日本の中小企業「グリーンハウス(GREEN HOUSE)」のゲーミングモニター「GH-ELCG27WA-BK」を買いました。
WQHD(2560×1440)、最大165 Hz(2ミリ秒)、Sharp製IGZOパネル搭載でなんと約3.3万円です。有名ではないし価格も安いですがIGZOなら大丈夫でしょう。徹底的に検証します。
(公開:2023/5/13 | 更新:2023/5/13)
グリーンハウスのゲーミングモニターの仕様とスペック
GREEN HOUSE GH-ELCG27WA-BK | |
---|---|
パネルタイプ | WQHD(2560×1440)で最大165 Hz IGZO IPSパネル(27インチ) |
主な機能 ゲーミング向け | 特になし |
調整機能 エルゴノミクス | 高さ調整:120 mm 前後チルト:+20° ~ -5° 左右スイベル:30° ピボット:90° |
VRR機能 | Adaptive-Sync※G-SYNC互換も対応 |
参考価格 ※2023/5時点 | |
Amazon 楽天 Yahooショッピング |
GREEN HOUSE GH-ELCG27WA-BK | |
---|---|
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | 2560 x 1440 |
パネル | IGZO IPS |
コントラスト比 | 1000 : 1 |
リフレッシュレート | 165 HzHDMI 2.0 : ~144 Hz / DP 1.4 : ~165 Hz |
応答速度 | 2 ms (G2G) |
光沢 | ノングレア |
VESAマウント | 75 x 75 mm |
エルゴノミクス |
|
主な機能 |
|
同期技術 | Adaptive-Sync※G-SYNC互換も対応 |
スピーカー | なしイヤホン(3.5 mm)端子あり |
主な付属品 |
|
寸法 | 619 x 540 x 237 mm |
重量 | 4.4 kg(パネルのみ) 6.0 kg(スタンド含む) |
保証 | 3年 |
GH-ELCG27WA-BKの画質をレビュー
グリーンハウス「GH-ELCG27WA-BK」は、シャープ製IGZO IPSパネルを搭載します。実際に使ってみてシンプルに高画質だと感じやすい、広色域かつ平均より高コントラストなIPSパネルです。
(sRGB:ΔE = 5.5 / 色温度:6530K / 輝度:347 cd/m²)
ゲーミングモニターオタクから人気のあるLG製Nano IPSに迫る画質で、痩せた色しか出せない低価格IPSパネルから乗り換えると、その鮮やかな発色に驚かれると思います。
加えて、IGZO IPSパネルはNano IPSよりもコントラスト比に優れます。ちもろぐの過去データによると、Nano IPSは700~800:1前後ですが、今回テストしたIGZO IPSは1250:1前後のコントラスト比です。
ベストケースで約2倍の差があります。ただし、人間の目にとって数百ちょっとのコントラスト差はそれほど体感できないです。低いよりはマシ程度で過度な期待は要注意。
初期設定のままだと、色温度がやや暖色に偏っています。日本人の目だと尿液晶に見えてしまうリスクがあるので、モニターの設定から色温度を「赤:48 / 緑:50 / 青:51」に変更します。
- 初期の色温度:6276K(やや暖色)
- 修正後:6529K(ニュートラル)
※パネルの個体差により、↑上記の設定が正しく機能するかどうか正確性を保証できません。あくまでも参考程度に。
モニター測定機材による評価
モニターの色を測定できる専用の機材「X-rite i1 Pro2(分光測色計)」を使って、「GH-ELCG27WA-BK」の画質をチェックします。
非常に広い色を表示できる広色域IPSパネルです。初期設定のままだと、sRGBプロファイルに対して派手に色がズレてしまいますが、一般人は気にする必要なし。
sRGBに合っていないと困る用途(例:カラーマネージメント非対応のイラストソフトなど)では、モニターの設定から「sRGBモード」に切り替えてください。
表示される色がsRGB領域に制限され、結果的にsRGBに対して正確な色が出ます。
色域が狭いにも関わらず派手に色がズレているパターンを除き、基本的に広色域パネルの初期設定はsRGBに対して色が外側へズレる傾向があります。
sRGBの色精度が高い ≠ 主観的に見た高画質です。
IPSパネルの割には、ネイティブコントラスト比が高いです。Nano IPSは1000:1を超えず、Innolux AASやFast IPS(AUO AHVA)は1000:1を超える傾向があります。
画面の明るさ ※クリックすると画像拡大 |
---|
|
100%時で352 cd/m²に達し、十分な明るさです。0%時だと24.2 cd/m²まで下がります。42%で目にやさしいらしい120 cd/m²前後に一致します。
色域カバー率 | ||
---|---|---|
規格 | CIE1931 | CIE1976 |
sRGBもっとも一般的な色域 | 100% | 99.8% |
DCI P3シネマ向けの色域 | 93.8% | 93.8% |
Adobe RGBクリエイター向けの色域 | 95.8% | 96.5% |
Rec.20204K HDR向けの色域 | 74.0% | 74.1% |
表示できる色の広さ(色域カバー率)はかなり広いです。
もっとも一般的な規格「sRGB」で100%をカバー。HDRコンテンツで重要なシネマ向けの規格「DCI P3」を93.8%カバーします。
印刷前提の写真編集で重視される「AdobeRGB」規格のカバー率は96.5%です。
色ムラの程度は普通です。IPSパネルによくある、パネルの四隅に近いほど明るさが下がる「IPSグロー」が出ています。シャープ製IGZO IPSにかぎらず、あらゆるIPSパネルで共通の症状です。
見ての通り、IGZO IPSパネルは視野角が広いです。角度がズレても色はあまり変化しません。(参考:液晶パネルの違いを解説するよ)。
フリッカーフリーを検証 ※クリックすると画像拡大 |
---|
|
公式サイトでフリッカーフリーをアピールしている通り、「GH-ELCG27WA-BK」はすべての明るさでフリッカーフリーでした。
ここは液晶パネルオタク向けの解説です。ほとんどの人は興味がないので、読み飛ばしてください。
マクロレンズで拡大すると、シャープ製IGZO IPSパネルは「BGR配列」と判明します。Nano IPSやAUO AHVA(Fast IPS)パネルでは「RGB配列」なので、BGR配列はIGZO IPSパネルを使っている強い証拠です。
スペクトラム分析では、広色域IPSでよく見られる「赤色が凹む」グラフが得られ、KSF蛍光体タイプの広色域IPSパネルだと推測できます。
BGR配列ですが文字のドット感に問題なし。BGR配列が一般的な使用において問題になる可能性はほぼありません。
GH-ELCG27WA-BKのゲーム性能をレビュー
↑こちらの記事で紹介している方法で、GH-ELCG27WA-BKの「応答速度」を測定します。
公式サイトによると、メーカー公称値は5ミリ秒(オーバードライブ:HIGH設定時で2ミリ秒)です。本当かどうか、測定機材で徹底的に調べましょう。
120 Hz時の応答速度 ※クリックすると画像拡大 |
---|
|
120 Hz時(120 HzはPS5で重要)の応答速度です。30パターン測定で、平均4.5ミリ秒でした。
メーカー公称値の5ミリ秒未満でスペックどおりの性能です。オーバードライブ設定を「LOW」に切り替えると、3.5ミリ秒前後に改善され、Nano IPSクラスに匹敵します。
165 Hz時の応答速度 ※クリックすると画像拡大 |
---|
|
165 Hz時の応答速度は平均4.7ミリ秒でした。スペック通りの性能ですが、やはりオーバードライブ設定が無ければやや遅く、残像感も感じられます。
オーバードライブ設定でどれくらい応答速度が改善されるか検証します。
オーバードライブ設定 165 Hz / 4段階をテストした結果 | ||||
---|---|---|---|---|
平均値 | 4.70 ms | 3.41 ms | 3.00 ms | 2.63 ms |
最速値 | 2.60 ms | 1.73 ms | 1.77 ms | 1.60 ms |
最遅値 | 7.80 ms | 5.29 ms | 7.21 ms | 4.29 ms |
平均エラー率 | 0.0 % | 2.9 % | 16.8 % | 26.4 % |
GH-ELCG27WA-BKのオーバードライブ機能は「オフ」「LOW」「MID」「HIGH」の4段階です。
おすすめの設定は「オフ」または「LOW」です。MIDとHIGHだとエラー率が大幅に上昇してしまい、逆残像やにじみが発生します。
LOW設定時で平均3.41ミリ秒まで短縮され、おおむね最新の高速IPS(Fast IPSやNano IPS)並の性能に。コストパフォーマンス優秀です。
他のゲーミングモニターと比較しましょう。
GH-ELCG27WA-BKのライバルに値する製品は、約4万円の「LG 27GN800-B」、セール時に5万円を切る「DELL S2721DGF」、同じ価格帯の「KEIAN KPGM270」を挙げられます。
価格が1.5倍くらい高いS2721DGF(Nano IPS)に匹敵する応答速度ですが、値段の近い27GN800-B(BOE IPS)にはやや届かないです。
同じシャープ製IGZO IPSパネルを搭載するKEIAN KPGM270にも応答速度でやや届かないですが、基本的にIPSパネルで平均3ミリ秒台は十分に速いクラスです。
「入力遅延(Input Lag)」は、映像ソースやマウス・キーボードからの入力信号を、ゲーミングモニターが実際に認識するまでにかかる時間です。
一般人は気にする必要はありません。競技性が重視される格ゲーやFPSゲームをガチでプレイする、競技ゲーマーが気にするべき指標です。
「Raspberry Pi 4」を使ったカスタム入力遅延テスターで入力遅延を測定した結果、60 Hz時で4.3ミリ秒でした。120 Hz時で3.6ミリ秒です。
他のゲーミングモニターと比較します。ほとんどのゲーミングモニターは16ミリ秒を下回ります。入力遅延4.3ミリ秒は、まったく問題ありません。
GH-ELCG27WA-BKの機能性をレビュー
低価格なのに、まさかの全部盛りエルゴノミクスです。画面の角度や向き、高さを自由に調整できます。ピボット(縦画面)も対応しています。
VESAマウント ※クリックすると画像拡大 |
---|
|
別売りモニターアームを取り付けるのに便利なVESAマウントは「75 x 75 mm」に対応します。
モニター背面の「5方向ボタン」でサクサクとOSD設定が進みます。ASUSやBenQ製ゲーミングモニターでよく見られる、右に倒すと決定が個人的にうれしい仕様です。
OSDレイアウト自体はよくあるフォルダ階層型で、分かりやすく整理されています。日本メーカーらしく、最初からOSDが日本語で違和感ない点も悪くないです。
- スタンダード(初期設定)
- フォト
- ムービー
- ゲーム
- FPS
- RTS
- sRGB
OSDから「ピクチャーモード」を設定すると、画面の明るさやコントラスト感が若干変わります。好みにあったモードを使うのも良し、スタンダードのまま自分で細かく設定してもOKです。
筆者の場合、スタンダードモードのまま色温度を「赤:48 / 緑:50 / 青:51」に調整して使っています。
なお、sRGBモードは表示される色域がsRGB領域に制限されます。sRGBを必要とするクリエイター向けのプロファイルで、画質重視の一般人にとって出番がないです。
HDMI 2.0ポートが3個もあります。複数のパソコンやゲーム機をつないだままにするのに便利です。
ただし、HDMIだと最大144 Hzまで。最大165 Hzで使う場合はDisplay Port 1.4でパソコンにつなぎます。Adaptive Sync(G-SYNC互換モード)も使用可能です。
PS5の対応状況 ※クリックすると画像拡大 | ||
---|---|---|
設定 | 60 Hz | 120 Hz |
フルHD1920 x 1080 | 対応PS5 VRR:なし | 対応PS5 VRR:なし |
WQHD2560 x 1440 | 対応PS5 VRR:なし | 対応PS5 VRR:なし |
4K3840 x 2160 | – | – |
HDMIでPS5につなぐと、フルHDとWQHDどちらも最大120 Hzで使えます。仮想4K(WQHDに4K解像度で表示するモード)は非対応です。
VRR機能(可変リフレッシュレート) ※クリックすると画像拡大 |
---|
|
ゲーム側のフレーレレートと、モニター側のリフレッシュレートを揃えてティアリング現象を防ぐ「VRR」機能は、定番のAdaptive SyncやG-SYNC互換モードに対応します。
OSD設定からAdaptive Syncを有効化して、Display Portで接続するとG-SYNC互換モードを有効化できます。動作範囲はよくある48~165 Hzです。
GH-ELCG27WA-BKのHDR性能をレビュー
GH-ELCG27WA-BKで実際にHDRコンテンツをテストします。
テストに使ったHDRソースは、Youtubeで公開されている「Morocco 8K HDR」と、HDR対応の「天気の子(4K Ultra BD盤)」です。
Display HDR認証を取っていない割に、マトモにHDR映像を表示できます。表示できる色が非常に広く、明るさもそこそこに出てます。
本格的なHDR 600~1000ゲーミングモニターと比較さえしなければ、それなりに見られるHDR表示品質です。
もちろん「本物のHDR」を体験するなら、最低でもDisplay HDR 600、できればDisplay HDR 1000対応のゲーミングモニターをおすすめします。
VESA Display HDR HDR性能のテスト結果 | ||
---|---|---|
比較 | テスト対象 GH-ELCG27WA-BK | VESA Display HDR 400 |
画面の明るさ |
|
|
黒色輝度 | 0.29 cd/m² | 0.40 cd/m² 以下 |
コントラスト比 | 1439 : 1 | 1000 : 1 以上 |
色域 |
|
|
色深度 | 10 bit DP 1.4で最大165 Hzまで | 8 bit |
「優れたHDR性能」を初心者さんに分かりやすく説明すると
- 明るさ:明るいほど良い(超ハイエンド機なら1000 cd/m2超)
- 黒色:無点灯に近いほど良い(0.1 cd/m2以下なら実用上は十分)
- コントラスト比:高いほど良い(5000 : 1以上で実用上は十分)
- 広色域:DCI P3が広いほど良い(DCI P3:90%以上は欲しい)
めちゃくちゃ明るくて、暗い部分はちゃんと真っ暗。さらに表示できる色も広い。これらの条件を満たしているなら「高性能なHDR」で、高性能なHDR性能を持つモニターは基本的にDisplay HDR規格を取得しています。
HDR 600以上なら、まずハズレなし。HDR 1000やHDR 1400を取得しているモニターは超ハイエンド機です。
なお、有機ELパネルは特性上、HDR性能を伸ばせないので注意してください(※有機ELは画面を明るくするほどパネルの故障率が上昇するため、画面が明るくなりすぎないように制御されています)。
GH-ELCG27WA-BKのHDR性能をテストした結果、Display HDR 400規格に合格できる程度の性能があると判明・・・。
HDR 400規格は合格できて当然の最低グレードに位置づけられます。HDR 400相当の性能があるからと言って、過度な期待はしないように。
あくまでも「HDR映像を表示できる」程度だと考えてもらって差し支えありません(※筆者はHDR 600やHDR 1000を実際に見ているので、HDR 400の非力さを理解してます)。
HDRモードで画面全体に白色を表示したときの明るさを、他のモニターと比較したグラフです。他のHDR 400対応モニターと並びます。
HDR時のコントラスト比(理論値)は1439:1です。今回のIGZO IPSパネルは意外と黒色が締まってます。
HDRコントラスト比i1 Pro 2で測定した結果 | |
---|---|
全画面 | 1439 : 1 |
10%枠 | 1438 : 1 |
3×3分割 | 1346 : 1 |
5×5分割 | 1346 : 1 |
7×7分割 | 1346 : 1 |
HDRコントラスト比を細かくテストした結果を掲載します。ワーストケースでも1000:1以上を維持できています。
正しい明るさを表示できるかをチェックする「EOTF」グラフはイマイチです。途中まで正常に追従するものの、一定の明るさで暗めに表示される傾向あり。
HDR時の色精度(Rec.2020)は至って普通です。最大ΔE = 8.0、平均ΔE = 6.39です。
色温度は6750K前後でやや寒色よりですが、日本人にとってはちょうど良いかもしれません。なお、Rec.2020規格で求められる基準はD65(6500K)です。
HDRモード時の消費電力電力ロガーコンセントで測定 | |
---|---|
白枠面積 | 消費電力 |
1 % | 41 W |
2.5 % | 41 W |
5 % | 41 W |
10 % | 41 W |
25 % | 41 W |
50 % | 41 W |
75 % | 41 W |
100 % | 41 W |
全白フラッシュ (※持続時間は2~3秒) | 41 W |
電源コンセント経由でHDRモード時の消費電力を測定しました。白面積の広さに関係なく40 W前後です。
IGZO液晶パネルは一般的な液晶パネル(= アモルファスシリコンTFT液晶)より、やや省エネな傾向があります。
明るさが約20%も低い「LG 27GN800-B(レビュー)」と比較して、約6 Wも消費電力が低く済んでいます。同じ明るさに調整すると約14 Wも削減でき、IGZOパネルの省エネ性が光ります。
GH-ELCG27WA-BKの開封と組み立て
ダンボールに「GREEN HOUSE GAMING」と印字された、簡素なパッケージで届きます。
分厚い梱包材でぎっしり、安心できる梱包状態です。
付属品 |
---|
|
充実した付属品です。映像ケーブルが2本付属します。別売りのケーブルは不要です。
最近のゲーミングモニターらしい、ツールレスフリーの組み立て工程です。スタンドのネジは指で回せます。プラスドライバーがなくても大丈夫。
まとめ:Sharp IGZO IPSパネルの実力は本物
「GH-ELCG27WA-BK」の微妙なとこ
- パネルの均一性は普通
- 平凡なコントラスト比
- 内蔵スピーカーなし
- 初期設定の色温度がズレてる
(かんたんに修正できます) - ゲーマー向け機能が皆無
「GH-ELCG27WA-BK」の良いところ
- 27インチでWQHD(ちょうどいい)
- 最大165 Hzに対応
- PS5で120 Hzに対応
- 広色域パネル(DCI P3で94%近い)
- 入力遅延が非常に少ない
- IPSパネルの割に応答速度が速い
- フル装備のエルゴノミクス(調整機能)
- Display HDR 400相当のHDR品質
- 画面の明るさの割には省電力
- メーカー3年保証
- コストパフォーマンスが高い
シャープ製IGZOパネルの実力を確かめるために、あえて購入してみた「GH-ELCG27WA-BK」ですが、予想通りの実力を確認できて嬉しいです。
前回レビューした「KEIAN KPGM270」と同じく、シャープ製IGZOパネルはNano IPSに迫る色域と互角レベルの応答速度を実現できています。
コントラスト比では完全にNano IPSを打ち負かし、消費電力の低さもIGZOパネルの目立った利点です。IGZOパネルの今後のライバルはNano IPSではなく、Fast IPS(AUO AHVA)です。
ただし、現状ではブランド力に大きな差があるのは否定できずIGZOパネルは過小評価されがち。おかげで性能に対して安く買えます。
参考価格 ※2023/5時点 | |
---|---|
Amazon 楽天 Yahooショッピング |
2023年5月時点で定価が約4万円です。タイムセール時に7000円割引クーポンが出たり、約3.2万円まで値下げされます。安くて高画質なWQHDモニターが欲しい方はウォッチリストに入れておきましょう。
引用元:https://www.rtings.com/discussions/fesOtWA2-2V8Gd6p/wait-what
おそらく同等のIGZOパネルを採用した「GIGABYTE M27Q」の測定レビューが海外で公開され、コミュニティの間で「待って・・・価格が高い上位モデルよりスコアが高いのはなぜ?」と、いい意味で驚かれたパネルです。
IGZOパネルの実力は本物です。
パネルオタクが指摘するであろう、BGR配列が問題なるパターンもほぼありません。BGR配列よりも、昨今流行りつつあるW-OLEDやQD-OLEDの方が明確にテキストフリンジが深刻です。
ましてやゲーミング用途でBGR配列に由来するフリンジを「認知」できる可能性は・・・、限りなくゼロです。
グリーンハウスの代替案(他の選択肢)
たまに楽天市場で19800円まで値下がりする「KEIAN KPGM270」が、主な代替案です。シャープ製IGZO IPSパネル搭載で、応答速度は3ミリ秒を切ります。
「LG 27GN800-B」も(一応)代替案として挙げられますが、性能面で劣っているので同じ値段でもあえて買う理由があるか・・・やや疑問です。
WQHDでおすすめなゲーミングモニター
最新のおすすめWQHDゲーミングモニター解説は↑こちらのガイドを参考に。
WQHDでおすすめなゲーミングPC【解説】
おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】
レビューお疲れ様です!
一つ気になったのですが、色域カバー率の紫色の三角形は何を表していますか?
4K HDR TV向けの超広色域規格「Rec.2020」です。Rec.2020カバー率も追記しました。
Rec.2020
恵安の19800円モニターがぶっ飛んでヤバいだけでこのモニターもいい感じなのね
そうです…恵安の19800円はホントにぶっ壊れてます。しかも恵安さん、今も「VAパネル」表記を修正しておらず、永遠に機会損失を続けている不憫なモニターです。
innocnの27G1Rってモニターを使ってるんですが、モニターの形状、OSDのメニュー画面とかそっくりですね。
(27G1RはVA、WQHD144Hzですが)
これもinnocnのOEMでしょうか。
innocnがOEM元かどうかは分からないですが、似たような同型モデルはたしかに多いですね。海外だとmonopriceというメーカーがGREEN HOUSEとそっくりです。
代替案として、
「たまに楽天市場で19800円まで値下がりする「KEIAN KPGM270」が、主な代替案です。シャープ製IGZO IPSパネル搭載で、応答速度は3ミリ秒を切ります。」
とありますが、当該製品のページでは「シャープ製IGZO VAパネル」となっています。
どちらが正しい表記ですか?
勝手な妄想ですが、KPGM270の方がこちらのパネルと比べて質が低いのでIPS表記が出来ないとか…
コントラストが大分低いですし
測定レビューを読んでくれれば分かりますが、KPGM270がVAパネルである可能性は限りなくゼロです。
VAパネルの割には
・視野角が広すぎ
・コントラスト比が低すぎ
・応答速度が速すぎる
・測定データがSharp IGZO IPS搭載モデル(Gigabyte M27Q等)に似ている
などなど。VAパネルではなく、IPSパネルを示唆するデータが得られています。
なぜ恵安さんが頑なにVAパネル表記を修正しないのか、謎は深まるばかり・・・です。
コメ主さん横から失礼します。
仮にIPSだとしても恵安のそれとは色域が違うようですが、IGZO IPSだからといっても同じでは無いのでしょうかね。
はじめまして。
本レビュー製品と、同じグリーンハウスより販売されているGH-GLCC27WA-BKに違いはあるのでしょうか?
後者は某家電量販店で常時3.1万円(3.4万円-10%ポイント)で販売されており、しかし保証は本製品よりも長い5年となっています。
もしパネル等同じならコスパ上位互換のように思いますので、気になりました。
保証期間と付属品が違うだけらしい
パネルはSHARP製IGZOらしい
自分で調べたわけじゃないので詳しくはぐぐってくれ
感謝!
HDR 400をメリットに数えるの、平成で終わっときましょ流石に
コイル鳴きの報告がいくつかあるモニターですが管理人さんのは大丈夫でしたか?
個体差なのかは分かりませんが
この機種はACアダプタがボロいのでコイル鳴きは仕様だと思っています。
自分のは購入直後は静かだったものもそう経たずにキュルキュル鳴きだしました。(電源OFF、スタンバイ時)
なので今は互換性のある「Dell E5 65W 7.4mm Barrel ACアダプター」に交換して使ってます。
一年くらい前にここのレビューでこの商品を買いました。もう今では在庫も少なく、もっとコスパが良いものが増えてますが…。
これタイプCケーブル端子が付いてるんですけど、これ挿すとスタンバイ時に変な音鳴るんですよね。そしてCケーブルで充電時には治まる。よくわからない症状です。