ガレリアAXVをレビュー:コストバランスに優れたゲーミングPC

予算15~20万円のガレリアシリーズで、特に値段と性能のバランスに優れているのが「ガレリアAXV」です。ガレリアXVのAMD Ryzen版で、価格は4000円も安いというコスパの良さが魅力的。では、実際にAXVを詳しく検証レビューします。

GALLERIA AXVのスペックと概要

ガレリアAXVのスペックと概要
GALLERIA AXV
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPURyzen 7 3700X
冷却AMD純正クーラー※92 mm小型空冷ファン
グリスノーマルグリス
グラボRTX 2060  Super 8GB
※2スロット占有の外排気モデル
メモリDDR4-3200 8GB x2(合計16GB)
マザーボードAMD X570搭載(ATX規格)
SSD512 GB(NVMe SSD)Phison製「PS5012-E12」を搭載Samsung 500 GB SSD高耐久なSamsung 860 EVOを推奨します
HDD2 TB
ドライブ
電源650W 静音電源メーカー不明 / 80+ Bronze認証700W 静音電源オウルテック(AS-700) / 80+ Gold認証
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格155980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2020/2時点の製品ページに基いてまとめたモノです。最新のスペック状況は、必ず公式サイトで確認してください。

「ガレリアAXV」は、人気モデルの「ガレリアXV」のAMD Ryzen版です。基本的なスペックはほとんど同じまま、CPUだけがi7 9700(8コア8スレッド)からRyzen 7 3700X(8コア16スレッド)に切り替わっています。

それでいて価格は4000円も安いです。他のスペックはほぼ同じなまま、CPUの性能は跳ね上がっていて、なおかつ4000円安い。コストパフォーマンスが優秀なのは言うまでもありません。

グラフィックボードの「RTX 2060 Super」は、フルHDゲーミングでまず不足しない性能です。つまりガレリアAXVは15万円台で、ほとんどのユーザーにとって十分満足できる性能を提供できる、ハイコスパPCです。

自作歴28台のやかもち
では、ドスパラさんに用意してもらった貸出機を使って、ガレリアAXVの性能やパーツを検証します。

GALLERIA AXVを実機レビュー

外観とデザイン

ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

GALLERIA AXVはガレリア専用(ATXサイズ対応)のPCケース「KTケース」を採用。マットブラック塗装の無骨なデザインに、剛性と耐衝撃性に優れた頑丈なPCケースです。

サイドパネル(側面)には大きめのメッシュ(通気口)が設けられており、最大140 mmのケースファンを取付可能。ただしカスタマイズからは選べないので、取り付けたい場合は自分で行う必要があります。

自作歴28台のやかもち
標準構成でエアフローは十分に確保されているため、ケースファンをあえて追加する必要はあまり無いです。
ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

反対側には小さめのスリット(通気口)が設けられています。ドスパラいわく、マザーボードの熱を少しでも効率よくPCケース外に排出しようと工夫した結果、設けられたスリットとのこと。

ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

背面はおおむねマットブラック塗装で、スタイリッシュな印象です。ただしインターフェイスパネルは塗装されていません。

ガレリアAXVを実機レビュー(インターフェース類)

インターフェイスパネル(リアパネル)の内容を確認します。

  1. USB 3.1 Gen1 x2
  2. PS/2
  3. Display Port
  4. HDMI
  5. USB 3.1 Gen1 x2
  6. WiFiアンテナ取付口
  7. USB 3.1 Gen2 Type-A x2
  8. USB 3.1 Gen1 x2
  9. LANポート
  10. オーディオ入出力
端子解説
WiFiアンテナWiFiモジュールを取付可能
USB 3.1 Gen1約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeA約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeCTypeAと違って、左右対称・小型なポート
LANポートここにLANケーブルを挿すとネットにつながる
オーディオ入出力緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」
PS/2超古いキーボードやマウスを使うための端子
HDMI最近のモニターなら大抵はついてる端子
Display Port値段が高めのモニターについてる端子
DVI-D安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた)
D-Sub安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた)

USBポートは全部で8個もあり、8個すべてがUSB 3.1以上(内2つがGen2)です。どのUSBポートも高速な転送速度を出せるので、高速な外付けストレージ(ポータブルSSDなど)も問題なく使えます。

ガレリアAXVを実機レビュー(インターフェース類)
  1. DVI-D
  2. HDMI
  3. Display Port

グラフィックボード側のコネクタは、最近のモニターでもっぱら主流になりつつある「HDMI」や「Display Port」を合計で3つ備えます。1つだけ「DVI-D」も用意されているため、古いモニターも使用可能です。

とはいえ、せっかく高性能なゲーミングPCを使うなら、古いモニターを新しいゲーミングモニターに交換するのも良いでしょう。

ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

フロント側をチェック。「ガレリアらしい」ビシッとした直線的で無骨なデザイン。左右の斜めに入ったカットデザインは「日本刀」をイメージしたものらしいです。

ガレリアAXVを実機レビュー(インターフェース類)

フロントパネル側のインタフェースパネル(フロントパネル)は必要十分な内容です。電源ボタンの下に位置するGALLERIAロゴがカッコイイです。

  1. USB 3.0
  2. USB 3.0
  3. SDカードスロット
  4. イヤホン入出力
  5. 再起動ボタン
  6. 電源ボタン

USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットやポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。SDカードスロットがあるのが地味に親切。

ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

天面は完全な平面デザインになっていて、幅140 mmのメッシュ(通気口)が2つ用意されています。標準カスタマイズの時点で、すでに140 mmケースファンが1つ取り付け済みです。

ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

天面が平面になっているおかげで収納スペースとして活用できます。ただし、エアフローがこもらないように、ケースファンを取り付けている側の通気口を遮らないよう注意が必要です。

ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

底面をチェック。ケースの四隅に取り付けてある足は「インシュレーター」です。インシュレーターはケース自体の滑り止めとして機能し、更に振動を吸収して耐久性を高める効果もあります。

ガレリアAXVを実機レビュー(外観・デザイン)

なお、底面のフロント側にあるスリットは外気を取り込むために用意されています。

取り込んだ外気は背面のケースファンから排出されます。ガレリアAXVのエアフローは標準構成のままでも、しっかりと一方通行になっているので特にファンを追加する必要はなさそうです。

中身とパーツをチェック

両側のサイドパネル(フタ)を開けて、ガレリアAXVの内部コンポーネントをレビューしていく。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

配線は必要十分な範囲でまとめてあります。可動パーツに当たらないように配線してあり、ガチガチな裏配線や過剰な固定はされていません。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

メンテナンス性を考慮すると、これくらい緩めの配線で問題ありません。「ガレリア」は初心者にも使いやすいPCを目指しているので、こういった配慮は嬉しいです。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

反対側のサイドパネルを開くと、3.5インチベイ(HDDなどを格納する場所)にアクセスできるようになります。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

HDDやSSDをセットする3.5インチベイと、サイドパネルの隙間は十分に余裕がありました。ストレージ類のコネクタに不要なストレスが掛かる心配はほとんど無いです。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

マウントベイの空き状況は良好です。DVDドライブなどをセットする「5.25インチベイ」は3スロット。HDDやSSDを増設する「3.5インチベイ」は4スロットの空きがあります。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

3.5インチベイはツールレス機構を採用しているので、プラスドライバなどの工具がなくても素手で取り出しが可能です。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

フロントパネルは強めの力で引っ張るとカンタンに取り外し可能です。こちらから5.25インチベイにDVDドライブを挿し込んだり、140 mmケースファンを交換したりできます。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

CPUクーラーはAMD純正の「Wraith Prism with RGB」を搭載。ファンの大きさは92 mmと小型ですが、最大105 Wの熱を処理できる冷却性能があります。

CPUクーラーの熱をすばやく運び出すために、CPUクーラーを取り囲むようにケースファンが設置されています。トップ側に140 mm、背面に120 mmのケースファンが最初から取り付け済みです。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

ちなみに、AMD純正のCPUクーラーは何気にLEDライティング対応。周期的にレインボーカラーに点灯しています。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

グラフィックボードは「RTX 2060 Super 8GB」です。今回のガレリアAXVに搭載されているのは「Palit Microsystems」製の内排気タイプのデュアルファンモデルでした。

ファンを2つ装備しているので、冷却性能はそれなりに優秀です。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

マザーボードは「ASRock X570 Phantom Gaming 4」が採用されていました。CPUの安定性にかかわるVRMフェーズを合計で10個備えているので、Ryzen 7 3700Xなら余裕の安定動作が可能です。

  1. PCI Express x16(グラボで使用済み)
  2. PCI Express x1
  3. PCI Express x16
  4. PCI Express x1
  5. M.2スロット(使用済み)
  6. M.2スロット
  7. SATA 3.0(空き5本)
  8. SATA 3.0(空き2本)

拡張性は十分にあります。M.2 SSDはあと1枚、HDDやSSDは最大であと7個まで増設が可能です。その他、USB拡張カードやサウンドカードを追加する余裕もあり、よほどのことがない限り不足しません。

スロット解説
PCI Express x16グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x8ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x4LANカードやサウンドカードを増設できる
PCI Express x1主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う
PCI スロットものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石)
M.2 ソケットM.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる
SATA 3.0主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う
ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

標準ストレージのM.2 SSDはPhison製の「PS5012-E12」でした。NANDメモリは一応東芝製ですね。

ガレリアAXVを実機レビュー(中身・パーツをチェック)

搭載されている電源ユニットはSilverStone製(SST-ET650-B)でした。容量650 Wで、効率は80 Plus Bronzeを取得しています。レポートによれば最大87%の変換効率で、BronzeとSilverの中間くらいの性能です。

今回のガレリアAXVは100%の負荷を掛けたとしても、消費電力は300 Wをやや超える程度です。電源容量の650 Wに対して46%の負荷率なので、十分に余裕が確保されています。よって必要十分な電源ユニットです。

ガレリアXVの電源ユニットをカスタマイズ

あえてカスタマイズする場合は、オウルテックの「AS-700」か、Seasonicの「SSR-750FX」をオススメします。

AS-700はFSP製の電源ユニットで、品質はそこそこに高い。電源容量が700 Wあり、効率も最大で91%に達するなど、全体的によくまとまっています。ガレリアAXVにとって非常に余裕のある電源です。

コスト度外視で更に信頼性を追求したい人には、SSR-750FXがベスト。Seasonic製の電源ユニットは品質のバラツキが少なく、経年劣化による性能低下が少ないという性質があります。予算に余裕があるなら、選んで損はしません。

ゲーミング性能を徹底検証

ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能を検証)

パーツチェックの次は、ガレリアAXVがゲーミングPCとしてどこまで優れた性能を発揮できるのか。詳しい動作検証を行います。

  • 定番ベンチマークだけでなく
  • 実際のゲームプレイで実測検証もする

直感的に性能が分かりやすいように、実際にゲームを動かしてどれくらいの平均フレームレートを出せるのかを確認していく。ベンチスコアよりも平均fpsの方がずっと重要です。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
3DMarkFireStrike22015総合 : 20100 / 上位9%ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
3DMark
TimeSpy
8489
総合 : 8513 / 上位29%
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 1920×108016238
評価 : 非常に快適
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 2560×144013496
評価 : 非常に快適
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 1920×10808754
評価 : とても快適
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 2560×14406375
評価 : 快適
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
PSO 2PHANTASY STAR ONLINE 258254
評価 : 快適
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
SteamVR11 点
生成フレーム : 17047
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)
UnigineHeaven Benchmark2743
平均fps : 108.9
ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)

フルHD向けのベンチマークは当たり前のように快適な動作でクリアしました。フルHDより一回り大きいWQHD(2560 x 1440)のテストでも、そこそこスムーズに動作できます。

「RTX 2060 Super 8GB」はそれなりに高性能で、フルHD~WQHDゲーミングならおおむね十分な性能です。次はベンチマークではなく実際にゲームをプレイして、ゲーム性能をチェックします。

フルHDゲーミングのfpsを実測

ゲーム内のグラフィック設定を「最高」にして、MSI Afterburnerを使ってフレームレートを記録します。そして記録から平均フレームレートを計算して、以下グラフにまとめました。

ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)GALLERIA AXVフルHD(1920 x 1080) / 最高設定
  • Apex Legends
    133.5 fps
  • Call of Duty : BO4
    146.9 fps
  • CS:GO
    284.9 fps
  • Overwatch
    194.3 fps
  • PUBG
    144.1 fps
  • Rainbow Six Siege
    129.3 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    123.4 fps
  • Final Fantasy 14
    120.4 fps
  • Assassin’s Creed Odyssey
    61.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    56.0 fps
  • Deus EX : Mankind Divided
    94.6 fps
  • Grand Theft Auto V
    86.8 fps
  • Monster Hunter World
    83.3 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    101.0 fps
  • Witcher 3
    88.9 fps
  • 黒い砂漠
    89.8 fps
  • 平均フレームレート
    110.2 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

現在のゲームプレイでもっとも一般的な「フルHD(1920 x 1080)」は、ほとんどのゲームで平均60 fpsオーバーです。FPS系のゲームは平均100 fpsすら安定して超えていて、ゲーミングモニターも十分に活用できます。

WQHDゲーミングのfpsを実測

ガレリアAXVを実機レビュー(ゲーム性能をベンチマーク)GALLERIA AXVWQHD(2560 x 1440) / 最高設定
  • Apex Legends
    97.5 fps
  • Call of Duty : BO4
    91.0 fps
  • CS:GO
    285.9 fps
  • Overwatch
    130.3 fps
  • PUBG
    95.0 fps
  • Rainbow Six Siege
    80.3 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    85.2 fps
  • Final Fantasy 14
    91.6 fps
  • Assassin’s Creed Odyssey
    50.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    38.0 fps
  • Deus EX : Mankind Divided
    66.2 fps
  • Grand Theft Auto V
    82.9 fps
  • Monster Hunter World
    55.8 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    69.0 fps
  • Witcher 3
    67.0 fps
  • 黒い砂漠
    72.8 fps
  • 平均フレームレート
    78.2 fps

フルHDより少し大きめの画面「WQHD(2560 x 1440)」では、重たいゲームだと平均60 fpsを割り込みますが、大抵のゲームは平均60 fpsをクリアしました。WQHDゲーミングも一応はプレイ可能です。

CPU性能とコンテンツ作成能力

ガレリアAXVに搭載されている「Ryzen 7 3700X」は、少なくとも4.0 GHz以上で動作する8コア16スレッドのCPUです。スペック的にはCore i9 9900Kと同レベルなので、非常にパワフルなクリエイティブ性能を期待できます。

ベンチマークと、実際にソフトを動かしてガレリアAXVのクリエイティブ性能を検証してみます。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
Cinebench R15シングルスレッド性能206 cb速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
Cinebench R15マルチスレッド性能2127 cbやや速い
Cinebench R20シングルスレッド性能503 cb速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
Cinebench R20マルチスレッド性能4821 cbやや速い
Blenderレンダリング性能2分55秒やや速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
CPU-Zシングルスレッド性能528.2速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
CPU-Zマルチスレッド性能5604.8速い
Geekbench 4シングルスレッド性能5588速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
Geekbench 4マルチスレッド性能34145速い
PCMark 8Home / 日常的なアプリ5430上位2%ガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
PCMark 8Creative / 写真や動画編集9038上位1%ガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
PCMark 8Work / オフィスワーク5670上位2%ガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
x264 Handbrake平均処理フレーム数120.97 fps速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
x265 Handbrake平均処理フレーム数56.37 fps速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
7-Zip / 圧縮52872 MIPS速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)
7-Zip / 解凍56462 MIPS速い
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度756.0 ms速いガレリアAXVを実機レビュー(CPU性能をベンチマーク)

さすがに8コア16スレッドだと、圧倒的なパフォーマンスです。シングルスレッドもそこそこに速く、すべてのCPUコアを使うマルチスレッド性能はCore i9 9900Kを少し上回るほど。

動画エンコードの処理速度(x264)

過去ちもろぐでレビューを行ってきたゲーミングPCと、動画エンコード速度の比較をまとめてみた。i9 9900Kを搭載するガレリアZZすら超える性能です。

画像編集「Photoshop CC」

ガレリアZGを実機レビュー(写真)

クリエイティブなタスクと言えばAdobeが有名。その中でも特に有名な「Photoshop CC 2018」の処理速度を、バッチファイルを使い実際に動かして計測しました。

マシンGALLERIA AXVGALLERIA XF
CPURyzen 7 3700XCore i7 9700K
グラボRTX 2060 Super 8GBRTX 2070 Super 8GB
メモリ16GB16GB
総合スコア998.2 /1000968.6 /1000
一般処理のスコア95.292.9
フィルタ系のスコア102.498.0
Photomergeのスコア103.9102.5
GPUスコア105.4107.2

ガレリアAXVのPhotoshopの総合的な処理性能は「998.2 点」で、ほとんど満点です。価格がより高価なガレリアXFと比較しても、8コア16スレッドのパワーで押し切って上回るスコアでした。

マシンGALLERIA AXVGALLERIA XF
CPURyzen 7 3700XCore i7 9700K
GPURTX 2060 SuperRTX 2070 Super
RAM16GB16GB
総合スコア998.2968.6
一般処理のスコア95.292.9
フィルタ系のスコア102.498
Photomergeのスコア103.9102.5
GPUスコア105.4107.2
テストの詳細結果
RAW画像の展開3.552.53
500MBへのリサイズ1.441.26
回転1.150.84
自動選択9.9412.43
マスク3.13.59
バケツ1.441.92
グラデーション0.390.34
塗りつぶし12.2511.86
PSD保存4.966.96
PSD展開2.682.56
Camera Raw フィルタ5.775.6
レンズ補正フィルター16.0315.6
ノイズ除去16.0318.52
スマートシャーペン16.2418.28
フィールドぼかし14.8813.77
チルトシフトぼかし13.8113.58
虹彩絞りぼかし14.9215.01
広角補正フィルター18.1818.16
ゆがみツール(Liquify)8.8611.41
Photomerge(2200万画素)79.6575.64
Photomerge(4500万画素)98.48106.21

※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。

ゲーム配信「OBS」

ゲーム配信ソフトで特に有名な「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使って、ガレリアAXVの配信性能を検証します。

OBSの設定画面
ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)

検証方法はFinal Fantasy 14:紅蓮のリベレーター(最高設定)の序盤1分を、フルHD(1080p 60fps)で配信と録画を行い、どれだけのゲーム映像をちゃんと配信できたかをチェック。

検証は2パターン行います。CPUで録画配信をした場合(設定は4つ)と、グラボで録画配信をした場合(設定は2つ)の2パターンで、合計6つの設定です。

なお、ゲームプレイ時のフレームレートは240 fpsを上限に設定して、快適なゲームプレイと配信の両立ができるかどうかをチェックします。

OBSで録画と配信(240 fps制限)
設定レンダリングラグエンコードラグ平均fps
CPUでsuperfast0.0%0.0%128.4 fps
veryfast0.0%0.0%123.1 fps
faster0.0%0.0%115.4 fps
fast0.0%0.0%108.2 fps
グラボでMax Quality240 fps制限7.9%9.4%130.1 fps
Max Quality144 fps制限2.9%3.1%123.4 fps

CPUを使った配信は余裕です。低画質なsuperfast設定から、やや高画質なfast設定まで、まったくコマ落ちしません。グラボを使った配信は、フレームレートを144 fpsに制限すると安定しました。

配信性能はおおむね問題なしです。

ストレージ性能と詳細

ガレリアAXVの標準ストレージは「512GB NVMe SSD + 2TB HDD」です。搭載されているSSD / HDDの詳しい情報や、その性能を検証します。

ストレージSSDHDD
詳細情報ガレリアAXVを実機レビュー(ストレージ性能をベンチマーク)ガレリアAXVを実機レビュー(ストレージ性能をベンチマーク)
ベンチマークガレリアAXVを実機レビュー(ストレージ性能をベンチマーク)ガレリアAXVを実機レビュー(ストレージ性能をベンチマーク)

標準で入ってるSSDは、Phison製の「PS5012-E12」です。性能は非常に高速で、読み込みが約3460 MB/s、書き込みが約2360 MB/sです。普通のSATA SSDと比較して、4~7倍も高速なので、メーカーにこだわりが無ければカスタマイズは不要でしょう。

ぼくはSSDに関しては、メーカー純正品のほうが信頼性は高いと考えているため、予算に余裕があれば「Samsung SSD 500GB」や「WD 1TB SSD」をオススメします。

HDDはSeagateの「ST2000DM005」が入っていました。読み込みは185 MB/s、書き込みが179 MB/sでした。ごく普通な性能で、データ保存用(倉庫)のHDDとして十分でしょう。ゲームや動画編集には向きません※。

※使用頻度の低いデータを入れて放置するような使い方に向いているアーカイブ用途のHDDなので、動画編集やゲーミングなど、頻繁にアクセスするような用途には向かないHDDです。

エアフロー

ガレリアAXVを実機レビュー(動作温度をチェック)

サーモグラフィーカメラを使って「ガレリアAXV」の内部温度を撮影しました。フロントパネル側に吸気ファン、背面とトップに排気ファンがあって、一方通行のエアフローが生成されています。

内部コンポーネントの温度

ガレリアAXVを実機レビュー(動作温度をチェック)

マザーボードのVRMフェーズ回路まわりの表面温度は、ゲーミング時で42~45℃でした。トップフロー型のCPUクーラーがマザーボードに向かって風を吹き付けるので、温度が上がりにくいです。熱暴走の心配はまったくありません。

ガレリアAXVを実機レビュー(動作温度をチェック)

電源ユニットの内部温度は35~38℃前後で、極めて大人しい温度です。

ゲーム中でこれだけ発熱が低いなら、あえて電源ユニットをカスタマイズする必要性は薄いですが、信頼性を求めるなら「AS-700」などにアップグレードするのも選択肢のひとつ。AXVは決して安いゲーミングPCではありませんから。

AS-700(FSP製)

プラス8500円でカスタマイズから選べる「AS-700」をおすすめします。

電源ユニットの中堅メーカーFSPが製造している「AURUM S」シリーズの700 Wモデルが「AS-700」です。独自のカスタムICチップを使うことでシンプルな設計で仕上げ、日本メーカー製の個体コンデンサや、長寿命なFDB(流体軸受)ファンを採用することで、信頼性と耐久性を高めています。

ゲーミング時の動作温度をチェック

ゲームにしてはCPUへの負荷が大きい「FINAL FANTASY XV」を実行している時に、CPUの温度を計測してみました。

ガレリアAXVを実機レビュー(動作温度をチェック)

Ryzen 7 3700Xの温度は最大70.4℃(平均59℃)でした。動画エンコードなどを行うと、80℃前後に達しました。

AMD Ryzenシリーズは、温度が80℃を大幅に超えないように、自動的に調整するシステムが入っています。だから普通の使う分にはAMD純正クーラーで特に問題はないです。

しかし、CPUファンが92 mmと小口径で高回転時の動作音が大きいのは目立ったデメリット。低コストで冷却性能と静音性を求めるなら、定番のCPUクーラー「虎徹Mark II」に交換がおすすめ。

Scythe / ソケット : LGA 115X・2011・Socket AM4 / ファン : 120 mm / 全高 : 154 mm
ガレリアAXVを実機レビュー(動作温度をチェック)

グラフィックボード(RTX 2060 Super 8GB)は、最大75℃(平均69℃)で特に問題ありません。デュアルファンなので冷やせて当然ですね。

静音性能を騒音計で検証

ガレリアAXVを実機レビュー(騒音・動作音を計測)

校正済みのデジタル騒音メーターを使って、ガレリアAXVの動作音(騒音レベル)を計測します。ケースパネルを閉じて、50 cmくらい距離をとって計測を行いました。

ガレリアAXVを実機レビュー(騒音・動作音を計測)
  • PC起動前:31.3 dBA(極めて静か)
  • アイドル時:36.4 dBA(やや静か)
  • ゲーミング:41.4 dBA(普通)

それぞれの中央値(平均ではなく、真ん中に位置する数値)をまとめました。傾向として、ガレリアブランドは静音性には優れていないことが多いです※。コスパ重視で構成されるため、性能に関係ないパーツは安く済ませてあります。

動作音の比較(ゲーム中)

  • ガレリアAXV
    41.4 dB
  • ガレリアAXZ
    41.8 dB
  • ガレリアXF
    39.9 dB
  • ガレリアRV5
    44.8 dB
  • ガレリアAXF
    40.5 dB
  • ガレリアXV
    44.3 dB
  • ガレリアRJ5
    45.0 dB
  • Legion Y540
    49.9 dB

今回のガレリアAXVも例外ではなく、ゲーム中の動作音は「普通」です。CPUファンの動作音が上がったり下がったりで変化が大きく、気になりやすいと思います。ただし、ヘッドセットをつけてゲームをするなら全く問題はありません。

※過去のレビューに基づいた傾向です。稀にものすごく静かなガレリアもありましたが、個体差だと思われます。基本的には普通な動作音が多いです。

「GALLERIA AXV」レビューまとめ

ガレリアAXVのスペックと概要
GALLERIA AXV

CREATVEマルチタスク性能97/100

GAMINGゲーミング性能90/100

SILENCE静音性77/100

EXTENSION拡張性93/100

COSTコストパフォーマンス98/100

94
RANK:S+
PROSメリットと強み
  • ゲーミングモニター使えます
  • CPUとグラボともに冷却性能に問題なし
  • とても余裕のある拡張性
  • なめらかなゲーム配信と録画
  • コストパフォーマンス優秀
CONSデメリットと弱み
  • 動作音はガレリアらしく「普通」
  • 「当日出荷」ではない
CONCLUSIONGALLERIA AXV / レビューまとめ

「ガレリアAXV」は非常にコストパフォーマンス優秀なゲーミングPCです。8コア16スレッドのパワフルなCPUで、クリエイティブタスクは余裕。ゲーム性能も高く、ゲーミングモニターも問題なく使える性能があります。

あと1万円足せば、上位モデルの「ガレリアAXF」に手が届くのは悩ましいところですが、フルHDゲーミングが前提なら「ガレリアAXV」で十分満足できる性能です。

予算15~20万円の範囲では、ガレリアAXVは特にコストバランスに優れたゲーミングPCです。万人におすすめできるゲーミングPCのひとつなのは、間違いありません。

以上「ガレリアAXVをレビュー:コストバランスに優れたゲーミングPC」でした。


他におすすめなガレリアは?

ドスパラ / CPU : Ryzen 7 3700X / メモリ : DDR4-3200 16GB / グラボ : RTX 2070 Super 8GB / SSD : 512GB (NVMe)

単純なコスパはガレリアAXVに一歩負けますが、1ランク上の性能で安心感を買えるのが「ガレリアAXF」です。予算20万円以下では、もっとも高性能なゲーミングPCだったりします(2020年2月時点)。

ドスパラ / CPU : Ryzen 5 3600 / メモリ : DDR4-2666 4GB x2 / グラボ : RTX 2060 Super 8GB / SSD : 240GB

さらに予算を抑えて、ゲーミングモニターで快適にプレイしたい人向けには「ガレリアRV5」が適任です。

Sponsored Link

7 件のコメント

  • 中央値は「最も多かった値」ではなく、「データを昇順に並べた時に中央にくる値」のことです。

    • 最頻値になりますよね

      レビューお疲れさまでした
      今回のガレリアですが、メモリー性能はどのようなものを使われておられますか?

      やかもちさんの過去記事に置いて、メモリーがCPUに与える影響を生地なされておりますが、それはIntel製であって、Ryzenとメモリーの関係を調べられて記事は簡易な参考記事で終わっていたと記憶しております
      ご多忙なことでしょうが、Ryzen対応のお勧めメモリー特集などの記事が出たら嬉しいです。

  • 自作初心者です。この記事と関係なくて申し訳ないのですが、やはりRTX2080Tiを使用するなら、Ryzenではなく、i9 9900KなどのIntel CPUの方が、無駄なく性能が発揮できるのでしょうか。また、近々新しいNvidia GPUの発売が噂されていますが、今高価な買うのは避けた方がいいのでしょうか。

    • ゲームによります。傾向として、RTX 2080 TiクラスではCore i9 9900Kの方が性能が出やすいです。あと、「黒い砂漠」のようにRyzenに最適化されてないゲームでは、やはりCore i9が有利です。

      Ampere世代のGeForceは今年の半ばに出るかもしれない。という噂レベルの情報が出てるだけなので…なんとも言い難いです。AMDがNavi世代のハイエンドを発表しないと、NVIDIAはしばらく何もアクションがない可能性もあります。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。