ガレリアRV5をレビュー:コスパ100%特化型なゲーミングPC

「ガレリアRV5」は、数あるドスパラのゲーミングPCの中ではイマイチ存在感が薄いかもしれません。しかし、存在感の薄さとは裏腹に、価格とスペックのバランスは非常に良いです。おそらく15万円以下のガレリアでは最高クラスの可能性すら…というわけで、実際にRV5を詳しく検証レビューしてみました。

GALLERIA RV5のスペックと概要

GALLERIA RV5のスペックと仕様
GALLERIA RV5
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPURyzen 5 3600X※通常は「Ryzen 5 3600」を搭載
冷却AMD静音CPUファン※92 mmの小型空冷ファン
グリスノーマルグリス
グラボRTX 2060  Super 8GB
※2スロット占有の内排気モデル
メモリDDR4-2666 8GB x2(合計16GB)
マザーボードAMD B450搭載(MicroATX規格)
SSD256 GB(NVMe SSD)※Phison製Samsung 500 GB SSD高耐久なSamsung 860 EVOを推奨します
HDD1 TB
ドライブ
電源650W 静音電源メーカー不明 / 80+ Bronze認証700W 静音電源オウルテック(AS-700) / 80+ Gold認証
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格129980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2019/11時点の製品ページに基づいてまとめたモノです。最新のスペック状況は、必ず公式サイトで確認してください。

「ガレリアRV5」は、CPUに第3世代のAMD Ryzenを、グラフィックボードにRTX 2060 Super 8GB」を搭載するミドルハイクラスのゲーミングPC。CPUのRyzen 5 3600XはCore i5と同じクラスですが、性能はCore i7に匹敵するためコスパが非常に高いです。

グラフィックボードの「RTX 2060 Super 8GB」は、ほとんどの最新ゲームをスムーズに動かせる、そこそこパワフルな性能があります。税込15万円を下回るゲーミングPCとしては、割と何でもできる性能です。

ただし、標準仕様のSSDは容量が物足りません。256 GBはゲーミングPCにしては少ないため、カスタマイズで500 GB以上のSSDに変更するのを忘れずに。では実際にガレリアRV5を詳しくレビューしていきます。

※メーカーに用意していただいた貸出機でガレリアRV5の検証レビューを進めていきます。

GALLERIA RV5を実機レビュー

外観とデザイン

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

GALLERIA RV5はガレリア専用(MicroATXサイズ対応)のPCケース「KTMケース」を採用。ミニタワー型のコンパクトなPCケースで、省スペース性はやや高めです。塗装はマットブラックで統一され、いい意味でも悪い意味でも人を選ばないデザインです。

サイドパネル(側面)にはメッシュ(通気口)が設けられており、最大120 mmのケースファンを取付可能。ただしカスタマイズからは選べないので、取り付けたい場合は自分で行う必要があります。

自作歴27台のやかもち
標準構成で必要なエアフローは確保されているため、ケースファンをあえて追加する必要はさほど無いです。
GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

反対側はこの通り、何もないフラットなデザインになっています。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

背面はおおむねマットブラック塗装で、スタイリッシュな印象です。ただしインターフェイスパネルは塗装されていません。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

インターフェイスパネル(リアパネル)の内容を確認します。

  1. PS/2
  2. USB 2.0 x2
  3. DVI-D
  4. D-Sub
  5. HDMI
  6. USB 3.1 Gen1 x2
  7. USB 3.1 Gen1 x2
  8. LANポート
  9. オーディオ入出力
端子解説
WiFiアンテナWiFiモジュールを取付可能
USB 3.1 Gen1約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeA約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeCTypeAと違って、左右対称・小型なポート
LANポートここにLANケーブルを挿すとネットにつながる
オーディオ入出力緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」
PS/2超古いキーボードやマウスを使うための端子
HDMI最近のモニターなら大抵はついてる端子
Display Port値段が高めのモニターについてる端子
DVI-D安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた)
D-Sub安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた)

コンパクトな代わりにインターフェイスはやや控えめ。それでもUSBポートは全部で6個あり、そのうちの4個はUSB 3.1 Gen1になっているので、周辺機器とポータブルSSDを使う分には足りる内容です。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)
  1. DVI-D
  2. HDMI
  3. Display Port

グラフィックボード側のコネクタは、最近のモニターでもっぱら主流になりつつある「HDMI」や「Display Port」を備えつつ、ややレガシーな端子である「DVI-D」も残っています。ほとんどのモニターで使うことが可能です。

なお、ガレリアRV5はゲーミングモニターも十分に使えるPCなので、使っているモニターが古い場合はついでに買い替えてもいいでしょう(古いモニターをそのまま残して、デュアルモニター環境にしてしまうのも手)

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

フロント側をチェック。「ガレリアらしい」ビシッとした直線的で無骨なデザイン。左右の斜めに入ったカットデザインは「日本刀」をイメージしたものらしいです。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

フロントパネル側のインタフェースパネル(フロントパネル)は必要十分な内容。キラリと照り返すGALLERIAロゴがスタイリッシュな印象です。

  1. USB 3.0
  2. USB 3.0
  3. SDカードスロット
  4. イヤホン入出力
  5. 再起動ボタン
  6. 電源ボタン

USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットやポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。SDカードスロットがあるのが地味に親切。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

天面は完全な平面デザインになっています。メッシュ(通気口)などは一切ありません。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

通気口などが一切ない完全に平面な天板になっているおかげで、このように収納スペースとして活用できます。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

底面をチェック。ケースの四隅に取り付けてある足は「インシュレーター」です。インシュレーターはケース自体の滑り止めとして機能し、更に振動を吸収して耐久性を高める効果もあります。

GALLERIA RV5を実機レビュー(外観チェック)

なお、底面のフロント側にあるスリットは外気を取り込むために用意されています。

取り込んだ外気は背面のケースファンから排出されます。ガレリアRV5のエアフローは標準構成のままでも、きちんと一方通行になっているので特にファンを追加する必要はないです。

中身とパーツをチェック

両側のサイドパネル(フタ)を開けて、ガレリアRV5の内部コンポーネントをレビューしていきます。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

アッサリとした中身です。配線はガチガチに裏配線をせずに、ケース内で可動パーツに当たらないようにゆるく結束バンドで固定してあるだけです。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

メンテナンス性を考えると、ゆるい配線はまったく問題ありません。そもそも「ガレリア」は初心者にも使いやすいPCを目指しているため、配線をガチガチにしないのは自然な設計です。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

反対側のサイドパネルを開きました。3.5インチベイ(HDDなどを格納する場所)の後ろ側の空きスペースに、USBケーブルなどの配線が収められています。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

コンパクトなケースの割に、マウントベイの空き状況は意外と良好。DVDドライブなどをセットする「5.25インチベイ」は2スロット。HDDやSSDを増設する「3.5インチベイ」は2スロットの空きがあります。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

なお、3.5インチベイはツールレス機構ではなく、よくある「ネジ固定式」です。HDDなどを取り付ける際は、プラスドライバーを使ってネジを外したり固定する必要があります。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

フロントパネルは強めの力で引っ張るとカンタンに取り外し可能です。こちらから5.25インチベイにDVDドライブを挿し込んだり、120 mmケースファンを交換したりできます。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

CPUクーラーはAMD純正の「Wraith Stealth」を搭載。ファンの大きさは92 mmと小型ですが、最大65 Wの熱を処理できる冷却性能があります。

CPUクーラーの熱をすばやく運び出すために、CPUクーラーのすぐそばにケースファンが設置されています。トップ側は120 mm(電源ユニットのファン)、背面に120 mmのケースファンが取り付け済みです。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

グラフィックボードは「RTX 2060 Super 8GB」です。今回のRV5に搭載されているのは「Palit Microsystems」製のデュアルファンモデルでした。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

マザーボードは「ASRock B450M-HDV」が採用されていました。CPUの安定性にかかわるVRMフェーズは合計で7個実装されています。Ryzen 5 3600のように、消費電力の少ないCPUに対して十分です。

  1. PCI Express x1
  2. PCI Express x16(グラボで使用済み)
  3. M.2スロット(使用済み)
  4. SATA 3.0(空き3本)

MicroATX規格のコンパクトなマザーボードなので、拡張性は当然控えめになります。今回のガレリアRV5では、サウンドカードやUSB拡張カードはあと1枚。HDDやSSDはあと3個まで増設が可能です。

スロット解説
PCI Express x16グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x8ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x4LANカードやサウンドカードを増設できる
PCI Express x1主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う
PCI スロットものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石)
M.2 ソケットM.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる
SATA 3.0主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う
GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

M.2スロットには、M.2 SSDが取り付け済み。標準SSDはPhison製「PS5012-E12 256G」ですね。性能はゲーム用には十分すぎるほど速いですが、信頼性という観点ではSamsung純正などに劣っています。

ガレリアRV5におすすめなSSD

「Samsung 860 EVO」や「Intel 545s」がおすすめです。

なので、個人的にはカスタマイズから7400円で選べる「Samsung 860 EVO 500GB」や「Intel 545s 512GB」に変更することをオススメします。

GALLERIA RV5を実機レビュー(中身とパーツの確認)

搭載されている電源ユニットはSilverStone製(SST-ET650-B)でした。容量650 Wで、効率は80 Plus Bronzeを取得しています。レポートによれば最大87%の変換効率で、BronzeとSilverの中間くらいの性能です。

今回のガレリアRV5は100%の負荷を掛けたとしても、消費電力は260 Wをやや超える程度です。電源容量の650 Wに対して40%の負荷率なので、十分すぎるほどの余裕があります。よって必要十分な電源ユニットです。

ガレリアXVの電源ユニットをカスタマイズ

あえてカスタマイズする場合は、オウルテックの「AS-700」か、Seasonicの「SSR-750FX」をオススメします。

AS-700はFSP製の電源ユニットで、品質はそこそこに高い。電源容量が700 Wあり、効率も最大で91%に達するなど、全体的によくまとまっています。ガレリアAXFにとって非常に余裕のある電源です。

コスト度外視で更に信頼性を追求したい人には、SSR-750FXがベスト。Seasonic製の電源ユニットは品質のバラツキが少なく、経年劣化による性能低下が少ないという性質があります。予算に余裕があるなら、選んで損はしません。

ゲーミング性能を徹底検証

GALLERIA RV5を実際に検証

パーツチェックの次は、ガレリアRV5がゲーミングPCとしてどこまで優れた性能を発揮できるのか。詳しい動作検証を行います。

  • 定番ベンチマークだけでなく
  • 実際のゲームプレイで実測検証もする

直感的に性能が分かりやすいように、実際にゲームを動かしてどれくらいの平均フレームレートを出せるのかを確認していく。ベンチスコアよりも平均fpsの方がずっと重要です。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
3DMarkFireStrike21148総合 : 18594 / 上位11%ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
3DMark
TimeSpy
8541
総合 : 8267 / 上位26%
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 1920×108015510
評価 : 非常に快適
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 2560×144013093
評価 : 非常に快適
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
Final Fantasy XVベンチマーク : 1920×10808680
評価 : 快適
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
Final Fantasy XVベンチマーク : 2560×14406152
評価 : 快適
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
BIOHAZARD 625568
ランク : S(快適)
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
PSO 2PHANTASY STAR ONLINE 256519
評価 : 快適
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
SteamVR11 点
生成フレーム : 16656
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)
UnigineHeaven Benchmark2748
平均fps : 109.1
ガレリアRV5のベンチマーク(ゲーム性能)

フルHD向けのベンチマークはもちろんオールクリア。画面の大きさをWQHD(2560 x 1440)に引き上げてベンチマークを試してみても、意外とスムーズに動いてくれます。「RTX 2060 Super 8GB」はおおむね高性能です。

次はベンチマークではなく、実際にゲームをプレイした場合の性能も見てみましょう。

フルHDゲーミングのfpsを実測

ゲーム内のグラフィック設定を「最高」にして、MSI Afterburnerを使ってフレームレートを記録します。そして記録から平均フレームレートを計算して、以下グラフにまとめました。

GALLERIA RV5のゲーミング性能GALLERIA RV5フルHD(1920 x 1080) / 最高設定
  • Apex Legends
    136.2 fps
  • Call of Duty : BO4
    144.7 fps
  • CS:GO
    258.9 fps
  • Overwatch
    185.5 fps
  • PUBG
    128.6 fps
  • Rainbow Six Siege
    166.6 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    130.4 fps
  • Final Fantasy 14
    116.7 fps
  • Assassin’s Creed Odyssay
    61.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    47.5 fps
  • Deus Ex : Mankind Divided
    80.7 fps
  • Grand Theft Auto V
    80.0 fps
  • Monster Hunter World
    75.7 fps
  • NieR : Automata
    56.2 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    95.0 fps
  • Watch Dogs 2
    87.7 fps
  • Witcher 3
    83.5 fps
  • 黒い砂漠
    101.4 fps
  • 平均フレームレート
    104.5 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

もっとも一般的なモニターの大きさである「フルHD(1920 x 1080)」では、軽めのゲームなら平均100 fpsを余裕でオーバー。設定を少し落とせば平均144 fps超えも狙えます。

重たいゲームでは平均100 fpsはやや厳しいですが、平均60 fpsはクリアしています。おおむねガレリアRV5は、フルHDのゲーミングモニター(144 Hz)を使用するのに十分な性能と言っていいです。

GALLERIA RV5のゲーミング性能GALLERIA RV5WQHD(2560 x 1440) / 最高設定
  • Apex Legends
    93.6 fps
  • Call of Duty : BO4
    88.3 fps
  • CS:GO
    257.2 fps
  • Overwatch
    124.9 fps
  • PUBG
    91.7 fps
  • Rainbow Six Siege
    107.8 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    85.1 fps
  • Final Fantasy 14
    89.5 fps
  • Assassin’s Creed Odyssay
    49.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    32.8 fps
  • Deus Ex : Mankind Divided
    57.7 fps
  • Grand Theft Auto V
    77.8 fps
  • Monster Hunter World
    48.2 fps
  • NieR : Automata
    52.8 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    64.0 fps
  • Watch Dogs 2
    74.2 fps
  • Witcher 3
    64.3 fps
  • 黒い砂漠
    73.5 fps
  • 平均フレームレート
    75.0 fps

フルHDより一回り大きいWQHD(2560 x 1440)に引き上げると、一部のゲームは動作がかなり重たいです。ただ、FPSゲームは基本的に平均60 fpsを超えて、100 fps近いです

若干物足りなさはあるものの、横長なワイドモニター(アスペクト比が21:9あるようなモニター)でゲームができる性能はあります。15万以下のゲーミングPCとしては、かなり頑張っている性能です。

CPU性能とコンテンツ作成能力

ガレリアRV5に搭載されているCPUは「Ryzen 5 3600」(本レビュー機では3600X)です。最大4.4 GHzで動作する6コア12スレッドのCPUなので、ゲーム用途だけでなく、クリエイティブなタスクでも高パフォーマンスを期待できます。

まずは定番のCPUベンチマークから順番に検証してみましょう。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
Cinebench R15シングルスレッド性能199 cbやや速いガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
Cinebench R15マルチスレッド性能1581 cbやや速い
CPU-Zシングルスレッド性能513.7速いガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
CPU-Zマルチスレッド性能4153.0やや速い
Geekbench 4シングルスレッド性能5288やや速いガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
Geekbench 4マルチスレッド性能26345やや速い
PCMark 8Home / 日常的なアプリ5732上位1%ガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
PCMark 8Creative / 写真や動画編集9263上位1%ガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
PCMark 8Work / オフィスワーク6174上位1%ガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
x264 Handbrake平均処理フレーム数90.20 fpsやや速いガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
x265 Handbrake平均処理フレーム数44.32 fpsやや速いガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
7-Zip / 圧縮40894 MIPS速いガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)
7-Zip / 解凍43491 MIPS速い
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度763.5 ms速いガレリアRV5のベンチマーク(クリエイティブ性能)

なかなか速いです。スコア的にはCore i7 8700とCore i7 9700Kの中間くらいの性能を示しました。値段はCore i7より1ランク安いので、コストパフォーマンスの高さはさすがと言ったところです。

動画エンコードの処理速度(x264)

過去ちもろぐでレビューを行ってきたゲーミングPCと、動画エンコード速度の比較をまとめてみると、価格が1~2万円も高い「XV」や「ZT」の真ん中に食い込んでいます。

ガレリアRV5のコストパフォーマンスはとても良いです。

レンダリング時間「Blender」

ガレリアAXFのクリエイティブ性能(ベンチマーク)

無料で使える有名なレンダリングソフト「Blender」にて、BMWプリセットを読み込んでレンダリングを行い、処理が終わるまでの時間を計測してみた。

Blenderの処理速度を比較

計測結果は3分58秒(238秒)でした。Core i7並に速いです。

画像編集「Photoshop CC」

ガレリアZGを実機レビュー(写真)

クリエイティブなタスクと言えばAdobeが有名。その中でも特に有名な「Photoshop CC 2018」の処理速度を、バッチファイルを使い実際に動かして計測しました。

マシンGALLERIA RV5GALLERIA ZT
CPURyzen 5 3600XCore i7 9700K
グラボRTX 2060 Super 8GBGTX 1660 Ti
メモリ16GB16GB
総合スコア926.8 /1000937.4 /1000
一般処理のスコア86.683.8
フィルタ系のスコア94.798.6
Photomergeのスコア100.8103.9
GPUスコア95.298.2

価格が1.5万円ほど高い上位モデル「ガレリアZT」と比較してみると、ガレリアRV5のPhotoshop性能はほぼ同じくらいに追い詰めてます。間違いなくコスパが良いのはガレリアRV5ですね。

マシンGALLERIA RV5GALLERIA ZT
CPURyzen 5 3600XCore i7 9700K
GPURTX 2060 SuperGTX 1660 Ti
RAM16GB16GB
総合スコア926.8937.4
一般処理のスコア86.683.8
フィルタ系のスコア94.798.6
Photomergeのスコア100.8103.9
GPUスコア95.298.2
テストの詳細結果
RAW画像の展開3.74.14
500MBへのリサイズ1.421.58
回転1.30.92
自動選択10.2811.87
マスク3.363.58
バケツ1.551.91
グラデーション0.410.37
塗りつぶし13.7415.8
PSD保存7.879.5
PSD展開2.92.54
Camera Raw フィルタ6.015.53
レンズ補正フィルター16.5315.29
ノイズ除去17.2618.01
スマートシャーペン20.0918.98
フィールドぼかし16.2715.12
チルトシフトぼかし15.2614.33
虹彩絞りぼかし16.6215.54
広角補正フィルター18.4318.77
ゆがみツール(Liquify)8.998.86
Photomerge(2200万画素)80.0276.19
Photomerge(4500万画素)103.91102.63

※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。

ゲーム配信「OBS」

ゲーム配信ソフトで特に有名な「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使って、ガレリアRV5の配信性能を検証します。

OBSの設定画面
ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)

検証方法はFinal Fantasy 14:紅蓮のリベレーター(最高設定)の序盤1分を、フルHD(1080p 60fps)で配信と録画を行い、どれだけのゲーム映像をちゃんと配信できたかをチェック。

検証は2パターン行います。CPUで録画配信をした場合(設定は4つ)と、グラボで録画配信をした場合(設定は2つ)の2パターンで、合計6つの設定です。

なお、ゲームプレイ時のフレームレートは144 fpsを上限に設定して、快適なゲームプレイと配信の両立ができるかどうかをチェックします。

OBSで録画と配信(144 fps制限)
設定レンダリングラグエンコードラグ平均fps
CPUでsuperfast17.3%1.0%108.6 fps
veryfast7.1%0.1%100.5 fps
faster0.3%30.4%83.8 fps
fast0.5%62.8%90.3 fps
グラボでPerformance40.7%74.9%123.7 fps
Quality39.0%78.6%123.4 fps

6コアCPUだと、やや画質が粗い「veryfast」品質での配信が精一杯です。

やはりリアルタイムでのゲーム配信には、最低でも8コアCPUが欲しいところです。よって余裕ある配信環境を求めている人は、上位モデルの「ガレリアAXF」や「ガレリアZZ」を検討する必要があります。

ストレージ性能と詳細

ガレリアRV5の標準ストレージは「256GB SSD + 1TB HDD」です。搭載されているSSD / HDDの詳しい情報や、その性能を検証します。

ストレージSSDHDD
詳細情報ガレリアRV5のベンチマーク(ストレージ性能)ガレリアRV5のベンチマーク(ストレージ性能)
ベンチマークガレリアRV5のベンチマーク(ストレージ性能)ガレリアRV5のベンチマーク(ストレージ性能)

SSDは製品名などが表示されないですが、中身をチェックした際にPhison製と分かっています。読み込みは3096 MB/s、書き込みは1047 MB/sあり、普通のSATA SSDより2~6倍ほど速いです。割とそのままでも使える性能です。

ただ、個人的には信頼性の観点からSSDを作っているメーカーの純正品を推奨しています。予算に余裕があるなら、カスタマイズから「Samsung SSD 500GB」や「Intel 545s 512GB」などを選ぶと安心です。

HDDは東芝の「DT01ACA100」が入っていました。東芝DTシリーズは信頼性が高いことで知られるHGSTが製造しているので、安価なデータ保存用HDDの中では比較的信頼できます。性能は読み込みが209 MB/s、書き込みが208 MB/sでそこそこ速いです。

ただ、信頼性が高いとはいえ東芝DTシリーズの用途はあくまでデータ保存向け。動画編集やゲーミングなど、頻繁にアクセスするような使い方は避けた方が無難です。

エアフロー

GALLERIA RV5の温度(サーモグラフィー)

サーモグラフィーカメラを使って「ガレリアRV5」の内部温度を撮影しました。フロントパネル側に吸気ファン、背面に排気ファンがあるため、基本的なエアフローは問題なく生成されています。

内部コンポーネントの温度

GALLERIA RV5の温度(サーモグラフィー)

マザーボードのVRMフェーズ回路まわりの表面温度は、ゲーミング時で46~47℃でした。CPUクーラーがマザーボードに向かって風を吹き付けるため、熱処理は良好。動作不良を起こす可能性は極めて低い状態です。

GALLERIA RV5の温度(サーモグラフィー)

電源ユニットの内部温度は、40~42℃前後です。ガレリアRV5の消費電力はせいぜい250~260 Wがいいところなので、容量650 Wに対して余裕です。

もちろん、予算的にもう少し行けるなら、カスタマイズから約8000円で選べる「AS-700(FSP製)」も選択肢。FSP製の電源ユニットは平均以上の品質ですし、AS-700は変換効率が最大91%に達する効率の良い電源です。

容量が700 Wあるため、将来のパーツ増設やまるごと組み換えなどに備えることができます。そのまま使うなら標準の電源ユニットで特に問題はないですが、将来性や信頼性を取るならAS-700を選んで後悔はしないです。

ゲーミング時の動作温度をチェック

ゲームにしてはCPUへの負荷が大きい「FINAL FANTASY XV」を実行している時に、CPUの温度を計測してみました。

GALLERIA RV5のCPU温度

Ryzen 5 3600Xの温度は最大73℃(平均62℃)でした。特に問題ないです。

ゲーム配信や動画エンコードでは、75~78℃をうろうろとします。Ryzen 5 3600Xは温度が上がりすぎないように、自動的にクロック周波数を調整するため割と温度は上がりにくいです(80℃前後で止まりやすい)

GALLERIA RV5のグラボの温度

グラフィックボード(RTX 2060 Super 8GB)は、最大80℃(平均77℃)でした。動作に問題ない範囲で冷えていますが、デュアルファンの割には冷えが悪い印象があります。

静音性能を騒音計で検証

GALLERIA RV5の動作音を計測

校正済みのデジタル騒音メーターを使って、ガレリアRV5の動作音(騒音レベル)を計測します。ケースパネルを閉じて、50 cmくらい距離をとって計測を行いました。

GALLERIA RV5の動作音(ノイズレベル)
  • PC起動前:31.6 dBA(極めて静か)
  • アイドル時:41.1 dBA(普通)
  • ゲーミング:44.8 dBA(ちょっと騒音)

それぞれの中央値(平均ではなく、一番多かった数値)をまとめました。傾向として、ガレリアブランドは静音性には優れていないことが多いです※。コスパ重視で構成されるため、性能に関係ないパーツは安く済ませてあります。

今回検証したガレリアRV5も例外ではなく、静音性はイマイチでした。ゲーム時には45 dBA前後になっていて、例えるなら扇風機の「中」モードくらいに相当する動作音です。

ゲームをする時はヘッドセットをおすすめしたいですね。

※過去のレビューに基づいた傾向です。稀にものすごく静かなガレリアもありましたが、個体差だと思われます。基本的には普通な動作音が多いです。

「GALLERIA RV5」レビューまとめ

GALLERIA RV5のレビューまとめ
GALLERIA RV5

CREATVEマルチタスク性能93/100

GAMINGゲーミング性能89/100

SILENCE静音性72/100

EXTENSION拡張性78/100

COSTコストパフォーマンス98/100

90
RANK:S+
PROSメリットと強み
  • ゲーミングモニターOKです
  • 横長なワイドモニターも行けそう
  • 一回りコンパクトなPCケース
  • 軽いゲーム配信ができるCPU性能
  • コストパフォーマンス凄い
  • 「翌日出荷」に対応
CONSデメリットと弱み
  • かなり普通な動作音
  • コンパクトケースゆえ拡張性は控えめ
  • 高画質な配信はキツイ
CONCLUSIONGALLERIA RV5 / レビューまとめ

イマイチ存在感の薄い「ガレリアRV5」は、お値段以上のパワフルなゲーミング性能とクリエイティブ性能を提供してくれる、コストパフォーマンス特化型ゲーミングPCです。価格が1~2万円も高いガレリアZTやXVに対して互角かそれ以上の性能なので、コスパ派にとって非常に心強い味方なのは間違いありません。

一方で、コスパに特化しただけあって弱点もあります。1つはグラフィックボードはかなり価格を削ったモデルを使っているため、動作音が大きいこと。もう1つはCore i7並の性能とはいえ、高画質なゲーム配信には性能不足なこと。

要するにガレリアRV5は性能に対するコスパを最大化させたゲーミングPCなので、ゲーム性能に直結しない部分はしっかりとコストカットされています。静音性や配信性能を求めるなら、上位モデルを選ぶほかありません。

税込15万円以下で最高のパフォーマンスが欲しい人には、ガレリアRV5は非常に魅力的です。ゲーミングモニターを使えるほどゲームはヌルヌルと動作し、PhotoshopなどのクリエイティブタスクはCore i7並にサクサク動きます。

予算15万で選ぶなら、今のところ最高のゲーミングPCかもしれません。

以上「ガレリアRV5をレビュー:コスパ100%特化型なゲーミングPC」でした。


他におすすめなガレリアは?

税込みで15万円を下回るガレリアとして、RV5はトップクラスに優秀です。よって他におすすめとなると、もっと上位のガレリアか、一部パーツのランクを下げて更に下位のモデルを選ぶことになります。

GALLERIA RT5

ドスパラ / CPU : Ryzen 5 3600 / メモリ : DDR4-2666 8GB / グラボ : GTX 1660 Ti / SSD : 240GB

ゲーミングモニターを使わないなら、グラフィックボードをGTX 1660 Tiにランクダウンさせた「ガレリアRT5」がちょうど良いです。平均60 fpsは難なく動く性能で、CPUはCore i7並に動くRyzen 5 3600を搭載。価格は2万下がってコスパが更に凄いです。

GALLERIA AXF

ドスパラ / CPU : Ryzen 7 3700X / メモリ : DDR4-3200 16GB / グラボ : RTX 2070 Super 8GB / SSD : 512GB (NVMe)

ゲーム実況配信をもっとサクサクしたい、一般向けではトップクラスなCPU性能が欲しい。という人には、Ryzen 7 3700XとRTX 2070 Super 8GBを搭載する「ガレリアAXF」がイチオシです。こちら、20万円以下で最強のガレリアになります(記事執筆時点で)

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7 件のコメント

  • レビューお疲れ様です
    3600から3600Xに無償アップグレードが来てるのはいいですね、3600でも割と行けますがゲームに使うならやっぱりクロックが伸びる方がシングル性能が伸びてありがたいですし
    マザーボード、B450になってたんですね…(公式通販の製品仕様だとB350表記になってるので)

    • なんだかんだスピードは速いので十分に使えるとは思いますが、やっぱり人にオススメするならSamusungやIntelなど純正品の方が安心感があります。

  • レビューお疲れ様です
    Ryzen2の中でもいまいち影が薄かった、3600Xと3800X
    どこも余っている感じですね
    ツクモなんかも今は、3600XとB450を購入すると7000円引き
    値段次第では3600よりも光るかもしれませんね

  • Cinebench R15 シングルコア199cbでも「やや早い」なんだ….
    時代の進化を感じますね….第1世代のRyzen5はシングル150cbくらいだったのに….

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