「Core i7 10700K」をレビュー & 性能ベンチマークします。
i7 10700Kは、Core i7初の8コア16スレッドCPUです。最大5.1 GHzで動くので、ゲーム性能は文句なしに強そう。実際にi7 10700Kを、Ryzen 7 3700Xやi7 9700Kと比較しながら検証しました。
Core i7 10700Kのスペックを解説
CPU | Core i7 10700K | Core i7 9700K | Ryzen 7 3700X |
---|---|---|---|
ロゴ | |||
世代 | 10th Comet Lake S | 9th Coffee Lake R | 3rd Zen 2 |
プロセス | 14 nm+++ | 14 nm++ | 7 nm |
TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | ソルダリング | ソルダリングIHSは金メッキ仕様 |
ソケット | LGA 1200 | LGA 1151 (v2) | Socket AM4 |
チップセット | Intel 400 | Intel 300 | AMD 400 / 500 |
コア数 | 8 | 8 | 8 |
スレッド数 | 16 | 8 | 16 |
ベースクロック | 3.80 GHz | 3.60 GHz | 3.60 GHz |
ブーストクロックシングルコア使用時 | 5.10 GHz | 4.90 GHz | ~ 4.40 GHz |
ブーストクロック全コア使用時 | 4.70 GHz | 4.60 GHz | ~ 4.40 GHz |
手動OC | 可能 | 可能 | 可能 |
L1 Cache | 512 KB | 512 KB | 512 KB |
L2 Cache | 2 MB | 2 MB | 4 MB |
L3 Cache | 16 MB | 16 MB | 32 MB |
対応メモリ | DDR4-2933 | DDR4-2666 | DDR4-3200 |
チャネル | x2 | x2 | x2 |
最大メモリ | 128 GB | 128 GB | 128 GB |
ECCメモリ | 不可 | 不可 | U-DIMMのみ |
PCIeレーン | Gen3 | Gen3 | Gen4 |
16 | 16 | 16 + 4 | |
レーン構成 | 1×16 + 2×8 | 1×16 + 2×8 | 1×16 + 1×4 |
1×8 + 2×4 | 1×8 + 2×4 | 2×8 + 1×4 | |
1×8 + 2×4 + 1×4 | |||
内蔵GPU | UHD 630 | UHD 630 | なし |
GPUクロック | 350 ~ 1200 MHz | 350 ~ 1200 MHz | – |
TDP | 125 W | 95 W | 65 W |
MSRP | $ 374 | $ 374 | $ 329 |
参考価格国内Amazonの価格 | 56000 円 | 44980 円初値:53932 円 | 39980 円初値:42984 円 |
Core i7 10700Kのスペックを一言で表現するなら、Core i7と同じ価格なのに「冷却効率アップ & メモリ性能も改善したCore i9 9900K」です。
第9世代Coffee Lake Rシリーズで、Core i9 9900Kは8コア16スレッドを誇る最上位モデルでした。第10世代Comet Lake Sでは、最上位だったCore i9 9900K相当のスペックが、Core i7に降りました。
Core i7と同じ価格で、Core i9 9900Kが買える。つまりCore i9 9900Kの実質値下げバージョンが「Core i7 10700K」です。
と反射的に思いますが、現時点の価格は「初値」です。新製品はたいてい発売間近だと、値段をかなり盛っている傾向があります(= ご祝儀価格)。
- Core i7 10700K:56000 円
- Core i7 9700K:53932 円
- Core i9 9900K:67932 円
発売してすぐの価格をまとめてみた。i7 9700Kより約2000円ほど値上がりしてますが、i9 9900Kより1.2万円も安いです。希望小売価格(MSRP)は374ドルで、i7 9700Kとまったく同じ。
待っていれば、いずれ価格は約4.5~4.6万円に落ち着くと簡単に予想できます。
仕様の変更点:従来のi7 9700Kと何が違うのか?
ここでは、最近ゲーミングPCや自作PCに興味を持ったという、初心者向けに。Core i7 10700Kが従来のCore i7 9700Kと、具体的にどう違うのかを説明します。
さっそく良いところ、悪いところをリストアップします。
- スレッド数が2倍の「16スレッド」へ
- クロック周波数も少しだけ上昇
- 対応メモリがDDR4-2666から「DDR4-2933」に
- 冷えやすいようにダイの厚みを減らした(薄化)
- 冷えやすいようにIHS(CPUの殻)を分厚くした
- 「実質Core i9」なのに価格設定はCore i7と同じ
- 従来のLGA 1151 (v2)と互換性なし
- 対応チップセットは「Intel 400」シリーズに変更
- TDPは95 Wから125 Wへ上昇
スレッド数が一気に2倍に増えて、16スレッドです。クロック周波数もシングルスレッドで200 MHzアップ、マルチスレッドでは100 MHzアップで、確実にCPU性能は改善されています。
メモリ性能がパワーアップ
メモリコントローラは少しだけ性能アップが施され、従来のDDR4-2666対応から、DDR4-2933対応に変更。インテルによれば、メモリの性能は41.6 GB/sから45.8 GB/sに改善したとのこと。
第9世代の時点で、すでに冷却効率がそこそこ良い「ソルダリング(はんだ付け)」が使われています。しかし、はんだ付けの張力に対応するためダイ(CPU本体)が分厚くなり、さほど冷えない状態でした。
第10世代では冷却効率を改善するべく、ヒートスプレッダ(CPUの殻)をより分厚く、ダイを薄く設計しました。こうすることで、CPU本体の熱が移動しやすくなり、熱を運ぶ量も改善します。
LGA1200とIntel 400チップセットが必要に
8コア16スレッドを安全に動かせるよう、第10世代Comet Lake Sではダイを薄くしたり、IHSを分厚くしたり。いろいろな対策を講じています。
しかし、設計を変更しているうちに従来のLGA 1151 (v2)では対応できなくなってしまいました。
新しいCPUソケット「LGA 1200」が登場です。接点が1151個から1200個に強化され、見た目で分かりやすいように「切り欠き」の位置は反対側に移動してます。
対応チップセットも「Intel 300シリーズ」から、新型チップセット「Intel 400シリーズ」に変更。ただし、チップセットの機能はほとんど変わっていません。
Core i7 10700Kを使うためには、
- Intel 400シリーズ(Z490 / H470 / B460)搭載マザーボード
- LGA 1200対応マザーボード
以上が必要です。第9世代から乗り換えようと思っている人にとっては、大問題でしょう。
一方で、古いシステムを数年ぶりに更新する人、これから新しいパソコンを組む(または購入する)人にとっては大したデメリットではないです。
CPUの消費電力増加に対応するため、Intel 400シリーズ対応マザーボードは、従来のマザーボードと比較してVRMフェーズ電源も大幅に強化されています。
極端な地雷マザーボードはほぼなくなり、PC初心者にとってはかえって選びやすい状況です。とはいえ、電源部を強化した分だけコストに反映されるので、価格は値上がり気味・・・。
チップセット | Intel Z490 | Intel Z390 |
---|---|---|
PCIe 3.0 | x24 | x24 |
USB 3.1 Gen2 | x6 | x6 |
USB 3.1 Gen1 | x10 | x10 |
SATA 3.0 | x6 | x6 |
PCIe構成 | x16 | x16 |
x8 / x8 | x8 / x8 | |
x8 / x4 / x4 | x8 / x4 / x4 | |
メモリチャネル | デュアル | デュアル |
対応Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
DMI | 3.0 | 3.0 |
HSIOレーン | x30 | x30 |
ME Firmware | 14 | 12 |
大きな違いは、内蔵ワイヤレスLANがWi-Fi 5からWi-Fi 6にアップグレードされたことくらい。PCIeレーン数や、USBポートの数はまったく同じです。
Core i7 10700KのCPU性能:ついにRyzen 7と並ぶ
テスト環境
テスト環境「ちもろぐ専用ベンチ機」 | |||
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PC | ver.Intel | ver.AMD | |
CPU | Core i7 10700K | Core i9 9900K | Ryzen 7 3700X |
冷却 | Corsair H100i Pro RGB240 mm簡易水冷ユニット | ||
マザーボード | ASUS ROG STRIXZ490-E GAMING | ASRockZ390 PG 6 | ASUS ROG STRIXX570-E GAMING |
メモリ | DDR4-2666 8GB x2使用モデル「G.Skill FlareX C14」 | ||
グラボ | RTX 2080 Ti使用モデル「MSI Gaming X Trio」 | ||
SSD | NVMe 500GB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 | SATA 500GB使用モデル「Samsung 860 EVO」 | NVMe 250GB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 |
SATA 2TB使用モデル「Micron 1100」 | |||
電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
OS | Windows 10 Pro 64bit検証時のバージョンは「1909」 | ||
ドライバ | NVIDIA 445.87 |
Core i7 10700Kの性能をベンチマークする、ちもろぐ専用ベンチ機のスペックです。比較に使うCPU以外は、ほぼすべて同じPCパーツで揃え、CPUの性能だけを比較検証できます。
メモリは容量8 GBを2枚で合計16 GB、メモリクロックはBTOパソコンで一般的なDDR4-2666です。
グラフィックボードはレビュー時点で最強性能の「RTX 2080 Ti」を使用しました。CPUのゲーミング性能を計測するのが目的なので、検証に使うグラフィックボードはなるべく高性能な方が良いです。
システムストレージはどちらもSSDで揃え、アプリケーションやベンチマークはSATA接続の2TB SSDから起動しています。おおむね、CPU本体の性能差をテストできるスペック環境です。
「i7 10700K」と比較するCPUたち | |
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Core i9 9900K | Core i7 10700Kとほぼ同じスペック |
Core i7 9700K | 第9世代Core i7 |
Ryzen 9 3900X | あと5000円で手が届く12コアCPU |
Ryzen 7 3700X | Core i7にとって最大のライバル |
Core i7 10700Kと性能を競ってもらうCPUは、以上の4つです。特に注目したいのは、
- 最大のライバル「Ryzen 7 3700X」とどれくらい戦えるのか?
- 1世代前のCore i7 9700Kとの性能差は?
この2点は重要です。
もっとも注目されるのは、Ryzen 7とCore i7のどちらが良いのか?でしょう。希望小売価格は45ドル(約5000 ~ 6000円)の差があり、差額を払ってまでCore i7 10700Kを選ぶメリットはあるのかどうか。
では、以下ベンチマークバトルが続きます。
レンダリング性能
「Cinebench R15」は日本国内だけでなく、国際的にもCPU用の定番ベンチマークソフトです。内容はレンダリングで、CPUが持っている理論上の性能がハッキリと反映されやすいです。
CPUのすべてのコアを100%使用した場合の性能を叩き出すため、理論上の目安になります。ただし、あくまでも目安であり、CPUの性能を代表するスコアではない点は注意してください。
Cinebench R15 / マルチスレッド性能
すべてのコアを使用した場合の「マルチスレッド性能」は、同じ8コア16スレッド同士なら、ほぼ横並びの性能に。頭一つ抜けているRyzen 9 3900Xは、12コアなので当たり前の結果です。
Core i7 10700Kはスレッドが2倍になったおかげで、Core i7 9700Kと比較して約1.3倍ものマルチスレッド性能に進化。
Cinebench R15 / シングルスレッド性能
1コアあたりの性能を示す「シングルスレッド性能」は、最大5.1 GHzで動くCore i7 10700Kがトップ。次にCore i9 9900K、Ryzen 9 3900Xが続く形です。
Cinebench R15の後継バージョン「Cinebench R20」も検証しておきました。
Cinebench R20 / マルチスレッド性能
マルチスレッド性能はCinebench R15とほとんど同じ傾向。i7 10700Kとi9 9900Kが横並びのスコアです。
Cinebench R20 / シングルスレッド性能
シングルスレッド性能も、i7 10700Kとi9 9900Kがまったく同じ性能を示します。
Cinebenchだけでなく、実際に「Blender」というレンダリングソフトを使って処理速度を計測。内容はスポーツカー「BMW」を生成するのにかかった時間で比較します。
Blender 2.79.7 / 「BMW」の生成時間
Core i7 10700Kは167秒で、i7 9700Kから約26%もレンダリング処理速度が速くなります。やはり8コア16スレッドは強力です。ぶっちぎりでトップは12コアのRyzen 9 3900Xでした。
計算速度
Geekbench 4.1はマルチプラットフォーム対応のベンチマークソフトです。内容は多種多様なテストのパッケージで、AESなど暗号処理系の計算速度が問われています。主にCPUの計算速度をスコア化することになります。
Geekbench 4.1 / シングルスレッド性能
シングルスレッドの計算速度は、クロック周波数に比例した結果です。Core i7 10700Kは最大5.1 GHz動作で、スコアはトップ。i9 9900Kは最大5.0 GHz、i7 9700Kは4.9 GHzです。
Geekbench 4.1 / マルチスレッド性能
マルチスレッドの計算速度は、Cinebenchなどと同様、コア / スレッド数に比例します。トップは12コアのRyzen 9 3900X、Core i7 10700Kはi9 9900Kとほぼ同じです。
動画エンコード
「動画エンコードにかかる時間」は、CPUの性能を知るうえで分かりやすい指標のひとつです。
まずは定番のフリー動画エンコードソフト「Handbrake」を使ってエンコード性能を検証します。約1 GBのフルHD動画(.mkv)を、Handbrakeの標準プリセットを使ってエンコードして、ログに表示される「平均処理速度」で性能比較します。
Handbrake / Fast 480p(x264)
Core i7 10700Kは16スレッド化により、先代のCore i7 9700Kより約20%もエンコード速度が高速化。Core i9 9900Kとほとんど変わらない処理性能です。
Handbrake / Fast 1080p(x264)
更に負荷が重たいフルHD → フルHDへのエンコードも、同様にCore i7 10700KはCore i9 9900Kとそう変わらない性能を見せます。
Handbrake / H.265 MKV 480p(x265)
さらに複雑なH.265 MKVプリセットでエンコードすると、全体的に性能差がマイルドに。
Handbrake / H.265 MKV 1080p(x265)
同じ設定のまま解像度だけをフルHDに変更すると、ピッタリとマルチスレッド性能(というより物理コア数)に比例した結果になりました。やはり動画エンコードは、コア数の多さが効きます※。
※補足:Handbrakeの場合、10コア20スレッド以上でCPU使用率が飽和し出すので、10コア以上のテストには並列エンコードなどの工夫が必要です。
- x264guiExをダウンロード(rigaya氏の公式サイト)
日本では大人気の動画編集ソフト「Aviutl」も検証します。rigaya氏が開発した拡張プラグイン「x264guiEx」と「x265guiEx」を使って、2400フレームの動画をエンコード。
Aviutl / x264guiExエンコード
x264guiExはHandbrakeよりも、物理コア数の影響が大きいです。同じ8コアCPU同士では大きな性能差にならず、12コアのRyzen 9 3900Xだけが1ランク上の処理性能。
Aviutl / x265guiExエンコード
x265guiExも傾向はほとんど同じです。Aviutl使いなら、スレッド数を2倍にするハイパースレッディングの有無にこだわる必要はあまり無い、と言えます。
ただ、現在ではハイパースレッディングが有効に機能するアプリの方が多いので、同じ価格帯でCore i7を選ぶなら「i7 10700K」の良いのは言うまでも無いですね。
動画編集
「Davinci Resolve」はフリー動画編集ソフトとして、Aviutlと並んで完成度の高いソフトです。カラーグレーディングやVFX合成などプロ仕様な機能に加え、PCスペックをフルに活用できる洗練された設計が大きな強み。
今回の検証ではPuget Systems社のベンチマークプリセットを使って、Davinci Resolve 16における動画編集のパフォーマンスを計測します。バッチ処理でDavinci Resolveを動かして、それぞれの処理にかかった時間からスコアを出す仕組みです。
Davinci Resolve / 4K動画編集
Davinci Resolveにおける4K動画編集は、コア数とスレッド数が多いほど処理性能がアップします。Core i7 10700Kは、スレッド数が倍増したおかげで、i7 9700K比で約12%の性能アップ。
12コアのRyzen 9 3900Xにはさすがに届きませんが、コストパフォーマンスは確実に改善されています。
テスト内容 | Core i7 10700K | Core i9 9900K | Core i7 9700K | Ryzen 9 3900X | Ryzen 7 3700X | 単位 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4K | Overall Score | 893 | 901 | 797 | 958 | 841 | Score |
4K Test Average | Basic Grade | 82.9 | 83.9 | 67.2 | 93.6 | 84 | Score |
4K Test Average | OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 85.8 | 89.6 | 84.1 | 89.6 | 80.2 | Score |
4K Test Average | Temporal NR – Better 2 Frames | 92.5 | 91.8 | 83.5 | 96 | 82.7 | Score |
4K Test Average | 3x Temporal NR – Better 2 Frames | 95.7 | 95 | 93.7 | 94.5 | 88.8 | Score |
4K Test Average | Optimized Media | 89.7 | 90 | 70.1 | 105 | 84.8 | Score |
4K CinemaRAW Light | Codec Average | 93 | 92 | 85.5 | 102.9 | 88.3 | Score |
4K H264 150Mbps 8bit | Codec Average | 85.2 | 84.2 | 80.2 | 90.5 | 81.2 | Score |
4K ProRes 422 | Codec Average | 88.3 | 91.2 | 84 | 95.9 | 87.2 | Score |
4K ProRes 4444 | Codec Average | 82.5 | 86 | 69 | 83.9 | 74.2 | Score |
4K RED | Codec Average | 97.4 | 96.9 | 80.1 | 105.6 | 89.7 | Score |
4K CinemaRAW Light | Basic Grade | 39.22 | 38.7 | 32.21 | 45.39 | 40.33 | FPS |
4K CinemaRAW Light | OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 17.34 | 17.34 | 16.73 | 17.98 | 15.48 | FPS |
4K CinemaRAW Light | Temporal NR – Better 2 Frames | 14.6 | 14.17 | 15.22 | 16.24 | 13.13 | FPS |
4K CinemaRAW Light | 3x Temporal NR – Better 2 Frames | 7.52 | 7.44 | 7.52 | 7.36 | 7.01 | FPS |
4K CinemaRAW Light | Optimized Media | 87.55 | 87.51 | 65.88 | 108.97 | 87.51 | FPS |
4K H264 150Mbps 8bit | Basic Grade | 40.82 | 40.25 | 35.32 | 46.04 | 42.64 | FPS |
4K H264 150Mbps 8bit | OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 17.02 | 16.63 | 16.44 | 17.43 | 15.22 | FPS |
4K H264 150Mbps 8bit | Temporal NR – Better 2 Frames | 18.11 | 18.11 | 17.85 | 17.88 | 15.89 | FPS |
4K H264 150Mbps 8bit | 3x Temporal NR – Better 2 Frames | 7.77 | 7.72 | 7.68 | 7.68 | 7.33 | FPS |
4K H264 150Mbps 8bit | Optimized Media | 53.72 | 52.77 | 46.78 | 65.97 | 55.76 | FPS |
4K ProRes 422 | Basic Grade | 40.8 | 40.81 | 34.46 | 46 | 43.89 | FPS |
4K ProRes 422 | OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 14.75 | 17.65 | 17.01 | 18.08 | 15.55 | FPS |
4K ProRes 422 | Temporal NR – Better 2 Frames | 18.33 | 18.33 | 18.09 | 18.56 | 16.25 | FPS |
4K ProRes 422 | 3x Temporal NR – Better 2 Frames | 7.89 | 7.85 | 7.81 | 7.85 | 7.4 | FPS |
4K ProRes 422 | Optimized Media | 133.31 | 133.31 | 108.08 | 146.43 | 133.21 | FPS |
4K ProRes 4444 | Basic Grade | 16.51 | 19.8 | 13.42 | 18.64 | 18.76 | FPS |
4K ProRes 4444 | OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 15.88 | 15.72 | 14.91 | 13.51 | 13.51 | FPS |
4K ProRes 4444 | Temporal NR – Better 2 Frames | 14.04 | 13.63 | 7.72 | 15.72 | 12.35 | FPS |
4K ProRes 4444 | 3x Temporal NR – Better 2 Frames | 7.44 | 7.37 | 7.33 | 7.29 | 6.65 | FPS |
4K ProRes 4444 | Optimized Media | 88.41 | 97.27 | 76.63 | 91.12 | 67.63 | FPS |
4K RED | Basic Grade | 25.59 | 23.9 | 18.64 | 28.36 | 21.41 | FPS |
4K RED | OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 12.55 | 13.62 | 11.36 | 13.88 | 12.55 | FPS |
4K RED | Temporal NR – Better 2 Frames | 12.68 | 12.91 | 11.47 | 12.25 | 11.75 | FPS |
4K RED | 3x Temporal NR – Better 2 Frames | 6.56 | 6.53 | 6.14 | 6.53 | 6.12 | FPS |
4K RED | Optimized Media | 42.62 | 40.66 | 27.81 | 52.75 | 39.12 | FPS |
ゲーム実況配信
ゲーム配信ソフトで特に有名な「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使って、CPUの配信性能を検証します。
なお、あくまでもCPUの性能評価としてOBSを使うだけであって、現時点では「ゲーム配信するならNVEncが有利」です。Turing世代のNVEncはとても高画質です、ゲーム中のフレームレートの下落も少ないです。
では、CPUを使ったゲーム配信の性能を検証しましょう。
FF14ベンチマーク(紅蓮のリベレーター)を最高設定で実行中に、OBSで録画と配信を同時に行います。配信設定は60 fpsのフルHDで、プリセットは標準的な画質「medium」です。
統計タブに表示されるドロップフレーム率で「コマ落ちしたフレーム数」を記録し、配信した総フレーム数で割り算して割合を求めました。0%がベストで、5%を超えたらイライラする配信になります。
配信中のドロップフレーム率設定は「medium」で固定 | ||||
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上限 | CPU | レンダリングラグ | エンコードラグ | 平均fps |
144 fps | Core i7 10700K | 0.0% | 37.2% | 106.8 fps |
Core i9 9900K | 0.0% | 39.9% | 104.4 fps | |
Core i7 9700K | 0.0% | 82.8% | 123.8 fps | |
Ryzen 9 3900X | 0.0% | 0.0% | 97.2 fps | |
Ryzen 7 3700X | 0.0% | 39.1% | 82.9 fps | |
60 fps | Core i7 10700K | 0.0% | 27.1% | 59.8 fps |
Core i9 9900K | 0.0% | 29.1% | 59.8 fps | |
Core i7 9700K | 0.0% | 69.5% | 59.9 fps | |
Ryzen 9 3900X | 0.0% | 0.0% | 59.5 fps | |
Ryzen 7 3700X | 0.0% | 33.7% | 58.4 fps |
medium設定はフツーな画質ですが、CPUでエンコードするには非常に重たいです。8コア16スレッドのCore i7 10700Kですら、コマ落ちは約3~4割に達します。
mediumで安定した配信をするには、最低でも10コア20スレッドは欲しいです。でも、配信のためにお金を掛けるなら、CPUよりもグラフィックボードを優先した方がコスト効率は遥かに良いでしょう。
圧縮と解凍
ファイルの圧縮と解凍のスピードを、有名なフリー解凍ソフト「7-Zip」を使って計測。付属のベンチマークツールで、圧縮と解凍のスピードを「MIPS」という単位で分かりやすく表示してくれます。
7-Zip Benchmark / 圧縮
Core i7 10700Kは、i9 9900K相当のスピードで「圧縮」が可能。ライバルのRyzen 7 3700Xとほぼ同じ圧縮スピードです。
7-Zip Benchmark / 解凍
「解凍」はRyzenが得意とするジャンルです。Core i7 10700KはRyzen 7 3700Xに、もう少しで追いつきそうな性能に進化しています。
ブラウザの処理速度
ブラウザ上で動作するベンチマーク「mozilla kraken 1.1」を使って、CPUがブラウザ上のWebアプリをどれだけ速く処理できるかを検証する。単位はミリ秒なので、短いほど処理が速いです。
Mozilla Kraken 1.1 / ブラウザの処理速度
基本的にシングルスレッド性能に比例して速くなるテストなので、Core i7 10700KからRyzen 7 3700Xまで、どれもそれほど変わらない結果で横並びになります。
若干Ryzenの方が速いのは事実ですが、20 ミリ秒の性能差は体感不可。mozilla kraken 1.1は1000 ミリ秒を下回っていれば、とりあえずはOKです。
Photoshop CC
写真編集の定番ソフト「Photoshop CC」を検証。バッチファイルを使って実際にPhotoshopを動かして、それぞれの処理に掛かった時間からスコアを算出します。
Photoshop CC / 総合的な処理性能
PhotoshopはインテルCPUの得意分野、だったのですが、最近は第3世代Ryzenも同じくらい高速です。
同じ8コア16スレッドだと、Core i7 10700Kやi9 9900Kの方がRyzen 7 3700Xより若干処理が速いですが、今回は公平性を期すためどちらもメモリをDDR4-2666に固定しているのが原因でしょう。
Ryzenはたとえ第3世代であっても、依然として高クロックメモリが極めて効果的です。逆に言えば、メモリにそこまで気を使わなくても・・・ある程度スピードを出してくれるインテルCPUは扱いやすいと言えます。
CPU | Core i7 10700K | Core i9 9900K | Core i7 9700K | Ryzen 9 3900X | Ryzen 7 3700X |
---|---|---|---|---|---|
総合スコア | 985 | 983.4 | 918.4 | 980.4 | 905.6 |
一般処理のスコア | 94.2 | 94.2 | 87.4 | 97.1 | 88.7 |
フィルタ系のスコア | 103.1 | 101.9 | 94.1 | 97.1 | 89.8 |
GPUスコア | 105.2 | 105.4 | 94.2 | 95.7 | 90.2 |
Photomergeのスコア | 97.9 | 99.5 | 96.2 | 101.8 | 95.8 |
テストの詳細結果(単位:秒) | |||||
RAW画像の展開 | 1.15 | 1.38 | 1.14 | 0.9 | 1.27 |
500MBへのリサイズ | 1.13 | 1.11 | 1.21 | 1.18 | 1.29 |
回転 | 0.87 | 0.8 | 0.85 | 0.8 | 1.05 |
自動選択 | 9.86 | 9.84 | 10.55 | 8.67 | 8.89 |
マスク | 2.77 | 2.86 | 2.85 | 3.02 | 2.87 |
バケツ | 1.42 | 1.34 | 1.58 | 1.29 | 1.32 |
グラデーション | 0.3 | 0.29 | 0.36 | 0.28 | 0.33 |
塗りつぶし | 4.49 | 4.65 | 6.49 | 5.5 | 4.93 |
PSD保存 | 6.87 | 6.37 | 6.64 | 6.71 | 6.95 |
PSD展開 | 2.55 | 2.54 | 2.51 | 2.7 | 3.01 |
Camera Raw フィルタ | 4.39 | 4.51 | 4.59 | 4.3 | 4.83 |
レンズ補正フィルター | 13.97 | 14.11 | 13.94 | 14.12 | 14.85 |
ノイズ除去 | 17.36 | 18.75 | 18.89 | 16 | 16.49 |
スマートシャーペン | 15.03 | 15.12 | 17.22 | 14.26 | 15.93 |
フィールドぼかし | 12.3 | 12.38 | 13.86 | 14.79 | 15.14 |
チルトシフトぼかし | 12.21 | 12.19 | 13.67 | 14.35 | 14.62 |
虹彩絞りぼかし | 13.15 | 13.16 | 14.84 | 15.2 | 15.92 |
広角補正フィルター | 16.41 | 16.48 | 17.91 | 17.09 | 20.8 |
ゆがみツール(Liquify) | 3.17 | 3.15 | 3.58 | 3.69 | 4.13 |
Photomerge(2200万画素) | 69.91 | 69.56 | 71.26 | 69.24 | 73.46 |
Photomerge(4500万画素) | 96.28 | 93.7 | 97.82 | 89.9 | 95.7 |
※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。
Microsoft Office
PCMark 8を使って、Microsoft Officeの処理速度を計測します。オフィスソフトはマルチスレッドよりシングルスレッド依存のタスクになるため、基本的に第3世代RyzenやインテルCPUなら余裕です。
Microsoft Word / 平均処理時間
Wordの処理速度はキレイにシングルスレッド性能の差が反映されています。ただ、Ryzen 7 3700Xが飛び抜けて速いのは不思議です。
Microsoft Excel / 平均処理時間
Excelはシングルスレッド性能と、多少のマルチスレッド性能も求められます。Core i7 10700Kは、i9 9900Kとほぼ同じ速度でExcelを処理できます。
Microsoft PowerPoint / 平均処理時間
PowerPointはCore i7 10700Kがトップで、i9 9900Kとi7 9700Kが続く形に。パワポはかなりシングルスレッド重視なアプリです。
ビデオチャット(VC)の処理性能
コロナウイルスの流行によって、テレワーク(在宅勤務)の導入が進んでいます。ビデオ会議に使われるビデオチャット(VC)ソフトも出番が増えてきたため、「ビデオチャットの性能」を検証します。
検証方法は「PCMark 10」のビデオチャットテストを使います。内容はビデオチャットを再生したときのフレームレート、顔認識の処理速度、エンコード(アバター着用など)の処理速度などが含まれ、総合スコアを算出できます。
PCMark 10 / ビデオチャットの総合スコア
ビデオチャットの総合的な性能は、9000点前後が限界です。
PCMark 10の中では、顔認識がもっともマルチスレッド性能を要求する重たいタスクですが、それも8コア16スレッドあたりでピークに達します。
PCMark 10 / ビデオチャットの性能
顔認識やアバター着用など複雑なタスクをせず、ただビデオチャットを再生するだけなら性能は頭打ちです。
「IPC」でCPUの真の進化をチェック
最後は「IPC(クロックあたりの処理性能)」をテストします。IPCが高いとは、つまるところ「同じクロックなのに性能が高い」わけですから、CPUのクロック周波数を固定してベンチマークを行えばある程度は明らかにできます。
方法はシンプルで、クロック周波数を3.5 GHzに固定してCinebench R15をシングルスレッドモードで実行するだけ。
Cinebench R15 / シングルスレッド性能@3.5 GHz
これでIPCの違いをキレイに抽出できます。グラフを見て分かる通り、CPUの世代や設計が新しいほどIPCは改善されます。
Core i7 10700Kは、第10世代とはいえベースは第6世代のSkyLakeです。基本的な設計は何一つとして変わっていないため、IPCもまったく変化しません。
対するAMD Ryzenは世代を更新するたび、着実に設計に改善を加えてIPCを向上し続けています。今はまだクロック周波数で優位性を発揮するインテルCPUですが、そろそろ限界な感を否定できないです。
Core i7 10700Kのゲーミング性能:依然として支配的
ゲームで高フレームレートを出すなら、グラフィックボードの性能が重要です。しかし、グラフィックボードが高性能なほど、CPUの性能も影響が大きくなります。
現時点で最強のグラボである「RTX 2080 Ti」を使って、FF14:漆黒の反逆者ベンチマークを実行してみると、同じグラボなのに実際の性能に差が出るのが分かります。
これが「CPUボトルネック」と呼ばれる現象です。果たしてCore i7 10700Kは、RTX 2080 Tiの性能をどこまで引き出せるのか?・・・検証です。
Apex Legend
Apex Legends1920 x 1080 / 最高設定 / 射撃訓練 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
Apex LegendはCPUボトルネックが出づらいゲームですが、最大5.0 GHzを超えてくるCore i7 10700Kやi9 9900Kだと、さすがにフレームレートを押し上げる効果があります。
Battlefield V
Battlefield V 1920 x 1080 / 最高設定(DX11) / 最後の虎 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
Battlefiled VはCPU負荷が大きいゲームでありながら、ハイパースレッディングが効きにくいゲームです。だからi7 10700Kよりも、i7 9700Kの方が安定したフレームレートでした。
CS : GO
Counter Strike : Global Offensive1920 x 1080 / 最高設定 / Dust II |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
CS:GOはどのCPUを使っても余裕で240 fps以上を出せており、わずかな性能差は実用上ほとんど意味を持ちません。
Call of Duty : Black Ops IV
Call of Duty : Black Ops IV1920 x 1080 / 最高設定 / Contraband |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
コールオブデューティーはマップ「Contraband」で計測。BF5と同様にCPU負荷の重たいゲームですが、トップはi7 9700Kです。
Fortnite : Battle Royale
Fortnite : Battle Royale1920 x 1080 / 最高設定 / ミスティ・メドウズ |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
フォートナイトはマップ「ミスティ・メドウズ」で、ゲーム内の正午(12時)頃に計測しました。
インテルCPUの方が効率よくフレームレートを伸ばせます。第3世代Ryzenは12コアあっても伸び切らず、Core i7 10700Kとi9 9900Kにトップの座を譲ります。
Overwatch
Overwatch 1920 x 1080 / エピック設定(100%) / 練習場 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
オーバーウォッチはどのCPUを使っても、平均240 fpsは余裕でオーバー。若干インテルCPUの方が伸びやすいように見えますが、実用上はほとんど関係ない性能差です。
PUBG
PUBG1920 x 1080 / ウルトラ設定 / 練習場 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
PUBGは練習場を走って計測。方向転換をする時は、すばやくエイムを振っています。この方法は体感するほどインテルCPUが有利になりやすいですが、裏を返せばRyzenの弱点です。
Rainbow Six Siege
Rainbow Six Siege 1920 x 1080 / 最高設定 / ファベーラ |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
レインボーシックスシージは「ファベーラ」にて計測しました。若干Ryzenより伸びやすいものの、実際のプレイで体感するほどでは無いです。
ARK Survival Evolve
ARK Survival Evolve 1920 x 1080 / 高設定 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
じわじわと日本国内でも人気が出てきたARK Survival Evolveも検証。なお、最高設定はあまりにも重たすぎて非現実的なので、ひとつ下の高設定でテストします。
結果はCore i7 10700Kやi7 9700Kが圧倒的で、Ryzenは思うようにフレームレートが伸びないです。
FF14
FF14 : 漆黒のヴィランズ 1920 x 1080 / 最高品質 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
FF14(漆黒の反逆者)ベンチマークはスクエニ製のゲームだけあって、インテルCPUによく最適化されています。首位は当然Core i7 10700Kです。
Shadow of the Tomb Raider
Shadow of the Tomb Raider 1920 x 1080 / 最高設定(SMAA / DX11) |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」も、スクエニ製のゲームです。FF14と同様、Ryzenに最適化されていないのがよく分かる結果に。
ただ、平均フレームレートは先代のCore i7 9700Kがトップで、i7 10700Kはi9 9900Kとほぼ同等のフレームレートを記録しました。ハイパースレッディングと相性が悪いようです。
モンスターハンターワールド
Monster Hunter World1920 x 1080 / 最高設定 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
モンスターハンターワールドはCPU負荷が重たいゲームのひとつです。マルチスレッド性能もそれなりに要求され、高速な8コア16スレッドであるi7 10700Kがほぼトップに。
8スレッドのi7 9700Kが、24スレッドのRyzen 9 3900Xを打ち負かす様子を見る限り、モンハンワールドも大概Ryzenに最適化されていないようです。
黒い砂漠
黒い砂漠 1920 x 1080 / リマスター品質 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
黒い砂漠は無料MMORPGでは、世界最高峰のグラフィックを誇るタイトルですが、ハイパースレッディングと相性が極めて悪いなど。ソフトの最適化は・・・ポンコツです。
結果は当然ハイパースレッディング非対応のCore i7 9700Kで、その次にHTT対応のi7 10700Kとi9 9900Kが続きます。今どきHTTがマトモに機能しないゲームも珍しい気がします。
なお、測定方法はゲーム内時刻を午前11:30~午後12:30(正午付近)に限定したうえで、負荷が重たい「首都カルフェオン」を馬で走るだけです。
黒い砂漠 1920 x 1080 / リマスター品質 |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
参考までに、ハイパースレッディングを無効化して比較したデータも掲載します。
ハイパースレッディングを無効化すると、一気にCore i7 10700Kがトップの座に。まったく振るわなかったRyzenも大幅な性能アップを確認できましたが、12コアの方はダメですね※。
AMD Ryzenは、4コア単位の小さなCPUを組み合わせて、低コストで多コアなCPUを実現する設計です。
4コア単位の小さなコア「CCX」を、2つ組み合わせて作った8コア単位を「CCD」を呼びます。8コアまでならCCDは1つで足りますが、12コア以上になるとCCDは2つ必要です。
そして、2つのCCD間をインフィニティ・ファブリックというバスで接続するわけですが、このCCDの間を行き来する際に発生する「レイテンシ」がしばしば問題の原因になります。
MMORPG「黒い砂漠」はまさしくこの問題の代表例で、8コアのRyzenならSMTを切ると一気にフレームレートが伸びます。12コア以上だと、SMTを切ってもほとんど性能が変わらないです。
理由はホントに単純で、開発側がCCD間のレイテンシを考慮していないからです。そもそもハイパースレッディングすらマトモに機能しない時点で、黒い砂漠のソフトウェア最適化はかなりツメが甘いと言わざるを得ないでしょう・・・。
平均パフォーマンス
平均フレームレート 1920 x 1080 / RTX 2080 Tiに対して |
平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
ここまでの検証結果を平均パフォーマンスとしてまとめました(※ハイパースレッディングを無効化したデータは平均値から除外)。
Core i7 10700Kの平均フレームレートは、基本的にCore i9 9900Kとほぼ同じです。ゲームによってはハイパースレッディングの無いCore i7 9700Kの方が、有利な場合もあります。
突出したパフォーマンスを示すわけではなく、Core i7 10700Kは依然として「ゲーミング最強CPUの一角」を担うCPUです。
ライバルのRyzen 7 3700Xは、メモリクロックを盛らなければCore i7に匹敵するほどのフレームレートを発揮できません。ソフトによっては露骨な最適化不足も見られ、「最適化の壁」が厚く立ちはだかる状況です。
※CPUひとつで8コアや10コアを作るから、AMD Ryzenと比較して高コスト体質です。
消費電力とオーバークロック
CPUの消費電力といえば、まず頭に浮かぶのは「TDP」です。しかし、TDPはあくまでも「これくらいの発熱量があるから、発熱量に対応したCPUクーラーを使ってね。」という意味合いの方が強く、イコール消費電力ではない。
よって本レビューでは電力ロガー機能のついた電源ユニットを使って、CPU本体の実際の消費電力を計測します。たとえば、電源ユニットから100 Wの電力が供給されていれば、CPUの消費電力は約100 Wと判断できます。
テスト環境 | ||
---|---|---|
電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
電源ユニットを2台使ってCPUとそれ以外のパーツで供給を完全に分割しているため、CPUに給電している電源ユニットの計測値を見れば、CPU本体の消費電力が明らかになる仕組みです。
消費電力とワットパフォーマンス
消費電力は、Handbrakeで「Fast 1080p(x264)」プリセットでエンコードしながら測定します。10コア20スレッドCPUまでなら、この方法でCPU使用率は常時100%に張り付き、CPU本体の消費電力をほぼフルに引き出せます。
消費電力(+12Vレールの実測値)
Core i7 10700Kの消費電力は、平均で142 Wほど。同じ8コア16スレッドのCore i9 9900Kと比較すると、40 W近くも消費電力が削減されています。
ライバルのRyzen 7 3700Xは平均でわずか97 Wで、単純な消費電力ではRyzenに太刀打ちできない状況です。
ワットパフォーマンス(動画エンコード時)
1ワットあたりの動画エンコード速度(= ワットパフォーマンス)を求めると、Ryzen 7 3700Xがトップに。
Core i7 10700Kはライバルに対してワッパではマトモな勝負にならないですが、Core i9 9900Kよりは大幅にワッパが改善されています。
冷却効率の改善でCPU温度は冷えやすく
スペック編で解説したとおり、第10世代インテルCPUは「殻を分厚く、チップ本体は薄く」再設計され、冷却効率が大幅に改善したと説明しました。
CPU温度(中央値)
CPU温度の結果がこちらです。あまりにも冷えやすいので、真っ先にコア電圧を疑いました。特にASRockマザーボードは、オート設定だとガンガンCPUをぶん回す傾向にあるので・・・。
しかし、実際に入ってるコア電圧(VID)は、Core i7 10700Kが1.257 Vほど。Core i9 9900Kは1.228 Vで、むしろi7 10700Kよりも少ない電圧で動作する「やや品質の良い」チップでした。
にも関わらず、実際のCPU温度はi7 10700Kの方が11℃も冷えやすいです。温度が低いほど、CPUの消費電力は大人しくなる傾向があります。消費電力が減った原因も納得です。
オーバークロックの自由度もよし !!
インテルCPUはやはりオーバークロックが楽しいです。もともと消費電力がイマイチなので、省エネ性なんて気にせずオーバークロックしましょう。
なお、今回のオーバークロックの設定ややり方については、「ROG STRIX Z490-E GAMINGをレビュー:OC設定について」を参考にしてください。
クロック周波数は全コア5.1 GHz(コア電圧はBIOS上で1.490 Vを設定)まで動作OKです。CPU温度は最大69℃から81℃に上昇しましたが、80℃くらいなら、まだ大丈夫でしょう。
ハズレ石なのに5.1 GHzで最大80℃ちょっとで済むなんて、冷却効率の改善は殻割りをしない一般ユーザーにとって、素直に喜べる改善ポイントですね。
消費電力は約142 Wから40 W増えて、約181 Wに達しました。これでも定格のCore i9 9900Kで記録した、約185 Wよりはマシです。
クロック | コア電圧 | 最大温度 | 消費電力 | エンコード速度Handbrake Fast 1080p | 効率ワットパフォーマンス |
---|---|---|---|---|---|
Auto | Auto | 69.0 ℃ | 142.0 W | 73.8 fps | 0.52 fps |
5.00 GHz | 1.425 V | 75.0 ℃ | 161.0 W | 80.5 fps | 0.50 fps |
5.10 GHz | 1.490 V | 81.0 ℃ | 181.5 W | 82.0 fps | 0.45 fps |
i7 10700Kは、定格だと全コア4.7 GHzで動作します。5.1 GHzだとクロック差は約8.5%、エンコード速度は定格と比較して約11.1%の性能アップです。
高クロックになるほど実際の性能が伸びない、なんてことはなく、オーバークロックは正常に機能しています。ハズレ石と240 mm簡易水冷で、全コア5.1 GHzまで行ける時代になったようです。
まとめ:より安く、扱いやすい「実質Core i9」
「Core i7 10700K」がどんなCPUか、一言で表現するとやっぱり「実質的なCore i9 9900Kの値下げエディション、しかも冷却効率アップ」ですね。明らかにi9 9900Kより扱いやすいCPUに進化してます。
しかし、言ってしまえばそれだけのCPUでもあります。最先端のテクノロジーではなく、14 nmプロセスの延長上にある設計を引き継ぎ、あの手この手で第3世代Ryzenに対抗できるレベルに仕上げているのが現実です。
なお、レビューしている本人は楽しめました。何をやっても基本的に安定しているし、手持ちのRTX 2080 Tiの性能をほぼ100%まで引き出す、屈指のゲーミング性能は高く評価できます。
「Core i7 10700K」のデメリットと弱点
- 初値が高い
- 未だに14 nmプロセス採用
- LGA 1200とIntel 400シリーズが必要
- 付属CPUクーラー無し
- 単純なコスパはRyzen 7に劣る
- ワットパフォーマンスは時代遅れ
- 「PCIe Gen4」に対応しない
誰から見ても分かるハッキリとした弱点は、互換性の喪失です。インテルはどうして2世代ごとに互換性を捨ててしまうのか。
LGA 1200とIntel 400シリーズが3世代くらい続くなら、まだ悪くはないですが、すでに出回っている情報では従来どおり2世代までが限界らしいです。
1つのプラットフォームを長く使い続けたいユーザーにとっては、AMD Ryzenほど魅力的には映らないでしょう。あと、希望小売価格(MSRP)の割には、国内価格が高すぎるのも気になります。
適正な価格(4.5 ~ 4.6万円)に落ち着くのに、少なくとも3ヶ月は掛かりそうです。
「Core i7 10700K」のメリットと強み
- ゲーミング最強CPUの一角
- 「8コア16スレッド」のCore i7
- 内蔵グラフィックスを搭載
- CPU温度が大幅に冷えやすく改善
- 簡単に5.1 GHzまでオーバークロック可
- コストパフォーマンスも改善
Core i7では初の8コア16スレッドです。ようやくRyzen 7 3700Xと並ぶスペックになり、久々に同価格帯にマトモなライバルが登場した感じがします。
今までだったら、用途によって選べと言われても・・・同じ値段でスレッドが2倍のRyzen 7の誘惑はあまりにも強力でした。しかし、今回のCore i7 10700Kの登場によって、状況が変わります。
今はまだ初値なので勝負にならないですが、価格が落ち着いて差額が5000 ~ 6000円くらいになれば、かなり良い勝負になります。
Core i7 10700Kのメリットは、メモリをオーバークロックせずとも、ある程度はしっかりとした性能を出せる点です。ソフトウェアの最適化にも依然として恵まれ、特にゲーミング性能は支配的です。
自作erにとって嬉しい点は、大幅に改善した冷却効率でしょう。Core i9 9900Kはダイが分厚いせいで、ソルダリングの割には爆熱なCPUでしたが、i7 10700Kは「ダイを薄く、殻を分厚く」です。
ハズレ個体と240 mm簡易水冷ユニットにも関わらず、OC素人な筆者でも全コア5.1 GHzは簡単でした。冷えやすくなったおかげで消費電力が下がり、ワッパも改善されてます。
というわけで、個人的な評価は「A+ランク」で決まりです。価格が落ち着いたら、Core i7 10700Kは割と誰にでもオススメできるCPUの仲間入りします。
すでに第9世代を持っているユーザーにはオススメしにくいですが、久々に自作PCをする、これから初めてゲーミングPCを組みたい。と考えている人には、十分魅力的なCPUです。
以上「Core i7 10700Kをレビュー:「i9 9900K」の実質値下げ版だ。」でした。
14nmやめろーーーーーーーーーーーーーッ
8700kを42000円で買った私…涙が出そうです(性能アップは嬉しいんですけどね…)
ソケットが変更されるのは頻繁に組み替える人は嫌かもしれませんが、ソケットは同じなのに動かないCPUがあるみたいなトラップが無くなるので、まるっと変えてもらったほうが悲劇が少なくなると思います。
うーんライゼンで十分かな…
正直適正価格になっても全く魅力ないと思いますけどね。評価はA+ですけど……
適正価格でも3700Xと6~7000円差があるわけで、仮に3700Xの値下げが起これば更にさは広がる。
ゲーマーでもその金をグラボに使ったほうがいいですし、既に2080ti持ってるような人ならi9-10900Kを使ったほうが有意義でしょう。
遊べそうではありますけど……
値段下がってもワッパあれだし正直マザーごと買い換える魅力感じねえかなぁ
レビューにもありましたけどインテルはいつまで同じような設計で引っ張り続けるんでしょうね
そろそろ値段で対抗するしかなくなるんじゃ
独自入手したES品の10700Kがとんでもなく電力食ってるって話見たんでこれ当たり石かなと思ったけどハズレ石なのか・・・?
4700Xが出たらボッコボコにされそう
え、評価A+なのか…
9900k のダイ研磨するためにNUDEcnc のNlapをポチってしまいました。0.2mm程研磨すれば10世代同等の冷却性能になるのだろうか…
後出しで同等ってのはちょっとね、、その、、あれよ
去年の8月にこれが出てたら3900xじゃなくてこれ買ってたね。
配信しないワッパ気にしないゲーマーにはドンピシャ。
でも一年弱かかってやっとゲーミング性能だけは勝るライバル製品を出すって
本当にどうしてこうなったって感じだわ
いやゲーミング性能なら前から9700Kが安定して高い。
なんなら9600Kや8600Kの6コアでも速いしOCのハードルも低く効果大。
高速にGPUを回す力は前々から高いが、RYZENは徐々に速くなっているが12コアになると高クロックでも何故か遅くなる場合も多いほどゲームには弱い。
事前情報通りですね
微細化してないし、ソケット変わるし、すごく微妙
何よりも
数 字 5 桁 が 気 に 食 わ な い
この値段出せるなら3900X買った方が断然いいですねぇ・・・
3900XとかのZen2よりは明らかに魅力的だけどすぐにZen3に叩き潰されそうなのが
しかもZen3は二大ネックだったゲーム性能とアイドル消費電力が大幅改善する見込みだし
intel 焦ってる
ゲームしかしないから俺はIntel派だな
趣味なんで金に糸目は付けないし何より自作PCなんて自己満の世界だから
そんなことより3080Ti楽しみ
2080ti使わなきゃ差なんて出ないし、その差も体感できるようなものではない
その差を重要視するならまぁ・・・でもこのままだと多分Zen3でそれも無くなる
現在の値段だと3900Xが買えてしまう 信者力が試されるかな・・・
この性能であったら3900Xで十分ですなー
やかもちさんに質問です。
もしも定格運用する場合、空冷クーラーは何を用意すれば安全でしょうか?
風魔弐や無限五RevBで問題なく冷えてくれますか?
それとも忍者五やNH-D15を持ってくる必要がありますか?
空冷だとどこまで性能出せるのかってのは自分もかなり気になります。
自作だともう水冷前提になっていくのかなぁ。
144Hzオーバーのゲーミング用途なら9700Kで十分、それ以外なら3700Xや3900Xの方が圧倒的に省電力だったり高性能だったり…。とりあえず出した感がすごいですね
なんやかんやで保守的だからIntelを選んでしまうんだけど、Intelが良い商品を出そうとしてるのもAMDのお陰なのかな?
CPU以外は出来るだけAMD関連の製品を買おうと思います!
Ryzenが登場していなかったら今頃
2020年新CPU新発売!10700K(4コア8スレット)
とか普通に出ていたんじゃないかと思うと…
レビューの通り9900Kの値下げ版なので今の金額だと選択肢に入ってこないですよね。
3700Xと同等価格かそれ以下なら魅力的なのですが…
今回のi5 、i3のレビューもお願いします。
やかもちさん、丁寧な検証と記事の編集、お疲れ様です。
Intel CPUだけの話であれば、Core i7が前世代の上位モデルであるCore i9-9900Kと同等以上の性能 (消費電力も……) を獲得しながら (供給が間に合っている時の) 価格は抑えていますから、レベルが1つ、2つ上がったと言えるでしょうか。各種ベンチマークの結果についても、第9世代と比べて良い意味で差異が出ていますね。
ただ、AMD Ryzenの第2世代から第3世代への進化と比較すると、まだまだ伸び悩んでいるような印象を受けます。確かに性能は向上しているのですが、今できる範囲内でどうにかこうにか一段押し上げただけのようにも感じます。Intelが有利となる分野に関しても、AMDが技術的な問題で不利を被っているのではなく、多くはソフトウェア側の「最適化」がIntelの防壁になってくれているからだと思っているので、「Intelにも (AMDにも) 頑張ってほしいの会」としては不安で仕方ありません。
動作クロックが高いこと、オーバークロックの難易度が低いこと、Intelには「先駆者」としての武器がたくさんありましたが、長きに亙ってIntel CPUが創り上げてきた「汎用性」こそ、その最たるものだったと思います。PCというアイテムが身近なものになりつつあり、手軽にクリエイティブな活動を行える今だからこそ、汎用性に優れたCPUがより一層輝くはず……。微細化やIPCの改善、消費電力の問題、素人目にも容易ではないでしょうけど少しずつでも進んでほしい所です。
かつてIntelが使っていた「Tick / Tock」という言葉のように、「Intelが一歩進んだのなら、AMDが一歩進んで」を繰り返し、良きライバルとして競い合うことによって、PCを使用する人とPCを自作する人にとって、より良い製品が生まれてくれたらいいなぁと思います。要するにIntelにも世界が驚くCPUを創ってほしいというだけなのです。質問でもないのに長文でのコメント、大変失礼致しました。
やかもちさん、丁寧な検証と記事の編集、お疲れ様です。
Intel CPUだけの話であれば、Core i7が前世代の上位モデルであるCore i9-9900Kと同等以上の性能 (消費電力も……) を獲得しながら (供給が間に合っている時の) 価格は抑えていますから、レベルが1つ、2つ上がったと言えるでしょうか。各種ベンチマークの結果についても、第9世代と比べて良い意味で差異が出ていますね。
ただ、AMD Ryzenの第2世代から第3世代への進化と比較すると、まだまだ伸び悩んでいるような印象を受けます。確かに性能は向上しているのですが、今できる範囲内でどうにかこうにか一段押し上げただけのようにも感じます。Intelが有利となる分野に関しても、AMDが技術的な問題で不利を被っているのではなく、多くはソフトウェア側の「最適化」がIntelの防壁になってくれているからだと思っているので、「Intelにも (AMDにも) 頑張ってほしいの会」としては不安で仕方ありません。
動作クロックが高いこと、オーバークロックの難易度が低いこと、Intelには「先駆者」としての武器がたくさんありましたが、長きに亙ってIntel CPUが創り上げてきた「汎用性」こそ、その最たるものだったと思います。PCというアイテムが身近なものになりつつあり、手軽にクリエイティブな活動を行える今だからこそ、汎用性に優れたCPUがより一層輝くはず……。微細化やIPCの改善、消費電力の問題、素人目にも容易ではないでしょうけど少しずつでも進んでほしい所です。
かつてIntelが使っていた「Tick / Tock」という言葉のように、「Intelが一歩進んだのなら、AMDが一歩進んで」を繰り返し、良きライバルとして競い合うことによって、PCを使用する人とPCを自作する人にとって、より良い製品が生まれてくれたらいいなぁと思います。要するにIntelにも世界が驚くCPUを創ってほしいというだけなのです。質問でもないのに長文でのコメント、名無しの誤送信も、大変失礼致しました。
ゲーム中の消費電力って意外と9900Kと3700Xで大差無いんだけどね
エンコやベンチやストレステストだと大差がつくけど
やはり公平性とるというのならメモリ速度は各々のプラットフォームの公式対応での上限でテストすべき。それがそのCPUのインフラ公式での環境なのだから
それでも実際的には公平ではないと思いますけどね。
せめてTSMC 12nmFFCで製造できたら低コストでもっと高クロック化か低消費電力化できて良かっただろうね。
この値段はちょっと…
実際問題、ゲームを最高画質で動かすことなんてそうそうないので、これならば3900Xで十分という事になるのでしょうか?
ミディアム設定に落とせば普通に240以上は出てくれそうですが…
レーン構成おかしくないですか?
1×16 + 2×8ではなく、1×16 or 2×8
あと数カ月して日本独自価格がまともになりさえすれば
2019年夏発売のZEN2と真っ向から戦える!という地獄のような状況
かなりのパワープレイで作られた前世代をさらに同じ方向性で磨きあげた生き様は見事としかいいようがない
今Intelを選ぶのなら確実にこれを買うべきだしある種のロマンも感じるんだけど…
これ北森とかにも感じたあかん感じの浪漫や
IPCを上げようとすると、回路が複雑になってクロックが伸びにくくなるので、無理なく性能を維持できるというのには語弊が…
単体で見ればそれなりに良いCPUと言えそうですね
競技系ゲームでハイフレームレート狙う人なら特にお勧めできそうです
現状価格が高いのと入手製の悪さが問題ですがMSRPを見る限り落ち着いてくれば第九世代程度の価格にはなるでしょう
ipc 比較の所のコメントがipsになってますよ
TDP65Wの10700と10700Fに期待
10700K購入しました。
元々9900KとZ390マザーを買って5GにOCするつもりだったので、それとの比較になりますが
消費電力は150Wに減(コア電圧1.3V)
OC 5G→5.1G へアップ
と、ほぼ同じ価格でより高性能な構成となり大変満足しています。
新規で9900Kを買うなら、同じ値段の10700Kは十分選択肢としてアリだと思います。
マザーボードも交換しないといけないし、今はまだ高くついちゃうし、うーんって感じですねえ
5万切れば手だしたいですね
自分はゲーム割とするのでまだインテル離れできないなぁ、、、
ただ値下がりする頃にはZen3が発表されそう。
10700KFと10700Fが発売されましたね
税抜きで46000円と39000円です
9900kを新規で組むよりもこっちの方が良さそうです
8年ぶりにPCを新調するんだけどグラボをGeForce RTX 2080 SUPERにするんだけど結局CPUは何にすればいいか調べるほど迷う。
ゲームと動画編集するだけなのにもう迷いまくりだよ。
・ゲーム → グラボが2080 Superなら、i7 10700Kでまずハズレなし
・動画編集 → フルHD編集なら8コア16スレッドあれば十分(※4K以上は12~16コアの方が良い)
という感じですね。
助言ありがとうございます。i7 10700Kで組もうと思います。
最後に1つだけクーラーは空冷でも大丈夫ですか?
出来れば空冷にしたいですが余裕がなさそうなら水冷でもいいです。
クーラーのオススメが有れば参考にして購入したいです。
「NH-D15」「ASSASSIN III」クラスは欲しいですね。
クロックを少し落として運用するなら、「NH-U12A」や「Cryorig H7 Plus」も可です。
いつも読みやすい良い記事ありがとうございます。
少し助言頂けたら嬉しいです。
年内にCPUを変えようと思っています。(現在4770K/1080ti)
そこで10700Kを買うかZen 3-Ryzen 4000を待つか悩んでいます。
予算はそこまで気しておらずパフォーマンス優先で考えています。
①10700K
②Ryzen 4000 (年内発売予定by CEO)
使用用途は主にゲーム(valorant)とたまに配信です。
RyzenはPUBGなどで素早くエイムを振ると顕著に弱い部分が出ると仰っていましたが
Zen3では一応IPCの改善などがあるらしいので決めきれないでいます。
やかもちさんならどちらにしますか?
GPUが1080 Tiなら、Ryzen 4000を待ってみようかな・・・と思います。
2080 Tiならボトルネックが出やすいので、10700Kを選びますねが。
ただ、実際にどれほどボトルネックが改善されるかは、Ryzen 4000を検証するまで分からないことなので、急ぎでなければ貯金して備えた方が満足度の高い自作PCはできそうです。
ありがとうございます
いつも論理的でわかりやすい解説をありがとうございます。初心者です。core i7 10700K搭載PCの購入を考えているのですが、ご助言いただけませんでしょうか。
上のコメントに、
>クロックを少し落として運用するなら、「NH-U12A」も可です。
とありますが、10700Kをオーバークロックしないで運用する場合でも「NH-U12A」の冷却性能では不十分でしょうか(アンダークロックする必要がある?)。
NH-D15を載せる事が難しそうなので、10700KでアンダークロックするのであればCPUはK無しの10700を選択したほうが良いのかな、、と迷っています。
Minecraftの性能はどうなのかな
すいません間違えました。
解説ありがとうございます。
このcpuかryzen7 3700xで悩んでいます。minecraftの性能は10700kとryzen7 3700xどちらが良いのでしょうか?