2024年のAmazonプライムデー【解説とおすすめセール品】
当ブログはWeb広告を導入しています(景表法による表示)

重たいグラボを支える棒「VGAサポート」を試してみた。

自作PC(ベンチ機)に使ってるMSI製のグラボが、あまりにも重たくて、耐荷重強化が施されたPCIeレーンでも重量に負けてしなってしまう状態。これを解決するのが「VGAサポート」と呼ばれる、支え棒やつっかえ棒です。さっそく試してみたのでレビュー。

Sponsored Link

グラボが重たすぎて傾いてしまう

「MSI GTX 1080 Ti Gaming X」は非常に重たいグラボです。見ての通り、スティールスロット仕様のPCIeレーンでも、ものの見事に端の方がグニャリと傾いている。

動作自体にはあまり問題はないけれど、PCIeレーンがもげないか心配になってくるし、グラボ側の端子にも無駄な負荷を掛けているのは間違いない。

Credit : Guru3D

ちなみに、MSI Gaming Xの更に上位版である「MSI Gaming X Trio」にはVGAサポートが付属する。要するに、グラボメーカー側も「重たすぎるグラボは支えるべき。」と考えていることが分かる。

結束バンドは微妙だった

VGAサポートを導入する前に、一応「結束バンドで引っ張って何とかならないか?」と思いつき、試したところ。筆者のオープンフレームケース(Thermaltake Core P3)では厳しいですね。

5.25インチマウントベイがあれば、上手く引っ張れそうですが、引っ掛けるところが少ないPCケースだと難しい。というわけで、やはり専用のVGAサポートを使うのは避けられない。

長尾製作所の「VGAサポートステイ」を購入

VGAサポートステイ / 高さ3~30cm対応 / スチール製

購入したのはこちら。長尾製作所は以前マイニングリグを組む時に、品質がしっかりしていることを知っているので信頼できると判断。国産というところもメリットです。

パッケージングはシンプル。

内容物は4点のみ。

  1. 説明書
  2. グラボを支えるフレーム(ホルダー)
  3. 支柱(15cm 2本)
  4. 固定用のネジ(4本)

説明書に取り付け方法が図解されているので、使い方に迷うことは無いかと。支柱にフレームを仮止めして、ピッタリ合う高さに調整してから完全に固定するだけです。

支柱には強力なマグネット(磁石)が取り付けられているので、グラボの重さに負けて支柱が倒れてしまわないように工夫済み。

ケースを傾けてもマグネットのおかげで支柱が倒れることはないので、VGAサポートを取り付けたままパソコンを動かせます。

VGAサポートを取り付けてみる

延長しなくても、電源ユニットを土台にすれば立てられそうだった。

しかし、グラボをサポートするフレーム部分が、グラボのファンに当たってしまった。これではファンが回らないので、ズボラはせずに取り付け位置を変更します。

2本の支柱を固定して伸ばす

長尾製作所のサポートステイLは、15cmの支柱が2本ある。この2本の支柱を組み合わせることで、最大30cmの高さまで対応できるようになっています。

真面目にVGAサポートを取付ける

サポートフレームがファンに当たらない位置を探して設置してみた。しかし、オープンフレームという都合で、支柱をマグネットで支えられないことが判明。

グラボの重量に負けて、支柱がズレてしまう。

なので、支柱の向きを180°正反対にした。これでマグネットが効かない環境でも、VGAサポートが直立して重たいグラボを支えられるようになった。

VGAサポートの効果はこの通り。重たくてしなっていたMSI GTX 1080 Ti Gaming Xが、ちゃんと水平になった

ビフォーアフターは見ての通り。VGAサポートの効果は圧倒的です。グラボがしなってしまうほど重たいなら、このようなVGAサポート(支え棒)を取り入れる価値は大きいと思います。

長尾製作所のVGAサポートは「スチール製」なので、強度に不安はない。デザインが地味という点を除けば、目立った欠点はほとんど無いですね。

長尾製作所のVGAサポートはおすすめ

VGAサポートステイ / 高さ3~30cm対応 / スチール製 / 型番 : SS-NVGASTAY-L

最大30cmに対応するLサイズのVGAサポートは、だいたい1600~1700円です。「高いか安いか?」と聞かれれば、十分に安いといえるでしょう。

VGAサポートが必要になるほど重たいグラフィックボードは、大抵ハイエンドGPUです。5~10万もするグラボを支えるのに必要なコストが、わずか1700円。

消費税よりも安い値段で、ハイエンドグラボを支えてくれるのだから「安い」と言える。

長尾製作所「SS-NVGASTAY-L」のメリット
  • 剛性のあるスチール製
  • 高さ3~30cmまで柔軟に対応
  • 十分な磁力があるマグネット
  • ホルダーに衝撃吸収材が取り付け済み
  • コストパフォーマンスが良い

値段を考えると非常に良いモノです。ホルダーに衝撃吸収材(クッション)が取り付けられているので、グラボの微妙な振動を吸収して支柱の安定性に貢献している。

長尾製作所「SS-NVGASTAY-L」の弱点
  • ホルダーを2個以上同封して欲しい
  • デザインは地味

ホルダーが1個しか付属していないのは惜しい。SLI / CrossFireでグラボを複数枚使う人にとっては、少なくとも2個はホルダーが欲しいところ。

あとはデザイン。価格が安いのでデザインにケチをつけるのは野暮かもしれないが、地味なのは間違いないかも。

長さ調整39~68cm / ガススプリング式 / 最大3枚のグラボに対応 / 型番 : CC6648

デザインとSLI対応が気になる人は、MSI純正のVGAサポートがおすすめ。ただし、突っ張り棒なので筆者のようなオープンフレーム環境では使えない。

以上「重たいグラボを支える棒VGAサポートを試してみた。」でした。


なお、今回VGAサポートを導入した自作PCはこちら。オープンフレームケースは見た目とメンテナンス性が抜群に良いので、意外とオススメできる。

Sponsored Link

9 件のコメント

  • 大抵PCは立ててるけど、寝かせる?倒した?PCはこういうのどうなんだろうなって偶に思う。自重による負荷はない気がするし。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です