ようやく6コア12スレッドに進化した、第10世代Core i5の最安値モデル「Core i5 10400F」をレビューします。
一歩遅かった感がありますが・・・やっと同価格帯で、Zen2の6コア12スレとComet Lakeの6コア12スレが衝突です。同じ6コア12スレ、どちらが優秀か徹底検証です。
Core i5 10400Fの仕様とスペック
CPU | Core i5 10400F | Core i5 9400F | Ryzen 5 3600 |
---|---|---|---|
ロゴ | |||
世代 | 10th Comet Lake S | 9th Coffee Lake R | 3rd Zen 2 |
プロセス | 14 nm+++ | 14 nm++ | 7 nm |
TIMCPU内部の熱伝導材 | サーマルグリス※稀にソルダリング | サーマルグリス | ソルダリングIHSは金メッキ仕様 |
ソケット | LGA 1200 | LGA 1151 (v2) | Socket AM4 |
チップセット | Intel 400 | Intel 300 | AMD 400 / 500 |
コア数 | 6 | 6 | 6 |
スレッド数 | 12 | 6 | 12 |
ベースクロック | 2.90 GHz | 2.90 GHz | 3.60 GHz |
ブーストクロックシングルコア使用時 | 4.30 GHz | 4.10 GHz | ~ 4.20 GHz |
ブーストクロック全コア使用時 | 4.00 GHz | 3.90 GHz | ~ 4.20 GHz |
手動OC | 不可 | 不可 | 可能 |
L1 Cache | 384 KB | 384 KB | 384 KB |
L2 Cache | 1.5 MB | 1.5 MB | 3.0 MB |
L3 Cache | 12.0 MB | 9.0 MB | 32.0 MB |
対応メモリ | DDR4-2666 | DDR4-2666 | DDR4-3200 |
チャネル | x2 | x2 | x2 |
最大メモリ | 128 GB | 128 GB | 128 GB |
ECCメモリ | 不可 | 不可 | U-DIMMのみ |
PCIeレーン | Gen3 | Gen3 | Gen4 |
16 | 16 | 16 + 4 | |
レーン構成 | 2×8 | 2×8 | 1×16 + 1×4 |
1×8 + 2×4 | 1×8 + 2×4 | 2×8 + 1×4 | |
– | – | 1×8 + 2×4 + 1×4 | |
内蔵GPU | なし | なし | なし |
GPUクロック | – | – | – |
TDP | 65 W | 65 W | 65 W |
MSRP | $ 157 | $ 157 | $ 199 |
参考価格国内Amazonの価格 | 20560 円 | 17570 円 | 23980 円 |
※G1 Stepping(Coffee Lakeベース / SPEC : SRH3D)はサーマルグリス、Q0 Stepping(Comet Lakeベース / SPEC : SRH79)はソルダリング仕様。(via TechPowerUp)
第10世代のインテルCPUはコスパが悪いと思いきや、実はCore i5はスペックと価格設定をきちんとRyzen 5を意識していて、コストパフォーマンスに優れたスペックに仕上がっています。
CPUオーバークロックに制限(※メモリOCはW480 / Z490チップセットのみ対応)はありますが、Ryzen 5 3600と同じ6コア12スレッドで、価格は約3000円ほど安価です。
「とりあえず定格運用で安定して使えれば問題ない。」なら、間違いなく魅力的なCPUです。
オーバークロックは制限あり
自作PCユーザーにとって、CPUのオーバークロック対応は注目されるポイント。Core i5 10400Fは、内蔵グラフィックスの無い6コア12スレッドCPUとして、Ryzen 5 3600とほぼ同スペックです。
CPU | Core i5 10400F | Ryzen 5 3600 |
---|---|---|
CPUオーバークロック | 不可 | 全モデル対応 |
メモリオーバークロック | Z490のみ |
しかし、オーバークロックは依然としてガチガチに制限が掛かっていて、設定の自由度は相応に低め。CPUの動作クロックの変更は不可、メモリのオーバークロックはZ490(またはW480)マザーボードでのみ対応します。
LGA 1200とIntel 400チップセットが必要
第10世代Comet Lake Sでは、CPUソケットが従来のLGA 1151 (v2)からLGA 1200に変更されました。
接点が1151個から1200個に強化され、見た目で分かりやすいように「切り欠き」の位置は反対側に移動してます。物理的な互換性はもちろん皆無です。
対応チップセットも「Intel 300シリーズ」から、新型チップセット「Intel 400シリーズ」に変更。ただし、チップセットの機能はほとんど変わっていません。
Core i5 10400Fを使うには、
- Intel 400シリーズ(Z490 / H470 / B460 / H410)搭載マザーボード
- LGA 1200対応マザーボード
以上が必要です。第9世代から乗り換えようと思っている人にとっては、大問題でしょう。
一方で、古いシステムを数年ぶりに更新する人、これから新しいパソコンを組む(または購入する)人にとっては大したデメリットではないです。
CPUの消費電力増加に対応するため、Intel 400シリーズ対応マザーボードは、従来のマザーボードと比較してVRMフェーズ電源も大幅に強化されています。
極端な地雷マザーボードはほぼなくなり、PC初心者にとってはかえって選びやすい状況です。とはいえ、電源部を強化した分だけコストに反映されるので、価格は値上がり気味・・・。
チップセット | Intel Z490 | Intel Z390 |
---|---|---|
PCIe 3.0 | x24 | x24 |
USB 3.1 Gen2 | x6 | x6 |
USB 3.1 Gen1 | x10 | x10 |
SATA 3.0 | x6 | x6 |
PCIe構成 | x16 | x16 |
x8 / x8 | x8 / x8 | |
x8 / x4 / x4 | x8 / x4 / x4 | |
メモリチャネル | デュアル | デュアル |
対応Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
DMI | 3.0 | 3.0 |
HSIOレーン | x30 | x30 |
ME Firmware | 14 | 12 |
大きな違いは、内蔵ワイヤレスLANがWi-Fi 5からWi-Fi 6にアップグレードされたことくらい。PCIeレーン数や、USBポートの数はまったく同じです。
Core i5 10400FのCPU性能:i5 9400F比較で順当な伸び
テスト環境
テスト環境「ちもろぐ専用ベンチ機」 | |||
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PC | ver.Intel | ver.AMD | |
CPU | Core i5 10400F | Core i5 9400F | Ryzen 5 3600 |
冷却 | 虎徹Mark II120 mm中型空冷クーラー | ||
マザーボード | ASUS ROG STRIXZ490-E GAMING | ASRockZ390 PG 6 | ASUS ROG STRIXX570-E GAMING |
メモリ | DDR4-2666 8GB x2使用モデル「G.Skill FlareX C14」 | ||
グラボ | RTX 2080 Ti使用モデル「MSI Gaming X Trio」 | ||
SSD | NVMe 500GB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 | SATA 500GB使用モデル「Samsung 860 EVO」 | NVMe 250GB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 |
SATA 2TB使用モデル「Micron 1100」 | |||
電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
OS | Windows 10 Pro 64bit検証時のバージョンは「1909」 | ||
ドライバ | NVIDIA 445.87 |
Core i5 10400Fの性能をベンチマークする、ちもろぐ専用ベンチ機のスペックです。比較に使うCPU以外は、ほぼすべて同じPCパーツで揃え、CPUの性能だけを比較検証できます。
メモリは容量8 GBを2枚で合計16 GB、メモリクロックはBTOパソコンで一般的なDDR4-2666です。
グラフィックボードはレビュー時点で最強性能の「RTX 2080 Ti」を使用しました。CPUのゲーミング性能を計測するのが目的なので、検証に使うグラフィックボードはなるべく高性能な方が良いです。
システムストレージはどちらもSSDで揃え、アプリケーションやベンチマークはSATA接続の2TB SSDから起動しています。おおむね、CPU本体の性能差をテストできるスペック環境です。
「i5 10400F」と比較するCPUたち | |
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Core i5 9400F | i5 10400Fの先代モデル(6コア6スレッド) |
Ryzen 5 3600 | i5 10400F最大のライバル(6コア12スレッド) |
Ryzen 5 3500 | i5 10400Fと価格設定がほぼ同じ(6コア6スレッド) |
比較に使うCPUは主に3つです。
Core i5 10400Fの先代モデルである「Core i5 9400F」と、スペック的にぶつかり合う「Ryzen 5 3600」はもちろん。実は希望小売価格(MSRP)ベースでは、ほぼ同価格帯の「Ryzen 5 3500」も比較対象に含めます。
レンダリング性能
CPUの性能をはかるベンチマークとして、「CPUレンダリング」は定番の方法です。ちもろぐでは、下記3つのソフトを用いてCPUレンダリング性能をテストします。
- Cinebench R15
- Cinebench R20
- Blender(BMW)
日本国内だけでなく、国際的にも定番のベンチマークソフトです。なお、CPUレンダリングで調べた性能はあくまでも目安であり、CPUの性能を代表するスコアではない点は注意してください。
すべてのコアを使用した場合の「マルチスレッド性能」は1333 cbで、Core i5 9400Fから約1.3倍の性能に伸びています。スレッド数が倍増したので順当な結果です。
1コアあたりの性能を示す「シングルスレッド性能」は、ブーストクロックが4.1 → 4.3 GHzへ向上したことと、L3キャッシュの増量が意外にも効いている結果に。189 cbもあれば、ほとんどの用途で不足を感じないでしょう。
Cinebench R20は、R15の後継バージョンです。テスト時間が伸びただけで内容はほとんど同じですが、第3世代Ryzenの方が高スコアが出やすい傾向があります。
結果はCore i5 9400F比較では順当な性能アップで、ライバルのRyzen 5 3600にはシングル / マルチともに追い越されています。
無料のCGソフト「Blender」に、BMWプリセットを入れてレンダリングが終わるまでを計測。
先代のCore i5 9400F(6コア6スレ)と比較して、Core i5 10400Fは約35%もレンダリング時間が減ってます。基本的には、Cinebenchのマルチスレッドスコアに比例した結果ですね。
計算速度
計算速度は、マルチプラットフォーム対応のベンチマークソフト「Geekbench 4.1」で検証です。内容はAES(暗号処理)やGEMM(行列乗算)、FFT(フーリエ変換)などのワークロードを実行し、CPUの計算性能をスコア化します。
シングルスレッドはRyzen 5 3600とほぼ同じ、マルチスレッドは約10%ほど劣っています。
動画エンコード
CPUレンダリングと並んで、動画エンコードはCPUの性能を調べる定番の方法です。
- Handbrake
- Aviutl(rigaya氏の拡張プラグインを使用)
ちもろぐでは、フリー動画エンコードソフト「Handbrake」と、日本国内で人気の動画編集ソフト「Aviutl」における動画エンコード速度をテストします。
比較的、処理が軽い「x264」エンコードのテスト結果です。同じ6コア12スレッドでも、Core i5 10400FはRyzen 5 3600にエンコード速度で勝てないですね。
おおむね、Cinebenchで計測されたマルチスレッドスコアに比例する処理速度になっています。
処理が複雑で重たい「x265」エンコードのテスト結果です。処理速度は全体的に鈍化しますが、CPUの性能差はしっかりと現れています。先のテストと同じく、やはりRyzen 5 3600に追いつきません。
Aviutlにて、拡張プラグイン「x264guiEx」「x265guiEx」を使って動画エンコードをしました。
Handbrakeと似たような傾向で、Core i5 10400FよりRyzen 5 3600の方が、一足先にエンコードが終わります。
動画編集
「Davinci Resolve」はフリー動画編集ソフトとして、Aviutlと並んで完成度の高いソフトです。カラーグレーディングやVFX合成などプロ仕様な機能に加え、PCスペックをフルに活用できる洗練された設計が大きな強み。
ちもろぐでは、Puget Systems社のベンチマークプリセットを使って、Davinci Resolve 16における動画編集のパフォーマンスを計測します。バッチ処理でDavinci Resolveを動かして、それぞれの処理にかかった時間からスコアを出す仕組みです。
Davinci Resolve / 4K動画編集 | ||||
---|---|---|---|---|
テスト内容 | Core i5 10400F | Ryzen 5 3600 | Core i5 9400F | Ryzen 5 3500 |
Overall Score | 743 /1000 | 837 /1000 | 697 /1000 | 684 /1000 |
Basic Grade | 64.8 | 72.2 | 51.3 | 54.3 |
OpenFXLens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 76.8 | 88.3 | 79.2 | 77.1 |
Temporal NRBetter 2 Frames | 79.1 | 90.1 | 77.8 | 73.2 |
3x Temporal NRBetter 2 Frames | 87.7 | 94.7 | 92 | 87.1 |
Optimized Media | 62.9 | 73 | 48 | 50.5 |
テスト内容 | Core i5 10400F | Ryzen 5 3600 | Core i5 9400F | Ryzen 5 3500 | 単位 | |
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4K | Overall Score | 743 | 837 | 697 | 684 | Score |
4K Test Average | Basic Grade | 64.8 | 72.2 | 51.3 | 54.3 | Score |
4K Test Average | OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 76.8 | 88.3 | 79.2 | 77.1 | Score |
4K Test Average | Temporal NR – Better 2 Frames | 79.1 | 90.1 | 77.8 | 73.2 | Score |
4K Test Average | 3x Temporal NR – Better 2 Frames | 87.7 | 94.7 | 92 | 87.1 | Score |
4K Test Average | Optimized Media | 62.9 | 73 | 48 | 50.5 | Score |
4K CinemaRAW Light | Codec Average | 76.9 | 87.7 | 68.9 | 67.7 | Score |
4K H264 150Mbps 8bit | 72.6 | 80.9 | 73.9 | 71.9 | Score | |
4K ProRes 422 | 76 | 86.8 | 76.6 | 73.4 | Score | |
4K ProRes 4444 | 68.6 | 79.8 | 63.7 | 63.8 | Score | |
4K RED | 77.2 | 83.1 | 65.1 | 65.4 | Score | |
4K CinemaRAW Light | Basic Grade | 28.7 | 32.96 | 22.98 | 23.74 | FPS |
OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 15.14 | 17.97 | 16.13 | 15.29 | FPS | |
Temporal NR – Better 2 Frames | 13.13 | 15.21 | 10.54 | 10.02 | FPS | |
3x Temporal NR – Better 2 Frames | 7.01 | 7.48 | 7.18 | 6.91 | FPS | |
Optimized Media | 59.98 | 69.25 | 44.54 | 47.75 | FPS | |
4K H264 150Mbps 8bit | Basic Grade | 32.54 | 35.26 | 26.52 | 27.82 | FPS |
OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 14.76 | 17.23 | 16.61 | 16.25 | FPS | |
Temporal NR – Better 2 Frames | 15.91 | 17.88 | 18.31 | 16.43 | FPS | |
3x Temporal NR – Better 2 Frames | 7.22 | 7.72 | 7.76 | 7.41 | FPS | |
Optimized Media | 40.81 | 45.98 | 33.22 | 35.28 | FPS | |
4K ProRes 422 | Basic Grade | 31.13 | 36.2 | 25.35 | 27.28 | FPS |
OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 15.39 | 18.08 | 17.62 | 16.43 | FPS | |
Temporal NR – Better 2 Frames | 15.9 | 18.31 | 18.77 | 16.43 | FPS | |
3x Temporal NR – Better 2 Frames | 7.29 | 7.89 | 7.89 | 7.48 | FPS | |
Optimized Media | 97.33 | 112.46 | 72.55 | 76.59 | FPS | |
Basic Grade | 16.14 | 17.95 | 12.94 | 14.16 | FPS | |
OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 12.68 | 14.91 | 11.55 | 11.94 | FPS | |
Temporal NR – Better 2 Frames | 10.61 | 12.91 | 9.96 | 10.17 | FPS | |
3x Temporal NR – Better 2 Frames | 6.62 | 7.37 | 7.48 | 6.78 | FPS | |
Optimized Media | 66.06 | 80.93 | 52.71 | 53.76 | FPS | |
4K RED | Basic Grade | 17.62 | 18.88 | 13 | 13.37 | FPS |
OpenFX – Lens Flare + Tilt-Shift Blur + Sharpen | 11.45 | 12.03 | 10.29 | 10.3 | FPS | |
Temporal NR – Better 2 Frames | 10.94 | 11.65 | 9.43 | 9.5 | FPS | |
3x Temporal NR – Better 2 Frames | 5.94 | 6.36 | 5.59 | 5.4 | FPS | |
Optimized Media | 26.25 | 29.81 | 18.98 | 19.92 | FPS |
「4K Test(4K動画編集)」の総合スコアは、i5 10400Fが743点、Ryzen 5 3600が837点でした。互角の性能になると予想していたので、少し驚く結果です。
圧縮と解凍
ファイルの圧縮と解凍のスピードを、有名なフリー解凍ソフト「7-Zip」を使って計測。付属のベンチマークツールで、圧縮と解凍のスピードを「MIPS」という単位で分かりやすく表示してくれます。
Core i5 10400Fは、圧縮ならRyzen 5 3600と互角の性能で、解凍では約20%も抜かれる結果に。
ブラウザの処理速度
ブラウザ上で動作するベンチマーク「mozilla kraken 1.1」を使って、CPUがブラウザ上のWebアプリをどれだけ速く処理できるかを検証します。単位はミリ秒なので、短いほど処理が速いです。
シングルスレッド性能が反映されやすいテストなので、IPCが高い(= 少ないクロックで高性能)Ryzen 5 3600には勝てない結果に。
とはいえ、mozilla krakenは1000 ミリ秒が大きな目標のひとつで、ここでテストしたCPUはすべて1000 ミリ秒を下回っています。つまり、どれを選んでも実用上はまったく問題ない性能です。
Photoshop CC
写真編集の定番ソフト「Adobe Photoshop CC」の処理速度をテストします。Puget Systems社のプリセットを用いて、Photoshopを実際に動かして、各処理にかかった時間からスコアを算出する仕組みです。
テスト内容 | Core i5 10400F | Ryzen 5 3600 | Core i5 9400F | Ryzen 5 3500 |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 831 /1000 | 901.6 /1000 | 748.6 /1000 | 791 /1000 |
一般処理のスコア | 79.2 | 87.6 | 69 | 71.9 |
フィルタ系のスコア | 86.2 | 90.1 | 78 | 81 |
GPUスコア | 89.2 | 90.5 | 80.1 | 81.9 |
Photomergeのスコア | 84.7 | 95.4 | 80.3 | 89.7 |
CPU | Core i5 10400F | Ryzen 5 3600 | Core i5 9400F | Ryzen 5 3500 |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 831 | 901.6 | 748.6 | 791 |
一般処理のスコア | 79.2 | 87.6 | 69 | 71.9 |
フィルタ系のスコア | 86.2 | 90.1 | 78 | 81 |
GPUスコア | 89.2 | 90.5 | 80.1 | 81.9 |
Photomergeのスコア | 84.7 | 95.4 | 80.3 | 89.7 |
テストの詳細結果(単位:秒) | ||||
RAW画像の展開 | 1.38 | 1.02 | 1.39 | 1.16 |
500MBへのリサイズ | 1.22 | 1.2 | 1.32 | 1.28 |
回転 | 1.03 | 1.19 | 1.11 | 1.04 |
自動選択 | 11.86 | 9.25 | 15.46 | 15 |
マスク | 3.4 | 2.9 | 3.83 | 4.79 |
バケツ | 1.75 | 1.35 | 2.45 | 2.4 |
グラデーション | 0.4 | 0.37 | 0.46 | 0.4 |
塗りつぶし | 5.47 | 5.28 | 7.49 | 6.02 |
PSD保存 | 7.12 | 7.16 | 7.35 | 7.48 |
PSD展開 | 2.94 | 3.16 | 3 | 3.31 |
Camera Raw フィルタ | 5.39 | 4.97 | 6.28 | 5.92 |
レンズ補正フィルター | 15.96 | 14.77 | 16.49 | 16.21 |
ノイズ除去 | 21.54 | 17.64 | 24.3 | 20.63 |
スマートシャーペン | 20.27 | 18.02 | 24.06 | 22.78 |
フィールドぼかし | 14.29 | 14.33 | 15.48 | 15.14 |
チルトシフトぼかし | 14.26 | 14.6 | 15.85 | 15.36 |
虹彩絞りぼかし | 15.55 | 15.87 | 17.57 | 17.92 |
広角補正フィルター | 19.92 | 17.9 | 20.12 | 18.77 |
ゆがみツール(Liquify) | 3.58 | 3.98 | 4.07 | 4.2 |
Photomerge(2200万画素) | 81.07 | 72.05 | 84.65 | 75.97 |
Photomerge(4500万画素) | 110.93 | 98.23 | 117.98 | 105.56 |
Core i5 10400Fは、831点でまずまずな処理速度です。一方、ライバルのRyzen 5 3600は900点超えを叩き出してます。
Microsoft Office
パソコンの一般的なワークロードといえば、Microsoftの「Office」ソフトが代表例です。しかし、Microsoft Officeにベンチマークモードはありませんので、ちもろぐでは「PCMark 8 Advanced Edition」を使います。
単なる再現テストではなく、PCMark 8が実際にMicrosoft Office(Word / Excel / PowerPoint)を動かして、各処理にかかった時間を計測します。
PowerPointは2秒台、Excelが0.4秒台、Wordは0.7秒台です。若干インテルCPUの方が処理速度が速い傾向はあるように見えますが、0.1秒程度の微々たる差なので体感はほとんど変わらないでしょう。
ビデオチャット(VC)の処理性能
コロナウイルスの流行によって、テレワーク(在宅勤務)の導入が進み、ビデオ通話(VC)ソフトも出番が増えています。
検証は「PCMark 10」のビデオ会議テストを使います。ビデオ通話のフレームレート、顔認識の処理速度、エンコード(アバター着用など)の処理速度から、ビデオ通話の性能をスコア化します。
グループ通話(CPU処理)のフレームレートは上限30 fpsに張り付いており、どのCPUを使ってもビデオ通話は大丈夫です。総合スコアは「顔認識」の処理速度で差が出ますが、PCMark 10の開発元いわく、4100点以上なら問題なし。
ゲーム実況配信
最近になって、CPUで「ゲーム実況配信」ができるかどうかが重要視されるようになりました。しかし、実際のところは「ゲーム配信ならグラボ(NVEnc)が有利」です。特にNVIDIAのTuring世代のグラボは、高画質かつ安定性に優れています。
とはいえ、ぼく自身の好奇心の観点から、一応CPUの性能評価として「OBS(略:Open Broadcaster Software)」を使った配信性能を検証しておきます。参考程度に見てください。
配信中のドロップフレーム率FF14ベンチで検証 / 配信設定は「veryfast」 | ||||
---|---|---|---|---|
上限 | CPU | レンダリングラグ | エンコードラグ | 平均fps |
144 fps | Core i5 10400F | 0.0% | 0.0% | 120.5 fps |
Ryzen 5 3600 | 0.0% | 0.0% | 112.1 fps | |
Ryzen 3 3300X | 0.0% | 5.0% | 92.7 fps | |
Ryzen 3 3100 | 0.0% | 14.4% | 86.6 fps | |
Core i3 10100 | 0.0% | 14.7% | 93.1 fps | |
Core i5 9400F | 0.0% | 32.1% | 101.0 fps | |
Ryzen 5 1600 AF | 0.0% | 2.9% | 87.1 fps | |
Ryzen 5 3500 | 0.5% | 5.2% | 73.9 fps | |
60 fps | Core i5 10400F | 0.0% | 0.0% | 59.9 fps |
Ryzen 5 3600 | 0.0% | 0.0% | 59.9 fps | |
Ryzen 3 3300X | 0.0% | 2.5% | 58.2 fps | |
Ryzen 3 3100 | 0.1% | 8.4% | 58.7 fps | |
Core i3 10100 | 0.0% | 25.2% | 57.8 fps | |
Core i5 9400F | 0.0% | 10.7% | 57.3 fps | |
Ryzen 5 1600 AF | 0.0% | 0.0% | 56.3 fps | |
Ryzen 5 3500 | 0.4% | 13.5% | 59.0 fps |
6コア12スレッドに倍増した恩恵がしっかりと現れています。6コア6スレッドのCore i5 9400Fは、60 fps制限ですら約11%のコマ落ちです。Core i5 10400Fは見事に克服し、コマ落ちはほぼゼロに近いです。
「IPC」でCPUの真の進化をチェック
最後は「IPC(クロックあたりの処理性能)」をテストします。IPCが高いとは、つまるところ「同じクロックなのに性能が高い」わけですから、CPUのクロック周波数を固定してベンチマークを行えばある程度は明らかにできます。
方法はシンプルで、クロック周波数を3.5 GHzに固定してCinebench R15をシングルスレッドモードで実行するだけ。
Cinebench R15 / シングルスレッド性能@3.5 GHz
これでIPCの違いをキレイに抽出できます。グラフを見て分かる通り、CPUの世代や設計が新しいほどIPCは改善されます。
Core i5 10400Fは、設計はほとんど変わらずスレッド数が倍増しただけで、IPCは当然ながら一歩も進化なしです。現時点でIPCトップクラスは、第3世代Ryzenが支配的な立場を占めています。
Core i5 10400Fのゲーミング性能
ゲームで高フレームレートを出すなら、グラフィックボードの性能が重要です。しかし、グラフィックボードが高性能なほど、CPUの性能も影響が大きくなります。
現時点で最強のグラボである「RTX 2080 Ti」を使って、FF14:漆黒の反逆者ベンチマークを実行してみると、同じグラボなのに実際の性能に差が出るのが分かります。
これが「CPUボトルネック」と呼ばれる現象です。Core i5 10400Fはシングルスレッドがi5 9400Fより改善し、マルチスレッドも底上げされているため、CPU負荷の重たいゲームで性能アップに期待できます。
Apex Legends
Apex Legendsでは、インテルCPU同士だとフレームレートの差はほとんど無いです。
Battlefield V
6コア6スレッドよりも、12スレッドの方がBattlefield Vは安定します。
CS : GO
CS:GOはどのCPUを使っても余裕で240 fps以上を出せており、わずかな性能差は実用上ほとんど意味を持ちません。
Call of Duty : Black Ops IV
Call of Duty : Black Ops IVはマルチスレッドが重視されており、12スレッド化したi5 10400Fは先代i5 9400Fより、約30%もフレームレートが伸びています。
Fortnite : Battle Royale
フォートナイトはマップ「ミスティ・メドウズ」で、ゲーム内の正午(12時)頃に計測しました。
i5 10400Fは、i5 9400Fより確実にフレームレートが伸びていますが、5000円ほど安いRyzen 3 3300Xがほぼ並んでいるのは驚きです。
Overwatch
オーバーウォッチはどのCPUを使っても、平均240 fpsは余裕でオーバー。若干インテルCPUの方が伸びやすいように見えますが、実用上はかろうじて無視できる性能差です。
PUBG
PUBGは練習場を走って計測。方向転換をする時は、すばやくエイムを振っています。
結果を見ての通り、PUBGはインテルCPUの方が効率よくフレームレートを伸ばせます。エイムを素早く振ったときの落ち込みも少なく、安定した動作です。
Rainbow Six Siege
レインボーシックスシージはマップ「ファベーラ」にて測定。インテル、Ryzenを問わず、12スレッドくらいまではマルチスレッド性能が反映された結果になるのが特徴です。
Core i5 10400Fは、i5 9400F比較で約33%の性能アップで、Ryzen 5 3600に対してはほぼご角の結果に。
ARK Survival Evolve
ARK Survival Evolvedも、割とマルチスレッド性能が影響します。スレッド倍増のCore i5 10400Fは、やはり9400Fよりフレームレート改善です。
FF14
FF14ベンチマークはインテルCPUが得意としており、Core i5 10400Fは当然ながらRyzen 5 3600を引き離し、Core i7 9700Kに迫る結果に。
Shadow of the Tomb Raider
Shadow of the Tomb Raiderもスクエニ制作で、FF14と同様インテルCPUに最適化されています。Core i5 10400Fは、Ryzen 5 3600とCore i7 9700Kのちょうど真ん中です。
モンスターハンターワールド
モンスターハンターワールドは、古代樹の森(昼時間)にて測定。
若干マルチスレッドも影響するゲームでして、Core i5 10400F(12スレッド)はCore i7 9700K(8スレッド)に、平均フレームレートで肉薄する性能です。Ryzen 5 3600もいい勝負をしています。
平均パフォーマンス
ここまでの検証結果を平均パフォーマンスとしてまとめました(※CS:GOは計算から除外する)。
Core i5 10400Fの平均フレームレートは、先代のi5 9400F比で約11.6%の性能アップです。ライバルのRyzen 5 3600に対しては、約5.7%ほど高性能。
2万円前後のCPUでは、現行トップクラスのゲーミング性能を持つCPUです。
消費電力とCPU温度
ちもろぐのCPUレビューでは、電力ロガー機能が付いた電源ユニットを2台使って、CPU単体の消費電力を実際に測定します。
テスト環境 | ||
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電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
電源ユニットを2台に分けて電力供給を分割しているため、CPUに電力供給している電源ユニットの計測値(+12V Power)を見れば、CPU本体の消費電力が明らかになる仕組みです。
消費電力とワットパフォーマンス
消費電力は、Handbrakeで「Fast 1080p(x264)」プリセットでエンコードしながら測定します。10コア20スレッドCPUまでなら、この方法でCPU使用率は常時100%に張り付き、CPU本体の消費電力をほぼフルに引き出せます。
Core i5 10400Fは、マルチスレッド時の動作クロックが4.0 GHzと控えめなため、消費電力はかなり大人しいです。
平均値で約71.7 Wでした。TDPの65 Wは若干超えていますが、おおむね公称値に近い消費電力です。ライバルのRyzen 5 3600は、平均値で約92.2Wで、i5 10400Fの方が省エネな結果に。
消費電力1ワットあたりの動画エンコード速度(= ワットパフォーマンス)は、先代のCore i5 9400FやライバルのRyzen 5 3600を上回ります。
なお、動画エンコードの性能で計算しているため、ワットパフォーマンスの結果は総合的な性能も考慮する必要があります。
CPU温度
動画エンコード中(CPU使用率100%)の状態で、虎徹Mark IIで冷やしたデータです。
Core i5 10400Fは中央値で57.5℃、ハイパースレッディングによって温度が上昇しやすいものの、i5 9400Fと比較して5℃程度しか上がっていないのは(いい意味で)驚きました。
虎徹Mark IIだと余裕すぎるので、白虎弐でも十分でしょう。ファンの動作音を気にしないなら、インテルCPU付属クーラーでも大丈夫です。
オーバークロック
i5 10400Fは倍率ロックモデルで、CPUのクロック周波数を自由に変更できません。
- BCLK(ベースクロック)を変更:リスクの割に得られる効果が少なすぎる
- クロック周波数を最大値にする:実際のクロックはやはり仕様通りの動作でした
「オーバークロック」と言えるほどの効果は得られず、自作ユーザー的には物足りない感じです。
CPUではなく、メモリのオーバークロックなら、Z490(W480)マザーボードで対応しています。ゲーミング性能が伸びるのでメリットはありますが、肝心のZ490マザーボードが高価なのがネックでしょう。
低予算なCPUにわざわざハイエンドなマザーボードを組み合わせる。ロマンがあって否定はしない(普通に楽しい)ですし、自由に選んでくれればOKとはいえ、やはりコスト効率を考えるとイマイチな選択肢に思えます。
あと第10世代インテルCPUは、Core i7以上が「DDR4-2933」対応、Core i5以下は「DDR4-2666」対応です。メモリコントローラの品質(メモリOC耐性)も差があるので、メモリで遊ぶならCore i7以上がおすすめです。
まとめ:2万円でインテルの6コア12スレはコスパ強い
「Core i5 10400F」のデメリットと弱点
- 未だに14 nmプロセス採用
- LGA 1200とIntel 400シリーズが必要
- オーバークロック不可
- 内蔵グラフィックスなし
- 「PCIe Gen4」に対応しない
「Core i5 10400F」のメリットと強み
- Core i5が「6コア12スレッド」に進化
- i5 9400Fから順当な性能アップ
- 優れたゲーミング性能
- CPU温度と消費電力が低い
- ワットパフォーマンスが高い
- 付属クーラーあり
- コストパフォーマンスもかなり優秀
Core i5 10400Fは、「市場競争」は重要だとあらためて気づかせてくれる良いCPUです。
強力なライバルAMD Ryzenが存在しなければ、かつて4万円台で販売されていたインテルの6コア12スレッドが、まさか2万円台で買える時代は訪れなかったでしょう。
オーバークロックの制限、同じスレッド数のRyzen(Zen2)に対して、純粋なマルチスレッド性能では劣るなど。弱点はたしかに目立つものの、Ryzen 5 3600より約3000円も安い価格を考慮すれば、許容できる制限です。
しかも現状はご祝儀価格で、いずれはMSRPの157ドルに従って約1.7~1.8万円(i5 9400Fと同等)に落ち着く可能性が高いです。約4000~5000円も安く、価格相応のマルチスレッド性能、Ryzen 5以上のゲーミング性能が手に入るのは美味しいです。
というわけで、ちもろぐの評価は「A+ランク」で決まりです。リスクの低い「定格運用」でそのまま使うという人に、特におすすめしやすいCPUです。
以上「Core i5 10400Fをレビュー:インテルの6コア12スレが2万円台は強い。」でした。
アサクリヴァルハラ貰えるキャンペーンにつられてRyzen 7 3700X買うつもりでしたが
その半額で買えて低発熱、省エネ、ゲームのフレームレートはi5-10400Fのほうが良いとなると、メモリが2666なのを差し引いてもこっちを買ったほうが良い気がしてきた…
AMDさん、ゲーム配布のキャンペーンが本当に美味しいですよね(※ゲームもらえるからNavi GPU買ってるくらい)。
それなのにインテルさんは、「うちはゲームに強いよ。」アピールしておきながら、微妙なゲーム配布が多いのは何故なのか・・・。
まぁ殿様ですしインテルは
ryzenが無かったらいくらで売られていたことやら・・・恐ろしい・・・
AMDに感謝しつつこっち買います
ゲーム性能で3600上回るにはZ490マザー+3200以上のメモリが必要なので、総額で考えると微妙なので、H470/B460のメモリの2666縛りは無くして欲しかったですね。
それだけではなく、多くのH/BマザボはIntelの規範に従ってPL1/PL2を制限するので、CPUのマルチ性能がPL1/PL2制限無しのZ490マザボに使うことより大幅に落ちます。
やかもち様
毎回、丁寧な検証お疲れ様です。
i5 10600KFが日本発売すればそちらも比較お願いします。
handbrakeのx265エンコードの結果ですが、軸と棒グラフの値が合ってなくないですか
ご指摘ありがとうございます。
x265エンコードのグラフに限らず、2軸グラフは「見やすさ重視」で軸を調整しています。ただ、ご指摘のx265エンコードのグラフは見づらい気がしたので、上下ともに60 fpsで調整しました。
Intelはハイエンドよりミドルとローエンドが強いですね
やかもち様、いつも楽しく読ませてもらってます。
さて、10th Comet Lake Sはいまだに14 nmプロセスとのことですが、intel製cpuの脆弱性の問題は解消されたのでしょうか。ソフトウェアでの対策も処理性能に影響が出るものがあり、そもそもシリコンベースでの改良が必要なものもある、ときいたのですが。
神経質すぎるのもよくないとは思うのですが、きになります。
Intel製CPU、AMD Ryzenどちらも何かしら新しい脆弱性は発見され続けていて、気にし出すと泥沼にハマってしまいます。対策されても次から次へと新しい脆弱性が、これからも発見され続けます。
なので、ふつうに個人で使う分には、個人でできる程度のセキュリティ対策に務めるのがベストと考えています。
・Windowsアップデートをする(品質改善アプデだけでも可)
・セキュリティリスクの高いウェブサイトを覗かない
・定期的にAdwCleanerでアドウェアを駆除する
・外出先で使ったUSBメモリは、スタンドアロンのPCで動作チェック
・BIOSアップデートをする(これは好みで・・・)
こんなところです。
b450とz490の価格差がねえ…
cpu単体のコスパはi5だけどトータルで見るとどうしてもRyzen有利よね
定格運用限定ですが、Core i5 10400F程度ならZ490ではなくB460マザーボードで全然良いと思いますよ。ASRock B460M Pro4とか、かなりコスパの良いマザーボードです。
こんにちは!
すいません?
cpui510400Fと、グラフィックカード、
なに良いのですか?
GTX3070でわ、動きますか?
しかしZ490でないとPL1制限等で性能がこの記事よりも落ちますが……
1年遅れでようやく勝負の土俵に上がれる状況になったんですね
それでもzen3が控える中この価格で手を出す事はないですがzen3発売後に価格が落ちれば選択肢としてはアリかな?
zen3が出ればzen2も値段下がるだろうし、そのときに3600と比べて10400Fどうかなあって感じやね
この記事をよんで自作しようと思い、調べてみたのですがasrockb460m pro4が売り切れでMSI B460M-A PRO にしようとおもうのですがAがつくと何かきをつける点はありますかね?
メモリaodata2x8 16GB 2666
にしようとおもうのですがメモリ使えますかね?
メモリはDDR4-2666なら、だいたい問題なく使えます。A-DATAさんの安いやつはチップの製造元がよく分からないので、信頼性を重視するなら無難に「Crucial by Micron」のメモリを選んだほうが良いです。
MSI B460M-A PROは、値段なりのスペックです。B460M Pro4はツクモ通販だと在庫がありますね(→ ASRock B460M Pro4(ツクモ通販))。
返信、オススメまで教えて下さりありがとうございます。是非買ってみます
いつも検証お疲れ様です。今度はこの価格設定につられてRyzen3600が値下がりしないかとか期待してるんですが、マザボとかのトータルのコスパではまだ負けてないからZEN3が出るまでは意外と値下がりしないのかもですね…
i9 10900Kやi3 10100ではintelの駄目っぷりがにじみ出ていたので、「第10世代、もはやこれまでか」と失望していたのですが、このi5 10400Fでその失望が覆されました。
まさか省電力性でR5 3600に勝つなんて…!14nmが7nmを下すとは、恐れ入りました。
AMDはこの事態に、Zen3でどう対処するのかも気になります。
良いと思うんだけどLGA1200のATXマザーボードが高いんすわ…
14nmで7nmのRYZEN5 3600無印より20Wも低い消費電力はかなり衝撃ですね。
同じ7nmなら多少低い程度と思っていましたので・・・
TSMC 7nmで作っていたら8コア16スレでも3600の半分以下TDP35~40Wで、4.5~5GHzでも50~65W程度でまだRYZEN5 3600未満に収まっていた可能性あるデータですね。
記事お疲れ様です。
この前R5 3600を買ったばかりなので、こちらのほうが良かったかな…?
と思いながら拝見しました。
個人的にはクリエイティブタスクが多めなので、結果として3600を買ってよかったかなという感じです。
当方B450 Steel Legendで運用していますが、将来的には上位の3700X、3900XにCPUを付け替えて延命できたりすることを考えると、Ryzen選ぶ余地はあるのかなと思いました。Ryzen4000番台に対応するかは怪しいですが、それでも大幅パワーアップにはなるかと思いました。
価格で拮抗するRyzen5 3500の駄目っぷりがさりげなく、浮き出ていますね・・
事前にリサーチせずに、何となく評判いいので同じ価格でRyzen、みたいに選ぶと痛い目をみますね。
同じRyzenでも3300Xはおろかモンハンなどは3100にまで大幅に負けてるのは衝撃です。
3700xが3600にいくつか負けている項目がありますが、どういう理由が考えられるのでしょうか?
理論上、Ryzen 7 3700Xは、Ryzen 3 3300Xとほぼ同レベルか若干上回る性能になるはず。なので、測定に何らかのミスがあるかもしれないです。特に、
・ARK
・FF14
・モンハン
この3つは再テストが必要ですね。
多分、測定中にWindows Updateが強制的に動いたか・・・他のゲームプラットフォームがゲームのアップデートを実行してしまった・・・が考えられます。
なるべく早急に修正します。
一部のゲームで9400Fが異常に低いFPSを出してますが理由はありますか?
例えばモンハンなどです
昔のレビューと傾向が変わっているのが気になります
ゲームそのもののバージョン違いや、単にマルチスレッドが要求されているかどうか?の影響もあります。
モンハンなどは、コア数ではなくスレッド数もかなり要求されています。
少し言い方が悪かったかもしれません
確かにスレッド数が要求されるのはその通りだと思います
ただ、モンハンなどで9400Fが10400Fや3600に30%も劣るのは不自然に見えます
https://chimolog.co/bto-cpu-ryzen-5-3600/#i-11
以前のレビューを見ると9400Fが3600を1.2%上回ってます。逆転しています
同じCPUの比較でも以前と今回で大きな差が出てます
時間が経って9400FのFPSが30%も落ちることってあるのでしょうか?
ちなみに同じことがRainbow Six Siegeでも起きてますが、測定ミスではなくバージョンの違いでしょうか
やっぱりIntel ゲーミング強い
ところでDoom Eternalとかの新しめのゲームのベンチマークはしないんですか?
メモリクロックを両方DDR4-2666にしといて10400FとRyzen 3600のゲーミング性能比較するのはちょっと微妙な気が…
同じメモリクロックだとCoreの方がゲームで上回っても、実際にはDDR4-2666の10400FとDDR4-3200やDDR4-3600のRyzen 3600で比較するとRyzenの方がゲームで上回る場合も多いようですし。
Ryzenが定格でより高いメモリクロックに対応していて、安いMBでもメモリOCできる、というのも性能のうちでは?
出来れば、Ryzenの方はメモリクロック3200や3600のものもデータを載せていただきたかったです。
高クロックのメモリが特段高いわけでもないですから。
> 「安いMBでもメモリOCできる」
これが多分に誤解を招きやすい表現なので、少なくとも「CPU本体のレビュー」では扱わないことにしました。
「メモリのレビュー」や「メモリOCの効果検証」など、メモリを主体としたレビューで検証する予定です。
3600完敗じゃん
4600に期待
Ryzen結構やるじゃんムードの中で発売された第8世代の8700Kや8400などで
「やっぱIntelだな」ってなった直後の第9世代ですかさずこれを出せていれば
ミドル帯でのIntelの地位は不動だったのにな
単純な性能比較で3600と10400Fだったら10400Fだけど、一年も前に3600が出ていたら勝負にもならない
出し惜しみダメ絶対
i3 i7 i9 特にi9がアレな出来だった分、i5は健闘してますね。
消費電力の項が興味深くて、消費電力の高いR5 3600の電力量と低いi5 10600Fの電力量ではR5 3600のほうが低いところ。Ryzenの低電圧化で電力が下がるからIdleでも電力は小さいでしょうか。もしかするとシステムの価格差はRYZENに軍配が上がるような?
> システムの価格差はRYZENに軍配が上がるような?
オーバークロックを自由にしたい場合は、Ryzenの方がマザボのコスパが良いですね。ただ、オーバークロックの伸びしろが少ない上に、発熱の関係でCPUクーラーにも投資する必要があるため、結局トントンになるかと。
定格運用の場合は、両者にさほどコスパの差はあるようには見えません。B460マザボは1万円台でけっこうコスパ良い板がありますし(※B460M Pro4など)。
ただ、メモリOCまで含めると、Ryzenに軍配が上がります。(運が良ければ)安価なB450板とOCメモリで、DDR4-3600程度は割と狙える可能性があるので、うまく行けばコスパが良いです。(※うまく行けば・・・という前提)
Valorantというゲームのfps測定もして頂けると有り難いです!!!
やかもち 様
検証マザボにz490を使われているのは手元にあるからというだけでしょうか?
intelのcpuを定格運用するならzシリーズでなくてもいいですか?
平均フレームレートの表を見る限り全てが144fpsは出せてしまっている様なので、「ゲーミング性能」とざっくりではなく、例えば「リフレッシュレート240hzのモニター所持者への選択肢」等としていった方が分かり易い様な気がします
やかもち様
記事で10400fはソルダリングとグリスが混在しているとありますが、何か見分ける方法はあるのでしょうか?
ASRockなどのBFBテクノロジーは検証する予定はありますか?