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AMD Ryzenシリーズ「3 / 5 / 7 / 9」世代一覧と性能差まとめ

パソコンについて少し知識がついてくると、インテルCoreシリーズのライバルCPU「AMD Ryzen」を知るはずです。

しかし、同じAMD Ryzenでも「世代」があって、世代によって性能と中身がまったく違う状況を知っている人はまだまだ少数派。

というわけで、本記事では初心者向けに分かりやすくAMD Ryzenシリーズの世代一覧と性能差を解説します。

(公開:2024/8/24 | 更新:2024/8/24

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AMD Ryzenシリーズの世代一覧

世代プロセス代表作ソケットチップセット対応OS
6th Zen54 nm
(TSMC)
  • Ryzen 9 9950X
  • Ryzen 7 9700X
  • Ryzen 5 9600X
Socket AM5AMD 600 / 800シリーズ
B650 / X670 / X870など
Windows 10 / 11
5th Zen4
  • Ryzen 5 8600G
  • Ryzen 3 8300G
5 nm
(TSMC)
4th Zen37 nm
(TSMC)
Socket AM4AMD 300 / 400 / 500シリーズ
B450 / B550 / X570など
  • Ryzen 7 5700G
  • Ryzen 5 5600G
3rd Zen2
  • Ryzen 7 4750G
  • Ryzen 5 4650G
2nd Zen+12 nm
(GF)
  • Ryzen 5 3400G
  • Ryzen 3 3200G
  • Ryzen 7 2700X
  • Ryzen 5 2600X
1st Zen14 nm
(GF)
  • Ryzen 5 2400G
  • Ryzen 3 2200G
Windows 10
  • Ryzen 7 1700X
  • Ryzen 5 1600X
世代種類最大メモリ容量メモリの規格PCIeレーン
Zen5CPU196 GB(DDR5)DDR5-5600Gen 5 x16 / x4 / x4 / x4
Zen4CPUDDR5-5200
APUDDR5-5200Gen 4 x8 / x4 / x4 / x4
(Zen4 Only)
Gen 4 x4 / x4 / x2 / x4
(Zen4 + Zen4c)
Zen3CPU128 GB(DDR4)DDR4-3200Gen 4 x16 / x4 / x4 / x4
APUGen 3 x8 / x4 / x4 / x4
Zen2CPUGen 4 x16 / x4 / x4 / x4
APUGen 3 x8 / x4 / x4 / x4
Zen+CPUDDR4-2933Gen 3 x16 / x4 / x4
APUGen 3 x8 / x4 / x4
ZenCPUDDR4-2666Gen 3 x16 / x4 / x4
APUDDR4-2933Gen 3 x8 / x4 / x4

世代を更新するごとに、メモリ規格と対応クロックが少しずつ向上しています。

初代ZenはDDR4-2666(4枚でDDR4-1866)とかなりの遅さでしたが、第5世代から割と安定してDDR5-5200(4枚でDDR5-4800)で動作可能です。

PCIeレーンの帯域幅は初代から数えて4倍(PCIe Gen3 → Gen5)に跳ね上がる一方、拡張性の幅広さにかかわるPCIeレーン数そのものは第3世代Zen2を最後に、停滞しています。

内蔵グラフィックスに特化したAPUだと、グラボ用のPCIeレーン数が半減(50%カット)される仕様もずっと続いています。

現在のRyzen 3、Ryzen 5、Ryzen 7、Ryzen 9のブランド展開は2017年に登場した「Zen」世代がすべての始まりです。

それから1年ちょっとのペースで世代更新をつづけ、Coreシリーズに対抗できるほどの性能アップを果たしています。

さらにAMD Ryzenは対応するソケットとチップセットの互換性が、とても長続きする傾向です。おおむね4世代ごとに互換性が消失するものの、Intel Coreと比較して2倍も長持ちします。

いったん新しいプラットフォームに乗り換えてしまえば、あとはBIOSをアップデートしてからCPUを交換するとグレードアップ可能です。Intel Coreシリーズより経済的です。

Ryzenは2種類ある?:「CPU」と「APU」

RyzenはCPUとAPUの2種類

PC初心者によく知っておいて欲しいのが「Ryzenの種類」です。

AMD Ryzenシリーズは、CPUの処理性能に特化した「CPU」と、機能を少しカットした代わりに内蔵グラフィックスを強化した「APU」の2種類ラインナップされています。

「2種類あるから何?」と思われるかもしれません。今までの傾向から、AMDはCPUに古い型番をつけて、APUに新しい型番をつける傾向が強いです。

たとえば・・・

  • Ryzen 5 3400G
  • Ryzen 5 2600X

Ryzen 5 3400GとRyzen 5 2600Xなら、数字が大きいRyzen 5 3400Gの方が新しい世代に思えますが、実際はどちらも同じ世代です。

  • Ryzen 5 8600G
  • Ryzen 5 7600X

Ryzen 5 8600GとRyzen 5 7600Xも、数字が大きいRyzen 5 8600Gの方が新世代に見えますが、残念ながらどちらも同じ世代です。

しかも、Ryzen APUは一部の機能をカットして内蔵グラフィックスに特化したシリーズなので、普通のCPU処理性能は数字が小さいRyzen 5 7600Xに劣っています。

初心者もち
頭が混乱してきたよ、もっとかんたんに見分ける方法はないんですか?
やかもち
ぼくも頭が痛くなってきたので、Ryzen世代の判別表を作ってみました。

これでかんたん「Ryzen世代」の見分け方

AMD Ryzenの世代を見分ける方法(命名法則)

世代を見分ける方法はかんたんです。AMD Ryzenシリーズの商品名(型番)の法則を見ると、4桁の型番の一番最初を見るだけ。あとは早見表で判断します。

世代の見分け方(早見表)
世代Ryzen CPUの場合
6th Zen54桁の最初の一文字が「9」Ryzen 7 9700X
5th Zen44桁の最初の一文字が「7」Ryzen 7 7700X
4th Zen34桁の最初の一文字が「5」Ryzen 7 5700X
3rd Zen24桁の最初の一文字が「3」Ryzen 7 3700X
2nd Zen+4桁の最初の一文字が「2」Ryzen 7 2700X
1st Zen4桁の最初の一文字が「1」Ryzen 7 1700X

Ryzen CPUの世代表は以上のとおりです。

一番新しい第6世代Ryzen(Zen6)なら、「Ryzen 7 9700X」や「Ryzen 5 9600X」など。型番の先頭に世代ナンバー「9」が振り分けられています。

世代の見分け方(早見表)
世代Ryzen APUの場合
6th Zen5未発表未発表
5th Zen44桁の最初の一文字が「8」Ryzen 5 8600G
4th Zen34桁の最初の一文字が「5」Ryzen 7 5600G
3rd Zen24桁の最初の一文字が「4」Ryzen 7 4600G
2nd Zen+4桁の最初の一文字が「3」Ryzen 7 3400G
1st Zen4桁の最初の一文字が「2」Ryzen 7 2400G

Ryzen APUの世代表は以上のとおりです。

一番新しい第5世代Ryzen(Zen5)なら、「Ryzen 5 8600G」や「Ryzen 3 8300G」など。型番の先頭に世代ナンバー「8」が振り分けられています。

Intel Coreシリーズのように13なら13世代、14は14世代、といった具合に分かりやすい世代ナンバー振られていれば混乱せずに済んだのですが・・・。

なぜか世代更新が来るたびに番号を1つスキップしたり、そのまま同じ番号を使ったり。法則性がやや薄いです。世代と型番の関係性を事前にきちんと把握しておきましょう。

CPUの種類を見分ける「接尾辞(Suffix)」

AMD Ryzenの接尾辞(Suffix)について

型番の一番後ろに付いている「一文字のアルファベット」。

いわゆる接尾辞(英語でSuffix)と呼ばれるコードで、AMD Ryzenの場合はそのCPUの性質や特徴を示すために使われています。代表的な接尾辞は以下のとおり。

接尾辞意味ざっくり解説
無印標準
  • 標準タイプのRyzen CPU
  • 消費電力を少なめに設定
  • 一部機能をカットしたモデルに注意
    (Xモデルと性能がガラッと変わります)
  • 内蔵グラフィックスなし(Ryzen 5000まで)
  • 内蔵グラフィックス搭載(Ryzen 7000から)
X高性能
  • 高性能タイプのRyzen CPU
  • 消費電力がやや多め
  • 内蔵グラフィックスなし(Ryzen 5000まで)
  • 内蔵グラフィックス搭載(Ryzen 7000から)
X3Dゲーム性能
  • ゲームが高性能なRyzen CPU
  • 消費電力は標準的
  • 内蔵グラフィックスなし(Ryzen 5000まで)
  • 内蔵グラフィックス搭載(Ryzen 7000から)
F内蔵GPUなし
  • 標準タイプのRyzen CPU
  • 消費電力を少なめに設定
  • 内蔵グラフィックスを省略
  • その代わり値段も安くなりました
GAPU
  • Ryzen APUモデル
  • 内蔵グラフィックスに超特化
  • CPU処理性能はやや低め

別売りのグラフィックボードを用意するなら、高性能タイプの「X」モデルがおすすめです。CPU処理性能に特化した設計になっていて、ゲーミング性能も優秀です。

ただし、ハイエンドクラスのグラボを使う予定なら、ゲーム高性能タイプの「X3D」モデルも要検討。CPU処理性能がわずかに下がる代わりに、ゲーム性能はもはや別物の次元に。

「無印」モデルはPC初心者キラーな仕様が多いので、スペック表を自分で調べられるマニア向け。たとえば「5700X」と「5700」は同じに見えて、後者の性能がだいぶ落ちます。

お得なモデルと、コスパがイマイチなモデルに分かれています。

最後に「G」モデルがRyzen APUを示す接尾辞です。内蔵グラフィックスに超特化したタイプで、別売りのグラボを搭載したくない人に嬉しい仕様です。

接尾辞意味ざっくり解説
E省電力
  • 省電力タイプのRyzen CPU
  • 消費電力を大幅カット
  • 一部機能をカットしたモデルに注意
    (Xモデルと性能がガラッと変わります)
  • 内蔵グラフィックスなし(Ryzen 5000まで)
  • 内蔵グラフィックス搭載(Ryzen 7000から)
XT高性能
  • 高性能タイプのRyzen CPU
  • 消費電力がやや多め
  • わずかに性能アップ
  • 世代後期の「安くなって再登場」
  • 内蔵グラフィックスなし(Ryzen 5000まで)
  • 内蔵グラフィックス搭載(Ryzen 7000から)
AF在庫処分
  • 標準タイプのRyzen CPU
  • 余剰在庫をお安く処分(期間限定)
  • 内蔵グラフィックスなし(Ryzen 5000まで)
  • 内蔵グラフィックス搭載(Ryzen 7000から)
GE省電力APU
  • 省電力タイプのRyzen APU
  • OEMモデル(一般に流通しない傾向)
  • 内蔵グラフィックスに超特化
  • CPU処理性能はやや低め
PRO GE企業向け
省電力APU
  • 省電力タイプのRyzen APU
  • OEMモデル(一般に流通しない)
  • ベンダーロック仕様に注意
    (他のパソコンで動かない)
  • 内蔵グラフィックスに超特化
  • CPU処理性能はやや低め

基本的に、これらの接尾辞はめったにラインナップされません。主流のモデルから外れている場合が多いので、購入候補に入れる必要があまり無いです。

ノートパソコン(モバイル向け)の接尾辞は以下のとおり。

接尾辞意味ざっくり解説
HX最高性能
  • 高性能タイプのRyzenモバイル
  • 消費電力が多い(55 W)
  • 内蔵グラフィックス搭載
H高性能
  • 高性能タイプのRyzenモバイル
  • 消費電力が多い(45 W)
  • 内蔵グラフィックス搭載
HSやや高性能
  • やや高性能タイプのRyzenモバイル
  • 消費電力がやや多い(35 W)
  • 内蔵グラフィックス搭載
U標準
  • 標準タイプのRyzenモバイル
  • 消費電力が普通(15~28 W)
  • 内蔵グラフィックス搭載
CChromebook
  • Chromebook向けRyzenモバイル
  • 消費電力が普通(15~28 W)
  • 内蔵グラフィックス搭載
eファンレス
  • 省電力タイプのRyzenモバイル
  • 消費電力が少ない(9 W)
  • ファンレスで安定動作を目指す

ノートパソコン(モバイル向け)Ryzenは、消費電力ごとに区切られています。

HXになるほど消費電力も多くてパワフルな性能、eに行くほど省エネで性能も控えめに。個人的に、体感性能のバランスがいい「HS」モデルをおすすめしたいです。

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AMD Ryzenの世代ごとの性能差

世代ごとの互換性や型番の読み方はおおむね解説できました。

次は「AMD Ryzenは世代更新でどれくらい性能が変わるの?」という素朴な疑問について、ベンチマークデータで分かりやすく解説します。

Ryzen 9の世代ごとの性能比較

「Ryzen 9」世代別の性能(Cinebench R23)

  • Ryzen 9 9950X
    41015 cb
  • Ryzen 9 7950X
    37585 cb
  • Ryzen 9 5950X
    26099 cb
  • Ryzen 9 3950X
    24074 cb
  • 該当なし
  • 該当なし

世代更新には多くの場合「製造プロセスの微細化」が伴います。同じ面積により多くのチップを載せられるようになるので、同じコストでより高いパフォーマンスを得られます。

AMD Ryzenは自社でプロセスを作らず、他社に委託するファブレス方式を採っているため、Intel Coreよりも順調にプロセス微細化が進んでいます。

  • 第6世代「Zen5」:4 nm(TSMC製)
  • 第5世代「Zen4」:5 nm(TSMC製)
  • 第4世代「Zen3」:7 nm(TSMC製)
  • 第3世代「Zen2」:7 nm(TSMC製)
  • 第2世代「Zen+」:12 nm(GlobalFoundries製)
  • 第1世代「Zen」:14 nm(GlobalFoundries製)

最新世代のAMD Ryzenは4 nmです。

プロセス微細化にともない、AMDはますますリッチで中身の詰まった設計をRyzenに搭載し、同じコア数のまま性能を伸ばし続けています。

第4世代「Zen3」から、Ryzenの最小単位コアユニット(CCX)を4コアから8コアに倍増して、動画エンコードやゲーム性能を大幅に改善。

第5世代「Zen4」ではライバルのIntel Coreに対抗するべく、消費電力の設定を大幅に引き上げて同等クラスの性能に。

最新の第6世代「Zen5」は、前世代より消費電力が30 Wも減ったのに、むしろ性能は上がっています。

サーバー向けCPU「AMD EPYC」と同じ設計を流用する部分が多いため、結果的にAMD Ryzenは少ない電力で高性能を出すのが得意です。

Ryzenを設計した当時のAMDはとにかくお金が無かったです。最先端の製造プロセスでリッチな設計をする余裕はなく、アイディア勝負でライバルを出し抜く必要がありました。

そこで生み出された解決策が小さなCPUを作って合体すれば、低コストでコア数を増やせてIntel Coreに勝負を挑めるかもしれない」でした。

AMD Ryzenの内部構造:CCDとCCX

小さいCPUがRyzenのコアユニット「CCX(Core Complexの略)」です。初代ZenのCCXは4コア8スレッドあり、2つのCCXを合体して8コア16スレッドのCPU※1を制作します。

※1:CCXを2つ合体させた状態を「CCD(Core Complex Dieの略)」と呼びます。このCCDをさらに2つ組み合わせて16コア32スレッドのRyzen 9を作ったり、4つ組み合わせてRyzen ThreadripperやEPYCを作ったりできます。抜群にコア数の増減をしやすい、合理的な設計です。

初代Zenが発売された当時、ライバルのCore i7はまだ4コア8スレッドでした。一方、安い製造コストでコア数を倍々に増やせるRyzen 7は同じ価格帯なのに8コア16スレッドを誇ります。

CPUの性能指標(ベンチマーク)として人気が高い「Cinebench R15」において、初代Ryzen 7は当時のCore i7より約1.6倍も高性能で、値段が2~3倍も高い業務向けCPUにすら肉薄する性能を見せます。

こうしてAMDは見事に復活を遂げて、世代を更新する事に着実にファンを獲得しています。

低コストでコア数をどんどん増やせる性質により、大量のコアを必要とするサーバー市場でもAMDは大躍進中。低コスト、省エネ、そしてパワフルな性能でIntelから市場シェアを奪い続けています。

AMD Ryzenの内部構造:CCDとCCX

なお、コアユニット「CCX」は第4世代「Zen3」で8コア16スレッドに倍増します。

AMD RyzenのCCX間レイテンシ

(CCXから別のCCXへアクセスする時間が大幅短縮)

第4世代「Zen3」以降、2つのCCXの間にあったタイムラグがほぼ消滅※2します。

タイムラグが原因で性能が下がりやすいゲーミングや動画エンコードなども大幅に性能が改善され、ライバルに匹敵するレベルです。

今のAMDはお金に余裕があるから、初代Zenのような低コスト志向から離れ始め、最先端プロセスを惜しみなく使った高コストでリッチな設計のCPUへ姿を変えつつあります。

※2:Ryzen 3~7はCCXを1個だけ使う設計だからタイムラグがありません。CCXを2個使うRyzen 9は今もタイムラグがあります。だからゲーム用途でRyzen 7とRyzen 9がなぜかほぼ同じ性能になる場合が割とあります。

Ryzen 7の世代ごとの性能差

「Ryzen 7」世代別の性能(Cinebench R23)

  • Ryzen 7 9700X
    20640 cb
  • Ryzen 7 8700G
    17488 cb
  • Ryzen 7 7700X
    19472 cb
  • Ryzen 7 5800X
    15628 cb
  • Ryzen 7 4750G
    11909 cb
  • Ryzen 7 3700X
    12343 cb
  • Ryzen 7 2700X
    10380 cb
  • Ryzen 7 1700X
    9051 cb

Ryzen 7シリーズも着実に性能を伸ばし続けています。

初代(Zen)から第6世代(Zen5)まで同じ8コア16スレッドのまま、見事に性能が上がっています初代と最新世代を比較すると2倍以上の性能差です。

しかも最新世代は消費電力が142 W → 88 Wへ削減されたにもかかわらず、約5~6%の性能アップです。約40%の省エネ化をしながら性能を引き上げています。

消費電力が下がったのに性能が上がっているなら、同じ消費電力で揃えたときの性能はざっくり2割強の性能アップです。

初心者もち
「CPU」と「APU」でこんなに性能が違うなんて・・・ちょっとびっくり。

Ryzen 7 8700G(APU)とRyzen 7 7700X(CPU)は、一見すると8700Gの方が数字が大きくて性能も良さそうですが、実際の性能スコアは7700Xがむしろ良いです。

Ryzen APUの消費電力がCPUより低めに設定されていたり、内蔵グラフィックスを大きくするために、CPU側の機能を一部カットする※3など。CPUの性能が下がってしまう設計が目立ちます。

※3:L3キャッシュ容量が半減します。だからCinebenchだけでなく、ゲーム性能も落ちます。グラボを搭載する人はAPUを選ばない方がいいです。
やかもち
同じコア数のまま性能が上がっています。つまり、1コアあたりの性能がよく伸びていて、体感性能も向上します。

Ryzen 5の世代ごとの性能差

「Ryzen 5」世代別の性能(Cinebench R23)

  • Ryzen 5 9600X
    16250 cb
  • Ryzen 5 8600G
    13172 cb
  • Ryzen 5 7600X
    15177 cb
  • Ryzen 5 5600X
    10856 cb
  • Ryzen 5 4650G
    9028 cb
  • Ryzen 5 3600X
    9354 cb
  • Ryzen 5 2600X
    7890 cb
  • Ryzen 5 1600X
    6766 cb

Ryzen 7と同じく、Ryzen 5シリーズも世代更新ごとに性能が伸びています。初代(Zen)から第6世代(Zen5)まで、同じ6コア12スレッドのまま約2.4倍もの性能差です。

最新世代は1世代前から消費電力が142 W → 88 Wへカットされていますが、それでも約6~7%の性能アップです。省エネでよりパワフルな性能に進化しています。

そしてRyzen 7と同様にAPUとCPUの性能差に注意したいです。Ryzen 5 8600Gがネーミング的に新しい世代に見えますが、実際はRyzen 5 7600Xが高性能です。

何度も解説してきたとおり、APUは内蔵グラフィックスに特化した分だけ、CPUの処理性能は下がっています。別売りのグラフィックボードを搭載する予定がある方は、基本的にCPUを選ぶべきです。

【コラム】Ryzen 5 5600Xと5600(無印)の闇

AMD Ryzenの奇妙な命名法則は、ときに消費者に牙を剥きます。代表例が「5600X」と「5600(無印)」でしょう。

  • Ryzen 5 5600X
  • Ryzen 5 5600

Ryzenの型番をきちんと把握していれば、5600Xが消費電力の多い高性能タイプで、5600は消費電力を抑え気味な標準タイプだと読み取れます。

しかし、Ryzen 5 5600は実はAPUから内蔵グラフィックスを省略した特殊モデルです。内蔵グラフィックスを省略したAPUなら「Ryzen 5 5600GF」と表記するべきなのに、AMDはあくまでも無印モデルと言い張ります。

APUだから当然一部の機能がカットされます。にもかかわらず、APUのメリットである巨大な内蔵グラフィックスは含まれません。

Ryzen 5 5600Xの標準タイプを期待して買った人は痛い目を見るでしょう。別売りのグラフィックボードを使う予定がある方は、なるべく「X」モデル(高性能タイプ)を選ぶと失敗しづらいです。

  • Ryzen 7 5700X
  • Ryzen 7 5700

ちなみに上記2モデルも同じパターンです。標準タイプに見えて、実は内蔵グラフィックスを省略したAPU(5700GF相当)です。

今後も似たパターンの型番を出す可能性があります。接尾辞(Suffix)だけで早とちりせず、必ずメーカーの仕様表をよく読んで何か落とし穴が無いか確認しましょう。

Ryzen 3の世代ごとの性能差

「Ryzen 3」世代別の性能(Cinebench R23)

  • 該当なし
  • Ryzen 3 8300G
    6913 cb
  • 該当なし
  • 該当なし
  • Ryzen 3 5300G
    6887 cb
  • Ryzen 3 4350G
    5757 cb
  • Ryzen 3 3300X
    6401 cb
  • Ryzen 3 3200G
    3723 cb
  • Ryzen 3 2300X
    3720 cb
  • Ryzen 3 1300X
    3054 cb

AMD Ryzenシリーズの問題児が「Ryzen 3」です。

見てのとおり、第3世代(Zen2)から性能の伸びが停滞しています。初代(Zen)から第5世代(Zen4)で約2.3倍の性能アップですが、第3世代(Zen2)から比較するとたったの1割です。

Ryzen 7とRyzen 5で性能が大きく伸びていた第5世代(Zen4)も、Ryzen 3だとなぜか性能がイマイチ振るわない状況。1世代前と同じ4コア8スレッドなのに、どうして?

実は・・・

  • Ryzen 3 8300G(大型コア:1個 + 小型コア:3個)
  • Ryzen 3 5300G(大型コア:4個)

中身が大型コアと小型コアの混合設計に変わったからです。

Zen4c

大型コアを「Zen4」、小型コアを「Zen4c」と呼びます。ほとんど同じ設計を流用する似たもの同士ですが、Zen4c(小型コア)の動作クロックはZen4(大型コア)より約26~33%も低いです。

性能の高いコアと性能の低いコアが混ざっているから、1世代前から性能の伸びがイマイチになってます。

やかもち
上位モデル(Ryzen 5 8600G)の4コア版を期待して選ぶと後悔するかもしれません。性能の低いコアが混じっています。

なお、本記事を書いた時点で第6世代(Zen5)のRyzen 3は未だに予定なし。

依然としてRyzen 3シリーズは魅力に欠けるラインナップと性能が多く、かつてコスパ最高と呼ばれたRyzen 3の面影はどこにも見当たらない状況です。

【コラム】Ryzen 3シリーズが手抜きになる理由

Ryzen 5 ~ Ryzen 9は最新世代までラインナップがきちんと充実しているのに、一番下のRyzen 3だけラインナップが手抜きになりがちです。

初心者もち
どうして値段の安いRyzen 3を作ってくれないの?儲からないから?

「儲からない」は理由として十分にありえますが、技術的な観点で見ると理由が2つ思い浮かびます。

  • 製造プロセスの価格高騰

CPUを作るのにかかるコストが高くなると、製品の値段を上げる必要が出てきます。必然的に値段を安くしがちなRyzen 3をわざわざ用意するモチベーションが失われます。

「儲からないから」と似た理由です。もうひとつの理由は製造品質の高さです。

  • 製造プロセスの高い製造品質

第3世代(Zen2)の頃から、AMD Ryzenを製造しているTSMCの品質が良すぎて、Ryzen 3に流用しやすい不良品があまり取れていないらしいです。

(良品率が高い = 歩留まりが高い)

最近のAMD Ryzenはどれも8コアを最小単位※4として製造します。Core i3のように最初から少ないコア(= 狭い面積)で作っているわけでなく、すべて8コアをベースに作ります。

8コアCPUを大量に作ってみたら、ちょうどいい具合に4コア欠けている不良品があまり取れず、結果的にRyzen 3をラインナップできない状況が続いている様子です。

ちなみに4コア欠損品があまり取れないと予想した理由が「Ryzen 3 3300X」です。初回入荷のあと、めったに新しい在庫が入荷されず、気づけば市場からフェードアウトした伝説のRyzen 3がかつて存在しました。

それほどまでにTSMCの最先端プロセスは良品率が高いと思われます。

筆者の認識が間違っていなければ、第4世代(Zen3)から最小単位ユニット「CCX」が4コア → 8コアに倍増しています。

今からRyzenシリーズを選ぶなら「第4世代(Zen3)」以降

グレードRyzen 7Ryzen 5Ryzen 3
第6世代
Ryzen 9000
性能:約2.3倍
8コア / 16スレッド
性能:約2.4倍
6コア / 12スレッド
なし
第5世代
Ryzen 8000
Ryzen 7000
性能:約2.2倍
8コア / 16スレッド
性能:約2.2倍
6コア / 12スレッド
性能:約2.3倍
4コア / 8スレッド
第4世代
Ryzen 5000
性能:約1.7倍
8コア / 16スレッド
性能:約1.6倍
6コア / 12スレッド
性能:約2.3倍
4コア / 8スレッド
第3世代
Ryzen 4000
Ryzen 3000
性能:約1.35倍
8コア / 16スレッド
性能:約1.40倍
6コア / 12スレッド
性能:約1.9倍
4コア / 8スレッド
第2世代
Ryzen 3000
Ryzen 2000
性能:約1.15倍
8コア / 16スレッド
性能:約1.15倍
6コア / 12スレッド
性能:約1.2倍
4コア / 4スレッド
第1世代
Ryzen 1000
8コア / 16スレッド6コア / 12スレッド4コア / 4スレッド

今からAMD RyzenシリーズのCPUを選ぶ予定なら、コスパで第4世代(Ryzen 5000 CPU)、ゲーム性能重視で第5世代(Ryzen 7000 CPU)以降がおすすめです。

AMD / コア : 8 / スレッド : 16 / ソケット : Socket AM4 / チップセット : AMD 400~500 / 内蔵GPU:なし / 付属クーラー : なし

第4世代(Ryzen 5000 CPU)シリーズは、2020年から発売されている古い世代ですが、とにかく価格が安くてコストパフォーマンスに優れています。

マザーボードと合わせて約3万円台で、8コア16スレッドのそれなりに速い環境が揃います。別売りのグラボは「RTX 4060」程度までなら間に合うゲーム性能です。

最新の価格とスペックは公式サイトで確認してください

今さら4年前のCPUを買うのは気持ちが乗らない。と感じた方は第5世代(Ryzen 7000 CPU)シリーズをおすすめします。

特にRyzen 5 7500F(6コア12スレッド)を搭載したパソコンがコスパ良し。「RTX 4060 Ti」まで間に合い、「RTX 4070」にギリギリ追いつけるゲーム性能です。

6コア12スレッドといえど、初代から約2.1~2.2倍もの性能アップを遂げています。体感性能(レスポンス)も良好でサクサクとパソコンが動きます。

初心者もち
第6世代(Ryzen 9000 CPU)は?

発売されたばかりで価格が非常に割高です。時期尚早だから、価格が落ち着くのを待ちましょう。

AMDの公式発表でWindowsと上手く連携できておらず、100%の性能を発揮できない事情もあり、今のところは様子見した方がいい状況です。

【コラム】あえて旧世代のRyzenを選ぶ理由?

2024年の今から、AMD Ryzenの旧世代(~3世代)を選ぶメリットはまったく無いです。

  • Windowsの互換性で足切りされる危険性
  • セキュリティパッチの影響を受けやすい
  • ゲーム性能が低くてグラボの性能を引き出せない

旧世代のCPUほど、Windowsのアップデートや新バージョンで互換性リストから弾かれるリスクが高まります。たとえば、Windows 11(24H2)では最低でも第2世代からサポートです。

CPUの脆弱性を防ぐセキュリティパッチによる性能低下も、旧世代のCPUになるほど深刻で、コストパフォーマンスを大きく損ないます。

そしてゲーミング性能の問題。新世代のCPUほど、ゲーム性能を意識したぜいたくなコア設計が施されています。「RTX 4060」など最新世代のグラフィックボードと組み合わせたとき、旧世代のCPUはフレームレートが伸びにくい傾向です。

マインクラフトやパルワールドのサーバー用に、第3世代(Ryzen 5000 Mobile)の入ったミニPCを買うのはアリかもしれませんが、普通の自作PCやゲーミングPC用に買うのはおすすめしません。

AMD Ryzenシリーズまとめ

最後にここまで解説してきた、AMD Ryzenシリーズの世代や注意するべき互換性の話についてまとめます。

世代プロセス代表作ソケットチップセット対応OS
6th Zen54 nm
(TSMC)
  • Ryzen 9 9950X
  • Ryzen 7 9700X
  • Ryzen 5 9600X
Socket AM5AMD 600 / 800シリーズ
B650 / X670 / X870など
Windows 10 / 11
5th Zen4
  • Ryzen 5 8600G
  • Ryzen 3 8300G
5 nm
(TSMC)
4th Zen37 nm
(TSMC)
Socket AM4AMD 300 / 400 / 500シリーズ
B450 / B550 / X570など
  • Ryzen 7 5700G
  • Ryzen 5 5600G
3rd Zen2
  • Ryzen 7 4750G
  • Ryzen 5 4650G
2nd Zen+12 nm
(GF)
  • Ryzen 5 3400G
  • Ryzen 3 3200G
  • Ryzen 7 2700X
  • Ryzen 5 2600X
1st Zen14 nm
(GF)
  • Ryzen 5 2400G
  • Ryzen 3 2200G
Windows 10
  • Ryzen 7 1700X
  • Ryzen 5 1600X

Intel Coreシリーズと比較して、AMD Ryzenシリーズは対応しているソケット・チップセット・OSが統一されています。

  • 第5世代(Zen4)~以降
    Socket AM5 / AMD 600チップセット / Windows 11
  • 初代(Zen)から第4世代(Zen3)
    Socket AM4 / AMD 500チップセット / Windows 11

初代(Zen)から第4世代(Zen3)と、第5世代(Zen4)以降から対応しているソケットが違う、とだけ覚えておけば十分です。

とてもシンプルです。

ただし、新しい世代のRyzen CPUを古い世代のマザーボードで使う場合は、BIOSアップデートが必要になる可能性があります。

USB Bios flashback

一部のマザーボードはUSBメモリだけでBIOSアップデートが可能

たとえば、第4世代RyzenをAMD 400番台マザーボードと組み合わせるつもりなら、USBメモリだけでBIOSアップデートができる「BIOS Flashback」機能がついているかどうか確認してください。

AMD 300番台のマザーボードだと、BIOSのバージョンによって対応している世代の幅がまるっと変わるので要注意。・・・正直ややこしいから、無理して古い世代のマザーボードを買わなくていいです。

使いたい世代必要なプラットフォーム
第6世代
Ryzen 9000
Socket AM5AMD 600 / 800シリーズ
A620 / B650 / X670 / X870など
Windows 11 / 10
第5世代
Ryzen 8000
Ryzen 7000
第4世代
Ryzen 5000
Socket AM4AMD 300 / 400 / 500シリーズ
A520 / B550 / X570など
第3世代
Ryzen 4000
Ryzen 3000
第2世代
Ryzen 3000
Ryzen 2000
第1世代
Ryzen 1000
Windows 10

世代とチップセットの対応表をまとめてみました。

考えるのが面倒くさくなったら、Ryzen 5000 CPUはB550マザーボード」「Ryzen 7000以降はB650やX870マザーボード」と覚えましょう。

これならBIOSアップデートに引っかかるリスクもほぼ無いです。

やかもち
AMD Ryzenはプラットフォームが長持ちだから長期的に見て財布にやさしい仕様です。

以上「AMD Ryzenシリーズ「3 / 5 / 7 / 9」世代一覧と性能差まとめ」について解説でした。


AMD Ryzenの性能をもっと詳しく

AMD Ryzenの性能をもっと詳しく知るなら、各種ベンチマーク記事を参考にどうぞ。

パルワールドやEscape from Tarkov(タルコフ)のCPU別ベンチマークでは、ゲーム特化型の高性能タイプ「Ryzen 7 7800X3D」が猛威を振るっているかが分かります。

CPU単品を詳しく知りたいなら、CPU個別ベンチマーク記事がおすすめ。「Ryzen 9 7950X」のレビューを読めば、おおむね性能を把握できるはずです。

AMD Ryzen搭載おすすめゲーミングPC

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ゲーム特化型「Ryzen 7 7800X3D」搭載でおすすめはマウスのNEXTGEARです。

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Ryzen 5 7600やRyzen 7 7700を搭載した予算にやさしいゲーミングPCは、LenovoのLegion Tower 5 Gen 8です。

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第4世代Zen3(Ryzen 5 5600XやRyzen 7 5700X)でとにかく予算を圧縮したいなら、パソコン工房のLEVEL∞が適任です。

やかもち
AMD Ryzenは少ない消費電力で高性能を維持できるから、BTOパソコンと相性が良いと考えています。特に7800X3Dは有能。Core i9並のゲーム性能が4割の消費電力です。
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実際にCPUごとにベンチマークしてみた【ゲーム別fps】

Intel Coreシリーズ解説はこちら

記事更新内容
  • 2024年8月24日:記事を初公開(UPDATE !!)
備考欄(補足コメント)
  • Ryzen 3 8300Gは市販されていないOEM向けモデルなので、Ryzen 5 8500Gをベースに、一部のコアを無効化してクロック周波数を合わせてCinebenchスコアをエミュレーションしました。
  • Ryzen 3 2300XもOEM向けモデルらしく筆者が所有していなかったため、Ryzen 7 2700Xをベースに、一部コア無効化でCinebenchスコアをエミュレーションしました。
  • 一部の「Gモデル」はグラフを見やすくするため、あえてPROの文字を省略しています。たとえば「Ryzen 7 4750G」の正式型番は「Ryzen 7 PRO 4750G」です。
  • 記事中に出てくる専門用語「CCX(Core Complex)」「CCD(Core Complex Die)」は、AMD社のホワイトペーパーから引用しています。メーカー自ら発信している情報なら正式名称でしょう。
  • PCIeレーン数についてはAMDが公式サイトで詳細をほとんど開示しないため、実機で確認しています。具体的に書くと、RTX 3070(PCIe 4.0 x16)を接続してPCIe Bandwidth Renderingベンチマークで最高帯域幅を測定し、マザーボード側の仕様と照らし合わせてレーン数を推定します。最低x8接続が可能なマザーボードで、x4相当の帯域幅が確認されれば、PCIe 3.0 x8(Gen3 x8 / x4 / x4 / x4)と推定が可能です。
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24 件のコメント

  • 5600GのGPU無しモデルは5500ではなかったでしょうか。5700系はご記載のとおりの関係性だったと思いますが…
    勘違いでしたらすみません。

  • ryzenは確かにわかりにくいw
    気持ち悪いからもっとシンプルにしてほしいね
    とりあえずはallow lake s待ってzen5とどっちにするか決めるけど、次のwindowsアプデでryzenのゲーミング性能上がるらしいし、消費電力が低いのは魅力ありますね
    冷却をnoctuaで固めて静音性も重視したい勢としてはうれしい

  • AMDの型番は本当に分かりにくいです。
    5600X/5600、ちもろぐ氏も騙されてますねw
    5600無印は純粋なクロックダウンモデル(Vermeer)です…

  • RyzenがなんでAPUとCPUで最初の番号がバラバラなのかは
    AMDが発売された年に合わせて数字を増やしているからだと考えれば納得できるよ

  • ※ちなみにZen5はZen4X付きモデルと比較すると
    ワッパが劇的に改善していますが
    Zen4無印モデルと比べるとそうでもないです

    • そりゃそうでしょw Xと無印とでは同世代でもクロックからして違う
      Xと比べるならばX。無印と比べるならば無印とだよ

  • いつもわかりやすい解説ありがとうございます。
    ZEN第一世代からのAMDユーザーですが、毎回CPUアップデートしているので特に型番が分かりにくいとは思ったことないですよ。

  • Ryzen7 5800搭載のLenovo社製PCを所有していますが、5800X/5800も5700X/5700と同様な関係性なのでしょうか。

  • いつも楽しく拝見してます。
    5600で組んだのでコメントしますが、5600は5600Xのダウンクロック版で、クーラーも付属していたのでお得なモデル「でした」。
    ちなみに、
    5800→ダウンクロック版(PCI-E 4.0)
    5700→APU上がり(PCI-E 3.0)
    5500→ APU上がり(PCI-E 3.0)
    だと思います。
    5700以上だと普通はクーラー買ってX選ぶでしょうけど。
    PCI-Eが違うので、グラボを別途用意する方は要注意かもです。このややこしさ、優良誤認と言われても仕方ない気がします。
    製品はすごく良いのに唯一残念な点だと思います。

  • Ryzen9 7900 使いのワシ、7800X3Dの人気に嫉妬
    省電力でもやればできる子なのに影が薄くて悲しい

  • いつも楽しくみさせていただいております
    administrator権限で動かすとゲームの性能が上がるみたいですが
    geekbenchなど仕事系のベンチマークも変わるのでしょうか?

    • 仕事で使う場合、管理者権限がないと必要なソフトがインストールできない・動かないってことがあるのでパフォーマンス以前の問題だったりします(管理者じゃないアカウントだと不具合が発生することを開発側すら知らなくて詰みかけたことがある)

  • NEXTGEARは側面のどデカいNEXTGEARロゴをカッコいいと思えるか、許容出来るかどうかがすべてな気はする。

  • 型番もわかりにくいが5700Xが各社一斉に1万跳ね上がったりするのも意味がわからん

    • AMDの正規代理店のCPUは全て日本AMD(実態はアスク)を通しているので価格統制(一律のアスク税が上乗せ)されている。

      アスク税には独自の通貨レート(通称アスクドル)と、商品によって独自の上乗せ(割引きの場合も)がある。
      アスク税は常に消費者の足元を見てこまめに改訂されている。

      現在は1ASK$≒180円で商品によって値引きされているものもある(9950Xは-9000円、9900Xは-1万円)。
      旧製品は卸売価格がよく分からないものの、Intelがやらかして需要増になっている為、また、新製品に合わせて値上げ(5700Xの場合は独自の割り増し)している。

  • やっぱ5600はツッコミ入るよなw
    注意喚起している人が間違えるくらいややこしいと言うことで
    初心者にはどれがどれだか分かるわけないな。

  • AMD国境の方に難民の塊がぞろぞろ動き出してる段階だからこういう記事も必要だね

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