HP Pavilion 15 cs0000を実機レビュー:ちょっと高級志向だけどコスパも忘れない

HPの定番15インチノートパソコン「HP Pavilion 15」シリーズには、安さに特化した「cu1000」と、ちょっと高級志向なデザインとより余裕のある性能で満足度を高めた「cs0000」があります。本記事ではちょっと高級版な「cs0000」のスタンダードモデルを、徹底的に検証レビューしていく。

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HP Pavilion 15 cs0000の仕様やスペック

HP Pavilion 15 cs-0000の仕様やスペック
HP Pavilion 15 cs0000タイプ : スタンダードモデル
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5 8250U4コア / 8スレッド / 1.6 ~ 3.4 GHz
メモリDDR4-2400 8GB x1
GPUIntel UHD Graphics 620
SSDNVMe 256GB
HDD1TB
サウンドRealtek High Definition Audio
スピーカー2個搭載B & O Play製 / デュアルマイク内蔵
光学ドライブ
各種ポート
  • USB 3.1 Gen1 x2
  • USB 3.1 Gen1 Type-C
  • LANポート
  • HDMI
  • ケンジントンロック
  • 3.5mmプラグ
  • SDカードスロット
無線LAN
  • Intel Wireless-AC 7265
  • Bluetooth 4.2
ディスプレイ
  • サイズ : 15.6 inch
  • 解像度 : 1920 x 1080
  • リフレッシュレート : 60 Hz
  • パネル : IPS(Chimei製)
  • 表面加工 : 光沢
キーボード日本語(テンキー付き)バックライト機能あり
カメラHP Wide Vision HD Webcam(200万画素)
バッテリー42.1 Wh42134 mAh / リチウムイオン
サイズ18 x 361 x 246 mm最厚部の厚みは20 mm
重量
  • 本体 : 1.83 kg
  • 電源 : 0.28 kg
保証12ヶ月
価格79800 円(税抜)最新価格をチェックする

HP Pavilion 15 cs0000(スタンダード)はわずか79800円と、やや廉価な部類のノートパソコンですが満足度の高い仕上がりになっていて、完成度はなかなか高いノートパソコンです。

グラフィックスはCPU内蔵なので「ゲーミング」はムリですが、「Osu!」や「マインクラフト」など非常にライトなゲームならプレイすることもできます。

ブログを見たり、動画を見たり。デジカメの写真や動画をちょっと編集してjpegやmp4に変換したり。日常的な使い方で困ることはあまり無い、必要十分な性能を安価に提供してくれます。

そしてデザインが価格の割にとても秀逸なので、「低予算でそこそこ動いてくれて、でも安っぽいのはイヤ。」という、ちょっと高級志向のあるコスパ派におすすめなノートパソコンでした。

ラインナップとカスタマイズ

HP Pavilion 15 cs0000
ラインナップスタンダードパフォーマンス
CPUCore i5 8250U4コア / 8スレッド / 1.6 ~ 3.4 GHzCore i7 8550U4コア / 8スレッド / 1.8 ~ 3.7 GHz
メモリ8GB ~ 16GBカスタマイズで変更可能
GPUIntel UHD Graphics 620GeForce MX150 4GB
価格79800 円(税抜)97000 円(税抜)

「cs0000」はスタンダードモデルとパフォーマンスモデルの2種類が用意されています。違いはCPUの性能と、グラフィックボードの有無。

スタンダードモデルでも日常的なタスクをこなすのに十分な性能がありますが、やや軽いゲームをしたい場合や、GPUエンコードを使うならグラボを搭載しているパフォーマンスモデルがオススメ。

HP Pavilion 15 cs0000を開封レビュー

パッケージング(梱包)

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

HPのノートパソコンの梱包は茶封筒のようなシンプルなデザイン。箱に直接「保証書」が貼ってあるので、梱包を捨てるときは回収するのを忘れないように。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

パッケージはスライドして中身を引き出すタイプでした。ノートパソコン本体は梱包材でしっかりと挟まれているので、衝撃対策は問題なし。

付属品をチェック

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)
  1. HP Pavilion 15 cs0000本体
  2. セットアップ手順
  3. HP Service & Support
  4. 速効!HPパソコンナビ特別版
  5. 電源ケーブル & 充電アダプター

付属品は以上5つで全部です。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

マイナビと協力して制作した「速効!HPパソコンナビ特別版」。付属品とは思えないほど、書籍なみの内容が詰まっています。パソコン初心者でも「基本」はこの冊子で十分に学べます。凄い。

常にこの冊子が付属するわけではないです。
HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

充電アダプターと電源ケーブル。長さは両方とも合わせて1.5メートルくらいでした。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

充電アダプターは19.5 V x 2.31 Aなので、最大45 Wの給電性能があります。HP Pavilion 15 cs0000を本気で使えば、最大45 Wの消費電力になる可能性があるという意味です。

筐体(シャーシ)をレビュー

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

天板はピュアホワイト塗装。サラサラとした触り心地で良い感じ。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

天板の「HP」ロゴは鏡面仕上げになっていて、背景が映り込みます(高級感を演出してくれる)。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

シャーシの剛性をチェック。ノートパソコンの端を親指で持ち上げて、シャーシがしなるかどうかを試しますが、不安な感じは一切なく平らな状態を維持しています。

剛性は優秀ですね。

HP Pavilion 15 cs-0000(サイズ)

A4用紙と大きさを比較。A4用紙より一回り大きく、横幅が36.1 cmで奥行きが24.6 cmでした。家の中で持ち運ぶのは余裕です。学校や職場に持っていくのも問題ないサイズ感です。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

厚みをデジタルノギスで計測すると、18.5 mmでした。スペックシートによれば、最も薄いところで18.0 mm、分厚いところで20.0 mmになるそうです。割と標準的な厚みです。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

底面には厚みが約1 mmのゴム足が配置されています。滑り止めとして機能する他、底面にスキマを作って空気を吸気用スリットから吸い込みやすくする効果があります。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

ヒンジの開口角度は約121°です。HP Pavilion 15 cs0000は、ディスプレイを開くとキーボード面に角度がつく「リフトアップヒンジ」を採用しているため、若干角度が狭めになったようです。

その代わりリフトアップヒンジのおかげで、タイピングがやりやすいのでトレードオフの関係になっています。

HP Pavilion 15 cs-0000(外観レビュー)

重量を計測。HP Pavilion 15 cs0000本体は「1831 g」。電源ケーブル類は「275 g」でした。合計で2 kgを超えるので、持ち運ぶには「やや重たい」という感想です。

シャーシデザインを360°観察

360°グルりとシャーシを観察※クリックで画像拡大します
HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)
HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)
HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)
HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)HP Pavilion 15 cs-0000(360°画像)

ピュアホワイトの塗装と、キーボード面のシックな落ち着いたゴールド塗装が大人な感じの高級感を醸し出す、洗練されたデザインです。8万円ちょっとの値段でこれなら満足度はとても高い

 

HP Pavilion 15 cs-0000(ベゼル幅)

モニターのベゼル幅をデジタルノギスでチェック。左右のベゼル幅は5.33 mm、上のベゼル幅は12.34 mm、非常に薄い。めちゃくちゃスッキリしてます。

HP Pavilion 15 cs-0000(スピーカー)

キーボードの奥にデュアルスピーカーを内蔵。デンマークのオーディオメーカー「Bang & Olufsen(バングアンドオルフセン)」が製作したもので、ノートパソコンのスピーカーにしては悪くない音質です。

Youtubeを見たり、作業用BGMを掛けるくらいなら困らないレベルの音。なお、音量はかなりデカイので注意しましょう(逆に言えば、付属スピーカーなのに大音量を出せるということ)

キーボードを触ってみた感想

HP Pavilion 15 cs-0000(キーボード)

キーボードはテンキーのあるフルキーボードを採用。一番下に段にFnが2つ追加されてボタン1個あたり小さくなっているので、普通のキーボードを使っている人は慣れが必要。

スペースキーはそれほど小さくなっていないため、タイピング自体は意外と行けます。ただ、エンターキーとテンキーがほぼ均等間隔で配置されているのは人によっては微妙かもしれない。

HP Pavilion 15 cs-0000(キーボード)

キーの大きさは約15.4 mmで、キーピッチは約18 mmを確保。キーストロークはだいたい1.5 mmくらいで、おおむね標準的なノートパソコンのキーボードです。

HP Pavilion 15 cs-0000(キーボード) F5キーでキーボードのバックライト機能を有効化できます。ゴールドのデザインは美しいのですが、光の加減によってはキーの刻印が見えにくくなります。だからバックライト機能は便利です。

豊富なインターフェイス

インターフェイス
HP Pavilion 15 cs-0000(インターフェイス)
  1. HDMI
  2. LANポート
  3. USB 3.1 Gen1 Type-C
  4. ヘッドセット出力
  1. SDカードスロット
  2. ケンジントンロック
  3. USB 3.1 Gen1
  4. USB 3.1 Gen1
  5. 電源コネクタ

必要十分なインターフェイスが用意されています。USB 3.1は左右合わせて合計3ポート。USBハブを使えば、マウスとキーボードに加えて、高速なポータブルSSDも大丈夫ですね。

USB 3.1の「Type-C」は対応しているモバイルモニターに出力可能なので、「HDMI」と合わせて最大3画面の出力が可能です。

無線LANの通信速度

HP Pavilion 15 cs0000には、インテル製のWiFiモジュール「Wireless-AC 7265」が搭載されています。最大で867 Mbpsの通信速度に対応する、ミドルクラスのWiFiモジュールです。

HP Pavilion 15 cs-0000の無線LANの通信速度
帯域幅iperf3(受信)iperf3(送信)
0.00-1.0085.9 MBit/s64.6 MBit/s
1.00-2.0085.6 MBit/s58.7 MBit/s
2.00-3.0086.3 MBit/s62.1 MBit/s
3.00-4.0080.3 MBit/s65.0 MBit/s
4.00-5.0062.0 MBit/s65.1 MBit/s
5.00-6.0066.6 MBit/s68.9 MBit/s
6.00-7.0068.0 MBit/s65.8 MBit/s
7.00-8.0063.7 MBit/s55.4 MBit/s
8.00-9.0081.3 MBit/s36.0 MBit/s
9.00-10.0084.1 MBit/s51.5 MBit/s
平均76.4 MBit/s59.3 MBit/s

通信速度のベンチマークを行いました。受信で76.4 MBit/s、送信が59.3 MBit/sでした。受信は問題ないスピードで、送信は若干遅いものの、ネットをする分にはさほど困らない性能です。

SDカードリーダーの性能

HP Pavilion 15 cs-0000(SDカードリーダー)

SDカードリーダーにSDカードを挿し込むと、わずかに頭が出るだけでジャマにはなりません。プッシュ式じゃないのでちょっとだけSDカードを取り出しにくいのは気になる。

SDカードリーダーの性能

  • SanDisk SDDR-489
    95.98 MB/s
  • SanDisk SDDR-489
    82.94 MB/s
  • HP Pavilion 15 cs0000
    39.47 MB/s
  • HP Pavilion 15 cs0000
    37.59 MB/s

読み込み速度書き込み速度

SDカードリーダーの性能は普通です。SanDisk純正カードリーダーと比較して、読み込みは40%くらい、書き込みは45%の速度しか出ません。

写真が100枚くらいなら問題ないスピードだけど、500~1000枚になってくるとストレスを感じる読み書き速度です。

メンテナンス性とパーツの増設について

HP Pavilion 15 cs-0000(分解方法)

精密ドライバーを使えばネジを外すことが出来ます。だから分解は行けそうだな…と思ったものの、3箇所のネジを外しても一向に底面のフタがびくともしないのです。

おかしいな…と思ったので、HP Pavilion 15 cs0000のユーザーマニュアルを開いてみた。

すると、ネジは3箇所だけでなく、ゴム足にも隠されている仕様です。ここを頑張って開けてしまえばメモリスロットにアクセスできますが、ゴム足を剥がすのは少々面倒くさいです。

メモリを増設するなら、最初からカスタマイズで16 GBに変更することをオススメする。

HP Pavilion 15 cs0000のディスプレイ品質

HP Pavilion 15 cs-0000のディスプレイを検証

分光測定器「X-rite i1 Pro 2」でディスプレイ品質を検証

HP Pavilion 15 cs0000に採用されているディスプレイパネルは、Chimei(奇美実業)製のIPSパネルでした。型番は「CMN15FN」。

あまり聞き慣れないメーカーですが、安価なノートパソコンでは比較的シェアのあるパネルですね。品質は台湾のAU Optronicsや、韓国のSamsungやLG電子には及びません。

もちろん、本レビューでは実際に「X-Rite i1 Pro 2」(分光測定器)を用いて、実測検証を行います。

色再現と輝度

色再現と輝度※クリックで画像拡大します
コントラスト比ガンマカーブ
HP Pavilion 15 cs-0000のコントラスト比HP Pavilion 15 cs-0000のガンマカーブ
  • 黒色輝度:0.442 cd/m2
  • コントラスト比:約150.6
  • 赤色:やや弱い(176~208)
  • 緑色:やや弱い(176~208)
  • 青色:やや弱い(176~208)

コントラスト比は約150くらいで若干メリハリに欠ける映像です。色の再現度を表すガンマカーブを見てみると、おおむねキレイですが全体的に微妙に色が弱い傾向でした。

色が弱いと「なんか白っぽい。」という感想を抱く原因になります。

HP Pavilion 15 cs-0000のパネルをキャリブレーション

「X-rite i1 Pro2」を使ってハードウェアキャリブレーション(校正)を行うと、色あせた感じが一気に抜けて鮮やかな出力に調整されました

色鮮やかでなるべく正確な出力が欲しい人向けに、ぼくが作成したカスタムプロファイル(.icm)を配布します。クリックしたらダウンロードが始まるので、落としたプロファイルを適用するだけでOKです。

HP Pavilion 15 cs-0000のディスプレイの明るさ

ディスプレイの明るさ(輝度)を、10%ずつ明るさの設定を変えながら計測しました。

一番暗い設定で「11 cd/m2で、ほのかに画面が映るくらいの明るさ。最大設定では「176 cd/m2でかなり明るくなりますが、比較的大人しい明るさです。なお、設定値84%で目に優しい「120 cd/m2」になります。

色域カバー率

色域カバー率※クリックで拡大します
HP Pavilion 15 cs-0000の色カバー率(sRGB)HP Pavilion 15 cs-0000の色カバー率(AdobeRGB)
sRGB : 68.3%AdobeRGB : 50.0%

ディスプレイ上に実際に表示できる色の範囲を示す「色域カバー率」は、一般的な色域「sRGB」に対しては68.3%カバー。更に厳しい「AdobeRGB」だと50%のカバー率でした。

ゲームや動画を見るだけなら特に不便はしない必要十分な表示範囲ですが、もし写真編集やイラスト用に使うつもりならオススメはしにくいです。クリエイティブ用途には向かない。

HP Pavilion 15 cs0000のシステム性能

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像※クリックで画像拡大します
Cinebench R15シングルスレッド性能145 cbやや遅い
Cinebench R15マルチスレッド性能576 cb標準的
CPU-Zシングルスレッド性能332.0普通
CPU-Zマルチスレッド性能1839.9普通
Geekbench 4シングルスレッド性能3851普通
Geekbench 4マルチスレッド性能11544普通
PCMark 8Home / 日常的なアプリ3134上位60%
PCMark 8Creative / 写真や動画編集4247上位54%
PCMark 8Work / オフィスワーク4439上位35%
7-Zip / 圧縮18780 MIPS普通
7-Zip / 解凍19427 MIPS普通
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度1086.9 ms十分な速度

Core i5 8250Uは一昔前のノートパソコン用Core i5と比較すると、およそ4~5割くらいの性能アップを果たしています。ようやく「標準的な」処理性能になり、オフィス用途なら力不足になりにくい。

Windowsの起動時間

「起動」は起動ボタンを押してからデスクトップ画面が立ち上がるまで。「シャットダウン」はシャットダウンを押してから動作音が消えるまで、をデジカメで撮影して計測しました。

Windows 10の起動時間 / フルHDゲーミング(標準)

  • シャットダウン
    7.90 秒
  • 起動
    14.78 秒

起動は約15秒、シャットダウンはわずか8秒でした。さすがSSD搭載ノートパソコンです。Windowsの起動にストレスはほぼ無い。

Microsoft Officeの処理速度

Microsoft Officeの処理速度
Microsoft Officeの処理速度
WordExcelPower Point
1.291.373.40

WordやExcelはほとんどの処理を1秒ちょっとで完了。Power Pointは3秒くらい掛かって微妙にモッサリ感がありますが、実用上はそこまで困りません。

Core i5 8250Uは4コア8スレッドのCPUなので、Office系のアプリケーションはさすがに余裕がありますね。

CGレンダリングの処理速度

CGレンダリングの処理速度を「Blender 2.78」を使って計測。BMWを描写するのに掛かった時間が速いほど優秀という意味です。

結果は、

  • 15分40秒(940秒)

約16分でした。普通のノートパソコンだとやっぱり遅い。レンダリングのような負荷の重たいタスクを任せるには、心細い性能と言っていいでしょう。

ノートパソコンでレンダリングをガリガリとやるなら、更に高クロックなCPUを搭載しているクリエイター向けノートPCやゲーミングノートPCが適任です。

写真編集とRAW現像

写真編集は「Photoshop CC」で処理速度をテスト。Puget Systems社が配布しているベンチマーク用のバッチファイル※を使い、実際にPhotoshopを動かして性能をスコア化します。

マシンHP Pavilion 15 cs0000タイプ : スタンダードモデルHP Pavilion Gaming 15タイプ : スタンダードモデル
CPUCore i5 8250UCore i5 8300H
GPUIntel UHD 620GTX 1050 4GB
RAM8GB8GB
総合スコア440 /1000480 /1000
一般処理のスコア37.134.9
フィルタ系のスコア41.151.2
Photomergeのスコア63.667.8
GPUスコア22.845.1

結果は「440点」で、ノートパソコンとして標準的な動作スピードでした。Photoshopはメモリを割と使うので、写真編集をガッツリやるなら16 GBにカスタマイズしておきたい。

マシンHP Pavilion 15 cs0000タイプ : スタンダードモデルHP Pavilion Gaming 15タイプ : スタンダードモデル
CPUCore i5 8250UCore i5 8300H
GPUIntel UHD 620GTX 1050 4GB
RAM8GB8GB
総合スコア440480
一般処理のスコア37.134.9
フィルタ系のスコア41.151.2
Photomergeのスコア63.667.8
GPUスコア22.845.1
テストの詳細結果
RAW画像の展開12.178.76
500MBへのリサイズ23.287.2
回転2.322.44
自動選択27.2723.82
マスク7.6311.88
バケツ4.53.58
グラデーション0.692.86
塗りつぶし23.5120.78
PSD保存11.9242.37
PSD展開5.683.99
Camera Raw フィルタ15.2621.76
レンズ補正フィルター24.7128.61
ノイズ除去28.9536.42
スマートシャーペン153.0745.76
フィールドぼかし60.5128.96
チルトシフトぼかし33.7225.3
虹彩絞りぼかし5327.48
広角補正フィルター27.8125.74
ゆがみツール(Liquify)21.715.04
Photomerge(2200万画素)121.79112.54
Photomerge(4500万画素)171.41163.23

※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。

Adobe Lightroom Classic CCで「RAW現像」をテスト

次はRAW現像(Raw写真をjpeg画像に書き出し)を「Lightroom Classic CC」で検証。使ったRaw写真は全部44枚(合計1.18 GB)です。比率50%、解像度144 ppiで書き出しを実行。

  • 書き出しに掛かった時間:1分56秒54

約2分はノートパソコン版Core i5(4コア)なら妥当な処理速度です。趣味で月に100~200枚くらいのRAW現像なら、それほどストレスの無いスピードのはず。

動画エンコード

Handbrakeで動画エンコード

動画エンコードは無料ソフト「Handbrake」を使って検証する。容量が約1 GBのフルHDアニメを「Fast 480p30(x264)」と「H.265 MKV 480p30(x265)」プリセットでエンコード。

動画エンコード※クリックで画像拡大します
x264x265
HP Pavilion 15 cs-0000で動画エンコードHP Pavilion 15 cs-0000で動画エンコード
平均33.97 fps平均18.16 fps

ノートパソコンとしては、本当にごく平均的なエンコード速度でした。目安として過去レビューとの比較を以下に掲載しておく。

Handbrake x264(動画エンコード)

比較してみると、だいたい最新のデスクトップ版Core i5の半分に匹敵する性能ですね。これでも一応は4~5世代前のCore i7並の性能だったりする。

軽めのゲーミング

ベンチマーク結果画像※クリックで画像拡大します
3DMarkFireStrike / ゲーミングPC向け1008
総合 : 941 / 上位98%
HP Pavilion 15 cs-0000(ゲーム性能)
3DMark
Sky Diver / 普通のパソコン向け
3779
総合 : 4013 / 上位91%
HP Pavilion 15 cs-0000(ゲーム性能)
3DMark
Cloud Gate / ノートパソコン向け
8291
総合 : 7505 / 上位73%
HP Pavilion 15 cs-0000(ゲーム性能)
FINAL FANTASY 14ノートPC(標準) : 1920×10801577
評価 : 動作困難
HP Pavilion 15 cs-0000(ゲーム性能)
マインクラフト1.13.2 + Optifine : 16チャンク描画35.9 fps
評価 : 普通
マインクラフト(1.13.2)の結果

HP Pavilion 15 cs0000にはグラボは入っていない。内蔵グラフィックスの「Intel UHD Graphics 620」がグラボとして機能するが、性能は必要最低限のもので、ゲームをするには不十分です。

FF14などオンラインゲームを動かすのは困難で、マインクラフトのような軽いゲームならギリギリ動くレベル。Osu!のような軽い音ゲーは余裕のある動作でした。

ストレージの性能と搭載パーツ

ストレージ詳細ベンチマーク
SSDHP Pavilion 15 cs-0000のストレージ性能HP Pavilion 15 cs-0000のストレージ性能
HDDHP Pavilion 15 cs-0000のストレージ性能HP Pavilion 15 cs-0000のストレージ性能

SSDは「SK Hynix PC401」を搭載。PCIe接続の超高速SSDです。ベンチマークは読み込みが2570 MB/sで極めて高速。書き込みが368 MB/sでこちらも速いですが、SSDにしてはちょっと遅めです。

普通に使う分には十分キビキビしているので、ストレスはありません。

HDDはSeagate製「ST1000LM035」を搭載。ノートパソコン向けの2.5インチ薄型HDDです。ベンチマークは読み込みが148 MB/s、書き込みは143 MB/sで2.5インチHDDにしては速い方。

データ置き場としてそれほど不便はしないです。

HP Pavilion 15 cs0000の熱と動作音

サーモグラフィーで表面温度をチェック

HP Pavilion 15 cs-0000のサーモグラフィー

発熱の少ないノートパソコンなので、当然サーモグラフィーで撮影してもキーボード面はそれほど熱くなりません。熱は中央部に偏り、手のホームポジションになる左右は熱が少なめです。

HP Pavilion 15 cs-0000のサーモグラフィー

底面の吸気用スリットから外気を吸い込み、ヒンジ部分の排気用スリットから熱を排出しています。表面温度はおおむね30~35℃だったので、膝置きは問題なかったです。

HP Pavilion 15 cs-0000のサーモグラフィー

排気用スリットは、ディスプレイとスピーカーの間にあります。

高負荷時の動作温度

HP Pavilion 15 cs-0000の動作温度

CPUにレンダリングで負荷をかけている時に、CPU温度を計測。最大80℃になった後クロックを落とすことで、温度を平均68℃くらいに抑えていました。安心して使える温度です。

静音性能を騒音計で検証

HP Pavilion 15 cs-0000の動作音(騒音レベル)
  • 周辺騒音:40.8 dBA(静寂)
  • アイドル時:41.9 dBA(極めて静か)
  • CPU負荷:46.3 dBA(普通)

騒音メーターで計測。

アイドル時はわずかですがファンの動作音が聞こえていますが、非常に静かな音です。CPUに負荷をかけると「ヒューン」と風切り音がなって46 dBA前後で落ち着いた。

割と普通な動作音です。

バッテリー駆動時間を計測

公称値(スペック)は9時間ですが非常にゆるーい条件で計測されているので、ベンチマークと実際の使用シーンを想定してバッテリー駆動時間を計測しました。

HP Pavilion 15 cs-0000のバッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間
公称値540.0 分
PCMark 8 Work318.7 分
Google Chrome289.6 分
充電140.2 分

表計算ソフトなどを含む、やや軽めのベンチマーク「PCMark 8 Work」でバッテリー駆動時間を計測すると318.7分(5時間18分)に。そこそこ持つ方だと思います。

次に、Google Chromeでブログを読んだり、Youtubeやニコ動で動画を見たりするなど「よくある使い方」を自動化して、バッテリー駆動時間を計測すると289.6分(4時間50分)になりました。

おおむね5時間くらいのバッテリー駆動時間ですが、これが長いのか短いのか。個人的にはやや短い印象を受けます。バッテリー容量42.1 Whはあまり持たないんですね。

なお、バッテリー10%から100%にするのに掛かった時間は140.2分(2時間20分)でした。

  • プロセッサの状態:5~100%
  • 音量:10%
  • 輝度自動調節:なし
  • 画面の暗転:なし
  • 画面の明るさ:120 cd/m2
  • バッテリー:バッテリー節約機能(一番左)
  • 計測:Passmark BatteryMon(5秒ずつ)

HP Pavilion 15 cs0000:レビューまとめ

HP Pavilion 15 cs-0000の仕様やスペック
HP Pavilion 15 cs0000

CHASSIS筐体デザイン95/100

CREATVEマルチタスク性能80/100

GAMINGゲーミング性能64/100

SILENCE静音性82/100

MAINTENANCEメンテナンス68/100

DISPLAYディスプレイ81/100

CONNECTOR接続性92/100

COOLING冷却機構93/100

BATTERYバッテリー80/100

COSTコストパフォーマンス91/100

84
RANK:A+
PROSメリットと強み
  • 基本的なタスクには十分な性能
  • 高級感のあるシャーシデザイン
  • 十分な冷却性能
  • 有線LANポートがある
  • 最大で3画面の出力に対応
  • 普通に使えるキーボード
  • それなりに音質の良いスピーカー
  • 高いコストパフォーマンス
CONSデメリットと弱み
  • 難易度の高いメンテナンス性
  • 標準的な3Dゲームは難しい
  • バッテリー持続時間はやや短い
  • イラスト用にはモニターの色域が狭い
CONCLUSIONHP Pavilion 15 cs0000 / どんな人におすすめ?
  • 日常的な使い方でストレスを感じたくない人
  • 軽い写真編集や動画エンコードをしたい人
  • 所有欲を満たせるデザイン重視の人

HP Pavilion 15 cs0000(スタンダード)はわずか79800円と、やや廉価な部類のノートパソコンですが満足度の高い仕上がりになっていて、完成度はなかなか高いノートパソコンです。

グラフィックスはCPU内蔵なので「ゲーミング」はムリですが、「Osu!」や「マインクラフト」など非常にライトなゲームならプレイすることもできます。

ブログを見たり、動画を見たり。デジカメの写真や動画をちょっと編集してjpegやmp4に変換したり。日常的な使い方で困ることはあまり無い、必要十分な性能を安価に提供してくれます。

そしてデザインが価格の割にとても秀逸なので、「低予算でそこそこ動いてくれて、でも安っぽいのはイヤ。」という、ちょっと高級志向のあるコスパ派におすすめなノートパソコンでした。

以上「HP Pavilion 15 cs0000を実機レビュー:ちょっと高級志向だけどコスパも忘れない」でした。

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8 件のコメント

  • GPUを手軽に強化できるのがthunderbolt以外あればこういうの買いたいと思うんだけどなぁ薄いしデザイン好きだし。
    thunderbolt3が絶対ついてるならGUPは有ってもいいし無くてもよい、しかしディスプレイは100~144Hzほしい。15.6インチでも十分でかいが17インチあれば良い、もちろんFHD。そして何よりも安い。
    そんな理想的なものが出てくるのはいつになるだろうか・・・(出てくるわけない)

  • こんにちは。
    私は自宅でデスクトップパソコンを使っておりノートパソコンについては聡くないのですが、大学で文書作成や講義資料の閲覧等の目的でノートパソコンを用いる場合は、画面のサイズは15.6インチより17インチの方が使いやすいでしょうか?
    お教えいただけると幸いです。

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