120 HzやHDRに対応した最新ゲーム機「PS5」で使うのにおすすめなゲーミングモニターを「7台」に絞って、1台ずつ詳しく解説する記事を作りました。
まずはキホンの選び方から解説しますが、おすすめを早く知りたい方は目次から飛んでください。
(公開:2020/10/23 | 更新:2022/5/15)
PS5におすすめなモニターの「条件」
フルHD?それとも4K?
- フルHD
- WQHD
- 4K
これらは「解像度」を示すスペックです。フルHDが1920 x 1080、WQHDが2560 x 1440(約1.8倍)、4Kが3840 x 2160(約4倍)と決まっています。
PS5は3つある解像度の内、フルHDと4Kにのみ対応しています。フルHDと4Kでは解像度が4倍も違い、映像のディティールやシャープさは目視で分かるほど4Kの方が高画質です。
しかし、4K対応モニターはフルHDモニターと比較して値段が2~4倍以上も高いです。10万円を超えるモニターもあり、PS5で最高のゲーム体験を追求するとお財布が寒くなります。
予算を重視するなら「フルHD(1920 x 1080)」、没入感のあるゲーム体験を求める方は「4K(3840 x 2160)」と選び分けるのが現実的です。
なお、PS5は「WQHD(2560 x 1440)」に対応していないですが、4KをWQHDにダウンコンバートして表示できるモニターが一部あります。
解像度 | メリット | 弱点 |
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フルHD (1920 x 1080) |
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WQHD (2560 x 1440) |
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4K (3840 x 2160) |
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4Kモニターを買うのはキツイけど、フルHDより画質を追求したい・・・と考えている方は、4Kダウンコンバートに対応したWQHDモニターを選ぶといいでしょう。
120 Hzに対応するべき?
80%くらい本当です。
たしかに、PS5は仕様上では最大120 Hzに対応していますが、実際に120 Hzで動作させるには条件があります。
- 120 Hz対応のゲームが必要
- 要求スペックの低いゲーム
PS5のゲーム全てが120 Hzに対応しているわけでは・・・ないです。
ゲームタイトル 120 fps対応ゲーム | 対応状況 |
---|---|
Apex Legends | 対応する予定 ※具体的な予定は不明 |
Borderlands 3 | 対応(フルHDまで) |
Call of Duty: Black Ops Cold War | 対応(4Kまで) |
Call of Duty: Vanguard | 対応(4Kまで) |
Call of Duty: Warzone | 対応(4Kまで) |
Centipede Recharged | 対応(4Kまで) |
CrossCode | 対応(4Kまで) |
Cyber Shadow | 対応(4Kまで) |
Destiny 2(クルーシブル) | 対応(WQHDまで) |
Devil May Cry 5 Special Edition | 対応(4Kまで) |
Dirt 5 | 対応(WQHDまで) |
Doom Eternal | 対応(QHD+まで) |
F1 2021 | 対応(WQHDまで) |
Fortnite | 対応(WQHDまで) |
Ghost Runner | 対応(4Kまで) |
Gunborg | 対応(4Kまで) |
Monster Boy and the Cursed Kingdom | 対応(4Kまで) |
仁王 Collection | 対応(4Kまで) |
Olli Olli World | 対応(4Kまで) |
Quake Remaster | 対応(4Kまで) |
Rainbow Six Siege | 対応(4Kまで) |
Rocket League | 対応(4Kまで) |
Rogue Company | 対応(4Kまで) |
The Touryst | 対応(4Kまで) |
Tony Hawk’s Pro Skater 1+2 | 対応(フルHDまで) |
Uncharted: Legacy Of Thieves Collection | 対応(フルHDまで) |
WRC 9 | 対応(4Kまで) |
2022年5月時点、120 Hzに対応しているPS5ゲームタイトルの一覧です。なお、4Kまで対応していても実際には「動的解像度」で動作するゲームも含みます。
動的解像度は負荷に応じて自動的に解像度を変更するモードです。4K解像度だと重たすぎるシーンで、解像度を自動的にWQHDやフルHD相当に下げて、120 Hz動作をなんとか維持しようと努力します。
残念ながらPS5の性能を持ってしても、超美麗グラフィックの最新AAAタイトルを120 Hzで安定して動かすのは非常に困難です。
120 Hzに対応していないゲームだと60 Hzが上限ですので、PS5で120 Hzを狙うならプレイする予定のゲームが120 Hzに対応しているかどうかを確認しましょう。
120 Hz = 60 Hzの「2倍の情報量」
120 Hzだと1秒間に120回も画面を更新できます。60 Hzは1秒に60回しか更新できないため、120 Hzの情報量はなんと2倍です。映像の滑らかさが体感できるほど変わります。
120 Hzはなめらかでクッキリ
表示される情報量(フレームの枚数)が2倍なので、ゲーム映像はヌルヌルとリアルに動き、残像感もマシになってクッキリ明瞭な映像を表示できます。
120 Hzだと入力遅延が「半分」
次のフレームが表示されるまでの待ち時間が半分にカットされ、結果的に入力遅延が半減します。入力遅延が少ない分、反応時間が重要なFPSゲームや格ゲーで有利です。
リフレッシュレート | メリット | 弱点 |
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60 Hz |
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120 Hz |
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どうせPS5用にゲーミングモニターを買うなら、120 Hz対応のモニターを選んだほうがいいでしょう。
フルHD(1920 x 1080)の120 Hz対応モデルは2万円台から買えるので、コスパも良いです。一方で、4K(3840 x 2160)の120 Hzモデルは8万円台まで値段が跳ね上がるので、必要かどうかは要検討。
予算を気にせず最高の環境でPS5ゲーミングをするなら4K 120 Hzモニターで良いし、コスパ重視ならフルHDを選んだ方が失敗しづらいです。
ただ、4K 120 Hzモニターは4KだけでなくフルHDの120 Hzも出せます。ゲームによって使い分けが出来るため、モニター1台でほとんどの用途に対応できる点は大きなメリット。
WQHD(2560 x 1440)モニターの中には、4Kダウンコンバート機能に対応したモデルがあります。
表示できないはずの4K(3840 x 2160)をそのままWQHDの画面に表示して、4Kならではの高解像度を楽しめる便利な機能です。
つまり、4Kダウンコンバートに対応したWQHDモニターを使えば、実質4Kで120 Hz表示ができそうですよね・・・?
実際に試した結果ダメでした。4K 120 Hzを表示するには「HDMI 2.1」端子が必要ですが、今売っているほぼすべてのWQHDモニターが「HDMI 2.0」です。
HDMI 2.0だと転送性能が不足しており、どうやっても4K 120 Hzを表示できません。4Kダウンコンバート対応のWQHD(120 Hz)モニターで表示できるのは、フルHDの120 Hzまたは実質4Kの60 Hzとなります。
「HDR対応」は必要ですか?
必要かどうかは、どのようなゲームをプレイするか、HDR対応の動画コンテンツを視聴するかどうかで変わります。
・・・結論だけを言うと、今のHDRだと必須とは言いづらいです。
HDRは明るくて暗くて色が広い
HDRとSDR(通常モード)の比較イメージです。HDRでは、SDRよりも明るさと暗さの幅が広く、使う色ももっと多いです。
理屈の上では、HDRはたしかに新しい映像体験になりうる可能性をひめています。しかし現実には・・・
「HDRだと画面が白っぽくなった」
「HDRとSDRの違いがあまり分からない」
といった、ネガティブな口コミをよく見かけます。
HDRに対するネガティブな感想は目立つ一番の理由は、HDRが必要とするスペックを満たせるモニターがまだまだ少なすぎるからです。
HDRの性能 = Display HDRでわかる
HDRに必要なスペックをどれくらい満たさせているかどうかを、分かりやすく示す規格が「Display HDR」です。
現在は「HDR 400」「HDR 600」「HDR 1000」「HDR 1400」の4グレードあります。この4種類の中で、HDRが必要とするスペックを最低限満たしているのがHDR 600以上です。
一番下のHDR 400だと、ほとんどのゲーミングモニターが合格できて当たり前のゆるゆる基準に設定されています。ある意味、HDR 400はトラップと言っていいでしょう。
普通のモニターなら合格できて当たり前の性能に、わざわざ「HDR 400」と名付けているからややこしいです。
正しいHDRを見るためにゲーミングモニターを選ぶなら、少なくともHDR 600以上を検討してみてください。HDR目当てにHDR 400モニターを買うと後悔する可能性が高いです。
ただし、HDR 600対応モニターの価格は決して安くないです。もっと価格が安ければ積極的におすすめできますが、現状の価格だとHDRより120 Hzを優先したほうが満足度は高いかもしれません。
まとめ:PS5におすすめなモニターの選び方
PS5に適したモニターを選ぶうえで重要な「解像度」「60か120 Hzか」「HDR対応」の3つについて、ざっくり解説しました。ここまでの内容をまとめたチャートが以下です。
Apex Legendsやフォートナイトをメインにプレイするなら、競技性で有利な「フルHD」かつ「120 Hz」のゲーミングモニターを選びます。
グラフィック品質にこだわる方は、「4K」または「WQHD(4Kダウンコンバート対応機)」が用途に合っています。「4K 120 Hz」にするかどうかは、もう予算次第です。予算たっぷりなら120 Hzで良いでしょう。
最後にHDRですが、HDR対応のゲームや映像コンテンツを正しく見たいかどうかで決めてしまいます。あまりHDRに関心がなければ、普通のHDR 400で問題ないです。
高品質なHDRを見るなら「HDR 600」以上をおすすめします。
PS5におすすめなゲーミングモニター:7選
当ブログ「ちもろぐ」では、過去に20台以上のゲーミングモニターを詳しく測定レビューして、比較できるデータを収集しています。
実際にいろいろなモニターとデータで比較して、性能・機能・価格のバランスに優れ、かつPS5用におすすめできるモニターを用途別に「7台」選びました。
MOBIUZ EX2510S
PS5に最適なフルHDゲーミングモニター
- フルHD(1920 x 1080)
- 120 Hz対応
- Display HDR 400相当
- 高画質なIPSパネル
- 2 chスピーカー搭載
「MOBIUZ EX2510」は、PS5をフルHDで楽しむために一番おすすめなゲーミングモニターです。
sRGBを99%カバーする高画質なIPSパネルを採用しつつ、応答速度が平均およそ4 ミリ秒とそこそこ高速で、残像感の少ないキレのある映像と高画質を両立しています。
EX2510Sはただ単に基本性能が高いだけにとどまらず、暗い部分を明るくする「Black eQuliazer」「Light Tuner」、鮮やか補正の「Color Vibrance」、残像を減らす「ブレ軽減」に対応。
ゲーマーから求められるほぼすべての機能に対応しており、FPSやオフゲー、映画やアニメまで。幅広いコンテンツと用途に対応できる、万能型ゲーミングモニターです。
HDRについては、実際に測定した結果「Display HDR 400」に相当します。スペック表では特にHDR認証をとっていないものの、実際にはHDR 400とほぼ同等の性能です。
少しでもコストを抑えるために、あえてDisplay HDRを取得しないモニターは割りとよくあります。最初に説明した通り、ほとんどのゲーミングモニターはHDR 400を取れて当たり前ですから。
スピーカーは出力2.5 Wのステレオスピーカー(treVoloシステム)を内蔵します。
2000円くらいのUSB外付けスピーカーに相当する音質ですが、本音を言うと約1万円のサウンドバーや外付けスピーカーを買ったほうが確実に音質は上です。
PS5をフルHDで遊ぶなら、「MOBIUZ EX2510S」が今のところベストです。高画質で高性能、たいていの用途に対応できる機能性、割りといい音質のスピーカーまで付いています。
いわゆる万能型ゲーミングモニターです。価格は3万ちょっとで性能と機能を考えると、なかなかリーズナブル。4K 120 Hzに興味なければとりあえずEX2510Sで良いでしょう。
実際に買って詳しく性能を調べたレビュー記事は↓こちらからどうぞ。
BenQ XL2411K
PS5でeSportに適したフルHDゲーミングモニター
- フルHD(1920 x 1080)
- 120 Hz対応
- 高速応答なTNパネル
- 残像を減らす「DyAc」対応
PS5でeSportゲーム(Apex Legendsやフォートナイト)をガチでプレイするなら、「BenQ Zowie XL2411K」が用途に合ったゲーミングモニターです。
XL2411Kはあまり画質が良くないと定評のあるTNパネルを使っています。IPSパネルと比較して色が白っぽく、視野角が狭いので角度が少し変わると色が変わって見えます。
映像美でかなり不利なパネルですが、TNパネルはIPSパネルよりもはるかに応答速度が速いです。
先に紹介した「EX2510S」が平均3.99 ミリ秒で、ほぼ4 ミリ秒もかかります。「XL2411K」なら、平均1.75 ミリ秒とほぼ半減です。TNパネルを使えば、低価格でキレのある映像を得られます。
BenQ Zowieシリーズは競技ゲーマー向けに開発されたモニターです。FPSで有利なゲーマー向け機能をすべて備えます。
暗い部分を明るく補正する「Black eQualizer」、鮮やかさを補正して視認性を調整する「Color Vibrance」に加えて、
BenQ独自の残像低減機能「DyAc(Dynamic Accuracy)」も対応。画面が少しだけ暗くなるかわりに、映像から残像感をキレイさっぱり取り除く強力なゲーミング機能です。
IPSパネルのような万人ウケする映像美は無理ですが、FPSゲームで勝つための性能と機能性に特化しています。プロのゲーマーやストリーマーからも実際に支持されているモニターです。
たとえばVALORANTの世界大会でベスト3の快挙を成し遂げたZETA DIVISIONでは、XL2411Kの上位モデルにあたる「XL2546K(レビュー記事あり)」を使っています。
ただし、XL2546Kは240 Hz対応モデルで、最大120 HzのPS5で使うにはオーバースペックです。PS5でFPSゲームなら、120 Hz対応のXL2411Kを選んだほうがムダが無いです。
FPSゲームをガチでプレイするならおすすめです。敵プレイヤーを少しでも見やすくする便利なゲーマー機能に加え、平均1.75 ミリ秒の高速応答で残像感の少ない映像を表示できます。
スピーカーは搭載していませんが、FPSゲーマーならゲーミングヘッドセットやイヤホンを付けてプレイする方が多いので、特に問題ないでしょう。
MSI MAG274QRF-QD
PS5にベストな “超高画質” WQHDゲーミングモニター
- WQHD(2560 x 1440)
- 4Kダウンコンバート対応
- 120 Hz対応(※4Kは60 Hz)
- Display HDR 400相当
- 量子ドットIPSパネル(超高画質)
「MAG274QRF-QD」は、筆者が過去にレビューしてきた4台のWQHDモニターの中で、もっとも高画質なWQHD(2560 x 1440)ゲーミングモニターです。
高画質の秘密は「量子ドット(Q-dot)」技術とIPSパネルの組み合わせです。量子ドットのおかげで、一般的なIPSパネルより表示できる色の広さが飛躍的に増えています。
もちろん、ただ高画質なだけではなく、各種ゲーミング機能やPS5との互換性もきちんと対応済みです。
PS5にMAG274QRF-QDを接続すると、「4K(3840 x 2160)@60 Hz」で認識されます。
解像度の設定からフルHD(1920 x 1080)に切り替え、パフォーマンスモードを有効化すればフルHDで120 Hzとして動作可能です。
普通のWQHDモニターならフルHDでしか表示できませんが、MAG274QRF-QDは4Kダウンコンバート対応のおかげで4Kで表示できるように工夫されてます。
HDRモードも対応しており、実際にテストした結果はDisplay HDR 400相当の性能です(明るさ400 cd/m²台、黒は0.3 cd/m²台、色はDCI P3で98%超・・・HDR 400を余裕でクリア)。
ゲーマー向け機能は暗い部分を明るく補正する「Night Vision(ナイトビジョン)」モードと、残像を軽減する「MPRT」モードに対応します。
BenQのBlack eQualizerほどではないですが、普通に使える機能です。
応答速度は平均3.66 ミリ秒を記録、IPSパネルでトップクラスの速さです。
まとめると、「MAG274QRF-QD」はWQHDで最高クラスの画質と性能を両立する、シンプルに高性能なゲーミングモニターです。
4K 120 Hzモニターは価格が高すぎて買えない、けれどフルHDで妥協をするのも気が進まない。そんな両者のちょうど中間に位置するモニターが「MAG274QRF-QD」です。
そこそこ予算を抑えながら、PS5で最高の画質を追求したいゲーマーにおすすめします。実際に使ってみた詳しいレビューと、測定結果はこちら↓からどうぞ。
MOBIUZ EX2710R
PS5に適した “湾曲型” WQHDゲーミングモニター
- 湾曲型WQHD(2560 x 1440)
- 4Kダウンコンバート対応
- 120 Hz対応(※4Kは60 Hz)
- Display HDR 400
- VAパネル(高コントラスト比)
- 2.1 chスピーカー搭載
「MOBIUZ EX2710R」は、パネル本体が曲がっている湾曲型のWQHD(2560 x 1440)ゲーミングモニターです。人間の眼球とほぼ同じ湾曲率1000Rに曲面加工され、没入感に特化した設計です。
4Kダウンコンバート機能に対応しているため、27インチの湾曲した画面に、4K(60 Hz)の映像を表示できます。フルHDなら120 Hz動作も可能です。
パネルはIPSではなく、VAパネルを採用。黒色が得意なパネルで、コントラスト比は3000~4000:1以上。IPSパネルの約3~4倍も深~い黒色が出ます。
深い黒色と湾曲した27インチに組み合わせにより、一般的な平面モニターより没入感を感じやすいです。特に、視界がものすごいスピードで動くレーシングゲームとの相性は最高でした。
ただし、あらゆるコンテンツで没入感を求めるなら、40インチ台のゲーミングテレビの方がおすすめです。しかし、40インチ台の画面を置くには奥行き80 cmのデスクが必要で、日本の狭い住宅事情だと敷居がやや高いです。
EX2710Rならそれほど大きくない27インチで、普通のデスクに設置できます。没入感を得たいけど40インチ台は無理、そんな妥協案としてEX2710Rが最適です。
EX2710Rは湾曲型のメリットに加えて、優れた基本性能とゲーマー向け機能を備えます。
暗い部分を明るくする「Black eQualizer」「Light Tuner」、鮮やかさを補正して視認性を上げる「Color Vibrance」、残像感を少し軽減する「ブレ軽減」に対応済み。
HDRは「Display HDR 400」に対応します。実際の測定でも、HDR 400を余裕で合格できる性能です(※明るさが430 cd/m²、黒が0.1 cd/m²台、sRGB:99%カバー)。
スピーカーは2.1 ch(2 Wのステレオと5 Wのサブウーファー)システムを搭載し、3000~5000円のUSB外付けスピーカーに迫る音質を出せます。音質にこだわりなければ普通に使えるレベルです。
総合的に見て、かなりPS5に向いているゲーミングモニターです。画質は先に紹介した「MAG274QRF-QD」が確実に上位ですが、EX2710Rは黒色の深さで勝っています。
なお、VAパネルの応答速度はIPSパネルより遅いと言われていますが、完全に古い情報です。EX2710Rの応答速度は実測で4ミリ秒台、オーバードライブを使うと平均3.15 ミリ秒まで高速化します。
EX2710Rの詳しいレビューや測定結果については、↓こちらのレビュー記事から確認してください。
DELL G3223Q
PS5におすすめなコスパの良い4K 120 Hzモニター
- 4K対応(3840 x 2160)
- 4K 120 Hz対応
- Display HDR 600
- IPSパネル(高画質)
- PS5 VRR対応
PS5を4K 120 Hzで堪能するなら、「DELL G3223Q」が買いやすくて良いです。2022年時点、10万円台で買える唯一の4K 120 Hz(HDR 600対応)ゲーミングモニターです。
32インチの高速IPSパネルを採用し、DCI P3で約98%をカバーする高い色表現性能に加えて、平均4 ミリ秒のそこそこ速い応答速度を両立します。
参考までに、ちもろぐで測定した4K 120 Hzモニターで2番目に応答速度が速いです(※1番はLG CX OLED)。速くて高画質でHDR 600に対応した4K 120 Hzが10万円台・・・、破格の価格設定です。
G3223Qよりもっと高画質な4K 120 Hzモニターは存在しますが、相応に値段も跳ね上がります。価格あたりの性能を考えると、G3223Qのコスパは極めて高く、おすすめしやすいです。
実際にPS5に接続すると、「3840 x 2160 @120 Hz」で問題なく動作します。4月26日からPS5で使えるようになった「VRR(可変リフレッシュレート)」も動作を確認済みです。
「Display HDR 600」規格に合格しているだけあって、HDR 400とは別格のHDR性能です。
念のため実際にテストした結果は、ピーク時の明るさが600 cd/m²後半、黒色は0.04 cd/m²(一番良い値)でした。DCI P3カバー率が97.6%で、HDR 600規格の性能に偽りありません。
なお、G3223Qの注意点は機能性の少なさです。一応、暗い部分を明るくする「ダークスタビライザー」機能がありますが、ハッキリ言っておまけ程度の機能です。
内蔵スピーカーもありません。画面設定(OSD)もBenQと比較するとイマイチ使いづらいです。
ライバル他社の12~15万円する4K 120 Hzより明らかに機能面で劣っているため、使いやすさと機能を重視する方は次に紹介する「MOBIUZ EX3210U」を検討してください。
G3223Qは安くて高画質なら問題なし、と割り切って買えるゲーマーにおすすめです。多少ダメな部分があっても、10万円台で4K 120 Hz(HDR 600)はやはり驚異的なコスパです。
実際にG3223Qを使ったレビューと、詳しい測定結果は↓こちらの記事からどうぞ。
MOBIUZ EX3210U
PS5におすすめな “超高画質” 4K 120 Hzモニター
- 4K対応(3840 x 2160)
- 4K 120 Hz対応
- Display HDR 600
- 量子ドットIPSパネル(超高画質)
- 2.1 chスピーカー搭載
- PS5 VRR対応
価格がかなり高いですが、G3223Qより万人向けな豪華版が「MOBIUZ EX3210U」です。安いかわりに粗が目立つG3223Qとの大きな違いは4つあります。
1. 量子ドット技術を使った高画質、2. BenQ独自の実用的なゲーミング機能をフル装備、3. 設定がサクサク進む便利なリモコン、4. パワフルな2.1 ch内蔵スピーカーです。
さすが価格が高いだけあって、至れり尽くせりな仕様で固めています。
当然ながら、モニターの基本性能も優秀です。量子ドット技術のおかげで色がとんでもなく広い(※実測:DCI P3で約98%、AdobeRGBはなんと100%)です。
応答速度は平均5.7 ミリ秒で若干遅いですが、実用性は問題ありません。オーバードライブ機能を使えば4ミリ秒台まで高速化できます。
暗い部分を明るくする「Black eQualizer」「Light Tuner」、鮮やかさを補正する「Color Vibrance」、残像を抑える「ブレ軽減」、そして画面のテアリングを軽減する「HDMI VRR」まで対応。
PS5版のラチェクラやスパイダーマンでは、HDMI VRRを有効化すると処理が効率化され、なぜかフレームレートが向上する効果があります。とても実用的なゲーミング機能です。
付属品のリモコンから、画面設定(OSD)をポチポチと操作できます。入力切替、音量調整、画面モードや色合いの調整など。すべての設定がリモコン1つで完結します。
2.1 chのtreVoloスピーカーシステムを搭載しています。出力2.5 Wのステレオスピーカーと、出力5 Wのサブウーファーの組み合わせで、意外と量感のある良い音質が出ます。
3000~5000円くらいのUSBスピーカーに相当する性能です。音質にこだわりがなければ、普通に使える内蔵スピーカーです。
HDRは「Display HDR 600」規格を取得しています。実際にテストした結果は、ピーク時の明るさが560 cd/m²、黒色が0.03 cd/m²(一番良い値)でした。
ぼくがレビューした個体だとなぜか明るさが微妙に足りていませんが、基本的に600 cd/m²近い明るさを出せるはずです。実際に見た感想も、HDR 400とは別次元です。量子ドットで色も美しいです。
PS5用の4K 120 Hzゲーミングモニターで一番おすすめです。32インチでそこそこ迫力ある没入感があり、設置しやすいサイズ感も良し。性能は非常に高く、機能性もさすがBenQというべき豪華な内容です。
価格は決して安いとは言いませんが、価格に見合った価値があるモニターです。EX3210Uの詳しいレビューや、測定結果は↓こちらの記事から確認してください。
「MSI MPG321QRF-QD」と「ASUS PG32UQ」が、EX3210Uとほとんど同じメーカーのパネルを使っています。
いろいろとデータを見た限り、PG32UQはEX3210Uより応答速度が少し遅めで、ゲーマー向け機能は少ないです。価格が少し安い分だけ、EX3210Uより提供できる価値も減っています。
MPG321QRF-QDはKVMスイッチ機能に対応している点が一番の強みです。KVMを使うと1台のキーボードで、複数のハードを操作できます。わざわざUSBポートを挿し直す手間から開放されますが、PS5用に必要か?と言われると微妙です。
まとめると、同じパネルを使った4K 120 Hzモニターの中で、現状もっともPS5に適したモニターが「EX3210U」です。BenQがゲーム機狙い撃ちで開発した製品ですから、ある意味当然の結果ではあります。
LG C1 OLED 48″
PS5におすすめな大画面4K 120 Hzゲーミングテレビ
- 4K対応(3840 x 2160)
- 4K 120 Hz対応
- HDR対応(Dolby Vision)
- OLEDパネル
(= 完璧な黒と応答速度ゼロ) - 48インチで没入感がすごい
- PS5 VRR対応
PS5向けに最高のゲーミングテレビが「LG C1 OLED(型番:OLED48C1PJB)」です。
OLED(有機EL)パネルを採用し、完璧な黒色による無限のコントラスト比と、TNパネルを超える0ミリ秒台の応答速度を可能にします。
普通の液晶パネルは画面を明るくするために「LEDバックライト」を使う必要があり、輝度ムラや色ムラの問題、応答速度の遅さや明るい黒色に悩まされています。
一方、OLEDパネルは1ドット1ドットが独立して発光する「自発光型パネル」です。バックライトを使っていないため、輝度ムラはほぼ解消され、黒色も完璧。応答速度も最強です。
TNパネルを超える圧倒的な応答速度のおかげで、BenQのブレ軽減やDyAcのような残像を軽減する機能を使わなくても、最初からクッキリ明瞭な映像が映ります。
黒色の表現は文字通り完璧です。普通の液晶によくある、うっすらと明るいグレーのような黒色とはお別れです。
OLEDパネルを体感した人のほとんどがもう液晶には戻れない・・・と言っている理由の多くが、OLED特有の完璧な黒色にあります。黒背景を表示させて、部屋の電気を消すと本当に真っ暗です。
実は、テレビ向けのOLEDパネルを製造できるメーカーはLGとSamsungの2社だけです。だからSonyや東芝のOLEDテレビを買っても、中身はほぼLGです。
基本的なパネル性能に大きな差がないため、価格が安いかどうか※、PS5に最適化されているかどうかで選んだ方がいいでしょう。
※LGは自社でテレビ向けOLEDパネルを製造供給できるメーカーです。よって価格競争力でもっとも優位な立場にあり、LG製OLEDテレビのコストパフォーマンスは全体的に優れています。
「LG C1 OLED」は、HDMI 2.1端子を4つ備えています。4つすべてのHDMI端子が4K 120 Hzに対応し、テアリングを抑えるゲーミング機能「HDMI VRR」も使えます。
入力遅延の少なさも大きなメリットです。一般的なテレビはゲーミングモニターより入力遅延が遅い傾向にありますが、LG C1 OLEDはゲーミングモニター並みに速いです。
LG C1 OLEDでは出力10 Wのフルレンジドライバを2個、出力10 Wのサブウーファーを2個搭載する「2.2 chサラウンドシステム」を搭載し、まっとうな音質を出せます。
BenQのtreVoloスピーカーより高音質で、少なくとも5000円クラスのUSBスピーカーを軽く超えている音質です。
定期的にファームウェアのアップデートが無料で配信され、過去にはXbox Series XでFreeSyncが正しく動作しない問題など、細かな不具合がそこそこスピーディーに解消されています。
4月26日からPS5が対応したVRRについても、当然LG C1 OLEDでは対応済み。1世代前のLG CX OLEDでは個体によって不具合が報告されているものの、近いうちにアップデートで対策されるでしょう。
不具合対応の迅速さも、LG OLEDシリーズをおすすめしやすい理由の一つです。
LG C1 OLEDが2022年時点PS5向けに最高のゲーミングテレビです。
「しかし、最高のOLEDゲーミングテレビだと価格もすごく高いのでは?」と思いきや、LG C1 OLED(48インチ)が13~15万円、1世代前のLG CX OLED(48インチ)は11~12万円台で買えます。
OLEDパネルを使ったゲーム向け最高峰のテレビなのに、なぜか価格はMOBIUZ EX3210Uより安いです。ここまで紹介した7台のモニターで、多分一番コスパが良いです。
ただ、これほど高性能なテレビにも欠点はあります。
1つは48インチで置き場所を選びます。圧倒的な没入感と引き換えに、48インチを置ける場所が必要です。デスクに置くなら奥行き80 cmくらいは必要で、デスクの買い替えが必要になるかもしれません。
2つ目がHDR性能です。画面全体が明るいシーンで輝度が下がってしまうため、平均的な性能はHDR 400をやや下回ります。十分に見られるHDRですが、HDR 600と比較するとダメですね。
・・・少し長く解説しすぎました。もっと詳しいレビューと測定結果は、↓こちらのレビュー記事※を確認してください。
※1世代前の「LG CX OLED」レビューですが、現行モデルとほぼ同じ性能なので参考にしてもらって大丈夫です。
PS5におすすめなモニター:7台【超ざっくりまとめ】
MOBIUZ EX2510S フルHD(120 Hz):万人向け |
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BenQ / サイズ : 24.5インチ / 解像度 : 1920 x 1080 / リフレッシュレート : 165 Hz / パネル : IPS / HDR : 対応 / 同期技術 : FreeSync / スピーカー : 2.5Wステレオ / 保証 : 3年 |
BenQ XL2411K フルHD(120 Hz):FPSに最適 |
MSI MAG274QRF-QD WQHD(120 Hz):万人向け |
MOBIUZ EX2710R WQHD(120 Hz):没入感よし |
BenQ / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 165 Hz / パネル : VA / HDR : Display HDR 400 / 同期技術 : FreeSync Premium Pro / スピーカー : 2.1 ch(2W x2 + 5W) / 保証 : 3年 |
DELL G3223Q 4K(120 Hz):低価格 |
DELL / サイズ : 32インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : IPS / HDR : Display HDR 600 / 同期技術 : FreeSync Premium Pro / 保証 : 3年 |
MOBIUZ EX3210U 4K(120 Hz):万人向け |
BenQ / サイズ : 32インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 144 Hz / パネル : IPS / HDR : Display HDR 600 / 同期技術 : FreeSync Premium Pro / スピーカー : 2.1 ch(2W x2 + 5W) / 保証 : 3年 |
LG C1 OLED 48″ 4K(120 Hz):最強のゲーミングTV |
LG / サイズ : 48インチ / 解像度 : 3840 x 2160 / リフレッシュレート : 120 Hz / パネル : OLED / 同期技術:HDMI 2.1 VRR(4K120 Hzまで) |
PS5向けゲーミングモニターでよくあるQ&A
PS5で使うなら「HDMI 2.1」は必須ですか?
HDMI 2.1が必要な用途 |
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|
4K 120 Hzでプレイするなら、HDMI 2.1が必須です。
逆にいえば、4K 120 Hzを使わないならHDMI 2.1が無くて大丈夫です。HDMI 2.0で4K 60 Hzまで出せます。もちろんフルHDの120 HzもHDMI 2.0で余裕です。
なお、ゲーミングモニターではなくテレビをPS5用に考えている方はHDMI 2.1を強くおすすめします。テレビに付いているHDMI 2.1は「eARC」「ALLM」に対応している場合がほとんどです。
- eARC(HDMIエンハンスドオーディオチャネル)
eARCはHDMIケーブルを経由して、eARC対応のオーディオ機器に音声出力を流す機能です。AVアンプを使って7.1 chサラウンドオーディオ環境を構築するなど、音質にこだわるなら便利な機能です。
- ALLM(自動低遅延モード)
ALLMは、テレビの入力遅延を抑える機能です。LG OLEDシリーズや東芝レグザなど、テレビなのにモニター並みに入力遅延が短い製品はALLMを活用しています。
PS5が対応した「VRR」を使うには?
2022年4月26日のファームウェアアップデートで、ついにPS5で「VRR(可変リフレッシュレート)」機能が使えるように改善されました。
PS5の発売から1年半が経って、ようやくXbox Series Xで最初から使えるVRR機能が使えるように(※たかがVRRの実装に1.5年・・・ソニーの開発力が心配です)。
・・・と思いきや、PS5が対応したVRRと、XSXで使えるVRRはまったく別物です。
PS5のVRRは「HDMI VRR」を使った機能で、XSXで対応しているVRRは「FreeSync」または「HDMI VRR」を使った機能です。効果はどちらも同じですが、使えるモニターに制限がかかります。
ハード | PS5 | Xbox Series X |
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VRR技術 |
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対応出力 |
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互換性 |
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HDMI VRRを使うには規格上「HDMI 2.1」がほぼ必須です。つまり、ほとんどのゲーミングモニターで、PS5のVRRを使えません。
HDMI 2.1を搭載するごく一部の4K 120 Hzモニター(例:MOBIUZ EX3210UやDELL G3223Q)や、4K 120 Hzのテレビに限られます。
Xbox Series Xを販売しているマイクロソフトは、自社でテレビやモニターを販売していません。仕様でユーザーの囲い込みをする経済的メリットが無いため、XSXは最初からWQHDやFreeSyncに対応しています。
一方、ソニーは自社で4K 120 Hzテレビを販売しています。もし、PS5がWQHD(2560 x 1440)に対応していると、ユーザーは安心してコスパの良いWQHDモニターを選べます。
でもソニーから見れば、「いやWQHDモニターなんて買うなよ、うちの4Kテレビを買ってください」と考えるのが自然です。
PS5のVRRがFreeSyncを無視して、あえてHDMI VRRでしか対応しなかった理由もおそらく同じような背景にもよるものでしょう。
HDMI 2.1は4K 120 Hzテレビに搭載されており、当然ソニーの4K 120 HzテレビもHDMI 2.1に対応しています。
結局、ソニーは自社のテレビにユーザーを誘導したいがために、わざと不親切な仕様でPS5を販売しているとしか思えません。すべては「囲い込み」です。
「4Kダウンコンバート機能」とは何ですか?
PS5はWQHD(2560 x 1440)に対応していないため、PS5側から4K(3840 x 2160)の映像信号をそのまま受け取り、WQHDの画面に4K解像度を表示する機能です。
ダウンコンバートやエミュレートと呼ばれていますが、実際はただ単に4K解像度を表示しているだけの機能です。
本当の意味でWQHDコンバートを忠実に実行しているモニターは筆者が探した限りでは存在しません。
ただし、映像美としてはフルHDを引き伸ばしてWQHDに表示するよりも、4KをWQHDに詰め込んで表示したほうが高画質に見えます。
実際に見てみると分かりやすいです。フルHDを引き伸ばすと「ぼやけて見える」のが、詰め込んで表示する分には「ぼやけない」ので高画質に見えやすいです。
予算の問題で4K 120 Hzモニターを選べないなら、4Kダウンコンバート対応のWQHDゲーミングモニターを選ぶのは十分アリな選択です。少なくとも、フルHDを引き伸ばすよりマシでしょう。
120 Hz対応モニターでも120 Hzが使えない場合がある?
残念ながら・・・、あります。
PS5で120 Hzが使えるかどうかは、ゲーミングモニターに登録されている解像度の情報(EDIDと呼びます)で判別されているようです。
120 Hz対応のゲーミングモニターでも、EDIDに「1920 x 1080 at 120 Hz」の登録がなければ、PS5で120 Hzを有効化できません。
ASUSの中の人に事情を聞いてみると、「ファームウェアの更新でEDIDに120 Hzを登録すると対応は可能」とのこと。しかし、ファームウェアの更新に失敗するリスクがゼロとは言えないため、新製品であらためて対応する形式を取っているそうです。
PS5用の120 Hzゲーミングモニターを選ぶときは、必ずメーカーの公式サイトで対応しているかどうかを確認してください。対応しているなら、公式サイトでなにかしらアピールしているはずです。
公式サイトを見て120 Hzに対応しているかどうかが分からないモニターは買わないほうが良いでしょう。
120 fps対応のPS5ゲームはどれ?
公式サイトや海外フォーラムを調べ尽くしたところ、2022年5月時点で120 fpsをサポート済み、またはする予定のゲームは以下のとおりです※。
ゲームタイトル 120 fps対応ゲーム | 対応状況 |
---|---|
Apex Legends | 対応する予定 ※具体的な予定は不明 |
Borderlands 3 | 対応(フルHDまで) |
Call of Duty: Black Ops Cold War | 対応(4Kまで) |
Call of Duty: Vanguard | 対応(4Kまで) |
Call of Duty: Warzone | 対応(4Kまで) |
Centipede Recharged | 対応(4Kまで) |
CrossCode | 対応(4Kまで) |
Cyber Shadow | 対応(4Kまで) |
Destiny 2(クルーシブル) | 対応(WQHDまで) |
Devil May Cry 5 Special Edition | 対応(4Kまで) |
Dirt 5 | 対応(WQHDまで) |
Doom Eternal | 対応(QHD+まで) |
F1 2021 | 対応(WQHDまで) |
Fortnite | 対応(WQHDまで) |
Ghost Runner | 対応(4Kまで) |
Gunborg | 対応(4Kまで) |
Monster Boy and the Cursed Kingdom | 対応(4Kまで) |
仁王 Collection | 対応(4Kまで) |
Olli Olli World | 対応(4Kまで) |
Quake Remaster | 対応(4Kまで) |
Rainbow Six Siege | 対応(4Kまで) |
Rocket League | 対応(4Kまで) |
Rogue Company | 対応(4Kまで) |
The Touryst | 対応(4Kまで) |
Tony Hawk’s Pro Skater 1+2 | 対応(フルHDまで) |
Uncharted: Legacy Of Thieves Collection | 対応(フルHDまで) |
WRC 9 | 対応(4Kまで) |
ゲームによって「パフォーマンスモード」「高フレームレートモード」など、いろいろな呼び方がありますが、基本的にゲーム側の独自のオプションを有効化することで最大4Kで120 fpsを可能にする仕組みです。
たとえば4Kで120 fpsに対応するDMC5 SEは、高フレームレートモード(アップコンバート的な機能?)を使って、4K解像度で平均100 fps前後のゲームプレイを実現します。これ・・・スゴイのはPS5ではなく、開発したカプコンですね。
日本国内で特に人気が高いApex Legendsは今のところ60 fpsまでで、120 fps動作は確認されていません(※2021/2追記:フォートナイトは120 fpsに対応)。
今後のアップデートやPS5版のリリースで120 fpsに対応する可能性はありますが、まだ公式なアナウンスは何もありません。シージのようにアプデで対応するゲームもあるので、120 fps対応はゲーム開発側のアプデ次第です。
画面サイズはどれくらいが良い?
ぴったりな画面サイズはややこしいので、さっそく結論だけ先に出します。
サイズの選び方 | 画面サイズ | 画素ピッチ |
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フルHD 1920 x 1080 |
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WQHD 2560 x 1440 |
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4K 3840 x 2160 |
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以上です。
一般的な奥行き60 cmくらいのデスクで使う場合、画素ピッチは90~110 ppiくらいがちょうど良いです。
フルHDだと21~24.5インチ、WQHDは27~31.5インチ、4Kでは42~48インチです。しかし現実的な問題として、42インチ以上のモニターを奥行き60 cmのデスクに置くのは、ちょっと無理があります。
サイズの選び方 | 画面サイズ | デスクの奥行き |
---|---|---|
フルHD 1920 x 1080 |
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WQHD 2560 x 1440 |
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|
4K 3840 x 2160 |
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デスクの奥行きが80 cm以上あるなら42~48インチの4Kモニターや4Kテレビはアリです。奥行きが60 cm程度なら、4Kモニターのサイズは32インチにとどめた方が扱いやすいと思われます。
思う、とあいまいな表現をする理由は、筆者自身は42インチの4Kモニターを愛用しているからです。27~31.5インチの4Kモニターも決して悪くはないのですが、そのサイズならWQHDを買った方がコスパは良いでしょう。
PS5におすすめのパネルタイプは?【TN / IPS / VA / OLED】
パネルタイプ | メリット | 弱点 |
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TNパネル |
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→ FPSやTPS(eSport)に最適 | ||
IPSパネル |
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→ ほとんどの使い方におすすめ | ||
VAパネル |
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→ 没入感が欲しい方に最適(※湾曲型が多い) | ||
OLED (有機EL) |
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|
→ PS5で使うなら一番おすすめ |
PS5で使うなら、一番のおすすめは「OLED(有機EL)」で、次に「IPSパネル」です。
OLEDは同じ画面を表示し続けると画面が焼き付くリスクがありますが、PS5で使う場合はほとんどのシーンで全画面ゲーミングが占めています。
画面全体が常に動いているシーンが多く、パソコンで使うよりずっと焼き付くリスクは低いです。予算と大画面(48インチ)を置く場所さえクリアできれば、OLEDがPS5でもっとも最適なパネルタイプです。
OLEDの次におすすめが「IPSパネル」です。
視野角が広く、美しい色を表示でき(※特に量子ドットIPSパネルは驚異的な性能)、応答速度も最新世代のIPSパネルなら十分に速いです。価格もそれほど高くなく、普通に買いやすいです。
サイズは20インチ台から43インチまで、選べる解像度もフルHDから4Kまで幅広く、自分の使用環境にあったゲーミングモニターを選べます。
高性能なIPSゲーミングモニターを買っておけば、PS5ゲーミングに限らず、パソコンでオフィスワークや写真編集など。ほとんどの用途に対応できるため、PS5を使わなくなっても出番があります。
パネル選びで迷ったら、とりあえずIPSパネルを選ぶといいでしょう。
PS5におすすめな応答速度はどれくらい?
応答速度が速ければ速いほど、残像が少ないキレのある映像を表示できます。FPSゲームはもちろん、グラフィックが美しいオフゲーをプレイする場合でも、応答速度が速いと有利です。
筆者やかもちの考える理想は「1ミリ秒未満」ですが、そもそも1ミリ秒を出せるゲーミングモニターはほとんど存在しません。現実的な理想値として「3ミリ秒」とします。
- 理想の応答速度:1ミリ秒(OLEDなら可能)
- 現実的な理想:3ミリ秒(IPSパネルでもギリギリ可)
- 悪くはない:5ミリ秒(普通のIPSやVAパネルで可能)
なお、応答速度はメーカーのスペック値ではなく、実際の測定結果を参考にすると確実です(参考:ゲーミングモニターの応答速度を測定する方法)。
メーカーのスペック値はいわゆる「最速値(一番いい数値)」を挙げているだけで、平均値ではありません。スペック値が1ミリ秒なのに、実際に測ると4~5ミリ秒だったモニターは枚挙にいとまがないです。
(画像をタップすると拡大します)
ちもろぐで過去にレビューしたゲーミングモニターの測定結果をまとめたグラフです。見ての通り、1ミリ秒に近いモニターはわずか3台だけで、たいていは2ミリ秒以上です。
メーカー公称値はあくまでも参考程度にとどめて、購入するかどうかを検討する場合は実測値を確認すると安全です。
入力遅延はどれくらいが良いの?
入力遅延は、コントローラーの操作がモニターに反映されるのにかかる時間です。
入力遅延が16ミリ秒より長いと問題ですが、最近のゲーミングモニターなら基本的に16ミリ秒以下に収まっています。わざわざ入力遅延を気にする必要はほとんど無いです。
テレビを選ぶ場合は、HDMI 2.1を搭載したテレビ(※HDMI 2.1に付いてくるALLMが入力遅延を抑えます)や、LG C1 OLEDのように独自のゲームモードを実装しているテレビをおすすめします。
入力遅延を測定する既製品は「Input Lag Tester(Leo Bodnar社)」が有名です。ちもろぐでは、「Raspberry Pi 4」を活用したカスタム入力遅延テスターを使って、60 fpsと120 fps時の入力遅延をテストしています。
Input Lag Teserだと60 fpsが上限です。
ゲーミングモニターはどこで買うのがオススメ?
Amazon、パソコン工房、ツクモ通販、楽天市場、PayPayモールなど。知名度の高い、よく知られたネット通販ならどこで買っても大丈夫です。
しかし、ゲーミングモニターで極めてまれにある「ドット抜け」を避けるなら、ツクモ通販(https://shop.tsukumo.co.jp/)が一番おすすめです。
ツクモ通販でゲーミングモニターを購入するさいに、交換保証(およそ5%の追加料金)を付けると受けられるサポートです。
一般的にモニターのドット抜けは、1~2個くらいだとメーカー保証の対象外ですし、そもそもドット抜けを保証外とするメーカーもあります。
ツクモ通販の交換保証では、たとえメーカー保証外のドット抜けであっても3回まで同じ製品に交換ができます(※4Kモニターの場合は1回まで)。
もちろん、ドット抜けに限らず、マイクアームにうっかりぶつけて液晶を割ってしまうなど。明らかにこちらに非がある物損ですら、ツクモの交換保証なら交換対応が可能です。
保証とサポートを重視してモニターを買うなら、ツクモ通販(https://shop.tsukumo.co.jp/)にで交換保証を付けて購入しましょう。
日本の液晶モニターメーカーで有名な「EIZO」が製造する「FlexScan S2411W」で起きた、特定の箇所にドット抜けが100%発生する不良ロット事件において、ツクモ交換保証が猛威をふるいました。
FlexScan S2411Wでドット抜けにあたってしまった購入者の一人が、ツクモにて交換保証を使った結果、次から次へと同じ箇所にドット抜けが起きているS2411Wが見つかったのです。
【おまけ】ぶっちゃけ「8K解像度」は意味ない?
「8K(7680 x 4320)」は、4Kをさらに4倍大きくした解像度です。ぶっちゃけた話、8K解像度に画質的なメリットはほとんど無いです。
- 8K解像度だと負荷が重すぎてフレームレートが低い
- PS5で8Kに対応したゲームがほとんど無い
- 普通の視力(1.0程度)だと4Kと8Kの差がほぼ分からない
(※テレビとの距離は1.5メートルを想定)
8K解像度で一番の問題がフレームレートです。現状のPS5ですら、4K 120 Hzの安定動作で苦戦しています。8Kだと負荷は単純に4倍で、フレームレートは4分の1以下に下がります。
実際にはビデオメモリ(VRAM容量)の不足が影響して、1割までフレームレートが下がる可能性もあります。カックカクの映像なんて見てられないです。
今のところ、ゲーム用途に8Kテレビをあえて買うメリットはほとんど見当たりません。普通に4Kテレビで大丈夫です。
以上「PS5におすすめなゲーミングモニターをめちゃ詳しく解説する記事【2022年版】」でした。
ASUSのVG27AQもオススメ出来ると思います。
VG259QのWQHD版みたいなやつです。
PS5がWQHDに対応って情報出てました?
少なくともEX2780Qに関してはPS4やXboxの接続時は4K/60FPSの入力、HDCP2.2に対応だったはずです。いわゆるダウンスールというやつで、PS4側の4K出力をWQHDに置き換えて出力してくれます。ただし当たり前ですがEX2780QはHDMI2.0までしか対応してないのでPS5につないでもWQHDは60FPSまでしか出ないと思います。
PS5側がネイティブでWQHDに対応していればワンチャン60FPS以上でるかもしれないですが、今のところSONYの公式からはWQHDへの言及がが一切ありません…。
詳細にありがとうございます。ダウンスケールに対応している機種なんですね。
ただFHD,WQHDは120fps以上、4Kは60fpsが基準となる(と勝手に考えている)中で60fpsは少し寂しい。
失礼誤字ってました。ダウンスケールの誤りです。
4K出力でおk
DP対応してくれてたら選べるモニターも多少は増えたのかな
VG259を使用中ですが、スピーカーは内臓されてましたよ。
音質は他にスピーカーがあれば使わないかな…って感じでしたが。
Pixio PX277 Primeの購入を検討してるんですがEX2780Qと比べると見劣りしますかね?
4K120fpsは実際の所グラフィックが綺麗なAAAタイトル等では無理っぽい気がしますね。
Watch Dogs Legionは公式の発表でレイトレ含めて4K30fpsの対応と聞いて残念でした、グラフィックとフレームレートはどうしてもトレードオフになりますね・・・。
負荷の軽いカジュアルなグラフィックのゲームなら4K120fps行けそうですが。
LGC9でも4K120HzのVRRに対応しているとは思います。現在機能していないなら、たぶんファームウェアアップデートでできるようになるみたいです。
240hzモニターランキングもしてほしい
格ゲーで120って出るんですか?
・DELL S2721DGF
・Acer Nitro VG271UPbmiipx
これらの2機種も個人的にはいいと考えいるのですが、やかもちさんの見解を
お聞きできれば幸いです。
・SONY X900H
この機種は日本では未発表ですが、PS5標準サポートです。もしご存じなければ参考にしてください。
それと余談ですが、hdmi2.1対応avレシーバーで4K120Hz HDR信号をパススルーすると、映像がブラックアウトすることが確認されています。サラウンドでのプレイはまだ先になりそうです
来年にはHDMI2.1対応のモニターも続々出てくるだろうから、
今4Kディスプレイ持ってる人は急いで買い換える必要は無いと思います。
4K120P出るローンチゲームは、PS5には無さそう。
XBOXは、oriが4K120P出る特別版を出すらしい。
暫く4K120Pは、2Dゲーム専用モードになるんじゃないかな。
WQHD買わなくてよかった
まあ肝心のps5本体がいつ手に入るかわからんのやがな
DELLのゲーミングモニターやBRAVIAがひとつも入ってないのはなんで?
逆になんで入らないといけないんですか?
4K60FPSとしてLG 32UL750
もかなりいいのかなと気になるところ
テレビの機能を流用していると噂される超解像度と疑似HDRはゲーム以外の用途でも映えそうな
欲を言えば是非ちもろぐでレビューしてほしい
いつも楽しく拝見しております
ASUSのVG27AQが気になって入るのですがちもろぐさん的にはどんな印象でしょうか?出来ればレビューなどお聞きしたいです
VG259Q使用で、ps5のcodbocwにて120fpsがでません。何故でしょうか。
PS5側の問題のようですが、どうやら120Hz以上のリフレッシュレートに対応しているモニターでも一部120Hzで表示できないモニターがあるようです。そしてそのモニターの中にVG259Qも入ってしまっているようです…。今後PS5側のアップデートなどで治るのかは不明です。
悪いのはブログ主さんではなく情報をちゃんと公開していなかった(そもそもゲーミングモニターなどでのプレイをきちんと想定していなかった?)SONYですが、現時点ではPS5のおすすめモニターとして載せないほうがいいモニターだと思います。
Asus VG259Qは144Hz対応モニターではありますが、下記マニュアルを見るとHDMIでの入力では60Hzまでしか対応できなさそうに見えますね。
高いリフレッシュレートと十分なHDMI規格を持つモニターでも、HDMI入力に関してはモニター側で周波数を制限している場合もあるので、マニュアルまで読まないとPS5でFHD/120Hzのゲーム体験ができるかは判断できなさそうです。
https://dlcdnets.asus.com/pub/ASUS/LCD%20Monitors/VG259Q/VG259_Japanese.pdf
発売前で未検証のものを薦めてるのに非がないというのは流石におかしいと思います。
ゲーム機の問題というよりasus側のHDMI認証がおかしいことが原因のようですが。
BenQ XL2411KってHDMI接続じゃ60Hzしか出せないんじゃないの?
144 Hz使えるのはDisplayPortとDVI-DLだけだよね?見やすくはあるのだろうけど、FHDで120Hz出せないんじゃ薦める意味無くない?
XL2411KもってるけどHDMIで144Hzでますよ。
LG OLEDが気になっています
かなりの時間同じ映像を表示するのですが
焼付きなんてことは心配ないのでしょうか?
焼付きが心配な場合長時間のぶっ続けで同じ画面が固定されるようにはしない方がいいです。
もしくは液晶でもLGはhdmi2.1対応のものを出してるのでそちらの購入を検討してもいいかもしれません。有機ELのような応答速度や黒表現はできませんが、普通に液晶としては高性能なのでおすすめですよ。
ただやっぱり来年以降HDMI2.1対応モニターが充実するまで待つことをおすすめします。
BenQ XL2411Kのdyacは今までのモデルと違って大分明るさが落ちますよ。
公式にもXL2411Kだけは明るさが落ちるって明記されています。
プレーしていれば気にならないレベルですが設定変更すると大分暗くなったなっていう印象を受けます。
VG259Qスピーカーついてますよ(音質はgmですが)
”色の正確さ”の項目の評価が主観になるのはある程度仕方ない部分もありますが、
色域のカバー率(sRGB, AdobeRGB, DCI-P3など)の違いを実際に見ての判断でしょうか?
(感性による主観?、データによる客観的判断?)
まぁ、静止画やデジタルシネマ用等色々規格があるので、結局は自分の感性で判断するしか無いんでしょうけれど。
あと今回のPS5とは関係無いですが、23~24インチのWQHDモニターで120Hz以上のリフレッシュレートが出るモニターを探しているんですけど何処も出して無いんですよね~(泣)。
いつも自作の参考にさせて頂いております。
他より突っ込んだ内容と分かりやすい説明をありがたく思っています。
特になんだという訳ではありませんが、僕もK701が大好きで仕方ない方なので
今回の記事に思わずニンマリしてしまった・・・とお伝えしたかっただけです。
今後とも楽しみにしております、宜しくお願い致します。
PS5でもVG259QはEDID保持器を使うことで、120Hzで動作できるようです。
とはいえ、外部機器を使わないと期待する動作が行えない機器をおすすめに乗せるのはやめたほうがよいですね。
HDMI2.1は規格の全機能を満たしてなくても良いからか、相性のような物も多いみたいですね。
特にPS5やシャープ等のテレビ、AVアンプにも使われているパナソニック製のHDMI2.1チップが、現状だと32gbpsまでの帯域しかサポート出来てないのではという話も有りますし。
その為かPS5の4K 120Hz出力はYUV 4:2:2になっているそうです。
コレがファームウェアで修正できない場合、本体のマイナーチェンジの可能性も有るので、PS5の購入自体を暫く様子見した方が良いかもしれません。
他にもdolby visionはともかく、もしかするとVRR、ALLMの対応に関わる可能性も有るので。
ps5側がVG259Q等の120hzに対応したみたいですね
まだ対応してない製品もありますけどそのうちps5とpcで分ける必要もなくなるかも知れませんね
KEIANのゲーミングディスプレイがちょっと気になります。
できたらレビューしてほしいです。
それと、ディスプレイによって入力遅延軽減機能がありますが、無いモデルと比較してどれほど変わるのか知りたいです。
よろしくお願いします。
ドット抜けは不良品にはならないのにAmazonなら返品できると堂々と書くなんて信じられない記事ですね…
HDMI2.1じゃないと4K120Hz出来ないのにHDMI2.0が2.1として認証されているらしい。Gigazineでなんかそういうの書かれてたんだけど紹介されてるの大丈夫かな?
4k120Hz HDRの場合はRGB出力にならず、YUV出力になる点は注意です。
やかもちさんおすすめの42インチモニターについてお教え願えますか?
とうとうベータ版ではありますが、PS5がWQHDに対応したそうです。
また、ソニーのINZONEブランドのディスプレイも出ましたし、記事の更新を楽しみに待ってます!
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