ガレリアDTを徹底レビュー【屈指のコスパを持つ秀品です】

ガレリアDT(GALLERIA DT)は、ぼくが「ちもろぐ」にて頻繁に推奨しているゲーミングPCの一つ。恐らくガレリアXFよりも推しているわけだが、その理由が10万前半という比較的敷居の低い価格設定と、大抵のゲームをフルHDでヌルッと動かせる優れた性能を両立しているから。

というわけで、そのガレリアDTを徹底レビューします。

「ガレリアDT」概要

GALLERIA DT  16GB搭載モデル
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5 7500
3.40 Ghz ~ 3.80 Ghz
4コア / 4スレッド
メモリ16GB(8GB*2)
グラフィックGeForce GTX 1060 6GB
マザーボードIntel B250搭載 MicroATXマザーボード
SSD250GB – 無料プレゼント
HDD1TB
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
USB 3.0(前面)x2
USB 3.0(背面)x3
USB 2.0(背面)x2
出力DVI-D x1
HDMI x1
DisplayPort x3
電源ユニット500W 静音電源(80+ BRONZE)
キーボード付属 – GALLERIA Gaming Keyboard(USB接続)
マウス付属 – レーザーマウス(USB接続)
サイズ185(幅)×395(奥行き)×370(高さ) mm
重量約8.2kg
保証1年間 持ち込み修理保証

今回レビューするのは「メモリ16GB搭載モデル」です。普通のDTは8GBが標準搭載されているが、最近のゲームは単体で4GB以上のメモリを消費することも珍しくなくなってきた。

メモリー使用量は簡単に「8GB」をオーバーするようになった…

ですから「8GBでも足りると言えば足りる…」という時代が終わり、「ゲームするならやっぱり12~16GBは欲しいよね。」という大容量メモリー前提時代になってきてしまったんですよ。

だから16GB搭載モデルをレビューすることに。

…さて、カタログスペック(仕様)の話はこれで終わって、実機レビューに入っていきますね。

「ガレリアDT」をレビュー

発送のメールをもらったのが10日(水)で、その翌日の11日午後には実際に自宅までガレリアDTがやってきました。ガレリアDTは「当日出荷」対象BTOなので流石といったところですね。Amazonプライムも顔負け…。

 ただし、カスタマイズを行うと出荷まで2日ほどかかるようになります。

開封 & 付属品のチェック

「ガレリアDT」を開封します。PC本体を上下に挟む梱包材と、2つの段ボール箱(付属品)が入っている。

ガレリア付属のゲーミングキーボード(非売品)などが入った箱。

付属品はこんな感じ。

  1. ガレリア専用のゲーミングマウス(非売品)
  2. ガレリア専用のゲーミングキーボード(非売品)
  3. 電源ケーブル
  4. ケース付属のネジ類

ドスパラの内部事情に詳しくないのでよくは分からないが、最近のガレリアにはゲーミングらしいソリッドなデザインのマウスがよく付属されている印象。

初めて入手したガレリア(ガレリアXF)に付属していたのが、こんな感じで丸いフォルムが特徴のマウス。ただ…どちらもSteelSeriesなどの軽量ゲーミングマウスと比較すると、そこまで使いやすいモノでは無いです。

もちろん、付属品としては良品と言えます。

キーボードに角度をつけられる足付き

キーボードはいつも通り、スコスコとしたストロークが特徴。しかし、若干打鍵感は硬いので人によっては疲れやすいかな。激しい音ゲーをやってみると連打のしづらさが目立つので。

他にはPC初心者にも優しい「導入ガイドブック」や、各種ドライバーディスクが付属している。初めての人にはPCにつなぐケーブルすら「ややこしい」と感じるので、こういうガイドブックは助かります。

外観と中身のプレビュー

開封と付属品は以上。次はガレリアDT本体の「外観」と「中身」を確認していく。

フロント(前面)はこんな感じで、かなりこじんまりとした印象。割りと「普通」という雰囲気が漂うデザインですが、ガレリアのケースは見た目より剛性を重視しているのでそこまで気にするポイントではない。

それにデザイン重視のゲーミングマシン(例:Alienware、Omenなど)は、ガレリアの同スペック品と比較すると必ず割高になりますし…。

フロントパネルをチェック。

  1. DVDドライブ
  2. USB 3.0
  3. SDカード
  4. イヤホン入出力
  5. 再起動ボタン
  6. 起動ボタン

必要なパネルはすべて揃っています。ポータブルHDDや、イヤホン類をつなぐ時にフロントパネルは重宝するので「フロント側にUSBポートが無くて不便だ。」なんてことにはならない。

午後の紅茶1.5Lと並べると、ガレリアDTがとてもコンパクトなマシンであることが分かる。ちなみに高さの実寸は36cmほど。机の上にもキャビネットの上にも問題なく置けるサイズだ。

右側には120mmファンを2個取り付けられる。しかし、後ほど解説する通り初期カスタマイズ状態でエアフローは問題なく仕上がっているため、別にファンをつける必要はない。

左側は何もない、単なるフタです。「ガレリアXF」のように右上に穴も空いていないが、全然問題はない。

リア(背面)はこんな感じ。電源、リアパネル、映像コネクタ、140mmケースファンなどが見えます。

一応、リアパネルと映像コネクタを紹介。

  1. PS / 2コネクタ
  2. DVI-D
  3. D-Sub
  4. USB 3.0 TypeC
  5. HDMI
  6. USB 3.0 x2
  7. USB 2.0 x2
  8. LANポート
  9. オーディオ入出力
  10. Display Port x3
  11. HDMI
  12. DVI-D

過不足なく、すべて揃っている。フロントパネルと合わせてUSBポートは合計7個。普通の使い方なら足りなくなることは無いかと。

映像コネクタもグラフィックボード側に5つあるので、マルチディスプレイを考えている人にも問題ない。

上面は特に何も無く。穴が空いていないので「ガレリアXF」のように、ケース内部に上からホコリが入り込むことはない。

デスクの上に置いて、ディスプレイと並べた設置イメージはこんな感じ。手前は21.5インチ、奥が27インチディスプレイ。とてもこじんまりとしたガレリアということ。

さて、右側のフタをスライドさせて開け、内部をチェックします。かなり狭いケースにも関わらず、配線などがちゃんとまとまっているので(不器用な自分としては)驚きです。

ぼくはMircoATXサイズのケースを自作初心者さんなどにオススメはしづらいと思っているのですが、その理由が内部の狭さです。配線しづらいし、マザボを置くのもあちこちぶつけて恐怖体験※。

BTOメーカーから完成品を買うメリットは、やっぱりプロが組み立てているという「安心」を買えることだろう。

ガレリアDTはこの通り、とても狭いケースなので「拡張性」には期待できません。3.5インチベイが1箇所しか空いていないので、SSD(またはHDD)が不足した時1回しか増設が効きません。

「足りなくなったらどうしよ…」と心配な人は、カスタマイズからHDDを2TBにするか、SSDを500GBにした方が良いと思う。最近のゲームは1タイトルで50GBくらい使うことも多いからね…。

グラフィックボードをチェック。いつも通り、Palit社製のシングルファン仕様の「GTX 1060 6GB」が搭載されている。

 ドスパラ通販では「Storm X」というブランド名で販売されているグラフィックボード。ただし、6GB版はデュアルファン仕様でしか入手できない。

SSDは「赤色の四辺」で分かる通り、SK Hynix製のコスパ良品。

グラフィックボードを外した状態でマザーボードを確認。ASUS製の「PRIME B250M-A」という市販のマザーボードが使われています。

グラボを差し込む端子部分が強化されていたり(SafeSlot Coreと言う)、マザボの部品で故障しやすいLANポートのチップが過電圧に耐える仕様になっていたりと、耐久性が重視されているマザボですね。

一応、マザボ側の拡張性も紹介しておきます。

  1. PCI Express x16:1本(グラボで使用済み)
  2. PCI Express x1:2本(上の1本はグラボで埋もれるので使えない)
  3. M.2ポート:1本
  4. SATA 6GB:6本(2本は使用済み)

「PCI Express x1」が1本空いているため、サウンドカードを自分で買ってきて増設可能。

本当に必要最低限の拡張性と言えるが、特に不便することは無いな。

ちなみに「サウンドカード」はこういうパーツ。CS:GO、R6S、PUBGなど、足音を重視する場合に猛威を振るうPCパーツです。

CPUは「Core i5 7500」なので、てっきりインテル純正のリテールクーラーが取り付けられていると思っていたが。実際にはDeppCool製のCPUファンが取り付けられていた。

電源ユニットはDELTA製。容量は500W、80+ BRONZE認証を受けているので普通に使えます。なお、DELTAは世界最大級の著名電源ユニットメーカー。変な心配をする必要は皆無だ。

「ガレリアDT」の動作検証

色々とソフトを入れて、片っ端から動作検証を行っていく。

ガレリアDTの「外観」「中身」は特にこれといった問題はなかった。残るは、そこからどれだけの性能が発揮されるのか。実際にベンチマークやゲームを動かして検証していきます。

体感上の使い心地、レスポンスの良さ

黒い砂漠(最高設定)を起動しながら、Chromeに大量のタブを表示させ、YoutubeでBGMを掛け、マインクラフト(シェーダー入り)やタスクマネージャー、MSI Afterburnerなど。

それなりに重ためのマルチタスクを実行させてみたところ、黒い砂漠が一瞬カクつくなど若干パフォーマンスは落ちた。しかし、レスポンスはほとんど問題なく快適な状態。

Core i5 7500はなかなか優秀ということが分かりました。「重めのゲーム1つ + もう一方の画面でWeb閲覧や軽めのゲーム」という使い方ならガレリアDTは全く問題にならないということだ。

タスクマネージャーはこんな様子。4スレッドのCPUなので、グラフ(窓)が4枚表示されています。

CPU性能とベンチマーク

Cinebench R15

Cinebench R15はCPUにレンダリングを行わせて、性能をスコア化する分かりやすいベンチマーク。ガレリアDTの結果は

  • マルチスレッド性能:574点
  • シングルスレッド性能:153点

と出てきた。さすがCore i5という感じのでスコアですね。シングルスレッドが150点前後なので、普通の作業はまったく支障なく動く。

ゲーミング性能に関しても、あまり高性能なグラフィックボードを使わない限りは問題になりません。ガレリアDTはグラボが「GTX 1060 6GB」なので無駄なくフレームレートが出せる

(参考:データで分かる、ゲームをするのに最適なCPUを徹底解説)。

CPU-Z

CPU-Zのベンチマークも似たようなテストです。

  • シングルスレッド性能:420.9点
  • マルチスレッド性能:1633.6点

i7 7700K(ガレリアXF)には敵いませんが、GTX 1060には十分足りる。

Geekbench

「Geekbench」は海外でよく使われるCPUの定番ベンチマーク。

  • マルチスレッド性能:13500点前後
  • シングルスレッド性能:4500点超え

十分な性能。シングル性能はあれば嬉しい4500点を超えているし、マルチ性能も13500点に迫るなど悪くない感じ。

PCMark 8

「PCMark 8」はパソコンとしての総合的な性能をスコアに出来るベンチマーク。ゲームだけでなく、普通の作業もちゃんとこなせるかどうかを検証可能です。

Home

「Home」モードでは、文章作成・軽いゲーム・ビデオチャット・写真編集などを行った場合のパフォーマンスをスコア化してくれる。結果は5048点で…

上位5%に入る性能とのこと。マルチタスクをさせてもキビキビと動くので、当然のスコアですね。

Creative

「Creative」モードは、複数のWeb閲覧・4K画質の映像編集・グループ会話などを行った場合のパフォーマンスをスコア化する。結果は6961点と出た。

上位11%の成績でした。これはちょっと予想外…ここまで高いスコアが出るとは。

Work

「Work」モードは主に文書作成と表計算のパフォーマンスをスコア化する。結果は4956点。

上位16%と、十分に高性能であることが判明。マルチタスクもちゃんと動いていたし、それ相応のスコアが出ているってこと。

x264 HandBrake

「HandBrake」という無料のエンコードソフトを使って検証しました。

  • 元ファイル:BD 1080p / HEVC / 1.03GB
  • エンコード後:480p / x264 / 0.06GB

終了にかかった時間は237秒。処理スピードは41.06fpsで、ガレリアXFより20fpsくらい遅い。が、ちょっとした動画のエンコードには十分だ。

x265 HWBOT

「HWBOT x265 Benchmark」というソフトを使って、x265エンコードの速度も検証しておいた。結果は22.85fpsなので、4スレッドCPUならこの程度かな。といったところです。

ちなみにガレリアXFだと34.77fpsでした。

7-Zip Benchmark

有名な無料解凍ソフト「7-Zip」に付属しているベンチマークで、圧縮と解凍のスピードを調べた。結果は15000MIPS前後になった。これがどれくらいのスピードなのか。

3GBのzipファイルを23秒くらいで展開できた。つまり、実用上はまったく問題ないスピードですね。ガレリアXFは17秒でした。

Mozilla Kraken 1.1

Krakenはブラウザ上で動くベンチマークソフト。ウェブで多用されている「Javascript」の動作スピードを計測する。結果は981.2sをマークして1秒(1000ms)割れ。Krakenは1秒(1000ms)を割れていれば十分に高速だ。

ゲーミング性能を徹底調査

ガレリアDTはゲーミングPCなので、ゲーミング性能が良くなければ全く意味がない。

ゲーミング性能をベンチマークスコアだけで紹介するサイトも多いが、正直なところスコアでは実際どれくらい動くのかが非常に分かりづらい。だから「ちもろぐ」では…

  1. ベンチマークソフトを使った検証
  2. と、実際に複数のゲームを動かしてフレームレートを計測

この2つの方法で徹底検証していきます。まずは定番のベンチマークから回していくよ。

3DMark

グラフィックボードの定番ベンチマークとなった「3DMark」を使って、グラボの基本性能をチェック。

FireStrike

まずは負担が軽い方の「Fire Strike」で。スコアは10262点と、スレスレで10000点を超えた。

この性能は全体的に見れば上位36%のグラフィック性能。だいたい5000点を超えるとフルHD画質のゲームが動いて、10000点になると平均60fpsが難しくなくなる…というイメージですね。

TimeSpy

DX12で動作する重たい方の「Time Spy」も実行してみた。スコアは4013点。

かなり厳しい戦い。上位67%と、平均以下の結果に。まぁ、ガレリアDTはフルHD向けのマシンですから、こんなモノだと思いますよ。

FINAL FANTASY XIV : 紅蓮のリベレーター

スクエニが配布しているFF14の公式ベンチマークソフト。使ったのは最新版の「紅蓮のリベレーター」です。時間内に何フレーム描写できるかで、パソコンのグラフィック性能を計測する。

結果は11515点。評価は「非常に快適」です。テストした品質は当然「最高品質」なので、ガレリアDTは問題なくFF14を動かせる。

BIO HAZARD 6

カプコンがSteamにて無料配布しているバイオハザード6のベンチマーク。2014年のソフトですから、簡単に動いてしまう。スコアは18500点で「とても快適」という評価を得られた。

PHANTASY STAR ONLINE 2

SEGAが配布している「PSO2」の公式ベンチマーク。「最高設定6」で実行し、スコアは46256点。極めて快適です。

モンスターハンターフロンティア

「MHF」の公式ベンチマーク。23489点、余裕の結果だ。

Unigine Heaven

日本ではあまり知られていない、グラボ向けのベンチマークソフト。非常に細かく、作り込まれた世界観が特徴です。そのため、FF14やPSO2の公式ベンチマークなどと比較すると「やや重め」なのもメリットだ。

  • プリセット:カスタム
  • API:DirectX11
  • 品質:ウルトラ
  • テセレーション:エクストリーム
  • アンチエイリアス:8倍
  • 解像度:フルスクリーン & フルHD

「最高設定」で実行させた。

結果はこの通り。平均fpsは62.9なので、やはりフルHD画質においてGTX 1060 6GBは十分な性能を持っていると言える。

SteamVR

Steamで無料配布されている「VRゲーミングが出来るか」を検証するベンチマーク。結果は「レディ」でVRゲーミングもちゃんとこなせます。

…さて、ベンチマーク編はここで終わり、次はマジメなゲーミング編に。

CS:GO

Steamにおけるアクティブユーザー数が依然として50万人を超えることもある、人気MOTPS「CS:GO」にて検証。画質は可能な限り「最高設定」にしています。

結果はこの通りで、びっくりするくらい余裕。下がっても150fps前後なので、144Hzのゲーミングモニターも持て余すことなく利用可能ですね。

Rainbow Six Siege

MOTPSではSteamにて3番目くらいに人気のある「R6S」も当然検証した。グラフィック設定は総合品質から「最高」にし、テロハント(ソロ)を1ゲーム実行してフレームレートを計測。

体感でもまったく煩わしさを感じさせない、圧倒的なヌルヌル度。

フレームレートのデータはこの通り。ほとんど80fps前後で動作していて、60fpsを割り込むこともほぼ無い。ゲーミングモニターはちょっと厳しいですが、普通に遊ぶ分には最高ですね。

PUBG(PlayerUnknown’s BattleGrounds)

アクティブユーザー数が200万人を超えた、Steamで最強の人気を誇る「PUBG」。絶対に検証しておかないとダメなゲームですね、これは…。

設定は3通りのプリセットで実行。

  1. 「ウルトラ」
  2. 「中間」
  3. 「非常に低い」

PUBGは人によって、画質を追求するか、画質を落としてでもフレームレートを追求するのか。2派に分かれるので画質を分けてフレームレートを測っておく必要がある。

まずは「ウルトラ」設定から。PUBGの推奨スペックによれば、GTX 1060 6GBなら平均60前後は期待できるとされていますが、ガレリアDTの結果を見る限り間違いないですね。

Pochinki、Yasnayaなど都市部に行くと30~40fpsくらいまで落ちることもありますが、全体としては50~60fpsで動作している。普通のディスプレイならほぼヌルヌルな動作と言っていい。

次に「中間」設定を。標高の高い位置にいる時は80前後のフレームレートが出ていた。サークルに追われてPochinkiに近づくとフレームレートが少しずつ低下して60前後に落ち着きました。

平均フレームレートは75前後と、とても快適です。ゲーミングモニターで遊ぶにはフレームレートが足らないが、一般的なディスプレイであれば非常に余裕のある動作ですね。

最後に「非常に低い」設定を試す。やはり最低設定は体感で分かるほど軽快な動作で、生存時間もガレリアDTを使って計測した中では最も長かった。

さて、この設定まで落とすとフレームレートはほとんど60を割らなくなって、だいたい80前後に。100fpsを超えることもあるが全体の18%なので…やはりゲーミングモニターは持て余すだろう。

ガレリアDTはPUBGを3つの画質すべてで平均60fps以上を実現できるが、残念ながらゲーミングモニターを活用するには性能不足だ。

と言いつつも、ほとんどのプレイヤーにとっては十分な性能ですゲーミングモニターはお高いですし)。

黒い砂漠

2017年、MMORPGというジャンルでもっとも国際的な高い評価と成功を遂げた「黒い砂漠」。日本でもかなり人気のあるタイトルなので検証してきた。

中間設定最高設定最高仕様β

3種類の画質設定で検証した。もちろんゲーム側の省電力モードはOFFにしています。

黒い砂漠で現状、最も重たい設定の「最高仕様β」を使って計測するとこんな感じで、かなり重たい。平均30fps程度しか出ないがスクリーンショットを撮影する時だけなど。用途を限定すれば問題なし。

最高仕様βとほとんど見た目が変わらない「最高設定」では一気にフレームレートが改善します。平均値でも60を超えているので、黒い砂漠はガレリアDTが問題なく遊べるかと。

ただ、オブジェクト数が多い都市や、人口が多い場所ではCPUに負荷が集まってガタ落ちする現象があります(グラフで20fps近くまで落ちている)。これは割りとどうしようも無い部分ですね。

中間設定にすると更にフレームレートが上昇し、平均77fps程度で動いた。快適に狩りをしたり、対人コンテンツをする時は設定を落としたほうが無難か(競技性重視で)。

Witcher 3 : Wild Hunt

それなりに重たいが、気づけばもう2015年のゲームだから2年前のタイトルになる。まずはNVIDIA HairWorksを有効にして「最高設定」でフレームレートを計測してみた。

お…意外と動くぞ。NVIDIA HairWorksを有効にしているにも関わらず、平均56fpsも出ている。ちなみに以前試した「ガレリアAT」だと、かなり酷い結果でしたね。

Fallout 4

未だに根強い人気があるベストセラータイトル。2015年発売のタイトルです。設定を一括で「ウルトラ」にしてフレームレートを計測してきました。

余裕。平均フレームレートは100に迫っており、最低でも60fpsを死守している。想像以上に動いている印象です。

Nier : Automata

グラフィック品質の割には非常に重たいと有名な、PC版「Nier : Automata」も今回は試してみました。グラフィック設定は当然、可能な範囲で「最高」にしている。

Nier : Automataは60fpsが上限です。場所によっては40fps程度にまで落ちるが、全体的にちゃんと動いている。実用上はほとんど問題ない。

Rise of Tomb Raider

2016年に発売された、リブート版トゥームレイダーの最新作。DirectX12を有効化し、グラフィック設定は「規定:最高」にして計測しました。

体感でも分かるほど快適。平均フレームレートは70前後。

Grand Theft Auto V

Steamにて1日5万人のアクティブユーザー数がいる、超広大なオープンワールドを舞台にした犯罪をこなすゲーム…。これが意外と面白いんですよ。自由度があまりに高いので。

さて、グラフィック設定のほぼ全ての項目を「超高」にし、フレームレートを計測した。

余裕ですね。最低フレームレートはほとんど60を割り込まないし、平均フレームレートは90前後でした。

DOOM 2016

ホラーFPS「DOOM」シリーズの最新作ですが、ホラー要素はほぼ消えて爽快ガンシューティングみたいな仕上がりのFPS。最高設定にすると、かなり美麗なグラフィックです。その割には意外と軽く動く3Dゲームだ。

設定できる項目はすべて「ウルトラ」にして計測したところ、軽く動いています。60fpsを1度も割れていないのでDOOMは余裕だ。

Osu !

無料の音ゲー「Osu !」の太鼓モードもやってみた。非常に快適で、フレームレートは常時1000以上。カクつきも無いので安定して「良」が出せる。

マインクラフト

ここまでFPS系を中心に検証してきました。最後は平和な感じが漂うマインクラフトを検証してみたい。バニラ状態(Optifineは導入済み)で、チャンク読み込み距離を32に設定してフレームレートを計測した。

さすがにバニラのままだと滅茶苦茶「快適」。描写するブロックが増えるとフレームレートが落ちるが、それでも100fps前後なので実用上は全然問題ない。

そこで、人気シェーダー「KUDA」を導入して計測を行う。

やはり高精細のシェーダーを入れるとだいぶ重量化する。平均フレームレートは40前後と、想像以上の重さ。建築をしていると疲れてくるレベルなので、建築する時はシェーダーを抜いた方が良い。

ストレージ​

ガレリアDTには標準カスタマイズで2つのストレージが搭載されている。SSD(250GB)とHDD(1TB)です。なお、SSDの容量はキャンペーンの有無により変動します。

SSDはSK Hynix製の「HFS250」が搭載されていました。これは以前レビューした「Monarch IH」にも入っているモデルです。HDDは東芝製の1TBが搭載。動作音は割りと普通でした※。

※個人的に東芝製は懐かしい動作音がなるものと思っていたが、ガレリアDTに入っている東芝HDDは何も問題がなかった。

SSD情報
ベンチマーク

シーケンシャルリード(読み込み)は553.8Mb/sで、シーケンシャルライト(書き込み)は481.5Mb/sでした。SSDは基本的に400~500MB/s程度のスピードが出ていれば、実用上は「快速」そのもの

意外と驚いたのはむしろHDDの方。HDDで読み書きともに200Mb/s前後も出ているのはちょっとビックリです(ファイルの移動が速い!!)。が、やっぱりゲームの読み込み速度は体感でわかるほどSSDに敵いません。

SSD(Windows C:)に入り切らず、HDD側(ローカルディスク D:)に入れる羽目に。

あとですね。ストレージはプレイする予定のゲームが固定されていないなら「SSD:500GB」などにカスタマイズした方が良いと思います。

今回、大量のベンチマークソフトやらSteamのゲームをインストールしたんだが画像を見ての通り。SSDには当然入り切らず、HDDにゲームを入れる羽目になった。

ゲームを1~2本しかプレイしない人は標準カスタマイズで良いが、今回のように数本もインストールする人は増設カスタマイズを強く推奨します…。250GBじゃ足りない。

エアフロー

マルチタスク中にケース内の空気の流れをチェックした。フロント側のケースファンで外気を吸気し、背面のケースファンからまとめて外へ排気している。必要最低限のエアフローは確保されていますね。

※エアフローはちゃんと一歩通行になっていれば十分です(参考:PCケースのエアフローを図解、パソコンを効率良く冷やすために)。

温度

PlayerUnknown’s BattleGroundsのフレームレートを計測するついでに、CPU温度とGPU温度も同時に計測しておきました。ゲーミング時の温度に異常がないか、しっかりと確認しておこう。

CPUは意外と冷えている。ゲーミング時は4.00Ghz付近までクロック周波数が上昇するが、温度は52~58度の範囲で推移した。DeepCool製のクーラー、いい仕事してますね。これだけ冷えれば十分です。

 なお、CPU温度は平均75度を超えてくると危ない。今回の平均56度は非常に安全ということ。

次はグラフィックボードの温度もチェック。パラシュート降下を行い、都市のオブジェクトを大量に読み込む時に77度を記録。その後は安定しており、平均71度で推移した。

ガレリアDTに搭載されているグラボはシングルファン仕様だったので「これで冷えるのかな~…。」なんて、ちょっとは思ったが。こうして計測すると無用な心配でしたね。

 グラフィックボードは85~90度が危険域。70度~77度なら非常に安全です。

騒音と静音性

アイドル時(何もしていない状態)だと45dBA前後で、ゲーミング時は49~52dBAまで上昇。正直に言うと「割と聞こえる音」ですね。

アイドル時は1メートルくらい離れれば気になりませんが、すぐ横に置いているとちゃんと聞こえます。ゲーミング時は更に聞こえますが、ヘッドセットを使っていると気にならない。

うるさいわけではないが、静音というわけでもない。つまり…「割りと普通」というのが妥当な評価になるかと。

 「45dBA」を下回らない限り、静音とは言えない。個人的な考えですが。

「ガレリアDT」評価まとめ

GALLERIA DT

MULTI TASKマルチタスク性能80/100

GAMINGゲーミング性能72/100

PERFORMANCEコストパフォーマンス95/100

82
RANK:A
PROSメリットと強み
  • フルHDなら、ほとんどのゲームで「平均60fps」を叩き出せる
  • 重量級ゲーム + 大量のWeb閲覧や軽めのゲームもこなせるマルチタスク性能
  • 10万前半の価格帯で最高のコストパフォーマンス
  • 当日出荷
CONSデメリットと弱み
  • 「静音」ではなく、普通の動作音
  • ゲーミングモニターは活用し切れない
CONCLUSIONGALLERIA DT / レビューまとめ

「Core i5」に「GTX 1060 6GB」という組み合わせのガレリアDTは、フルHDゲーミングにおいては全く問題のないパフォーマンスを発揮しました。

2017年時点では、まだまだフルHD(1920×1080)ディスプレイを使っているゲーマーの方が大多数なので、多くのゲーマーにとってガレリアDTは必要十分な性能と快適さを提供してくれる。

もちろん、ゲーミングだけでなく「ゲーム + 他の何か」という使い方をやっても、数秒固まるような酷い遅延は一切なく、至ってキビキビとしたレスポンスで動いた。

コストパフォーマンスに関しても文句なし。10万前半(10~14.9万)の中では最高のコストパフォーマンスを持つため、その予算内で悩んだら…ガレリアDTを買っておけばハズレないと言える。

というわけでマルチタスクは80点、ゲーミングは72点、コストパフォーマンスは95点。総合82点の「Aランク」という評価で決着です。

以上「ガレリアDTを徹底レビュー【屈指のコスパを持つ秀品です】」についてでした。

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15 件のコメント

  • いつも拝見させて頂いています。
    BTO系の記事の時に電源ユニットが頻繁にBLONZE認証と書かれてますが、BRONZEではないでしょうか?
    気になってますが夜は眠れています。

  • ・グラフィックカードのシングルファンのデメリット
    ・エアフローが負圧

    まずこの2点について全く触れていない点が非常に気になりました。

    “””
    電源ユニットはDELTA製。容量は500W、80+ BRONZE認証を受けているので普通に使えます。
    なお、DELTAは世界最大級の著名電源ユニットメーカー。変な心配をする必要は皆無だ。
    “””

    電源の評価コメントにあまりにも意味のある内容も評価もがなく、読み手に誤解を生むような文章であることに疑問を覚えました。

    個人的な要望ですが16台自作したことを売りにblogを書かれてるんだったら他の記事も含めてもう少し落ち着いて考察して、よく調べてから記事を書いてほしいです。
    毎度突っ込みどころしかない。

    • ・グラフィックカードのシングルファンのデメリット

      デュアルファン仕様と比較すると、静音性と冷却性能で劣りやすいのは確かだと思います。今回の場合、平均値で71度でしたが、デュアルファン仕様のMSI Gaming Xだと平均61~63度程度まで冷えます。
      静音性についても、ファンが多いほうが少ない回転数で同じ冷却性能を得られるため(ベンダーにもよりますが…)、デュアルファンの方が静かになりやすい。特にMSI製はその傾向が強く、FE版と比べて6~7dBAほど変わってくることも。

      ・エアフローが負圧

      基本的に一般的なユーザーが「正圧」「負圧」を気にする必要はほとんど無いのではないか…と思っています。今回の場合は、排気x2 / 吸気x1で排気の方が多く、PCケース内の気圧はケース外よりも低くなる(負圧)状態。
      メリットはケース内に新しい空気が入り込みやすく、正圧より冷えやすい”可能性”が高いということ。一方デメリットはホコリが入りやすいということ(掃除をまめにする人には気になるかも)。

      個人的な考えですが、ガレリアDTは電源やエアフローの正圧か負圧かをウリにしているのではなく、コスパと性能を重視したモデルです。だから、そこまで気にする必要は無いと思ってます。
      電源ユニットに関しても、DELTAが作るモノはとても普通な製品で、本当に「ちゃんと動くだけ」の製品としか言いようがないです。効率に関しても、20%[84.48%] / 50%[85.76%] / 100%[83.56%]と、問題なく基準値を超えています。
      80 PLUS Verification and Testing Report – GPS-500EB D

      ただ、あまりにアッサリと書き流してしまった感は指摘して頂いた通り確かにありますので、後ほど文面を修正するか考えますね。コメントありがとうございました。

  • pugbがやりたくてゲーミングpc探しをしていたら、こちらに辿りつけました!分かりやすくて助かりました!DTを買うのならゲーミングモニターではなくてよい、意味がないということでいいのでしょうか? 教えて下さいm(_ _)m

    • 普通のモニターは60fps以上の映像を表現できない。ゲーミングモニターと呼ばれる高級モニターは、リフレッシュレートという仕様が「144Hz」などに設定されているので、最大144fpsの映像を表現可能。
      つまり、60fpsより更にヌルヌルな映像をゲーミングモニターは出力できますが、パソコン側が60fps以上のフレームレートを出せないとお金の無駄遣いになってしまいます。

      ガレリアDTの場合「非常に低い」設定でも平均87fpsしか出ていません。だから、決して安くはないゲーミングモニターを導入するメリットは小さいと思ってます。平均100~120fpsくらい出ているなら買ってみて良いのですが、3桁も出ていない状態ではもったいないかな..と。

      • ご丁寧に説明して下さってありがとうございます! 他の記事も含め、分かりやすくて大変助けられました。これからも色々と参考にさせていただきます!ありがとうございました?ら

  • 僕は配線がうまく引き回せないので、プロはすごいなと思います。
    うまく見えるコツとかあるのでしょうか?

    • 上手い人はやっぱり、PCケースの裏配線エリアや、マザーボードとケースの微妙な隙間を使って配線するみたいです。
      あとはキレイな配線の画像を見ながら、それに近づくように配線をやってみる…というのが手っ取り早い方法かなぁ。
      ちなみに、ぼくは可動部分(主にファン)に当たらないように配線するのが一番大事で、見た目はあまり考えてなかったり。特に自分用のPCに関しては本当にテキトーですね。

  • PC初心者です。ガリレアのページに飛んでカスタマイズ画面を見たところ、メモリ16GBにはできないみたいなのですが、ご自分でされたのでしょうか?また、自分でする場合、おすすめのメモリとかあったら教えていただけると嬉しいです!

  • サイドパネルの、マザボ側の写真が見てみたいです。前に買ったのはマザボを外さないとCPUクーラーが取り外せないモデルでしたので

    • ぼくの元に届いたガレリアDTは、Intel純正クーラーによくあるプッシュピン型なので、マザボを外さなくても取り外しは可能です。しかし、どうやらドスパラのPCは毎回確実に同じパーツが使われているわけではないので、断言はできないです。
      ただ、ガレリアDTはCore i5 7500という発熱の少ないCPUなので、おそらくプッシュピン型のクーラーが採用されている可能性は高いとは思います。

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