2020年10月13~14日の2日間に開催される「Amazonプライムデー」について、Amazonプライム会員歴7年の筆者がゆる~く解説します。
プライムデーの基本的なやり方(攻略法)から、おすすめなセール対象品まで、やや浅く広くまとめます。
Amazonが「プライムデー」を開催するわけ
- Amazonプライムデー(公式サイト)
Amazonプライムデーは、「プライム会員に贈る年に1度のビッグセール」です。プライム会員に贈ると書いてあるとおり、「Amazonプライム」を契約していないと、セールの恩恵を100%受けられません。
プライムデーに便乗したタイムセールなら、非会員でも恩恵はありますが、基本的にプライムデーを100%活用するならプライム会員の登録は必須です。
つまり、プライム会員に贈ると言いつつも、同時にプライム会員の新規加入をうながす目的で開催されているビッグセールですね。
4ヶ月前に7年目のプライム会員を更新しました。更新からたった4ヶ月で、配送料で32330円の節約、611ポイントの獲得です。すでに年会費4900円の元は余裕で取れています。
なお、Amazonプライムは配送料無料だけでなく、付属するサービスもめちゃくちゃ多いです。
- 一部の動画を無料で視聴できる「Prime Video」
- 一部のKindle書籍が無料になる「Prime Reading」
- 200万曲が聴き放題「Prime Music」
- Amazon Mastercardの獲得ポイントが「2%追加」
年会費4900円、月あたり408円のサービスとしては強すぎます。
なお、学生なら年会費2450円(月あたり204円)で同じサービスを受けられる「Prime Student」もあります。
プライムデーを100%活用する4つのキホン
プライム会員に登録:無料体験登録で「参加券」を得る
Amazonに登録してるショップが、プライムデーに便乗して行うであろう「通常のタイムセール」を狙うなら、非会員でも問題はありません。しかし、非会員だと・・・
- 送料無料
- プライムデータイムセール商品
- 先行開始プライムデー特選セール
- Amazon限定ブランド先行セール
- プライムデーポイントアップキャンペーン
- プライムデースタンプラリー
少なくとも上記↑6つの特典は受けられません。
特典内容 | プライム会員 | 無料会員 |
---|---|---|
通常送料 | 無料 | 350 円 ※2000円以下の注文 |
お急ぎ便 | 無料 | 360 円 |
日指定便 | 無料 | 360 円 |
当日便 | 無料 | 514 円 |
タイムセール | 30分前に参加 | 通常どおり |
そして「送料」も高いです。タイムセール商品は、カートに入れてから15分以内に注文を確定させる必要があります。
だから一括配送はできません。めぼしいセール品が多かった場合、思った以上に送料が高くつくため、送料無料のプライム会員が圧倒的に有利です。
ポイントアップに参加:3~7.5%のポイント還元
- 【プライムデー】ポイントアップキャンペーンに参加する(公式サイト)
公式サイトからポイントアップキャンペーンに参加すると、期間中にAmazonで買い物をするだけで3 ~ 7.5%のポイント還元です。
ポイント還元の条件 | 20000 円以上の買い物 |
---|---|
プライム会員なら | 3%還元 |
アプリで買い物する | 1%還元 |
Amazon Mastercardで買い物 | 1%還元 クラシック:2%還元 ゴールド:2.5%還元 |
還元率 | 3.0 ~ 7.5% |
10月13日~10月14日(23 : 59)の間に、Amazonで20000円以上の買い物をするだけで、キャンペーン終了から35日後※にポイント還元されます。
還元率は表にまとめた通り、最大7.5%(上限5000ポイント)です。
目当てのセール品があれば更に美味しいし、めぼしいセール品が無くても欲しいと思っていた商品をそのまま買ってしまえば、とりあえず実質割引で買い物ができてしまいます。
※ポイント付与は35日後です。つまり、ポイントをもらうなら最低1ヶ月はプライム有料会員になる必要があります(1ヶ月プランは500円)。
- Amazon Mastercard クラシック(公式サイト)
Amazon Mastercardについては、どれくらいAmazonを利用しているかで加入を考えてください。ぼくは通販での買い物金額の7~8割をAmazonに占めるので、Amazon Mastercardを使っています。
ちなみに、他にもAmazon利用で2%還元のクレカ(Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDなど)はありますが、ポイント還元のスムーズさと使い勝手の良さから、Amazon公式カードを選んでます。
買った商品が発送された時点でポイントが加算され、すぐに使えるのがAmazon公式カード最大のメリットです。
スタンプラリーに参加:抽選で最大20000ポイント
プライムデースタンプラリーは、条件を満たすとプレゼントが当たる抽選に参加できるイベントです。
プライムデースタンプラリー2020年9月28日 ~ 10月21日 |
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Amazonプライム対象品を1500円以上購入する |
Prime Videoで会員特典の動画を視聴する |
Prime Musicで音楽を聞いてみる |
Prime Reading対象の本を読んでみる |
プライム会員で使える無料サービスを使ってもらおう、という内容のキャンペーンですね。
1500円以上の購入は、プライムデーの買い物で達成できます。Prime Video、Prime Music、Prime Readingはすべて無料で利用できるコンテンツを見るだけでOK(※反映に最大24時間かかります)。
キャンペーン抽選で当たるモノ |
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20000ポイント(100名様) |
Echo Dot(2000名様) |
1000ポイント(3000名様) |
500ポイント(6000名様) |
スタンプラリーは参加するだけなら無料なので、やっておいて損はないです。
ほしい物リストに入れる:めぼしいセール品を狙う
- 「セールで値下がりしたら欲しい。」
- 「前からほしいと思ってた。」
などなど、めぼしい商品をピンポイントに狙うなら「ほしい物リスト」を活用してください。商品をほしい物リストに入れる方法は、↑3枚のスライドを見てください。
ほしい物リストに入れておくと、リストに入れた時点の価格から値下がりした時に、「価格が¥○○○円下がりました」と表示が出ます。タイムセール商品になっているかどうか、ひと目で分かります。
なお、スマホアプリ版だと値下がりしたとき、またはタイムセールが始まった時に通知を送ってくれます。
プライムデーを攻略する3つの方法
各セール会場へ:先行セールやメーカー特集も
プライムデーがいざ始まってからの、もっとも基本的な攻略は「各セール会場」をチェックすること。
メインのプライムセール会場以外に、5つくらい別のセール会場があるので↓まとめます。
プライムデー(10月13日~14日)が始まる前に、先行して開催されているセール会場が「【先行開始】プライムデー特選セール」です。
今回はHPのノートパソコン、All in 1タイプのパソコンや、NECや富士通のパソコンのリファービッシュ品(認定整備済み)が先行セールに登場。
もうひとつの先行セール会場は「【先行開始】Amazonブランド:限定ブランド」です。
こちらはAmazonブランドや、Amazon直販限定の商品のみセール対象(またはクーポンで値引き)に設定されています。
パソコン周辺機器で目玉は、Amazonベーシックのモニターアーム(※エルゴトロンのOEM品)です。
メーカー特集セール会場は今年は少なめです。パソコン周辺機器で関係がありそうなメーカーは「アイリス・オーヤマ」くらいでした。オフィスチェア、4K液晶テレビなど。
ギリギリ、パソコン周辺機器・・・ではないけどガジェットで有名な「Anker」も特集セールやってます。多すぎてキリが無いので一部だけ抜粋します。
- Anker PowerCore III Fusion 5000:2872 円(20% OFF)
- Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PD:4499 円(25% OFF)
- Anker Nebula Capsule II:47840 円(20% OFF)
- Anker PowerArQ2:48000 円(20% OFF)
- Anker PowerHouse:32370 円(35% OFF)
モバイルバッテリーやポータブル電源、USBハブやUSBドッグ、モバイルプロジェクターなどなど。手広いジャンルで20~50%の割引を実施する予定です。
「ウォッチする」:アプリで通知を受け取り
「タイムセール会場」に行って、気になるアイテムのウォッチするボタンを押すだけ。ボタンを押すと「ウォッチ中」という表示に切り替わります。
ウォッチしたアイテムはセール会場の下の方に、「ウォッチリストに入れたセール」と表示されています。
ウォッチリストに入れた商品は、セールが始まり次第Amazonアプリが通知を送ってくれます。
ちなみに、ほしい物リストに入れたアイテムも、値下げすると通知を送ってくれます。ウォッチリストとほしい物リストを併用しておけば、セールを見落としづらいです。
- 【Android】Amazon ショッピングアプリ(Google Play)
- 【iPhone】Amazon ショッピングアプリ(App Store)
悪質なセールを見抜く:プライストラッカーで賢く攻略
パソコンでAmazonプライムデーに参加する人は、ついでにプライストラッカー「Keepa」を使うと、悪質なセールに騙されずに済みます。
悪質なセールとは「やたらと高い参考価格で安く見せる」「セール前に値上げして、セール開始後に元に戻して安く見せかける」などが代表例です。
- 参考価格:¥
9800 - 価格:¥
6800 - セール価格:¥ 3800
- OFF:¥ 6000(61.2%)
このように3つも価格を表示されると、とてもややこしい。しかし、プライストラッカーを使えば、現在の価格が本当にセールされているかどうかが一発で分かります。
- Keepa Amazon Price Tracker(Chromeストア)
おすすめのプライストラッカーは「Keepa」です。無料で使えて、4つの価格(Amazon発送 / 新品の出品 / 中古品 / セール価格)を表示できます。悪質なセールを見抜くだけなら十分な性能です。
怪しい中華製品を消す:URLにコードを足すだけ
プライムセールが始まると、キーワード検索から「Prime Day」を絞り込んで検索ができます。しかし、いざ検索すると・・・画像のように、聞いたこともない怪しい中華ブランドで溢れてしまいます。
メーカー名で検索してもスポンサー欄に表示されてしまい、ハッキリ言ってうんざりです。なので、いったん検索したあと、URL欄に以下のクエリを追加しましょう。
&emi=AN1VRQENFRJN5
URLの一番最後に↑こちらのクエリをコピペして貼り付けて、Enterキーを押すと、
さきほどまで溢れていた中華ブランド製品が一掃され、Beats / Denon / audio-tecnicaなど、聞いたことのある有名ブランド製品のセール対象品だけが表示されました。
- &emi=:出品者を指定するURL
- AN1VRQENFRJN5:出品者がAmazon.co.jp
Amazonの国内倉庫にきちんと在庫を置き、国内倉庫から発送する商品を絞り込む、という仕組みです。かんたんに言うと「Amazon.co.jpが発送します」と書いてある商品に絞っているのです。
【パソコン関連】プライムセール対象商品まとめ
プライム会員限定で、ちょっとだけセール対象商品が公開されています。パソコン本体、PCパーツ、PC周辺機器を中心にセール対象商品をまとめて紹介します。
ノートパソコン
やや型落ちスペックな軽量薄型ノートパソコンがセール対象商品に入ってます。
パソコン周辺機器
Amazonベーシックのモニターアームは、エルゴトロンがOEM元(製造元)です。43インチの4Kモニターでかれこれ1年使ってますが、未だに微動だにせず安定してます。
セールで1万円ちょっとなら、ものすごくお買い得。
ゲーミングチェアの有名ブランド「AKRACING」が、定価4万円のチェアをセール予定。定価4万だと割高としか思えないチェアですが、セールで3万円台になれば悪くないです。
参考までに、直近のセール価格は約2.9万円です。
外付けハードディスクはバッファローから1点、セール対象になるとのこと。でも本音を言うと、バッファローのポータブルストレージ製品はあまり欲しくは無いかな・・・。
PCスピーカーにハマり始めた頃に使っていた、1万円台の定番PCスピーカー「Companion 2 Series III」がセールに登場予定。小さい割には低音が出るし、音場の表現も意外と悪くないです。
ただし、「1万円で、小型な割には」という但し書き付きの評価です。音質をそこそこ気にする人なら、一気に3万円台へ行ったほうが幸せになれます。
TP-Linkの格安WiFiルーターもセールに登場予定です。めっちゃ安いですけど、家の中でスマホ用やノートパソコン用に使うだけなら十分な通信性能です。
1万円以上のハイエンドルーターのように爆速とまでは行きませんが、Youtubeで動画をスムーズに見られるくらいで満足なら、C1200の性能で問題ありません。
LGの4Kテレビ(IPSパネル)もセール予定。ぼくは43インチの4Kモニターを使っているので、LGの4Kテレビをモニター代わりに使うのは割とアリだと思ってます。
画素ピッチのバランス、作業領域としての4K解像度を考えると、43インチがベストだと考えています。もちろん、PCデスクで43インチは大きいのでは・・・と賛否両論もあり、強く推奨はしません。
プライムデー開催中のキャンペーンまとめ
Music Unlimitedが4ヶ月99円
気づけば2年半も継続利用してしまっている神サービス「Amazon Music Unlimited」も、プライムデー期間中にセールキャンペーンを実施しています。
通常は月額780 円のMusic Unlimtiedが、キャンペーンで登録すると4ヶ月99円(97%割引)で聞けます。音楽をよく聞く人、Youtubeで曲探しが面倒になってきた人にとって、良いサービスです。
他社サービスと比較してコストパフォーマンスが高いのも大きなメリット。ストリーミングサービスの多くは、Amazonが運営するCDN「AWS」を使っているので、どうしても価格競争力はAmazonが最強になりやすいです。
Amazon自身の巨大マーケットのおかげで、曲数も2年半使ってきて不便に思ったことはありません。ほしい物リストに入れていたCDの多くがMusic Unlimtiedで聞けるおかげで、リストの95%が消化されるほどです。
使い勝手もかなり優秀。ぼくの場合はテキトーに新作プレイリストや、ジャンル別プレイリストを再生させて、たまに「いいなコレ。」と思った1曲を見つけます。
あとはMusic Unlimtiedでアーティスト名を検索して、アルバムを片っ端から聞いてます。Youtubeのマジョリティ寄りな関連動画よりも、Music Unlimitedの方が芋づる式で良い曲を発掘できます。
昔のYoutubeはマイナーなアーティストもどんどん関連動画に表示してくれて、使いやすかったのに。最近の関連動画はとりあえず人気な動画を表示するだけのポンコツです。
現金でAmazonギフト券を買うと「3%還元」
期間限定(2020年9月28日~10月14日)で、ギフト券をチャージすると最大3%のポイント還元キャンペーンを開催中。付与率は上記↑の表のとおりです。
プライムデーガイドは以上です
ここまでの解説で、おおむね2020年のAmazonプライムデーについて、基本的なやり方からセール対象商品(事前情報)まで。だいたい解説できました。
2018~2019年版と比較すると、やはり内容が大人しくなっています。ポイント還元は減っていますし、PCパーツ関連のセール対象も(現時点では)少ないです。
とはいえ、実際にプライムセールが始まってみるまでは分かりません。例年どおりの傾向では、ゲーミングモニター、ストレージ類(HDDやSSD)でセールが出やすいですが・・・今年は果たして?
以上「2020年のAmazonプライムデー【解説とおすすめセール品】」でした。
「サクラチェッカーにかける」も手順に入れるべきですね
プライムデーは怪しい中華製品も大量にあるので、この記事を参考にする人だと騙されるかも
keepaほんと便利ですね…
それとプライム会員が結構前からあったサービスなのも驚き
ツイッターにこの記事のツイートしないのですか?