GALLERIA XVをレビュー:9割のユーザーにとって満足な1台

「ガレリアXV」は、ドスパラのゲーミングPCで2018年にもっとも人気だったモデルです。2019年版のガレリアXVは、価格はそのままにゲームプレイに影響を与えるパーツを大幅にアップグレードして更に魅力的なマシンに生まれ変わりました。

本記事では実際にガレリアXVを使って詳しく検証レビューしていきます。

GALLERIA XVのスペックと概要

ガレリアXVを実機レビュー
GALLERIA XV
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPUCore i7 8700※無料アップグレード中
冷却静音パックまんぞくコース※120 mmの中型空冷ファン虎徹Mark II(SCKTT-2000)※120 mmの中型空冷ファン
グリスノーマルグリスThermal Grizzly製グリス※よく冷えるし、経年劣化もしづらいグリス
グラボRTX 2060  Super 8GB
※2スロット占有の内排気 / OCモデル採用
メモリDDR4-2666 4GB x2(合計8GB)DDR4-2666 8GB x2(合計16GB)
マザーボードIntel B365搭載 ATX規格
SSD500 GB(SATA SSD)※メーカー不明Samsung 500 GB SSD高耐久なSamsung 860 EVOを推奨します
HDD2 TB
ドライブ
電源650W 静音電源メーカー不明 / 80+ Bronze認証
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格149980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2019/09時点の製品ページに基いてまとめたので、最新のスペックは公式サイトで確認するようにしてください。

「ガレリアXV」はドスパラのゲーミングPCでは、その優れたコストバランスの高さから、以前(2018年頃)はもっとも人気のあった売れ筋No.1のゲーミングBTOでした。

現在はユーザーのハイエンド志向が高まった影響を受けて「ガレリアXF」にNo.1を譲るものの、ガレリアXVのコストバランスの良さは2018年版より更に改善されています。

CPUやメモリ容量は据え置きのまま、ゲーム性能への影響が大きいグラフィックボードをGTX 1070 Tiから「RTX 2060 Super 8GB」に引き上げられています。

大抵の用途で事足りるCPUとグラフィックボードを組み合わせたスペック構成になるため、ほとんどのユーザーにとって価格に見合った十分パワフルな性能を提供してくれるゲーミングPCです。

※今回のレビューで検証するガレリアXVは、メーカーに用意していただいた貸出機です。

GALLERIA XVを実機レビュー

外観とデザイン

ガレリアXVの外観をチェック

GALLERIA XVはガレリア専用(ATXサイズ対応)のPCケース「KTケース」を採用。マットブラック塗装の無骨なデザインに、剛性と耐衝撃性に優れた頑丈なPCケースです。

サイドパネル(側面)には大きめのメッシュ(通気口)が設けられており、最大140 mmのケースファンを取付可能。ただしカスタマイズからは選べないので、取り付けたい場合は自分で行う必要があります。

自作歴27台のやかもち
標準構成でエアフロー十分に確保されているため、あえて追加する必要はない。
ガレリアXVの外観をチェック

反対側は小さめのスリット(通気口)が設けられています。マザーボードの熱を少しでも効率よくPCケース外に排出しようと工夫した結果、設けられたスリットとのこと。

ガレリアXVの外観をチェック

背面はおおむねマットブラック塗装で、スタイリッシュな印象です。ただしインターフェイスパネルは塗装されていません。

ガレリアXVの外観をチェック

インターフェイスパネル(リアパネル)の内容を確認します。

  1. USB 2.0 x2
  2. PS/2
  3. DVI-D
  4. D-Sub
  5. HDMI
  6. USB 3.1 Gen1 Type-A x2
  7. USB 3.1 Gen1 Type-A x2
  8. LANポート
  9. オーディオ入出力
端子解説
WiFiアンテナWiFiモジュールを取付可能
USB 3.1 Gen1約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeA約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeCTypeAと違って、左右対称・小型なポート
LANポートここにLANケーブルを挿すとネットにつながる
オーディオ入出力緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」
PS/2超古いキーボードやマウスを使うための端子
HDMI最近のモニターなら大抵はついてる端子
Display Port値段が高めのモニターについてる端子
DVI-D安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた)
D-Sub安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた)

USBポートは全部で6個。USB 3.1以上のポートは4個あるので、ポータブルSSDなどの高速ストレージを不便なく使いこなせます。

ガレリアXVの外観をチェック
  1. DVI-D
  2. HDMI
  3. Display Port

グラフィックボード側のコネクタは、最近のモニターで採用例が多い「HDMI」や「Display Port」を備え、古いモニターによく見られる「DVI-D」端子も備えています。ほとんどのモニターで使うことが可能です。

なお、ガレリアXVはとてもパワフルです。普通のモニターだとそこそこ性能を持て余すシーンが多いため、購入するついでに「ゲーミングモニター」を用意するのも手です。

ガレリアXVの外観をチェック

フロント側をチェック。「ガレリアらしい」ビシッとした直線的で無骨なデザインです。左右の斜めに入ったカットデザインは「日本刀」をイメージしたものらしい。

ガレリアXVの外観をチェック

フロントパネル側のインタフェースパネル(フロントパネル)は必要十分な内容です。電源ボタンの下に位置するGALLERIAロゴがカッコイイですね。

  1. USB 3.0 x2
  2. SDカードスロット
  3. イヤホン入出力
  4. 再起動ボタン
  5. 電源ボタン

USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットやポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。SDカードスロットがあるのが地味に親切。

ガレリアXVの外観をチェック

天面は完全平面デザインに、幅140 mmのメッシュ(通気口)が2つ用意されています。標準カスタマイズの時点で、すでに140 mmケースファンが1つ取り付け済みです。

ガレリアXVの外観をチェック

天面が平面になっているおかげで収納スペースとして活用できます。ただし、ケースファンを取り付けている方を遮らないよう注意が必要です(エアフローがこもってしまう)。

ガレリアXVの外観をチェック

底面をチェック。ケースの四隅に取り付けてある足は「インシュレーター」です。インシュレーターはケース自体の滑り止めとして機能し、更に振動を吸収して耐久性を高める効果もあります。

ガレリアXVのエアフロー

なお、底面のフロント側にあるスリットは外気を取り込むために用意されています。

取り込んだ外気は背面のケースファンから排出される。ガレリアXVのエアフローは標準構成のままでも、しっかりと一方通行になっているので特にファンを追加する必要はなさそうです。

中身とパーツをチェック

両側のサイドパネル(フタ)を開けて、ガレリアXVの内部コンポーネントをレビューしていく。

ガレリアXVの外観をチェック

配線は必要十分な範囲でまとめてあります。可動パーツに当たらないように配線してあり、ガチガチな裏配線や過剰な固定はされていません。

ガレリアXVの配線

メンテナンス性を考慮すると、これくらい緩めの配線で問題なし。「ガレリア」は初心者にも使いやすいPCを目指しているので、こういった配慮は嬉しいです。

ガレリアXVの外観をチェック

反対側のサイドパネルを開くと、3.5インチベイにアクセスできるようになります。

ガレリアXVの外観をチェック

HDDやSSDをセットする3.5インチベイと、サイドパネルの隙間は十分に余裕がありました。ストレージ類のコネクタに不要なストレスを掛ける心配はありません。

ガレリアXVのマウントベイ空き状況

マウントベイの空き状況は良好です。DVDドライブなどをセットする「5.25インチベイ」は5スロット。HDDやSSDを増設する「3.5インチベイ」は4スロットの空きがあります。

ガレリアXVのマウントベイ

3.5インチベイはツールレス機構を採用しているので、プラスドライバなどの工具がなくても素手で取り出しが可能です。

ガレリアXVの外観をチェック

フロントパネルは強めの力で引っ張るとカンタンに開封できます。こちらから5.25インチベイにDVDドライブを挿し込んだり、120 mmケースファンを交換したりできる。

ガレリアXVの冷却ファン

CPUクーラーは標準で「静音パックまんぞくコース」を搭載。今回はDeepCool製の120 mm中型空冷ファンが採用されていました。

ケースファンはCPUクーラーを取り囲むように設置されており、クーラーのすぐ後ろに120 mmケースファン、直上に140 mmケースファンをセットすることでCPUの排熱をすばやくケース外へ運びます。

ガレリアXVのグラフィックボード

グラフィックボードは「RTX 2060 Super 8GB」です。搭載モデルはドスパラが直接取引しているグラボメーカー「Palit  Microsystems」製でした。デュアルファン搭載でGPUコアを適切に冷却できます。

ガレリアXVのマザーボード

マザーボードは「ASUS B365-PLUS」が搭載されています。CPUの安定性に影響するVRMフェーズは合計で7個あるので、Core i7 8700のように消費電力の少ないCPUなら問題なく動作可能です。

  1. PCI Express x1
  2. PCI Express x16(グラボで使用済み)
  3. PCI Express x1
  4. PCI Express x16
  5. PCI Express x1
  6. PCI Express x1
  7. M.2スロット(使用済み)
  8. SATA 3.0(空き2本)
  9. M.2スロット
  10. SATA 3.0(空き3本)

拡張性は必要十分です。M.2 SSDはあと1枚、HDDやSSDは最大であと4個増設できます。USB拡張カードやサウンドカードを増設する余裕もあり、おおむね十分な内容です。

スロット解説
PCI Express x16グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x8ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x4LANカードやサウンドカードを増設できる
PCI Express x1主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う
PCI スロットものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石)
M.2 ソケットM.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる
SATA 3.0主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う
ガレリアXVのSSD

M.2スロットの取り付け済みのM.2 SSDは、東芝製のSATA SSDでした(詳しい製品名などは残念ながら不明…OEM向けのカスタムモデルのようです)

ガレリアXVにおすすめなSSD

「860 EVO」や「Crucial MX500」を推奨します。

一般的なタスクにはそれほど悪いSSDではありませんが、個人的にはカスタマイズから+4700円で選べる「Samsung 860 EVO 500GB」や、+8700円で選べる「Crucial 1TB SSD」に変更することをオススメします。

ガレリアXVの電源ユニット

搭載されている電源ユニットはSilverStone製(SST-ET650-B)でした。容量650 Wで、効率は80 Plus Bronzeを取得しています。レポートによれば最大87%の変換効率で、BronzeとSilverの中間くらいの性能です。

今回のガレリアXVは100%の負荷を掛けたとしても、消費電力はせいぜい300 Wを少し超える程度です。電源容量の650 Wに対して46%の負荷率で、50%すら超えません。十分すぎる余裕が確保されており、必要十分な電源ユニットと言えます

ガレリアXVの電源ユニットをカスタマイズ

あえてカスタマイズする場合は、オウルテックの「AS-700」か、Seasonicの「SSR-750FX」をオススメします。

AS-700はFSP製の電源ユニットで、品質はそこそこに高い。電源容量が700 Wあり、効率も最大で91%に達するなど、全体的によくまとまっています。ガレリアXVにとって非常に余裕のある電源です。

コスト度外視で更に信頼性を追求したい人には、SSR-750FXがベスト。Seasonic製の電源ユニットは品質のバラツキが少なく、経年劣化による性能低下が少ないという性質があります。予算に余裕があるなら、選んで損はしません。

ゲーミング性能を徹底検証

ガレリアXVの性能を検証

パーツチェックの次は、ガレリアXVがゲーミングPCとしてどこまで優れた性能を発揮できるのか。詳しい動作検証を行います。

  • 定番ベンチマークだけでなく
  • 実際のゲームプレイで実測検証もする

直感的に性能が分かりやすいように、実際にゲームを動かしてどれくらいの平均フレームレートを出せるのかを確認していく。ベンチスコアよりも平均fpsの方がずっと重要です。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
3DMarkFireStrike21721総合 : 18490 / 上位10%ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
3DMark
TimeSpy
8558
総合 : 8246 / 上位25%
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 1920×108015700
評価 : 非常に快適
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
FINAL FANTASY 14漆黒の反逆者 : 2560×144013203
評価 : 非常に快適
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 1920×10808590
評価 : 快適
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
Final Fantasy XVベンチマーク : 2560×14406293
評価 : 快適
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
BIOHAZARD 625398
ランク : S(快適)
PSO 2PHANTASY STAR ONLINE 258130
評価 : 快適
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
SteamVR11 点
生成フレーム : 16075
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
UnigineHeaven Benchmark2769
平均fps : 109.9
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)
UnigineSuperPosition Benchmark6769
平均fps : 50.64
ガレリアXVのゲーミング性能(ベンチマーク)

フルHD向けのベンチマークはすべて問題なし。さすが「RTX 2060 Super 8GB」、基本的なゲーミングでつまづくことはまず無いです。画面の大きさをWQHD(2560 x 1440)に引き上げても、まだ余裕がありそうな性能です。

フルHDゲーミングのfpsを実測

ゲーム内のグラフィック設定を「最高」にして、MSI Afterburnerを使ってフレームレートを記録します。そして記録から平均フレームレートを計算して、以下グラフにまとめました。

ガレリアZGのゲーミング性能GALLERIA XVフルHD(1920 x 1080) / 最高設定
  • Apex Legends
    138.2 fps
  • Call of Duty : BO4
    147.7 fps
  • CS:GO
    250.7 fps
  • Overwatch
    187.0 fps
  • PUBG
    131.5 fps
  • Rainbow Six Siege
    173.1 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    129.2 fps
  • Final Fantasy 14
    128.4 fps
  • Assassin Creed Odyssay
    59.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    55.4 fps
  • Deus EX : Mankind Devided
    80.3 fps
  • Fallout 4
    128.4 fps
  • Grand Theft Auto V
    88.6 fps
  • Monster Hunter World
    77.4 fps
  • NieR : Automata
    58.8 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    93.2 fps
  • Watch Dogs 2
    71.7 fps
  • Witcher 3
    87.6 fps
  • 黒い砂漠
    98.4 fps
  • 平均フレームレート
    115.0 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

もっとも一般的なモニターの大きさである「フルHD(1920 x 1080)」では、軽めのゲームで平均100 fpsを大幅に超えました。重ためのゲームでも、だいたいは平均60 fpsを超えています。

フルHDモニターでゲーミングをする前提なら、ガレリアXVは十分なゲーミング性能です。

WQHDゲーミングのfpsを実測

ガレリアZGのゲーミング性能GALLERIA XVWQHD(2560 x 1440) / 最高設定
  • Apex Legends
    102.5 fps
  • Call of Duty : BO4
    104.4 fps
  • CS:GO
    244.5 fps
  • Overwatch
    129.5 fps
  • PUBG
    93.6 fps
  • Rainbow Six Siege
    112.3 fps
  • Fortnite : Battle Royale
    92.0 fps
  • Final Fantasy 14
    98.3 fps
  • Assassin Creed Odyssay
    47.0 fps
  • ARK Survival Evolved
    38.2 fps
  • Deus EX : Mankind Devided
    63.4 fps
  • Fallout 4
    121.8 fps
  • Grand Theft Auto V
    76.7 fps
  • Monster Hunter World
    50.2 fps
  • NieR : Automata
    58.8 fps
  • Shadow of the Tomb Raider
    66.6 fps
  • Watch Dogs 2
    76.5 fps
  • Witcher 3
    66.0 fps
  • 黒い砂漠
    70.7 fps
  • 平均フレームレート
    90.2 fps

平均100fps超平均60fps以上平均60fps未満

フルHDより更に広いWQHD(2560 x 1440)のモニターで検証すると、平均フレームレートは25下がって平均90 fpsくらいになりました。横に長いワイドモニターでのゲーミングも、ある程度は出来ます。

CPU性能とコンテンツ作成能力

今回のガレリアXVに搭載されているCPUは「Core i7 8700」です。4.3~4.6 GHzで動作する6コア12スレッドのCPUで、ゲーミング用途からクリエイティブなタスクまで、幅広く使える性能を期待できます。

まずは定番のCPUベンチマークから順番に検証してみましょう。

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像
Cinebench R15シングルスレッド性能199 cbやや速いガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
Cinebench R15マルチスレッド性能1390 cbやや速い
CPU-Zシングルスレッド性能487.2速いガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
CPU-Zマルチスレッド性能3789.5やや速い
Geekbench 4シングルスレッド性能5275やや速いガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
Geekbench 4マルチスレッド性能22629やや速い
PCMark 8Home / 日常的なアプリ5915上位1%ガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
PCMark 8Creative / 写真や動画編集9264上位1%ガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
PCMark 8Work / オフィスワーク6213上位1%ガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
x264 Handbrake平均処理フレーム数80.45 fpsやや速いガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
x265 Handbrake平均処理フレーム数41.48 fpsやや速いガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
7-Zip / 圧縮33710 MIPSやや速いガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)
7-Zip / 解凍37150 MIPSやや速い
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度825.4 ms速いガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)

Core i7らしい性能です。シングルスレッド性能はとても速く、あらゆる用途で高いパフォーマンスを期待できます。マルチスレッド性能もそこそこなので、動画エンコードも平均よりはずっと早い。

動画エンコードの処理速度(x264)

過去ちもろぐでレビューを行ってきたゲーミングPCと、動画エンコード速度の比較をまとめてみた。ガレリアXVは、価格相応のポジションを取っています。

レンダリング時間「Blender」

ガレリアXVのクリエイティブ性能(ベンチマーク)

無料で使える有名なレンダリングソフト「Blender」にて、BMWプリセットを読み込んでレンダリングを行い、処理が終わるまでの時間を計測してみた。

Blenderの処理速度を比較

計測結果は4分57秒(297秒)で、Core i7的な性能です。

画像編集「Photoshop CC」

ガレリアZGを実機レビュー(写真)

クリエイティブなタスクと言えばAdobeが有名。その中でも特に有名な「Photoshop CC 2018」の処理速度を、バッチファイルを使い実際に動かして計測しました。

マシンGALLERIA XVGALLERIA ZT
CPUCore i7 8700Core i7 9700K
グラボRTX 2060 Super 8GBGTX 1660 Ti 6GB
メモリ8GB16GB
総合スコア706.2 /1000937.4 /1000
一般処理のスコア63.183.8
フィルタ系のスコア72.298.6
Photomergeのスコア82.5103.9
GPUスコア81.798.2

やや上位モデルのガレリアZTと比較すると、全体的にPhotoshopの動作速度が遅い。CPU的には900点くらいは出るところが、なぜか出ない。理由は「単にメモリが足りていない」だけです。

メモリ容量が8 GBでは、Photoshopに解像度の高い写真データを取り込むとメモリがすぐに不足します。よってガレリアXVを選ぶ際は、カスタマイズから必ずメモリを16 GBに変更しておきましょう。

8 GBだと何かと不足しがちです。

マシンGALLERIA XVGALLERIA ZT
CPUCore i7 8700Core i7 9700K
GPURTX 2060 SuperGTX 1660 Ti
RAM8GB16GB
総合スコア706.2937.4
一般処理のスコア63.183.8
フィルタ系のスコア72.298.6
Photomergeのスコア82.5103.9
GPUスコア81.798.2
テストの詳細結果
RAW画像の展開4.394.14
500MBへのリサイズ1.631.58
回転1.390.92
自動選択14.7511.87
マスク6.363.58
バケツ2.141.91
グラデーション1.170.37
塗りつぶし13.7515.8
PSD保存15.669.5
PSD展開3.22.54
Camera Raw フィルタ11.175.53
レンズ補正フィルター23.3515.29
ノイズ除去25.3718.01
スマートシャーペン25.4118.98
フィールドぼかし19.3615.12
チルトシフトぼかし17.0614.33
虹彩絞りぼかし18.6415.54
広角補正フィルター20.2618.77
ゆがみツール(Liquify)14.58.86
Photomerge(2200万画素)93.1976.19
Photomerge(4500万画素)133.19102.63

※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。

ゲーム配信「OBS」

ゲーム配信ソフトで特に有名な「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使って、ガレリアXVの配信性能を検証します。

OBSの設定画面
ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)ガレリアZGを実機レビュー(写真)

検証方法はFinal Fantasy 14:紅蓮のリベレーター(最高設定)を、フルHD(1080p 60fps)で配信と録画を行い、どれだけのゲーム映像をちゃんと配信できたかをチェック。

なお、検証には4種類の設定を使いました。「superfast(超軽い)」「veryfast(軽い)」「faster(やや軽い)」「fast(普通)」の4つです。「medium」以上は重すぎるので原則検証しません。

ドロップフレーム率(約3000フレーム中)

  • fast
    70.4 %
  • faster
    50.6 %
  • veryfast
    24.0 %
  • superfast
    0.0 %

6コアだと配信と録画の同時進行はやや厳しいところがあるようです。設定を「superfast(超軽い)」にしつつ、配信時の解像度をHD(1280 x 720)程度に落とすなど。スムーズな配信をするには工夫が必要です。

ストレージ性能と詳細

ガレリアXVの標準ストレージは「500GB SSD + 2TB HDD」です。搭載されているSSD / HDDの詳しい情報や、その性能を検証する。

ストレージSSDHDD
詳細情報ガレリアXVのストレージ性能(ベンチマーク)ガレリアXVのストレージ性能(ベンチマーク)
ベンチマークガレリアXVのストレージ性能(ベンチマーク)ガレリアXVのストレージ性能(ベンチマーク)

SSDのモデル名は不明ですが、一応は東芝メモリ製のSATA SSDです。読み込みが560 MB/sほど、書き込みは530 MB/sで、SATA SSDとしてごく標準的な性能が出ています。

ただし、詳細が分からないSSDはなんとなく信頼性が不安なので、ぼくとしてはカスタマイズから選べる「Samsung SSD 500GB」や「MX500 1TB」をおすすめしておきます。

HDDはSeagateの「ST2000DM005」が入っていました。読み込みは187 MB/s、書き込みが181 MB/sでした。データ保存用(倉庫)として普通の性能です。

エアフロー

ガレリアXVのエアフロー

サーモグラフィーカメラを使って「ガレリアXV」の内部温度を撮影しました。フロントパネル側に吸気ファン、リア側に排気ファンがあり、一方通行のエアフローが生成されているのが分かります。

内部コンポーネントの温度

ガレリアXVのエアフロー

マザーボード周辺のVRMフェーズ回路の温度は、ゲーミング時で52℃前後でした。とても安定した温度状態で、PCが熱暴走などを起こして不調に陥る可能性はほとんど皆無と言っていいです。

ゲーミング時の動作温度をチェック

ゲームにしてはCPUへの負荷が大きい「FINAL FANTASY XV」を実行している時に、CPUの温度を計測してみました。

ガレリアXVのCPU温度

Core i7 8700の温度は、最大で68℃(平均59℃)でした。まったく問題ないです。

ガレリアXVのグラボ温度

グラフィックボード(RTX 2060 Super 8GB)の方は、最大79℃(平均76℃)です。こちらも動作に支障をきたすほどの温度ではなく、特に問題ありません。

静音性能を騒音計で検証

ガレリアXVの静音性(動作音の大きさ)

校正済みのデジタル騒音メーターで、ガレリアXVの動作音(騒音レベル)を計測します。測定はケースパネル(フタ)を閉じて、30 cmくらいの距離から行っています。

  • PC起動前:31.4 dBA(極めて静か)
  • アイドル時:34.8 dBA(静か)
  • ゲーミング時:44.3 dBA(普通)

傾向としてガレリアの動作音はそこまで静かではない※。GAMEMASTERのようなハイエンドモデルは例外ですが、価格が安価なガレリアだとコスト重視のパーツが多いため、静音性は二の次です。

とはいえ動作音はごく普通のレベルなので、1.5mくらい距離をとればそれほど気にせずに使えます。静音性を重視する人は、カスタマイズで山洋電気製のファンに交換するか、自分で用意してセルフ交換するのがオススメ。

Noctua / 口径 : 120mm / 軸受 : SSO2 / ピン : 4pin PWM / 備考 : 分岐ケーブル付属

静音重視で選ぶならNoctua製のケースファンがおすすめ。Noctuaのケースファンは値段が少々高いですが、価格だけに性能は高いです。

※過去のレビューに基づいた傾向です。稀にものすごく静かなガレリアもありましたが、個体差だと思われます。基本的には普通な動作音が多いです。

「GALLERIA XV」レビューまとめ

ガレリアXVを実機レビュー
GALLERIA XV

CREATVEマルチタスク性能89/100

GAMINGゲーミング性能89/100

SILENCE静音性74/100

EXTENSION拡張性92/100

COSTコストパフォーマンス94/100

90
RANK:S+
PROSメリットと強み
  • ゲーミングモニターはOK
  • CPUとグラボともに冷却性能に問題なし
  • 余裕のある拡張性
  • ゲーム配信は画質を落とせば行ける
  • 良好なコストパフォーマンス
  • 「翌日出荷」に対応
CONSデメリットと弱み
  • 普通な動作音
  • メモリは標準で16 GBほしい
  • 標準SSDの詳細がわからない
CONCLUSIONGALLERIA XV / レビューまとめ

「ガレリアXV」はグラフィックボードのバージョンアップにより、2018年版より間違いないなくコストパフォーマンスが改善されています。フルHDモニターでプレイする場合、ほとんど全てのゲームを快適に動かすパワフルなゲーミング性能が魅力的。

CPU性能も9割くらいのユーザーにとっては満足できる性能があります。ゲーム配信者やコンテンツクリエイターにとっては若干物足りないですが、そうでない普通のゲーマーにとっては十分な性能です。

地味にかゆいところは標準のメモリ容量です。標準カスタマイズでは8 GBしか搭載されていないので、カスタマイズからメモリ容量を16 GBに変更することを推奨します。明らかに8 GBでは不足を感じやすいです。

まとめると、配信や動画エンコードはあまりしないけど、平均100 fpsを超えるハイフレームレートなゲーミングを追求したい。という人にピッタリなゲーミングPCです。言い換えると、「ガレリアXV」はCPUよりグラフィックボードに予算を割きたい人におすすめです。

以上「GALLERIA XVをレビュー:9割のユーザーにとって満足な1台」でした。


他におすすめなガレリアは?

逆にグラフィックボードへの予算を抑えつつ、CPU性能をパワフルにしたい人は「ガレリアZT」や「ガレリアAT」がしっくり来る選択肢になります。

GALLERIA ZT

ドスパラ / CPU : Core i7 9700K / メモリ : DDR4-2666 8GB x2 / グラボ : GTX 1660 Ti 6GB / SSD : 500GB

GALLERIA AT

ドスパラ / CPU : Ryzen 7 3700X / メモリ : DDR4-2666 4GB x2 / グラボ : GTX 1660 Ti 6GB / SSD : 500GB
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3 件のコメント

  • 一昨日ゲーミングPCを買いたいと言われMonarch ZKをお勧めしました。
    i7-9700kで今なら16GBのメモリとM.2のSSDが無料アップグレードで約10万です。
    75Hzの2560×1080ディスプレイを使うようなのでGPUはASUSのRTX2060スーパー8Gを別で買い、取り付け予定です。
    初期のは拡張性が低いと書かれていたのと電気が足りなくならないようあまり変わらないだろうけれどメーカー不明の700W 80PLUS GOLDにしました。しかしこの記事を読むとメーカーが書かれていない700Wではなくオウルテックにしているのでカスタマイズミスったかと少し不安です。
    個人的にヤスイ!と思ったのですが、yacamochiさん的にどうでしょうか?

    • やかもちでもなんでもなくてすみません。
      まあ、電源はそれでもいいんじゃないの?(鼻ほじ)
      まあ、友人が1fpsを競うような変態キシンマジブルータルエッチアルティメットゲンムマザーフ*ッキンハードコアゲーマーでもない限りは、
      CPUはRyzen7~5やCore i5でもいいと思う。GPUは何のゲームをするかによるし、RTX2060はそこそこ重いゲームをやる予定なのかな?
      軽量級から中量級レベルの負荷がかかるゲームをやるならRX 570でもいいと思うし、
      田畑15みたいな激重ゲームやるならRTX 2070くらいはあったほうがいいと思う
      あと、電力が足りないとか、ケースがロープロ専用じゃない限りはNvidiaのローエンドはやめとけ。
      とりあえずRTX2060superじゃなくてもいいと思う。ノーマルRTX2060でもいいんじゃない?

      • ありがとうございます。
        しばらくたってから見返してアホなこと書いたなと思うことよくあるので、たぶんそれで今回も返信されないかなと思っていたので他の方でもコメ返してくれるのはとてもうれしいです。
        GPUですが安売りされていたからと2万ほど浮いたからです。ノーマルGPUも安売りされていたのですが初期のころ騒がれていた発火問題とかが気になっていたのがどうしても気になっていたのと、できるだけ長く使いたいと言われたからです。どういうゲームするかは知りませんがそこら辺伝えてちもろぐの検証見ろと言っておきました。
        PCの方も同様に長く使いたいのとIntelCPUがいいと言われたので最近のやつですね。
        今しがた届いたのでつけてみようと思います。SSDのメーカーがPCISSDとしか出なくてわからなかったけどCrystalDiskInfoでみたらCFDぽい?ちゃんとわかる方法ないかな…

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