予算10~13万円くらいのゲーミングPC(BTOパソコン)を見ていると、CPUに「Ryzen 5 4500(6コア12スレッド)」が目立ちます。
いくら値段が安くても、3世代も古いCPUを今さら使うのは正直どうかと思っています。しかし、あれだけ大量に使われていると逆に興味が湧いてきました。
というわけで実際にRyzen 5 4500を買ってみたので、どれほど問題なく使えるかどうか、他のCPUと比較ベンチマークしながら解説するPC初心者向けの記事です。
(公開:2024/9/17 | 更新:2024/9/17)
Ryzen 5 4500の仕様とスペック
CPU | Ryzen 5 4500 (3世代前) | Ryzen 7 5700X (2世代前) | Core i5 12400F (2世代前) |
---|---|---|---|
プロセス | TSMC N7 (TSMC 7 nm FinFET) | TSMC N7 (TSMC 7 nm FinFET) | Intel 7 (Intel 10 nm ESF) |
ソケット | Socket AM4 | Socket AM4 | LGA 1700 |
コア数 | 6 | 8 | 6 |
スレッド数 | 12 | 16 | 12 |
ベースクロック | 3.60 GHz | 3.40 GHz | 2.50 GHz |
ブーストクロック全コア使用時 | 4.10 GHz | 4.60 GHz | 4.40 GHz |
L3 Cache | 8 MB | 32 MB | 18 MB |
対応メモリ | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 |
内蔵GPU | なし | なし | なし |
GPUクロック | – | – | – |
TDP | 65 W | 65 W / 88 W | 65 W |
MSRP | $ 129 | $ 159 | $ 174 |
参考価格 | 14800 円 | 23980 円 | 24800 円 |
CPU | Ryzen 5 4500 |
---|---|
世代 | 3rd Zen 2 (Renoir) |
プロセス | TSMC N7(TSMC 7 nm FinFET) |
TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング |
ソケット | Socket AM4 |
チップセット | AMD 400 / 500 |
コア数 | 6 |
スレッド数 | 12 |
ベースクロック | 3.60 GHz |
ブーストクロック全コア使用時 | 4.10 GHz |
手動OC | 可能 |
L1 Cache | 384 KB |
L2 Cache | 3.0 MB |
L3 Cache | 8 MB |
対応メモリ | DDR4-3200 |
チャネル | x2 |
最大メモリ | 128 GB |
ECCメモリ | U-DIMMのみ |
PCIeレーン | Gen3 |
16 + 4 | |
レーン構成 | x8 + x8 |
x8 + x4 + x4 | |
– | |
内蔵GPU | なし |
GPUクロック | – |
TDP | 65 W |
MSRP | $ 129 |
参考価格 | 14800 円 |
ネーミング的に第4世代に見える「Ryzen 5 4500」ですが、騙されないでください。中身は最新世代(Zen5)から数えて3世代前にあたる「Zen2」です。
2020年当時、Ryzen 5 4650Gとして販売されていたRyzen APU(内蔵GPU搭載モデル)から、内蔵GPUを引っこ抜いてクロック周波数を少し下げた廉価版にあたります。
つまり、もともとRyzen APUだった個体だからいろいろと機能が弱ってます。たとえばゲーム性能に深く関係がある「L3 Cache」容量がたったの8 MBしか無いです。
グラフィックボードと接続するPCIeスロットの規格も「Gen3 x8」で、最近のCPUで当たり前のように使われる「Gen4 x16」の4分の1に相当します。
要するに3世代前の6コア12スレッドがすごくお手頃な価格だけど、機能性があれもこれもカットされていて実際の性能がかなり悪いかもしれないCPUです。
ベンチマーク用のゲーミングPCを紹介
テスト環境 「ちもろぐ専用 Ryzenベンチ機(2024 / 旧)」 | ||
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スペック | 使用パーツ | |
CPUクーラー | 280 mm水冷式クーラー | NZXT Kraken X63 |
メモリ | DDR4-3200 32GB(16GB x2) | Team Elite Plus UD-D4 3200 |
マザーボード | AMD X570チップセット | ASUS ROG STRIX X570-E GAMING |
グラボ | RTX 4060 8GB | ZOTAC GAMING GeForce RTX 4060 8GB SOLO |
SSD | 1 TB(NVMe SSD) | Samsung 970 EVO Plus |
電源ユニット | 850 W(80 PLUS Platinum) | Corsair HX850i 2021 |
OS | Windows 11 Pro 23H2 (KB5041587適用済み) | Windows 11 Pro(パッケージ版) |
テスト環境 「ちもろぐ専用 Intelベンチ機(2024)」 | ||
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スペック | 使用パーツ | |
CPUクーラー | 280 mm水冷式クーラー | NZXT Kraken X63 |
メモリ | DDR5-4800 32GB(16GB x2) | Crucial DDR5-4800 |
マザーボード | Intel Z690チップセット | ASUS TUF GAMING Z690-PLUS WiFi |
グラボ | RTX 4060 8GB | ZOTAC GAMING GeForce RTX 4060 8GB SOLO |
SSD | 1 TB(NVMe SSD) | Samsung 970 EVO Plus |
電源ユニット | 850 W(80 PLUS Platinum) | Corsair HX850i 2021 |
OS | Windows 11 Pro 23H2 (KB5041587適用済み) | Windows 11 Pro(パッケージ版) |
テスト環境 「ちもろぐ専用 Ryzenベンチ機(2024 / 新)」 | ||
---|---|---|
スペック | 使用パーツ | |
CPUクーラー | 280 mm水冷式クーラー | NZXT Kraken X63 |
メモリ | DDR5-4800 32GB(16GB x2) | Crucial DDR5-4800 |
マザーボード | AMD X670Eチップセット | ASUS TUF GAMING X670E-PLUS WiFi |
グラボ | RTX 4060 8GB | ZOTAC GAMING GeForce RTX 4060 8GB SOLO |
SSD | 1 TB(NVMe SSD) | Samsung 970 EVO Plus |
電源ユニット | 850 W(80 PLUS Platinum) | Corsair HX850i 2021 |
OS | Windows 11 Pro 23H2 (KB5041587適用済み) | Windows 11 Pro(パッケージ版) |
今回のベンチマークで比較に使うCPUは
- Ryzen 5 7500F(6コア12スレッド)
- Core i5 13400F(10コア14スレッド)
- Core i5 12400F(6コア12スレッド)
- Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)
- Ryzen 5 4500(6コア12スレッド)
以上5つです。
CPUの電力設定は「定格準拠」です。自作PC系のベンチマークにありがちな「全力モード」ではなく、メーカーが定めた基準値を設定してあります。具体的に以下のとおりです。
- Ryzen 5 7500F(PPT:88 W / TDP:65 W)
- Core i5 13400F(PL2:148 W / Tau:28秒 / PL1:65 W)
- Core i5 12400F(PL2:117 W / Tau:28秒 /PL1:65 W)
- Ryzen 7 5700X(PPT:88 W / TDP:65 W)
- Ryzen 5 4500(PPT:88 W / TDP:65 W)
負荷がかかった状態が長時間つづけば、最終的にどのCPUも「65 W」に落ち着く設定です。
5つのCPUをテストするために、合計で3台のゲーミングPC(ベンチ機)を用意しました。
ほとんどのBTOパソコンで使われている、定格準拠のDDR4メモリ(またはDDR5メモリ)を使います。旧世代のAMD RyzenはDDR4-3200、新世代のAMD RyzenとIntel CoreはDDR5-4800です。
メモリとマザーボード以外のPCパーツは共通(同じパーツ)を採用し、CPUの性能だけを比較します。
(PS5と同等で知られるRTX 4060)
グラフィックボードは・・・、Ryzen 5 4500との組み合わせで人気が高い「RTX 4060 8GB」を採用。
個人的に「はい」ですが、今回のレビューでは値段が安いゲーミングPCにありがちなPCスペックに、果たして大きな問題があるかどうかを調べたいわけです。
CPUの性能を正確に調査するなら、可能な限り、最高の性能を持つグラボ(今ならRTX 4090)を使うべき。でも今回の趣旨はCPUの正確な調査ではありません。
あくまでも、Ryzen 5 4500とRTX 4060程度の組み合わせで大丈夫かどうかを知りたいだけです。
Ryzen 5 4500のゲーム性能(vs RTX 4060)
Apex Legends(キングスキャニオン)
平均fps最低fps(下位1%)
eSportsの定番タイトル「Apex Legends」をベンチマーク。場所は「射撃訓練場」ではなく、「キングスキャニオン」に降りてから一定のコースを全力ダッシュしました。
射撃訓練場はグラボのベンチマークならいいですが、CPUのベンチマークだとCPUをほとんど使ってくれないため、あえてキングスキャニオンを使っています。
結果、Ryzen 5 4500はかなり悪い性能です。Ryzen 7 5700XやCore i5 12400Fなら、RTX 4060の性能を無駄なく引き出せています。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)だと性能差が狭まりますが、それでもRyzen 5 4500は悪いままです。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)ですら、Ryzen 5 4500の性能は悪いです。
Escape from Tarkov(タルコフ)
平均fps最低fps(下位1%)
Escape from Tarkov(タルコフ)のマップ「STREETS OF TARKOV」は、最適化不足からくる深刻なCPUボトルネックで有名です。
グラフィックボードの性能よりも、CPUの方が重要だとハッキリ分かります。タルコフをやるならRyzen 5 4500は論外でしょう。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)でも同じ傾向が続きます。やはりRyzen 5 4500の性能は悪い。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)でようやくCPUボトルネックが収まりました。
Fortnite(フォートナイト)
平均fps最低fps(下位1%)
フォートナイトでも、依然としてRyzen 5 4500の弱さが目立っています。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)でCPUボトルネックがほぼ緩和します。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)ならCPUボトルネックはほぼ消滅し、グラボ側の性能不足が明らかです。
Overwatch 2(オーバーウォッチ)
平均fps最低fps(下位1%)
オーバーウォッチ2をベンチマーク。やはりRyzen 5 4500が最下位をつけ、Core i5 12400F以上ならほとんど同じ性能です。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)でもRyzen 5 4500が弱いままです。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)でようやく緩和されます。
Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)
平均fps最低fps(下位1%)
CPUに凄まじい負荷がかかる重量級ゲーム「サイバーパンク2077」のベンチマークです。
Ryzen 5 4500とCore i5 12400F以上で、なんと約1.5倍もの性能差が・・・。ここまで性能差が出ると思っていなかったので、正直びっくりしてます(悪い意味で)。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)で若干マシになります。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)でほぼ緩和され、グラボ側がボトルネックに。
ELDEN RING(エルデンリング)
平均fps最低fps(下位1%)
エルデンリング(ケイリッド地方)をベンチマーク。
若干Ryzenシリーズが有利な傾向ですが、Ryzen 5 4500は大きく性能を落とします。Core i5 12400F以上と約1.2倍くらいの性能差が開いています。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)のベンチマーク結果です。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)のベンチマーク結果です。
FF14:黄金のレガシー
平均fps最低fps(下位1%)
FF14:黄金のレガシーをベンチマーク。
意外とRyzen 5 4500が踏ん張っている印象です。黄金のレガシーは従来のベンチ(漆黒のヴィランズ)よりグラボの負荷が上がったため、相対的にCPUボトルネックが出づらい影響があります。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)のベンチマーク結果です。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)のベンチマーク結果です。
Cities Skylines II(シティスカ2)
平均fps最低fps(下位1%)
超重量級ゲーム「シティスカ2」をベンチマーク。
あまりにも重すぎてRTX 4060だとマトモに動かないため、グラフィック設定を「中設定(DLSS:バランス)」に下げています。
これほどグラボ側がボトルネックになる環境でも、Ryzen 5 4500はきっちりフレームを落としてしまい、埋められない世代差が浮き彫りです。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)のベンチマーク結果です。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)のベンチマーク結果です。
Genshin Impact(原神)
平均fps最低fps(下位1%)
大人気RPGタイトル「原神(Genshin Impact)」をベンチマーク。
CPUボトルネックが出やすい「スメールシティ」を、限定★5キャラ「夜蘭(1凸)」で高速ダッシュします。テスト中にスタミナが切れないよう、万葉や風共鳴、ダッシュ持続料理を入れています。
結果は見てのとおり、Ryzen 5 4500が分かりやすくCPUボトルネックを出しています。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)でもCPUボトルネックが大きく出ています。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)でようやくCPUボトルネックが緩和されました。
ZZZ(ゼンレスゾーンゼロ)
平均fps最低fps(下位1%)
ゼンレスゾーンゼロの「ルミナスクエア」は、街中を歩くNPCが多く、意外とCPUボトルネックが出やすい環境です。
おおむね「原神」と似たような傾向になっています。Ryzen 5 4500になった途端、60 fpsすら維持できない惨状に。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)のフルHDと同じく、CPUボトルネックが大きく出ます。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)でようやくグラボ側がネックに。
VRChat(アバターを大量に読み込み)
平均fps最低fps(下位1%)
VRゲームの代表作でありながら、まったくベンチマークを見かけない「VRChat」をテスト。
不特定多数のアバターが大量にロードされるワールド「Avatar Museum 9」を走りながらベンチマークすると、びっくりするほど深刻なCPUボトルネックが発生します。
Ryzen 5 4500とRyzen 5 7500Fで、性能差が2倍超えです。
ただし、Avatar Museum 9は20~40人くらいが同時にいるパブリックインスタンスに近い環境だから、ここまでCPUボトルネックが顕著に出ます。
「Yayoi Forest House」のように、グラフィックボードに猛烈な負荷がかかる場所もあれば、「ポピー横丁」のようにCPUやグラボの性能がうまく発揮されない場所もあります。
ワールドによって要求される性能が変わってくるから、CPUとグラボどちらも手を抜けない・・・と言われているそうです。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)でもCPUボトルネックが依然として深刻です。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160 = 片目あたり1920 x 2160)ですら、CPUボトルネックはやはり大きいまま。恐るべき不特定多数の大量アバター読み込み。
11ゲームの平均パフォーマンス
平均fps最低fps(下位1%)
テストした11ゲームタイトルの平均パフォーマンスをまとめました。
RTX 4060と組み合わせた場合、Ryzen 5 4500はCore i5 12400F以上より約30%もフレームレートが下がります。
RTX 4060は一応GTX 1080 Tiに近い性能があるグラボで、一般的に思われているよりパワフルです。パワフルなグラボには、相応のCPUが必要です。
少なくとも、Ryzen 5 4500はRTX 4060に適していません。最低でもCore i5 12400F以上を選びたいです。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)時の平均パフォーマンスです。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)時の平均パフォーマンスです。
RTX 4060搭載BTOパソコンを買うなら、CPUはCore i5 12400F以上をおすすめします。
Ryzen 5 4500モデルと約1万円の差額ですが、割合にして約8%です。8%の予算アップで平均30%前後のゲーム性能アップなら、十分に割に合うでしょう。むしろ逆にコスパがいい※です。
※「コスパがいい = 安いだけ」は誤りです。「コスパがいい = 価格あたりの性能が高い」が正しい認識です。価格差以上に性能が上がれば、コスパはむしろ良くなります。
Ryzen 5 4500の体感性能をベンチマーク
シングルスレッド性能
「サクサクとした」「レスポンスが速い」と表現される、体感性能と深く関係があるシングルスレッド性能をベンチマーク。
定番のベンチマーク「Cinebench R23」では、Ryzen 5 4500はなんと1000点台でした。Core i5 12400Fと比較して、約1.5倍もの性能差です。
筆者はふだんCore i7 13700Kを使っているため、Ryzen 5 4500のちょっとしたレスポンスの遅さが地味にストレスでした。さすがに3世代前になると、だいぶと動作が遅いです。
Cinebench R15も同じ傾向です。
3Dゲームのベンチマークで有名な「3DMark」を使って、1コアあたりの性能をベンチマーク。
基本的な傾向はやはりCinebench R23とほぼ同じ。
2コア使った性能(デュアルスレッド性能)もベンチマーク。やっぱりRyzen 5 4500が変わらず一番遅いです。
ブラウザソフトの処理速度
ブラウザ(Google Chrome)でJavascriptを動かして、処理に掛かった時間をテストします。
Ryzen 5 4500は588ミリ秒もかかり、Core i5 12400FやRyzen 7 5700Xに対して約2~3割も遅いです。
Google Chromeとよく似たブラウザ「Edge」の処理速度を、PCMark 10 Proを使ってテスト。だいたいシングルスレッド性能に比例した結果になりました。
Core i5 13400が微妙に遅くなってしまうのは、おそらくEコアに一部処理が割り振られてしまうためです。シンプルな構造かつシングルスレッド性能も高いRyzen 5 7500Fがトップでした。
オフィス系ソフト(Office)の性能
シングルスレッド性能が露骨に効きやすい「Word」の処理速度です。Ryzen 5 4500とCore i5 12400Fで約1.4倍の性能差。
シングルスレッド性能とマルチスレッド性能どちらも効果的な「Excel」の処理速度です。
Ryzen 5 4500とCore i5 12400Fで約1.5倍もの性能差に、おそらくDDR5-4800メモリの効果もあるように見えます。
どちらかと言えばシングルスレッド性能が効きやすい「PowerPoint」の処理速度です。
Ryzen 5 4500とCore i5 12400Fで約1.3倍の性能差です。
写真編集(Photoshop)の性能
写真編集で有名な「Adobe Photoshop CC」をスクリプトで動かして、各処理にかかった時間やフレームレートからPhotoshopの処理性能を求めます。
基本的なタスクの処理性能(Overall Standard Score)は、Ryzen 5 4500が約5200点、Core i5 12400F以上で7000点を超えます。ざっくり1.4倍の性能差です。
一般処理(General Score)に絞ったスコアでRyzen 5 4500が53点で、Core i5 12400F以上なら76点前後。Ryzen 5 7500Fは91点で、ほぼ2倍近い能差に。
フィルター処理(Filter Score)に絞ったスコアでRyzen 5 4500が51.1点で、Core i5 12400F以上で70点台に。Ryzen 5 7500Fが92点でした。
動画編集(Davinci Resolve)の性能
無料で使える動画編集ソフトでじわじわと人気を集めている「Davinci Resolve Studio」の処理性能を、スクリプトを使ってベンチマーク。
基本的なタスクが中心の「Overall Basic」スコアにて、Ryzen 5 4500は約4600点程度。Core i5 12400F以上と約1.3~1.5倍の性能差です。
テスト内容 | スコア ※クリックで画像拡大 |
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Overall Standard 標準的なタスク | |
Long GOP Long GOP形式の編集 | |
IntraFrame IntraFrame形式の編集 | |
RAW RAW形式の編集 | |
GPU Effects OpenFX処理(グラボ) | |
Fusion VFX処理(主にグラボ) |
グラフィックボードに負荷が集中する「GPU Effects(OpenFX処理)」を除き、ほとんどすべての処理でRyzen 5 4500とCore i5 12400F以上で大きな性能差が生じます。
レンダリングと動画エンコード(参考)
Cinebench R23のマルチスレッド性能を比較します。
Ryzen 5 4500は3世代前の6コア12スレッドに過ぎず、9000点程度にとどまります。同じ6コア12スレッドでも、Core i5 12400FやRyzen 5 7500Fの方がずっと高スコアです。
Ryzen 5 7500Fも6コア12スレッドですが、圧巻のシングルスレッド性能と高いマルチスレッド効率に支えられ、10コア16スレッドのCore i5 13400Fを上回ります。
同じ6コア12スレッドのまま、AMD Ryzenは2世代またぎで約1.6倍もの性能アップを遂げています。Ryzen 5 4500がしょぼいと言うより、世代ごとの伸び幅が大きいだけです。
Cinebench R15のマルチスレッド性能を比較します。
Cinebench R23よりテスト時間が短いため、ピーク時の消費電力が大きいCPUが有利です。それでも基本的な傾向はそれほど変わりません。
ゲーム向けベンチマーク「3DMark」を使って、フルスレッド(全スレッド)時の処理性能をベンチマーク。
Cinebench R15 / R23よりも、CPUに入っているすべてのコアをうまく使う傾向が見られます。10コア16スレッドのCore i5 13400Fがトップです。
なお、フルスレッドの処理性能は体感性能とさほど一致しないから過度な期待は禁物です。
無料で使えるエンコードソフト「Aviutl」に、rigaya氏が開発した「x264拡張プラグイン」を入れて、原神のプレイ動画(4K 60 fps)をH.264形式でエンコードします。
結果は見てのとおり、少ない消費電力で高いマルチスレッド性能を出せるCPUほど有利です。
Core i5 13400Fは10コア16スレッドですが、28秒以上で消費電力が65 Wに抑えられてしまい、全コアの全力を出せません。6コアでも効率よく高性能なRyzen 5 7500Fがトップに踊り出ます。
さらに負荷が重たい「x265拡張プラグイン」を入れて、原神のプレイ動画(4K 60 fps)をHEVC形式でエンコードします。
H.264形式エンコードと同じく、やはり高効率なCPUが有利です。定格準拠の縛りがあると、Core i5の性能が振るいません。
動画エンコードはCPUでやるより、グラボでやった方がずっと効率的です。
NVIDIA GeForceなら「NVEnc」、AMD Radeonなら「VCE」を使えます※。同じ画質に揃えたとしても、CPUはグラフィックボードの圧倒的な効率に勝てません。
※Intel ARCなら「QSV」を使えます。NVEnc以上に高速かつ高画質ですが、Intel ARC自体が人を選ぶグラボなので一般人に向いてません。
OBSでゲーム配信録画(Vtuberアバター)
無料で使えるゲーム配信ソフト「OBS Studio」と、モーションキャプチャー生成ソフト「VSeeFace」を使って、Vtuberアバターを着用した状態で「サイバーパンク2077(フルHD)」をTwitchで配信録画します。
モーションキャプチャー用カメラは「Sony a7C2」です。
配信設定 | 録画設定 |
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配信と録画の設定は以上です。
映像設定 | ゲーム設定 |
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配信と録画の解像度は「フルHD(1920 x 1080)」で、フレームレートが「60 fps」です。
配信と録画中の平均フレームレート
平均fps最低fps(下位1%)
配信と録画を同時に処理させると、平均フレームレートが大きく落ち込みます。
Ryzen 5 4500は平均60 fpsを維持できず、快適なゲームプレイができない状態です。
平均fps最低fps(下位1%)
配信と録画をしていない状態でも、平均60 fpsはやはり維持できません。
つまり、Ryzen 5 4500にとって「ゲーム配信」は荷が重すぎるタスクです。普通に配信するだけなら・・・なんとかなるかもしれませんが、Vtuberアバターを着用した状態はかなりの高負荷でした。
配信の滑らかさ(コマ落ち)を比較
配信中のガクッとした動き、いわゆる「コマ落ち」の割合を比較します。
Ryzen 5 4500は1割もコマ落ちしました。CPUに負荷がかかるシーンがカクカクと映像がパラパラマンガのような状態に追い込まれています。
Core i5 12400F以上ならほとんどコマ落ちせず、安定した滑らかなゲーム配信映像です。
Ryzen 5 4500の消費電力について
(約20万円もする・・・1枚の板切れ)
電源ユニットの認証機関で知られる、Cybenetics Labs社の電力テスターを使って、CPUの消費電力を実際に測定します。
ゲームプレイ中の消費電力
平均fps最低fps(下位1%)
テストした11ゲームタイトルの平均消費電力をまとめました。
RTX 4060と組み合わせた場合、Ryzen 5 4500は平均35.2 Wの消費電力でした。もっとも消費電力が多いゲーム(サイバーパンク2077)で平均42 Wです。
(Ryzen 5でゲームプレイならコレ↑で十分)
せいぜい40 W程度の熱しか出ないため、BTOパソコンの格安モデルによくある「CPUに付属する背の低いCPUクーラー」で問題なく冷やせます※。
Ryzen 5 7500FやRyzen 7 5700Xもやはり熱が少なく、安っぽいCPUクーラーで不便なく使えます。
Core i5 12400Fと13400は若干発熱が多めで、静かに冷やすのはちょっと難しいかもしれません。
平均fps最低fps(下位1%)
WQHD(2560 x 1440)時の平均消費電力です。
解像度が大きくなると、CPUよりもグラボの負荷が大きくなり、結果的に消費電力がやや減ります。
平均fps最低fps(下位1%)
4K(3840 x 2160)時の平均消費電力です。CPUよりグラボに負荷が集中するおかげで、消費電力が大きく減っています。
フルHDよりWQHD、WQHDより4Kの方がむしろ消費電力が減るのは直感に反する気がしますが、CPUの使用率(負荷率)が下がるから正しいです。
CPUをよく使えばそれだけ消費電力が上がるし、使っていなければ消費電力は下がります。とてもシンプルな理屈です。
オフィスワーク時の消費電力
おまけ程度に、ワークロードごとの消費電力を掲載しておきます。平均値とピーク値(上位1%)のデータです。
Ryzen 5 4500はシングルスレッド時にせいぜい17~18 W程度にとどまり、全コアを駆使するマルチスレッド負荷で約70 W程度です。
思わぬ収穫が1点だけ見つかりました。想像を絶する、圧倒的なアイドル消費電力の少なさです。
アイドル(何も負荷がかかっていない)状態で、Ryzen 5 4500は平均わずか3.8 Wしか電力を食いません。
まとめ:「RTX 4060」に追いつけない型落ち性能
「Ryzen 5 4500」のデメリットと弱点
- ゲーミング性能が悪い
- 「3コア + 3コア」で効率が悪い
- ワットパフォーマンスが微妙
- グラボ用スロットが「PCIe 3.0 x8」
- 対応SSDも「PCIe 3.0」まで
- 内蔵GPU入ってません
- コスパ悪いです
「Ryzen 5 4500」のメリットと強み
- アイドル時の消費電力が低い
- 消費電力が少ない
- 価格が安い
本記事のテーマ「Ryzen 5 4500が安いゲーミングPCで大人気だけど使って大丈夫?」に対する答えが出ました。
大丈夫じゃないです。
実は、検証を始めたときはRTX 4060程度なら問題なく追いつけると予想していました。実際にテストすると、ゲームによって多少の差はあれど・・・おおむねダメでした。
コストパフォーマンスを考えてみる
(パソコン工房 より画像をお借りしました)
今回の記事を書くきっかけになった、パソコン工房「LEVEL THETA」を例に、コストパフォーマンスについて考えてみます。
予算 | CPU性能※ | ゲーム性能 | コスパ |
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約14万円 (予算+17%) | Ryzen 5 7500F (性能+45%) | +43% | +22% |
約13万円 (予算+8%) | Core i5 12400F (性能+28%) | +36% | +23% |
約12万円 | Ryzen 5 4500 | – | – |
予算プラス1万円でCore i5 12400Fモデルを選んだ場合、CPU性能はざっくり1.3倍です。ゲーム性能(フルHD)も約1.3~1.4倍で、予算1.1倍よりも伸び幅が大きいです。
- 増えた予算(+8%) < 増えた性能(+32%) = コスパ良し(+23%)
逆にコスパが改善してしまいました。
一般的に値段が上がるとコスパは悪化するものですが、Ryzen 5 4500があまりにも性能が弱すぎたために発生したイレギュラーです。
さらに予算プラス2万円で、Ryzen 5 7500Fを選んだ場合。CPU性能がざっくり1.5倍、ゲーム性能(フルHD)が1.4倍くらいで、やはり予算の伸び幅より性能が大きく伸びています。
- 増えた予算(+17%) < 増えた性能(+44%) = コスパ良し(+22%)
Ryzen 5 7500FとCore i5 12400F、どちらを選んでもコスパ的に正しいです。
※幾何平均(geomean)でCPU性能をスコア化して算出。
コスパ的にどちらも正しいですが、やはり予算+2万円は大きく感じます。予算+1万円でマトモな性能アップができる「Core i5 12400F」の方を推しやすいです。
以上「Ryzen 5 4500をベンチマーク:安いゲーミングPCで大人気だけど使って大丈夫?」について、検証と解説でした。予算10~13万円台のCPU選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
【もっと詳しく】ゲーム別ベンチマーク
RTX 4060におすすめなゲーミングモニター
フルHD(1920 x 1080)で144~165 Hz対応のゲーミングモニターがおすすめです。
【グラボ別】おすすめなゲーミングPC
筆者イチオシが「RTX 4070 Ti SUPER」モデルです。フルHD~4Kゲーミングまで、現実的な予算で幅広く対応できます。
予算20万円半ばなら、「RTX 4070 SUPER」を搭載したゲーミングPCがおすすめです。
予算15~17万円あたりは「RTX 4060 Ti」が無難です。RTX 4060 Tiの場合、CPUは最低でもCore i5 12400F(Ryzen 7 5700X)以上にしましょう。
以前管理人さんが確かこのCPUで組む自作を画像付きで解説されてるのを見て、そのまま真似して組んだPCを今でも使っています。アップグレードしていきたいと思っているのですがどうしていけばいいんでしょうか?古すぎるので一から組み直したほうがいいのかな。
昔のバージョンなら、CPUは「Ryzen 5 3600」でしょうか?
【なるべく予算を抑えてアップグレード】
・CPU:Ryzen 7 5700X
・グラボ:RTX 4060 ~ 4060 Ti
マザボのBIOSをZen3対応版にアップグレードしてから、Ryzen 7 5700Xに乗せ換えるプランです。ただし、Escape from TarkovやVRChatが目当てならRyzen 7 5700X3Dも要検討ですね。タルコフとVRCはX3Dキャッシュがよく効きます。
【丸ごと更新プラン】
・CPU:Ryzen 5 7600(中華通販に抵抗なければ7500F)
・グラボ:RTX 4060 Ti ~ RX 7700 XT
・マザボ:AMD B650(予算と好みに応じて自由に)
↑これは個人的に推してる鉄板プランです。コスパ、ワッパどちらも優れています。これ以上の性能はCPUがCore i5 13600K以上になってしまい、必要な予算が一気に跳ね上がってしまいます。
ありがとうございます!その記事だったと思います。ブログの写真と文章をにらめっこしてなんとか組みました。
古めのゲームをSteamセールで買って遊ぶ位なので予算を抑えてアップグレードの方をやってみようと思います。ありがとうございます!
PS5Proと同価格のBTOとなるとこのCPUしかないけど、PCの方ができること多いからと安易に選ばない方がいいですね
PS5 Proは「ゲーム専用」と考えると、けっこう侮れないコスパしてますね。
もちろん、ゲーム専用機に12万円も払えるか?は個人の価値観に依存するところですが、用途に対するコスパはさすがゲーム機だと思いました。
この内容なら、比較相手に13100Fも乗せれば記事としての幅が広がったと思う。
12100・13100はたかが4C8Tだが、4500相手なら結構善戦してた・・・かも?
Core i3使ってるBTOパソコンがかなり希少種だったから、今回の記事ではスルーしてしまった。自作PCユーザー向けに、Ryzen 5 5500GTとCore i3 13100Fを追加したバージョンを出しても良さそう?(需要あるかな?)
①単価が安い
②単品でも需要がある
この二点を満たしてる場合は、単品で売った方が正解です。
組むのにわざわざ手間かけて、低価格で勝負するのは効率が悪い。
12100~13100は両条件を満たしてるからこそ、BTOに採用されない。
一方4500は②に問題があるから、手間かけてでも放出してしまいたい。
7500F優秀だなあ
ググればZen 2の3600や3700Xにも劣る性能で、Zen+とZen 2の間くらいの微妙すぎてコメントもしにくい安いだけのCPUですな
BTOで4500のPC買って、4500を売って中古でZen 3の5600とか5700Xに載せ替えるくらいじゃないとRTX 4060がかわいそう()
RTX 3050 6GB搭載の格安モデルには合うかもしれないですね
Ryzen 5 4500はRTX 3050くらいが上限ですね。RTX 3060以上から追いつけない感じが出てきます。
4500と合わせるならRTX3050なんだろね
lolとかヴァロラントならこれでもゲーミングモニターで200fpsでるし
あれ、Ryzen APUってモノリシックダイだから3+3コアではないのでは?
シングルダイでCCXが2セットって疑問だよね
たしか、Zen2世代は1CCX:最大4コアです。1CCXが8コアになるのはZen3世代から。
AMD、“Renoir”ことZen 2ベースAPU「Ryzen Mobile 4000シリーズ」の概要を明らかに – 後藤弘茂のWeekly海外ニュース より
Zen2世代の6コア12スレッドは、1CCDあたり2CCXを使わざるを得ない設計だったはず。
考え方次第なんでしょうね
他のパーツとの比較の問題じゃなく
もとより4060ならばフルHD運用を想定してる
そのフルHDにおいてそこそこの画質設定で平均60fps出せるならまあいいんじゃないの?って感じで(そこで3060ではなく4060なのは単純にもう30系が無くなりつつあるってだけ?)
ただ数千円の追い銭で4060の性能を万全に発揮できる5600Xや12400Fが買えるのに何故無理して4500を選ぶの?って話ですね
価格的には12100F<4500<13100F<<12400Fという感じなので、12100Fか13100Fも比較に加えてほしいですね。
数千円ケチることが重要になるならこの辺の比較も価値がありそうです
RTX 4060なのは単に現行品だからです。1年前ならRTX 3060 12GBで記事を書いたかもしれない。
数千円の追い銭は人によるところでしょうね、ぼくは予算の増減率と性能比率で見るコスパ追求勢ですが、一般的には予算がきっかり決まっていてどうしても一定以上の金額から途端に出せない・・・みたいな事情があるそうです。
欲を言えば、BTOメーカーがRyzen 5 4500を採用せず、Zen3世代(5500GTや5600無印)あたりを最低ラインに使ってくれればベストなんですけどね。
Core i5やRyzen 5などのブランド名で性能を評価する人が安さで選びそうなCPUですし、i5-1x600KやX3D、Core i3シリーズがBTOに少ないことと関係してそうですね。
7500Fと12400Fは価格の優等生やね・・
これを見てくださいどう見てもPS5の性能は4060以下で
動画見る限り3060以下でもある
何を根拠に4060と言っているのか説明しているのか教えていただきたい
DLSS無ければレイトレ性能も無視なのですかね
https://www.youtube.com/watch?v=JRvB72K546k&ab_channel=MarkPC
実質RTX 2060superレベルとのことです
https://www.youtube.com/watch?v=crjbA-_SoFg
データ公表するブログならPS5のデータも最低限解析するべきでは?
信用を無くすだけだと思います
銀ペン さんが貼っていただいたDigital Foundryさんの検証によると、PlayStation 5 GPUとRTX 3060~4060はかなり近しい性能を持っているように見えます。
※クリックで拡大
1440p / バランスアップスケーリング
レイトレ / 2160p / FSR2 Quality
1440p / バランスアップスケーリング
2160p / バランスアップスケーリング
1440p / FSR2(720p)
2160p / アップスケーリング(1440p)
画像の引用元:PS5 vs RTX 3060/4060/2070 Super – Mainstream GPU vs Console Benchmarks
シーンによって性能差は上下しますが、明確に劣っているようには見えないです。
ただ、PS5のfps測定は録画データを用いた差分フレーム法を使わざるを得ず、PC環境ほど信頼性の高いデータにはなり得ないこと。さらに、Dynamic Resolution(動的解像度:PC環境ならRadeon Boostに近い機能)が実装されているため、厳密には同等のレンダリング品質にならない点は要注意ですね。
あと・・・CPUと共有しているとはいえ、PlayStation 5 GPUには448 GB/s(256 bit)もの広大なVRAM帯域幅(キャッシュによる理論値を含まない物理値)があるのも、意外と持ち堪えている理由かと。RTX 4060は272 GB/s(128 bit)、RTX 3060は360 GB/s(192 bit)です。
単純な性能で言っても例を上げると
PS5版FF16では解像度だったりfpsだったり色々制限されたけどfps30だったり720pまで解像度下がったり
4060ではFHDでストレスなしでプレイできるわけで
それを同じと括るのは無理があるのでは?と言いたかったわけです
「PS5のGPUは2060sと同レベルですが現行モデルで性能は上ですが4060を宛がってみます」なら納得できるし誤解もない
データを掲載して普段微妙な差を上げて上下つけている所がそこはアバウトで良いのですか?
そもそも元ネタが意味がないよ
コンシューマの場合ソフト側でfps調整するやろし
同スペックでも間違いなくps5の方高い数字出るやろ
グラは落ちるけど
PS5の性能は数々の計測サイトでのもう出てるけど
CPUはRyzen 7 3700Xより少し下GPUはRX 6600XT RTX3060 より確実に下で
実質RTX 2060superと同等との結果が出ているので
4060と同等の文書には誤解があると思う
PS5DLSSも無ければレイトレも弱い点も
BTO各社がコスパマシンとして売り出してるモデル、ほぼ高確率でRyzen 5 4500搭載なのは闇を感じる。
そもそもAMDがRyzen 5 4500なんて売らなければこんなことには・・・。最低ラインをRyzen 5 5500(GT)で止めればよかったのに。
それを言い出すと最上位クラス以外は「なんでこんなの?」にならない?
Celeronを含めて、昔から廉価CPUなんて山ほどあるわけだし…
記事の通りに12400Fの方がマシなのはわかるけど
極論で行くとIntelも12400F以下は全部売らない方がマシなのかって話になる
闇じゃなく普通に安く売り込んきただけだと思うがな
型番だけ見て細かくスペック調べない人でも
4500に1000円チョイ足して5500以上に行くから売れないんだろ
PS5のメリットはアップグレードを考えなくて良いって事かな
数千円足せばどうとか考えずに8万・12万でケリがつく
R5 4500+RTX3050 6GBとかいう情弱押し付けPC構成はBTO各社販売してたが、PS5 Proに対抗した12万PCを推し始めてより闇が深くなってきたな・・・
陰謀マンさあ
それって普通のマーケティングだよw
10万のiPhoneが売れりゃ各社から10万の対抗製品が出るし
1000円の食パンが売れりゃあちこちで出てくる
こいつ他のところでも頑なに闇を否定してるな
メーカーの人間か君
2024年に4500なんか積んでるPCを平然と売るのに少しは罪悪感もてや
陰謀論を撒き散らしながら
メーカーがここ見て書き込んでると思ってる
自分の将来を心配したらどうかな?w
痛いところ突かれてすぐ相手の否定に走るあたりお察し
というか自作とBTO価格差が再び開いたような
今へたすると5万円くらいの差がない?
自作なら12万円あったら良い感じのスペックで組めるよね
5年前くらいは自作とBTOの価格差ほとんどなくなった印象だったのに
自作PCだと、同じ予算でCPUをワンランク上に、メモリ容量を倍にできるイメージですね。
でもBTOパソコンは「パソコンが欲しい人向け」の選択肢だから、予算の中で好みに合うものを買うだけかと。保証サポート欲しいならマウス、価格重視ならLEVELやLenovo Legionとか。推し活なら俗にいうコラボモデルを買う人もいますね。
もろボトルネック構成。でも採用するってのは4500が安定して入手できるとかあるのかね
他のCPUの入手が不安定だがRyzen 5 4500が安定して入手できるので
採用しているというより単純に安価な事と在庫を処分する難度が高いから
単品パーツでは無くBTOで売ってしまえという事だと思う
あと型番が4500でそこまで古くは無いのではないかと
余り詳しくない人を騙せるという意図でも採用され易いのだろう
そもそもAPUは内蔵グラフィックを使う事を想定している商品なので
その流用品がdGPUと組み合わせるのに向かない事くらいメーカーも
分かっている筈なのでやはり在庫処分の為というのが一番大きな採用理由だろう
一応、APUはモバイルが主戦場だからアイドル消費電力が低いという利点はあるけど
デスクトップじゃ余り重視されないしやはり闇を感じる商法だなぁ…
Avatar Museumに展示されているアバターは、展示用に軽量化されたものですし、何よりワールドの置物の一部として処理されているので、「20~40人くらいが同時にいるパブリックインスタンスに近い環境」というのはかなり語弊がある気がします。複雑な形状の置物がたくさんあるワールドでソロプレイにしか相当しません。
VRChatに詳しい方からの情報はとてもありがたいです。
Avatar Museum 9はCPUボトルネックの再現性が高いから採用しましたが、これでも負荷が軽すぎるでしょうか?
もし、より負荷が高く、再現性の高い代替案があれば教えていただけると幸いです。いくつかワールドを検証して、一番良さそうな場所としてAvatar Museum 9を選んでみただけで、もっと優れた検証用ワールドがあれば助かります。
ちなみにGPU用ベンチに使っているYayoi Forest Houseは、複数アカウントで8人同時にロードしても、負荷がすべてGPUに吸われてしまい。CPUボトルネックがまったく再現できませんでした。
なかなかこうバランスの良い負荷ワールドが見つからなくて、いつも苦慮してます。
「大丈夫じゃないです」で草
意外といけるのかと思ってグラフ見たら結構差がある感じだ
ミドルクラスGPUのCPUボトルネックに切り込んでる記事他にないので助かります
こいつAPUのGPUなし版なんで同じZen2の3600比でもキャッシュ1/4しかないのが響いてそうですね
12万にこだわらずせめて5700X載ったPCを業者はおすすめしてほしいですわ
ちょっと前にCopilotにPC構成組ませてみたら古くなったちもろぐの記事をソースにみょうちきりんな予算案もってこられたんだよね
これを読んだAIたちも賢くなってくれるといいな…
友人が安いからという理由でまさにこの構成のRyzen 5 4500のゲーミングPC(本当に商品名がそうなってる…)でRyzen詳しくないのでざっと調べて平気かこのCPU…と思ったけど、やっぱりダメなんですね…。
その時に私が使ってたPCはcore i3-12100Fで組んでて余り人の事は言えなかったのだけども、もしかしたら12100の方がゲーミング性能高いのでは? 一騎打ちさせた結果をみたいところ。
しかし、12400Fに惨敗するとは…。参考価格高めに出してますけど、ここんとこずっと18000円切ってるので、ロースペック組むなら明らかにこっちの方が良いですね。
CCX跨ぎとキャッシュが貧弱すぎるんですよね
3600どころか2600に毛が生えた性能しか出ないんじゃないかと
わざわざちもろぐ見に来るんなら自作しようね!
気になって見て回ると、i5-12400Fで13万なんてのもありますね(PC工房)
この辺ならBTO格安品とはいえ及第点と言えるかもしれませんね
メモリは16GB、SSDは500GBとギリギリのラインまで削るのは同じようですが
ここら辺は後々拡張も楽ではありますし
BOX版とトレイ版、IntelとAMDで価格差がかなりあるから低価格PCならAMD一択だと思われる。
一番大きな所は10万円と12万円をたった2割と思ってしまう金銭感覚の違いかな
この金額を出せない人が多数なことがわかっていない
15万くらいのマザボを買っちゃう感覚だから一般ではない
別に他の記事まで全部読んでる訳ではないですが、少なくともこの記事では
>やはり予算+2万円は大きく感じます。
とはっきり書かれているんですが…
win10、gtx1080のPCからの買い替えで、2か月前にryzen5 4500+4060の記事で紹介されているPC買いました。
その時は今ほどcpuのラインナップがなかったですね〜
フルHDですがバイオre4やサイバーパンクは設定落とさないとやはり重かったです。
こりゃだめだと、5700Xを2.2万で買い4500は9kで売りました。
効果は歴然でサイパンで画質ウルトラ、レイトレONでもFPS平均80は超えるようになりました。
4060はDLSS3.5が使えるのがいいですね。
途中から7500fのオススメ記事かと思っちゃうくらい良いCPUだwただ7700もアリエクでめっちゃ安くて魅力的なんだよなぁ。7500f(1.9万)と7700(2.5万)だったらどっちがおすすめですか?
FHDやローエンドグラボならCPUボトルネックはないおじさんに見せるべき記事
12400系は3700Xから買い替えるか悩む程度には高い性能もってる
4500は名前紛らわしいけど3700Xよりかなり弱い
4060はなんだかんだで1080tiくらい高性能だし高い板
という前提からみたら割と当然ではあった
FHDじゃなくて4kの間違いでは
4060だと能力不足なだけでローエンドなら足りてるだろう
何が言いたいんだ?
すまん4060は現行シリーズ最下位だから
下の上くらいのポジションで実質ローエンド帯のグラボだと考えてた
一般的には1630や3050あたりまでがローエンド
3060〜4060tiはミドルレンジで4070以上がハイエンドって事になるんかな
恐ろしいことに4500×4060って組み合わせで売ってるBTOがあるし、それがヒットしてしまって他社が追随するようになっちゃったんだよ
同時期の低価格Ryzenの中でも特に価格と性能が中途半端だったので在庫が余ってるってのもありそう……
ネットでCPU性能よりGPU性能が重要という意見をかなり見かけるようになったせいでGPUだけ最新型のバランスが崩壊した製品未満のBTOが増えたよなあ
某非パソコン屋のあそこが粗悪品を売り始めた罪はマジで重いし、あそこまともに検証できる人がいないんじゃっていう素人が考えた組み合わせの製品多すぎるんよな
数年前に購入した4650GにRTX3050追加で使っていたけど
CPUベンチなんて言われるFF14ベンチ(FHD)だと他の3050ユーザーより3割はスコア低くなってましたねぇ
キャッシュとシングル弱いから本当にゲーミングPCには向いてない
4100/4300gよりマシなだけで、4600gとして省電力低価格ビジネス機にするのが向いてるんやろね…apu落としちゃダメな子っぽい。
マザボにA520チップセットを使う大義名分で4500なんじゃないかなーと思いました
アリエクで4500のバルクが7400円。
12400Fのバルクが14000円。
7000円のCPUと考えると性能も妥当なのかな。(アリエクで同価格なのはIntel Core i5-9400F辺り)
買ってしまった人は5700Xに換装しようってことで。
せめてRyzen5-5500ならRTX4060でもかなりマシなバランスになるけど、5600や12400F12100Fの価格が落ち着いた今となっては5500もコスパで褒められたもんじゃないですね。
俺は5600や12400Fがマザー含めてもっとずっと高かった頃に5500を1.2万で買えたからサブPC用として満足してるけど、今から買うかって言われたら絶対にNO。
BTOでもグラボとセットで利用するPCとしては安かろうが4500は選びたくないですね。
変なのが盛りだくさんで管理人も大変だなw
変じゃない人はわざわざこんなコメントしない
そういえばふと思ったのですが、Renoir(Zen2G)はどのCPUを選んでも3.0×16(スロット)+4(NVMe)が出せた記憶があるんですがこのあたりはどうなんでしょう?
検証に使ってるグラボが4.0×8だから見かけ上が3.0×8になってるだけかなと思ってしまった次第です。
もちろん初代Zen(RavenRidge)とZen+(Picasso)は3.0×8であってますが、Zen2と3は3.0×16まで増えているはずです。
B450/B550/X570のいくつかのボードに 4300G を載せ、そこにGTX1050を繋いだ事があります。おっしゃる通りにgpuは16レーンで動作していました。
多分AMDのサイトにある妙な記述に引っ張られているのかと。
管理人へ
いい加減喧嘩や煽りコメントくらい消して欲しい
コメント欄にも有益な情報がちょくちょく出てくるのに、喧嘩腰な読者が増えたせいでコメント欄に行くのが嫌になる
昔はもっと積極的に消しに言ってたのに、今は完全にノータッチなのはダメじゃないか
大したエビデンスも出さずに曲解までした挙句、
これを見てくださいとか言って鼻息荒く只々否定したがる人ばかり
相手にしてもキリが無いんだろうね
反論あるなら自分のブログで書けばいいのに
BTOPCなんて1度しか買わずゲームを卒業するって人が多いんだろうし
兎に角PS58万PRO12万に対して10万をぶつけて買わせる事ができたら
ショップとしては勝ちって判断なんだろう