2020年12月に、RTX 2060 Superの後継モデルにあたる「RTX 3060 Ti」が発売されました(→ RTX 3060 Tiのレビューはこちら)。当時は9.6万円も必要だったRTX 2080 Superと互角の性能が、ほぼ半額で手に入る時代に突入。
つまり、基本的にRTX 3060 Tiを搭載するBTO PCは文句なしにコスパ優秀です。

(公開:2020/12/12 | 更新:2020/12/13)
「RTX 3060 Ti」のキホンを解説
「RTX 3060 Ti」は、NVIDIAの新しいグラフィックボード「RTX 30シリーズ」で、RTX 2060 Superの後継モデルに位置づけられるグラボです。
価格は単品でおよそ5.5万円から。グラボ単品で5万円台は普及帯から若干外れる位置ですが、性能はかつて9.6万円以上だったRTX 2080 Superとほぼ互角です。
- RTX 2080 Superと互角のゲーム性能
- 価格はRTX 2080 Superのほぼ半額
- 144 Hzゲーミングモニター余裕です
- WQHDゲーミングも可能
- 抜群のコストパフォーマンス
- 消費電力は190 W前後でワッパも強い
2080 Superと互角クラスの性能なのに、消費電力が190 W程度で済む省エネ性能も、RTX 3060 Tiの強みです。熱が少ない分、巨大な冷却デザインをあまり必要としません(低コスト化 & 省スペースが可能)。
フルHDゲーミングモニターで安定して144 fps動作を目指すだけならRTX 3060 Tiで十分です。設定を落とす前提であれば、主要なFPSゲームで平均200 fpsも余裕あり。
上位のRTX 3070は、さらに高いフレームレートを必要(例:240 Hzゲーミングモニター)とする場合や、WQHDの144 Hzモニターを使いたい人におすすめ。
4Kゲーミングを視野に入れるなら、もっと上位のRTX 3080も選択肢に入れてください。RTX 3070以下だと4Kゲーミング(最高設定)はやや厳しいというかほぼ無理です。
RTX 3060 Ti搭載でオススメなBTO PC:5選
- 1. G-GEAR GA(おすすめNo.1)
- 2. FRONTIER GX(国内生産かつコスパ優秀)
- 3. G-GEAR GA(Core i5で予算を抑える)
- 4. STORM PG-FQ(LEDファンで光る光る)
- 5. GALLERIA(万人向けの親切設計)
- +α. ZEFT R25R(PCケース選び放題)
1. G-GEAR GA
【おすすめNo.1】優等生スペックでコスパも強い
G-GEAR GA5A-F204/T 型番:GA5A-F204/T | ||
---|---|---|
スペック | 標準仕様 | 推奨カスタマイズ |
![]() | Ryzen 5 5600X 6コア12スレッド | – |
![]() | CPU付属クーラー92 mmファン / AMD製 | – |
![]() | AMD B550チップセット(ATX規格) | – |
![]() | DDR4-2666 8GB x2(合計16GB) | – |
![]() | RTX 3060 Ti 8GB | – |
![]() | 500 GB(NVMe)WD Blue SN550 NVMe | 1 TB(SATA)Crucial MX500 |
![]() | – | – |
![]() | DVDドライブ | – |
![]() | 650 WCWT製 / 80+ BRONZE認証 | 650 WSeasonic FOCUSシリーズ / 80+ GOLD認証 |
![]() | Windows 10 Home 64bit | – |
![]() | 最短4営業日 | 最短4営業日 |
参考価格 | 167000 円(税込・送料込み)最新価格をチェックする |
保証にめっぽう強いのがツクモのゲーミングBTO「G-GEAR」です。しかし、今回見つけた「GA5A-F204/T」はツクモならではの優等生スペックでありながら、価格設定も手頃でコスパに優れます。
ドスパラのガレリア(同スペック品)と比較しても、なんと約1.2万円も安いです。よって本記事を書いた時点で「G-GEAR」が、RTX 3060 Tiを搭載するBTOパソコンでおすすめNo.1です。
良いところ
- 手堅いパーツ選定
- そこそこ選べるカスタマイズ
- 余裕のある拡張性
- ツールレス設計(増設OK)
- スペックの割に価格設定が安い
- 自然故障に対応する延長保証
- コスパもかなり優秀
微妙なとこ
- 電源ユニットはできれば変更したい
ツクモが提供する延長保証サービスは、本体価格+5%で受けられます。他社の延長保証サービスと一線を画するのが「自然故障も保証対象」という1点です。保証を重視するならツクモが最高峰です。
もちろん、パーツの増設・交換もOKです。保証規約によると、パーツの増設が原因で故障した場合は保証対象外と書いてあるだけで、増設・交換の行為そのものは問題ありません。
踏み込んだ話をすると・・・いざ保証を受けるとなったら、パーツを元に戻せば大丈夫です。元から入っていたパーツ等はなるべく使うか、交換して不要なら大事に保管しておきましょう。

なお、電源ユニットはCWT(= アメリカの有名な電源メーカー)の安価なエントリーモデルを採用しますが、パーツの総額を考えると少々心もとない電源です。
謎の中華メーカーApexgaming製よりマシとはいえ、せっかく15万円オーバーのゲーミングPCを買うなら電源はSeasonic製に変更しておいて損はありません。Ryzen 5 + RTX 3060 Tiなら容量650 Wで十分です。
2. FRONTIER GX
コスパに優れた国内生産のゲーミングBTO
FRONTIER GX型番:FRGXB460/WS36H | ||
---|---|---|
スペック | 標準仕様 | 推奨カスタマイズ |
![]() | Core i7 10700F 8コア16スレッド | – |
![]() | CPU付属クーラー92 mmファン / インテル純正品 | – |
![]() | Inlte B460チップセット(MicroATX規格) | – |
![]() | DDR4-3200 8GB x2(合計16GB) | – |
![]() | RTX 3060 Ti 8GB | – |
![]() | 512 GB(NVMe) | – |
![]() | 2 TB | – |
![]() | – | – |
![]() | 850 Wメーカー不明 / 80+ GOLD認証 | – |
![]() | Windows 10 Home 64bit | – |
![]() | ~2週間 | – |
参考価格 | 145800 円(+税)最新価格をチェックする |
フロンティア(FRONTIER)は、国内でパソコンの組み立てを行うBTOメーカーとしては、特にコストパフォーマンスが強いです。価格相応にところどころ安価なPCパーツを使ってますが、「ゲーミングPC」としての性能や機能に問題はありません。
ざっくり言うと「パーツにこだわりがなく、問題なくゲームができればOK」な人向けです。
良いところ
- カスタマイズ可能
- メモリ容量は16 GB
- 価格が本当に安い
- コスパは文句なし
微妙なとこ
- カスタマイズはやや割高
Core i7 10700F(8コア)とRTX 3060 Tiの組み合わせが、145800 円(税込み160380 円)から買えます。値段に対する標準スペックも申し分なし。メモリは最初から16 GB入っています。
SSDは512 GB(NVMe)でとりあえずはOKですが、最近はゲーム容量の肥大化が顕著な事情ゆえ、可能なら1 TB以上に変更したいです。もちろん、自分で買ってきて増設するのもOKです。
電源ユニットは容量850 W(80 PLUS GOLD規格品)が入ってます。容量850 Wもあれば、消費電力が200 Wにすら届かないRTX 3060 Tiを動かす分には余裕。CPUやその他パーツを含めても、容量の半分も行かないです。
全体的に価格の割にマトモなスペックを備えています。国内工場で組み立てを行うため、納期も比較的早い※ほうです。コスパよくなる早でRTX 3060 Tiマシンを入手するなら、フロンティアが適任でしょう。
※繁盛期は納期が1~2週間になる場合がありますが、基本的にフロンティアの納期は早いです。
フロンティアのRTX 3060 Ti搭載モデルは、他にもラインナップされています。ここで紹介したモノが一番コスパは良いですが、念のため確認しておきたい方は公式サイトへ↑どうぞ。
3. G-GEAR GA (Core i5)
Core i5で価格を抑えたコスパ特化型
G-GEAR GA5J-D203/T 型番:GA5J-D203/T | ||
---|---|---|
スペック | 標準仕様 | 推奨カスタマイズ |
![]() | Core i5 10400F 6コア12スレッド | – |
![]() | CPU付属クーラー92 mmファン / インテル製 | – |
![]() | Intel H470チップセット(ATX規格) | – |
![]() | DDR4-2666 8GB x2(合計16GB) | – |
![]() | RTX 3070 8GB | 【変更】RTX 3060 Ti 8GB |
![]() | 500 GB(NVMe)WD Blue SN550 NVMe | 1 TB(SATA)Crucial MX500 |
![]() | – | – |
![]() | DVDドライブ | – |
![]() | 750 WApexgaming製 / 80+ GOLD認証 | 650 WSeasonic FOCUSシリーズ / 80+ GOLD認証 |
![]() | Windows 10 Home 64bit | – |
![]() | 最短4営業日 | 最短4営業日 |
参考価格 | 141000 円(税込・送料込み)最新価格をチェックする |
ツクモは上から下までコスパの良いラインナップが充実するようになり、10万円前半でもバランスの良いミドルクラスのG-GEARが買えます。
RTX 3060 Tiの性能はRTX 2080 Super相当なので、それほどCPUの性能にシビアではありません。コスパ的にはCore i5 10400Fで十分に強力です。
予算が限られているなら、「G-GEAR(i5 10400F + RTX 3070)」のグラフィックボードを「RTX 3060 Ti」にダウングレードすると、14万円台で購入できます。
良いところ
- 手堅いパーツ選定
- そこそこ選べるカスタマイズ
- 余裕のある拡張性
- ツールレス設計(増設OK)
- 妥当な価格設定
- 自然故障に対応する延長保証
- コスパも良い
微妙なとこ
- 電源ユニットは変更するべき
Core i5版も当然ながら、ツクモが提供する延長保証サービスを受けられます(本体価格+5%)。他社の延長保証サービスで対象外の「自然故障」もツクモだと保証対象です。コスパと同時に強力な保証も両立できます。
途中で説明したように、自分でパーツの増設・交換もOKです。保証規約によると、パーツの増設が原因で故障した場合は保証対象外と書いてあるだけで、増設・交換の行為そのものは問題ありません。

電源ユニットは残念ながら謎の中華メーカーApexgaming製を標準で搭載します。+2200 円で選べるSeasonic製に変更しておきましょう。Core i5 + RTX 3060 Tiなら容量650 Wで余裕です。

4. STORM PG-DY
4つのファンが輝くLEDライティングマシン
【ARGB対応】PG-DY 型番:sys_pg_dy | ||
---|---|---|
スペック | 標準仕様 | 推奨カスタマイズ |
![]() | 【性能】Core i7 10700 8コア16スレッド | 【コスパ】Core i5 10400 6コア12スレッド |
![]() | CPU付属クーラー92 mmファン / インテル製 | – |
![]() | Intel B460チップセット(MicroATX規格) | – |
![]() | DDR4-3200 8GB x2(合計16GB) | – |
![]() | RTX 3060 Ti 8GB | – |
![]() | 500 GB(NVMe) | – |
![]() | 1 TB | – |
![]() | – | – |
![]() | 750 Wメーカー不明 / 80+ GOLD認証 | – |
![]() | MSI MPG GUNGNIR 110R 重量7.9 kg / 120 mm ARGBファン x4 | – |
![]() | Windows 10 Home 64bit | – |
![]() | 3~4日 | – |
参考価格 | 160800 円(税込)最新価格をチェックする | 139790 円(税込) |
4番目に紹介するRTX 3060 Ti搭載マシンは、BTO歴20年の老舗メーカーSTORMが送る「PG-DY」です。1~3番目はコスパの強さや保証内容で推してきたので、ここからは個性的なマシンの紹介です。
「PG-DY」は2020年10月登場の新しいPCケース「GUNGNIR 110R」を採用し、流行りのLEDライティングと最新トレンドを取り入れたデザインを両立します(※ちなみにこのPCケース単品だと2万円もします・・・高い)。
ケースファンは最初から12 cmサイズが4つも装備済みで、4つともすべてARGB仕様(= アドレサブルRGBに対応)です。PCケースに対応した専用ソフト「MSI Mystic Light」を使えば、ケースファンの光り方さえ自由に設定できます。
良いところ
- カスタマイズ可能
- メモリ容量は16 GB
- LEDファンを4つ搭載
- 最新トレンドのデザイン
- コスパはそこそこ
- 納期が早い
微妙なとこ
- カスタマイズがやや割高
- 標準マザーボードの拡張性
単純なコスパは先に紹介した「G-GEAR GX」や「FRONTIER GA」に若干劣るレベルですが、PG-DYは最新のデザインにアドレサブルRGB対応のケースファン(12 cmサイズ x4)を搭載します。
写真映えしやすい、見るからにゲーミングな雰囲気を出すゲーミングPCが欲しい人なら、STORMのPG-DYは強力な選択肢です。
なお、標準搭載のマザーボードはMicroATXで拡張性がやや少ないです。将来パーツを増設する可能性を考えると、カスタマイズからマザーボードを上位モデルに変更しておきたいです。
HDDやSSDを後から増やす程度ならそのままでも問題ありません(※標準マザーボードでも、M.2 SSDをあと1枚、SATA SSDまたはHDDをあと4台増設できます)。
ストームの中の人いわく「マザーボードとの物理干渉や、CPUクーラーの在庫状況によって多少の変動はありますが・・・」と前置きを付け足した上で、以下のようなCPUクーラーを採用しているとのこと。
- 空冷式クーラー:CPU付属クーラー(なければ同等品)
- 大型空冷式クーラー:CoolerMaster HYPER 212 LED White Editionなど
- 水冷式クーラー(高冷却):Dynatron L5(120 mmサイズ / 最大200 W対応)など
Core i5までならCPU付属クーラーで問題なし。Core i7以上は、120 mmファンを搭載するHYPER 212をおすすめします。冷却性能は虎徹Mark IIに近いクーラーです。
Dynatron L5は業務向けの簡易水冷ユニット(冷却ファン一体型)で、対応TDPは最大200 Wです。冷却ファンがラジエーターに完全密着しているため、効率よく熱を逃せるデザインが大きな特徴。
5. GALLERIA XA5R
新型ケースの親切な設計が魅力的
GALLERIA XA5R-R36T 型番:XA5R-R36T | ||
---|---|---|
スペック | 標準仕様 | 推奨カスタマイズ |
![]() | Ryzen 5 5600X 6コア12スレッド | – |
![]() | 中型空冷クーラー120 mmファン / 虎徹Mark IIを採用 | 【グリス】Thermal Grizzly製 |
![]() | AMD B550チップセットATX規格 / ASRock製 | – |
![]() | DDR4-2666 8GB x2(合計16GB) | – |
![]() | RTX 3060 Ti 8GB | – |
![]() | 500 GB(NVMe)Phison PS5012-E12S | 1 TB(NVMe)WD Blue SN550 NVMe |
![]() | – | – |
![]() | – | – |
![]() | 650 WAcBel製 / 80+ BRONZE認証 | – |
![]() | Windows 10 Home 64bit | – |
![]() | 3日 | 3日 |
参考価格 | 179278 円(税込・送料込み)最新価格をチェックする |
5番目に紹介するRTX 3060 Ti搭載BTOマシンは、ドスパラの有名なゲーミングブランド「ガレリア」です。まだ出てばかりでドスパラにしては価格が高いですが、魅力あるマシンなので紹介します。
ガレリアは2020年7月に新しいPCケースにリニューアル。この新型筐体「SKケース」がなかなかに優秀です。使うユーザーのことをよく考えた親切設計が、ガレリア最大の魅力と言っても良いほどです。
良いところ
- カスタマイズ可能
- 余裕のある拡張性
- ツールレス設計(増設OK)
- メモリ容量は16 GB
- 親切設計の新型PCケース
- RGB LED対応
- 納期がとても早い
微妙なとこ
- カスタマイズがかなり割高
- 単純なコスパは普通
パーツ選定はおおむね「ゲーミングに必要十分」な水準を満たしています。価格がやや高い分だけ、コスパ特化のフロンティアよりは良いパーツを使っていますが、ツクモには届かないです。
一方で、新型PCケースは他社に対する大きなアドバンテージ。トレンドを抑えたデザイン、まず不足しない拡張性、グラフィックボードを支えるサポートステイを標準搭載など。よく出来てます。
製品ラインナップを絞っているため、納期が非常に早いのもメリットです(※最短で翌日出荷)。スピーディーにマトモなゲーミングPCが欲しいユーザーにおすすめです。
+α. ZEFT R26C
パーツとPCケースを選び放題
ZEFT R26C | ||
---|---|---|
スペック | 標準仕様 | 推奨カスタマイズ |
![]() | Ryzen 5 5600X 6コア12スレッド | – |
![]() | CPU付属クーラー92 mmファン / AMD純正品 | – |
![]() | AMD B550チップセット(MicroATX規格) | – |
![]() | DDR4-3200 8GB x2(合計16GB) | – |
![]() | RTX 3060 Ti 8GB | – |
![]() | 500 GB(NVMe)WD Blue SN550 NVMe | – |
![]() | なし | – |
![]() | DVDドライブ | – |
![]() | 600 Wメーカー不明 / 80+ BRONZE認証 | 650 WAntec(Seasonic OEM) / 80+ GOLD認証 |
![]() | Thermaltake Versa H26 重量6.1 kg / 120 mm ファン x2 | P7 Silent:+3980 円 Silencio S600:+8800 円 Define R6:+15800 円 |
![]() | Windows 10 Home 64bit | – |
![]() | 1~5日 | – |
参考価格 | 185830 円(税込 / 送料無料)最新価格をチェックする |
プラスアルファに紹介するのは、BTOショップSEVENが展開するゲーミングBTO「ZEFT Gaming PC」です。ZEFTの大きなメリットは、圧倒的なカスタマイズの自由度にあります。特にPCケースは選び放題。
デザインで人気なNZXTはもちろん、静音性に特化したP7 SilentやSilencio S600もカスタマイズから選べます。王道のPCケースとして知られるDefine R6も、ややカスタマイズ料金が割高ですが選択可能です。
そしてウェブサイトのデザインがとても分かりやすく、互換性のないパーツを選ぶときちんと注意書きが表示されます。PC初心者でもSEVENのカスタマイズ画面なら、割とトラブルなくカスタマイズできてしまいます。
良いところ
- カスタマイズが豊富
- 特にPCケースが多い
- メモリ容量は16 GB
- 標準でWi-Fi 6対応
- 納期が早い
微妙なとこ
- カスタマイズはやや割高
- コスパは普通
コスパはやはり普通です。カスタマイズ性が良いほど、それだけ大量の在庫を抱えなければならず、必然的にコスト増となります。価格とカスタマイズの自由度は、完全にトレードオフの関係です。
カスタマイズを重視して選ぶなら、今回紹介した6つのBTO PCでZEFT Gaming PCがトップです。
ちなみに、パーツによってはZEFT Gaming PC以上にカスタマイズできるメーカーが「サイコム」ですが・・・こちらは価格もエキストリームになりがちですので見送りました。興味がある人は公式サイトを覗いてください。
ZEFTシリーズのRTX 3060 Ti搭載ゲーミングPCは、現在37個のラインナップが用意されています。標準パーツが微妙に違っていたりするので、もっと細かく吟味・比較したい方は、上記↑から公式サイトへどうぞ。
RTX 3060 Ti搭載BTO PC【比較まとめ】
BTO PC | スペック | 価格 |
---|---|---|
![]() | CPU:Ryzen 5 5600X 冷却:空冷(92 mm) マザボ:AMD B550(ATX) グラボ:RTX 3060 Ti 8GB メモリ:16 GB SSD:500 GB(NVMe) 電源:650 W(Gold) | 167000 円(税込・送料込み) |
国内でコスパNo.1FRONTIER GX | CPU:Core i7 10700F 冷却:空冷(92 mm) マザボ:Intel B460(MicroATX) グラボ:RTX 3060 Ti 8GB メモリ:16 GB SSD:512 GB(SATA) 電源:850 W(Gold) | 160380 円(税込)送料:1980 ~ 3300 円 |
Core i5で価格を抑えるG-GEAR GA i5 | CPU:Core i5 10400F 冷却:空冷(92 mm) マザボ:Intel H470(ATX) グラボ:RTX 3060 Ti 8GB メモリ:16 GB SSD:500 GB(NVMe) 電源:650 W(Gold) | 141000 円(税込・送料込み) |
ARGBで光る & コスパ !!STORM PG-DY | CPU:Core i7 10700 冷却:空冷(92 mm) マザボ:Intel B460(MicroATX) グラボ:RTX 3060 Ti 8GB メモリ:16 GB SSD:500 GB(NVMe) 電源:750 W(Gold) | 160800 円(税込)送料:2200 円 |
親切設計なPCケースGALLERIA XA5R | CPU:Ryzen 5 5600X 冷却:空冷(120 mm) マザボ:AMD B550(ATX) グラボ:RTX 3060 Ti 8GB メモリ:16 GB SSD:500 GB(NVMe) 電源:650 W(Gold) | 179278 円(税込・送料込み) |
カスタマイズ自由ZEFT R25R | CPU:Ryzen 5 5600X 冷却:空冷(92 mm) マザボ:AMD B550(MicroATX) グラボ:RTX 3070 8GB メモリ:16 GB SSD:500 GB(NVMe) 電源:750 W(Gold) | 197780 円(税込) |
No.1有力候補Legion T750i | CPU:Core i7 10700K 冷却:水冷式(240 mm) グラボ:RTX 3060 Ti 8GB メモリ:16 GB SSD:512 GB(NVMe) 電源:650 W(Gold) | – 円(※発売未定) |
以上の6台が、筆者的にいい感じだと評価できるRTX 3060 Ti搭載BTO PCです。
まだアクションを起こしていないLenovoを除外するなら、コスパ部門はフロンティアとストームが優秀。保証サービスやパーツも含めた総合力なら、ツクモのG-GEARが最高峰です。
以上「GeForce RTX 3060 Ti搭載のおすすめBTO PCを5つ紹介」について、解説でした。RTX 3060 Tiが搭載されたPCを探している方の参考になれば幸いです。
【RTX 3060 Ti搭載モデル】今後の注目モデル
まだRTX 3060 Tiの登場から日が浅いせいか、ラインナップを出し切れていないBTOメーカーもあります。
新型筐体「SKケース」で驚くほど親切設計なドスパラのガレリアは、今のところ割高なモデルのみが出ていて、コスパ特化型は未登場。
もうひとつの注目株は、RTX 3070とRTX 3080モデルで圧倒的なスペックとコスパを見せつけた、レノボの「Legion T750i」および「Legion T550i」の2モデルです。
レノボはまだRTX 3060 Tiを搭載したゲーミングPCを出していませんが、期待通りの価格設定で出てきたら国内BTOメーカーは厳しい戦いを強いられます。
ただし、ツクモに限っては他社を圧倒する保証サービスがあるので別枠です。
STORMのPG-DMはどうなのでしょうか。
https://www.stormst.com/products/detail/1239
おすすめNo1とされているG-GEAR GAとほぼ同構成で2万円弱くらい安く組めると思うのですが。ただ取り上げていないだけなのか、それとも何か懸念点があるのか、ご教示頂けますと幸いです。