当ブログはWeb広告を導入しています(景表法による表示)

【WQHD】おすすめゲーミングモニター:7選を測定オタクが解説【2025年版】

総額150万円近い測定機材を使って、モニターの性能をテストしているモニターオタクの筆者が、2025年時点でおすすめできるWQHDゲーミングモニターを「7台」に絞って解説します。

できるかぎり、実際に使ったモニターからおすすめを厳選しました。

(公開:2023/2/28 | 更新:2025/8/8

おすすめWQHDモニター:7選を解説【2025年版】

WQHDゲーミングモニターの選び方がよく分からない、初心者向けにざっくりとした選び方をかんたんに解説します。

本当は選び方だけで10000文字の長文を書けますが、長すぎて読むのが面倒くさいと思うので以上3つにまとめました。

WQHDゲーミングモニター選びでハズレを避けるコツは、「IPSパネル」「応答速度:3ミリ秒」「120 Hz以上」の3ポイントです。

しかし、この3つのうち応答速度だけは買う前に正しい判断ができません。メーカーがスペック表に記載している応答速度は理論値に過ぎず、実際の応答速度を示してないです。

実際に筆者がテストしたゲーミングモニターのひとつに、メーカーが1ミリ秒と記載しているのに、実際に測定すると10ミリ秒だった実例があります。実測値と理論値で10倍も違ってます。

初心者もち
えっ・・・じゃあどうやって「応答速度:3ミリ秒」かどうか調べればいいの・・・?

答えはとてもシンプル。応答速度を実際に測定しているブログやサイトを探して参考にしましょう。当ブログ「ちもろぐ」は実際に応答速度を測定しています

今回のおすすめWQHDゲーミングモニターに選んだモニターも、実際に使って応答速度を調べていますし、使っていないモニターは基本的に掲載しません。

「性能」に直接関係しないけど確認すべき2点

なお、性能以外の部分であと2つだけ、確認したほうがいい部分があります。

Apex LegendsやVALORANTなど競技性の強いゲームを、ガチでプレイするつもりなら「ゲーミング機能」も要チェックです。

暗い部分や色のついた部分を見やすく補正したり、残像感をクリアに除去してキレのあるくっきりした映像にしたり、最近のゲーミング機能はかなり実用的です。

普通にゲームをするだけなら必須ではないものの、FPSゲームをがっつり遊ぶなら重宝します。

「HDMI 2.1」はPS5で使いたい方に要注意。PS5の最新ファームウェアで「VRR」機能に対応したものの、有効化するにはHDMI 2.1(HDMI VRR機能)が必須です。

ゲーミングモニターによってHDMI 2.0でVRRを有効化できる場合がありますが、基本的にHDMI 2.1があると高確率です(※Xbox Series XはHDMI 2.1が無くてもVRRに対応します)

やかもち
本記事では↑で解説した選び方にそって、モニター測定オタクの筆者的におすすめできるWQHDゲーミングモニターをリストアップしました。

【2025年版】
おすすめなWQHDゲーミングモニター:7選


【万人向け】IODATA EX-GDQ271JA

WQHDゲーミングモニター選びで迷ったらおすすめ

IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA
IODATA GigaCrysta
EX-GDQ271JA
基本スペック
  • 27インチ
  • AHVA(Fast IPS)パネル
  • 最大180 Hz
応答速度
(実測値)
  • 4.52 ミリ秒(120 Hz)
  • 3.14 ミリ秒(180 Hz)
画質
(実測値)
  • sRGB:100%
  • DCI P3:96.0%
  • Rec.2020:72.4%
ゲーミング機能
  • ナイトクリアビジョン
  • エンハンストカラー
  • Clear AIM
  • G-SYNC互換モード
  • PS5 VRR(HDMI 2.1)
  • 最大180 Hz(PS5で120 Hz)
  • AHVAパネルでとても高画質
  • IPSパネルなのに応答速度が速い
  • 実用的なゲーミング機能
  • HDMI 2.1搭載(PS5 VRR)
  • HDR対応(Display HDR 400)
  • 内蔵スピーカーあり
  • 便利なリモコンが付属
  • 3年保証
  • 組み立てがやや面倒くさい

高画質で応答速度も速いWQHDゲーミングモニターが「IODATA EX-GDQ271JA(レビュー)」です。

Fast IPSと呼ばれる高性能なIPSパネル「AHVA」を搭載。分かりやすく色鮮やかで高画質で、応答速度も平均3ミリ秒台とかなり速くクッキリとした映像を表示できます。

ゲーマー向け機能も充実の内容。暗所補正「ナイトクリアビジョン」、鮮やかさ補正「エンハンストカラー」、残像を軽減する「Clear AIM(3段階)」、りんかく線をクッキリとさせる「超解像」などに対応。

画面に横線が入るティアリング現象を防ぐ「VRR」機能も備えており、VESA AdaptiveSyncやG-SYNC互換モードはもちろん、HDMI 2.1によるPS5 VRRも有効化できます。

4万円台で初めてHDMI 2.1を搭載したWQHDゲーミングモニターかつ、高画質なパネルにほぼフル装備のゲーミング機能を詰め込んだ、IODATAの意欲作です。

入力切替や音量調整が手元でパッパッとできる「リモコン」も付属します。一度使うともう・・・二度とリモコンのない環境に戻れなくなるほど便利な付属品です。

IODATA / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 180 Hz / パネル : AHVA(Fast IPS) / スピーカー : 2Wステレオ / 保証 : 3年

WQHDゲーミングモニター選びに迷ったら、とりあえずEX-GDQ271JAを検討してみてください。幅広いニーズに対応しているため、ハズレにくいです。

映像入力端子
  • Display Port 1.4(180 Hz)
  • HDMI 2.1(144 Hz)
  • HDMI 2.1(144 Hz)

EX-GDQ271JAの映像入力端子は全部3つあります。

Display Portで最大180 Hzまで、HDMI 2.1で最大144 Hz※まで対応。PS5でWQHD(120 Hz)とPS5 VRRの動作も確認済みです。

※EX-GDQ271JAのHDMI 2.1端子はVRR機能のみ対応で、転送レート(帯域幅)はHDMI 2.0相当(18 Gbps)に準拠します。

やかもち
今のところ4万円台で最高の完成度、ゲーム用に迷ったらコレでいいです。

【低予算おすすめ】TITAN ARMY 27G2R

2万円台で買える高性能なWQHDゲーミングモニター

【低予算おすすめ】TITAN ARMY 27G2R
TITAN ARMY
27G2R
基本スペック
  • 27インチ
  • Fast IPSパネル
  • 最大180 Hz
応答速度
(実測値)
  • 3.72 ミリ秒(120 Hz)
  • 3.60 ミリ秒(180 Hz)
画質
(実測値)
  • sRGB:99.9%
  • DCI P3:95.2%
  • Rec.2020:71.6%
ゲーミング機能
  • Shadow Balance(暗所補正)
  • クロスヘア(照準)
  • FreeSync Premium
  • G-SYNC互換モード
  • 最大180 Hz(PS5で120 Hz)
  • 「Fast IPS」パネル
  • IPSパネルなのに応答速度が速い
  • そこそこ使えるゲーミング機能
  • 内蔵スピーカーあり
  • コストパフォーマンスが高い
  • HDRはイマイチ
  • HDMI 2.1なし
  • 1年保証

低予算でおすすめなWQHDゲーミングモニターが「TITAN ARMY 27G2R(レビュー)です。

約2.3万円の低価格ながら、4~5万円クラスのWQHDゲーミングモニターに匹敵する応答速度と画質がある、とてもコスパに優れたゲーミングモニターです。

あざやかな画質と応答速度に定評のある「Fast IPS」パネルを搭載していて、8~9割くらいの人にとって十分満足できる画質に見えます。

ただし、値段がとても安い代わりにゲーム向け機能はやや控えめ。残像を軽減したり、色を目立たせる彩度補正など、3~4万円台で定番の便利機能はまったく対応してません。

HDMI 2.1がないから「PS5 VRR」も非対応ですが、PS5で120 Hz(フルHD~WQHD)は正常に映ります。機能をカットして、パネルの性能にお金をかけたコスパ重視ゲーミングモニターです。

TITAN ARMY / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 180 Hz / パネル : Fast IPS / 保証 : 1年

2万円台で買えるマトモなWQHDゲーミングモニターです。

多少の機能性よりも、値段をとにかく抑えて画質と性能が欲しいコスパ派ゲーマーにおすすめ。性能だけなら3~4万円クラスに匹敵します。

映像入力端子
  • HDMI 2.0(144 Hz)
  • HDMI 2.0(144 Hz)
  • Display Port 1.4(180 Hz)
  • Display Port 1.4(180 Hz)

TITAN ARMY 27G2Rの映像入力端子は全部4つあります。HDMI 2.0で最大144 Hz、Display Port 1.4で最大180 Hzに対応。

PS5の120 Hz表示はフルHD~WQHDまで(4K表示は非対応)、PS5 VRRに対応しません。

やかもち
めちゃくちゃ安いのに、ジョイスティック型ボタン搭載でモニターの設定(OSD)がとてもラクです。コスパ良すぎ。
【代替案】同じ2万円台のWQHDモニターはあり?

同じ価格帯で有名なのが「G2725D」ですが、応答速度が5ミリ秒台と遅めで機能性も信じられないほど手抜き仕様・・・。あまりおすすめする気になれないです。メリットはメーカー3年保証(ドット抜け対応)のみ。

27G2Rの代わりに聞かれる「KTC H27T22S」は、画質がけっこう劣っています。安物のIPSパネルに毛が生えた程度の画質しかなく、画質に期待して買うとガッカリするかもしれません。

メリットはメーカー3年保証(交換対応)です。

やかもち
「TITAN ARMY 27G2R」は実際にレビューした2万円台でもっとも高性能でした。おすすめします。

【FPSにおすすめ】ASUS XG27ACS

180 Hz + VRR + 黒挿入に対応するゲーミングモニター

ASUS ROG Strix
XG27ACS
基本スペック
  • 27インチ
  • Fast IPSパネル
  • 最大180 Hz
応答速度
(実測値)
  • 3.78 ミリ秒(120 Hz)
  • 3.05 ミリ秒(180 Hz)
画質
(実測値)
  • sRGB:100%
  • DCI P3:97.0%
  • Rec.2020:75.3%
ゲーミング機能
  • Shadow Boost(暗所補正)
  • ELMB(残像軽減)
  • ELMB Sync(残像軽減)
  • FreeSync Premium
  • G-SYNC互換モード
  • 最大180 Hz(PS5で120 Hz)
  • 色鮮やかな広色域Fast IPSパネル
  • IPSパネルなのに応答速度が速い
  • 高性能なゲーミング機能あり
  • PS5の4Kダウンコンバート対応
  • 3年保証(ドット抜け保証あり)
  • 内蔵スピーカーなし
  • HDMI 2.1なし
  • HDR性能はイマイチ

FPSゲームにおすすめなWQHDゲーミングモニターは「ASUS XG27ACS(レビュー)です。

ふつうのIPSパネルよりワンランク上の画質を出せる「Fast IPS」パネルを搭載。最大180 Hzのリフレッシュレートと平均3ミリ秒の応答速度により、残像感の少ないキレのある映像を表示します。

残像感を軽減する黒挿入「ELMB Sync」

黒フレーム挿入の「ASUS ELMB」モードで、残像感を軽減できます。5段階(Lv1~Lv5)から強度を選べて、好みに合わせて黒挿入の度合いを調整も可能です。

さらに画面のカクツキを抑えるVRR機能(G-SYNC互換モードなど)と同時にELMBを使える、ASUS ELMB Syncも対応します。80~180 Hzの範囲で可変的に黒挿入して、残像感をさらに軽減する機能です。

XG27ACSはHDMI 2.0ですが、HDMI VRR機能はちゃんと対応しているから、PS5 VRRも使えます。120 Hz対応ゲームならPS5 VRRを使いつつ、ELMB Syncも同時に適用可能です。

そこそこ強力な暗所補正モード「ASUS Shadow Boost」を使って、暗いエリアを明るく見やすく補正してゲームプレイを有利に進められます。

ASUS / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 180 Hz / パネル : Fast IPS / 保証 : 3年

全体的にゲームプレイに特化した機能と、安定して高性能なFast IPSパネルを組み合わせた、ASUS ROGブランドらしい優等生タイプのWQHDゲーミングモニターです。

突出してコストパフォーマンスは高くないものの、値段なりに高いクオリティを備え、買ったあとに「失敗した」と感じる可能性が低いです。

モニターの設定画面(OSD)も洗練されたUIデザインで分かりやすく、ボタンのレスポンスも速くてストレスが少ないです。中華メーカー系と大違いな圧巻の使いやすさ。

ゲーミングPC(Windows 11)を使っているなら、ソフトウェアOSD「ASUS DisplayWidget」をインストールして、ソフトから直接OSDをコントロールできます。

ショートカットキーを自由に設定したり、特定のアプリとプロファイル設定を紐づける「App Tweaker」など、さすがASUSブランドと唸る作り込みです。

細部の遊び心もASUS ROGの見どころです。スマホスタンド機能や、カメラスタンド(1/4ネジ穴)機能を本体デザインにうまく融合します。

メーカー定価は約4.3万円で、セール価格で約3.5万円から買えます。3万円台なら特に文句ないコスパです。

競技性を問われるeSportsタイトルやFPSゲーム向けに、おすすめなWQHDゲーミングモニターです。もちろん、画質がすごく良いから普通のソロゲーやMMOゲーも楽しめます。

映像入力端子
  • HDMI 2.0(144 Hz)
  • Display Port 1.4b(180 Hz)
  • USB Type-C(180 Hz)

ASUS XG27ACSの映像入力端子は全部で3つあります。

PS5の120 Hz(PS5 VRR)、4Kダウンコンバート表示に対応。Nintendo Switch 2もほぼ対応しますが、WQHDで120 Hz(HDR)は帯域幅が不足して表示できないです。

やかもち
ASUSはちょっと高いけれど、無難に「良い作り」してるから、他人におすすめしやすいWQHDゲーミングモニターです。

【240~360 Hzおすすめ】KTC H27E6

わずか3万円台で買える「320 Hz」ゲーミングモニター

KTC(Key To Combat)
H27E6
基本スペック
  • 27インチ
  • Fast IPSパネル
  • 最大320 Hz
応答速度
(実測値)
  • 3.27 ミリ秒(120 Hz)
  • 3.61 ミリ秒(240 Hz)
  • 2.94 ミリ秒(320 Hz)
画質
(実測値)
  • sRGB:100%
  • DCI P3:98.3%
  • Rec.2020:76.0%
ゲーミング機能
  • ブラックイコライザ(暗所補正)
  • KTC MPRT(残像軽減)
  • FreeSync Premium
  • G-SYNC互換モード
  • PS5 VRR(HDMI 2.1)
  • 最大320 Hz(PS5で120 Hz)
  • 色鮮やかな広色域Fast IPSパネル
  • IPSパネルなのに応答速度が速い
  • 一応ゲーミング機能も対応
  • PS5の4Kダウンコンバート対応
  • 3年保証
  • 内蔵スピーカーなし
  • HDR性能はイマイチ

240~360 Hzで今イチオシのWQHDゲーミングモニターがKTC H27E6(レビュー)です。

一般的に240 Hz超のゲーミングモニターは価格がけっこう高い傾向ですが、H27E6は驚異の3万円台から「320 Hz」に対応します。

しかも単に320 Hz対応だけでなく、平均2.94ミリ秒もの応答速度を叩き出すれっきとした高性能モデルです。

平均3ミリ秒を割る応答速度と320 Hzの組み合わせにより、残像の少ない明瞭感に優れたクッキリとした映像を表示できます。

そのほか、機能性も安い価格を考えると及第点をそろえています。

HDMI 2.1(40 Gbps)ポートを搭載しているため、PS5 VRRも当然使えるし、Nintendo Switch 2も完全に対応します。Switch 2でWQHD 120 Hz(HDR)も表示できる性能です。

ただし、ゲーム向け機能の性能がやや弱め。

暗所補正「ブラックイコライザ」は効果がASUSほど強くないし、残像軽減「KTC MPRT」は画面が暗すぎて使えないです。

KTC / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 320 Hz / パネル : Fast IPS / 保証 : 3年

KTC H27E6は手頃な価格で「320 Hz」がほしい、コスパ重視のeSports / FPSゲーマーおすすめです。

映像入力端子
  • HDMI 2.1(320 Hz)
  • HDMI 2.1(320 Hz)
  • Display Port 1.4(320 Hz)
  • Display Port 1.4(320 Hz)

KTC H27E6の映像入力端子は全部で4つあります。Display Portで最大320 Hzまで、HDMI 2.1(40 Gbps)で最大320 Hzまで対応。

PS5で最大120 Hz(フルHD~WQHDまで / 4Kは最大60 Hz)かつ、PS5 VRRも対応します。Nintendo Switch 2も最大120 Hz(フルHD~WQHDまで / 4Kは最大60 Hz)対応です。

やかもち
きちんと応答速度も速い「320 Hz」モニターとして破格の安さ。やはり中華モニターのコスパは強烈です。

【HDRにおすすめ】TITAN ARMY P275MS+

5万円台で買えるDisplay HDR 1000対応モニター

TITAN ARMY P275MS+
TITAN ARMY
P275MS+
基本スペック
  • 27インチ
  • 量子ドット + Fast IPSパネル
  • 最大320 Hz
応答速度
(実測値)
  • 3.63 ミリ秒(120 Hz)
  • 3.16 ミリ秒(240 Hz)
  • 3.22 ミリ秒(320 Hz)
画質
(実測値)
  • sRGB:99.9%
  • DCI P3:99.4%
  • Rec.2020:86.4%
ゲーミング機能
  • シャドウバランス(暗所補正)
  • ナイトビジョン(暗所補正)
  • 色彩強調(鮮やかさ補正)
  • DyDs Tech(残像軽減)
  • FreeSync Premium
  • G-SYNC互換モード
  • PS5 VRR(HDMI VRR)
HDR機能
  • Display HDR 1000相当
  • Mini LED:2304個
  • FALD方式:1152ゾーン分割
  • 最大320 Hz(PS5で120 Hz)
  • 量子ドットFast IPSで非常に高画質
  • パワフルなHDR性能(Display HDR 1000)
  • Mini LED(1152分割)バックライト搭載
  • フル装備のゲーミング機能に対応
  • 「PS5 VRR」対応
  • HDMI 2.1(48 Gbps)搭載
  • コストパフォーマンスが凄い
  • 内蔵スピーカーなし
  • メーカー1年保証のみ

HDRゲーミングにおすすめ ・・・なんて書きましたが、今回挙げた7選の中で「P275MS+」はコスパ最強のWQHDゲーミングモニターです。

だから本当はおすすめNo.1(万人向けモデル)に挙げる予定でしたが、万人向けと呼ぶにはメーカー定価がちょっと高いです。

5万円後半だとコスパが良くても、予算的になかなか手を出せない人も少なくないと予想でき、今回はHDRゲーミング部門にランクインさせました。

TITAN ARMY P275MS+(レビュー)」は、5万円台の価格帯で珍しい、マルチロール型HDRゲーミングモニターです。

HDR 1000に対応する中華モニターは今や珍しくないですが、ASUS並に充実したゲーマー向け機能をフル装備するモニターはなかなかレア。

2種類の暗所補正モード(シャドウバランス + ナイトビジョン)に、鮮やかさを補正する色彩強調モード、さらにASUS ELMB Sync並に効果が強い「DyDs Tech」モード搭載。

DyDs Techモードを有効化すると、残像感をかなり軽減しつつ、画面の明るさも相当に明るいままです。320 Hzと合わせて使えば、クッキリ明瞭な映像を表示できます。

安物中華モニターによくある「MPRT」モードから一線を画す性能を実現し、Zowieブランドの「DyAc+」に迫る性能です。

量子ドット + Mini LEDで映像美を楽しむだけでなく、320 Hz + DyDs Techで競技性の強いゲームも対応できる、まさにマルチロール機です。

HDR効果を飛躍的に高める「Mini LED」バックライトも搭載します。

Youtubeで推されまくっている、あのGDQ271JLAQより2倍も多い「1152分割(48 x 24)」の制御エリアを搭載し、コントラスト比の高いHDR映像を表示可能です。

TITAN ARMY / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 320 Hz / パネル : Fast IPS(量子ドット) / HDR : DisplayHDR 1000

明るくメリハリのついたHDRコンテンツに興味がある人はもちろん、(HDRに興味はないけど)ただ単に高画質なWQHDゲーミングモニターが欲しい人にとっても、検討する価値があります。

映像入力端子
  • HDMI 2.1(320 Hz)
  • HDMI 2.1(320 Hz)
  • Display Port 1.4(320 Hz)

TITAN ARMY P275MS+の映像入力端子は全部で3つあります。

Display Portで最大320 Hzまで、HDMI 2.1も最大320 Hzまで対応。フル帯域(48 Gbps)対応のHDMI 2.1ポートだから、PS5とSwitch 2どちらも対応します。

PS5でWQHD(120 Hz)とPS5 VRRの動作も確認済み、Nintendo Switch 2もWQHD(120 Hz)でHDR動作を確認しました。

やかもち
予算5万円台で頭1~2つくらい飛び抜けてコスパが高いです。GDQ271JLAQやMSI X30MVなどライバル機は、性能もコスパもP275MS+に届いてません。

【ゲーム機能に特化】MOBIUZ EX271Q

BenQ独自の強力なゲーマー機能をフル装備

BenQ
MOBIUZ EX271Q
基本スペック
  • 27インチ
  • IPSパネル
  • 最大180 Hz
応答速度
(実測値)
  • 3.63 ミリ秒(120 Hz)
  • 3.67 ミリ秒(180 Hz)
画質
(実測値)
  • sRGB:99.6%
  • DCI P3:94.2%
  • Rec.2020:70.3%
ゲーミング機能
  • Shadow Phage(暗所補正)
  • Light Tuner(暗所補正)
  • Color Vibrance(鮮やかさ補正)
  • ブレ削減(残像軽減)
  • FreeSync Premium
  • G-SYNC互換モード
  • 最大180 Hz(PS5で120 Hz)
  • 高色域IPSパネルでとても高画質
  • IPSパネルなのに応答速度が速い
  • フル装備のゲーミング機能
  • PS5の4Kダウンコンバート対応
  • USBポート搭載(4個)
  • 高音質なヘッドホン端子(ESS Sabre)
  • 便利な「リモコン」が付属
  • 3年保証
  • HDMI 2.1なし
  • HDR性能はイマイチ
  • 内蔵スピーカーなし
  • 価格がやや高い

ゲーマー向け機能に特化したWQHDゲーミングモニターといえば、やはりMOBIUZ EX271Q(レビュー)でしょう。

BenQの強みである各ゲーマー向け機能を惜しみなくすべて搭載します。

  • 暗い部分を見やすく補正「Shadow Phage
  • さらに細かく補正「Light Tuner(20段階)」
  • 鮮やかさを補正「Color Vibrance(20段階)」
  • 黒挿入で残像を軽減「ブレ削減

5万円台の定価に見合う豪華なゲーム向け機能をてんこ盛りです。

Zowie「DyAc+」に迫る効果がある、そこそこ強力な黒挿入モード「ブレ削減」も対応。

ソロゲームやMMOタイトル向けのゲーミングモニターですが、Apex Legendsやフォートナイトなど、一応eSports的な使い方にも対応できます。

手元からポチポチとOSD設定をコントロールできる便利な「リモコン」も付属します。

IO-DATAのリモコンよりボタン数が少ないシンプル設計で直感的に使いやすく、レスポンスも速いです。

BenQ / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 180 Hz / パネル : IPS / HDR : Display HDR 400 / 保証 : 3年

BenQ MOBIUZ独自のユニークな機能に特化したWQHDゲーミングモニターです。

HDRゲーミングにあまり興味がなく、ふだんのゲームやコンテンツを自分で細かく設定して使いたい人向け。

映像入力端子
  • Display Port 1.4(180 Hz)
  • HDMI 2.0(144 Hz)
  • HDMI 2.0(144 Hz)
  • USB Type-C(180 Hz)

MOBIUZ EX271Qの映像入力端子は全部で4つあります。

PS5の120 Hz表示、4Kダウンコンバート表示に対応。ただし、PS5 VRRは対応不可です。

やかもち
高画質なIPSパネル + 強力なゲーマー機能で、万人向けに最適化されたWQHDゲーミングモニターです(高いけど)

【最強のWQHD】SONY INZONE M10S

最大480 Hz対応「OLED」ゲーミングモニター

SONY INZONE
M10S(SDM-27Q10S)
基本スペック
  • 27インチ
  • OLED(有機EL)パネル
  • 最大480 Hz
応答速度
(実測値)
  • 0.31 ミリ秒(120 Hz)
  • 0.16 ミリ秒(240 Hz)
  • 0.09 ミリ秒(480 Hz)
画質
(実測値)
  • sRGB:100%
  • DCI P3:99.0%
  • Rec.2020:73.8%
ゲーミング機能
  • ブラックイコライザー(暗所補正)
  • 色の濃さ(鮮やか補正)
  • 24.5インチモード
  • FPS Proモード
  • FreeSync Premium Pro
  • G-SYNC互換モード
  • 最大480 Hz(PS5で120 Hz)
  • 応答速度が超速いOLEDパネル
  • 無限のコントラスト比
  • 実用的なゲーミング機能
    (24.5インチモード対応)
  • HDR対応
    (Display HDR True Black 400)
  • 高音質なヘッドホン端子
  • USBポート対応(3個)
  • HDMI 2.1あり(PS5 VRR対応)
  • 「Perfect for PlayStation 5」対応
  • 抜群のデザインセンスと品質
  • 3年保証(焼き付き対応)
  • 定価がやや高め
  • あまり明るくないHDR性能

最強クラスのWQHDゲーミングモニターがSony Inzone M10S(レビュー)です。

神速の応答速度を出せる「LG Display製W-OLED(有機EL)」パネルを使い、イギリスのプロゲーマー企業「Fnatic」と協力して開発した、eSports向け最強のモニターです。

論より証拠から紹介。

測定された応答速度はレビュー史上No.1記録となる「平均0.09ミリ秒で、最大480 Hzもの超高速リフレッシュレートと組み合わさり、残像がほぼない世界を表示できます。

目に負担が大きい黒挿入モード「DyAc 2」を使うZowie XLシリーズと比較して、Sony Inzone M10Sはほぼ同等以上のモーション性能を発揮します。

おそらく、同じリフレッシュレートならZowieに負けそうですが、Zowieは画質が悪いTNパネルを未だに使っています。

完璧な黒色を出せる「OLED」採用

一方で、M10Sは無限のコントラストを叩き出す「OLED」パネルです。

視野角も凄まじく広く見る角度にほとんど関係なく安定した画質ですし、色ムラも少なく抑えられます。

SONY / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 480 Hz / パネル : OLED / 保証 : 3年(焼き付き含む)

Sony Inzone M10Sは圧倒的なSDRゲーミング性能と、Zowieシリーズにも劣らない驚異の競技性能を兼ね備えた、最強クラスのWQHDゲーミングモニターです。

唯一の弱点は・・・OLEDパネル全般に共通する「暗いHDR」です。

1~2年後に多少マシになるかも程度で、Mini LEDにHDR性能で勝てる見込みはかなり絶望的。SDRや競技性はOLEDパネルを、HDRはMini LEDパネルで使い分けます。

映像入力端子
  • Display Port 2.1(480 Hz)
  • HDMI 2.1(480 Hz)
  • HDMI 2.1(480 Hz)

Display Port 2.1で最大480 Hzまで、HDMI 2.1も最大480 Hzまで対応。フル帯域(48 Gbps)対応のHDMI 2.1ポートだから、PS5とSwitch 2どちらも対応します。

PS5でWQHD(120 Hz)とPS5 VRRの動作も確認済み、Nintendo Switch 2もWQHD(120 Hz)でHDR動作を確認しました。

やかもち
(HDRを含まない)SDRゲーミングで「SONY M10S」がレビュー史上最高の王者です。

おすすめから外れたWQHDモニター

おすすめWQHDゲーミングモニターに入れなかった理由

「EX-GDQ271JLAQ」は、かつて人気だった「LDQ271JAB」の後継機種です。

リモコンと内蔵スピーカーを付けた、待望のリニューアル版として登場したものの、パネル本体の性能がまったく改善なし。

全体的にガンマカーブが高すぎて、シーンによって「白っぽく」見える傾向もあり、おすすめから除外されました。

何より同価格帯にいる「TITAN ARMY P275MS+」が強すぎる状況です。リモコン以外のほぼすべてでP275MS+が上位互換です。

「MSI MAG 274QPF X30MV」は、VAパネルにMini LEDを組み込んだMSIブランドの意欲作です。

すばらしい画質で期待値が上がりますが、応答速度のバランスが悪くて妙に残像が目立つし、定価7万円もする割にゲーム向け機能も少ないです。

肝心のHDR性能もMini LEDバックライトの制御にやや難ありで、特に黒色が多いシーンでエリア消灯の挙動が違和感あり。

中華モニターと同じ価格帯なら許せますが、大手ブランドらしく7万円もします。7万円なら、おすすめは厳しいです。

DELL AW2725DF」は、OLEDパネルを使った最大360 Hz対応のWQHDゲーミングモニターです。

今は「SONY M10S」に取って代わられたため、おすすめから取り下げました。年々少しずつOLEDパネルが進化するから、旧世代モデルがおすすめから外されるスピードが速いです。

GIGABYTE M27Q Xをレビュー(外観デザイン)

240 HzのWQHDでおすすめに入れる予定だった「GIGABYTE M27Q X」です。

まともな価格で高性能、IPSパネルで応答速度も速い、黒挿入(Aim Stabilizer)機能も対応。スキが少ない完成度の高いゲーミングモニターなのに、GIGABYTEの国内代理店があまりにもやる気が無いです。

ロクにプロモーションを打たないため、知名度やブランド力がほとんど無く、日本で売ってることすら知られないまま勝手に販売終了しました。海外なら非常に人気のあるゲーミングモニターだけに、もったい無いです。

海外とくらべて国内市場はやや特殊です。性能の良し悪しでゲーミングモニターを選ぶ人は極めて少数派であり、M27Q Xがどれほどコスパに優れたモニターだったとしても広告を打たない時点で勝負は決まっています。

国内市場で売れるモニターの共通点は広告の掛け方に比例する傾向が強いです。ASUS、BenQ、MSI、Pixioあたりは大手メディアや個人Youtuberを装ったマーケ屋に対して、多額のスポンサー料やサンプル機材の提供を行っています。

広告をロクに打たない(= 打てない?)GIGABYTEが売れるには、いささか難しすぎる市場状況でしょう。

やかもち
入手性さえ良ければ圧倒的な「Best of WQHD 240 Hz」です。惜しいですね・・・もっと速く見つけてレビューしておけば長生きしたのかな・・・(気づくのが遅すぎた)
EX2780Qのレビューまとめ

「BenQ EX2780Q」はいわゆる万能型です。発売当時としてはかなり完成度の高いWQHDゲーミングモニターでしたが、応答速度の遅さが目立った弱点です。

セール特価で3.2~3.6万円を狙って買うならアリ。定価なら無理して買わなくていいと思います。

DELL S2721DGF

画質と応答速度に定評がある「Nano IPS(LG製)」パネルを搭載した、WQHDゲーミングモニターです。4万円前半でNano IPSが手に入るため、地味に人気を集めているWQHDモニターの定番だったりします。

しかし、今回のおすすめに挙げた「LG 27GN800-B」や「IODATA GDQ271JA」と比較すると、価格差に見合う性能差があるかどうかが微妙です。

DCI P3カバー率で約5%ほどS2721DGFが有利ですが、応答速度は27GN800-Bのほうが高速で、残像感を軽減する黒挿入(1ms Motion Blur Reduction)機能も付いてきます。

27GN800-BはPS5の4Kダウンコンバート表示も対応します。性能と価格で比較してしまうと、意外と妥当なコストパフォーマンスに思えてしまい、おすすめするなら27GN800-Bで良いかな・・・と。

LG UltraGear 27GR95QE-B

ほとんど完全上位互換で値段もさほど変わらない「DELL AW2725DF」が登場したせいで、今さら「LG 27GR95QE-B」を選ぶメリットが消滅しました。

27GR95QE-BはLG Display製MLA OLEDパネルを使っていますが、QD-OLEDより画面が暗いうえに、省電力機能のせいでパネルの四隅が暗くなる謎仕様が問題です。

当時こそ240 Hzで最速だったものの、最速の座はAW2725DFに奪われてしまい、画面の明るさと画質も負けているなど。とにかく今さら買うメリットが見当たらないです。

かつて人気だった「MAG274QRF QD」の後継モデルです。基本スペックがわずかに改善され、お値段据え置きでコスパが良くなったと思いきや、細かい部分で問題が目立ちます。

従来モデルよりパネルの均一性(色ムラ)が悪く、sRGBモードの精度も悪く、2024年の今になってもHDMI 2.1(PS5 VRR)非対応と。値段の割に作り込みが甘いモニターです。

あとから登場した「EX-LDQ271JAB」に取って代わられました。

ゾーン分割数でG Pro 27iが有利ですが、EX-LDQ271JABは色ムラの少なさや、OSD設定の作り込みと完成度の高さ。何よりメーカー3年保証(無輝点保証あり)が付属しながら、実質4万円台の安さでいろいろと強すぎます。

日本メーカーが中華メーカーをコスパで打ち負かす展開はかなり珍しいです。

Amazonで謎に人気が高い「Pixio PX278 Wave」は、残念ながら値段の割に性能があまり良くないです。

性能よりも・・・この「かわいいホワイト塗装の筐体」に惹かれるかどうかがすべて。デザインよりも性能重視なら選ぶ価値なし、デザイン優先でおしゃれな #desksetupを組むなら候補です。

【2025年版】
おすすめなWQHDゲーミングモニター:7選

2025年時点のおすすめWQHDゲーミングモニターは以上です。

やかもち
ここから↓は、ややマニアックな「選び方」の解説に入ります。ゲーミングモニターに興味のある人だけ読んでくれれば大丈夫です。

WQHDゲーミングモニターの選び方

IPSパネルでいい?:4つある「パネル」の違い

パネルメリット弱点
TN
(Twisted Nematic)
  • 応答速度が速い
  • キレのある映像
  • 価格が安い
  • 白っぽい
  • 視野角が狭い
  • コントラストが低い
万人向けおすすめ
IPS
(In-Plane Switching)
  • 応答速度そこそこ
  • 色が美しい
  • 視野角が広い
  • そこそこ安い
  • TNより遅い
  • 輝度ムラ
  • コントラストが低い
VA
(Vertical Alignment)
  • コントラストが高い
  • 色が美しい
  • 視野角が広い
  • 応答速度は遅い傾向
  • 輝度ムラ
  • 価格は普通~高い
OLED
(Organic LED)
  • 応答速度最強
  • コントラストが無限
  • 色が美しい
  • 輝度ムラが少ない
  • 価格が高い
  • HDRが暗い
  • 焼き付きリスクあり

おおざっぱにパネルごとの特徴をまとめました。

WQHDモニターのパネル選びは迷ったら「IPSパネル」が無難です。応答速度がそこそこ速い傾向があり、万人受けする美しい画質が特徴です。

次におすすめは「VAパネル」ですが、IPSパネルと比較して応答速度が遅い傾向あり。一部のハイエンドVAパネルはIPSパネルより速いものの、低価格なVAパネルは依然として応答速度が遅いので注意してください。

予算たっぷりな方は、応答速度がゼロミリ秒でコントラスト比が無限な「OLEDパネル」も候補ですが、使い方次第でパネルが焼き付いてしまうリスクが存在します。リスクを理解せずに買うのはやめましょう。


「TNパネル」を解説:FPSゲーマー向け

液晶パネルタイプの違い(TNとIPS)
TNパネル
(Twisted Nematic)
応答速度視野角コントラスト比価格

TNパネルは低価格で応答速度が速いパネルです。もっぱらFPSゲーム向けですが、WQHDモニターで重視される「映像美」を大きく損なうデメリットがあります。

最新のハイエンドTNパネルであれば、割りと画質が改善されています。それでもIPSパネルやVAパネルと比較してしまうと、画質の差は決して埋まっておらず無視できないです。

競技向けにTNパネルのフルHDを買うのはアリです。しかし、WQHDゲーミングモニターでは推奨できません。

やかもち
TNパネルのWQHDモニターは基本的におすすめしません。

「IPSパネル」を解説:万人向けにおすすめ

万人向けにおすすめなパネルタイプ「IPS」
IPSパネル
(In-Plane Switching)
応答速度視野角コントラスト比価格

IPSパネルはそこそこの応答速度、広い視野角、美しい色表現が魅力の万人向けパネルです。迷ったらIPSパネルを選びましょう。

価格はTNパネルより高い傾向があり、応答速度もTNパネルには勝てないですが、WQHDモニターで求められている映像美はIPSパネルが圧倒的に有利です。

HDR機能に特化したハイエンドモデルになると、IPSパネルが苦手とするコントラスト比も改善されています(※IPSパネルでコントラスト比が10000:1を超えるゲーミングモニターも存在するほど)

やかもち
迷ったら「IPSパネル」です。ラインナップも多くて選びやすいです。

「VAパネル」を解説:深い黒色で没入感

引き締まった黒色が美しい「VA」パネル
VAパネル
(Vertical Alignment)
応答速度視野角コントラスト比価格

VAパネルは引き締まった黒色が美しいパネルです。

とにかく深い黒色を得意とするパネル方式で、コントラスト比が3000~5000:1に達します。一般的なIPSパネルの約3~5倍、IPS Blackパネルと比較して約1.5~2.5倍もコントラスト比が高いパネルです。

優れたコントラスト比のおかげで、没入感に優れたリアリティのある映像表現を得意とします。視野角はIPSパネルに劣るものの、TNパネルよりずっとマシです。

弱点は応答速度の遅さです。価格の安いVAパネルだと、基本的に同じ価格帯のIPSパネルに応答速度で劣ってしまい、残像感(特に暗い部分での)が目立ちます。

TCL 32R84」のように、ハイエンドなVAパネルを搭載していれば応答速度の問題はほぼ解決されますが、値段も相応に高いです。

やかもち
VAパネルを選ぶなら、値段の高いハイエンドモデルをおすすめします。安物は応答速度に難ありです。

「OLED」を解説:最強の応答速度と黒色

ゲーミングモニター的に最強なパネル「有機EL(OLED)」
OLEDパネル
(Organic LED = 有機EL)
応答速度視野角コントラスト比価格

OLED(有機EL)パネルは、1ドット1ドットが独立して点灯・消灯できる「自発光式」のパネルです。

OLEDパネルと液晶パネルの違い

OLEDは自発光式だから「バックライト」が不要

自発光式だとバックライトを使わずに画面を明るくできるので、OLEDパネルは液晶パネルと比較して「完璧な黒」と「瞬時の応答速度」をそなえます。

  • 完璧な黒だからコントラスト比はほぼ無限
  • 応答速度はTNパネルよりも速い
  • 輝度ムラがほとんどない

コントラスト比はほぼ無限で、IPSやVAパネルと比較して輝度ムラもほとんど無く、応答速度はTNパネルよりも高速です。

基本的に、既存のパネルタイプ(IPS、VA、TN)を圧倒する、最強クラスのパネルと考えて問題ありません。

一方でOLEDパネル独自のデメリットも多いです。

  • OLEDパネルの焼き付きリスク

デスクトップやブラウザ画面など、動きがほとんどないコンテンツを表示し続けると、内容が画面にそのまま残り続ける「焼き付き(Burn In)」が起きる危険性を抱えています。

同時に、焼き付きを防ぐ技術も年々少しずつ改善されていて、技術の進化にともないメーカー標準保証が1年・・・2年・・・そして3年へと伸びています。

焼き付きが起きてしまっても保証を有効のままにするメーカーも増えていますし、2024年以前と比較して焼き付きに対するリスクが大きく下がった印象です。

RTINGS.comが2017年製のOLEDテレビ「LG C7」を6台使って、約9000時間(およそ2年間)にわたって焼き付きが発生するかどうかを実験しました(参考:Real Life OLED Burn-In Test on 6 TVs

焼き付き24週目48週目72週目102週目
1台
ニュース番組
わずかにはっきりはっきり明らかに
2台
ニュース番組(最大輝度)
わずかにはっきり明らかに明らかに
3台
サッカー番組
わずかにわずかに
4台
テレビ番組
5台
FIFA 18
6台
COD:WW2

6台それぞれに別の映像を表示させ続けた結果、ニュース番組(CNNライブ)を表示している1台と2台で顕著な焼き付きが発生・・・。

一方で、画面全体が動いている普通のテレビ番組や映像コンテンツ、ゲームプレイでは2年経過しても焼き付きはほとんど発生しないままです。ゲーミングモニター的な使い方なら、焼き付きが発生するリスクは非常に低いです。

参考までに、筆者が2019年に購入した「LG C9 OLED」は今年で6年目ですが、目視でわかるほどの焼き付きは見られません。

一定時間ピクセルに動きがないと一瞬だけドットをずらす機能や、輝度が高いシーンで自動的に輝度を下げるABL(自動輝度制限)など。数々の焼き付き防止システムによって、普通の使い方だとかんたんには焼き付かないよう対策が施されています。

  • 電力効率が悪くて輝度を稼ぎづらい

OLEDパネルの電力効率は、液晶パネルより2~4倍も低いです。

たとえば、消費電力100 Wで明るさ1000 cd/m²以上を出せる液晶パネルに対し、OLEDパネルはせいぜい250 cd/m²程度にとどまります。

明るい部屋や太陽が挿し込む窓際にデスク環境を置いている人は、映り込みや反射に気を使う可能性があります。

OLEDパネルとMini LEDパネルの明るさ比較

明るさを稼ぎづらいから、1000 cd/m²以上を必要とする本当のHDRコンテンツで、OLEDパネルは苦戦します。

だから筆者やかもちは、隙あらば「SDRでいいならOLED」「HDRを真面目に見るならMini LED液晶」とよく言ってます。実際に筆者もそうしてます。

  • 薄暗い灰色の単一表示が苦手

最後に、意外と知られていない「DSE(Dirty Screen Effect)」現象を紹介します。

いわゆる案件系レビューで見過ごされがちな、OLEDパネルに特有の症状です。程度に差はあれど、現時点で出回っているほとんどすべてのOLEDパネルに発生します。

グレー2~5%付近の微妙な黒色(灰色)を広い範囲にまとめて表示すると、画用紙や布地の表面に似たザラザラとした不均一性が発生します。

「不具合では?」と書き込む口コミも少なくないですが、諦めてください。1ドット単位のきめ細かな電圧制御をしているOLEDパネルの原理的に防ぎようがない「仕様」です。

実際のゲームプレイでDSEに気づく可能性は非常に低いですが、画面全体に同じようなグレーを表示すると、基本的に発生する症状です。

やかもち
OLEDパネルはその驚異的な性能と引き換えに、いろいろと扱いづらいデメリットも抱えています。だから、OLEDはもっと安くなるべき・・・と日々感じてます。

応答速度は「3ミリ秒」でいい?:残像の見え方

応答速度が速いほど残像が少ない

↑応答速度の違うゲーミングモニターを6台用意して、残像を分かりやすく撮影した比較写真

「人間の感覚は200ミリ秒だから応答速度の差なんて分からない」だから応答速度を気にしなくて良い、などと意味の分からない解説をしているブログやYoutubeがあります。

はっきり言って大嘘も良いところです。応答速度は速ければ速いほど良いと覚えておきましょう。理想値は「1ミリ秒」です。

応答速度が速い(短い)ほど、「残像」が少ないキレのある映像を表示できます。

では、なぜ応答速度が残像に関係するのか。応答速度とは、ものすごくザックリ言うなら「モニターが次のフレームを表示するのにかかる時間」です。

次のフレームを表示するのにかかった時間が長いほど、前のフレームが残ったままになるので、「ホールドボケ」と呼ばれる現象を引き起こします。

モニターの応答速度と残像の関係

この「ホールドボケ」が、いわゆる「残像」の原因です。応答速度が短いほど残像が短く見え、キリッとした映像に。逆に応答速度が長いと残像が伸びて、ボヤッとした視認性の悪い映像になってしまいます。

筆者のおすすめ応答速度は「1ミリ秒」が理想ですが、現在の技術だとほとんどのWQHDゲーミングモニターは1ミリ秒を出せません。

現実的な目標として「3ミリ秒」とします。平均3ミリ秒なら、目視で見て十分にくっきりとした映像を得られます。

ちなみに、スペック表に記載されている応答速度(公称値)は一番条件のいい理論値です。実用に耐えない設定でしか出せない場合がほとんどですので、参考程度に見ましょう。

過去にレビューした約90台のゲーミングモニターから、測定した応答速度をまとめたグラフです(参考記事:どうやってモニターの応答速度を測定するのか?)。

平均1ミリ秒を達成できたWQHDゲーミングモニターは「SONY INZONE M10S」や「LG 32GS95UE-B」など、定価10万円を超えるハイエンドOLEDパネル勢ばかり。

平均2ミリ秒台ですら「G274QPF-QD」など、ごくごく一部に限られ、その他大勢のWQHDゲーミングモニターが平均3ミリ秒台に入ります。

(2025年時点)WQHDゲーミングモニターでおすすめな応答速度は実質「3ミリ秒」くらいが限界です。

WQHDでは「120 Hz」以上がいい理由

リフレッシュレートのイメージ図

リフレッシュレートとは、「モニターが1秒間に表示できる映像の回数」です。たとえば144 Hz(ヘルツ)なら、1秒間に144回も映像を表示できます。

  • 60 Hz:1秒間に60 回表示可能
  • 120 Hz:1秒間に120 回表示可能
  • 144 Hz:1秒間に144 回表示可能
  • 240 Hz:1秒間に240 回表示可能

パラパラマンガをイメージすると分かりやすいです。

リフレッシュレートが高いほど、パラパラマンガを素早くめくるので、映像がなめらかに見えます。1秒間に60回めくるより、120回めくった方がパラパラマンガは2倍なめらかです。

実際に60 Hz、144 Hz、240 Hzのゲーミングモニターを用意して比較映像を撮影しました。どうでしょうか、ヘルツが高いモニターほど映像がなめらかに表示されているのが分かります。

60 Hzから120~144 Hzにアップグレードすると、ほとんどの人はヌルヌル具合に違いを体感できます。入力遅延も半減するので、競技性の高いFPSゲームや格闘ゲームも有利です。

リフレッシュレート比較
※クリックすると画像拡大
60 Hz
120 Hz
240 Hz
480 Hz

120 Hz以上の高いリフレッシュレートは、「ホールドボケ」の軽減にも効果的です。

ゲーミングモニター側の応答速度がほぼ同じでも、単純にリフレッシュレートが上がっただけで、映像のクリアさ(残像感)が大きく改善されます。

初心者もち
WQHD(2560×1440)で120 Hz以上を出そうとしたら、相当なPCスペックが必要になりそうじゃない??

WQHDはフルHDの約1.8倍くらいの負荷に相当しますが、グラフィックボードの性能進化と、AIアップスケーリング技術の向上で平均120 fps程度なら意外と余裕です。

Apex Legends(最高画質)なら、RTX 5070で平均240 fps前後まで。RTX 5060 Tiですら平均120 fpsを軽く超えています。

ステラーブレイド(最高画質)もRTX 5070以上で平均144 fps程度まで。

超重量級のサイバーパンク2077(レイトレ有効)はそのまま動かすと苦戦するものの、AI超解像「DLSS 4」とフレーム生成「DLSS MFG」を入れると、あっさり120 fps超です。

最新ゲーム機(PS5やNintendo Switch 2)はWQHDで120 Hzに対応していますが、120 Hzに対応しているゲームは少数派で、対応していても実際にWQHDで120 Hzが出せるわけではないので注意してください。

やかもち
最新グラフィックボードはフレームレートを底上げする機能(DLSSやFSR)に対応しており、WQHDで120 fps以上がずいぶんと現実的になりました。

FPSゲームで重要視される「ゲーミング機能」

各メーカーがアピールする「ゲーミング機能」とは?

競技性が求められるFPS / TPSゲームでは、映像美を多少犠牲にしてでも、敵プレイヤーを発見しやすくするゲーミング機能が重視されています。

覚えておきたい、代表的なゲーミング機能は5つです。

  1. 暗所補正:暗い部分を明るく補正する
  2. 鮮やか補正:色の付いている部分を見やすく補正する
  3. 残像低減:黒挿入を利用して残像感を軽減する
  4. UI表示系:おもに「照準」を表示する機能
  5. 可変同期:テアリング現象を抑える
    (※可変リフレッシュレート:略してVRR)

上から順番に解説します。

暗所補正を使ったイメージ
Light Tuner:オフLight Tuner:有効

暗所補正は名前の通り、暗い部分を明るく表示してゲームプレイの視認性を大きく改善する、定番のゲーミング機能です。

BenQなら「Black eQualizer」や「Light Tuner」、ASUSは「Shadow Boost」、MSIは「Night Vision」などなど。たいていのゲーミングモニターに搭載されている機能です。対応していないモニターのほうが、今となっては珍しいでしょう。

なお、メーカーによって性能に若干違いがあります。画面全体をそのまま明るくするだけで視認性がイマイチ改善されない場合や、BenQのBlack eQualizerのようにいい感じに明るく補正できる機能もあります。

競技向けにゲーミングモニターを開発しているメーカーの方が、暗所補正の味付けが上手い印象です。暗所補正を目当てにモニターを選ぶなら、BenQ MOBIUZやASUS ROGシリーズをおすすめします。

鮮やかさ補正を使ったイメージ
Color Vibrance:オフColor Vibrance:有効

鮮やかさ補正は、もっぱらBenQのゲーミングモニターに搭載されている「Color Vibrance」を指します。他社のゲーミングモニターで同様の機能を見かけません。

彩度の調整やサチュレーションに似ているように思えて、微妙に挙動が違っているのが特徴です。ただ単に彩度を上げ下げするのではなく、色の付いている部分を見やすいように補正するイメージです。

役に立つかどうかはゲームによります

個人的に、Dead by Daylightで赤色をピンポイントに強調して表示できるので便利です。サバイバーが残した足跡や、キラーの赤い目線を見やすく改善でき、若干ハードウェアチートな感じがします。

残像低減を使ったイメージ
DyAc+(Dynamic Accuracy Plus)の効果(オフ化)DyAc+(Dynamic Accuracy Plus)の効果(有効化)
DyAc+:オフDyAc+:有効

残像低減は、名前の通り「残像感」を軽減してクッキリとした映像を表示する、FPSゲーマーから特に根強い人気があるゲーミング機能です。

見た目で分かるレベルで映像がクッキリ明瞭に映るため、まるで応答速度が速くなったかのように錯覚する効果があります。

もちろん、実際に応答速度が速くなっているわけではなく、「黒挿入」と呼ばれるシンプルな仕組みを使っています。

DyAc+(Dynamic Accuracy Plus)の画面

スローモーションカメラでモニターを撮影すると、ものすごいスピードで「黒い帯」が連続で点滅している様子が分かります。

この黒い帯の正体が、次のフレームに切り替わる瞬間に表示される黒い画面です。連続して何度も黒い画面を挟むため、カメラには「黒い帯」として映っています。

黒い画面を一瞬だけ挟むだけで、1つ前のフレームに映っていた映像が消えてしまい、結果的に「ホールドボケ」を軽減できる仕組みです。

メーカー黒挿入モードの名称
BenQ
  • DyAc 2
  • DyAc+
  • ブレ削減
ASUS
  • ELMB Sync
  • ELMB
LG
  • Pro Motion
  • 1ms Motion Blur Reduction
GIGABYTE
  • Aim Stabilizer Sync
  • Aim Stabilizer
MSI
  • MPRT
Pixio
KTC
TITAN ARMY
  • DyDs Tech
  • MPRT

メーカーによって名称がバラバラです。代表的なメーカーだけ表にまとめました。

実際に使ってきた中で、「DyAc 2」が一番高性能です。次に「DyAc+」がきて、「DyDs Tech」や「ELMB Sync」が並びます。

なお、名称に「Sync」と入っていたら、可変リフレッシュレート(VRR)機能と併用可能なタイプです。

名称「MPRT」はほぼ例外なく性能がイマイチでした。

やかもち
「黒挿入」は残像を軽減するのに効果的ですが、目が疲れやすいので要注意。
UI表示系を使ったイメージ
VG259QRのGamePlus機能で照準を表示
クロスヘアー:十字形クロスヘアー:丸型

UI表示系は、画面上にクロスヘアーやフレームレートを表示できる便利な機能です。暗所補正と同じくらい、あらゆるゲーミングモニターで見かける定番のゲーミング機能です。

ただし、eSports競技向けにゲーミングモニターを開発しているBenQは、UI表示系に対応していない場合が多いです。

分かりやすくハードウェアチートですし、eSportsのイメージを損なわないためにあえて実装していない可能性が考えられます。

たいていのFPSゲームはもとからクロスヘアー(照準)が表示されているので、さほど有用性はありません。逆に言えば、クロスヘアーが表示されないゲームなら・・・かなり有利かもしれません。

可変同期を使ったイメージ
可変同期でテアリングを防ぐイメージ
G-SYNC:なしG-SYNC:あり

可変同期(可変リフレッシュレート:略してVRR)はイメージしづらい機能ですが、ざっくりいうとゲーム側のフレームレートと、モニター側のリフレッシュレートをぴったり揃えて映像の破綻を防ぐ機能です。

ゲーミングモニターで定番の可変同期モード「G-SYNC互換モード」を使って、スローモーションカメラで撮影した比較写真↑を見てください。

G-SYNC互換モードを無いとテアリングが多い

G-SYNC互換モードがないと、画面にチラチラと横線が入ったように途切れる「テアリング(引き裂き現象)」がかなりの頻度で発生します。

特にゲーム側のフレームレートが安定しない状態で、テアリングが目立ちます。

G-SYNC互換モードを有効化するとテアリングを防げる

G-SYNC互換モードを有効化すると、ゲーム側のフレームレートに合わせて、モニター側のリフレッシュレートが一致するように調整されます。

結果的に「テアリング」が大幅に減って、安定した映像に仕上がります。

初心者もち
「VRR」を使うための条件はあるの?
主なVRRモード動作に必要な条件
G-SYNC互換モード
  • DisplayPort 1.2a以上
  • NVIDIA製グラボ
    (GeForce GTX 1000以上)
AMD FreeSync
  • DisplayPort 1.2a以上
  • (または)HDMI 1.4以上
  • AMD製グラボ
    (Radeon RX 500以上 / Ryzen APU)
Adaptive Sync
  • DisplayPort 1.2a以上
HDMI VRR
  • HDMI VRR対応のHDMI端子
    (HDMI 2.1以上なら高確率で対応)

G-SYNC互換はFreeSyncに対応したゲーミングモニターで、Display Portを経由して利用できます。HDMIだと使えません(HDMI VRRが必要)。

AMD FreeSyncは、FreeSyncに対応したゲーミングモニターとAMD Radeonグラフィックボードで利用できます。Display PortまたはHDMIで機能します。

HDMIポートでG-SYNC互換モードを使ったり、PS5でVRRを有効化したい場合は、HDMIポートが「HDMI VRR」に対応しているか確認してください。

FreeSyncの上位版「FreeSync Premium」や、G-SYNC互換モードの上位版「G-SYNC認定」の違いはいろいろとありますが、一番大きなメリットは「LFC(Low Framerate Compensation)」です。

LFCは日本語で「低フレームレート補正」を意味する用語で、ざっくり説明すると低いフレームレートでもVRRが正しく機能するように対応します。

普通のFreeSyncとG-SYNC互換モードでは、基本的に48 Hz未満でVRRがうまく機能しないリスクがあります。

48 Hz未満のVRRはフレームレートが100 fpsを超えるゲーミングPCなら大した問題にならないですが、上限フレームレートが60 fpsに制限されがちなゲーム機だと厄介です。

LCF対応であれば、48 Hz未満でもVRRが正常に機能しやすいです。フレームレートが伸びにくい4Kゲーミングや、ゲーム機でゲームを楽しむ方は「FreeSync Premium」や「G-SYNC認定」を重視する価値があります。

ただし、PS5はそもそもFreeSyncをサポートしませんので、こだわっても意味がないです。Xbox Series X/Sをお使いの方は、FreeSync PremiumやFreeSync Premium Pro対応モデルを選ぶと確実でしょう。

Nintendo Switch 2はVRR非対応だから、VRRの有無を気にしなくていいです。

PS5で使う場合は「HDMI 2.1」に注意しよう

PS5でVRRを使うには「HDMI 2.1」が必要

PS5でWQHDゲーミングモニターを使うときの注意点は「HDMI 2.1」の有無です。

フルHD~WQHDで120 Hzを出すだけなら、HDMI 2.1が無くても大丈夫。しかし、先ほど解説したテアリングを防ぐ効果がある「VRR」を使うにはHDMI 2.1がほぼ必須です。

PlayStation.Blog より引用)

Sony公式ブログでも、PS5 VRRにHDMI 2.1が必要と書いてあります。

ではHDMI 2.1表記のゲーミングモニターを選べば問題なし・・・ と思いきや、HDMI 2.1規格自体がとんでもないザル仕様で、HDMI 2.1でもVRRに対応しない場合があります。

  • HDMI 2.1にVRRは必須:実際はなくてもOK
  • HDMI 2.1に48 Gbpsは必須:実際はなくてもOK

以上がHDMI.orgの見解です。ごく普通のHDMI 2.0でも、HDMI 2.1と名乗っていいルール(規格)です。

ややこしいのでざっくりまとめると、HDMI VRRに対応しているかどうかを事前にチェックするべき。

IODATA EX-GDQ271JA」や「ASUS XG27ACS」のように、HDMI 2.0だけどHDMI VRRに対応しているモニターが実際に見つかっています。

逆に、HDMI 2.1表記なのにHDMI VRR非対応もありました(Lenovo L27-hなど)

やかもち
HDMIのバージョン表記より、VRR対応をアピールしているか見た方が確実です。

Switch2は「HDMI帯域幅」に注意しよう

2025年に発売された最新ゲーム機「Nintendo Switch 2」用にWQHDゲーミングモニターを選ぶとき、気をつけるべきスペックは「HDMIの帯域幅」だけです。

Nintendo Switch 2
(対応表)
設定60 Hz120 Hz
フルHD1920 x 1080対応HDR:対応対応HDR:対応
WQHD2560 x 1440対応HDR:対応対応HDR:対応
4K3840 x 2160対応HDR:対応Switch 2は非対応

Nintendo Switch 2は、フルHDとWQHDで最大120 Hz(HDR)まで、4Kなら最大60 Hz(HDR)まで対応します。

それぞれの解像度を表示するために必要な、帯域幅(データレート)を計算すると・・・

必要な帯域幅
(データレート表)
設定60 Hz120 Hz
フルHD1920 x 10803.20 GbpsHDR:4.00 Gbps6.59 GbpsHDR:8.24 Gbps
WQHD2560 x 14405.63 GbpsHDR:7.04 Gbps11.59 GbpsHDR:14.49 Gbps
4K3840 x 216012.54 GbpsHDR:15.68 GbpsSwitch 2は非対応

WQHDの場合、最大14.49 Gbpsが必要です。

WQHDゲーミングモニターでもっとも多い「HDMI 2.0」だと、帯域幅が14.40 Gbpsしかなく、14.49 Gbpsにギリギリ届かないです。

たいていのWQHDゲーミングモニターはHDMI 2.0を備えているため、WQHD(120 Hz)時に60 Hzが上限になり、HDRモードを無効化すれば120 Hzまで使えます。

  • WQHD @ 144 Hz:14.08 Gbps
  • WQHD @ 165 Hz:16.30 Gbps
  • WQHD @ 180 Hz:17.91 Gbps

WQHD(120 Hz)でHDRも出したいなら、モニター側が「HDMIポートで165 Hz以上に対応」しているか要チェック

 可変リフレッシュレート(VRR)機能は本体ディスプレイのみ対応し、外部モニターにVRRを出力できない仕様です。だからVRRの有無を気にする必要なし。

HDR機能は「Display HDR」を確認

Display HDR規格とDisplay HDR True Black規格

Prime Videoやネットフリックスをはじめとしたストリーミングサービス、Cyberpunk 2077やELDEN RINGに代表されるAAAゲーム、Windows 11やXbox Series X/Sによる「Auto HDR」機能などなど。

HDRに対応したゲームやコンテンツが少しずつ増えています。もし、HDRコンテンツを楽しむためにゲーミングモニターを選ぶなら、「Display HDR」規格の有無を確認しましょう。

「Display HDR」はモニターの業界団体VESAが策定した、HDRの品質をわかりやすく示す認証グレードです。

Display HDRの解説ガイドを読んでくれればわかりますが、要するに後ろの数字が大きいほど高性能なHDR性能を保証します。

規格ピーク輝度黒色色域
Display
HDR 400
400 cd/m20.4 cd/m2sRGB:95%以上
Display
HDR 500
500 cd/m20.1 cd/m2sRGB:99%以上
DCI P3:90%以上
Display
HDR 600
600 cd/m20.1 cd/m2
Display
HDR 1000
1000 cd/m20.05 cd/m2
Display
HDR 1400
1400 cd/m20.02 cd/m2sRGB:99%以上
DCI P3:95%以上

HDR 400よりHDR 600の方が広い色と明るい輝度を表示でき、HDR 600よりHDR 1000の方がもっと明るくて黒色はちゃんと黒として表示できます。

なお、HDR 400規格は普通のゲーミングモニターなら取得できて当たり前です。だからHDRのためにモニターを買う場合はHDR 400を避けてください。

HDRコンテンツを楽しむためにモニターを選ぶなら、最低でも「HDR 600」から、できれば「HDR 1000」以上を強くおすすめします。

初心者もち
・・・数字だけだとイメージが湧かないかも、実機の写真とかない?

実際にDisplay HDR 1000対応(FALD方式Mini LEDバックライト搭載)モデルと、Display HDR 400対応のゲーミングモニターを用意して、見え方がどれくらい変わるか比較写真を用意しました。

HDR 400とHDR 1000(FALD)を比較した写真

HDR 1000はやはりコントラスト比が桁違いに高いです。せいぜい1000:1程度しか出ないHDR 400に対して、HDR 1000だと実測で50000:1を軽く超えます。

パッチテストを使って無理やり条件を悪化させても2000~18000:1程度のコントラスト比を維持でき、普通のHDR 400~600とは別次元の性能です。

HDR 400とHDR 1000(FALD)を比較した写真

HDR 1000はピーク輝度が1000 cd/m²を超えるため、HDRコンテンツの階調表現が正確です。HDR 400だと白飛びして表現できないディティールを、HDR 1000ならきちんと描写できます。

HDR 400とHDR 1000(FALD)を比較した写真

海の表面を拡大表示すると、HDR 1000とHDR 400の性能差は明らかです。HDR 400は明るさが不足してしまい、明るい部分の階調表現がままならずディティールが損なわれます。

HDR 400とHDR 1000(FALD)を比較した写真

何気ない昼間の空に対する表現力ですら、HDR 1000は圧倒的にリアリティある再現性能を発揮します。空はただ青いだけのように見えて、実際は目が潰れそうな恐ろしい明るさです。

「高画質なHDRを体験したい」と考えているなら、少なくともDisplay HDR 600以上が必要です。もちろん、理想は言うまでもなくDisplay HDR 1000かつMini LED搭載モデルです。

2025年時点、「TITAN ARMY P275MS+」や「KTC M27T6」が代表例です。

TITAN ARMY / サイズ : 27インチ / 解像度 : 2560 x 1440 / リフレッシュレート : 320 Hz / パネル : Fast IPS(量子ドット) / HDR : DisplayHDR 1000
やかもち
WQHDゲーミングモニターの基本的な選び方をざっくり解説できました。WQHDモニター選びの参考になれば幸いです。

以上「【WQHD】おすすめゲーミングモニター:7選を測定オタクが解説【2025年版】」でした。


WQHDゲーミングモニターのレビュー記事

WQHDでおすすめなゲーミングPC【解説】

予算に余裕があれば「RTX 5070」を搭載したゲーミングPCがおすすめです。

平均的にRTX 4070 Ti相当、相性の良いゲームならRTX 4070 Ti SUPERすら超えるゲーム性能を発揮でき、WQHDゲーミングモニター用にコスパよし。

できれば、CPUはRyzen 7 9800X3Dが欲しいです。120~180 Hz程度ならともかく、240 Hz以上を目指すならCPUボトルネックを可能な限り排除したいです。

【おまけ】測定に使っている機材について

Colorimetry Research / タイプ:比色計 / 輝度:0.0007 ~ 5140 cd/m² / 備考:i1 Pro 2でProbe Matching補正済み
X-rite i1 Pro 2 + Calibrite Display Plus HL
calibrite / タイプ:比色計 / 輝度:0.002~10000 cd/m² / 備考:i1 Pro 2でMatrix補正済み
X-rite / タイプ:分光測色計(分解能:3.3 nm) / 輝度:0.200~5000 cd/m²

Matrix補正とProbe Matching法を適用するために、分光測色計「X-rite i1 Pro2」を使います。

基本的な高速測光は、比色計「Calibrite Display Plus HL」を、0.1 cd/m²以下の極端な暗部測定を要求されるHDRモード時は「Colorimetry Research CR-100」を使います。

PicoScope / 接続 : USB / 帯域幅 : 60 MHz / ch数 : 2 / メモリ長 : 1280000 / 垂直分解能 : 8~16 bit / サンプリングレート : 最大1 GS秒 / 保証 : 4年 / 備考 : ちもろぐでは型落ちの「5242A」を使用

応答速度や入力遅延の測定に、液晶パネルの出荷検査でも利用される光学センサー(最大2,400,000fps対応)と、12 bit分解能と巨大なバッファサイズを誇るPicoscope社の業務用USBオシロスコープを使っています。

やかもち
定価ベースで計算するなら、総額およそ150万円・・・これが、趣味が高じて沼にハマった者の末路です。

おすすめなゲーミングモニターまとめ

Sponsored Link

94 件のコメント

  • 今PCの買い替えを検討していて
    それに合わせてモニターをWQHDにしたいと考えていて
    この記事はとてもありがたいです。
    参考にさせていただきます。

    • Gigabyteさんは国内代理店が変わってから、凋落の一途を辿ってますね・・・。ゲーミングモニターにかぎらず、マザーボードやグラフィックボードも人気が落ち続けてます。

  • MAG274QRF-QDはちょっと高いので、廉価版(完全な下位互換ではないみたいですが)っぽいG274QRF-QDを候補にしてたんですが、ちもろぐさんにお勧めされてるのを見ると迷う……

  • 個人的には27インチ版のHUAWEI Mateview GTを推していきたいですね
    モニターを買う人のどれぐらいが応答速度を気にしているのかが気になるところです

    • MateView GTは3440×1440では・・・?と思ったら、27インチ版(2560×1440)があったんですね。
      Huawei Storeで30%クーポンが出てるので、買ってみました。楽しみです。

  • GIGABYTE M27Q Xは日本での販売が終わってるだけで個人輸入等(米尼など)ではまだ買えるのでしょうか?

  • このサイト見てる自分もそうだけど「●●がおすすめしてるからこれでいいか」てのは大きいですよねやっぱり…広告大事
    それに映像がまともに映らないとかでなければ大抵の人は出力された映像で「まぁこんなもんか」てなるし
    個人的には綺麗な画面でやりたい原神やフライトシムの時は4k60でヴァロラントやAPEXをやる時はフルHDの240の2枚構成に落ち着いたのでWQHDは選択肢外なのですが、シムやMMOだとワイドもいいよなぁというのは頭に残っています

  • EX2710Qで満足している民ですが、
    最近発売されたMAG274QRF-QDの廉価版っぽいG274QPF-QDの性能が気になるところです。

  • S2721DGF、この間セールやってたから買っちまったwww
    DELLとASUS信者だからMSIはいいとして、KTCは気になりますね…

  • AG275QXL/11が気になります
    イートレンドでは32800円なのでお買い得なのではないでしょうか

    • AG275QXL/11は海外も含めてかなり調べましたが、
      ・それほど速くないInnolux製パネル
      (※少なくともSharp IGZO IPSに劣る)
      ・デザインが個人的に好みじゃない
      ・ゲーミング機能がほぼ皆無
      など、売れ残ってしまう理由がいくつか見つかりました。
      Nano IPSやFast IPS(AUO製)だったらコスパの良い水準に入るのですが、Innoluxだと・・・セール時に安くなるBenQ EX2780Qの方が失敗しないかな、と思います。

      • なるほど
        モニターは全く分からないので参考になりました
        ありがとうございます!

  • Dellの旧モデルであるAw2721を持っていますが、色味が黄色っぽくて忠実に再現できていないような気がします。色温度を調整しても正しい色を表現するのは難しいように感じています。現行モデルはどうなのでしょうか。

  • Ipsの中でも最近rapidやらfadtやら見かけますが、どれくらい違うんでしょうか?

  • MAG274QRF-QDの廉価版っぽいG274QPF-QDが気になりますね。
    DisplayHDR400には対応していますが、色域や端子を少なくして安くしているようですが、モニタ能力の差がどんなものなのでしょうか?

  • 10億色対応ってゲーミングでの重要度はいかがでしょうか?FRCであっても価値ありますでしょうか?掲載いただけると幸いです。

  • IODATAのEX-GCQ271HAと
    グリーンハウスのGH-ELCG27WA-BK
    が気になっているんですがレビューしていただけるとうれしいです

  • 最近出たViewsonicのVX2728J-2K-7が気になってるんですが、応答速度がGTGじゃなくてMPRT表記なんですよね。
    あれはどこまで信用して良い数値なんでしょうか。

  • LG UltraGear 27GN800-Bのリフレッシュレート165hzとありますが、リンクとんだ先では144hzで紹介されていました。設定変更などで165hzになるかんじでしょうか?

  • カテゴリ分けで紹介頂けているのはありがたいが、どれも1つずつなので合わないと全く参考にならなくなってしまう。
    次回は2,3個ぐらい紹介して頂きたい。

  • HPのX27q、それと他の方も言っているViewsonicのVX2728J-2K-7の2つが気になってます。
    もし可能でしたらレビュー楽しみに待ってます。

  • Gigabyteは廉価版のM27Q Pが国内でも入手できて悪くないです。接続端子が弱めだったり操作ソフトが複数あってややこしかったりはしますがUSB回りの便利機能もついて4万円前半はお値ごろ

    • スペック表上はレブ1と変わってなさそうだけどパーツの品質落としてるとかないんだろうか
      戯画は前科があるから素で心配

  • やっぱりHDRコンテンツには黒が強いVAパネルの方が向いてるのかな
    KTC M27T20Sを国内販売してくれたらなあ

  • 24フルHDモニターから同じような解像度のままでかくしたいと考えると
    32インチのWQHDモニターが欲しくなるのですがやっぱり主流は27インチなんですかね

  • WQHDのQD VAの平面パネルは今のところKTC M27T20Sしかないのかな?

    他のメーカーにも追随してほしい

    • 最近発売されたもののようですが、XV275UP3biiprxが気になっています
      優先度【WQHD>VA>75hzより上の高リフレッシュレート>HDR認証】という自分のニーズに合致するものがやっと出てきて、調べてる間に売り切れました…ぐぬぬ

    • VAの使いやすい平面パネル、増えて欲しいですよね
      HDR目的だとIPSじゃコントラスト比が低すぎて

  • 日本市場は宣伝とブランド力がモノを言いますからね…
    例としてはスマホ系の市場シェアが海外と全く正反対のところとかねw

    それはそうと”MSI MAG274QRF-QD”はコネクター類を更新した後継がでないのかな?
    MSIのセグメント的に微妙な立ち位置になっているハード仕様ではあるけどさ

  • こんにちは
    32インチ前後のWQHD モニタを探しております。老眼のため文字を大きく表示させたいためです。本記事でご紹介されているのは27インチが主ですが同ラインナップで32インチ前後があればそれをチョイスすれば良いでしょうか?
    現在検討中なのは
    LGエレクトロニクス(LG) 32GP750-B LG UltraGear 31.5型 WQHDゲーミングディスプレイ 165Hz 1ms

    Dell 32 USB-C ゲーミングモニター – G3223D
    です。
    ご意見を賜われると幸いです。
    失礼します。

  • こんにちは。更新お疲れさまです。春先に新しいPCを組む予定があり、多くの部品選びにおいて参考にさせていただいています。
    一点、質問させていただきます。
    BenQのEX2780Qについて、これよりスペックがやや高いEX2710Qがあり、購入候補の一つとして検討しています。私見として、EX2710Qは他の候補に比しても魅力的な部分があると感じています。
    けれどもここに紹介されないのは、何か製品に原因があって弾かれているのか、あるいはEX2710Qをレビューなさっていないので単に比較の俎上に載せられていないのか、理由を教えていただけませんでしょうか。

  • こちらのサイトを参考にさせて頂き、EX-GDQ271JAを購入したのですが
    ノートPCをマルチディスプレイでHDMI 2.1接続した際、リフレッシュレートが144Hzにならない問題(MAX100前後)がありました。
    UFOTESTでノートのモニターは144Hz確認済です。Windows設定はディスプレイ両方とも144Hzですがモニター側にリフレッシュレートを変更する機能は有りません。各メーカーに問合せ中ですが、購入を検討される方は仕様の可能性もあるのでお気を付け下さい。

  • 更新お疲れ様です。
    いつも記事たのしみにしております。

    本記事の内容とは異なる質問ですが、明日からのamazonブラックフライデーセール向けの記事って作成されますでしょうか?

    もし作成予定ならば、PC組むためのおすすめ構成のパーツなどを紹介していただけると嬉しいです。

  • 記事参考にしてGDQ271JAを買いました。
    個別記事にほうに色温度の設定も描いてあり助かりました。
    これから長く使っていきたいと思います。

  • この記事見てIODATA EX-GDQ271JAを買いました。Amazonブラックフライデーで34,800円だったので助かりました!

  • いつも読ませていただいております!
    最近のpixioのモニターはどうなんでしょうか。過去には何度かレビューしていたようですが。
    最近発売されたPixio PXC277 AdvancedがYahooで10%オフセール(2月7日まで)、クーポンとポイントで実質29000円ほどだったので安いと思って衝動買いしてしまいました。
    FAST VAパネルらしいのですが詳細が見つからず、検索してもmsiのRAPID VAパネルしか出てきません。高速化した似たようなものなんでしょうか。
    何かご存知のことがあればお時間のあるときに返信頂けるとうれしいです!

  • EX270QM買いましたがなぜかAmazonでHDCPエラーが出てSD画質でしか動画視聴できず。Macから外部出力するといわゆるピンクモニターになってしまいます。製品不具合なのかこういう特性を持ったモニターなのか、高いものなので残念です…
    (MacはMontereyとVentura別々のOSを入れた2台で検証、他のディスプレイに繋いだときはピンクモニターの症状なし)

  • すいません、記事の訂正を希望させて下さい!
    記事中の「日本国内ではMini LEDを搭載したHDR 1000対応のWQHDゲーミングモニターが売っていません」という文言ですが、最近Acerから発売された「XV275UP3biiprx」が、WQHDにおけるMiniLED搭載、HDR1000対応を謳う製品です!よろしくお願いいたします!
    しかもVAパネルなので、国内流通していないKTC M27T20Sと良い競争になるのでは?とも思っています
    ゲームよりいささかアニメや映画を重視する人間なので、IPSで高画質であることよりも、VAでHDR対応を謳う製品に興味があるので、気になっています

  • いつも記事を拝見しております。
    Xiaomiからまたモニターが出るという記事を見たので、情報提供というか、できればレビューしてください!
    Xiaomi Mini LED ゲーミングモニター G Pro 27iってやつでWQHD180HzHDR1000対応miniLEDは1152分割で5万円切りです。
    私も販売されたら買おうと思いますが、ぜひレビューしていただけたらと思います。
    よろしくお願いします。

    • ド本命来てしまいましたね…とても楽しみです
      前述したコメで、VAでMiniLED、HDR1000対応、という映像観賞に向くものを紹介しましたけど、このGproと比べて、コントラスト比や映像美がどうなるのか、気になるところです
      ───それでも個人的にはGpro買うかな…だってコスパとスペックおかしいもん…

  • ここを参考にして【万人向け】IODATA EX-GDQ271JA購入しました。15日夜遅くにAmazonの商品ページを開きながらここを読み直して買うと決めて注文したら在庫ありから土曜日到着予定に変わっていて人気あるんだなと実感しました。

  • EX-GDQ271JAの入力端子のVerについてアイ・オー・データ公式サポートに確認したところ、HDMI2.0、DP1.4だそうです。参考までに。

  • リンク先も含めて拝見しました。HPのOmen27qのレビューで気になったのですが、

    >どちらのパネルが入っていても似たような画質と性能に期待できるはずです。

    この「はず」の根拠が甘いように思います。
    同機種を推した以上、BOBT1121のガチレビューは絶対に必要だと思うのですが。

    • 確かにBOEパネルは海外の情報ではあまり良くないですが、これを引き当てるには
      誰かから譲り受けるか、HPから注文してBOEが来るまで返品を続けるということに
      なります。(未開封なら8日以内は返品可能みたいですが)流石にそれを求めるのは
      酷かと。当たるまで返品続けてたらブラックリストに乗りそうw

      • >当たるまで返品続けてたら
        むしろLG版の新品は、もう殆ど出ていない。
        LG版はLG版で、高確率でコイル泣きするという話もある。
        安い物には訳があるのに、ちょっと推しすぎたかもしれんね。

    • OMEN 27q消えたの悲しいって思ったけど、そういやパネルガチャがあったな…
      最大165hzも今となっては時代遅れ感あるし、しゃーないか

  • LCD-LDQ271JAB(専売品KH-LDQ271JAB)がWQHD27インチ界に
    Xiaomiに匹敵するコスパで殴り込みかけてきましたね

    本体3年に無輝点1ヶ月保証は仕入れがプレミアムパネルの自信の現れっぽいのでポイント込み実売価格44000円で先行予約で買いました。

    miniLED27インチの
    576と1152と2304分割でどれが最適解になるのか是非並べて総括をお願いします。

  • Titan ArmyもM27E6V-PROぶち込んできました。
    個人的にはローカルディミング5088ゾーン

    これが非常に気になりますが、いのくんの例のあれに比べてどうなんだろう。

  • GRAPHT GR2724ML-BKという機種がWQHD/miniLED(1000nits)/240HzでIODATA LDQ271JABの完全上位互換かつ世界初(?)っぽく勢いでポチりましたが良く見たらゲーミングの会社でモニタ初っぽく不安しかないです。競技歌っている以上GIGABYTE M27Q X+miniLEDと信じたい

  • Titan Army P2710R MAXがでたけどどうなんだろう。HDR500以外はかなり性能にていて価格ほぼ4万(ポイントとか含めると3万5千切りそう)。

  • KTCのH27T27を知り、安さに惹かれ買い替えを検討。
    買う前に調べてたらコチラのブログを知りIODATAのEX-LDQ271JABに惹かれ、
    更に色々記事を見せていただき、結局IODATAのEX-GDQ271JAを購入する事にしましたありがとうございました。

    そこで記事を見逃してたら恐縮なのですが、モニター購入後、コレだけはチェックした方がいい事ってありますか?可能なら初期保証中にメーカーに問い合わせたいので…(例:各インターフェイスの通電、ドット抜け等)

    また、やかもちさんがメインで使うモニターを買ったならチェックする点も、合わせて教えていただければ幸いです。専門機械等持ってないのであくまで参考迄に…

  • IODATA EX-GDQ271JA
    Amazonブラックフライデーで34800円なので購入しました。
    ちもろぐのおすすめに外れなし!

  • 動作スペック(機能)や画質、表現にまで踏み込んでレビューされているちもろぐさんに是非色精度ΔE<2/Calman VerifiedというASUSのProArtやBenQ AQCOLORシリーズのようなキャリブレーション対応カラーマネジメントモニターを扱ってもらいたいなと思います。

    というのもちもろぐさんの紹介されているモニターの多くがDCI-P3カバー率の高いASUSのProArtやBenQ AQCOLORシリーズが手に届くような商品に時折触れられているのでゲーミングモニターとの違いやゲーミングモニターとしても使えるのかどうかということや

    ゲームもする(したい)けど、動画や写真、絵のデザインや編集したい(優先順位が逆も然り)という…ゲーム用途の枠組みに留まらず、様々な用途で購入を検討する際のレビューで取り扱われている情報が非常に参考になるので出来たらそうした切り口でも展開頂けると幸いです。

  • TITAN ARMY 27G2Rのメリットにスピーカーありとあるけど無しじゃない?個別記事でもスピーカー無しがデメリットのとこに書いてあるし
    個人的にはいらんから無いのメリットなんだけど

  • OLEDを除くならP275MS+以外の選択肢はないレベルだと思うんですよね
    WQHDの超高フレームレート向けのグラボユーザーなら4万から6万弱になっても大きすぎる出費という程でもないでしょうし…

  • 内蔵スピーカーぶっちゃけいらんしなぁ、HDRもめっちゃ輝度とコントラスト強くする感じので好きじゃないし、それよか暗所補正が白くならずちゃんとした奴のがいいかなぁ…?あと最近WQHDの記事多いけどFHDはあんまし進化してないんですかね…?

  • 内臓スピーカーもHDRも正直いらないって人が多いと思う
    けどそれなりに良いモニターほどメーカ―側がHDRつけてくるから除外出来ない

  • フィリップスのEVNIA 27M2N3500NL/11はいかがでしょうか?私が今利用しているディスプレイです。
    2万円前半でVAパネルであり、TITAN ARMY 27G2Rのカタログスペックの大部分をそのままにVAパネルにしたような製品です。
    さらにACアダプタ外出しではなく電源内蔵型なのでスッキリするのと、保証期間も5年とかなり長いです。

  • 最近のモニターって広色域とか量子ドットばかりで萎える…過飽和した色は気持ち悪くて嫌いなんだよ…他に予算使ってくれよ…

  • これだけ入れ替わり激しいガジェットで、海外メーカーの台頭もすごい中で上に居続けるEX-GDQ271JAがあまりにも名機過ぎる
    paypay祭りの時なんて2.7万円だったからコスパが高すぎる

  • 初めての27インチ WQHDでいいのないかな~って探していたらそれなりに知名度がありそうなYouTuber複数人がEX-GDQ271JLAQ(おすすめから外れてるやつ)をオススメしていて、性能も良さそうだしそれを第一候補にしてたんですけど、ここのレビューのおかげでP275MS+を知ることができました。
    27インチのWQHD探してる人で予算に余裕ある人はとりあえずP275MS+検討でいいと思う。逆に何故レビュー動画とか少ないんだろうか

  • 最近になってこのブログを見始めましたが、モニター知識が皆無だったのでとても参考になりました。基礎知識の解説も充実していましたし、何より実際の計測値とともに評価してあると信頼感が違いますね。
    今回のまとめも見てP275MS+の購入を決めましたが、ここのレビューがなければ多分見向きもしていなかったので助かりました。
    今後も記事を楽しみにしています。

  • WQHDに慣れるとよりハイスぺPCを維持しないとゲームやる時物足りなくなりそうでなあ
    HDで我慢し続けるかどうか

  • WQHDの31.5~32インチが個人的ベストサイズなんですが、あんまり売れ筋じゃないんですかね…レビューとかもほとんど27インチであんまり見かけないんですよね

    • WQHD24インチに比べたらモノ自体はあるけどそのサイズだとゲーミングモニターは4Kが主流よねまあ
      正直売れ筋見てると24インチよりも需要低い可能性あるかもしれん

      • WQHDまでだとまだFPSをやる民が結構いるだろうから32までくるとでかすぎるんよね
        24以下がFHD、24~32までがWQHD、それ以上は4Kって感じなんだろうけど

  • 4Kモニターのオススメはないんですか?安いまともな4Kモニターほしいんですが。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です