GTX 1080 Tiを超える性能を持つ「NVIDIA Titan XP」をまとめ

2017年4月に米NVIDIAはGTX 1080 Tiを超える性能を持った、一般向けGPUで最上位の「Titan XP」を発表。5月時点では、NVIDIAの公式ページで直販モデルが購入できるのみで、各ベンダーからOCモデルなどは出ていない。

ただ、いずれは販売されると思うので、この記事ではTitan XPのスペックなどについてまとめてみる。

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NVIDIA Titan XPのスペック

項目Titan XPGTX 1080 TiTitan X (Pascal)
CUDAコア数384035843584
テクスチャユニット数240224224
ROP数968896
コアクロック1481 MHz1481 MHz1417 MHz
ブーストクロック1582 MHz1582 MHz1531 MHz
TFLOPS(FMA)12.1 TFLOPs11.3 TFLOPs11 TFLOPs
メモリクロック11.4Gbps11Gbps10Gbps
GDDR5XGDDR5XGDDR5X
メモリバス帯域幅384-bit352-bit384-bit
メモリ帯域幅547.7 GB/s484 GB/s480 GB/s
メモリ容量12GB11GB12GB
TDP250W250W250W
GPUGP102GP102GP102
トランジスタ数12億個12億個12億個
ダイサイズ471mm2471mm2471mm2
プロセスルールTSMC 16nmTSMC 16nmTSMC 16nm
発売日(US)2017/04/062017/03/102016/08/02
希望小売価格$1200$699$1200

2017年5月時点で、一般向けの最高性能を持つGPUが「GTX 1080 Ti」で、4Kゲーミングの定番になっている。しかし「Titan XP」のスペックは様々な面でその1080 Tiを超えているのが分かると思います。

CUDAコア数は3584個から約7%増えて3840個に。テクスチャユニット数も過去最高の240個になり、ROP数もPascal Titan Xと同等の96個。

コアクロックとブーストクロックはGTX 1080 Tiと同じだが、Pascal Titan Xと比較するとちゃんと増えている。VRAMの性能も、11.4Gbpsで動作するGDDR5Xを12GBも搭載し、メモリ帯域幅は秒間547.7GBと圧倒的なスピード。GeForce 10 シリーズでは最高の水準だろう。

GPUの性能が端的に分かる理論性能(TFLOPS)は12.1TFLOPsに達し、GTX 1080 Tiの11.3TFLOPsを約7%ほど更新した。

なお、表に記載するのを忘れていたが、外部電源コネクタは「8 pin + 6 pin」です。

「%」で性能比較

項目Titan XPGTX 1080 TiTitan X (Pascal)
CUDAコア数107.1%100.0%100.0%
テクスチャユニット数107.1%100.0%100.0%
ROP数100.0%91.7%100.0%
コアクロック104.5%104.5%100.0%
ブーストクロック103.3%103.3%100.0%
TFLOPS(FMA)110.0%102.7%100.0%
メモリクロック114.0%110.0%100.0%
メモリ帯域幅114.1%100.8%100.0%
メモリ容量100.0%91.7%100.0%

%で比較すると、ほとんどのスペックにおいてGTX 1080 Tiを更新しているのが分かりやすい。理論性能はPascal世代のTitan Xに対して10%、GTX 1080 Tiに対しては概ね7%ほど向上。一般向けGPUでは、ほぼ確実に現行最強クラスの性能です。

Passmarkスコアは過去最高

Passmark社が公表しているベンチマークデータにおいても、14894点をスコアして一般向けGPUでは最強の座に。長らくPassmarkで1位を守ってきた「Quadro P6000」の13473点から軽く10%はスコアを更新している。すごい性能だ…。

リファレンス・デザイン

いつも通り、Titanらしい無骨で真っ黒な筐体デザイン。ボディにはダイカストを使って鋳造されたアルミニウムが採用されており、高い放熱性を実現するという。

※ダイカスト(Die Casting)は、金型に溶けた金属を注入して金属製品を製造する方法。

Titan XP 外観

最大で4-way SLIに対応

当然のことかも知れないが、Titan XPはSLIに対応している。最大で4-way SLI(4枚刺し)に対応しており、4Kゲーミングだけでなく、VRゲーミングにも耐えうる性能を持つことを示唆させる。

NVIDIA 直販サイトより

NVIDIA Titan XP まとめ

2017年5月時点においては、間違いなくTitan XPは最強クラスの性能を持つグラフィックボードだ。GTX 1080 Tiと同様に、シングルGPUで4Kゲーミングを実現する最適解になりうる製品です。

しかし、直販サイトにおける販売価格は1200ドルとなっていて、1080 Tiの699ドルと比較すると少々高いのが現実。理論性能は7%、Passmarkスコアは13%と、確実に性能は更新しているものの、更新した性能に対して上昇した価格が高すぎるのが難点。

価格を考慮しなければ、一般人が入手できるGPUでは唯一、GTX 1080 Tiの上をゆく最強GPUという評価は可能ですが。

Titan XPの入手方法

日本Amazonで購入できます。が、価格が25万円と異様に高い。米国Amazonでは1400ドルほどで入手できるため、個人輸入に慣れている人は米国で買ったほうが良いでしょう。

とは言っても25万円は盛り過ぎですよね…。直販サイトでは1人あたり2枚しか購入できないという制限があるが、それを考慮しても25万って。為替や送料などを考慮しても18~19万円くらいじゃないと手は出せないな。

以上、GTX 1080 Tiを超える性能を持つ「NVIDIA Titan XP」をまとめ…という話でした。

今後の行方

NVIDIA Titan XPは確かにすごい性能ですが…。AMDが2017年夏頃に投入する予定の「Vega Frontier Edition」が、次元の違う圧倒的性能を見せつけています。

その性能はTitan Xpに対してとりあえず約30~70%も上回っており別格です。Vega世代が市場に投入されてから、Titan Xpの立ち位置が明確になっていくと思うので、今はそこまで必要性が…というのが正直な評価です。

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