当ブログはWeb広告を導入しています(景表法による表示)

RTX 4070 TiとRTX 3080どっちがいい?【実際にベンチマーク性能比較】

実質11万円台から買える「RTX 4070 Ti」と、10万円を切る旧世代の「RTX 3080 10GB」のどちらを選んだ方が良いのか?

割りと悩ましい選択肢に思えるので、実際にグラボを2枚用意して詳しく性能を比較します。ゲームだけでなく、クリエイティブな用途も調査済みです。

(公開:2023/4/14 | 更新:2023/6/16

「RTX 4070 Ti」の仕様とスペック

GPURTX 4070 TiRTX 3080
プロセス5 nm製造 : TSMC8 nm製造 : Samsung
シェーダー数CPUのコア数に相当76808704
RTコア数レイトレ用の特化コア6068
ブーストクロック2610 MHz1710 MHz
VRAMGDDR6X 12 GBGDDR6X 10 GB
理論性能(FP32)40.09 TFLOPS29.77 TFLOPS
PCIePCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
TDP285 W320 W
補助電源16-pin12-pin
MSRP$ 799$ 699
参考価格119800 円97800 円
発売価格149000 円95700 円
発売2023/1/52020/9/17
GPURTX 4070 TiRTX 3080
世代Ada LovelaceAmpere
プロセス5 nm製造 : TSMC8 nm製造 : Samsung
トランジスタ数358.0 億283.0 億
ダイサイズ295 mm2628 mm2
シェーダー数CPUのコア数に相当76808704
TMU数Texture Mapping Unitのこと240272
ROP数Render Output Unitのこと8096
演算ユニット数6068
Tensorコア数機械学習向けの特化コア240272
RTコア数レイトレ用の特化コア6068
L1キャッシュ演算ユニットあたり128 KB128 KB
L2キャッシュコア全体で共有48.0 MB5.0 MB
L3キャッシュコア全体で共有
クロック周波数2310 MHz1440 MHz
ブーストクロック2610 MHz1710 MHz
VRAMGDDR6X 12 GBGDDR6X 10 GB
VRAMバス192 bit320 bit
VRAM帯域幅504.2 GB/s760.3 GB/s
理論性能(FP32)40.09 TFLOPS29.77 TFLOPS
SLI対応
PCIePCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
TDP285 W320 W
補助電源16-pin12-pin
MSRP$ 799$ 699

RTX 4070 TiとRTX 3080のスペックをざっくり比較すると、こんな感じ↓

  • シェーダー数:RTX 4070 Ti < RTX 3080
  • 最大クロック:RTX 4070 Ti > RTX 3080
  • VRAM容量:RTX 4070 Ti > RTX 3080
  • 消費電力:RTX 4070 Ti < RTX 3080
  • 新品価格:RTX 4070 Ti < RTX 3080

RTX 4070 Tiの方が、シェーダー(コア)数はむしろ減っています。代わりに最大クロックが大幅に引き上げられ、VRAM容量も2 GB増えて12 GBに。

最新のTSMC 4N(TSMC 5 nmプロセス)を使って製造して、発熱(= 消費電力)も少なく改善されています。

RTX 3080だと容量750 W以上の電源ユニットが欲しいですが、RTX 4070 Tiは1段と少ない650 Wでも問題なく動かせます。

やかもち
では「性能」を実際に比較して、4070 Tiと3080どちらが高性能か確かめましょう。

RTX 4070 Tiの性能を比較

テスト環境
「ちもろぐ専用ベンチ機(2023)」
CPUCore i9 13900K24コア32スレッド
CPUクーラーNZXT Kraken X63280 mm簡易水冷クーラー
マザーボードASUS TUF GAMINGZ690-PLUS WIFI D4
メモリDDR4-3200 16GB x2使用メモリ「Elite Plus UD-D4 3200」
グラフィックボードPNY RTX 4070Ti 12GB
XLR8 Gaming VERTO EPIC-X ARGB OC
SSDNVMe 1TB使用SSD「FireCuda 520」
電源ユニット850 W(80+ Platnium)使用モデル「Corsair HX850i」
OSWindows 11 Pro検証時のバージョンは「22H2」
ドライバNVIDIA 531.18
ディスプレイ3840 x 2160@144 Hz使用モデル「INNOCN 32M2V

「RTX 4070 Ti」を比較するために用意した専用PCスペックです。

CPUにゲーミング性能でトップクラスの「Core i9 13900K」を使います。メモリは普通のDDR4-3200(ネイティブ)で容量32 GBで、テスト時のドライバは「531.18」です。

RTX 4070 Tiは「PNY XLR8 Gaming VERTO EPIC-X ARGB OC」を使います。ベイパーチャンバー構造、約100 mm径の大型トリプルファン、厚み63 mm(実測)の分厚い設計で静かによく冷えます。

国内3年保証も付いてきます。RTX 4070 Tiを単品で買うなら、ぜひおすすめしたい完成度の高いオリファンモデルです(※でなければ自腹でわざわざ買わない)

PNY / ブーストクロック : 2610 MHz / ファン : トリプル内排気 / 厚み : 3.3スロット(66 mm) / TDP : 285 W(16 pin) / 保証 : 3年
たとえば「ヤフショ」だと・・・
玄人志向で実質11.3万円
(販売ページはこちら)
PNYで実質11.7万円
(販売ページはこちら)

(セール時期や条件次第で実質10万円台も狙えます)

やかもち
グラボを買うならポイント還元がおいしい「楽天」またはYahooショッピング(→ 解説記事)」が意外と穴場です。

競技FPS:VALORANTなど

まずは競技性が重視されるFPSゲームで、設定別にフレームレート(性能)を比較しました。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:競技FPS:Apex

Apex Legendsの「低設定」「高設定」で比較したグラフです。RTX 4070 Tiが、RTX 3080よりざっくり2割ほど高性能で、RTX 3090(約20万円)すら超えています。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:競技FPS:フォートナイト

フォートナイトの「低設定」「高設定」で比較したグラフです。両方とも平均300 fpsを軽く超えていて、実用上はどちらを選んでも体感できる性能差を見込めません。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:競技FPS:VALORANT

競技FPSの代表的タイトル、VALORANTを最高設定で比較したグラフです。フルHDとWQHDは両方とも余裕すぎる動作で、4K解像度もあまり差が出ません。

Apex Legends

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Apex Legends

Apex Legendsを最高設定で比較したグラフです。フルHD~4Kまですべての解像度で、RTX 4070 TiがRTX 3080より約2割も高性能でした。

Escape from Tarkov(タルコフ)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Escape from Tarkov(タルコフ)

Escape from Tarkov(タルコフ)の重たいマップ、Streets of Tarkovで比較したグラフです。

設定はタルコフYoutuber「らっしーRushy_ve」さんを参考に、SSRをオフにしたり、Reflex Low Latencyをboost onにするなど、やや高画質な競技設定(→ 設定画面はこちら)を使用しました。

フルHDはCPUボトルネックの影響で性能差があまり出ませんが、WQHDだと4割近くも性能が伸び、4K解像度では1割ちょっとの性能差にとどまります。

タルコフの4K解像度で伸びが悪い理由はおそらくVRAM容量です。Streets of Tarkovでは平均15 GB前後のVRAMを使用するため、VRAM容量が12 GBのRTX 4070 Tiだと若干ボトルネックになっているようです。

タルコフは今もβ版をやっていて、最適化にかなり難あり。正直ベンチマークに使うべきではないですが、気になっている人も多いはずなので一応検証しています。

Overwatch 2

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Overwatch 2

オーバーウォッチ2をエピック設定(解像度100%)で比較したグラフです。

グラフィックボードの性能差がきれいに反映されやすいゲームです。フルHDで約30%、WQHDで約24%、4Kで約15%ほどRTX 4070 Tiが高性能でした。

解像度が大きくなるほど性能差が縮小する傾向が見られます。

Fortnite(フォートナイト)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Fortnite(フォートナイト)

フォートナイトを最高設定(NANITE:無効)で比較したグラフです。すべての解像度でRTX 4070 TiがRTX 3080より約15%ほど高性能です。

R6S(レインボーシックスシージ)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:R6S(レインボーシックスシージ)

レインボーシックスシージを最高設定、マップをファベーラにて比較したグラフです。

フルHDは軽く300 fps超えであまり意味のない性能差で、WQHDは1割強の性能差で旨味があります。しかし、4K解像度になると性能差が縮小し、RTX 3090(約20万円)と大差ない性能に。

Dead by Daylight(デドバ)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Dead by Daylight(デドバ)

デッドバイデイライトをULTRA設定、マップ「バダム幼稚園」で比較したグラフです。

フレームレート上限120 fpsにぶち当たり、どちらを選んでも性能差がありません。

Cyberpunk 2077

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Cyberpunk 2077

重量級ベンチマークの代表例「サイバーパンク2077」をウルトラ設定(レイトレなし)で比較したグラフです。

フルHDで約23%、WQHDで約27%、4Kで約23%の性能差でした。RTX 4070 TiがRTX 3080を完全に打ち負かし、かつての最上位ハイエンドRTX 3090すら超えています。

エルデンリング

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:エルデンリング

エルデンリングを最高設定で比較したグラフです。CPUボトルネックの影響でフルHDはいまいちですが、WQHDと4Kで微妙な性能差が出ます。

原神(Genshin Impact)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:原神(Genshin Impact)

原神を最高設定(精度:1.5 / シーン細部:最高)かつ、グラボに負荷がかかりやすいマップ「神に捨てられた殿閣」にてテストした性能比較グラフです。

フルHDはほぼ頭打ちで性能差がほとんど出ないものの、WQHDで約1割、4K解像度で約16%の性能アップを確認できます。

Forza Horizon 5

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Forza Horizon 5

Forza Horizon 5を最高設定(レイトレなし)で比較したグラフです。

付属のベンチマークを使っているため、性能差がきれいに反映されます。Forza Horizon 5は新設計のグラボによく最適化されており、RTX 4070 Tiが猛威を振るう結果に。

RTX 3080と比較してフルHDで3割強、WQHDと4K解像度で4割近くもRTX 4070 Tiが高性能でした。

Microsoft Flight Simulator

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:Microsoft Flight Simulator

MSFS(Flight Simulator)をUTLRA設定で比較したグラフです。

フルHDとWQHDはCPUボトルネックの影響で妙な性能差ですが、4K解像度だと実力差が見て取れます。RTX 3080より3割近くRTX 4070 Tiが高性能です。

しかもRTX 4070 Tiにはフレームレートを生成する「DLSS 3」機能もあり、4Kで平均100 fps超えも可能です(※後ほどテストします)

マインクラフトBE版

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:マインクラフトBE版

Java版より最適化が洗練されているマインクラフトBE版を、最高設定(16チャンク読み込み)で比較したグラフです。

RTX 4070 Tiの方が高性能です。フルHDで約16%、WQHDで約14%、4Kで約12%ほどRTX 4070 Tiが上回ります。

解像度が大きくなるほど性能差が縮小してしまい、4K解像度だとRTX 3090(約20万円)とほとんど性能差がありません。

ブループロトコル

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:ブループロトコル

MMORPGブループロトコルを最高設定で比較したグラフです。

フルHD~4Kまで、すべての解像度でRTX 4070 TiがRTX 3080よりハッキリと上回ります。フルHDとWQHDでおよそ2割近く、4K解像度で約15%ほどRTX 4070 Tiが高性能です。

FF14:暁月のフィナーレ

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:FF14:暁月のフィナーレ

ベンチマークとしては不適切な・・・、FF14:暁月のフィナーレを最高設定で比較したグラフです。

なお、フレームレートが極端に跳ね上がる中盤以降をカットしたデータです。そのためフルHDでとWQHDで性能差が少ないですが、4Kだと約14%の性能差が出ます。

VRChat

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:VRChat

VRゲームの代表例でありながら、ベンチマークをほとんど見かけないVRChatを比較したグラフです。

グラフィック設定をUltra設定(異方性 x8)に、GPU使用率がほぼ100%に張り付くマップ「Yayoi Forest House(作:猫屋敷やよい さん)」のプライベートモードにて測定しました。

フルHDとWQHDはVRChatでそれほど重視されていないので無視します。肝心の4K解像度を見ると、RTX 3080が平均95 fpsに対して、RTX 4070 Tiは平均87 fpsと伸びが悪いです。

原因はVRAMの帯域幅と考えられます。RTX 3080 10GBの帯域幅が約760 GB/s、RTX 4070 Tiは約504 GB/sです。実に1.5倍もの差があり、データ転送量が大きく増える使い方でボトルネックになっている可能性が高いです。

VRAM帯域幅が少ないと高解像度で性能が下がる現象は「RTX 4070(レビュー)」や「RTX 4060 Ti(レビュー)」でも同様に確認されており、VRChat目的にグラボを買うならRTX 3000番台の方がいいかもしれません。

プレイヤーが複数同時にいるPublicだと、両者の性能が入れ替わったりして傾向をつかめず、VRChatをベンチマークする難しさがよく分かりました・・・。

16ゲームの平均フレームレート

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:平均フレームレートを比較

テストしたゲームの平均フレームレートをまとめました(※注意:平均はしょせん平均なので参考にし過ぎないように)

今回テストした内容だと、RTX 4070 TiはRTX 3080に対してフルHDで約15%、WQHDで約17%、4K解像度で約13%も高性能です。

フルHDとWQHDでは価格が2倍近いRTX 3090 24GBすら超えており、性能アップが目覚ましいです。

やかもち
現時点の新品価格なら、RTX 3090よりコスパが高いですが、RTX 3080 10GBと比較するとトントンですね。

fpsを底上げ「DLSS」を使った結果

NVIDIA DLSSの仕組み
「DLSS」の仕組みをざっくり解説
  1. フルHDでいったんレンダリング
  2. 機械学習を使って4Kにアップスケーリング
  3. 実質4Kのフレームが完成します

4K解像度のレンダリングは非常に重たい作業ですが、DLSSを使えばフルHDやWQHD相当のレンダリングで済ませられるので、フレームレートを稼ぎやすくなります。

ちなみに、どの程度の解像度でレンダリングするかどうかはゲーム側の設定で調整できます。高画質な設定ならWQHD相当で、性能重視な設定だとフルHDやHD相当でレンダリングを行います。

RTX 4000シリーズは、コア内部に搭載された機械学習に特化した「Tensor」コアを用いて、高画質なアップスケーリングを用いたフレームレート底上げ機能「DLSS」を利用できます。

今回はDLSS 2以上に対応している3本のゲームで、DLSSの効果をテストしました。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:NVIDIA DLSSを試す

タルコフ(4K解像度)でDLSSを使った結果、フレームレートがほぼ2倍に跳ね上がります。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:NVIDIA DLSSを試す

サイバーパンク2077(4K解像度 + パストレーシングモード)では、DLSS 2だけだとマトモに動作しません。

RTX 4000シリーズでのみ使えるDLSS 3(フレーム生成)を使って、ようやく実用的なフレームレートを得られます。それでも平均60 fpsに届かないため、グラフィック設定の調整が必要です。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:NVIDIA DLSSを試す

CPUボトルネックの影響でフレームレートを伸ばしづらいMSFSも、DLSS 3(フレーム生成)のおかげで平均100 fps以上に達します。

NVIDIA DLSS 3.0はフレーム生成に対応

DLSS 3(フレーム生成)は現状RTX 4000シリーズでしか使えないため、DLSS 3対応ゲームにおいてRTX 4070 Tiの性能は圧倒的です。

  • A Plague Tale: Requiem
  • Atomic Heart
  • Bright Memory: Infinite
  • Cyberpunk 2077
  • Conqueror’s Blade
  • Dakar Desert Rally
  • Deliver Us Mars
  • Destroy All Humans! 2 – Reprobed
  • Dying Light 2
  • F1 22
  • FIST: Forged In Shadow Torch
  • Forza Horizon 5
  • Hitman: World of Assassination
  • Hogwarts Legacy
  • Jurassic World Evolution 2
  • Justice
  • Loopmancer
  • Marvel’s Midnight Suns
  • Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
  • Marvel’s Spider-Man Remastered
  • Microsoft Flight Simulator
  • Mount & Blade II: Bannerlord
  • Need For Speed Unbound
  • Perish
  • Portal with RTX
  • Sackboy: A Big Adventure
  • The Witcher 3: Wild Hunt – Game of the Year Edition
  • Warhammer 40,000: Darktide
  • WRC Generations
  • Black Myth: Wukong
  • Chernobylite
  • Diablo IV
  • Icarus
  • Marauders
  • Midnight Ghost Hunt
  • Naraka: Bladepoint
  • Ripout
  • STALKER 2: Heart of Chornobyl
  • Scathe
  • Super People 2 (available now in early access)
  • Sword and Fairy 7
  • Synced
  • The Cycle: Frontier
  • The Day Before
  • The Finals
  • The Lord of the Rings: Gollum
  • Throne and Liberty
  • Tower of Fantasy
  • Warhaven
  • Witchfire

2023年3月時点、上記の50タイトルがDLSS 3.0に対応する予定です。

RTX 4070 Tiのクリエイティブ性能を比較

GPURTX 4070 TiRTX 3080
シェーダー数CPUのコア数に相当76808704
ブーストクロック2610 MHz1710 MHz
VRAMGDDR6X 12 GBGDDR6X 10 GB
理論性能(FP32)40.09 TFLOPS29.77 TFLOPS

グラフィックボードのクリエイティブ性能は基本的に、シェーダー数とクロック数から計算できる理論性能(FP32)に比例して高くなる傾向があります。

RTX 4070 Tiが約40テラフロップス、RTX 3080 10GBが約29.8テラフロップスで、期待される性能差はざっくり1.3倍です。実際にRTX 4070 Tiが1.3倍のクリエイティブ性能を出せるかどうか確認します。

GPUレンダリング(Blender)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:GPUレンダリング(Blender)

GPUレンダリングの定番ベンチマーク「Blender 3.5.0」では、RTX 4070 TiがRTX 3080より約38%も高性能で、RTX 3090も超えています。

シェーダー数から計算できる理論性能(FP32)とほぼ比例します。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:GPUレンダリング(Blender)

スコアの内訳(Monster / Junkshop / Classroom)はそれぞれ以上のとおりです。すべてのテスト内容でRTX 4070 Tiが高い性能を出せています。

画像のAIアップスケーリング

AI(機械学習)を用いた画像のアップスケーリングをテストします。

シェアウェアだとTopaz Gigapixel AIが有名ですが、今回は無料で使えるStable Diffusion Web UIのExtrasから「R-ESRGAN x4+」を使って、画像の4倍超解像を試しました。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:画像のAIアップスケーリング

2048 x 2048 pxの4倍アップスケーリング(8K解像度に超解像)にかかった時間は21.4秒で、RTX 3080の25.8秒より約20%も処理が速いです。

AIイラスト(Stable Diffusion)

AIイラストの定番ソフト「Stable Diffusion(AUTOMATIC1111 web ui版)」を使って、AIイラストの生成時間を比較します。

使用するベンチマーク内容は以下のガイド記事より3点です。

  1. ハローアスカベンチ(512 x 512)
  2. 神里綾華(LoRA + ControlNet)ベンチ(512 x 768)
  3. 神里綾華(LoRA + Latent x2.0)ベンチ(1024 x 1536)

生成時間が短いほど高性能です。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:AIイラスト(Stable Diffusion)

ハローアスカベンチ(10枚分)の生成時間は、RTX 4070 Tiが16.9秒、RTX 3080が24.5秒でした。RTX 4070 Tiが約31%も速いです。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:AIイラスト(Stable Diffusion)

神里綾華(LoRA + ControlNet)ベンチの生成時間は、RTX 4070 Tiが30.4秒、RTX 3080が43.7秒でした。ハローアスカと同じく、RTX 4070 Tiが約30%も高速です。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:AIイラスト(Stable Diffusion)

神里綾華(LoRA + Latent x2.0)ベンチでは、Hires Fix(アップスケーリング)にやや時間がかかって性能差が縮小しますが、それでもRTX 4070 Tiが約24%も高速でした。

RTX 4070 TiのAIイラスト性能はRTX 3080より確実に高性能で、値段が2倍近いRTX 3090 24GBよりも速いです。

ただし、VRAM容量を大量に消費するタスク(高バッチサイズの学習や、元絵の特徴を保ったままアップスケーリングができるTiled Diffusion + Tile CN等)では、24 GBのVRAMを持つRTX 3090に逆転される可能性はあります。

やかもち
AIイラストをやるならRTX 4070 Tiで決まりです。速いし省エネで、VRAM容量も多くて有利です。

機械学習(Tensor Flow 2)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:機械学習(Tensor Flow 2)

python 3.10.6にGPU版Tensor Flow 2を読み込み、kerasパッケージの「手書き文字の識別トレーニング(MNIST)」を実行します。25 epochの学習を合計5回実行して、処理にかかった平均時間を求めます。

RTX 4070 Tiは平均11.9秒で学習を終え、RTX 3080やRTX 3090よりわずかに遅いです。理論性能(FP32)から期待される性能を出せていません。おそらくVRAM帯域幅がボトルネックかもしれないです。

動画編集(PremiereとDavinci)

Puget Systemsのベンチマークプリセットを使って、動画編集の定番ソフト「Adobe Premiere Pro」と「Davinci Resolve Studio」のGPU性能をテストします。

テストに使用される動画素材は基本的に4K解像度以上で、割りと負荷の重たいワークロードです。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:動画編集(PremiereとDavinci)

Premiere ProのGPUスコアは「101.2点」で、RTX 3080やRTX 3090とほとんど変わらない性能です。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:動画編集(PremiereとDavinci)

素材のプレビュー性能(Live Playback)は「129.4点」で、過去テストしたGPUで最高得点です。RTX 3080より約10%も高速です。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:動画編集(PremiereとDavinci)

Davinci Resolve StudioのGPUエフェクト性能は「144点」、残念ながらRTX 3080の「146点」にわずか2点差で届きません。つまりほとんど同じ性能です。

やかもち
意外にも4K動画編集の快適さに目立った性能差が見られませんでした。4K以上の動画素材をガシガシと使っているため、VRAMの帯域幅がボトルネックな可能性あり。

動画エンコード(NVEncなど)

世代RTX 4070 Ti
(Ada Lovelace世代)
RTX 3080
(Ampere世代)
NVEncエンコーダー第8世代(デュアル)第7世代
NVEncデコーダー第5世代第5世代
AV1エンコード対応
AV1デコード対応対応

RTX 4070 Ti(Ada Lovelace世代)は従来のGeForceシリーズから改善されたデュアルエンコーダー搭載GPUです。

第8世代NVEncエンコーダーを2基(デュアル)搭載して、従来モデルより高速な動画エンコード性能と、少ないビットレートで高画質な「AV1エンコード」に対応します。

rigayaさん作のAviutl拡張プラグイン「NVEnc 7.26」を使って、RTX 4070 Tiの動画エンコード性能を検証しましょう。

テスト内容は1分30秒ほどのフルHD動画(原神のプレイ動画)を、VBR形式(ビットレート9000 kbpsでBフレーム挿入あり)でエンコードするのみ。ログに記録される処理速度(fps)で性能を比較します。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:動画エンコード(NVEncなど)

RTX 4070 Tiの動画エンコード性能は圧倒的に優れています。HEVCエンコードで約1.8倍、H264エンコードで約1.7倍も処理速度(fps)が速いです。

AV1エンコードで平均315 fpsを叩き出し、HEVCやH264エンコードよりも高速に処理できます。となるとエンコードの品質が気になりますが・・・

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:動画エンコード(NVEncなど)

エンコードの画質を評価するVMAFスコアを見ると、AV1エンコードで「91.3点」でした。

HEVCとH264エンコードは従来世代とまったく同じ画質ですが、AV1エンコードは爆速な処理ながらHEVC以上の画質です。

ただし、Intel Arc A770のXe Media Engine(QSVEnc)には速度と品質どちらも勝てませんでした。

やかもち
第8世代NVEncエンコーダーで使えるAV1エンコードは「速くて高画質」です。

ゲーム開発(Unreal Engine 5)

無料で使えるゲーム開発ソフト「Unreal Engine 5.1.1」のプレビュー性能をテストします。

無料で配布されている「City Sample(The Matrix Awakens)」から「Small_City_LVL」を読み込み、既定のルートを1周してフレームレートを測定します。

「Big_City_LVL」だとPCスペックのメモリ容量が不足して動作が不安定だったため、メモリ容量32 GBでもなんとか動作するSmall版をテストしました。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:ゲーム開発(Unreal Engine 5)

RTX 4070 Tiは平均60 fpsに達しますが、RTX 3080 10GBだと平均40 fps程度です。なんと1.5倍もの性能差が出ています。

開発中のプレビュー性能がどれほど重要かどうかは筆者には分からないですが、スムーズに動いた方が動作検証をしやすいと思われます。

ゲーム実況配信(OBS Studio)

ゲーム配信で定番のソフト「OBS Studio」を使って、RTX 4070 Tiのゲーム配信性能を比較します。

フォートナイトのベンチマークモードを録画配信して、平均フレームレートやコマ落ち(ドロップフレーム率)を比較した結果がこちら↓

RTX 4070 Tiで動画配信
設定平均fps性能低下コマ落ち
フルHD(H264)237.4 fps-10.0%0.0%
フルHD(AV1)235.7 fps-10.6%0.1%
4K(H264)96.8 fps-14.5%0.0%
4K(AV1)95.8 fps-15.4%0.1%

※フルHDはP4:Medium / VBR:9000 kbpsで、4KはP4:Medium / VBR:16000 kbpsでテスト

フルHDの場合、配信をしていない場合と比較して約10%の性能低下で、コマ落ちはほぼゼロで安定しています。

4Kだと約15%の性能低下ですが、ほとんどコマ落ちせず非常に安定した4Kゲーム配信が可能です。

RTX 3080 10GBで動画配信
設定平均fps性能低下コマ落ち
フルHD(H264)209.5 fps-9.1%0.3%
フルHD(AV1)
4K(H264)86.1 fps-12.5%94.9%
4K(AV1)

一方でRTX 3080はフルHDだと問題なく配信ができるものの、4Kだと一気にコマ落ちが激増して不安定に。何をしているのかほとんど分からない配信画面です。

オーバーウォッチ2を4K解像度でリプレイモード中に録画して、AV1とH264で画質を比較しました。

画質の差が分かりやすいように、ビットレートを9000 kbps(フルHD換算で2250 kbps)まで下げている影響はありますが、AV1の方がはるかに高画質だと分かるはずです。

やかもち
AV1形式だと同じ画質で容量を減らせるので、録画をするときにストレージ容量の節約につながります。

RTX 4070 Tiの消費電力を比較

電力ロガー機能のついた電源ユニットを2台使って、CPUとマザーボードに電力供給を分割します。

テスト環境
電源ユニット #1システム全体850 W(80+ Platnium)使用モデル「Corsair HX850i」
電源ユニット #2CPUや水冷クーラーなど850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」

システム全体を担当する電源ユニットから、+12Vレールの消費電力を見るとグラフィックボード単体の消費電力とほぼ一致します。

上記の接続方法だと、+12Vレールは基本的にグラフィックボード(6+2 pinとPCIeスロット)で使用されるため、CPUを取り除いておけば自ずとグラフィックボード単品の消費電力を抽出可能です。

ただし、電源ユニットの電力ロガーセンサーは刻み値が粗いです。変動幅が小さくなりがちな、低負荷時(低設定のフルHDなど)の精度はやや悪いです。

GPU単体の測定値を見るのではなく、他と比較して相対的に見るべきです。

  • 誤:Aは平均200 Wらしい
  • 正:AはBと比較して50 W少ないらしい

これくらいのニュアンスでデータを見てくれると助かります。

やかもち
高精度な測定センサー「Powenetics v2」か「NVIDIA PCAT(Power Capture Analysis Tool)」が心底欲しいです。

特定のゲームをプレイ中の消費電力ではなく、テストした16個のゲームタイトルから平均消費電力を求めます。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:消費電力

タルコフやMSFSなど、CPUボトルネックの影響でGPU使用率が上がりにくいタイトルが含まれているため、RTX 4070 TiのフルHD消費電力は平均176 Wとかなり低く出ます。

WQHDで平均212 Wに上昇し、4Kで平均239 Wの消費電力です。フルHD~4Kで平均300 W前後を消費するRTX 3080から飛躍的にワットパフォーマンスが改善されています。

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:ワットパフォーマンス

消費電力1ワットあたりの平均フレームレートを計算したグラフです。

RTX 4070 TiはフルHDで約1.8倍、WQHDで約1.5倍、4K解像度で約1.4倍ものワッパ改善です。ぜいたくにTSMC 4N(TSMC 5 nm)プロセスを製造に使っただけあって、ワットパフォーマンスの目覚ましい改善が見られます。

基本的に半導体チップの電力効率はよほど下手な設計をしていない限り、製造技術(プロセス)でおおむね決まってしまいます。RTX 3000シリーズで採用されるSamsung 8 nm(改良型10 nm)プロセスがどれほど不利だったかを物語っています。

高負荷時のGPU温度は?

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:GPUコア温度

GPU使用率が100%に達する「3DMark Speed Way」を10分連続で動かして、RTX 4070 TiのGPUコア温度を測定したグラフです(テスト時の気温は25℃前後)。

RTX 4070 Tiは10分を通して平均62.3℃(ピーク65℃)に対し、RTX 3080は平均70.9℃(ピーク72℃)でした。

消費電力が減った分だけそもそもの発熱量が減っていますし、テストに使用したPNY XLR8 Gamingモデルの冷却設計の出来の良さも加わり、非常に高い冷却性能を発揮します。

PNY / ブーストクロック : 2610 MHz / ファン : トリプル内排気 / 厚み : 3.3スロット(66 mm) / TDP : 285 W(16 pin) / 保証 : 3年
注意:「ボード設計」の良し悪しが反映されます

グラフィックボードの温度比較は、テストに使用したボード設計に大きく左右されます。

同じRTX 4070 Ti搭載モデルでも、分厚くて全長の長いトリプルファンモデルなのか、今回のようにコンパクトなデュアルファン設計かどうかで冷え方や騒音がまったく違います。

GPUチップ本体の発熱度合いではなく、ボード設計の上手さを比較しているため参考程度に見てください。

騒音を10分テスト(動作音はうるさい?)

GeForce RTX 4070 Tiのベンチマーク比較:騒音値(動作音)

デジタル騒音メーターを距離50 cmに置いて、騒音値を測定しました。

RTX 4070 Ti(PNY XLR8 Gaming)は冷えている割に、ファンの回転数がゆるゆると大人しく(1000 rpm前後)、非常に静かな動作音です。10分を通して平均33.9 dBしか音が出ません。

一方、RTX 3080(MSI Ventus 3X OC)は冷えない割に3つの冷却ファンが積極的に回る微妙な設計でして・・・、10分を通して平均39 dBと静かとは言いづらい動作です。

やかもち
あまりにも静かでビックリです。こんなに冷えてて静かなのにRTX 3080以上の性能です。
注意:「ボード設計」の良し悪しが反映されます

グラフィックボードの動作音(騒音)比較も、温度と同じくテストに使用したボード設計に大きく左右されます。

単純に、ヒートシンクが分厚くて大口径な冷却ファンを搭載している設計の方が有利です。特定のGPUチップだから静か、ではなく巨大な設計だから静かに冷えやすい(またはコンパクトな設計だからうるさい)と見てください。

上記のグラフから確からしい情報は、特定のボード設計がどれくらい静かに動作できるかどうかに過ぎず、参考程度に見るべきです。

騒音値(dBA)評価目安
30 ~ 32.49極めて静か耳を近づければ聞こえるレベル
32.5 ~ 34.9静かファンが回っているのが分かる
35 ~ 39.9やや静か扇風機を「小」で回したくらい
40 ~ 42.49普通エアコンよりは静かな音
42.5 ~ 44.99やや騒音エアコンの動作音に近い
45 ~ 50騒がしい扇風機を「中~大」で回した音
50 ~うるさい・・・換気扇を全力で回した音

まとめ:RTX 4070 TiはRTX 3080より美味しい

新品で買うなら基本的に「RTX 4070 Ti」

ゲーム性能だけで見るコストパフォーマンスでは、RTX 3080 10GBの方が若干有利です。RTX 3090(約20万円)と比較すると劇的なコスパ改善と言えそうですが、そもそもRTX 3090が法外に高すぎるんです。

と言っても、消費電力の少なさ(= ワットパフォーマンスの高さ)から来る扱いやすさと優れた静音性、AV1エンコードやAIイラスト性能などクリエイティブ性能も含める「汎用性」はやはりRTX 4070 Tiが一枚上手です。

「DLSS 3(フレーム生成)」による爆発的な性能アップ機能もRTX 4070 Tiならではの魅力です。

唯一の注意点はCPUボトルネックです。RTX 4070 Tiはパワフルな性能ゆえに、フルHDゲーミングだとCPUボトルネックが出やすいです。高フレームレートにこだわる方はCore i5 13600K以上のCPUと組み合わせたいです。

最新の価格とスペックは公式サイトで確認してください

セール特価狙いなら「RTX 3080」もアリ

RTX 3080 10GBの新品価格は約10万円です。今から10万円も出してRTX 3080 10GBを買うメリットはかなり少ないです。

消費電力が高いせいで動作音の大きいグラフィックボードが多い傾向があります。クリエイティブ性能はそれなりに良いものの、AV1エンコードに非対応ですし、AIイラスト性能はRTX 4070 Tiに届きません。

フレームレートを爆発的に伸ばす「DLSS 3(フレーム生成)」も今のところ対応する予定が無いです。

RTX 4070 Tiと比較して分かりやすく「汎用性」で劣っており、将来性の少ないグラフィックボードです。在庫処分セールなどで8.5万円くらいなら、購入を検討していいかもしれません。

少なくとも、筆者は(今さら)RTX 3080 10GBをおすすめする気はないです。

やかもち
中古品はマイニングで酷使されているリスクがあるから要注意。特にマイニング対応を意味する「non LHR」モデルは避けた方が無難です。

RTX 4070 Tiを単品で買う

玄人志向 / ブーストクロック : 2610 MHz / ファン : トリプル内排気 / 厚み : 3.5スロット(62 mm) / TDP : 285 W(16 pin) / 保証 : 3年

ぶなんにおすすめな単品モデルが「玄人志向」です。ほぼ最安値に近い価格で、3年保証が付いてきます。3.5スロットの分厚い設計で冷却性能も十分です。

PNY / ブーストクロック : 2610 MHz / ファン : トリプル内排気 / 厚み : 3.3スロット(66 mm) / TDP : 285 W(16 pin) / 保証 : 3年

少々値は張りますが、今回レビューで使った「PNY XLR8 Gaming」もおすすめ。とにかく静かによく冷えます。こちらも3年保証付きです。

RTX 4070 Ti搭載ゲーミングPCを買う

手っ取り早く「完成品」が必要な方は、BTOメーカーのゲーミングPCを推奨します。

ゲーミングPC主なスペックと価格
2023年6月時点のスペック
おすすめNo.1パソコン工房
「LEVEL∞ R779」
  • CPU:Core i7 13700KF
    360 mm水冷式クーラー搭載
  • グラボ:RTX 4070 Ti 12 GB
  • メモリ:32 GB(DDR5-4800)
  • SSD:1 TB(NVMe SSD)
  • HDD:なし
  • マザボ:Intel Z790チップセット
    (2.5G LAN対応)
  • 電源:800 W(80 PLUS Gold)
  • OS:Windows 11 Home
  • 納期:2~7日
  • 保証:1年間(無料で修理)
  • 価格:326800円(送料:無料)
おすすめNo.2ツクモ
「G-GEAR GA7J」
  • CPU:Core i7 13700F
    (16コア / 24スレッド)
  • グラボ:RTX 4070 Ti
  • メモリ:16 GB(DDR4-3200)
  • SSD:1 TB(NVMe SSD)
  • マザボ:Intel B660
  • 電源:1000 W(80 PLUS Gold)
  • OS:Windows 11 Home
  • 保証:1年間(無料で修理)
  • 価格:292700円(送料:2200円)
おすすめNo.3ドスパラ
「raytrek 4CXFi」
  • CPU:Core i7 13700F
    (16コア / 24スレッド)
  • グラボ:RTX 4070 Ti
  • メモリ:16 GB(DDR4-3200)
  • SSD:1 TB(NVMe SSD)
  • マザボ:Intel H770
    (2.5G LAN対応)
  • 電源:750 W(80 PLUS Gold)
  • OS:Windows 11 Home
  • 保証:1年間(無料で修理)
  • 価格:279980円(送料:3300円)

以上「RTX 4070 TiとRTX 3080どっちがいい?【実際にベンチマーク性能比較】」でした。

RTX 4000搭載ゲーミングPC【解説】

グラフィックボードのレビュー記事

Sponsored Link

24 件のコメント

  • いくらグラボ単体のコスパが良くてもグラボだけじゃpcは動かないしcpuとか電源も考えたらrtx4070ti選んだ方がコスパは良さそう?

  • 3080買ったユーザーだとなかなか4000シリーズは値段とのバランスがいいグラボがないんですよね…
    WQHD144fpsのディスプレイだと大抵のゲームは十分
    5000シリーズが過去最大の性能上昇、AI性能強化と言われているしまあ次の世代でいいかなって感じ
    最近はLora学習が主流になったおかげでvram10GBで困ってないし(90%以上は使うのでわりとギリギリですが)、生成速度も十分なのでしばらくは問題なさそうかな

    • RTX 3060 Ti / RTX 3070 / RTX 3080あたりがホントに強いですよね。当時は今より30円も円高だった、という事情もありますが、今でも(消費電力を除けば)優秀なグラボに感じます。

  • この結果を見ると、4070の10万円は渋いかな?
    8万円台以下が妥当なレベルな気がする。

  • タルコフの言うβは「将来的に実装しようと思っている要素をまだすべて出し切っていない」という意味合いのβで、他の一般的なオンラインタイトルでいえばとっくに正式版みたいなものだと思う。

  • こういっちゃなんだが記事のタイミングが悪すぎる。なんで4070の発売日に4070tiと3080の比較記事何ですか…。(批判してるわけじゃないです)
    4070がまさに3080と同価格なのでどちらを買うか悩む人はいるかもだけど4070がでたことで4070tiと3080を悩む人はもういないと思います。ただ4070tiと3080tiで悩む人はいると思います。

    • RTX 4070はさっき届いたので、これから各種ベンチを始めます。AIイラスト生成どれくらい速いのかな・・・楽しみです。

      RTX 4070 Tiのタイミングが変なのはそうですが、発売当時の値段が高すぎて買う気が起こらず、値下がりを待っていたら時期をすでに逃していた事情が。

      • 3080tiは4kなら4070tiと戦えると思ってたけど今確認したら違ったんで3080tiの話は忘れてください。

  • 実質11万の根拠がないな、相変わらずの表記・・・
    PNYの販売ページリンク切れしてるし

  • VRchatで3080に負けるタイミングがあったのはメモリバス幅・帯域幅の差が出たんじゃないかな
    それでも人が集まると3080(10)より4080(偽)の方が有利だとは思う

  • レビューお疲れ様です
    けど4070tiなら比較対象は3080tiなのでは
    3080だと4070が本命かと

  • > RTX 3080(MSI製)は冷えない割にファンがよく回転して、10分を通して平均39 dBでややうるさいです。

    MSI、ボードメーカーとしてはかなりいい加減なボッタクリ商売をしつづけている印象。ネームバリューにあぐらをかいてるのもそうだけど、4090発売直後に1週間だけ格安セールをやってレビュー対策をしまくった後、一気に値上げしたという消費者を舐め腐った商法も忘れられない。MSI買うくらいなら、GIGABYTEの方がよほど優良製品を設計してくれている気がするけど、いかんせん代理店のやる気のなさがなあ・・・。

  • AV1エンコード機能って配信以外で使う場面ってない気がするんですよね
    DLSS3やワッパ改善はいいんですが、いかんせん4000シリーズは中途半端なスペック感は否めない。

    できれば
    90番台ハイエンド(4K100数十Hz対応可能)
    15〜20万
    80番台ハイエンド(4K60Hz、フルHD240Hz対応可能)
    9〜13万
    70番台ミドルハイ(フルHD100数十Hz対応可能)
    6〜8万
    60番台ミドル(フルHD60Hz対応可能)
    5万前後
    50番台ミドルロー(画質設定次第で60Hz対応可能)
    3万前後
    30番台(一般作業用、軽負荷ゲーム可能)
    1万前後ぐらいで分けて欲しい。
    ※60番以降はAAAクラスのゲームを最高画質でプレイしての値と考える。

  • 原神はunlockfpsでの結果ですよね?
    ウチのTUFOC3080だとスメールシティーでも、画質最高設定+Geforceのフィルタありで100fps、Geforceのフィルタなしだと120fps出るんですが(勿論4K)
    何かおかしくないですか?(CPUは12700K)

    70fpsとか、あの超絶クソ重い華清帰蔵密宮(入口)でも80fps(フィルタあり)くらいは出ますよ

  • 3070と2080の関係とほぼ同一ですね
    Geforceの型番って前世代の1ランク上を少し超える程度に設定してるのかな
    値段も順調に上がってますけど・・・

  • 12GBのメモリは今後の事も考える(バイオとか平気で12GB使うから)と少ないよね、16GBは欲しかった。 結局4080以上(4080でもその内厳しくなる)じゃないと思うようなスペックで遊べなくなるのか・・・

  • ちょっと調べてきたのだけど、YouTubeとかで自作系の動画を見てると、4K60FPSに対する実使用感をコメントしてくれているものがありますね。それによると

    ・4K60FPSは動画編集する分には問題ない
    ・4K60FPSでゲームすると、大きな動きがあったときに画面の端の方で遅延が出て違和感がある

    だそうです。もちろん、この辺の感じ方は人それぞれだと思いますが、4070Tiで4Kを考えていらっしゃる方は、そういった「実際に使った人の感想」をちゃんと集めることをお勧めします。10万も出して性能に不満を感じるようでは、気の毒すぎると思いますので。

  • こうやって見ると、2080tiってまだまだ充分現役に感じられますね。
    自分が次に買い換える時はZEN3環境からの総入れ替えになりそうなので、4070tiの価格が小慣れてくると嬉しいですね。円高シフトに期待。

  • ちもろぐ読者 へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です