GAMEMASTER GMTを実機レビュー:抜群のデザインと静音性

ドスパラがeSports時代に向けて、ガレリアシリーズの更に上位のブランド「GAMEMASTER」を展開。その中でも比較的買いやすい価格設定の「GAMEMASTER GMT」を本記事ではレビューする。ゲームマスターという名通りのモノなのかどうか検証します。

GAMEMASTER GMTのスペックと概要

GAMEMASTER GMT
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPUCore i7 8700
冷却静音パックまんぞくコース
※120mm中型空冷ファン / グリスは親和産業「OC7」
グラボGTX 1060 6GB
メモリDDR4-2666 4GB x2(合計8GB)8GB x2(合計16GB)
マザーボードIntel H370搭載 MicroATX規格
SSD500GB
HDD1TB
ドライブなし
電源600W 静音電源(80+ Titanium認証)
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格189980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2018/8時点の製品ページに基いてまとめたので、最新のスペックは公式サイトで確認するようにしてください。

GAMEMASTER(ゲームマスター)シリーズは、ドスパラが展開しているゲーミングブランドの一種です。ガレリアの上位版という位置づけで、普通のガレリアより安定性に重きを置いたとのこと。

CPUファンはインテルの付属品や80mm小型空冷ではなく、120mmファンの中型空冷を採用。しかも、CPUグリスには親和産業製のナノダイヤグリス「OC7」を使って、更に冷却性能を高めています

次に特筆すべき点が電源ユニット。普通のガレリアはDELTA製のBronze認証を受けた安価な電源ユニットを使っているが、こちらのGAMEMASTER GMTにはTitanium認証を受けた電源を採用している。

Bronze電源は効率が85~87%に対して、最上位のTitaniumは94%以上の効率に達する。そのため無駄な熱をほとんど排出しないため、電源の寿命が長く、ファンもあまり回らないため静音性に優れます

※ 参考:電源ユニットの選び方 – 80 PLUSと効率とは?

スペック的にはコンセプトどおり、パーツを冷やし、効率のいい電源で寿命と安定性を重視していることがよく分かる。しかし、実際に使ってみなければ本当のところは分からない部分も多い。

というわけで、スペック解説はこれで終わり、以下より実機レビューを行っていく。目次を作ったので「知りたいところだけ確認する。」でも構いません。

GAMEMASTER GMTを開封レビュー

開封の儀 & 付属品をチェック

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

GAMEMASTER GMTのダンボールには、しっかりとゲームマスターのロゴが描かれていました。

初心者もち
お~、来た来た。
自作歴23台のやかもち
パソコンが届くと盛り上がるよね。
GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

開封。GMT本体は梱包材でハンバーグ状態。ダンボールと本体の間にかなりの隙間が確保されているので、多少手荒い配送でも安心です。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

ダンボールに入っているのは、以上の3点のみ。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

付属品をチェック。

  1. GALLERIA限定ゲーミングキーボード
  2. GALLERIA限定ゲーミングマウス
  3. 電源ケーブル

ガレリアシリーズはGALLERIA限定のキーボードとマウスが付属するのが地味に嬉しいところ。

本機は貸出機なので、マニュアルなど一部の付属品が不足する場合がある点は留意してください。

キーボードはやや重みのあるメンブレンキーボード。打ち心地はなかなか良好で、打鍵音はメンブレンらしく静かです。

タイピング目的なら十分に使えるキーボードで、ゲーミングの場合は長時間使わないなら全然余裕。キーボードに特にこだわりが無ければ、普通に使い続けることが出来る。

一方のマウスは5ボタン(DPI変更ボタンあり)仕様と、付属品としては豪華ですが…センサーの精度が微妙なのかカーソルがイマイチ思い通りに動かしにくい。

FPSやTPSでAIMがメインのゲームをするつもりなら、「Steelseries RIVAL 100」や「Logicool G PRO」をオススメする(参考:PUBGにおすすめなマウスを考える【実際に7個使って検証】)。

外観とデザイン

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

GAMEMASTER GMTには、PCケース専門メーカー「In Win」が手がけたGAMEMASTER専用のケースが使われている。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

高級感のあるデザインと、PCの内部がうっすらと見えるスモークブラックのアクリルパネルが特徴的。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

反対側はハニカム構造のスリット(通気口)がある。スリットの内側には吸気用のケースファンが備え付けられていて、必要なエアフローを確保する仕組み。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

背面には、IOパネルとケースファンが。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

バックパネルの内容は以下の通り。

  1. USB 2.0 x2
  2. PS/2端子
  3. DVI-D
  4. D-sub
  5. HDMI
  6. USB 3.1 Gen2 Type-C
  7. USB 3.1 Gen2 x2
  8. USB 3.0 x2
  9. LANポート
  10. イヤホン入出力
  11. Display Port
  12. Display Port
  13. HDMI
  14. Display Port
  15. DVI-D

必要なポートは揃っており、最大10Gbpsの高速転送ができるUSB 3.1 Gen2は合計3ポートもある。ポータブルSSDなど、外部ストレージも普通に使えます。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

背面に取り付けられている120mmケースファンは、三洋電機製の「San Ace」ブランドが採用されている。回転数の割に騒音が少ない、高品質ファンとして有名。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

前面はこんな感じ。タイルデザインがスタイリッシュです。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

左下の金メッキが施されたGALLERIAロゴの刻印もカッコイイ。そして斜線状に細かく入っている、ソリッドな表面加工が高級感を漂わせている。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

フロントパネルの内容もそこそこ充実している。

  1. 電源ボタン
  2. USB 3.0
  3. USB 3.0
  4. USB 2.0
  5. USB 2.0
  6. イヤホン入出力

USBは合計4ポート。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

天面は完全に平らになっていて、スリットなどホコリの入り口は無い。物置として利用できる。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

底面には防塵フィルタが取り付け済み。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

スライドさせて取り外しできるので、ホコリが詰まってきたら水洗いすれば良い。メンテナンス性は高いですね。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

アクリルパネルはつまみの部分を掴んで引っ張るだけで簡単に開く。プラスドライバーといった工具を使わずに開けられるので、定期的な掃除もラク。

中身をチェック

フタを開けてGAMEMASTER GMTの内部パーツをチェックします。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

パッと見た第一印象は、配線がスッキリとしていること。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

普通のガレリアより裏配線が駆使されているのと、マウントベイが削減されたことがスッキリした要因ですね。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

反対側を見てみよう。裏配線がびっしりです。パーツとの距離がピッタリになるように配線されており、無駄が少ない配線。

ただ、ここまでがっつり配線をまとめてしまうと、パーツを交換する時(HDDの交換やSSDの増設)は面倒そうです。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

電源ユニットはEnhance製の600W電源(型番:ATX-1860GA1)が入っていました。+12Vはシングルレーンの49Aで、安定した出力を実現する。

ファンの口径は120mmと大きめなので、Titanium認証(効率94%超え)とあいまって、静音性には期待ができそうです(騒音の計測は後ほど)。

Enhanceはドスパラのハイエンドモデル向けに電源を大量納入しているメーカー。「無難な品質だが高耐久」という定評があります。
GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

グラフィックボードは…いつも通りドスパラ御用達のPalit Microsystems社製のオリファンモデルを採用。

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

マザーボードはASUS製のPRIME H370M-PLUSが使われていた。i7 8700を定格運用するなら、十分なスペックのマザーボード。拡張性はやや少なめ。

  1. PCI Express x16(グラボで使用済み)
  2. PCI Express x1(グラボがジャマで使用不可)
  3. PCI Express x1
  4. PCI Express x16
  5. M.2ソケット
  6. M.2ソケット
  7. SATA 3.0 2本
  8. SATA 3.0 2本

少ないと言っても、割りと空いている方ですね。PCIeが2本空いているので、キャプチャーボードやサウンドカードを後から増設できます。

M.2ソケットも2本空いているため、M.2規格のSSDを増設できる。SATAは合計4本空いているが、HDDやDVDドライブの増設は難しい(というか無理)。

理由は見ての通り、DVDドライブやHDDを固定するための、5.25~3.5インチ用のマウントベイが全く無いためです(デザイン重視のケースにはよくあること)。

どうしてもHDDを増設したくなったら、ケースの底の方に置く感じで行こう。2枚重ねにすると共振のリスクがあるが、1枚をこうやって置くだけなら全く問題ない。

HDDは置くだけで良いのか?

大丈夫です。多少斜めになった状態で置いたくらいで壊れるほど、HDDはやわじゃありません。特に衝撃を与えずに普通に使うだけなら、マウントベイに固定されているかどうかは、さほど大した問題ではないのです。

ゲーミング性能を徹底検証

GALLERIA GAMEMASTER GMTの実機レビュー

GAMEMASTER GMTのゲーミング性能を検証する。ちもろぐでは単にベンチマークを回すだけでなく、実際にゲームを動かしてフレームレートを実測することで性能を確認。

  • ベンチマークも回すけれど
  • フルHDゲーミングの実測検証も行う

ぼくは「FireStrikeで1万点出ました。」という情報よりも、「PUBGで平均60fps、黒い砂漠で平均90fpsでした。」という情報のほうが分かりやすいし、価値があると考えている。

ゲーミング性能は直感的に分かりやすい方が良い。では、まずは定番ベンチマークから行きます。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
FireStrike11512(上位27%)
Time Spy4392(上位60%)
FINAL FANTASY 紅蓮のリベレーター12361(非常に快適)
Final Fantasy XV4560(やや快適)
BIOHAZARD 619185(とても快適)
PSO 255542(快適)
モンスターハンターフロンティア28041(快適)
SteamVR7.6点(9784枚)

Core i7 + GTX 1060 6GBの組み合わせはやはり強力で、フルHDゲーミング向けのベンチマークなら難なくこなします。FF15がやや重たく、VRゲーミング性能が心もとない点を除けば、おおむね優秀です。

フルHDゲーミングのfpsを実測

GAMEMASTER GMTのゲーミング性能

計測は原則として、ゲーム内のグラフィック設定から「最高」の設定にして、MSI Afterburnerを使って動作フレームレートのログを取ります。そして、記録から平均フレームレートを計算して、以下グラフにまとめました。

GAMEMASTER GMT – フルHDゲーミング

  • Unigine Heaven
    63.7 fps
  • CS:GO
    268.9 fps
  • Rainbow Six Siege
    94.9 fps
  • PUBG – Ultra
    67.3 fps
  • PUBG – Middle
    100.8 fps
  • PUBG – Low
    141.8 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    86.9 fps
  • Overwatch
    113.9 fps
  • ARK Survival Evolve
    30.3 fps
  • AVA
    193.8 fps
  • 黒い砂漠 – β
    57.2 fps
  • 黒い砂漠 – Very High
    92.6 fps
  • Cities : Skyline
    75.9 fps
  • Dead by Daylight
    61.9 fps
  • DOOM
    129.0 fps
  • Deus EX : Mankind Divided
    52.3 fps
  • Grand Theft Auto V
    62.2 fps
  • Metal Gear Solid V
    59.7 fps
  • Minecraft
    211.6 fps
  • Minecraft K16
    82.3 fps
  • Minecraft K32
    50.7 fps
  • Nier : Automata
    49.1 fps
  • Quake Champion
    153.8 fps
  • Rise of the Tomb Raider
    60.7 fps
  • TERA
    71.9 fps
  • The Forest
    86.7 fps
  • Watch Dogs 2
    44.8 fps
  • World of Tanks
    114.2 fps
  • Witcher 3
    50.9 fps
  • 平均フレームレート
    67.0 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

GAMEMASTER GMTはフルHDゲーミング(1920 x 1080)なら、ほとんど死角なし。一部の超重たいAAAタイトルを除き、基本的に平均60fps以上のフレームレートを叩き出せる。

CS:GOやPUBG(中画質)、オーバーウォッチやAVAでは100fpsを軽く超えているため、軽めのゲームなら高性能なゲーミングモニター(144Hz以上)も十分に活用できます。

CPU性能とコンテンツ作成能力

ゲーミングPCは「大は小を兼ねる」の代表例です。最新の重たいゲームを動かせる性能は、他のソフトを使う時にも発揮される。

そのため、ゲーム以外の作業もどこまで出来るのか気になる。という人は少なくないので、GAMEMASTER GMTのコンテンツ作成能力(CPU性能)も検証しました。

ベンチマーク結果画像
Cinebench R15 – シングルスレッド200 cb
Cinebench R15 – マルチスレッド1397 cb
CPU-Z / シングルスレッド511.6
CPU-Z / マルチスレッド3649.1
Geekbench 4 / シングルスレッド5544
Geekbench 4 / マルチスレッド22633
PCMark 8 / Home5611 / 上位2%
PCMark 8 / Creative8168 / 上位3%
PCMark 8 / Work6045 / 上位1%
x264 Handbrake79.34 fps
x265 Handbrake41.08 fps
7-Zip / 圧縮33549 MIPS
7-Zip / 解凍37532 MIPS
Mozilla Kraken 1.1930.9 ms

Core i7 8700のおかげで、Cinebenchで200点という極めて高いシングルスレッド性能と、第1世代のRyzen 7並のマルチスレッド性能を両立しています。

まんべんなく多種多様なタスクをこなすことが出来るし、マルチスレッドにあまり対応していないソフトでも、Core i7 8700のシングルスレッド性能なら怖いものなし。

エンコード速度の比較処理速度(単位:平均fps)
Ryzen 7 2700X(自作PCより)95.23 fps
i630PA2-SP-DL(レビューより)87.60 fps
ガレリアZZ(レビュー記事より)86.94 fps
ガレリアXV(レビュー記事より)84.21 fps
GAMEMASTER GMT79.34 fps
ガレリアZV(レビュー記事より)70.04 fps

似たスペックのガレリアシリーズや他社競合と、Handbrakeでよく使われるx264エンコード(Fast 480p プリセット)を行った時の処理速度を比較してみた。

やはり第2世代のRyzen 7には負けてしまうものの、Core i7 8700Kを搭載するガレリアZZやZVにあと一歩及ぶくらいの処理速度を見せつけている。

i7 8700Kも今回のi7 8700も、高負荷時のクロック周波数は変わらないのに、なぜ処理速度に差が出ているか。理由は単純で、メモリが8GBしか無いからです。

というわけで、ゲームだけでなく他にもいろいろとやってみたい…と考えている人は、ぜひメモリーを16GBにカスタマイズしておこう。

レンダリング時間「Blender」

レンダリングソフトではかなり知名度の高い「Blender」にて、BMWプリセットを読み込んでレンダリングを行い、処理が終わるまでの時間を計測してみた。

  • 5分52秒(352秒)

おおむね、Core i7 8700通りの結果になりました。メモリを16GBにすると、あと15~20秒くらい(約6%)は速くなります。

画像編集「Photoshop CC」

 

写真や画像の編集といえば「Photosho CC」が非常に有名。というわけで、「実際にPhotoshopを動かして」みて、GAMEMASTER GMTがどれくらい速くPhotoshopを動かせるか検証してみた。

マシンGALLERIA XVGAMEMASTER GMT
CPUCore i7 8700Core i7 8700
GPUGTX 1070 TiGTX 1060 6GB
RAM16GB8GB
総合スコア924776.2
一般処理のスコア83.667.1
フィルタ系のスコア102.784.1
Photomergeのスコア89.485.7
GPUスコア99.575.8
テストの詳細結果処理時間(秒)
RAW画像の展開3.373.23
500MBへのリサイズ1.452.87
回転1.061.3
自動選択13.2114.02
マスク3.523.99
バケツ2.022.17
グラデーション0.410.45
塗りつぶし11.5922.06
PSD保存8.0711.71
PSD展開2.873.07
Camera Raw フィルタ5.619.9
レンズ補正フィルター15.6423.83
ノイズ除去19.5820.3
スマートシャーペン21.2625.88
フィールドぼかし14.4418.28
チルトシフトぼかし13.5116.62
虹彩絞りぼかし15.6317.73
広角補正フィルター16.2319.69
ゆがみツール(Liquify)6.656.88
Photomerge(2200万画素)91.7298.59
Photomerge(4500万画素)115.46117.17

4Kを含む、高解像度の写真を使って検証しているため、8GBメモリだと苦戦気味。CPU性能の割には処理速度が振るわず、スコアがやや低めになりました。

ストレージ性能と詳細

GAMEMASTER GMTには、500GB SSDと、1TB HDDが標準で搭載済み。入っているストレージの素性や性能を調査。

ストレージSSDHDD
詳細情報
ベンチマーク

SSDはサムスンでもなくCrucialでもなく、Colorful製。いわゆる中華SSDというもので、容量の割に値段が安く抑えられているのが最大のメリット。ただし、いくつか欠点がある。

普通のSSDは基本的に「DRAMキャッシュ」を備えているが、ColorfulのSSDにはDRAMがありません。そのため、100GBくらいの書き込みを行うと転送速度が極端に落ち込みます。

これは単にゲームをしたり、軽い動画編集をするくらいなら、ほとんど問題にならない。逆に、4K動画の録画や編集といった、連続で大容量の書き込みを行う使い方だと問題です。

個人的にはあまりオススメしていないSSDですが、ドスパラとしては「ゲーム用ならこれで十分。値段も抑えられるし。」という考えなんでしょうね。

もちろん、SSDが気になる場合はカスタマイズからCrucial製に変更するのもアリ。耐久性を重視するなら、Samsung 860 EVOがおすすめ。

HDDは東芝製の1TB。割りと静かに動作するが、ケースを開けていろいろと触っていると微妙にブォーンと音が出てきました。

どうやらマウントベイの位置によって、ケースと共振したのが原因。マウントベイは指でつまんで引っ張るだけで調整できるので、音が消える位置に微調整しよう。

今回は1mmほど手前に引くだけで音が消えた。よってGAMEMASTER GMTはとても静かに動作します。

エアフロー

サーモグラフィカメラ「FLIR」を使って、ケース内部のエアフローを撮影。実はGAMEMASTER GMTには、排気用のファン(電源のファン、背面のケースファン、グラボの微量な排熱)しか無い。

けれど、しっかりと排気を行うことで、フロントパネルの近くに開けられたスリット(通気口)から勝手に新しい空気が入ってくるようになっています。

そのため、GMTの背面からは安定して排熱が行われており、GAMEMASTERのアピールポイントの一つであった「圧力排気」はある程度実現されているようです。

温度は安全域かチェック

ゲーミング時のCPU温度はこの通り。平均56.3℃と、かなり抑えています。「静音パックまんぞくコース」と名付けられている120mmファンの性能はかなり優秀です。

次はシングルファン仕様のGTX 1060 6GBの温度をチェック。控えめにファンが回っている割には、PUBG実行時で最大79℃、平均77.9℃と全く問題のない温度で動いてくれた。

85℃以上で「ちょっと怖い」。90℃超えは長期的に見て寿命が縮む可能性があるのと、サーマルスロットリングのリスクがあります。

静音性を騒音計で検証

GAMEMASTER GMTの静音性はかなり良い。普通のガレリアは、たとえCPUファンをいいモノに変えても、電源のファンとケースファンが音のネックだった。

一方、GAMEMASTERは電源ユニットにTitanium認証と120mmファンを備える高級品を採用し、ケースファンにはトップクラス品質を持つ三洋電機製を使っている。

結果的に騒音の元が減り、静音性は大幅に改善されています。

  • アイドル時:42.0 dBA(非常に静か)
  • ゲーミング時:45.5 dBA(静か)

PCケースを開けて15cmくらいの距離で計測して、この結果です。ケースを閉めて1メートルくらい距離を取るなら、もっと音は気にならなくなりますね。

「GAMEMASTER GMT」レビューまとめ

GAMEMASTER GMT

CREATVEマルチタスク性能93/100

GAMINGゲーミング性能74/100

SILENCE静音性93/100

EXTENSION拡張性80/100

COSTコストパフォーマンス75/100

83
RANK:A
PROSメリットと強み
  • フルHDゲーミングに十分な性能
  • ゲーム以外の用途も軽快にこなす
  • 優れた静音性と安心の動作温度
  • 信頼性の高い電源とケースファン
  • デザインとメンテナンス性
CONSデメリットと弱み
  • 同スペックのガレリアよりかなり割高
  • どうせならSSDはCrucialが良かった
  • 拡張性は今ひとつ
CONCLUSIONGAMEMASTER GMT / レビューまとめ

ドスパラが来るeSport時代に向けて作り出した、ガレリアの上位ブランド「ゲームマスター」。そのミドルクラスに位置する「GMT」は、たしかにゲームマスターという名前にふさわしい完成度だと思います。

パーツとの距離がピッタリ合わせられた無駄のない配線。高級な電源ユニットとケースファン、そして120mmの中型CPUファンのおかげで普通のガレリアを大幅に上回る、優れた静音性。

ソリッドな表面加工、金色のGALLERIAロゴの刻印、スモークブラックのアクリルパネルなどデザインも高級感は抜群。そしてデザインだけでなく、工具不要で開けられるケースと、取り外し可能で水洗いも出来る底面の防塵フィルタなど。メンテナンス性も高い。

普通のガレリアの同スペック品と比較して、かなり値段設定が高いだけあって流石に品質は高いです。ただ、そこまでするなら標準SSDはColorfulではなく、Crucial MX500やSamsung 860 EVOを採用してほしかったな(ゲーミング用途には十分な性能ですが)

まとめると、GAMEMASTER GMTは「高級志向のあるゲーマー」にかなりおすすめな一品です。

以上「GAMEMASTER GMTを実機レビュー:抜群のデザインと静音性」でした。

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3 件のコメント

  • 高い原因は大体電源のせいなのでは。Titanium電源を乗っけていればそりゃ多少は高くなると思いますが、もう少し安くしてほしかったですね。

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