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1.1万円台の「Core i3 9100F」をレビュー:格安ゲーミングPCの定番になるか?

インテルの第9世代Coreシリーズはラインナップが出揃うのに時間がかかっていますが、ようやくコスパ派にとって待望の第9世代Core i3が登場しました。

わずか1.1万円台から買える、驚きの低価格を実現した「Core i3 9100F」の実力を検証レビューです。

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Core i3 9100Fの仕様とスペック

Core i3 9100Fのスペック

ザックリとCore i3 9100Fの仕様(スペック)について解説します。第9世代のCore i3 9100Fは、従来のCore i3と比較してスペック的な違いが大きいのが特徴です。

CPUCore i3 9100FCore i3 9100Core i3 8100
世代9th Coffee Lake R8th Coffee Lake
プロセス14nm++14nm++
TIMCPU内部の熱伝導材サーマルグリスサーマルグリス
ソケットLGA 1151 v2LGA 1151 v2
チップセットIntel 300Intel 300
コア数44
スレッド数44
ベースクロック3.60 GHz3.60 GHz
ブーストクロックシングルスレッド動作時4.20 GHz×
ブーストクロック全マルチスレッド動作時4.00 GHz×
手動OC不可不可
L1 Cache256 KB256 KB
L2 Cache1 MB1 MB
L3 Cache6 MB6 MB
対応メモリDDR4-2400DDR4-2400
チャネルx2x2
最大メモリ64 GB64 GB
ECC対応U-DIMMのみ※Registered ECC メモリは不可U-DIMMのみ※左と同様
PCIe1616
構成1×161×16
2×42×4
1×8 + 2×41×8 + 2×4
内蔵GPUなしUHD 630UHD 630
GPUクロック350 ~ 1100 MHz350 ~ 1100 MHz
TDP65 W65 W
MSRP$ 122$ 117
参考価格11960 円– 円14980 円

もっとも大きな変更点は「ブーストクロック周波数」の実装です。第8世代のCore i3は常に3.6 GHz固定だったのが、第9世代からは負荷に応じて4.0 ~ 4.2 GHzまで上昇する。

なぜCore i3でブーストクロックを解禁したのか。理由としては、第9世代と第8世代の設計自体はほぼ同じなので、性能を底上げするにはクロック周波数を改善するしかないからです。

やかもち
クロック周波数が約11%引き上げられたことになるので、期待できる性能はi3 8100比で約1.1倍なります。

引き続き「ECCメモリ」をサポートする

SanMax / チップ : Micron製 / 規格 : DDR4-2400 / ランク : シングル / 容量 : 8GB 2枚組 / 備考 : Unbuffered ECC メモリ

インテルは原則としてXeonブランドでしかECCメモリをサポートしていないが、Core i3に限ってはどうやら例外で以前からECCメモリをサポートし続けています。

ただし、サポートしているのはR-DIMM(Registered ECC DIMM)ではなく、U-DIMM(Unbuffered ECC DIMM)という点だけは注意が必要です。

従来のチップセットで利用可能

第9世代はほとんど第8世代と同一の設計を引き継いでいるので、第8世代に対応しているチップセット「Intel 300」シリーズとの互換性を維持しています。

  • Intel Z390(第9世代に対応)
  • Intel Z370(BIOSアップデートで対応可)
  • Intel H370(BIOSアップデートで対応可)
  • Intel B365(第9世代に対応)
  • Intel B360(BIOSアップデートで対応可)
  • Intel H310(BIOSアップデートで対応可)

互換性を持つチップセットは以上の通り。「Z390」「B365」はアップデートの必要なく第9世代をサポートするため、確実に動作させるならこの2つで決まりです。

それ以外のチップセットはBIOSのアップデートをしなければ第9世代をサポートしないため、購入の際はBIOS更新済みかどうかを確認すること(可能ならPCショップで店員に確認を取りたい)

「F」版では内蔵GPUと一部機能を省いた

「Core i3 9100」なら内蔵グラフィックスの「Intel UHD Graphics 630」が搭載されているが、今回レビューする「Core i3 9100F」には内蔵GPUと一部の機能が省かれています

内蔵グラフィックスが無いので、

  • QSVエンコードを使いたい人
  • オフィス用途でグラボは不要な人
  • 企業で大量導入したい場合

以上のような用途を考えているユーザーはターゲットから外れることになる。「F」版の目的は、機能を省くことでインテルCPUの供給不足問題を少しでも改善する狙いが大きいです。

機能を減らすと、その分だけ需要(ターゲット)を絞ることが可能なので、結果的に値下げが可能になるという理屈です。実際のところ、i3 9100Fはi3 8100と比べて3000円も安い。

  • Intel vPro Platform Eligiblity
  • Intel Stable Image Platform Program
  • Intel Trusted Execution Technology

なお、省かれた一部機能は3つあります。どの機能も個人ユーザーにとっては必要性があまり無い。「なにこの機能?」と思ったならまず必要ないので、F版を選んで問題はない。

「Core i3 9100F」のスペックをまとめる

Intel / コア : 4 / スレッド : 4 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series / 付属クーラー : PCG 2015C (65W) / 内蔵GPU : なし
  • 無印版Core i3より価格がとても安い
  • クロック周波数が大幅に引き上げられた
  • 従来のチップセットを利用可能
  • ECCメモリ(U-DIMM)をサポート
  • 内蔵グラフィックスはなし

Core i3 8100と比較して、かなり順当なグレードアップを果たしています。価格は約3000円も安くなったし、クロック周波数はおおむね1割の底上げが施されている。

これから実際に検証レビューを行いますが、少なくともスペック上ではCore i3 9100Fは従来のCore i3よりずっと魅力的なCPUだと言えます。

Core i3 9100Fを実機レビュー

テスト環境(スペック)を紹介

Core i3 9100Fのテスト環境
テスト環境「ちもろぐ専用ベンチ機」
CPUCore i3 9100F
Core i5 9400F
冷却NZXT X62280 mm簡易水冷ユニット
グラボRTX 2080 Ti使用モデル「MSI Gaming X Trio」
メモリDDR4-2666 8GB x2使用モデル「G.Skill SniperX C19」
マザーボードASRock Z390 Extreme4
SSDSATA 250GB使用モデル「Samsung 860 EVO」
SATA 2TB使用モデル「Micron 1100」
電源ユニット1200 W(80+ Platinum)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」
OSWindows 10 Pro 64bit使用バージョンは「1809」
ドライバNVIDIA 419.35
ディスプレイ1920 x 1080 @240 Hz使用モデル「BenQ XL2546」

青字」は該当するレビュー記事へリンクしています。

Core i3 9100Fの検証には「ちもろぐ専用ベンチ機」を使う。メモリは大抵のタスクで必要十分な16 GB(8 GBの2枚組)を搭載し、グラボはボトルネック検証のため「RTX 2080 Ti」を搭載している。

WindowsやアプリケーションをインストールしているストレージはすべてSSDで、マザーボードは電源回路が強靭なASRock Z390 Extreme4を使っています。

ボトルネックになりうる要因はほとんど排除したテスト環境になるため、Core i3 9100Fが持っている実力を忠実に検証可能です。

レンダリング性能

Cinebench R15

国内だけでなく、国際的にもCPUの定番ベンチマークとなっている「Cinebench R15」。内容はレンダリングなので、CPUの持つ理論上の性能がしっかりと反映されやすい。

ただし、あくまでも理論上の性能が再現されるだけであって、Cinebenchで出てきたスコアがCPUの性能を代表するわけではない点に注意。「100%の性能を出せるとしたらどれくらい強いのか?」ということです。

Cinebench R15 / シングルスレッド性能

  • Core i3 9100F
    172 cb
  • Core i3 8100
    154 cb
  • Core i5 9400F
    173 cb
  • Core i7 9700K
    204 cb
  • Core i7 8700K
    192 cb

1コアあたりの性能はクロック周波数が3.6 GHzから4.2 GHzまで引き上げられた分だけ改善しています。Core i5並のシングル性能に進化したので、あらゆるタスクで性能アップを期待できる

Cinebench R15 / マルチスレッド性能

  • Core i3 9100F
    632 cb
  • Core i3 8100
    574 cb
  • Core i5 9400F
    941 cb
  • Core i7 9700K
    1513 cb
  • Core i7 8700K
    1426 cb

マルチスレッド性能もおおむねクロック周波数に沿った結果です。3.6 GHzから4.0 GHzは約11%の伸びで、実際のスコアは574から632で約10%の伸びになっています。

Blender(BMWレンダリング)

ベンチマークではなく実際のレンダリングでも性能が改善しているのかどうか。フリーのレンダリングソフト「Blender」を使って、BMWが生成されるのに掛かった時間で比較する。

Blender 2.78 / 「BMW」の生成時間

  • Core i3 9100F
    554.0 秒
  • Core i3 8100
    605.3 秒
  • Core i5 9400F
    366.4 秒
  • Core i7 9700K
    226.2 秒
  • Core i7 8700K
    237.2 秒

結果は605秒から554秒に短縮され、約8.5%の性能アップになりました。Core i3 9100Fのマルチスレッド性能は、i3 8100と比較しておおむね1割の改善になったのは間違いない。

計算速度

Geekbench 4.1

Geekbench 4.1はマルチプラットフォーム対応のベンチマーク。内容は多種多様なテストなパッケージとなっているが、中身はAESなど暗号処理系の計算速度が問われているので、CPUの計算速度をスコア化することになります。

Geekbench 4.1 / シングルスレッド性能

  • Core i3 9100F
    5111
  • Core i3 8100
    4702
  • Core i5 9400F
    5051
  • Core i7 9700K
    5879
  • Core i7 8700K
    5593

シングルスレッド性能はクロック周波数に比例する結果です。i3 8100より1割も速い。

Geekbench 4.1 / マルチスレッド性能

  • Core i3 9100F
    15190
  • Core i3 8100
    13890
  • Core i5 9400F
    19594
  • Core i7 9700K
    29337
  • Core i7 8700K
    25971

マルチスレッド性能もクロック周波数に比例した結果になりました。

Eular3D Benchmark(計算速度)

Eular3Dは流体力学の計算をCPUに実行させる。Geekbench以上にCPUの計算速度が問われるベンチマークです。単位はHz(ヘルツ:1秒あたりの計算回数)で示され、数値が大きいほど速いことを示す。

Eular3D Benchmark / 計算速度

  • Core i3 9100F
    6.18 Hz
  • Core i3 8100
    5.80 Hz
  • Core i5 9400F
    6.88 Hz
  • Core i7 9700K
    11.09 Hz
  • Core i7 8700K
    10.13 Hz

シンプルな計算はクロック周波数が速いほど有利なので、当然i3 9100Fが速い結果になります。

動画エンコード

動画エンコードソフト「Handbrake」

定番の無料動画エンコードソフト「Handbrake」を使って、エンコード性能を検証する。内容は約1 GBのアニメファイル(.mkv)を、mp4形式にエンコードし、ログに記録される「平均処理速度」で比較する。

Handbrake x264 / 平均処理速度

  • Core i3 9100F
    47.96 fps
  • Core i3 8100
    43.28 fps
  • Core i5 9400F
    64.69 fps
  • Core i7 9700K
    95.38 fps
  • Core i7 8700K
    86.16 fps

「x264」エンコードは見事にスペック通りの性能を発揮した。i3 9100Fはi3 8100より約11%も速く動画エンコードをこなす。

Handbrake x265 / 平均処理速度

  • Core i3 9100F
    27.95 fps
  • Core i3 8100
    25.07 fps
  • Core i5 9400F
    36.91 fps
  • Core i7 9700K
    54.53 fps
  • Core i7 8700K
    43.90 fps

より複雑な「x265」エンコードもほぼ同じ傾向です。i3 9100Fの方が約11%エンコードが速い。

Aviutlで動画エンコード

フリー動画編集ソフト「Aviutl」に、拡張プラグイン「x264guiEx」を導入して動画エンコードの速度を検証する。

Aviutl / x264guiExエンコード

  • Core i3 9100F
    96.0 秒
  • Core i3 8100
    104.9 秒
  • Core i5 9400F
    89.5 秒
  • Core i7 9700K
    69.7 秒
  • Core i7 8700K
    79.8 秒

問題なく動画エンコードの時間は短縮されている。「x264」だと約8%の時間短縮になりました。

Aviutl / x265guiExエンコード

  • Core i3 9100F
    141.7 秒
  • Core i3 8100
    154.7 秒
  • Core i5 9400F
    109.7 秒
  • Core i7 9700K
    79.0 秒
  • Core i7 8700K
    98.3 秒

「x265」エンコードも問題なく、約8%エンコード時間を短縮することに成功。

ゲーム実況配信

4コアCPUでゲーム実況配信をしようと考える人は、まずいないかもしれないが、一応どれくらい配信ができるのか。「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使って検証。

OBSの設定画面※クリックで拡大します

検証方法はFF14(紅蓮のリベレーター)をOBSを使ってフルHD配信する。同時に録画も行い、コマ落ちせずに配信できているかどうかをチェックします。

コマ落ちの頻度(=ドロップフレーム率)はOBSの標準機能を使って計測する。ドロップフレーム率を抑えられているほど、CPUのゲーム配信性能が高いことを意味します。

初心者もち
「%が低い」ほど性能が良いって意味?
やかもち
そうです。ドロップ率「0%」が理想です。

OBS録画配信 / Fast設定 / 60fps制限

  • Core i3 9100F
    95.8 %
  • Core i3 8100
    98.6 %
  • Core i5 9400F
    79.3 %
  • Core i7 9700K
    46.0 %
  • Core i7 8700K
    50.6 %

OBS録画配信 / Faster設定 / 60fps制限

  • Core i3 9100F
    96.5 %
  • Core i3 8100
    94.4 %
  • Core i5 9400F
    69.1 %
  • Core i7 9700K
    16.1 %
  • Core i7 8700K
    24.2 %

OBS録画配信 / Veryfast設定 / 60fps制限

  • Core i3 9100F
    60.4 %
  • Core i3 8100
    73.8 %
  • Core i5 9400F
    9.7 %
  • Core i7 9700K
    0 %
  • Core i7 8700K
    0 %

やっぱり4コアしか入ってないCore i3にゲーム実況配信は荷が重すぎです。軽い設定のVeryfastですら、ドロップフレーム率は60%に達する。快適な配信は不可能でした。

圧縮と解凍

7-Zip(圧縮 & 解凍)

ファイルの圧縮と解凍のスピードを、有名なフリー解凍ソフト「7-Zip」を使って計測。付属のベンチマークツールで、圧縮と解凍のスピードを「MIPS」という単位で出してくれる。

7-Zip Benchmark / 圧縮

  • Core i3 9100F
    18039 MIPS
  • Core i3 8100
    16720 MIPS
  • Core i5 9400F
    26554 MIPS
  • Core i7 9700K
    40657 MIPS
  • Core i7 8700K
    41013 MIPS

クロック周波数が伸びた分だけ、スコアが改善した。

7-Zip Benchmark / 解凍

  • Core i3 9100F
    16475 MIPS
  • Core i3 8100
    14783 MIPS
  • Core i5 9400F
    23975 MIPS
  • Core i7 9700K
    37209 MIPS
  • Core i7 8700K
    37653 MIPS

圧縮もクロック周波数通りの結果です。1割のスコア改善だと、実際の利用シーンで体感するのは難しい。

ブラウザの処理速度

Mozilla Kraken 1.1(ブラウザベンチマーク)

ブラウザ上で動作するベンチマーク「mozilla kraken 1.1」を使って、CPUがブラウザ上のWebアプリをどれだけ速く処理できるかを検証する。単位はミリ秒なので、短いほど処理が速い。

Mozilla Kraken / Webアプリの処理速度

  • Core i3 9100F
    924.6 ms
  • Core i3 8100
    1009.8 ms
  • Core i5 9400F
    921.3 ms
  • Core i7 9700K
    797.8 ms
  • Core i7 8700K
    827.9 ms

JavaScriptの実効速度はシングルスレッド性能の方が優位なため、クロック周波数が最大4.2 GHzにまで向上したi3 9100Fは、6コアのi5 9400Fに並ぶ処理速度を発揮してみせた。

Photoshop CC

Adobe Photoshop CC(写真編集ベンチマーク)

写真編集の定番ソフト「Photoshop CC」を検証。バッチファイルを使って実際にPhotoshopを動かして、それぞれの処理に掛かった時間からスコアを算出する。

Photoshop CC / 総合スコア

  • Core i3 9100F
    666
  • Core i3 8100
    609
  • Core i5 9400F
    714
  • Core i7 9700K
    941
  • Core i7 8700K
    868

おおむねクロック周波数に沿った結果です。スコアの内訳も確認してみよう。

CPUCore i3 9100FCore i3 8100Core i5 9400FCore i7 9700K
総合スコア666 /1000608.6 /1000713.8 /1000941.2 /1000
一般処理62.659.469.197.1
フィルター処理61.354.565.486.2
Photomerge85.276.587.9104
GPUスコア34.331.441.758.5

Photoshopはコア数よりもシングルスレッド性能が重視される(時代遅れな)ソフトです。だからクロック周波数が改善するだけで、処理速度はかなり速くなりやすい。

Microsoft Office

Microsoft Officeの処理速度

PCMark 8を使って、Microsoft Officeの処理速度を計測する。オフィスソフトはシンプルな処理になるため、クロック周波数が速くなったi3 9100Fはそこそこ良い結果を出すはず。

Microsoft Word / 平均処理時間

  • Core i3 9100F
    0.810 s
  • Core i3 8100
    0.880 s
  • Core i5 9400F
    0.900 s
  • Core i7 9700K
    0.687 s
  • Core i7 8700K
    0.743 s

やっぱり1割くらい処理速度が改善されています。オフィスソフトは本当にシングルスレッド性能重視なアプリケーションですね。

Microsoft Excel / 平均処理時間

  • Core i3 9100F
    1.020 s
  • Core i3 8100
    1.260 s
  • Core i5 9400F
    1.240 s
  • Core i7 9700K
    0.684 s
  • Core i7 8700K
    0.759 s

Excelも傾向は変わらない。

Microsoft PowerPoint / 平均処理時間

  • Core i3 9100F
    2.110 s
  • Core i3 8100
    2.260 s
  • Core i5 9400F
    2.280 s
  • Core i7 9700K
    1.822 s
  • Core i7 8700K
    1.952 s

PowerPointも速くなりました。

ただ、1割くらいの変化を実際に体感できるかは微妙なところ。Excelに5000行くらいデータを入れるハードな使い方なら体感できるかもしれないが、日常的な使い方なら難しいです。

それでも「安くて速い」に越したことは無いので、i3 9100Fの方が優位な事実はまったく変わりません。

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ゲーミング性能の違いを検証

ゲーミングで高いフレームレートを出すためには、グラフィックボードが一番重要。ですが、グラフィックボードが高性能であればあるほど、CPUに求められる性能も高くなる。

Core i3 9100Fのゲーミング性能(ボトルネック)

現時点で最強のグラボである「RTX 2080 Ti」を使って、FF15ベンチマークを実行してみると、同じグラボなのに実際の性能はかなり違っているのが分かります。これが「CPUボトルネック」と呼ばれる現象です。

速すぎるグラボに対してCPUが追いつけないと、グラボが持っている本来の性能を出せなくなる現象です。FF15以外のゲームでも「違い」はあるのかを、以下より検証していく。

Apex Legend

Apex LegendsApex Legends1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    214.1
  • Core i3 9100F
    198.1
  • Core i3 8100
    216.6
  • Core i3 8100
    196.0
  • Core i5 9400F
    216.7
  • Core i5 9400F
    196.8
  • Core i7 9700K
    214.3
  • Core i7 9700K
    196.1
  • Core i7 8700K
    210.1
  • Core i7 8700K
    195.3

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

Apex Legendは(ぼくが知る範囲では)もっとも洗練されたゲームです。CPUの性能を問わず、グラフィックボードの持つ性能を存分に引き出してくれる優れた設計のゲームですね。

CS : GO

Call of Duty : Black Ops IVCounter Strike : Global Offensive1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    217.8
  • Core i3 9100F
    162.4
  • Core i3 8100
    207.8
  • Core i3 8100
    149.8
  • Core i5 9400F
    236.1
  • Core i5 9400F
    185.9
  • Core i7 9700K
    260.0
  • Core i7 9700K
    237.8
  • Core i7 8700K
    254.7
  • Core i7 8700K
    233.7

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

CSGOは古いゲームなのでCPUの影響を受けやすい。i3 8100より性能が改善されているが、Core i5などと比較するとまだまだです。

Call of Duty : Black Ops IV

Call of Duty : Black Ops IVCall of Duty : Black Ops IV1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    139.8
  • Core i3 9100F
    90.0
  • Core i3 8100
    117.0
  • Core i3 8100
    74.7
  • Core i5 9400F
    168.2
  • Core i5 9400F
    139.7
  • Core i7 9700K
    240.0
  • Core i7 9700K
    193.3
  • Core i7 8700K
    215.9
  • Core i7 8700K
    179.4

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

コールオブデューティーでは、Core i3 9100Fが平均値と最低値(下位3%)ともに大幅な改善を見せました。

Rainbow Six Siege

Rainbow Six Siege
1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    234.0
  • Core i3 9100F
    184.0
  • Core i3 8100
    221.1
  • Core i3 8100
    175.3
  • Core i5 9400F
    258.3
  • Core i5 9400F
    212.0
  • Core i7 9700K
    277.5
  • Core i7 9700K
    236.6
  • Core i7 8700K
    268.1
  • Core i7 8700K
    223.2

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

レインボーシックスシージでも改善した。クロック周波数が4.0 GHzに変更された影響はかなり大きいですね。

PUBG

PUBG1920 x 1080 / ウルトラ設定
  • Core i3 9100F
    165.6
  • Core i3 9100F
    95.6
  • Core i3 8100
    150.1
  • Core i3 8100
    101.4
  • Core i5 9400F
    190.8
  • Core i5 9400F
    151.3
  • Core i7 9700K
    239.9
  • Core i7 9700K
    209.3
  • Core i7 8700K
    221.8
  • Core i7 8700K
    182.3

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

PUBGは平均フレームレートが改善したが、最低フレームレートはなぜか下がってしまった。

Assassin’s Creed Odyssey

アサシンクリードオデッセイAssassin’s Creed Odyssey1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    52.7
  • Core i3 9100F
    44.8
  • Core i3 8100
    48.6
  • Core i3 8100
    42.4
  • Core i5 9400F
    64.4
  • Core i5 9400F
    56.5
  • Core i7 9700K
    80.9
  • Core i7 9700K
    66.1
  • Core i7 8700K
    83.7
  • Core i7 8700K
    67.7

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

超重量級ゲームの代表格「アサクリオデッセイ」ではクロック周波数が伸びただけフレームレートも向上したが、Core i5やi7と比較すると埋められない壁を認識できる。

FF14

Final Fantasy 14 : 紅蓮のリベレーター
1920 x 1080 / 最高品質
  • Core i3 9100F
    135.0
  • Core i3 9100F
    67.4
  • Core i3 8100
    130.4
  • Core i3 8100
    63.7
  • Core i5 9400F
    138.6
  • Core i5 9400F
    71.2
  • Core i7 9700K
    166.5
  • Core i7 9700K
    91.5
  • Core i7 8700K
    161.0
  • Core i7 8700K
    87.3

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

FF14:紅蓮のリベレーターでは、大きな変化は出ませんでした。

Final Fantasy XV

Final Fantasy XV : Benchmark
1920 x 1080 / 高品質
  • Core i3 9100F
    93.4
  • Core i3 9100F
    63.4
  • Core i3 8100
    87.4
  • Core i3 8100
    54.9
  • Core i5 9400F
    116.4
  • Core i5 9400F
    96.5
  • Core i7 9700K
    130.0
  • Core i7 9700K
    97.0
  • Core i7 8700K
    122.2
  • Core i7 8700K
    87.4

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

一方FF15ベンチマークでは、平均フレームレートと最低フレームレートともに改善した。

Grand Theft Auto V

Grand Theft Auto V1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    73.8
  • Core i3 9100F
    54.4
  • Core i3 8100
    69.5
  • Core i3 8100
    51.1
  • Core i5 9400F
    84.8
  • Core i5 9400F
    67.1
  • Core i7 9700K
    120.2
  • Core i7 9700K
    68.0
  • Core i7 8700K
    116.1
  • Core i7 8700K
    66.5

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

グランドセフトオート5はわずかに改善です。

Rise of the Tomb Raider

Rise of the Tomb Raider
1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    152.2
  • Core i3 9100F
    100.1
  • Core i3 8100
    137.8
  • Core i3 8100
    92.1
  • Core i5 9400F
    158.5
  • Core i5 9400F
    102.5
  • Core i7 9700K
    162.8
  • Core i7 9700K
    84.0
  • Core i7 8700K
    161.8
  • Core i7 8700K
    95.4

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

トゥームレイダーは順当な性能アップを実現できた。

The Witcher 3

Witcher 3 : Wild HuntThe Witcher 3 : Wild Hunt1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    131.4
  • Core i3 9100F
    108.1
  • Core i3 8100
    127.4
  • Core i3 8100
    102.2
  • Core i5 9400F
    141.4
  • Core i5 9400F
    125.6
  • Core i7 9700K
    137.9
  • Core i7 9700K
    122.5
  • Core i7 8700K
    138.6
  • Core i7 8700K
    130.0

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

ウィッチャー3も順当な性能アップです。

モンスターハンターワールド

Monster Hunter World1920 x 1080 / 最高設定
  • Core i3 9100F
    75.1
  • Core i3 9100F
    57.4
  • Core i3 8100
    74.0
  • Core i3 8100
    55.4
  • Core i5 9400F
    105.3
  • Core i5 9400F
    84.7
  • Core i7 9700K
    129.9
  • Core i7 9700K
    101.5
  • Core i7 8700K
    125.6
  • Core i7 8700K
    97.4

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

モンスターハンターワールドはCPUの影響を受けやすい。特にマルチスレッド性能に影響を受けやすいため、多少クロック周波数が改善した程度では、実際の性能はほとんど変わらない。

黒い砂漠

黒い砂漠黒い砂漠
1920 x 1080 / リマスター品質
  • Core i3 9100F
    112.0
  • Core i3 9100F
    61.9
  • Core i3 8100
    107.6
  • Core i3 8100
    62.8
  • Core i5 9400F
    121.0
  • Core i5 9400F
    65.3
  • Core i7 9700K
    143.4
  • Core i7 9700K
    81.4
  • Core i7 8700K
    133.7
  • Core i7 8700K
    86.4

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

黒い砂漠は割とコア数が重視されるため、クロック周波数が伸びが実際のゲーミング性能に影響を及ぼすことはなかった。

平均パフォーマンス

Core i3 9100Fのゲーミング性能平均フレームレート
1920 x 1080
  • Core i3 9100F
    138.2
  • Core i3 9100F
    99.0
  • Core i3 8100
    130.4
  • Core i3 8100
    94.0
  • Core i5 9400F
    153.9
  • Core i5 9400F
    119.6
  • Core i7 9700K
    177.2
  • Core i7 9700K
    137.3
  • Core i7 8700K
    170.3
  • Core i7 8700K
    133.2

平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)

ここまでの検証結果を平均してまとめると、Core i3 9100Fのゲーミング性能はi3 8100と比較して約6%の改善になりました。クロック周波数が4.0 GHzになった影響は大きいですね。

ただ、6コアのCore i5や8コアのCore i7と比較すると最大で30%近い性能差があります。RTX 2070を超えるハイエンドGPUと組み合わせるのは効率が悪いと言わざるを得ない

初心者もち
GTX 1650とか、RX 590が適任なのかなぁ?
やかもち
低予算ゲーミングPCが目的なら、GTX 1650や1660あたりが無駄のない選択肢になりますね。

CPU温度と消費電力

CPU温度はクロックに合わせて上昇

Core i3 9100FのCPU温度

CPU温度 / 動画エンコード実行時

  • Core i3 9100F
    59.0 ℃
  • Core i3 8100
    56.0 ℃
  • Core i5 9400F
    55.0 ℃

全コアのクロック周波数が3.6 GHzから4.0 GHzに引き上げられたため、当然ながらCPUの発熱も上昇しています。

Core i3 8100が最大56℃だったのに対して、Core i3 9100Fは最大59℃に。妥当な上昇値なので特に問題ないが、意外と驚いたのがCore i5 9400FのCPU温度です。

6コアもあってクロック周波数同じく4.0 GHzくらいなのに、4コアのCore i3シリーズより温度が抑えられている。原因を調べてみると「コア電圧」が0.05 Vくらい違っていた。

コア電圧(Auto設定) / 動画エンコード実行時

  • Core i3 9100F
    1.115 V
  • Core i3 8100
    1.070 V
  • Core i5 9400F
    1.063 V

なぜこんな差があるのかと言えば、基本的にCPUのグレードは選別によって違うためです。インテルの場合は、Core i7になれないチップをCore i5に、Core i5になれないチップはCore i3として販売します。

グレードの低いチップ(=選別落ちしたチップ)ほど、高いクロック周波数を出すために必要なコア電圧が高い傾向にあります。だからCore i3よりCore i5の方がなぜか温度が低いわけですね。

消費電力もクロック増加分だけ上昇

Core i3 9100Fの消費電力

消費電力(Package Power)

  • Core i3 9100F
    48.9 W
  • Core i3 8100
    41.6 W
  • Core i5 9400F
    58.7 W
  • Core i7 9700K
    117.6 W
  • Core i7 8700K
    77.1 W

クロック周波数が1割増加しコア電圧もかなり昇圧されているため、CPUの消費電力は約18%も高くなってしまった。性能の伸び幅よりも、消費電力の方が増えています。

ワットパフォーマンス(動画エンコード時)

  • Core i3 9100F
    1.36 fps
  • Core i3 8100
    1.45 fps
  • Core i5 9400F
    1.63 fps
  • Core i7 9700K
    1.29 fps
  • Core i7 8700K
    1.64 fps

そのためワットパフォーマンスはCore i3 8100と比較して約6%の悪化です。Core i3 9100Fは、従来の設計をそのままに性能アップを目指したわけですから、この結果は妥当です。

まとめ:低予算ゲーミングPCに使いやすいCPU

「i3 9100F」のデメリットと弱点

  • ハイエンドグラボには追いつけない
  • i3 8100より高い消費電力とCPU温度
  • オフィス用途には使いにくい

「F」版なので内蔵グラフィックスが無い。だから事務用パソコンなど、内蔵グラフィックスで事足りるような用途には向かない。必ずグラボを組み合わせることになります。

そしてグラボを組み合わせる場合は、あまり性能が良すぎるグラボは注意。Core i5やi7と比較してゲーミング性能はかなり低いため、GTX 1660 Tiあたりが限度でしょう。

消費電力と温度はi3 8100より高くなってしまったが、適切なCPUクーラーがあれば問題なく処理できる温度ですので、それほど大きな弱点ではない。

Scythe / ファン : 120 mm / 全高 : 154 mm / 備考 : Socket AM4~AM5やLGA1700に対応

「i3 9100F」のメリットと強み

  • i3 8100より10%進化したCPU性能
  • やや改善されたゲーミング性能
  • 「1.1万円台」という手頃な価格設定
  • 優れたコストパフォーマンス

Core i3 9100Fの強みは、なんといってもコストパフォーマンスが改善したことです。i3 8100より3000円も安い価格でありながら、性能はおおむね10%優秀なのは強い。

クロック固定版のCore i3としては歴代最高の性能に達しています。GTX 1650など低予算グラボと組み合わせて格安ゲーミングPCを組むなら、i3 9100Fはとても使いやすいCPUです。

Core i3 9100Fのレビューまとめ

個人的な評価は「A+」ランクで決定。かなりゴリ押しで何とかした感は否定できないけれど、結果的には「i3 8100より高性能で低価格」という世代更新に似合う結果を残したので素直に高評価できる

「低予算ゲーミングPC」を組む上で役立つ、コストパフォーマンス抜群のCPUです。

以上「1.1万円台の「Core i3 9100F」をレビュー:格安ゲーミングPCの定番になるか?」でした。


Core i3 9100Fを入手する

Intel / コア : 4 / スレッド : 4 / ソケット : LGA 1151(v2) / チップセット : Intel 300 Series / 付属クーラー : PCG 2015C (65W) / 内蔵GPU : なし

記事を書いた時点での最安値は11960円で、ほとんどの通販で12000円前後で入手可能です。

ASRock / チップセット : Intel B365 / フォーム : ATX / ソケット : LGA 1151(v2) / VRM : 8フェーズ

Core i3 9100FにおすすめなマザーボードはASRock製の「B365 Phantom Gaming 4」。

約12000円という低価格ながら、VRMフェーズ回路は8本(最大95 WのCPUに対応)、Ultra M.2スロットを2個、Intel製のLANチップ、高品質なALC1200オーディオチップ搭載など。

品質の高いコンポーネントを装備することで、廉価マザーボードで突出したコストパフォーマンスを実現しています。

目的別にi3 9100Fと組み合わせたいグラボ

目的別組み合わせたいグラボ
ゲーミングモニター144 Hzのモニターボトルネック的に厳しい…
普通のモニター60 HzのモニターGTX 1650 ~ GTX 1660 Ti
FXや株式トレードマルチディスプレイ前提GT 710 ~ GT 1030

CPUボトルネックによるフレームレートの喪失が大きいので、基本的にゲーミングモニターで使うのはオススメしない。144 Hz以上のモニターを使うなら、最低でもCore i5 9400Fが欲しいです。

玄人志向 / ブーストクロック : 1800 MHz / ファン : デュアル内排気 / 厚み : 2スロット(39 mm) / TDP : 120 W

リフレッシュレートが60 Hzの一般的なモニターを使う場合は、ボトルネックを気にする必要がほぼ無いため、平均60 fps以上を出せるグラボを選べば問題ない。

グラフィックボードはすでにレビュー済みなので、参考にどうぞ。

ELSA / ブーストクロック : 902 MHz / ファン : シングル内排気 / 厚み : 1スロット / TDP : 16 W / 備考 : HDMI x4

Core i3 9100FをFXや株式トレードで使いたい人には、「HDMI端子を4つ搭載」するELSA製のGT 730ボードが用途にピッタリでおすすめ。マルチディスプレイを構築するなら、4つのHDMIは便利です。

関連レビュー

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15 件のコメント

  • 仕事場の事務用PCをCore i3(グラフィックあり)にしました。ちょっと前のCore i5と同性能で安定して早い/速いです。自作&BTOだと、もう少し出せばRyzen 5が買えてしまうので微妙な所ですが、デスクワークには適してますね。

  • i3買う層って、グラボ付けずに脳味噌内蔵グラフィックで済ませるパターンの方が多い気がするので、なんだかコレジャナイ感が漂うのですよね。。
    (アキバの一部店舗では実際にそういった発言があるらしい)

    • Core i3は何気にECCメモリ対応なので、ちょっとしたサーバー用途で使う場合に内蔵GPUなしは痛い…という話もありますね。逆に考えれば、こうでもしないと1.2万円でCore i3を出せない程度に、インテルの生産設備は逼迫してるってことなんでしょうけど。

  • i3 9100F+RTX2060かi5 9400F+GTX1660tiかで悩みます。
    値段はどちらも合計5万ほど、FPSもいろいろ調べて60FPS以上は出て差は10FPSもない。でもこの記事みるかぎりi3にRTXは重過ぎるみたいなのでi5+GTXのほうがいいんでしょうか。

    • クロック周波数だけではフレームレートを改善しにくいゲームもあるので、RTX 2060以上ならCore i5(6コア)の方が良い結果を得られやすいです。ゲームだけでなく他の用途でもメリットが大きいですし。

  • 一昔前(第7世代まで)は「ゲームしながら録画配信は4コアCore i7がオススメ!とかPC雑誌やらなんやらででかでかと書いてあったのになあ(一応スレッド数は8だけど)
    時代の流れですねー

    • 画質を落としたHD配信なら4/8のCPUで出来そうですけど、コア数が増えてくると、そこそこの画質でFHD配信を…というふうに内容がハードルアップした感があります。ホント時代の流れですね。

  • 「時代の流れ」…。言い得て妙ですよね。

    過去を振り返れば、例えばメモリを2GB搭載したPCが最高スペックだった時代があったり、2コアCPUが最高スペックだった時代があった訳で(例えが古過ぎ?)、結局の所は、その時代の性能帯域と自分の予算を比較して妥協点を探り当てるしかないんですよね…。

    そういう意味に於いては、最高位ではないパーツの評価やパーツ構成を考察していくのは楽しいですし、不特定多数に向けた良き参考資料になると思います。

  • はじめまして、軽めのゲーム用途に先日9100FとGTX1060で組み立ててみましたが、ベンチマーやってみるとやはり欲が出てくるもので新しいグラボに目が行ってしまいます。
    ボトルネックを考慮すると1660辺りが限度だそうですが2060だとレイトレは無視したとしても過剰ですかね?

    • 9100 f 570でpubg の平均fps120程度迄可能です。高オプションからテクスチャ等の重い物切っていく事で可能です。
      今は6万円前後でpubgが100fps超えは
      凄いですよね

    • ゲームに依るところですが、144 Hzのゲーミングモニターなら体感できるかギリギリの差になります。すでに持ってる環境からのアップグレードなら「RTX 2060」は十分アリです。(※一から組むならCore i5をおすすめしますが..)

  • 2019/12/7現在ですが、アマゾン価格で¥9,422、1万切りしましたね。
    自分も¥11,000前後で購入しましたが、1万切り記念に追加で1個買ってしまいましたw
    余剰パーツのほか、生えてくるパーツでもう1台組む予定ですが、AMDerとしても、この石はなかなかいいですね、構成考えるのが楽しい石です。

    • ホント2万円以下でゲーム用のCPUとなると、インテルはまだまだ優秀ですよね。Core i5 9400F、Core i3 9100Fは特に使いやすいです。

      • 上位モデルはIntelもAMDも切磋琢磨して面白いCPUを開発してほしいですね。
        GPUもRX5700がなかなか素晴らしいので、この調子でNvidiaに負けないように頑張ってほしいところです。
        ちなみに、新Athlonは復権がうれしくて、200GE~3000Gまで順次そろえてしまいました。
        PCが増え続けてやばいですw

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