Core i9 12900KとRyzen 9 5950Xの頂上決戦の始まりです。1年が経過した今もなお、Ryzen 9 5950Xはコンシューマ向けで最強のCPUでしょうか?・・・実際に比較ベンチマークしながらレビューします。
Ryzen 9 5950Xの仕様とスペック
| CPU | Ryzen 9 5950X | Ryzen 9 3950X | Core i9 12900K | 
|---|---|---|---|
| ロゴ |  |  |  | 
| 世代 | 4th Zen 3 | 3rd Zen 2 | 12th Alder Lake S | 
| プロセス | TSMC 7 nm | TSMC 7 nm | Intel 10 nm | 
| TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング | ソルダリングIHSは金メッキ仕様 | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | 
| ソケット | Socket AM4 | Socket AM4 | LGA 1700 | 
| チップセット | AMD 400 / 500 | AMD 400 / 500 | Intel 600 | 
| コア数 | 16 | 16 | 16 | 
| スレッド数 | 32 | 32 | 24 | 
| ベースクロック | 3.40 GHz | 3.50 GHz | 3.20 GHz | 
| ブーストクロック全コア使用時 | 4.90 GHz | ~ 4.70 GHz | 5.10 GHz | 
| 内蔵GPU | なし | なし | UHD 770 | 
| GPUクロック | – | – | 300 ~ 1550 MHz | 
| TDP | 105 W | 105 | 125 W | 
| MSRP | $ 799 | $ 749 | $ 599 | 
| 参考価格 | 104800 円 | 98780 円 | 79800 円 | 
| CPU | Ryzen 9 5950X | Ryzen 9 3950X | Core i9 12900K | 
|---|---|---|---|
| 世代 | 4th Zen 3 | 3rd Zen 2 | 12th Alder Lake S | 
| プロセス | 7 nm | 7 nm | 10 nm | 
| TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング | ソルダリングIHSは金メッキ仕様 | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | 
| ソケット | Socket AM4 | Socket AM4 | LGA 1700 | 
| チップセット | AMD 400 / 500 | AMD 400 / 500 | Intel 600 | 
| コア数 | 16 | 16 | 16 | 
| スレッド数 | 32 | 32 | 24 | 
| ベースクロック | 3.40 GHz | 3.50 GHz | 3.20 GHz | 
| ブーストクロック全コア使用時 | 4.90 GHz | ~ 4.70 GHz | 5.10 GHz | 
| 手動OC | 可能 | 可能 | 可能 | 
| L1 Cache | 1024 KB | 768 KB | 1408 KB | 
| L2 Cache | 8 MB | 6 MB | 14 MB | 
| L3 Cache | 64 MB | 64 MB | 30 MB | 
| 対応メモリ | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | 
| チャネル | x2 | x2 | x2 | 
| 最大メモリ | 128 GB | 128 GB | 128 GB | 
| ECCメモリ | U-DIMMのみ | U-DIMMのみ | 不可 | 
| PCIeレーン | Gen4 | Gen4 | Gen5 + Gen4 | 
| 16 + 4 | 16 + 4 | 16 + 4 | |
| レーン構成 | 1×16 + 1×4 | 1×16 + 1×4 | 1×16 + 4 | 
| 2×8 + 1×4 | 2×8 + 1×4 | 2×8 + 4 | |
| 1×8 + 2×4 + 1×4 | 1×8 + 2×4 + 1×4 | – | |
| 内蔵GPU | なし | なし | UHD 770 | 
| GPUクロック | – | – | 300 ~ 1550 MHz | 
| TDP | 105 W | 105 W | 125 W | 
| MSRP | $ 799 | $ 749 | $ 599 | 
| 参考価格 | 104800 円 | 98780 円 | 79800 円 | 
コンシューマ向けのRyzen 5000シリーズで最上位に位置づけられるCPUが「Ryzen 9 5950X」です。
基本的なスペックは前任者のRyzen 9 3950Xとほとんど同じですが、Zen3世代の最新コアと効率の良い新設計の導入により、同じ16コア32スレッドでも別世界の性能を実現します。
なお、価格設定は50ドル値上がりしてます。日本国内では並行輸入品が8.5万円から、正規品が約11万円で入手可能。ライバルのCore i9 12900Kより3万円近い価格差があります。
コア数は同じだけど「内部構造」が違います
見かけのスペック(コア数やクロック周波数)は同じように思えて、実は第4世代Ryzen(Zen3)はコアの内部構造にメスが入っています。
こちら↑の記事で詳しく解説している通り、Ryzenはコア数の少ないCPUを組み合わせて作っています。その最小単位を「CCX」と呼び、初代 ~ 第3世代までCCXは最大4コアでした。

Ryzen 9 3950Xの内部構造を分かりやすく図にして解説すると、内部的に4コアと4コアが入っている「CCX」があり、2つのCCXをインフィニティーファブリックと呼ばれる接続バスを使ってつないで合計16コアとします。
4コアと4コアの間でもレイテンシ(遅延)が発生し、さらに9コアや13コアへ処理が向かうと、CCXの外側(I/Oダイ)にあるインフィニティーファブリックを経由しなければならないためレイテンシが非常に長いのが弱点です。

Ryzen 9 5950Xではレイテンシの問題を解消するため、CCXの内部構造を「8コア単体」に改善。4コア間のレイテンシが消滅し、9コア以降へ処理が行く場合のみレイテンシが発生します。
従来世代と比較して格段にレイテンシが短縮され、レイテンシが重要なタスク・・・たとえばゲーミングにおいて大幅なパフォーマンス改善が可能です。
クロックは同じでも性能は「1.2倍」
さきほど説明した8コアに倍増したCCXに加えて、第4世代Ryzenはいろんな部分で細かい改良が加えられてます。数々の改良の結果、Zen3はZen2と比較してIPCがおよそ1.2倍に伸びました。
「IPC」の意味は「クロックあたりの性能(Instructions per clock)」です。同じクロックでも性能は1.2倍・・・単純計算すると、Ryzen 9 3950Xが4.7 GHzでやっと出せる性能を、Ryzen 9 5950Xはたった3.92 GHzで出せる計算です。

互換性は終わり:Socket AM4最後のCPU

CPUソケットは初代から続いてきた「Socket AM4」を続投。対応チップセットは2022年1月時点で「X570」「B550」の2つのみ。製品次第で「X470」「B450」もBIOSアップデートで対応します。
- CPUソケット:Socket AM4
- 対応チップセット:AMD X570 / B550 / X470 / B450
マザーボードメーカーの対応次第ではもっと古いチップセット(B350やA320など)で使える場合もありますが、これからZen3を買う人はB550かX570を選んだ方が無難でしょう。
なお、次世代Ryzen(Zen4以降)では新しいCPUソケットに移行する可能性が非常に高いため、第4世代RyzenはおそらくSocket AM4最後のCPUになります。
Ryzen 9 5950XのCPU性能:16コアの圧倒的な余裕
テスト環境

| テスト環境 「ちもろぐ専用ベンチ機(2022)」 | |||
|---|---|---|---|
| PC | ver.Intel | ver.Intel | ver.AMD | 
|  CPU | Core i9 12900K | Core i9 10900K | Ryzen 9 5950X | 
|  冷却 | NZXT X63 280 mm簡易水冷クーラー | ||
|  マザーボード | ASUS TUF GAMINGZ690-PLUS WIFI D4 | ASUS ROG STRIXZ590-E GAMING | ASUS ROG STRIXX570-E GAMING | 
|  メモリ | DDR4-3200 16GB x2使用モデル「G.Skill TridentZ C16」 | ||
|  グラボ | RTX 3080使用モデル「MSI VENTUS 3X OC」 | ||
|  SSD | NVMe 1TB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 | ||
|  電源ユニットシステム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
|  電源ユニットCPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
|  OS | Windows 11 Pro(Build 22000) 修正パッチ「KB5006746」導入済み | Windows 11 Pro(Build 22000) 修正パッチ「KB5006746」導入済み AMD「3.10.08.506」導入済み | |
| ドライバ | NVIDIA 496.76 DCH | ||
Ryzen 9 5950Xをベンチマークしていく、ちもろぐ専用ベンチ機のスペック表です。なるべくプラットフォーム間で同じようなスペックになるように調整しています。
性能に影響が大きいメモリはどちらもDDR4-3200(16 GB x2)を使用します。OSはWindows 11 Proを新品の「Samsung 970 EVO Plus 1TB」にインストール済み。
Windows 11のバージョンはBuild 22000かつ、ゲーミング性能の不具合を解消した「KB50006746」パッチを適応、さらにAMD Ryzen側は性能低下を防ぐ最新版のチップセットドライバ(3.10.08.560以降)をインストール済みです。
おおむね同じスペックに揃えられていますが、マザーボードに関しては第12世代Coreだけ1ランク低いマザーボードを使います。今回のASUS E-GAMINGはDDR5対応となり、DDR4メモリの互換性が無いので断念しました。

※AMD Ryzenでは「1:1モード」、Intel CPUでは「Gear 1モード」と呼ばれています。互換性重視の「1:2」や「Gear 2」モードは実効性能が悪いので使わないです。
レンダリング性能
CPUの性能をはかるベンチマークとして、「CPUレンダリング」は定番の方法です。ちもろぐでは、下記3つのソフトを用いてCPUレンダリング性能をテストします。
- Cinebench R15
- Cinebench R23
- Blender(BMW)
日本国内だけでなく、国際的にも定番のベンチマークソフトです。なお、CPUレンダリングで調べた性能はあくまでも目安であり、CPUの性能を代表するスコアではない点は注意してください。
さすがに16コア32スレッドのゴリ押しは強いですね・・・。価格が違うので比較対象にするべきではないですが、一応ライバルとして意識されがちなCore i9 12900Kとおおむね同じマルチスレッド性能を発揮します。
Cinebench R23ではi9 12900Kに逆転を許すものの、相手は200 W超えの消費電力で動作します。一方、Ryzen 9 5950Xはデフォルト設定だと130 W前後しか使わないです。
Ryzen 9 5950Xは少ない消費電力でCore i9 12900Kに匹敵するマルチスレッド性能を叩き出す、非常に効率の良いCPUです。
なお、シングルスレッド性能はR15とR23どちらもCore i9 12900Kに劣ります。
Blender(2.93.1)のBMWレンダリングも、おおむねCore i9 12900Kと同じ性能です。

動画エンコード
CPUレンダリングと並んで、動画エンコードはCPUの性能を調べる定番の方法です。
- Handbrake
- Aviutl(rigaya氏の拡張プラグインを使用)
ちもろぐでは、フリー動画エンコードソフト「Handbrake」と、日本国内で人気の動画編集ソフト「Aviutl」における動画エンコード速度をテストします。
処理が軽い「Fast 480p」「Fast 1080p」プリセットはCore i9 12900KとRyzen 9 5950Xが拮抗します。
処理が非常に重たい「MKV 480p(x265)」プリセットではCore i9 12900Kに首位を譲り、「MKV 1080p(x265)」プリセットだと逆転してRyzen 9 5950Xが頂点です。
Aviutlにて、拡張プラグイン「x264guiEx」「x265guiEx」を使って動画エンコードをしました。処理が軽い「x264」でRyzen 9 5950Xがトップ、逆に処理が重たい「x265」ではCore i9 12900Kにトップを譲ります。
Ryzen 9 5950XとCore i9 12900Kの動画エンコード性能はほぼ互角です。ただし、何度も指摘するとおりi9 12900KはTDPを無視して200 W超えで動作するため、Ryzen 9 5950Xの方が少ない消費電力でよりパワフルです。
動画編集

「Davinci Resolve」はフリー動画編集ソフトとして、Aviutlと並んで完成度の高いソフトです。カラーグレーディングやVFX合成などプロ仕様な機能に加え、PCスペックをフルに活用できる洗練された設計が大きな強み。
ちもろぐでは、Puget Systems社のベンチマークプリセットを使って、Davinci Resolve 17における動画編集のパフォーマンスを計測します。バッチ処理でDavinci Resolveを動かして、それぞれの処理にかかった時間からスコアを出す仕組みです。
| Davinci Resolve 17 / 4K動画編集 | ||
|---|---|---|
| テスト内容 | Ryzen 9 5950X | Core i9 12900K | 
| Standard Overall Score | 1667/1000 | 1747/1000 | 
| 4K Media Score | 147 | 143 | 
| GPU Effects Score | 134 | 134 | 
| Fusion Score | 219 | 247 | 
「4K Test(4K動画編集)」の総合スコアは、Ryzen 9 5950Xが1667点でした。シングルスレッド性能で若干押し負けている可能性が高いです。
「Premiere Pro」は言わずもがな、超有名な動画編集ソフトです。Ryzenが登場した頃はマルチコアが効きづらい残念ソフトでしたが、2020年以降よりマルチコアが効きやすく最適化されています。
Ryzen 9 5950Xの総合スコアは「1032点」で、Core i9 12900Kと互角のスコア。プレビュー性能ではCore i9 12900Kにトップを譲る結果に・・・。
圧縮と解凍
ファイルの圧縮と解凍のスピードを、有名なフリー解凍ソフト「7-Zip」を使って計測。付属のベンチマークツールで、圧縮と解凍のスピードを「MIPS」という単位で分かりやすく表示してくれます。
圧縮スピードは「133565 MIPS」で、Core i9 12900Kを約54%も上回る圧倒的な性能です。解凍スピードはなんと「219173 MIPS」と20万オーバー、i9 12900Kより約53%も解凍が速いです。
7-ZipがAlder Lake世代に最適化されていない可能性も当然考えられますが、少なくとも現状だとRyzen 9 5950Xの圧縮と解凍性能は別次元の領域です。
ブラウザの処理速度
PCMark 10 Professional版の「Microsoft Edgeテスト」と、ブラウザ上で動作するベンチマーク「mozilla kraken 1.1」を使って、CPUのブラウザ処理性能をテストします。

Edgeブラウザ(Chromium)の処理速度は、シングルスレッド性能が速いAlder Lake勢に一歩届かない水準にとどまります。

krakenテストもシングルスレッド性能が反映されやすいです。Ryzen 9 5950Xは500ミリ秒をギリギリ下回ります。Core i9 12900Kはさらなる高みへ進み、なんと400ミリ秒半ばです。
とはいえ、mozilla krakenは1000 ミリ秒が大きな目標のひとつで、ここでテストしたCPUはすべて1000 ミリ秒を下回っています。どれを選んでも実用上はまったく問題ない性能です。
Photoshop CC
写真編集の定番ソフト「Adobe Photoshop CC」の処理速度をテストします。Puget Systems社のプリセットを用いて、Photoshopを実際に動かして、各処理にかかった時間からスコアを算出する仕組みです。

| Photoshop CC 2021 1800万画素の写真編集 | ||
|---|---|---|
| テスト内容 | Ryzen 9 5950X | Core i9 12900K | 
| 総合スコア | 1247 /1000 | 1335 /1000 | 
| GPUスコア | 145.5 | 141.1 | 
| 一般処理のスコア | 112.2 | 113.1 | 
| フィルタ系のスコア | 137.2 | 153.9 | 
Ryzen 9 5950XのPhotoshop総合スコアは「1247点」です。目標の1000点を大幅に超える高いスコアですが、驚異的なシングルスレッド性能を持つCore i9 12900Kには届きません。
Microsoft Office
パソコンの一般的なワークロードといえば、Microsoftの「Office」ソフトが代表例です。しかし、Microsoft Officeにベンチマークモードはありませんので、ちもろぐでは「PCMark 10 Professional版」を使います。
単なる再現テストではなく、PCMark 10が実際にMicrosoft Office(Word / Excel / PowerPoint)を動かして、各処理にかかった時間からスコアを算出します。
Word、Excel、PowerPointすべてのオフィスソフトでRyzen 9 5950Xはトップクラスの性能を発揮します。Excelだけi9 12900Kに抜かれていますが、PowerPointでは約20%のリードです。
Ryzen 9 5950Xのオフィスワーク性能は文句なしにハイレベルです。
ビデオチャット(VC)の処理性能
コロナウイルスの流行によって、テレワーク(在宅勤務)の導入が進み、ビデオ通話(VC)ソフトも出番が増えています。

検証は「PCMark 10」のビデオ会議テストを使います。ビデオ通話のフレームレート、顔認識の処理速度、エンコード(アバター着用など)の処理速度から、ビデオ通話の性能をスコア化します。
ビデオ通話テストはRyzen 9 5950Xが(わずかな性能差とはいえ)トップです。「顔識別」のフレームレートも非常に安定しており、ビデオ通話性能にまったく問題なし。

「IPC」でCPUの真の進化をチェック

最後は「IPC(クロックあたりの処理性能)」をテストします。IPCが高いとは、つまるところ「同じクロックなのに性能が高い」わけですから、CPUのクロック周波数を固定してベンチマークを行えばある程度は明らかにできます。
方法はシンプルで、クロック周波数を3.5 GHzに固定してCinebench R15をシングルスレッドモードで実行するだけ。
Cinebench R15 / シングルスレッド性能@3.5 GHz
これでIPCの違いをキレイに抽出できます。Ryzen 9 5950XのIPCは前任者のRyzen 9 3950Xと比較して、約17%の伸びを記録します。AMDがアピールした「1.2倍」に近い性能です。
非常に高速なIPCですが、2022年現在だとライバルのAlder Lake世代に軒並み抜かされている状況です。とはいえ、次世代のZen4では約29%のIPC改善が予想されています。IPC競争はしばらくイタチごっこが続く可能性が高いです。
Ryzen 9 5950Xのゲーミング性能
ゲームで100 fpsを軽く超えるハイフレームレートを出すなら、グラフィックボードの性能が重要です。と同時に、グラフィックボードが高性能であればあるほど・・・CPUの性能も影響が大きくなります。

ゲーマー向けグラフィックボードで、ほぼ最強の近い性能を持つ「RTX 3080」を使って、FF14ベンチマークのフレームレートを測定した結果です。
グラフを見ての通り、同じグラボなのに性能に差が出るのが分かります。これが「CPUボトルネック」と呼ばれる現象です。
基本的にゲーミング性能は適度なコア数(6~8コア)と、シングルスレッド性能の高さに相関性があるため、Ryzen 9 5950Xのような10コア超えのCPUはやや不利な傾向があります。
では実際のゲーミング性能を見てみましょう。
フルHDゲーミング(11個)のテスト結果
ひとつずつグラフを掲載するとムダに長文になるので、テストした結果を以下のスライドにまとめました。
テストした11個のゲーム中、3個のゲームでトップクラスの性能です。他の8タイトルでは平均的か、ライバルを下回る性能にとどまります。

平均パフォーマンス

測定した11個のデータを平均パフォーマンスとしてまとめました。
Ryzen 9 5950Xのゲーミング性能は16コアCPUにも関わらず、テストしてきたRyzen 5000シリーズの中で最高です。
Ryzen 5000シリーズは上位モデルほどCPUコアの品質が選別されており、より高いクロックで動作できます。Cinebenchのシングルスレッド性能も、Ryzen 9 5950Xはトップでした。
加えて、Zen3世代から導入された「CCXの8コア化」によるレイテンシ縮小も、ゲーミング性能を大きく伸ばせた要因です。
消費電力とCPU温度

※写真は過去記事より使い回しです
ちもろぐのCPUレビューでは、電力ロガー機能が付いた電源ユニットを2台使って、CPU単体の消費電力を実際に測定します。
| テスト環境 | ||
|---|---|---|
|  電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
|  電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニットを2台に分けて電力供給を分割しているため、CPUに電力供給している電源ユニットの計測値(+12V Power)を見れば、CPU本体の消費電力が明らかになる仕組みです。
ゲーミング時の消費電力
比較的、CPU負荷が大きいFF15ベンチマークを実行中に、消費電力を測定した結果です。
Ryzen 9 5950Xの消費電力は平均102.5 W、意外と電力食ってます。一応ライバルのCore i9 12900Kより少ないですが、ゲーム用途だと大差ない結果です。
消費電力とワットパフォーマンス
Cinebench R23のストレステストを使って、CPU使用率を100%に維持します。
テストの結果、Ryzen 9 5950Xの消費電力は平均127 Wでした。おおむねTDP:125 Wどおりの消費電力です。ライバルのCore i9 12900Kの消費電力は、ほぼ2倍近い平均248 Wに達します。

言うまでもなくワットパフォーマンスはRyzen 9 5950Xが圧勝します。消費電力1 WあたりのCinebenchスコアは約206点、Core i9 12900が約112点なので、約84%も効率的です。
同じRyzen 5000シリーズでも、コア数によってワットパフォーマンスが大きく変わっている点も興味深いです。12コアと6コアモデルは約157点で、8コアモデルだとさらに悪化して約112点と・・・i9 12900K並のワッパまで落ち込みます。
理由はとても単純で、コア数が違っても設定されているTDPがほぼ同じだからです。8コアしか無いのに125 Wまで使おうとすると、1コアあたり最大16 W程度は消費できます。
そしてCPUは消費電力を引き上げるほど、性能の伸びが鈍化してワットパフォーマンスが悪化する性質が強いです。16コアのRyzen 9 5950Xは非常に余裕を持った定格運用が行われ、半分の8コアモデルは意外とカツカツな運用だったりします。
逆に考えると、Ryzen 9 5950Xにはまだまだ伸びしろが残されている可能性が高いです。8コアのRyzen 7 5800Xに125 W食わせて約16000点のスコアを出せるなら、16コアのRyzen 9 5950Xに250 W食わせれば30000点が射程圏内です※。
(※熱密度を考慮せず、適切に冷却できると仮定した場合。現実にはあの狭い面積から放出される250 Wを冷やし切るのは難しいです。)

CPU温度
Cinebench R23のストレステスト(10分間)を実行中に、CPU温度を記録します。
Ryzen 9 5950XのCPU温度は平均わずか58℃です。Core i9 12900Kとほぼ同じ性能を出しながら、温度は非常におとなしく、自作PC初心者にとっても扱いやすいCPUです。
「16コア」と聞くとなんとなく水冷クーラー必須に思えますが、現実は空冷クーラーでまったく余裕。

先の消費電力編で少し解説したように、Ryzen 7 5800Xは1コアあたり16 Wの電力を消費できます。そしてZen3世代のCCXは最大8コア、Ryzen 7 5800Xは1個のCCXで8コアを構築するため、非常に狭い面積に8コアが詰まっています。
限られた非常に狭い面積から125 Wもの熱を放出するのです。面積あたりの熱量 = 熱密度が非常に高いため、同じ消費電力でも冷えやすさに大きな差が生じます。
Ryzen 9 5950Xは2個のCCXを組み合わせて合計16コアを構築します。16コア全体で125 Wの熱、CCX1つあたり約63 Wの消費電力で済むため、Ryzen 7 5800Xと比較して熱密度はほぼ半減します(※雑な理論値)。

まとめ:死角が少ない最強の16コアCPU

「Ryzen 9 5950X」のデメリットと弱点
- シングルスレッド性能は2番手
- 内蔵GPUなし
- 付属クーラーなし
- 限定的なオーバークロック
- 価格が高い(正規品は約11万円)
「Ryzen 9 5950X」のメリットと強み
- 優れたゲーミング性能
- 最強のマルチスレッド性能
- 汎用性の高いCPU性能
- 極めて高いワットパフォーマンス
- PCIe 4.0をサポート
- 安価なマザーボードで運用できる
- 熱密度が低く冷えやすい
Core i9 12900Kが1年越しに打ち負かすと思われたRyzen 9 5950Xですが、1年たってもRyzen 9 5950Xの圧倒的な強さはほとんど脅かされていません。
いえ正確に言うと、シングルスレッド性能やゲーミング性能では抜かされているし、ごく一部のマルチスレッド性能において互角のレベルまでCore i9 12900Kが追いついています。
しかし、i9 12900Kは約250 Wもの電力を使ってようやくRyzen 9 5950Xに並ぶ性能です。250 Wもの大電力になると、VRMが相応にハイレベルなマザーボードが必要で、240 ~ 280 mmサイズの水冷式クーラーも欲しいです。
適切な運用に必要な前提条件が多く、やや玄人向けなCPUがi9 12900Kです。一方で今回レビューしたRyzen 9 5950Xは、定格時わずか125 W前後の消費電力でi9 12900Kと同等の性能を発揮し、CPU自体の発熱もおだやかで安全な運用がしやすいです。
i9 12900Kより約3万円も値段がお高いのは唯一の難点ですが、Ryzen 9 5950Xでしか実現できない確かな強みがあります。特にワットパフォーマンスの高さは驚異的。Zen4世代の16コアモデルもインテルにとって厄介な相手になるでしょう。

というわけで、ちもろぐの評価は「Sランク」で決まりです。超高性能、超高効率、かつ万人向けのCPU、・・・それが「Ryzen 9 5950X」です。CPU選びに悩んでいるけどお金はあるなら、とりあえず5950Xを選べば間違いなし。
以上「Ryzen 9 5950Xベンチマークレビュー:1年経っても最強の16コアCPU」でした。
Ryzen 9 5950X単品の購入はツクモ、またはパソコン工房が無難におすすめ。Amazon.co.jpは謎の出品者が安く販売しているのですが、正規品なのか並行輸入の転売品かどうかまったく判断つかないので、パーツショップの通販が安心です。

































































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今すぐにでも欲しいcpuだけど、今買うと3d v-cache搭載モデルがすぐに出そうで怖い。4日まで待ってみるべきだろうか…
5800X 3Dでしか発表されません。
5950X 3Dは存在するのでしょうか。
ある意味5950Xを選ぶメリットはフルCPUでの大量エンコードとかに限られるので、3d v-cacheはあまり気にせず欲しい時が買いかな。
ゲームも重視するなら5950Xで3d v-cache追加の物量勝負より12900KFで低電圧化して使うほうが満足度が高いと思うのとで。
Alder Lakeもいい線いってましたがZen3の電力効率の良さはやはり怪物級ですね
盛り盛りの12900K(F) 以外では特にシステム全体ではZEN3以上に良いケースも多く上回っているので、定格12900Kが突出して悪いだけで突出して良い5950Xとの比較での上ですけどね。
1ccxモードで8コア化したゲーミング性能も見てみたい感じがする
CPU温度計測の条件、時間がたった10分で280mmの水冷だと冷却水の熱容量に吸収されて単なる熱密度測定になってないかなぁ…
やるなら30分以上、かつ120~360mm水冷を計測して安定値みないと意味がないと思うんですが・・・
めんどくせ
毎回30分もいちいちテストしてたら時間がいくらあっても足りんでしょ
RTA並みに早くやっても1CPUにつき計測機器の準備を考えても最低でも40分かかるわけだし今回の記事だと温度測定したCPUは9個だから単純に測定だけでも一日の4分の1使うわけ
やかもち氏もそこまで暇じゃないと思うし
そんなに熱密度が知りたいならAMDとかIntelのデータシートでも見ればいいじゃんw
最上位の性能に最上位の電力効率はまだコイツだけど性能では12900kのocが同等かそれ以上だし電圧下げた12世代は電力効率も優秀で冷えやすい
Zen4の投入も遅いしローエンド皆無なこの状態だとねぇ…
逆に言えば、第12世代は自己責任で電圧設定を下げないと電力効率を引き出せない、ともいえる。
第13世代で導入される改善版電圧レギュレータは中程度のクロックあたりでの効率性を高めると特許文書内で主張されているけど、本質的には電圧供給のブレを減らす効果なので、標準の設定電圧を低くしても青画面出さない狙いかもしれない。
ゲームでは3.5万円の12600Kに分がかなり悪く、割と大差で負ける場合もあるしその上消費電力も高いので、マルチ100%以外では割と価格も含めて微妙のような気が。
しかし最近のゲームには、インストールがとても重く、5950Xさえ1時間、12600KFだと1時間50分、4コアの7700Kだと6時間が必要らしい。
シングルスコアが高いなら快適に遊べることが出来るけど、シングルだけしかないなら長ーーーいインストールによって遊ぶ気が削られる。
インストールにそんな差はありませんよ。
そういう製品じゃないから という話で終わり
証拠やデータが求められるこの手の話題でその返答は涙目敗走にしか思われないからやめとけ
5800xに転生したがZen3おじさんになるのが早まるのう(白目)
今現在12900Kがcinebench R23 マルチで2000位上回っていますが、逆に5950Xが2000上回ったらどれくらいの消費電力になるでしょうか?
つまり5950Xが29000位のスコアの時の消費電力はどの位になるでしょうか?
要するに5950Xも限界まで性能を上げたらどうなるのか知りたいのです
最強の称号ですが、その割にシングル性能が12600Kにすら差を開けられて負けているので、シングル性能は全く無視での称号ですね。
差を開けてはどの表? どこに圧勝してるような部分があるんだよ
そもそもマルチ性能を強くした製品なのにシングル云々は的外れにもほどがある
Alder Lakeのベンチ番長感はまるでZen 2
12600Kが優秀とはいえゲームの平均パフォーマンス見るに実用上は誤差だけどね
本来の比較対象である同価格帯の5600Xと比べてもマルチ重視なエンコードはともかくゲームだと代わり映えしなかったし
最近記事多くて嬉しい今年も期待してます
この調子で5900Xのレビューもお願いします
AlderLakeが出てから、インテル信者さんたちが勝った勝ったの大合唱していたのが滑稽に見えていました。1年も遅れて出てきて、DDR5はまだまだ不完全で(インテルの姿勢から言ってDDR5がこなれたマザボになる頃にはソケットが変わる)、定格で電力馬鹿食いで、トータルコスパは決してよいとは言えず、そこそこ大きな水冷での運用が前提となっている12900Kのどこが良いのか、さっぱりわかりませんでした。トータルの完成度低すぎでしょ、と。
このタイミングで(おそらくは発売時期やこなれ具合まで踏まえて)5950XをSランク認定されたあたり、ちもろぐさんは流石だと思います。1年遅れで最新の10nmプロセス使ってもこれが限界ということは、工場を自社で立ち上げているインテルにとって、かなりの痛恨事。次のプロセスルールに行けるのは、果たして何年後になるんでしょうね。余力が感じられませんので、今後数年は約束された爆熱が続くのでしょう。5950Xは、今の時点で十分すぎるほどに完成されている。その違いが大きいですね。
セールストークのためにユーザビリティを犠牲にするような商品は、CPUに限らずダメだと思います。インテルは、いつまで経っても変わってくれないなぁ・・・。
まぁ、それでもインテルは自社Fabを持ってる強みがあるからね
だからこそAMDはローエンド帯をだせてない
RYZEN3の新CPU待ってるんだけどなぁ
> 次のプロセスルールに行けるのは、果たして何年後になるんでしょうね。
intel4(TSMC 3nmとほぼ同等性能)で生産される第14世代が2023年に出荷開始予定で、すでにテストチップが動き始めてます……第12世代でもAMDのコア数が8が上限のモバイルではAMDはちょっと苦しそうですし、第13世代でEコアが増えるので爆熱化しなくても余裕が出てきて、2023年の第14世代以降はほぼ確実にAMDが追いかける立場に逆転するのはほぼ確実な感じではあります。
2023年8月現在
meteorはデスクトップ版がキャンセルとなり代わりに13のリフレッシュらしいですけど
信者だのなんだのゲハみたいな煽りあいができるくらい選択肢があるのはよい事だ
動画作ったりマルチスレッド環境が必要で予算が潤沢ならこれ
単純にゲームだけがしたいなら最新世代i5
DDR5に夢を見たいなら次の世代待ちと選択肢が色々ある
動画作るだけならi5でも十分なので、超大量のエンコードが必要なら価格無視でこれでしょう。ワッパは悪化しますがi9をしっかりと越える設定にOCしてですが。
ゲームもバランスよく欲張るならi9。こちらは盛りすぎ設定を低くしてで。
そこまで至高を求めないならi7。5900Xと5800Xはより安いi7が強力なので・・・
i5も強力なので5600Xも・・・という感じですね。
DDR5はまだレイテンシでDDR4に不利なので、レイテンシも高速なDDR5メモリが開発販売されれば済む話かと。次世代までに開発が間に合うかは微妙ですし。
日本語が怪しいからもうちょっと推敲してから具体的な型番と数字を交えて書いておくれ
黒い精霊みたいになっちゃってるぞ
リアルタイム配信抜きのゲーミング用途だけならintel12世代のミドル以下がコスパが良いのは既出
最新世代ならintelとAMDどちらの陣営のどのランクを選んでも6700kや7700あたりのVR元年のハイエンド帯をぶちぬいてるからゲーマーなら困らない
むしろオーバーパワーの5950X買うなら他に金回すべき
でも重量級ゲームを生配信したいストリーマーにとっては5950Xの恩恵がでかい
検証ゲームにValorantを付け加えてほしい、、
今PC FPSではFortniteやApexLegendsを凌ぐ勢いがあるし、普通に気になる!
明らかに同一人物っぽい人が一人でIntelの擁護してて笑えますよ
評価Sつけられたことがそんなに悔しかったんですかね
zen4はIPC向上だけじゃなくてAVXー512への対応もあるから、マルチ性能差はさらに広がるはず。
最近ミス多いです。
以前のスレのi7-12700(無印)もEコア無しのまま直ってません。
あれの放置はマズい。
何をもって最強とするかは人それぞれ。
12900kは、OBS+ゲームだとRyzenより高い値を出しているので、
実況する人には良いCPU。
https://www.youtube.com/watch?v=3iOREXWnZ2w&t=3200s 45分辺り~
AMD、インテルの戦いは昔からあるものなんで、今までRyzen1強でそれにあぐらをかいていたAMDが、価格改定でCPUとかが全体的に安くなることに期待。
12900系は価格やスレッド数から考えると5950Xではなく5900Xが本来の比較相手で捻じれは感じます。
3700Xからの乗り換えを型落ちで安くなるところを狙おうと思ってるのでありがたい記事。
PSO2:NGSでのフレームレート低下が気になっている部分なのですが、
推奨環境がi9-10900でマルチスレッド性能が必要そうですがどこがボトルネックになるゲームなのか正確な情報が乏しいので、
もし検証にご興味があれば新しいCPU記事などでPSO2:NGSベンチマークソフトの数値も欲しいです。
zen3は5600x以外は発売当初の価格から10〜20%位に値下がりしてるので
5950xも今は8.5万位ですからね
ワッパの良さはtsmcのプロセスの影響も大きいと思います
比較相手は3~4万円の大差あった12900KF。
もっと値下げないと厳しい状況なのが本音。
次世代AMDが秋頃来るはずだからintelはここで大差付けておきたかったよなぁ…
発売サイクル的に13世代被せてきそう
ZEN3では12世代を止められない現実もあり、ZEN4を前倒し投入する噂が。
そして同調するように13世代も同時期という噂が。
ZEN4と13世代はどうやらピタリと張り合いそうな展開ですね。
どちらもDDR5が必要とかで12世代のようにお手軽に一新にはならないでしょうけど、大差ない性能差なら量産数が勝敗に大きなカギを握りそう。
その前にクロック低下でゲーム以外が心配ですがL3キャッシュ3倍の5800X3Dと、12900K選別クロック上げシングル5%マルチ10%アップの12900KSがでてきはしますが。
今出回ってるやって5950xでもB2ステッピングでちょっと1年前ぐらいの初期ロットより性能よいらしいよ。7000番はソケット変わるらしいし迷うねー
何ていうか・・
生地投稿から3カ月近く経つのにいまだにTDP125Wのまま掲載されてるって
コメントでも全く指摘されてないし、見てる人少ないんかね
5950Xを買うのはロマンだからね(笑)
一般人は10105fで充分です。
実際問題マルチスレッドでの作業はベンチマークのように効率的でもなく、また一般的にはCPUだけではなくGPUも使用することで効率が上がる作業でもあるので、ロマンで高コストを許し何もいかせないベンチマークで優越感(不得意なベンチマークには目を背ける)を感じる層に限ったようなところはあるのは否定できないですね
ありがとうございます。
M/Bなどを一新してIntel Coreの12世代にするか、既存のパーツを活かしてRyzen 5950Xに交換するか悩んでいましたが、本記事を見てCinebench系と比べて実際のゲームでは性能差がそれほど大きく開いていないと考え、5950Xを購入しました。
実際は逆ですよ。Cinebenchは5950Xの方が有利でOCで12900Kより簡単に高いスコアを出せます。
創作系とかマルチ性能をふんだんに使いこなすならば5950Xです。
しかしゲームでは明らかに12900Kに限らず特にCPU性能を求められるものはCoreの12世代は速くかつZEN3世代より20~40Wは低消費電力で、ゲームで選ぶならばCoreがかなり優れています。
AMD公式でも低クロックな5800X3Dが5900X比で最大1.4倍(1.2倍前後が多そう)ほどゲームで高速化すると豪語していますが、それで12900K(DDR5?)とトントンであるようなことが伺える公式スライドからも明らかです。
RX6900XTやRTX3080Tiでも重い設定の場合では差がないように見えるだけですので要注意です。
5月だと5950X・78000円、12900K・76000円てとこですか。
Ryzenが値下がりして買いやすくなった上に、CPU冷却のことを考えればクーラーの値段で逆転しますね。しかも100W電気たくさん食うということはそれだけ大容量な電源ユニットを買わないといけない。どっちもグラボは必要でしょう。
排熱が大きいということは冬場は暖を採れるかもしれないが、夏はエアコンの冷房を強くしないといけない。
導入コスト、ランニングコストをぶっちぎってもインテル派、というブルドーザーとかPhenom時代のAMDファンみたいな人でなかったら扱いにくそうですね。
電気代もちゃんと計算してほしいところ。
次のZEN4も性能面でアドバンテージがとれず、必然的に消費電力も上がって価格も上位中心に高くなりそうなのが痛い。
マザーボードの値段が跳ね上がって5万円、X670Eは7万円以上という情報もある。
そのintelさんリネーム商法やるらしいやん
良かったな