LG 27GM950B-B:レビューまとめ

(公開:2026/9/6 | 更新:2026/9/6)

「LG 27GM950B-B」の微妙なとこ
- 平凡なコントラスト比
- パネルの均一性が普通
- 内蔵スピーカーの音質
- sRGB / DCI P3モードが不正確
- 初期設定の色温度がズレてる
(かんたんに修正できます) - AI機能はそれほど役に立たない
(だから省いて価格を下げて?) - 正直・・・価格は高い
「LG 27GM950B-B」の良いところ
- 27インチで5K(ドットが高密度)
- 最大165 ~ 330 Hzに対応
- WQHDデュアルモード対応
- PS5で120 Hz(VRR)対応
- 入力遅延が非常に少ない
- 歴代No.1の広大な色域
(Rec.2020カバー率:90.5%) - 使えるゲーマー向け機能
- 残像軽減「LG MBR」モード
- ゼロ距離Mini LED方式を搭載
(HDRコントラスト比が非常に高い) - Display HDR 1000認証
- 扱いやすいOSD設定画面
- USB Type-C(最大90 W)
- フル装備のエルゴノミクス機能
- OSDソフトウェア対応
- ハードウェア校正に対応
- メーカー3年保証
「LG 27GM950B-B」は、おそらく世界初の「5K Mini LED」かつ「ゼロ距離Mini LEDバックライト」搭載の旗艦ゲーミングモニターです。
いくつか実装上の問題があるものの、他にライバルがいない唯一無二の性能を実現しています。
特に際立っている強みがLocal Dimming時のコントラスト比です。一般的に、IPSパネルにMini LEDを組み込んでも、せいぜいワーストケースで2000:1前後が関の山でした。
一方でLG 27GM950B-Bは、他のIPSパネルが大苦戦するワーストケースですら約7000:1(3倍超)ものコントラスト比を残し、文字通り次元の違う性能を見せつけました。

液晶とMini LEDの距離を約5 mm前後まで縮めた「Zero Optical Distance Mini-LED Backlight」技術により、既存のIPSパネルを凌駕してハイエンドVAパネル級の黒さを可能にします。
VA + Mini LEDパネルに匹敵する黒さを実現しつつ、IPSパネルのメリットを両立できます。圧倒的に広い視野角、高速な応答速度、歴代No.1の色性能です。
また、Apple Retina Display級のピクセル密度(218 ppi)もメリットです。つぶつぶとしたドット感がほとんど目立たず、滑らかでクッキリとしたテキストを表示可能です。
Apple製ディスプレイの安価な代替品としても機能するでしょう。
ただし、注意点が3つあります。
- 5K(5120 x 2880)解像度はゲーミングPC向け
- HDRモードの実装に問題あり(配布するLUTで解決)
- AdobeRGBモードがない(配布するLUTで解決)
PS5やSwitch 2で問題なく使えますが、5Kモニターをわざわざ4KやフルHDで使うのはお金の無駄です。素直に4Kモニターを買ったほうがいいでしょう・・・選択肢も豊富です。
次に、HDRモードの問題です。海外ユーザーから指摘されているようにデフォルトのHDRはなぜか画面が暗く見えます。
AdobeRGBモードも未実装です。量子ドットの効果で極めて広大な色域を持っていながら、AdobeRGBを実装しないなんて勿体ない仕様です。
どちらも本レビュー記事で配布した3D LUTプロファイルで修正できます。ゲーミングPC(Windows 11以降)を持っている方は、3D LUTで問題を解消し、LG 27GM950B-Bを最高の状態で堪能できます。

「LG 27GM950B-B」の用途別【評価】
| 使い方 | 評価※ |
|---|---|
| FPSやeSports(競技ゲーミング) デュアルモードで最大330 Hzまで対応し、専用の切り替えボタンがあります。応答速度も非常に高速です。 | |
| ソロプレイゲーム(RPGなど) 量子ドットによる最高レベルの色域から生まれる色鮮やかな映像に加えて、ドット感が見えない高密度PPI(27インチで5K)による独特の立体感で、ソロプレイゲームを存分に楽しめます。 | |
| 一般的なオフィスワーク まるでApple Retina Displayを彷彿とさせる高密度PPIの5K画面です。テキストがくっきり鮮明に見え、質が高く透過度も高いノングレア加工で文字が見やすく、ほぼ完全なフリッカーフリーに対応。ただし「sRGB」モードはそのまま使うと不正確です。 | |
| プロの写真編集・動画編集 プロの写真編集や動画編集に耐えうる色域と輝度を備え、「DCI P3」モードを実装済み。ただし、肝心の精度がいまひとつ。別途キャリブレーションは必要です。また、「AdobeRGB」モードが未実装なので、本記事で実装用のLUTを配布しました。 | |
| HDRコンテンツの再現性 Display HDR 1000認証に合格できる性能です。Mini LEDモニターとして十分な明るさで、輝度の安定性も優れます。しかし、モードに関係なく明るさ(PQ EOTF)精度が右側へオフセットしているため、明るいシーンがやや暗く見えます。せっかくの性能が台無しで大変勿体ないので、本記事で修正用のLUTを配布しました。LUT適用後、リファレンス級のHDRを楽しめます。 |
※用途別評価は「価格」を考慮しません。用途に対する性能や適性だけを評価します。
「LG 27GM950B-B」レビューは以上です。
もっと詳しく測定データや比較データを見れば、他の代替案にするか、このままLG 27GM950B-Bで即決する かヒントになるかもしれません。
LG 27GM950B-B:画質レビュー
デフォルト設定の画質について

LG 27GM950B-Bに電源を入れて、約30分待ってからデフォルト設定の画質を評価します。
デフォルト設定はやや青緑色に偏った見え方です。一応メーカーがキャリブレーションを施しているものの、知覚的マッチング法を使っていないので実際の見え方にズレが生じています。
青いだけならともかく、水中の藻を思わせるグリーンティントが個人的に嫌いなので、以下のOSD設定で調整しました。
LG 27GM950B-Bのデフォルト設定はやや青と緑が強いです。
- プリセット:ゲーマー1
- Local Dimming:オフ
- 明るさ:60~70
- 色温度:ユーザー設定
- R:48
- G:47
- B:47
リファレンスモニター(sRGB D65)と見比べながら、測定機材も併用して調整した設定値です。
デフォルト設定で有効化されている「Local Dimming」は無効化がおすすめです。
Local Dimming時にコントラスト比が30000:1へ大幅に向上するものの、やはりデスクトップ画面と相性が良くないと感じます。
ウィンドウ四隅の沈み込み、微妙な灰色ウィンドウが並んだときに発生する色にじみなど、積極的なLocal Dimming挙動の弊害が多発します。

やはり、IPSパネルのMini LEDはゲーミングや映像コンテンツ(見る専)向けです。動きが少ない静的なコンテンツ(特にオフィスワーク)なら、Local Dimming:オフを推奨します。
- オフィスワーク(SDR):無効
- ゲーミングや動画(HDR):Highモード
筆者は「鳴潮」にRenoDX HDRを導入し、HDRモードを自分の好みに合わせてチューニングしています。
とてもIPSパネルだと思えない驚異的なコントラスト比を実現でき、5K解像度の高密度PPIも組み合わさった没入感の高いゲームプレイを楽しめています。

実際に「画質を測定」して比較

ちもろぐでは、2種類の測定機材を使って「LG 27GM950B-B」の画質を深堀りします。
- 分光測色計:X-rite i1 Pro2
(Spectrophotometer) - 比色計:Calibrite Display Plus HL
(Colorimeter)
分光測色計を使って、比色計の測定誤差をキャリブレーションしてから測定を始めます。
ゲーミングモニターのパネル方式によって、画面から出ている波長パターン(RGBスペクトラム)が違います。
波長パターンを実際に測定する分光測色計と違い、比色計は波長を認識できないです。内蔵されたフィルター関数を用いて数値に変換します。フィルター関数と実測値がうまく近似していれば測定誤差は最小限です。
しかし、現代のゲーミングモニターは波長パターンが非常に狭く鋭くなっていて、フィルター関数との誤差がどうしても生じてしまいます。
誤差を修正する一般的な手法が「比色計補正(Colorimeter Corrections)」です。分光測色計で実測ベースの補正データ(FCVM法にもとづくCCMXプロファイル)を作り、比色計に適用して誤差を修正します。

たしかに分光測色計は測定精度が高いです。でも測定レンズがすごく小口径なせいで全体的な測定スピードが遅く、暗い色の測定精度がかなり悪いです。
低価格な割に大きなレンズを備える比色計なら、分光測色計より10倍くらい暗い色の測定が得意だし、全体的な測定スピードも約2~5倍ほど速いです。
だから分光測色計を使って比色計を補正してあげれば、分光測色計に近い測定精度を得ながら、より優れた暗部測定とスピーディーな測定が可能になります。
両方とも持っているなら使わない手はありません。
LG 27GM950B-Bで表示できる色の広さを測定して、他の製品と比較したグラフです。
Rec.2020色域カバー率は約91%を叩き出し、MOBIUZ EX321UXが有していた最高記録をついに更新します。タンデムOLEDパネルですら未踏の領域です。
平均的な液晶パネルと明らかに色の純度(鮮やかさ)が違います。普通のゲーミングモニターから買い替えた場合、相当な確率で画質の違いを体感できます。
| 色域カバー率(CIE1976) | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| 規格 | CIE1931 | CIE1976 |
| sRGBもっとも一般的な色域 | 100% | 100% |
| DCI P3シネマ向けの色域 | 98.9% | 99.5% |
| Adobe RGBクリエイター向けの色域 | 100% | 99.9% |
| Rec.20204K HDR向けの色域 | 90.6% | 90.5% |
色域カバー率を示すxy色度図も確認します。
スタンダードな色空間で知られる「sRGB」で約100%をカバー。HDRコンテンツ、シネマ向けの色空間「DCI P3」は約100%カバーにとどまります。
プリントアウト(印刷)が前提のクリエイティブタスクで典型的な「AdobeRGB」色空間のカバー率は約100%です。

画面の明るさは100%設定で約700 cd/m2に達し、SDRコンテンツを見るのに過剰なほどの明るさです。
最低輝度(0%設定)は約46 cd/m2まで下げられ、平均的なゲーミングモニター(40 cd/m²前後)すら下回らない微妙な暗さにとどまります。
眼精疲労などが理由で、夜間に暗い画面を好む人にとって物足りない仕様です。どうしても明るさを下げたいなら、色温度:ユーザー設定で、3色すべてを任意の暗さまで下げてみてください。
約120 cd/m²※は設定値22%でほぼ一致します。
※ キャリブレーションの目標値によく使われる数値です。個人的にかなり暗く見えるので使っていませんが、参考値として記載します。

- 実測コントラスト比:978:1
コントラスト比を写真で伝えやすくするため、暗室環境にて斜めの角度から撮影しました。人間の目での見え方を再現するために、Photoshop CameraRawを用いて調整済みです。
平均的な液晶パネル(1100:1)すら超えられない、凡庸なコントラスト比です。

しかし、OSD設定から「Local Dimming」を有効化すると変貌します。コントラスト比は約5000~30000:1まで改善します。
今までのIPSパネルなら、せいぜい出せて10000:1程度。ピーク時30000超なんて、目を疑うコントラスト比です。
明るいシーンと黒に近いシーンを画面に表示して、真正面から色ムラ具合を撮影しました。
直下型Mini LEDは輝度ムラの少なさが過去のレビューで傾向的に明らかですが、LG 27GM950B-Bの輝度ムラはそれほど優れていません。
言うまでもなく「Zero Optical Distance Mini-LED Backlight」の弊害です。

白い壁紙をLCD(液晶パネル層)、手前のハンドライトをMini LED層とイメージします。
距離を近づけるほど強い点光源に仕上がり、ブルーミング(開花現象)の抑制と飛躍的なコントラスト比アップが得られます。一方で、Mini LED間のつなぎ目(クロストーク)が目立つ弊害がついて回ります。
先ほどの暗いグレー5%写真で、縦方向に網目模様のような輝度ムラがうっすらと見えていますが、まさにクロストークです。
LG(BOE)は1ゾーンあたり4個(2×2)のMini LEDを使ってクロストークを緩和しようと努力しましたが、やはり均一な表示パターンだとMini LED間のつなぎ目がうっすらと見えてしまいます。
輝度ムラの実測値は平均5.4%です。ゲーミングモニターとして過去の平均値(6.4%)以上、直下型Mini LEDバックライトとしては・・・あまり褒められた数値じゃないです。
色温度の分布は平均4.7%と妙に大きい数値です。パネル中央と下部が暖色(ウォーム)、それ以外のエリアが寒色(クール)に偏っています。

幸い、実際のコンテンツで見てみると気にならないです。

ゼロ距離Mini LED方式は、その緻密な構造ゆえに個体差の影響を以前よりも大きく受ける可能性が疑われます。0.0 mm単位の個体差が、色温度のムラや輝度ムラを悪化させる可能性を秘めています。
もちろん、それ以上の恩恵(圧倒的なまでのコントラスト比)を得ているので、結局のところトレードオフです。
輝度ムラの比較データです。
LG 27GM950B-Bの反射加工をチェック。やはりLG UltraGear高級モデルのコーティングはハイレベルです。
ハーフグレアにも似た透過度の高い処理が施され、コーティング層の下にあるパネルはAGタイプ(Anti-Glare = 低反射パネル)です。
AG + STW偏光板 + 高品質マットコーティングにより、優れたコントラスト比と反射光量の抑制、もちろん周囲の入射光をぼんやり拡散して映り込みも減らす効果まできっちり両立します。
| 反射を比較(明るい部屋) ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| LG 27GM950B-B (AG Matte) | ![]() |
| TCL 27C2A Pro (Matte) | ![]() |
| INNOCN (1.8% AR + ATW) | ![]() |
| ASUS (TrueBlack Glossy) | ![]() |
| LG (AG Matte) | ![]() |
他製品のコーティングと比較します。
同じマットコーティング(ノングレア)でも、反射光量の強さに違いがハッキリ出ます。LG 27GM950B-Bは、同社のLG 32GS95UE-Bほどには抑えられていないものの、競合他社(TCL 27C2A等)より優秀です。
コントラスト比が極めて高くなるMini LED液晶にとって、コーティングの品質は決して無視できない要素です。LG(BOE)がコーティング層に気を使ってくれて嬉しいです。
といっても定価が18万円近いですから、力を入れて当然でしょう。コーティング処理はおおむね価格(製造コスト)に比例します。
文字のドット感(見やすさ)は非常に良好です。
テキスト表示に有利な縦に一直線の直列RGB配列パネルに、Apple Retina Display級(218 ppi)の画素密度を備えます。
普通の距離感(50~60 cm)から見ても、30 cmくらいの近距離でも、ドット感が非常に分かりづらい精細なテキスト表示です。
125~150%スケーリング表示とも相性がいいです。美しい滑らかなドット感を維持したまま、27インチで2.5K~4K相当の表示にできます。
マクロレンズでパネルの表面を拡大した写真です。
PCモニター用途(Windows)と相性が良い「ストライプRGB」配列の画素レイアウトです。テキストフリンジ(文字ボヤけ)が原理的に起きない主流のレイアウトを採用します。
次に、パネル技術をスペクトラム波長分析※1で調べて、おおまかな推定をします。
三原色のうち、鋭い青色スペクトルから典型的な青色LEDバックライトだと分かります。緑色スペクトルも非常に分離が良く、β型サイアロン系の緑色蛍光体や、セレン化カドミウム系の量子ドットの可能性が浮かびます。
赤色スペクトルも同様にピークが鋭く、セレン化カドミウム※2系の量子ドットを使っていると推測されます。
ついでにブルーライト含有量を調べたところ、約27%でした。色温度の設定でほんの少しだけ赤色を足すか、青色を弱めるだけで、TUV Rheinlandブルーライト認証に必要な25%未満を達成できます。
※ 1:分光測色計「X-rite i1 Pro 2」を使ってスペクトラム分析をします。2:測定された半値幅の細さ、カドミウムフリー素材のコスト都合から、消去法でCdSe系を挙げています。

LG 27GM95B-Bの視野角はかなり優秀です。
過去にレビューしたATW偏光板を用いたAHVA(高級Fast IPS)パネルに匹敵します。斜めから見てもうっすらと白浮きする症状をよく抑えられ、輝度の減衰も少ないです。

(巧みに屈折させて光を外部に漏らさない多層構造)
パネル製造元の中国BOEいわく、視野角を著しく向上させる「STW偏光板(Super True Wide Polarizer = 特許 : CN118091812A)」を使っているそうです。
STW偏光板の導入により、斜めから見た時に目立つ光漏れを防ぎます。偏光方向を90°ズラした複数の層で、水平方向や垂直方向から漏れようとした光を偏光し、最終層に回帰させて漏れ出る光量を減らします。
漏れる光が減るから白っぽさが軽減され、コントラスト比が向上し、明るい見た目を維持しやすい構造です。
追加の作用もあり、なんとMini LEDと相性抜群です。直下型Mini LEDバックライトによるローカル調光(Local Dimming)で発生しやすい、ブルーミング(開花現象)の抑制に効果が見込めます。
「INNOCN GA32V1M MAX」など、ごく一部を除外すれば、ほとんどのMini LED液晶に高度な偏光板は導入されていません。
雑な偏光板は視野角の狭さに加え、ブルーミングの増大を招く原因のひとつにも関わらず、まだまだ注意が払われていない部分です。

HDRモード時の画質を詳しく測定

ディスプレイ校正業界の標準機材で知られるColorimetry Research製「CR-100」を使って、「LG 27GM950B-B」のHDR性能をテストします。
HDR性能のテスト結果 | ||
|---|---|---|
| 比較 | テスト対象 LG 27GM950B-B | ターゲット規格 Display HDR 1000 |
| 画面の明るさ |
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| 黒色輝度 |
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| コントラスト比 |
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| 色域 |
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| 色深度 |
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| ローカル調光 |
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コンシューマ向けで実質的な最高グレードのHDR規格「VESA Display HDR 1000認証」でチェックしました。
ピーク輝度、全白フラッシュがわずかに1000 cd/m²に届かず、厳密にいえば筆者の個体はHDR 1000認証をパスできません。
実効996~999 cd/m²でほぼ1000 cd/m²だから実用上の問題は皆無です。性能的にHDR 1000と同一です。
HDRモード時の明るさをテスト。画面全体に占める割合が25%時、輝度が約1000 cd/m²に迫ります。
ほぼストレステストに近い全画面輝度(面積100%)もテスト。少なくとも1分間は約1000 cd/m²を維持します。
| HDRコントラスト比Colorimetry Research CR-100で測定した結果 | |
|---|---|
| 全画面 | Inf : 1 |
| 10%枠 | 117712 : 1 |
| 3×3パッチ | 109560 : 1 |
| 5×5パッチ | 20825 : 1 |
| 7×7パッチ | 7863 : 1 |
| 9×9パッチ | 6850 : 1 |
テストパターン別にHDRコントラスト比を測定した結果、ワーストケースで6850 : 1でした。
- Local Dimming(High)→ 6850~117700:1
- Local Dimming(Medium)→ 3770~74400:1
- Local Dimming(Low)→ 2700~40930:1
強度別のコントラスト比です。Mediumモードですら、平均的なMini LED液晶を上回ります。
他社のMini LEDゲーミングモニターと、HDRコントラスト比を比較します。
現時点で最上級のHDRモニターと評される「TCL 32R84」をダブルスコアで突破し、AOC Q27G40XMNに匹敵するHDRコントラスト比です。典型的なIPS + Mini LEDパネルに対して軽く7~8倍も高いです。
まさに別次元の領域。ゼロ距離Mini LED方式はかつてIPSパネルで不可能とされたコントラスト比を、平凡な2000分割クラスで可能にしました。
IPSパネルでありながら、まるでVAパネルです。もちろん、あくまでもIPSパネルだから、VAパネルのデメリットは付属しません。
HDRモード時の明るさが正しいか、PQ EOTF追跡グラフ(100%正規化グラフ)で測定します。
明るさの段階(階調ごと)に分解して、細部のトラッキング精度もチェックします。
・・・LG 27GM950B-B最大の問題です。非常に優れたハードウェアを用意しておきながら、肝心のPQ EOTF実装を誤っています。
プリセット関係なくほとんどのシーンを暗く見せる傾向です。ターゲット規格ライン(PQ EOTF)のうち、ベース階調からハイライト階調が右側にオフセットしていて、精度が悪いと評価します。
影のディティールだけなら「ブラックイコライザー:60(+10%)」で修正できますが、ベース以上の階調は修正不可です。

3D LUT(キャリブレーション)プロファイルを作りました。16ビット測定(約6000点)→ 3D LUT生成 → 逆オフセット1D LUTを合成して完成です。

右方向にズレたPQ EOTFを中心に戻して、ついでに色温度と色精度をΔE < 2.0まで修正します。使い方はファイルに同封している説明書を読んでください。
| HDRモード比較※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| 初期設定 | ![]() |
| Gamer 2 | ![]() |
| 最大輝度 | ![]() |
| 3D LUT 調整後 | ![]() |
あとはリファレンス級HDRゲーミングを堪能するだけです。

HDRの持続性能はDisplay HDR 1000認証ラインを維持します。
面積10%まで約750~950 cd/m²前後、そのまま25~100%まで1000 cd/m²を維持します。輝度の安定性は見事です。
| HDRのグレースケール精度 ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| D65 (グレースケール) | RGBバランス (グレースケール) |
![]() | ![]() |
| HDRの色精度 ※クリックすると画像拡大 | |
| Rec.2020 (彩度ポイント) | dE2000 (ポイント別精度) |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
意外にもグレースケールは最初からキレイに一致しています。
しかし、先に説明した右側オフセットのPQ EOTFが災いして、HDR規格(Rec.2020色域)に対する色精度は平凡そのもの。
彩度(明るさ)の精度が最大ΔE = 7.50、平均ΔE = 4.46でした。96箇所の色精度ポイントは最大ΔE = 8.1、平均ΔE = 4.36まで逸脱してしまい、基準値(ΔE < 2.0)を満たせません。
モニター側でできる範囲では、平均より多少いい程度の数値です。なお、3D LUT適用後ならΔE = 1.5~1.6に改善します。
VESA DisplayHDR認証で要求される色精度が「相対色精度(vs Relative Value)」です。一方、ちもろぐでは「絶対色精度(vs Absolute Value)」を採用します。
それぞれの違いをざっくり説明すると
- 相対色精度:レビュー対象から採取した白(xy座標)を基準値とします
- 絶対色精度:特定の白(xy座標)を基準値とします
要するに、色精度を計算する基準ターゲットがまったく違います。
相対色精度なら、たとえモニターに映っている白色が黄ばんでいたり緑掛かっていても、問題なく高い精度(ΔE値)を出せます。採取した白色が絶対的な基準値に一致しているかどうかは評価外で、モニターに映った白色をリファレンスとして扱うからです。
| グレー階調 | 相対色精度 (vs Relative Value) | 絶対色精度 (vs Absolute Value) |
|---|---|---|
| RGB 13 | 0.57 dE | 0.63 dE |
| RGB 26 | 1.29 dE | 1.32 dE |
| RGB 38 | 1.92 dE | 2.10 dE |
| RGB 51 | 1.89 dE | 2.28 dE |
| RGB 64 | 1.51 dE | 2.23 dE |
| RGB 77 | 1.37 dE | 2.09 dE |
| RGB 89 | 1.10 dE | 2.22 dE |
| RGB 102 | 1.17 dE | 2.54 dE |
| RGB 115 | 0.44 dE | 2.56 dE |
| RGB 128 | 0.26 dE | 2.75 dE |
| RGB 140 | 0.42 dE | 2.75 dE |
| RGB 153 | 0.76 dE | 2.95 dE |
| RGB 166 | 0.57 dE | 3.57 dE |
| RGB 179 | 0.75 dE | 3.97 dE |
| RGB 191 | 0.78 dE | 3.61 dE |
| RGB 204 | 0.54 dE | 3.97 dE |
| RGB 217 | 0.58 dE | 4.25 dE |
| RGB 230 | 0.81 dE | 3.94 dE |
| RGB 242 | 0.83 dE | 4.27 dE |
| RGB 255 | 0.51 dE | 4.51 dE |
| 平均値 | 0.90 dE | 2.93 dE |
絶対色精度はもっと厳格です。D65 xyを絶対的な基準値として扱い、どのモニターでも同じ色を表示できているかを最大目標とします。加えて、メタメリズム障害を計2名の肉眼で検知した場合は、代替D65 xyを絶対的な基準値に代入しています。
どのモニターでも、誰の目から見ても、同じ色(表示)を目指す = これこそが「絶対色精度」の目的です。
仮に「相対色精度」なんて採用したらどうなるでしょう?
ΔE < 2.0のゲーミングモニターが3台あります。3台並べて同じコンテンツを表示しているのに、色がまったく一致しない・・・避けるべき事態が本当に起きます。絶対色精度なら、3台ともほぼ同じ色に見えます。


| 明るいシーンで比較 ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| レビュー対象 (LG 27GM950B-B) | 比較:OLED (TCL 32X3A) |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
| 比較:HDR 1000 (GA32V1M MAX) | 比較:HDR 1400 (TCL 27C2A Pro) |
HDRゲームの代表例「FF16」で、明るいHDRシーンを比較しました。
フェニックスが光り輝く当該シーンにて、LG 27GM950B-Bはピーク時850~900 cd/m²の明るさにとどまります。PQ EOTFがズレているせいで少し暗めです。
フェニックスの眩しさをそこそこ再現でき、りんかく周辺の白潰れもかなり少ないですが、HDR 1400級ほどの精度は得られません。
HDRゲーム時の明るさを測定しました。
恐ろしく明るいフェニックス戦(FF16)でピーク時に約1000 cd/m²前後を記録、1000 cd/m²超の明るさを雑に使ってくるFF16をそれなりに堪能できる明るさです。
優れたHDR効果で知られるGhost of Yōteiは・・・全体的に暗く見えます。ピーク時こそ900 cd/m²超でも、多くのシーン(ベース階調)が暗くズレているので、曇った印象に映ります。羊蹄平の太陽が眩しく見えないです。

| 暗いシーンで比較 ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| レビュー対象 (LG 27GM950B-B) | 比較:OLED (LG 27GX700A-B) |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
| 比較:IPS + Mini LED (Titan Army P275MV-A) | 比較:IPS + Edge LED (KTC H27P6) |
Mini LEDのバックライト制御(Local Dimming)は、黒を積極的に消灯するアグレッシブな挙動です。
IPSパネルで最高峰のコントラスト感で知られるP275MV-Aすら超え、OLEDパネルに迫る黒の黒さを実現します。並のIPSパネル + Mini LEDで太刀打ちできないです。
アグレッシブなバックライト制御のトレードオフ(代償)として、真っ暗な背景に非常に小さな点光源(APL 0.5%未満)の輝度感は損なわれます。
たとえば、マウスカーソルや星空パターンは薄暗く見える傾向です。
単純なテストパターンを使って、ブルーミング(開花)と黒い汚れ(スミア)を見てみます。
斜め45°から撮影しているため、視野角の影響でやや汚れ(スミア)が目立つものの、正面から見た場合は動画ほどの症状は出ません。
大きめの光点でブルーミングがごくわずかに見える程度に抑えられ、中サイズの光点はスミアをよく抑えつつ900~1000 cd/m²を出せる挙動です。
BOE ADS(IPS)パネルは応答速度もかなり速い部類なので、Mini LEDバックライトの遅延によるガタガタとしたLD遷移フリッカー(ちらつき)も非常に見えづらいです。
STW偏光板で光漏れも抑制され、なおさらLD遷移フリッカー(ちらつき)に強い構造です。


自由自在にゲームをHDR化するMODツール「RenoDX HDR」を用いて、アニメ調グラフィックの最高峰「鳴潮」にインパクトのあるHDRを実装する設定です。
- Tone Mapper:デフォルト
- Peak Brightness:約1050~1100 nits
- Game Brightness:約470~490 nits
- Gamma Correction:2.4
レンダリング領域の明るさとマッピングを調整します。ハイライト領域に1000 nits超、ベース輝度に470 nits超を割り当てて、誰の目から見ても分かりやすいHDR感を演出する狙いです。
- UI Brightness:約500 nits
非レンダリング領域の明るさを調整します。たとえば、メニュー画面やHUD(GUI)、ダメージ表示などにUI Brightnessが適用されています。
標準的な200~300 nitsを割り当てると、Local Dimmingが反応してスミア(沈み込み)を無駄に誘発する傾向が見られたので、最大値(500 nits)にしました。
- Exposure:1.02
- Highlights:58~60
- Shadows:46~48
- Contrast:51~53
- Saturation:88~90
HDRグレーディングを調整します。基本的にゲーム画面を見ながら、好みに合わせて調整するだけです。筆者の場合、HDR = メリハリのある明暗差と高純度な高彩度カラーだと考えているので、設定値も派手さ重視です。
特にSaturation:88~90は少々やりすぎかもしれません。DCI P3利用率が10~30%に達し、シーン次第でBT.2020利用率が15%にも達する色域設定ですが、かなりビビットです。
自分の好みに合わせて適宜コントロールしてください。RenoDXの設定はリアルタイム反映ですから、いくらでも納得行くまで調整できます。

3D LUTとRenoDXで「HDR 1000」化された鳴潮はかなり美しいグラフィックです。緋雪の攻撃エフェクトがそこそこ眩しく見え、明暗差の強調で映像に立体感が付与されます。
しかし、HDR 1400以上に見慣れていると、正直ちょっと物足りなさを感じるシーンもあります。ピーク時1600 nits程度の性能があれば、なお良かったです。
LG 27GM950B-B:ゲーミング性能
ゲーム性能(応答速度)の測定と比較

(公称分解能は240万Hz = 416.7ナノ秒)
LG 27GM950B-Bの「応答速度」を測定します。
大口径レンズ搭載の光学センサーと14ビット分解能に対応したUSBオシロスコープを使って、画面の明るさが変化する時間(= 応答速度)を5マイクロ秒(0.005ミリ秒)単位で実測します。
何を言っているのか、さっぱり分からないと予想されるので、実測グラフをひとつ見てみましょう。

画面の明るさをオシロスコープで測定したグラフです。白色(RGB 255)から黒色(RGB 0)に変化する瞬間を捉えています。だから、上から下へ滝のように落下する推移が見て取れます。
その推移こそが「応答速度(英語でGray-to-Gray Response Time)」です。目標ラインに移動するのにかかった時間が、メーカーがスペック表に記載している応答速度です。
ただし、メーカー公称値は基本的にパネル製造元が提供するデータシートに依存します。データシート記載の数値は悪く言えば・・・ けっこう盛ってます。
公称値「0.5ミリ秒」と書いてあっても、実際に0.5ミリ秒が出るシーンが全体のごくわずかで、平均を取ると3.5ミリ秒や4.8ミリ秒など。
製品によってバラバラです。

もうひとつ問題点があります。オシロスコープが取得した数値と、人間の目で見て実際に感じる明るさにズレが生じます。
オシロスコープ的に非常にごくわずかな差でも、人間の目で見るとハッキリ階調が分かれて見えるシーンが多いです。よって「ちもろぐ」では、取得した電圧データに対してキャリブレーションを実施しています。
一般的な電圧10~90%測定と比べて、人間の知覚に一致させたキャリブレーション済みの測定なら、パネルの暗い部分の応答速度を厳しく評価できます。

60 Hz時の応答速度は平均3.11ミリ秒を記録します。
60 Hzに必要十分な応答速度を余裕を持って満たしますが、ホールドボケ現象(= 60 Hzそのもの)が原因で、残像感がそれほど減らないです。
120 Hz時の応答速度は平均2.91ミリ秒を記録します。120 Hzに必要十分な応答速度(< 8.33 ms)を準拠率200%以上でクリア、残像感もかなり軽減されています。
しかし、120 Hzでもホールドボケを取り除くのに不十分です。
LG 27GM950B-Bで設定できる最大リフレッシュレート165 Hz時、応答速度は平均2.89ミリ秒です。165 Hzに必要な応答速度(< 6.06 ms)を余裕で満たしています。
デュアルモードで使えるリフレッシュレート330 Hz時、応答速度は平均3.35ミリ秒です。330 Hzに必要な応答速度(< 3.03 ms)を満たせず、準拠率100%未満です。
オーバードライブモードを「Faster(最大値)」にしました。応答速度は平均1.72ミリ秒に改善され、330 Hzに必要な応答速度(< 3.03 ms)をかなり満たせます。
ただし、暗い色から明るい色で+10以上のオーバーシュートが頻発しているせいで、応答速度ほどには残像感が改善されないです。デュアルモード特有のドットの粗さも影響して、クッキリとした明瞭感は期待ほど良くない印象です。
| 残像感を比較 ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| レビュー対象 (LG 27GM950B-B) | 比較:OLED (ASUS PG27AQWP-W) |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
| 比較:Fast IPS (TITAN ARMY P275MS PRO) | 比較:Fast HVA (TCL 32R84) |
ざっくりとした見た目なら、LG 27GM950B-BとP275MS PROは非常によく似ています。実際、応答速度とリフレッシュレートも近いです。
しかし、前者の方がボヤッと見えてしまうのはやはりデュアルモード(疑似ドットバイドット)が原因と考えられます。
新測定システム(2026年8月から運用開始)による新しい比較データです。
薄いグレー色のバーを見逃さないように。平均値だけでなく、グレー色のバー(最悪値)も含めて総合的に見ます。
3色のバーが互いに同じ数値かつ0ミリ秒に近いほど、UFOの見た目は静止画のようにクッキリ明瞭と映ります。
ゲーム性能(入力遅延)の測定と比較

イメージ図:入力遅延の測定サンプル
| 入力遅延 (クリック100回の平均値) | |
|---|---|
| |
|
LG 27GM950B-Bで、左クリック100回分の入力遅延を測定しました。
リフレッシュレート60 ~ 330 Hzまで、安定して目標の16ミリ秒を下回る良好な入力遅延です。ほとんどの人が入力遅延を体感できません。
VRR(G-SYNC互換モード)の影響もなかったです。

2024年7月より「入力遅延(Input Lag)」の新しい測定機材を導入しました。
クリック遅延がわずか0.1ミリ秒しかないゲーミングマウス「Razer Deathadder V3」から左クリックの信号を送り、画面上に左クリックが実際に反映されるまでにかかった時間を測定します。

- マウスから左クリック
- CPUが信号を受信
- CPUからグラフィックボードへ命令
- グラフィックボードがフレームを描画
- ゲーミングモニターがフレーム描画の命令を受ける
- 実際にフレームを表示する(ここは応答速度の領域)
新しい機材は1~6の区間をそれぞれ別々に記録して、1~4区間を「システム処理遅延」、4~5区間を「モニターの表示遅延(入力遅延)」として出力可能です。
なお、5~6区間は「応答速度」に該当するから入力遅延に含めません。応答速度と入力遅延は似ているようでまったく別の概念です。
フリッカーフリー(画面のちらつき)を測定
実際にオシロスコープを使ってフリッカーの有無をテストした結果、明るさ0~100%までフリッカーが一切検出されません。
約20 kHzで構成されるPWM調光を用いた、実質フリッカーフリーです。3000 Hzをはるかに超え、一般的な基準とTUV Rheinland基準どちらも合格できます。
| VRRフリッカーを検証 ※クリックすると画像拡大 |
|---|
![]() |
|
VRR(G-SYNC互換モードなど)有効時に発生する「VRRフリッカー」もテストします。
LG 27GM950B-Bは、フレームレートが乱高下しても「ちらつき」がまったく見えないです。

VRRフリッカー(VRR Flicker)は、画面が暗いシーンでフレームレートが激しく変動すると発生する確率が大幅に跳ね上がります。
ちもろぐでは、アクションRPG「鳴潮」にてフレームレートを10 fpsからモニター側の最大fpsまで動かします。
モニターの至近距離に設置された光学センサーを経由して、オシロスコープが明るさの変化をマイクロ秒(10万分の1秒)単位で記録する仕組みです。
記録されたグラフが乱高下していれば「VRRフリッカー」の検出に成功です。逆に、何もなく平坦で一直線なグラフが記録されればフリッカーは皆無と判断できます。
ゲーム機の対応状況(PS5とSwitch 2)
| PS5の対応状況 | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| 設定 | 60 Hz | 120 Hz |
| フルHD1920 x 1080 | 対応PS5 VRR:対応 | 対応PS5 VRR:対応 |
| WQHD2560 x 1440 | 対応PS5 VRR:対応 | 対応PS5 VRR:対応 |
| 4K3840 x 2160 | 対応PS5 VRR:対応 | 対応PS5 VRR:対応 |
PS5でフルHD~4K(最大120 Hz)に対応します。「PS5 VRR」も対応。
対応可能な最低リフレッシュレートは、24~25 Hz(4K)、50 Hz(フルHD)です。
| Switch 2の対応状況 | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| 設定 | 60 Hz | 120 Hz |
| フルHD1920 x 1080 | 対応HDR:対応 | 対応HDR:対応 |
| WQHD2560 x 1440 | 対応HDR:対応 | 対応HDR:対応 |
| 4K3840 x 2160 | 対応HDR:対応 | Switch 2は非対応 |
有料ソフト「Nintendo Switch 2 のひみつ展」で実際に120 Hz + HDR(10 bit)信号を出力させて、モニターが暗転せずにゲーム画面を表示できるかをチェックします。
暗転しなければ問題なし、暗転して解像度が下がってしまったら互換性なし、と判断します。
Nintendo Switch 2(ドックモード)で、フルHD~WQHD(最大120 Hz)または4K(最大60 Hz)に対応します。HDR(10 bit)出力も最大60~120 Hzです。
ゲーミングPCで使えるリフレッシュレート

ゲーミングPCの映像端子(HDMIやDisplay Port)にLG 27GM950B-Bを接続して、ディスプレイの詳細設定から使えるリフレッシュレート一覧をチェックします。
| 対応リフレッシュレート Windowsの設定画面で確認 | |
|---|---|
| HDMI 2.1 (41.89 Gbps) | Display Port 2.1 (77.37 Gbps) |
|
|
LG 27GM950B-Bがパソコンで対応しているリフレッシュレートは以上のとおりです。
HDMI 2.1で最大165 Hz(330 Hz)まで、Display Port 2.1も最大165 Hz(330 Hz)に対応します。
LG 27GM950B-Bは、圧縮転送モード「DSC(Display Stream Compression)」を明示的に切り替えできません。
| DSC無効時 対応リフレッシュレート | ||
|---|---|---|
| 端子 | SDR (8 bit @ RGB) | HDR (10 bit @ RGB) |
| HDMI 2.1 | – | – |
| DP 1.4 | – | – |
CRU(Custom Resolution Utility)によるカスタム解像度や、NVIDIA DSR(DLDSR)を使いたいマニア志向のユーザーにとってちょっと不便な仕様です。
| VRR機能(可変リフレッシュレート) ペンデュラムテスターで検証 |
|---|
|
フレームレートとリフレッシュレートを一致させて「ティアリング」を防ぐ効果がある、VRR機能はHDMIとDisplay Portどちらも使用可能です。動作範囲は48~330 Hzです。
LFC(低フレームレート補正)対応ハードウェアの場合は、48 Hzを下回ってもVRRが機能します。
競技ゲーマー向け機能をチェック
- 暗所補正
暗い部分を明るく補正する機能 - 鮮やかさ補正
色の付いた部分を強調する機能 - 残像軽減
残像をクリアに除去する機能
LG 27GM950B-Bは、3つある主要な競技ゲーマー向け機能のうち2つ対応します。クロスヘア(十字線)やフレームレートを表示する機能も搭載されています。
暗い部分を明るく補正できる「ブラックスタビライザー」モードです。全11段階(0~100 / ±10刻み)でざっくり調整できます。
暗い部分をいい感じに明るく補正する効果が強いです。真っ暗なシーンも相当明るく見えます。明暗差がくっきり出ているシーンだと特にうまく機能する印象です。
十分な実用性があるものの、やはりeSports専業メーカー(Zowie)には負けます。
残像軽減(黒挿入)モードをチェック
| 機能チェック:残像軽減 「LG Motion Blur Reduction」 ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| 残像感 (UFO追尾ショット) | 性能 (測定値) |
![]() |
|
Motion Blur Reduction(LG MBR)がいつの間にか進化しています。単純なMPRT型から、Mini LEDモデルで定番化しつつある疑似インパルス型の残像軽減モードです。

(普通のカメラで捉えられる = スキャンが遅い)
Mini LEDバックライトを駆使した疑似インパルス型(英 : CRT Beam Simulation)に該当します。パネルの上から下へ順番にスキャン(走査)するように黒フレームを挿入する方式です。
しかし、物理的なスキャン速度がやや遅いので、パネルの上下で黒フレーム挿入のタイミングにズレが生じます。ズレが大きいと「二重影(クロストーク)」が発生しやすいです。
驚異的な明るさ(600 cd/m²超)を維持しつつ、優れたモーションクリア化効果を得ているので、以前のLGモニターより格段に優秀です。

リフレッシュレート165 Hzで検証。黒フレーム挿入時間は約76~77%の範囲で変動します。
| ベンチマークと比較 Zowie「DyAc+」以上を目指す | ||
|---|---|---|
| 黒挿入モード | 明るさ | 黒挿入時間 |
| DyAc 2:プレミアム (ベンチマークNo.1) | 約330 cd/m² | 91 % |
| MPRT Plus:高い (TCL 27C2A Pro) | 約603 cd/m² | 82 % |
| MPCS TECH:ULL Lv3 (GR2532DML) | 約385 cd/m² | 83 % |
| DyAc+:プレミアム (Zowie XL2546K) | 約320 cd/m² | 84 % |
| LG MBR (LG 27GM950B-B) | 約638 cd/m² | 77 % |
| Clear AIM2:Lv3 (IODATA GDU271JLAQD) | 約397 cd/m² | 79 % |
| MPCS TECH:ULL Lv3 (INNOCN GA32V1M MAX) | 約332 cd/m² | 77 % |
| DyDs:高 (Titan Army P275MV-A) | 約316 cd/m² | 78 % |
| MPCS TECH:ULL Lv3 (INNOCN E49M1R) | 約316 cd/m² | 76 % |
| MPCS TECH:ULL Lv3 (INNOCN GA27T1M) | 約292 cd/m² | 80 % |
| DyDs:超低遅延 (Titan Army P275MV MAX) | 約299 cd/m² | 77 % |
| DyDs:高 (Titan Army P275MS+) | 約280 cd/m² | 79 % |
| MPCS TECH:中 (INNOCN GA32V1M) | 約310 cd/m² | 75 % |
| ブレ削減 | 約300 cd/m² | 65 % |
| ASUS ELMB Sync | 約250 cd/m² | 70 % |
| MSI MPRT (MSI MAG 321UP X24) | 約154 cd/m² | 47 % |
| INNOCN MPRT (CB27U1) | 約131 cd/m² | 64 % |
| ASUS ELMB (ASUS XG32UCWMG) | 約128 cd/m² | 48 % |
1台2役な「デュアルモード」機能を検証
| 【デュアルモード検証】 基本スペック ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| 専用ボタンで切替 (1回で完了) | 最大330 Hz対応 (2560 x 1440) |
![]() | ![]() |
| |
LG 27GM950B-Bはデュアルモード対応です。専用のOSDボタンを1回ポチッと押すだけで切り替え完了。
- ネイティブ → デュアルモード:約6.9秒
- デュアルモード → ネイティブ:約7.1秒
画面が7秒ほど暗転したあとデュアルモードに切り替わります。
27インチ画角にWQHD(2560 x 1440)を表示します。解像度とサイズ感こそ、WQHDゲーミングモニターそのもの。画素密度に換算して109 ppi相当です。
ネイティブ5K(218 ppi)と並べるとドット感が目立ちますが、実用に足る疑似ドットバイドット表示に見えます。
少なくとも、すでにありふれているフルHDのデュアルモード(82 ppi相当)より、WQHDデュアルモードの方が視認性は高いです。
疑似ドットバイドットの仕組みは、典型的な2×2ドットで1ドット相当を表示するピクセル処理です。ただし、他社のデュアルモードと同じく、依然として正確な整数スケーリング表示はできていません。
にじみが少なく、そこそこクッキリ見えますが、1ドットに4ドットを詰め込むせいで角ばった印象を受けます。
全画面モードと24.5インチモードを使えます。
解像度そのまま24.5インチに圧縮表示するため、ボヤけて見えます。
LG 27GM950B-B:クリエイター適性
| クリエイター適性 |
|---|
| 色空間モード (対応してれば色差も確認) |
|
| 校正時の注意事項 (メタメリズム障害) |
|
LG 27GM950B-Bは代表的な規格で知られる「sRGB」、動画編集で使う「DCI P3」の2種類に対応します。「AdobeRGB」はなぜか未実装なので、筆者が独自に実装しておきました。
「sRGB」モードと色精度(dE2000)
| sRGBモードの精度 ※クリックすると画像拡大 | ||
|---|---|---|
![]() | ![]() | |
![]() | ||
| sRGB精度 | ΔE = 2.40 | ΔE < 2.0 |
| ガンマ | 明るい | sRGB 2.2 |
もっとも基本的な「sRGB」モードのレポート結果です。
sRGB色域制限はうまく機能しますが、ガンマカーブがやや明るいし、グレースケール(色温度)が青色と緑色に歪んでいます。
使えなくもないですが、ΔE < 2.0を満たすなら別途キャリブレーションが必要です。
「DCI P3」モードと色精度(dE2000)
| DCI P3モードの精度 ※クリックすると画像拡大 | ||
|---|---|---|
![]() | ![]() | |
![]() | ||
| P3精度 | ΔE = 2.71 | ΔE < 2.0 |
| ガンマ | 暗い | sRGB 2.2 |
「DCI P3」モードのレポート結果です。
どうやらシネマ向けのDCI P3を想定してキャリブレーションが施された様子です。ガンマが異様に暗く、色温度がかなり暖色(ウォーム)に偏っています。
PC向けのDCI P3 D65に対してΔE < 2.0を満たすなら、別途キャリブレーションが必要です。
「AdobeRGB」モードと色精度(dE2000)
| AdobeRGBモードの精度 ※クリックすると画像拡大 | ||
|---|---|---|
![]() | ![]() | |
![]() | ||
| AdobeRGB精度 | ΔE = 0.35 | ΔE < 2.0 |
| ガンマ | 正確 | sRGB 2.2 |
本来は存在しない「AdobeRGB」モードを独自に実装し、結果をレポートしました。
ネイティブ色域から約200ポイント測定 → AdobeRGB色域へ畳み込み → 3D LUTを生成 → グレースケール用1D LUTを合成して完成です。
平均ΔE = 0.35で、目標(ΔE < 2.0)を容易く突破済み。リファレンス級のAdobeRGBモードを使える状態です。
同封の説明書に使い方を書いてあります。

LG 27GM950B-B:本体デザインと機能
パッケージ開封と組み立て工程
ほとんど段ボールと変わらない簡素な茶箱に、「LG UltraGear」のロゴが入ったパッケージで到着。サイズは80 x 50 x 16 cm(160サイズ)です。
箱に書いてある「矢印」のロゴを床に向けてから開封して、梱包材まるごと全部引っ張り出します。
厚みのある高密度発泡スチロールでできた梱包材で、がっちり梱包されています。上の段に付属品、下の段にゲーミングモニター本体が収まってます。
付属品をざっくり紹介
| 付属品 ※クリックすると画像拡大 | |
|---|---|
| 一覧 | ACアダプター |
![]() | ![]() |
|
|
HDMIライセンス認証済みケーブルと、UHBR20規格対応のDP 2.1ケーブルが付属します。
外観デザインを写真でチェック
LG 27GM950B-Bとほぼ同じデザインを流用しています。
パネルの組み付け精度は良好でホコリが侵入しやすい隙間がほとんど見当たりません。スタイリッシュな4方向ベゼルレスデザインですが、下部ベゼルの厚みは約15 mmもあります。
重量のある金属スタンドを除き、シャーシ全体がプラスチック製で高級感が今ひとつ。ペコペコと凹まない頑丈なプラスチックだと分かりますが、素材としてのチープさは否めません。
エルゴノミクス機能とVESAマウント
LG 27GM950B-Bはフル装備のエルゴノミクス機能を備えます。
前後チルトと首振りはスムーズに動きます。高さ調整がややぎこちない感触があり、微調整が効かないです。横向き(ピボット)もやや硬いですが対応しています。
画面の水平(0°)もちゃんと取りやすいです。高さ調整はデスクから距離45 mmまで下げられます。
別売りモニターアームを取り付けるのに便利なVESAマウントは「100 x 100 mm」に対応します。
パネル本体の重量は約5.8 kgで普通のモニターアームで持ち上げられます。付属するネジ(4本)で固定すればエルゴトロンLXを正常に取り付けられます。
対応インターフェイスをチェック
| 各種インターフェイス ※クリックすると画像拡大 |
|---|
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|
映像端子は全部で4つあり、HDMIポートとDPポートどちらでも最大165 Hz(5120×2880)または最大330 Hz(2560×1440)に対応します。
Type-Cポートでパソコンに接続して、USBハブ機能(2個)も使えます。KVM機能はありません。
USB Type-Cの仕様チェック
本体裏面にあるUSB Type-Cポートは、USB PD(USB Power Delivery)対応です。90 W(20.0 V x 4.5 A)まで対応。
映像出力モード(DP Alt Mode)も備え、対応するノートパソコンやタブレットを接続すれば、Type-Cケーブル1本で急速充電とマルチディスプレイ化が可能です。
ASUS Vivobook OLED 15で試した感じ、充電しながら最大5120×2880 @ 144 Hz(10 bit)まで確認できました。
負荷シミュレーターを挿し込み、電圧を20.0 Vに、電流を4.62 Aまで盛り付けるとメーカー公称値の90 W付近(実測88 W)を実際に出せます。
高負荷時の電圧降下がやや大きいですが、定格±5%の範囲に収まっています。

モニターの設定画面(OSD)

モニター本体の中央底面にある「5方向ボタン」を使って、OSD設定をサクサク操作できます。
ゲーミングな雰囲気のUIデザインです。
典型的なフォルダ階層型のOSDレイアウトを採用しつつ、必要最低限の項目数に抑え、テーマごとに設定を適切に振り分けています。
OSD画面のレスポンスは良好ですが、5方向ボタンが少し硬くて使いづらいです。
設定を確定するためにボタンを押し込むアクションも多く、操作性を損ないます。ASUSやBenQのように、そのまま右に倒して確定(決定)が良かったです。
- ショートカットボタン(最大2個まで)
- プリセットごとに調整(設定値の保存も可能)
最短2回の操作で任意の項目を開けるショートカットボタンを最大2個まで登録できます。
ただし、「入力切替」「ゲームモード」「サウンド出力」「クロスヘア」「ブラックスタビライザー」「応答速度」「FPSカウンター」「Hexagon Lighting」の8項目しか登録できないです。
プリセットと入力端子ごとに最後の設定値が保存されるため、各プリセットを用途ごとに使い分ける運用も可能です。
特に、入力端子(HDMIやDP)ごとに設定を覚えている仕様は意外と便利かも。パソコン用、PS5用といった具合に使い分けられます。
OSDソフト「LG Switch」
LGモニター専用OSDソフト「LG Switch」に対応。
OSDソフトから、プリセットの切り替え、画面の明るさ変更、画面分割(PIP)の設定のほか。起動するアプリに応じて自動でカラープリセットを割り当てる機能もあります。

ファームウェアの更新もできます。
ゲーミングモニター本体とパソコンを、付属品のUSB Type-Cケーブルで接続してから、OSDソフトウェアから「ファームウェア・アップデートの実行」を行うと更新できます。
基本的に無いよりあった方が便利ですが、相変わらず対応メニューが少ないです。ブラックスタビライザーや最大輝度モードなど、ソフトからアクセスできない項目が半分くらいあります。

校正ソフト「LG Calibration Studio」

LG 27GM950B-Bは、LGが無料で公開している校正ソフト「LG Calibration Studio」によるハードウェアキャリブレーションに対応します。
別売りのキャリブレーター(最低でもDisplay Pro Plus以上)が必要なため、ほとんどの人は使わない機能です。
具体的な解説は以下に折りたたみます。興味のある方だけどうぞ。

別売りのキャリブレーター(比色計)や分校測色計を使って、モニターをハードウェア校正する機能です。
たとえば、表示する色域をsRGBやDCI P3に制限して、色温度とガンマを規定どおりに一致させたいときに便利です。

「LG Calibration Studio」で作成した校正プロファイルは、プリセット「キャリブレーション設定」に保存されます。全部で2スロットの空きがあります。

校正先のターゲットとなる「色域」を選べます。自分で作成したICCプロファイルを選んで、オリジナルの色域へ校正も可能です。
輝度、色温度、ガンマもスライダーを動かして自由に選択可能。

定期的なキャリブレーションに便利なスケジュール機能に対応。
校正プロファイルのファイル形式も選べます(特に理由がなければICC Version 4 Matrix形式で大丈夫)。キャリブレーション時のカラーパッチ数も選べます。
基本モードは合計45パッチ、ISO 12646基準は合計144パッチです。測定の精度を上げたい場合はISO基準を使ってみてください。

一応、チュートリアル機能も用意されています。画面の指示通りに進めれば、素人でもある程度のキャリブレーションが可能です。
LG Calibration Studioで作成したプロファイルはゲーミングモニター側に格納されるため、出力ハードウェアを選ばない点が強いです。
たとえば、過去にブログで配布していた校正用3D LUTプロファイルは、フリーソフト「dwm_lut」を使わないとロードできません。Windowsでしか動作しないソフトだから、校正の効果を発揮できるハードはWindowsに限られます。
一方、ゲーミングモニター側にLUTプロファイルをロードできる場合、WindowsだろうとPS5だろうとXbox Series Xだろうとお構いなく校正の効果が出ます。
校正プロファイルはあくまでもモニター側に保存されていて、出力ハードウェア側でロードする必要性が無いです。
- ソフトウェア校正:出力ハードウェア先で校正を展開
- ハードウェア校正:ゲーミングモニター側で校正を展開
複数の異種なハードウェアをまたいでクリエイティブな作業をしているなら、ハードウェア校正に軍配が上がります。
表面温度(サーモグラフィー)は、鳴潮(HDRモード)を約1時間ほど掛け続けてから撮影しました。OLEDパネルより3~4倍も明るい割に、同程度の発熱です。
同じ27インチ台のMini LED液晶と比べて電力効率(ワットパフォーマンス)がやや悪いですが、おそらく5K解像度が原因です。画面サイズと解像度に比例して、ワットパフォーマンスも悪化します。
LG 27GM950B-B:価格設定と代替案
LG 27GM950B-Bの実売価格は約18万円ほど、セール価格でも15.9万円です(2026年8月時点)。
主流のMini LEDゲーミングモニターと比較して2倍近い価格差がありますが、そもそも解像度が違うから当然です。
5K(1475万画素)を4K(829万画素)で割ると約1.8倍の差があり、単純に12~13万円もします。4Kパネルほど量産もまだされていないから、製造単価を抑えづらく余計に価格が上がります。
加えて、目立ったライバル製品が1台も存在しない状況です。「唯一無二」のポジションを築いているからこそ、ある程度なら自由な値付けが許されます。

既存のIPS Mini LEDと比べ物にならない・・・
頭2つくらい抜けた圧倒的コントラスト

配布した3D LUTを使えば
鳴潮(RenoDX HDR)も超美麗映像に

おすすめ代替案(他の選択肢)を紹介
LG 27GM950B-Bの代替案はありませんし、現時点で想定されるライバル機も見つからないです。
4Kでおすすめなゲーミングモニター
最新のおすすめ4Kゲーミングモニター解説は↑こちらのガイドを参考に。
4K以上でおすすめなゲーミングPC【解説】
最新AAAゲームを4K~5K画質でプレイするなら、「RTX 5070 Ti」以上を搭載したゲーミングPCがおすすめです。
おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】



























































































































































おすすめゲーミングPC:7選
ゲーミングモニターおすすめ:7選
【PS5】おすすめゲーミングモニター
NEXTGEAR 7800X3Dの実機レビュー
LEVEL∞の実機レビュー
GALLERIAの実機レビュー
【予算10万円】自作PCプラン解説
おすすめグラボ:7選
おすすめのSSD:10選
おすすめの電源ユニット10選

「ドスパラ」でおすすめなゲーミングPC

やかもちのTwitterアカ


レビュー評価【特におすすめ】
レビュー評価【おすすめ】
レビュー評価【目的にあえばアリ】

レビューありがとうございます。自分が目を向けてもいなかったモニターが紹介されるたびに、ありがたやと思って拝読しております。
夢のある製品という感じですね。ゲーミングモニターのひとつの未来像を示しているというか、次世代のスタンダードを示したというか。この解像度で高速応答を実現し、かつ、このコントラスト比をIPSで実現してきたところには、技術の進化を感じます。
もちろん、ここまでの解像度が必要かという問題や、5K2Kのような物理的に殴ってくるタイプのモニターとどちらが選ばれるかといった問題はあると思いますが。
最大の問題は、メモリとSSDとグラボが高騰しすぎて、このモニターの性能を発揮させられるPCそれ自体を組めないってことでしょうか。あくまで、既に高性能なゲーミングPCを持っている人向けだなぁと思わざるを得ませんでした。
鳴潮の場合、DLSS 4.5(内部1440p)とDLSSフレーム生成(2x)があれば、RTX 5070 Tiあたりで5K解像度も快適に動かせます
といっても、その5070 Tiも今やまったく安くないので、敷居が高いのはそのとおりです
大手に限ってなんか全然MiniLED出してこない印象だったけど、こんな感じで完成度高まるまで待ってたのかな?
他の大手のMiniLEDモニターにも期待したいですね
BOEからパネルを独占契約している可能性があるので、同じパネルを使ったOEM品が他社から出回るのは2027年以降になりそうです
BOEに対抗するTCLもがゼロ距離Mini LEDをパクったパネルを作っていますが、こちらは性能面でBOEに劣ります(ワーストでせいぜい4000:1程度)
さらに問題なのが、TCL Japanは現時点でC3A Proシリーズを日本市場への投入は見送ったと、と回答してます
2027年…上の人も言ってるように今はPCそのものが高いですし、総合的に見て、PCやらモニターやら色々買い換えるのは数年は待ちですかねぇ
パネル供給元も正直もっと競合出てきて鎬を削ってほしいところ…
デュアルモードでは整数スケーリングの方が計算が少ないのになぜしないのか。
AIに聞いたら、サブピクセルの並びが独特で文字の細かい表示が変になるからしない、ジャギー軽減とボケのバランスを取っている、コミュニティでは整数スケーリングをオプションで選ばせろという意見がある、という答えでした。
> 整数スケーリングをオプションで選ばせろ
これが正論すぎて
でも機能を増やすと値段も上がるし、どこまで求めるか難しいところではある
個人的にフルHDデュアルモードは密度が粗すぎて使えない感触だったけど、WQHDデュアルモードはけっこう使えますし、整数スケーリングにそこまでこだわらなくていい気がしてきた
ゼロ距離Mini LEDでも素のコントラスト比はごまかせないからSDRやオフィスワーク時のローカルディミングは難ありか
なかなか全て完璧とはいかないね
オフィスワークはダメです
たとえば、グレー33%、グレー50%のウィンドウが並ぶと、隣接ライン付近に互いの灰色が反転する「逆ブルーミング」現象がやっぱり発生します
・ゲームや映像は最高の画質
・オフィスワークはいつもどおり普通の液晶
この挙動はなかなか変わりそうにないです
かと言ってOLEDは相変わらず焼き付きリスクがついて回るから、こちらも完全な代用品とはならず、すべての問題を解消したパネルはまだまだ未来の話です
GigabyteやMSIが出す予定の5K Mini LEDもスペックから見るに同じパネルかもですね
これらはグレア加工なのでより楽しみです
HDR 1400対応のMSI OEMバージョンすごく良さそうですね
と思って調べたら、延期に延期を重ねてついにキャンセルの噂まで出ていて暗雲が立ち込めてます
「技術的な理由により無期限に保留中」
x.com/TFTCentral/status/2085657478776111486
ならGigabyte版を、と思って調べるとこちらはHDR 1000のままでした
想定価格は$ 999で、国内だと19.8万円くらいの見込み(消費税や代理店税を入れると2倍近くなる)
INNOCN、TCL、Titan Army、あるいはGigaCrystaあたりから安く出ないかな~と(薄く)期待してます
調べてみたらTitan Armyが5K 2304zone Mini LEDのP276MX ULTRAを予約受付しているみたいですね
HK$6,499が日本ではどれくらいの値段になるかですが…
タンデムoled モニターってすでにレビューされてますか?
また今後、レビュー予定はありますか?
現在、MiniLedモニターを使っているのですが、tandem OLEDも種類が出てきたためあり買い替えか追加での購入を考えています。
個人的には27GX700A-B、32GX870B-Bが気になっており、是非やかもちさんのレビューを見てみたいです!!
前者は以前レビューされていますので遡れば見れるかと
mini-ledを用いたTV(逸般向け除く)はLGも黎明期に出していたから驚くことではないけど、27インチで5Kは正直いらないかな…。
あと、最近のLG はいろいろバックドアがあるとの話も上がってるし
QDは発色はいいけどその特性上変換もれが生じやすい高輝度域で赤が弱くなる傾向があって、単一ledタイプだと結局リファレンスとして使えるのは1000nit程度が限界に。
micro-ledはまだまだ先だし何か新しいものが出てこないかな
LGのバックドアはテレビの話ではない?
なかなか深刻な事態に発展してますよね。しかもLGどころか、TCL、SONY、Samsung、名だたるテレビメーカーは皆そろってやっていると。「赤信号みんなで渡れば怖くない」を大手が肩を並べて本当にやっちゃった感がすごい
> 高輝度域で赤が弱くなる傾向
この問題を正確に把握するには、いよいよXY色度図を取りやめて、NHKが開発したGumut Ringsに移行する必要がありそうですね。開発の手間はかかりますが、やる価値はあるので頑張ってみます
バックドア報告は現状TVだけですが、一部のモニターでLG Monitor App Installerが自動でインストールされてポップアップ広告が表示された例もあり、表に出ていないだけでいろいろ組み込まれているのではと、疑心暗鬼になっています。
少なくともスマートモニターにはTVと同じバックドアがあってもおかしくはないかなと
Windows Undateでアドウェアを配信したやつですね
あれはLGがバックドアを仕込んだというよりはMicrosoftがLG用に開けた侵入口を悪用した件なので当たらずとも遠からずという感じでしょうか
色ムラ酷すぎてすぐ返品したわ
個体差はあるんだろうけど
測定値は過去130台の実績平均より優秀だからそこまで酷くないと思います
でも個体差は仕方ないですね
コントラストの差を生み出しているのは、2304個というゾーン数ではなく、オプティカルディスタンス(光学距離)がゼロであること、と言えるのでしょうか? TCL C2A Proも2304ゾーンありましたが、コントラストの面ではこのモデルの足元にも及びませんでした。
もしこの「オプティカルディスタンスゼロ」の技術を、2304ゾーンのVA Mini-LEDに採用したら、一体どれほど凄まじいコントラストを実現できるのだろうかと考えてしまいます。
それにしても、IPSモニターがこのレベルに達したことを見るのは本当に嬉しいですね。あとは光沢(グロッシー)タイプが出てくれれば最高なのですが(笑)。
The Super Twisted Wide(STW) Polarizer significantly helps reduce the appearance of IPS Glow and diminishes glow effect.