソケット:Socket AM4チップセット:AMD 300 / 400コア数:4スレッド数:4クロック周波数:3.5 ~ 3.7 GHzOC:可能キャッシュ:384 KB + 2 MB + 4 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2933 / x2PCIe:8 + 4レーン内蔵GPU:Radeon RX Vega 8TDP:65 W付属クーラー:Wraith StealthMSRP:$ 99
Ryzen 3 2200Gのメリット
  • コストパフォーマンス良好
  • GT 1030並の内蔵GPU
  • i3 8100と互角のCPU性能
Ryzen 3 2200Gの弱点
  • GPUのOCは熱が大きい
  • シングルスレッドは遅い
  • メモリークロックが必要
評価「ランクS」のCPU
AMD / コア : 4 / スレッド : 4 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 300 or 400

「i3 8100 + GT 1030」が格安で手に入る

「Ryzen APU」は、AMD Ryzenシリーズの中でも非常に人気のあるCPUです。その特徴は、インテルの内蔵グラフィックスを遥かに超える、高性能な内蔵GPUと優れたマルチスレッド性能を両立していること。

もっとカンタンに言えば、Core i3 8100とGT 1030を、1つのチップの収めたような…そんな感じです。両者を揃えようと思えば、最低でも2万は掛かるが、Ryzen 3 2200Gは1.3万円でほぼ同じ性能を提供してくれる。

オーバーウォッチやCS:GOといった、軽いゲームしかプレイしないライトゲーマーにとって、Ryzen 3 2200Gは「救世主的な存在」というわけ。

GT 1030並の内蔵GPU

たとえば、フォートナイトの場合だと、内蔵グラフィックスをオーバークロックすることで「i3 8100 + GT 1030」に迫る性能を達成できる。一方、2400Gはオーバークロックしてもそれほど伸びてくれない。

だからRyzen 3 2200Gの方が、潜在的なコストパフォーマンスは高いということ。

「CPUクーラー」と「メモリー」が重要

注意点は、内蔵グラフィックスをオーバークロックすると付属クーラーでは冷やせなくなるので、別途用意する必要がある。コスパ的におすすめは「無限五 Rev.B」です。

Scythe / サイズ : 高さ155mm / ファン : 120mm x1 / 形式 : 中型空冷

次にメモリー。内蔵グラフィックスはPCのメモリーを使って処理するので、メモリーの性能が悪いと本来の性能が出てくれません。

Ryzen APUはメモリークロックが重要

データで示すとこの通り。標準的なDDR4-2133のメモリーだと、約38%も性能が悪い。幸いなことに、最近はDDR4-3000~3600のメモリーも安くなってきたため、それほど大した問題では無くなった。

G.Skill / 型番 : F4-3200C16D-8GVKB / クロック : DDR4-3200 / 容量 : 4GB x2

おおむね4コアとして標準的な性能

CPURyzen 3 2200Gi3 8100解説
Cinebench R15シングルスレッド性能142 cb153 cb若干、同スペックのi3 8100に劣るマルチスレッド性能。
Cinebench R15マルチスレッド性能554 cb568 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度67.760.5 秒

価格が似通っているCore i3 8100と基本的な性能を比較すると、若干Ryzen 3 2200Gが下回ります。しかし、搭載されている内蔵グラフィックスの性能が強力である、という付加価値を考えれば十分に妥協できるレベル。

AMD / コア : 4 / スレッド : 4 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 300 or 400

そもそも、この価格帯のCPUに強力なクリエイティブ性能を求めている人はそれほどいない、ということもありますし。

「Ryzen 3 2200G」搭載のおすすめBTO

割と採用例は多いのですが、どこのBTOメーカーも普通のメモリーを採用しているのがダメですね。マニアックなカスタマイズが出来るメーカーでさえ、DDR4-2666が限界なので、自作するのが一番効率がよくなります。

というわけで、こちらの自作プラン解説ページを紹介しておきます。内蔵グラフィックスをオーバークロックするなら、別途クーラーをつけてあげてください。


6. Pentium G5400 : 格安自作PCの「救世主」

Pentium Gold G5400 BOX
ソケット:LGA 1151(v2)チップセット:Intel 300コア数:2スレッド数:4クロック周波数:3.7 GHzOC:不可キャッシュ:128 KB + 512 KB + 4 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2400 / x2PCIe:16レーン内蔵GPU:UHD Graphics 610TDP:54 W付属クーラー:PCG 2015C(65W対応)MSRP:$ 64
Pentium G5400のメリット
  • 「予算王」
  • 軽いゲームやOfficeは余裕
  • 付属クーラーで冷える
Pentium G5400の弱点
  • クリエイティブ性能は限定的
  • 現在、品薄でコスパが致命的
評価「ランクA」のCPU
Intel / コア : 2 / スレッド : 4 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

従来のCore i3に匹敵する現在のPentium

もともとPentiumブランドは「2コア2スレッド」が基本スペックでした。しかし、第7世代になってからPentiumは「2コア4スレッド」に格上げされ、同じスペックのCore i3の存在意義が一時期消滅するほどの「強烈なCPU」になった。

その後、第8世代からCore i3は4コアになったので存在意義を取り戻したけれど、依然として2コア4スレッドのPentiumが持つコスパの良さは変わらない。特に、格安ゲーミングPCを作る上で重宝します。

CPUG5400i3 7100i3 8100解説
Cinebench R15シングルスレッド性能158 cb165 cb158 cbi3 7100と比較すると微妙に劣るが、価格は半額なのでコストパフォーマンスは2倍ということに。
Cinebench R15マルチスレッド性能403 cb423 cb604 cb
Blender 2.78cレンダリング処理速度555 秒382 秒286 秒
Handbrake x264エンコード処理時間53.3 分46.8 分
31.9 分
Handbrake x265エンコード処理時間151.5 分106.4 分69.9 分

クリエイティブ性能を、従来のCore i3と最新のCore i3で比較するとこの通り。さすがに4コアのCore i3が相手だとボロ負けですが、2コアのCore i3とは良い勝負をします。

1ドルあたりの相対性能(コスパ比較)

  • G5400
    1.031
  • i3 7100
    0.667
  • i3 8100
    0.855

価格は半額になっているので、コスパは圧倒的に良い。

GTX 1050 TiまでOKなゲーミング性能

ちょっと古い記事ですが、「Core i3泣かせなCPU、Pentium G4560を徹底解説」からGTX 1050 Tiをオーバーウォッチで使った場合のゲーミング性能を紹介します。

ゲーミング性能の比較(GTX 1050 Ti / Overwatch)

  • Core i5 7600K
    111 fps
  • Core i3 7350K
    111 fps
  • Pentium G4560
    110 fps

1世代前のG4560ですら、GTX 1050 Ti程度なら全くボトルネックになっていない。クロックが改善されたG5400なら、なおさら問題ないということ。格安ゲーミングPCを組むなら最適です。

なお、もっと安くしようとして「Celeronはどうなのか?」と疑問を持つかもしれないけど、以下の記事で検証したとおり、酷い結果なのでやめておこう。

「Pentium G」搭載のおすすめBTO

STYLE-M1B6-P-LN

パソコン工房 / CPU : Pentium G5400 / メモリ : DDR4-2400 8GB x1 / グラボ : GTX 1050 2GB / SSD : なし(カスタマイズ推奨)

パソコン工房から、Pentium G5400(カスタマイズで5500や5600を選択可)を搭載したBTOが出ています。

グラボはGTX 1050が搭載されていて、カスタマイズでGTX 1060などが選べる。ちょうど間の1050 Tiが選べないのが惜しいところ。あとは、標準でSSDが入っていないので、快適さを重視するなら250GBくらいは追加です。

なお、自作で可能な限りコストカットに挑戦したい人は、こちらのプランを参考にどうぞ。


7. Core i3 8350K : 手軽に5 GHzオーバークロック

Core i3 8350K BOX
ソケット:LGA 1151(v2)チップセット:Intel 300コア数:4スレッド数:4クロック周波数:4.0 GHzOC:可能キャッシュ:256 KB + 1 MB + 8 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2400 / x2PCIe:16レーン内蔵GPU:UHD Graphics 630TDP:91 W付属クーラー:なしMSRP:$ 168
i3 8350Kのメリット
  • オーバークロックしやすい
  • 4コアで最速のシングル性能
  • Adobeソフトと相性良し
i3 8350Kの弱点
  • i5 8400の方がコスパ優秀
  • i3 8100も強力な選択肢
  • 「OC」に魅力を感じるか?
評価「ランクA+」のCPU
Intel / コア : 4 / スレッド : 4 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

手軽に派手なオーバークロックを楽しめるCPU

正直なところ「i3 8100」と悩みました。インテルの4コアでコスパ最高と言えば、i3 8100ですからね。ただ、どうも面白みに欠けているので、手頃な価格でオーバークロックを楽しめるということで「i3 8350K」を選定。

BTOで選ぶ場合はほとんど意味がないですが、自作PCに使ってオーバークロックで遊ぶなら、なかなか良いCPUです。いきなりバカ高いハイエンドCPUでオーバークロックに挑むのは怖い、という人でも2万円なら心理的にラクなはず。

ゆるく空冷でOCするなら、4.7 ~ 4.8 GHzあたりを。大型空冷や簡易水冷ユニットでガッツリOCするなら、5.0 GHz前後だって狙えます。4コアしか入っていないので、8コアもある上位CPUと比較すれば、まだ冷えやすい方。

CPUi3 8350K@5.0 GHz OCi3 8350K@定格i3 8100解説
Cinebench R15シングルスレッド性能218 cb172 cb158 cb簡易水冷を使って5.0 GHzまでオーバークロックすると圧倒的な性能になる。これでもマルチスレッド性能はi5 8400に届かないが、シングル性能は圧巻の水準。
Cinebench R15マルチスレッド性能841 cb682 cb604 cb
Blender 2.78cレンダリング処理速度210 秒253 秒286 秒
Handbrake x264エンコード処理時間23.7 分
28.5 分31.9 分
Handbrake x265エンコード処理時間52.1 分62.7 分69.9 分

マルチスレッド性能は6コア搭載のCore i5に劣るけれど、5 GHzまでOCされたCore i3 8350Kはあと一歩まで迫る性能にはなっている。

初心者もち
なら、最初からi5 8400で良くない?
自作歴23台のやかもち
と思うならi5 8400で全然OKです。そもそも「オーバークロックしたい!!」という人はそれほど多くないので。

「i3 8350K」搭載のおすすめBTO

やはりi3 8100やi5 8400と比較すると、中途半端な存在という扱いなのか、BTOでは全く採用されていない。とはいえ、オーバークロック前提で遊ぶCPUなので、自作PCにするのが当たり前ですね。

ぼくなら「こういう構成で組んでみたい。」という、i3 8350Kを使った自作プランをまとめておきます。参考にどうぞ。

手頃にオーバークロックを楽しむ自作プラン2018年11月更新
パーツ詳細 / スペック参考価格
CPUCore i3 8350K4コア / 4スレッド / 4.00 GHz / LGA 1151 v220470 円
CPUクーラーCRYORIG H7 Plus
120mmファン x2 / 中型空冷ファン
7400 円
マザーボードASRock Z390 Phantom Gaming 4ATX / Intel Z390 / LGA 1151 v214900 円
メモリW4U2400CM-8G
DDR4-2400 / 8GB 2枚組 / 無期限保証
16200 円
グラフィックボードGTX 1060 6GB玄人志向製 / デュアルファン / ブースト : 1733 MHz29000 円
SSDSamsung 860 EVO 250GBサムスン純正SSD / TBW : 150TB(5年保証)6900 円
HDDなし0 円
光学ドライブなし0 円
電源ユニットAntec NE65080+ Gold認証 / セミモジュラー式 / 7年保証8000 円
PCケースVerse H26ATX対応 / 背面ファン120mm x1付属4300 円
ケースファンケース付属品
前面に1個(120mm) / 背面に1個(120mm)
0 円
OSWindows 10 Home 64bit限界まで安くするならオークションサイトで検索…980 ~ 15980 円
合計108150

8. Ryzen Threadripper 2950X : 最安の16コアCPU

Ryzen Threadripper 2950X BOX
ソケット:Socket TR4チップセット:AMD X399コア数:16スレッド数:32クロック周波数:3.5 ~ 4.4 GHzOC:可能キャッシュ:1.5 MB + 8 MB + 32 MBメモリ:最大1024 GB / DDR4-2933 / x4PCIe:64レーン内蔵GPU:なしTDP:180 W付属クーラー:なしMSRP:$ 899
Ryzen 2950Xのメリット
  • 驚異のマルチスレッド性能
  • 最安の16コアCPU
  • Core i9を圧倒するコスパ
Ryzen 2950Xの弱点
  • Core i9より汎用性に劣る
  • OCすると消費電力が大きい
評価「ランクS」のCPU
AMD / コア : 16 / スレッド : 32 / ソケット : Socket TR4 / チップセット : AMD X399

10万円で買える「16コア」CPU

AMDが引き起こした「価格革命」の一つです。16コア / 32スレッドというエンスージアスト向けな仕様が、わずか10万円台から購入できるなんて、Ryzen以前の世界では全く想定できないことでした。

インテルの16コアは約18万円は掛かったため、Ryzen 2950Xはほぼ半額。もちろん、性能面ではやはり汎用性が若干劣るけれど、半額という価格を考えればコストパフォーマンスは突出して優秀です。

同じコア数で争うと、動画エンコードやゲーミング性能はどうしてもCore i9の方が一枚上手になるのは設計上仕方がない。でも半額なんです。コストあたりの性能を求めれば、ライバルのCore i9を圧倒する。

価格が2倍のCPUと性能比較

2950Xは16コア搭載CPUで、基本的にはクリエイター向けCPUという立場をとっている。なので、同じくクリエイター向けと謳われる「i9 7980XE」(18コア搭載 / 約20万円)と比較してみよう。

CPUTR 2950Xi9 7980XE解説
Cinebench R15シングルスレッド性能179 cb192 cb純粋なマルチスレッド性能では、2950Xはなかなか健闘する。半額でここまで戦えるとは…恐ろしい。
Cinebench R15マルチスレッド性能3241 cb3363 cb
POVRayレンダリング処理速度42 秒39 秒
Handbrake x264エンコード処理時間477466 秒
RyzenのAVX 2は若干低性能なので、x264は同格でも、更にAVX 2を駆使するx265だと約20%劣る速度。それでも半額です。
Handbrake x265エンコード処理時間1451 秒1147 秒
Photoshop CC一般処理の速度(相対値)89.3 %102.5 %Adobe系ソフトはインテルに最適化されているため、Ryzenは不利。第1世代と比較すると、1割ほど改善です。
Photoshop CC
GPU処理の速度(相対値)
87.6 %105.2 %

やはり、汎用性は若干悪いです。ここでコストパフォーマンスを計算してみる。

1ドルあたりの相対性能(コスパ比較)

  • TR 2950X
    1.257
  • i9 7980XE
    0.625

分かり切っていることですが、コストパフォーマンスは圧倒的。半額でi9 7980XEの8~9割の性能が手に入ると考えれば、エンスージアスト向けCPUにおける「価格革命」なのは否定のしようがない

オーバークロックは「重装備」が必要

第2世代のRyzen Threadripperは「PBO」という自動オーバークロック機能が搭載されている。これを使うことで更に性能を飛躍させることが可能ですが、消費電力はTDPの180Wから一気に300W級になるので注意です。

300Wもの熱を処理できる、高性能な冷却ユニットと、それだけの電力供給を安定して行えるマザーボードが必要になる。決して、なめた装備でRyzen TRをオーバークロックしようとしては行けない。

実際、なめた装備で挑んで派手にぶっ壊して炎上した人がいるんですよね…。

ENERMAX / サイズ : 360mm / ファン : 120mm x3 / 形式 : メンテナンス不要 / 備考 : TR4専用クーラー
MSI / ソケット : Socket TR4 / チップセット : AMD X399 / VRM : 16フェーズ

オーバークロックするなら、これが現状の鉄板構成です。Ryzen Threadripperのさらなる詳しい情報やレビューについては、以下の記事をどうぞ。

「Ryzen Threadripper」搭載のおすすめBTO

G-Master Hydro X399A Extreme

Sycom / CPU : TR 2950X / CPU冷却 : 360mm水冷 / メモリ : DDR4-2666 8GB x2 / グラボ : GTX 1070 Ti(水冷化) / SSD : 480GB

カスタマイズに特化しているBTO「サイコム」さんが販売しているG-Master X399Aがおすすめ。第2世代のRyzen TRをすべて選べますし、CPUファンは360mmの大型簡易水冷ユニットを搭載する。


9. Core i9 7980XE : 至高のクリエイター向けCPU

Core i9 7980XE BOX
ソケット:LGA 2066チップセット:Intel X299コア数:18スレッド数:36クロック周波数:2.6 ~ 3.4 GHzOC:可能キャッシュ:1.125 MB + 18 MB + 24.75 MBメモリ:最大128 GB / DDR4-2666 / x4PCIe:44レーン内蔵GPU:なしTDP:165 W付属クーラー:なしMSRP:$ 1999
i9 7980XEのメリット
  • 汎用性が高い18コアCPU
  • シングルスレッド性能
  • 余裕の配信性能
i9 7980XEの弱点
  • コスパは悪い
  • オーバークロックはやや難
  • 定格でも発熱が大きい
評価「ランクA」のCPU
Intel / コア : 18 / スレッド : 36 / ソケット : LGA 2066 / チップセット : Intel X299

あらゆる用途で18コアの性能をフル発揮する

約20万円というあまりにもぶっ飛んだ価格が問題ではあるが、コストパフォーマンス度外視でパフォーマンス最重視するなら価値はある。なぜなら、Ryzen Threadripperと違って、あらゆる用途でほぼ100%の性能を発揮できるから。

Core i9のゲーミング性能

ゲーミング性能は高クロックなCore i7 / i9と比較して劣るが、ライバルのRyzen CPUに対しては概ね優勢です。

CPUi9 7980XETR 2950X解説
Cinebench R15シングルスレッド性能192 cb179 cb純粋なマルチスレッド性能は当然、ライバルのRyzen TRを圧倒。
Cinebench R15マルチスレッド性能3363 cb3241 cb
POVRayレンダリング処理速度39 秒42 秒
Handbrake x264エンコード処理時間466 秒
477Core i9のAVX 2機能はRyzenより優秀なので、AVX 2をよく使う処理(x265など)であればあるほど、性能差は開きます。
Handbrake x265エンコード処理時間1147 秒1451 秒
Photoshop CC一般処理の速度(相対値)102.5 %89.3 秒Adobe系ソフトはインテルに最適化されているため、Core i9が優勢です。
Photoshop CC
GPU処理の速度(相対値)
105.2 %87.6 秒

クリエイティブ性能も、おおむねCore i9が優秀。最適化が優秀で、強力なAVX 2機能を備え、シングルスレッド性能も高いことが主な要因ですね。汎用性を求めるならCore i9の方が確実。

プロのクリエイターから配信者までカバーする

Intel / コア : 18 / スレッド : 36 / ソケット : LGA 2066 / チップセット : Intel X299

入っている18コアすべてが、しっかりと機能しやすいため、マルチスレッドなレンダリング系のソフトだけでなく。Adobe系ソフトにも強いし、動画エンコードも非常に速い。

Core i7ほどではないが、ゲーミング性能も安定しており、ゲームしながらリアルタイムに配信する重労働も18コアのi9 7980XEは難なくケロッとこなしてくれる。

クリエイターの業務向けPCから、プロの配信者(ストリーマー)のゲーミングPCまで。幅広い用途をカバーし切れる、優れた多コアCPUです。ただし、値段だけが最大のデメリットですね。

Core i9には、一つ注意点があります。i9 7980XEとRyzen Threadripper 2950Xのスペックを比較すると、実はある部分でCore i9が劣っているんです。それが「PCIeレーン数」「最大メモリー容量」「ECCメモリー対応」の3つです。

CPURyzen TR 2950XCore i9 7980XE
PCIe64レーン44レーン
メモリー最大1024 GB最大128 GB
ECCUDIMMに対応対応なし

グラフィックボードや演算ボードを4枚挿し込んでフル帯域で使いたいとか、メモリーをがっつり1TB載せたいなど。どちらかと言うとサーバー寄りな大規模システムを組むなら、Ryzen Threadripperの方がスペック的には向いています。

まぁ、そのレベルのマシンを組もうとしている人は、恐らくThreadripperではなくもっと上位の「EPYC」や「Xeon」を検討しているかもしれませんが。

「i9 7980XE」搭載おすすめBTO

GALLERIA VK-Z

ドスパラ / CPU : Core i9 7980XE / メモリ : DDR4-2666 16GB x2 / グラボ : Titan V 16GB / SSD : 500GB

以前レビューを行ったマシンを紹介。構成の割にコスパはいいけれど、i9 7980XEを採用するマシンをケチるべきなのかどうかは悩ましいところ。サイコムのような自作代行系メーカーに頼んだほうが、信頼性は高くなる。

Aqua-Master X299

Sycom / CPU : i9 7980XE / CPU冷却 : 240mm水冷 / メモリ : DDR4-2666 16GB x2 / グラボ : RTX 2070 8GB / SSD : 500GB

サイコムのおすすめカスタマイズモデルは「Aqua-Master X299」。CPUの冷却に240mm簡易水冷ユニットを選べるので、だいぶ安心。18コアだと、定格で使っていてもエンコードなどで負荷をかけると非常に熱い。

自作に挑みたい方は、こちらの記事を。CPUはi9 7940Xですが、基本的な工程は全く変わりません。


10. Core i5 8250U : 万人向けのノートPC向けCPU

「U」シリーズ:オフィス、一般向け
ソケット:ノートPCチップセット:ノートPCコア数:4スレッド数:8クロック周波数:1.8 ~ 4.0 GHzOC:不可キャッシュ:256 KB + 1 MB + 8 MBメモリ:最大32 GB / DDR4-2400 / x2PCIe:12レーン内蔵GPU:UHD Graphics 620TDP:15 W付属クーラー:なしMSRP:$ 297
i5 8250Uのメリット
  • 4コア8スレッドで余裕アリ
  • コストパフォーマンス
  • 標準的なバッテリー持ち
i5 8250Uの弱点
  • 内蔵GPUは貧弱
  • 物量タスクには向かない
  • ゲーミング性能は微妙
評価「ランクS」のCPU

オフィスユースにベストなバランス性能

Ryzenに対抗するため、インテルはノートパソコン向けCPUにもテコ入れを行った。従来は2コア4スレッドだった貧弱なCore i5を、4コア8スレッドに倍増したのです。結果的に、コストパフォーマンスは大幅に改善。

ノートパソコンで想定される用途である「ブラウジング」「Officeソフト」や「軽い写真編集」「短い動画エンコード」程度なら、それほど問題なくこなせるほどの性能を実現。値段も据え置きですので、素直に褒められる出来栄え。

CPUi5 8250Ui5 7200UR5 2500URyzen 5解説
Cinebench R15シングルスレッド性能146 cb131 cb138 cb「レンダリング」では、若干ライバルのRyzenに劣るが、従来のCore i5とは比較にならないほど進化。
Cinebench R15マルチスレッド性能538 cb336 cb614 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度8961364828
Handbrake x265動画エンコード(4K低速)101614861099動画エンコードはやはりインテルの方が速い。
PCMark 10オフィスユース648753334502シンプルな処理がメインのオフィス系はCore i5が優位だが、物量タスクはRyzenにやや分がある。
PCMark 10コンテンツ制作290222473190

クリエイティブ性能を、従来のCore i5とライバルのRyzen 5と比較する。マルチスレッド中心のタスクでは、若干Ryzen 5に劣るものの、それ以外のタスクは効率よくこなせている。

内蔵グラフィックスは貧弱

一方、内蔵グラフィックスは「UHD Graphics 620」が搭載されている。オフィスユースやブラウザゲームくらいなら問題ないが、マジメなゲームを動かすには全く性能が足りないので注意。

Witcher 3 / 1280 x 720

  • Radeon Vega 8
    33.0 fps
  • UHD Graphics 620
    13.0 fps
  • HD Graphics 620
    11.0 fps

Witcher 3(HD画質)で比較すると、Ryzen内蔵グラフィックスの方が3倍は強力です。インテルの内蔵グラフィックスはゲームをするためにあるわけではない。極端に言えば、画面に映像を出すためにあると言ってもいい。

初心者もち
お~、Ryzenの内蔵GPU強いじゃん。薄型なゲーミングノートがありそう。
自作歴23台のやかもち
それは罠です。ぼくも掴まされたが、ある程度大きいノートパソコンじゃないと、冷却不足で全く性能が出ない。

Ryzen 5 2500Uの難点については、後ほど紹介する「10選に入れなかった惜しいCPUたち5選」にて解説します。

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10選に入れない…惜しいCPUたち:5選

1.Core i7 8809G : 最強の内蔵GPUはスゴイが

「G」シリーズ:AMD Radeon Vega内蔵
ソケット:ノートPCチップセット:ノートPCコア数:4スレッド数:8クロック周波数:3.1 ~ 3.9 GHzOC:可能キャッシュ:256 KB + 1 MB + 8 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2400 / x2PCIe:8レーン内蔵GPU:Radeon Vega M GHTDP:100 W付属クーラー:なしMSRP:$ ???
i7 8809Gのメリット
  • パワフルな4コアCPU
  • 最強の内蔵GPUを搭載
  • AMDとIntelのコラボ
i7 8809Gの弱点
  • 消費電力が大きい
  • 実はコスパが微妙
  • ノートパソコン用
評価「ランクA+」のCPU

GTX 1050 Tiを超える内蔵グラフィックス

最強の内蔵グラフィックス「RX Vega M」

インテルとAMDが共同開発したCPUシリーズ「Kaby Lake-G、その最上位モデルの「Core i7 8809G」は、最強の内蔵グラフィックス「RX Vega M GH」を搭載する。

性能はGTX 1050 Tiすら超える別次元のモノであり、ついに内蔵グラフィックスもここまで来たか…と歓迎できる内容です。しかし問題は、埋め込み機器向けにしか販売されていないということ。

デスクトップ向けは用意されていないため、本来ならコストパフォーマンス的に非常に魅力ある存在になったはずなのに、台無しになってしまった。MSRPは不明だが、搭載されているNUCやノートPCは10万を超える。

これなら、Pentium + GTX 1050 Tiでもっと安く出来るし、10万円の予算があればCore i3 + GTX 1060 6GBでもっと高性能を目指すことも出来るわけです。現状は「市場調査のための製品」という印象が強く、あまりオススメは出来ない仕上がりに。

インテル / CPU : Core i7 8809G / メモリ : DDR4-2400 SODIMM(空き2枚) / グラボ : RX Vega M GH / SSD : M.2 2280(空き2枚)

i7 8809G搭載のNUCキットは「インテル純正品」です。超小型なのに「4コアのCore i7とGTX 1050 Ti並の性能」が入っているところに、もし魅力を感じるなら、手にとって見る価値はあります。

ただし、NUCにメモリ / ストレージ / OSは付属していないので、別途用意すること。NUC単体が10万ほどなので、それら追加コストで13~15万くらいになってしまう。コスパは良くないですね。


2. Athlon 200GE : Ryzen 3 2200Gが魅力的

ソケット:Socket AM4チップセット:AMD 300 / 400コア数:2スレッド数:4クロック周波数:3.2 GHzOC:可能キャッシュ:192 KB + 1 MB + 4 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2666 / x2PCIe:8レーン内蔵GPU:RadeonVega 3TDP:35 W付属クーラー:65W対応MSRP:$ 55
Athlon 200GEのメリット
  • かなり安い
  • オーバークロック可能
  • Intelよりマシな内蔵GPU
Athlon 200GEの弱点
  • PCIeが8レーンのみ
  • シングルスレッド性能
  • 内蔵GPUのOCは不可
評価「ランクA」のCPU

ローエンドで唯一「オーバークロック」可能

Athlon 200GEは2018年に登場したAPUですが、使われている設計は初代「Zen」です。そのため、シングルスレッド性能が低く、汎用性も第2世代のRyzenより悪化しているので微妙。

しかし、発売から時間が経過してから、MSIを筆頭にオーバークロックに対応したBIOSが登場。AGESA 1.0.0.6をサポートするBIOSにアップデートを行えば、CPU部分のみオーバークロックが可能になっています。

そのため、定格だとPentiumに対して厳しい戦いだったのが、Pentiumとほぼ互角レベルの性能まで持ってくることが可能になった。

CPUAthlon 200GE200GE3.9 GHz OCG5400解説
Cinebench R15シングルスレッド性能126 cb151 cb158 cb定格ではG5400にかなり劣るものの、オーバークロックでマルチスレッド性能はG5400以上の水準に。
Cinebench R15マルチスレッド性能355 cb414 cb403 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度511384 秒555
Handbrake x264エンコード処理時間61.9 分54.0 分53.3 分Handbrakeは「Zen」への最適化が良くないが、G5400にあと一歩というところまで来ている。
Handbrake x265
エンコード処理時間
168.9 分158.3 分151.1 分
PCMark 8Photoshop Test2.50 秒1.86 秒1.72 秒シングルスレッド性能が重要なPhotoshopの動作スピードも、OCによって大幅に改善。

見ての通り、意外とオーバークロックの効果がかなり大きいことが分かります。逆に言えば、オーバークロックしなければPentiumに負けてしまうため、やや中級者向けなCPUとも言える。

自作歴23台のやかもち
オーバークロック前提のCPUですね。

内蔵グラフィックスはIntelよりマシ

内蔵GPUの性能比較(720p / 平均)

  • Ryzen 3 2200G
    95 fps
  • Athlon 200GE
    45 fps
  • Pentium G4560
    24 fps

内蔵GPUの「RX Vega 3」の性能は、ライトゲームを中心にHD画質(1280 x 720)で平均45 fps前後。Pentiumに入っている内臓GPUより約2倍の性能ですが、「RX Vega 8」と比較すると霞んでしまいます。

AMD / コア : 2 / スレッド : 4 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 300 or 400

オーバークロック可能になったことで面白いCPUになっています。ただし、初心者向けではなく、中級者向けなのは注意。格安でどこまで組めるか、を楽しむならアリです。

悩ましい、魅力的な「代替案」

Athlon 200GE自体、それなりに魅力的なのは間違いないが、用途によっては素直に他の代替案に乗り換えたほうが効用が大きいところが悩ましいところでもある。

内蔵グラフィックスにもっと期待したいなら、あと5000円足してRyzen 3 2200Gを買ったほうがもっと楽しめる。外付けグラボを組み合わせた低予算PCを組むなら、扱いやすいPentiumの方が有利。

Athlonはグラボ向けのPCIeレーンが4本(Pentiumと比較して25%の帯域幅)しか無いことに加え、第1世代のZenベースなので、メモリークロックが与える影響も無視できない※。

AMD Ryzenは、メモリークロックによってゲーミング性能が変動しやすいCPU。特に内蔵グラフィックスを使う場合は、著しく影響が出るため、DDR4-3000~3600程度の高速メモリーを使わないと性能を引っ張ります。


3. Ryzen 5 2500U : 軽量薄型ノートPCで台無しに

ソケット:ノートPCチップセット:ノートPCコア数:4スレッド数:8クロック周波数:2.0 ~ 3.6 GHzOC:不可キャッシュ:384 KB + 2 MB + 4 MBメモリ:最大32 GB / DDR4-2400 / x2PCIe:12レーン内蔵GPU:RadeonVega 8TDP:15 W付属クーラー:なしMSRP:$ ???
Ryzen 5 2500Uのメリット
  • 内蔵GPUが優秀
  • パワフルな4コアCPU
Ryzen 5 2500Uの弱点
  • 薄型軽量だと性能が出ない
  • シングルスレッド性能
  • バッテリー持ちが悪い
評価「ランクA+」のCPU

薄型軽量でゲームも快適に…は無理

ぼくは購入してから気がついたのですが、Ryzen 5 2500U搭載のノートパソコンは性能にかなりブレがあります。搭載されている内蔵グラフィックスはなかなか強力なモノですが、実際に性能を出せるかどうかはノートパソコン次第。

Ryzen 5 2500U搭載のノートPC

内蔵GPUに期待して買ったら「インテル並み」だった件

Lenovoが出している1kg未満の、薄型で軽量なノートパソコンだとダメです。目安としては、重量が1.8kg以上で、ディスプレイが15インチ以上の製品でなければ、冷却機構が小さすぎて性能に制限を掛けている可能性が高い

登場した当初は「i5 8250Uに匹敵する性能と、その3倍以上の内蔵グラフィックスが入ってる1kgのノートパソコンなんて…すごい。」という感じだったが、現実はそう甘くなかった。

Ryzen 5 2500UのGPU性能 / FireStrike Score

  • HP Envy 15 x360
    2460
  • Acer Swift 3
    2109
  • Lenovo ThinkPad
    1757
  • HP Pavilion 15
    1715
  • Lenovo IdeaPad 330
    1192
  • Lenovo IdeaPad 720S
    1095

1kg未満のIdeaPad 720Sの場合、性能はほとんどインテルの内蔵グラフィックス並にまで劣化する。重量が2kgを超えるHP Envy 15で、ようやく2.5倍の性能になるくらいです。

まだまだ「軽量かつ薄型で、しかもパワフル。」なんてノートパソコンを実現できるほど、消費電力と発熱を抑えられているCPUでは無かったということになる。

CPUi5 8250Ui5 7200UR5 2500URyzen 5解説
Cinebench R15シングルスレッド性能146 cb131 cb138 cb「レンダリング」ではRyzen 5 2500Uが優勢。
Cinebench R15マルチスレッド性能538 cb336 cb614 cb
Blender 2.79レンダリング処理速度8961364828
Handbrake x265動画エンコード(4K低速)101614861099動画エンコードは若干i5 8250Uに劣るが、十分な速度。
PCMark 10オフィスユース648753334502オフィス系の処理は思ったようにスピードを出せない。
PCMark 10コンテンツ制作290222473190

クリエイティブ性能はこの通りで、マルチスレッド性能はi5 8250Uより強い。一方で、軽量ノートパソコンで想定される用途であるOffice系ソフトとの相性はそれほど良くない。


4. Ryzen Threadripper 2990WX : 32コアの「ロマン」砲

Ryzen Threadripper 2950X BOX
ソケット:Socket TR4チップセット:AMD X399コア数:32スレッド数:64クロック周波数:2.0 ~ 3.6 GHzOC:可能キャッシュ:3 MB + 16 MB + 64 MBメモリ:最大1024 GB / DDR4-2933 / x4PCIe:64レーン内蔵GPU:なしTDP:250 W付属クーラー:なしMSRP:$ 1799
Ryzen 2990WXのメリット
  • もっとも安い32コアCPU
  • 最強のマルチスレッド性能
Ryzen 2990WXの弱点
  • 汎用性があまりに低い
  • ゲーミング性能はダメ
  • 発熱と消費電力
評価「ランクB」のCPU

最安の「32コア」にロマンはあるけど

32コアCPUは少なくとも約48万円は必要でした。それをAMDはRyzen Threadripper 2990WXを投入することで、一気に23万円にまで引き下げた。今までの半額で32コアが手に入るようになったということ。

ただ、現行もっとも安価な32コアCPUなのは間違いないものの、肝心の性能は「汎用性」が著しく悪化しており、Ryzen 2950Xと比較すると大幅にオススメしにくい仕上がりです。

CPUTR 2990WXTR 2950Xi9 7980XE解説
Cinebench R15シングルスレッド性能170 cb179 cb192 cb「レンダリング」はRyzen 2990WXが最強。さすが32コアの威力。
Cinebench R15マルチスレッド性能5175 cb3241 cb3363 cb
POVRayレンダリング処理速度264239
Handbrake x264動画エンコード(低速)595477466一方、動画エンコードは全くダメで、2950Xにすら劣る
Handbrake x265動画エンコード(4K低速)153414511147
Photoshop CC一般処理の速度(相対値)83.9 %89.3 %102.5 %多コアに全く最適化されていないAdobeソフトでは、当然ダメな結果に。
Photoshop CCフィルター処理の速度(相対値)83.6 %92.8 %105.2 %

実際の性能で見ると、32コアがマトモに機能するのは物量戦の「レンダリング」くらいで、動画エンコードは2990WXの特殊な構造ゆえに全く性能を出せない状況。同様に、多コア対応が進んでいないAdobeソフトも全くダメ。

ただひとえに「最も安価な32コア」としての価値が大きいが、実際に32コアを100%活かせるソフトウェアが少ないため、今のところは「ロマン」砲に過ぎない。

使う場合はたとえ定格運用でも「重装備」で

ENERMAX / サイズ : 360mm / ファン : 120mm x3 / 形式 : メンテナンス不要 / 備考 : TR4専用クーラー
MSI / ソケット : Socket TR4 / チップセット : AMD X399 / VRM : 16フェーズ
AMD / コア : 32 / スレッド : 64 / ソケット : Socket TR4 / チップセット : AMD X399

定格運用でも、全コアに負荷を掛けると消費電力は250Wにも達する。最大で500WのTDPに対応する「LIQTECH TR4 II 360mm」と、16フェーズ電源を備える「X399 Creation」はほぼ必須になりますね。


5. Core i7 8086K : レアな限定版CPUですが

Core i7 8086K BOX
ソケット:LGA 1151(v2)チップセット:Intel 300コア数:6スレッド数:12クロック周波数:4.0 ~ 4.3 GHzOC:可能キャッシュ:384 KB + 1.5 MB + 12 MBメモリ:最大64 GB / DDR4-2666 / x2PCIe:16レーン内蔵GPU:なしTDP:95 W付属クーラー:なしMSRP:$ 425
i7 8086Kのメリット
  • 世にも珍しい限定版CPU
  • 5 GHz常用に耐える選別品
  • 優れたゲーミング性能
i7 8086Kの弱点
  • 限定版の割に付属品が…
  • コスパは微妙
  • i7 8700Kでも十分な気が
評価「ランクA」のCPU

インテル40周年記念の「限定版」CPU

Intel / コア : 6 / スレッド : 12 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

とは言っても、ほとんど通常版の「i7 8700K」と大差ありません。付属品も40周年記念と言う割には、大したことですし、付属のロゴシールも通常仕様で残念。

限定版の割に付属品がしょぼい

ロゴシールだけでも限定仕様にしてほしい(切実)

唯一のメリットは、5 GHzのオーバークロックに耐えやすい「選別品」だけを使っているとのことですが、真相を確かめることは出来ない。ぼくが実際に試した範囲では、確かにオーバークロックしやすい印象はあった。

けれど、通常のi7 8700Kと比較して極端にオーバークロックしやすいのか、と言われると何ともいい難い。1万円の差額に見合った価値があるかどうかは微妙なところです。

i7 8086Kをプラス1万円で買うなら、普通にi7 8700Kを購入して、浮いた1万円を簡易水冷ユニットにあてた方が妥当なお金の使い方かな。詳しい性能やレビューは以下の記事をどうぞ。

「まだ迷う」という人向けに3つに絞り込むと

CPU選びに迷う、悩む...

ここまで、用途ごとにおすすめなCPUを10個と、立ち位置や性能が中途半端で惜しくもはぶれた5個、合計15個のCPUを解説してきた。

これでかなりCPUを選びやすくなったと思いますが、それでもまだ悩んでいる人向けに、最後に10個から3個に絞り込んでみます。

ゲームとコスパが目的なら「i5 8400」

i5 8400のメリット
  • 至高のコスパ
  • 「i7 7700K」とほぼ同性能
  • 大人しい消費電力
  • 優れたゲーミング性能
i5 8400の弱点
  • ゲーム配信には厳しい
  • オーバークロックできない
評価「ランクS」のCPU

普通のモニターを使う予定で、平均60 fpsの快適ゲーミングを「コスパ重視」で実現したい。というなら、現状「Core i5 8400」ほどベストなCPUは無い。

Core i5はシングルスレッド性能がそこそこ速く、最適化が洗練されているため汎用性も優秀。あらゆる用途に対して、従来のCore i7並の性能を発揮してくれ、その割に価格は半額レベル。

Intel / コア : 6 / スレッド : 6 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

これから初めてパソコンを買うという初心者さんから、久々にマシンを更新しに来たという中級者まで。幅広い層にオススメできるコスパに優れたCPUです。

もう少しマルチスレッド性能が欲しい、という場合は6コア12スレッド搭載の「Ryzen 5 2600X」が最適。汎用性は若干劣るけれど、コスパ的に見ると負けずと有能です。

ゲーミングモニターで遊ぶなら「i7 9700K」

i7 9700Kのメリット
  • ほぼ最高のゲーミング性能
  • 優秀な1コアあたりの性能
  • オーバークロックしやすい
  • 冷えやすい仕様
i7 9700Kの弱点
  • ゲーム配信には性能が…

リフレッシュレートが速い「ゲーミングモニター」をフル活用してゲームしたいから、グラフィックボードの性能を1mmも無駄にしたくない。と考えるなら、ほぼ最強クラスのゲーミングCPU「i7 9700K」をオススメする。

真の最強は「i9 9900K」だが、値段が高く、冷却にも手を抜けないため中級者向けのCPUです。一方、i7 9700Kは中型の空冷ファンがあればゲーミングに困らないし、価格も抑えられます。

Intel / コア : 8 / スレッド : 8 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

高速ゲーミングだけでなく、Adobeソフトや動画エンコードに関しても、ライバルのRyzen 7を上回る処理性能を発揮する。幅広い使い方に対応できるので、購入して「アチャー、性能足りないな~。」となる可能性は低い。

OBSの「fast」品質でリアルタイムに配信をする場合、Intelの8コア16スレッドCPUでなければ、コマ落ちが割と発生してしまって安定性に欠ける。もし、快適な配信を求めている場合は、8スレッドのi7 9700Kではなく16スレッドのi9 9900Kを選んだほうが幸せになれる。

Intel / コア : 8 / スレッド : 16 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

コスパ重視でクリエイティブなら「Ryzen 7 2700X」

Ryzen 7 2700Xのメリット
  • コスパ最強の8コアCPU
  • 突出したマルチスレッド性能
  • 比較的マトモな消費電力
Ryzen 7 2700Xの弱点
  • ゲーム配信がちょっと重たい
  • メモリークロックが必要
  • 汎用性はIntelに負ける
評価「ランクA+」のCPU

もし、以下のような思いや考えがあるなら、Ryzenはおすすめできる。

  • 「せっかく自作するなら、使ってる人が少なそうなRyzenを使いたいな。」
  • 「なんかロマンのあるAMD縛りでパソコンを組んでみたい。」
  • 「9900Kは高いので、コスパ重視でRyzenにしてみようかな。」

BTOで買う派はインテルが多く、自作派はAMDが多い(らしい)です。

性能的にはCore i7といい感じに渡り合いますが、(Aviutlを除く)動画エンコードやAdobe系ソフトなどで、Core i7 9700K / i9 9900Kに対して一歩二歩は劣るのが惜しいところ。

しかし、価格やコストパフォーマンスを見ると、Ryzen 7の方が1~2割(最大で5割になることも)ほど価格が安い。だからコスパ重視で行くなら、依然としてRyzen 7は極めて魅力的な選択肢です。

AMD / コア : 8 / スレッド : 16 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 300 or 400

なお、Ryzen 7の性能を引き出すためには、しっかりとした冷却が必要。付属クーラーでも多少は冷えるけれど、クロックは伸びにくくなる。自動オーバークロック機能※に頑張って欲しいなら、クーラーはケチらずに行きたいところ。

Ryzenは手動オーバークロックするより、しっかりと冷やして自動オーバークロック機能(正式名 : XFR 2)に任せた方が効率よく性能が伸びる。それに、自動オーバークロックなら保証が切れることもないから安心です。

ファンの大きさが少なくとも120mmくらいあって、価格が5000円以上のクーラーを選べばコスパ的にちょうど良い。本気なら、デュアルファン仕様の空冷「NH-D15」や「H7 Plus」を検討してください。

Noctua / サイズ : 高さ165mm / ファン : 140mm x2 / 形式 : 大型空冷
CRYORIG / サイズ : 高さ145mm / ファン : 120mm x2 / 形式 : 中型空冷

更にコストを掛けてもいいなら、簡易水冷ユニットの「Corsair H150i Pro RGB」。デザイン重視で簡易水冷を選ぶなら「NZXT X62」(ぼくも使ってるやつ)がオススメ。

CPUの基本やデータを知りたい人へ

「CPU」の基本的な知識や、もっとたくさんデータを見てみたい人に解説を。と行きたいところだが、本記事に到底収まる分量ではないので、おすすめな記事をまとめておきます。

CPUの選び方を知るなら

CPUの「超」キホン的なことを順に解説していく記事。世代やプロセス、コア数やスレッドの意味など。初心者向けのガイドに仕上げている。

CPUのデータを知るなら

並べ替え機能や、キーワード検索機能をつけた性能比較表です。インテルの第1世代から、最新の第9世代やAMD Ryzenまで。500個近くまとめている。

ボトルネックを理解するなら

文章の途中でたびたび出てくる「CPUのゲーミング性能」について、もう少し理解を深めたいならオススメな記事。

CPU選びで気をつけたいこと

最後はちょっとした「おまけ」として、注意喚起をしておきたい。

名指しはしないけれど、CPUの性能について「理論性能(Tflops)こそが全てだ」とか、たった1つのベンチマークを根拠に語っているサイトには注意してください。

理論性能が実際のパフォーマンスに現れるかどうかは、ソフトウェア次第(例 : RyzenがAdobeソフトで本気を出せないなど)ですし、CPUの性能というものはたった1つの指標で絶対化することは不可能です。

特に、算出の方法が分かりにくいベンチマークを根拠にするのは微妙。有名どころはPassmarkやUserBenchmarkだが、ユーザーが投稿したスコアを平均化しているので「工作」が容易だったりする。

たとえばAMD Ryzenのスコアを低く見せるために、クロック周波数をガッツリ落として計測し、そのスコアを大量に投稿する…などなど。平均値を押し下げることは十分に可能。

結論として、CPUのことを正しく理解するためには、多角的な方向から見ることが欠かせない。ということ。

というわけで、ここまで約30000文字ほど。

長々と「2018年のおすすめCPUは?自作歴23台が10個厳選 & 解説する」について、まとめてみました。特にPC初心者さんのCPU選びが、少しでも楽しいものになれば幸いです。

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48 件のコメント

  • まあでもメーカー系PCでもC国やT湾メーカーを中心に10万円切る高性能な物がこれでもかと出回るようになってるせいもあって、特に安く調達したい人々を中心にメーカーPCに移行してしまい自作しなくなってますね。全体的に自作人口がローエンド中心に減少傾向にあると思われます。
    現実問題、大阪日本橋界隈の自作パーツ扱ってる店舗の大半が中古スマホタブレット中心の扱いにシフトしていて、自作パーツは片手間で扱ってるみたいな感じになってます。

    何が言いたいのかと言いますと、近年ローエンドのPentiumやCeleronってあんまり売れず話題にもなってないんじゃないかなと思ったりするのですよ。
    (そういった層はメーカーPCで事足りてるってこと)
    第8世代Coreもi3はほとんど売れてないみたいですし。

    • ですよね。確実に自作をすること自体が珍しいものになってきていると感じます。ぼくの周り(10~20代)だとインテルの名前くらいはしってるけど、Coreは知らないという人も多く、ましてやPentiumやCeleronとなると…もう…。

      BTOと自作PCの価格差も確実に狭まっているので、パーツの知識を学んだり実際に組み立てる労力にリターンが見合わないと考える人も結構多いようです。ただちょっと例外はあって、暗号通貨のマイニングリグ界隈では自作が熱いですねw。

  • 普段は古いPCでLinuxを使っているのですが、
    プロプライエタリなGPUのドライバを利用を考えると、NVIDIA一択になってしまうので、
    Ryzen 3も悪くないのでは…(?)と思っていしまいます。
    オススメの構成があればご教示願います。

    • 総合的な性能で比較すると、どうしても4コアi3に劣っていると思うんですよね。あえてRyzen 3のメリットを言うと、マザーボードが非常に安価ということと、最下位モデルでもオーバークロックが出来る点。

      導入コストは今のところ格段に安いので、安く作るならRyzen 3が有利ですね。組み合わせるGPUはGTX 1050 Tiまでが限度かと。それ以上になるとボトルネックが出てくると思うので。

      • ネット用パソコンなので性能はGT1030で十分ですが、安定した準ファンレス運用を考えるとGTX 1050Tiでしょうか…?
        なるべく長く使いたいので、ある程度手堅い構成を考えてしまいます。
        CPU: AMD Ryzen 3 1200
        RAM: DDR4-2133 8GB (1枚構成)
        M/B: MSI A320M GAMING PRO

        • ネット用であればGT 1030で全く問題ないです。GT 1030はファンレス仕様モデルも充実しているため、静音性も追求可能ですし(ネット用途なら熱も気にしなくて大丈夫、ちなみにPUBGをやらせると90度オーバー…)。

          CPUに関してもRyzen 3 1200で十分だと思います。

          あとはメモリーに関して。AMD Ryzenはメモリーの帯域にインテルCPUとは比較にならないほど影響を受けやすいため、可能であればDDR4-2400以上の2枚組を使うことを推奨します。

          性能重視なら「CMK8GX4M2A2666C16」(DDR4-2666 \ 4GB x2 \ ヒートシンク付き)で。予算重視なら「W4U2400PS-4G」(DDR4-2400 \ 4GB x2)あたりで良いかと。

  • たったいま思いついた残念なCPU。
    「Core i7-7740X&i5-7640X」
    i7-7700Kやi5-7600Kと何が違うんだろうと思うような仕様で?マザボやそれに付随する部材がやたら高価な物だらけになってしまってる為に、性能がショボイ割にトータルで金ばっかりが掛かってしまう超残念な存在。
    インテルは何のためにこの製品を並べたのか謎。

    • さらに面白いことに、
      「Core i7-7800X&7820X」
      も、特に前者7800XがCore i7-8700Kとスペックがほぼ同じで、立ち位置がもろ被りしてますね。第8世代が出揃ってしまうと存在意義が一気に無くなった残念なCPUですね、これらも。

  • Ryzen 5 2600は惜しいCPUにも入らないんですか!!?
    あのコスパの鬼なら、オススメCPUの5〜6番あたりに入ると思ったんですけどねえ。

    • 6コアで性能そこそこで消費電力低いので良かったんですけど、今は2.5万円を超えてしまいましたからね・・・。
      もう同じTDP 65Wのi5 8500や8600との価格差ないに等しい状況までとは。
      他も値上がっているのでコスパはそれほど悪化していない気もしますが、1.8万円(更にポイント3千円付く)、i5 8600を2.3万円(更にポイント4千円)で7月だと買えたのでそれを思うとコスパで選ぶCPUではなくなっているかなと。
      まあRYZEN 5はDDR4-3200~3466クラスの高価なメモリがないと性能生かせないのと消費電力面や相性等で不利ですから、まだコスパで選べる範囲かもしれませんが。

      • 8400はどこもかしこも品切れ状態で30000円
        2600は20000円切っていてかつ12スレッド
        個人的には勝負あったなと思っています

        • 過去はともかく品切れなので総合的に考えることもできず現状選べない(難い)状況ですからね・・・。
          仕方がないでしょう。

  • 今のCPUから6世代ぐらい更新されてるのでそろそろ新しいPC組もうかと思ったんですが、現状のIntel9000番台のイメージとしては、
    i9-9900K 何でもできる万能機、ただし熱と値段は勘弁な
    i7-9700K マルチスレッド性能を削った9900K、代わりに値段と熱は下がった
    i5-9600K OCすればシングル性能だけなら追いつける6コア版9700K
    と言う感じなんですよね。

    8400も最近値上がりしてるし、そんなに重いゲームしないなら9600Kでいいのかな?
    実況配信する気はないけど、動画作って投稿してみたいと思った場合は9700Kの方が良さそうではあるんだけど悩む・・・

  • いつも楽しく拝見しています。

    ざっくりとした質問で申し訳ないのですが、良ければご意見を聞かせてください。

    ・GPUがGTX 1070 Tiで黒い砂漠を「WQHDで品質設定がHight~VeryHighでFPS60前後をキープ」を狙いたい場合、CPUはRyzen 5 2600x(または7 2700x)でも狙えそうでしょうか。

    ・GTX 1070 Ti では難しい場合、GPUがRTX 2070であればCPUはRyzen 5 2600x(または7 2700x)でも狙えそうでしょうか。

  • Ryzen2500Uの発熱について言及なさっていたのでなんとなくです

    PC
    NEC LAVIE Direct NS(R) (15.6インチ)
    Ryzen2500U
    DDR4-2666 8GB(サムスン製?)とCPU-Zでは情報の拾えないメモリ4GB(マザーボードにくっついている?)
    ※ちなみにデュアルチャネルです
    WD5000LPCX-24VHAT0 500GB(HDD)

    詳細は
    http://nec-lavie.jp/navigate/products/pc/182q/07/lavie/ns/spec/index06.html

    オフライン状態にし、セキュリティソフトなどは切っています
    HWinfoで温度を見ながらCINEBENCH回しました

    OpenGL 33.81fps
    Ref.Match 98.0%
    CPU 583cb
    CPU Single 127cb

    温度は最大63℃でした
    15.6インチの約2.2kgでこれくらいですね
    HWinfoで周波数と温度を見ていると、ベンチ1回ではサーマルスロットリングが起きる直前にベンチが終わるためサーマルスロットリングは起きませんが、2回、3回と連続で行うと発生する‥という感じでした
    ちなみにサーマルスロットリングは63℃(@2.8GHz)になったタイミングで発生し、そこから50℃ほど(@1.9GHz)になるまで続きました
    不思議なことに、55℃を下回ってもクロック周波数が上がってこないんですよね
    ファンはずっと全力で回っているのですが、内部が冷めきるか、1度CPU使用率が下がるかしないと上がらない仕様なのか‥
    謎でした
    あと、全コア使用だと2.8GHz、1コア使用だと3.4GHzくらいまで上がる感じでした
    これは、メーカーさんによって冷却能力が変わると思うので、なんともいえませんが

    ちなみにタスクマネージャーからCINEBENCHの優先度をリアルタイムにすると、

    OpenGL 32.87fps
    Ref.Match 98.0%
    CPU 625cb
    CPU Single 133cb

    でした
    なぜかOpenGLのスコアが下がりましたが‥
    CPUスコアは上がりました

    • Ryzen 5 2500U搭載ノートは、本当に性能がピンキリですね。IdeaPad 720Sは個人的に今年の中ではTOP3に入る程には、納得の行かない買い物になってしまいました(苦笑)。
      yu_yuさんのノートPCはかなり性能が出ている方だと思います。720Sだと、1回目は550 cbくらいで、2回目以降は一気に350~390 cbにまで落ち込みます。

      色々と原因を探ってみましたが、そもそも似たスペックの「Ryzen 3 2200G」のTDPは65Wで、Ryzen 5 2500UはTDPが15Wと極端に低い。
      つまり、本気で動かせば15Wなんて余裕で超えてしまう可能性があるんですよね。小型で薄型なノートパソコンだと、15Wですら冷やすのに苦戦しそうなので、何らかの制限を掛けている…としか思えません。
      MacBookのように、ファームウェアの不具合でCPUの性能が不当に制限されるという事案もあったので、他社で似たことがあっても全然不自然じゃないかな、と。

      • TDPは15W超えている可能性は高いかもしれませんね
        AMDのサイトに”cTDP 12-25W”とありますので
        (やかもちさんのIdeaPad 720Sのスコアが低いのはTDP制限がかかっているからですかね?わかりませんが)
        また、2500Uの後に発表されているRyzen5 2600Hが定格クロックは違えども最大クロックが同じであるのに、こちらはTDP45Wとなっています‥

  • 記事を楽しく読ませていただいています。
    Ryzen自作記事を呼んでRyzen 5 2600XでPCを組むことにしました。
    ほんとはRyzen7 2700Xを使いたかったのですが予算で断念。
    久しぶりの自作で緊張しています…

  • i7 8809Gは確かに惜しいですね。
    あれで組み込み用でも価格が安くて、デスクトップ仕様があって、低価格版もあって、4K UHD Blu-rayの再生ができれば、もっと普及していたかもしれないのに、特にメーカー製液晶一体型パソコンに多数採用された可能性は高いと思う。
    CPU自体も速く、AMDなのでFluidmotionが出来、グラフィックの性能も思った以上に高いなど良いところも多いのに、本当に惜しいCPUですね。
    この次はCPU自体の性能を向上し、よりグラフィックを向上し、4K UHD Blu-rayの再生ができる等の機能を付加した同様のCPUをインテルには作って欲しいですね。

    • Fluid MotionはCPUではなくGPU(VEGAなど)なのでINTEL CPUでも使えるのであれですが、4K UHD Blu-rayに関してはAMD CPUでは使えない状況ですよね・・・。
      次世代のZEN 2もその面では期待薄ですし、もうちょっと4Kも含めて規格そのものが普及しないとだめかもしれないですね。

  • Kaby Lake G(Core i7 8809G)は結構残念な石ですね
    現行モバイルCPUで考えると
    内蔵グラは超強力だし、CPU性能も結構ある
    一昔前のゲームはサクサク動くだろうし
    オフィースユースならこれから数年は使えるパフォーマンスがある

    消費電力は仕方ないにせよ
    問題は価格

    この石だと10万超えになるから
    微妙ですよねぇ

    とはいえインテルの戦略も分からんでもない

    こいつを安売りすると
    現行CPUやローミドルクラスのグラボと共食いになる
    消費電力(バッテリー)問題は分かるんだけど
    それを踏まえてもミドルユーザーにはかなり魅力のある石のはず

    もう少しラインナップを増やして
    7、8万の2 in 1を出してくれりゃ
    評価は格段に上がると思う(ACアダプタがデカくなることは目をつぶろう)

    Kaby Lake Gを選ぶユーザーは
    PC歴のあるユーザーやライトゲーマーだから
    割り切っちゃって良いと思いますね(どーせモバイルすることは少ないだろ)

    とにかく用途の広い良い石なんで安くして欲しい。

  • 何故8086Kがないのか
    消費電力やら発熱含めて考えてもゲーミング性能最強は9700Kじゃなく8086Kでは?って思った

  • Athlon 200GEを買うような層がオーバークロックに手を出すとは思えません。
    だから、オーバークロックができないことについては、あまり問題にならないのではありませんか?

  • くそっ、8400が半年前の価格ならば迷わず8400選ぶのになぁ…
    性能がちょっと劣るけど5000円近く安い2600Xや10000円近く安くなる無印2600と比べるとうーん…

    • 同じ6コアだとインテル i5がお強いですからね。
      シングル性能だけでなく、CCXでなくAVX2-256bitネイティブなこともありで。
      CINEBENCHマルチはSMTがよく効くので強いんですけどね・・・。

      一応 消費電力が軽く100W以上違ってきますがRYZEN 5 2600(X)を4.2GHz化させてメモリをDDR4-3200 CL16以上で安定駆動できる物を揃えるとゲームでも勝ったり負けたりの迫る良い勝負ができます。(さすがにi5 8600にはまず勝てない感じでしたが。)
      CCXで難等がある場合やAVX2アプリ等はどうしようもない面もありですが、コスパはインテルCPUの高騰で現状では2600ですね。2600Xは微妙ですが。

  • 何故8086Kがリストに無いのか悲しいです。
    ゲーミングCPUのベストが9700Kになっていますが、8086Kの方が9700Kよりゲーム性能は高く消費電力も低く発熱も小さいのに、省かれてしまっているのが残念。

    • データ的に見ても、8086Kが9700Kにゲーミング性能で上回るかと言われると、かなり微妙です。
      結局のところ、8086Kは負荷時のクロックが8700Kとほぼ同格で、9700Kは負荷時でも4.6 GHzで動作できます。
      加えて、9700KにはHTが無いので、ゲームによってはフレームレートが伸びやすいことが多い傾向。

      5.0 GHzにオーバークロックする前提なら9700Kに追いつく可能性はありますが、それを言い出すと9700Kや9900Kが5.0 GHzになったらもっと伸びるよね…という問題もあるので。

      消費電力が高いは確かに理解できるし、実際2割くらい9700Kの方が伸びています。ただ、それって20 ~ 25Wくらいの差なので、消費電力200 ~ 300 WのハイエンドGPUを使うようなユーザーが気にするとも思えず。
      ぼくとしてはTOP 10に並ぶほどのモノでは無いかなと。

      • 個人的主観ですが、コメントさせていただきます。
        まず第一に入手のしやすさです。そもそも論として8086K自体が限定生産品なので今後の入手確率的な意味でも最強を名乗れないかと思います。

        次にグリスバーガーである点です。同一冷却条件において、常用では両方全然問題ないけど、高負荷が続く状況では9700Kのほうが8086Kよりも高クロックで動作しやすいところが最強を名乗れない理由のもう一つの要因かと思います。

        そして最後に値段。入手しやすさを抜きにしても6万台では約1万足しこむだけで9900Kに届いてしまうというのはいただけないところです。しかも9700Kには値段で負けてるという点がさらに拍車をかけています。

        この3点から見れば8086Kが勝っている要素はマルチスレッド面のみ(しかもHTが適切に利用され、かつ高クロックを維持できるほどの冷却性能があることが前提)となり、最強ではないと思います。

        ただ、高選別な石を使っているので殻割りOCであれば9700K以上の高クロック動作ができるところは評価されるべきではあるかと思います。

  • HP Envy x360 の13インチ版を購入しましたが、重さ1.3kgで
    FireStrikeのスコアは、サーマルプロファイルを
    パフォーマンスモードにして1923でした。
    軽作業時は、ファンが止まるので無音です。
    他の15インチのモデルよりスコアが伸びているので、
    Envy系の放熱能力が高いのかもしれません。

  • ideapad 720sはシングルチャンネルのためにvegaが生かせないんだったかと。
    軽いのが原因とは言い切れない気が。

  • Athlon 200geオーバクロック可能になりましたよ?
    CPU部分だけですが、3.8GHZ以上にすればg5400を越える性能になりました
    デメリット部分修正した方が良くないですか?

  • ゲーム配信ですが、リアタイ実況だけでなく動画撮影して
    ゆっくりやボイロなどの音声を後付でされる方も多いのでは?
    これならi5-8400でも余程重いゲームでなければそこそこ行けるかと

      • あ、そういうことでしたか
        ↑の方に書いてあるi5-8400の「ゲーム配信には厳しい」を見て勘違いしました
        別記事で6コアゲームに使って余った2コアでその他の事をする
        だから実況にはi7がおすすめ、という話があったと思うのですが、
        i5-8400くらいのスペックあればゲームプレイと同時に録画程度だったら大丈夫なのでは、と言う趣旨でした

        大変失礼しました

      • 15型の方だったのですか。それは失礼しました。

        ここからは記事の感想なのですが、
        Ryzen5 2500Uは大きな魅力であるGPU性能を削られてしまうのはAMDとしては中々辛いところですね。
        下位モデルであるRyzen3 2300Uに薄型は任せて、2500Uには若干重量はあっても、ゲーミング用途も視野にいれたPCに個人的には、なってほしかったなと、記事を見てつい思ってしまいました。

  • コメント失礼します。

    至急!

    Intel Core-i7 8086Kが20,000円

    Intel Core-i7 9700Kが47,565円

    これでも9700Kを五万出して買うべきですか??
    ※どこで売ってんのなどはナシでお願いします。。

    主にゲームです。

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