台湾の老舗PCケースメーカー「Lian Li(リアンリ)」から、新作PCケース「LANCOOL II」がリリースされました。美しいLEDライティングに目が行きがちなPCケースですが、両開きのガラスパネルや可動するギミック構造など。優れた機能性もアピールするLANCOOL IIを詳しくレビューします。
「LANCOOL II」の仕様とスペック
LANCOOL IIは、同社のPCケース「LANCOOL One」の後継モデル的な位置づけのように思えて、実際の設計やデザインではまったくの別物になっているので後継モデルを期待して購入する方は注意してください。
スピンオフモデルと考えた方がしっくり来ます。
Lian LiLANCOOL II | ||
---|---|---|
筐体の素材 |
| |
パネル | 吸音材などは無し | |
マザーボード | E-ATX / ATX / MicroATX / Mini-ITX※E-ATXは横幅280 mmまで | |
電源ユニット | ATX電源 / 奥行き210mmまで※3.5インチベイの位置調整でさらに余裕を取れます | |
グラフィックボード | 最大384 mm※フロントパネルのラジエーターとの干渉を含めず | |
CPUクーラー | 全高176 mm | |
対応ラジエーター | トップ(天面) | 240 mm |
フロント(前面) | 360 / 280 / 240 mm | |
リア(背面) | – | |
対応ケースファン | トップ(天面) | 140 / 120 mm x3 |
フロント(前面) | 140 x2 / 120 mm x3 | |
リア(背面) | 120 mm | |
ボトム(底面) | 120 mm x2 | |
付属ケースファン | トップ(天面) | 120 mm |
フロント(前面) | 120 mm | |
リア(背面) | 120 mm | |
電源トップ | – | |
防塵フィルター | トップ / ボトム | |
拡張スロット | 7 | |
ドライブベイ | 5.25インチベイ x0 | |
3.5インチベイ x3 | ||
2.5インチベイx4 | ||
インターフェイス類 |
| |
サイズ | 横幅229 x 高さ494 x 奥行き478 mm | |
重量 | 12.6 kg | |
保証 | 3年間 |
スペック表をわかりやすくまとめました。フロント側のドライブベイを排除して、奥行きを抑えながらも大型PCパーツとの互換性を確保しています。マウントベイは3.5インチが3つ、2.5インチは4つです。5.25インチはありません。
最近流行りの魅せるPCケースとして、トレンドにしっかりと追従したデザイン(スペック)です。では実際にLANCOOL IIを見ていきましょう。PCケースはスペックを解説するより、実際に見たほうが理解が早いはずです。
LANCOOL IIを開封レビュー
デザインと外観をチェック
LANCOOL IIが描かれた頑丈な段ボールに梱包されて届きました。
中身は分厚い発泡スチロール製の梱包材でハンバーグ状態。段ボール含めて梱包材たちは引っ越し時にも使えそうなので、捨てずに置いておくと良いです。
外観※クリックで拡大します | |
---|---|
デザインは全体的に洗練されています。厚み0.8 mmのスチール製のシャーシはまったく安っぽさを感じさせないし、4.0 mmの強化ガラスを使った両側パネルは高級感抜群です。
フロントパネルの下部には「Lian Li」のロゴが描かれたアルミニウム製のプレートがはめ込まれています。ロゴは削り加工で描かれ、光の加減によって印象が大きく変化する仕様です。
トップパネル(天面)には、マグネット式の防塵フィルターが取り付け済み。フィルターの内側にマニュアルが入っていました。
ボトム側(底面)は高さ2.2 cmの足があります。足にはデスクへの負担を考慮して傷防止用のマットが貼り付けてあり、適度な滑りやすさで位置を動かしやすいです。
インターフェイス類
インターフェイスはトップパネルのフロント側に用意されています。
- LED切り替え(固定色)
- LED切り替え(グラデーション)
- リセットボタン
- 起動ボタン
- 3.5 mmオーディオプラグ
- USB 3.0
- USB 3.0
- USB Type-C(別売りのオプションが必要)
内容はPCケースのインターフェイスとしては、必要十分です。LED切り替えボタンを使えば、フロントパネルのLEDライティングをボタンひとつで調整できます。
付属品を紹介
付属品※クリックで拡大します | |
---|---|
小ネジ(29個)2.5インチベイ / マザーボード固定用 | |
小ネジ(12個)3.5インチベイ固定用 | |
小ネジ(4個)電源ユニット固定用 | |
防振ゴムと小ネジ(8個)2.5インチベイ用 | |
スタンドオフボルト | |
長ネジ(8個)120 mmファン用 | |
タイラップ(2個)ケーブル配線用 | |
結束バンド(10個)ケーブル配線用 | |
説明書 |
ネジがたくさん付属します。3.5 / 2.5インチベイ用、マザーボード用、電源ユニット用、120 mmケースファン用まで。PCケースにパーツを取り付けるために必要なネジはすべて揃っています。
説明書は必要な情報だけがイラスト付きでまとめてあり、驚くほど分かりやすいです。ウェブサイトのマニュアルを一切見ずに、付属の説明書だけで組み立てを進められました。
オプションアイテムについて
LANCOOL IIには、デザイン性や機能性をさらに強化するためのオプションアイテム(別売り)も用意されています。グラフィックボードを縦置きに固定できる「LANCOOL II-1X」が主なアドインアイテムです。
フロントパネルのUSB Type-Cを使うためのケーブルや、3.5インチベイをホットスワップ対応に変換するためのキットなどもあります。今のところはAmazonのみ取り扱いがある状況です。
ケースの構造と拡張性をチェック
各パネルのギミックと構造
ここからはLANCOOL IIのギミックや構造を見ていきます。
フロントパネルはつかみやすいように凹んだデザインになっています。勢いよく引っ張るとフロントパネルを簡単に取り外し可能です。
フロントパネル内部にはLEDライティングがびっしりと詰め込まれ、LEDコントロール用の端子から信号を受け取るための接点もありました。
サイドパネルはマグネット式なので、軽い力で引っ張ればかんたんに開きます。フロントパネルには120 mmファンが取り付け済みです。140 mmファンを最大2個、120 mmファンを最大3個まで取り付け可能。
強化ガラスを採用する4 mmの分厚いサイドパネルは、上にスライドさせるだけで取り外しができます。
両側のサイドパネルを外しました。組み立て時はサイドパネルを外したほうがラクです。
下部側面のシュラウドパネルもマグネット式で、引っ張るだけで簡単に開きます。
シュラウドパネルを外すと3.5インチベイにアクセス可能です。
反対側もマグネット式のシュラウドパネルになっていて、こちらからは3.5インチベイの位置調整や、電源ユニットの取り付けができます。
トップパネルの防塵フィルターも、やはりマグネット式です。簡単に取り外せてラクですし、水洗いもサッとできます。
底面の防塵フィルターは引っ掛けスライド式でやや硬めです。それでも取り外しにはほとんど苦労しません。
PCケース側のコネクタ類
内部ケーブル※クリックで拡大します | |
---|---|
ARGB(3 pin)コネクタフロントパネル用 | |
SATAコネクタフロントパネルの給電用 | |
ARGB(3 pin)コネクタLEDライティング増設用 | |
USB 3.0コネクタインターフェイスパネル用 | |
ピンヘッダ類電源ボタンなど | |
オーディオコネクタインターフェイスパネル用 |
PCケース内部に生えているケーブルは全部で6種類です。ARGBコネクタとSATAコネクタは、フロントパネルのLEDライティングを機能させるために必須なので、光らせるなら必ず接続しましょう。
もう1本のARGBコネクタは、LEDストライプなど他の光るパーツを使う場合につなぎます。なお、LANCOOL IIのARGBコネクタはすべて3ピン仕様になっているので、マザーボードによっては使えない場合があります。
事前にマザーボード側のARGBコネクタが「3ピン」仕様かどうかをチェックしておきましょう。
ストレージ用のマウントベイ
底面に位置する3.5インチベイは、ツールレス機構を採用。指で引っ張るだけでドライブを取り出せます。
付属の小ネジで両側側面からネジ止めして、HDDをマウントベイに固定します。
そして押し込んでもとに戻し、HDDの取り付けが完了です。何も難しいところはないですね。
2.5インチベイは反対側のシュラウドパネルに2つ、PCケースの側面に2つ(↑写真)にネジ止めされています。
マウントベイを取り外し、SSDを底から小ネジで4箇所とめて固定完了。
元の位置に戻します。SSDの取り付けもスマートでいい感じです。
電源ユニットの取り付け
電源ユニットの空きスペースは、出荷時だと最大210 mmも確保されています。ハイエンド電源ユニットも入る大きなスペースですが、配線の分を考えると実際には30 ~ 50 mmほど余裕が必要です。
試しに奥行き180 mmの「Toughpower iRGB PLUS 1200W PLATINUM」を取り付けてみた。取り付け時は電源ユニットのファンを底面に向けて、裏側から付属のネジで4箇所を固定します。
予想通り、ケーブル用のスペースがギリギリになったので、3.5インチベイのネジを外して横にスライドして調整しました。3.5インチベイをかなり自由に動かせるため、ほとんどの電源ユニットを余裕で収納できます。
マザーボードを組み込む
LANCOOL IIはE-ATXサイズのマザーボードまで対応。
E-ATXに対応させる場合は、配線用のバーをいったん取り外して左右反転してセットし直すと、最大で横幅280 mmまでのマザーボードに対応できるフレキシブルなギミックを採用しています。
マザーボード用のスペーサーは、最初からすべて取り付け済み。個人的にスペーサーを取り付ける作業はとても面倒くさいと感じているので、取り付け済みは嬉しい仕様です。
ASRock X570 Taichi(ATXサイズ)を組み込んでみた。問題なく取り付けができます。
CPUクーラーのクリアランス
CPUクーラーの高さ(クリアランス)は、仕様に書いてあるとおり「176 mm」でした。Noctua NH-D15やASSASSIN IIIなど、大型空冷CPUクーラーも安心して搭載できます。
グラフィックボードのクリアランス
拡張スロットは全部で7スロットです。1スロットごとにネジで固定されています。
全長30 cmを超える巨大なグラフィックボード「MSI RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」を取り付けてみた。仕様どおり最大384 mmまで対応しているため、クリアランスにまったく問題はありません。
ただし、分厚いラジエーターをフロントパネルに取り付ける場合は、ラジエーターの厚みの分だけクリアランスは減ってしまうので注意してください。
ラジエーターの設置スペース
対応ラジエーター | トップ(天面) | 240 mm |
---|---|---|
フロント(前面) | 360 / 280 / 240 mm | |
リア(背面) | – |
ラジエーターはトップパネル(天面)に240 mmサイズ、フロントパネルは360 / 280 / 240 mmサイズに対応しています。
厚みはトップパネル側は60 mmくらいまで行けそうですが、マザーボード上のコンポーネント(ヒートシンクの高さなど)によっては干渉するかもしれないです。フロントパネル側は110 mmまで対応しています。
60 mmの分厚いラジエーターを取付可
では、実際にEKWBの大型ラジエーター「EK-CoolStream XE 360(Triple)」を取り付けてみます。
EKWBのEKシリーズは厚み60 mmを誇る大型ラジエーターで、冷却フィンなどの素材に純度90%の銅(Copper)を採用しています。静圧の強いファンを使えば、同サイズで最高クラスの冷却性能を発揮する優秀なラジエーターです。
フロントパネル側にラジエーターを搭載するので、まずは「ファントレイ」を取り外します。ファントレイは左右2箇所からネジで固定してあるので、ネジを外せば簡単に取り外し可能です。
ファントレイを外しました。ただし、このままでは厚み60 mmのラジエーターは到底入り切らないので、LANCOOL IIのギミックを利用します。
実は、3.5インチベイのすぐ上に位置するシュラウドパネルは、たったネジ1本で取り外し可能です。
シュラウドパネルを取り外し、3.5インチベイの位置をグイッと押し込んで調整すれば、最大で110 mmのクリアランスを確保できます。冷却ファンはファントレイの外側に取り付けるので、内側には60 mmのスペースがあればOKです。
厚み60 mmのラジエーターが入りました。
LANCOOL IIに付属する長ネジ(120 mmファン用)を使えば、ケースファンごとラジエーターをファントレイ側に固定できます。シングルラジ構成なら、本格水冷も比較的組みやすいデザインです。
簡易水冷クーラーを取り付ける
次は、スタンダードな240 mmサイズの簡易水冷クーラー「Corsair H100i Pro RGB」を取り付けてみます。
ファントレイから付属のケースファンを取り外しておきます。
ラジエーターをファントレイに固定して完了です。
ラジエーターを2つのファンで挟みたい人や、ファンを外側に取り付けて内側のクリアランスを広く取りたい人は、長ネジを使ってケースファンごとラジエーターを固定すれば問題ありません。
LANCOOL IIでPCを組んでみた
裏配線は意外と余裕があります
裏配線スペースには、配線を隠蔽するためのケーブルカバーが2つ、ネジで止めてあります。配線をするときはジャマになるのでいったん外しておきます。
ケーブルカバーを外しました。
配線用のケーブルホールはトップパネル側に3箇所と、フロントパネル側に大きく1箇所、合計で4箇所あります。テキトーでも普通に組めますし、ていねいにやればビシッと決められるデザインです。
配線を通したらシュラウドパネルを閉じます。シュラウドパネルのマグネットはかなり強力で、裏配線スペースから少しケーブルがはみ出ていても問題なく締まります。
ケーブルホールから配線を引っ張って、各種パーツに接続しました。
基本的にケーブルホールの位置がよくできているので特に苦労はしませんが、マザーボードのCPUコネクタはトップパネル側のケースファンと重なる位置にあります。慣れてないとコネクタが挿しにくいので、組み立て時はケースファンを外しておくと良いでしょう。
組み立て完了 & LEDライティングを眺める
取り外したケーブルカバー、シュラウドパネル、左右のガラス製サイドパネル、フロントパネルをすべて元に戻して完成です。
組み込み後の印象はショーケースのようで、スタイリッシュな雰囲気です。
電源を入れるとさっそくフロントパネルのLEDライティングが点灯しました。
LEDライティングは初期設定では、7色の美しいグラデーションでした。トップパネル側のインターフェイスにある「LED切り替えボタン」で、グラデーションや固定色を切り替え可能です。
LEDライティング(固定色)は全部で7種類です。とても美しいのですが、イエロー純色は用意されていないのが惜しいです。
グラデーションは全部で6パターン + 無点灯モードがありました。規則正しく点灯したり、上から下へとテトリスのように光が充填されていく特殊なパターンまで、バリエーション豊かで飽きさせないライティングです。
まとめ:デザインと機能性の両立がGood
「LANCOOL II」の微妙なとこ
- 単色LEDモードに「黄色」がない
- 付属のケースファンはやや騒がしい
サイドパネルはフロントパネルを外さないと開けにくい- シュラウドパネルのファン取り付けは干渉に注意
非常に完成度の高いPCケースなので、弱手を探すのは少し苦労しました。なんとか頑張って絞り出したLANCOOL IIの弱点は以上の4点です。
値段の割にはスゴイので仕方がない部分もありますが、付属の120 mmケースファンは静音性には優れません。風量はあるのでケース内の冷却に役立っています。でも静かとは言えないので、静音にこだわるなら交換をおすすめします。
サイドパネルはマグネット式でかんたんに外せますが、デザイン重視で完全にフラットな表面になっているため、フロントパネルを外さないと開きづらいです(薄いモノサシを刺して開けてます)。
背面からPCケース下部のシュラウドパネルを外せば、サイドパネルを簡単に開けられます。コメントで教えていただいた読者さんに感謝です。
シュラウドパネル(電源ユニットの直上)には、120 mmケースファンを2つ取り付けるスペースがありますが、ここにファンを付けるとマザーボード下部のコネクタ類とかなりの確率で干渉します。
とはいえ、わざわざケースファンを付けるような位置でもないので、大したデメリットではないです。
「LANCOOL II」の良いところ
- 利便性に優れた可動するギミック構造
- 両開きの強化ガラス製サイドパネル
- 厚み0.8 mmの頑丈なスチール製シャーシ
- 水冷用ラジエーターの高い自由度
- 配線を隠すためのケーブルカバー
- 美しいフロントパネルのLEDライティング
- 広々としたスペースで高い互換性を実現
- 必要十分なインターフェイス類
- マグネット式の洗える防塵フィルター
- 通気性に優れたフロントパネル
- ストレージは最大で7台まで対応
- 魅力的なオプションアイテム(※別売)
- ケースファンが3つ付属
- カラーリングは2モデル用意(黒と白)
- 内容に見合った価格設定
LANCOOL IIは本当によくできたPCケースです。ざっくりと言うなら「デザインと機能性の両方をうまく両立した」PCケースと評価できます。
デザインの素晴らしさは言うまでもないです。フロントパネルのLEDライティングは、単色・グラデーション・無点灯の合計14パターンあり、ボタンひとつで切り替えができます。扱いやすく、LEDは美しいです。
素材も1万円前半のPCケースとしては優秀です。厚み0.8 mmのスチール製シャーシは、安物PCケースにありがちな薄っぺらさは皆無で、指を曲げて叩くとコンコンと硬い音が響きます。
厚み4.0 mmの強化ガラスパネルはPCケース内部がハッキリとよく見え、内部のLEDライティングもとてもキレイに映えます。
そしてLANCOOL IIの特にスゴイところは、数々の「実用的な可動ギミック」の実装です。配線用のホールバーを回転させてE-ATXマザーボードに対応し、取り外しできるシュラウドパネルで、フロントパネルには最大110 mmのラジエーターを搭載できます。
他にも、裏配線をすっぽりと隠蔽する取り外し可能な2つのケーブルカバーや、ツールレスにPCケースを閉じられるマグネット式のサイドパネルと左右のシュラウドパネルなどなど。
とにかく実用性に優れた可動ギミックとケースデザインに感動です。組んでいる間はついつい「なるほど、これは便利。」「引っ掛け式のサイドパネルとかもう使いたくないかも。」と、口から感想が漏れるくらいに感動してます。
以上「LANCOOL IIをレビュー:デザインと機能美の秀逸な完成形」でした。
5インチベイが欲しかった…。
いつも拝見しています。ケースもここまで詳しく解説してくれるともっとたくさんみたいですね。詳しく解説するのは大変だと思いますが、ケースを重点的にやってる人がほとんどいないので穴場かもしれませんね。
色んな商品を本当に製品紹介という感じで忠実に作りどういうケースかはよくわかる。
ただ記事やYouTubeでちょっとだけストラップ?ついてたりするけれどyacamochiさんがココこだわりポイント、デザイン重視や完全オリジナルケースを作る!ってのがあると面白いし、なによりデザインの参考になるのでそのうち出してほしいです。
下半分を背面側から開けてからガラスパネルの下から指を入れてひらくと前面パネルを開かなくても開けられますよ。
ご指摘ありがとうございます。試してみたら簡単に開けられました。追記しておきます。
最近は下面にファンが搭載出来ないPCケースが多いですが、エアフロー的には大丈夫なんでしょうか?