台湾AU Optronicsが製造する最新世代のQ-dot AHVA(IPS)パネルを搭載した、4K@160 Hzゲーミングモニターがわずか12.5万円で登場。
今まで30万円以上を払わなければ手にできなかった性能が、いきなり10万円台です。発売当日に自腹で即ポチしたので、詳しくレビューします。
(公開:2022/12/17| 更新:2022/12/23)
「INNOCN 27M2V」の仕様とスペック
「INNOCN 27M2V」は、中国の大手ディスプレイメーカーINNOCN(イノクン)が販売する、4K 160 Hzゲーミングモニターです。
Taobaoや京東.comなど、中国大陸の大手通販で先行販売されているモデルがようやく日本国内のAmazonで入手可能に。価格はなんと125000円(クーポン込みで11万円)で、かなり良心的。
ゲーミングモニター業界で大人気の台湾AU Optronics(AUO)が生産を始めた、最新世代のQ-dot AHVA(量子ドット搭載のFast IPSパネル)を他メーカーよりいち早く搭載し、同価格帯の4Kゲーミングモニターを圧倒するスペックを実現します。
量子ドット技術を搭載したおかげで、表示可能な色域はDCI P3カバー率とAdobeRGBカバー率どちらも99%をアピール。さらに広いRec.2020カバー率は推定85%となります。
AUO製IPS(AHVA)パネルは応答速度の速さにも定評があり、当ブログの過去レビューでも2~3ミリ秒台の成績を残しています。27M2Vの公称値は1ミリ秒(G2G)、実測値で3ミリ秒前後を予想しています。
最大160 Hzの高リフレッシュレートでホールドボケも軽減でき、現在出回っている4Kゲーミングモニターの中でトップクラスに少ない残像感を得られます。
2304個のMini LEDをふんだんに使った、1152ゾーン分割のFALD(フルアレイローカル調光)方式を採用。Display HDR 1000認証を取得し、同価格帯の4K HDRモニターを凌駕する真のHDR性能を可能にします。
Sony INZONE M9が96ゾーン分割、INNOCN 27M2Uが384ゾーン分割で、27M2Vの1152ゾーン分割が別次元のスペックなのは確定的に明らかです。
激安な割にインターフェイスも充実です。最大90 WのUSB給電に対応したUSB Type-Cポート(HDRモード時は60 W)、2つのUSB 3.0ハブ機能、帯域幅48 GbpsのフルスペックHDMI 2.1端子を2つ備えます。
ただし、BenQやASUSのゲーミングモニターにあるような便利なゲーマー向け機能は皆無です。暗所補正、鮮やかさ補正、残像低減機能どれも対応しません。
DisplayPort接続時のみ、AMD FreeSyncまたはG-SYNC互換モードを使えるだけです。
INNOCN 27M2Vを開封レビュー
開封と付属品のチェック
27インチの割には大きなパッケージで到着。奥行き18 cm、高さ62 cm、幅93 cmの合計173 cmのパッケージです。
開封しやすい見開き式の梱包です。中身は2段式で、1段目に付属品、2段目にパネル本体とモニターアームが入っています。
付属品を収納する型抜きされた分厚い発泡スチロール梱包や、パネル本体を保護するポリ袋など、かなり厳重な梱包状況で安心です。
付属品は必要十分な内容です。
- USB 3.0 Type-Bケーブル
(USBハブ機能を使うのに必要) - HDMI 2.1ケーブル
- Display Port 1.4ケーブル
- USB Type-Cケーブル
映像出力に使えるHDMI 2.1、DP 1.4、USB Type-Cケーブルが3本付属します。USB Type-Cケーブルは最大90 WのUSB給電や、DP-Altモードによる映像出力(最大4K 120 Hz)に対応。
INNOCN 27M2Vは電源内蔵型ではなく、外付けの電源アダプター(最大240 W)で電力を供給します。ごく一般的なミッキー穴の電源アダプターです。
組み立てはシンプル
INNOCN 27M2Vの組み立ては他のゲーミングモニターと同じく、シンプルで簡単なドッキング方式です。
モニター本体にスタンドを挿し込み、
スタンドを取り付けて土台のネジを固定します。ネジに指で回せるフックが付いているので、プラスドライバーは不要です。
INNOCN 27M2Vの組み立てが完了。ツールレス(道具不要)なデザインのおかげで、組み立ては3分くらいで終わります。いつもどおり簡単です。
デザインと外観(写真)
クリックすると拡大します | |
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60 Hz版の「27M2U」とほぼ同じデザインを流用しています。シルバー塗装のプラスチック外装と、ゲーミングを意識した若干ゴテゴテした特徴的なデザインです。
背面のLEDライティングは、OSD設定 > ゲーム設定 > アンビエント照明から設定できます。色の指定、点灯タイミングやパターンはもちろん、消灯も可能です。
別売りのモニターアームを固定するのに使う「VESAマウント」は、スタンダードな100 x 100 mm規格です。
重量は約6.6 kgですので、エルゴトロンOEMのAmazonベーシックモニターアームで軽々と持ち上げられます。
エルゴトロン製のモニターアームだと、プレートが干渉して取り付けられないリスクがあるため、M4スペーサーを間に挟むかクイックリリースブラケットを使うと安全です。
パネルの表面加工は、目が疲れにくい「ノングレア」を採用。
ベゼル幅は8 mmと27インチとしてはスタンダードなベゼル幅です。モニターを横に並べるマルチディスプレイ環境で、問題なく使えるベゼル幅です。
インターフェイス類
モニター本体の裏側から、各種インターフェイスにアクセスできます。
インターフェイスは全部で9個。
- 電源ボタン
- USB 3.0(2個)
- USB Type-B(アップストリーム用)
- USB Type-C
(最大90 WのUSB給電に対応) - Display Port 1.4(4K@160 Hz)
- HDMI 2.1(4K@144 Hz)
- HDMI 2.1(4K@144 Hz)
- ヘッドホン端子(3.5 mm)
- 電源アダプター
映像出力端子はHDMI 2.1(4K@144 Hz)が2つ、Display Port 1.4(4K@160 Hz)が1つです。
USB 3.0 Type-Aコネクタはマウスやキーボード、USB接続の外付けスピーカーを使えます。
27M2VのUSB Type-Cポートが対応しているUSB PD(Power Delivery)を確認すると、5つのプロファイルに対応しているようです。
- 5.0 V @ 3.0A(15 W)
- 9.0 V @ 3.0 A(27 W)
- 12.0 V @ 3.0 A(36 W)
- 15.0 V @ 3.0 A(45 W)
- 20.0 V @ 4.5 A(90 W)
最大20.0V @ 4.5Aで、90 WのUSB給電に対応可能です。
画面右側の下部にボタンが配置されています。
- 電源ボタン
- 入力切替(ショートカット #3)
- 音量(ショートカット #2)
- 輝度(ショートカット #1)
- OSD設定
以上です。
OSD設定に使うボタンは残念ながら、別々のボタンをポチポチと押す面倒なタイプです。できれば5方向ボタンが良かったですが、価格が安いので仕方ない部分かもしれません。
画面右上にある丸いガラスは「輝度センサー」です。周囲の明るさをセンサーで検知して、自動で画面の明るさを調整する「自動調光」を行います(※出荷設定ではオフ)。
EIZO FlexScanやBenQ MOBIUZなど、一部のモニターで見られる典型的な輝度調整機能です。
エルゴノミクスをチェック
リフト(昇降機能)は12 cmです。下の方までグイグイと下げられるので、目がラクな見下ろす角度に調整できます。
左右スイベル(首振り)は15°対応で、左右あわせて30°の首振りが可能です。
前後チルト(角度調整)は、上方向へ15°、下方向へ-15°まで対応。
ピボット(垂直の首振り)も対応、左右90°のピボットが可能です。
東方シリーズのような縦型シューティングゲームや、ノーツが上から降ってくる音ゲー(Catch The Beetなど)、Twitterのタイムライン監視などで重宝します。
- チルト(前後):+15 ~ -15°
- リフト(昇降):120 mm
- スイベル(首振り):左右15°
- ピボット(垂直):左右90°
解像度とリフレッシュレート
DisplayPortでパソコンに接続すると、3840 x 2160(4K)で最大160 Hzまで対応。なお、HDMI 2.1だと144 Hzが上限です。
DisplayPortで接続した状態で、OSD設定からAdaptive-Syncを有効化すると、AMD FreeSyncおよびG-SYNC互換モードを使えます。
ゲーム機「PS5」ではフルHD ~ 4K@120 Hzを表示できます。HDR表示も対応※しますが、PS5 VRRはなぜか対応しません。
PS5に27M2Vを出荷設定のまま接続すると、色味が微妙だったり、PS5 VRRが有効化できません。
まずはOSD設定 > Picture Settings > HDR > HDR Standardに変更します。
次にOSD設定 > Game Settings > Adaptive-Sync > Onに切り替えます。
上記の設定で、27M2VでPS5 VRRが「対応」します。HDMI 2.1を搭載していながら、HDMI VRRに対応しないわけがなく、単に設定を見落としているだけでした。
※PS5のHDMI 2.1端子は32 Gbpsに制限されているため、モニター側のHDMI 2.1が48 Gbpsに対応していてもYUV422に制限される仕様です。Sonyの怠慢です。
INNOCN 27M2Vの画質をテスト
INNOCN 27M2Vの画質を、専用の機材を使ってくわしくテストします。
色の見え方は個人差が大きいです。だから、ちもろぐのゲーミングモニターレビューでは、ちゃんとした機材で測定して客観的に性能をチェックしてます。
パネルタイプは「IPS」です。
スペクトラムグラフを見ると、青・緑・赤すべての色がするどく突き立っていて、互いにほとんど混色していない傾向がはっきりと見て取れます。3つの山がピンッと立っているスペクトラムは「量子ドット」特有の傾向です。
メーカーの仕様表に「AHVA」と記載されている通り、台湾AU Optronics(AUO)が製造する「AHVA(IPS)」パネルを搭載します。
ピクセル拡大図から得られる情報は、RGB画素の面積がほぼ均等で、形状が「くの字」になっています。「くの字」形状の画素はASUS PA32UCXや、Cooler Master Tempest GP27Uなどで確認されており、Q-dot AHVAパネル搭載を示す強い証拠です。
色の正確さとコントラスト比
モニターの性能でかなりの人が気にしているのが「パネルの発色」です。発色の良さは正しくは「色の正確さ」と呼ばれ、規格どおりの色が出ているかどうかを「色差(ΔE)」という単位で表現します。
ΔEが平均値で2.0以下なら「正確」です。
色の正確さ(発色の良さ)※クリックで画像拡大します | |
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グレースケール | カラー |
|
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コントラスト比 | ガンマ |
|
|
以前レビューした27M2U(60 Hz版)と同じく、27M2Vも初期設定だと色が不正確です。全体的に鮮やかさが強く強調されていて、パッと見たときに映像美を感じやすいチューニングがされています。
しかし、鮮やかすぎてかえって色がキツく感じる場合もあります。特に赤色は量子ドットによる超広色域の影響で、人によっては目に刺さるかもしれません。
落ち着いた色合いにするなら、OSD設定からプロファイルを「sRGB」に切り替えて以下のマニュアル設定を試してみてください。
- プロファイル:sRGBモード
- 画面の明るさ:14
- 色温度:ユーザー
- 赤:51
- 緑:47
- 青:46
画面の明るさが人間の目に優しいとされる120 cd/m²前後に一致し、色温度がニュートラルな6500K前後に修正されます。
グレーの正確さはΔE = 2.23で初期設定よりやや悪化しますが、カラーの正確さはΔE = 2.6で大幅に改善されます。鮮やかさも全体的に落ち着き、良くも悪くもsRGB準拠のカラーです。
ただし、日本人の網膜は青白い色を「白」と感じやすい傾向があるため、上記の設定で白が尿液晶に見える場合は青色を1~2増やしてください。
(sRGB:ΔE = 4.8 / 色温度:8200K / 輝度:400 cd/m²)
画面の明るさ(輝度)
初期設定のまま、OSDからモニターの明るさを10%ずつズラして画面の明るさ(輝度)を測定しました。
一番暗い状態(0%設定)で「21.2 cd/m2」、最大設定(100%設定)で「724.6 cd/m2」、カタログスペックの最大600 cd/m2(SDR輝度)に上回る非常に明るい画面です。
設定値14%で目にちょうど良いとされる「120 cd/m2」です。
色域カバー率
色域カバー率 | ||
---|---|---|
規格 | CIE1931 | CIE1976 |
sRGBもっとも一般的な色域 | 100% | 100% |
DCI P3シネマ向けの色域 | 96.8% | 98.6% |
Adobe RGBクリエイター向けの色域 | 96.7% | 98.2% |
表示できる色の広さを「色域カバー率」と呼び、ゲーミングモニターの画質をあらわす指標として使われています。
INNOCN 27M2Vの色域カバー率は、もっとも一般的な規格「sRGB」で100%をカバー。HDRコンテンツで重要なシネマ向けの規格「DCI P3」を98.6%カバーします。
印刷前提の写真編集で重視される「AdobeRGB」規格のカバー率は98.2%です。
メーカー公称値のDCI P3:99%、AdobeRGB:99%、どちらもほぼ公称値通りの性能です。
パネルの均一性
「均一性」は要するに同じ色を表示したときの「色ムラ」の程度です。
グレー(5%)の均一性は問題なし。パネルの四隅がわずかに明るいですが、実際の使用シーンでまったく目立たないです。
もっと明るいグレー(50%)の均一性も普通です。パネルの四隅に近いほど明るさが下がってしまう典型的な症状「IPSグロー」が出ています。
実際のシーンで気になるほどの色ムラではありません。単一色を表示したときだけ分かりやすいだけで、普通にゲームやアニメを見ている分にはまったく気にならないです。
IPSパネルで視野角は広い
IPSパネルは視野角が広いです。角度がズレても色はあまり変化しません。(参考:液晶パネルの違いを解説するよ)。
フリッカーフリーの動作検証
画面の明るさを25%ずつ変更しながら、オシロスコープを使ってフリッカーの有無を測定したグラフです。
グラフを見ての通り、常に画面の明るさが激しく変動しています。明るさ100%時だと、およそ0.026 ミリ秒の周期(38800 Hz)でフリッカーが発生し、明るさ0%時のみフリッカーがほぼ消滅します。
27M2Vはフリッカフリーについて特にアピールしていないため、問題ではないし、38800 Hzのフリッカーを実際に体感するのは限りなく不可能です。
INNOCN 27M2Vの応答速度をテスト
↑こちらの記事で紹介している方法で、INNOCN 27M2Vの「応答速度」を測定します。
ゲーミングモニターの公称値はまったくアテにならないので、測定機材できちんと測らないと本当の応答速度は分かりません。
リフレッシュレートの動作チェック
応答速度の前に、リフレッシュレートがちゃんと出ているかどうか「UFO Test」を撮影してチェック。
スライダーショット(追尾撮影)で残像を撮影します。リフレッシュレートが上がるにつれてUFOのりんかくがハッキリと映り、残像が減っているのが分かります。
定点撮影も問題なし。リフレッシュレートが高いほど、UFOの数が増えています。
120 Hz時の応答速度
「120 Hz」はPS5やXbox Series Xでゲームをする方に重要です。なぜなら、PS5 / Xbox Series Xは最大120 Hzまで対応で、144や240 Hzに対応していません。
リフレッシュレートを120 Hz、オーバードライブ「OD : Fast(初期設定)」に設定して、応答速度を計測します。
27M2Vの応答速度120 Hz / オーバードライブ:Fast | |
---|---|
平均値 | 3.50 ms |
最速値 | 2.00 ms |
最遅値 | 7.45 ms |
明るく | 3.03 ms |
暗く | 3.97 ms |
応答速度 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 2.79 ms | 2.65 ms | 2.44 ms | 2.79 ms | 4.06 ms |
50 | 3.13 ms | – | 3.03 ms | 2.64 ms | 2.66 ms | 3.34 ms |
100 | 2.78 ms | 3.16 ms | – | 2.51 ms | 2.88 ms | 4.34 ms |
150 | 3.25 ms | 3.29 ms | 3.13 ms | – | 2.00 ms | 3.14 ms |
200 | 7.15 ms | 7.45 ms | 5.95 ms | 2.49 ms | – | 4.22 ms |
255 | 3.13 ms | 3.53 ms | 3.44 ms | 2.76 ms | 4.89 ms | – |
エラー率 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 67.0 % | 53.1 % | 52.7 % | 30.5 % | 0.0 % |
50 | 0.0 % | – | 37.4 % | 32.3 % | 25.2 % | 0.0 % |
100 | 0.0 % | 8.8 % | – | 36.6 % | 27.4 % | 0.0 % |
150 | 0.0 % | 0.0 % | 15.8 % | – | 25.6 % | 0.0 % |
200 | 0.0 % | 0.0 % | 8.4 % | 24.0 % | – | 0.0 % |
255 | 0.3 % | 0.0 % | 6.9 % | 23.3 % | 60.2 % | – |
INNOCN 27M2Vの120 Hz時の応答速度は平均「3.5ミリ秒」でした。
UFOのりんかくがそこそこクッキリと見え、ディティールはややぼんやり感。3ミリ秒台の応答速度はIPSパネルの中でトップクラスですが、120 Hz程度だとホールドボケの影響が大きいです。
160 Hz時の応答速度
リフレッシュレートを160 Hz、オーバードライブ「OD:Fast(初期設定)」で応答速度を計測します。
27M2Vの応答速度160 Hz / オーバードライブ:Fast | |
---|---|
平均値 | 3.37 ms |
最速値 | 2.57 ms |
最遅値 | 7.10 ms |
明るく | 3.35 ms |
暗く | 3.40 ms |
応答速度 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 2.94 ms | 2.75 ms | 2.84 ms | 3.12 ms | 3.75 ms |
50 | 2.93 ms | – | 3.37 ms | 2.75 ms | 3.10 ms | 3.39 ms |
100 | 3.01 ms | 3.19 ms | – | 3.00 ms | 2.65 ms | 3.44 ms |
150 | 2.88 ms | 2.88 ms | 3.13 ms | – | 2.71 ms | 7.10 ms |
200 | 3.16 ms | 3.36 ms | 3.24 ms | 3.26 ms | – | 3.31 ms |
255 | 3.57 ms | 3.44 ms | 4.15 ms | 2.57 ms | 6.21 ms | – |
エラー率 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 0.0 % | 38.3 % | 37.6 % | 23.7 % | 0.0 % |
50 | 0.0 % | – | 25.0 % | 27.9 % | 19.0 % | 0.0 % |
100 | 0.0 % | 0.0 % | – | 27.2 % | 22.5 % | 0.0 % |
150 | 0.0 % | 0.0 % | 10.1 % | – | 28.9 % | 0.0 % |
200 | 0.0 % | 0.0 % | 4.7 % | 25.8 % | – | 0.0 % |
255 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 16.2 % | 43.9 % | – |
INNOCN 27M2Vの160 Hz時の応答速度は平均「3.37ミリ秒」でした。
120 Hz時よりわずかに応答速度が短縮され、160 Hzの効果でホールドボケが軽減されてUFOのりんかく線が一気にはっきりと映ります。
若干オーバードライブの効きすぎで、わずかな逆残像が見えるものの、実用上は許容できるレベルです。原神やオーバーウォッチ2をプレイしていて、特に気にならなかったです。
次は、オーバードライブを使ってどこまで応答速度が改善されるかチェックします。
オーバードライブのおすすめ設定
INNOCN 27M2Vのオーバードライブ機能は「オフ」「Normal」「Fast」「Ultrafast」の4段階です。
応答速度重視なら、初期設定の「Fast」が良いです。逆残像が気になる場合は「Normal」がちょうど良いでしょう。最大値の「Ultrafast」は見ての通り、かなり深刻な逆残像が発生するため、おすすめしません。
参考例として、平均エラー率25%のUFO画像を掲載します。画像を見ての通り、UFOのりんかくが「滲む」ように見えます。このにじみが「逆残像(英語ではCorona、artifactsなど)」と呼ばれる現象です。
本来、残像感を軽減するためのオーバードライブ機能なのに、エラーが発生すると逆に残像が発生します。パネル本体の品質、メーカーのパネル制御技術の実力差など。エラーが発生する原因はいろいろとあります。
応答速度の比較
ちもろぐで検証した他のゲーミングモニターとの比較をまとめます。比較できるデータはかなり増えていて、INNOCN 27M2Vの応答速度がどれくらいの位置づけなのかが、客観的に分かりやすいです。
120~165 Hzのゲーミングモニターで比較しました。
INNOCN 27M2Vが記録した平均3.37ミリ秒は、IPSパネルとしてトップクラスの速さで、Nano IPSを搭載するS2721DGFに匹敵します。
4Kゲーミングモニターとの比較だと、G3223Q(4ミリ秒台)やEX3210U(6ミリ秒近い)をあっさりと打ち負かしており、文句なしに速いです。
入力遅延をチェック
「Raspberry Pi 4」を使ったカスタム入力遅延テスターを使って、INNOCN 27M2Vの入力遅延をテストします。
60 Hz時の入力遅延が18.0ミリ秒で、目標の16ミリ秒をやや上回っています。120 Hz時の入力遅延は5.2ミリ秒で問題なし。
他のゲーミングモニターと比較します。ほとんどのゲーミングモニターは16 ミリ秒を下回ります。16 ミリ秒を超えるモニターはまれです。
INNOCN 27M2Vの60 Hz時の入力遅延は残念ながら16ミリ秒超えですが、120 Hz時は5.2ミリ秒でまったく問題なし。
INNOCN 27M2Vの機能性をチェック
OSD(On Screen Display)の内容
OSD設定ボタンを使って、モニターの設定(On Screen Display)を変更できます。順番に紹介します。
若干OSD設定のフォルダ階層が分かりづらいです。
「ピクチャ設定」に入っていそうな項目が「プロ」に入っていたり、「ローカルディミング」の設定がなぜか「ゲーム設定」に入っていたり・・・、項目のフォルダ分けが直感的に合ってない部分があります。
加えて、5方向ボタンが無いためOSDの操作がかなり面倒くさいです。反応も微妙に遅く、目的の項目にたどり着くのに時間がかかります。
最低でも5方向ボタンをつけるか、またはWindows上で設定できるソフトウェアを別途用意してほしいです。
ショートカットボタンは3つです。
「OSD設定」の下の方にある「ホットキー設定1~3」に、自分がよく使う設定を登録しておくと、ボタン1つですぐに登録した項目を呼び出せます。
初期設定では
- ホットキー #1:輝度
- ホットキー #2:音量
- ホットキー #3:入力切替
が登録されています。
個人的には、まったく出番のない音量を「HDR」に置き換えると便利です。
「ピクチャ設定」の違いをチェック
- 標準(初期設定)
- sRGB
- Adobe
- DCI-P3
- RPG / RTS
- FPS
- MOBA
ピクチャ設定から「標準」「sRGB」「Adobe」「DCI-P3」のプロファイルを切替可能です。初期設定はやや青みが強く、鮮やかさが強調された「標準」プロファイルが適用済み。
ゲーム設定では、基本の4プロファイルに対して好みに合わせて効果をあてられます。「RPG / RTS」「FPS」「MOBA」の3つ用意されています。
MMORPG「原神」で複数の組み合わせを試した中で、「sRGB」か「DCI P3」+「RPG / RTS」が鮮やかさがちょうど良く、色温度も比較的ナチュラル(6500K前後)に近いです。
ただ、sRGBモードを使うと若干色味が大人しくなってしまうため、個人的に好みな設定は以下の通り。
- プロファイル:標準
- 色温度:ユーザー
- 赤:46
- 緑:45
- 青:42
量子ドット特有の鮮やかさを残したまま、色温度をわずかに寒色より(6700K前後)に調整しています。画面の明るさは好みでどうぞ。筆者は明るさ:60(400 cd/m²)を使っています。
INNOCN 27M2Vの「HDR」をテスト
実際にHDRコンテンツを見てみよう
「Morocco 8K HDR」と、4K HDR対応の「天気の子(4K Ultra BD)」にて、INNOCN 27M2VのHDR映像を見てみます。
Morocco 8K HDRで不思議な感覚に陥りました。今まで何台とゲーミングモニターを見てきて、「そこにいるような感覚」を見たのは初めてです。
普通のゲーミングモニターで表示するHDRコンテンツは、やはり画面に映像が映っている感覚が圧倒的に強いです。
しかし今回の27M2Vで得られた感覚は、画面内の世界と本当につながっているワームホールがそこにある感覚です。非常に「実在感」が強く出ていて、HDRが目指している思想にかなり近い表現ができていると思います。
ぼくは55インチの4K OLED TV(LG C9 OLED)も持っていますが、LG C9で見る映像を高画質と感じることはあっても、「実在感」を得られた覚えはまったく無いです。
27M2Vが表示したHDR映像は、今まで見てきたどのHDR 600~1000モニターと比較しても、圧倒的にHDR的な表現が可能です。
強いて言えば、Display HDR True Black 600認証をとっている「Vivobook Pro 15 OLED」が27M2Vといい勝負をしていますが、15インチと27インチの比較はフェアでは無いでしょう。
2304個のMini LEDを使った「1152ゾーン分割FALD」
27M2Vがもたらす異様なまでの現実感を伴う、すぐれたHDR性能を実現する仕組みが「1152ゾーン分割のFALD(フルアレイローカル調光)」方式です。
現在、10万円台で販売されているHDR 600 / 1000ゲーミングモニターでは、基本的に「エッジライト方式」が使われています。光漏れが大きく見えるため「短冊ディミング」とも呼ばれます。
エッジライト方式はDisplay HDR 600以上で要求される高いピーク輝度とコントラスト比を達成するだけなら、十分に機能する有用な技術です。
しかし、エッジライト方式の問題点は分解能の低さです。バックライトを光らせる範囲が広すぎて、どうしても明暗のメリハリを表現できず、実際のコントラスト比が今ひとつ伸びないデメリットがあります。
エッジライト方式の問題が分解能の低さに起因するなら、解決方法はとてもシンプル。分解能を高めればいいだけです。
非常に小さな面積で高い輝度を得られる「Mini LED(3桁ミクロンサイズの非常に小さな青色LEDチップ)」を大量に使って、液晶パネルの全面に敷き詰めるように配置します。
明るい部分のMini LEDだけ点灯させ、黒い部分のMini LEDは消灯する仕組みで、擬似的に自発光型パネルのような挙動を行います。これが「フルアレイローカル調光(FALD)」方式です。
INNOCN 27M2Vのフルアレイローカル調光は、2304個ものMini LEDをふんだんに使って、1152ゾーンのローカル調光が可能にします。
テストパターンでローカル調光の動作を確認すると、エッジライト方式とは比較にならないレベルで光漏れ(ハロー)を抑制できています。
四角形の周辺でわずかに光漏れが見られますが、実際のHDRコンテンツを見る分にはほとんど気にならないレベルです。
宇宙空間が多い「インターステラー」のような映像だと、わずかな光漏れが気になる可能性を否定できないですが、現行のOLEDパネルには到底難しい輝度表現が好みにグッサリ刺さってしまって(個人的には)許せます。
他にも様々なHDRコンテンツをテストしました。
- 「君の名は(4K Ultra BD)」
- 「Sol Levante(ST2084 1000nit)」
- 「ロボットカーニバル(4K Ultra BD)」
- 「Avatar Way of Water 4K HDR Trailer(ST2048 4000nit)」
- 「閃光のハサウェイ(4K Ultra BD)」
- 「トップガン・マーヴェリック(4K Ultra BD)」
- 「原神(Windows 11 Auto HDR)」
- 「サイバーパンク2077(4K HDR)」
結果、HDRソース側の良し悪しがはっきりと出てしまいます。
きちんと制作されている作品なら、HDR 600モニターと比較して明らかな変化を感じられます。たとえばロボットカーニバル、Avatar WoW、原神、サイバーパンク2077などは体感できるほどの性能差です。
一方、HDR 600と27M2V(HDR 1000)で比較して目立った差を感じられない作品もあります。
代表例は閃光のハサウェイです。なぜか画面が全体的に暗く、明るくすべき部分もそれほど明るくならず、HDR 600では性能不足かな・・・?と思っていたのですが。
ピーク輝度が1200 cd/m²付近まで跳ね上がる27M2Vを持ってしても、劇的な改善が感じられなかったです。
Windows 11のAuto HDRを使って、HDR化した原神は思っている以上に良いゲーム体験でした。
Windowsによる自動HDRですので、ハマるシーンとうまく機能していないシーンがあるものの、おおむね良質なHDRゲーミングを表現できています。
開発元のmihoyoには、ぜひWindows版の原神も正式にHDRをサポートして欲しいです(※現状、PS5版だけがHDR正式対応)。
HDR性能の測定と比較
INNOCN 27M2VのHDR性能i1 Pro 2で測定した結果 | |
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全画面輝度 | 658.3 cd/m2 |
ピーク輝度 | 1182.4 cd/m2 |
黒色輝度 | 0 cd/m2 |
コントラスト比 | 1000000 : 1 |
DCI P3色域 | 98.6 % |
色深度 | 10 bit(160 Hz)DP 1.4 |
「優れたHDR性能」を初心者さんに分かりやすく説明すると
- 明るさ:明るいほど良い(超ハイエンド機なら1000 cd/m2超)
- 黒色:無点灯に近いほど良い(0.1 cd/m2以下なら実用上は十分)
- コントラスト比:高いほど良い(5000 : 1以上で実用上は十分)
- 広色域:DCI P3が広いほど良い(DCI P3なら90%以上は欲しい)
めちゃくちゃ明るくて、暗い部分はちゃんと真っ暗。さらに表示できる色も広い。これらの条件を満たしているなら「高性能なHDR」で、高性能なHDR性能を持つモニターは基本的にDisplay HDR規格を取得しています。
HDR 600以上なら、まずハズレなし。HDR 1000やHDR 1400を取得しているモニターは超ハイエンド機です。
なお、有機ELパネルは特性上、HDR性能を伸ばせないので注意してください(※有機ELは画面を明るくするほどパネルの故障率が上昇するため、画面が明るくなりすぎないように制御されています)。
INNOCN 27M2VのHDR性能をチェックしました。ピーク輝度は約1200 cd/m²で非常に明るいですが、全画面輝度はなぜか660 cd/m²前後に下がってしまいます。
黒色は1152ゾーンのFALD方式のおかげで0 cd/m²を記録、バックライトが無点灯だから0 cd/m²で当然です。HDRコントラスト比は実質的に無限大。
HDRモードで画面全体に白色を表示したときの明るさを、他のモニターと比較したグラフです。
Display HDR 1000認証で求められる全画面輝度は1000 cd/m²ですが、筆者の手元にある27M2Vは660 cd/m²前後しか出ません。
SDRからHDRに切り替えた数秒だけ、全画面で1260 cd/m²を記録しますが、すぐに660 cd/m²前後まで戻ってしまいます。何らかのリミッター的な設定を疑い、OSD設定をくまなく探したものの、それらしい設定は見当たらず・・・。
60 Hz版の27M2Uと同様、特殊な機材(例:HD Fury等)を使って正しい輝度情報を送らないと本来の性能を発揮できない可能性が高いです。
Display HDR 1000認証で要求される輝度条件は以下の通り。
- ピーク輝度が1000 cd/m²以上
- 全画面輝度は一瞬だけ1000 cd/m²以上
- 全画面輝度で600 cd/m²を30分以上維持
ピーク輝度と、全画面輝度の30分持続は問題なし。一瞬だけ1000 cd/m²以上も、安定しないですが出ているのは事実ですので、こちらも一応OKでしょう。
よって、27M2VはDisplay HDR 1000認証をクリアしています。
HDR時のコントラスト比(理論値)は1000000:1です。実際の使用シーンによってコントラスト比は変動するものの、分解能の低いエッジライト方式より、はるかに安定して高いコントラスト比を維持できます。
HDR輝度の変化もチェック。
1%時の輝度が500 cd/m²前後でイマイチ振るわないです。4%で800 cd/m²を超え、10~60%まで1000 cd/m²超えのとんでもない輝度を維持します。
75%から輝度がじわじわと下がり始め、100%時の輝度は660 cd/m²前後です。何かの拍子に1260 cd/m²まで跳ね上がる場合もありますが、再現性がなく手詰まりです。
「EOTF」グラフは途中からキレイに追従できます。黒色から暗いグレーの部分は「無点灯」になってしまい、正しく表示できないようです(※i1 Pro 2の測定限界の可能性あり)。
HDR時の色精度(Rec.2020)はそこそこ。最大ΔE = 11.7、平均ΔE = 6.19で若干ズレてますが、HDRを見ていて特に気にならなかったです。
クリエイティブな用途(HDR動画の制作など)では、キャリブレーションが必要だと思われます。
- OSD設定 > Game Settings > Local Dimiingを有効化
- OSD設定 > Picture Settings > HDR > HDR Standardを有効化
- Windowsの設定からHDRを有効化
以上の手順をふまないと、正しくHDRが有効されないので注意してください。
一般的なゲーミングモニターであれば、HDR信号を受信するだけで自動的にHDRモードが有効化されますが、27M2Vは自動で正しくHDRが有効化されないです。
必ず手動でHDRにする必要があり、SDRとHDRを使い分ける人にとって相当に面倒くさい仕様です。ぼくはもうSDRとHDRの併用を諦めて、常時HDRモードで使っています。
まとめ:最高のHDR対応4Kゲーミングモニター
「INNOCN 27M2V」の微妙なとこ
- 27インチで4Kは若干狭い
- パネルの均一性は普通
- フリッカーフリーではない
- ゲーマー向け機能が少ない
- やや派手な色づくり(ΔEは4以上)
- 内蔵スピーカーの音質は平凡
- OSD設定が使いづらい
- HDRの有効化がやや面倒
- 1年保証
「INNOCN 27M2V」の良いところ
- ドット感の少ないきめ細やかな画質
- 4K@160 Hzに対応
- PS5で120 Hzに対応
- 量子ドットで超広色域(DCI P3で98%超)
- sRGBモードの色がやや正確(ΔE < 3.0)
- 120 Hz以上の入力遅延はOK
- 応答速度がとても速い(IPSパネルで)
- Display HDR 1000対応
- 本物のHDR(1152ゾーンFALD)
- USB Type-Cで最大90 W給電
- 充実のエルゴノミクス機能
- 10万円台で最高のスペックと性能
- コストパフォーマンスが高い
前作「27M2U」は正直かなり人を選ぶ尖った4Kモニターでしたが、今回の「27M2V」は完全上位互換モデルで、万人向けにおすすめできる4Kゲーミングモニターに仕上がっています。
カタログスペックの時点で、同価格帯に対抗できるライバル製品が存在しません。15万円近い「Sony INZONE M9」はHDR 600かつ96ゾーン分割です。
モデル | HDR | ローカル調光 | パネル | 参考価格 |
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DELL G3223Q (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 600 | エッジライト | IPS | 約8.9万円 |
MOBIUZ EX3210U (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 600 | エッジライト | Q-dot IPS | 約16.3万円 |
ASUS PG32UQ (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 600 | エッジライト | Q-dot IPS | 約12.6万円 |
ASUS XG32UQ (32″ / 4K 160 Hz) | HDR 600 | エッジライト | Q-dot IPS | 約12.6万円 |
MSI MPG321UR-QD (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 600 | エッジライト | Q-dot IPS | 約13万円 |
Sony INZONE M9 (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 600 | FALD(96ゾーン) | IPS | 約13.5万円 |
AOC G4309VX/D (42″ / 4K 144 Hz) | HDR 1000 | エッジライト | Q-dot VA | 約11.2万円 |
LG 32GQ950-B (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 1000 | エッジライト | Nano IPS | 約11万円 |
INNOCN 27M2U (27″ / 4K 60 Hz) | HDR 1000 | FALD(384ゾーン) | Q-dot IPS | 約5.9万円 |
Tempest GP27U (27″ / 4K 144 Hz) | HDR 1000 | FALD(576ゾーン) | Q-dot IPS | 推定13万円 |
ASUS PG32UQXE (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 1000 | FALD(576ゾーン) | Q-dot IPS | 推定12~21万円 |
ASUS PG32UQX (32″ / 4K 144 Hz) | HDR 1000 | FALD(1152ゾーン) | Q-dot IPS | 約29万円 |
INNOCN 27M2V (27″ / 4K 160 Hz) | HDR 1000 | FALD(1152ゾーン) | Q-dot IPS | 11万円 |
12~16万円の価格帯にいる「EX3210U」や「MPG321UR-QD」は、HDR 600で短冊ディミングのエッジライト方式です。推定13万円の「Tempest GP27U」はHDR 1000対応ですが、FALDの分割数は576ゾーンにとどまります。
10~11万円で買える「LG 32GQ950-B」もHDR 1000対応ですが、バックライトはFALDではなく短冊ディミングのエッジライト方式です。
つまり、現状10万円台でHDR 1000かつ1152ゾーン分割のFALDを提供できるゲーミングモニターは、27M2Vのみ。(比較的)手頃な価格で本物のHDRを提供できる唯一の選択肢です。
筆者やかもちが今まで見てきた、どのゲーミングモニターよりも、27M2Vが一番現実に近いHDR表現が可能でした。
暗いシーンが多いコンテンツなら「AW3423DW」や「Vivobook Pro OLED 15」の方が有利ではあるものの、一般的なHDRコンテンツにおいて27M2VのHDR性能は圧倒的です。
BenQ MOBIUZやASUSのように、使い勝手のいいOSD設定や実用的なゲーミング性能こそ付属しませんが、量子ドットと1152ゾーン分割FALDによる超高画質なHDR 1000を格安で提供してくれます。
性能と画質を重視して4Kゲーミングモニターを選ぶなら、「27M2V」が最適解のひとつです。
以上「INNOCN 27M2Vレビュー:2022年最高の4Kゲーミングモニター【ライバル不在】」でした。
32インチ版「32M2V」がついに国内販売
2023年1月、27M2Vの姉妹モデル「32M2V」が国内販売スタート。さっそく自腹で買ってみたので、32インチが欲しい人はレビューを要チェックです。
4K@160 HzでおすすめなゲーミングPC【解説】
他にもある4Kゲーミングモニターのレビュー記事
おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】
光検出センサーのACアダプターが故障中なので、応答速度・フリッカーテストを省略しました。早ければ年末に代替品のACアダプターが届く予定ですので、届き次第テスト結果を追記します。
※(今は)レビュー記事を参考にポチらない方が安全です。なお、買った本人はめちゃくちゃ27M2Vに満足してて、愛用していたDELL G3223Qを手放す決心がつきました。
測定機材が無事治ったので、応答速度・フリッカーテストを追記しました。
【追記内容の要約】
・測定された応答速度は3.4ミリ秒で、Nano IPSに匹敵する速度です
・フリッカーフリーではないですが、測定された「38800 Hz」は人間には知覚できず、実質フリッカーフリーと言っていい状態です
結論:4K 144Hzモニターでトップクラスの速さで、VG28UQL1Aの次に速いです。
いつも拝見させていただいています。素人質問ですみません。WQHD出力で使っても綺麗に見えますか?RTX3070Ti TUF Gaming VG27AQL1A を使っています。
いつも参考にさせていただいています。ありがとうございます
補償期間について、Amazonの27M2V商品ページでは12ヶ月、ショップのページでは1年間までは代替品or返金対応、3年間までは修理対応とあります。
これは商品によって補償内容に差があって、27M2Vの場合は修理対応も含め12ヶ月と考えた方がよいんでしょうか。
このあたり、購入時の保証書や補償登録などで情報がありましたら教えていただきたいです。
s評価でもいいくらいに優れてますね
いつも詳しいレビューや動画ありがとうございます。
ゲーム用にしても4Kで27インチは小さく感じませんか?
これだけ画質がいいなら尚更32インチが欲しくなるような…
実際32インチから乗換えていかがですか?
G3223Qで32インチに慣れてしまったため、やはり27インチは狭く感じます・・・。
とりあえず現状は、32インチの画角に近い感覚を得るために、画面との距離を近づけて対処してます。
返信ありがとうございます。
やっぱりちょっと小さいですよね…
32インチ版を待つことにします。
スペックの所の解像度、384 x 2160になってます
ありがとうございます。修正しました〆
ちょうど気になっていたので、レビューくださり、ありがとうございます。
32インチなら即ポチでしたが、27インチかあと思っていたところだったので。
27インチなのが惜しいですよね・・・。
32インチ版は、AUOがMini LED x2304の1152 zone FALD、InnoluxからMini LED x4608の1152 zone FALDが出荷されてて、Titan Army・INNOCN・KTC・Skyworthから搭載モデルが中国で発売されています。
・Titan Army P32A6V
・INNOCN 32M2V
・KTC M32P10
・Skyworth D80 32″
ただ、32インチ版はAUOとInnoluxどちらも応答速度が遅いのが難点です。
32インチ版出て欲しいなぁ…27インチ4kはスペックどんなにものが良くても手が伸びない
そもそも4Kだと32インチでも足りない説あるし、大きさ気にするならLGの例のテレビでよくね?ってなりそう
4090の時同様比較対象がなく一人勝ち状態故の評価だろう
レビューきた!
やっと出ましたね27M2V。価格破壊が嬉しいです。
多くの方が述べているように、32インチだったらどれだけ良いのか…。
そしたらこんな商品を見つけました。
AOC G4309VX/D/11 (42.5インチ/144Hz/1ms/VA/UHD)
https://amzn.asia/d/biKaY4w
同じく量子ドットDisplayHDR1000で11万。更に43インチ。ここに来て新候補が出て迷いが増えてしまいました…。
こちらの方もやかもちさんに是非レビューして見て欲しいです!
来年このパネルを搭載した他社製品が出ると思うと….あ〜、とても迷う!
一時期AOC G4309VX/Dを真剣に検討していたのですが、VAパネルゆえにPCデスクの視聴距離(70~90 cm)ですら視野角に問題があるのと、ローカル調光がFALDではなくエッジライト方式なのが購入に踏み切れていない理由だったりします。
あと+4万円でもいいから、576~1152ゾーンのFALD方式だったら良かったのですが。
いつも参考にさせていただいています。
HDRプレビュー用に27B1U7903待ちしていたのですが一向に国内向けがアナウンスされず、そこに27M2Vの入荷がアナウンスされ、2、3日様子を見からて購入しました。
質問なのですがSMTPE2048の色域で精度の高いモニターはあるんでしょうか?
分かる範囲で調べたところ、出荷時点でST2048の色域で精度が合っていそうな製品は、
・Sony A95K
・ASUS ProArt PA32UCG
など、価格が非常に高いモデルに限られますね。
価格の安いモデルは出荷時の色精度に期待できないので、他の方がコメントしているように、ソフトウェア校正をかけるのが無難な対応となります。
DWM LUTについては、こちらのnoteがとても参考になると思います。ぼくもnoteを参考にHDR色校正にチャレンジするつもりです。
正しい画を求めて6⃣ いちばん大事なのは基礎。
https://note.com/animehdr/n/nd78ecb442b73
DWM LUT使って自分で校正取ってしまえばWinの表示は校正できますよ
DaVinciならBiDirectional Converter挟めばそこでLUT当てられる。
HDRのメタデータも細かく指定したいならVertexも入れたら良いかと
返信ありがとうございます。
すみません、質問の仕方が悪かったです。
ソフト側での校正が可能なのはもちろん理解しています。
ただ、純色に近い色を求められるBT2020の色域はバックライトxカラーフィルターだとどうしても精度に限界があるのではないかと思い、その中でも精度が担保されているモニターを伺いたく質問させていただきました。
例に挙げられた2製品、PA32UCGは…費用対効果に難があってはずしてました。熱暴走の噂もありましたし。
ソニーの色づくりは派手で青よりの調整という昔からのイメージがあって、TVはHZ2000を使用していますが精度が上がったのであれば検討してみます。
ちなみにBT2020色空間は純色を苦手とするLG製有機ELパネルではQDを用いても85%あたりが限界なんでしょうか。
Sony A95Kも出荷時だと青寄り(6700~6800K)とのレビューが多いですね。トーンマッピングやEOTFは出荷時のままでも精度がかなり高い方です。
現状、SamsungがQD化したOLEDパネルを出していて、Sony A95KやSamsung S95Bなどに搭載されています。BT2020(Rec.2020)カバー率は85~86%ですね。
LG W-OLEDがQD化しても、Samsung以上の数値を出せるかどうかは分からないです。
レビューありがとうございます。同スペックで32インチ版が出たら買おうと思います!!
モニター以外で最も気になったのは「Windows 11 Auto HDR」でした。
こちらは初耳機能でレビュー記事も全然見当たらないため、もし機会がありましたら、詳細もレビューして頂けると非常に助かります。
27M2VのVRRですが、当方はPS5にて設定可能でした(OSDからゲーム設定 – Adaptive-Syncのオンオフで、PS5の設定の可否も変わったので)
設定次第なのか、個体差(!?)なのかわからないですが…自分の勘違いでしたらごめんなさい
コメントありがとうございます。Adaptive-SyncをOnにすると、自分の環境でもPS5 VRRを有効化できました。記事に追記しました。
QD-OLED情報ありがとうございます。
27M2V、使ってみた感じとしてはやはり発熱が大きいところが懸念されますね。
これはパネル起因でしょうしinnocnが、というわけではないですけど、この先高リフレッシュレートのmini-ledでデザインを優先したディスプレイが出てくると故障報告が増えそうです。
初めてコメントさせていただきます!
PS5のVRR機能がオンにできたということですが一部(ASUS製は特に)解像度優先モードで120Hz出力VRRオンにすると点滅や焼き付きが起こるバグが起きてますがこちらのM2Vはそこの相性などどうでしょうか??
あとHDRをオンにしてる際も明るさ自動調整はオンにできるのでしょうか?
すみません、手持ちのPS5タイトルが少ないので詳しく検証できないのですが、ホーム画面と「原神」では、目視で分かるレベルのちらつき(フリッカー)を確認できなかったです。
問題が報告されているゲーム(例:Spider-Manなど)でどうなるかは・・・、未確認です。
すごいよさそうなのに32インチないのか…
ちなみに32GQ950(11万)とG3223Q(8.9万)ならどちらがコスパいいと思いますか?
コスパが良いのはG3223Qですね。
応答速度、HDRのハイライト輝度(2~10%の狭い領域での明るさ)は32GQ950-Bの方が優秀です。
どちらもエッジライト方式のローカル調光ですが、G3223Qが8ゾーンに対して、32GQ950-Bは32ゾーン(2×16)で多少マシです。
あと、G3223QのHDMI 2.1は24 Gbpsで、32GQ950-Bはフル帯域(48 Gbps)をサポートしている点もメリット。PS5で4K 120 Hzを使う場合、G3223Qが4:2:0、後者なら4:2:2(PS5の上限)で使えます。
国内で売っている32インチ型としては、かなり優秀な部類に入ります。ただ・・・、32インチ型の32M2Vや、それに相当するモニターが他社から出てくると一気に型落ちする性能なのは注意ですね。
来年始まってすぐに開催されるCES 2023で新製品を確認してから、買ったほうがいいと思います。
いつもレビュー楽しく見せて貰ってます!
待ってた甲斐もありました。
こちらもm2vを買ったのですが質問があります。
HDRスタンダードをオンにするとローカルディミングをオンにしてても自動的にオフになってしまうのですが別の設定など悪さをしているのでしょうか。
> 待ってた甲斐もありました。
m2vの発売待ってた甲斐もありました、ですね。
なんか若干誤解を与えかねない言い回しに…失礼しました。
あとローカルディミングでしたが、設定の見た目はオフでグレーアウトしてましたが実際はちゃんと効いてる様でした(動画で確認)
ややこしい(
私も4Kは32インチ派なので惜しいです…
あとWindowsの自動HDRはなぜかSDRコンテンツの明るさ設定の影響を受けるバグ?があるので実用性が悪くて使ってないですね
もともとXbox Series X/Sで実装されたAuto HDRをベースにした、移植版に近い機能ですので、SDRとHDRが混在する複数ウィンドウ環境だとバグがあるのかもしれません。
フルスクリーン(全画面)で使っている分には、意外とうまく処理できている印象を受けました。
真っ白なロード画面で律儀に輝度を全開にしたり、マップ切り替え時に画面の明るさが暗転したり、自動処理ゆえ微妙な挙動があるものの、おおむね良い処理がされていると思います。
prtimesでAmazonクリスマスセールが…
106250円 ですって奥さん!
セール期間:2022/12/24 8:00 JST – 2022/12/24 20:00 JST
輝度を75%、50%、25%と下げた場合にフリッカーがどんなもんなのか、出来れば追加検証いただきたいです
自動調光で輝度がある程度下がった状態の利用もありそうなので…
と思ったらあった!なぜか読み飛ばしてました。
個体差があるみたいなので人柱の気持ちで買ってみます。
アフィリエイトで紹介されているエルゴトロンOEMのモニターアームはそのままでは使えませんよ・・・
やかもちさん、その後M2Vは使われていますか?
実利用後の所感があれば知りたいです。
切り替えが面倒なのでHDRモードのまま使っていたのですが、オフィスワークとの相性はあまり良くない印象です。
1152分割のローカル調光を有効にしたままだと、Webで調べ物をしたりテキストを読んだり、ブログを書いたりするような一般的なタスクで、ローカル調光の挙動が「ちらつき」のように見えてしまって気が散ります。
オフィスワーク用途だとSDRモードで使ったほうが良いですね(切り替えがやや面倒ですが・・・)。
ありがとうございます。
なるほど、なかなか深刻ですね…現在BenQ製のリモコン付を使っているのもあって不便さが
ネットサーフィン兼用で考えていましたが、27インチと言う小ささを活かして文字読む用を1枚置いてみようと思います。
M2Vが壊れる前に他社同等品が15万前後で出てくれることを祈ります!
自分もやかもちさんのレビューを見てDisplayPortで繋いで使っています。
HDR+フルレンジ+色深度10bit+RGBだと144hzまでしか設定できないようです。
自分の個体だと、色深度:10bit、RGB形式、フルレンジで4K 160 Hzが出てます。使っているグラボがRTX 3080、ケーブルはAmazonベーシックの安物Display Portです。
ありがとうございます。どうやら他の方ややかもちさんが言及しているAdaptiveSyncをonにしてるため自分も144hzになっているようでした。
購入したのですが、アダプティブシンクをオンにすると最大リフレッシュレートが144hzになってしまいます。そういう仕様なのでしょうか?オフにすると160hzが選択できるように戻ります。
自分の個体も、G-Sync互換モード(Adaptive-Sync)を有効化すると、最大144 Hzが上限になってしまいました。おそらく仕様だと思われます。
サポートにメールをしたら、返答があったので共有します。返答本文そのまま載せます。
“お客様 いつもお世話になっております
先程私は技術部門に連絡しました
FreeSync Range: 48-144Hz(NVIDIA GPU)
144Hz+Adaptive-syncはNVIDIA系GPU最大の出力範囲です
AMDの6900XTなど4K+160Hz+Adaptive-sync対応しています
よろしくお願いします”
とのことでした。Radeonユーザーならゲーム用途でも160hzで運用できるようです。サポートの日本語が若干怪しいですが、メール返答のスピードがチャット並みに早く、その点は好印象でした。
記事を参考にして購入しつつモニターアームもセットで購入してみました。
Amazon純正のモニターアームがつくことはつくのですが、上の方のコメントでもあるようにそのままでは使用することができません(純正スタンドの固定部分が干渉してしまうため)。
モニターアームの使用をお考えの方がいらっしゃいましたら、六角スペーサーをセットで購入してください。当方は購入後に慌ててホームセンターに行きました…
購入したスペーサーは以下のものになります。参考になれば幸いです。
大里 真鍮ニッケル 六角スペーサー オスメス 4Φ×長さ10mm 平径7mm PC-323
2023年1月3日時点で、Amazonの販売ページが消えて、旧製品の27M2Uにリダイレクトされるようになっていますね。売れ過ぎて在庫が無くなったのでしょうか。
しかしリダイレクトされてしまうと、製品スペックの違いに気が付かなければ旧製品27M2Uを誤って買ってしまう人がいそうです。あからさまに誤認させようとしているようにも見えますね。
セールで10万だったので売り切れたようですね。
HDRとSDRの併用が面倒くさいみたいに書かれてますが、
モニタ設定上でHDR有効にした状態でSDRソースを入力させるとちゃんとSDRモードで表示されるので一回有効にしてしまえばあとは何も面倒な事ないですよ。
OFFの存在理由不明です。何が何でもHDR表示させたくない時用?
ローカルディミング(記事、コメント内だとローカル調光)がHDRオフ(SDR)でも有効になってしまってチラつきに見えて微妙 みたいな話でHDR+FALDとSDRの切り替えが面倒 みたいに読めますね
ここ読んで購入見送ったんですが、使用感などあれば聞いてみたく。
確認しましたがローカルディミングが強制オンになるのはモニタHDR有効、ソースHDRの時のみで、モニタHDR有効でもソースがSDRならローカルディミングをオフにできます。
ついでに6軸カラー設定とかガンマの設定とかその他諸々全部設定もできるし機能もします。
グレーアウトして強制固定化するのはHDRソースの時だけです。
なのでHDRモード3種を用途に応じて切り替えたいという場合でなければHDRモードが奥深くて面倒、という短所は発生しません。
HDRを有効にしした後のローカルディミングの項目ですが、SDR時の設定表記のままグレーアウトしているだけです。
実際には強制有効化されています。
SDRのときは問題ないのですが、HDRを有効にするとwebページのタブ切り替えやスクロールの際にチラつきます。切り替えはおっしゃる通り正直面倒ですね。
それとHDRを有効にした後、ローカルディミングの項目がオフになっているのが気になっています。
1月8日15:49の匿名です。返信ありがとうございます。
モニター側のHDR標準をオン、ローカルディミングをオフ、光センサーをオンの設定で普段は使用し、win+Alt+BでHDR、SDRを切り替えて使おうと思います。
ただHDRを切り替えると光センサーがオフになってしまうため、輝度は固定にしようかと考えています。
主or所有されてる方で「ControlMyMonitor」による設定変更の可否ってわかったりしますか。
的外れな質問かもしれませんがPhotoshopで絵を描く際も色の正確さや色域などに関して、この製品で概ね問題ないですか?Coloredgeと迷っていますがゲームや動画用途にも使いますしどうでしょうか…
2/2のタイムセールでも10万円切りだったので、正月特価ではなかったようです。
27M2Uと同じく月一程度10万円、普段はクーポンで11万円 の価格設定みたいですね。
購入を急いでいない人は1月〜2月に一度訪れる10万円のタイムセールを待つのが得策です。
(さらに待てる人はポイント還元額が大きいプライムデーやブラックフライデーあたりを待つのが良さそう)
HDRについて
windiws11、HDMI2.1、Nvidia gpuのすべてを満たす環境でディスプレイをHDRモードにすると、windowのHDR設定のON OFFに応じて自動でディスプレイの方もHDRとSDRが切り替わるようになります.
SDR時の色味や明るさなどの設定はディスプレイがHDRモードでWindowsがSDRの時に設定すると、HDRからSDRに戻ってきても、その設定に戻ってくれます。
ややこしいですが、HDRとSDRの2つの設定が自動で切り替わる機能はないですが、代わりにHDRの設定の中にSDR時の設定もある感じです。この状態であればHDRとSDRの切り替えは楽です。
また購入して2ヶ月ほど使用した感想ですが、細かい不満点はあるものの、画質がよいという点のゴリ押しで満足度は高いです。
素人質問で申し訳ありません。
このモニターはHDR10+に対応しているのでしょうか?
それだけがどうしても気になってしまいます。
プライム会員限定セールでまさかの8.5諭吉
やっす!
Amazonのレビューに「HDMI2.1接続で4k120Hzまでに抑えると色深度を12bitまで設定することもできました。」とありますが実際12bpcに設定できるのですかね?
画像を貼ってはいましたが。
RTX4080環境ですがたしかに12Bitの選択ができるようになりましたね
ただ、私の目ではこれで変化が起きてるのかわからないのでぜひともちもろぐさんに測ってもらいたいですね笑
まだプレリリースですが、このモニターに喧嘩売ったようなASUS ROG Swift PG32UQXRというモニターが発表されましたね(32インチですが)。分割数が半分である代わりに、価格をこのモニターに近づけてきそうだと予想しています。発売したら、比較レビューをしていただけると嬉しいです。
最近、Amazon欲しいものリストに入れているこのモニターの価格が表示されないなぁ、もう売ってないのかな・・・と思っていました。
さっき、なんの気無しに商品ページに飛んでみたら。
え?73,800円・・・?と一瞬呆然。
続いてKeepaの履歴チェック。
なんですと?
定期的に51,899円になっているではないですか!(いや、だったら報告してくれよ、Keepa仕事してねぇ!)
こ、これなら・・・これなら買える、貯金すれば。
一つの夢が叶いそうです。
紹介してくれてありがとうございます。
他のも、いつも参考にしてます。
っていうか、KTC M27T20Sに合わせてきたのかな??
あれはちょっと日本人にはハードル高すぎるんだが。(苦笑)
#Amazonにそれっぽいのあった気がするけど、10万円以上したし・・・。
今は27M2Uにリダイレクトされるので型番をよく確認しましょう。
うぎゃー。
ご指摘、ありがとうございました。m(__)m
その通りでした。
こ、ここにコメントして良かったです・・・。
60hz時の入力遅延がかなり気になる部分なのですが、実際に4k60hz(60fps)でプレイした人は、他社製品の比べて遅延を感じるか聞きたいです。4kモニターで120fps出せる人の方が稀だし、そこまで問題になっていない現状を見るに、深刻ではないのかなと思っているのですが、実際のところどうなのでしょうか。
モニ研だとAdaptive-SyncじゃなくてFreesync Premium Proになってるんだよな。買った時期の違いか?
INNOCN 27M2Vと、価格や性能が近いAcer XV5 XV275KP3で迷っています。
メーカーの知名度や品質を考えると、Acerの方が良いのではないかと思っていますが、ローカル調光の分割数が少ない点が気になっています。
分割数が少ないと、HDRの体験に大きな影響があるのでしょうか?
2022年の記事だけど、今でもこれと同じくらいのスペック&コスパの他メーカー製品は出てきてないんですかね?
マイチェンで2304分割になったそうですが、今までは2個のMiniLEDを一組で制御して1152分割だったのを、MiniLED1個ずつ制御して2304分割って事でしょうか?
27インチの面積で、4608個のMiniLEDを敷き詰めて、2304分割って、ちょっと考えにくいので。