【PUBG】グラフィックボード別FPSをまとめ、推奨スペックを考える

バトルロワイヤルなMOTPS「PlayerUnknown’s BattleGrounds」は、まだ早期アクセスモードの段階で「最適化」も良好ではないとされている。そのためか、公式も推奨スペックを提示していない。

というわけで、グラフィックボード毎にPUBGを実際に動かしてどれくらいのフレームレートが出たかをまとめ、そこから推奨スペックを考えていこうと思います。

 手っ取り早く「おすすめPC」を知りたい方は以下の記事で!
Sponsored Link

【PUBG】グラフィックボード別fps

PUBGはどの程度のグラフィックボードを使えば安定するのか。PUBGで最高のパフォーマンスを得るにはどんなマシンパワーが必要か。PC GAMERが徹底的なベンチマークを行っています。

フルHD / 中間画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 1920×1080 Medium
GTX 1080 : 113.2
GTX 1080 : 75.3
GTX 1070 : 108.1
GTX 1070 : 72.1
GTX 1080 Ti : 104.5
GTX 1080 Ti : 70
GTX 1060 6GB : 93
GTX 1060 6GB : 70.3
GTX 1060 3GB : 87.2
GTX 1060 3GB : 68.7
R9 Fury X : 86.4
R9 Fury X : 59.4
GTX 970 : 80.8
GTX 970 : 63.3
RX 480 8GB : 77.2
RX 480 8GB : 60.6
RX 470 4GB : 67.9
RX 470 4GB : 49.5
R9 390 : 66.7
R9 390 : 49
GTX 1050 Ti : 56.3
GTX 1050 Ti : 47.7
R9 380 4GB : 49.8
R9 380 4GB : 38.9
GTX 1050 : 48.9
GTX 1050 : 40.1
RX 460 4GB : 35.8
RX 460 4GB : 30.7
RX 460 2GB : 12.6
RX 460 2GB : 8.8
平均フレームレート
最低フレームレート(全体の1%)

今、もっとも主流の「フルHD」(1920×1080)での平均フレームレートと、最小フレームレートです。画質設定はごくごく普通の「中間画質」(Medium)。

平均フレームレートが100を突破したのはGTX 1080 / GTX 1070 / GTX 1080 Tiだが、3つとも互いにあまり差が無いのが分かる。特に奇妙なのは1080 Tiよりも1080の方が高いフレームレートが出ていること。

おそらく、PUBGの最適化がまだ完璧ではないことが原因だと思います。現状、ディスプレイの最大リフレッシュレートは144 Hzだが、中間画質でその上限に達する144 fpsを出すのはキツそうだ…。

もう一つ気になったのはRadeon系のグラフィックボードが苦戦している点。RX 470 4GBは基本的にGTX 1060 3GBと並ぶ性能を持つGPUだが、PUBGでの動作を見ると50%も引き離されている。

  • GTX 1070以上はあまりフレームレートが伸びない
  • AMD Radeon系のグラフィックボードはPUBGと相性が悪い
  • 平均fpsが60以上ほしいなら「R9 390」「GTX 970」以上のグラフィックボードで大丈夫

フルHD画質(中間画質)で安定動作を目指すなら、「Radeon RX 470 4GB」などを使うか、少し妥協してコスパを優先していいなら「GTX 1050 Ti 4GB」で大丈夫ということ。

 AMDのグラフィックドライバを待とう

Radeon系とPUBGの相性が悪いのは、PUBG側の最適化にも原因はあるが、それ以上にAMDが提供しているグラフィックドライバにも問題がある。PUBGは既にかなりのビッグタイトルになりつつあるので、AMDが対応するのも時間の問題だと信じておこう…。

フルHD / ウルトラ画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 1920×1080 Ultra
GTX 1080 : 93.5
GTX 1080 : 58.8
GTX 1080 Ti : 87.8
GTX 1080 Ti : 57.1
GTX 1070 : 83.6
GTX 1070 : 54.1
GTX 1060 6GB : 63.5
GTX 1060 6GB : 44
R9 Fury X : 57.8
R9 Fury X : 35.7
GTX 1060 3GB : 55.5
GTX 1060 3GB : 34.1
GTX 970 : 52.7
GTX 970 : 35.8
RX 480 8GB : 50
RX 480 8GB : 36.6
R9 390 : 44.8
R9 390 : 34.1
RX 470 4GB : 43.9
RX 470 4GB : 30.5
GTX 1050 Ti : 38.4
GTX 1050 Ti : 27.8
R9 380 4GB : 32.4
R9 380 4GB : 24.1
GTX 1050 : 32.9
GTX 1050 : 20.6
RX 460 4GB : 23.1
RX 460 4GB : 16.3
RX 460 2GB : 8.6
RX 460 2GB : 5.9
平均フレームレート
最低フレームレート(全体の1%)

同じくフルHD(1920×1080)にて、画質設定を中間からウルトラに引き上げて平均フレームレートを計測した。ウルトラ画質が現状、PUBGの最高画質です(綺麗なのは確かだが、重たい…)。

やはり最適化が変なのか、GTX 1080 TIがうまく機能していない。GTX 1080とGTX 1070の性能差もPUBGではイマイチ差がない。

そして興味深いのはVRAM容量の少ないグラフィックボードは、容量の多いグラフィックボードと比較してフレームレートの低下が大きいということ。「R9 Fury X」が「GTX 1060 3GB」を越している。

  • GTX 1070以上はそこまでフレームレートが伸びない
  • 依然としてAMD Radeon系のグラフィックボードはPUBGと相性が悪い
  • ウルトラ画質では「VRAM容量」もかなり要求されていることが分かった
  • 平均fpsが60以上ほしいなら「GTX 1060 6GB」以上のグラフィックボードが必要

とりあえずウルトラ画質のフルHDなら「GTX 1060 6GB」があれば大丈夫そうだが、最小フレームレートが44にまで落ちているので…更に安定性を求めるなら「GTX 1070」は必須という感じ。

WQHD / ウルトラ画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 2560×1440 Ultra
GTX 1080 Ti : 84.9
GTX 1080 Ti : 58.6
GTX 1080 : 70.7
GTX 1080 : 54.9
GTX 1070 : 58
GTX 1070 : 46.6
GTX 1060 6GB : 41.4
GTX 1060 6GB : 34.7
R9 Fury X : 41.4
R9 Fury X : 28.5
RX 480 8GB : 33.8
RX 480 8GB : 28.8
GTX 1060 3GB : 36.1
GTX 1060 3GB : 24.5
GTX 970 : 33.4
GTX 970 : 25
R9 390 : 30.8
R9 390 : 26.6
RX 470 4GB : 29.3
RX 470 4GB : 21
GTX 1050 Ti : 24.4
GTX 1050 Ti : 19
R9 380 4GB : 21.4
R9 380 4GB : 14.6
GTX 1050 : 20.2
GTX 1050 : 14.7
RX 460 4GB : 15
RX 460 4GB : 10.8
RX 460 2GB : 3.2
RX 460 2GB : 1.1
平均フレームレート
最低フレームレート(全体の1%)

次はWQHD(2560×1440)にて、ウルトラ画質で検証。WQHDはフルHDの約1.77倍の処理能力が要求されるため、一気に全体的なフレームレートが落ちてしまいましたね。

特にVRAM容量が少ないグラフィックボードは撃沈。GTX 1060の6GB版と3GB版を比較してみればよく分かる。どちらもGPUの性能は5%しか違わないが、実際のフレームレートは20%も違う

それにしても重たいゲームです。WQHDになった途端「GTX 1070」ですら平均fpsは60に届かないなんて…。WQHDで安定した動作を追求するなら、少なくとも「GTX 1080」は必須だろう。

  • ようやくGTX 1080 Tiが最高の性能を発揮できた
  • 「VRAM容量」が4GB以下のグラフィックボードは苦戦を強いられている
  • 平均fpsが60以上ほしいなら「GTX 1080」以上のグラフィックボードが必須

WQHDでやっと、トップ3のグラフィックボードたちの性能がハッキリしてきた。ちゃんとGTX 1080 Ti > GTX 1080 > GTX 1070の順になっている。

4K / ウルトラ画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 3840×1920 Ultra
GTX 1080 Ti : 50.9
GTX 1080 Ti : 40.8
GTX 1080 : 36.6
GTX 1080 : 30.9
GTX 1070 : 30.1
GTX 1070 : 24.8
GTX 1060 6GB : 21
GTX 1060 6GB : 17.8
R9 Fury X : 22.3
R9 Fury X : 11.5
RX 480 8GB : 17.7
RX 480 8GB : 15.5
GTX 1060 3GB : 18
GTX 1060 3GB : 13.4
R9 390 : 16.5
R9 390 : 13.7
GTX 970 : 16.7
GTX 970 : 12.9
RX 470 4GB : 15.1
RX 470 4GB : 11
GTX 1050 Ti : 11.7
GTX 1050 Ti : 9.7
R9 380 4GB : 11
R9 380 4GB : 6.9
RX 460 4GB : 7.3
RX 460 4GB : 5.5
GTX 1050 : 4.9
GTX 1050 : 3.1
RX 460 2GB : 0.1
RX 460 2GB : 0.1
平均フレームレート
最低フレームレート(全体の1%)

最後は4Kのウルトラ画質でフレームレートを計測。フルHDと比較して4Kの処理に必要なパワーは4倍にもなる。結果は見ての通り、どのグラフィックボードも平均fpsが60に届いていない。

まぁ、PUBGにかぎらず最高画質の4Kでは平均fpsが60に届かないゲームはそれなりにあります。しかし、PUBGの場合はもう一つ問題がある。2枚刺し(SLI / Crossfire)に対応していない点だ。

Unreal Engine 4はマルチGPUで動作しない、特殊なレンダリング手法を使っている。このためGTX 1080をSLIにして動かしても、フレームレートの向上にほとんど影響しない。それどころか悪化することもある。

Unreal Engine 4.15から、SLIをサポートするようになったものの、現在のPUBGはUE4で作られている。開発者がマルチGPUに対応してくれない限り、シングルボードでの平均fps60超えは非常に難しい。

今のところ、GTX 1080 Tiを超える性能を持つグラフィックボードは「Titan Xp」と「Radeon Vega」の2つ。前者は価格があまりにも高すぎるのが問題。後者は2017年7~8月頃に販売予定。

  • シングルボードで平均フレームレートが60を超えるGPUは1つもない
  • 今のPUBGは「SLI」「CrossFire」に対応していないので、やはり平均fps60超えは無理
  • 平均fpsが60以上ほしいなら「GTX 1080 Ti」を使った上で、画質設定を「中間」まで落とす必要がある

PUBGのウルトラ画質で4Kゲーミングをするのは、あまりオススメでは無さそうだ。

PUBGの推奨グラフィックボード

PUBGは最近の3Dゲームの中ではかなりの「重量級」タイトルということ。MOTPSという性格上、フレームレートはあまり妥協出来ないし、求められるスペックは必然的に高い水準になってしまう。

それでも40~50FPSあたりをうろうろとしており、30FPSは滅多に割らないから「常時60FPS」にこだわらない人なら問題ない。とは言ってもPUBGは一瞬のラグや負荷が命取りになりかねないので、可能であれば余裕のあるグラフィックボードを積んでおきたいところ…。

快適動作に必要なスペック、おすすめなゲーミングBTOまとめ – 高(High)画質のフレームレート より

こちらの記事にも書いてあるように、30fpsだと不安なんですよね。少なくとも平均50fpsは欲しいし、万全を期する人なら当然、平均60fpsじゃないと困る…ということだ。

フルHD / 中間画質 / 平均60fps – 推奨グラフィックボード

約17000円から購入できる「GTX 1050 Ti」搭載のグラフィックボード。平均fpsは55くらいしか出ませんが、とりあえずコストパフォーマンス重視という人はちょうど良い製品。

フルHD / ウルトラ画質 / 平均60fps – 推奨グラフィックボード

3万円超えだが、今のところ「GTX 1060」搭載のグラフィックボードが一番コスパは良い。NVIDIAと相性が良いゲームが多いという理由もありますし。

さて、GTX 1060には6GB版と3GB版の2種類あって、3GB版なら2万円台で購入可能ですが…。ウルトラ画質で平均fpsが55程度になってしまう。

  • コスパを取って平均fpsを妥協するなら「GTX 1060 3GB」
  • 平均fpsは60周辺で安定させない気が済まないなら「GTX 1060 6GB」

ということ。

WQHD / ウルトラ画質 / 平均60fps – 推奨グラフィックボード


GTX 1070の場合、平均fpsは58で約60に達する。もっと安定させたい場合は「GTX 1080」が必要になるが、PUBGはまだ最適化が完璧ではないことを考慮すると、将来的にはGTX 1070で常時60fpsを達成できる可能性はある。

  • WQHDで60fpsを出したいが、GTX 1080を買う気にはなれない
  • いずれ最適化が改善されて、GTX 1070でも平均60fpsが出る可能性に賭ける

という人はGTX 1070で十分だと思います。なお、このPalit Super JetStreamというブランドは、3スロット占有なので注意(その代わり、圧倒的な静音性と冷却性を誇る)。

3スロットは邪魔くさい…。という場合は、こっちで。2スロット占有と標準的な仕様です。価格もJetStreamと比べて3000円ほど安価だからコスパ重視派にも嬉しい。

4K/ ウルトラ画質 / 平均60fps – 推奨グラフィックボード

GTX 1080 Ti搭載のグラボがオススメ。この画像のグラボは3スロット占有、超静音 & 高冷却モデル。とりあえずこれがあれば、平均fpsは50程度出ます。

まとめ

遊びたい画質コスパ派どうせ買うなら派
フルHD(中間画質)GTX 1050 TiGTX 1060 3GB
フルHD(ウルトラ画質)GTX 1060 3GBGTX 1060 6GB
WQHD(ウルトラ画質)GTX 1070 8GBGTX 1080 8GB
4K(ウルトラ画質)GTX 1080 Ti

ほとんどの人は「GTX 1060 6GB」があれば事足りると思います。そこからディスプレイサイズが「WQHD」や「4K」へと大きくなってくると、必要なグラフィックボードも一気にランクアップしていく。

以上、「PUBGのグラフィックボード別FPSをまとめ、推奨スペックを考える」でした。

【追記】CPUのボトルネックについて

今回のグラフィックボード別fpsは、すべて「Core i7 7700K @ 4.80 Ghz OC」という、極めてゲーミングに特化された環境で検証されています。

  • 「今使ってるPCは、Core i3なんだけど…グラボだけ買い替えでなんとかなるのかな?」
  • 「え、Core i7はお高いからCore i5じゃダメなんだろうか?」

普通はこう思いますよね。ぼくもゲーミング向けにはCore i7が最適なのは分かっていますが、あまり好きじゃないんですよね…。AMD応援派なので。

というわけで、CPU別のフレームレートが気になる人はこちらの記事をどうぞ。自分にとって最も落としどころが良い「CPUとグラボの組み合わせ」が見つかれば幸いです。

「うーん…色々と情報量が多すぎる…。CPUまで調べないとダメなの?」という人はこちらの記事がオススメ。手っ取り早くおすすめなゲーミングBTOが分かります。

Sponsored Link