ROCCAT Kone Pure 2017をレビュー:至高の小型ゲーミングマウス

ROCCAT Kone Pure 2017をレビュー:至高の小型ゲーミングマウス

「ROCCAT Kone Pureはつまみ持ちに最強のマウス。」読者さんのコメントです。

ぼくはたびたび、少し大きめのマウスが合わずに苦戦してきた経験がある。だから小型ゲーミングマウス「ROCCAT Kone Pure 2017」は当然気になる。

購入しました。どれほどスゴイモノなのか?…検証 & レビューです。

Sponsored Link

「ROCCAT Kone Pure 2017」ハードもソフトも秀逸な小型ゲーミングマウス

ROCCAT / センサー : Roccat OWL-EYE (PMW3361) / 参考価格 : 8200円前後
ROCCAT Kone Pure 2017の仕様(スペック)
タイプ有線 / 光学マウス
搭載センサーRoccat OWL-EYE Sensor詳細 : Pixart製「PMW3361」のカスタム版
対応DPI100 ~ 12000(刻み値 : 100 dpi)
ポーリングレート125 / 250 / 500 / 1000 Hz
トラッキング速度250 ips
加速度50 G
リフトオブディスタンス1mm前後※専用ソフト「Roccat Swarm」から設定可能
オンボードメモリ512KBメモリ※最大で5スロットまで保存可能
LED点灯1680万色※専用ソフト「Roccat Swarm」から設定可能
ボタン構成全部で9個9個すべて、専用ソフト「Roccat Swarm」で設定可能
本体サイズ本体サイズ(横幅)70mm 本体サイズ(奥行き)115mm 本体サイズ(高さ)39mm
重量約88g
ケーブル長1.8 m
保証期間1年

Roccatの人気製品のひとつ「Kone EMP」の小型バージョンとして開発されたのが「Kone Pure」でした。現在は「Roccat Kone Pure 2017」という名前で販売されている。

正式名称は「Roccat Kone Pure Owl-Eye」のはずですが、なぜか日本ではOwl-Eyeではなく2017という名称で販売されているので、本記事でもその名称で扱っていく。

ROCCATのマウスは知名度がそれほど高くないみたいで、海外の大手ハードウェアサイトでもレビューが少ないですし、Amazonの売れ筋ランキングもトップ100に入らないなど今ひとつ。

読者からのコメントが無ければ、ぼくはその存在に気づくことができなった…かもしれないです。

手短に「ROCCAT Kone Pure 2017」のレビューまとめ

「Roccat Kone Pure 2017」のレビューまとめ

「使ってみてどうだったのか、結論だけ手短に知りたい。」という人向けに、最初にレビューの結論をまとめます。もっと詳しく見たい人は「開封レビュー」へ進んでください。

「ROCCAT Kone Pure 2017」の良いところ
  • 良好なコストパフォーマンス
  • 日本人の平均的な手に馴染みやすい「小型デザイン」
  • 高性能なセンサー「PMW3361」搭載
  • 意外と優秀な専用ソフト「ROCCAT Swarm」
  • 最大9個のプログラム可能なボタン
  • 最大12000 dpi対応でマウスコンバーターと相性良し
  • 5スロット対応のオンボードメモリ
「ROCCAT Kone Pure 2017」の微妙なところ
  • 右利きが前提のエルゴノミクスデザイン
  • 手が大きいと親指ボタンの位置が合いにくい

当時、聞いたことのないメーカーのマウスを約7000円で購入したので、内心不安でした。でも、実際に使ってみて「コメントの言う通り、凄まじく使いやすい小型ゲーミングマウスだ。」ということが判明。

使う前の期待値が低い分だけ、あまりの出来の良さに感動してしまった。人間工学を駆使した左右非対称のデザインによって、平均的な手の大きさなら、あらゆる持ち方に対応しています。

かぶせ持ち / つかみ持ち / つまみ持ち、どのような持ち方をしても、5本すべての指がちゃんとマウス本体と接触できるよう巧妙にデザインが計算されている。

秀逸なデザイン(フォルム)と言えば、前回レビューした「Razer Deathadder Elite」もそうしたが、今回のRoccat Kone Pure 2017も負けず劣らず優秀なデザインです。

そしてソフトも優秀。Roccatには「ROCCAT Swarm」と言う専用ソフトが用意されている。全く期待していなかったが、こちらも想像を遥かに上回る高機能ぶりに驚いた。

ロジクールの「モードスイッチ」に相当する「プロフィール切り替えボタン」が実装されているし、「Gシフト」と同じくボタン数を2倍にする機能「EASY-SHIFT+」も用意されている。

オンボードメモリは容量512KBが搭載されているため、最大で5個のプロフィールを保存可能。LED設定、登録したマクロの情報など、ほぼすべての設定がマウス本体に保存されています。

ロジクールですらオンボードに全部保存とは行かないので、ROCCATのソフトウェア制御の出来栄えは恐ろしく優秀な部類だと思う。

ROCCAT / センサー : Roccat OWL-EYE (PMW3361) / 参考価格 : 8200円前後

マウス自体の性能も、当然のことながら全く問題ない。搭載されている光学センサー「Roccat OWL-EYE Sensor」は、Pixart製の高性能センサー「PMW3361」をベースにしたカスタム版。性能が良いのは当たり前です。

なお、PCゲームではなく、据え置きゲーム機でマウスコンバーター(XIM APEXなど)を使いたい場合も問題なし。最大12000 dpiもあれば十分に足りる。コンバーター経由で感度やボタン設定も可能。

「Roccat Kone Pure 2017」を開封レビュー

独特の雰囲気を漂わせるパッケージ

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

「緑 = Razer」「青 = ロジクール」「オレンジ = Steelseries」「白 = Ray」という感じで、各社ブランドカラーがはっきりしている傾向です。対してROCCATのパッケージはとても独特。「これがROCCATです」としか表現できない。

ROCCATのロゴ

ただし、公式サイトを見る限りではROCCATのブランドカラーは「青色」のようでした。Kone Pureの部分は「白色」です。

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

パッケージをぐるりと一周。プロゲーマー向けを謳う小型ゲーミングマウスなので、パッケージには細かい文字がびっしりと詰まっている。

シンプルな付属品

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

約8000円のマウスにしては、付属品はシンプルでした。

  1. ROCCAT Kone Pure 2017本体
  2. 説明書

以上の2つだけです。

小さいが、フィット感は抜群の「人間工学」

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

ROCCAT Kone Pure 2017のデザインは、非常に独特な流線型を描いた「左右非対称」型のフォルムが特徴。いわゆる人間工学(エルゴノミクス)と呼ばれる思想に基づいてデザインされています。

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

角度を下げて後ろから観察すると、マウス全体が右に傾いたフォルムになっている。そして、左右が内側に向かってキュッとくびれているため、左側は親指と、右側は薬指と小指がピッタリとフィットする。

平均(18.3cm)より少し小さい手の筆者が、かぶせ持ち / つかみ持ち / つまみ持ちの3種類を試したところ、5本すべての指が驚くほどフィットしてくれた。高さは39mmと低いため、手首に変な負担を感じることもない。

左右非対称のエルゴノミクスデザインのゲーミングマウスとしては、間違いなく屈指の持ちやすさを実現していると言って良い。微妙に右に傾いているデザインが、このフィット感の肝ですね(多分)。

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

親指側はこんな感じ。親指が当たる位置は奥に凹んでいるので、自然に親指がフィットする。親指ボタンの配置も完璧で、手前と奥の両方とも押しやすいです。

ただし、手の大きさが平均より1~2cm大きい人にとっては、親指ボタンの位置がちょっと微妙かも。手が大きい友人に使ってもらった時は「自分にとっては親指ボタンが押しにくい。」と低評価を食らってます※。

第2回ゲーミングマウス検証パーティの「Roccat Kone Pure」編より引用。

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

小指側はこの通り。やはり内側に対してキュッと凹んでいる。ものすごく持ちやすいし掴みやすい、マウス本体の重量がわずか88gなのでサッサッと動かしやすい。最高の持ち心地。

左右対称のRay PAWNやLogicool G PROも、なかなか優秀なフィット感を実現しているが、指に妙な引っ掛かりや負荷を感じないという点において。Kone Pure 2017は優秀過ぎる。

少なくとも、ぼくが他のマウスと比較した限りでは、本当に自然な持ち心地ですよ「Kone Pure」は。

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

正面からもチェック。傾斜の掛かったフォルムが分かりやすい。そして人差し指よりも薬指側の方が、スイッチの奥行きが長くなっている。まさに人間工学って感じですね。

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

底面には、奥と後ろ側に滑り止めのラバーが取り付け済み。センサー部分には「ROCCAT Owl-Eye」と書いてあり、センサー性能をしっかりアピール。どれくらい性能が良いのかは後で検証します。

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー

ケーブルは布巻きケーブル(ファブリック)でした。適度に柔らかくて取り回ししやすく、耐久性にも優れている。クセもつきにくい様子だったので、素直に嬉しいケーブル仕様です。

太さは約3mmほどですが、柔らかいので大抵のマウスバンジーで問題なく使えると思います。

ボタンの位置と機能

「Roccat Kone Pure 2017」を実機レビュー
  1. 親指ボタン(奥)
  2. 親指ボタン(手前)
  3. マウスホイール(ホイールクリック可)
  4. DPI増加
  5. DPI低下

ROCCAT Kone Pure 2017のボタンは全部で5つ(プログラム可能なのは全部で9つ)。

メインスイッチ(クリックボタン)は日本オムロン製で、公称値で約5000万回の耐久性がある高品質スイッチ。他の親指ボタンや中央ボタンは中国TTC製。マウスホイールは日本ALPS製でした。

マウスホイールはどれくらい回したかが分かりやすいように、コリコリとした感触になっている。そして動きはスムーズで、引っ掛かりが強くて回しにくい…なんてことも無い。全体的に品質はかなり高い。

最大9個のボタンにプログラム可

なお、物理ボタンは5個しか無いが、専用ソフトウェア「ROCCAT Swarm」を使うことで9個までプログラム可能です。

ただ、上下スクロールと左右クリックは標準設定のまま使うことが多いので、実質的にプログラム可能なボタンは5個と思っておく方が良い。

  • ほぼすべての持ち方に対応する「人間工学」デザイン
  • 柔らかくて取り回ししやすい布巻きケーブル
  • FPS / TPSには十分な5つのボタン
  • 独特の凹凸デザインかつ、高さも低いので非常に疲れづらい
  • 手が平均より大きいと、親指ボタンが押しにくい可能性
  • どう見ても「右利き前提」のデザイン

人によって手の大きさは違うので一概には言えない。それでも、ぼくにとっては「完璧に近い」レベルの、優れたデザイン(フォルム)です。恐ろしく持ちやすく、疲れづらいフィット感を実現しています。

Razer Deathadder Eliteを使って「微妙に大きい」「手首が妙に疲れる」という人にとって、ROCCAT Kone Pure 2017は高確率でピッタリなマウスかもしれない。

実際に筆者の友人4人で検証した際、4人全員からおおむね好評を得られている。手が大きいと親指ボタンが合いづらい、という一点を除き、最高の持ちやすさを提供してくれるゲーミングマウスです。

「Roccat Kone Pure 2017」のマウス性能を検証

カーソルの追従性とポインタ飛び

体感で十分にRoccat Kone Pure 2017の性能が良いことは分かる。トップクラスのマウス性能を持つRay PAWNと比較しても、全く遜色ない程度には、カーソルの追従性は抜群に良好。

ただ、当ブログ「ちもろぐ」のゲーミングマウスレビューでは、客観性を出すためにMouse Testerを用いてカーソルの追従性を計測します。

400 DPI安定動作Roccat Kone Pure 2017のマウス性能(400dpi)
800 DPI安定動作Roccat Kone Pure 2017のマウス性能(800dpi)
1600 DPI安定動作Roccat Kone Pure 2017のマウス性能(1600dpi)
2000 DPI安定動作Roccat Kone Pure 2017のマウス性能(2000dpi)
4000 DPI安定動作Roccat Kone Pure 2017のマウス性能(4000dpi)
8000 DPI安定動作Roccat Kone Pure 2017のマウス性能(8000dpi)
12000 DPI安定動作Roccat Kone Pure 2017のマウス性能(12000dpi)

400 ~ 12000 DPIまで検証。驚くことに、Kone Pureで設定できるすべてのDPIにおいて、カウンタ飛びは無く、キレイなグラフを描いています。抜群の追従性を見せつけている。

カーソルの減速時、わずかにカウンタにブレ幅が出ているものの、体感は全くできないレベルなので問題なし。

ほぼ同じスペックの光学センサー「PWM3360」を搭載しているRay PAWNと同様、「PMW3361」を搭載するKone Pure 2017も極めて安定したカーソル追従性を実現しています。

DPI別にカーソルの精度を計測

「精度」はカーソルの追従性とは別のもので、主に「ジッタ」と「手ぶれ補正」がある。

ジッタとは、マウスに搭載されている光学センサーが本来ないはずの挙動を検出して、カーソルの動きを不規則にしてしまう現象のこと。センサーの性能が悪い、またはDPIが高すぎると発生率が高まる傾向。

手ぶれ補正とは、名称の通りSAIなどのイラストソフトに搭載されている手ブレを補正する機能。キレイな直線や折れ線を引けるが、ゲーミング時には自分の意図した動きにならない原因になるため、補正が入っているマウスは好まれない。

400 DPIジッタなし / 補正ゼロRoccat Kone Pure 2017のジッタを計測(400dpi)
800 DPIジッタなし / 補正ゼロRoccat Kone Pure 2017のジッタを計測(800dpi)
1600 DPIジッタなし / 補正ゼロRoccat Kone Pure 2017のジッタを計測(1600dpi)
2000 DPIジッタなし / 補正ゼロRoccat Kone Pure 2017のジッタを計測(2000dpi)
4000 DPIジッタなし / 補正ゼロRoccat Kone Pure 2017のジッタを計測(4000dpi)
8000 DPIジッタ : 極少 / 補正ゼロRoccat Kone Pure 2017のジッタを計測(8000dpi)
12000 DPIジッタ : 少 / 補正ゼロRoccat Kone Pure 2017のジッタを計測(12000dpi)

カーソルの精度も優秀。すべてのDPIで手ぶれ補正を体感することはなかった。ジッタは4000 DPIまで皆無、8000 DPIでほんの僅かに出て、12000 DPIまで引き上げてようやく確認できる程度です。

リフトオフディスタンスは1mm前後

ROCCAT Swarmのリフトオフディスタンス設定は「最低」にした状態で、マウスパッド上(Steelseries QcK Mini)で計測。物差しで計測したところ、1mm弱といったところです。

さすがにPMW3361レベルのセンサーですし。ゲーミングマウスにとってベストな1mm前後のリフトオフディスタンスを出すのは余裕の様子。

ちなみに「キャリブレーション」(マウスパッド較正)を使うと、リフトオフディスタンスが更に小さくなりました。個人的には初期設定の1mm弱で十分ですが、もっと低くしたい人はキャリブレーションを試してみてください。

  • 極めて優秀なカーソル追従性
  • ジッタは皆無、補正もほぼ無し
  • リフトオフディスタンスは1mm弱
  • 減速時の追従性はわずかにRay PAWNが優秀

専用ソフト「ROCCAT Swarm」は極めて有能

専用ソフト「ROCCAT Swarm」

ROCCATが用意した専用ソフト「ROCCAT Swarm」をインストールして試す。ダウンロード先は以下の通り。

マウスのソフトウェア制御といえば、やっぱりロジクールが有名。しかも、購入当時は期待値が低かったこともあり、自然とROCCAT Swarmにはそれほど期待していなかった。

ボタンの割り当てくらいはできるだろう…くらいとしか。実際のところは驚きのソフトウェア制御でした。

DPI(感度)とカーソルオプションの設定

専用ソフト「ROCCAT Swarm」の使い方

ROCCAT Swarmを開いてみると、色々とカーソルに関する設定が目に入る。これらの設定はWindows標準設定をROCCAT Swarmから調節できるだけなので、基本的には「初期設定」のままでOK。

大事なのは右上の「DPIスイッチャー」という設定項目。Kone Pureは最大5段階のDPI設定を登録可能で、ボタンの割り当てに「DPI切り替え」を入れるとカンタンに切替可能になる。

DPIの刻み値は100 dpiずつ、100 ~ 12000 DPIの範囲で設定可能でした。十分ですね。

自由度が高く、高機能なボタン割り当て

専用ソフト「ROCCAT Swarm」の使い方

Kone Pure 2017では、左右クリックやマウスホイールの上下も含めて、合計9個のボタンにキーを割り当てできる。ただ実用上は、5個が限界だと思います。

基本ボタンに「EASY-SHIFT+」というボタンを割り当てると、EASY-SHIFTを押している間だけ、別のボタン割り当て設定を使えるようになる。だから、EASY-SHIFTボタンの分を差し引いて、最大で8個のボタンにプログラム可能です。

専用ソフト「ROCCAT Swarm」の使い方

他にもいろいろなボタンを割り当て可能。

特に便利なのは「DPI切り替え」「ブラウザ(戻る)」「プロフィール切り替え」など。プロフィール切り替えは、次のスロットに保存してあるプロフィールに切り替えてくれる機能です。

実際に使ってみたところ、プロフィール切り替えは押した瞬時に実行されました。1秒くらい掛かるのかな、と思っていたら、まさかの瞬時です。極めて実用的な切り替えボタンだと思う。

つまり、プロフィール切り替えボタンを上手く使えば、使えるボタンはもっともっと増やせる。切り替えボタンの分を差し引いて、1スロットあたり4ボタン。最大5スロットまで登録できるので、合計20ボタンになる計算に。

実用に耐える優秀なマクロ機能

専用ソフト「ROCCAT Swarm」の使い方

「マクロマネージャー」から、マクロの設定や自作ができる。

基本的に、キーボードの操作をいったん記録して、後からディレイを固定で一括入力したり、自分で1つずつ入力して調整していく。

同時押しの場合は、キーボードから順番に同時押しキーを入力していって、後からディレイを1~10ミリ秒ほど一括で入れてあげると思ったとおりに機能します。ぼくはAdobe系ソフトの「Web用に保存」などをマクロ化している。

マルチキー(同時押し)や、複雑なマクロだけでなく、シンプルなマクロを組むこともできる。「EXECUTE…」の項目を設定するとカンタンに出来ます。

  1. WHILE PRESSING:ボタンを押している間はマクロが発動
  2. ON PRESS:ボタンを押した瞬間だけマクロが1度発動

たとえばスペース連打のようなカンタンなマクロを組むなら、スペースを1回だけ記録して「WHILE PRESSING」にチェックを入れることで、ボタンを押している間はずっと連打してくれる。

某大人気脱出ゲームでスペース連打をしたいなら、オススメな設定です。

ちなみにRazerのソフトも同じくらい優秀でしたが、この「押している間だけ発動」という設定が上手く機能してくれないので、ROCCAT Swarmの方が総合的に優秀なソフトだと感じている。

必要十分なLEDライティング機能

専用ソフト「ROCCAT Swarm」の使い方

「高度な設定 > イルミネーション」から、マウス本体のLEDを設定できます。対応している色は1680万色で自由度は抜群。点滅パターンは4種類もあって、必要十分だと思います。

プロフィールごとにLED設定を覚えてくれるので、色で今どのプロフィールを使っているかが分かって便利。ぼくはゲームの色に合わせてLEDを設定している。

「今はオレンジ色に光っているから、PUBG用のプロフィールなんだな。」という具合です。

設定したプロフィールはソフトと連携可能だが…

専用ソフト「ROCCAT Swarm」の使い方

マウスの「プロフィール切り替え」ボタンで十分ですが、アプリケーションごとにプロフィールの紐づけが可能です。たとえば、Adobeソフトを使っている時に、Adobe専用プロフィールに自動切り替え、という感じで機能する。

と思いますよね…。

困ったことに、自動切り替えは機能しなかった。一応、Adobe以外のソフトで試してみたり、ソフトを起動した時に切り替わるのか。など色々と検証したが、結局のところ機能しなかった。

もちろん「プロフィールオートスイッチ」も使ってみたが、ダメです。う~む、やっぱりロジクールの方が一歩優秀なんですね。

最大5個まで設定を完全にオンボード保存

専用ソフト「ROCCAT Swarm」の使い方

Kone Pure 2017には容量512 KBのオンボードメモリが搭載されている。マウスのオンボードメモリとしては、まぁまぁ大容量です。

値段が近い他のゲーミングマウスと比較してみよう。「Razer Deathadder Elite」は、そもそもオンボードメモリが無いので、クラウド上に保存するしか、設定を持ち運ぶ方法はない。

「G502」はマウス側に3個まで設定を保存できるが、ボタンの割り当てやDPI設定など基本的な設定しか保存できず、マクロなど高度な設定は保存できません。

と見ていくと、すべての設定を完全にオンボード保存できるKone Pure 2017は非常に優秀だということが分かります。

オンボードの5スロットだけでは足りない、という場合はプロフィールのエクスポート機能で対応できる。

というわけで、全体的にはRazer Synapse 3と良い勝負をしている、高品質なソフトでした。ロジクールを除けば、ROCCAT Swarmはトップクラスに優秀だと言って良いレベル。

  • 高機能で使いやすいソフトウェア制御
  • 必要十分なLEDライティング機能
  • 単純~複雑なマクロまで組める
  • プロフィールの設定は最大5個までマウスに完全保存できる
  • プロフィールとソフトの自動切替に不具合あり?

「ROCCAT Kone Pure 2017」レビューまとめ

「Roccat Kone Pure 2017」のレビューまとめ
Roccat kone pure 2017

DESIGNデザイン97/100

SENSORセンサー91/100

TUNINGチューニング93/100

FUNCTION機能性88/100

SOFTWAREソフトウェア88/100

REASONABLEコスパ89/100

95RANK:S
PROSROCCAT Kone Pure 2017の良いところ
  • あらゆる持ち方に対応する至高のエルゴノミクス
  • 巧みにチューニングされた「PMW3361」センサー
  • 極めて優秀なソフト「ROCCAT Swarm」
  • 最大20個のプログラム可能なボタン
  • 最大5個までマウス側に設定を完全に保存可能
CONSROCCAT Kone Pure 2017の微妙なところ
  • 完全に右利きを前提にしたエルゴノミクスデザイン
  • 手が大きいと親指ボタンの位置が微妙
  • プロフィールとソフトの連携機能に不具合?
CONCLUSIONROCCAT Kone Pure 2017 / レビューまとめ

レビューをまとめると、総合スコアは95点という評価になった。最初は「ロキャット?聞いたことないぞ…」という感じだったが、今は「隠れた逸品を作るメーカー」というイメージに塗り替えられてしまった。

さて、Kone Pure 2017(別名 : OWL-EYE)のスゴイところは、やや小型でありながら幅広い持ち方に対応できるデザインにある。微妙に右に傾いていたり、左右が内側へキュッと凹んでいたり。とにかく計算され尽くした人間工学は本当に優秀です。

高さは39mmに抑えてあるので、手首への負担も少ない。少なくとも、ぼくが8時間ほど連続使用したところ、全く違和感は無かった。

そしてゲーミングマウスとしての性能も一切妥協は無い。搭載されている「OWL-EYE」センサーは、Pixart製「PMW3361」をROCCATが独自にチューニングしたモノ。検証の結果、高いDPI感度でもカウンタ飛びや大きいブレは発生せず、ジッタもよく抑制されていました。

期待していなかったソフト「ROCCAT Swarm」も、良い意味で期待を裏切るスグレモノ。瞬時に実行されるプロフィール切り替えボタン。ボタンが2倍になるEASY-SHIFT機能。設定を完全保存するオンボードメモリ。少ないメモリ消費量…などなど。

ロジクールを除けば最高クラスの出来栄えです。ちょっとだけ不具合があるのが惜しい。

というわけで、筆者の評価は「Sランク」で決まり。ROCCAT Kone Pure 2017は平均的な日本人の手なら、おそらく多くの人にピッタリとフィットしやすいマウスです。平均より1~2cm以上大きいと、親指ボタンに難ありかもしれないが、その点を除けば問題はほとんど無い。

男性から女性、ゲーミングマウス初心者からFPS / TPSゲーマーまで。幅広いユーザーにおすすめできるゲーミングマウスでした。

ROCCAT / センサー : Roccat OWL-EYE (PMW3361) / 参考価格 : 8200円前後

以上「ROCCAT Kone Pure 2017をレビュー:至高の小型ゲーミングマウス」でした。


もっと他にもゲーミングマウスのレビューや、おすすめのゲーミングマウスを知りたい人はこちらの記事をどうぞ。なお、今回レビューしたKone Pure 2017は「ベスト5」に入っています。

Sponsored Link

10 件のコメント

  • 今回の記事とはあまり関係がないですが、今度PCケースの選び方とかおすすめのPCケースとかの記事を作っていただけると嬉しいです!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。