性能が悪いQLC NAND採用でSSDオタクから嫌われている、Micron純正SSD「Crucial P3 Plus」に嬉しいニュースです。
容量500 GB ~ 1 TBモデルに限り、Micron製 232層 3D TLC NANDを採用した新リビジョンが出回り始めました。ブログの読者さんからTLC NAND版を入手できたので、どれほど性能が激変するのか?
旧リビジョン(QLC NAND)版と詳しく性能比較ベンチマークしてみます。
(公開:2024/9/22 | 更新:2024/9/22)
Crucial P3 Plusのスペックと仕様
Crucial P3 Plus (新リビジョン※) ※型番変更はありません | |||
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容量 | 1000 GB | 2000 GB | 4000 GB |
インターフェイス | PCIe 4.0 x4 (NVMe 1.4) | ||
フォームファクタ | M.2 2280(片面実装) | ||
コントローラ | Phison E21T | ||
NAND | Micron製 232層 3D TLC NAND | Micron製 176層 3D QLC NAND | |
DRAM | なし | ||
HMB(DRAMレス)方式 | |||
SLCキャッシュ | Crucial Write Cache(詳細不明) | ||
読込速度 シーケンシャル | 5000 MB/s | 4800 MB/s | |
書込速度 シーケンシャル | 3600 MB/s | 4200 MB/s | 4100 MB/s |
読込速度 4KBランダムアクセス | 非公開 | ||
書込速度 4KBランダムアクセス | 非公開 | ||
消費電力(最大) | 非公開 | ||
消費電力(アイドル) | 非公開 | ||
TBW 書き込み耐性 | 220 TB | 440 TB | 880 TB |
MTBF 平均故障間隔 | 150 万時間 | ||
保証 | 5年 | ||
MSRP | $ 60 | $ 118 | $ 235 |
参考価格 2024/9時点 | 9773 円 | 18482 円 | 47111 円 |
GB単価 | 9.8 円 | 9.2 円 | 11.8 円 |
Micronの最新NANDメモリ(232層 3D TLC NAND)を搭載する、新リビジョンが確認されたのは容量500 GB ~ 1 TBのみ。
2 TB以上は従来どおり、Micron製 176層 3D QLC NANDを搭載します。NANDメモリが変わったにもかかわらず、Micronが公開しているスペックシート(メーカー仕様)に何も変化がなく、型番も同じままです。
つまり、Micron側の方針は「Crucial P3 Plus」に何が入っていても文句を言わないで欲しい、というスタンスです。TLC NANDか、QLC NANDか、それすら非公開なのである意味・・・「闇鍋ガチャ」状態。
筆者にとんでもないトラウマを植え付けた、あのADATAとやや似た状況に陥っています。NANDメーカー純正品だから安心、と言えるメーカーからMicronを除外したい気持ちです。
SSD | 500 GB | 1 TB | 2 TB |
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Crucial P3 Plus | 110 TBW | 220 TBW | 440 TBW |
Samsung 990 PRO (990 PRO:レビュー) | – | 600 TBW | 1200 TBW |
Crucial T700 / T705 (Crucial T700:レビュー) | – | 600 TBW | 1200 TBW |
FireCuda 530 (FireCuda 530:レビュー) | 640 TBW | 1275 TBW | 2550 TBW |
書き込み保証値は容量1 TBあたり220 TBです。
一般的なTLC NAND採用SSDと比較して、30%程度の保証値にとどまります。TLC NANDなら容量1 TBあたり600 TB前後が主流ですが、Micronはあくまでも本製品を「P3 Plus」として販売しています。
時期によってQLC NANDだったり、TLC NANDに入れ替わっている可能性があるため、メーカーが提供できる保証値をQLC NAND基準に寄せているようです。
と同時に、「TBW」がメーカーのさじ加減ひとつで決まってしまう、いい加減な数値かが分かります。
SSD | 500 GB | 1 TB | 2 TB |
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KIOXIA EXCERIA PRO (WD Blue SN5000:レビュー) | – | 400 TBW | 800 TBW |
WD Blue SN5000 (WD Blue SN5000:レビュー) | – | 600 TBW | 900 TBW |
KIOXIA EXCERIA PLUS G3 (KIOXIA EXCERIA G3 PLUS:レビュー) | – | 600 TBW | 1200 TBW |
CFD SFT6000e (CFD SFT6000e:レビュー) | – | 600 TBW | 1200 TBW |
Samsung 990 PRO (990 PRO:レビュー) | – | 600 TBW | 1200 TBW |
Samsung 980 PRO (980 PRO:レビュー) | 300 TBW | 600 TBW | 1200 TBW |
Solidigm P44 Pro (Solidigm P44 Pro:レビュー) | 500 TBW | 750 TBW | 1200 TBW |
Crucial P5 Plus (Crucial P5 Plus:レビュー) | 300 TBW | 600 TBW | 1200 TBW |
Lexar NM790 (Lexar NM790:レビュー) | – | 1000 TBW | 1500 TBW |
HIKSEMI FUTURE SSD (HIKSEMI FUTURE SSD:レビュー) | – | 1800 TBW | 3600 TBW |
SK Hynix Gold P31 (SK Hynix Gold P31:レビュー) | 500 TBW | 750 TBW | 1200 TBW |
WD_BLACK SN770 (WD_BLACK SN770:レビュー) | 300 TBW | 600 TBW | 1200 TBW |
KIOXIA EXCERIA PLUS G2 (KIOXIA EXCERIA G2 PLUS:レビュー) | 200 TBW | 400 TBW | 800 TBW |
KIOXIA EXCERIA G2 (KIOXIA EXCERIA G2:レビュー) | 200 TBW | 400 TBW | 800 TBW |
WD Blue SN570 (WD Blue SN570 NVMe:レビュー) | 300 TBW | 600 TBW | – |
Crucial MX500 (Crucial MX500:レビュー) | 180 TBW | 360 TBW | 700 TBW |
FireCuda 530 (FireCuda 530:レビュー) | 640 TBW | 1275 TBW | 2550 TBW |
WD Black SN850 (SN850:レビュー) | 300 TBW | 600 TBW | 1200 TBW |
一般的なTLC NAND SSDの約3分の1程度といっても、普通の使い方なら心配不要です。
- 普通に使った場合:約12.1年
(1日あたり平均50 GBの書き込みを想定) - 毎日AAAゲームをDLする:約6.0年
(1日あたり平均100 GBの書き込みを想定) - 毎日一眼レフの写真を入れる:約2.4年
(1日あたり平均250 GBの書き込みを想定) - 毎日一眼レフの4K素材を入れる:約0.6年
(1日あたり平均1000 GBの書き込みを想定)
ワークロード別の想定耐用年数をざっくり試算してみた。
PS5の増設ストレージやゲーミングPCのメインSSDなど。ごく普通の使い方なら約12年もかかる計算になり、5年間のメーカー保証が先に切れるでしょう。
1日100 GB書き込んでも、TBWを使い切るのに約6年です。
一方で、プロの映像作家や写真家にとっては物足りない保証値です。ゴリゴリ書き込む用途を考えている方は、TBWがもっと多い「FireCuda 530」や「Nextorage 8TB」を要検討。
Crucial P3 Plus(TLC版)を開封レビュー
パッケージデザインで見分ける方法
旧リビジョンとほとんど同じパッケージデザインです。紺色の背景に、白色の英字フォントで「P3 Plus」と書いたCrucialシリーズらしいシンプルなパッケージです。
しかし、よく見ると旧リビジョン版は色がビビッド(あざやか)で、新リビジョン版は乗算レイヤーを1枚重ねたような「くすんだ」色合いです。
パッケージの表面をじっくり観察・・・。TLC NAND版はザラザラと粒子状のグランジ加工が施され、マットな反射に変わっています。
QLC NAND版だと表面がつるつるとしていて、光をよく反射します。パッケージデザインが微妙に違うため、店頭なら見分けられる可能性が高いです。
パッケージの底面も注目。英語で原産地について「Origin~ 国名」と記載があり、TLC版とQLC版で原産地が違っているようです。
- TLC NAND版:マレーシア産(Origin Malaysia)
- QLC NAND版:メキシコ産(Origin Mexico)
今回のサンプルでは、TLC NAND版が原産地マレーシアに変更されています。
- TLC NAND版:マレーシア産(PRODUCT OF MALAYSIA)
- QLC NAND版:メキシコ産(ASSEMBLED IN MEXICO)
基板裏面にある、原産地の表記も変わっています。
以上をまとめると、パッケージの表面がザラザラ(粒子状)かつ、原産地表記がマレーシア(Malaysia)ならTLC NAND版に当たる可能性が高いです。
- SSD本体
- M.2スロット用の小ネジ
- 説明書
硬いプラスチック製の容器に梱包されたSSD本体、M.2スロット固定用の小ネジ、説明書が付属します。
基板コンポーネント
「Crucial P3 Plus」はエントリークラスに位置づけられますが、真っ黒な製品ラベルシールと、真っ黒に塗装された基板のせいで、まるでハイエンドなSSDにしか見えないです。
裏面のラベルシールに各国の規制認証ロゴマークがズラッと、交換保証(RMA)に必要なシリアルナンバー(S/N)も記載されています。
基板の表面だけにコンポーネントが実装されているシンプルな「片面実装」のNVMe SSDです。
取付スペースが狭いノートパソコンや、PS5の増設ストレージに使いやすいです。
製品ラベルシールを剥がして、Crucial P3 Plus(TLC版)に実装されているコンポーネントを目視で確認します。
- コントローラ:Phison E21T
PS5021-E21-48 CE2335H P17W59.002DC - DRAM:なし
なし - NAND:Micron 232層 3D TLC NAND
3XC2D NY244
SSDコントローラに「Phison E21T」、NANDメモリにMicron製「232層 3D TLC NAND(B58R FortisFlash)」を搭載します。
QLC NAND版と並べてみると、もはや別物です。SSDコントローラの配置、NANDメモリの数、プリント基板の配線パターンに大きく変更が加えられています。
SSDコントローラはQLC NAND版と同じく、Phison製のミドルクラス「Phison E21T」を搭載。
旧モデルのCrucial P3をはじめ、Kingston NV2やMSI Spatium M461など。各OEMメーカーから引っ張りだこの定番SSDコントローラです。
- Cortex-R5(#1):1000 MHz
- Cortex-R5(#2):1000 MHz
- Cortex-R5(#3):1000 MHz
TSMC 12 nmプロセスで製造するARM Cortex-R5(3コア)を内蔵する、それなりの性能なSSDコントローラです。
最大4チャネルのNANDメモリを、それぞれ最大1600 MT/sのスループットで束ねて、最大5000 MB/sのピーク性能に対応します。
電源管理コントローラ(PMIC)は、同じくPhison製「PS6121-45」を採用。
DRAMは搭載しません。
メインメモリのごく一部をDRAMキャッシュの代わりに使う「HMB(ホストメモリバッファ)」方式のSSDです。
DRAMが無いと書き込み性能が不利になる傾向がある一方、読み込みワークロードで有利になる傾向もあり、一概にDRAMが無いから悪いとも言い切れないので注意。
NANDメモリは「Micron製 232層 3D TLC NAND」を採用。ブランド名「B58R FortisFlash」メモリで知られる、Micron社のフラグシップモデルです。
型番コードは「MT29F8T08EQLCHL5-QB:C」で、上位モデルのCrucial T500とほとんど同型のNANDメモリを使っています。
搭載されているNANDメモリは全部でわずか1個だけです。
B58R FortisFlash(232層)の記憶密度はたっぷり1 Tb(= 128 GB)で、チップ1個あたり8枚重ねで容量8192 Gb(= 1024 GB)に仕上がります。
QLC NAND版(記憶密度が512 Gb)の半分のNANDメモリで同じ容量です。
つまり、部品の数を減らせる → 製造コストを安くできるから、P3 PlusのNANDメモリをQLCからTLCに変更した可能性が高いと予想できます。
MicronはP3 Plusのデータシートで、搭載するNANDメモリの種類を明記していません。その気になればどのようなNANDメモリでも変更可能ですし、仮にされても消費者は文句を言えないです。
2024年4月に、Micronは232層 3D QLC NANDの量産を開始しています。232層QLCも最大2400 MT/s対応の高速モデルですが、P3 PlusのSSDコントローラは最大1600 MT/sまでです。
もし232層 QLC NANDに置き換えられたら、確実に性能が悪化する未来がかんたんに予想できます。
Crucial P3 Plus(TLC版)の性能をベンチマーク
テスト環境を紹介
テスト環境 「ちもろぐ専用:SSDベンチ機」 | ||
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CPU | Core i7 13700K16コア24スレッド(TDP:125 W) | |
CPUクーラー | 虎徹Mark III120 mmサイドフロー空冷 | |
マザーボード | BIOSTARZ790 Valkyrie | |
メモリ | DDR5-6000 16GB x2G.Skill Trident Z5 Neo RGB | |
グラフィックボード | RTX 4060 Ti | |
テスト対象 | Crucial P3 Plus (TLC) 1TB | |
システムSSD | HIKSEMI FUTURE70-02TB 2TB | |
電源ユニット | 850 WCorsair HX850i 2021 | |
OS | Windows 11 Pro検証時のバージョンは「22H2」 | |
ドライバ | NVIDIA 536.40 WHQL | |
ディスプレイ | 3840 x 2160@160 Hz使用モデル「Innocn 27M2V」 |
SSDベンチマークに使用する専用の機材です。
最大15.76 GB/sまで対応できるPCIe 5.0世代の「Intel Z790」マザーボードに、シングルスレッド性能が非常に速い「Core i7 13700K」を搭載。
Ryzen 9 5950X超えのマルチスレッド性能と、現行最強クラスのシングルスレッド性能で、最大14000 MB/s超えの次世代Gen 5 SSDも難なく処理できます。
原則として、CPUに直結したM.2スロットまたはPCIeスロットにテスト対象のSSDを接続します。チップセット経由だと応答速度が低下※してしまい、SSD本来の性能を検証できません。
ベンチ機に採用した「Z790 Valkyrie」は、PCIe 5.0対応のM.2スロットを1本、PCIeスロットを2本備えます。複数の爆速SSDをCPUに直結できる稀有なマザーボードです。
※チップセット経由による性能低下はAMDチップセットだと緩和されますが、CPU直結時と比較して性能が下がる傾向自体は同じです。
SSDを熱から保護するサーマルスロットリングによって性能に悪影響が出ないように、以下のような手段でテスト対象のSSDを冷却しながらベンチマークを行います。
- M.2ヒートシンク「Thermalright HR-09」を装着
- 120 mmケースファンを至近距離に設置して冷却
SSDを徹底的に冷やして、サーマルスロットリングがテスト結果に影響を与えないように対策しています。
なお、10分間の温度テスト時のみM.2ヒートシンクとケースファンを取り除いて、温度の上昇を観察します。
SSDドライブ情報と利用できる容量
- インターフェース:NVM Express
- 対応転送モード:PCIe 4.0 x4
- 対応規格:NVM Express 1.4
- 対応機能:S.M.A.R.T. / TRIM / VolatileWriteCache
「Crucial P3 Plus(TLC)」の初期ステータスをCrystal Disk Infoでチェック。
QLC版とほとんど同じステータス状況ですが、ファームウェアのバージョンが「P9CR40A」から「P9CR411」に更新されています。
- Crucial Storage Executive Tool(crucial.com)
Crucial用の管理ソフトウェアを使って、ファームウェアを更新可能です。
フォーマット時の初期容量は「931 GB」でした。
搭載されているNANDメモリ1024 GB分のうち、24 GBを予備領域に割り当てる一般的な対応です。将来的な寿命や信頼性を向上させる効果に期待できます。
Crystal Disk Mark 8
「Crystak Disk Mark 8」は、日本どころか世界で一番有名と言っても過言ではない、定番のSSDベンチマークソフトです。性能の変化をチェックするため、初期設定の「1 GiB」に加え、最大設定の「64 GiB」もテストします。
Crystal Disk Mark 8の結果※クリックで画像拡大します | |
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テストサイズ:1 GiB(MB/s) | テストサイズ:64 GiB(MB/s) |
テストサイズ:1 GiB(レイテンシ) | テストサイズ:64 GiB(レイテンシ) |
シーケンシャル読み込みが約4900 MB/s、シーケンシャル書き込みが約4760 MB/sです。どちらもメーカー公称値どおりの数値で、特にシーケンシャル書き込みは公称値を大きく超えています。
テストサイズを64 GiBに引き上げると、読み込み性能がなぜか向上します。ランダム書き込み速度は若干悪化するものの、実用上の影響はほとんど無いです。
ちなみに、QLC版ではランダム読み込みがさらに高速ですが、シーケンシャル書き込みはTLC版より下っています。
性能に確かな違いが見られますが、どちらにせよメーカー公称値をクリアしています。シーケンシャル性能で公称値を維持できるなら、MicronはどのようなNANDメモリでも使ってきそうです。
体感性能や実用性能に影響が大きい、4KBランダムアクセスのレイテンシ(応答時間)の比較グラフです。
Crucial P3 Plus(TLC)は64.2 μsで、主流のDRAMレスSSDにやや遅れています。むしろQLC版の方が速いです。
書き込みレイテンシはQLC版とTLC版ともにトップクラスです。
Phison系コントローラはどうやら書き込みレイテンシを得意としている様子。1~6位まですべてPhison系列です。
ATTO Disk Benchmark
ATTO Disk Benchmarkは、テストファイルを小刻みに分割してSSDのスループット(シーケンシャル性能)を測定し、SSDがピーク性能を出しやすいファイルサイズを探るベンチマークソフトです。
ベンチマーク結果からSSDの評価が非常に分かりにくいので、表計算ソフトを使ってグラフ化して他のSSDと比較します。
小さいファイルサイズ(512 Bから8 KB)領域で、TLC版とQLC版が接戦を繰り広げます。
読み込みワークロードだと、QLCとTLCの差はあまり目立たないようです。
書き込み性能は様子が変わります。小さい領域で接戦かと思えば、32 KB以上からTLC NAND版が勢いを止めてしまいました。
QLC NAND版は5000 MB/s前後まで上昇し、その後も安定して推移します。TRIM/GCコマンドを投げてから再テストしたものの、結果はまったく変わらないです。
Crucial P3 Plus(TLC版)を実運用で試す
FF14のロード時間を比較
FF14:暁月のフィナーレ(ベンチマークモード)で、ゲームロード時間を測定します。ベンチマーク終了後に、ログファイルからロード時間を読み取ります。
Crucial P3 Plus(TLC版)のロード時間は「6.43秒」、6秒台に位置する平凡なロード時間です。
QLC版もまったく同じロード時間で驚きました。
FPSタイトルのロード時間を比較
PCMark 10 Professional Edition(有償版)で利用できる機能を使って、「Battlefield V」「Call of Duty Black Ops IV」「Overwatch 2」のロード時間を測定します。
なお、測定されたロード時間は各スコアから逆算された概算値(ざっくりとした予想値)です。実際のロードとは異なっているので注意してください。
3つのゲームタイトルすべてで、Crucial P3 Plus(TLC版)がQLC版より高速なゲームロード時間です。
「原神」のロード時間を比較
大人気RPGタイトル「原神」のロード時間を実際にテストします。
- 初回ロード(データロード0%からクリック可能になるまで)
- 初回ロード(クリックしてから操作可能になるまで)
- モンドからフォンテーヌへワープ
- フォンテーヌからスメールシティへワープ
- スメールシティから稲妻城へワープ
- 稲妻城からモンドへワープ
上記6パターンを録画ソフト(120 fps)を使って記録し、動画編集ソフトに取り込んでフレーム単位でロード時間を比較しました。
Crucial P3 Plus(TLC版)は「51.48秒」でした。QLC版は「50.82秒」で、TLC版よりわずかに速かったです。
各シーン別のロード時間(※グラフの左から順番にパターン1~6並び)です。
初回ロード(#1~#2)から最初のファストトラベルまで、どのシーンでもTLC版とQLC版に目立った性能差が見られません。
DirectStorageのロード時間を比較
Windows 11はゲームのロード時間を大幅に短縮する「DirectStorage API」に対応しています。
SSDに保存されているゲームデータをメインメモリに送り込み、メインメモリからVRAMに流し込みます。入ってきたデータをGPUの凄まじい演算性能で展開(解凍)し、ゲームロード時間を短縮する技術です。
NVMe SSDからメインメモリにデータを転送する部分で、SSDのシーケンシャル性能が重視されます。SATA SSDよりNVMe SSD、同じNVMe SSDでもPCIe 4.0やPCIe 5.0の方が有利になる可能性が高いです。
CPUで展開する場合はCPUの演算性能がボトルネックになってしまい、SSDの性能差がそれほど確認できません。
GPU展開(RTX 4060 Tiで展開)では、TLC版とQLC版でかなり性能差が出ます。
TLC版のロード時間が0.28秒、実効スループットは15.34 GB/sです。QLC版は0.38秒と11.14 GB/sで、約1.4倍もの性能差が開いています。
実際のゲームロードはQLC版がわずかに速く、厳密なソフトやAPIを用いたゲームロードだとTLC版がかなり速くなります。
ファイルコピーにかかった時間
Windows標準のコピペ機能と目視によるストップウォッチでは正確性に欠けるので、ファイルコピーに便利なフリーソフト「DiskBench」を使って、ファイルコピーに掛かった時間を計測します。
- ゲームフォルダ(容量85.3 GB / 81424個)
- 写真ファイル(容量113 GB / 5012枚)
- 圧縮データ(容量256 GB / zipを2個)
以上3つの素材をファイルコピーテストに使います。ソース(基準となるストレージ)は安定した性能に定評がある「Optane SSD P5810X 400GB」です。
書き込み(Optane P5810X → Crucial P3 Plus TLC版)のコピペ時間です。
おっと・・・ Zipファイル(256 GB)のコピペでQLC版がTLC版を大きくリードする予想外の展開に。
理由はpSLCキャッシュの展開が遅いからです。QLC版は広大なpSLCキャッシュをすぐに展開してZipファイルを吸収しますが、TLC版はpSLCキャッシュが息切れして速度を大きく落とします。
しかし、写真フォルダ(113 GB)とゲームフォルダ(85 GB)のコピペは約3~4倍もの圧倒的なタイム差で逆転勝ちです。息切れして身を潜めていたpSLCキャッシュたちが遅れて復活したおかげです。
次は読み込み(Crucial P3 Plus TLC版 → Optane P5810X)のコピペ時間です。
Zipファイルと写真フォルダはQLC版が速く、ゲームフォルダのみTLC版が2倍近い性能差です。
比較グラフをよく見ると、シーケンシャル性能の割にコピー時間が遅いSSDがポツポツと見られます。
なぜシーケンシャル性能の割に遅いSSDが出てしまうのか。理由は単に「間髪入れずに次のコピーテストを実行」しているからです。
- Zip(256 GB)→ 写真(113 GB)→ ゲーム(85.3 GB)の順番
SSDは書き込み性能を稼ぐためにSLCキャッシュを使って耐える製品が多いですが、このSLCキャッシュの回復が遅いと・・・次のコピーテストに間に合わずTLC NAND本来の性能でテストが実行されます。
SLCキャッシュをスピーディーに再展開できるかかどうかも実力の内と(筆者は)考えているので、コピーテストは間髪入れず次から次へと実行します。
Premiere Pro CC:4K動画プレビュー
動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro CC」に、4K動画素材(448 MB/s)と2K動画素材(175 MB/s)を読み込み、2つの動画を同時にプレビューします。
Premiere Proの動画素材プレビューは、素材を配置しているストレージの性能に影響を受けやすく、SSDの性能が不足すると「コマ落ち」が発生しやすいです。
Premiere Proの標準機能「コマ落ちインジケータ」で落としたフレームを測定し、動画素材の総フレーム数で割ってドロップフレーム率を計算します。
4K + 2K動画プレビューのドロップフレーム率は約14.5%です。
QLC版はなんと約30%も落としてしまい、性能差はほぼ2倍に開きます。
4K動画プレビューのドロップフレーム率は約4.6%です。
TLC版とQLC版どちらも同等のシーケンシャル性能とランダムアクセス性能がありますが、実際のプレビュー性能でここまで差が出るのは予想外でした。
プレビュー中の細かい挙動を見る限り、瞬発的な書き込みが一瞬わずかに入ったスキに、遅延が激増するのが原因らしいです。塵も積もれば山になります。
PCMark 10:SSDの実用性能
PCMark 10 Professional Editionの「Full System Drive Benchmark」を使って、SSDの実際の使用シーンにおける性能を測定します。
- PCMark 10(UL Benchmarks)
Full System Drive Benchmarkには23種類のテストパターン(Trace)が収録されており、パターンごとの転送速度や応答時間を測定し、SSDの実用性能をスコア化します。
なお、SSDは空き容量によって性能が大きく変化する可能性があるため、空き容量100%だけでなく容量を90%埋めた場合(= 空き容量10%)のテストも行いました(※2回:連続で約2時間のワークロード)。
Crucial P3 Plus(TLC版)のストレージスコア(空き容量10%時)は「3182点」です。空き容量100%なら3895点です。
空き容量による性能低下は約18%に抑えられています。
QLC版は空き容量10%時でわずか「725点」、100%時で3012点になり、性能低下は約76%に達します。
PCMark 10ストレージテストの細かい内訳を確認します。
興味深いデータです。
QLC NANDは書き込みに弱いからファイルコピースコアだけ大きく落とすかと思いきや、実際にはAdobe系やOffice系を含むすべての分野で大幅な性能低下が見られます。
空き容量が少ない状況で、安定した性能を維持できない様子がかんたんに見て取れます。TLC NAND版は空き容量が少なくても、かなり安定した性能を維持できます。
実用スコアの内訳 Full System Drive Benchmark | |
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Adobe Score | Adobe Acorbatの起動 Adobe After Effectsの起動 Adobe Illustratorの起動 Adobe Premiere Proの起動 Adobe Lightroomの起動 Adobe Photoshopの起動 Adobe After Effets Adobe Illustrator Adobe InDesign Adobe Photoshop(重たい設定) Adobe Photoshop(軽量設定) |
Game Score | Battlefield Vの起動(メインメニューまで) Call of Duty Black Ops 4の起動(メインメニューまで) Overwatchの起動(メインメニューまで) |
Copy Score | 合計20 GBのISOファイルをコピー(書き込み) ISOファイルを作成してコピー(読み込みと書き込み) ISOファイルをコピー(読み込み) 合計2.37 GBのJPEGファイルをコピー(書き込み) JPEGファイルを作成してコピー(読み込みと書き込み) JPEGファイルをコピー(読み込み) |
Office Score | Windows 10の起動 Microsoft Excel Microsoft PowerPoint |
15分間の連続書き込みテスト
1 MBのテストファイルを15分間に渡って、ただひたすら連続して書き込み続ける過酷な検証方法です。
一般向けに販売されているほとんどのSSDは、数分ほど連続して書き込むだけで「素の性能」を明らかにできます。SLCキャッシュの有無やサイズ、キャッシュが切れた後の性能低下などなど。
15分の連続書き込みテストによって、SSDのいろいろな挙動が判明します。
ある程度、SSDに詳しいオタクならわざわざグラフを見なくても「結果」が分かっていたでしょう。
予想どおり、QLC NAND版がTLC NAND版に惨敗します。QLC NANDがもともと書き込みに不利なうえに、QLC版はpSLCキャッシュの展開が非常に早いです。
テストを始めていきなり約280 GBもの広大なpSLCキャッシュを展開します。しかし、pSLCキャッシュの巨大な展開は、エナジードリンクで体力の前借りをするのと同然。
いったん切れてしまえば再展開が困難で、その後ずっと遅いままです。TLC NAND版はテスト開始してから約74 GBでpSLCキャッシュが終了し、あとはpSLC + TLC混合モードを繰り返します。
では、TLC NAND版のキャッシュ構造をもう少し深堀りします。
キャッシュ構造 | 平均書込速度 |
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1段階 pSLCキャッシュ | 3781 MB/s |
2段階 pSLC + TLC | 1649 MB/s |
3段階 TLCネイティブ | 430 MB/s |
ブロックファイルを約900 GB書き込むと、ざっくり3段階のキャッシュ構造が浮かび上がります。
pSLCキャッシュをフルに展開する平均3780 MB/sの爆速モードから始まり、およそ140 GBの書き込みでいったんTLCネイティブモードへ移行します。
ネイティブモードに移行してから約390 GBくらいで、ようやくpSLCキャッシュとの混合モードが復活し、平均1650 MB/sまで書き込み速度が回復します。
なお、実際に使っているとpSLCキャッシュとの混合モードは割と頻発します。
空き容量150 GBの状態で、約120 GBのZipファイルをコピペした様子です。
QLC NAND版は一瞬でpSLCキャッシュが息切れを起こし、約30秒ほど心停止(0 MB/s = 応答なし)します。
TLC NAND版はpSLCキャッシュとの混合モードで軽快に走り出し、キャッシュが切れた後は350~450 MB/s前後で推移します。
ひとつのコピペを終えた後、ふたたびコピペするとTLC NAND版は割とすぐに1500~1600 MB/sでスタート可能です。使い切った爆速モードは長時間待っても復活しませんが、混合モードはかなり頻発してくれて快適です。
※TRIM/GCコマンド:WindowsにSSDの空き容量を「再確認」させるコマンド。空き容量を正確に把握できるから、空き容量の割合にもとづいて変動する「pSLCキャッシュ」を高確率で復活させられます。
時間あたりの書き込み量を比較したグラフです。
Crucial P3 Plus(TLC版)は15分で約983 GBを書き込みます。QLC版はわずか332 GBで終了。
【参考】ポータブルSSD化した場合
USB 20 Gbpsエンクロージャー(ASMedia ASM2364)に入れて、USB 20 Gbps(Type-C)ポートで軽く性能をベンチマークした結果です。
デフォルト設定そのままなら1800 MB/s前後のシーケンシャル性能と、そこそこ速いランダムアクセス速度を出せます。
Windowsの設定から書き込みキャッシュを有効化すると、シーケンシャル性能が約2000 MB/s台に達します。ポータブル用途でも不便なく使えそうです。
SSDの動作温度をテスト
高負荷時のセンサー温度
- ドライブ温度:SSDコントローラの温度
モニターソフト「HWiNFO」で表示できる温度センサーは2つですが、どちらも常に同じ温度を表示します。実質的に1つのセンサーです。
(QLC NAND版はセンサーが実質2個)
ケースファンによるエアフローを一切与えない環境で、SSDが激しく発熱しやすい「連続書き込みテスト」を10分間実行しました。
テスト終了までサーマルスロットリングらしき性能の乱高下が一切見られず、とても安定した性能です。
センサー読み温度は最大で78℃に達しました。
サーモグラフィーで表面温度を確認
テスト開始から約8~9分経過したあたりで、サーモグラフィーカメラを使ってSSDの表面温度を撮影します。
- NANDメモリ(左):80 ~ 81℃
- DRAMキャッシュ(中央):なし
- SSDコントローラ(右):76 ~ 77℃
HWiNFOが表示するセンサー読み温度とほぼ同じ表面温度です。
おそらくSSDコントローラ側で80℃あたりにトリガーを仕掛けているはずですが、10分連続で書き込んでも80℃に達しなかったため、サーマルスロットリングに当たる確率はかなり低いです。
別売りのM.2ヒートシンクが必要かどうかは好みによります。
消費電力がわずか3 W程度しかないため、ケースファンのゆるいエアフローがあれば十分に冷やせるでしょう。
マザーボード付属のM.2ヒートシンクがあったら、取り付けるくらいで大丈夫。
【おまけ】SSDの消費電力を測定
PCIeスロットの「3.3V」に電力テスターを仕込んで、SSD本体の消費電力を測定します。
項目 | アイドル時 | 書き込み | 読み込み |
---|---|---|---|
スパイク値 上位0.1% | 3.54 W | 3.59 W | 3.76 W |
ピーク値 上位1% | 3.08 W | 3.53 W | 3.67 W |
消費電力 中央値 | 0.73 W | 2.98 W | 3.35 W |
Crucial P3 Plus(TLC版)の消費電力を測定したグラフです。1秒あたり60サンプル(16.67ミリ秒)周期で細かくデータを取ってます。
アイドル時(何もしていない状態)で中央値が0.73 Wほど。シーケンシャル書き込みが2.98 W(平均2256 MB/s)で、読み込みは3.35 W(平均3410 MB/s)です。
書き込みより読み込みの方がスピードを出せる分、消費電力もやや多くなります。
項目 | アイドル時 | 書き込み | 読み込み |
---|---|---|---|
スパイク値 上位0.1% | 1.03 W | 2.18 W | 2.02 W |
ピーク値 上位1% | 0.61 W | 2.11 W | 1.83 W |
消費電力 中央値 | 0.51 W | 1.93 W | 1.60 W |
20 Gbpsの外付けUSBケースに入れた場合を想定して、PCIe 4.0 x1接続で消費電力を測定したグラフです。
アイドル時の消費電力が0.51 Wまで下がります。シーケンシャル書き込みで1.93 W(平均1247 MB/s)、シーケンシャル読み込みで1.60 W(平均1593 MB/s)でした。
まとめ:TLC NAND版を引ければコスパ優秀(不安)
「Crucial P3 Plus TLC」のデメリットと弱点
- 保守的なpSLCキャッシュサイズ
- 素の書き込みは平凡
- 空き容量による性能変化あり
- 高負荷時の温度が高い
- DRAMキャッシュなし
- 大容量モデルがない
※2~4 TBでTLC版は未確認 - 「TLC NAND」搭載かは不透明
- 耐久性は少なめ(220 ~ 880 TBW)
「Crucial P3 Plus TLC」のメリットと強み
- 十分なシーケンシャル性能(5000 MB/s)
- そこそこなランダムアクセス性能
- そこそこのゲームロード時間
- 書き込みに強いキャッシュ構造
- ファームウェア更新に対応
- Micron自社製造モデル
- コストパフォーマンスが高い
- 5年保証
容量1 TB版が約9800円、この安さでMicron製 232層 3D TLC NANDを搭載したMicron自社製造モデル(Crucialブランド)です。
実効性能でWD Black SN770やSolidigm P44 Proに届かないものの、あと一歩で迫るレベルに達しています。
pSLCキャッシュを完全に使い切った状況の書き込み性能は、さすがに見劣りするものの2~4割も安い価格を考えれば許容できる程度です。
(※TLC NAND版の評価です)
SSDの価格が高騰している今の状況だと申し分ないコストパフォーマンスです。・・・正式に新リビジョン(型番変更)として発売されていたら、ですが。
以上「Crucial P3 Plus(TLC版)レビュー:新リビジョンで性能が激変【メーカー純正232層がお手頃価格】」でした。
「Crucial P3 Plus(TLC版)」を入手する
店頭でパッケージデザインを確認しましょう。
- 表面がザラザラ(粒子状)なマット加工
- 原産地表記が「マレーシア(Malaysia)」
以上2つの特徴に当てはまれば、現時点(2024年9月時点)でかなりの高確率でTLC NAND版に当たるらしいです。
レビュー時点の価格は約9800円から。お手頃価格で上位モデル「T500」に匹敵する、Micron製 232層 3D TLC NANDが買えます。
NVMe SSDのおすすめレビュー記事
おすすめなSSDを解説
SSDは展示してない実店舗も多いから
店員が面倒なことになりそうだな
カウンターの奥から在庫を取ってくる店舗だとダメそうですね。
事情話してもパッケージすら見せてくれない「実店舗」の存在意義!w
(店員さんが大変なのはもちろん理解する)
田舎のコミュ障なワシはどっちみちネットショップ頼りやけどな!
8月のアリエクの新生活セールにて1TBモデルを約7000円で購入しましたが、無事にマレーシア製のTLC NANDを引くことができて満足です。Cドライブに使ってますが実用上今のところ特に問題ありません。シーケンシャルライト性能が公称値より1000 MB/s以上アップは流石232層TLCですね。
とはいえ蝉族以上にリスクの高いおみくじなので実店舗で確認できないなら積極的におすすめはしませんが。
2024年9月位現在、MSIのSPATIUM M482が強すぎて霞む。
これは製造メーカーの製品という事に
アドバンテージを感じる人の為の物でしょ
MSIと比較するなら中華ハイエンド
主様はADATAに失望されてますが、
それと同じこと(※)を純正メーカーがやってる時点で
アドバンテージも何もあったモンじゃないでしょう。
(※ステルス改悪は言語道断、ステルス改善は既存ユーザーへの背信)
5000円くらいならガチャガチャ引いてもいいけどなぁ
無難にG3選びそう
中華通販ということは中国向けの製品ですよね。
出荷する国によってパッケージや中身変えるのは普通のことなので、日本国内向けは今でもQLCなんじゃないですかね。
昔はどのメーカーも日本向けの方が高性能品出してたのに、今じゃ逆になってるんですね。
本当に日本の立場は弱くなったんだなーと実感する。
検証お疲れ様でした。
サイレント改良なのか全く分からない。
買うには完全な博打。
こんな物を平気で出したMicron社には愛想が尽きました。
信者辞めます、私を覚醒させて下さりありがとうございます。
覚醒おめでとう
今年5月に購入したP3もTLCでしたけどね。
って今更感半端ない、わざと(大人の事情)情報出さなかったのかな?
「マトモなSSD」と「USB2.0のHDDにすら劣る速度(実体験)」のSSDがおみくじなのは正気の沙汰じゃないわMicron
それならハズレでもまぁまぁな性能の中華SSDおみくじを引いた方がマシと言うですね…
ブログの更新早いですね。
とある先駆者のブログを見て速攻で2TBを買った結果、パッケージはザラザラですがメキシコ産なのでQLC臭いです。
ちもろぐさんのブログ見て落胆しました。まさかの1TBまでかよっ…!
ADATA社の地位が また上がった!
なんとMicronと同格に!
2か月前になんでもいいから増設用として悪かろうでこの製品を買って使ってます
パッケージみたらマレーシア製と書いていました
心なしかその時から読み書きが早くなった気がします
その時から
ワロタ
値段に惹かれLEGEND 800 2TB使ってたけど1年持たなかった不良セクタが複数出てきたし、Windowsも壊れた、OS再インスコしたり色々コマンドいじって修復に挑戦したけどダメ、週2日くらいの実働でゲーム専用だったのに耐久性が残念使用、確認したらインテル144層だったけどQLCはダメだね。もうAデータ懲りました。
貴重なメーカー製のお御籤。1回2万円。
Micronに失望している方が多いですが、DDR4メモリが同一型番で両面と片面ロットが混ざって(つまりチップが違う)いたり、MX500シリーズがサイレントで64層、96層、144層と中身変えてたりしてるのであのメーカーの平常運転です。
確かP2でもTLCロットがあったりしましたね。
今朝の段階でP3plus1TBがAmazonの先行セール対象になっていたので買ってみましたがTLCでした。セール時8221円、これならコスパもまあまあでしょうか。
・・・ただ今の時点でセール外、P3無印他が同価格帯でわかりにくく並べて販売されているので要注意であります。
尼のセールで何も確認せずに購入してから、こちらの記事を拝見して焦りました。
今日到着した商品を確認したところ、パッケージがザラザラ、Origin Malaysia
だったので一安心です。