GALLERIA ZGを実機レビュー:RTX 2080搭載ガレリアを試す

GALLERIA ZGを実機レビュー:RTX 2080搭載ガレリアを試す

4Kゲーミングに最適だった「ガレリアZZ※」の実質的な後継モデルとして登場したのが、今回レビューする「ガレリアZG」です。ゲーミング向けCPUの「i7 8700K」を搭載し、グラボは「RTX 2080」を搭載するハイエンドマシン。

本記事では「ZG」の実力を徹底検証します。

※ ガレリアZZ(GTX 1080 Ti版)

GALLERIA ZGのスペックと概要

「GALLERIA ZG」を実機レビュー
GALLERIA ZG
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPUCore i7 8700K
冷却静音パックまんぞくコースグリス:Thermal Grizzly製グリス
※120mm中型空冷ファン
グラボRTX 2080 8GB
メモリDDR4-2666 8GB x2(合計16GB)
マザーボードIntel Z370搭載 ATX規格
SSD500GB
HDD3TB
ドライブDVDドライブ
電源750W 静音電源SilverStone SST-ST75F-PT / 80+ Platinum認証850W 静音電源Corsair HX850i / 80+ Platinum認証
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格259980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2018/10時点の製品ページに基いてまとめたので、最新のスペックは公式サイトで確認するようにしてください。

さすがに、贅沢な標準スペックです。ゲーミングから配信までそつなくこなす「i7 8700K」に、NVIDIAの最新世代TuringのハイエンドGPU「RTX 2080 8GB」を搭載しています。

メモリーは最初から16GB入っていて、SSDはまぁまぁ大容量な500GB。電源ユニットは格安のSilverStone製が入っているが、マシンの価格を考えるとCorsair製に変えても良いでしょう。

では、スペックの解説はこれくらいにして、さっそく実機レビュー(検証)を行っていきます。以下に目次をまとめておいたので、気になるところだけ読んでも構いません。

GALLERIA ZGを実機レビュー

梱包や付属品については、他のGALLERIAと大差ないので端折ります。気になる方は過去のGALLERIAレビュー記事にて確認してください。

外観とデザイン

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

いつも通り、ガレリアは無骨はデザインです。マットブラック基調で、あまりゴツゴツとしていないスタンダードなデザインは、人を選ばないので良いと思います。

そして、サイトパネルには最大120mmのケースファンを2個取り付け可能。ただ、ガレリアZGは最初からケースファンが3つ取り付けてあるため、あえて追加する必要は無いですね。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

反対側のサイドパネルには、CPUの裏側に位置するところにスリット(通気口)が空けてある。ほんの少しだけ、CPU周辺が冷えやすくなるため、心遣いとしてありがたい。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

背面はこの通り。ほぼマットブラック塗装が施されていてクール。インターフェイスパネルだけ銀色なのが、ちょっと惜しい。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

背面のインターフェイスを確認する。

  1. WiFiアンテナ取り付け口
  2. USB 3.1 Gen1 x2
  3. PS/2
  4. DVI-D
  5. D-Sub
  6. HDMI
  7. USB 3.1 Gen2(TypeC) x1
  8. USB 3.1 Gen2(TypeA)x1
  9. USB 3.1 Gen1 x2
  10. LANポート
  11. オーディオ入出力
  12. USB Type-C
  13. Display Port
  14. HDMI
  15. Display Port
端子解説
WiFiアンテナWiFiモジュールを取付可能
USB 3.1 Gen1約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeA約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeCTypeAと違って、左右対称・小型なポート
LANポートここにLANケーブルを挿すとネットにつながる
オーディオ入出力緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」
PS/2超古いキーボードやマウスを使うための端子
HDMI最近のモニターなら大抵はついてる端子
Display Port値段が高めのモニターについてる端子
DVI-D安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた)
D-Sub安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた)

USBポートは全部で6個。どれもUSB 3.1以上の規格が採用されているので、ポータブルSSD / HDDの性能をほぼ100%発揮できます。LANポートはIntel製で、信頼性が高い。

グラフィックボード側の端子は「Display Port x2」と「HDMI」の計3つしか無いので、D-SubやDVIが採用されている古いモニターを使う場合は変換コネクタが必要になるので注意。

MacLab. / 相性保証30日間 / 金メッキ仕様

筆者が使っている変換コネクタは無難ですが、Maclab製です。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

前面を見てみる。ガレリアらしい、ビシッとした直線的で無骨な印象が良い。ある意味、人を選ばないデザインなので万人向けですね。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

フロントパネルには、必要十分なインターフェイスが揃っている。

  1. USB 3.1 Gen1
  2. USB 3.1 Gen1
  3. SDカードスロット
  4. イヤホン入出力
  5. 再起動ボタン
  6. 電源ボタン

USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットや、ポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

天面をチェック。幅140mmのメッシュ(通気口)が用意されており、ケースファンを取付けることもできる。標準で140mmケースファンが既に取り付けてあります。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

そして天面は平面なデザインになっているため、モノを置くスペースにもなる。ただし、ケースファンの排気を遮らないようにモノを置く必要はある。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

底面にも、通気口が用意されていて通気性は非常に良い。前面側の下部に入っているスリット(隙間)から、吸気ファンで外気を取り込むことが出来る構造です。

あと、底面の四方に取り付けられている足は「インシュレーター」と呼ばれるモノで、単なる滑り止めとしての効果だけでなく、振動を吸収して内部のPCパーツへの負荷軽減にも一役買っている。

中身をチェック

次はフタを開けて、GALLERIA ZGの中身をチェックしていく。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

配線はちょっとダラ~んとしているように見えるが、可動部分(ファンなど)に触れないように配線されているので必要十分。逆にガチガチに配線されても外す時が面倒くさいので、これくらいが丁度いい。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

反対側も開封。やや狭い裏配線スペースと、3.5 / 2.5インチベイに取り付けたストレージ類へ配線できるようになっている。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

なお、光学ドライブやストレージを設置できる「マウントベイ」は、標準カスタマイズの時点で5.25が4個と3.5(2.5兼用)が4個空いていました。必要十分な拡張性が確保されています

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

電源ユニットをチェック。ファン口径は標準的な120mmです。雪印のロゴマーク…ということは、SilverStone製の電源ユニットですね。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

SilverStone製「SST-ST75F-PT」。80 PLUS Platnium認証を取得している電源で、最大92.51%の効率を実現できる。

効率だけを見ると、なかなか優秀な電源ですが、価格はとても安く抑えられており、部品をかなり削っています。そのためリップル電流が大きめで、加えて50%を超える負荷では発熱が大きい。

価格だけに着目すれば良い電源ユニットと言えるものの、GALLERIA ZGの価格を考えると、もうワンランク上位の電源ユニットを選ぶ価値は多いにあります

ドスパラの電源ユニット(ハイエンドのカスタマイズ)

幸い、GALLERIA ZGは+16000円で「Corsair HX850i」にカスタマイズ可能。HX850iは信頼性が非常に高く、静音性にも優れるハイエンド電源ユニット。GALLERIA ZGのような20万を超えるマシンに適任です。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

CPUファンは標準でドスパラの「静音パックまんぞくコース」が取り付け済み。120mm中型空冷ファンを搭載するので、そこそこ冷えます。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

グラフィックボードはASUS製の外排気タイプが採用されていた。外排気タイプのグラボは、ケース内のエアフローが無くても冷えやすいのがメリットです。

ただ、GALLERIA ZGのケースは大きく、エアフローも確保されているため外排気タイプのグラボを採用する意味はあまりない。出来れば、いつも通りPalit製のグラボを使ってほしかった。

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

マザーボードは「ASRock Z370 Pro4」を採用。無難に信頼性が高い、ASRockの標準的なマザーボードです。必要な機能はだいたい搭載済みで、拡張性も高い。

  1. PCI Express x1
  2. PCI Express x16(グラボで使用済み)
  3. PCI Express x1
  4. PCI Express x16
  5. PCI Express x1
  6. PCI スロット
  7. M.2ソケット(使用済み)
  8. M.2ソケット
  9. SATA 3.0(空き4本)

十分ですね。後からサウンドカードやキャプチャボード。M.2 SSDの増設、HDDや普通のSSDの増設などなど。大抵のパーツを後から取付可能です。

スロット解説
PCI Express x16グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x8ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x4LANカードやサウンドカードを増設できる
PCI Express x1主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う
PCI スロットものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石)
M.2 ソケットM.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる
SATA 3.0主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う
「GALLERIA ZG」を実機レビュー

さて、内部チェックは以上で終了。次は実機検証を行っていく。電源ボタンを押して起動すると…、グラボが控えめに光りました。直線状に一本だけLEDというのも、悪くない。

ゲーミング性能を徹底検証

「GALLERIA ZG」を実機レビュー

GALLERIA ZGはゲーミングPCなので、ゲームがどれくらい動くのかが最重要。当ブログ「ちもろぐ」の実機レビューでは、単にベンチマークを回してスコアを確認するだけ…なんてことはしない。

  • ベンチマークも回すけれど
  • 実際にゲーミングの実測検証を行う

直感的に分かりやすいように、GALLERIA ZGで実際にゲームを動かしてみて、どれくらいの平均フレームレートを出せるのかを確認していく。ベンチの点数より、平均fpsの方がずっと重要です。

初心者もち
確かに3DMarkの点数じゃ、よく分からないんだよねぇ。

では、まずは定番ベンチマークから行きます。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
3DMarkFireStrike26368総合 : 21963 / 上位3%
3DMark
TimeSpy
10279
総合 : 9653 / 上位8%
FINAL FANTASY 14紅蓮のリベレーター : 1920×108018716
評価 : 非常に快適
FINAL FANTASY 14紅蓮のリベレーター : 3840×21608353
評価 : 非常に快適
Final Fantasy XVベンチマーク : 1920×10809268
評価 : 快適
Final Fantasy XVベンチマーク : 3840×21604270
評価 : 普通
BIOHAZARD 626733
ランク : S(快適)
PSO 2PHANTASY STAR ONLINE 258901
評価 : 快適
モンスターハンターフロンティア57640
評価 : 普通
SteamVR11点
生成フレーム : 19907
UnigineHeaven Benchmark3376
平均fps : 134.0
UnigineSuperposition Benchmark8445
平均fps : 63.17

さすがにRTX 2080搭載なので、フルHD向けのベンチマークは余裕。4K向けのベンチマークも実行してみたところ、概ね問題ないスコアを記録している。ここまで動くと実測ゲーミングも、ほぼ問題無いでしょうね。

フルHDゲーミングのfpsを実測

「GALLERIA ZG」のフルHDゲーミングを検証

計測は原則として、ゲーム内のグラフィック設定から「最高」の設定にして、MSI Afterburnerを使って動作フレームレートのログを取ります。そして、記録から平均フレームレートを計算して、以下グラフにまとめました。

GALLERIA ZG / フルHDゲーミング

  • Unigine Heaven
    134.0 fps
  • CS:GO
    275.4 fps
  • Rainbow Six Siege
    202.7 fps
  • PUBG
    136.2 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    163.3 fps
  • Overwatch
    247.3 fps
  • ARK Survival Evolve
    75.2 fps
  • 黒い砂漠 – リマスター
    63.4 fps
  • 黒い砂漠 – ウルトラ
    112.9 fps
  • Battlefield 1
    167.2 fps
  • Dead by Daylight
    61.9 fps
  • DOOM
    172.4 fps
  • Deus EX : Mankind Divided
    101.6 fps
  • Fallout 4
    146.9 fps
  • Grand Theft Auto V
    136.9 fps
  • Monster Hunter World
    95.0 fps
  • Minecraft K32
    29.8 fps
  • Nier : AutomatA
    59.3 fps
  • Quake Champion
    228.6 fps
  • Rise of the Tomb Raider
    127.8 fps
  • SCUM
    113.9 fps
  • The Forest
    161.0 fps
  • Watch Dogs 2
    87.7 fps
  • Witcher 3
    112.0 fps
  • 平均フレームレート
    112.9 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

多くのゲームがフルHD(1920 x 1080)にて、平均60fpsを軽くオーバー。平均140fps前後の動作も余裕であり、ゲーミングモニターを使いたいコアなゲーマーにも不足ない性能です。

WQHDゲーミングのfpsを実測

「GALLERIA ZG」のWQHDゲーミングを検証

GALLERIA ZG / WQHDゲーミング

  • CS:GO
    271.9 fps
  • Rainbow Six Siege
    133.0 fps
  • PUBG
    116.2 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    133.8 fps
  • Overwatch
    163.7 fps
  • ARK Survival Evolve
    51.0 fps
  • 黒い砂漠 – リマスター
    82.4 fps
  • 黒い砂漠 – ウルトラ
    42.5 fps
  • Battlefield 1
    139.4 fps
  • DOOM
    176.1 fps
  • Deus EX : Mankind Divided
    75.2 fps
  • Fallout 4
    142.9 fps
  • Grand Theft Auto V
    111.1 fps
  • Monster Hunter World
    64.1 fps
  • Minecraft K32
    29.5 fps
  • Nier : AutomatA
    59.3 fps
  • Quake Champion
    184.5 fps
  • Rise of the Tomb Raider
    87.5 fps
  • SCUM
    74.6 fps
  • The Forest
    109.3 fps
  • Watch Dogs 2
    85.6 fps
  • Witcher 3
    76.3 fps
  • 平均フレームレート
    94.2 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

ワイド画面のWQHDにすると、フレームレートは一段と下がるものの、平均60fps以上で動かすのはさほど難しくない様子。横長のワイドモニターも、ほぼ問題なく使えます

4Kゲーミングのfpsを実測

「GALLERIA ZG」の4Kゲーミングを検証

GALLERIA ZG / 4Kゲーミング

  • CS:GO
    229.2 fps
  • Rainbow Six Siege
    67.2 fps
  • PUBG
    67.1 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    83.1 fps
  • Overwatch
    86.1 fps
  • ARK Survival Evolve
    29.1 fps
  • 黒い砂漠 – リマスター
    39.5 fps
  • 黒い砂漠 – ウルトラ
    17.0 fps
  • Battlefield 1
    79.2 fps
  • DOOM
    119.0 fps
  • Deus EX : Mankind Divided
    40.6 fps
  • Fallout 4
    79.5 fps
  • Grand Theft Auto V
    62.1 fps
  • Monster Hunter World
    33.7 fps
  • Minecraft K32
    28.1 fps
  • Nier : AutomatA
    43.2 fps
  • Quake Champion
    99.1 fps
  • Rise of the Tomb Raider
    87.5 fps
  • SCUM
    39.5 fps
  • The Forest
    67.2 fps
  • Watch Dogs 2
    64.7 fps
  • Witcher 3
    47.4 fps
  • 平均フレームレート
    57.6 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

最後に難関の4Kゲーミング。ARKやDXMD、ニーアといった激重ゲームを平均60fpsで動作させるのはムリですが、設定を1~2段階ほど妥協すれば60fpsは難しくない。

おおむねGTX 1080 Tiより少し高い性能を見せており、「GALLERIA ZGは先代ZZの後継機」としてのポジションをしっかりと維持している。

CPU性能とコンテンツ作成能力

ハイエンドなゲーミングPCは「大は小を兼ねる」の代表的なモノ。というわけで、GALLERIA ZGのクリエイティブ作業の性能もチェックしておきます。

ベンチマーク結果画像
Cinebench R15シングルスレッド性能204 cb
Cinebench R15マルチスレッド性能1325 cb
CPU-Zシングルスレッド性能500.2
CPU-Zマルチスレッド性能3716.1
Geekbench 4シングルスレッド性能5655
Geekbench 4マルチスレッド性能23304
PCMark 8Home / 日常的なアプリ5860上位1%
PCMark 8Creative / 写真や動画編集9736上位1%
PCMark 8Work / オフィスワーク6039上位1%
x264 Handbrake平均処理フレーム数79.78 fps
x265 Handbrake平均処理フレーム数41.61 fps
7-Zip / 圧縮36908 MIPS
7-Zip / 解凍37150 MIPS
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度775.3 ms

シングルスレッド性能(コア1個あたりの性能)はさすが「Core i7 8700K」です。

エンコード速度の比較処理速度(単位:平均fps)
ガレリアZG79.78 fps
Ryzen 7 2700X(自作PCより)95.23 fps
i630PA2-SP-DL(レビューより)87.60 fps
ガレリアZZ(レビュー記事より)86.94 fps
ガレリアXV(レビュー記事より)84.21 fps
GAMEMASTER GMT(レビュー記事より)79.34 fps
ガレリアZV(レビュー記事より)70.04 fps
ガレリアDT65.15 fps
im610SA1-C(レビュー記事より)64.19 fps

ちもろぐで過去レビューを行ってきたゲーミングマシンと、動画エンコードの処理速度を比較してみた。

シングル性能は速いですが、マルチスレッド性能が要求されるエンコード処理は、8コア搭載のRyzen 7などと比較すると少し遅めです。

レンダリング時間「Blender」

レンダリングソフトではかなり知名度の高い「Blender」にて、BMWプリセットを読み込んでレンダリングを行い、処理が終わるまでの時間を計測してみた。

  • 5分36秒(336秒)

Core i7として、ごく標準的なレンダリング速度を記録。

  • Core i5:8分前後
  • Core i7:5分前後
  • Ryzen 7:5分前後

過去の記録の目安は以上の通り。

画像編集「Photoshop CC」

写真や画像の編集といえば「Photosho CC」が非常に有名。というわけで、「実際にPhotoshopを動かして」みて、GALLERIA ZGがどれくらい速くPhotoshopを動かせるか検証してみた。

マシンGALLERIA ZGGALLERIA XV
CPUCore i7 8700KCore i7 8700
GPURTX 2080GTX 1070 Ti
RAM16GB16GB
総合スコア872.2924
一般処理のスコア77.683.6
フィルタ系のスコア92.6102.7
Photomergeのスコア95.789.4
GPUスコア97.399.5
テストの詳細結果
RAW画像の展開3.493.37
500MBへのリサイズ1.31.45
回転1.031.06
自動選択13.4913.21
マスク7.373.52
バケツ1.992.02
グラデーション0.360.41
塗りつぶし13.9611.59
PSD保存7.718.07
PSD展開3.722.87
Camera Raw フィルタ6.375.61
レンズ補正フィルター15.3615.64
ノイズ除去24.4619.58
スマートシャーペン22.121.26
フィールドぼかし15.0314.44
チルトシフトぼかし14.9813.51
虹彩絞りぼかし16.4715.63
広角補正フィルター17.7116.23
ゆがみツール(Liquify)8.546.65
Photomerge(2200万画素)82.8591.72
Photomerge(4500万画素)111.39115.46

Core i7だと、Photoshopの処理速度はだいたい900点前後になる。Core i7搭載マシンとして、GALLERIA ZGはごくごく標準的な処理性能を叩き出している。

ストレージ性能と詳細

GALLERIA ZGの標準ストレージは「500GB SSD + 3TB HDD」です。入っているストレージの素性や性能を調査。

ストレージSSDHDD
詳細情報
ベンチマーク

搭載されているSSDは「Samsung PM981」。最新のSamsung 970 EVOなどで採用されている「Phoenix」コントローラを搭載する、そこそこ高品質なNVMe SSDです。

NVMeなので転送速度が非常に速い。Crystal Disk Markで計測すると、読み込みが約3400 MB/s、書き込みは約1900 MB/sと極めて高速でした。

HDDはSeagateのデータ保存向けHDD。読書速度は200 MB/sに届かないなど少し遅いが、そもそもデータ置き場を想定した用途になっているので仕方ない。

エアフロー

「GALLERIA ZG」のエアフロー

サーモグラフィーカメラを使って、GALLERIA ZGのエアフローを撮影してみた。前面ファンで外気を吸い込んで、背面と天面ファンで排気する流れになっている。

一方向のエアフローが確保されているため、ケースファンを追加する必要は特に無いですね。

温度は安全域かチェック

CPU負荷の多いFFXVベンチマークを実行時に、CPU温度を計測した。結果はこの通りで、60~80℃の範囲で推移。平均70℃前後なので、ドスパラの120mm空冷は十分な冷却性能を発揮しています。

グラフィックボードの温度は最大83℃に達し、平均は80℃くらいでした。85℃に達する手前で止めてくれているので、外排気ファンでありながら必要最低限の冷却性能は確保されている。

しかし、RTX 2080のようなハイエンドGPUは温度が高くなると性能が若干低下する現象が起きやすいため、ドスパラさんはカスタマイズで「OCモデル」を選べるようにして欲しいところ。

ガレリアの推奨カスタマイズを解説

GALLERIA ZZでは「OCモデル」を選べた

先代ZZは、OCモデル(デュアルファンでガッツリ冷やす高性能ボード)を選択可能だったので、後継モデルのZGもいずれは…OCモデルをカスタマイズ可になることに期待。

静音性を騒音計で検証

「GALLERIA ZG」の騒音レベルを検証

静音性を検証。

  • アイドル時:47.5 dBA(普通)
  • ゲーミング時:50.4 dBA(やや騒がしい)

PCケースを開けて15cmくらいの距離で計測した結果です。残念ながら、お世辞にも静かとは言えない動作音になってしまった。

ヘッドセットでゲームするなら気にならないレベルだが、スピーカーでゲームをする人にとって、50 dBA前後の騒音レベルは決して無視できない動作音です。さて、主な騒音源はどのパーツか?

  • リアファン(後ろ):57 dBA前後
  • リアファン(上部):56 dBA前後
  • フロントファン:55 dBA前後
  • 電源ファン:59 dBA前後
  • GPUファン:65 dBA前後
  • CPUファン:57 dBA前後

最大の騒音源はやはりグラフィックボードの外排気ファンでした。ヒュイーンという、やや高音寄りの音質も相まって、気になりやすい動作音になっている。

次に大きな音源は電源ユニットのファン。GALLERIA ZGはゲーミング時に消費電力が300Wを超えるため、電源ユニットに掛かる負担が大きくなってファンが回りやすい。

というわけで、騒音を抑えて「静音」を目指すなら、追加のカスタマイズは避けられません。筆者の静音おすすめカスタマイズ(ドスパラの場合)は以下の通り。

静音カスタマイズ
パーツ標準静音仕様
トップケースファン後部標準140mmファン山洋140mmファン(1500 rpm)
電源ユニットSilverStone 750WCorsair 850W
グラフィックボードRTX 2080 8GB(外排気)RTX 2080 8GB OC(オリファン)
以下は予算に余裕があるなら…
フロントファン標準120mmファン山洋120mmファン(1500 rpm)
リアケースファン標準120mmファン山洋120mmファン(1500 rpm)

これで50 dBA前後の騒音レベルが、45 ~ 46 dBA(静か)まで落とせる。以前レビューを行った、山洋ファンを採用する「GALLERIA GMT」は非常に静かだった。

「GALLERIA ZG」レビューまとめ

「GALLERIA ZG」を実機レビュー
GALLERIA ZG

CREATVEマルチタスク性能93/100

GAMINGゲーミング性能94/100

SILENCE静音性73/100

EXTENSION拡張性92/100

COSTコストパフォーマンス79/100

86
RANK:S
PROSメリットと強み
  • 4Kゲーミングもできる優れた性能
  • 普通の使い方でまず不足しないCPU性能
  • 人を選ばない無骨なデザイン
  • だいぶ余裕のある拡張性
  • CPUのオーバークロックが可能
CONSデメリットと弱み
  • 標準グラボの動作音と冷却性能がイマイチ
  • 動作音は「普通」以上
CONCLUSIONGALLERIA ZG / レビューまとめ

4Kゲーミング向けのガレリアとして人気を誇っていた「ガレリアZZ」の実質的な後継モデルに位置づけられる「ガレリアZG」の性能は、たしかに後継モデルの名に恥じない優れたゲーミングマシンです

価格重視で240 Hzゲーミングや4Kゲーミングが出来るマシンを求めているなら、ガレリアZGは非常に魅力的な選択肢。ただし、標準で入っているケースファンと電源ユニットは動作音が少々大きいのが弱点。

カスタマイズで解決できるが、その分コストが増える。とはいえ、静音を求めると高コストはどこのBTOでも避けられないため、コスパ重視のハイエンドという意味で、ガレリアZGの存在意義は大きい

以上「GALLERIA ZGを実機レビュー:RTX 2080搭載ガレリアを試す」でした。

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5 件のコメント

  • どんなハイエンドマシンを買っても、ディスプレイがしょぼいと無駄なことに気付きました。

  • レビュー解禁が来て9900kと8700kとゲーム性能じゃ誤差レベルのようだし、これを選択してもいいと思う
    多分年末になったらコレにするかなぁ

    ドスパラは性能の割には結構コスパいいですよね
    電源ガーというアンチがいまだに実在しているのがあれですが

    一体いつの時代の話をしているのか

    • ドスパラはコスパはまあまあ良いが、企業としての誠実さに欠けるのが一番の問題。
      アンチが一定数いるのも仕方ないかと。

  • マイクラの影modってホントフレームレート出ませんよね…なんでだろう
    それに1060でも2080でもフレームレートが大して変わらない..

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