「ガレリアXV」を実機レビュー:ドスパラ売れ筋No.1の実力




2018年現在、ドスパラで一番売れているゲーミングマシンが「ガレリアXV」です。以前ドスパラで1位に君臨していた「ZV」の後継機で、ほぼ同じゲーミング性能を更に安く提供しているのが最大のウリだ。

本レビューでは、売れ筋No.1の「XV」の実力がどれほどのものなのかを実機検証してみたい。

「GALLERIA XV」概要

2017年の頃、ドスパラのゲーミングPCで一番売れていたのが「ガレリアXF」でした。そして2018年、CPUとグラボが一段格上のモノにアップグレードした後継モデル「ガレリアXV」が登場。

本レビューを執筆した時点では、後継機のガレリアXVはドスパラのゲーミングマシンとして売れ筋No.1の超人気モデルに上り詰めています。…XVのスペックは以下の通り。

スペックGALLERIA XV本レビューのカスタマイズ
CPUCore i7 8700
GPUGTX 1070 Ti 8GB
冷却静音パックまんぞくコース
※120mm中型空冷ファン
CPU水冷モデル
※120mmラジエーター
メモリDDR4-2400 4GB x2(8GB)8GB x2(16GB)
マザーボードIntel H370搭載 ATXマザーボード
ストレージ640GB SSD(キャンペーンで変動)
2TB HDD
ドライブDVDドライブ
電源500W 静音電源(80+ Bronze認証)
保証1年間 持込修理無料
スペック表は2018/5時点の製品ページに基いてまとめたので、最新のスペックは公式サイトで確認するようにしてください。

標準カスタマイズでも中々のスペックを誇り、その割に販売価格は意外と抑えられている印象(16万前後ですが、変動するので正確な価格は公式ページで確認してください)。

そして気になるのがメモリの容量。「8GB」だとマルチタスクに支障が出るし、これだけのスペックを持つマシンならやっぱり「16GB」は欲しいのでカスタマイズで追加した。

次に「CPU水冷」を施した。普段は標準のままにしているが、+5000円の水冷化でどこまで「冷却性能」と「静音性」を得られるのか。空冷との比較・検証もかねて、水冷カスタマイズをしている。

では、スペック解説はこれくらいにして…実機レビューの方に行こうと思います。以下に目次をまとめたので、確認したいところだけを読むのもOKです。

GALLERIA XVを開封レビュー

開封 & 付属品のチェック

「GALLERIA」のロゴがでかでかと印刷された、存在感のある段ボール箱が届きました。重量は約14kgほどあるので、運ぶ時に落とさないように注意です。

梱包はしっかりと。分厚いクッション材で上下からハンバーグにされています。PC本体とかなりスペースの余裕が取られているので、配送時に多少…段ボールが凹んでも本体が傷つくことは「まずない」。

GALLERIA XV本体、キーボードの入っている箱、付属品が入っている箱。合計3個の箱が入っています。

  1. GALLERIA限定ゲーミングキーボード
  2. GALLERIA限定ゲーミングマウス
  3. 電源ケーブル
  4. PowerDVD 12のインストールディスク

ドスパラは付属品として、キーボードとマウスが付属してくるのが嬉しいところ。

キーボードは割りと重量感のある、しっかりとした作りです。スコスコとした打ち心地で、角度スタンドもあるのでタイピングには十分。ゲーミングもこだわりが無ければ実用上問題なし。

ただし、マウスはちょっと微妙です。流線型のデザイン、5ボタン搭載、DPI調整ボタン搭載など。付属品として見ると十分な品質なのですが、やっぱりゲーミング用としては性能不足。

PUBGやFortniteなど、バトロワ系TPSをプレイするつもりなら「Steelseries RIVAL 100」や「Logicool G PRO」など。専門メーカーの作るゲーミングマウスを使うのが無難。

外観のチェック

左側面。右上のスリット(穴)は、外気を取り込みやすくして冷却性能を高めるための工夫。

前面。うーん…何度も目にした光景ですが、やっぱりガレリアは「無骨」なデザインですね。飾りすぎず、かと言って安っぽいわけでもない、バランスの良いところ。

フロントパネルのインターフェイスは5種類。

  1. USB 3.0 x2
  2. SDカードリーダー
  3. ヘッドホン入出力
  4. リセットボタン
  5. 起動ボタン

もっぱらフロントパネルのUSBは、ポータブルストレージ用に使うことが多い。キーボードやマウスはリアパネル(背面)に挿し込んでいる人が多いので、2個もあれば十分かと。

右側面。中のパーツが視認できるほど大きなスリットがバーンと開いているのが特徴。ここにカスタマイズで140mmファンを最大2個、取り付けることが出来る。

とはいえ、標準カスタマイズでケースファンはフロントに1個、トップに1個、リアに1個で合計3個も搭載してエアフローは確保済みなので、あえて追加する必要はないだろう。

背面。しっかりと黒塗りが施されています。

リアパネルのインターフェイスは9種類。

  1. USB 2.0 x2
  2. PS/2コネクタ
  3. DVI-D
  4. D-sub
  5. HDMI
  6. USB 3.1 Gen2 x2
  7. USB 3.1 Gen1 x2
  8. LANポート
  9. ヘッドホン入出力

USBポートは全部で6個。最大10 Gbpsで転送が可能なUSB 3.1 Gen2も用意されています。ポータブルSSDの性能を無駄なく使いたい時に役立つと思います。

グラフィックボードの端子は5つ。

  1. Display Port
  2. Display Port
  3. HDMI
  4. Display Port
  5. DVI-D

Display Portが多めなので、マルチディスプレイを構築したい人は変換コネクタなどで対応する必要はありそう。

とはいえ、ゲーマーさんで3画面以上を使う人は稀なので必要十分なコネクタだと思います。高性能なゲーミングモニターならDisplay Port対応が当たり前の状況ですし。

トップにはケースファン用のスリットが開けられている。標準で120mmファンが一つ搭載済み。ここからホコリが内部に入り込むため、あまり掃除をしない人は防塵フィルターの装着をオススメします。

中にホコリが入るのをかなり防ぐことが出来るので、PC内部にホコリが溜まりにくく、掃除の頻度を減らせるよ(筆者の経験上、ホコリは意外と悪影響を及ばさないが)

中身のパーツ

次はGALLERIA XVの内部をチェックする。

可動部分(主にファン類)に接触しないように、ケーブル類は結束バンドを用いて丁寧にまとめられています。配送時の揺れでケーブルがファンに移動してしまう…なんてことは無いから安心です。

反対側はこのようになっている。少しだけゆとりのあるスペースが確保されているので、裏配線はしやすい方かな。スペースに余裕があれば、ストレージの増設もカンタン。

ドスパラが取り付けてくれた水冷ユニットは、刻印を見ての通り「ASETEK」というメーカーが作ったモノです。「Corsairでも無いしNZXTでも無く…ASETEK?」聞きなれない名前に聞こえるが心配はない。

ASETEKはデンマークのメーカーで、実は簡易水冷ユニットのOEM供給を行うメーカーとして世界最大級だったりする。簡易水冷で有名なコルセアにもOEM供給を行っている(要するにコルセア = ASETEK)。

ラジエーターは実測で「120mm」。CPUの発熱をホースでラジエーターまで運んで、背面に取り付けられた120mmのファンで直接ケース外に飛ばせるのが空冷ファンとの大きな違い。

空冷ファンだと、CPUの熱をそのままケース内に垂れ流しますから。今回あえて5000円プラスして水冷にしたのは、熱の出し方で実際にどれくらい冷却性能が変化するのかを確認したかった。

標準搭載の電源ユニットはDELTA製の「GPS-500 EB D」。容量500Wで、80 PLUS Bronze認証を受けているため一定の品質は担保されています。

認証レポートも提出済みで、透明性に問題なし。ただし、出力(波形)がややブレているので価格相応の電源ユニットといったところです。

初心者もち
これは信頼できる電源なの?

GALLERIA XVの消費電力はザックリ300W前後になるため、500Wに対して60%くらい。電源ユニットにとって40~60%あたりが居心地の良い場所になるので、実運用上は大した問題ではない

自作歴22台のやかもち
GALLERIA XVの負荷なら、さほど問題は無いな~。

ATX対応のケースなので、拡張性は抜群。DVDドライブなどを入れられる5.25インチベイが計5個、SSDやHDDを入れられる3.5インチベイも同様に計5個ある。

マザーボードは「ASUS PRIME H370-A」という製品で、コスパ重視の無難な構成のマザボ。定格運用が前提のオーバークロックできないCPUなら、問題なく運用できるマザボです。

そしてマザーボード側のインターフェイスも必要十分。

  1. PCI Express 3.0 x1
  2. M.2スロット
  3. PCI Express 3.0 x16(使用済み)
  4. PCI Express 3.0 x1(使用済み)
  5. M.2スロット
  6. PCI Express 3.0 x16
  7. PCI Express 3.0 x1
  8. PCI Express 3.0 x1
  9. SATA 3.0(空き3本)

後からグラフィックボードを追加で挿したり、キャプチャボードやサウンドカードの導入が可能です。SATAは3本空いているので、ストレージの拡張性も十分。

メモリースロットは4本。残り2本空いているので、追加で最大32GBの増設が可能。

グラフィックボードはドスパラ御用達の「Palit Microsystems」製のデュアルファンモデル。世界最大級の圧倒的な生産量で単価を抑え、OEM向けに大量納入しているメーカーです。

ドスパラのゲーミングBTOが安い理由の一つでもありますね。肝心の冷却性能と静音性については、後ほど検証したデータを紹介する。

前面のDVDドライブの右上に貼られているロゴステッカー。

「GALLERIA XV」のゲーミング性能を検証

GALLERIA XVがどれほどのゲーミング性能を発揮できるのかを検証する。ありがちなレビューではベンチマークスコアのみを掲載して終わりがちだが、本レビューでは。

  • 実際にゲームを動かして、フレームレートを計測する

という方法も含めて、GALLERIA XVの性能を検証します。「FireStrikeで10000点も出せる。」より「PUBGが平均60fpsで動く。」の方が、よほど直感的に分かりやすいからね。

3DMark

グラフィックボードのベンチマークといえば「3DMark」と言うくらい、国際的にも国内でも有名なベンチマークソフト。重たいグラフィックを描写させ、フレームレートから「スコア」を求める仕組み。

FireStrike

フルHD向けのプリセット「FireStrike」だと17559点でした。グラボのみのスコアは「19850点」です。上位8%に食い込む性能。

TimeSpy

次はFireStrikeより更に重たいDX12に基づくプリセット「TimeSpy」。スコアは6740点で、GPUスコアは「6607点」。上位31%の性能なので、平均よりもずっと上に位置している。

FINAL FANTASY XIV : 紅蓮のリベレーター

最高品質に設定して実行。スコアは16700点で非常に快適という結果に。

FINAL FANTASY 15

PCゲームとしては、2018年時点で最高クラスに重たいのがFF15だ。「高品質」だと6707点で「とても快適」な動作とのこと。

BIO HAZARD 6

スコアは26445点で余裕の「Sランク」。

PHANTASY STAR ONLINE 2

PSO2は83805点。100fpsをザラを超える、圧倒的な快適動作。

モンスターハンターフロンティア

こちらも古いゲーム。スコアは43137点で余裕の動作。

Unigine Heaven

フルHDゲーミング向けのベンチマーク。FireStrikeと同じく、かなり高負荷なテストが出来るので厳しめの結果を出してくれます。

  • プリセット:カスタム
  • API:DirectX11
  • 品質:ウルトラ
  • テセレーション:エクストリーム
  • アンチエイリアス:8倍
  • 解像度:フルスクリーン & フルHD

設定は可能な限り「最高」にしている。

結果は「平均100.3fps」でした。このテスト結果はほとんどのフルHDゲーミングを、問題なく3桁fpsレベルでこなせることを示唆する。

SteamVR

VRゲーミングが可能かどうかをテストしてくれる「Steam VR Performance Test」。結果は「VRレディ」(12974フレーム)で、忠実度はほぼ最大値の10.9に達している。


定番ベンチマークを用いた検証はここで終了。次からが本命の動作フレームレートのチェックです。合計で16個のゲームを検証したので、かなり参考になると思います。

CS:GO

Counter Strike : Global Offensiveは2012年にロンチされたFPSタイトルだが、1日あたり50万人にプレイされる超人気タイトルの一つです。グラの質は普通レベルなので十分に動くはず。

ウルトラ設定にて、平均フレームレートは「266.9」。200fpsをほとんど割らない圧倒的なフレームレートを叩き出し続ける。これなら、240Hzのゲーミングモニターも使えそうだ。

Rainbow Six Siege

高度な近接エイムと、戦略性と即応性が求められる難易度の高いFPSタイトル。ハマる人はハマる深いゲーム性のために、ロンチから2年でじわじわと人気を増やし、今は1日10万人以上のアクティブユーザーがいる。

最高設定。マップはファベーラにて。平均フレームレートは「168.5」を記録し、ゲーミングモニターの一つの基準である144fpsを軽く超えています。

PUBG(PlayerUnknown’s BattleGrounds)

バトルロイヤルゲームで最も成功したPUBG。今も圧倒的な人気を誇っていて、アクティブユーザーは150万人をザラに超える。PUBG目当てでPCを買う人が多いので、絶対に検証する必要があるゲーム。

3つのグラフィック設定で計測しました。

  • 「ウルトラ」:103.5 fps
  •  「中」:137.2 fps
  •  「非常に低い」:142.7 fps

ウルトラ設定だと平均100fpsが良いところですが、少し画質を落として「中」にすれば簡単に140fpsに迫る。GALLERIA XVなら、ゲーミングモニターを使ってPUBGを快適にプレイ可能だ。

なお、PUBGにおすすめなゲーミングモニターは「BenQ XL2411P」。ハードウェアレベルでのReShade機能を備え、144Hz駆動が可能な「機能とコスパを両立」した逸品です。

Fortnite : Battle Royale

Epic Gamesが開発したバトルロイヤル系のTPS。無料で遊べるということや、ビルディング(建築)という要素によって独特のゲーム世界を築き上げているのが特徴。気づけば1日300万人以上のアクティブユーザーを抱える巨大タイトルですね。

画質を「エピック」にして計測。平均128.1fpsで動作。余裕です。

Overwatch

オーバーウォッチ(エピック画質)は平均105.8fpsで動作。

黒い砂漠

おそらく世界でもっとも人気のあるMMORPGの一つです。繋ぎ目の無い、広大なオープンワールドを持つのが特徴で、筆者も1年くらいはどっぷり浸かってました。

3種類のグラフィック設定にて、負荷の重たい都市部も含めて馬で全力疾走しました。

  • 最高仕様β:93.9 fps
  • Very High:141.1 fps
  • Middle:163.9 fps

まぁ…余裕ですね。最高仕様βを入れても、平均94fpsで動作しているので黒い砂漠の美麗オープンワールドを苦なく堪能できます。

実用上十分なグラフィック設定である「Very High」だと、一気にフレームレートが跳ね上がって平均141fpsなのでゲーミングモニターも運用可能ですね。

Witcher 3 : Wild Hunt

1000万本以上を売り上げているロングセラーRPG。2015年のタイトルですが、今から見てもグラフィックは非常に美麗。そのため、かなりの重量級。

なお、今回は最高設定にしつつNVIDIA HairWorksを抜いて計測しています。実用上、グラへの影響が少ないオプションにもかかわらず「やたらと高負荷」なので。

結果、フレームレートは「平均74.4fps」でした。

Fallout 4

Witcher 3と同じく2015年に登場したタイトルで、MODや建築などやりこみ要素の存在から依然として根強い人気を維持しているアクションRPGの一つ。

平均フレームレートは「120.4」で問題なく動作しました。

Nier : Automata

国産タイトルとしては珍しく、GOTY(GAME DEBATEより)を受賞し200万本以上を売り上げるなど。批評的 & 商業的に成功したアクションRPGです。アクション部分はプラチナゲームズが担当していて、慣性の効いたキャラの動きが秀逸。

グラフィック設定を可能な限り「最高」にして計測した。PC版オートマタは依然として最適化が今ひとつで、グラの質の割には重たいゲームだが。

GALLERIA XVは平均59.3fpsで、ほぼ上限(仕様で60fps制限になっている)に張り付いた状態でニーアオートマタを動作して見せた。

Rise of Tomb Raider

2016年に登場した、リブート版トゥームレイダーシリーズの最新作。

設定は「規定:最高」「DirectX12有効化」。フルHDは「平均118.5fps」でした。オブジェクト数の多いマップでも100fps前後を維持しているので、安心して遊べます。

Grand Theft Auto V

全世界で9500万本以上を売り上げた、超人気タイトル。南カリフォルニアをモデルにした、超広大なオープンワールド「ロスサントス」を舞台に好き放題やるゲーム内容。運転して街を眺めるだけでも結構楽しい。

ほとんどの設定を「超高」にしますが、極端にフレームレートが出なくなる「MSAA」だけ抜いています。さほどグラ品質に影響するわけでもないオプションですから。

結果はこの通り。平均フレームレートは「145.1」で、非常に快適。

Metal Gear Solid V

MGSシリーズで初めてオープンワールドを取り入れたMGS V : TPP。デタラメに面白いゲームですが、プロットの全てをゲーム化できていないのが惜しい作品。でもプレイする価値は大きい。

平均59.9fpsで動作。MGS Vは60fps上限なので、99.9%以上のシーンでほぼ上限のフレームレートを叩き出していることになる。

Watch Dogs 2

有名なハッカーアクション「ウォッチドッグス」の続編にあたるタイトル。

ウォッチドッグス2はやや重たいゲームです。特に都市部ではフレームレートが出づらくなるが、それでも平均77.1fpsで60fpsを大きく上回っています。至ってスムーズな動作。

DOOM 2016

ホラーFPSの金字塔である「DOOM」シリーズ最新作。ホラー要素が消え失せ、次から次へと湧いて出てくるデーモンたちをひたすら狩りまくるだけの爽快アクションゲーになっている(でも楽しい)。

グラフィック品質の割には意外と軽く動作してくれるDOOM。フルHDだと「平均161fps」で、圧倒的なヌルヌル動作を実現した。

Deus Ex : Mankind Divided

かなりの重量級タイトルで知られる「Deus Ex : Mankind Divided」(DXMD)。

平均フレームレートは86.9fpsで、意外と良好な動作でした。

マインクラフト

もう知らない人はいないくらい、超有名なサンドボックスゲーム「マイクラ」。1億本以上を売り上げており、今もその人気が衰える様子は全く無い。

検証には筆者やかもちが、マイクラを始めた頃にシングルプレイで黙々と作っていたマップを使います。このマップはバイオームをいくつか跨ぐ中規模の都市で、地下街もある。

かなり建築が入り組んでいるマップなので、生成してばかりの新品マップと比べれば遥かに「重たい」。

Optifineのみを導入した状態で、2つの描画距離(16チャンクと32チャンク)にて計測。

  • 16チャンク:平均472.8 fps
  • 32チャンク:平均143.3 fps

シェーダーも入れていない状態なので、さすがに余裕でした。重たいマップでも軽く動くので、MODなどの導入も心配ないだろう。

次はKUDAシェーダーを入れて計測。描画距離16チャンクだと「平均82.1fps」で、32チャンクにすると「平均41.9fps」でした。シェーダーを入れるとやっぱり重たいね。

シェーダーを導入してプレイする場合は、16チャンクを限度にした方が良いかもしれません。スクリーンショットを撮影する時だけ32チャンクにする、という具合。

検証したベンチマークとゲーミングをまとめ

ベンチソフトスコア
FireStrike17559
TimeSpy6740
FFXV(紅蓮):最高16700(非常に快適)
FFXV:高品質6707(とても快適)
BIO HAZARD 626445(Sランク)
PSO283805(快適に動作)
MHF43137
SteamVR12974(VRレディ)
ゲーミング平均フレームレート
Unigine Heaven100.3 fps
CS:GO266.9 fps
Rainbow Six Siege168.5 fps
PUBG(非常に低い)142.7 fps
PUBG(中)137.2 fps
PUBG(ウルトラ)103.5 fps
Fortnite : Battle Royale128.1 fps
Overwatch105.8 fps
黒い砂漠(Middle)163.9 fps
黒い砂漠(Very High)141.1 fps
黒い砂漠(最高仕様β)93.9 fps
Witcher 3 : Wild Hunt74.4 fps
Fallout 4120.4 fps
Nier : Automata59.3 fps
Rise of Tomb Raider118.5 fps
Grand Theft Auto V145.1 fps
Metal Gear Solid V59.9 fps
Watch Dogs 277.1 fps
DOOM 2016161.0 fps
Deus Ex : Mankind Divided86.9 fps
マインクラフト(描画16)472.8 fps
マインクラフト(描画32)143.3 fps
マインクラフト(KUDA / 16C)82.1 fps
マインクラフト(KUDA / 32C)41.9 fps
軽いゲーム(平均)199.0 fps
重いゲーム(平均)91.0 fps

ここまでのベンチマーク結果と動作フレームレートを全てまとめた。

フルHDゲーミングの場合、軽めのゲームなら平均199.0fpsで動作した。リフレッシュレートが144Hzを超える、高性能なゲーミングモニターであってもほぼ100%無駄なく性能を発揮できる状態です。

Witcher 3やWatch Dogs 2など、重たいゲームを含めても平均91.0fpsを記録。平均60fpsを優に超えており、安定性は抜群。常時60fps以上を維持したい人にとっては嬉しい性能。

自作歴22台のやかもち
さすが人気No.1モデルという感じ…。性能において不満はほとんど無いね。

CPU性能とベンチマーク結果

ゲーミングPCは「大は小を兼ねる」の代表的な存在。なので、ゲーミング以外の分野でもどれくらいの性能を発揮できるのか、各種ベンチマークと動作実測で検証。

ベンチマークGALLERIA XV結果画像
Cinebench R15 – Single199 cb
Cinebench R15 – Multi1415 cb
CPU-Z / Single457.3
CPU-Z / Multi3701.6
Geekbench 4 / Single5643
Geekbench 4 / Multi24580
PCMark 8 / Home5900 / 上位1%
PCMark 8 / Creative9443 / 上位1%
PCMark 8 / Work5736 / 上位2%
x264 Handbrake84.21 fps
x265 Handbrake43.11 fps
x265 HWBOT44.93 fps
7-Zip / 圧縮39871 MIPS
7-Zip / 解凍37653 MIPS
Mozilla Kraken 1.1941.2 ms

「Core i7 8700」は想像以上に高性能です。高負荷時にブースト機能で4.3 GHzで動作するのですが、思っている以上に強力。定格状態のi7 8700Kと比較しても、ほぼ同格の性能を発揮している。

エンコード速度の比較処理速度
Ryzen 7 2700X(自作PCより95.23 fps
i630PA2-SP-DL(レビューより87.60 fps
ガレリアZZ(レビュー記事より86.94 fps
ガレリアXV84.21 fps
ガレリアZV(レビュー記事より70.04 fps

競合する他のライバルマシンとHandbrakeのエンコード速度(Fast 480p プリセット)を比較してみた。

8コア16スレッドを備えるRyzen 7 2700Xには、やはり負けてしまいます。しかし、Core i7 8700Kを搭載する上位マシンとは意外と接戦を演じている。

このことから分かる事実は、オーバークロックしないならCPUは「i7 8700」で十分ということ。定格状態では8700と8700Kに、大きな性能差は出ないのです…。

Blender:レンダリング速度

無料の3DCG / レンダリングソフト「Blender」を使って、実際に「BMW」というプリセットを描写させて完了するまでに掛かった時間を計測してみました。

  • ガレリアXV:5分36秒

おおむね、CPU性能通りの結果です。Core i7で5分前後、Core i5で8分前後ほど掛かります。

Photoshop CC 2018

Photoshopにはベンチマークが存在しませんが、バッチファイルを使ってPhotoshopの様々な機能を実際に「実行」し、終了するまでに掛かった時間から「点数」を算出できます。

このテストの良いところは「実際にPhotoshopを動かしている。」という点に尽きる。だから実運用から大きく乖離しない、現実的な「傾向」を叩き出せるのです。

マシンi630PA2-SP-DLGALLERIA XV
CPUCore i7 8700KCore i7 8700
GPUGTX 1080 TiGTX 1070 Ti
RAM32GB16GB
総合スコア1001.8924
一般処理のスコア9383.6
フィルタ系のスコア107.8102.7
Photomergeのスコア99.389.4
GPUスコア104.899.5
テストの詳細結果処理時間(秒)
RAW画像の展開2.863.37
500MBへのリサイズ1.331.45
回転0.961.06
自動選択12.2713.21
マスク3.73.52
バケツ2.082.02
グラデーション0.360.41
塗りつぶし10.5711.59
PSD保存4.278.07
PSD展開2.872.87
Camera Raw フィルタ5.195.61
レンズ補正フィルター14.9315.64
ノイズ除去18.7919.58
スマートシャーペン20.0221.26
フィールドぼかし14.3514.44
チルトシフトぼかし13.113.51
虹彩絞りぼかし14.5515.63
広角補正フィルター15.2516.23
ゆがみツール(Liquify)6.336.65
Photomerge(2200万画素)78.291.72
Photomerge(4500万画素)109.45115.46

以前レビューした約30万円のマシンと比較すると…、なかなか良い感じです。総合スコアは「924点」なので、92%の得点率ということ。

Photoshopを動かすのにおおむね満点に近い性能をGALLERIA XVは持っている。やっぱり、ゲーミングPCは何かといろいろな用途で応用が効くので良いですね。

ストレージ性能

GALLERIA XVは標準で500GB SSD(キャンペーンで640GBに)、2TB HDDが搭載済み。Crystal Diskを用いて、ストレージの素性と性能について検証しておいた。

ストレージSSDHDD
詳細情報
ベンチマーク

機敏な動作を実現するSSDには、驚くことにColorful製のSSDが採用されている。

この「Colorful SL500」のスゴイところは、ひとえに「安さ」です。安い割にはNANDフラッシュはIntel製で、コントローラはトランセンド製SSDで多用されるSilicon Motion製。

ここまでは良いですが、DRAMキャッシュが搭載されていません。そのため、大量かつ大容量のデータをやり取りする時に、SSDとは思えないレベルの性能に落ち込む傾向がある。

安いには安いなりの理由があるということ。…よって、他人に自信を持ってオススメできるSSDではないので、無料キャンペーンで640GBになっている場合は…

ドスパラがガレリアシリーズで頻繁に採用している「Crucial MX500」に切り替えてください。GALLERIA XVは決して安いマシンではないから、余計にCrucialにするべきです。

ColorfulのSSDは、古いノートパソコンをリノベーションする時や、予算を抑えてなんぼの格安PCを組む場合に最適なSSDであって、XVのようなハイエンドマシンのためのSSDではありません

一方のHDDは東芝製の2TB。読み書き速度ともに200 MB/sを超えているので、HDDとしては概ねトップクラスの速度に達しています。テスト中の動作音も至って静かなので優秀。

自作歴22台のやかもち
「無料で640GB、なんて太っ腹なんだ(嬉)。」なんて言ってるレビューには注意したほうが良いかも…。

エアフロー

サーモグラフィカメラ「FLIR」を使って、エアフローを撮影。CPUの熱自体は、ラジエーターが直接ケース外に出してくれるので良い感じ。

フロントの120mmファンが外気を吸い込み、それをトップの120mmファンと電源ユニットの吸気ファンが排気しているので、必要十分なエアフローが確保されている。

角度を変えて確認してもこの通り。背面から大量の熱が排出されているのがよく分かる。というわけで、背面からガンガン排熱するので、PCの後ろに少しスペースを空けておいたほうが良い。

温度

ゲーミング時のCPU温度を計測。平均63.9℃で非常に安定している。

さて、ここからが肝心なところ。ドスパラの「静音パックまんぞくコース」と呼ばれている120mm空冷と、冷却性能を比較してみる。

比較データは以前レビューした「ガレリアZV」より。計測当時の気温が13度だったので、「+15度」オフセットしています。

  • 空冷:平均68.2度 @4.4GHz
  • 簡易水冷:平均63.9度 @4.3GHz

温度差は「4.3度」。やはり120mmラジエーターでは、劇的な効果を得るのは難しいことを実証してしまった感が強い。

自作歴22台のやかもち
あえてカスタマイズしてみたが、「CPU水冷」は必要無さそうという結果に。

グラフィックボードはデュアルファンが控えめに回って、PUBG実行時に最大82度に抑えた。やはりPalitのグラボは、限られた予算内で実用上問題ないレベルに収まるように設計されているようです。

とはいえ、気温が30度を超える真夏日になると最大85度を超えてくる可能性があるので、エアコンで温度調整を忘れずに(そもそも30度超えの部屋でゲームとか健康上の心配が…)

ぼくの基準では85度以上だと「ちょっと怖い」くらいで、90度オーバーは長期運用するなら避けたい…という認識です。

騒音と静音性

冷却性能は劇的ではなかったが、「音」はどうだろう。

アイドル時(何もしていない状態)だと44~46dBAで推移。ハッキリ言って「静か」です。

ゲーミングになると、グラフィックボートのファンが回り始め、電源ユニットのファンも回転数が上がり始めるので48~49 dBA程度で推移するように。

CPUを冷やしている簡易水冷それ自体は、非常に静かな動作を実現している。逆にグラボと電源ユニットの動作音がネックになってしまった…ということです。

とはいえ、ゲーミング時に50 dBAを切る騒音値なので「普通よりはやや静か」という評価です。ケースのフタを閉じて、PCと60cmほど距離を取る置き方ならさほど気にならないレベル。

「ガレリアXV」評価まとめ

GALLERIA XV

MULTI TASKマルチタスク性能94/100

GAMINGゲーミング性能87/100

PERFORMANCEコストパフォーマンス96/100

93
RANK:SS
PROSメリットと強み
  • ガレリアZVとほぼ同等のゲーミング性能が更に安くなった
  • ゲーミングモニターをフルに活用できる
  • ゲーミング以外の用途でも余裕のあるCPUパワー
  • ガレリアXF / ZVの「最高の後継機」
  • 使い切るのが難しい、余裕のある拡張性
CONSデメリットと弱み
  • 動作音は電源ユニットのファンがネックに…よって「普通」
  • 上面ファンのホコリ対策
  • 無料アップグレード「640GB SSD」はオススメできない
CONCLUSIONGALLERIA XV / レビューまとめ

ちもろぐで2台目の「SSランク級」マシンです。以前SSランクをつけたのが「ガレリアZV」で、こちらはXFの後継機として圧倒的な進化を遂げたので高い評価を与えている。そして後から登場した本機「XV」は、そのZVの後継機にあたる。

16GBメモリ搭載時の価格はZVより約16000円も安いにも関わらず、肝心のゲーミング性能はほぼ同格の水準を維持しています。CPU性能は100 MHz低いだけで、実用上は目立った変化はなく、体感するのはほぼ不可能。

結論として「ガレリアXV」は「ZV」の最高の後継機という評価です。XF → ZVと、これさえ買えばまず間違いないというポジションを確立してきたマシンたちですが、「XV」はその中では最高峰に位置すると言える。

というわけで、マルチタスクは94点、ゲーミングに87点、そしてコストパフォーマンスは96点。総合93点の最高スコアをマークして「SSランク」という評価で決着です

「どうせ買うなら逸品を。」と考えているゲーマーにとって、ガレリアXVは「ZV」や「XF」を超えるベストな選択肢に君臨している。

以上「ガレリアXVを実機レビュー:ドスパラ売れ筋No.1の実力」でした。

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2 件のコメント

    • 悪くはないですね。GTX 1060 3GBなら、Ryzen 7 1700でも十分に性能を出し切れます。
      メインストレージがHDDではなく、SSDなら文句なしといったところです。

      …でも、Ryzen 7 1700はすでに生産終了しているので「入荷待ち」がいつ解除されるか、分かりません。

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