人気だったCore i5 12400(F)の後継モデル、Core i5 13400(F)をレビューします。400グレードのCore i5で過去もっともコア数が多い、10コア16スレッドを搭載。なかなかパワフルなスペックですが、Alder Lake設計を踏襲したために同価格帯を相手にやや手こずる展開も・・・。
(公開:2023/3/31 | 更新:2023/3/31)
今回のレビューで使用する「Core i5 13400」は、インテルの提携代理店がAmazon.co.jpで注文して筆者の住所に直送してもらった市販品です。
もちろん、以前のレビューと同じくレビュー内容に関して、ベンチマークソフトの指定や使用機材の要望(例:DDR5-6000メモリの強要等)は一切ありませんでした。引き続き、コスパの良いIntel Z690 + DDR4プラットフォームにてテストを行います。
Core i5 13400の仕様とスペック
CPU | Core i5 13400 | Core i5 12400F | Ryzen 5 7600X |
---|---|---|---|
ロゴ | |||
世代 | 13th Raptor Lake S | 12th Alder Lake S | 5th Zen 4 |
プロセス | Intel 7 (Intel 10 nm ESF) | Intel 7 (Intel 10 nm ESF) | TSMC N5 (TSMC 5 nm FinFET) |
TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | ソルダリング |
ソケット | LGA 1700 | LGA 1700 | Socket AM5 |
チップセット | Intel 600 / 700 | Intel 600 / 700 | AMD 600 |
コア数 | 10 | 6 | 6 |
スレッド数 | 16 | 12 | 12 |
ベースクロック | 2.50 GHz | 2.50 GHz | 4.70 GHz |
ブーストクロック | 4.60 GHz | 4.40 GHz | 5.30 GHz |
内蔵GPU | UHD 730 | なし | Radeon Graphics(2CU) |
GPUクロック | 300 ~ 1550 MHz | – | 2200 MHz |
TDP | 65 W / 154 W | 65 W | 105 W / 142 W |
MSRP | $ 221 | $ 174 | $ 299 |
参考価格 (2023年3月時点) | 32780 円(無印) 28780 円(F版) | 24800 円 | 33680 円 |
CPU | Core i5 13400 | Core i5 12400F | Ryzen 5 7600X |
---|---|---|---|
世代 | 13th Raptor Lake S | 12th Alder Lake S | 5th Zen 4 |
プロセス | Intel 7 (Intel 10 nm ESF) | Intel 7 (Intel 10 nm ESF) | TSMC N5 (TSMC 5 nm FinFET) |
TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | ソルダリング |
ソケット | LGA 1700 | LGA 1700 | Socket AM5 |
チップセット | Intel 600 / 700 | Intel 600 / 700 | AMD 600 |
コア数 | 10 | 6 | 6 |
スレッド数 | 16 | 12 | 12 |
ベースクロック | 2.50 GHz | 2.50 GHz | 4.70 GHz |
ブーストクロック | 4.60 GHz | 4.40 GHz | 5.30 GHz |
手動OC | 不可 | 不可 | 可能 |
L1 Cache | 864 KB | 480 KB | 384 KB |
L2 Cache | 9.5 MB | 7.5 MB | 6 MB |
L3 Cache | 20 MB | 18 MB | 32 MB |
対応メモリ | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-5200 |
チャネル | x2 | x2 | x2 |
最大メモリ | 128 GB | 128 GB | 128 GB |
ECCメモリ | 不可 ※Intel W680のみ可 | 不可 | U-DIMMのみ |
PCIeレーン | Gen5 + Gen4 | Gen5 + Gen4 | Gen5 |
16 + 4 | 16 + 4 | 24 | |
レーン構成 | 1×16 + 4 | 1×16 + 4 | 1×16 + 1×4 + 1×4 |
2×8 + 4 | 2×8 + 4 | 2×8 + 1×4 + 1×4 | |
– | – | 1×8 + 2×4 + 1×4 | |
内蔵GPU | UHD 730 | なし | Radeon Graphics(2CU) |
GPUクロック | 300 ~ 1550 MHz | – | 2200 MHz |
TDP | 65 W / 154 W | 65 W | 105 W / 142 W |
MSRP | $ 221 | $ 174 | $ 299 |
参考価格 (2023年3月時点) | 32780 円(無印) 28780 円(F版) | 24800 円 | 33680 円 |
「Core i5 13400」は、第13世代Raptor LakeのミドルクラスCPUです。
先にレビューしたCore i5 13500と同じく、Core i5 13400も中身がAlder Lakeのパターンです。基本的な設計が前世代からほぼ変わっていません。
Eコアを4つ増設して10コア16スレッドに仕上げ、ハイブリッドアーキテクチャの仲間入り。加えて、ブーストクロックを若干高めてシングルスレッド性能を改善しているにとどまります。
コア数の増加で恩恵を受けやすいマルチスレッド性能では確実な性能アップを見込めますが、キャッシュ容量やシングルスレッドが効いてくるゲーミング性能はおそらく大差ないです。
とはいえ、価格設定は引き続き安いままです。内蔵GPUありが221ドル(約3.3万円)、内蔵GPUなしが196ドル(約2.9万円)で買えます。Ryzen 5 7600Xより4~5000円も安いです。
価格がすでにこなれているDDR4メモリと、Intel 600マザーボードを続投できる点もコスパが良くなるポイントです。
ほどほどのグラフィックボードと組み合わせるなら、Ryzen 5 7600XよりCore i5 13400(13400F)を選ぶ人の方が多いかもしれません。
Core i5 13400のCPU性能:i5 12600KとR5 7600Xに近い
テスト環境
テスト環境 「ちもろぐ専用ベンチ機(2023)」 | ||
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スペック | Raptor Lake / Alder Lake | Zen 4 |
CPU | Core i5 13400 | Ryzen 5 7600X |
冷却 | NZXT Kraken X63 280 mm簡易水冷クーラー | |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4 | ASUS TUF GAMINGX670E-PLUS |
メモリ | DDR4-3200 16GB x2使用モデル「Elite Plus UD-D4 3200」 | DDR5-4800 16GB x2使用モデル「CT2K16G48C40U5」 |
グラボ | RTX 4080 16GB使用モデル「Gainward Phantom」 | |
SSD | NVMe 1TB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 | |
電源ユニットシステム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニットCPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
OS | Windows 11 Pro 22H2 | |
ドライバ | NVIDIA 531.28 DCH |
従来どおり、Intel Z690マザーボードとDDR4-3200(ネイティブメモリ)を使って、Core i5 13400の性能をベンチマークします。
第13世代Raptor LakeもZen 4と同じくDDR5メモリに対応しています。しかし、DDR5メモリと対応マザーボードは比較的に価格が高いです。
Raptor Lakeでは、従来のIntel 600マザーボードとDDR4メモリも利用でき、導入コストをZen 4より抑えられるメリットが強いです。
よって最新のIntel Z790とDDR5メモリを使ってしまうとRaptor Lakeの良さを1つ潰すことになり、面白みに欠けます。Core i5 13500(DDR4-3200)が、Zen 4(DDR5-4800)にどこまで対抗できるか確認しましょう。
レンダリング性能
CPUの性能をはかるベンチマークとして、「CPUレンダリング」は定番の方法です。ちもろぐでは、下記3つのソフトを用いてCPUレンダリング性能をテストします。
- Cinebench R15
- Cinebench R23
- Blender 3.4.0
日本国内だけでなく、国際的にも定番のベンチマークソフトです。なお、CPUレンダリングで調べた性能はあくまでも目安であり、CPUの性能を代表するスコアではない点は注意してください。
Eコアが4個増えたため、シンプルにマルチスレッド性能が大きく改善されます。
Core i5 13400のレンダリング性能は、1世代前のCore i5 12400Fから約1.3倍も伸びています。Ryzen 5 7600Xと互角の性能で、Core i5 12600Kに迫る性能です。
Blender Benchmark(3.4.0)のレンダリングスコアも同じく、Core i5 12400Fから約1.3倍の性能アップです。
一方、クロック周波数に依存するシングルスレッド性能は微増です。ブーストクロックが4.4 GHz → 4.6 GHzに伸びた分(約5%)しか進化がなく、体感性能は12400Fとほぼ同じです。
動画エンコード
CPUレンダリングと並んで、動画エンコードはCPUの性能を調べる定番の方法です。
- Handbrake
- Aviutl(rigaya氏の拡張プラグインを使用)
ちもろぐでは、フリー動画エンコードソフト「Handbrake」と、日本国内で人気の動画編集ソフト「Aviutl」における動画エンコード速度をテストします。
動画エンコードも基本的にレンダリングと似たタスクです。マルチスレッド性能がそのまま反映されやすく、Core i5 13400はEコアが4個増えた分だけCore i5 12400Fに差をつけています。
負荷の軽いエンコード(x264)で前世代比+31%、負荷の重たいエンコード(x265)で前世代比+38%もの性能アップです。Ryzen 7 5800Xに匹敵します。
Aviutlにて、拡張プラグイン「x264guiEx」「x265guiEx」を使って動画エンコードをしました。
処理が軽い「x264」で約32%、処理が重い「x265」で約21%、Core i5 12400Fから性能アップ。Ryzen 7 5800Xと並ぶ性能です。
AI(機械学習)
2022年ごろから、AIでデジタルイラストを生成する「Stable Diffusion」をはじめ、AI(機械学習)を応用した技術が一般人の間でも身近な存在になりました。
ちもろぐのCPUベンチマークも流行に習って、機械学習のベンチマークを試験的に取り入れます。
- TensorFlow(実務で人気のフレームワーク)
- PyTorch(学術研究で人気のフレームワーク)
- 4x BSRGAN(機械学習による画像アップスケール)
Stable Diffusion(機械学習によるイラスト生成)
※前回のレビューからベンチマークから外しました
試験的に取り入れているベンチマークは以上3つです。Stable Diffusionはグラフィックボードを使ったほうが遥かに効率がいいため、レビューから外しました。
AnacondaプロンプトからTensorFlow 2をロードして、単純な手書き文字の自動認識(MNIST)トレーニングを実行します。
すべてのCPUコアが処理に使われる設定ですが、実際の結果はマルチスレッド性能にあまり相関しません。CPUの性能よりも、メインメモリの帯域幅の方(DDR5メモリ)が効果的に見えます。
AnacondaプロンプトからPyTorchをロードして、PyTorch公式が提供しているベンチマーク用のコード(torch.utils.benchmark as benchmark)を使って処理性能をテストします。
なお、処理時間を伸ばすためにベンチマークコードに含める乱数行列は10000×8192として、テストの実行回数は250回です。処理1回あたりの時間に250回をかけて、合計処理時間を求めます。
結果はTensorFlowより分かりやすいですが、いまいちコア数とベンチマーク結果がスケーリングしない部分が多いです。
Ryzen 7000シリーズが全体的に優秀な状況を見るに、CPUの性能よりもDDR5メモリの方が効率よく性能に効いている気がします。
次は4x BSRGANを使って、512 x 512サイズ画像の超解像(アップスケーリング)をテストします。アップスケーリング後のサイズは2048 x 2048(※BSRGANは4倍のみ対応)です。
一応コアスレッドの増加に比例して処理時間を短縮できますが、なぜかCore i5 12400Fと大差ない性能に。同じコア構成のCore i5 12600Kとの差も大きく、ベンチマークとして機能しない傾向が強いです。
動画編集
「Davinci Resolve」はフリー動画編集ソフトとして、Aviutlと並んで完成度の高いソフトです。カラーグレーディングやVFX合成などプロ仕様な機能に加え、PCスペックをフルに活用できる洗練された設計が大きな強み。
ちもろぐでは、Puget Systems社のベンチマークプリセットを使って、Davinci Resolve Studio 18における動画編集のパフォーマンスを計測します。バッチ処理でDavinci Resolveを動かして、それぞれの処理にかかった時間からスコアを出す仕組みです。
Core i5 13400のDavinci Resolveベンチマーク性能は「2157点」、Ryzen 5 7600Xに引き離され、Ryzen 7 5800Xをやや上回る程度に。
4K動画編集スコアは「120点」で、ほとんど5800Xと変わらないです。Fusionスコアは「354点」を記録、シングルスレッド性能が効きやすいため、Core i5 12400Fから伸び幅が少ないです。
なお、動画編集で不利なDDR4メモリを使っているため、DDR5メモリを使っているRyzen 5 7600Xの方が有利な結果になりやすい点は注意してください。
「Premiere Pro」は言わずもがな、超有名な動画編集ソフトです。マルチコアが効きづらい残念ソフトでしたが、2020年以降よりマルチコアが効きやすく最適化されています。
Core i5 13400の総合スコアは「972点」です。Core i5 12400Fから約15%ほど性能を伸ばし、Ryzen 7 5800XやCore i5 12600Kに並ぶ動画編集性能に。
圧縮と解凍
ファイルの圧縮と解凍のスピードを、有名なフリー解凍ソフト「7-Zip」を使って計測。付属のベンチマークツールで、圧縮と解凍のスピードを「MIPS」という単位で分かりやすく表示してくれます。
7-Zip Benchmarkの「圧縮」はメモリクロックが高いほど有利ですので、DDR5メモリを使っているRyzen 7000が猛威を振るう結果です。
同じDDR4メモリ同士で比較すると、Core i5 13400の圧縮性能はかつてのハイエンド(i9 11900Kなど)に匹敵しており、性能の進化をひしひしと感じます。
「解凍」の方はそれほどメモリクロックに影響を受けず、Ryzen 7000と比較がしやすいですが、ライバルのRyzenにとって「解凍」は得意とする分野です。
ブラウザの処理速度
PCMark 10 Professional版の「Microsoft Edgeテスト」と、ブラウザ上で動作するベンチマーク「mozilla kraken 1.1」を使って、CPUのブラウザ処理性能をテストします。
Edgeブラウザ(Chromium)の処理速度は、基本的にシングルスレッド性能に影響を受けやすいですが、Core i5 13400のブラウザスコアはかなり伸びが悪いです。
念のためテストをやり直しても似たようなスコアを得られたため、PCMark 10側の問題である可能性が高いです。
単純にシングルスレッド性能が反映されやすいmozilla krakenテストでは、Core i5 13500は463 ミリ秒を叩き出し、Core i5 12400Fから約9%の性能アップです。
なお、mozilla krakenは1000 ミリ秒が大きな目標のひとつで、ここでテストしたCPUはすべて1000 ミリ秒を下回っています。つまり、どれを選んでも実用上はまったく問題ない性能です。
Photoshop CC
写真編集の定番ソフト「Adobe Photoshop CC」の処理速度をテストします。Puget Systems社のプリセットを用いて、Photoshopを実際に動かして、各処理にかかった時間からスコアを算出する仕組みです。
Core i5 13400のPhotoshop総合スコアは「1238点」です。Core i5 12400Fから見て約9%高いスコアですが、非常に高いシングルスレッド性能とDDR5メモリを持つRyzen 5 7600Xには惜しくも届かず。
一般処理のスコアもRyzen 5 7600Xに一歩劣っており、フィルター処理のスコアではRyzen 5 7600Xに約14%追い抜かれています。
Microsoft Office
パソコンの一般的なワークロードといえば、Microsoftの「Office」ソフトが代表例です。しかし、Microsoft Officeにベンチマークモードはありませんので、ちもろぐでは「PCMark 10 Professional版」を使います。
単なる再現テストではなく、PCMark 10が実際にMicrosoft Office(Word / Excel / PowerPoint)を動かして、各処理にかかった時間からスコアを算出します。
Wordスコアは「8768点」で、Core i5 12400Fと変わらず。シングルスレッド性能に大差ないため、スコアを伸ばしづらいです。
Excelスコアは「25353点」でRyzen 5 7600Xをやや上回ります。Eコアの増設で得たマルチスレッド性能の補強が効いています。
PowerPointスコアは「18510点」、Ryzen 5 7600Xとほぼ同じです。解釈がやや難しい傾向ですが、マルチスレッド性能が重要に見えます。20000点を超えるには突出したシングルスレッド性能も重視されているようです。
全体的にオフィススコアをCore i5 12400Fと比較すると約6~18%の性能アップです。
なお、PCMark 10によると快適な動作に必要なスコア(目安)は4500点です。今回テストしたCPUはすべて4500点を軽く超えており、実用上どれを選んでも快適そのもの。
「IPC」でCPUの真の進化をチェック
最後は「IPC(クロックあたりの処理性能)」をテストします。IPCが高いとは、つまるところ「同じクロックなのに性能が高い」わけですから、CPUのクロック周波数を固定してベンチマークを行えばある程度は明らかにできます。
方法はシンプルで、クロック周波数を3.5 GHzに固定してCinebench R15をシングルスレッドモードで実行するだけ。
Cinebench R15 / シングルスレッド性能@3.5 GHz
これでIPCの違いをキレイに抽出できます。グラフを見ての通り、Core i5 13400のIPCは従来のAlder Lake世代と変化なし。
一応、第13世代インテルCPUシリーズを名乗っているものの、中身自体はAlder Lakeです。設計が同じである以上、IPCが変化しないのも当然です。
Ryzen 5000(Zen 3)と比較して約3%だけ速く、Ryzen 7000(Zen 4)より約2%遅いです。ほとんど大差ないと言っていいでしょう。
Core i5 13400のゲーミング性能
RTX 4000シリーズの登場にともない、グラフィックボードの性能が急激に跳ね上がっています。CPU側の性能不足がフレームレートを下げてしまう「CPUボトルネック」が顕著に出やすい環境です。
特にRTX 3080以上のグラフィックボードでは、CPUボトルネックが無視できないほど大きいです。平均100 fps超えのフレームレートでゲームをプレイするなら、「ゲーミング性能」に優れたCPUが重要です。
新しいCPUレビューでは、「よりCPUボトルネックが出やすい」テスト内容に変更しています。以前のレビューではグラフィックボードに負荷がかかりすぎていて、CPUボトルネックが出づらく比較として意味がうすい状態でした。
- Apex Legends(ベンチマークまとめ)
- フォートナイト(ベンチマークまとめ)
- Overwatch 2
- Escape from Tarkov(ベンチマークまとめ)
- サイバーパンク2077(ベンチマークまとめ)
- Forza Horizon 5
- Microsoft Flight Simulator(ベンチマークまとめ)
- ELDEN RING(ベンチマークまとめ)
- 原神(ベンチマークまとめ)
- ブループロトコル(ベンチマークまとめ)
テストに使用するゲームタイトルは以上10個です。海外のAAAタイトル(洋ゲー)の方がベンチマーク機能は充実していますが、残念ながら日本国内でほとんどプレイされていないゲームが多いです。
筆者は「国内でプレイされているゲームのベンチマーク結果」を見たくて仕方がないため、あえて上記のようなベンチマークに向かないタイトルを多めに入れています。
フルHDゲーミング(10個)のテスト結果
平均フレームレート最低フレームレート(1%)
「Escape from Tarkov(タルコフ)」では、残念ながら1世代前のCore i5 12400Fとほとんど差が出ないです。
Eコアが増えた分だけ、タルコフ側の処理がPコアに集中してフレームレートが伸びるかと思いきや、Core i5 12600Kに届かないあたりクロック周波数が不足しているように見えます。
「Apex Legends」はCPUボトルネックが出づらいゲームです※。
Ryzenシリーズと微妙に性能差が出ているのはCPUボトルネックが原因ではなく、おそらくメモリクロックの実行レートの違いに由来するモノです。
ただ、2世代前のCore i5 11400で平均20 fpsも差が出ているため、CPUボトルネックが無いとも言い切れないデータです。
※実際のゲームプレイだと性能差が出るらしい話を聞きますが、残念ながら実際のゲームプレイを毎回再現できないので証明不可能です。CPUボトルネックなのか、それともプレイ内容が変わったことが原因なのか・・・?、比較実験として意味がありません。
「オーバーウォッチ2」もApex Legendsと同じく、CPUボトルネックが出づらいゲームです。比較的新しい世代のCPUであれば、問題なくフレームレートを引き出せます。
Ryzen 7000シリーズが全体的に低いのはメモリクロックが原因です。DDR5-4800(ネイティブ)メモリはDDR5黎明期の産物で、正直性能がそれほど良くないです。
「フォートナイト」はCPUボトルネックが大きいです。Alder Lake、Raptor Lake、Ryzen 7000シリーズそれぞれでハッキリと性能差が発生します。
単なるシングルスレッドの速さだけでなく、キャッシュ容量も性能に効いています。中身がAlder LakeのままなCore i5 13400は、1世代前のCore i5 12400Fとほぼ同じ性能にとどまります。
Eコアの有無が性能にあまり影響を与えず、シンプルにシングルスレッド性能とキャッシュ容量の多さが性能に効きます。
「Microsoft Flight Simulator」はCPUボトルネックで有名なゲームタイトルです。
キャッシュ容量がボトルネックの改善に効果的なゲームで、中身がAlder LakeのCore i5 13400はやや苦戦気味です。
「原神」はスメールシティの決まったルートを周回して検証。意外とEコアの有無でCPUボトルネックに大きな差が生じるゲームです。
データを見る限り、1~2世代前のCore i5と比較して平均10~20 fpsほど改善。Core i5 12600Kに匹敵します。
Eコアが4個増え、Pコア側のリソースを原神側に集中しやすくなった結果、CPUボトルネックが軽減されています。
「エルデンリング」もCPUボトルネックが出やすいです。割りとシングルスレッド性能が効果的で、Eコアがあった方が負荷のかかり方が安定してCPUボトルネックを軽減できます。
国産MMORPG「ブループロトコル」はかなりCPUボトルネックが出やすいタイトルです。
Core i5 13400はCore i5 12600Kとほぼ同じ性能です。Core i5 12400Fと比較して15 fpsほど伸び、Eコアの増設がCPUボトルネックの軽減に役立っています。
今でも非常の重たい部類の「サイバーパンク2077」は、CPUへの負荷が非常に高いゲームタイトルです。
Eコアの増加がCPUボトルネックを軽減するものの、シングルスレッド性能と古い設計(Alder Lake)のせいでCore i5 12600Kに届かないです。
「Forza Horizon 5」はベンチマークモードで検証。シングルスレッド性能の割に結果がよく、Eコアの増設が効果的に見えます。
Core i5 13400の平均ゲーミング性能は、Core i5 12600Kに近いです。1世代前から見て約4.9%の性能アップ、2世代前から見ると約14.1%の性能アップを実現します。
しかし、ライバルに位置するRyzen 5 7600Xには届きません。最新のRaptor Lake設計を使っていればRyzen 5 7600Xに並べた可能性が高いです。
4Kゲーミング(10個)のテスト結果
GPU負荷が大きく、CPUボトルネックが出づらい4Kゲーミング(3840 x 2160)の結果も参考程度に調査しました。
平均フレームレート最低フレームレート(1%)
4KゲーミングだとCPUボトルネックはとても少ないです。検証した10個のゲームタイトルで、目立った性能差があるのはForza Horizon 5のみ。他のゲームはわずかな性能差にとどまり、CPUにコストを掛ける意味が薄いです。
Core i5 13400の平均4Kゲーミング性能は、現行ハイエンドCPUと大差ありません。
4Kゲーミングの場合、CPUボトルネックを気にするよりも、グラフィックボードにお金をかけた方が良い結果を得られるでしょう。
消費電力とCPU温度
ちもろぐのCPUレビューでは、電力ロガー機能が付いた電源ユニットを2台使って、CPU単体の消費電力を実際に測定します。
テスト環境 | ||
---|---|---|
電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
電源ユニットを2台に分けて電力供給を分割しているため、CPUに電力供給している電源ユニットの計測値(+12V Power)を見れば、CPU本体の消費電力が明らかになる仕組みです。
ゲーミング時の消費電力と温度
ゲームプレイ時の消費電力を測定して、10タイトルの平均値を求めたグラフです。
Core i5 13400は平均で約64 Wを消費し、ライバルのRyzen 5 7600Xとほとんど同じ電力を消費しました。1世代前のCore i5 12400Fと比較して、わずか3 Wの増加にとどまります。
なお、CPUへの負荷が減る4Kゲーミング時の消費電力は少し減って平均58 Wでした。
検証した10タイトルの中で、もっとも消費電力が高かったサイバーパンク2077を検証中のCPU温度は平均43℃(ピーク時46℃)です。
ほぼ同じ消費電力のRyzen 5 7600Xと比較して、なんと20℃近くもCore i5 13400が冷えています。熱密度の問題で、基本的にインテルCPUの方が同じ消費電力でも冷やしやすい傾向が強いです。
ただし、念のため指摘しますが上記グラフで測定された温度はどれもメーカーが規定する上限温度をはるかに下回ります。実用上の問題がなく、過度に気にする必要はほとんど無いです。
100%負荷時の消費電力と温度
CPU使用率が常時100%に達するCinebench R23(ストレステストモード)にて、Core i5 13400の消費電力を測定したグラフです。
Core i5 13400の消費電力は平均115 W(ピーク時119 W)で、Core i5 12400Fから17 Wの増加で済んでいます。
Eコアが4個増えただけで、ブーストクロックも無茶をしていないため、消費電力の増加が控えめです。ライバルのRyzen 5 7600Xの方が少し多いです。
100%負荷時のCPU温度は平均56℃(ピーク時58℃)で、消費電力の割には冷えやすいです。
負荷時の消費電力がたった5 Wしか変わらないはずのRyzen 5 7600Xは90℃近くまで上昇してしまい、インテルCPUの冷えやすさが顕著に現れます。
Ryzen 7000シリーズはただでさえ冷えづらい設計に加え、積極的に温度を上げようとするクロック制御システムも相まって、非常に熱を持ちやすいCPUです。
ワットパフォーマンス
消費電力1ワットあたりの性能(ワットパフォーマンス)はまさかの改善です。
Core i5 12400Fと比較して約1.1倍に改善され、2世代前と比較すると約1.8倍も効率のいいCPUです。ライバルのRyzen 5 7600XやRyzen 7 5800Xよりも優れています。
ただし、上記のワットパフォーマンスはあくまでもマルチスレッド性能にもとづいて計算しています。Core i5 13400には効率よくマルチスレッド性能を稼げる「Eコア」が搭載されているため、Ryzen 7000より有利になりやすいです。
ワットパフォーマンスを見る基準を変えると、また違った風景が見られます。
フルHDゲーミング時のワットパフォーマンスでは、Core i5 13400に大きく劣っていたRyzen 5 7600Xがトップに返り咲く展開に。逆にCore i5 13400はi5 12400Fと大差ないです。
4Kゲーミング時のワットパフォーマンスも同様の結果です。ワットパフォーマンスの関係をまとめると、
- ゲーミング時のワッパ:Ryzen 5 7600Xがやや有利
- マルチスレッド時のワッパ:Core i5 13400がかなり有利
となり、どちらかが一方的に優れている状況にならないです。
【おまけ】付属のCPUクーラーで運用できますか?
ふだんは絶対にやらない検証ですが、Core i5 13400(F)の安い価格を考えると、せっかく付属してきたCPUクーラー(Intel Laminar RM1)でそのまま使えるどうか気になる人がいそうです。
Laminar RM1に交換して、Cinebench R23のストレステストモード(10分間)を試した結果がこちらです。
- 平均94.6℃(ピーク時99℃)
やはり、最大TDPサポート65 WのCPUクーラーで、消費電力が平均115 WのCore i5 13400(F)を冷やし切るのは難しいです。
10分間でサーマルスロットリングは約6%に達します。
CPU使用率が常時100%に達する用途を考えているなら、3000円クラスの別売りCPUクーラーを導入したいです。PA 120 SEやDeepCool AK400で十分な冷却性能を得られます。
CPU負荷が低いゲーミング用途では、付属のCPUクーラー(Intel Laminar RM1)で問題なく運用できます。少しでも予算を抑えたい方は、付属CPUクーラーを試しに使ってみて、不満を感じなければそのまま予算を節約できます。
まとめ:代替できる選択肢があり決定打に欠けるか・・・
「Core i5 13400」のデメリットと弱点
- 内部的にはAlder Lake世代と同じ
- 性能でRyzen 5 7600Xといい勝負
- ワットパフォーマンスに変化なし
- オーバークロック非対応
「Core i5 13400」のメリットと強み
- そこそこのシングルスレッド性能
- そこそこのゲーミング性能
(Core i5 12600Kに近い) - 汎用性の高いCPU性能
- PCIe 5.0と4.0をサポート
- DDR5 / DDR4メモリに両対応
- Intel 600マザーボードを流用できます
- 内蔵GPU「Xe Graphics」搭載
- 付属CPUクーラーでなんとか冷やせます
- コストパフォーマンスが高い
正直に言うと「Core i5 13400」は・・・、やや期待外れのCPUです。代替できる他の選択肢が(今のところ)多いです。
マルチスレッド性能だけならたしかにCore i5 13400が強力ですが、シングルスレッド性能も求められるタスク(Photoshop等)だと、途端にRyzen 5 7600Xが魅力的に映ります。
ゲーミング性能も全体的にRyzen 5 7600XがCore i5 13400をやや上回っており、用途次第でCore i5 13400を選ぶ必要性が薄れます。
インテルがCore i5 13400にRaptor Lake設計を惜しみなく投入していれば、間違いなくミドルクラスCPUのエースになっていたでしょう。現実にはAlder Lake設計を踏襲してしまい、Ryzen 5 7600Xに勝ちきれない性能に。
旧世代CPUに抵抗がないなら、価格がこなれたRyzen 7 5800XやCore i5 12400Fも選択肢に入ってきます。とにかくCore i5 13400は替えが効きやすく、決定打に欠ける印象が強いです。
というわけで、ちもろぐの評価は「Aランク」で決まりです。
悪くはないけれど、特別良いわけでもないCPUです。Core i5 13400を買うなら「Core i5 13500(レビュー済み)」を買ったほうが後悔しないと思われます。
欲を言うと「Core i5 13600K(レビュー済み)」がやはりおすすめです。
以上「Core i5 13400ベンチマーク&レビュー:確かな改善、しかし物足りさを感じます」でした。
レビューで使用したパーツはこちら
インテルさん、Meteor Lakeがポシャったとか、Raptor Lake Refreshが8月に出るとかいうよね。そんなタイミングで13400なんて微妙なラインを買う人がどれだけいるのか、大いに疑問。まあ、こんな需要のなさそうな製品を販売できる企業力は凄いと思うけど、それだけかな。
13世代って
・i5-13600Kをi7-12700Kとほぼ同じ初期価格で出してきた(200円違いだったっけ?)
・i7-13700Kをi9-12900Kと以下同文
だったわけで、実質的に型番に意味なんてなかったんだよね。むしろ巧妙に番号がすり替えられていたわけで。同じ型番で見たらすげえ性能上がったように見えた13600Kも、同じ価格で見たら大して性能向上していなかったというのは、当初から指摘している人がいた。
結局、消費者が見るべきは「同じ型番での性能向上」ではなくて「同じ対価での性能向上」。13400が3万円前後なら、やっぱり3万円で買えるCPUと比較すべきなんだよね。そう考えるとビミョーでしかない。やかもちさんも書かれているけど、自分なら型落ち品で済ませるかな。選択肢が沢山あるからね。
記事については、一応MSRPとナンバリングで比較対象を選び、それに合わせて文章を書いているに過ぎません。
だから掲載されてるデータの中から、国内価格が近い同士で比較して吟味するというのも当然アリな読み方です。
あと本題とは関係ないのですが、Raptor Lake Refreshが本当に出るとすれば、「次世代はもうLGA 1700に来ない」と言い切ってBIOS Flashbackボタンを撤廃した某マザボメーカーがまた大変そう・・・。
> 記事については、一応MSRPとナンバリングで比較対象を選び、それに合わせて文章を書いているに過ぎません。
ご多忙なところ、わざわざコメントさせてしまってすみません。主様の記事を批判したわけではなく、拙文を見て下さった方々に13世代を分析する視点を提供しておきたかったにすぎません。お気を悪くさせてしまったら、申し訳ありませんでした。
> あと本題とは関係ないのですが、Raptor Lake Refreshが本当に出るとすれば、「次世代はもうLGA 1700に来ない」と言い切ってBIOS Flashbackボタンを撤廃した某マザボメーカーがまた大変そう・・・。
あああああ……。チーンΩヾ(―人―)ナムナム
Meteor LakeってPコアを6つまでしか積めなかったみたいですし、事前情報的にも結構地雷のニオイしてましたよねえ。Refreshって結局はAlder Lakeの使い回しってことですから、3世代同じ設計で食いつなごうと。Sky Lakeの使い回し悪夢再び……。
アメリカのMSRPで比較しないとフェアじゃないのでは?
円安の影響で国内価格は12世代と比べて13世代は大分高くなっちゃったから
(12世代発売時は115円、13世代は150円で全然違う)
> アメリカのMSRPで比較しないとフェアじゃないのでは?
> 円安の影響で国内価格は12世代と比べて13世代は大分高くなっちゃったから
それは消費者が気にするところじゃないですよ。個々の消費者にとっては、自分の財布がどれだけ傷むかが大事。同じ財布の傷み方で、より高い性能を手に入れたいってだけ。円安の影響なんて知ったこっちゃありません。(特に13400くらいのCPUなら尚更)
というのは、ここまで過剰な円安が進んだのは、日本政府が自民党のオトモダチである製造業の声に耳を傾けすぎた結果だからです。円安→海外での価格が下がる→沢山売れるだからね。
けど、それは市場の購買力減退・市場規模の縮小と表裏。日本市場がどんどん縮小されて、世界からは見向きもされなくなっているの、わかってますか?国民一人一人は市場の代表として、堂々と「安く買いたい」と言っておけばいいのですよ。そのパワーバランスを調整するのが政治なんですから。
近頃は食品の値段も軒並み上昇してきて、苦しい生活を強いられる人が増えています。円安(による競争力向上)を求める製造業と、円高(による購買力向上)を求める国民個人の声を比較した場合、組織的に分断されている国民個人は圧倒的に切り捨てられやすい(政府に蔑ろにされやすい)。
グローバリズムが進んで、海外からの製品を買わねば生活が成り立たなくなっている現在、国民の購買力を犠牲にして製造業を守りつづける必要がどこまであるのかは、有権者がきちんと考えねばなりません。従順に円安を受け入れつづけるという姿勢は、日本市場の自殺行為です。その行き着く先は、縮小された市場によって世界から見向きもされなくなり、あらゆる舶来品が高くて買えなくなるという未来でしかありません。(日本語のマニュアルが消えて中国語のマニュアルが増えているのも、そういう話の一角です)
海外でインフレが進んでいる状態に加えて円安になれば国内価格が高くなるのは当たり前の事なのに巧妙に番号がすり替えられていたとか前世代と同じ価格で出せとか意味不明すぎる。
お金の価値などというものは変動するのが当たり前の事で寧ろ今までが円高かつ物価が変らな過ぎたってだけ。
Meteor Lakeは一応今年出てくるけどモバイルですら製造量が少なくIce Lake並の出荷量だという噂なので2024年中にデスクトップ版を出す事も難しいと思う。
さらにMeteor Lakeはシングルスレッド性能が殆ど変わらずに(0%~一桁%)コア数も増加しないのでマルチ性能もそこまで上がらず省電力性向上とiGPU性能向上に重きを置いた世代だという噂もあるのでモバイルではともかくデスクトップに於いて出す価値が有るのかというと疑問がある。
乗り換え・買い替えの指標になるかどうかの観点から見ると、iシリーズは10000番台を比較データに載せてるのだからRyzenも3000番以下も載せてほしいところ
買い替え考えてる人は3700Xや3900Xあたりからの乗り換えなんかね
intelなら12400以上ならどれでもよくマルチスレッドの13500にするかゲーム向けの13600KFにするかの二択だと思う
Ryzen 5 3600を使っていたんですがマザーボードが壊れてしまい、CPUごと買い替えようと12400F/13400F/13500あたりで迷っているんですが、やはり13500の方が魅力的な選択肢なんでしょうか?ゲームはあまりしないです。
DDR5メモリ必須のZen4は高すぎて眼中になくて、5800Xは古すぎてやや抵抗があるという感じです。
現行のIntelCPUはマザーもメモリーも流用できる部分をメリットとしていますが、DDR4-3200とDDR5-4800では実際どのくらい性能差があるものですか?
性能が上がる、変わらない、落ちるなど純粋に比較する記事も見てみたいです。
「7600Xといい勝負」だとするとDDR5、マザー高な分余計に13400でいいじゃんとなるのでは・・・
X3Dや上位はともかくA620でも出てこない限り魅力が感じられない
ラプたんかと思ったら中身アルたんなんかい!Ryzen7 5700G、RTX3070からCPU(F)、MB(Z690)交換したけど悪くない使い心地ですよ。
(どうもAMD nvidiaは慣れなかった)
むしろ私は13世代のi5では13400F一択でした。
サブPCのi3-10100Fからの買い替えです。
用途はHoi4とかの軽い古いゲームとブラウジング。
以下理由
・最新Intel
・価格が一番安い(3万弱)
・PコアEコア搭載で一番安い
・12600Kより1万以上安い(値段とスペック比較したらお得感)
・B760マザボが安い上にDDR4使えるので買い替えに最小限のコストですむ
・逆に13500が中途半端に感じた。(一番安いわけでもなく、上には13600Kが控えている)
・13600Kも中途半端。5万弱もだすならi7買えばいいじゃんと思った。てかAMDのほうがよくないとも思う
・CPUクーラーもついてる
・TechPowerUPのレビューでもコスパ最強格
ということで最小限の資金で最新CPU組むなら13400Fが一択かと。
>>13600Kも中途半端。5万弱もだすならi7買えばいいじゃんと思った。てかAMDのほうがよくないとも思う
ちょっと何言ってるかわかんない…
むしろさ、「中途半端」じゃないものを求めるんなら現行最上位でも買っとけばいいさ。
現行最上位からしたら「中途半端」じゃないものなんて無いと思うがね。
そんでもって、やれ「現行最上位はオーバースペックだー」やれ「12400じゃ性能不足だー」とか絶対に言うなよ?
中途半端じゃないものを求めるんだったら現行最上位か12400でも買っときなさい。
アンタには13400ですら手に余る。
秋葉だと現時点でコアが一気に増える13500と3,000円差
ちょっと前の家電や基準だと9,000円の違い
値段は水物なのでこのへんで差異がでてるよね
今はセール以外であえて選びたくない
>TensorFlow2の結果
エルダーでは削除され、Zen4のRyzen7000シリーズだけが積んでいる「AVX512(256+256の疑似らしい)」のおかげなのか、CPUでの機械学習は7700X/7600Xが群を抜いて速いですね
Adobe Photoshopや動画編集ソフトなどでAI搭載のものが増えてくるので
AVX512対応ソフトが増えたら、ゲーム以外ではAMD優位なものが増えるかもしれませんね
7600X及びB650のマザーが下がってきたので今はそこがライバルかなぁ
マザーとDDR4流用可ってところからRyzen3000やIntel10世代辺りから乗り換えで組むのであれば比較的安く組めるので〇。性能も順当に進化しているので満足できると思う
他方でマザーの将来性はないので、新規で組むならB650マザー+7600X+DDR5で組む方がCPU以外流用も効くので良いと思う(AM5に期待を持てなければ13400)
非Fなら数千円の差なので13500を、QOLを取れそうなら13600KFも視野に入る…けど600目指す人は目的があって選択する感じなので、この辺はそもそも候補にならないかな