Dead by Daylightの新作にあたる「DEATHGARDEN」(デスガーデン)が、Steamで配信開始。
あまり興味は無かったが、「デスガーデンの推奨スペックが気になります!」とコメントが来てたし、無料プレイも開催中。というわけで、手持ちのグラボ9枚を使ってデスガーデンで60fpsを出せるスペックを徹底検証しました。
DEATHGARDENの検証方法
検証用に作った自作PC(テスト機)を使う。検証方法はいつも通り、実際にDEATHGARDENを実行して、ゲーム内にて動作フレームレートを計測する。
ゲームにはランナー(職業はサポート)として参加して、エリア確保を中心とした生存重視のプレイを行います(好戦的に攻めてハンターに瞬殺されたら意味ないので…)。
検証に使ったグラボ | ||
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GTX 1080 Ti | GTX 1060 6GB | RX 570 |
GTX 1080 | GTX 1050 Ti | – |
GTX 1070 Ti | GTX 1050 | – |
GTX 1070 | RX 580 | – |
勝つか負けるかしてゲームが終わったら、グラフィックボードを取り替えて再度、同じ内容の検証を繰り返す。こうすることで、グラボ別のフレームレートが分かり、推奨スペックが明らかになっていく。
検証で使うグラフィック設定は「Very High設定」です。
解像度はフルHD(1920 x 1080)で、フレームレート制限は「240fps」にしておいた。では、さっそくグラフィックボードから順番に。
DEATHGARDENのおすすめグラフィックボード
DEATHGARDEN / 1920×1080 / 「Very High」設定
平均フレームレート推奨グラフィックボード
最近のゲームとしては、やや軽い動作でした。GTX 1060 6GBで平均71fpsも出ているので、DEATHGARDENをフルHDでプレイするだけなら「GTX 1060 6GB」で決まりです。
GTX 1060 6GBでコスパが良いのは、玄人志向ブランドの「GF-GTX1060-E6GB/OC2/DF」です。GTX 1060搭載ボードの中では、非常に安価なものの、必要十分な冷却性能を持っています。
GTX 1060 6GBを搭載しているゲーミングPCでおすすめは「ガレリアDT」。他社BTOの同スペック品より安い傾向にあるけれど、実際に使ってみて良い感じだったので。
DEATHGARDENのCPUボトルネックを検証
グラボの次は「CPU」について検証を行う。せっかく推奨グラボを用意しても、CPUの性能がグラボの足を引っ張ってフレームレートが落ちる「ボトルネック」という現象を検証するため。
- Core i7 8700(6コア / 12スレッド / 4.30 GHz)
- Core i5 8500(6コア / 6スレッド / 3.90 GHz)
- Core i3 8100(4コア / 4スレッド / 3.60 GHz)
- Pentium G5400(2コア / 4スレッド / 3.70 GHz)
今回の検証では、もっともボトルネックが出やすいハイエンドGPUである「GTX 1080 Ti」を使って、CPUごとにフレームレートが変化するかどうかを検証した。
DEATHGARDEN / 1920×1080 / 「Very High」設定
思っているよりボトルネックは出ません。2コアのPentiumはダメダメですが、4コアのi3 8100なら割と安定しています。DEATHGARDENは6コア以上あれば問題ないですね。
DEATHGARDENに必要なメモリ
テストマシンには16GBのメモリーが搭載されている。その内の何GBを、DEATHGARDEN(とWindows 10)が使用していたかをグラフ化してみた。
- GTX 1080 Tiの場合:平均4.55GB
- GTX 1050の場合:平均5.06GB
見ての通り、使うグラフィックボードによってメモリーの使用量が若干違いますね。では、グラフィックボード側のメモリー使用量を確認してみよう。
Very High設定にて、DEATHGARDENは2.5GB前後のVRAM(グラボ側のメモリー)を消費していることが分かります。
「GTX 1050」にはVRAMが2GBしか搭載されていないので、2GBに収まりきらず溢れてしまった0.5GB分が、メインメモリーに押し付けられてしまった…ということです。
結論、DEATHGARDENはVRAMを2.5GBは使うので、グラフィックボードはVRAM 3GB以上のモノを選ぼう。推奨グラボのGTX 1060 6GBはVRAMが6GBもあるので心配なし。
DEATHGARDENに必要なメモリ容量- DEATHGARDENをプレイするだけ:「8GB」で足りる
- 同時に録画や配信もしたい:「8GB」だと不足する可能性
DEATHGARDEN自体はさほどメモリを使わない。VRAMが足りているなら、メモリは8GBもあれば十分に間に合います。
ただし、DEATHGARDENをしながら他のこともしたいなら、念のため16GBにしておこう。Chromeで検索する、Youtubeを見る、録画する、配信する。といった使い方だと、カンタンに8GBを使い切ってしまう。
DEATHGARDENの推奨スペック
ここまで検証してきて分かった、DEATHGARDEN(デスガーデン)の推奨スペックをまとめます。
デスガーデンの推奨スペック | ||
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目的 | 性能重視 | コスパ重視 |
CPU | Core i5 8500 | Core i3 8100 |
グラボ | GTX 1060 6GB | GTX 1060 3GB |
メモリ | 8GB |
というわけで、DEATHGARDENにベストなスペックは「Core i5 8500 + GTX 1060 6GB」で確定。あとはメモリを8GB~16GBにすればOKです。
デスガーデンのフルHDプレイに「GALLERIA DT」
「GALLERIA DT」のカタログスペック(仕様) | |
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CPU | Core i5 8500 |
グラボ | GTX 1060 6GB |
メモリ | 8GB(4GB 2枚組) |
マザーボード | Intel H310搭載 / MicroATX規格 |
SSD | 240GB |
HDD | 1TB |
電源 | 450W (80 PLUS Bronze認証) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
付属品 | GALLERIA専用ゲーミングキーボード |
GALLERIA専用マウス | |
保証 | 持込修理1年間(延長可能) |
価格 | 119980円(税抜き)最新価格をチェックする |
DEATHGARDENにおすすめのゲーミングBTOは、途中で紹介したように「ガレリアDT」です。i5 8500 + GTX 1060 6GBなので、ほとんど全てのゲームをフルHDで快適に動かせます。
パソコンの新調を考えているけれど自作は面倒だ…というなら、ガレリアDTで良いでしょう。
以上「DEATHGARDENが60fpsで動く推奨スペックを徹底検証」について、検証と解説でした。
ありがとうございました!!
入力遅延についての記事でなぜかコメントを送信できなかったのでこちらの記事で失礼します。
入力遅延はグラフィックボードからモニターに伝わる時の話とのことですが、この記事を読む限り入力遅延はグラフィックボードの性能でなくモニターの性能に依存するもの、という解釈でよいでしょうか?