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CFD SFT6000eレビュー:CFD激推しRealtek製SSDコントローラは地雷ですか?

筆者としては珍しく商社系のSSD「CFD SFT6000e」を買ってレビューします。個人的にCFD販売のSSDに対していい印象を持っていませんが、某インタビュー記事で興味を持ったので、実際に検証して確かめます。

(公開:2023/8/31 | 更新:2023/8/31

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CFD SFT6000eのスペックと仕様

CFD販売 / NAND : Micron製176L TLC NAND / 性能 : 最大6000 MB秒 / 容量 : 1 TB / 耐久性 : 600 TBW / 保証 : 5年
CFD SFT6000e
スペックをざっくりと解説
容量1024 GB2048 GB4096 GB
インターフェイスPCIe 4.0 x4(NVMe 2.0)
フォームファクタM.2 2280(片面実装)
コントローラRealtek RTS5772DL
NAND #1
レビュー時点
Micron 176層 3D TLC NAND(B47R)
NAND #2
今後の変更先
Micron 232層 3D TLC NAND(B58R)
DRAMなし
SLCキャッシュ非公開
読込速度
シーケンシャル
6000 MB/s
書込速度
シーケンシャル
6000 MB/s5000 MB/s
読込速度
4KBランダムアクセス
1000K IOPS
書込速度
4KBランダムアクセス
800K IOPS600K IOPS
消費電力(最大)5.3 W
消費電力(アイドル)非公開
TBW
書き込み耐性
600 TB1200 TB2400 TB
MTBF
平均故障間隔
200万時間
保証5年
参考価格
2023/9時点
9980 円14980 円33980 円
GB単価9.7 円7.3 円8.3 円

CFD販売が安定性と低発熱にこだわり、LANチップで有名なSoCメーカーRealtekとタッグを組んで開発したNVMe SSDが「SFT6000e」です。

省電力性に優れたSSDコントローラ「RTS5772DL」に、NANDメモリ「Micron B47R(176層 3D TLC NAND)」を組み合わせています。

DRAMキャッシュを搭載せず、HMB(ホストメモリバッファ)方式を採用するため書き込み性能に懸念があるものの、176層 3D TLC NANDであれば大きな心配はいらないでしょう。

なお、SFT6000eは商社系SSDですが製品ページで搭載コンポーネントを明記している比較的信頼できる製品です。

やかもち
当ブログで初登場のRealtek製SSDコントローラです。
SSD500 GB1 TB2 TB
CFD SFT6000e600 TBW1200 TBW
Samsung 990 PRO
990 PRO:レビュー
600 TBW1200 TBW
Samsung 980 PRO
980 PRO:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW
Solidigm P44 Pro
Solidigm P44 Pro:レビュー
500 TBW750 TBW1200 TBW
Crucial P5 Plus
Crucial P5 Plus:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW
Lexar NM790
Lexar NM790:レビュー
1000 TBW1500 TBW
HIKSEMI FUTURE SSD
HIKSEMI FUTURE SSD:レビュー
1800 TBW3600 TBW
SK Hynix Gold P31
SK Hynix Gold P31:レビュー
500 TBW750 TBW1200 TBW
WD_BLACK SN770
WD_BLACK SN770:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW
KIOXIA EXCERIA PLUS G2
KIOXIA EXCERIA G2 PLUS:レビュー
200 TBW400 TBW800 TBW
KIOXIA EXCERIA G2
KIOXIA EXCERIA G2:レビュー
200 TBW400 TBW800 TBW
WD Blue SN570
WD Blue SN570 NVMe:レビュー
300 TBW600 TBW
Crucial MX500
Crucial MX500:レビュー
180 TBW360 TBW700 TBW
FireCuda 530
FireCuda 530:レビュー
640 TBW1275 TBW2550 TBW
WD Black SN850
SN850:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW

書き込み保証値(TBW)は他社の有名ブランド品と同等クラスです。

仮にゲーミングPCでシステムストレージとして使った場合、かなり過剰に見積もっても1日あたり平均50 GB程度の書き込みです。

600 TBWを50 GB(0.050 TB)で割ると12000日で、耐久値を使い切るのに約33年もかかる計算に。NANDメモリの寿命が尽きるより先に、SSDコントローラが経年劣化で故障する確率のほうが高いです。

ライバル製品と価格設定の比較

PCIe 4.0対応のハイエンドNVMe SSDと価格を比較したグラフです。

2023年9月時点、CFD SFT6000eの 1 TBモデルが1万円切り、2 TBモデルが約1.5万円です。PCIe 4.0対応(PS5対応)SSDとしてはかなり手頃な価格設定で、ここ最近猛威を振るう中華ハイエンド勢に対する競合と見なせます。

やかもち
中華ハイエンドSSDが値上がり気味な傾向もあり、SFT6000eはかなり割安に見えます。あとは性能さえ良ければ文句なし。

CFD SFT6000eを開封レビュー

パッケージデザイン & 開封

CFD SFT6000eをレビュー(パッケージデザイン)

どこかSK Hynixに雰囲気が似ている、シャンパンゴールド調のパッケージデザインで到着。

CFD販売 / NAND : Micron製176L TLC NAND / 性能 : 最大6000 MB秒 / 容量 : 1 TB / 耐久性 : 600 TBW / 保証 : 5年

今回レビューで使うサンプルはAmazonにて9980円で購入しました。

CFD SFT6000eをレビュー(パッケージデザイン)

パッケージの裏面にCFD販売のロゴと、保証書(5年間)が印刷されています。箱は捨てずに保管する必要がありそうです。

CFD SFT6000eをレビュー(付属品など)

付属品なし。プラスチック製のケースにSSD本体がすっぽりと収まっています。

基板コンポーネント

CFD SFT6000eをレビュー(基板コンポーネント)

マットブラック塗装のプリント基板上に、SSDを構成するコンポーネントを覆い隠すように製品ラベルシールが貼られています。

ラベルシールを剥がすと5年間の製品保証が無効になるリスクが高いため、別途M.2ヒートシンクを取り付ける場合はシールを剥がさずにそのまま取り付けましょう。

CFD SFT6000eをレビュー(基板コンポーネント)

裏面にコンポーネントはありません。SFT6000eはどうやら完全な日本国内向け製品らしく、グローバル製品でありがちな各国の認証ロゴがまったく記載されていません。

CFD SFT6000eをレビュー(基板コンポーネント)

表面だけにコンポーネントが実装されているシンプルな片面実装のNVMe SSDです。取り付けスペースが狭いノートパソコンで問題なく使えます。

CFD SFT6000eをレビュー(基板コンポーネント)

銅箔製のヒートシンクを兼ねている実測0.4 mmの分厚いラベルシールが貼ってあります。

ラベルシールを剥がして、基板のコンポーネントを目視で確認します(※5年間の製品保証が切れる行為ですので、真似しない方が安全)

CFD SFT6000eをレビュー(基板コンポーネント)
  • コントローラ:Realtek RTS5772DL
    N5206P5 GN23AA TAIWAN
  • DRAM:なし
  • NAND:Micron 176層 3D TLC NAND
    ATTMB122C0GGAA 2327B983338

CFDが製品ページに記載しているとおり、SSDコントローラがRealtek製、NANDメモリはMicron製です。DRAMキャッシュは搭載せず、最大64 MBのHMB(ホストメモリバッファ)方式※で代用します。

※ホストメモリバッファ方式:メインメモリのごく一部を拝借してDRAMキャッシュの代わりに使う技術

CFD SFT6000eをレビュー(基板コンポーネント)

SSDコントローラはRealtekが開発する「RTS5772DL」を搭載。詳細不明ですがARM系SoCをベースにしたSSDコントローラで、仕様上は232層のハイエンド級3D NANDメモリに対応できます。

最大8チャネルのNANDメモリを束ねられ、各チャネルの最大スループットは電圧0.9 Vモード時に1066 MT/s、電圧0.8 V(Ecoモード)時で800 MT/sで動作可能です。

格安中華ハイエンドで定番のMaxioコントローラ(MAP1602A)が最大2000 MT/sに対応して爆速フルドライブする中、RTS5772DLがアピールする1066 MT/sはほぼ半分に過ぎず、パフォーマンスの絶対値は貧弱に映ってしまいます。

SFT6000eを開発したCFD販売によると

「RTS5772DL」は読込・書込ともに最大6,000MB/sになります。これは発熱を抑えるとともに、232層TLC NANDフラッシュでも問題ないようにテストを繰り返しエラーを最小限に抑えた設計にしているためで、結果的に他社のSSDよりも耐久性や信頼性が向上しています。必ずしも最速ではないですが、発熱を抑えつつ常に5,000~6,000MB/sの転送速度を安定して維持できるのが最大のポイントです。

Realtek&CFDのタッグでSSD市場に本格参入。その開発のこだわりに迫る より引用

あえて性能を抑えて発熱も抑え、信頼性と耐久性を確保したそうです。連続負荷でも温度が上昇しづらく、サーマルスロットリングによる性能低下も防げる設計をアピールしています。

今回のレビューで行う10分間の熱負荷テストに耐えられるかどうか、楽しみです。

やかもち
製造委託先は非公開なので断定は難しいものの、ARM系SoCなら台湾TSMC 12 nmプロセスあたりでしょうか?
CFD SFT6000eをレビュー(基板コンポーネント)

NANDメモリは米国の大手NANDメーカー、Micronが製造する「B47R」です。

  • Fw Str : [REALTEK_RL6817 ] []
  • Bank00: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank01: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank08: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank09: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank16: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank17: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank24: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank25: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank32: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank33: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank40: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank41: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank48: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank49: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank56: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die
  • Bank57: 0x2c,0xc3,0x8,0x32,0xea,0x34,0x0,0x0 – Micron 176L(B47R) TLC 512Gb/CE 512Gb/die

Flash IDによる照合結果で「Micron 176L(B47R)」と表示されます。

176層まで積み上げた3D TLC NANDで、他社の同等クラスと同じく2デッキ方式(88 + 88層)を用いて製造。512 Gbの記憶密度、10.27 Gb/mm²のビット密度でかなり高密度なNANDメモリです。

密度が高い分、平均スループットは130 MB/s前後で他社の170層クラスと比較してワーストに近い遅さです。

NANDフラッシュはMicronの176層3D TLC(B47R)で将来的に232層のB58Rに変更予定です。

Realtek&CFDのタッグでSSD市場に本格参入。その開発のこだわりに迫る より引用

やかもち
CFD販売いわく、今後はさらに高性能なMicron B58R(232層 3D TLC NAND)に変更する予定らしいです。えっと・・・今買うのは得策ではない?

CFD SFT6000eの性能をベンチマーク

テスト環境を紹介

CFD SFT6000eをレビュー(テストPCスペック)
テスト環境
「ちもろぐ専用:SSDベンチ機」
CPUCore i7 13700K16コア24スレッド(TDP:125 W)
CPUクーラー虎徹Mark III120 mmサイドフロー空冷
マザーボードBIOSTARZ790 Valkyrie
メモリDDR5-6000 16GB x2G.Skill Trident Z5 Neo RGB
グラフィックボードRTX 4060 Ti
テスト対象CFD SFT6000e 1TB
システムSSDHIKSEMI FUTURE70-02TB 2TB
電源ユニット850 WCorsair HX850i 2021
OSWindows 11 Pro検証時のバージョンは「22H2」
ドライバNVIDIA 536.40 WHQL
ディスプレイ3840 x 2160@160 Hz使用モデル「Innocn 27M2V

SSDベンチマークに使用する専用の機材です。

最大15.76 GB/sまで対応できるPCIe 5.0世代の「Intel Z790」マザーボードに、シングルスレッド性能が非常に速い「Core i7 13700K」を搭載。

Ryzen 9 5950X超えのマルチスレッド性能と、現行最強クラスのシングルスレッド性能で、最大14000 MB/s超えの次世代Gen 5 SSDも難なく処理できます。

SSDのセットアップについて
SSDベンチマークのセットアップ

原則として、CPUに直結したM.2スロットまたはPCIeスロットにテスト対象のSSDを接続します。チップセット経由だと応答速度が低下※してしまい、SSD本来の性能を検証できません。

ベンチ機に採用した「Z790 Valkyrie」は、PCIe 5.0対応のM.2スロットを1本、PCIeスロットを2本備えます。複数の爆速SSDをCPUに直結できる稀有なマザーボードです。

※チップセット経由による性能低下はAMDチップセットだと緩和されますが、CPU直結時と比較して性能が下がる傾向自体は同じです。

SSDの冷却について
SSDベンチマークのセットアップ

SSDを熱から保護するサーマルスロットリングによって性能に悪影響が出ないように、以下のような手段でテスト対象のSSDを冷却しながらベンチマークを行います。

  • M.2ヒートシンク「Thermalright HR-09」を装着
  • 120 mmケースファンを至近距離に設置して冷却

SSDを徹底的に冷やして、サーマルスロットリングがテスト結果に影響を与えないように対策しています。

なお、10分間の温度テスト時のみM.2ヒートシンクとケースファンを取り除いて、温度の上昇を観察します。

SSDドライブ情報と利用できる容量

CFD SFT6000eをベンチマーク(Crystal Disk Info)
  • インターフェース:NVM Express
  • 対応転送モード:PCIe 4.0 x4
  • 対応規格:NVM Express 1.4
  • 対応機能:S.M.A.R.T. / TRIM / VolatileWriteCache

「CFD SFT6000e」の初期ステータスをCrystal Disk Infoでチェック。特に問題なし。型番「CSSD-M2L1KSFT6KE」と表示されています。

CFD SFT6000eをベンチマーク(フォーマット時の空き容量)

フォーマット時の初期容量は「953 GB」でした。

Crystal Disk Mark 8

「Crystak Disk Mark 8」は、日本どころか世界で一番有名と言っても過言ではない、定番のSSDベンチマークソフトです。性能の変化をチェックするため、初期設定の「1 GiB」に加え、最大設定の「64 GiB」もテストします。

Crystal Disk Mark 8の結果※クリックで画像拡大します
CFD SFT6000eをベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)CFD SFT6000eをベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)
テストサイズ:1 GiB(MB/s)テストサイズ:64 GiB(MB/s)
CFD SFT6000eをベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)CFD SFT6000eをベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)
テストサイズ:1 GiB(レイテンシ)テストサイズ:64 GiB(レイテンシ)

シーケンシャル読み込みが約6500 MB/sでメーカー公称値を軽くオーバー、シーケンシャル書き込み速度は約5980 MB/sで、こちらもメーカー公称値とほぼ一致する性能です。

テストサイズを64 GiBに変更すると、シーケンシャル読み込みが若干下がり、ランダムアクセス性能(RND4K Q1T1)が大きく下がる挙動が見られます。DRAMキャッシュのSSDで見られる症状で実用上の問題は未確認です。

CFD SFT6000e(Crystal Disk Mark 8で応答時間を比較)

体感性能や実用性能に影響が大きい、4KBランダムアクセスのレイテンシ(応答時間)の比較グラフです。

CFD SFT6000eは51.36 μsを記録しますが、最近のNVMe SSDが軒並み40 μs台に並んでいる状況を見るに50 μsは平凡な水準です。

CFD SFT6000e(Crystal Disk Mark 8で応答時間を比較)

書き込みレイテンシも普通です。

ATTO Disk Benchmark

CFD SFT6000eをベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)

ATTO Disk Benchmarkは、テストファイルを小刻みに分割してSSDのスループット(シーケンシャル性能)を測定し、SSDがピーク性能を出しやすいファイルサイズを探るベンチマークソフトです。

ベンチマーク結果からSSDの評価が非常に分かりにくいので、表計算ソフトを使ってグラフ化して他のSSDと比較します。

CFD SFT6000eをベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)
CFD SFT6000eをベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)

512 Bから512 KBまでSFT6000eがワースト1位を突っ走ります。1 MBあたりでようやくスピードが出始め、WD Black SN770を上回ります。

CFD SFT6000eをベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)
CFD SFT6000eをベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)

残念な読み込み速度と対照的に、書き込み速度は8 MBまで一貫してトップ争いを繰り広げます。

やかもち
基本的なベンチマークは以上です。次は実戦テストでCFD SFT6000eの実力を確かめます。

CFD SFT6000eを実運用で試す

FF14のロード時間を比較

FF14:暁月のフィナーレ(ベンチマークモード)で、ゲームロード時間を測定します。ベンチマーク終了後に、ログファイルからロード時間を読み取ります。

CFD SFT6000eをベンチマーク(FF14のゲームロード時間)

CFD SFT6000eのロード時間は「6.87秒」でした。現時点で揃っているデータの中で文句なしのワースト1位です。

FPSタイトルのロード時間を比較

PCMark 10 Professional Edition(有償版)で利用できる機能を使って、「Battlefield V」「Call of Duty Black Ops IV」「Overwatch 2」のロード時間を測定します。

なお、測定されたロード時間は各スコアから逆算された概算値(ざっくりとした予想値)です。実際のロードとは異なっているので注意してください。

CFD SFT6000eをベンチマーク(Battlefield Vのゲームロード時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(Call of Duty Black Ops IVのゲームロード時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(Overwatch 2のゲームロード時間)

テストした3タイトルすべてで、CFD SFT6000eが一貫して最下位につけます。Realtek製SSDコントローラはどうやら読み込みが不得意な様子です。

「原神」のロード時間を比較

大人気RPGタイトル「原神」のロード時間を実際にテストします。

  1. 初回ロード(データロード0%からクリック可能になるまで)
  2. 初回ロード(クリックしてから操作可能になるまで)
  3. モンドから千尋の砂漠へワープ
  4. 千尋の砂漠からスメールシティへワープ
  5. スメールシティから稲妻城へワープ
  6. 稲妻城からモンドへワープ

上記6パターンを録画ソフト(120 fps)を使って記録し、動画編集ソフトに取り込んでフレーム単位でロード時間を比較しました。

CFD SFT6000eをベンチマーク(原神のゲームロード時間)

CFD SFT6000eは「48.12秒」でした。過去テストされたSSDの中で群を抜いて原神のロード時間が遅いです。

CFD SFT6000eをベンチマーク(原神のゲームロード時間)

各シーン別のロード時間(※グラフの左から順番にパターン1~6並び)です。

初回ロードタイムの遅さに加えて、マップからマップへのロードタイムの遅さも目立ちます。パターン1~5までまんべんなく遅いです。

パターン6(稲妻城からモンドへワープ)は、すでに読み込んだマップが大量に含まれるため、基本的に大きな時間差はつきません。

DirectStorageのロード時間を比較

DirectStorage APIとは何か?

Windows 11はゲームのロード時間を大幅に短縮する「DirectStorage API」に対応しています。

SSDに保存されているゲームデータをメインメモリに送り込み、メインメモリからVRAMに流し込みます。入ってきたデータをGPUの凄まじい演算性能で展開(解凍)し、ゲームロード時間を短縮する技術です。

NVMe SSDからメインメモリにデータを転送する部分で、SSDのシーケンシャル性能が重視されます。SATA SSDよりNVMe SSD、同じNVMe SSDでもPCIe 4.0やPCIe 5.0の方が有利になる可能性が高いです。

CFD SFT6000eをベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)

CPUで展開する場合はCPUの演算性能がボトルネックになってしまい、SSDの性能差がそれほど確認できません。

CFD SFT6000eをベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)

GPU展開(RTX 4060 Tiで展開)では、シーケンシャル性能に比例した性能差ハッキリと出ます。

CFD SFT6000eは0.26秒(16.28 GB/s)で、おおむねシーケンシャル性能に比例する傾向です。とはいえ、すでに十分すぎるほどロード時間が速いため、絶対値で見るとコンマ秒レベルの差しかつかないです。

ファイルコピーにかかった時間

Windows標準のコピペ機能と目視によるストップウォッチでは正確性に欠けるので、ファイルコピーに便利なフリーソフト「DiskBench」を使って、ファイルコピーに掛かった時間を計測します。

  • ゲームフォルダ(容量85.3 GB / 81424個)
  • 写真ファイル(容量113 GB / 5012枚)
  • 圧縮データ(容量256 GB / zipを2個)

以上3つの素材をファイルコピーテストに使います。ソース(基準となるストレージ)は安定した性能に定評がある「Optane SSD P5810X 400GB」です。

CFD SFT6000eをベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)

書き込み(Optane P5810X → CFD SFT6000e)のコピペ時間です。

テストに使ったすべてのコピー素材(Zipファイルやゲームフォルダ)で、CFD SFT6000eが意外と健闘する結果に。後で詳しく解説しますが、CFD SFT6000eは約350 GB前後の巨大なpSLCキャッシュを展開できる仕様です。

テストで使ったもっとも大きいZipファイル(256 GB)ですら、SFT6000eが展開する巨大なpSLCキャッシュにすべて吸収されてしまい、平均4000 MB/sもの爆速スピードでファイルのコピーが完了します。

CFD SFT6000eをベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
CFD SFT6000eをベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)

次は読み込み(CFD SFT6000e → Optane P5810X)のコピペ時間です。

単純なファイルの読み出しが速く、複雑なファイル構造だと若干遅くなる傾向が見られます。

比較グラフをよく見ると、シーケンシャル性能の割にコピー時間が遅いSSDがポツポツと見られます。

なぜシーケンシャル性能の割に遅いSSDが出てしまうのか。理由は単に「間髪入れずに次のコピーテストを実行」しているからです。

  • Zip(256 GB)→ 写真(113 GB)→ ゲーム(85.3 GB)の順番

SSDは書き込み性能を稼ぐためにSLCキャッシュを使って耐える製品が多いですが、このSLCキャッシュの回復が遅いと・・・次のコピーテストに間に合わずTLC NAND本来の性能でテストが実行されます。

SLCキャッシュをスピーディーに再展開できるかかどうかも実力の内と(筆者は)考えているので、コピーテストは間髪入れず次から次へと実行します。

Premiere Pro CC:4K動画プレビュー

動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro CC」に、4K動画素材(448 MB/s)と2K動画素材(175 MB/s)を読み込み、2つの動画を同時にプレビューします。

Premiere Proの動画素材プレビューは、素材を配置しているストレージの性能に影響を受けやすく、SSDの性能が不足すると「コマ落ち」が発生しやすいです。

Premiere Proの標準機能「コマ落ちインジケータ」で落としたフレームを測定し、動画素材の総フレーム数で割ってドロップフレーム率を計算します。

CFD SFT6000eをベンチマーク(Premiere Pro 4Kプレビュー)

4K + 2K動画プレビューのドロップフレーム率は約18.9%です。もっと遅くなると予想したものの、思ったよりは耐えています。

ただ、同じ価格帯で競合しやすいハイエンドDRAMレス組(Lexar NM790など)と比較してしまうと、かなり見劣りする性能です。

CFD SFT6000eをベンチマーク(Premiere Pro 4Kプレビュー)

4K動画プレビューでは約13.4%で、性能差がなぜか開きます。ハイエンドDRAMレス組なら4Kプレビューを0%で完封しており、CFD SFT6000eの渋い性能が際立ちます。

やかもち
3K動画素材(@251 MB/s)以下は、ドロップフレーム率「0%」で問題なし。比較グラフは省略します。

PCMark 10:SSDの実用性能

PCMark 10 Professional Editionの「Full System Drive Benchmark」を使って、SSDの実際の使用シーンにおける性能を測定します。

Full System Drive Benchmarkには23種類のテストパターン(Trace)が収録されており、パターンごとの転送速度や応答時間を測定し、SSDの実用性能をスコア化します。

なお、SSDは空き容量によって性能が大きく変化する可能性があるため、空き容量100%だけでなく容量を90%埋めた場合(= 空き容量10%)のテストも行いました(※2回:連続で約2時間のワークロード)

CFD SFT6000eの実用性能(PCMark 10 ストレージスコア)
CFD SFT6000eの実用性能(PCMark 10 ストレージスコア)
CFD SFT6000eの実用性能(PCMark 10 ストレージスコア)

CFD SFT6000eのストレージスコア(空き容量10%時)は「1912点」です。空き容量100%なら2261点で、空き容量による性能低下は約15%に達します。

「低価格なDRAMレスの割に頑張っている性能では?」と思うかもしれません。残念ながら、価格で競合しやすいSN770やHIKSEMI FUTUREは空き容量による性能低下が少なく、スコアも1.7~2倍近い大差です。

同じDRAMレス型SSDでも、SRAM内蔵の高性能コントローラを搭載するSSDが相手だと・・・苦戦します。

特にSN770はSFT6000eより技術的に劣る112層3D TLC NANDを使っていながら、データシート非公開の謎の高性能コントローラでハイエンド級の性能を引き出すオーパーツです。

CFD SFT6000eの実用性能(PCMark 10 Adobeソフト)
CFD SFT6000eの実用性能(PCMark 10 ゲームロード時間)
CFD SFT6000eの実用性能(PCMark 10 ファイルコピー)
CFD SFT6000eの実用性能(PCMark 10 Microsoft Office)

PCMark 10ストレージテストの細かい内訳を確認します。

ファイルコピースコア※のみ、巨大なSLCキャッシュで吸収してハイエンド級の性能です。一方、コントローラの性能が出やすいAdobeスコア、ゲームロードスコア、Officeスコアはほぼワーストでした。

※PCMark 10 Proのコピーテストは基本的にキャッシュの範囲内に収まるため、SLCキャッシュが狭いSSDでもハイスコアを出しやすいです。

やかもち
悪くはない性能だけど、ちょっとの差額でよりハイスコアなSSDを買える現状だと・・・厳しいです。
実用スコアの内訳
Full System Drive Benchmark
Adobe ScoreAdobe Acorbatの起動
Adobe After Effectsの起動
Adobe Illustratorの起動
Adobe Premiere Proの起動
Adobe Lightroomの起動
Adobe Photoshopの起動
Adobe After Effets
Adobe Illustrator
Adobe InDesign
Adobe Photoshop(重たい設定)
Adobe Photoshop(軽量設定)
Game ScoreBattlefield Vの起動(メインメニューまで)
Call of Duty Black Ops 4の起動(メインメニューまで)
Overwatchの起動(メインメニューまで)
Copy Score合計20 GBのISOファイルをコピー(書き込み)
ISOファイルを作成してコピー(読み込みと書き込み)
ISOファイルをコピー(読み込み)
合計2.37 GBのJPEGファイルをコピー(書き込み)
JPEGファイルを作成してコピー(読み込みと書き込み)
JPEGファイルをコピー(読み込み)
Office ScoreWindows 10の起動
Microsoft Excel
Microsoft PowerPoint

15分間の連続書き込みテスト

1 MBのテストファイルを15分間に渡って、ただひたすら連続して書き込み続ける過酷な検証方法です。

一般向けに販売されているほとんどのSSDは、数分ほど連続して書き込むだけで「素の性能」を明らかにできます。SLCキャッシュの有無やサイズ、キャッシュが切れた後の性能低下などなど。

15分の連続書き込みテストによって、SSDのいろいろな挙動が判明します。

CFD SFT6000eの連続書き込み性能(15分)をテスト
CFD SFT6000eの連続書き込み性能(15分)をテスト

(1枚目:比較グラフ / 2枚目:強調グラフ)

約379 GBを書き込んだ後、一気に書き込み性能が悪化します。その後15分のテストが終わるまで、一度使い切ったキャッシュが復活することもなく終了です。一時的に0 MB/sをつける瞬間も多いです。

では、グラフの中身をざっくりと解説します。

  1. SLCキャッシュで爆速(約380 GBまで)
  2. SLCキャッシュからTLC NANDへのデータ移動モードに変化
    (= おそらくTLC NAND本来の性能)
  3. テスト終了までSLCキャッシュが復活せず遅いまま

容量1 TBモデルで約380 GBのSLCキャッシュを展開できるため、SFT6000eに搭載されたRTS5772DLは空き容量の3分の1をまるごとSLCキャッシュとして利用できる仕様だと予想できます。

SLCキャッシュが効いている状態なら平均6000 MB/s前後、いったんキャッシュが切れると平均317 MB/sまで下がってしまい、SATA SSDと何ら変わらない状態です。

なお、空き容量が150 GBの状態で容量128 GBのZipファイルをコピペすると、約77 GBまで平均4000 MB/sを維持します。

連続書き込みだとキャッシュをまったく再展開できないものの、一区切りおいてから書き込むとSLCキャッシュが割りとすぐに復活する傾向です(※TRIM GCコマンドを送らなくても復活が速い)

CFD SFT6000eの連続書き込み性能(15分)をテスト

時間あたりの書き込み量を比較したグラフです。

最初の5分間だけ爆速で、残りの10分間はずっと遅いまま。15分間の書き込み容量は、SFT6000eよりずっと価格が安いEXCERIA G2と大差ないです。

やかもち
同じDRAMレスSSDでも、書き込み性能は2倍以上の開きがあります。

SSDの動作温度をテスト

高負荷時のセンサー温度

モニターソフト「HWiNFO」で表示できる温度センサーは1つです。

  • ドライブ温度:SSDコントローラの温度

おそらくSSDコントローラの温度を表示しています。NANDメモリであれば、ピーク時に90℃近くまで上昇しません。SSDコントローラなら90℃近い温度がありえます。

CFD SFT6000eのSSD温度をテスト(高負荷時)

ヒートシンクを取り外し、ケースファンによるエアフローを一切与えない環境で、SSDが激しく発熱しやすい「連続書き込みテスト」を10分間実行しました。

テストを開始してしばらくすると、SLCキャッシュが切れて書き込み性能が大きく下がります。

発熱を抑えつつ常に5,000~6,000MB/sの転送速度を安定して維持できるのが最大のポイントです。

Realtek&CFDのタッグでSSD市場に本格参入。その開発のこだわりに迫る より引用

キャッシュ切れにより性能が下がって結果的に温度の上昇がゆるやかになり、CFD販売がインタビューで語っていたとおり「低発熱」が実現しますが、5000~6000 MB/sの転送速度を常に維持するのは不可能です。

サーモグラフィーで表面温度を確認

CFD SFT6000eの表面温度(サーモグラフィー)

今回はHWiNFOに表示されるセンサーがどこの温度を示しているのかを確認したかったので、加熱テストを10分追加し、HWiNFOで90℃前後に迫ったあたりでサーモグラフィーカメラを使って撮影。

  • SSDコントローラ:91 ~ 92
  • NANDメモリ(右):80 ~ 81℃
  • NANDメモリ(左):73 ~ 74℃

SSDコントローラ周辺は90℃超えまでNANDメモリ側は70~80℃まで温度が上昇します。

よって温度センサーを信頼するなら、HWiNFOに表示される温度はSSDコントローラ側で、センサーの精度も良好です。

RTS5772DLを搭載するSSDがあまり出回っていない影響もあり、今後のHWiNFOのバージョンアップ次第で詳細な温度が表示される可能性はあります。
長尾製作所 / 規格 : M.2 2280 / 型番 : SS-M2S-HS01

SFT6000eに別途M.2ヒートシンクは不要です。サーマルスロットリングが発動する前に、SLCキャッシュが切れて性能が下がって結果的に温度の上昇が穏やかになります。

マザーボードにM.2ヒートシンクが付属しているなら取り付ける程度で大丈夫でしょう。

マザーボード付属のM.2ヒートシンクはネジの締めすぎに要注意。締めすぎると基板に圧力がかかりすぎてSSDの故障につながります。

まとめ:Realtek製コントローラは他と比較すると地雷かも

CFD SFT6000eをレビュー(レビューまとめ)

「CFD SFT6000e」のデメリットと弱点

  • DRAMキャッシュなし
  • 高負荷時の温度が高い
  • ゲームロード時間が遅い
  • 書き込み性能が遅い
  • 空き容量による性能低下あり
  • 性能に対して価格が割高
  • 今後232層3D TLC NANDに置き換え予定
    (置き換え予定を公表するメリットある?)

「CFD SFT6000e」のメリットと強み

  • 最大6000 MB/sのシーケンシャル性能
  • 広大かつ迅速なSLCキャッシュ
  • 十分な耐久性(600 ~ 2400 TBW)
  • 大容量モデルあり(最大4 TB)
  • メーカーが搭載パーツを公表済み
  • 5年保証

残念ながらCFD SFT6000eはコスパの良いSSDと評価できません。ハッキリ言って、同価格帯のDRAMレスSSDが強すぎです。

ほぼ同じ価格のWD Black SN770はSFT6000eに対して1.5~1.7倍ほど高性能かつ、ゲームロードも優秀。少しの差額で手が届くHIKSEMI FUTUREやLexar NM790になると、ダブルスコアの性能差かつ最速級のゲームロードが付いてきます。

CFD SFT6000eをレビュー(レビューまとめ)

より魅力的な選択肢がある中で、あえてCFD SFT6000eを選ぶ理由を(筆者は)見つけられません・・・でした。

以上「CFD SFT6000eレビュー:CFD激推しRealtek製SSDコントローラは地雷ですか?」でした。

やかもち
「SN770」といい「HIKSEMI FUTURE」といい、最近のDRAMレスSSDが強すぎて、中小商社系SSDが対抗するのは非常に厳しい市況です。

CFD SFT6000eを入手する

CFD販売 / NAND : Micron製176L TLC NAND / 性能 : 最大6000 MB秒 / 容量 : 1 TB / 耐久性 : 600 TBW / 保証 : 5年

レビュー(2023年9月)時点で、CFD SFT6000eは1 TB版が約1万円、2 TB版が約1.5万円で買えます。それぞれあと2000~3000円下がったらコスパ的に買う価値ありですが、現状の価格ならライバルが強いです。

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11 件のコメント

  • ちょうどこの価格帯はライバルが多いせいで各社、価格競争と性能競争が同時に発生していて
    Realtekコントローラは後出しの有利よりも新参の不利が強く出てるっぽいですね。

  • 申し訳ありません。SLCキャッシュの以下の文章ですがなにか勘違いされて
    いるのではないでしょうか。

    >連続書き込みだとキャッシュをまったく再展開できないものの、
    >一区切りおいてから書き込むとSLCキャッシュが割りとすぐに復
    >活する傾向です(※TRIM GCコマンドを送らなくても復活が速い)。

    TRIMコマンドは御存知の通り存在していますが、GCを手動実行させる
    コマンドは、NVMe/SATA/SASなどの標準コマンドセットには規定され
    ていません。なので、あったとしてもベンダーユニークコマンドという
    ことになります。ベンダーユニークコマンドは、その名の通り、ベンダ
    ーが勝手に作ったコマンドなのでOSは当然ですが知りません。なので、
    仮にGCを手動実行させるようなコマンドがあったとしても、OS側から
    SSDに対してベンダーユニークコマンドが送られることは通常はありま
    せん。

    ということで、一区切りをおいてからのSLCキャッシュの復活は、最終ライ
    トコマンドの処理後またはSyncCacheコマンド受信後に自動的にSLCキャッ
    シュからTLC領域にデータを移動するようにドライブが設計されているか、
    SLCキャッシュの容量が閾値を超えて少なくなったため自動的に適当な量
    を移動させているかしかないと思います(今回のケースでは、SLCの速度
    で約77GB記録できたようにみえるので、記録データの全量がTLC領域に
    移動しているように見えます)。

    ちなみに、TRIM/UNMAPコマンドの受信を起点にドライブがSLCキャッ
    シュのフラッシュを実行する可能性は否定しません。

  • >Realtek RTS5772DL
    他の所で下位モデルのRTS5766DL(PCI Express 3.0×4)とRTS5735DLT(SATA)の
    記事も読んできたんですが、なんというか「貶すほどに悪くないが、褒めるほどに良くもない」という感じで
    発熱にも配慮はしてるけどそれなりに熱くなるという、ほどほどの立ち位置を極めたモデルでしたね…。
    内部のエラー耐性とか外からわかりにくいところで改良されてるんでしょうか

  • >キャッシュ切れにより性能が下がって結果的に温度の上昇がゆるやかになり、CFD販売がインタビューで語っていたとおり「低発熱」が実現しますが、5000~6000 MB/sの転送速度を常に維持するのは不可能です。

    草。
    こんなゴミを売るとは…。
    やかもち氏のお陰で騙されずに済みました。

  • 初めてのコントローラにファームだしこんなもんかと
    ファームアップデートの伸びしろに期待したいところ
    Arc7x0もそうだけどドライバ等の進化で伸びる余地ある方が楽しめる
    そういうもんじゃない?
    実用したいなら素直にSN850X行けばいいし

  • 別の検証系の人はファームウェア更新をするって話を受けたって話してましたね、実際どの程度変わるのかは知らないですけど

  • ランダムアクセスの数値が他のDRAMレスに比べてもあまりに遅いので、確かにこれはチューニング不足に見えますね
    FWアプデがあればいいのですが、果たして

  • 公式に以下の文が乗ってますね
    ※ Eco Modeには、Windows専用 SSD管理ツールで設定が必要です。SSD管理ツールは下記からダウンロードしてください。

    記事中にDLして設定したという話が見当たらないんですが、ちゃんと行いましたか?

  • 製品コンポーネントの記事がキオクシアのものになっちゃってますね。。。(笑)
    あとは公式のソフト入れいてみてどんなもんかってとこですね(SSDでソフト制御が必要ってのもなんだかなぁってカンジですが)

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