コスパ的に期待が大きい「GeForce RTX 3070」をさっそく入手し、ちもろぐで詳しくレビュー & ベンチマークを行います。
RTX 3070はかつての最上位「RTX 2080 Ti」の半額で・・・ほぼ同じ性能を提供する、コスパ特化型のグラボです。本当に半額で3070 = 2080 Tiかどうか検証です。
(公開:2020/11/08 | 更新:2020/11/08)
「GeForce RTX 3070」の仕様とスペック
GPU | RTX 3070 | RTX 2070 Super | RTX 2080 Ti |
---|---|---|---|
プロセス | 8nm製造 : Samsung | 12nm製造 : TSMC | 12nm製造 : TSMC |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 5888 | 2560 | 4352 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 46 | 40 | 68 |
ブーストクロック | 1725 MHz | 1770 MHz | 1545 MHz |
VRAM | GDDR6 8 GB | GDDR6 8 GB | GDDR6 11 GB |
理論性能(FP32) | 20.31 TFLOPS | 9.062 TFLOPS | 13.45 TFLOPS |
SLI対応 | – | 対応 | 対応 |
PCIe | Gen 4.0 | Gen 3.0 | Gen 3.0 |
TDP | 220 W | 215 W | 250 W |
補助電源 | 12-pin | 8 + 6 pin | 8 + 8 pin |
MSRP | $ 499 | $ 499 | $ 999 |
参考価格 | 69800 円 | 65980 円 | 179800 円 |
GPU | RTX 3070 | RTX 2070 Super | RTX 2080 Ti |
---|---|---|---|
世代 | Ampere | Turing | Turing |
プロセス | 8nm製造 : Samsung | 12nm製造 : TSMC | 12nm製造 : TSMC |
トランジスタ数 | 174.0 億 | 136.0 億 | 186.0 億 |
ダイサイズ | 392 mm2 | 545 mm2 | 754 mm2 |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 5888 | 2560 | 4352 |
TMU数Texture Mapping Unitのこと | 184 | 160 | 272 |
ROP数Render Output Unitのこと | 64 | 64 | 88 |
演算ユニット数 | 46 | 40 | 68 |
Tensorコア数機械学習向けの特化コア | 184 | 320 | 544 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 46 | 40 | 68 |
L1キャッシュ演算ユニットあたり | 128 KB | 64 KB | 64 KB |
L2キャッシュコア全体で共有 | 4.0 MB | 4.0 MB | 5.5 MB |
クロック周波数 | 1500 MHz | 1605 MHz | 1350 MHz |
ブーストクロック | 1725 MHz | 1770 MHz | 1545 MHz |
VRAM容量 | 8 GB | 8 GB | 11 GB |
VRAM規格 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
VRAMバス | 256 bit | 256 bit | 352 bit |
VRAM帯域幅 | 448.0 GB/s | 448.0 GB/s | 616.0 GB/s |
理論性能(FP32) | 20.31 TFLOPS | 9.062 TFLOPS | 13.45 TFLOPS |
SLI対応 | – | 対応 | 対応 |
PCIe | Gen 4.0 | Gen 3.0 | Gen 3.0 |
TDP | 220 W | 215 W | 250 W |
補助電源 | 12-pin | 8 + 6 pin | 8 + 8 pin |
MSRP | $ 499 | $ 499 | $ 999 |
参考価格 | 79980 円 | 99800 円 | 179800 円 |
「RTX 3070」のスペックをざっくりと解説します。
RTX 30(Ampere)シリーズの70番台で、RTX 2070や2070 Superの後継モデルに位置します。シェーダー数は5888コアで、シェーダー数から計算される理論性能は、RTX 2080 Ti以上です。
NVIDIAによれば「RTX 3070は2080 Tiの半額でほぼ同じ性能」とのこと。VRAMが11 → 8 GBに減っているので、ゲームによっては劣る可能性もありますが、スペックだけを見るなら確かに2080 Ti相当の性能は十分に可能でしょう。
強化された「レイトレ」と「DLSS」
- 第2世代RTコアでレイトレ性能は1.5倍(RTX 30シリーズ解説記事)
従来のRTX 20シリーズだと、リアルタイムレイトレーシング(NVIDIA RTX)を使うとフレームレート落ちすぎで、正直なところ不人気な機能です。今回のRTX 30シリーズは、レイトレを処理するRTコアを進化させ、性能は1.5倍に改善します。
- 「DLSS」で4K ~ 8Kゲーミングを簡単に(RTX 30シリーズ解説記事)
グラボに大きな負荷が掛かるアンチエイリアシング(AA)を、ディープラーニング技術を使って超高速で処理する「NVIDIA DLSS」も進化してます。より少ないTensorコアで高性能なDLSSを可能にし、コストカットに貢献します。
低予算で240 Hzや4K60 Hzが可能に?
- シェーダー数は5888コア(2070 Superの2.3倍)
- 2080 Tiの半額で同じ性能を目指す
- 高性能化する「レイトレ」と「DLSS」
- 希望小売価格は499ドルを維持
- VRAMは引き続き「GDDR6 8GB」
- TDPはほぼ同じ水準
- NVLink SLIをサポートしない
RTX 3070はRTX 2080 Tiに近い性能を、2080 Tiの半額(999 → 499ドル)で提供するグラボです。
本当にそうなら、今までコスト的にハードルが高かった、240 Hzゲーミングや4Kゲーミングをもっと低予算で実現できるようになります。では、以下よりRTX 3070の性能をベンチマークです。
RTX 3070の性能をベンチマーク
テスト環境(スペック)
テスト環境「ちもろぐ専用ベンチ機」 | ||
---|---|---|
CPU | Core i9 10900K | |
CPUクーラー | Corsair H100i Pro RGB240 mm簡易水冷クーラー | |
マザーボード | ASUS ROGZ490 Maximus XII Apex | |
メモリ | DDR4-3200 16GB x2使用メモリ「G.Skill Trident Z C16」 | |
グラフィックボード | RTX 3070 8GB | |
SSD | NVMe 500GB使用SSD「Samsung 970 EVO Plus」 | |
SATA 2TB使用SSD「Micron 1100」 | ||
電源ユニット | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
OS | Windows 10 Pro 64bit検証時のバージョンは「1909」 | |
ドライバ | NVIDIA 457.9 / AMD 20.8.3 | |
ディスプレイ | 3840 x 2160@60 Hz使用モデル「BenQ EL2870U」 |
RTX 3070をテストする、ちもろぐ専用ベンチ機の最新スペックです。
CPUはゲーミング最強クラス※の「Core i9 10900K」を採用。マザーボードは、「Z490-E GAMING」を使っていたのですが、PCIEスロットが不調に陥ったので「Z490 Maximus XII Apex」を新しく導入。
メモリはDDR4-3200で容量16 GBを2枚組(合計32 GB)です。その他のパーツは適当に組み合わせています。
テスト時のグラフィックドライバは、NVIDIA GeForce Driverが457.9、AMD Radeon Driverは20.8.3にて検証します。
※Ryzen 5000シリーズの登場で絶対的な最強ではなくなったので、「最強クラス」と書いておきます。
用意したグラボ
今回のRTX 3070ベンチマークで使用するグラボは、ZOTAC製「GeForce RTX 3070 Twin Edge OC」です。
従来のZOTAC Twin Fanモデルでは、ファンは2つとも90 mm径を採用していました。今回のTwin Edgeモデルでは、冷却性能をさらに強化するために、デュアルファンを90 mm径と100 mm径に分けています。
ボードの厚みは標準的な2スロット、実測で41.5 mmです。あまりにコンパクトで薄型なので、本当にTDP : 220 Wを処理できるのかどうか不安になりますが、小型冷却はZOTACの得意分野です。
映像出力は「HDMI 2.1」と「Display Port 1.4b」が3つです。
バックプレートはおそらく金属製です。放熱性を高めるためスリットが入っており、バックプレートに熱を伝えるサーマルパッドが少しだけ露出しています。
補助電源コネクタはスタンダードな「PCIe 8 + 8ピン」で、普通の電源ユニットで問題なく使用可能。ただ、写真を見て分かる通り奥まった配置になっていて、ものすごくケーブルを挿しにくいです。
RTX 3070のゲーミング性能【RTX 2080 Tiに匹敵?】
今回のちもろぐ版グラフィックボードレビューでは、以下2つのベンチマークと15個のゲームタイトルを使って、「RTX 3070」のゲーム性能を詳しくテストしました。
- 3DMark(FireStrike / TimeSpy / Port Royaleを使用)
- VRMark(Orange / Cyan / Blueすべて使用)
- FF14 : 漆黒のヴィランズ
- FINAL FANTASY XV
- Apex Legends(ベンチマークまとめ)
- Battlefield V
- Call of Duty : Black Ops IV
- Rainbow Six Siege(ベンチマークまとめ)
- Fortnite : Battle Royale
- Overwatch
- Assassin’s Creed Odyssey
- ARK Survival Evolve
- Microsoft Flight Simulator(ベンチマークまとめ)
- Shadow of the Tomb Raider
- Watch Dogs Legion(New !!)
- モンスターハンターワールド(ベンチマークまとめ)
- 黒い砂漠(ベンチマークまとめ)
テスト項目に新たに「Watch Dogs Legion」を加えています。
定番ベンチマーク:3DMark
「3DMark」はグラフィックボード用の定番ベンチマークです。グラボの性能をざっくりとスコア化(Graphics Score)して、性能を分かりやすく比較できます。
DX11で動作するフルHD向けベンチマーク「FireStrike」では、RTX 3070は約34000点です。RTX 2080 Tiにあともう少し、2080 Superより約18%も高いスコアです。
DX12で動作する、WQHD向けかつ比較的新しいゲーム向けの「TimeSpy」も同じような傾向。RTX 3070は約14000点で、やはり2080 Tiにわずかに届かず、2080 Superを圧倒する位置づけです。
他のグラフィックボードとベンチマークスコアの比較をしたい方は、↑こちらのグラボ性能まとめ表も参考にどうぞ。
VRゲーム性能:VRMark
日本はヨーロッパ圏を超えるVRゲーム大国でして、VRゲームのためにグラボを求める人も少しずつ増えています。VRゲーム向けの定番ベンチマーク「VRMark」を使って、RTX 3070のVRゲーム性能を検証します。
「Orange Room」はVRMarkで一番軽い(HTC ViveまたはOculus Riftの動作チェック的な)テストです。RTX 3070は余裕の動作で、他のライバルグラボと同様にスコア上限に張り付きます。
「Cyan Room」はDX12で動作するVRベンチマークで、2番目に重たいです。負荷が重たいベンチマークだと、グラボの性能差がハッキリと出ます。RTX 3070はRTX 2080 Tiより1割ほど低い性能にとどまりました。
「Blue Room」は将来のハードウェアを前提として用意された、5K解像度の重量級VRベンチマークです。RTX 3070は性能が伸び切らず、2080 Superより約9.7%程度の性能アップにとどまります。
【1920 x 1080】フルHDゲーミングの性能
15個のゲームの検証データを平均化して、RTX 3070のフルHD(1920 x 1080)における平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RTX 3070のフルHDゲーム性能は「平均167.6 fps(下位3%:131.1 fps)」です。値段がほぼ2倍のRTX 2080 Tiにあと一歩迫り、値段が1.5倍のRTX 2080 Superより15%も性能が高いです。
同じ価格設定で先代モデルにあたるRTX 2070 Superと比較すると、性能差はなんと26%に達します。コストパフォーマンスは文句なしです。
RTX 3070平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
フルHDゲーム(1920 x 1080)における、検証したそれぞれのデータはこちら↑のスライドをじっくり見てください。
テストした15個のゲームすべてで、RTX 3070は安定してRTX 2080 Superよりも高性能で、RTX 2080 Tiに肉薄する性能を発揮します。
黒い砂漠、トゥームレイダー、アサクリなどなど。ゲームによってはRTX 2080 Tiをわずかに上回るゲーム性能です。VRAMをそれほど消費しないフルHDゲーミングなら、価格が2倍の2080 Tiに取って代わるグラボといえます。
性能的にハードルが高かった「240 Hzゲーミングモニター」も、値段は半額で2080 Tiに匹敵する性能を持つRTX 3070のおかげで、かなり導入しやすくなったと思います。
【2560 x 1440】WQHDゲーミングの性能
15個のゲームの検証データを平均化して、RTX 3070のWQHD(2560 x 1440)における平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RTX 3070のWQHDゲーム性能は「平均122.0 fps(下位3%:100.5 fps)」です。RTX 2080 Tiより少しだけ低く、2080 Superを約18%上回る性能、先代の2070 Superより約32%も高い性能です。
WQHDで平均100 fps以上を狙えるグラボが、ようやく比較的マトモな値段でやってきた感があります。RTX 3070以前だと、2080 Superだとギリギリ感があり、2080 Tiが必要・・・でも13~18万円はさすがに高い。
という状況でしたから、RTX 3070によってWQHDゲーミングのハードルが下がるのは間違いないです。
RTX 3070平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
WQHDゲーミング(2560 x 1440)における、検証したそれぞれのデータはこちら↑のスライドをじっくり見てください。
フルHDと比較して、若干VRAMの少なさが足を引っ張ってRTX 2080 Tiを上回るのが難しい様子です。RTX 2080 Tiより性能が良かったのはフォートナイトだけで、残り14個のゲームすべてでRTX 3070は2080 Tiに一歩追いつきません。
それでも性能差はたった4.7%で、RTX 3070の価格設定を考えれば2080 Tiより圧倒的に3070の方がお買い得です。
おかげでWQHDゲーミングモニターや、横に長い21:9ゲーミングモニター(UWQHD)をかなり扱いやすくなりました。
【3840 x 2160】4Kゲーミングの性能
15個のゲームの検証データを平均化して、RTX 3070の4K(3840 x 2160)における平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RTX 3070の4Kゲーム性能は「平均67.1 fps(下位3%:56.1 fps)」です。やはりRTX 2080 Tiを明確に超えられない性能ですが、2080 Superより約18%、2070 Superを約34%も上回るパフォーマンスです。
NVIDIAのアピールでは「2080 Tiに匹敵。」だったので、2080 Tiを微妙に超えられない結果には少しだけ落胆はするものの、半額で2080 Tiに迫る4Kゲーミング性能は素直に喜べます。
4Kで60 fpsを狙えるグラボが10万円以下で登場したのは、なにげにRTX 3070が初だったりします。2080 Superでは60 fpsは超えられなかったし、かと言って2080 Tiは高すぎ、Radeon VIIはゲーム用途だと蚊帳の外・・・。
RTX 3070平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
4Kゲーミング(3840 x 2160)における、検証したそれぞれのデータはこちら↑のスライドをじっくり見てください。
データを個別に見ていくと、RTX 2080 TiとRTX 3070の性能差が広がっています。さすがに4K解像度となると、VRAMの使用量が大幅に増え、RTX 3070の8 GBだと限界まで使い切ってしまうゲームが出てきます。
性能だけをシンプルに評価するなら、RTX 3070の方が圧倒的にコスパが良いグラボですが、VRAM容量に不満を感じる方は2080 Tiを選ぶ価値はまだ残されています。在庫処分などで2080 Tiの新品が7~8万円なら、2080 Tiも十分アリです。
RTX独自の強み:レイトレとDLSSを試す
レイトレーシング(NVIDIA RTX)の性能
NVIDIA RTXシリーズの大きな武器のひとつである「RTX(リアルタイムレイトレーシング)」をテストします。
光の反射や映り込みをリアルタイムに計算して、リアリティあふれる映像を作り出す「リアルタイムレイトレーシング」は非常に負荷が重たい処理です。果たしてRTX 3070のレイトレ性能はどれほどのモノなのか。
レイトレーシングの性能をスコア化する定番ベンチマーク「3DMark Port Royal」の結果がこちら。RTX 3080は8362点(平均38.7 fps)でした。
次は実際のゲームでレイトレを使ってみて、実用に耐えるフレームレートを出せるかチェック。
「Battlefield V」はレイトレ対応のゲームです。結果をざっくりまとめると、フルHDで平均99 fps、WQHDは平均74 fpsで4Kは平均44 fpsです。
おおむねRTX 2080 TiとRTX 2080 Superの中間より少し上に位置するレイトレ性能で、WQHD以下の60 fps狙いならRTX 3070で問題ありません。4Kレイトレを満足に動かすには、RTX 3080クラスが必要です。
新しく登場したレイトレ対応ゲーム「Watch Dogs Legion」は驚くほど高画質でレイトレが割と分かりやすいのですが、BFVとは比較にならないほどレイトレが重たいです。
RTX 3070だと、フルHDの時点ですでに平均60 fpsにギリギリ届かず、WQHDは平均38 fpsに落ち込み、4Kではついに10 fps台にまでレイトレ性能が落ち込みます(※VRAMが足りてない)。
Watch Dogs Legionでレイトレを使うなら、最高の画質は諦めて設定を妥協する必要があります。レイトレ最高モードはRTX 3070だとフルHDが限界です。
「DLSS」でフレームレートの底上げ効果
次はRTXシリーズで使用可能な、もうひとつの武器「NVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling)」について検証します。
DLSSは、GPUコア内部に配置されているディープラーニング専用の「Tensorコア」を使って、グラフィックの中で特に負荷が重たいアンチエイリアシング(AA)を超高速で処理します。結果的にシェーダーコアに掛かる負担が減って、フレームレートを底上げできる仕組みです。
特にGPUへの負荷が大きい、かつ画質も重視される4K解像度以上で重宝します。DLSSに対応した5つのゲームタイトルを使って、4KゲーミングにおけるDLSSのフレームレート底上げ効果を検証です。
FF15ベンチマークでDLSSを使うと、平均60 fpsギリギリだったのが一気に平均86 fpsまで改善します。なお、FF15はDLSSの効果が大きいですが、肝心の画質はお世辞にもイマイチでフレームレートは上がって当然だったりします。
トゥームレイダーはレイトレとDLSSを別々に設定できませんが、レイトレとDLSSを入れた状態ですら、フレームレートはDLSS無しを上回ります。
Battlefield V(レイトレ有効化)でDLSSを使うと、RTX 3070でも平均60 fpsの一歩手前までフレームレートが改善します。
モンハンワールドはDLSS(設定:1.0)でテスト。ノーマル画質よりシャープネスの効いた映像になり、フレームレートはおよそ1.4倍です。DLSSを使えば、RTX 3070でモンハンの4Kゲーミングは十分できます。
レイトレ有効時にとんでもない重さを持つWatch Dogs Legionも、DLSSを入れると大幅にフレームレートが改善します。RTX 3070ではなんと2倍以上の効果です。
レイトレを入れずにDLSSだけを使った場合でも、効果は約1.5倍(平均42 → 61 fps)とかなり大きく、先代のRTX 2070 Superの2倍近い性能に達します。
- Anthem(1.0)
- Battlefield V(1.0)
- Bright Memory(2.0)
- Control(2.1)
- Death Stranding(2.1)
- Deliver Us the Moon(2.0)
- F1 2020(2.0)
- Final Fantasy XV(1.0)
- Fortnite(2.1)
- Justice(1.0)
- Marvel’s Avengers(2.1)
- Mechwarrior 5 Mercenaries(2.0)
- Metro Exodus(1.0)
- Minecraft RTX(2.0)
- Monster Hunter World(2.0)
- Pumpkin Jack(2.0)
- Shadow of the Tomb Raider(1.0)
- Watch Dogs Legion(2.1)
- Wolfenstein Youngblood(2.1)
DLSSの最新バージョンは「2.1」です。2.0以降のDLSSほど、シャープネスの効いた高精細な映像を出力でき、性能の伸び幅も大きくなりやすいです。
RTX 3070のクリエイティブ性能
ゲーミング性能だけでなく、クリエイティブ性能も検証します。GPUレンダリングの定番「Blender」に加え、OpenCL系の「LuxMark」。それとOpenGL系の「SPECviewperf 13」を使った検証を行います。
GPUレンダリング
Blenderの公式サイトで無料配布されているCycles Render向けのデモファイル「BMW」を読み込んで、GPUのみ使用する設定に切り替えてから、レンダリングを行います。描画に掛かった時間が短いほど高性能です。
RTX 3070は35秒でBMWのレンダリングを完了。RTX 2080 Tiより約10%速いレンダリング性能です。
LuxMarkはレンダリングソフト「LuxRender」のパフォーマンスを評価できるベンチマークソフト。Cycles Renderと違って、NVIDIA / AMDのどちらでも「OpenCL」を使ってテストが実行されます。
結果はBlenderと同じく、RTX 2080 Tiを軽く上回ります。レンダリングは基本的にはコアが多いほど有利です。RTX 3070のCUDAコア数は5888で従来のRTX 20シリーズを圧倒しており、LuxMarkの結果はある意味当然です。
3DCG / CAD(OpenGL処理)
ワークステーション向けのベンチマークソフト「SPECviewperf 13」を使って、有名な3DCG / 3DCAD系ソフト「3ds Max」「Maya」「Solidworks」の性能を検証します。
BlenderやLuxMarkのように性能は伸びません。3ds Max、Solidworks、MayaどれをとってもRTX 2080 Tiにあと少し及ばない結果です。8 GBのVRAM容量が足を引っ張っている印象があります。
RTX 3070の温度と消費電力
消費電力を実際に計測
FF15ベンチマーク(設定:高品質)を実行中に、グラフィックボード本体の消費電力を計測します。なお、消費電力の比較は最大値ではなく「中央値」を使います。
ゴクリ・・・RTX 3070の消費電力はフルHD~4Kまで、わずか215 W前後しか消費しません。
RTX 2080 Tiとおおむね同性能を持つグラボが、たった200 Wちょっとの消費電力です。先代モデルのRTX 2070 Superと比較しても、少し増えた程度です。
電力ロガー機能のついた電源ユニットを2台使って、CPUとマザーボード(CPU以外)に電力供給を分割します。
テスト環境 | ||
---|---|---|
電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
FF14:漆黒のヴィランズのテスト中に、CPU以外の消費電力をロガー機能で測定した後、グラフィックボードを取り外した状態で再び同じテストを実行して測定を行います。
- A:グラボを取り付けた状態で消費電力を測定
- B:グラボを外した状態で消費電力を測定
以上2つのデータを取得したら、「AをBで引き算」でグラフィックボード本体の消費電力を抽出できる仕組みです。
グラボの消費電力はソフト読み(HWiNFO)で確認は可能ですが、グラフィックボードのモデルやメーカーによって表示される数値に差が生じる可能性があるので、ロガー機能のついた電源ユニットを使って測定しています。
少々手間は掛かるものの、ただのソフト読みよりは正確です。
ワットパフォーマンスは?
FF15ベンチマークの平均フレームレートを、先ほど実際に測定した消費電力で割り算して、ワットパフォーマンス(= 消費電力1 Wあたりのフレームレート)を求めます。
ワットパフォーマンスは、ハイエンドGeForceとして歴代最高の水準です。フルHD ~ 4K解像度まで、RTX 3070のワッパはRTX 2070 SuperやRTX 2080 Tiを軽く上回ります。
言い換えればRTX 3070はRTX 2080 Tiより約30 ~ 35%も少ない消費電力で、RTX 2080 Tiとおおむね同じゲーム性能を出せる、ということです。
グラボの温度をチェック
FF15ベンチマーク(3840 x 2160)を実行中に、HWiNFOを使ってGPUコア温度を計測します。
なお、グラフィックボードの温度はテストに使用したオリファンモデルの出来によって完全に左右されるため、各GPUの比較は参考程度に見てください。
ZOTAC Twin Edge OCは全長24 cmの小さなボードデザインながら、200 W級の熱を持つRTX 3070を、最大69℃(平均67.3℃)にまで抑え込みます。さすがZOTAC、コンパクトボードをよく作っているだけのことはあります。
価格もRTX 3070搭載モデルとして、ほぼ最安値に位置するグラボ(= Twin Edgeが約6.9万円 / OC版が約7.0万円)ですし、定格モデルから選ぶならZOTAC Twin Edgeシリーズでほぼ間違いないでしょう。
まとめ:2020年もっとも万人向けなグラボです
「RTX 3070」のデメリットと弱点
- 最高設定のレイトレには耐えられない
- VRAMが足を引っ張るシーンあり
- NVLink SLIは物理的にサポートしない
RTX 3070で目立った弱点は、一部の4Kゲーミング(特に高画質なレイトレ)とクリエイティブタスクにおいて、容量8 GBのVRAMが足を引っ張っていることです。
スペックと性能的にRTX 2080 Tiと互角レベルのパフォーマンスを期待できそうなシーンで、なぜかガクンッとRTX 2080 Tiに引き離されてしまいます。
モニターするとVRAM使用量が8000 MBカツカツまで使い切っており、VRAM容量の不足がボトルネックになっていました。欲を言えば・・・10 GBくらいは搭載して欲しいですね。
「RTX 3070」のメリットと強み
- フルHDで200 fps以上が可能
- WQHDゲーミングは軽く100 fps以上
- 4Kゲーミングは60 fps超え
- 多少は「レイトレ」もプレイ可能
- フレームレートを底上げする「DLSS」
- 2080 Super以上のクリエイティブ性能
- トップクラスのワットパフォーマンス
- コスパ最高(RTX 2080 Tiの半額)
RTX 3070は今のところコスパ最高のハイエンドグラボです。たった7万円で、かつて最低でも13.5万円は必要だったRTX 2080 Tiに迫るゲーム性能を提供します。
性能だけでなく消費電力も大幅に減って、ワットパフォーマンスはRTX 2080 Ti比較で3割も改善。クリエイティブ性能はレンダリングが特に強力で、5888コアのパワーでRTX 2080 Tiを打ち負かします。
新品価格を検証で求めた「平均フレームレート」で割り算して、平均1 fpsあたりの価格を求めます。1 fpsを得るのに必要なコストが安いグラボほど、コスパが高いです。ただし、性能が違うグラボ同士でコスパを比較するのは要注意。
単純にコスパだけを見てしまうと、目的・用途に合わないグラボを選んでしまうリスクがあります。必ず、自分の求めている要件(予算や欲しいフレームレート)にある程度一致しているグラボ同士で、コスパを比較するようにしてください。
新品価格でコスパを計算しました。RTX 3070のコスパはフルHD ~ 4Kまで、RTX 2080 TiやRTX 2070 Superをきちんと過去に葬ります。4Kゲーミングに至ってはRTX 2080 Tiの半額です。
13万円以上を出さなければ手に入らなかった性能が、最低6.9万円から手に入ります。8 GBのVRAMはちょっと不満ですが、性能とコスパは文句なし。RTX 3070の個人的な評価は「Sランク」で決まりです。
以上「RTX 3070ベンチマーク&レビュー:2080 Tiの半額で同性能」でした。
RTX 3070を入手する
RTX 3070を搭載するグラフィックボードは、記事を書いた時点で6.9~9.0万円の価格帯で購入できます。7万円台ではデュアルファンが少しだけあり、7万円後半はほとんどがトリプルファンモデルです。
RTX 3070でおすすめなグラボは、コンパクトかつ最安値な「ZOTAC Twin Edge」または「ZOTAC Twin Edge OC」です。小型なので物理的な互換性に優れ、アップグレード用にも使いやすいです。冷却性能も特に問題はありません。
それに・・・あまり値段の高いRTX 3070を選ぼうとすると、上位のRTX 3080が視野に入ってしまい、コスパ的にハイエンドは選びにくいです。6.9~7.4万円がRTX 3070の美味しい価格帯だと思います。
あえてもうひとつオススメを挙げるなら、GALAKUROモデルです。
7.2万円でスペックは100%定格準拠ですが、トリプルファン + 1-Clip Boosterという小型のファンを取り付け可能で、冷却性能はかなり期待できます。国内3年保証が付いているのもGALAKUROの大きなメリットです。
RTX 3070を搭載するBTO
RTX 3070を搭載するBTO PC(主にゲーミングPC)については、↑こちらの記事を読んでください。価格とスペックのバランスがそこそこ良い感じのPCを、頑張って5つに絞り込んでまとめてます。
スペック・品質・コスパが異常なほどバランスよくまとまっているのは「Legion T750i」です。19.3万円で、i7 10700K + RTX 3070の構成、かつ240 mm簡易水冷ユニットやWi-Fi 6モジュールまで付いてきます。
唯一の弱点は納期の遅さ、くらいです。
国内メーカーでおすすめはツクモ「G-GEAR」です。CPUは10700Kではなく、10700Fに格下げ。水冷ユニットとWi-Fi 6もありませんが、納期は3日です。価格は17.7万円で意外と良心的。
3070美味しそうだけどVRAM気になるし、6800も控えてるから今はちょっと買えないんだよなぁ
まだ出てみないと分かりませんが、6800はちょっと上のクラスな気が。
3070 Twin Edge OCで実消費電力でTGP 225Wの5700XTより15W低いですし、価格的にも来年になりそうな6700XTがライバルになりそうです。
いつもレビューお疲れ様です。
RDNA2の性能が明らかになると相対的な評価は変わる可能性もありますけど、3070自体はとてもいい商品だと思いますね。
測定大変そうですね、お疲れ様です。RDNA2の測定も見てから購入しようかな
3060Tiが出るからそっちと悩む一般ユーザ
2080tiと同等と言っているレビューを見ると3070はオリファンで2080tiはリファレンスモデルだったりするので割とガバガバです
多くのレビューで使われてる2080Ti はFounders Editionで2ファンですがファクトリーOCで250Wから260Wと仕様より10W盛られてはいますから、それと比較して220W仕様通りの3070では微妙に遅いのはある意味当然でもあり。
もっとも論理性能的にはNVIDIAの主張通り上回るのでしょうけど、まだAmpereに最適化されてるゲームは当然無いでしょうしドライバもまだまだでしょう。
比較するモデルによっては追いついたり追い抜かされたり。
意外とブーストって効いてるんだなって感じですね。
ぼくも実際にベンチして驚きでした。テストに使用した2080 Tiは「MSI Gaming X Trio」なんですが、めちゃくちゃメーカー側の初期OCが効いています。
250Wの2080Tiが300Wに達している理由はそういうことでしたか。
現時点で性能差が無いに等しい程度だから起きることですが。
4 kでゲームすることは今後10年は絶対に無いからVRAMはどうでもいいかな
そう言いつつ数年後に海外で100インチ 8Kでゲームやっていたりして・・・
3070のオススメBTOまとめてください!
お願いします。
もちろん書いてるとこです。アップしたらこちらの記事にもリンク張ります。
WQHDのとこの表の色、2080Tiと3070が逆です。
ご指摘ありがとうございます~!!
画像を修正しました。
実測5700XT比でワットパフォーマンス 1.65~1.85倍ですか。
ということは7nm+ RDNA2より上のワットパフォーマンス?
3050ti、3060、出ると思いますか?
今のところGA106は3060だけではなく2つあるらしい情報はあり、もう一方は3050Tiっぽいですので両方とも販売される可能性はありますね。
60番代はともかく、エントリークラスで満足にレイトレ動かせるとも思えんし50番代はgtx1650のままじゃね?
FHD環境だとオーバースペックだけど4Kだとゲーム以外の作業をするのに不便でわざわざ導入したくないジレンマがある
現時点でFHDのレイトレが60FPSすら出ないのはあまりにも残念
PS4世代のレイトレで息切れしているようじゃPS5世代で戦えるわけがない
消費電力も215wは高すぎる。1070は150wだった。
PS5世代で性能不足になるのが明らかなら辛抱してあと2年待つ。
長文失礼します。
>消費電力も215wは高すぎる。1070は150wだった。
私も同意見です。
RTXシリーズができてからというもの、各グレードの消費電力が、それぞれ1〜2個分上にスライドしたかのように思えます。
例えば70番なら、GTX1070が150Wだったのに、RTX2070で175Wと、GTX1080(180W)に近づいてしまい、SUPERに至っては215Wと、1080を飛び越してしまいました。3070も2070SUPERとほぼ同じです。
60番も、1060が120Wだったのが、2060で160W、SUPERで175W。
80番以上に至っては、3000シリーズで更にもう1段階引き上げられたようなものです。300W超えなど、今までの80Tiですら中々ありませんでした。
私としては、いくらワットパフォーマンスが改善されたとしても、消費電力そのものの量が増えてしまってはいけないと考えています。
GTX1000シリーズの頃の大人しさに戻ることは無いのでしょうか…
PS5はGPU部2~2.1GHzあたり基本動きそうですが36CUと少ないので、3070よりもまず性能低いですよ。とくにPS5のレイトレ性能は3070の半分にも満たない可能性があります。
220Wはまだ高めというのは分かりますが、ワットパフォーマンス自体は他より高いのでPS5よりは性能まだ上な3060Tiまで待つのも手ですね。
3060Tiは180Wらしい情報があり、150Wに落として使ってもまだ上でしょうから。
valorantのベンチマークは追加される予定ありますか?(小声
個犬的にわ、性能上がるのわいいが、本体が巨大化するのわどーにかならなかったものか。。巨大なケースでないと入らんし。。
3070ですら大半のモデルが3連ファンで、2連ファンモデルもあるにわあるが、ごくごく一部・・(ASUSとZOTAC?)
確かに今年中は3060Tiの180Wが一番低いかもしれませんね。
3070の220Wもそこそこですが、3080/3090は300Wらくらく超えていますからね。
NAVI21系も最低の60CUのでも実測で260~280Wという情報があり絶望的、小型2連ファンだと冷却性能不足過ぎてお話にならないでしょうから無理して出さないでしょうね。
ワッパ見ると多少前世代より改善されてるけれど、サムスンの8nm採用してる弱点が顕著に出てるよなぁ
次期モデルはTSMCの噂あるし、型落ち2080Tiで凌ぐのも選択肢としてはありかもしれない。
同じトランジスタ数のままでもクロック向上が望めるのであと1割は速く且つ180W程度で済んだかもしれないですね。ダイサイズが小さくてもコスト増なのかもしれませんが。
RTX3000シリーズがA100と同じくTSMCの7nmで出ていればワッパや性能も
もうちょっとよかったかもしれないと思うとちょっと残念ですね。(一応次々世代ですし)
中古であれば(たまーに新品も)2080tiも3070以下の値段も普通に出ているので凌ぎとしてはありですね。
3080が12GB 3070が10GBぐらいで良かったよなぁという印象>VRAM
RDNA2待ちで値段下がるの待ち
16~24GBは過剰でコスト面で厳しくなるとおもいますし、3070なら10GBあたりが丁度良い感じはしますね。
4Kだと8GBはDLSS使用でなければ最高設定は余裕がない状態みたいなので。
4KでVRAM欲しいならば3080、そして3090を買ってねという感じなのだとは思いますが。
AMDの出方待ちであのスペックだったんだろうし
出方が分かった以上3070無印の安売りや3070のVRAM増量版は準備してるんじゃないですかね、多分
革ジャン氏はそう言うの好きみたいだし
GDDR6Xメモリの量を揃えるのは結構大変そうだし3080の方は怪しいですけどね
2080tiは最近スポット的なセールで7~6万で購入可能な場面があったので
一昔前の価格との比較はもう意味をなさないかと
現状3070と同じ位の価格だと2080tiを選択するユーザーも多い筈で
VRAMの容量といい世代違いであってもハイエンドとミドルハイとで妙な関係を作っている印象です
ちもろぐさんの言うように10GBは欲しかったですね
4K未満(※DLSSが使えるゲームでは4Kも)では扱いやすい範囲になった実215Wそこらでワットパフォーマンスが優秀な3070でしょう。
ただ2080Tiでも新品で7~8万円という前提なら、4Kなら250W超が無駄までに思わないですし11GBのメリットもあるので3070よりありですね。
RTX2000はNVEncが同世代で差がないことも使える要因に。
220Wかぁ…
モニターも未だにFHDだし60か60Tiに期待した方が良いかな?
FHDならそもそも3000番台自体買う意義が大して無いと思いますが
完全にWQHDや4kユーザー向けですよ
FHD 60Hzならば60で十分そうですね。120Hz以上ならば60Tiが無難だと思います。
特レイトレなど重いのも楽しみたいならGA104コアの60Tiでしょう。
FHDならばvramって8gbで十分なのかな?
3070、6800、6800XT、3060等々…
3070を含めこれから素晴らしいグラボの選択肢が多くてつい悩んでしまいますね
いつも楽しく拝見させて頂いております。
現在使用しているPCのCPUがi7 8700なのですが、RTX2060から3070に交換するとなるとCPUも変えた方が良いのでしょうか?
ボトルネックになるのでしょうか?
メリット、デメリットを見て3060や3060tiほど目立っていない理由がわかりました。
帯に短し襷に長しって感じですね。