Core i7 950とi7 9700Kを比較レビュー:10年でCPUはどこまで進化したか?

時を遡り10年前。2009年はNehalem世代の「Core i7」が登場した年です。それから10年を経て、第9世代Coffee Lake Refreshの「Core i7 9700K」が登場。この10年でCore i7の性能はどこまで進化したのか。完全に興味本位の比較検証レビューを行います。

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Core i7 950の仕様とスペック

CPUCore i7 950Core i7 9700K
ロゴ
世代1th Nehalem9th Coffee Lake R
プロセス45nm14nm++
TIMCPU内部の熱伝導材ソルダリングソルダリング
ソケットLGA 1366LGA 1151 v2
チップセットIntel X58Intel 300 series
コア数48
スレッド数88
ベースクロック3.06 GHz3.60 GHz
ブーストクロックシングルコア使用時3.33 GHz4.90 GHz
ブーストクロック全コア使用時3.20 GHz4.60 GHz
手動OC可能可能
L1 Cache128 KB512 KB
L2 Cache1 MB2 MB
L3 Cache8 MB12 MB
対応メモリDDR3-1066DDR4-2666
チャネルx3x2
最大メモリ24 GB64 GB
ECC対応不可不可
バス帯域4.8 GT/s QPI8 GT/s DMI3
PCIeなし16
構成1×16
2×8
1×8 + 2×4
内蔵GPUなしUHD 630
GPUクロック350 ~ 1200 MHz
TDP130 W95 W
MSRP$ 562$ 385
参考価格国内Amazon34800 円46800 円
中古価格国内Amazon2800 円

10年でここまでCPUのスペックは変化した。と言われても、妙にパッとしない印象を受けますね。コア数だけに着目すると、たしかにそれほど進化していない感があります。

それでもよくみると、クロック周波数は大幅に進化していて、ブースト時に5.0 GHz近いクロックに達するように。搭載できるメモリも24 GBから64 GBまで増え、CPU内蔵レーンもある。

細かい部分で着実な進化を見ることが出来ます。

実はどちらも「ソルダリング」仕様のCPU

TIM「ソルダリング」の図解

第3世代のIvy Bridge以降、インテルはCPUの熱伝導材に「グリス」を使うようになった※が、第9世代のCoffee Lake Refreshから再び「ソルダリング」を復活されている。

※ 参考:「Ivy BridgeのCPUコアとヒートスプレッダ間のTIMはグリスなのか

Nehalem世代は「ソルダリング」仕様(Credit : overclock.net

つまり、初期のCore i7は普通に「ソルダリング」を採用していたのです。初代Nehalemに属する「Core i7 950」も同様にソルダリングが施されています。なので冷却性能はそれなりに高い(はず)。

CPU内蔵のPCIeレーンは無い

個人的に驚きだったのが、Core i7 950にはPCIeレーンが内蔵されていない、ということ。Core i7 9700Kには16本のレーンが内蔵されているが、i7 950には1本もありません。

だからチップセット「Intel X58」に搭載されている36本のレーンを利用する仕様になっているようです。規格は「PCI Express 2.0」で、分割は「1×16 / 2×16 / 4×8」の3パターンです。

メモリは「トリプルチャネル」に対応

現在のCore i7はメモリを2枚束ねて帯域幅を約2倍にする「デュアルチャネル」にしか対応していないが、Core i7 950は帯域幅を約3倍にする「トリプルチャネル」に対応しています。

スゴイような印象を受けますが、当時のメモリ規格は「DDR3」でメモリ1枚あたりの帯域幅がそれほど大きくないので、3枚束ねても現在のDDR4メモリを大幅に超えるようになことは無いはず。

トリプルチャネルとデュアルチャネルでどれくらい帯域幅に違いが出るのかは、後ほど実際にSiSoft Sandraを用いて検証する。

45nmゆえ、ハリボテ感のある仕様

まとめると、PCIeレーンをCPUに内蔵できずチップセットに任せるなど、45nmプロセスでは全部を詰め込めずCPU以外の部分で継ぎ接ぎのようにスペックを揃えているのが「印象的」です。

ちなみにダイ面積は263 mm2もある。これはCore i7 9700Kの174 mm2と比較すると1.5倍も巨大なダイ面積になります。にも関わらずGPUもPCIeも内蔵できず、コアは4コアしかない。

やっぱりプロセスルールの微細化はCPUの性能アップや、設計の自由度アップの上で非常に大きな役割があるということがよく分かります。ここ10年でやはりCore i7は大きく進化しています。

Core i7 950を実機レビュー

付属品とパッケージがすべて揃っている中古品を約3000円にて入手。せっかくなので開封レビューをします。

驚くほど大きなパッケージング

驚いたよ。当時のCore i7のパッケージがここまで大きいとは知らなかった。現代のCore i7と比較すると、体積比で約6~7倍はあろうかと言う非常に巨大なパッケージ。

「45nmプロセスはまだまだ大きい。」というインテル側の比喩的な表現なんでしょうか(多分それは無い)。どちらにせよ、大きいパッケージだと思います。

厚みもあります。それでもデザインの軸は当時から一貫していて、大きくは変わっていません。そして10年経っても当時のCore i7のロゴデザインはそれほど「古さ」を感じさせないのがスゴイ。

パッケージの横には、今と同じく搭載されている機能やスペックが掲載されていました。ハイパースレッディング、ターボブースト、メモコン内蔵などなど。見慣れた文字が並んでいます。

裏面も現在と全く同じです。黒い背景に多言語の白いフォントでいろいろと内容物や保証について記載されています。

チップ本体を比較してみるとCore i7 950は一回り大きいです。逆にフォントは小さいです。こんなに大きいのに4コアしか入っていないなんて。

付属品には「リテールクーラー」があった

スライドさせて中身を取り出すと、ずんぐりと重みのある「リテールクーラー(付属クーラー)」が出てきた。パッケージが大きい理由は、このリテールクーラーが原因のようですね。

それにしても、オーバークロック可能なCore i7でありながらリテールクーラーを付けるとは。随分と良心的なインテル。別に必要性があるわけではないが、「親切か?」と言われれば親切な付属品でしょう。

トップフロー型の小型ファンです。

接地面にはリテールクーラーの「グリス」が残されたままになっていて、最初の購入者が別途クーラーを用意して使っていたことが窺えます。取り付け方式はラクな「プッシュピン」式です。

ファン口径は今とそれほど変わらず90mmくらい。120mmのKAZE FLEXと比較すると、こじんまりとしていると思います。

付属の保証書に「ロゴシール」が残されていました。可愛いデザインです。

テスト環境の紹介と比較対象

いつも通り「ちもろぐ専用ベンチ機」に取り付けて検証を行います。今回のテストで比較するスペックを以下にまとめる。

テスト環境
CPUCore i7 950Core i7 9700K
冷却無限五 Rev.B120mmデュアルファン仕様
グラボMSI RTX 2080 Ti Gaming X Trio
メモリDDR3-1600 8GB + 4GB x2DDR4-2666 8GB x2
マザーボードASRock X58 Extreme3ASRock Z390 Extreme4
SSDSeagate Barracuda 500GBSamsung 860 EVO 250GB
Micron 1100 2TB
電源ユニットTt Toughpower iRGB PLUS 1200W80+ Platinum / 電力ロガー付き電源
OSWindows 10 Pro 64bit 1709Windows 10 Pro 64bit 1809
ドライバNVIDIA 411.63NVIDIA 417.71
ディスプレイBenQ XL2546

グラフィックボードは最速に近い性能を持つ「RTX 2080 Ti」を使い、CPUボトルネックをあぶり出す。メモリはとりあえず容量を16 GBに揃えましたが、帯域幅を揃えるのは難しい。

マザーボードはどちらもASRockの「Extreme」シリーズです。VRMフェーズに小型ファンが搭載されているなど、今のExtreme4と比較すると「奇抜」なデザインというか…ぶっ飛んだ仕様です。

なお、OSのバージョンは揃える努力をしたものの、どうやら古いコンポーネントの存在が原因でどうしても1803 / 1809にアップグレードできなかった。なので1709で妥協します。

NVIDIAドライバも同様の理由で揃えられなかった。最新のドライバを導入するには、最新のWindows 10が必要な仕様になっているので。

自作歴24台のやかもち
USB 3.0、SATA 3.0、サウンドチップなど。Win 10版のドライバが用意されていないモノは多い。古いシステムは何かと不自由ですね。

「i7 950」のCPU性能:Core i7とは思えない性能

レンダリング速度

Cinebench R15

Cinebench R15はCPU用の定番ベンチマーク。CPUに物量タスクである「レンダリング」を実行させて、掛かった時間からスコアを算出する。CPUの持っている理論上の性能を最大限に引き出してくれるため、傾向が分かりやすい。

Cinebench R15 / マルチスレッド性能

  • Core i7 9700K
    1505 cb
  • Core i7 8700K
    1421 cb
  • Core i7 950
    421 cb

絶望的に遅い。4コア搭載の3.20 GHzなので仕方が無いかもしれないが、それにしたって遅い。現代のCore i7と比較して、わずか40%の性能しかありません。

Cinebench R15 / シングルスレッド性能

  • Core i7 9700K
    202 cb
  • Core i7 8700K
    188 cb
  • Core i7 950
    94 cb

1コアあたりの性能は半分以下。非常に遅い。現代のCore i7なら同じコア数でも、マルチスレッドで800 cb台は出せそうです。

Blenderは無料で使える国際的に知名度の高い、3Dレンダリングソフト。「BMW」プリセットを読み込んで、生成に掛かった時間でCPUの性能を計測できます。

Blender / BMWの生成時間

  • Core i7 9700K
    226.82 秒
  • Core i7 8700K
    302.95 秒
  • Core i7 950
    1234.64 秒

i7 9700Kが約4分で終わらせる処理を、i7 950は5倍にあたる約20分も掛けて処理してくれました。遅すぎです。

最後はグラフィックボード用のベンチマークである「3DMark – FireStrike」の物理演算スコア(Phisycs)から、CPUの処理性能を測ってみる。

FireStrike / Physics Score

  • Core i7 9700K
    18870
  • Core i7 8700K
    18457
  • Core i7 950
    6629

おおむねCinebench R15に沿った結果になりました。i7 950はi7 9700Kに対して、3割くらいの性能しか無いです。

計算速度

Geekbench 4はマルチプラットフォーム対応のベンチマークで、内容は様々なテストのパッケージとなっている。その中身は、AESなどの暗号処理の計算速度などが問われていて、シンプルな計算速度が重視されています。

Geekbench 4 / マルチスレッド

  • Core i7 9700K
    28571
  • Core i7 8700K
    22520
  • Core i7 950
    8590

CPU全体の処理速度はi7 9700Kが3.5倍の差をつけて圧勝。

Geekbench 4 / シングルスレッド

  • Core i7 9700K
    5767
  • Core i7 8700K
    5308
  • Core i7 950
    2630

シングルスレッド性能も2倍以上の差をつけられて大敗。i7 950はそろそろ化石と言って良いレベルだと思います。ここまで遅いとは。

Euler3Dは流体力学の計算をCPUに実行させることで、CPUの計算速度を計測するベンチマーク。単位はHz(ヘルツ : 1秒間あたりの計算回数)で示され、数値が大きいほど優秀です。

Euler3D / 1秒あたりの計算速度

  • Core i7 9700K
    9.252 Hz
  • Core i7 8700K
    6.566 Hz
  • Core i7 950
    4.215 Hz

遅いですね。Core i7 9700Kに対して、半分以下の処理速度で終わりました。

動画エンコード

動画エンコードソフト「Handbrake」

無料の動画エンコードソフトで特に有名な「Handbrake」。約1GBのアニメファイル(.mkv)をエンコードし、ログに残された「平均フレームレート」でCPU性能を比較できます。

Handbrake x264 / 平均処理速度

  • Core i7 9700K
    94.32 fps
  • Core i7 8700K
    83.82 fps
  • Core i7 950
    32.39 fps

Core i7 950は、なんとビックリ「AVX」に対応していないため、256 bit幅の「AVX 2」を搭載するCore i7 9700Kが圧倒的な処理速度を記録しました。

Handbrake x265 / 平均処理速度

  • Core i7 9700K
    54.04 fps
  • Core i7 8700K
    43.59 fps
  • Core i7 950
    15.20 fps

更にAVX 2が効いてくるx265エンコードでは、性能差はもっと開くことに。実に3.6倍もの性能差でi7 9700Kが圧勝です。

圧縮と解凍

7-Zip(圧縮 & 解凍)

7-Zipは非常に有名なフリー解凍ソフト。付属のベンチマークツールを使って、CPUの解凍と圧縮の処理スピードを計測する。単位はMIPSですが、スコアのようなものと思えばOK。

7-Zip Benchmark / 圧縮

  • Core i7 9700K
    39815 MIPS
  • Core i7 8700K
    34523 MIPS
  • Core i7 950
    16895 MIPS

コア数が2倍も違うので、当然i7 9700Kが圧倒的に速い。

7-Zip Benchmark / 解凍

  • Core i7 9700K
    36846 MIPS
  • Core i7 8700K
    37277 MIPS
  • Core i7 950
    19081 MIPS

解凍もi7 9700Kがほぼ2倍の処理速度でスピーディーでした。

ブラウザの処理速度

ブラウザ上で動作するベンチマーク。Javascriptの処理速度で、CPUがどれだけブラウザの処理やWebアプリを高速に実行できるかをスコア化する。単位はミリ秒なので、小さいほど高速です。

Kraken / Webアプリの実行速度

  • Core i7 9700K
    741.0 ms
  • Core i7 8700K
    928.3 ms
  • Core i7 950
    1733.6 ms

Krakenは1000 msが重要な節目ですが、Core i7 950は1733 msでとても遅い。クロックが4.9 GHzに迫るi7 9700Kは741 msを付けてトップクラスのスピードを見せつけた。

Photoshop CC 2018

バッチファイルを用いて、Photoshop CC 2018を実際に動作させる。それぞれの処理に掛かった時間から、スコアを算出してCPUがどれくらいPhotoshopを速く動かせるかを比較できます。

Photoshop CC 2018 / 総合スコア

  • Core i7 9700K
    1036.2
  • Core i7 8700K
    849.6
  • Core i7 950
    350.0

全てのスコアをまとめた総合スコアでは、驚くほどi7 950が遅いことが判明。Photoshopのようなソフトでも、クロック周波数がおそすぎるi7 950は処理に苦戦するようです。

Photoshop CC 2018 / GPUスコア

  • Core i7 9700K
    106.7
  • Core i7 8700K
    82.1
  • Core i7 950
    37.9

特にGPUスコアが酷い状態でした。RTX 2080 TiはPhotoshopに十分すぎるグラボですが、i7 950はグラボの性能を全く引き出せていないことが伺えます。Photoshop用としても時代遅れなCPUです。

「IPC」に見るCPUの実質的な進化

IPC(サイクルあたり命令回数)は、CPUの「真の性能」を示す指標として使われています。IPCを向上させるには設計の根本的な改善が必要であり、クロックで下駄を履かせるのとは訳が違います。

もっとも簡単な計測方法は、クロック周波数を固定してCinebench R15のシングルスレッドベンチマークを実行することです。同じクロック周波数でも、性能に大きな違いがあることが分かります。

Cinebench R15 / シングルスレッド性能@3.5 GHz

  • Core i7 9700K
    154 cb
  • Core i7 8700K
    152 cb
  • Core i7 6700K
    148 cb
  • Core i7 4790K
    133 cb
  • Core i7 950
    104 cb

Core i7 950は3.5 GHzで104 cbでした。第4世代のCore i7で133 cb、現在の第9世代まで来ると154 cbです。IPCそのものは、この10年で50%しか伸びていないことに驚きます。

CPUの真の性能は未だ50%しか伸びていないが、クロック周波数、コア数 / スレッド数、AVX 2などの拡張機能、ソフトウェアの最適化など。他の要因で現代のCPUは大幅な性能アップを遂げているのが実情ですね。

※ 4790Kと6700Kのデータは「Guru3D」より引用。

「i7 950」のゲーミング性能:2080 Tiを相手にすると?

CS:GO

「CS:GO」の推奨スペックを徹底検証:最新のグラボ別fpsCS:GO1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i7 9700K
    271.0
  • Core i7 8700K
    265.0
  • Core i7 950
    115.7

まさか、CSGO程度のゲームでここまでのCPUボトルネックが出現するとは。

Rainbow Six Siege

Rainbow Six Siege1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i7 9700K
    290.2
  • Core i7 8700K
    276.1
  • Core i7 950
    146.7

レインボーシックスシージも同様にボトルネックが出ている。

PUBG

PUBG1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i7 9700K
    232.8
  • Core i7 8700K
    200.1
  • Core i7 950
    92.9

PUBGも全くダメ。

Call of Duty : Black Ops IV

Call of Duty : Black Ops IVCall of Duty : Black Ops IV
1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i7 9700K
    246.5
  • Core i7 8700K
    215.7
  • Core i7 950
    87.1

COD:BO4では、i7 9700Kと比較してたったの30%しか性能を引き出せていない。

FINAL FANTASY 14 : 紅蓮のリベレーター

FF14(紅蓮のリベレーター)FINAL FANTASY 14 : 紅蓮のリベレーター
1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i7 9700K
    177.0
  • Core i7 8700K
    163.1
  • Core i7 950
    67.6

FF14でも顕著なボトルネックが出現。

Final Fantasy XV : Benchmark

FINAL FANTASY 15 : BenchmarkFINAL FANTASY 15 : Benchmark
1920 x 1080 / 高品質
  • Core i7 9700K
    130.6
  • Core i7 8700K
    118.9
  • Core i7 950
    61.7

比較的ボトルネックが出づらいFF15でも、ほぼ50%の性能に留まった。

黒い砂漠

黒い砂漠黒い砂漠
1920 x 1080 / リマスター品質
  • Core i7 9700K
    141.3
  • Core i7 8700K
    110.3
  • Core i7 950
    56.2

黒い砂漠は非常に重たく、RTX 2080 Tiを使っても平均60 fpsを維持できなかった。

Monster Hunter World

Monster Hunter World
1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i7 9700K
    140.6
  • Core i7 8700K
    124.2
  • Core i7 950
    54.9

モンハンワールドも平均60 fpsすら維持できない。

Witcher 3

The Witcher 3 : Wild Hunt1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i7 9700K
    157.0
  • Core i7 8700K
    149.8
  • Core i7 950
    85.7

Witcher 3は比較的マシですが、それでもこのボトルネックは酷い。

平均パフォーマンス

Core i7 950のゲーミング性能1920 x 1080 / 平均パフォーマンス
  • Core i7 9700K
    198.6
  • Core i7 8700K
    180.4
  • Core i7 950
    85.4

平均パフォーマンスをまとめると、 Core i7 950はRTX 2080 Tiの性能を約40%しか引き出せないことが分かりました。

ただし、グラボの接続インターフェイスが「PCI Express 2.0 x16」で、帯域がPCIe 3.0と比較して50%しか無い点が影響している可能性はあります。とはいえフルHDゲーミングでは大差ないので…。

CPUが遅すぎるのが原因ですね。

メモリやストレージの性能はどう違うのか

SATA SSDの転送速度は…遅い

ASRock X58 Extreme3にはMarvell製のSATA 3.0コントローラが搭載されているが、残念ながらWindows 10用のドライバが用意されていないので使えない。よってチップセット直結のSATA 2.0を使うことに。

だから検証せずとも「遅くなる」のは分かりますが、一応同じSSDで計測して比較してみました。

Core i7 950Core i7 9700K
BarraCuda SSD(Crystal Disk Mark 6)

シーケンシャル速度は見事に半減。ランダムアクセス速度までが半減しており、規格のボトルネックが非常に大きいことがあらためてよく分かります。

ランダムアクセスまで遅くなっているあたり、チップセット内蔵のSATAコントローラの性能も進化しているのかもしれない(と思っただけ、特に調べてないので根拠はないです)

メモリを「トリプルチャネル」にした時の帯域幅

SiSoft Sandraのメモリ帯域幅テストで計測。

SiSoft Sandra / メモリの帯域幅

  • DDR4-2666 x2
    22.25 GB/s
  • DDR3-1600 x3
    12.19 GB/s

遅い。トリプルチャネルでも、DDR4のデュアルチャネルには全く追いつかない。ゲーミング性能が悪いのは、メモリの遅さも原因かもしれない。ここまで遅いと影響が出てきます。

こちらの記事でも検証している通り、帯域幅が少ないとゲーミング性能に悪影響があります。

CPU温度と消費電力

消費電力は微妙、ワットパフォーマンスは悪い

Core i7 950は「Package Power」を表示しない仕様なので、CPU単体の消費電力は分からない。なので電源ユニットの電力ロガー機能で「+12V」レールのみを実測し、その平均値を出しました。

消費電力 / +12V

  • Core i7 9700K
    203.5 W
  • Core i7 950
    173.2 W

マザーボードやグラフィックボードの消費電力も含まれるので相対的な比較しか出来ないが、定格ではCore i7 9700Kの方が約30 Wほど消費電力が多いようです。

ワットパフォーマンス(1Wあたりの性能)

  • Core i7 9700K
    7.40
  • Core i7 950
    2.43

マルチスレッド性能に対するワットパフォーマンスを求めると、Core i7 950は3割程度でしか無く、消費電力の割に性能を出せないCPUということになります。

割りと冷やしやすいCPU温度

CPU温度 / Blender実行時(最大値)

  • Core i7 9700K
    66 ℃
  • Core i7 950
    60 ℃

消費電力が少ない分だけ、冷やしやすい。Blender実行時で、Core i7 950は最大60℃と非常に安定しています。i7 9700Kも性能の割には66℃なので、それなりに冷えている方です。

気温26℃で、無限五Rev.Bという標準的な空冷クーラーでここまで冷やせるので、夏場の運用も怖くない。それどころかオーバークロックの余地すらありそうですね。

BLCKオーバークロックに挑戦

というわけで、オーバークロックに挑戦してみる。

注意点として、現代のCore i7と比較するとオーバークロックの設定はだいぶ「難解」です。今は倍率とコア電圧だけでスルッと行けますが、いにしえのi7 950はそうは行かない。

CPUの倍率はあらかじめ最小と最大値が決まっていて、最大値より高い倍率を設定できません。高いクロック周波数に行くには、ベースクロック(BCLK)を追加していくことになる。

Core i7 950は最大で23倍なので、BCLKを175 MHzに設定すると「175 x 23 = 4025 MHz」で約4 GHzになります。

クロック周波数を追加しただけでは、システムが安定しないので次は電圧を盛り付ける。現代のマザーボードなら「Auto」設定でもそこそこ頑張ってくれますが、10年前のマザーボードはAutoだと全くダメでした。

  • Intelligent Energy Saver:省エネ系の設定
  • ASRock Vdroop Control:電圧キャリブレーション設定
  • CPU Voltage:コア電圧
  • DRAM Voltage:メモリの電圧
  • IOH Voltage:North Bridgeの電圧
  • VTT Voltage:QPIとアンコア部分の電圧
  • ICH Voltage:South Bridgeの電圧
  • CPU PLL Voltage:フェーズの電圧

なので複数の設定を変更していく。Auto設定が役立たずなので、各電圧を自分で入力してあげないとオーバークロックが安定しない。コア電圧だけを追加しても、Cinebenchが通らなかったりね。

コツとしては、電圧がザックリとどんどん盛り付けていくこと。今の感覚だと0.005 Vずつ慎重にやるが、Core i7 950は0.01875 Vずつ追加していっても、驚くほど熱が出ないのです。

3.5~3.6 GHzまでは慎重にちょっとずつ足しても行けますが、3.7 GHz以上は比例するように必要なコア電圧が増えていくので、どんどん盛っていかないと設定がなかなか煮詰まらない。

オーバークロック時は、省エネ系の設定を無効化するのを忘れずに。Enhanced Halt State(C1E)とIntel SpeedStep techはオーバークロックに不要です。

BCLKオーバークロックで「4 GHz」に到達

設定をいろいろと調整した結果、ひとまず当時の大台とされていた「4 GHz」に到達しました。4 GHzを通すのに、コア電圧はなんと1.375 Vも必要でした。

消費電力 / Cinebench R15実行時 / +12V

  • 3213 MHz
    173.2 W
  • 3703 MHz
    197.2 W
  • 3818 MHz
    197.1 W
  • 3910 MHz
    208.5 W
  • 4025 MHz
    227.2 W

消費電力は定格から約50 Wも増加。

CPU温度 / Cinebench R15実行時 / 最大値

  • 3213 MHz
    60 ℃
  • 3703 MHz
    61 ℃
  • 3818 MHz
    62 ℃
  • 3910 MHz
    64 ℃
  • 4025 MHz
    68 ℃

CPU温度は60℃から68℃に上昇。やっぱりコア電圧と消費電力の割には、温度の上昇が大人しい。Core i7 9700Kより2℃くらい低い温度になるようです。頑張れば4.1~4.2 GHzも可能かもしれない。

この温度の上がりにくさは、コア数が今の半分しか無いことや、ヒートスプレッダの面積が大きいので熱効率が高いこと。そして45nmプロセスであることが影響していると推測。

オーバークロックの効果 / Cinebench R15

  • 3213 MHz
    421 cb
  • 3703 MHz
    560 cb
  • 3818 MHz
    579 cb
  • 3910 MHz
    592 cb
  • 4025 MHz
    619 cb

肝心のオーバークロックの効果はこの通り。クロック周波数は25%しか上昇していないのに、マルチスレッド性能は47%も上昇しています。

定格(3213 MHz)OC時(4025 MHz)
1063111237(+5.7%)

Final Fantasy 14は約6%の性能アップに留まった。実性能への影響はそれほど大きくないですね。4 GHzまでOCしても、i7 9700Kの速さを知っていると使おうという気にならない。

初心者もち
3.8 GHzでやっと「i3 8100」相当の性能なのね・・・。
自作歴24台のやかもち
この10年でCPUが進化したのは間違いない。

まとめ:「化石システム」であり、安くても魅力はない

「i7 950」のデメリットと弱点

  • あまりに遅いシングルスレッド性能
  • 体感で分かるレベルの「処理待ち」が発生する
  • 優れないワットパフォーマンス
  • 複雑で手間の多いオーバークロック
  • システムのブート時間がやや長い
  • あまりに劣悪なゲーミング性能
  • 「AVX」が無いので動画エンコードが遅い
  • メモリが最大24 GBまで
  • マザーボードの入手性が悪い
  • 1803以降のWindows 10は導入が極めて困難

4.0 GHzの状態で使ってみて、まず思ったのが「遅い」ということです。たとえば、アプリを起動している途中にWindowsキーを押しても、スタートメニューが出るのに2秒くらい掛かります。

複数のタスクを同時に実行した時の「処理待ち」が体感できるほど発生している。これだけで個人的にはアウトですが、ゲーミング性能・動画エンコードなども…お世辞にも「良い」とは言えないものです。

そして最新のWindows 10をインストールするのは困難なのも、時代遅れというか、化石システムと言わざるをえないところですね。1709までアッサリ入りますが、1803以降は本当に通らない。

レガシーなハードウェアをBIOSから無効化したり、Win 10に対応していないドライバを排除するなど。基本的なことは一通りやったが1803以降のUpdateは全く通りません。

最新のシステムにアップグレードできない時点で、「化石システム」という評価しかできず、今から使うメリットは全く無いと言っていい。オフラインで使うなら、かろうじて選択肢にはなるレベルです。

「i7 950」のメリットと強み

  • 中古価格が2000~3000円で抜群に安い
  • 意外と冷やしやすい
  • 「トラブルの教材」として有用

メリットは安さです。Cinebench R15で600 cb台を出せるCPUが、たったの2000~3000円ですからコストパフォーマンスはそれほど悪くないでしょう。もちろん実性能はスコアほど良くないですが…

個人的には「トラブルの教材」には悪くない、くらいのモノでした。Windowsを入れるのに苦労しますし、オーバークロックも設定する項目が多いので慣れるまではトラブル続きです。

ひとつひとつトラブルをクリアしていって、マトモに動いた時はちょっとした感動があります。しかし言ってしまえば、それだけのCPUです。興味本位で楽しむ分にはいいですが、初心者におすすめするモノではない。

というわけで、「化石システム」「遅すぎるIPC」「絶望的なゲーミング性能」「トラブルの教材」という要素を評価して、ぼくの個人的な評価は「C」ランクで決定です。

Intel / コア : 8 / スレッド : 8 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series

同じCore i7でも、どうせ購入するならなるべく新しい世代のモノをオススメする。第9世代のi7は、初代と比較して3~4倍の性能を持つ。5 GHzのOCが可能など、伸びしろも大きい。

Intel / コア : 4 / スレッド : 8 / ソケット : LGA 1366 / チップセット : Intel X58
ASUS / チップセット : Intel X58 / フォーム : ATX / ソケット : LGA 1366 / マルチGPU : SLI対応

レトロなシステムを組んでみたい人は、ぜひ挑戦してみてください。CPU本体はかなり安く入手可能ですが、X58マザーボードはやや高い。メルカリやヤフオクで探したほうが良いかもしれません。

以上「Core i7 950とi7 9700Kを比較レビュー:10年でCPUはどこまで進化したか?」について、興味本位の検証とレビューでした。


他のおすすめなCPUについて、まとめて調べたい方はこちらの記事をどうぞ。

最新のCore i7(またはCore i9 9900K)を使うのに最適な、Z390マザーボードまとめはこちらです。

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65 件のコメント

  • どうも、こういった圧倒的な差が出る比較って見てて楽しいですね。
    IPCが50%くらいしか伸びていないのにここまで差が出るということは最適化などの役割(?)は大切なんだなと思いました。

    メモリ比較のところ、薄青のほうがDDR4-1600になってますがDDR3-1600でしょうか?

  • Core i7-970とかまた懐かしいものを・・・そうか、もう10年も前なのか
    実家に置いてるPCが未だi7-990xEEなんですよね、当時CPUだけで10万ぐらいしましたけど、6コア12スレッドの誘惑に勝てませんでした
    windows7を動かしてる分には今使っているwindows10(ただし、CPUがi7-3660S)と比べてあまり遅いという気がしないので、使ってるOSが理由で遅く感じる可能性もあるかもですね。
    まぁメモリとかもDDR3の時代ですし、しょうがないのかな?

    • Windows 10だから動作が遅い説はありますね。Windows 7だと、スタートメニューの処理待ちなんて発生しなかったので。ただ、Windows 7はサポート打ち切りの問題もあるし、セキュリティ的な観点からオフライン専用PCと割り切らないと使いづらいですね。ランサムウェアも被害はほとんどがWin 7だったので…。

  • 950より更に遅い860を使ってます
    なんかバカにされてる感じで不快と感じた

    ヘビーなゲームやエンコなどをやらないから行ける(はず)と使い続けてる
    速い環境を知らないから今でもイライラするって思ったことがないです

    10年経てば9700Kもゴミに…

    • 私もサブで860使ってます。
      900番台はi7が脱4コア8スレッド中心であるうちは、
      980や970クラスだとまだまだそこそこには上位、って感じではあったのでここ数年で差が出たなーって感じですよね。
      AMDもFM2+系統位までならライバルではなかったし。

      性能は勿論伸びていくけど、860辺りも現行pentium位には並べるので
      サポートされる限り暫くは問題ないはず。
      1155程ではないにせよ、過去からのコスパを見れば全然1156系は悪くないですよ。

  • 時期が悪いおじさんに乗せられて
    i7-930で10年目の者です。
    なるほど、俺が持ってるのはPCではなくて
    少し頭の良い暖房器具だったようだ。
    ちなみに、9年以上グリスの交換をしないとターボブーストが効かなくなったり
    アイドル時でも60度後半になります。
    (当時のケースはCPUクーラー交換用に裏の穴が開いてないモデルが多くて、グリス塗り替えはマザボを外さなくてはいけなくてかなり面倒)

    ただ、ネットするだけだったら以外とまだいけちゃうんですよね。

  • 個人的には思ったより950が健闘しているように思いました
    950とさらに10年前のPentiumⅢを比べると別次元の進化をしているので、そこまでの差を感じませんでした
    というわけでPentiumⅢとの比較もあったら楽しいかなーなんて思ったり
    さすがに動くマシンを調達するのが難しいでしょうか

    • オーバークロックでCinebenchが600 cb台。

      価格はマザボ含めて7000円だったので、コストパフォーマンスはめちゃくちゃ良いと思います。Win 7で、ローエンドGPU(GTX 1050 Tiくらい)と組み合わせて使う分には悪く無さそうですよね。「おすすめするか?」と言われると、うーん…ですけど。

  •  i3よりちょっと遅いだけと考えると、事務用のPCとしては後しばらくは生き残れそうですね(-_-;)

     システムの進化が、レガシーハードを使いづらくするのは仕方が無いけど、使い続ける事は可能では有りますが・・・新規には勧められないですよね~~

     オールドタイプのPC好きとしては、大変楽しめる記事でした。
     
     

  • 差がすごいことが分かったけど486とかから触っていると
    10年でたったこれだけしか伸びていないのかってなるな
    i7 870で気が付いたら8年耐えてて6コアの誘惑にまけて半年前に8500に乗り換えました

    • > 10年でたったこれだけしか伸びていないのかってなるな

      見た目の性能はコア数の倍増とクロック盛り盛りが効いてて、IPCは5割ですから「思ったより伸びてない。」のは同感です。それだけIPCを伸ばすのは大変ということですね。

      • ご返答ありがとうございます

        sandyが名作で2世代でずっと耐えている人が多いのがきになっているのですが
        第一世代で耐えている人も結構居たことがわかって良かった
        第一世代と第二世代の差ってどんな感じなのかがわからなないけど
        もしよろしければ簡単な説明とかもよろしければお願いします
        i7 870 + gtx1050tiでベンチ動画でよく出てくるfallout4とかKingdom Come: Deliveranceも解像度を落とせばストレスなしで遊べちゃってたです
        stellarisは中盤あたりからCPUの力不足で非常につらかったですが><

      • 検証はとても参考になりました。
        この様な比較は見ていて楽しいです。

        しかし「化石」「いにしえ」「ハリボテ」等の数値とは関係の無い主観が、当時大金を出して組み、今も大事に使われている方々にとっては馬鹿にされてる気分だろうなぁと思っていたら、案の定コメント欄にもその様な感想が書き込まれていますね。

        自分は丁度10年前に初自作をしPentium Dual-Core E5200で組んだので、i7は高嶺の花でした。

        • なるほど…。PCの使い方は人それぞれ違いますから、そのあたりの記述は無神経でしたね。申し訳なかったです。

          ぼくの自作PCはPentium 4から始まり、Ivy Bridge、Haswell、Coffee Lake、Coffee Lake-Rと。割りと乗り換えていく性格なので、特定のシステムを10年使い続けるというイメージが無かったです。

          • 親なんてCore 2 Duoを鞭打って約10年間無理やり動かしてたからな・・・
            なお最近Ryzen 5 2400GE搭載の一体型を買った模様。(ゲームはしないけどな!)
            そういえばRyzen のGとGEの違いとか解説記事出して欲しいなーと思った。

  • 産業用みたく決まったアプリしか使わないのであれば、故障して使えなくなるまで同じ構成の機材でも構わないと思ってる派なのですが、なかなか面白い記事でした。
    今使ってるシステムをDiskMarkでチェックしたら、(SSDなのに)やかもちさんのCore i7 950に微妙に負けてたという(笑)
    夏頃にZen2 Ryzenで、冬(来年?)にインテルの新CPUみたいな噂もあるので、買い替えするタイミングは悩ましいですね。
    次の記事も楽しみにしています。

  • X58プラットフォームは、現行だとLGA2066相当だと思います。
    比較対象として、ランクが下なのでは?(死体蹴り)

  • PentiumⅢあたりの時代でPCを2台ほど自作したオジサンのたわごとですが、PentiumレベルのCPUは比べる対象にさえならないぐらいだから、i7の化石認定に不愉快ならこっちでは絶望的なレベルで、文句をブログ主に向けるよりも僕に向けなさいと、不満を口にするソナタこそ不愉快だということとは別に、「温故知新」という観点から、とてもありがたい記事だと僕は思います。
    僕の化石以下の時代では、当時(20年前)はすでに自作PCは極めて不安定で絶望的な状態に踏まえて、10年前から今日までの(さほど進化していない)という実情を見ると、ふっと思ったのは、PC云々よりも、インターネット網がカギではないかと思いました。言い換えれば、PCって実はネットを映す鏡なのではないのかというもので、今のネットはすでに国を超えて各国の首脳にとって都合が悪く、制限をかけるか(中国)逆手をとってアホらしさ全開なのか(アメリカ)で、国民にとっては、光回線に切り替えたあとのほうが、PCが決まってくるのではないかと思います。長文大変失礼しました。

  • これは良い記事ですね。
    自分もi5 760がメイン機なので今時の性能を知るのにとても分かりやすい資料です。
    せっかくなので、どこまでグラボを下げるとボトルネックが無くなるか(CPUと釣り合うか)も試してもらいたいです。遅さに付き合えたらで良いですが(笑)
    あとはwin7で本来のドライバ当てたときのパフォーマンスも気になります。
    OCで大幅に性能が上がったのはBCLKならではでしょうか?倍率と違って回路全体をOCしてる印象があるので。

    • 性能がクロック差以上に上がったのは、おそらく出荷設定だと省電力機能によって消費電力が抑制され、結果的に性能が制限されている状態なのでは?と推測しています。

      ボトルネックはGTX 1050程度なら間に合うはず。ゲーミングモニターを使わないなら、なおさらGTX 1050で問題ないと思います。GTX 1060以上は第4世代以降のCore i7が欲しいところです。

  • うわぁ、これを見るとうちのi7 3770も限界が近づいてるんじゃないかと思えてくる…
    つっても、DDR3メモリしかないから4790Kが限界なんだよなぁ。

  • 第一世代のcore i7ならかなりの処理能力を持っていると思います。
    Officeアプリやインターネットの利用などが用途で、3Dのゲームやエンコードなどの負荷のかかる処理をしない用途なら快適そのものでしょう。
    自分が初めて買ったPCなんてCPUがAMDの500MHzのものでメインメモリは64MBのWindows98 SEのPCだったが、マウスでウインドウを移動させるだけで描画がカクついていました。
    今とはとても比べ物にならないほどの低パフォーマンスでしたからね。

    インターネットも同じで、今では一瞬で表示が完了する大きな画像が使われているWebページでもその頃は完全に表示されるまでに5分以上掛かったりとかなど、今とは比べ物にならない程の遅さでしたからね。

  • 第一世代のcore i7ならかなりの処理能力を持っていると思います。
    Officeアプリやインターネットの利用などが用途で、3Dのゲームやエンコードなどの負荷のかかる処理をしない用途なら快適そのものでしょう。
    自分が初めて買ったPCなんてCPUがAMDの500MHzのものでメインメモリは64MBのWindows98 SEのPCだったが、マウスでウインドウを移動させるだけで描画がカクついていました。
    今とはとても比べ物にならないほどの低パフォーマンスでしたからね。

    インターネットも同じで、今では一瞬で表示が完了する大きな画像が使われているWebページでもその頃は完全に表示されるまでに5分以上掛かったりとかなど、今とは比べ物にならない程の遅さでしたからね。

  • いつも楽しく見させていただいております。
    記述の通り最新のWindows10の導入は難しいのでしょうか?
    やはり10年となると色々変わってくるのですね。

    あと今回の記事についてですが、不快に感じる人が出ても仕方のない内容かもですね。

    • 他のPCで1809を入れて、そのSSDをそのまま持ってきてもブートできなかったです。1709からWindows Updateで1803~1809に行こうとしても、やはりブートで止まります。1803以降はUEFIでなければダメになったらしいので、ぼくの知識ではもうどうしようも無い感じです。

  • こうなると成熟したi7である2600Kや4690Kが8100~8400あたりにどこまで食らいつけるかも気になりますね
    半端に古い世代はi5に食われて旨味がありませんが、DDR3世代のi7なら同じ予算で組む現行世代ロースぺマシンより面白いマシンが作れそうです

    • i7 4690K~4790Kを、4.7 GHz以上にオーバークロックする前提ならi5 8400までは追いつけます。シングル性能はi5 8400を軽く超えるので、GTX 1080程度ならボトルネックはほとんど問題ないでしょう。

  • いつも楽しく読ませて頂いてます。
    インテルCPUは2ndになる時と8thになる時にそれぞれ性能が1.5倍くらいになってしまったので、一気に950がショボく見えちゃいますね。
    確かに9700Kとかに比べたら遅いですが、それでもG5500と同性能ですので(電気代やOSの古さを無視すれば)、「若い頃はゲームするために金かけてたけど、今はOfficeとネットしかしないわ」って人ならまだ使えるかなーって感じですかね。
    個人的にはCPUよりもマザボの古さが不便の原因になってる気がします。入手性もドライバも周辺機器も。
    3770機と8700機を持ってますが、正直YouTube動画編集程度ならどっちでも問題ないすね。

    • Aviutlのようなソフトだと、なおさらYoutubeの動画編集くらいならi7 3770やi7 4770で十分そうですよね(※開発が止まってるので)。

      寝てる間にエンコードするなら、エンコード速度も大きな問題ではないでしょうし。

  • やかもちさんの記事はいつも興味深く拝見しております。
    私も中学のころから自作PCをはじめ、早20年のおじさんです。

    個人的には今回の比較結果について、10年前のCPUの割にはかなり健闘しているなという感覚があります。
    たしかに、ゲームや動画編集の視点で考えると、その差は致命的かもしれませんが、用途次第では初代i7でもまだ充分通用するので、一律でゴミ扱いとするのはちょっとかわいそうかもしれませんw

    Windowsが出たての頃の初代Pentium~からの性能比較とかも見てみたいですねー

  • いつも記事読ませて頂いております。
    LGA1366世代はXEONは認識するしECC registerdメモリが使えたりして散々いじりましたw
    オーバークロックはi7よりXEONのほうがやりやすかったですね。
    XEON X5675(6コア12スレッド)4.4ghzでcinebenchで約1000cbでした。
    XEON E5640(性能はi7 920と同じ、TDP80W)を4.4Ghzで660cbで
    3770Kの定格相当ということになります。両方とも1.35V前後で常用可能でした。
    3770Kの4.4ghzが800cbなので、
    LGA1366とivy世代では20%のIPC向上といったとこでしょうか。

    OC前提ですが、フルHD60FPSまでの環境下ならLGA1366もまだゲームにも使えるかなと。
    E5640は数百円で手に入りますしw 
    駄文失礼いたしました。

    • 3つとも10年で壊れる確率は、極めて低いですよ。特にCPUとメモリは普通に使っている限りは、驚くほど壊れない。マザーボードも通常使用で壊れたことは(ぼくの経験では)無いです。

      通常使用をしていないなら、CPUとマザーボードが壊れたことがあります。マザーボードの端子を間違えていて、基盤が焦げてCPUまとめて死亡。この1件だけですね…。

  • 批判的なコメントが多めですけど死体蹴りですかね?
    一般的なPCゲームユーザーでありがちなのはCPUの更新はGPUより遅めって感じだと思うんですよね
    古めのCPUと新しいGPUの組み合わせになるとソケットや規格の関係でマザーもメモリーもCPUと同世代になるわけでどの程度ボトルネックが発生してるかは結構面白い記事だと思いますけどね
    特にベンチ以上に実際にはフレームレートが下がってる傾向にあるのがロートルジサカーから見ても想像以上だったんで今回の記事は面白かったですね
    ただ比較対象が手に入る関係だとは思うんですけど9700kに対して950なのはおかしいですね、975か965あたりが本来なら妥当だとは思います

  • 初代i7でwin10新verが動かないのは私も確認していますがBIOSかUEFIかは関係ないですよ
    実際C2D,C2Qで1809動いてますので・・・
    別に不都合がないので放置してますが多分チップセットあたりの初期化に失敗しているのではないかと勝手に想像しています。

  • Intel x58チップセットで1803や1809を動かす際には
    Intel VT-Dを無効にするといいかもです
    というのもこちらも同じ症状に陥りましたが
    確かVT-Dを無効化していれば動いたので…

  • 長年使った860のi7から新PCに変えようとちょうど考えていたところなので大変興味深く拝見しました。
    当時最新だったCPUがこんなになるまでよく頑張ってくれたという感慨と、これから購入する現行世代への期待が混じったちょっとオモシロイ気持ちになりました。
    それとwin10(ただし32bit版)の1809で動いてます
    チップセットがP55だからかもしれません

  • 比較の軸となる部分がよく分かりませんでした。
    860と比較するなら同じ系統の後継i7-7800Xか9800Xあたりかなぁと。
    IPCについても、Xシリーズとその他の場合メモリアクセス、3rdキャッシュが違うから比較にならんような気がします(世代ごとに1.1倍くらい増の目標だったはずなので2倍くらいは伸びていそうなんだけど足回りが違うので比較に。。。)

    Intelのi7-9700Kの製品仕様を読んだら(読もう)、全部入りなのが分かったのが収穫かな。
    K付きの製品は企業向けの機能がなかったりする場合があったので。(vProとか)
    ああ、あとi7-9700Kの最大メモリは128Gなのも収穫(64Gから増やしたんだと)

  • 質問なのですが今使ってるパソコンがインテル® Core™ i7-930?なのですが、最新のCore™ i5よりも性能が悪いのでしょうか?

  • 初めまして。
    現在、まさにi7 950からi7 8700か9700に交換しようと検討しているところだったのでタイムリーに興味深く読ませて頂きました。
    やはりCPU性能によっていろいろ縛られているんですね。もうしばらく何とか持ちこたえようかと思っていましたが、買い換えにぐっと大きく傾きました。^^;
    ちなみにうち(CPUもマザーボードも紹介のものと同じで笑ってしまいました^^)ではOS変更時にクリーンインストール(面倒ですが)しているからかWindows 10 Home 64ビット版(1803)が問題なく動いています。
    電源の記事なども興味深く読ませて頂きました。ありがとうございます。

  • スペック表を見ただけじゃ具体的な差がわからないので
    この比較は嬉しいです。
    動画も見させていただきましたが、こちらのブログのように
    じっくり見られるほうがありがたいです。

  • 主様にとってはカスCPUと思いますが、当方はいまだCore2DUO E-8500で問題なく
    使えてます。
    古いCPUでも性能がどうのより、何に使うのかによっては「使える」CPUもあります。
    まあここでは新旧の比較なので、結果は真摯に受け取れます。

  • 初めて自分用のPCはゲーム用にということで、複数の友人からの助言を得てBTOに注文しましたのはi7-870をメインとしたド定番ミドルPCでした。
    壊れたら買い換えよう・・・・。と考えもう9年目突入(CPU頑丈・・・)軽いゲームをプレイしつつネット検索しようとしても重い重い。記事を拝見させていただき考えさせられました。

  • i7-860でWindows10 Ver.1903は普通に動きますよ
    まぁドライバは純正がないんでWindowsの標準ドライバになりますけど
    ただ,純正と標準で機能にそこまで差がないので普通に使えます
    MarvelのSATA3.0も標準ドライバで動きますし

  • 検証おつかれさまです。

    思ったよりも、差が出ていないですね。
    10年でこれだけの差だと思ったよりという感が強いです。

    あと、脆弱性に対応したパッチを適用した場合の
    ベンチマークスコア比較も見たいですね。
    狭まるのか、それとも広がるのか興味があります。

  • 今回、大量に発生するであろうZEN2おじさん達が10年後くらいに
    「オレのPCたった12c24tかよ…」って言ってそう

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