昔あるPCまとめ系ブログで「情強はCore i5を選ぶ」「Core i7を買うのは情弱」なんていう・・・、極端な話が盛り上がっている時代がありました。しかし、2022年の今となってはCore i5ですら非常に高性能です。本記事ではCore i5とi7の選び方について解説してみます。
(公開:2017/8/10 | 更新:2022/1/10)
同じCore i5 / i7でも種類がいろいろある
PCパーツに詳しくない人にとって、Core i5はどれも同じだと思います。実際は違います。同じCore i5でもグレードが存在していて、グレードによって価格・スペック・性能に差があります。
型番 | 用途 | ひとこと説明 |
---|---|---|
KF | ガチゲーマー向け |
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K | 性能重視 |
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無印 | 万人向け |
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F | ゲーマー向け |
|
最新の第12世代では、グレードは4つです。インテルはCPU型番の最後に「接尾辞(サフィックス)」をつけて、CPUのグレードを分類しています。
「KF」がガチのゲーマー向け。消費電力がぶっ飛んでいる代わりに性能も高く、Core i5とCore i7ではコア数も少し多いです。「K」は内蔵グラフィックス搭載のKFです。価格が一番高いですが、割と万人向けといっていいでしょう。
「無印」は価格が安くて基本的に万人向け。CPUのコア数は「K」と「KF」より少ないですが、その分だけ消費電力は下がるし、性能はそれでもなお高性能。「F」は無印版から内蔵グラフィックスを省いたグレードです。
CPU | 合計 | 高性能コア | 省電力コア |
---|---|---|---|
Core i7 12700K | 12コア20スレッド | 8コア16スレッド | 4コア4スレッド |
Core i7 12700 | 8コア16スレッド | 8コア16スレッド | なし |
Core i5 12600K | 10コア16スレッド | 6コア12スレッド | 4コア4スレッド |
Core i5 12400 | 6コア12スレッド | 6コア12スレッド | なし |
第12世代Alder Lakeから、グレードによってコア数が違います。「K」と「KF」は省電力コアが追加されて、合計のコアスレッド数が多めです。
「無印」「F」は従来どおり高性能コアだけ搭載、省電力コアの搭載は見送られたので「K」「KF」より合計のコアスレッド数が少ないです。
Core i5とi7の違いは「コア数」
従来世代から最新の第12世代まで、Core i5とCore i7最大の違いが「コア数」です。
世代によっては、コア数は同じでもスレッド数が2倍だったり、微妙な差だった時期もあります。2021年現在は、Core i5よりCore i7の方がコア数はだいぶ多めに搭載され、性能面でCore i5はCore i7の格下です。
コア数が多いと、動画エンコードやマルチタスクで有利です。1コアあたりの消費電力を抑えても、CPUコア全体で性能を稼ぎやすいので、ワットパフォーマンスも比較的高い傾向が見られます。
さらに、Core i5よりCore i7の方が「厳選」されているため、クロック周波数が高くなりやすいです。クロック周波数が高いと体感性能がキビキビで、ゲーム性能でもメリットがあります。
CPUを大量に製造すると、設計通りに作られた部分と、一部が欠損して設計どおりにできなかった部分が必ずあらわれます。
牛肉の部位で例えてみると、設計通りにすべてのコアを搭載できた部分が「フィレ」で、一部が欠損してコアが少なかったり内蔵GPUが動かない部分が「肩ロース」や「バラ肉」です。
設計通りにできた部分は電気的な性質も優れている傾向があり、少ない電力でも高クロック動作が可能。だからCore i7やCore i9の方が、スペック上のクロック周波数が高いです。
ちなみに、どれだけフィレ肉が取れたかを「歩留まり率」と呼びます。一般的にCore i5よりCore i7の方が値段が高いのは、Core i5よりCore i7の方が取れにくいからです。
逆に歩留まり率が良すぎると、フィレ肉やカルビばかり取れて、ローエンドモデルに位置するバラ肉や細切れ肉が取れません。AMD Ryzenの低価格モデル(1~2万円)がまったく充実していない理由は、歩留まり率が高すぎるから?と言われています。
ベンチマークでi5とi7の性能差を確認
Core i5とCore i7の主な違いは・・・
- 価格(フィレ肉とバラ肉)
- 性能(コア数が違う)
と解説しました。
次は、差額を払う価値について。ユーザーにとって、1万円以上の差額を払ってまでCore i7を選ぶ意味はあるのかどうかが気になります。
「CGレンダリング」はコア数の勝負
Core i7 12700KCore i5 12600K
CGレンダリングの定番ベンチマーク「Cinebench R23」で、CPUコアをすべて使うマルチスレッド性能を調べた結果です。基本的に、コア数が多いほどスコアが伸びるので、コア数が多いCore i7が圧倒的です。
一方、1コアあたりの性能(シングルスレッド性能)は大差なし。
第12世代のCore i5とCore i7は、見ての通りライバルのRyzen 5000や旧世代のCoreよりはるかにシングルスレッド性能が高い。Core i5とi7どちらを選んでも体感性能はキレッキレです。
「動画エンコード」もやはりコア数
CGレンダリングと同じで、動画エンコードもコア数が多いほど効率よく処理できます。最新のCore i5は10コア16スレッドですから、2世代前のCore i9(10コア20スレ)に匹敵する性能です。
処理をさらに重たくしても、傾向はほとんど変わりません。2021年12月時点のCore i5は、おそらく普通の人がイメージしているよりずっとパワフルで高性能です。ちょっと前のCore i9並の性能なんですよ。
「動画編集」は総合性能が大事です
動画編集の定番ソフト「Adobe Premiere Pro」の性能を調べた結果です。コア数の多さとシングルスレッド性能の速さ、どちらも求められます。
Premiere Proのプレビュー性能を比較しました。コア数の違いがあるのでCore i5よりCore i7の方がやはり高性能ですが、Core i5ですら一昔前のCore i9に匹敵する状況は同じです。最新のCore i5はすさまじい性能です。
「オフィスソフト」は十分すぎる性能
実は、第12世代のインテルCPUはオフィスソフトでまだ全力を出せないです。高性能なコアと、省電力なコアを組み合わせた特殊仕様のせいで、ソフト側の最適化がイマイチ。
それでもスコア自体は旧世代を軽く上回っていますので、普通に動作はめちゃ速いです。Core i5とCore i7どちらを選んでも、オフィスソフトでは十分すぎるスピードを出せます。
CPU性能の比較まとめ:最新のCore i5はめちゃ速い
- シングルスレッドの性能差はわずか(Kモデル)
- コア数が効く用途ではCore i7が優秀
- ただしCore i5でも驚くべき高性能
令和最新版はうさんくさいキーワードだと思いますが、令和最新版のCore i5とCore i7は衝撃的な性能アップを遂げています。Core i5ですら、2世代前のCore i9(10コア)に匹敵する性能で、Core i7はさらに高性能です。
体感性能に影響するシングルスレッド性能はどちらもほぼ同じ。CGレンダリング、動画エンコード、動画編集など。マルチコアが重要なタスクにおいてはCore i7が約30%高性能でした。
i5とi7、ゲーミング性能はどちらが優秀?
同じグラフィックボードを使っていても、CPU性能によって実際に出せる性能は変化します。ゲーム次第で1割も性能が下がる場合があるので、CPUのゲーミング性能はとても重要です。
今回はゲーム用のグラフィックボードで最高性能に近い「GeForce RTX 3080 10GB」を使って、CPUごとのゲーミング性能を調べてみた。
FF14:暁月のフィナーレ
Core i7 12700KCore i5 12600K
FF14ベンチマークの平均フレームレートはCore i5 12600KとCore i7 12700Kで約5%の性能差です。確かにCore i7の方がフレームレートが上ですが、本音を言うと約5%の性能差はなかなか体感できません。
他のゲームの性能比較も見てみましょう。
Apex Legends
大人気のFPSタイトル「Apex Legends」の平均フレームレート比較です。Core i5とCore i7の性能差はわずか平均1.9 fps(0.9%)に過ぎません。
サイバーパンク2077
超重量級のゲームで知られる「サイバーパンク2077」の比較です。Core i5とCore i7の性能差は平均0.8 fpsで、ほとんど違いが見られません。
サイバーパンクは非常に動作が重たいゲームなので、RTX 3080を使ってもCPUよりグラボの方がまだボトルネックです。
モンスターハンターワールド
国産アクションRPGの代表選手「モンスターハンターワールド」のフレームレート比較です。モンハンは割とマルチコアを要求するゲームで、Core i5とCore i7の性能差は約5%ほど開きます。
体感できるか微妙なラインですが、一応Core i7の方が高性能です。
Forza Horizon 5
レーシングゲーム界のAAAタイトル「Forza Horizon 5」のフレームレート比較です。Core i5とCore i7の性能差はたったの0.6 fpsでした。ほぼ誤差といっても良いレベルの性能差です。
ゲーミング性能まとめ / だいたいCore i5でいい
今回紹介した性能比較だと、Core i5とCore i7のゲーミング性能は大きくても約5%の性能差です。ゲームによって性能にほとんど差が見られないので、ゲーム目的ならCore i5 12600Kで十分すぎるほどの性能。
これほどCore i5の性能が高いなら、CPUをCore i5で済ませておいて、浮いた差額で上位のグラフィックボードを買ったほうがフレームレートを効率よく伸ばせます。
i5とi7のどちらが良い?【結論は2つ】
第12世代Alder Lake、いわゆる令和最新版のCore i5とCore i7は多くの人がフワッとイメージしているより、はるかに高性能なCPUです。
- Core i5なのに、2世代前のCore i9に匹敵(3.5万円で7.2万円)
- Core i7なのに、約7万円のRyzen 9に匹敵(5.1万円で7.2万円)
ライバルのAMD社にボコボコにされているインテルですが、第12世代Alder Lakeは今までとは格が違います。
Core i9やRyzen 9はクリエイターやエンスージアスト向けの超ハイエンドモデルです。2021年の今ではCore i9やRyzen 9に迫る性能を、Core i5やCore i7で手に取れる時代です。どちらを選んでも、まず後悔はしないでしょう。
「Core i5」で大多数のユーザーは満足できます
「Core i5とCore i7どちらが良いの?」と悩んだら、とりあえず「Core i5 12600K」でOKです。基本的に2世代前のCore i7やCore i9に匹敵する性能で、ゲーミング性能もトップクラスの仲間入りを果たします。
それでいて価格は約3.6万円ほど、ライバルのRyzen 5 5600Xと変わらない価格で、性能は完全にRyzen 5を打ち負かします。
フルHDの動画編集や動画エンコード、RTX 3080級の高性能グラボを使ったゲーミングPCなど。ほとんどの用途でCore i5 12600Kの性能は十分です。
もっと安くするなら「Core i5 12400F」もアリ
今回の記事に掲載した比較データをよく見ている人は気づいたと思いますが、2.5万円くらいで買える「Core i5 12400F」もビックリするほど高性能です。
4コア4スレッド少ない分だけCore i5 12600Kには負けているものの、シングルスレッド性能は近いしゲーミング性能もほぼ同じ。3万円以上するRyzen 5 5600Xをやや上回る性能を発揮します。
Core i5に3万円超えは高い!・・・と感じるなら、Core i5 12400Fで良いでしょう。
「Core i7」はクリエイターやガチゲーマー向け
240 Hz対応のゲーミングモニターを使いながら、OBSでゲーム実況配信を行うなど。重たいタスクを組み合わせたマルチタスクなら、合計12コア20スレッドのCore i7 12700Kが有利です。
合計10コア16スレッドのCore i5 12600Kもそれなりに重たいマルチタスクをこなします。少なくとも2世代前のCore i7やCore i9並の仕事ができます。とはいえ、Core i7の性能はさらに上を行くモノです。
パソコンを仕事道具として使うクリエイターやストリーマーなら、約1~2万円の差額に投資する価値があります。
Core i5~Core i7搭載のおすすめパソコン
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具体的には、
- 45度に傾斜したインターフェイスパネル(USBが刺しやすい)
- 重たいグラボを支えるVGAサポートステイを搭載
- HDDをかんたんに取り付けられるツールレスフリー設計
などを挙げられます。もちろん、エアフローを考えた設計や必要十分なパーツ構成など、ゲーミングPCに求められる基本的なスペックも問題なし。実際のレビュー記事は↓こちらから。
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「Neo 50t Tower Gen 3」はCore i7 12700搭載で約7.6万円から買える、レノボの格安パソコンです。
長々と書いてくださってますが、
本質としてはi7とi5の違いはブランド名の違いでしかないです。
主にゲーミング用途でコア数は求めないなら、動作周波数が高いものを選べばいいですし、予算に余裕があれば内部キャッシュなどの性能差を考えて、より動作周波数の高いi7にした方がよいとは思います。
ただ、現状、クリエイティブな用途やエンコーディング用途、マルチコアでの計算用途ならば、コストパフォーマンス的にAMDのryzenが最適で、intelをわざわざ買う意味は見当たりません。
つまるところ、i5を買うべきか、i7を買うべきかというのは、用途による、予算による、としか答えようのない議題です。
コメントありがとうございます。
そうですよね。フレームレートの出やすさは今もi7 7700Kや7740Xがトップクラスですけど、コンテンツクリエイター向けの処理性能は明らかにRyzen 7の方がコスパは良いです。
Adobe系ソフトは4コア以上の恩恵をほとんど受けられないからi7系で十分だけど、エンコード(特に2Passは速い)やCAD系ソフトのリアルタイムレンダリングは圧倒的ですもんね。
「つまるところ、i5を買うべきか、i7を買うべきかというのは、用途による、予算による、としか答えようのない議題です。」
よく考えると結論はおっしゃる通りになるはずですが、なぜかi5一択みたいな結論を出すページを見てしまったので…わざわざデータから考えてみた次第です。
「漠然と『i5とi7、どっちがいいの?』とだけ訊いてくる人」への答えと考えれば、「i5一択」は妥当だと思います。
つまり、定まった目的や要件が無いライトユーザーに限った回答なのではないかと。
i7を必要とするくらいの人なら、もっと具体的に訊いてくるでしょう。
ライトユーザーが検討するクラスのマシンの場合、
i7に金を出すくらいならHDD→SSDやGTX1050→GTX1060の換装を、というケースも多いですよね。
そんな初心者へ向けたアドバイスであれば、i7は切り捨てても良いかなと思います。
管理人さんがご覧になったページの論拠を知らないので、
的外れな想像かもしれませんけど。
< 「漠然と『i5とi7、どっちがいいの?』とだけ訊いてくる人」への答えと考えれば、「i5一択」は妥当だと思います。
ですよね。最近のCore i5は性能もなかなか良いですし。もうちょっと欲張りたいなら「Ryzen 5 1600」という選択肢もあるので、なおさら「i7」を積極的にすすめる理由は無くなってきた…と感じてます。
ものすごく勉強になりました!ライトユーザーと名乗るのもおこがましいぐらいのPC素人ですが 、Twitterフォローさせて頂きました。
[…] リンク あらためて考える、Core i5とi7のどちらを選ぶべきか問題 | ちもろぐ […]
[…] リンク あらためて考える、Core i5とi7のどちらを選ぶべきか問題 | ちもろぐ […]
[…] あらためて考える、Core i5とCore i7のどちらを選ぶべきか問題 […]
結論を知ってる人にとっては当たり前なのかもしれませんが、検討を始めた段階の者かつ数値を見て値段とのバランスを考えたい者にとってはこういったコンセプトの記事はとても参考になりました。
応援しています。
i5、i7の比較とは違うけど、T、無印、Kの選択も人によっては?な時もある。
特にTDPだけを見て(必ず省電力になると思い込んで)Tを選ぶのはどうかなと思ったり。
アイドル時には無印どころかKですら低電圧、低クロック、省電力になる。あくまでピーク電力を抑えると言うのが目的じゃないと微妙。
筐体やファンの口径、エアフローに制限があるスモールファクター系やモバイル、デスクトップでもDTMでの録音など超静音を極めたいと言うケースがベスとかなと思ったり。DTMはトラック数や音源次第で超高スペックがいるのでTは正直微妙と思うが・・・
自分に合うCPUを探すのって意外と楽しい。
i5でも多くのユーザーにとってはオーバースペックすぎるくらいですよね。使用用途によりますが、i7が絶対必要な作業ってそうないですからね。
初めまして
やかもちさんの別の記事を読んでゲーミングモニターには安定して140fps出せるgtx1070 8gで十分だと解釈していたのですが本記事では、
ゲーミングモニターは100fps以上を出せるマシンじゃないと、性能をあまり発揮できない。必然的に「GTX 1080 Ti」レベルの超ハイエンド級GPUが必要になる
とありました。
結局どのグラボを買えばいいか迷っています。
ご指摘、ご教授よろしくお願いします。
Alder Lakeはまさに革命の世代だと思います。
何と言っても、初代Ryzen以来となるコア数の増加が行われていますから。
i5で10(6P+4E)コア/16スレッド、とんでもなくお買い得です。
今までRocket Lakeのような駄作を作ってきた企業とは思えません。いい意味で裏切られました。
ただ、Eコアが12600無印以下には搭載されないのが謎ですが…。
・・・
あと、ここで書くことではないかもしれませんが、12600Kの記事の誤植が今でも修正されていません。詳細は同記事のコメント欄に書いてあります。
やかもちさんが気づいていないかもしれないと思ったので。
12700(無印)がEコアレスになってま
i5とi7どっちがいいの?と聞いてくるやつは基本的に世代の違いがわかっていない
停滞期のi7はすでに比較対象がセレロンだし
最新世代のi5は家電売り場に残ってるi9パソコンをぶっちぎっている
某ソフトのインストールに掛かる時間は、5950Xが1時間、7700Kが6時間とインストーラーの作成者に言われた。
自分のインストールにより、12600KF(10C16T)が1時間50分、10900T(10C20T)が2時間20分のことがわかった。
将来にはこういう重いインストーラーが続出する可能性があるので、ソフトのインストールだけにコア数を求める必要性があるかもしれない。
intelはAlder lakeでCeleron~i5下位用の最大6P+0Eライン(H₀ステッピング)とi5上位~i9用最大8P+8Eのライン(C₀ステッピング)を分けていて、モバイル版や第13世代も同様になりそうなので、そこは若干間違い。上位のコア数が多いので、i3のために6割以上のコアをつぶすような「逆厳選」はさすがにコストに見合わないのでしょう。ただ、第14世代から(AMDのものより進歩した)チップレット方式になるので、そこでまた変わりますが。
また、Zen3は①チップレット方式でもともと歩留まりが良い②構造上コア数を減らしてもコア以外のコストが高い、という理由から、良く言えばコア数を減らすメリットがない、悪く言えばコア数を減らしてもコストが減らせない構造となっていることが推測でき、そこがメインストリームを出さ(せ)ない理由になっているでしょうね。
たしかに16コア32スレッドな5950Xを12万円で販売できはしましたが、下位に行くほど商売的に美味しくない構造でしょうね。
IPCが向上していくたびに下位でも十分な性能になっていくのも商売的には悩ましいのとで。
Core i7は全モデルEコア4つですょ。なぜか無印がEコアなしになってますけど。
※Core i5の方はK/KFがEコア4つ、無印/FはEコアなしなので要注意。
4Kゲーミングだと結構変わってくるんでしょうか。
フィレ肩ロースバラでは味も用途も違うので例えとして不適切
カルビとバラも同じだわ
pコアのみがいい結果が出て、テスト環境も開示されていません。
Win10かWin11かがわからない以上、まったく参考になりません。そもそも、ハードが同じでなければ、価値が落ちます。
i7-12700はKのあり無し関係なくEコア付いてますね…
フリーランスになって初めて会社支給のPCではなく自分で仕事用のPCを買うことになり、CPUって?というところからスタートしたのですが、非常にわかりやすく参考になりました。ありがとうございます。