モンスターハンターワールドの推奨スペックを徹底検証する

ついにPC版「モンスターハンターワールド」(MHW)がSteamにて解禁。

さっそくMHWを平均60fps以上で動かせる「推奨スペック」を探るべく、自前のグラフィックボード計9枚を使い、実際にMHWの推奨スペックを検証しました。他にもCPUやメモリー容量についても検証したので参考にしてください。

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最終更新:2018/08/16

モンスターハンターワールドの検証方法

検証用に作った自作PC(テスト機)を使う。検証方法はシンプルで、実際にモンスターハンターワールド(以下:MHW)を起動してゲーム内にて動作フレームレートを計測する。

  • 調査拠点アステラ(約1分)
  • 古代樹の森(約3分)

なお、今回は2つのマップにてフレームレートを計測し、その平均値(平均フレームレート)から推奨スペックを決定します。

調査拠点アステラで1分弱ほど移動してフレームレートを計測した後、任務クエストを受注して古代樹の森へ移動。

古代樹の森の入り口から、巨大な樹木の内部まで。ぐるりと一周する感じで3分弱かけてフレームレートを計測していく。調査拠点アステラと合わせて、合計4分強の計測です。

検証に使ったグラボ
GTX 1080 TiGTX 1060 6GBRX 570
GTX 1080GTX 1050 Ti
GTX 1070 TiGTX 1050
GTX 1070RX 580

この4分のワンセットが終わったら、グラフィックボードを取り替えて再び同じ内容の検証を繰り返していく。そうすることで、グラボ毎にどれくらいのフレームレートが出るかが分かります。

なお、推奨グラフィックボードの検証を行う場合は「最高設定」を使う。MHWはRPGなので、基本的に最高のグラフィックで楽しむことが前提だと考えているからね。原則として「最高」設定で計測しています。

実際に計測して分かった、動作フレームレートごとの「体感の快適さ」は以下の通り。

  • 60fps前後:快適です。長時間プレイしても酔わないし、疲れにくい。
  • 50fps前後:若干ぎこちない印象だが、プレイは出来る。
  • 40fps前後:慣れればプレイできるが、快適とは言い難い。
  • 30fps以下:普段から30fps以下に慣れていないと、3D酔いになりそうな…

というわけで本記事では、推奨スペックの条件として「60fps前後を出せる」ことを第一にする。60fpsを出せないスペックは、推奨スペックとして扱わない。

では、さっそくグラフィックボードから順番に。

MHWのおすすめグラフィックボード

モンスターハンターワールドの推奨グラボ

Monster Hunter World / 1920×1080 / 「最高」設定

  • GTX 1080 Ti
    100.6
  • GTX 1080
    75.1
  • GTX 1070 Ti
    68.4
  • GTX 1070
    62.4
  • GTX 1060 6GB
    43.5
  • GTX 1050 Ti
    26.1
  • GTX 1050
    23.0
  • RX 580 8GB
    50.6
  • RX 570 4GB
    42.1

平均フレームレート推奨グラフィックボード

PC版のMHWは、PS4版と比較して遥かにグラフィック品質の向上が図られているが…結果として最新のAAAタイトルにも負けず劣らずな「重たい」ゲームに仕上がっていることが判明

データを見ての通り、フルHDのモニターでMHWを「最高画質」で60fpsプレイしようとすると少なくとも「GTX 1070」以上のグラボが必要。余裕を持って「GTX 1070 Ti」がベストです。

初心者もち
うっわ、重たいね。画質落とすとどうなるの?
自作歴23台のやかもち
MHWを遊ぶなら最高画質が一番良いけれど、一応計測しました。

4種類の設定ごとに「GTX 1060 6GB」で計測

  • 最高
    43.5
  • 64.0
  • 69.0
  • 138.0

GTX 1060 6GBにて、グラフィック設定を「最高」「高」「中」「低」の4種類で計測した結果、一番ひどい画質の「低」まで落とすと一気にフレームレートが出ることが分かった。

個人的には、「高」あたりがオススメかな。最高と比較してそこまで画質が劣るわけでもないが、フレームレートは約20fpsも上昇している。

コスパよく行きたいなら、画質を「最高 → 高」に妥協する前提でグラボを「GTX 1060 6GB」にすれば良いと思います。もちろん「最高」で行きたいなら「GTX 1070」以上をオススメする

MHWのおすすめグラボ
  • 「最高」設定で60fps以上:GTX 1070 8GB 以上
  • 「高」設定で60fps以上:GTX 1060 6GBでOK
  • 「低」設定でも良いなら:GTX 1050 Ti 4GB

モンスターハンターワールドの推奨グラフィックボードは以上の3つで決定。とはいえ、せっかくPC版のMHWを堪能するなら、まぁ…GTX 1060以上を検討しよう。

GTX 1070でコスパが良さげなのは、ASUSのデュアルファンモデル。若干のオーバークロックが施されているので、MHWを最高設定で60fpsプレイするならちょうど良いグラボです。

持ってるパソコンが古いので、心機一転「新調」を考えている人には「ガレリアXV」をオススメする。本記事を書いた時点では、ドスパラで人気No1のマシン。

もちろん、筆者も実際に入手して「検証済み」です。優れた性能はもちろんのこと、採用されているパーツの信頼性が価格の割に良いのも推奨できるポイント。

追記:4KディスプレイでMHWはできる?

すっかり忘れていました。MHWのようなRPGジャンルのゲームだと、画質だけでなく「大画面で出来るかどうか?」を重視する人が少なくない。

NVIDIAの「DSR」という機能を使わずに、ネイティブ4Kのディスプレイを使って検証しました。ちなみにDSRで擬似4Kにすると、マウスを使ったカメラ回転に不具合があるので現状使い物になりません。

4種類の設定ごとに「GTX 1080 Ti 11GB」で計測

  • 最高
    33.8
  • 50.4
  • 54.4
  • 84.1

GTX 1080 Tiを使ったが…残念ながらかなり重たいです。最高画質だと全くフレームレートが出ないので、グラボ1枚で4Kプレイするなら「高」設定に落とす必要がある。

MHWのCPUボトルネックを検証

グラボの次は「CPU」について検証を行う。せっかく推奨グラボを用意しても、CPUの性能がグラボの足を引っ張ってフレームレートが落ちる「ボトルネック」という現象を検証するため。

  • Core i7 8700(6コア / 12スレッド / 4.30 GHz)
  • Core i5 8500(6コア / 6スレッド / 3.90 GHz)
  • Core i3 8100(4コア / 4スレッド / 3.60 GHz)
  • Pentium G5400(2コア / 4スレッド / 3.70 GHz)

今回の検証では、ミドルクラスの「GTX 1060 6GB」とハイエンドの「GTX 1080 Ti」を使って、CPUごとにフレームレートが変化するかどうかを検証しました。

GTX 1060 6GBの場合

CPUボトルネック(平均フレームレート)

  • i7 8700
    43.3
  • i5 8500
    48.8
  • i3 8100
    43.6
  • G5400
    43.5

GTX 1060程度のグラボなら、どのCPUを使っても平均フレームレートに大きな差は出ませんね。ミドルクラスのグラボを使うつもりなら、CPUのコア数はあまり足を引っ張らないことが分かった。

CPUボトルネック(最低フレームレート)

  • i7 8700
    30.9
  • i5 8500
    32.5
  • i3 8100
    28.2
  • G5400
    26.4

安定性を示す指標になる最低フレームレートにも、大きな差は無い。ただ、Pentiumに関しては、計測中に若干だが体感できるレベルで重たくなっていた。

2コアCPUだと、MHWをしながら他のソフトを使うと性能が安定しない可能性が高い。

GTX 1080 Tiの場合

モンスターハンターワールドのCPUボトルネック

コメントで「GTX 1080 Tiの場合はどうなんですか?」と質問を受けましたので、計測しました。結果はこの通りで、2~4コアCPUだとGTX 1080 Tiの性能を引き出せていない。

CPUボトルネック(平均フレームレート)

  • i7 8700
    102.3
  • i5 8500
    102.8
  • i3 8100
    87.6
  • G5400
    74.3

平均フレームレートで確認すると、i5 8500とi7 8700はほぼ同じでした。4コアのi3 8100で15%もフレームレートが減って、2コアのG5400では約30%も減ってしまった。

CPUボトルネック(最低フレームレート)

  • i7 8700
    70.5
  • i5 8500
    60.4
  • i3 8100
    41.9
  • G5400
    35.6

最低フレームレートではi7 8700がもっとも安定しており、i5 8500は60fpsを守った。i3 8100とPentium G5400はダメですね。

高性能なグラフィックボードを使うつもりなら、CPUは6コア以上を選ぼう。コスパ重視ならi5 8500で、性能重視ならi7 8700がおすすめです。

MHWにおすすめなCPU
  • GTX 1070以上を使う:少なくともCore i5以上
  • GTX 1060以下を使う:Core i3でもOK
  • 格安で行きたい:Pentium

パソコンの使い方にもよるが、モンスターハンターワールドをハイエンドなグラボでプレイするなら「Core i5」(6コア)で十分に間に合います。

コストパフォーマンスを重視して、GTX 1060 6GBを使うつもりなら「Core i3」(4コア)で問題なくプレイできる。

ただし、TwitchやYoutubeで配信を考えているなら「Core i7」(6コア / 12スレッド)を選んだほうが良い。配信の安定性や、動画エンコードのスピードはCore i7の方が頭一つ抜けています。

なお、Pentiumは「格安」で行きたい場合のみ選択肢になるが、低性能CPUの怖いところは「後からやりたいことが増えた時」に痛い目を見ることです。初めてPCを買うなら、なおさら4コア以上が後々ラクですよ。

MHWに必要なメモリ

テストマシンには16GBのメモリーが搭載されている。その内の何GBを、MHW(とWindows 10)が使用していたかをグラフ化してみた。

  • GTX 1080 Tiの場合:平均6.18GB
  • GTX 1050の場合:平均6.57GB

使うグラフィックボードによって、メモリーの使用量が若干違いますね。では、グラフィックボード側のメモリー使用量を確認してみよう。

最高設定で、MHWは2.6GB前後のVRAM(グラボ側のメモリー)を消費することが確認できた。

つまり、「GTX 1050」のようにVRAMが2GBしか無いグラボを使うと、溢れてしまった0.6GBがメインメモリーに押し付けられたという意味。

GTX 1060 6GBやGTX 1070には、6GBを超える大容量VRAMが搭載されているため、基本的に大きな心配はないですね。

MHWに必要なメモリ
  • グラボのVRAMが3GB以上:8GBで足りる
  • グラボのVRAMが2GB以下:8GBだと不安かも

結論として、VRAMが3GB以上あるグラボを使えば、メモリーは「8GB」で足りそうです。もちろん、これはMHWだけをプレイする前提の話なので注意してください。

もし、MHWだけでなく同時にYoutubeをつけて攻略動画を確認したいとか、タブをたくさん付けて攻略情報を見まくる…という使い方を想定しているなら「16GB」をオススメしておく。

最近のブラウザ(特にChrome)は、やたらとメモリーを消費するので8GBだと割りとカンタンに食い尽くす。だから検索をよくする人は16GBにすると幸せになれる傾向※。

※ 実体験に基づく考えです。

モンスターハンターワールドの推奨スペック

ここまで検証してきて分かった、モンスターハンターワールド(MHW)の推奨スペックをまとめます。

モンスターハンターワールドの推奨スペック
目的性能重視(最高設定で遊ぶ)コスパ重視(高設定で遊ぶ)
CPUCore i5 8500Core i3 8100
グラボGTX 1070 8GB以上GTX 1060 6GB
メモリ8GB

「最高」設定でMHWをプレイするなら「Core i5 + GTX 1070以上」。1段階グラフィックが粗い「高」設定でプレイするなら「Core i3 + GTX 1060 6GB」

今回の検証によって、MHWの推奨スペックは以上でほぼ確定しました。

モンスターハンターワールドにおすすめなゲーミングPC

既にパソコンを持っている人は、足りないグラフィックボードやメモリをAmazonで買ってきて増設すれば良い。

持っているけれど、スペックが古すぎて新しいグラボが機能するか不安。そもそも持っていない…という場合は、素直に新しいPCを用意した方がリスクが少ないのでオススメ。


MHWを「高」設定でプレイするなら「GALLERIA DT」

「GALLERIA DT」のカタログスペック(仕様)
CPUCore i5 8500
グラボGTX 1060 6GB
メモリ8GB(4GB 2枚組)
マザーボードIntel H310搭載 / MicroATX規格
SSD240GB
HDD1TB
電源450W (80 PLUS Bronze認証)
OSWindows 10 Home 64bit
付属品GALLERIA専用ゲーミングキーボード
GALLERIA専用マウス
保証持込修理1年間(延長可能)
価格119980円(税抜き)最新価格をチェックする

モンスターハンターワールドを「高」設定でプレイするなら、「i5 8500 + GTX 1060 6GB」というバランス構成に仕上がっている「ガレリアDT」が最適。MHWだけでなく、他のゲームでもよく動く。

現状、フルHDゲーミングにおいてほとんど死角が無いマシンなので「ゲーミングPCを初めて買う。」という人には特におすすめ。注意点はメモリーが標準で8GBなので、必要に応じて増やしてください。


MHWを「最高」設定でプレイするなら「GALLERIA DF」

「GALLERIA DF」のカタログスペック(仕様)
CPUCore i5 8500
グラボGTX 1070 Ti 8GB
メモリ8GB(4GB 2枚組)
マザーボードIntel H310搭載 / MicroATX規格
SSD240GB
HDD1TB
電源450W (80 PLUS Bronze認証)
OSWindows 10 Home 64bit
付属品GALLERIA専用ゲーミングキーボード
GALLERIA専用マウス
保証持込修理1年間(延長可能)
価格142980円(税抜き)最新価格をチェックする

MHWを最高の画質でプレイしたいなら「ガレリアDF」。ガレリアDTの上位版で、グラフィックボードが「GTX 1070 Ti」に強化されています。

最高設定にしても平均60fpsを軽く超えてくるし、他のゲームでも余裕で60fpsを超えて、ゲームによっては100fpsに到達するためゲーミングモニターも使える性能を持つ。


以上「モンスターハンターワールドの推奨スペックを徹底検証する」について、検証と解説でした。

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7 件のコメント

  • 検証お疲れ様です。
    DbDと同様の検証方法ですが、この方法は多数のグラボやCPUの性能差が分かりやすいので、当該ゲームをプレイしない人間にも大変参考になります。
    またRAMやVRAMの使用量、「VRAMが溢れてRAMに漏れ出す」現象がどの程度起こるのかも一目瞭然ですし、有益な情報をありがとうございます。

  • CPUボトルネックを検証する場合はGPUがボトルネックにならない条件下でないと意味ありませんよ、このゲーム相当に重いので1080Tiの1080pのLow設定あたりでやってみるといいと思います。

    • ご指摘ありがとうございます。

      GTX 1080 Tiで計測したところ、「最高」設定の時点でかなりのボトルネックを確認することが出来ました。グラフ等は記事に追記したとおりです。

  • MHWを遊ぶ上では、CPUを割と使う上に綺麗に分散処理しているので、なるべく多コアなCPUを選ぶといいです。
    加えて、ベンチ結果でもそうですが、並列処理に強いAMDのGPUがお勧めですね。
    CAPCOMのゲームエンジンではAMD GPUのスコアが良好なのでVega56辺りが良さそう。

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