ガレリアAXFをレビュー:20万円未満で最強のGALLERIAです

ドスパラの20万円以下のゲーミングPCで人気No.1は、やはり「XF」です。しかし性能的に最強なのは、実は「ガレリアAXF」だったりします。本記事ではガレリアAXFを使って、使われているパーツから実際の性能まで、徹底的に検証レビューしました。

GALLERIA AXFのスペックと概要

ガレリアAXFのスペック
GALLERIA AXF
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPURyzen 7 3700X
冷却AMD静音CPUファン※92 mmの小型空冷ファン
グリスノーマルグリス
グラボRTX 2070  Super 8GB
※2スロット占有の外排気モデル
メモリDDR4-3200 8GB x2(合計16GB)
マザーボードAMD X570搭載(ATX規格)
SSD512 GB(NVMe SSD)※メーカー不明Samsung 500 GB SSD高耐久なSamsung 860 EVOを推奨します
HDD2 TB
ドライブ
電源650W 静音電源メーカー不明 / 80+ Bronze認証750W 静音電源Seasonic(SSR-750FX) / 80+ Gold認証
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格165980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2019/10時点の製品ページに基いてまとめたモノです。最新のスペック状況は、必ず公式サイトで確認してください。

ドスパラの人気No.1ゲーミングPCガレリアXF」のAMD Ryzen版が「ガレリアAXF」です。基本的なスペックはXFと同じで、CPUをコスパに優れた第3世代Ryzenに変更したのが大きな違いになります。

AXFに採用されているRyzen 7はCore i7とおおむね同じ価格のCPUですが、処理性能はCore i7を超えてCore i9クラスに並ぶほどです。インテルCPUと比較してコストパフォーマンスが高いのは、言うまでもありません。

ゲーミングに重要なパーツ、グラフィックボードはRTX 2070 Super 8GB」を搭載。RTX 2070 Superは、ほとんどのゲームを最高設定でも快適にプレイできるほど、パワフルな性能をもったグラフィックボードです。

ゲーミングモニターを使った高フレームレートなゲームプレイから、ゲーム録画配信や動画編集などの重たいクリエイティブタスクまで。20万円以下のPCとしては極めて高い性能を提供してくれるゲーミングPCになっています。

※メーカーに用意していただいた貸出機でガレリアAXFの検証レビューを進めていきます。

GALLERIA AXFを実機レビュー

外観とデザイン

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

GALLERIA AXFはガレリア専用(ATXサイズ対応)のPCケース「KTケース」を採用。マットブラック塗装の無骨なデザインに、剛性と耐衝撃性に優れた頑丈なPCケースです。

サイドパネル(側面)には大きめのメッシュ(通気口)が設けられており、最大140 mmのケースファンを取付可能。ただしカスタマイズからは選べないので、取り付けたい場合は自分で行う必要があります。

自作歴27台のやかもち
標準構成でエアフローは十分に確保されているため、ケースファンをあえて追加する必要はあまり無いです。
ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

反対側には小さめのスリット(通気口)が設けられています。ドスパラいわく、マザーボードの熱を少しでも効率よくPCケース外に排出しようと工夫した結果、設けられたスリットとのこと。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

背面はおおむねマットブラック塗装で、スタイリッシュな印象です。ただしインターフェイスパネルは塗装されていません。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

インターフェイスパネル(リアパネル)の内容を確認します。

  1. USB 3.1 Gen1 x2
  2. PS/2
  3. Display Port
  4. HDMI
  5. USB 3.1 Gen1 x2
  6. USB 3.1 Gen2 Type-A x2
  7. WiFiアンテナ取付口
  8. USB 3.1 Gen1 x2
  9. LANポート
  10. オーディオ入出力
端子解説
WiFiアンテナWiFiモジュールを取付可能
USB 3.1 Gen1約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeA約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeCTypeAと違って、左右対称・小型なポート
LANポートここにLANケーブルを挿すとネットにつながる
オーディオ入出力緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」
PS/2超古いキーボードやマウスを使うための端子
HDMI最近のモニターなら大抵はついてる端子
Display Port値段が高めのモニターについてる端子
DVI-D安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた)
D-Sub安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた)

USBポートは全部で8個もあり、しかも8個すべてがUSB 3.1 Gen1以上(内2つがGen2)です。ポータブルSSDなど高速な外付けストレージも不便することなく使えます。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)
  1. Display Port
  2. Display Port
  3. HDMI
  4. Display Port

グラフィックボード側のコネクタは、最近のモニターでもっぱら主流になりつつある「HDMI」や「Display Port」を4つ備えます。一方で、DVI-DやD-Subといった少しレガシーな端子はありません。

使っているモニターにHDMIやDisplay Portがない場合は、変換コネクタなどが必要です。ただ、せっかく高性能なゲーミングPCを使うのなら、ゲーミングモニターを揃えてしまうのも良いと思います。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

フロント側をチェック。「ガレリアらしい」ビシッとした直線的で無骨なデザイン。左右の斜めに入ったカットデザインは「日本刀」をイメージしたものらしいです。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

フロントパネル側のインタフェースパネル(フロントパネル)は必要十分な内容です。電源ボタンの下に位置するGALLERIAロゴがカッコイイですね。

  1. USB 3.0
  2. USB 3.0
  3. SDカードスロット
  4. イヤホン入出力
  5. 再起動ボタン
  6. 電源ボタン

USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットやポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。SDカードスロットがあるのが地味に親切。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

天面は完全な平面デザインになっていて、幅140 mmのメッシュ(通気口)が2つ用意されています。標準カスタマイズの時点で、すでに140 mmケースファンが1つ取り付け済みです。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

天面が平面になっているおかげで収納スペースとして活用できます。ただし、エアフローがこもらないように、ケースファンを取り付けている側の通気口を遮らないよう注意が必要です。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

底面をチェック。ケースの四隅に取り付けてある足は「インシュレーター」です。インシュレーターはケース自体の滑り止めとして機能し、更に振動を吸収して耐久性を高める効果もあります。

ガレリアAXFをレビュー(外観とデザイン)

なお、底面のフロント側にあるスリットは外気を取り込むために用意されています。

取り込んだ外気は背面のケースファンから排出されます。ガレリアAXFのエアフローは標準構成のままでも、しっかりと一方通行になっているので特にファンを追加する必要はなさそうです。

中身とパーツをチェック

両側のサイドパネル(フタ)を開けて、ガレリアAXFの内部コンポーネントをレビューしていく。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

配線は必要十分な範囲でまとめてあります。可動パーツに当たらないように配線してあり、ガチガチな裏配線や過剰な固定はされていません。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

メンテナンス性を考慮すると、これくらい緩めの配線で問題ありません。「ガレリア」は初心者にも使いやすいPCを目指しているので、こういった配慮は嬉しいです。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

反対側のサイドパネルを開くと、3.5インチベイ(HDDなどを格納する場所)にアクセスできるようになります。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

HDDやSSDをセットする3.5インチベイと、サイドパネルの隙間は十分に余裕がありました。ストレージ類のコネクタに不要なストレスが掛かる心配はほとんど無いです。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

マウントベイの空き状況は良好です。DVDドライブなどをセットする「5.25インチベイ」は3スロット。HDDやSSDを増設する「3.5インチベイ」は4スロットの空きがあります。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

3.5インチベイはツールレス機構を採用しているので、プラスドライバなどの工具がなくても素手で取り出しが可能です。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

フロントパネルは強めの力で引っ張るとカンタンに取り外し可能です。こちらから5.25インチベイにDVDドライブを挿し込んだり、120 mmケースファンを交換したりできます。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

CPUクーラーはAMD純正の「Wraith Prism with RGB」を搭載。ファンの大きさは92 mmと小型ですが、最大105 Wの熱を処理できる冷却性能があります。

CPUクーラーの熱をすばやく運び出すために、CPUクーラーを取り囲むようにケースファンが設置されています。トップ側に140 mm、背面に120 mmのケースファンが最初から取り付け済みです。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

ちなみに、AMD純正のCPUクーラーは何気にLEDライティング対応。周期的にレインボーカラーに点灯しています。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

グラフィックボードは「RTX 2070 Super 8GB」です。今回のAXFに搭載されているのは「Palit Microsystems」製の外排気ファンモデルでした。

冷却性能そのものは、いわゆるファンが2つ付いているタイプのものより劣りますが、外排気ファンはPCケース内部に熱をほとんど残さないというメリットがあります。

ただ欲を言えば、ファンが2つ付いているデュアルファンモデルを搭載してほしいところです。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

マザーボードは「ASRock X570 Phantom Gaming 4」が採用されていました。CPUの安定性にかかわるVRMフェーズを合計で10個備えているので、Ryzen 7 3700XくらいのCPUなら全く問題なく動作できます。

  1. PCI Express x16(グラボで使用済み)
  2. PCI Express x1
  3. PCI Express x16
  4. PCI Express x1
  5. M.2スロット(使用済み)
  6. M.2スロット
  7. SATA 3.0(空き5本)
  8. SATA 3.0(空き2本)

拡張性は十分にあります。M.2 SSDはあと1枚、HDDやSSDは最大であと7個まで増設が可能です。その他、USB拡張カードやサウンドカードを追加する余裕もあり、よほどのことがない限り不足しません。

スロット解説
PCI Express x16グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x8ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x4LANカードやサウンドカードを増設できる
PCI Express x1主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う
PCI スロットものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石)
M.2 ソケットM.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる
SATA 3.0主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う
ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

一番上のM.2スロットには、M.2 SSDが取り付け済み。パッと見た感じではKingston(チップは東芝)製のSSDですが、詳しい製品名などは不明です。

ガレリアAXFにおすすめなSSD

「860 EVO」や「Intel 545s」を推奨します。

性能的には問題ないSSDではありますが、製品名が不明なSSDはやや不安です。個人的にはカスタマイズからわずか3400円で選べる「Samsung 860 EVO 500GB」や「Intel 545s 512GB」に変更することをオススメします。

ガレリアAXFをレビュー(中身とパーツ)

搭載されている電源ユニットはSilverStone製(SST-ET650-B)でした。容量650 Wで、効率は80 Plus Bronzeを取得しています。レポートによれば最大87%の変換効率で、BronzeとSilverの中間くらいの性能です。

今回のガレリアAXFは100%の負荷を掛けたとしても、消費電力は350 Wをやや超える程度です。電源容量の650 Wに対して54%の負荷率なので、十分に余裕が確保されています。よって必要十分な電源ユニットです。

ガレリアXVの電源ユニットをカスタマイズ

あえてカスタマイズする場合は、オウルテックの「AS-700」か、Seasonicの「SSR-750FX」をオススメします。

AS-700はFSP製の電源ユニットで、品質はそこそこに高い。電源容量が700 Wあり、効率も最大で91%に達するなど、全体的によくまとまっています。ガレリアAXFにとって非常に余裕のある電源です。

コスト度外視で更に信頼性を追求したい人には、SSR-750FXがベスト。Seasonic製の電源ユニットは品質のバラツキが少なく、経年劣化による性能低下が少ないという性質があります。予算に余裕があるなら、選んで損はしません。

ゲーミング性能を徹底検証

ガレリアAXFをレビュー

パーツチェックの次は、ガレリアAXFがゲーミングPCとしてどこまで優れた性能を発揮できるのか。詳しい動作検証を行います。

  • 定番ベンチマークだけでなく
  • 実際のゲームプレイで実測検証もする

直感的に性能が分かりやすいように、実際にゲームを動かしてどれくらいの平均フレームレートを出せるのかを確認していく。ベンチスコアよりも平均fpsの方がずっと重要です。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
3DMarkFireStrike25305総合 : 21321 / 上位6%ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
3DMark
TimeSpy
10238
総合 : 10149 / 上位9%
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 1920×108017209
評価 : 非常に快適
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 2560×144014806
評価 : 非常に快適
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 1920×10809942
評価 : とても快適
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 2560×14407512
評価 : 快適
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
BIOHAZARD 628459
ランク : S(快適)
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
PSO 2PHANTASY STAR ONLINE 263441
評価 : 快適
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
SteamVR11 点
生成フレーム : 18876
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)
UnigineHeaven Benchmark3269
平均fps : 129.8
ガレリアAXFのゲーミング性能(ベンチマーク)

フルHD向けのベンチマークはオールクリアです。画面の大きさをWQHD(2560 x 1440)に引き上げてベンチマークを試してみても、問題なく快適な動作してしまいます。

というわけで基本的に「RTX 2070 Super 8GB」はパワフルです。次はベンチマークではなく、実際にゲームをプレイした場合の性能も見てみましょう。

フルHDゲーミングのfpsを実測

ゲーム内のグラフィック設定を「最高」にして、MSI Afterburnerを使ってフレームレートを記録します。そして記録から平均フレームレートを計算して、以下グラフにまとめました。

ガレリアAXFのゲーミング性能GALLERIA AXFフルHD(1920 x 1080) / 最高設定
  • Apex Legends
    172.4 fps
  • Call of Duty : BO4
    187.1 fps
  • CS:GO
    250.3 fps
  • Overwatch
    218.8 fps
  • PUBG
    155.4 fps
  • Rainbow Six Siege
    199.9 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    154.8 fps
  • Final Fantasy 14
    132.8 fps
  • Assassin Creed Odyssay
    67.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    63.2 fps
  • Deus EX : Mankind Devided
    92.3 fps
  • Grand Theft Auto V
    94.5 fps
  • Monster Hunter World
    91.4 fps
  • NieR : Automata
    53.0 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    111.0 fps
  • Watch Dogs 2
    95.3 fps
  • Witcher 3
    104.8 fps
  • 黒い砂漠
    93.2 fps
  • 平均フレームレート
    122.7 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

もっとも一般的なモニターの大きさである「フルHD(1920 x 1080)」では、軽めのゲームで平均144 fpsを大幅に超え200 fpsに迫るゲームも。重たいゲームでも平均60 fpsは余裕OKです。

フルHDのゲーミングモニター(144~240 Hz)を使用する予定なら、ガレリアAXFの性能があればまったく問題ありません。

ガレリアAXFのゲーミング性能GALLERIA AXFWQHD(2560 x 1440) / 最高設定
  • Apex Legends
    128.0 fps
  • Call of Duty : BO4
    110.6 fps
  • CS:GO
    253.3 fps
  • Overwatch
    150.6 fps
  • PUBG
    108.2 fps
  • Rainbow Six Siege
    131.6 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    108.7 fps
  • Final Fantasy 14
    101.9 fps
  • Assassin Creed Odyssay
    55.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    41.7 fps
  • Deus EX : Mankind Devided
    73.9 fps
  • Grand Theft Auto V
    94.1 fps
  • Monster Hunter World
    59.1 fps
  • NieR : Automata
    51.6 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    78.0 fps
  • Watch Dogs 2
    85.8 fps
  • Witcher 3
    77.4 fps
  • 黒い砂漠
    81.7 fps
  • 平均フレームレート
    90.5 fps

フルHDより一回り大きいWQHD(2560 x 1440)に引き上げてみても、FPSゲームは基本的に平均100 fpsオーバーで余裕です。重たいゲームはゲームによっては平均60 fpsに届きませんが、だいたい平均60 fpsをクリアします。

横長なワイドモニターでゲームする予定でも、ガレリアAXFなら十分にプレイできる性能です。

CPU性能とコンテンツ作成能力

ガレリアAXFに搭載されているCPUはRyzen 7 3700Xです。最大4.4 GHzで動作する8コア16スレッドのCPUなので、ゲーミング用途はもちろんこと、負荷の重たいクリエイティブタスクまで何にでも使えるパワフルな性能を期待できます。

まずは定番のCPUベンチマークから順番に検証してみましょう。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
Cinebench R15シングルスレッド性能198 cbやや速いガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
Cinebench R15マルチスレッド性能2122 cb速い
CPU-Zシングルスレッド性能512.6速いガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
CPU-Zマルチスレッド性能5468.7速い
Geekbench 4シングルスレッド性能5414やや速いガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
Geekbench 4マルチスレッド性能33109速い
PCMark 8Home / 日常的なアプリ6004上位1%ガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
PCMark 8Creative / 写真や動画編集9952上位1%ガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
PCMark 8Work / オフィスワーク6303上位1%ガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
x264 Handbrake平均処理フレーム数111.64 fps速いガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
x265 Handbrake平均処理フレーム数54.21 fps速いガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
7-Zip / 圧縮50115 MIPS速いガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
7-Zip / 解凍57096 MIPS速い
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度762.0 ms速いガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)

さすがに最新Ryzenの8コア16スレッド。性能は圧倒的で、価格がRyzen 7 3700Xより1ランク高いCore i9 9900Kと比較しても、おおむね遜色ないスコアを示しました。

動画エンコードの処理速度(x264)

過去ちもろぐでレビューを行ってきたゲーミングPCと、動画エンコード速度の比較をまとめてみると、価格が20万円を超える「ZZ」や「ZG」に追いつきそうな性能でした。

コストパフォーマンスは文句なしに優秀です。

レンダリング時間「Blender」

ガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)

無料で使える有名なレンダリングソフト「Blender」にて、BMWプリセットを読み込んでレンダリングを行い、処理が終わるまでの時間を計測してみた。

Blenderの処理速度を比較

計測結果は2分56秒(176秒)で、ここ最近レビューしたゲーミングPCの中ではトップクラスの処理速度です。

画像編集「Photoshop CC」

ガレリアZGを実機レビュー(写真)

クリエイティブなタスクと言えばAdobeが有名。その中でも特に有名な「Photoshop CC 2018」の処理速度を、バッチファイルを使い実際に動かして計測しました。

マシンGALLERIA AXFGALLERIA XF
CPURyzen 7 3700XCore i7 8700
グラボRTX 2070 Super 8GBRTX 2070 8GB
メモリ16GB16GB
総合スコア995.4 /1000856.0 /1000
一般処理のスコア94.881.3
フィルタ系のスコア102.787.8
Photomergeのスコア102.789.8
GPUスコア105.293.0

同クラスのガレリアXFと比較してみると、AXFの方がPhotoshopの動作スピードはすべての処理において速いです。総合スコアはほぼ満点で、Photoshopを軽快に動かすことができます。

マシンGALLERIA AXFGALLERIA XF
CPURyzen 7 3700XCore i7 8700
GPURTX 2070 SuperRTX 2070
RAM16GB16GB
総合スコア995.4856
一般処理のスコア94.881.3
フィルタ系のスコア102.787.8
Photomergeのスコア102.789.8
GPUスコア105.293
テストの詳細結果
RAW画像の展開3.384.17
500MBへのリサイズ1.41.39
回転1.161.19
自動選択10.2912.73
マスク3.233.82
バケツ1.441.93
グラデーション0.370.38
塗りつぶし12.611.42
PSD保存4.989.29
PSD展開2.713.33
Camera Raw フィルタ5.716.17
レンズ補正フィルター16.3316.61
ノイズ除去16.3121.39
スマートシャーペン16.3823.62
フィールドぼかし14.9815.62
チルトシフトぼかし13.9615.08
虹彩絞りぼかし15.0517.17
広角補正フィルター17.119.16
ゆがみツール(Liquify)8.5511.31
Photomerge(2200万画素)78.7787.64
Photomerge(4500万画素)101.75119.4

※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。

ゲーム配信「OBS」

ゲーム配信ソフトで特に有名な「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使って、ガレリアAXFの配信性能を検証します。

OBSの設定画面
ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)

検証方法はFinal Fantasy 14:紅蓮のリベレーター(最高設定)の序盤1分を、フルHD(1080p 60fps)で配信と録画を行い、どれだけのゲーム映像をちゃんと配信できたかをチェック。

検証は2パターン行います。CPUで録画配信をした場合(設定は4つ)と、グラボで録画配信をした場合(設定は2つ)の2パターンで、合計6つの設定です。

なお、ゲームプレイ時のフレームレートは144 fpsを上限に設定して、快適なゲームプレイと配信の両立ができるかどうかをチェックします。

OBSで録画と配信(144 fps制限)
設定レンダリングラグエンコードラグ平均fps
CPUでsuperfast5.5%0.0%121.9 fps
veryfast2.9%0.0%116.4 fps
faster2.1%0.8%101.8 fps
fast8.3%0.0%121.7 fps
グラボでPerformance25.6%59.6%132.1 fps
Quality29.1%72.1%132.7 fps

CPUを使った録画配信は問題ないです。まれにカクつくシーンもありますが、おおむねスムーズな配信が出来ました。

ストレージ性能と詳細

ガレリアAXFの標準ストレージは「500GB SSD + 2TB HDD」です。搭載されているSSD / HDDの詳しい情報や、その性能を検証します。

ストレージSSDHDD
詳細情報ガレリアAXFのストレージ性能(ベンチマーク)ガレリアAXFのストレージ性能(ベンチマーク)
ベンチマークガレリアAXFのストレージ性能(ベンチマーク)ガレリアAXFのストレージ性能(ベンチマーク)

SSDの製品名などは不明ですが、性能は非常に優秀です。読み込みは3472 MB/s、書き込みは2096 MB/sもあり、普通のSATA SSDより4~7倍も高速。案外カスタマイズせずにこのままでも良いとは思います。

ただ、個人的には製品の詳細が分からないSSDは信頼性に疑問があるので、予算に余裕があるなら「Samsung SSD 500GB」など。名の知れたメーカーのSSDをおすすめしておきます。

HDDはWestern Digitalの「WD Blue(WD20EZAZ)」が入っていました。読み込みは211 MB/s、書き込みが197 MB/sでした。それなりに速いですが、WD Blueはデータ保存用(倉庫)のHDDなので酷使はしないでください※。

※使用頻度の低いデータを入れて放置するような使い方に向いているアーカイブ用途のHDDなので、動画編集やゲーミングなど、頻繁にアクセスするような用途には向かないHDDです。

ドスパラさんに聞いたところ、今回のガレリアAXFに搭載されていた標準SSDはPhison製「PS5012-E12 512G」とのことです。内容としてはCFD販売の「CSSD-M2B05GPG2VN」とよく似たSSDで、いわゆる廉価シリーズに位置づけられるSSDになります。

書き込み耐性は公称値で800 TBW(512 GBモデルの場合)もあります。普通の使い方ではそう簡単に使い切れない寿命ですし、ゲーミング用途ならなおさら問題はないでしょう。こだわりが無ければカスタマイズせず、そのままでも良いです。(※個人的にはSamsungやIntel、WD(SanDisk東芝連合)といったSSDを作っているメーカーの製品をオススメしますが)

エアフロー

ガレリアAXFのエアフロー(サーモグラフィーで撮影)

サーモグラフィーカメラを使って「ガレリアAXF」の内部温度を撮影しました。フロントパネル側に吸気ファン、背面に排気ファンがあって、一方通行のエアフローが生成されています。

内部コンポーネントの温度

ガレリアAXFのエアフロー(サーモグラフィーで撮影)

マザーボードのVRMフェーズ回路まわりの表面温度は、ゲーミング時で42~44℃でした。CPUクーラーがマザーボードに向かって風を吹き付けるため、特に冷えやすいです。これならパソコンが熱暴走を起こして不調をきたす可能性はほぼ0%と言えます。

ガレリアAXFのエアフロー(サーモグラフィーで撮影)

電源ユニットの内部温度は、45~50℃前後です。やや暖かいですね。そう簡単には壊れないとは思いますが、予算に余裕があればカスタマイズからもう少し余裕のある電源ユニットに変えても構いません。

カスタマイズから約8000円追加で選べる「AS-700(FSP製)」にするだけで、内部温度はかなり変わります。ガレリアAXFは決して安いPCではないので、電源ユニットにお金を掛けて後悔することはないでしょう。

AS-700(FSP製)

電源ユニットの中堅メーカーFSPが製造している「AURUM S」シリーズの700 Wモデルが「AS-700」です。独自のカスタムICチップを使うことでシンプルな設計で仕上げ、日本メーカー製の個体コンデンサや、長寿命なFDB(流体軸受)ファンを採用することで、信頼性と耐久性を高めています。

80 PLUS GOLD認証を取得していて、効率は最大91%です。ガレリアAXFが相手ならちょうど良い電源ユニットです。カスタマイズ代に見合った価値は間違いなくあります。

ゲーミング時の動作温度をチェック

ゲームにしてはCPUへの負荷が大きい「FINAL FANTASY XV」を実行している時に、CPUの温度を計測してみました。

ガレリアAXFのCPU温度

Ryzen 7 3700Xの温度は最大68℃(平均56℃)でした。余裕です。

ちなみにゲーム配信や動画エンコードでは、80~82℃をうろうろとします。Ryzen 7 3700Xは温度が上がりすぎないように、自動的にクロック周波数を調整するため、思ったより温度が上昇しにくいです。

ガレリアAXFのグラフィックボード温度

グラフィックボード(RTX 2070 Super 8GB)は、最大75℃(平均71℃)でした。余裕で冷えていて、動作に支障はありません。

静音性能を騒音計で検証

ガレリアAXFの動作音を計測

校正済みのデジタル騒音メーターを使って、ガレリアAXFの動作音(騒音レベル)を計測します。ケースパネルを閉じて、50 cmくらい距離をとって計測を行いました。

ガレリアAXFの動作音
  • PC起動前:31.4 dBA(極めて静か)
  • アイドル時:34.6 dBA(静か)
  • ゲーミング:40.5 dBA(普通)

それぞれの中央値(平均ではなく、一番多かった数値)をまとめました。傾向として、ガレリアブランドは静音性には優れていないことが多いです※。コスパ重視で構成されるため、性能に関係ないパーツは安く済ませてあります。

しかし、今回のガレリアAXFはゲーム中もうるさいということはなく、割と「普通」な動作音です。扇風機を弱モードでつけた程度の音なので、特に問題ありません。ヘッドセットをつけてゲームをするなら、なおさら問題ないでしょう。

※過去のレビューに基づいた傾向です。稀にものすごく静かなガレリアもありましたが、個体差だと思われます。基本的には普通な動作音が多いです。

「GALLERIA AXF」レビューまとめ

ガレリアAXFのスペック
GALLERIA AXF

CREATVEマルチタスク性能97/100

GAMINGゲーミング性能93/100

SILENCE静音性80/100

EXTENSION拡張性93/100

COSTコストパフォーマンス97/100

95
RANK:SS
PROSメリットと強み
  • ゲーミングモニターは余裕でOK
  • 横長なワイドモニターも行けます
  • CPUとグラボともに冷却性能に問題なし
  • とても余裕のある拡張性
  • なめらかなゲーム配信と録画
  • コストパフォーマンス優秀
  • 「翌日出荷」に対応
CONSデメリットと弱み
  • 動作音は普通
  • 詳細が分からない標準SSD
CONCLUSIONGALLERIA AXF / レビューまとめ

ドスパラの人気No.1モデル「ガレリアXF」のAMD Ryzen版である「ガレリアAXF」は、コストパフォーマンスでXFを圧倒しています。ゲーム性能はわずかにXFより劣る場合もあるものの、それを補ってあまりある圧倒的なCPU性能が魅力的です。

ゲーミングモニターを使ったハイフレームレートなゲーミングから、フルHDの動画編集や高画質なゲーム配信まで、コスパ良く両立したいパワーユーザーに「ガレリアAXF」はピッタリ適任なゲーミングPCです。

もちろん、コストパフォーマンス重視で選ぶ人にもオススメです。ガレリアAXFの総合的な性能は、税込20万円以下のガレリアとしては最高の水準に達します。予算20万円でゲーミングPCを選ぶなら、AXFは少なくとも最高の選択肢のひとつです。

以上「ガレリアAXFをレビュー:20万円未満で最強のGALLERIA」でした。


他におすすめなガレリアは?

記事を書いた時点で、20万円以下では今回レビューした「ガレリアAXF」が最高スペック & 高コスパです。よって他におすすめなのは、20万を超えるさらなるハイエンドマシンか、予算を抑えたミドルクラスになります。

GALLERIA RV5

ドスパラ / CPU : Ryzen 5 3600 / メモリ : DDR4-2666 4GB x2 / グラボ : RTX 2060 Super 8GB / SSD : 240GB

もっと予算を抑えてゲーミングモニターで快適にプレイしたい人向けは「ガレリアRV5」です。AXFと比較して、グラボとCPUがそれぞれ1ランク下になりますが、性能は価格に対して十分満足できるレベル。

GALLERIA ZZ 9900K

ドスパラ / CPU : Core i9 9900K / メモリ : DDR4-2666 8GB x2 / グラボ : RTX 2080 Ti 11GB / SSD : 500GB

大画面の4Kモニターで快適なゲームプレイを予定しているなら、RTX 2080 Ti搭載の「ガレリアZZ(9900KF)」がベスト。なお、ZZのRyzen版にあたる「AZ」は、スペックがまだ未成熟なのでオススメしません。

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5 件のコメント

  • PS5が発売された暁には同程度のスペックのPCだとどんなパーツでいくらくらいになるのかという記事も見てみたいです!

  • こんばんは、夜分遅くに失礼いたします。
    WD Blueは動画編集に向かない、とありますが…
    構成変更で変えられる中でどれが動画編集向きのHDDになりますでしょうか…
    容量多めな物があるにはあるのですが…迷っておりまして…

    • そうですね~ガレリアの場合は、自分で後から買ってきて増設した方が確実です。動画編集で使うなら、WD Ultrastar HC310(自分はこれを使ってます)や、WD Goldあたりが安心です。
      WD Blue、Redや、Seagate Barracuda、Ironwolfは…酷使するには不安なHDDですね。

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