WQHD(2560 x 1440)で、240 Hz、DCI P3 98%、Display HDR 600、HDMI 2.1・・・。これでもかとWQHDで最高のスペックを詰め込んだゲーミングモニター「MOBIUZ EX270QM」が登場。
メーカーより検証機が送られてきたので、測定機材を使って徹底的にEX270QMの性能をレビューしました。
(公開:2022/11/10| 更新:2022/11/10)
「MOBIUZ EX270QM」の仕様とスペック
BenQ MOBIUZ EX270QM | |
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画面サイズ | 27インチ |
解像度 | 2560 x 1440 (※3840 x 2160も対応) |
パネル | IPS |
コントラスト比 | 1000 : 1 |
リフレッシュレート | 240 HzHDMI 2.1 : ~240 Hz / DP 1.4 : ~240 Hz |
応答速度 | 1 ms (G2G) |
光沢 | ノングレア |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
エルゴノミクス |
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主な機能 |
|
同期技術 | AMD FreeSync Premium Pro※G-SYNC互換も対応 |
スピーカー | 2.1 ch(2W x2 + 5Wウーファー)イヤホン(3.5 mm)端子あり |
主な付属品 |
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寸法 | 422 x 522~609 x 194 mm |
重量 | 5.5 kg(パネルのみ) 7.6 kg(スタンド含む) |
保証 | 3年 |
参考価格 | 130220 円($ 799.99) → 117090 円(ツクモ価格) |
- 製品ページ(benq.com)
「MOBIUZ EX270QM」は、最高スペックのWQHDゲーミングモニターです。
応答速度1ミリ秒の高速IPSパネルを搭載し、最大240 Hzのリフレッシュレートに対応。HDRはDisplay HDR 600認証を取得済み、マトモなHDR品質に期待できます。
量子ドットは搭載しませんが、DCI P3で約98%をカバーする広い色域しており、量子ドットモデルに極めて近い色の広さを表示できます。他のライバル製品とのスペック比較は以下の通りです。
比較 | EX270QM | XG27AQM | AW2723DF |
---|---|---|---|
リフレッシュレート | 240 Hz | 270 Hz | 280 Hz |
DCI P3カバー率 | 98% | 97% | 95% |
Display HDR | 600 | 400 | 600 |
HDMI | HDMI 2.1 | HDMI 2.0 | HDMI 2.0 |
暗所補正 | Black eQualizer Light Tuner | Shadow Boost | Night Vision |
彩度補正 | Color Vibrance | – | – |
残像低減 | ブレ削減 | ELMB Sync | – |
自動輝度 | あり(B.I.+) | – | – |
リモコン | あり | – | – |
内蔵スピーカー | 2.1 ch(treVolo) | – | – |
価格 | 130220円 ($ 799.99) | 約13.4万円~ ($ 699.99) | 約10.9万円~ ※セール時:8.7万円 ($ 649.99) |
EX270QMのスペック盛り盛り具合がよく分かります。
お値段はけっこう高いと感じるものの、同等スペックと比較すると意外と頑張っているようです。XG27AQMは完全におま国価格で、AW2723DFは・・・セール価格だとさすがに安いですね。
ふだんの価格で比較すると、AW2723DFに約2.1万円プラスで、DCI P3:98%やHDMI 2.1対応がついてくるイメージ。他にもBenQ独自のゲーマー機能や、リモコンや内蔵スピーカーなどMOBIUZならではの親切設計もメリット。
ライバルより値段が高い分だけ、相応の付加価値を備えたゲーミングモニターです。
本レビューで使用するレビュー機は、BenQ Japanより提供いただきました。なお、レビュー内容に対するガイドや指定はありません。ふだんのレビューと同じく、いつも通りの測定とデータに基づく比較を行います。
MOBIUZ EX270QMを開封レビュー
開封と付属品のチェック
MOBIUZロゴが入った赤ピンク基調のパッケージが到着。奥行き19 cm、高さ50 cm、幅83 cmの合計152 cm(160サイズ)です。
中身はゲーミングモニターの梱包によくある2段式で、1段目にパネル本体とモニターアーム、2段目に付属品が入っています。
付属品を収納する型抜きされた分厚い発泡スチロール梱包や、パネル本体を保護するポリ袋など、かなり厳重な梱包状況で安心です。
付属品は必要十分な内容です。
- USB 3.0 Type-Bケーブル
(USBハブ機能を使うのに必要) - HDMI 2.1ケーブル
- Display Port 1.4ケーブル
WQHDで240 Hzに対応した映像出力ケーブルが2本付属します。USBケーブルをパソコンとつなぐと、モニターのUSB 3.1 Type-A(2個)を使えるように。
MOBIUZ EX270QMは電源内蔵型ではなく、外付けの電源アダプターで電力を供給します。ごく一般的なミッキー穴の電源アダプターです。
プラスチック製のI/Oカバーです。モニター裏側にあるインターフェイスにつながる配線を隠して、スッキリとした印象にできます。
BenQ MOBIUZシリーズで定番の「リモコン」が付属します。
ほとんどのゲーミングモニターメーカーはリモコンは家電向けで、ゲーム機やPC向けには不要と考えているようですが、一度リモコンのあるモニターを使ってしまえば圧倒的な快適さに気づくはずです。
モニターに手を伸ばす必要なし。リモコンからポチポチとボタンを押すだけで、音量や画面の明るさ、映像モードや色のカスタマイズまで。すべての設定がリモコン1台で完結します。
モニター裏面の5方向ボタンを忙しくカチャカチャと操作する必要がなくなります。
組み立てはシンプル
MOBIUZ EX270QMの組み立ては他のゲーミングモニターと同じく、シンプルで簡単なドッキング方式です。
モニター本体にスタンドを挿し込み、
スタンドを取り付けて土台のネジを固定します。ネジに指で回せるフックが付いているので、プラスドライバーは不要です。
MOBIUZ EX270QMの組み立て完了。ツールレス(道具不要)なデザインのおかげで、組み立ては3分くらいで終わります。いつもどおり簡単です。
デザインと外観(写真)
クリックすると拡大します | |
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シルバー色でやや金属っぽい表面加工が施された、プラスチック製の外装です。シュッとした線のデザインでスタイリッシュな印象に仕上がっています。
別売りのモニターアームを固定するのに使う「VESAマウント」は、スタンダードな100 x 100 mm規格です。
スタンドを含まない重量は約5.5 kgですので、エルゴトロンOEMのAmazonベーシックモニターアームで軽々と持ち上げられます。
パネルの表面加工は、目が疲れにくい「ノングレア」を採用。
ベゼル幅は6 mmと27インチとしてはかなりスリムなベゼル幅です。モニターを横に並べるマルチディスプレイ環境に適しています。
インターフェイス類
モニター本体の裏側から、各種インターフェイスにアクセスできます。
インターフェイスは全部で8個。
- 電源アダプター
- HDMI 2.1(240 Hz)
- HDMI 2.1(240 Hz)
- Display Port 1.4(240 Hz)
- ヘッドホン端子(3.5 mm)
- USBアップストリーム
- USB 3.1 Type-A
- USB 3.1 Type-A
- 電源アダプター
映像出力端子はHDMI 2.1(WQHD@240 Hz)が2つ、Display Port 1.4(WQHD@240 Hz)が1つです。
USB 3.1 Type-Aコネクタはマウスやキーボード、USB接続の外付けスピーカーを使えます。
画面中央下にボタンが配置されています。
- ルーピングボタン
(入力切替) - 5方向ボタン
- 電源ボタン
以上です。
ゲーミングモニターでもっぱら主流の5方向ボタンで、設定がサクサクと進みます。右スライドで設定の確定ができる便利なタイプです。
画面右側にあるボタンはHDRモードを切り替えるボタンです。リモコンがあるので出番ないです。
内蔵スピーカー「treVolo」の音質
EX270QMの内蔵スピーカーはtreVoloスピーカーシステム(2.1 ch)を搭載。太いベゼルの中に出力2 Wのフルレンジドライバを2台(※下方向ではなくこちらに向かって)搭載。
モニター裏側に出力5 Wのサブウーファーを搭載します。
ゲーミングモニターの内蔵スピーカーとしては良い音質です。3000円台のUSBスピーカー並の音量と、量感のある音が出てくるので、あまり音にこだわってない人からすると十分な音質に感じやすいです。
- FPS
- RCG
- SPG
- シネマ
- ライブ / ポップ
設定から5つのサウンドプロファイルを選べます。デフォルト設定の「ライブ / ポップ」は低音やや少なめで、高音から中音域のバランスを意識したチューニングです。
「FPS」や「RCG」などゲーム系のプロファイルは、中低音を重視して、低音と高音を弱く出力するので若干スカスカな音質傾向です。
「シネマ」はゲーム音質で意図的に抜いている高音と低音をちゃんと強調して、全体的にバランスの良い音質にチューニングされています。ただ、ちょっと低音が強すぎる気がします。
エルゴノミクスをチェック
リフト(昇降機能)は10 cmです。下の方までグイグイと下げられるので、目がラクな見下ろす角度に調整できます。
左右スイベル(首振り)は15°対応で、左右あわせて30°の首振りが可能です。
前後チルト(角度調整)は、上方向へ15°、下方向へ-5°まで対応。
- チルト(前後):+15 ~ -5°
- リフト(昇降):100 mm
- スイベル(首振り):左右15°
- ピボット(垂直):なし
おおむね充実のエルゴノミクスです。
解像度とリフレッシュレート
HDMI 2.1またはDisplay Port 1.4でパソコンに接続すると、最大で3840 x 2160(4K)まで解像度を選べます。
4K表示はドットが潰れて表示されるため、あまり美しく無いです。PS5の4Kダウンスケーリングに対応した結果、パソコンでも4Kを選べる状態です。
リフレッシュレートは2560 x 1440(WQHD)で最大240 Hzまで対応。3840 x 2160(4K)表示時は最大120 Hzまでです。
ゲーム機「PS5」ではフルHD ~ WQHD@120 Hz または 4K@60 Hzを表示できます※。HDR表示も対応。
※WQHD表示はPS5のファームウェアをアップデートする必要あり。なお、WQHD表示に対応していないゲームタイトルがあり、PS5のネイティブWQHD対応はまだまだ不完全です。
EX270QMはWQHDゲーミングモニターとして非常に珍しいHDMI 2.1搭載機ですので、「PS5 VRR」をサポートします。
MOBIUZ EX270QMの画質をテスト
MOBIUZ EX270QMの画質を、専用の機材を使ってくわしくテストします。
色の見え方は個人差が大きいです。だから、ちもろぐのゲーミングモニターレビューでは、ちゃんとした機材で測定して客観的に性能をチェックしてます。
パネルタイプは「IPS」です。
スペクトラムグラフを見ると、青色がピンッと鋭く、緑色は他よりやや高さが低め。赤色は山の中腹に凹みが見られます。典型的な「KSF蛍光体」を使った広色域IPSパネルによく見られるパターンです。
コントラスト比が標準設定で2000を超えているため、消去法でNano IPSではないと判断できます(※Nano IPSはコントラスト比がとても低い)。
Nano IPSでなければ、台湾AU Optronicsの「AHVA」パネルの可能性が高いです。AHVAの特徴は広い色域と1000:1以上のコントラスト比です。
色の正確さとコントラスト比
モニターの性能でかなりの人が気にしているのが「パネルの発色」です。発色の良さは正しくは「色の正確さ」と呼ばれ、規格どおりの色が出ているかどうかを「色差(ΔE)」という単位で表現します。
ΔEが平均値で2.0以下なら「正確」です。
色の正確さ(発色の良さ)※クリックで画像拡大します | |
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グレースケール | カラー |
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コントラスト比 | ガンマ |
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MOBIUZ EX270QMの色精度は割りと合ってます。グレーの正確さはΔE = 2.38でそこそこ正確、カラーの正確さも3.0超えですが日常的な使い方でほとんど問題ないレベル。
初期設定(RPGモード)の時点でそれなりに色が合っているため、こだわりがなければそのままの設定で使って大丈夫です。
色温度は6560Kで理想の6500Kから若干ズレているものの、気持ちほんのちょっとだけ寒色よりに見えるだけです。
なお、色の正確さを重視する方は「sRGB」モードを有効化してください。グレーとカラーどちらもΔEが2.0未満に収まり、キャリブレーション不要なレベルで正確です。
画面の明るさ(輝度)
初期設定のまま、OSDからモニターの明るさを10%ずつズラして画面の明るさ(輝度)を測定しました。
一番暗い状態(0%設定)で「66.3 cd/m2」、最大設定(100%設定)で「388.2 cd/m2」、カタログスペックの最大400 cd/m2(SDR輝度)に迫る明るい画面です。
設定値17%で目にちょうど良いとされる「120 cd/m2」です。
なお、残像を低減する「ブレ削減」機能を使うと、画面の明るさが300 cd/m²前後まで下がります。体感で3割くらい暗くなるイメージですが、300 cd/m²もあればFPSゲームに十分です。
色域カバー率
色域カバー率 | ||
---|---|---|
規格 | CIE1931 | CIE1976 |
sRGBもっとも一般的な色域 | 100% | 100% |
DCI P3シネマ向けの色域 | 95.6% | 97.6% |
Adobe RGBクリエイター向けの色域 | 86.5% | 92.4% |
表示できる色の広さを「色域カバー率」と呼び、ゲーミングモニターの画質をあらわす指標として使われています。
MOBIUZ EX270QMの色域カバー率は、もっとも一般的な規格「sRGB」で100%をカバー。HDRコンテンツで重要なシネマ向けの規格「DCI P3」を97.6%カバーします。
メーカー公称値のDCI P3:98%カバーはおおむね約束通りです。
パネルの均一性
「均一性」は要するに同じ色を表示したときの「色ムラ」の程度です。
グレー(5%)の均一性は問題なし。本当にごくわずかにパネルの四隅が明るいですが、実際の使用シーンでまったく目立たないです。
もっと明るいグレー(50%)の均一性は普通、パネルの四隅に近いほど明るさが下がってしまう「IPSグロー」が出ています。ゲーム向けのIPSパネルでは価格を問わず、IPSグローが出現します。
同じ色を表示させたときだけ、画面の右側がやや暗くなる傾向が見られますが、実際のシーンで気になるほどの色ムラではありません。画面の中央を見つめつづけるFPSゲームだと、なおさらIPSグローは気にならないでしょう。
IPSパネルで視野角は広い
IPSパネルは視野角が広いです。角度がズレても色はあまり変化しません。(参考:液晶パネルの違いを解説するよ)。
フリッカーフリーの動作検証
画面の明るさを25%ずつ変更しながら、オシロスコープを使ってフリッカーの有無を測定したグラフです。
グラフを見ての通り、明るさ設定に関係なく、常に横一直線な安定した明るさが出ています。公式サイトに「TÜV Rheinland has certified the EX270QM Flicker-free」と記載しているとおり、きちんと完璧なフリッカーフリーです。
MOBIUZ EX270QMの応答速度をテスト
↑こちらの記事で紹介している方法で、MOBIUZ EX270QMの「応答速度」を測定します。
ゲーミングモニターの公称値はまったくアテにならないので、測定機材できちんと測らないと本当の応答速度は分かりません。
リフレッシュレートの動作チェック
応答速度の前に、リフレッシュレートがちゃんと出ているかどうか「UFO Test」を撮影してチェック。
スライダーショット(追尾撮影)で残像を撮影します。リフレッシュレートが上がるにつれてUFOのりんかくがハッキリと映り、残像が減っているのが分かります。
定点撮影も問題なし。リフレッシュレートが高いほど、UFOの数が増えています。
120 Hz時の応答速度
「120 Hz」はPS5やXbox Series Xでゲームをする方に重要です。なぜなら、PS5 / Xbox Series Xは最大120 Hzまで対応で、144や240 Hzに対応していません。
リフレッシュレートを120 Hz、オーバードライブ「AMA : 1(初期設定)」に設定して、応答速度を計測します。
EX270QMの応答速度120 Hz / オーバードライブ:1 | |
---|---|
平均値 | 3.76 ms |
最速値 | 2.91 ms |
最遅値 | 5.73 ms |
明るく | 3.80 ms |
暗く | 3.72 ms |
応答速度 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 3.78 ms | 4.12 ms | 4.43 ms | 4.41 ms | 3.78 ms |
50 | 3.43 ms | – | 3.59 ms | 4.25 ms | 4.19 ms | 3.65 ms |
100 | 5.73 ms | 3.28 ms | – | 3.75 ms | 3.76 ms | 3.52 ms |
150 | 2.91 ms | 3.88 ms | 3.33 ms | – | 3.50 ms | 3.18 ms |
200 | 3.22 ms | 3.90 ms | 3.76 ms | 3.20 ms | – | 3.10 ms |
255 | 3.60 ms | 4.22 ms | 4.49 ms | 3.67 ms | 3.24 ms | – |
エラー率 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 0.0 % | 17.3 % | 11.7 % | 6.0 % | 0.0 % |
50 | 0.0 % | – | 22.9 % | 12.2 % | 7.5 % | 0.0 % |
100 | 10.0 % | 13.4 % | – | 14.7 % | 8.7 % | 0.0 % |
150 | 4.1 % | 4.3 % | 14.9 % | – | 10.2 % | 0.0 % |
200 | 0.0 % | 0.0 % | 4.5 % | 13.4 % | – | 4.7 % |
255 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 8.8 % | 13.5 % | – |
120 Hz(オーバードライブ:1)の応答速度は、平均「3.76 ミリ秒」です。3ミリ秒台だと、UFOのりんかくがまぁまぁくっきりと見えます。
IPSパネルで3ミリ秒台の応答速度はかなり速いクラスです。原神やエルデンリングのようなオフゲーは当然ながら余裕で、ApexやフォートナイトなどFPSタイトルも快適にプレイできます。
240 Hz時の応答速度
リフレッシュレートを240 Hz、オーバードライブ「AMA:1(初期設定)」で応答速度を計測します。
EX270QMの応答速度240 Hz / オーバードライブ:1 | |
---|---|
平均値 | 3.03 ms |
最速値 | 2.34 ms |
最遅値 | 3.95 ms |
明るく | 3.07 ms |
暗く | 2.99 ms |
応答速度 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 2.55 ms | 4.47 ms | 4.64 ms | 4.53 ms | 3.47 ms |
50 | 3.44 ms | – | 4.47 ms | 4.86 ms | 4.31 ms | 3.40 ms |
100 | 2.16 ms | 3.17 ms | – | 4.20 ms | 4.14 ms | 3.13 ms |
150 | 2.37 ms | 3.34 ms | 3.69 ms | – | 3.87 ms | 3.04 ms |
200 | 2.53 ms | 3.41 ms | 4.09 ms | 3.61 ms | – | 2.95 ms |
255 | 2.73 ms | 3.48 ms | 4.10 ms | 3.69 ms | 2.93 ms | – |
エラー率 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % |
50 | 0.0 % | – | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % |
100 | 0.0 % | 0.0 % | – | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % |
150 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | – | 0.0 % | 0.0 % |
200 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | – | 0.0 % |
255 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 9.6 % | – |
240 Hz(オーバードライブ:1)の応答速度は、平均「3.03 ミリ秒」です。
120 Hz時より約0.7 ミリ秒速くなりました。リフレッシュレートが高い分だけ、ホールドボケも見えづらくなり、UFOのりんかくがクッキリ鮮明に映ります。
次は、オーバードライブを使ってどこまで応答速度が改善されるかチェックします。
オーバードライブのおすすめ設定
MOBIUZ EX270QMのオーバードライブ機能は「AMA:0」「AMA:1」「AMA:2」「AMA:3」の4段階です。
初期設定の「1」が一番エラー率と応答速度のバランスが良いです。とりあえず迷ったらオーバードライブ機能は「1」のままで大丈夫。
もう少し応答速度を速くしたいなら「2」がおすすめですが、平均エラー率が約23%もあり、プレイシーンによって若干にじみが目立ちます。
「3」設定だと平均2ミリ秒でTNパネル並の応答速度に、ただしエラー率が40%を超えていて逆残像やにじみがハッキリと見えます。実用性を考えると使えるのは「2」までです。
参考例として、平均エラー率25%のUFO画像を掲載します。画像を見ての通り、UFOのりんかくが「滲む」ように見えます。このにじみが「逆残像(英語ではCorona、artifactsなど)」と呼ばれる現象です。
本来、残像感を軽減するためのオーバードライブ機能なのに、エラーが発生すると逆に残像が発生します。パネル本体の品質、メーカーのパネル制御技術の実力差など。エラーが発生する原因はいろいろとあります。
応答速度の比較
ちもろぐで検証した他のゲーミングモニターとの比較をまとめます。比較できるデータはかなり増えていて、MOBIUZ EX270QMの応答速度がどれくらいの位置づけなのかが、客観的に分かりやすいです。
240 ~ 360 Hzのゲーミングモニターで比較しました(※上位2つはOLEDパネルの参考例として掲載)。
MOBIUZ EX270QMの平均3.03ミリ秒は、IPSパネルを使った240 Hzゲーミングモニターとしては上位の性能です。応答速度の速さに定評があるNano IPS以上の性能を、AU OptronicsのAHVAパネルで可能に。
入力遅延をチェック
「Raspberry Pi 4」を使ったカスタム入力遅延テスターを使って、MOBIUZ EX270QMの入力遅延をテストします。
60 Hz時の入力遅延が19.0ミリ秒で、目標の16ミリ秒をやや上回っています。120 Hz時の入力遅延は10.1ミリ秒で問題ないですが、最近のゲーミングモニターと比較するとやや遅いです。
他のゲーミングモニターと比較します。ほとんどのゲーミングモニターは16 ミリ秒を下回ります。16 ミリ秒を超えるモニターはまれです。
EX270QMの60 Hz入力遅延が遅い原因は今のところ不明。おそらく、今後のファームウェアアップデートで改善されると思います。
MOBIUZ EX270QMの機能性をチェック
OSD(On Screen Display)の内容
リモコンを使って、モニターの設定(On Screen Display)を変更できます。順番に紹介します。
リモコンだけで設定がすべて完結します。便利すぎです。
クイックメニューに表示される項目は設定から自由にカスタマイズ可能です(下3つのみ)。
たとえば初期設定では3番目にあまり出番のない「AMA」が表示されていますが、設定から「Black eQualizer」や「色の鮮明さ(Color Vibrance)」に変更できます。
暗いところを明るくする「Black eQualizer」
BenQモニターで特に有名な機能が「Black eQualizer」です。白潰れや黒潰れを抑えつつ、暗い部分だけをいい具合に明るくできます。
RPG向けの暗所補正「Light Tuner」
「Light Tuner」はMOBIUZシリーズで使える暗所補正機能です。Black eQualizerより細かい20段階の調整ができます。
効果はBlack eQauliezrと同じく、かなり実用的。暗いシーンの多いDead by Daylightで使ってみると、確かに効果てきめんです。
MOBIUZ EX270QMでは、「RPG」「レーシング」「ゲームHDRi」「シネマHDRi」の4つのモードで使用可能です。
色を強調する「Color Vibrance」
「Color Vibrance」は、色の鮮やかさを強調する機能です。彩度の調整とは少し違った機能で、ReShadeで有名な「HDR」や「Technicolor 2」と似たような画像処理を、モニター側のハードウェア機能でこなしてくれます。
チート対策ソフトの影響でReShadeが使えないゲームでも、Color Vibranceがあれば、好みに合わせて見やすい色の鮮やかさにできます。
Dead by Daylightのように画面が暗くて色数が少ないゲームだと、うまく機能しやすいです。サバイバーの赤い姿、キラーが通った後に残るエンティティの爪痕など、目印になるオブジェクトの視認性が改善します。
9個ある「プリセットモード」をチェック
「プリセットモード」はモニター側に最初から保存されているプロファイルです。MOBIUZ EX270QMには、全9種類のプリセットモードが用意されています。
9種類あるプリセットモード | |
---|---|
FPS | FPSゲーム向け / やや寒色で白っぽい設定 |
RPG | RPG向けの最適化された鮮やかな設定 |
レーシング | レースゲーム向け / FPSモードより鮮やか |
sRGB | sRGB規格に準拠した設定 |
M-Book | MacBookと接続する用の設定 |
ePaper | 電子書籍向け(ブルーライト少ない) |
ゲームHDRi | 高コントラストなHDR + 画面の明るさと色温度をリアルタイムに調整 |
シネマHDRi | HDR + 画面の明るさと色温度をリアルタイムに調整 |
Display HDR | Display HDRに準拠した設定(明るさと色温度の自動調整なし) |
好みに合わせて「RPG」「FPS」「レーシング」あとは「HDR」を使い分けます。好みに合う設定がない場合は、プリセットモードをカスタムに切り替えて自分好みに設定してください。
参考までに、色温度が6500K(= 赤すぎず青すぎないちょうど良い白色)に最初から合っているモードは「RPG(デフォルト設定)」です。画面の輝度を上げ下げしても、おおむね6500K前後を維持します。
「ブレ削減」の効果を検証
残像を少なく見せる機能はBenQの「DyAc」が有名です。EX270QMはDyAc非対応モデルですが、実は「ブレ削減」という名前の残像低減機能がひっそり実装されてます。
ブレ削減を使うとUFOのりんかくがクッキリ映ります。ただし、BenQの独自機能「DyAc(Dynamic Accuracy)」ほどキレのある感じはしません。
モニター | フレーム更新時間 | 黒挿入時間 | 比率 |
---|---|---|---|
DyAc+ (BenQ XL2546K) | 4.17 ミリ秒 | 3.47 ミリ秒 | 83.3% |
DyAc (BenQ XL2411K) | 6.94 ミリ秒 | 5.76 ミリ秒 | 82.9% |
DyAc+ (BenQ XL2746S) | 4.17 ミリ秒 | 3.44 ミリ秒 | 82.6% |
ELMB (ASUS VG28UQL1A) | 6.06 ミリ秒 | 4.62 ミリ秒 | 76.2% |
ブレ削減 (BenQ EX270QM) | 4.17 ミリ秒 | 3.16 ミリ秒 | 75.9% |
ULMB (ASUS PG259QN) | 4.17 ミリ秒 | 3.08 ミリ秒 | 73.9% |
MPRT (MAG274QRF-QD) | 6.06 ミリ秒 | 4.31 ミリ秒 | 71.2% |
ブレ削減 (BenQ EX2510S) | 6.06 ミリ秒 | 4.24 ミリ秒 | 70.0% |
ブレ削減 (BenQ EX3210U) | 6.94 ミリ秒 | 4.80 ミリ秒 | 70.0% |
ブレ軽減 (BenQ EX2710R) | 6.06 ミリ秒 | 4.23 ミリ秒 | 69.8% |
MBR (LG 24GN600-B) | 6.94 ミリ秒 | 4.72 ミリ秒 | 67.9% |
ELMB Sync (ASUS VG279QM) | 4.17 ミリ秒 | 2.54 ミリ秒 | 61.0% |
MPRT (Pixio PX247) | 6.94 ミリ秒 | 2.50 ミリ秒 | 36.0% |
残像が見えなくなる機能は基本的に「黒挿入」と呼ばれる技術を使っています。フレームを更新するたびに、真っ黒なフレームを1枚挟んで脳を錯覚させ、残像を見えづらくする仕組みです。
効果の大きさは黒挿入の時間でだいたい決まります。EX270QMのブレ削減モードだと、1フレームあたり約76%が黒挿入の時間でした。
DyAcの80%台より低いですが、従来のブレ削減モードより黒挿入の時間が長めに改善されています。体感的には普通のDyAcにかなり近いレベルで悪くないです。
「ブレ削減」モード有効時の画面の明るさはかなり実用的です。輝度100%で300 cd/m²も明るさが維持されていれば、たいていのゲームで不自由しないですし、明るすぎると感じる人もいるかも。
MOBIUZ EX270QMの「HDR」をテスト
実際にHDRコンテンツを見てみよう
「Morocco 8K HDR」と、4K HDR対応の「天気の子(4K Ultra BD)」にて、MOBIUZ EX270QMのHDR映像を見てみます。
さすがに「Display HDR 600」認証を取っているだけあって、色が豊富であざやか、明るいハイライトのシーンは600 cd/m²超えの明るさで表示されています。
低価格なDisplay HDR 400モニターと比較すると、HDR表示性能の違いは明らか。
色域が狭くて輝度が暗いモニターだと「色あせたようなHDR」に見えますが、Display HDR 600クラスなら十分に見られるレベルのHDRを表示可能です。
HDR性能の測定と比較
MOBIUZ EX270QMのHDR性能i1 Pro 2で測定した結果 | |
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全画面輝度 | 706.3 cd/m2 |
ピーク輝度 | 706.3 cd/m2 |
黒色輝度 | 0.04 cd/m2 |
コントラスト比 | 23543 : 1 |
DCI P3色域 | 97.6 % |
色深度 | 10 bit(240 Hz)HDMI 2.1 または DP 1.4 |
「優れたHDR性能」を初心者さんに分かりやすく説明すると
- 明るさ:明るいほど良い(超ハイエンド機なら1000 cd/m2超)
- 黒色:無点灯に近いほど良い(0.1 cd/m2以下なら実用上は十分)
- コントラスト比:高いほど良い(5000 : 1以上で実用上は十分)
- 広色域:DCI P3が広いほど良い(DCI P3なら90%以上は欲しい)
めちゃくちゃ明るくて、暗い部分はちゃんと真っ暗。さらに表示できる色も広い。これらの条件を満たしているなら「高性能なHDR」で、高性能なHDR性能を持つモニターは基本的にDisplay HDR規格を取得しています。
HDR 600以上なら、まずハズレなし。HDR 1000やHDR 1400を取得しているモニターは超ハイエンド機です。
なお、有機ELパネルは特性上、HDR性能を伸ばせないので注意してください(※有機ELは画面を明るくするほどパネルの故障率が上昇するため、画面が明るくなりすぎないように制御されています)。
EX270QMのHDR性能をチェックしました。輝度はピーク・全画面ともに700 cd/m²オーバーでとても明るい色を表示できます。
ローカル調光(Local Dimming)技術のおかげで、理想的な条件がそろうと黒色が0.04 cd/m²(ほぼ無点灯)まで締まり、HDRコントラスト比が20000:1を突破します。
HDRコンテンツに必要なDCI P3色域は約98%をカバー。色深度は240 Hzまで10 bitで表示可能。Display HDR 600認証に必要な性能をすべて満たしているのが分かります。
HDRモードで画面全体に白色を表示したときの明るさを、他のモニターと比較したグラフです。
ちもろぐで最近レビューしたHDR 600モニターの中で、EX270QMが一番明るいです。
HDR時のコントラスト比(理論値)は23543:1ですが、ローカル調光のゾーン分割数が少ないため、実際の使用シーンでは1700~2000:1前後(黒色が0.36~0.40 cd/m²)に落ち着きます。
HDR輝度の変化もチェック。ローカル調光のゾーンあたり出力がやや低いのか、白色領域が1%だと345 cd/m²しか輝度が出ません。
4%で600 cd/m²台まで明るさが上昇し、9%以上で700 cd/m²前後の明るさで安定します。1%しか白色が表示されないシーンはそれほど多くないため、特に問題なし。
おおむね、一貫して700 cd/m²程度の明るさを表示可能です。
「EOTF」グラフは途中からキレイに追従できます。黒色から暗いグレーの部分は「無点灯」になってしまい、正しく表示できないようです。
HDR時の色精度(DCI P3)はそこそこ。最大ΔE = 8.5、平均ΔE = 5.71で実用上大きな問題はありません。クリエイティブな用途(HDR動画の制作など)では、キャリブレーションが必要です。
「ゲームHDRi」と「シネマHDRi」は、HDRモードにB.I.+(ブライトネスインテリジェンスプラス)がくっついた機能です。
B.I.+はモニターのベゼルに付いている照度センサーを使って、周囲の明るさや色温度に合わせて画面の明るさと色温度を調整する機能です。
周りが暗いなら画面の輝度も合わせて下げ、周りが寒色(暖色)なら画面の色温度を寒色(暖色)に調整します。いわゆる「目に優しい」系ですが、HDRコンテンツとの相性はあまり良くないです。
HDRコンテンツを普通に楽しみたい場合は「Display HDR」モードをおすすめします。
まとめ:現行最強クラスのWQHDゲーミングモニター
「MOBIUZ EX270QM」の微妙なとこ
- パネルの均一性は普通
- 「B.I.+」機能は好みが分かれる
- やや派手な色づくり(ΔEは3以上)
- ローカル調光はエッジライト方式
- 「ブレ削減」はやや画面が暗い
- 60 Hz時の入力遅延が大きい
- 国内販売価格が高い
「MOBIUZ EX270QM」の良いところ
- 27インチでWQHD(ちょうどいい)
- 最大240 Hzに対応
- PS5で120 Hzに対応
- WQHDで珍しい「HDMI 2.1」搭載
- 4Kダウンスケール機能あり
- 広い色域(DCI P3で98%)
- sRGBモードの色が正確(ΔE < 2.0)
- 120 Hz以上の入力遅延はOK
- 応答速度がとても速い(IPSパネルで)
- 高画質なHDR(Display HDR 600)
- 実用的で充実なゲーマー向け機能
- 残像感を軽減する「ブレ削減」
- 「リモコン」が便利すぎ
- 必要十分なエルゴノミクス
- 平均以上の内蔵スピーカー
- 3年保証
「EX270QM」はPCゲーマーからコンソールゲーマーまで、あらゆるニーズに対応した万能型WQHDゲーミングモニターです。価格がかなり高いですが、ライバル機には無い魅力が揃っています。
- HDMI 2.1
- PS5にフル対応
- DCI P3カバー率98%
- Display HDR 600(700 cd/m²超)
- 内蔵スピーカーの音質がいい
- BenQ独自の強力なゲーマー機能
- 便利すぎる「リモコン」
MOBIUZシリーズならではのリモコン、treVoloスピーカー、Light Tunerやブレ削減などBenQ独自の役立つゲーマー機能などなど。基本スペックに加えた付加価値が多いです。
特に「HDMI 2.1」対応はWQHDモニターとしては異例。2560 x 1440で240 Hzを出すだけならHDMI 2.1はいらないです。でもHDMI 2.1を使えば「PS5 VRR」に対応できます。
PCゲーマーからコンソールまで幅広く対応し切るのが、ある意味MOBIUZシリーズの使命です。多少コストがかかっても、BenQは互換性の高さを重視するスタイルだと分かります。
なお、BenQの公式販売価格は130220円です。決して安くはない価格設定ですが、EX270QMはWQHDゲーミングモニターで最高峰のスペックと豪華なハードを備えています。
WQHDゲーミングモニターでトップクラスに高い価格を、ある程度正当化できるだけの性能と価値を提供できています。
以上「MOBIUZ EX270QMレビュー:WQHDゲーミングモニターの最高峰【700cd/m²超】」でした。
- MOBIUZ EX270QM(ツクモ通販)
WQHDでおすすめなゲーミングモニター
最新のおすすめWQHDゲーミングモニター解説は↑こちらのガイドを参考に。
WQHDでおすすめなゲーミングPC【解説】
おすすめなゲーミングモニター【まとめ解説】
電源アダプターが2つ書いてあります
性能がいいのはわかるんですが値段が高いので・・・。
EX2710Qの購入を考えてしまう。
せっかくローカル調光を導入してHDR600認証とれるようにしたんだから、
240Hzでなく量子ドットとか映像美方面に振っとけばよかったと思う機種
同感です。ゲーミング用途はセールストークをしやすいのかもしれませんが、目が疲れないとか色が正確とか、高精細な絵を楽しむ方向での需要もあると思うのです。
値段的にEX3210Uが買えるくらいの金額なのがネックですかね
WQHDの240hzに価値を感じるかどうか
EIZOのようにDPのホットプラグ対策が取られているが気になる
そこまで完璧なら10年戦えるディスプレイになりえるから13万出してもいいと思えるんだけどね
分かりやすいレビューありがとうございます。いつも拝見しております。
PS3といった古いゲームをプレイするとやはりEX270QMの様なハイエンドモニターでも
“粗さ”は目立つものでしょうか。設定で少しでも追い込めるといいのですが・・・。
ご意見を頂けますと幸いです。
これとASUSのPG27AQNで迷ってるんですよねー
昔出てたZOWIEブランドの方のTN27インチWQHDの240hz再販
でもいいのですが
リモコン便利なんですよね、有るやつ使っちゃうと抜けられない
P3カバー率98%を謳うこのモニターなら色の正確性はP3と比べるべきです。sRGBをリファレンスとしたときsRGBモードにするとΔEが小さくなるのは当たり前です。またWindowsはデフォルトでカラープロファイルをあててない場合HDR有効時、モニターの色域はRec.2020と仮定するので、色の正確性を測るときはDCI P3ではなくRec.2020と比較するべきです。
スペック表にg-sync対応の記載がないのですが、g-syncに対応してるんでしょうか?
kakaku.comのクチコミに電源オフ時にモニタの上部から異音がするってのがあったな
まあはずれ引いただけなんだろうけど
自分が購入した2023年1月生産品はパネルがLGのLM270WQB-SSA1でした