ガレリアAXZをレビュー:12コア搭載で配信も余裕なゲーミングPC

ガレリアAXZの通常モデルではなく、3万円ほど値段が安くなる「ガレリアAXZ(3900X版)」をレビューします。12コア24スレッドのRyzen 9 3900Xと、RTX 2080 Tiを組み合わせたハイエンドなゲーミングPCを、徹底的に検証しました。

GALLERIA AXZのスペックと概要

ガレリアAXZをレビュー
GALLERIA AXZ
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPURyzen 9 3900X
冷却AMD静音CPUファン※92 mmの小型空冷ファン
グリスノーマルグリス
グラボRTX 2080  Ti 11GB
※2.7スロット占有の外排気モデル
メモリDDR4-3200 8GB x2(合計16GB)
マザーボードAMD X570搭載(ATX規格)
SSD1 TB(Gen4 NVMe SSD)※PCIe Gen4対応の超高速SSD(Phison製)
HDD
ドライブ
電源750W 静音電源SilverStone製 / 80+ Gold認証
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格299980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2020/02時点の製品ページに基いてまとめたモノです。最新のスペック状況は、必ず公式サイトで確認してください。

ドスパラのAMD Ryzen搭載ゲーミングPCで、最上位モデルがガレリアAXZです。一方、今回レビューしていくのは「ガレリアAXZ(3900X)」で、CPUがRyzen 9 3950Xから3900Xにダウングレードされた代わりに、値段が約3万円安くなっています。

モデルAXZ(通常)AXZ(3900X)※今回のレビューAXZ(3700X)
CPURyzen 9 3950X16コア32スレッドRyzen 9 3900X12コア24スレッドRyzen 7 3700X8コア16スレッド
グラボRTX 2080 Ti 11GB
メモリDDR4-3200 8GB x2(合計16GB)
SSD1 TB(Gen4 NVMe SSD)512 GB(NVMe SSD)
HDDなし2 TB
価格333333 円(+税)299980 円(+税)259980 円(+税)

とはいえ、ダウングレードされてもなお、CPUのスペックは12コア24スレッドです。非常にパワフルな12コアCPUで、クリエイティブ性能はCore i9 9900Kすら上回るほど。

グラフィックボードはRTX 2080 Ti 11GBを搭載し、ゲーミングモニターから4Kモニターまで対応。ゲーミングPCとしては非常に高性能で、AXZの通常モデルよりも万人向けなスペックに仕上がっています。

※メーカーに用意していただいた貸出機でガレリアAXZの検証レビューを進めていきます。

GALLERIA AXZを実機レビュー

外観とデザイン

ガレリアAXZをレビュー(写真)

GALLERIA AXZはガレリア専用(ATXサイズ対応)のPCケース「KTケース」を採用。マットブラック塗装の無骨なデザインに、剛性と耐衝撃性に優れた頑丈なPCケースです。

サイドパネル(側面)には大きめのメッシュ(通気口)が設けられており、最大140 mmのケースファンを取付可能。ただしカスタマイズからは選べないので、取り付けたい場合は自分で行う必要があります。

自作歴27台のやかもち
標準構成でエアフローは十分に確保されているため、ケースファンをあえて追加する必要はあまり無いです。
ガレリアAXZをレビュー(写真)

反対側には小さめのスリット(通気口)が設けられています。ドスパラいわく、マザーボードの熱を少しでも効率よくPCケース外に排出しようと工夫した結果、設けられたスリットとのこと。

ガレリアAXZをレビュー(写真)

背面はおおむねマットブラック塗装で、スタイリッシュな印象です。ただしインターフェイスパネルは塗装されていません。

ガレリアAXZをレビュー(インターフェイス)

インターフェイスパネル(リアパネル)の内容を確認します。

  1. USB 3.1 Gen1 x2
  2. PS/2
  3. Display Port
  4. HDMI
  5. USB 3.1 Gen1 x2
  6. WiFiアンテナ取付口
  7. USB 3.1 Gen2 Type-A x2
  8. USB 3.1 Gen1 x2
  9. LANポート
  10. オーディオ入出力
端子解説
WiFiアンテナWiFiモジュールを取付可能
USB 3.1 Gen1約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeA約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeCTypeAと違って、左右対称・小型なポート
LANポートここにLANケーブルを挿すとネットにつながる
オーディオ入出力緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」
PS/2超古いキーボードやマウスを使うための端子
HDMI最近のモニターなら大抵はついてる端子
Display Port値段が高めのモニターについてる端子
DVI-D安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた)
D-Sub安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた)

USBポートは全部で8個もあり、しかも8個すべてがUSB 3.1 Gen1以上(内2つがGen2)です。ポータブルSSDなど高速な外付けストレージも不便することなく使えます。

ガレリアAXZをレビュー(インターフェイス)
  1. USB Type-C
  2. Display Port
  3. HDMI
  4. Display Port
  5. Display Port

グラフィックボード側のコネクタは、最近のモニターでもっぱら主流になりつつある「HDMI」や「Display Port」を4つ備えます。一方で、DVI-DやD-Subといった少しレガシーな端子はありません。

使っているモニターにHDMIやDisplay Portがない場合は、変換コネクタなどが必要です。ただ、せっかく高性能なゲーミングPCを使うのなら、ゲーミングモニターを揃えてしまうのも良いと思います。

ガレリアAXZをレビュー(インターフェイス)

フロント側をチェック。「ガレリアらしい」ビシッとした直線的で無骨なデザイン。左右の斜めに入ったカットデザインは「日本刀」をイメージしたものらしいです。

ガレリアAXZをレビュー(インターフェイス)

フロントパネル側のインタフェースパネル(フロントパネル)は必要十分な内容です。電源ボタンの下に位置するGALLERIAロゴがカッコイイですね。

  1. USB 3.0
  2. USB 3.0
  3. SDカードスロット
  4. イヤホン入出力
  5. 再起動ボタン
  6. 電源ボタン

USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットやポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。SDカードスロットがあるのが地味に親切。

ガレリアAXZをレビュー(写真)

天面は完全な平面デザインになっていて、幅140 mmのメッシュ(通気口)が2つ用意されています。標準カスタマイズの時点で、すでに140 mmケースファンが1つ取り付け済みです。

ガレリアAXZをレビュー(写真)

天面が平面になっているおかげで収納スペースとして活用できます。ただし、エアフローがこもらないように、ケースファンを取り付けている側の通気口を遮らないよう注意が必要です。

ガレリアAXZをレビュー(写真)

底面をチェック。ケースの四隅に取り付けてある足は「インシュレーター」です。インシュレーターはケース自体の滑り止めとして機能し、更に振動を吸収して耐久性を高める効果もあります。

ガレリアAXZをレビュー(写真)

なお、底面のフロント側にあるスリットは外気を取り込むために用意されています。

取り込んだ外気は背面のケースファンから排出されます。ガレリアAXZのエアフローは標準構成のままでも、しっかりと一方通行になっているので特にファンを追加する必要はなさそうです。

中身とパーツをチェック

両側のサイドパネル(フタ)を開けて、ガレリアAXZの内部コンポーネントをレビューしていく。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

配線は必要十分な範囲でまとめてあります。可動パーツに当たらないように配線してあり、ガチガチな裏配線や過剰な固定はされていません。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

メンテナンス性を考慮すると、これくらい緩めの配線で問題ありません。「ガレリア」は初心者にも使いやすいPCを目指しているので、こういった配慮は嬉しいです。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

反対側のサイドパネルを開くと、3.5インチベイ(HDDなどを格納する場所)にアクセスできるようになります。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

HDDやSSDをセットする3.5インチベイと、サイドパネルの隙間は十分に余裕がありました。ストレージ類のコネクタに不要なストレスが掛かる心配はほとんど無いです。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

マウントベイの空き状況は良好です。DVDドライブなどをセットする「5.25インチベイ」は3スロット。HDDやSSDを増設する「3.5インチベイ」は4スロットの空きがあります。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

3.5インチベイはツールレス機構を採用しているので、プラスドライバなどの工具がなくても素手で取り出しが可能です。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

フロントパネルは強めの力で引っ張るとカンタンに取り外し可能です。こちらから5.25インチベイにDVDドライブを挿し込んだり、120 mmケースファンを交換したりできます。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

CPUクーラーはAMD純正の「Wraith Prism with RGB」を搭載。ファンの大きさは92 mmと小型ですが、最大105 Wの熱を処理できる冷却性能があります。

CPUクーラーの熱をすばやく運び出すために、CPUクーラーを取り囲むようにケースファンが設置されています。トップ側に140 mm、背面に120 mmのケースファンが最初から取り付け済みです。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

ちなみに、AMD純正のCPUクーラーは何気にLEDライティング対応。周期的にレインボーカラーに点灯しています。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

グラフィックボードは「RTX 2080 Ti 11GB」です。今回のAXZに搭載されているのは「Palit Microsystems」製の内排気タイプのデュアルファンモデルでした。

約2.7スロットと占有するとても分厚い設計になっていて、厚みのあるヒートシンクと100 mm径の冷却ファンで、RTX 2080 Tiをしっかりと冷やせるモデルです。RTX 2080 Tiとしては非常に安価ながらも、マトモな性能があります。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

マザーボードは「ASRock X570 Phantom Gaming 4」が採用されていました。CPUの安定性にかかわるVRMフェーズを合計で10個備えているので、Ryzen 9 3900XくらいのCPUなら全く問題なく動作できます。

  1. PCI Express x16(グラボで使用済み)
  2. PCI Express x1
  3. PCI Express x16
  4. PCI Express x1
  5. M.2スロット(使用済み)
  6. M.2スロット
  7. SATA 3.0(空き5本)
  8. SATA 3.0(空き2本)

拡張性は十分にあります。M.2 SSDはあと1枚、HDDやSSDは最大であと7個まで増設が可能です。その他、USB拡張カードやサウンドカードを追加する余裕もあり、よほどのことがない限り不足しません。

スロット解説
PCI Express x16グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x8ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x4LANカードやサウンドカードを増設できる
PCI Express x1主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う
PCI スロットものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石)
M.2 ソケットM.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる
SATA 3.0主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う
ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

一番上のM.2スロットには、M.2 SSDが取り付け済み。Phison E16コントローラを採用した、PCIe Gen4対応の超高速なNVMe SSDです。今回のガレリアAXZではCFDブランドのSSDが入っています。

容量はたっぷり1 TBあり、標準スペックのSSDとしてはおおむね満足です。カスタマイズで変更する必要は特にありません。

ガレリアAXZをレビュー(内部パーツ)

搭載されている電源ユニットはSilverStone製(SST-ET750-G)でした。容量750 Wで、効率は80 Plus Goldを取得しています。レポートによれば最大91.4%もの優れた変換効率を実現している、ちゃんとしたGold規格の電源です。

今回のガレリアAXZは100%の負荷を掛けた場合、消費電力は400 Wを少々上回る程度。電源容量の750 Wに対して53%の負荷率なので、余裕は十分に確保されており、スペックに対して必要十分な電源ユニットです。

ただ、マシン全体の価格がとても高価なので、カスタマイズからより信頼性の高い電源ユニットに交換するのもアリ。価格の5%くらい(約1.5万円)の電源ユニットを選んでも、高くはないですよ。

ガレリアAXZの電源ユニットをカスタマイズ

ガレリアAXZの電源をカスタマイズする場合は、CORSAIRの「RM1000x」か、Seasonicの「SSR-750FX」がオススメ。静音性はRM1000xが非常に優秀で、性能や品質はSSR-750FXが(この中から選べる電源では)最高クラス。

値段を考えると、SSR-750FXの方がおすすめできます。RM1000xは静音性こそ優秀ですが、電源だけ静かにしてもCPUクーラーやケースファンなど、他のパーツの動作音のせいで言うほど静かにならない場合がほとんどです。

ゲーミング性能を徹底検証

ガレリアAXZをレビュー(写真)

パーツチェックの次は、ガレリアAXZがゲーミングPCとしてどこまで優れた性能を発揮できるのか。詳しい動作検証を行います。

  • 定番ベンチマークだけでなく
  • 実際のゲームプレイで実測検証もする

直感的に性能が分かりやすいように、実際にゲームを動かしてどれくらいの平均フレームレートを出せるのかを確認していく。ベンチスコアよりも平均fpsの方がずっと重要です。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
3DMarkFireStrike32678
総合 : 26612 / 上位2%
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
3DMark
TimeSpy
13734
総合 : 13215 / 上位4%
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 1920×108018664
評価 : 非常に快適
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 3840×216010923
評価 : 非常に快適
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 1920×108011291
評価 : とても快適
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 3840×21605505
評価 : やや快適
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
PSO 2PHANTASY STAR ONLINE 259187
評価 : 快適
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
SteamVR11 点
生成フレーム : 25882
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
UnigineHeaven Benchmark4269
平均fps : 169.5
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)
Unigine 4KSuperPosition Benchmark11129
平均fps : 83.24
ガレリアAXZをレビュー(ゲームベンチマーク)

フルHD向けのベンチマークは当然オールクリア。4K解像度(3840 x 2160)のベンチマークを試してみても、「RTX 2080 Ti」のおかげで割と問題なくスコアが出ています。

次はベンチマークではなく、実際にゲームをプレイした場合の性能も見てみましょう。

フルHDゲーミングのfpsを実測

ゲーム内のグラフィック設定を「最高」にして、MSI Afterburnerを使ってフレームレートを記録します。そして記録から平均フレームレートを計算して、以下グラフにまとめました。

ガレリアAXZのゲーミング性能を検証GALLERIA AXZフルHD(1920 x 1080) / 最高設定
  • Apex Legends
    168.2 fps
  • Call of Duty : BO4
    222.5 fps
  • CS:GO
    270.6 fps
  • Overwatch
    285.6 fps
  • PUBG
    203.8 fps
  • Rainbow Six Siege
    190.9 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    170.8 fps
  • Final Fantasy 14
    154.9 fps
  • Assassin Creed Odyssay
    74.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    90.7 fps
  • Deus EX : Mankind Devided
    119.7 fps
  • Grand Theft Auto V
    126.5 fps
  • Monster Hunter World
    112.6 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    88.0 fps
  • Witcher 3
    139.6 fps
  • 黒い砂漠
    88.2 fps
  • 平均フレームレート
    149.1 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

もっとも一般的なモニターの大きさである「フルHD(1920 x 1080)」では、軽めのゲームで平均144 fpsを大幅に超え200 fpsすら超えるゲームもありました。

ガレリアAXZの性能なら、フルHDのゲーミングモニター(144~240 Hz)を余裕で使えます。

WQHDゲーミングのfpsを実測

ガレリアAXZのゲーミング性能を検証GALLERIA AXZWQHD(2560 x 1440) / 最高設定
  • Apex Legends
    136.4 fps
  • Call of Duty : BO4
    153.0 fps
  • CS:GO
    274.6 fps
  • Overwatch
    210.0 fps
  • PUBG
    147.3 fps
  • Rainbow Six Siege
    125.8 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    133.3 fps
  • Final Fantasy 14
    119.9 fps
  • Assassin Creed Odyssay
    66.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    61.9 fps
  • Deus EX : Mankind Devided
    99.6 fps
  • Grand Theft Auto V
    119.9 fps
  • Monster Hunter World
    80.7 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    78.0 fps
  • Witcher 3
    106.2 fps
  • 黒い砂漠
    89.3 fps
  • 平均フレームレート
    115.2 fps

フルHDより一回り大きいWQHD(2560 x 1440)に引き上げてみても、FPSゲームは基本的に平均100 fpsオーバーで余裕です。重たいゲームでも少なくとも平均60 fpsをクリアしており、余裕の動作です。

4Kゲーミングのfpsを実測

ガレリアAXZのゲーミング性能を検証GALLERIA AXZ4K(3840 x 2160) / 最高設定
  • Apex Legends
    80.2 fps
  • Call of Duty : BO4
    75.2 fps
  • CS:GO
    255.7 fps
  • Overwatch
    109.5 fps
  • PUBG
    80.5 fps
  • Rainbow Six Siege
    64.1 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    68.9 fps
  • Final Fantasy 14
    73.2 fps
  • Assassin Creed Odyssay
    44.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    34.3 fps
  • Deus EX : Mankind Devided
    56.8 fps
  • Grand Theft Auto V
    112.3 fps
  • Monster Hunter World
    42.6 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    53.0 fps
  • Witcher 3
    62.6 fps
  • 黒い砂漠
    65.1 fps
  • 平均フレームレート
    68.2 fps

更に重たい4K解像度(3840 x 2160)では、ゲームによっては平均60 fpsを維持できませんが、FPSゲームは平均60 fpsをクリアできました。

ガレリアAXZには、ゲーミングモニターから4Kモニターまで、幅広いモニターで問題なくゲームをできる性能があります。

CPU性能とコンテンツ作成能力

ガレリアAXZに搭載されているCPUはRyzen 9 3900Xです。最大4.6 GHzで動作する12コア24スレッドのCPUなので、ゲームプレイだけでなく、クリエイティブなタスクでも圧倒的な性能を発揮できます。

まずは定番のCPUベンチマークから順番に検証し、12コア24スレッドのパワーを見てみましょう。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
Cinebench R15シングルスレッド性能211 cb速いガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
Cinebench R15マルチスレッド性能3167 cb速い
CPU-Zシングルスレッド性能520.8速いガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
CPU-Zマルチスレッド性能8105.8速い
Geekbench 4シングルスレッド性能5666速いガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
Geekbench 4マルチスレッド性能44812速い
PCMark 8Home / 日常的なアプリ5540上位2%ガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
PCMark 8Creative / 写真や動画編集9571上位1%ガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
PCMark 8Work / オフィスワーク5747上位2%ガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
x264 Handbrake平均処理フレーム数139.74 fps速いガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
x265 Handbrake平均処理フレーム数61.92 fps速いガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
7-Zip / 圧縮71436 MIPS速いガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)
7-Zip / 解凍81600 MIPS速い
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度758.9 ms速いガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)

12コア24スレッドはさすがに高性能で、特に動画エンコードやレンダリング処理では圧倒的です。値段の近いCore i9 9900Kより1.4~1.5倍ものマルチスレッド性能を示しました。

動画エンコードの処理速度(x264)

過去ちもろぐでレビューを行ってきたゲーミングPCと、動画エンコード速度の比較をまとめてみると、ガレリアAXZはガレリアZZが記録した最高スコアを更新しています。

コストパフォーマンスは文句なしに優秀です。

レンダリング時間「Blender」

ガレリアAXZをレビュー(CPUベンチマーク)

無料で使える有名なレンダリングソフト「Blender」にて、BMWプリセットを読み込んでレンダリングを行い、処理が終わるまでの時間を計測してみた。

Blenderの処理速度を比較

計測結果は1分57秒(117秒)で、ここ最近レビューしたゲーミングPCの中では最速のレンダリング時間です。

画像編集「Photoshop CC」

ガレリアZGを実機レビュー(写真)

クリエイティブなタスクと言えばAdobeが有名。その中でも特に有名な「Photoshop CC 2018」の処理速度を、バッチファイルを使い実際に動かして計測しました。

マシンGALLERIA AXZGALLERIAZZ
CPURyzen 9 3900XCore i9 9900K
グラボRTX 2080 Ti 11GBRTX 2080 Ti 11GB
メモリ16GB16GB
総合スコア973.4 /10001017.6 /1000
一般処理のスコア91.697.0
フィルタ系のスコア100.3105.7
Photomergeのスコア102.9103.4
GPUスコア107.7112.9

ガレリアZZと比較すると、Photoshopの総合スコアは若干負けてしまいましたが、おおむね満点に近いスコアです。体感ではどちらもほとんど変わらないので、Photoshopは余裕でしょう。

マシンGALLERIA AXZGALLERIA ZZ
CPURyzen 9 3900XCore i9 9900K
GPURTX 2080 TiRTX 2080 Ti
RAM16GB16GB
総合スコア973.41017.6
一般処理のスコア91.697
フィルタ系のスコア100.3105.7
Photomergeのスコア102.9103.4
GPUスコア107.7112.9
テストの詳細結果
RAW画像の展開3.524.08
500MBへのリサイズ1.421.23
回転1.10.9
自動選択10.3610.78
マスク3.273.27
バケツ1.51.6
グラデーション0.360.31
塗りつぶし11.7611.27
PSD保存7.997.49
PSD展開2.782.41
Camera Raw フィルタ5.715.5
レンズ補正フィルター15.6715.02
ノイズ除去15.7416.9
スマートシャーペン14.6316.33
フィールドぼかし15.3113.86
チルトシフトぼかし13.9612.9
虹彩絞りぼかし14.9113.99
広角補正フィルター2017.89
ゆがみツール(Liquify)11.548.58
Photomerge(2200万画素)79.1375.7
Photomerge(4500万画素)100.91104.39

※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。

ゲーム配信「OBS」

ゲーム配信ソフトで特に有名な「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使って、ガレリアAXZの配信性能を検証します。

OBSの設定画面
ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)

検証方法はFinal Fantasy 14:紅蓮のリベレーター(最高設定)の序盤1分を、フルHD(1080p 60fps)で配信と録画を行い、どれだけのゲーム映像をちゃんと配信できたかをチェック。

検証は2パターン行います。CPUで録画配信をした場合(設定は4つ)と、グラボで録画配信をした場合(設定は2つ)の2パターンで、合計6つの設定です。

なお、ゲームプレイ時のフレームレートは144 fpsを上限に設定して、快適なゲームプレイと配信の両立ができるかどうかをチェックします。

OBSで録画と配信(240 fps制限)
設定レンダリングラグエンコードラグ平均fps
CPUでsuperfast0.1%0.0%135.3 fps
veryfast0.1%0.0%131.8 fps
faster0.1%0.0%117.8 fps
fast0.0%0.0%112.1 fps
グラボでMax Quality0.3%0.3%168.9 fps

OBSのリアルタイムな録画配信は、特に問題ありません。高画質なfast設定もほとんどコマ落ちはなく、グラボを使った高画質配信も非常にスムーズです。

ストレージ性能と詳細

ガレリアAXZの標準ストレージは「1 TB SSD」です(※今回の貸出機にはHDDも搭載されています)

ストレージSSDHDD
詳細情報ガレリアAXZをレビュー(SSDベンチマーク)ガレリアAXZをレビュー(SSDベンチマーク)
ベンチマークガレリアAXZをレビュー(SSDベンチマーク)ガレリアAXZをレビュー(SSDベンチマーク)

SSDはCFDブランドのNVMe SSDです。PCIe Gen4対応のおかげで、読み込みは5000 MB/s超え、書き込みは4280 MB/sと驚異的なスピードを叩き出します。

HDDはSeagateの「Barracuda」が入っていました。読み込みは179 MB/s、書き込みが170 MB/sでした。データ保存(倉庫)向けの安価なHDDです。

エアフロー

ガレリアAXZをレビュー(温度)

サーモグラフィーカメラを使って「ガレリアAXZ」の内部温度を撮影しました。フロントパネル側に吸気ファン、背面に排気ファンがあって、一方通行のエアフローが生成されています。

内部コンポーネントの温度

ガレリアAXZをレビュー(温度)

マザーボードのVRMフェーズ周辺の表面温度は、ゲーム中でも50℃前後です。トップフロー型のCPUクーラーがマザーボードに向かって風を吹き付けるので、温度が上がりにくいです。熱暴走の心配はまったくありません。

ガレリアAXZをレビュー(温度)

電源ユニットの内部温度は38~41℃前後で、とても大人しい温度です。ゲーム中でこの程度の温度なら、電源ユニットは標準のままでも特に問題はないでしょう。

ゲーミング時の動作温度をチェック

ゲームにしてはCPUへの負荷が大きい「FINAL FANTASY XV」を実行している時に、CPUの温度を計測してみました。

ガレリアAXZをレビュー(CPU温度)

Ryzen 9 3900Xの温度は最大82℃(平均69℃)でした。RyzenはCPU温度が80℃になると、温度が上がりすぎないように自動的に温度を調整するシステムになっているので、92 mmのCPUクーラーで意外と冷やせます。

ガレリアAXZをレビュー(グラボ温度)

グラフィックボード(RTX 2080 Ti)は、最大69℃(平均63℃)でした。約2.7スロットもの分厚いデザインのおかげで、冷却性能はかなり優秀です。ただし動作音は決して静かではありません。

静音性能を騒音計で検証

ガレリアAXFの動作音を計測

校正済みのデジタル騒音メーターを使って、ガレリアAXZの動作音(騒音レベル)を計測します。ケースパネルを閉じて、50 cmくらい距離をとって計測を行いました。

ガレリアAXZをレビュー(動作音)
  • PC起動前:31.3 dBA(極めて静か)
  • アイドル時:36.8 dBA(やや静か)
  • ゲーミング:41.8 dBA(普通)

それぞれの中央値(平均ではなく、真ん中に位置する数値)をまとめました。傾向として、ガレリアブランドは静音性には優れていないことが多いです※。コスパ重視で構成されるため、性能に関係ないパーツは安く済ませてあります。

今回のガレリアAXZも例外ではなく、ゲーム中の動作音は普通です。CPUファンの動作音が上がったり下がったりで変化が大きく、気になりやすいと思います。ただし、ヘッドセットをつけてゲームをするなら全く問題はありません。

※過去のレビューに基づいた傾向です。稀にものすごく静かなガレリアもありましたが、個体差だと思われます。基本的には普通な動作音が多いです。

「GALLERIA AXZ」レビューまとめ

ガレリアAXZの評価まとめ
GALLERIA AXZ
PROSメリットと強み
  • ゲーミングモニターは余裕でOK
  • 4K解像度の大画面も行けます
  • CPUとグラボともに冷却性能に問題なし
  • とても余裕のある拡張性
  • 圧倒的に余裕なゲーム録画配信
  • コストパフォーマンス優秀
CONSデメリットと弱み
  • 動作音は普通
  • 出荷まで「5日」待ち
CONCLUSIONGALLERIA AXZ / レビューまとめ

通常モデルのガレリアAXZは16コアのRyzen 9 3950X搭載ですが、正直なところ16コアは手に余ります。コストの割にはすべての性能を引き出すのは難しいので、価格が3万円ほど下がった「ガレリアAXZ(3900X版)」は、性能のバランスもコストパフォーマンスも素晴らしいゲーミングPCです。

12コアの力でCore i9 9900Kの1.5倍近いCPU性能を発揮し、クリエイティブなタスクも余裕でカバー。リアルタイムなゲーム録画配信も、ほとんどコマ落ちせず安定しています。

大画面(WQHD~4K)ゲーミングや、動画編集など負荷の重たいクリエイティブタスクまで。幅広い用途に対応できる、高性能なマルチタスクゲーミングPCを選ぶなら、ガレリアAXZ(3900X版)はとても魅力的です。

以上「ガレリアAXZをレビュー:12コア搭載で配信も余裕なゲーミングPC」でした。


他におすすめなガレリアは?

ドスパラ / CPU : Ryzen 7 3700X / メモリ : DDR4-3200 16GB / グラボ : RTX 2070 Super 8GB / SSD : 512GB (NVMe)

もっとコストパフォーマンスを求めるなら「ガレリアAXF」がおすすめです。筆者としては、ゲーミングモニターを使う前提なら「AXF」で十分と評価しています。今回のAXZは、更にマルチタスク特化なゲーミングPCですね。

ドスパラ / CPU : Ryzen 7 3700X / メモリ : DDR4-3200 16GB / グラボ : RTX 2060 Super 8GB / SSD : 512GB (NVMe)

もうひとつは「ガレリアAXV」も、コストバランスに優れていて割とおすすめ。ただ・・・満足度そのものはAXFの方が1ランク上です。

Sponsored Link

2 件のコメント

  • 雷禅九・3900Xわ、2019年末辺りから単品でも普通に出回って普通に手に入るやうになったみたいですな…♪

  • i9 9900K & RTX2080tiの構成と比べてどうなのでしょうか。やはり今PCを組むなら第三世代Ryzenなのでしょうか。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。